JP2004246297A - カメラ及び測距方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】セルフタイマモードにおいて適正な測距を行い適正な撮影動作を行う目的のために、フラッシュ光を被写体に照射して行った測距が不能であった場合、セルフタイマ光源からの補助光を被写体に照射して再度測距を行う。
【解決手段】複数の受光部を有し該複数の受光部で取得された被写体像に基づいて被写体までの距離を測定する測距装置と、セルフタイマ動作時にセルフタイマモードであることを示すための光を照射するセルフタイマLEDと、ストロボ補助光を被写体に照射するストロボ補助光光源とを備え、セルフタイマ機能を備えたカメラにおいて、セルフタイマモード時に、ストロボ補助光を被写体に照射して測距を行い(S38)、該測距が不能であった(S40で肯定判断された)場合に、セルフタイマLEDにより第2の補助光を被写体に照射して再度測距を行う(S52)。
【選択図】 図7

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、複数の受光部を有し該複数の受光部で取得された被写体像に基づいて被写体までの距離を測定する測距装置を備え、セルフタイマ機能を備えたカメラ、及び当該カメラにおける測距方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のカメラ等において、ストロボ光源とLED光源の2種類の光源を用いて焦点検出を行う技術が提案されている。
【0003】
例えば、下記の特許文献1には、画面中央部の焦点検出領域に対する焦点検出では、配光角の狭いLEDを補助光源として用い、画面周辺部の焦点検出領域に対する焦点検出では、配光角の広いストロボ光源を補助光源として用いることにより、低輝度時でも任意の焦点検出領域での焦点検出を可能とする技術が提案されている。
【0004】
また、下記の特許文献2には、初めにフラッシュ光を発光させて焦点検出を行い、フラッシュ光による被写体像のコントラストが所定値以上であれば該フラッシュ光による焦点検出結果に基づいてレンズ駆動制御を行い、コントラストが所定値以上でない場合には、次に投光LEDを発光させて焦点検出を行い、それぞれの補助光による焦点検出結果のうち信頼性の高い方を選択して該選択された焦点検出結果に基づいてレンズ駆動制御する技術が提案されている。
【0005】
【特許文献1】
特開2001−27724号公報
【特許文献2】
特開2002−139664号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
近年のカメラは、セルフタイマ機能を持つものが殆どであるが、上記2つの技術ではセルフタイマモード時の動作は考慮されていない。また、セルフタイマ機能では、セルフタイマ用の光源(LEDやランプ)が用いられるが、このセルフタイマ用の光源を有効活用することが待望される。
【0007】
本発明は、上記課題を解決するために成されたものであり、セルフタイマモードにおいて適正な測距を行い適正な撮影動作を行うことができるカメラ及び測距方法を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明に係るカメラは、複数の受光部を有し該複数の受光部で取得された被写体像に基づいて被写体までの距離を測定する測距装置を備え、セルフタイマ機能を備えたカメラであって、セルフタイマ動作時にセルフタイマモードであることを示すための光を照射するセルフタイマ表示用光源と、フラッシュ光を被写体に照射するフラッシュ光光源と、セルフタイマ動作時に、前記フラッシュ光光源により第1の補助光を被写体に照射して前記測距装置により測距を行い、該測距ができなかった場合に、前記セルフタイマ表示用光源により第2の補助光を被写体に照射して前記測距装置により再度測距を行うよう制御する制御手段とを備えたことを特徴とする。
【0009】
また、本発明に係る測距方法は、複数の受光部を有し該複数の受光部で取得された被写体像に基づいて被写体までの距離を測定する測距装置と、セルフタイマ動作時にセルフタイマモードであることを示すための光を照射するセルフタイマ表示用光源と、フラッシュ光を被写体に照射するフラッシュ光光源とを備え、セルフタイマ機能を備えたカメラ、における測距方法であって、セルフタイマ動作時に、前記フラッシュ光光源により第1の補助光を被写体に照射して前記測距装置により測距を行い、該測距ができなかった場合に、前記セルフタイマ表示用光源により第2の補助光を被写体に照射して前記測距装置により再度測距を行うことを特徴とする。
【0010】
以上のカメラ及び測距方法に係る発明では、セルフタイマ動作時に、フラッシュ光光源により第1の補助光を被写体に照射して測距装置により測距を行い、該測距ができなかった場合に、セルフタイマ表示用光源により第2の補助光を被写体に照射して測距装置により再度測距を行うため、セルフタイマ動作時に適正な測距を行い適正な撮影動作を行うことができる。また、カメラに既存のセルフタイマ用のLEDを有効活用するため、装置構成の複雑化及びコストアップを防止することができる。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面に従って、本発明に係るカメラ及び測距方法の好ましい実施の形態について詳説する。
【0012】
図1は、本発明が適用されたカメラの正面斜視図である。同図に示すようにカメラCには、被写体像を銀塩フィルムに結像する撮影レンズを備えたズームレンズ鏡胴21と、ストロボ光が発光されるストロボ発光窓22と、リモコン信号を受信するためのリモコン受光窓23と、被写体距離を測定するパッシブタイプのAFセンサが内蔵されているAF窓24と、セルフタイマ用光源としてのセルフタイマLED25と、撮影者が被写体を確認するファインダ窓26と、被写体の明るさを測定する測光センサが内蔵されている測光窓27と、撮影者がシャッタレリーズを指示する際に操作するシャッタボタン28等が設けられている。
【0013】
セルフタイマLED25により照射される光は、ストロボ光よりも配光角が狭いため、被写体にコントラストが無い場合でも、当該被写体の中心部と周辺部とで発光量に差異が生じる。このため、セルフタイマLED25を測距の補助光光源として用いることで、ストロボ光を測距の補助光として用いた場合よりも、コントラストが少ない被写体であっても、測距できる確率が向上する、という利点がある。
【0014】
図2は、カメラCの電気的構成を示すブロック図である。同図に示すように、カメラCにはCPU1が設けられている。CPU1は、カメラC全体の制御を行うものであり、制御・演算処理のためのプログラムを予め記憶しているROM2及び制御・演算の際に各種データを記憶するRAM3を内蔵している。
【0015】
更に、CPU1には、電源回路4、LCD5、LED群7、デート写し込み部8、リモコン受信回路9、ストロボ回路10、測光回路11、AF回路12、EEPROM14、スイッチ群15、モータドライバ16、鏡胴駆動部17、フィルム給送部18、及びシャッタ駆動部19が接続されている。
【0016】
電源回路4は、CPU1に電力を供給するものであり、この電力供給によりCPU1を動作させる。LCD5は、撮影モードなどを表すマークや、デート表示のための数字を表示するものである。LED群7には、上記図1のセルフタイマLED25が含まれる。ストロボ回路10は、ストロボ窓内に設けられた発光体を有し、CPU1による制御の下、選択された撮影モード(ストロボ発光態様等に関するモード)に従って発光体をストロボ発光させる。測光回路11は、測光センサなどにより構成されている。AF回路12は、AF投光窓およびAF受光窓それぞれの中に発光体および受光体それぞれを有し、これら発光体および受光体を用いた三角測距の原理により、CPU1による指示により被写体までの距離を測定し、その測定結果をCPU1に送る。
【0017】
EEPROM14は、各時点におけるカメラの状態、各種の制御パラメータ等を記憶する。スイッチ群15は、シャッタレリーズを行うシャッタボタン、撮影モードを設定するためのモードスイッチ、セルフタイマ撮影を設定するためのセルフタイマスイッチ、カメラの撮影可能状態、撮影不可能状態を切り替えるメインスイッチ、ズーミングを行うためのズームスイッチ(TELEスイッチ、WIDEスイッチ)、フィルム装填及び取り出し時に裏蓋の開閉を検出する裏蓋開閉スイッチ、フィルムの途中巻戻しを指示するMRスイッチ、標準電波の受信開始を手動で行うための手動受信スイッチなどにより構成されている。
【0018】
モータドライバ16は、CPU1からの制御信号を受けて鏡胴駆動部17、フィルム給送部18及びシャッタ駆動部19に駆動信号を出力するものである。鏡胴駆動部17は、レンズ鏡胴の繰り出し及び繰り込みの駆動を行うものであり、図示しないモータを備えている。このモータは、鏡胴を駆動するためのモータであり、モータドライバ16の駆動信号を受けて駆動する。フィルム給送部18は、CPU1による指示に従い、装填されているフィルムパトローネのフィルムを順方向または逆方向に給送する。シャッタ駆動部19は、シャッタ駆動を行うものであり、モータドライバ16の駆動信号を受けて作動する。
【0019】
図3は、パッシブ方式によるAFセンサ98の構成を示した図である。同図に示すようにAFセンサ98には、例えば白と黒の2つの色から構成されている被写体90の像を左右の各センサの受光面に結像するレンズ92と、受光面に結像した像を光電変換して輝度信号として出力する右側のR(右)センサ94及び左側のL(左)センサ96と、CPU1と間で各種データの送受信を行うとともにRセンサ94及びLセンサ96の制御とデータ処理を行うAF回路12(図2も参照)とが設けられている。尚、Rセンサ94、Lセンサ96、及び、AF回路12は、例えば、同一基板上に実装される。
【0020】
Rセンサ94及びLセンサ96は例えばCMOSラインセンサであり、直線上に配列された複数のセル(受光素子)から構成される。尚、Rセンサ94とLセンサ96のそれぞれのセルには図3において左側から順にセンサ番号1、2、3…233、234が付されるものとする。ただし、Rセンサ94及びLセンサ96の左右両側の5つずつのセルは、ダミーのセルとして実際には使用されていないため、有効なセンサ領域は、センサ番号6から229までとなっている。これらのRセンサ94及びLセンサ96の各セルからは受光した光量に応じた輝度信号がセンサ番号と関連付けてAF回路12に順次出力される。
【0021】
そして、CPU1ではRセンサ94とLセンサ96のそれぞれのセンサ像の間で相関値演算を行い、相関が最も高くなるときのセンサ像のズレ量を求め、被写体90までの距離を算出する(三角測量の原理)。
【0022】
定量的には、被写体距離は、Rセンサ94とLセンサ96との間隔及び各センサからレンズ92までの距離、Rセンサ94及びLセンサ96の各セルのピッチ(例えば12μm)等を考慮して、センサ像のズレ量から算出することができる。センサ像のズレ量は、Rセンサ94とLセンサ96のそれぞれのセンサ像の間で相関値演算を行うことにより求めることができる。
【0023】
ここで、図4に示すようにRセンサ94及びLセンサ96のセンサ領域は、それぞれ5分割したエリア単位で相関値演算等の処理が行われ、各エリア毎に被写体距離が算出されるようになっている。これらの分割されたエリアを以下分割エリアというものとすると、分割エリアは、同図に示すように「右エリア」、「右中エリア」、「中央エリア」、「左中エリア」、「左エリア」から構成される。また、各分割エリアは、隣接する分割エリアと一部領域(セル)を共有している。相関値演算等の際には、Rセンサ94とLセンサ96の対応する各分割エリア間(同一名の分割エリア間)でそれぞれ個別に相関値演算が行われることになる。尚、本実施の形態では分割エリアはセンサ領域を5分割したものであるが5分割以外の分割数であってもよい。
【0024】
測距エリアは、Rセンサ94とLセンサ96のそれぞれのセンサ領域のうち測距に使用する領域であり、「右エリア」、「右中エリア」、「中央エリア」、「左中エリア」、「左エリア」の5つの分割エリアで構成される領域が測距に使用される。よって、AF測距処理中にエラーが発生しない限り、上記それぞれのエリアから5つの測距値(被写体距離)が算出される。測距値が算出されると、CPU1は以下のような処理をして測距値を基にしてオートフォーカスデータを算出する。
【0025】
以下、図5及び図6を参照して、測距値が算出された後に、CPU1が測距値を基にしてオートフォーカスデータを算出する処理について説明する。図5は上記処理の手順を示すフロー図である。図6は5つの測距値の位置関係を表した模式図であり、図6において上にある測距値ほどカメラから遠い距離に対応する測距値(数値の小さい測距値)であり、下にある測距値ほどカメラから近い距離に対応する測距値(数値の大きい測距値)を表している。なお、測距値は対応する距離が近い(対象物がカメラから近い状態)ほど大きく、遠い(対象物がカメラから遠い状態)ほど小さい数値となっている。以下、測距値の大小を言う場合はこの例に従うものとする。また、図6の例では測距値70a、70b、70c、70d、70eの順に測距値が大きい(対応する距離が近い)ものとして説明する。
【0026】
まず、5つ得られた測距値70a、70b、70c、70d、70eのうち最も至近距離に対応する(最も大きい)測距値である最至近測距値を検出する(S10)。この例では測距値70aが最至近測距値70aとして検出されることとなる。
【0027】
次に、最至近測距値70a以外の測距値についてそれぞれ最至近測距値70aとの差72b、72c、72d、72eを算出する。そして、それらの差が所定のしきい値72fよりも小さい測距値を選択し、それ以外の測距値は以下の処理には用いないこととする(S12)。ここでしきい値72fは諸条件によって切替可能となっており、フィルム感度、撮影レンズのFナンバ及び焦点距離等によって決定される錯乱円に基づいて変更することが可能である。本実施形態では例えば、しきい値72fは最至近測距値に対応する距離に焦点を合わせたとした場合の錯乱円δがδ=0.09mmとなる位置に設定してある。この例では測距値70b、70c、70dが選択され、測距値70eは以降の処理には用いないこととなる。ここで、最至近測距値70aとの差が所定のしきい値72fよりも小さい測距値が存在しない場合にはオートフォーカスデータ=最至近測距値70aとしてオートフォーカスデータ算出処理を終了する(S13)。
【0028】
次に、選択した測距値70b、70c、70dと最至近測距値70aとの差72b、72c、72dを取り、それらの平均値である第一補正値72hを算出する。すなわちこの例の場合は72h=(72b+72c+72d)/3で計算される(S14)。
【0029】
次に、S12で選択された、最至近測距値70aとの差が所定のしきい値72fよりも小さい測距値70b、70c、70dのうち、最も遠距離に対応する(最も小さい)測距値である最遠測距値70dを検出し、最遠測距値70dと最至近測距値70aとの差72dの1/2である第二補正値72jを算出する(S16)。
【0030】
次に、第一補正値72hと第二補正値72jを比較し、より小さい方を採用補正値(図示しない)として採用する(S18、S20、S22)。なお、両者の値が同一である場合にはいずれの値を採用することとしてもよい。さらに、最至近測距値70aから採用補正値(正の値)を減算補正することによりオートフォーカスデータとして算出する(S24)。
【0031】
ここでさらに、算出した結果のオートフォーカスデータが所定の値よりも小さくなってしまった場合にはオートフォーカスデータは該所定の値とし、採用補正値の算出結果が所定の値を超えてしまった場合は採用補正値を該所定の値とすることによって異常なオートフォーカスデータが算出されることを防止してもよい。
【0032】
オートフォーカスデータが算出されれば、CPU1は温度等の要因を考慮しながらオートフォーカスデータを基に対象物との距離を求め、モータ駆動によりズームレンズ鏡胴21を求めた距離に対応する位置へ動かしてフォーカス位置を変更する。
【0033】
以下、本実施形態のカメラCのCPU1により実行される本発明に係る処理を図7に基づいて説明する。
【0034】
カメラCのシャッタボタン28が押し下げられ、所定の中途レベルまで来ると、半押し状態オンとなり(S30)、測光を行う(S32)。ここで、測光の結果に基づき、測距のためにストロボ補助光の設定が必要であるか否かを判断する(S34)。ここでストロボ補助光が必要であると判断した場合、例えば、測距のためにストロボ補助光の光量を増やす必要がある場合等は、測距のためのストロボ補助光の設定を行う(S36)。
【0035】
次に、ストロボ補助光を発光させて測距を行う(S38)。測距は前述した図3〜図6のような原理・方法によって行われる。そして、測距が不能であったか否かを判断する(S40)。測距が不能でない(測距可能であった)場合は、当該測距の演算結果を採用し(S42)、シャッタボタン28が所定の全押しレベルまで来たときに全押し状態オンとなり(S44)、モータドライバ16及び鏡胴駆動部17によりレンズ鏡胴を当該演算結果の位置まで繰り出して(S58)、図7の処理を終了する。
【0036】
S40で測距が不能であった場合は、その時、セルフタイマが動作するモード(セルフモード)であるか否かを判断する(S46)。セルフモードでなければ、焦点距離を予め定めた固定焦点距離に設定し(S60)、シャッタボタン28が所定の全押しレベルまで来たときに全押し状態オンとなり(S62)、モータドライバ16及び鏡胴駆動部17によりレンズ鏡胴を当該固定焦点位置まで繰り出して(S66)、図7の処理を終了する。
【0037】
S46でセルフモードであった場合は、シャッタボタン28が所定の全押しレベルまで来たときに全押し状態オンとなり(S48)、再測距のためにセルフタイマLED25の点灯設定を行う(S50)。
【0038】
設定後は、セルフタイマLED25を点灯させて再測距を行う(S52)。そして、再測距が不能であったか否かを判断する(S54)。再測距が不能でない(再測距可能であった)場合は、当該再測距の演算結果を採用し(S56)、モータドライバ16及び鏡胴駆動部17によりレンズ鏡胴を当該再測距の演算結果の位置まで繰り出して(S58)、図7の処理を終了する。
【0039】
S54で再測距が不能であった場合は、焦点距離を予め定めた固定焦点距離に設定し(S64)、モータドライバ16及び鏡胴駆動部17によりレンズ鏡胴を当該固定焦点位置まで繰り出して(S66)、図7の処理を終了する。
【0040】
以上のような図7の処理により、セルフモードでは、ストロボ光を用いた測距が不能であっても、セルフタイマLED25を用いた再測距が自動的に行われるため、セルフタイマ動作時に適正な測距を行い適正な撮影動作を行うことができる。また、カメラCに既存のセルフタイマLED25を有効活用するため、装置構成の複雑化及びコストアップを防止することができる。
【0041】
なお、上記実施形態では、セルフタイマ用光源として、LEDを用いた例を説明したが、LED以外に、タングステンランプにより構成することもできる。また、セルフタイマ用光源は、いわゆる赤目ランプと兼用することもできる。
【0042】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、セルフタイマ動作時に、フラッシュ光光源により第1の補助光を被写体に照射して測距装置により測距を行い、該測距ができなかった場合に、セルフタイマ表示用光源により第2の補助光を被写体に照射して測距装置により再度測距を行うため、セルフタイマ用のLEDを有効活用しつつ、セルフタイマ動作時に適正な測距を行い適正な撮影動作を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用されたカメラの正面斜視図である。
【図2】カメラの電気的構成を示すブロック図である。
【図3】パッシブ方式によるAFセンサの構成を示した図である。
【図4】Rセンサ及びLセンサのセンサ領域における分割エリアを示した図である。
【図5】オートフォーカスデータを算出する処理のフロー図である。
【図6】得られた測距値の位置関係を表す模式図である。
【図7】本実施形態のカメラで実行される本発明に係る処理の流れ図である。
【符号の説明】
C…カメラ、1…CPU、2…ROM、3…RAM、4…電源回路、5…LCD、7…LED群、8…デート写し込み部、9…リモコン受信回路、10…ストロボ回路、11…測光回路、12…AF回路、14…EEPROM、15…スイッチ群、16…モータドライバ、17…鏡胴駆動部、18…フィルム給送部、19…シャッタ駆動部、21…ズームレンズ鏡胴、22…ストロボ発光窓、23…リモコン受光窓、24…AF窓、25…セルフタイマLED、26…ファインダ窓、27…測光窓、28…シャッタボタン、90…被写体、92…レンズ、94…Rセンサ、96…Lセンサ、98…AFセンサ。

Claims (2)

  1. 複数の受光部を有し該複数の受光部で取得された被写体像に基づいて被写体までの距離を測定する測距装置を備え、セルフタイマ機能を備えたカメラであって、
    セルフタイマ動作時にセルフタイマモードであることを示すための光を照射するセルフタイマ表示用光源と、
    フラッシュ光を被写体に照射するフラッシュ光光源と、
    セルフタイマ動作時に、前記フラッシュ光光源により第1の補助光を被写体に照射して前記測距装置により測距を行い、該測距ができなかった場合に、前記セルフタイマ表示用光源により第2の補助光を被写体に照射して前記測距装置により再度測距を行うよう制御する制御手段と、
    を備えたカメラ。
  2. 複数の受光部を有し該複数の受光部で取得された被写体像に基づいて被写体までの距離を測定する測距装置と、セルフタイマ動作時にセルフタイマモードであることを示すための光を照射するセルフタイマ表示用光源と、フラッシュ光を被写体に照射するフラッシュ光光源とを備え、セルフタイマ機能を備えたカメラ、における測距方法であって、
    セルフタイマ動作時に、前記フラッシュ光光源により第1の補助光を被写体に照射して前記測距装置により測距を行い、
    該測距ができなかった場合に、前記セルフタイマ表示用光源により第2の補助光を被写体に照射して前記測距装置により再度測距を行う、
    ことを特徴とする測距方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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