JP2004249859A - 車載用計器 - Google Patents
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Abstract
【課題】筒状導光体の前端部から出射した光が拡散することを防止し、表示部の視認性を向上することができる車載用計器を提供する。
【解決手段】車両情報を表示する表示部11と、この表示部11の周囲を取り囲む筒状導光体30と、この筒状導光体30の後端部に配設されて光を出射する光源19とを備え、この光源19から出射された光が筒状導光体30を透過し、この筒状導光体30の前端部31から出射する車載用計器10であって、筒状導光体30には、前端部31から出射する光を偏光させる偏光手段40を設けた。
【選択図】 図3
【解決手段】車両情報を表示する表示部11と、この表示部11の周囲を取り囲む筒状導光体30と、この筒状導光体30の後端部に配設されて光を出射する光源19とを備え、この光源19から出射された光が筒状導光体30を透過し、この筒状導光体30の前端部31から出射する車載用計器10であって、筒状導光体30には、前端部31から出射する光を偏光させる偏光手段40を設けた。
【選択図】 図3
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、後端部側に配置された光源からの光を前端部から出射する筒状導光体で、表示部の周囲を取り囲んだ車載用計器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の車載用計器としては、図9(a)に示すようなものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
この車載用計器1は自動車等の車両の車室内に配設されており、車両情報を表示する表示部2と、この表示部2を取り囲む筒状導光体3と、この筒状導光体3の後端部に配設された光源4とを備えている。
【0004】
筒状導光体3は、光源4が照射する光を透過させると共に、前端部3aから出射する透光性を有している。
【0005】
そして、このような車載用計器1では、光源4から光が照射されると、この光は筒状導光体3を透過して前端部3aから出射し、筒状導光体3の前端部3aが光輝することとなる。
【0006】
【特許文献1】
特開平10−48003号公報(
【0013】、
【0019】、図2)
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上述の車載用計器1では、筒状導光体3の前端部3aから出射した光が拡散し、放射方向に出射していた。このため、前端部3aから出射した光がフロントウインドウ5やサイドウインドウ6に反射して、筒状導光体3がフロントウインドウ5等に映ってしまうという問題が生じていた(図9(b)、(c)参照)。また、このように筒状導光体3がフロントウインドウ5等に映るために、表示部2の視認性を阻害するおそれも生じていた。
【0008】
この発明は、上記問題に鑑みてなされたもので、筒状導光体の前端部から出射した光が拡散することを防止し、表示部の視認性を向上することができる車載用計器を提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明の車載用計器は、車両情報を表示する表示部と、この表示部の周囲を取り囲む筒状導光体と、この筒状導光体の後端部に配設されて光を照射する光源とを備え、この光源の照射する光が筒状導光体を透過し、この筒状導光体の前端部から出射するものであって、筒状導光体には、前端部から出射する光を偏光させる偏光手段が設けられていることを特徴としている。
【0010】
請求項1の発明によれば、筒状導光体の前端部に設けられた偏光手段により、この前端部から出射する光を所定方向に向かって出射することができる。これにより、筒状導光体の前端部から出射した光が放射方向に拡散せず、筒状導光体がフロントウインドウやサイドウインドウに映ることを防止できる。そして、筒状導光体がフロントウインドウ等に映らないので表示部の視認性の向上を図ることができる。
【0011】
請求項2の発明の車載用計器は、偏光手段が所定角度に向かって光を出射させるルーバー部と、このルーバー部の少なくとも前面側を覆う透明カバー部とを備えていることを特徴としている。
【0012】
請求項2の発明によれば、請求項1の効果に加え、ルーバー部により光を容易に偏光させて、所定の方向に出射することができる。
【0013】
また、ルーバー部の少なくとも前面側が透明カバー部で覆われているので、外観品質を向上させて見栄えを良好にすることができる。
【0014】
請求項3の発明の車載用計器は、ルーバー部が透光性を有する透光部と遮光性を有する遮光部とを備え、透光部と遮光部とが縞状に形成されていることを特徴としている。
【0015】
請求項3の発明によれば、請求項2の効果に加え、ルーバー部が縞状に形成された透光部と遮光部とを備えているので、光を所望の方向に向かって容易に偏光させることができる。
【0016】
請求項4の発明の車載用計器は、ルーバー部が透光性を有する透光部と遮光性を有する遮光部とを備え、透光部と遮光部とが格子状に形成されていることを特徴としている。
【0017】
請求項4の発明によれば、請求項2の効果に加え、ルーバー部が格子状に形成された透光部と遮光部とを備えているので、筒状導光体の前端部から出射する光の拡散をさらに抑制することができ、筒状導光体がフロントウインドウ等に映りにくくすることができる。
【0018】
請求項5の発明の車載用計器は、ルーバー部が透光性を有する透光部と遮光性を有する遮光部とを備え、透光部と遮光部とがハニカム構造に形成されていることを特徴としている。
【0019】
請求項5の発明によれば、請求項2の効果に加え、ルーバー部がハニカム構造に形成された透光部と遮光部とを備えているので、筒状導光体の前端部から出射する光が拡散しないように偏光させることができると共に、ルーバー部の強度を向上させることができる。
【0020】
請求項6の発明の車載用計器は、透明カバー部の先端面が曲率の大きなR面に形成されていることを特徴としている。
【0021】
請求項6の発明によれば、請求項2ないし5の効果に加え、透明カバー部の先端面が曲率の大きなR面に形成されているので、透明カバー部を透過した光が、この透明カバー部によって拡散してしまうことを防止し、透明カバー部の先端面のみを光輝させることが可能となる。
【0022】
これにより、筒状導光体がフロントウインドウ等に映ることをさらに防止することができ、表示部の視認性をより向上させることができる。
【0023】
【発明の実施の形態】
以下、図面に基づいてこの発明の実施の形態を説明する。
【0024】
まず、構成から説明すると、自動車等の車両における車室前部にはインストルメントパネルが設けられており、このインストルメントパネルには、図1及び図2に示す車載用計器10が設けられている。
【0025】
この車載用計器10は、いわゆるコンビネーションメータであり、複数の表示部11を有している。この複数の表示部11は、例えば、速度計12、回転計13、水温計14、燃料計15等から構成されている。そして、各表示部11の前面側の周囲は、筒状導光体30によってそれぞれ取り囲まれている。
【0026】
各表示部11は、図3に示すように、指針16の回動領域を有する文字板17と、指針16を回動させるムーブメント18及びLED等の照明用の光源19等とを備えた基板20とを備えている。
【0027】
基板20は文字板17の裏面側に所要の間隔を有して配設されている。また、文字板17と基板20とは共にケース21に収容されている。
【0028】
文字板17における指針16の回動領域のほぼ中心部には、指針軸孔22が形成されている。この指針軸孔22には、ムーブメント18の出力軸(指針軸)23が挿通されている。
【0029】
出力軸23の先端には、指針16の基部24(指針回動中心)が取り付けられている。そして、この指針16の基部24には、下方に向かって開口したほぼ円筒型の指針キャップ25が取り付けられている。
【0030】
また、文字板17の周縁部には、目盛りや数値等からなる目盛り部26がほぼ円形に形成されている(図2参照)。ここで、文字板17は樹脂製の透明板を備えている。この透明板に目盛り部26を残して非透光性の印刷を施すことにより、文字板17に透光性を有する目盛り部26が形成されている。そして、文字板17の裏面側には、光源19から出射された光を文字板17に設けられた目盛り部26に導く導光体28が設けられている。
【0031】
なお、文字板17は平面視ほぼ円形状を呈している。また、この文字板17は、指針16の回動領域のほぼ中心部が基板20に近く、周縁部に向かうにつれて前方に湾曲したほぼ凹面形状に形成されている。そして、これに対応して、指針16の文字板17に対向する面も、文字板17の凹面形状に沿って湾曲している。さらに、この指針16の基部24には光源29が設けられている。
【0032】
一方、筒状導光体30は、両端が開放した円筒形状を呈しており、文字板17の周縁部に沿って正面視ほぼ環(リング)形状を呈している(図2参照)。そして、この筒状導光体30は、光源19から出射された光を透過させて前端部31から出射させる導光部32と、この導光部32の両側面を挟み込んで保持する周壁面33とを備えている。
【0033】
また、この筒状導光体30は、導光部32の後端部が文字板17の周縁部に固定されると共に、光源19の近傍にまで延在されている。
【0034】
さらに、筒状導光体30の前端部31には、この前端部31から出射する光を偏光させる偏光手段40が設けられている。なお、この偏光手段40は、筒状導光体30の前端部31の全周に亘って設けられており、ほぼ環(リング)形状を呈している(図2参照)。
【0035】
偏光手段40は、図4に示すように、所定角度に向かって光を出射させるルーバー部41と、このルーバー部41の前後面を挟み込む透明カバー部42とを備えている。
【0036】
ルーバー部41は、所定角度に向かって光を出射させるものであり、透光性を有する透光部41aと遮光性を有する遮光部41bとを備えている。ここでは、透光部41aと遮光部41bとが交互に配置されて、正面視において縞状になるように形成されている(図6参照)。
【0037】
また、透明カバー部42は、十分な透光性を有する透明な合成樹脂等で形成されており、筒状導光体30の前端部31に取り付けられると共に、ルーバー部41の後面側を覆う取付基部42aと、ルーバー部41から球面状に膨出すると共に、ルーバー部41の前面側を覆う先端部42bとを有している。
【0038】
ここで、ルーバー部41と透明カバー部42とは図示しない接着剤を介して一体にされて偏光手段40が形成されている。さらに、この偏光手段40は、図示しない固定手段により筒状導光体30の前端部31に固定されている。
【0039】
また、この実施の形態の車載用計器10では、上述の各表示部11は、図1、図2に示すように、単眼風メータとされている。
【0040】
すなわち、文字板17の前面側周囲を筒状導光体30によって取り囲むことにより、各表示部11をそれぞれ独立させて、単眼風メータとしている。なお、水温計14と燃料計15とは同一の筒状導光体30により囲まれている。これにより図2に示すような3連の単眼風メータとしている。そして、この3連の単眼風メータの筒状筒状導光体30の間を、円弧状の連結部34で連結してメータ意匠を構成している。そして、この連結部34には、各種警告灯35等が設けられている。
【0041】
次に、この車載用計器10の作用について説明する。
【0042】
この車載用計器10では、光源19を発光させた際に、この光源19から出射した光が導光体28や筒状導光体30の導光部32を透過して、車載用計器10の前面側を光輝させることとなる。
【0043】
このとき、筒状導光体30の導光部32に入射した光は、導光部32中を反射しながら伝達され、筒状導光体30の前端部31から出射される。
【0044】
この筒状導光体30の前端部31から出射する光は、図5に模式的に示すように、偏光手段40の取付基部42aに対してほぼ直交する方向(矢印α、β)や、所定角度傾斜した方向(矢印γ、δ)等に向かって出射する。
【0045】
そして、このように筒状導光体30の前端部31から出射した光は、この前端部31に設けられた偏光手段40を透過して出射される。
【0046】
偏光手段40に入射した光は、まず、透明カバー42の取付基部42aを透過する。この取付基部42aは透光性を有しており、入射光は屈折したり、反射したりせず、筒状導光体30から出射した方向とほぼ同方向に進む。
【0047】
そして、取付基部42aを透過した光はルーバー部41に入射する。このとき、取付基部42aに対してほぼ直交する方向に出射された光(矢印α、β)は、透光部41aを透過して透明カバー部42の先端部42bに入射する。
【0048】
一方、取付基部42aに対して所定角度傾斜した方向に出射された光(矢印γ、δ)は、遮光部41bで遮られて透明カバー部42の先端部42bに入射できない。
【0049】
なお、図5のルーバー部41では、白抜きにした部分が透光性を有する透光部41aであり、斜線が入っている部分が遮光性を有する遮光部41bである。
【0050】
このように、透明カバー部42の先端部42bに入射する光は、ルーバー部41により、取付基部42aに対してほぼ直交する方向に出射された光(矢印α、β)となっている。
【0051】
そして、透明カバー42の先端部42bに入射した光は、取付基部42aを透過した場合と同様に、ルーバー部41から出射した方向とほぼ同方向に進み、筒状導光体30の前面を光輝させる。
【0052】
なお、この先端部42bは球面状に膨出しているので、取付基部42bに対してほぼ直交する方向から入射した光は、先端部42bから出射する際に僅かに屈折する(矢印α)。
【0053】
これにより、先端部42bの周面も僅かに光輝することとなり、外観品質を向上することができる。
【0054】
以上説明したように、偏光部材40から出射する光は、筒状導光体30から出射された光のうち、取付基部42aに対して所定角度傾斜した方向に出射された光がルーバー部41により遮られて、取付基部42bに対してほぼ直交する方向に出射された光のみとなる。
【0055】
つまり、筒状導光体30の前端部31に設けられた偏光手段40により、この前端部31から出射する光を所定方向(ここでは、取付基部42bに対してほぼ直交する方向)に向かって出射することができる。
【0056】
これにより、筒状導光体30の前端部31から出射した光が放射方向に拡散せず、筒状導光体30が図示しないフロントウインドウやサイドウインドウに映ることを防止できる。
【0057】
さらに、筒状導光体30がフロントウインドウ等に映らないので、表示部11が見えやすくなり、表示部11の視認性の向上を図ることができる。
【0058】
また、正面視縞状に配設された透光部41aと遮光部41bとを備えたルーバー部41により、光を容易に偏光させることができ、所望の方向に向かって出射することが可能となる。
【0059】
そして、ルーバー部41の前面側が透明カバー部42で覆われているので、外観品質を向上させて見栄えを良好にすることができる。
【0060】
特に、ここではルーバー部41の前後面が透明カバー42で挟み込まれており、ルーバー部41を確実に保持することができると共に、筒状導光体30の前端部31に容易に取り付けることができる。
【0061】
さらに、偏光手段40は、筒状導光体30の先端部31の全周を覆う環(リング)形状に形成されている。そのため、図6(a)(b)に示すように、偏光手段40を所望の角度回転させて取り付けることにより、ルーバー部41の透光部41aと遮光部41bとの配列方向を所望の向きに変更することができる。
【0062】
特に、図6(a)のように、透光部41aと遮光部41bとが、矢印Yで示す車両上下方向に沿って交互に配列されるようにした場合では、偏光手段40から出射した光が車両上下方向に向かうことをより効果的に防止することができる。そして、筒状導光体30がフロントウインドウに映りにくくすることができる。
【0063】
また、図6(b)に示すように、透光部41aと遮光部41bとが、矢印Xで示す車幅方向に沿って交互に配列されるようにした場合では、偏光手段40から出射した光が車幅方向に向かうことをより効果的に防止することができる。そして、筒状導光体30がサイドウインドウに映りにくくすることができる。
【0064】
以上、この発明にかかる実施の形態の一つを図面により詳述してきたが、具体的な構成は上述の実施の形態に限らない。この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更等はこの発明に含まれる。
【0065】
例えば、図7(a)に示すように、ルーバー部41の透光部41aと遮光部41bとを正面視格子状になるように組み合わせてもよい。
【0066】
これにより、筒状導光体30の前端部31から出射する光が、車両上下方向(矢印Y)と車幅方向(矢印X)との両方に向かうことを同時に効果的に防止することができ、光の拡散をさらに抑制することができる。そして、筒状導光体30がさらにフロントウインドウ等に映りにくくすることができる。
【0067】
なお、この格子形状は図7(a)に示すような矩形形状に限られず、丸形状(パンチング加工)、三角形状等の多角形状であってもよい。
【0068】
また、図7(b)に示すように、ルーバー部41の透光部41aと遮光部41bとを正面視ハニカム構造に形成してもよい。
【0069】
これにより、筒状導光体30の前端部31から出射する光が放射方向に拡散しないように偏光させることができると共に、ルーバー部41の強度を向上させることができる。
【0070】
さらに、図8に示すような偏光手段50であってもよい。
【0071】
この偏光手段50では、ルーバー部51が筒状導光体30の導光部32の両側面を挟み込んで保持する周壁面33に挟持されると共に、ルーバー部51の前面側にはほぼ柱状に膨出している透明カバー部52が設けられている。
【0072】
そして、この透明カバー部52の前端面52aは、曲率の大きなR面に形成されている。
【0073】
このように、透明カバー部52の前端面52aを曲率の大きなR面に形成することにより、透明カバー部52を透過した光は、矢印ε、ζで示すように、ほとんど屈折しないで出射する。そのため、出射する光が透明カバー部52によって拡散してしまうことを確実に防止することができる。そして、透明カバー部52の前端面52aのみを光輝させることが可能となる。
【0074】
また、ルーバー部51を筒状導光体30の周壁面33で挟持させるので、偏光手段50を筒状導光体30に取り付けやすくなる。
【0075】
さらに、この偏光手段50では、ルーバー部51が筒状導光体30の導光部32のみを覆うこととなり、正面視した際の面積を小さくすることができる。これにより、さらに外観品質を向上して見栄えを良好にすることができる。
【0076】
また、上述の実施の形態では、ルーバー部41は、筒状導光体30の前端部31からほぼ直交する方向に向かう光を透過させるために、透光部41a及び遮光部41bを前端部31に対してほぼ直交させて配設しているが、所定角度傾倒させてもよい。
【0077】
これにより、偏光手段40から出射する光をさらに容易に所望の方向に出射することができ、光が放射方向に拡散することを防止できる。
【0078】
【発明の効果】
この発明によれば、筒状導光体の前端部から出射した光が拡散することを防止し、表示部の視認性を向上することができる車載用計器を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る車載用計器を示す斜視図である。
【図2】この発明に係る車載用計器を示す正面図である。
【図3】図2におけるA−A断面図である。
【図4】図3におけるB部の拡大図である。
【図5】偏光手段に入射した光を模式的に示す説明図である。
【図6】(a)偏光手段にかかるルーバー部を正面から見た場合を示す説明図である。
(b)偏光手段にかかるルーバー部の他の配置例を正面から見た場合を示す説明図である。
【図7】(a)偏光手段にかかるルーバー部の第三の配置例を正面から見た場合を示す説明図である。
(b)偏光手段にかかるルーバー部の第四の配置例を正面から見た場合を示す説明図である。
【図8】他の偏光手段の例を示す要部拡大段面図である。
【図9】(a)従来の車載用計器を示す断面図である。
(b)従来の車載用計器の使用時の状態を車両側方から示す説明図である。
(c)従来の車載用計器の使用時の状態を車室内側から示す説明図である。
【符号の説明】
10 車載用計器
11 表示部
19 光源
30 筒状導光体
31 前端部
40 偏光手段
【発明の属する技術分野】
この発明は、後端部側に配置された光源からの光を前端部から出射する筒状導光体で、表示部の周囲を取り囲んだ車載用計器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の車載用計器としては、図9(a)に示すようなものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
この車載用計器1は自動車等の車両の車室内に配設されており、車両情報を表示する表示部2と、この表示部2を取り囲む筒状導光体3と、この筒状導光体3の後端部に配設された光源4とを備えている。
【0004】
筒状導光体3は、光源4が照射する光を透過させると共に、前端部3aから出射する透光性を有している。
【0005】
そして、このような車載用計器1では、光源4から光が照射されると、この光は筒状導光体3を透過して前端部3aから出射し、筒状導光体3の前端部3aが光輝することとなる。
【0006】
【特許文献1】
特開平10−48003号公報(
【0013】、
【0019】、図2)
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上述の車載用計器1では、筒状導光体3の前端部3aから出射した光が拡散し、放射方向に出射していた。このため、前端部3aから出射した光がフロントウインドウ5やサイドウインドウ6に反射して、筒状導光体3がフロントウインドウ5等に映ってしまうという問題が生じていた(図9(b)、(c)参照)。また、このように筒状導光体3がフロントウインドウ5等に映るために、表示部2の視認性を阻害するおそれも生じていた。
【0008】
この発明は、上記問題に鑑みてなされたもので、筒状導光体の前端部から出射した光が拡散することを防止し、表示部の視認性を向上することができる車載用計器を提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明の車載用計器は、車両情報を表示する表示部と、この表示部の周囲を取り囲む筒状導光体と、この筒状導光体の後端部に配設されて光を照射する光源とを備え、この光源の照射する光が筒状導光体を透過し、この筒状導光体の前端部から出射するものであって、筒状導光体には、前端部から出射する光を偏光させる偏光手段が設けられていることを特徴としている。
【0010】
請求項1の発明によれば、筒状導光体の前端部に設けられた偏光手段により、この前端部から出射する光を所定方向に向かって出射することができる。これにより、筒状導光体の前端部から出射した光が放射方向に拡散せず、筒状導光体がフロントウインドウやサイドウインドウに映ることを防止できる。そして、筒状導光体がフロントウインドウ等に映らないので表示部の視認性の向上を図ることができる。
【0011】
請求項2の発明の車載用計器は、偏光手段が所定角度に向かって光を出射させるルーバー部と、このルーバー部の少なくとも前面側を覆う透明カバー部とを備えていることを特徴としている。
【0012】
請求項2の発明によれば、請求項1の効果に加え、ルーバー部により光を容易に偏光させて、所定の方向に出射することができる。
【0013】
また、ルーバー部の少なくとも前面側が透明カバー部で覆われているので、外観品質を向上させて見栄えを良好にすることができる。
【0014】
請求項3の発明の車載用計器は、ルーバー部が透光性を有する透光部と遮光性を有する遮光部とを備え、透光部と遮光部とが縞状に形成されていることを特徴としている。
【0015】
請求項3の発明によれば、請求項2の効果に加え、ルーバー部が縞状に形成された透光部と遮光部とを備えているので、光を所望の方向に向かって容易に偏光させることができる。
【0016】
請求項4の発明の車載用計器は、ルーバー部が透光性を有する透光部と遮光性を有する遮光部とを備え、透光部と遮光部とが格子状に形成されていることを特徴としている。
【0017】
請求項4の発明によれば、請求項2の効果に加え、ルーバー部が格子状に形成された透光部と遮光部とを備えているので、筒状導光体の前端部から出射する光の拡散をさらに抑制することができ、筒状導光体がフロントウインドウ等に映りにくくすることができる。
【0018】
請求項5の発明の車載用計器は、ルーバー部が透光性を有する透光部と遮光性を有する遮光部とを備え、透光部と遮光部とがハニカム構造に形成されていることを特徴としている。
【0019】
請求項5の発明によれば、請求項2の効果に加え、ルーバー部がハニカム構造に形成された透光部と遮光部とを備えているので、筒状導光体の前端部から出射する光が拡散しないように偏光させることができると共に、ルーバー部の強度を向上させることができる。
【0020】
請求項6の発明の車載用計器は、透明カバー部の先端面が曲率の大きなR面に形成されていることを特徴としている。
【0021】
請求項6の発明によれば、請求項2ないし5の効果に加え、透明カバー部の先端面が曲率の大きなR面に形成されているので、透明カバー部を透過した光が、この透明カバー部によって拡散してしまうことを防止し、透明カバー部の先端面のみを光輝させることが可能となる。
【0022】
これにより、筒状導光体がフロントウインドウ等に映ることをさらに防止することができ、表示部の視認性をより向上させることができる。
【0023】
【発明の実施の形態】
以下、図面に基づいてこの発明の実施の形態を説明する。
【0024】
まず、構成から説明すると、自動車等の車両における車室前部にはインストルメントパネルが設けられており、このインストルメントパネルには、図1及び図2に示す車載用計器10が設けられている。
【0025】
この車載用計器10は、いわゆるコンビネーションメータであり、複数の表示部11を有している。この複数の表示部11は、例えば、速度計12、回転計13、水温計14、燃料計15等から構成されている。そして、各表示部11の前面側の周囲は、筒状導光体30によってそれぞれ取り囲まれている。
【0026】
各表示部11は、図3に示すように、指針16の回動領域を有する文字板17と、指針16を回動させるムーブメント18及びLED等の照明用の光源19等とを備えた基板20とを備えている。
【0027】
基板20は文字板17の裏面側に所要の間隔を有して配設されている。また、文字板17と基板20とは共にケース21に収容されている。
【0028】
文字板17における指針16の回動領域のほぼ中心部には、指針軸孔22が形成されている。この指針軸孔22には、ムーブメント18の出力軸(指針軸)23が挿通されている。
【0029】
出力軸23の先端には、指針16の基部24(指針回動中心)が取り付けられている。そして、この指針16の基部24には、下方に向かって開口したほぼ円筒型の指針キャップ25が取り付けられている。
【0030】
また、文字板17の周縁部には、目盛りや数値等からなる目盛り部26がほぼ円形に形成されている(図2参照)。ここで、文字板17は樹脂製の透明板を備えている。この透明板に目盛り部26を残して非透光性の印刷を施すことにより、文字板17に透光性を有する目盛り部26が形成されている。そして、文字板17の裏面側には、光源19から出射された光を文字板17に設けられた目盛り部26に導く導光体28が設けられている。
【0031】
なお、文字板17は平面視ほぼ円形状を呈している。また、この文字板17は、指針16の回動領域のほぼ中心部が基板20に近く、周縁部に向かうにつれて前方に湾曲したほぼ凹面形状に形成されている。そして、これに対応して、指針16の文字板17に対向する面も、文字板17の凹面形状に沿って湾曲している。さらに、この指針16の基部24には光源29が設けられている。
【0032】
一方、筒状導光体30は、両端が開放した円筒形状を呈しており、文字板17の周縁部に沿って正面視ほぼ環(リング)形状を呈している(図2参照)。そして、この筒状導光体30は、光源19から出射された光を透過させて前端部31から出射させる導光部32と、この導光部32の両側面を挟み込んで保持する周壁面33とを備えている。
【0033】
また、この筒状導光体30は、導光部32の後端部が文字板17の周縁部に固定されると共に、光源19の近傍にまで延在されている。
【0034】
さらに、筒状導光体30の前端部31には、この前端部31から出射する光を偏光させる偏光手段40が設けられている。なお、この偏光手段40は、筒状導光体30の前端部31の全周に亘って設けられており、ほぼ環(リング)形状を呈している(図2参照)。
【0035】
偏光手段40は、図4に示すように、所定角度に向かって光を出射させるルーバー部41と、このルーバー部41の前後面を挟み込む透明カバー部42とを備えている。
【0036】
ルーバー部41は、所定角度に向かって光を出射させるものであり、透光性を有する透光部41aと遮光性を有する遮光部41bとを備えている。ここでは、透光部41aと遮光部41bとが交互に配置されて、正面視において縞状になるように形成されている(図6参照)。
【0037】
また、透明カバー部42は、十分な透光性を有する透明な合成樹脂等で形成されており、筒状導光体30の前端部31に取り付けられると共に、ルーバー部41の後面側を覆う取付基部42aと、ルーバー部41から球面状に膨出すると共に、ルーバー部41の前面側を覆う先端部42bとを有している。
【0038】
ここで、ルーバー部41と透明カバー部42とは図示しない接着剤を介して一体にされて偏光手段40が形成されている。さらに、この偏光手段40は、図示しない固定手段により筒状導光体30の前端部31に固定されている。
【0039】
また、この実施の形態の車載用計器10では、上述の各表示部11は、図1、図2に示すように、単眼風メータとされている。
【0040】
すなわち、文字板17の前面側周囲を筒状導光体30によって取り囲むことにより、各表示部11をそれぞれ独立させて、単眼風メータとしている。なお、水温計14と燃料計15とは同一の筒状導光体30により囲まれている。これにより図2に示すような3連の単眼風メータとしている。そして、この3連の単眼風メータの筒状筒状導光体30の間を、円弧状の連結部34で連結してメータ意匠を構成している。そして、この連結部34には、各種警告灯35等が設けられている。
【0041】
次に、この車載用計器10の作用について説明する。
【0042】
この車載用計器10では、光源19を発光させた際に、この光源19から出射した光が導光体28や筒状導光体30の導光部32を透過して、車載用計器10の前面側を光輝させることとなる。
【0043】
このとき、筒状導光体30の導光部32に入射した光は、導光部32中を反射しながら伝達され、筒状導光体30の前端部31から出射される。
【0044】
この筒状導光体30の前端部31から出射する光は、図5に模式的に示すように、偏光手段40の取付基部42aに対してほぼ直交する方向(矢印α、β)や、所定角度傾斜した方向(矢印γ、δ)等に向かって出射する。
【0045】
そして、このように筒状導光体30の前端部31から出射した光は、この前端部31に設けられた偏光手段40を透過して出射される。
【0046】
偏光手段40に入射した光は、まず、透明カバー42の取付基部42aを透過する。この取付基部42aは透光性を有しており、入射光は屈折したり、反射したりせず、筒状導光体30から出射した方向とほぼ同方向に進む。
【0047】
そして、取付基部42aを透過した光はルーバー部41に入射する。このとき、取付基部42aに対してほぼ直交する方向に出射された光(矢印α、β)は、透光部41aを透過して透明カバー部42の先端部42bに入射する。
【0048】
一方、取付基部42aに対して所定角度傾斜した方向に出射された光(矢印γ、δ)は、遮光部41bで遮られて透明カバー部42の先端部42bに入射できない。
【0049】
なお、図5のルーバー部41では、白抜きにした部分が透光性を有する透光部41aであり、斜線が入っている部分が遮光性を有する遮光部41bである。
【0050】
このように、透明カバー部42の先端部42bに入射する光は、ルーバー部41により、取付基部42aに対してほぼ直交する方向に出射された光(矢印α、β)となっている。
【0051】
そして、透明カバー42の先端部42bに入射した光は、取付基部42aを透過した場合と同様に、ルーバー部41から出射した方向とほぼ同方向に進み、筒状導光体30の前面を光輝させる。
【0052】
なお、この先端部42bは球面状に膨出しているので、取付基部42bに対してほぼ直交する方向から入射した光は、先端部42bから出射する際に僅かに屈折する(矢印α)。
【0053】
これにより、先端部42bの周面も僅かに光輝することとなり、外観品質を向上することができる。
【0054】
以上説明したように、偏光部材40から出射する光は、筒状導光体30から出射された光のうち、取付基部42aに対して所定角度傾斜した方向に出射された光がルーバー部41により遮られて、取付基部42bに対してほぼ直交する方向に出射された光のみとなる。
【0055】
つまり、筒状導光体30の前端部31に設けられた偏光手段40により、この前端部31から出射する光を所定方向(ここでは、取付基部42bに対してほぼ直交する方向)に向かって出射することができる。
【0056】
これにより、筒状導光体30の前端部31から出射した光が放射方向に拡散せず、筒状導光体30が図示しないフロントウインドウやサイドウインドウに映ることを防止できる。
【0057】
さらに、筒状導光体30がフロントウインドウ等に映らないので、表示部11が見えやすくなり、表示部11の視認性の向上を図ることができる。
【0058】
また、正面視縞状に配設された透光部41aと遮光部41bとを備えたルーバー部41により、光を容易に偏光させることができ、所望の方向に向かって出射することが可能となる。
【0059】
そして、ルーバー部41の前面側が透明カバー部42で覆われているので、外観品質を向上させて見栄えを良好にすることができる。
【0060】
特に、ここではルーバー部41の前後面が透明カバー42で挟み込まれており、ルーバー部41を確実に保持することができると共に、筒状導光体30の前端部31に容易に取り付けることができる。
【0061】
さらに、偏光手段40は、筒状導光体30の先端部31の全周を覆う環(リング)形状に形成されている。そのため、図6(a)(b)に示すように、偏光手段40を所望の角度回転させて取り付けることにより、ルーバー部41の透光部41aと遮光部41bとの配列方向を所望の向きに変更することができる。
【0062】
特に、図6(a)のように、透光部41aと遮光部41bとが、矢印Yで示す車両上下方向に沿って交互に配列されるようにした場合では、偏光手段40から出射した光が車両上下方向に向かうことをより効果的に防止することができる。そして、筒状導光体30がフロントウインドウに映りにくくすることができる。
【0063】
また、図6(b)に示すように、透光部41aと遮光部41bとが、矢印Xで示す車幅方向に沿って交互に配列されるようにした場合では、偏光手段40から出射した光が車幅方向に向かうことをより効果的に防止することができる。そして、筒状導光体30がサイドウインドウに映りにくくすることができる。
【0064】
以上、この発明にかかる実施の形態の一つを図面により詳述してきたが、具体的な構成は上述の実施の形態に限らない。この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更等はこの発明に含まれる。
【0065】
例えば、図7(a)に示すように、ルーバー部41の透光部41aと遮光部41bとを正面視格子状になるように組み合わせてもよい。
【0066】
これにより、筒状導光体30の前端部31から出射する光が、車両上下方向(矢印Y)と車幅方向(矢印X)との両方に向かうことを同時に効果的に防止することができ、光の拡散をさらに抑制することができる。そして、筒状導光体30がさらにフロントウインドウ等に映りにくくすることができる。
【0067】
なお、この格子形状は図7(a)に示すような矩形形状に限られず、丸形状(パンチング加工)、三角形状等の多角形状であってもよい。
【0068】
また、図7(b)に示すように、ルーバー部41の透光部41aと遮光部41bとを正面視ハニカム構造に形成してもよい。
【0069】
これにより、筒状導光体30の前端部31から出射する光が放射方向に拡散しないように偏光させることができると共に、ルーバー部41の強度を向上させることができる。
【0070】
さらに、図8に示すような偏光手段50であってもよい。
【0071】
この偏光手段50では、ルーバー部51が筒状導光体30の導光部32の両側面を挟み込んで保持する周壁面33に挟持されると共に、ルーバー部51の前面側にはほぼ柱状に膨出している透明カバー部52が設けられている。
【0072】
そして、この透明カバー部52の前端面52aは、曲率の大きなR面に形成されている。
【0073】
このように、透明カバー部52の前端面52aを曲率の大きなR面に形成することにより、透明カバー部52を透過した光は、矢印ε、ζで示すように、ほとんど屈折しないで出射する。そのため、出射する光が透明カバー部52によって拡散してしまうことを確実に防止することができる。そして、透明カバー部52の前端面52aのみを光輝させることが可能となる。
【0074】
また、ルーバー部51を筒状導光体30の周壁面33で挟持させるので、偏光手段50を筒状導光体30に取り付けやすくなる。
【0075】
さらに、この偏光手段50では、ルーバー部51が筒状導光体30の導光部32のみを覆うこととなり、正面視した際の面積を小さくすることができる。これにより、さらに外観品質を向上して見栄えを良好にすることができる。
【0076】
また、上述の実施の形態では、ルーバー部41は、筒状導光体30の前端部31からほぼ直交する方向に向かう光を透過させるために、透光部41a及び遮光部41bを前端部31に対してほぼ直交させて配設しているが、所定角度傾倒させてもよい。
【0077】
これにより、偏光手段40から出射する光をさらに容易に所望の方向に出射することができ、光が放射方向に拡散することを防止できる。
【0078】
【発明の効果】
この発明によれば、筒状導光体の前端部から出射した光が拡散することを防止し、表示部の視認性を向上することができる車載用計器を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る車載用計器を示す斜視図である。
【図2】この発明に係る車載用計器を示す正面図である。
【図3】図2におけるA−A断面図である。
【図4】図3におけるB部の拡大図である。
【図5】偏光手段に入射した光を模式的に示す説明図である。
【図6】(a)偏光手段にかかるルーバー部を正面から見た場合を示す説明図である。
(b)偏光手段にかかるルーバー部の他の配置例を正面から見た場合を示す説明図である。
【図7】(a)偏光手段にかかるルーバー部の第三の配置例を正面から見た場合を示す説明図である。
(b)偏光手段にかかるルーバー部の第四の配置例を正面から見た場合を示す説明図である。
【図8】他の偏光手段の例を示す要部拡大段面図である。
【図9】(a)従来の車載用計器を示す断面図である。
(b)従来の車載用計器の使用時の状態を車両側方から示す説明図である。
(c)従来の車載用計器の使用時の状態を車室内側から示す説明図である。
【符号の説明】
10 車載用計器
11 表示部
19 光源
30 筒状導光体
31 前端部
40 偏光手段
Claims (6)
- 車両情報を表示する表示部と、該表示部の周囲を取り囲む筒状導光体と、該筒状導光体の後端部側に配置されて光を照射する光源とを備え、該光源の照射する光が前記筒状導光体を透過して、該筒状導光体の前端部から出射する車載用計器であって、
前記筒状導光体には、前記前端部から出射する光を偏光させる偏光手段が設けられていることを特徴とする車載用計器。 - 前記偏光手段は、所定角度に向かって光を出射させるルーバー部と、該ルーバー部の少なくとも前面側を覆う透明カバー部とを備えていることを特徴とする請求項1に記載の車載用計器。
- 前記ルーバー部は、透光性を有する透光部と遮光性を有する遮光部とを備え、前記透光部と前記遮光部とが縞状に形成されていることを特徴とする請求項2に記載の車載用計器。
- 前記ルーバー部は、透光性を有する透光部と遮光性を有する遮光部とを備え、前記透光部と前記遮光部とが格子状に形成されていることを特徴とする請求項2に記載の車載用計器。
- 前記ルーバー部は、透光性を有する透光部と遮光性を有する遮光部とを備え、前記透光部と前記遮光部とがハニカム構造に形成されていることを特徴とする請求項2に記載の車載用計器。
- 前記透明カバー部は、前端面が曲率の大きなR面に形成されていることを特徴とする請求項2ないし5のいずれか一つに記載の車載用計器。
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2003
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