JP2004248094A - 映像放送方法、映像放送プログラム及び記録媒体 - Google Patents

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Abstract

【課題】実際の放送に利用する高画質の映像が入手できない場合でも、適切に放送を行うことができる映像放送方法、映像放送プログラム及び記録媒体の提供を目的とする。
【解決手段】コンピュータを用いて映像の放送を行う映像放送方法であって、放送するシーンの本放送映像データが、所定のサーバからダウンロードされているかを判断するダウンロード状況判断段階と、ダウンロード状況判断段階において放送するシーンの本放送映像データはダウンロードされていないと判断された場合に、放送するシーンの編集に用いた粗編集映像データのうち当該シーンに対応した粗編集映像データを再生させる粗編集映像データ再生段階とを有することにより上記課題を解決する。
【選択図】 図3

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、映像放送方法、映像放送プログラム及び記録媒体に関し、特にコンピュータを利用した映像放送方法、映像放送プログラム及び記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】
TV番組等において放送する映像の編集においては、その作業の効率化等の理由から、実際の放送に利用する高画質の映像(以下、「本放送映像」という。)よりも、情報量を大幅に削減した低画質の映像(以下、「粗編集映像」という。)が使われている(例えば、特許文献1及び特許文献2参照。)。
【0003】
また、編集作業に粗編集映像を利用することは、編集作業の効率化のみならず、遠隔地で撮影した映像を、衛星回線やマイクロ回線によって放送局に転送する際のデータ量の削減にも寄与する。
【0004】
即ち、撮影現場等の映像の送信元において、撮影した映像から全てのシーンを含む粗編集映像と本放送映像とをそれぞれ生成し、粗編集映像のみを放送局に送信する。放送局では、粗編集映像に基づいて編集作業がおこなわれ、実際の放送に利用するシーンが決定される。その後、放送局から映像の送信元に対して、番組に利用するシーンのみに対する本放送映像の送信要求がされ、放送局には、必要なシーンのみの本放送映像が送信される。従って、情報量の多い本放送映像の転送を大幅に削減することができる。
【0005】
【特許文献1】
特開2001−268505号公報
【0006】
【特許文献2】
特開2001−346159号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、編集作業の完了が番組開始間際になることもある。かかる場合には、例え必要なシーンのみといえども本放送映像の転送が放送開始までに完了せず、番組の放送を開始できないか、あるいは、逐次本放送映像を受信しつつ放送を行っている場合は、番組の途中で放送内容に混乱が生じることになる。
【0008】
特に、最近では、BSデジタル放送が開始されたこともあり、デジタル化された映像データをIPネットワーク等の低コストの回線を介して放送局へ転送する局面が多くなることも予想される。IPネットワークは帯域が保証されないため、上記のように、放送局において本放送映像が放送時間までに入手できないという問題がより顕在化すると考えられる。
【0009】
本発明は、上記の点に鑑みてなされたものであって、実際の放送に利用する高画質の映像が入手できない場合でも、適切に放送を行うことができる映像放送方法、映像放送プログラム及び記録媒体の提供を目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
そこで上記課題を解決するため、本発明は、コンピュータを用いて映像の放送を行う映像放送方法であって、放送するシーンの本放送映像データが、所定のサーバからダウンロードされているかを判断するダウンロード状況判断段階と、前記ダウンロード状況判断段階において前記放送するシーンの本放送映像データはダウンロードされていないと判断された場合に、前記放送するシーンの編集に用いた粗編集映像データのうち当該シーンに対応した前記粗編集映像データを再生させる粗編集映像データ再生段階とを有することを特徴とする。
【0011】
このような映像放送方法では、実際の放送に利用する本放送映像データをダウンロードすることができない場合でも、自動的に粗編集映像データを再生させることにより、放送内容に混乱を生じることなく適切に放送を行うことができる。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、図面に基づいて本発明の実施の形態を説明する。図1は、本発明の実施の形態における映像放送システムの構成例を示す図である。図1において、映像放送システム1は、インターネット等のIP(Internet Protocol)ネットワークを介して接続されている映像放送サーバ10及び映像バッファリングサーバ20等から構成される。
【0013】
映像バッファリングサーバ20は、映像の提供元に設置されたコンピュータであり、本放送映像バッファリング手段等を有する。映像バッファリングサーバ20は、放送用の映像を撮影したカメラ70から加工のされていない映像データ(以下、「素材映像データ」という。)を取り込み、素材映像データを本番のTV放送に利用する高画質の映像データ(以下、「本放送映像データ」という。)と、番組の編集に利用する低画質の映像データ(以下、「粗編集映像データ」という。)にエンコードする。映像バッファリングサーバ20は、粗編集映像データについては、直ちに映像放送サーバ10に送信し、本放送映像データについては、本放送映像バッファリング手段21に保存する。
【0014】
映像放送サーバ10は、実際にTV番組の放送を行う放送局に設置されたコンピュータである。映像放送サーバ10は、粗編集映像格納手段11及び本放送映像格納手段12等を有する。粗編集映像格納手段11は、映像放送サーバ10が映像バッファリングサーバ20から受信した粗映像データを格納するための記憶領域である。本放送映像格納手段12は、映像放送サーバ10が映像バッファリングサーバ20から受信した本放送映像データを格納するための記憶領域である。
【0015】
放送局には、映像放送サーバ10の他、粗編集映像再生手段40、スイッチャ50、及び本放送映像再生手段60等が設置されている。粗編集映像再生手段40は、粗編集映像格納手段11に保存されている粗映像データを再生するための機器であり、本放送映像再生手段60は、本放送映像格納手段12に保存されている方放送映像データを再生するための機器である。スイッチャ50は、映像放送サーバ10とRS232C等のインタフェースによって接続されている機器であり、映像放送サーバ10からの指示に従って、実際に放送する映像を再生させる機器(粗編集映像再生手段40又は本放送映像再生手段60)の切り替えを行う。
【0016】
次に、映像放送サーバ10の詳細について説明する。図2は、本発明の実施の形態における映像放送サーバ10のハードウェア構成例を示す図である。図2の映像放送サーバ10は、それぞれバスBで相互に接続されているドライブ装置100と、補助記憶装置102と、メモリ装置103と、演算処理装置104と、インタフェース装置105とを有するように構成される。
【0017】
映像放送サーバ10での処理を実現する映像放送プログラムは、CD―ROM等の記録媒体101によって提供される。映像放送プログラムを記録した記録媒体101は、ドライブ装置100にセットされ、映像放送プログラムが記録媒体101からドライブ装置100を介して補助記憶装置102にインストールされる。
【0018】
補助記憶装置102は、インストールされた映像放送プログラムを格納すると共に、必要なファイルやデータ等を格納する。例えば補助記憶装置102は、映像放送プログラムの処理に必要な、後述するテーブル等を格納している。また、補助記憶装置102は、粗映像格納手段11や本放送映像格納手段12としても機能する。
【0019】
メモリ装置103は、映像放送プログラムの起動指示があった場合に、補助記憶装置102から映像放送プログラムを読み出して格納する。演算処理装置104は、メモリ装置103に格納された映像放送プログラムに従って映像放送サーバ10に係る機能を実行する。インタフェース装置105は例えばモデム、ルータ等で構成され、図1のネットワーク30に接続するために用いられる。
【0020】
図3は、本発明の実施の形態における映像放送システムの機能構成例を示す図である。図3において、映像バッファリングサーバ20は、本放送映像バッファリング手段21、映像エンコード手段22、粗編集映像送信手段23、及び本放送映像送信手段24等から構成されている。
【0021】
また、映像放送サーバ10は、粗編集映像格納手段11、本放送映像格納手段12、粗編集映像受信手段13、映像管理テーブル登録手段14、映像管理テーブル15、本放送映像ダウンロード手段16、本放送映像受信手段17、及び映像切り替え手段19等から構成されている。
【0022】
なお、各手段等の機能については、後述するフローチャートに沿って説明する。
【0023】
以下、図1及び図3の映像放送システムの処理手順について説明する。
【0024】
図4は、映像バッファリングサーバによる素材映像データの取り込み処理を説明するためのフローチャートである。
【0025】
ステップS11において、映像バッファリングサーバ20の映像エンコード手段22は、カメラ70が撮影した素材映像データ71を取り込む。ステップS11に続いてステップS12に進み、映像エンコード手段22は、素材映像データ71におけるシーンの変化(シーンチェンジ)を自動検出し、素材映像データ71をシーンごとの複数の映像データ(以下、「シーン映像データ」という。)に分割する。なお、シーンチェンジの自動検出については、既に周知であるため詳細な説明は省略する。
【0026】
ステップS12に続いてステップS13に進み、映像エンコード手段22は、複数のシーン映像データのそれぞれを数十Mbps以上の高帯域の本放送映像データにエンコードし、本放送映像データを本放送映像バッファリング手段21に保存する(S14)。
【0027】
一方、ステップS13等と並行してステップS15に進み、映像エンコード手段22は、複数のシーン映像データのそれぞれを1〜2Mbpsと比較的低帯域の粗編集映像データにエンコードする。ステップS15に続いてステップS16に進み、粗編集映像送信手段22は、ネットワーク30を介して粗編集映像データを放送局の映像放送サーバ10に送信する(S16)。
【0028】
図5は、素材映像データが処理される様子を示すイメージ図である。図5において、素材映像データ71が、シーンAからシーンHまでの複数のシーン映像データ72に分割され、それぞれ、本放送映像データにエンコードされたものは本放送映像バッファリング手段21に保存され、粗編集映像データにエンコードされたものは映像放送サーバ10に送信される様子を示している。
【0029】
次に、映像バッファリングサーバ20から送信された粗編集映像データを受信した映像放送サーバ10における処理を説明する。図6は、粗編集映像データを受信した際の映像放送サーバの処理を説明するためのフローチャートである。
【0030】
ステップS21において、粗編集映像受信手段13は、映像バッファリングサーバ20から送信された粗編集映像データを受信し、受信した粗編集映像データを粗編集映像格納手段11に保存する(S22)。ステップS22に続いてステップS23において、編集担当者によって、粗編集映像データの編集が行われ、編集情報(EDL(Edit Decision List))が作成される。ここで、EDLとは、複数のシーン(A〜H)から成る映像のどの部分をどの順番で実際の放送に利用するかを示すテキスト形式のデータである。
【0031】
図7は、EDLの構成例を示す図である。EDL18において記述181(「C00:00:00〜00:15:30」)は、シーンCの最初から15分30秒までの映像を利用することを意味する。同様に記述182(「E00:00:00〜00:12:00」)は、シーンEの最初から12分までの映像を利用することを意味し、記述183(「H00:15:00〜00:30:30」)は、シーンHの15分から30分30秒までの映像を利用することを意味する。またEDL18は、記述181、182、183の順で、放送を行うことを示している。
【0032】
編集作業が終わると、ステップS24において、映像放送サーバ10の映像管理テーブル登録手段14は、粗編集映像データの属性情報をシーンごとに映像管理テーブル15に登録する。また、映像管理テーブル登録手段14は、EDL18を参照することにより、放送に利用するシーンを確認し、映像管理テーブル15において該当するシーンに対応するレコードにフラグを立てる。
【0033】
図8は、映像管理テーブルの構成例を説明するための図である。図8の映像管理テーブル15は、シーンごとにシーン名、タイトル、粗編集ファイル名、本放送ファイル名、格納フラグ、及び再生時刻等を管理するテーブルである。シーン名は、各シーンに一意に付けられた名前である。タイトルは、各シーンに付けられたタイトルである。粗編集ファイル名は、当該シーンに対応する粗編集映像データが保存されているファイルのファイル名である。本放送ファイル名は、当該シーンに対応する本放送映像データが保存されているファイルのファイル名である。なお、本実施の形態においては、粗編集映像データ、本放送映像データともにMPEG形式のファイルで保存されている。
【0034】
格納フラグは、0、1、2の値をとるフラグであり、それぞれの値は以下の意味を持つ。「0」は、当該シーンは放送には利用されないため、対応する本放送映像データを映像バッファリングサーバ20からダウンロードする必要は無いことを示す。「1」は、当該シーンは放送に利用されるため、対応する本放送映像データを映像バッファリングサーバ20からダウンロードする必要があることを示す。「2」は、対応する本放送映像データは、既に映像バッファリングサーバ20からダウンロード済みであることを示す。
【0035】
再生時刻は、実際に放送のために当該シーンを再生する時刻を示している。従って、放送の対象となる格納フラグが1のシーンについてのみ、再生時刻が設定されている。
【0036】
なお、映像管理テーブル15において、格納フラグの値は、ステップS24において、映像管理テーブル登録手段15がEDL18に基づいて設定したものである。即ち、EDL18の記述181、182、及び183に基づいて、シーンC、シーンE、及びシーンHのそれぞれの格納フラグが1に設定されている。
【0037】
ステップS24に続いてステップS25に進み、本放送映像ダウンロード手段16は、映像管理テーブル15を参照することによりダウンロードが必要なシーンを一つ確認し、そのシーンに対応する本放送映像データの送信を映像バッファリングサーバ20の本放送映像送信手段24に要求する。本放送映像ダウンロード手段16は、本放送映像送信手段24から送信された本放送映像データを受信すると、受信した本放送映像データを本放送映像格納手段12に保存する。例えば、図8の映像管理テーブル15より、最初は、シーンCについてのダウンロードが行われる。
【0038】
ステップS25に続いてステップS26に進み、本放送映像ダウンロード手段16は、ダウンロードが完了したシーンついて、映像管理テーブル15における格納フラグの値を2(ダウンロード済み)にする。
【0039】
ステップS26に続いてステップS27に進み、本放送映像ダウンロード手段16は、映像管理テーブル15の格納フラグを参照して、ダウンロードが必要な全てのシーン(格納フラグが1のシーン)についてダウンロードが完了したか否か(格納フラグが2であるか否か)を判断する。まだダウンロードが完了していない場合は、ステップS25に進み、以降、ダウンロードが必要な全てのシーンについてダウンロードを繰り返す。従って、例えば、シーンE、シーンHについて順番にダウンロードが行われる。
【0040】
図9は、本放送映像データをダウンロードした後の映像管理テーブルの内容を示す図である。図9の映像管理テーブル15において、シーンC及びシーンEの格納フラグは2となっており、シーンHの格納フラグは1のままであることが分かる。これは、シーンC及びシーンEについては本放送映像データのダウンロードが完了し、シーンHについてはネットワークの障害等により本放送映像データのダウンロードが完了していないことを示している。従って、このままではシーンHについて放送できないことになる。
【0041】
以下、かかる状態で放送時間を向かえた場合の映像管理装置10の処理について説明する。図10は、放送時における映像放送サーバの処理を説明するためのフローチャートである。
【0042】
放送対象となっているいずれかのシーンの放送時間になると(S31)、映像切り替え手段19は、対象シーンに対する本放送映像データがダウンロードされているか否かを映像管理テーブル12の格納フラグを参照して判断する(S32)。対象シーンの本放送映像データがダウンロードされていた場合(例えば、対象シーンがシーンCやシーンEの場合)は、ステップS33に進み、映像切り替え手段19は、スイッチャ50に対し本放送映像再生手段60に本放送映像データを再生させるよう指示する。なお、再生の対象となる対象シーンの本放送映像データは、映像管理テーブル15において特定される(例えば、対象シーンがシーンCの場合は、H03.mpg)。また、対象シーンにおける再生箇所についてはEDL18によって特定される。
【0043】
スイッチャ50が、映像切り替え手段19の指示に従い、本放送映像再生手段60に対象シーンの本放送映像データの再生を指示すると、本放送映像再生手段60は、本放送映像格納手段12に保存されている対象シーンの本放送映像データを再生する。これによって、本放送映像データが放送される。
【0044】
一方、対象シーンに対する本放送映像データがまだダウンロードされていない場合(例えば、対象シーンがHの場合)は、ステップS34に進む。ステップS34において映像切り替え手段19はスイッチャ50に対し粗編集映像再生手段0に粗編集映像データを再生させるよう指示する。なお、再生の対象となる対象シーンの本放送映像データは、映像管理テーブル15において特定され、対象シーンにおける再生箇所についてはEDL18によって特定されるのは本放送映像データを再生させる場合(S33)と同様である。
【0045】
スイッチャ50が、映像切り替え手段19の指示に従い、粗編集映像再生手段40に対象シーンの粗編集映像データの再生を指示すると、粗編集映像再生手段40は、粗編集映像格納手段11に保存されている対象シーンの粗編集映像データを再生する。これによって、シーンHのように本放送映像データが存在しないシーンについては、粗編集映像データが放送されることになる。しかし、粗編集映像データによる映像は、一見した程度では、本放送映像データによる映像との差異は認められない。よって、視聴者に違和感を与えることなく番組を提供することができる。
【0046】
上述したように、本実施の形態における映像放送サーバ10によれば、映像管理テーブル10に基づいて、放送対象のシーンの本放送映像データがダウンロードされているか否かを自動的に判断し、本放送映像データがダウンロードされていない場合は、粗編集映像データを再生させる。従って、放送対象のシーンの本放送映像データがダウンロードされていない場合であっても、放送内容に混乱を生じさせることはない。
【0047】
また、帯域の保証されないIPネットワーク等を介して映像データの転送を行う場合においても、適切に番組の放送を行うことができる。
【0048】
以上、本発明の好ましい実施例について詳述したが、本発明は係る特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
【0049】
なお、以上の説明に関して更に以下の付記を開示する。
(付記1) コンピュータを用いて映像の放送を行う映像放送方法であって、
放送するシーンの本放送映像データが、所定のサーバからダウンロードされているかを判断するダウンロード状況判断段階と、
前記ダウンロード状況判断段階において前記放送するシーンの本放送映像データはダウンロードされていないと判断された場合に、前記放送するシーンの編集に用いた粗編集映像データのうち当該シーンに対応した前記粗編集映像データを再生させる粗編集映像データ再生段階とを有することを特徴とする映像放送方法。
(付記2) 前記ダウンロード状況判断段階は、シーンごとに当該シーンに対応する本放送映像データと、粗編集映像データと、当該本放送映像データのダウンロード状況とを関連付けて管理する映像管理テーブルに基づいて、前記放送するシーンの本放送映像データが、前記所定のサーバからダウンロード済みかを判断することを特徴とする付記1記載の映像放送方法。
(付記3) 前記粗編集映像データ再生段階は、前記映像管理テーブルに基づいて、前記放送するシーンに対応した粗編集映像データを特定することを特徴とする付記1又は2記載の映像放送方法。
(付記4) 前記ダウンロード状況判断段階において前記放送するシーンの本放送映像データがダウンロードされていると判断された場合に、当該本放送映像データを再生させる本放送映像データ再生段階を更に有することを特徴とする付記1乃至3いずれか一項記載の映像放送方法。
(付記5) 前記ダウンロードは、IPネットワークを介して行うことを特徴とする付記1乃至4いずれか一項記載の映像放送方法。
(付記6) コンピュータに、
放送するシーンの本放送映像データが、所定のサーバからダウンロードされているかを判断するダウンロード状況判断手順と、
前記ダウンロード状況判断手順において前記放送するシーンの本放送映像データはダウンロードされていないと判断された場合に、前記放送するシーンの編集に用いた粗編集映像データのうち当該シーンに対応した前記粗編集映像データを再生させる粗編集映像データ再生手順と
を実行させるための映像放送プログラム。
(付記7) コンピュータに、
放送するシーンの本放送映像データが、所定のサーバからダウンロードされているかを判断するダウンロード状況判断手順と、
前記ダウンロード状況判断手順において前記放送するシーンの本放送映像データはダウンロードされていないと判断された場合に、前記放送するシーンの編集に用いた粗編集映像データのうち当該シーンに対応した前記粗編集映像データを再生させる粗編集映像データ再生手順と
を実行させるための映像放送プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
【0050】
【発明の効果】
上述の如く、本発明によれば、実際の放送に利用する高画質の映像が入手できない場合でも、適切に放送を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態における映像放送システムの構成例を示す図である。
【図2】本発明の実施の形態における映像放送サーバのハードウェア構成例を示す図である。
【図3】本発明の実施の形態における映像放送システムの機能構成例を示す図である。
【図4】映像バッファリングサーバによる素材映像データの取り込み処理を説明するためのフローチャートである。
【図5】素材映像データが処理される様子を示すイメージ図である。
【図6】粗編集映像データを受信した際の映像放送サーバの処理を説明するためのフローチャートである。
【図7】EDLの構成例を示す図である。
【図8】映像管理テーブルの構成例を示す図である。
【図9】本放送映像データをダウンロードした後の映像管理テーブルの内容を示す図である。
【図10】放送時における映像放送サーバの処理を説明するためのフローチャートである。
【符号の説明】
1 映像放送システム
10 映像放送サーバ
11 粗編集映像格納手段
12 本放送映像格納手段
13 粗編集映像受信手段
14 映像管理テーブル登録手段
15 映像管理テーブル
16 本放送映像ダウンロード手段
17 本放送映像受信手段
19 映像切り替え手段
20 映像バッファリングサーバ
21 本放送映像バッファリング手段
22 映像エンコード手段
23 粗編集映像送信手段
24 本放送映像送信手段
30 ネットワーク
40 粗編集映像再生手段
50 スイッチャ
60 本放送映像再生手段
70 カメラ
71 素材映像データ
100 ドライブ装置
101 記録媒体
102 補助記憶装置
103 メモリ装置
104 演算処理装置
105 インタフェース装置
B バス

Claims (5)

  1. コンピュータを用いて映像の放送を行う映像放送方法であって、
    放送するシーンの本放送映像データが、所定のサーバからダウンロードされているかを判断するダウンロード状況判断段階と、
    前記ダウンロード状況判断段階において前記放送するシーンの本放送映像データはダウンロードされていないと判断された場合に、前記放送するシーンの編集に用いた粗編集映像データのうち当該シーンに対応した前記粗編集映像データを再生させる粗編集映像データ再生段階とを有することを特徴とする映像放送方法。
  2. 前記ダウンロード状況判断段階は、シーンごとに当該シーンに対応する本放送映像データと、粗編集映像データと、当該本放送映像データのダウンロード状況とを関連付けて管理する映像管理テーブルに基づいて、前記放送するシーンの本放送映像データが、前記所定のサーバからダウンロード済みかを判断することを特徴とする請求項1記載の映像放送方法。
  3. 前記ダウンロードは、IPネットワークを介して行うことを特徴とする請求項1又は2記載の映像放送方法。
  4. コンピュータに、
    放送するシーンの本放送映像データが、所定のサーバからダウンロードされているかを判断するダウンロード状況判断手順と、
    前記ダウンロード状況判断手順において前記放送するシーンの本放送映像データはダウンロードされていないと判断された場合に、前記放送するシーンの編集に用いた粗編集映像データのうち当該シーンに対応した前記粗編集映像データを再生させる粗編集映像データ再生手順と
    を実行させるための映像放送プログラム。
  5. コンピュータに、
    放送するシーンの本放送映像データが、所定のサーバからダウンロードされているかを判断するダウンロード状況判断手順と、
    前記ダウンロード状況判断手順において前記放送するシーンの本放送映像データはダウンロードされていないと判断された場合に、前記放送するシーンの編集に用いた粗編集映像データのうち当該シーンに対応した前記粗編集映像データを再生させる粗編集映像データ再生手順と
    を実行させるための映像放送プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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