JP2004246182A - 表示装置およびそれにおける表示方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】デジタル信号に基づいて階調表示を実行する表示装置において、D/A変換回路の回路面積を削減する。
【解決手段】データビットD0〜D3に応じたデータ電流Idatを発生するためのD/A変換回路30は、入力されたデータビットに応じて、ビット重み付け電流I0〜I2をそれぞれ出力するD/A変換ユニットDAC[0]〜[2]が設けられる。D/A変換ユニットDAC[0]〜[2]の出力ノードは互いに電気的に接続される。1フレーム期間は、第1および第2の期間に分割される。第1の期間においては、下位データビットD0〜D2がD/A変換ユニットDAC[0]〜[2]へそれぞれ入力され、第2の期間においては、上位データビットD3がD/A変換ユニットDAC[0]〜[2]の各々へ共通に入力される。
【選択図】 図4

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、表示装置に関し、より特定的には、電流駆動型発光素子を各画素に備え、かつ、デジタル信号に基づいた階調表示を実行する表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
フラットパネルタイプの表示装置として、各画素が電圧駆動型表示素子で構成された液晶ディスプレイ(LCD)や、各画素が電流駆動型表示素子で構成されたエレクトロルミネッセンス(EL)表示装置などが注目されている。電流駆動型表示素子としては、発光ダイオード(LED)もよく知られている。
【0003】
一般に、これらの表示装置においては、行列状に配置された複数の画素は、点順次走査や線順次走査によって順次駆動されて、表示信号の供給を受ける。そして、各画素は、次に駆動されるまでの間、供給された表示信号に応じた輝度を、出力する。たとえば、非特許文献1および2には、液晶ディスプレイ装置における駆動方式の代表例が示されている。
【0004】
各画素が受ける表示信号は、階調表示を実現するために通常アナログ信号となる。表示信号は、表示素子が電圧駆動素子(LCDなど)の場合はアナログ電圧であり、表示素子が電流駆動型(ELやLEDなど)の場合にはアナログ電流となる。
【0005】
これらのアナログ電圧やアナログ電流を、各表示素子で表示される最大輝度(白)および最小輝度(黒)の中間レベルに設定することによって、各画素における階調表示を実行することができる。
【0006】
【非特許文献1】
「Part.3−1 液晶の現状と将来展望〜液晶ディスプレイを発展させた基本技術をツールから解説〜」,ブラットパネルディスプレイ2001,日経BP社,2000年10月25日,p.100−101
【0007】
【非特許文献2】
「基礎からのLCD技術 第7章 液晶ディスプレイの表示方法」,月刊エルシーディ・インテリジェンス 1997年増刊号,プレスジャーナル,平成9年8月25日,p.51
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、表示パネルに対して、表示信号をアナログ電圧またはアナログ電流として直接供給する構成においては、階調数が増加した場合に、その設定精度を維持することが困難となる。したがって、一般的には、表示すべき階調を示すための複数ビットのデジタル信号が表示パネルに与えられ、各画素に対しては、当該デジタル信号をデジタル/アナログ変換(D/A変換)して得られたアナログ電圧またはアナログ電流を供給する構成が一般的である。
【0009】
しかしながら、このようなD/A変換を伴う階調表示方式では、階調数の増加、すなわち表示信号のビット数の増加に伴って、D/A変換回路が大型化するという問題点が生じる。
【0010】
特に、表示パネルの画素数や動作周波数の関係から、表示ラインごとにD/A変換回路を配置する構成とした場合には、この問題点が顕著になって表示装置全体の面積が増大してしまう。
【0011】
この発明は、このような問題点を解決するためになされたものであって、この発明の目的は、電流駆動型素子を各画素に備えた表示装置において、デジタル信号に従った階調表示を実行するためのD/A変換関連の回路面積を削減することである。
【0012】
【課題を解決するための手段】
この発明に従う表示装置は、nビット(n:3以上の整数)のデジタル信号である表示信号に基づいた階調表示を行なう表示装置であって、各々が電流駆動型表示素子を有する複数の画素と、複数の画素を所定の方式で周期的に選択するための走査部と、走査部によって選択された少なくとも1つの画素に対して、表示信号に応じたデータ電流を供給するためのデータ電流発生回路とを備え、データ電流発生回路は、表示信号の上位jビット(j:1≦j≦(n−2)の整数)を除く下位kビット(k:k=n−jで示される整数)にそれぞれ対応して設けられ、それぞれの出力ノードが互いに電気的に接続されたk個のD/A変換ユニットを含み、k個のD/A変換ユニットのそれぞれは、入力された表示信号のうちの1ビットに応じて、第1から第kのビット重み付け電流を出力ノードに発生させ、各画素におけるフレーム期間は、表示信号の下位kビットに応じた階調表示を行なうための第1の期間と、上位jビットにそれぞれ応じたオンオフ表示をそれぞれで行なうためのj個の第2の期間とに分割され、k個のD/A変換ユニットは、第1の期間において、下位kビットの入力をそれぞれ受けて、第1から第kのビット重み付け電流の生成を実行または停止し、k個のD/A変換ユニットの各々は、j個の第2の期間のそれぞれにおいて、上位jビットのうちの対応する1ビットを共通に受けて、第1から第kのビット重み付け電流の生成を共通に実行または停止する。
【0013】
この発明に従う表示方法は、各画素が電流駆動型発光素子を備えた表示装置における、nビット(n:3以上の整数)のデジタル信号である表示信号に基づいた階調表示を行なう表示方法であって、各画素におけるフレーム期間は、表示信号の上位jビット(j:1≦j≦(n−2)の整数)を除く下位(n−j)ビットに応じた階調表示を行なうための第1の期間と、上位jビットにそれぞれ応じたオンオフ表示をそれぞれで行なうためのj個の第2の期間とに分割され、各画素は、第1の期間において、下位(n−j)ビットに応じて段階的に設定される第1のデータ電流を供給され、かつ、j個の第2の期間のそれぞれにおいて、上位jビットのうちの対応する1ビットに応じて、第2のデータ電流の供給を実行あるいは停止され、第2のデータ電流は、第1の期間における第1のデータ電流の最大値と実質的に同一である。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下において、本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
【0015】
[実施の形態1]
図1は、本発明の実施の形態1に従う表示装置の全体構成を示すブロック図である。
【0016】
図1を参照して、本発明に従う表示装置1は、複数の画素2が行列状に配置された表示パネル部5と、行走査回路10と、ゲートドライバ15と、列走査回路20と、データ電流発生回路25とを備える。
【0017】
各画素2は、後ほど詳細に説明するように、電流駆動型表示素子(たとえばEL素子やLED)を有する。表示パネル部5において、複数の画素2は行列状に配置され、画素の行(以下、単に「画素行」とも称する)にそれぞれ対応して、走査線SL1,SL2〜SLmが配置され、画素の列(以下、単に「画素列」とも称する)にそれぞれ対応してデータ線DL1,DL2〜DLv(v:自然数)が配置される。
【0018】
行走査回路10は、所定の走査周期に基づいて、画素行を順に選択する。ゲートドライバ15は、行走査回路10による選択結果に応じて、各走査線SL(走査線SL1〜SLmを総括的に示す)を順に選択状態へ活性化する。列走査回路20は、所定の走査周期で画素列を順に選択する。
【0019】
データ電流発生回路25は、画素列にそれぞれ対応して設けられたデジタル/アナログ変換回路(D/A変換回路)30と、アナログスイッチなどで構成されるデータドライバ40とを有する。
【0020】
D/A変換回路30は、nビット(n:3以上の整数)の表示信号を構成するデータビットD0,D1〜Dn−1を、ラッチ信号LTに応答して列走査回路20の指示するタイミングで取込んでラッチし、ラッチしたデータビットをアナログ電流であるデータ電流Idatへ変換する。データドライバ40は、列走査回路20の指示するタイミングで、D/A変換回路30からのデータ電流Idatを各データ線DL(データ線DL1,DL2〜DLvを総称したもの)へ伝達する。
【0021】
なお、図1には、行走査回路10、ゲートドライバ15、列走査回路20およびデータ電流発生回路25が表示パネル部5と一体的に形成された表示装置の構成を例示したが、これらの回路部分については、表示パネル部5の外部回路として設けることも可能である。
【0022】
まず、図1に示した表示装置の実施の形態1に従う動作シーケンスを説明する。
【0023】
図2は、図1に示した表示装置の動作を説明するシーケンス図である。
図2を参照して、実施の形態1に従う表示装置においては、フレーム周波数の逆数で与えられる1フレーム期間Tは、複数の期間T1およびT2に分割される。各画素は、期間T1において、最上位ビットを除くデータビットD0〜Dn−2に応じたデータ電流Idatの供給を受ける一方で、期間T2において、最上位のデータビットDn−1に応じたデータ電流Idatの供給を受ける。
【0024】
まず、期間T1において、n個の画素行が一定周期で順に走査対象に選択される。これに応じて、走査線SL1,SL2〜SLmが順に所定期間ずつ選択状態(ハイレベル)に活性化される。
【0025】
各走査線SLの活性化期間において、1行分のデータビットD0〜Dn−2がシリアルに生成される。ラッチ信号LTは、列走査回路20によって順に活性化され、各ラッチ信号LTの活性化タイミングに応答して、各D/A変換回路30は、対応のデータビットD0〜Dn−2を取込んでラッチする。
【0026】
図2に示した動作波形図では、各画素は線順次駆動されて、1行分のデータ電流Idatが並列に供給される。各走査線SLの活性化期間において、次に選択される画素行に対応したデータビットが伝達されている。各D/A変換回路30は、次に選択される画素行に対応するデータビットのラッチ動作と並行して、1行前の走査線の選択時に伝達されかつラッチしたデータビットD0〜Dn−2をアナログ変換してデータ電流Idatを生成する。
【0027】
同様に、期間T2においても、走査線SL1,SL2〜SLmが順に所定期間ずつ選択状態(ハイレベル)に活性化され、各走査線SLの活性化期間において、1行分のデータビットDn−1(最上位ビット)がシリアルに生成される。期間T2においても、各走査線SLの活性化期間において、次に選択される画素行に対応したデータビットが伝達されている。各D/A変換回路30は、次に選択される画素行に対応するデータビットのラッチ動作と並行して、1行前の走査線の選択時に伝達されかつラッチしたデータビットDn−1をアナログ変換してデータ電流Idatを生成する。
【0028】
期間T1およびT2のそれぞれにおいて、各D/A変換回路30によって生成されたデータ電流Idatは、データドライバ(アナログスイッチ)40を介してデータ線DL1,DL2〜DLvへ並列に供給される。データ線DL1,DL2〜DLvにそれぞれ供給されたデータ電流Idatは、選択された画素行において、対応の走査線SLの活性化に応答して、各画素へ伝達される。
【0029】
次に、本発明における表示装置の構成について詳細に説明していく。
図3は、図1に示した画素2の構成例を示す回路図である。
【0030】
図3には、一例として、発光素子として有機発光ダイオードOLEDを備えた電流プログラム型の画素回路構成が示される。電流プログラム型の画素については、たとえば“Pixel−Driving Methods for Large−Sized Poly−Si AM−OLED Displays”, Akira Yumoto et al., Asia Display / IDW’01(2001) pp.1395−1398に開示されている。
【0031】
図3を参照して、画素2は、発光素子として設けられた有機発光ダイオードOLEDに対して、データ電流Idatに対応した電流を供給するための画素駆動回路3を含む。画素駆動回路3は、キャパシタ4と、n型TFT素子6,7と、p型TFT素子8,9とを有する。
【0032】
n型TFT素子6は、対応するデータ線DLおよびノードN0の間に電気的に接続され、そのゲートは対応する走査線SLと接続されている。p型TFT素子8および9は、電源電圧Vddおよび有機発光ダイオードOLEDの間に直列に接続される。n型TFT素子7は、p型TFT素子8および9の接続ノードとノードN0との間に電気的に接続される。p型TFT素子8のゲートはノードN0と接続され、p型TFT素子9およびn型TFT素子7の各ゲートは対応する走査線SLと結合されている。ノードN0の電圧、すなわちp型TFT素子8のゲート・ソース間電圧(以下、単に「ゲート電圧」とも称する)は、ノードN0および電源電圧Vddの間に接続されたキャパシタ4によって保持される。
【0033】
有機発光ダイオードOLEDは、p型TFT素子9および共通電極の間に接続される。図3においては、有機発光ダイオードOLEDのカソードが共通電極と接続される「カソードコモン構成」が示される。共通電極には、所定電圧Vssが供給される。所定電圧Vssとしては、接地電圧または負電圧が用いられる。
【0034】
対応の走査線SLがハイレベルに活性化された画素では、n型TFT素子6および7がターンオンするため、電源電圧VddからTFT素子6〜8を介してデータ線DLへ至る電流経路が形成される。後ほど詳細に説明するように、D/A変換回路30は、データ線DLと所定電圧Vssとの間にデータ電流Idatを流す経路を形成するので、画素駆動回路3中の上記電流経路にデータ電流Idatが流される。
【0035】
このとき、画素駆動回路3では、p型TFT素子8のドレインおよびゲート間がn型TFT素子7によって電気的に接続されているため、p型TFT素子8にデータ電流Idatが通過するときのゲート電圧が、キャパシタ4によってノードN0に保持される。このように、走査線SLの活性化期間において、表示輝度に応じたデータ電流Idatが画素駆動回路3によってプログラムされる。
【0036】
その後、走査対象が切換わり、対応の走査線SLがローレベルに非活性化されると、n型TFT素子6および7はターンオフされ、p型TFT素子9がターンオンされる。これにより、画素2では、電源電圧Vddからp型TFT素子8,9および有機発光ダイオードOLEDを介して共通電極(所定電圧Vss)へ至る電流経路が形成される。この結果、走査線SLの活性化期間にプログラムされたデータ電流Idatを、走査線SLの非活性化期間においても有機発光ダイオードOLEDへ継続的に供給することが可能となり、有機発光ダイオードOLEDは、データ電流Idatに応じた輝度を出力する。
【0037】
図4は、図1に示したD/A変換回路30の構成例を示すブロック図である。
なお、以下においては、表示信号が4ビットのデジタル信号である場合、すなわちデータビットD0〜D3によって各画素の表示輝度が16段階に設定される場合の構成例について代表的に説明する。
【0038】
図4を参照して、D/A変換回路30は、ラッチ回路50と、電流生成部60とを有する。
【0039】
ラッチ回路50は、列走査回路20からのラッチ信号LTに応答して、図2で説明したタイミングにおいて、対応する画素列の表示信号を構成するデータビットD0〜D3を取込んでラッチする。既に説明したように、ラッチ回路50は、データ電流の供給対象である、すなわち対応の走査線が活性化された画素行および、次に活性化される走査線に対応する画素行の2行分のデータビットをラッチする必要がある。
【0040】
たとえば、ラッチ回路50の内部には、走査線の選択が切換わるごとに交互に動作して、伝達されたデータビットを取込んでラッチする2系統のラッチユニット(図示せず)が配置されているものとする。このような構成を設けることにより、図4中において、ラッチ回路50が出力するデータビットD0〜D3をデータ電流Idatの供給を受ける画素行に対応させることができる。
【0041】
電流生成部60は、最上位ビットを除くデータビットD0〜D2にそれぞれ対応して設けられたD/A変換ユニットDAC[0]〜DAC[2]を有する。以下に詳細に説明するように、本願発明に従う構成においては、D/A変換回路30は、n個未満のD/A変換ユニットを用いて、nビットに対応した階調表示を実現する。
【0042】
D/A変換ユニットDAC[0]は、入力されたデータビットに応じて、出力ノードNo[0]へのビット重み付け電流I0の生成を実行あるいは停止する。具体的には、入力されたデータビットが論理ハイレベル(“1”)であるときに出力ノードNo[0]にビット重み付け電流I0を生じさせ、入力されたデータビットが論理ローレベル(“0”)であるときには、出力ノードNo[0]にビット重み付け電流I0を生じさせない。
【0043】
同様に、D/A変換ユニットDAC[1]は、入力されたデータビットに応じて、出力ノードNo[1]へのビット重み付け電流I1の生成を実行あるいは停止し、D/A変換ユニットDAC[2]は、入力されたデータビットに応じて、出力ノードNo[2]へのビット重み付け電流I2の生成を実行あるいは停止する。
【0044】
図2に示した期間T1においては、D/A変換ユニットDAC[0]〜DAC[2]に対してデータビットD0〜D2がそれぞれ入力される一方で、期間T2においては、D/A変換ユニットDAC[0]〜DAC[2]の各々に対して最上位のデータビットD3が共通に入力される。
【0045】
D/A変換ユニットDAC[0]〜DAC[2]がそれぞれ生成するビット重み付け電流I0〜I2は、2の累乗に従って段階的に設定される。具体的には、基準電流Irefを用いて、I0=Iref、I1=2・IrefおよびI2=4・Irefとそれぞれ示される。
【0046】
D/A変換ユニットDAC[0]〜DAC[2]の出力ノードNo[0]〜No[2]は互いに電気的に接続されている。このため、D/A変換ユニットDAC[0]〜DAC[2]によって生じさせられるビット重み付け電流の和が、データ電流Idatとなる。
【0047】
図5は、図4に示したD/A変換ユニットの構成例を示す回路図である。D/A変換ユニットDAC[0]〜DAC[2]の各々の構成は同様であるので、図5では、データビットD2に対応するD/A変換ユニットDAC[2]の構成について代表的に説明する。
【0048】
図5を参照して、基準電流配線70〜72は、ビット重み付け電流I0〜I2の基準値となる電流を生成する。すなわち、基準電流配線70、71および72には、図示しない基準電流源より供給された、基準電流Iref、2・Irefおよび4・Irefがそれぞれ伝達されている。
【0049】
さらに、D/A変換ユニットDAC[0]〜DAC[2]で共有される制御信号SMPa,SMPbおよびOEa,OEbが図1に示した列走査回路20より供給されている。
【0050】
D/A変換ユニットDAC[2]は、n型TFT素子74と、p型TFT素子76と、ダミー負荷78と、2系統の重み付け電流源80a,80bとを含む。
【0051】
n型TFT素子74は、内部ノードN1および出力ノードNo[2]の間に電気的に接続される。p型TFT素子76のソースは、ダミー負荷78を介して電源電圧Vddと電気的に接続され、ドレインは、内部ノードN1と電気的に接続される。n型TFT素子74およびp型TFT素子76の各ゲートは、スイッチ回路79の出力を受ける。
【0052】
スイッチ回路79は、D/A変換ユニットDAC[0]〜DAC[2]の各々に対応して設けられる。図5に示された、D/A変換ユニットDAC[2]に対応するスイッチ回路79は、TFT素子74および76の各ゲートに対して、期間T1(図2)においてはデータビットD2を伝達し、期間T2(図2)においてはデータビットD3を伝達する。
【0053】
あるいは、図2に示したように、下位データビットD0〜D2および最上位データビットD3が重複して伝達されることがない場合には、スイッチ回路79と同様の機能を、下位データビット(D0〜D2の1つ)と上位データビットD3との論理OR演算結果を出力する論理ゲートで実現することも可能である。
【0054】
重み付け電流源80aは、基準電流配線72および内部ノードN2の間に電気的に接続されたn型TFT素子82aと、内部ノードN2および所定電圧Vssの間に接続されたn型TFT素子84aと、内部ノードN2およびn型TFT素子84aのゲートの間に接続されたn型TFT素子86aと、n型TFT素子84aのゲートおよび所定電圧Vssの間に接続されたキャパシタ89aと、内部ノードN1およびN2の間に電気的に接続されたn型TFT素子88aとを有する。n型TFT素子82aおよび86aの各ゲートには制御信号SMPaが入力され、n型TFT素子88aのゲートには制御信号OEaが入力される。
【0055】
重み付け電流源80bは、重み付け電流源80aと同様の構成を有し、n型TFT素子82a〜88aおよびキャパシタ89aにそれぞれ対応する、n型TFT素子82b〜88bおよびキャパシタ89bを有する。ただし、n型TFT素子82bおよび86bの各ゲートには制御信号SMPbが入力され、n型TFT素子88bの各ゲートには制御信号OEbが入力される。
【0056】
図3および図5に示されたTFT素子の材料としては、単結晶シリコン、非晶質シリコン(アモルファスシリコン)、低温ポリシリコンおよび有機薄膜等のいずれの材質も適用することができる。
【0057】
2系統の重み付け電流源80a,80bは、その一方ずつが、基準電流のサンプリングを行なうサンプリング動作と、ビット重み付け電流を出力する出力動作とを交互に実行する。重み付け電流源80aがサンプリング動作を実行する一方で、重み付け電流源80bが出力動作を実行する期間では、制御信号SMPa,OEbがハイレベルへ設定され、制御信号SMPb,OEaがローレベルへ設定される。反対に、重み付け電流源80bがサンプリング動作を実行する一方で、重み付け電流源80aが出力動作を実行する期間では、制御信号SMPa,OEbがローレベルへ設定され、制御信号SMPb,OEaがハイレベルへ設定される。
【0058】
図2に示した動作波形図においては、走査線SLの選択の切換えに応答して、重み付け電流源80a,80bのサンプリング動作および出力動作が入換えられる。
【0059】
重み付け電流源80aのサンプリング動作時には、制御信号SMPaの活性化(ハイレベル)に応答して、n型TFT素子82aおよび86aがターンオンする。これにより、基準電流配線72からn型TFT素子82aおよび84aを介して所定電圧Vssに至るビット重み付け電流I2の経路が形成される。さらに、n型TFT素子84aの通過電流がI2(=4・Iref)である場合でのゲート電圧が、キャパシタ89aによって保持される。一方、n型TFT素子88aは、制御信号OEaの非活性化(ローレベル)に応答して、ターンオフされている。このように、サンプリング動作時には、対応のビット重み付け電流I2を正確に発生させるためのゲート電圧が生成され、かつキャパシタ89aによって保持される。
【0060】
反対に、重み付け電流源80aの出力動作時においては、制御信号SMPaの非活性化(ローレベル)および制御信号OEaの活性化(ハイレベル)に応答して、n型TFT素子82aおよび86aはターンオフされ、p型TFT素子88aはターンオンされる。この結果、重み付け電流源80aには、ノードN1から所定電圧Vssへ至る経路が形成される。このとき、n型TFT素子84aのゲート電圧は、サンプリング動作によって、電流I2(=4・Iref)を流すためのレベルに予め設定されている。
【0061】
ノードN1は、入力されるデータビットD2またはD3が“0”であるときには、p型TFT素子76のターンオンおよびn型TFT素子74のターンオフに応答して、出力ノードNo[2]とは切離される一方でダミー負荷78を介して電源電圧Vddと生成される。この結果、ノードN1にビット重み付け電流I2が生じるものの、出力ノードNo[2]には、ビット重み付け電流I2は発生しない。
【0062】
一方、入力されるデータビットD2またはD3が“1”であるときには、p型TFT素子76のターンオフおよびn型TFT素子74のターンオンに応答して、出力ノードNo[2]からn型TFT素子88aおよび84aを介して所定電圧Vssへ至る、ビット重み付け電流I2を流すための電流経路が形成される。出力ノードNo[2]は、他のD/A変換ユニットの出力ノードNo[1],No[2]と電気的に接続されるとともに、対応のデータ線DLを介して図3に示した画素2と接続されている。
【0063】
既に説明したように、選択された画素2には、データ線DLから電源電圧Vddへ至る経路が形成されている。したがって、データ線DLには、並列接続されたD/A変換ユニット[0]〜DAC[2]によって発生されたビット重み付け電流の和が流されて、画素2へ供給される。この結果、電流生成部60は、D/A変換ユニット[0]〜DAC[2]への入力データビットに応答して、0〜7・Iref(=I0+I1+I2)の8段階のデータ電流Idatをデータ線DLへ供給することが可能である。
【0064】
図6は、図2に示した期間T1およびT2におけるデータ電流Idatの設定を説明する概念図である。
【0065】
図6を参照して、期間T1においては、最上位ビットを除くデータビットD0〜D2に応じた階調表示を行なうために、データ電流Idatは、0〜7・Irefの8段階のいずれかに選択的に設定される。これに対して、期間T2においては、最上位のデータビットD3に応じて、D/A変換ユニットDAC[0]〜DAC[2]の各々が共通にオンまたはオフされることにより、2値的なオンオフ表示が実行される。すなわち、データ電流Idatは、0または期間T1におけるデータ電流Idatの最大値と同一の7・Irefのいずれかに選択的に設定される。
【0066】
さらに、期間T1およびT2の比は、期間T1におけるデータ電流Idatの最大値7・Irefと、データビットD3=“1”に対応して供給されるべきデータ電流8・Irefとの比に応じて、T1:T2=7:8となるように設定される。この結果、期間T1の1フレーム期間Tに対する比を1/k(k=T1/T)と定義すると、1フレーム期間におけるデータ電流Idatの積分値について、0,Iref/k,2・Iref/k〜16・Iref/kの16階調に設定することができる。
【0067】
周知のように、フレーム周波数は人間の視覚が感知可能な周波数よりもはるかに高く設定されている。したがって、実施の形態1に従う構成によれば、3ビット分のD/A変換構成(図4,5のD/A変換ユニット)を用いて、人間の目に対しては、各画素において1フレーム期間内で4ビット分の16段階の階調表示を実行できる。
【0068】
また、各画素における1フレーム期間内での電流積分値に着目すると、1フレーム期間内でデータ電流Idatを一定とする一般的な構成と比較して、必要な基準電流Irefは、上記の比率kに応じてk倍となる。したがって、各画素で電流値が輝度に比例する場合において、データ電流Idatのダイナミックレンジをk倍にする必要がある。これにより、1階調当りのデータ電流のダイナミックレンジがk倍になるので、D/A変換ユニットDAC[0]〜DAC[2]の出力電流精度が一般的な構成よりも緩和されるという利点も発生する。
【0069】
なお、図6において、期間T1およびT2を入換えて、前半の期間において最上位ビットD3に応じたオンオフ表示を実行し、後半の期間において、下位のデータビットD0〜D2に応じた階調表示を行なう構成としてもよい。
【0070】
また、図5に示したD/A変換ユニットと図2に示した画素との構成の組合せによれば、データ電流Idatは、データ線DLからD/A変換ユニットDAC(電流減)へ流入する方向に発生する。しかし、これとは逆方向にデータ電流が生じるような他の構成の画素およびD/A変換ユニット(電流源)が適用された表示装置においても、図6に説明したようなデータ電流設定に基づいて、同様に本願発明を適用することが可能である。
【0071】
すなわち、画素およびD/A変換ユニットは、図2および図5にそれぞれ示された構成例に限定されるものではなく、本願発明は電流駆動素子を各画素に備えた表示装置に共通に適用可能である。
【0072】
[実施の形態1の変形例]
実施の形態1では、図2に示したように、最上位ビットを除くデータビットD0〜D2および最上位のデータビットD3とが、別々の期間T1およびT2に伝達される構成を前提とした。
【0073】
しかし、駆動方式によっては、全データビットD0〜D3が同一期間内に伝達される構成もありえるので、この場合には、以下に説明するように、期間T2であるかどうかを判断するために、最上位ビットのラッチ機能を含めた判定回路の配置が必要となる。
【0074】
図7は、実施の形態1の変形例に従うD/A変換回路の構成例を示すブロック図である。
【0075】
図7を参照して、実施の形態1の変形例に従うD/A変換回路30♯は、図4に示したD/A変換回路30と比較して、電流生成部60が判定回路65をさらに含む点で異なる。判定回路65は、ラッチ回路50にラッチされたデータビットD3を受けて、変換データビットD3♯を出力する。変換データビットD3♯は、図5に示したスイッチ回路79によって、D/A変換ユニットDAC[0]〜DAC[2]の各々へ伝達される。
【0076】
図8は、判定回路65の動作を示す概念図である。
図8を参照して、判定回路65は、期間T1においては、データビットD3のレベルにかかわらず変換データビットD3♯を“0”に固定する。これに対して、期間T2において、判定回路65は、変換データビットD3♯をデータビットD3と同レベルに設定する。これにより、期間T2において、図6と同様のオンオフ表示が実行される。D/A変換回路30♯の判定回路65以外の構成については、実施の形態1に従うD/A変換回路30と同様であるので詳細な説明は繰り返さない。
【0077】
このような構成とすることにより、全データビットが同じ期間に伝達される構成においても、実施の形態1に従う表示装置を実現できる。
【0078】
[実施の形態2]
実施の形態2においては、画素の駆動方式やD/A変換回路の配置が異なる構成に対する本願発明の適用について説明する。
【0079】
図9は、本発明の実施の形態2に従う表示装置1aの構成を示す全体ブロック図である。
【0080】
図9を参照して、実施の形態2に従う表示装置1aは、各画素を点順次駆動するための構成を有し、図1に示した実施の形態1に従う表示装置1と比較して、D/A変換回路30が複数のデータ線DLによって共有される点が異なる。図9の構成例では、1個のD/A変換回路30が全データ線DL1〜DLvによって共有される。
【0081】
図10は、図9に示された実施の形態2に従う表示装置の動作を説明する波形図である。
【0082】
図10を参照して、1フレーム期間Tは、図2と同様に、複数の期間T1およびT2に分割される。期間T1およびT2の各々において、データ線DL1〜DLvのうちの1つが順に選択される。アナログスイッチで構成されるデータドライバ40は、選択されたデータ線DLとD/A変換回路30の出力ノードとを接続する。各データ線DLの選択期間中において、走査線SL1〜SLmは、所定周期で順に活性化される。
【0083】
期間T1では、走査線SLの活性化の切換えに同期して、最上位のデータビットDnを除く下位のデータビットD1〜Dn−2がシリアルに伝達される。すなわち、D/A変換回路30は、順次伝達される下位データビットD0〜Dn−2を逐次取込んで、これに応じたデータ電流Idatを生成していく。生成されたデータ電流Idatは、選択されたデータ線DLを介して、走査線SL1〜SLmの活性化の切換えに応答して、点順次走査された各画素へ書込まれる。
【0084】
期間T2においては、走査線SLの活性化の切換えに同期して、最上位データビットDn−1がシリアルに伝達され、D/A変換回路30は、最上位データビットDn−1に応じたデータ電流Idatを逐次生成する。生成されたデータ電流Idatは、期間T1と同様にして、点順次走査された各画素へ書込まれる。
【0085】
期間T1およびT2のそれぞれにおいて、データ電流Idatを実施の形態1(図6)で説明したのと同様に設定することによって、実施の形態2に従う表示装置についても、実施の形態1に従う表示装置と同様の効果を享受できる。
【0086】
また、全データビットD0〜Dn−1が同じ期間に伝達される場合には、図9において、D/A変換回路30に代えてD/A変換回路30♯(図7)を用いればよい。
【0087】
すなわち、D/A変換回路30を複数のデータ線DLによって共有し、かつ、各画素を点順次駆動する構成の表示装置に対しても、本願発明を適用することが可能である。なお、このような構成では、D/A変換回路の配置個数は削減されるものの、D/A変換回路を初めとする回路全体について、高周波駆動が必要となる。
【0088】
[実施の形態2の変形例]
図11は、実施の形態2の変形例に従う表示装置1bの構成を示すブロック図である。
【0089】
図11を参照して、表示装置1bは、D/A変換回路30を複数のデータ線DL1〜DLvで供給するとともに、各画素を線順次駆動する。このため、図10におけるデータドライバ(アナログスイッチ)40は、アナログラッチなどで構成されるデータドライバ40♯に置換されている。
【0090】
また、D/A変換回路30中には、1行分のデータビットを一時的に保持するラッチ機能を設けてもよい。このようなラッチ機能が、実施の形態1と同様に2系統(2行分)設けられているか、あるいは1系統(1行分)のみ設けられているかによって、表示装置1bの動作は異なってくる。その他の構成は、図10に示した表示装置1aと同様であるので詳細な説明は繰返さない。
【0091】
図12には、D/A変換回路30中に2系統のラッチ機能が設けられている場合の動作例が示される。
【0092】
図12において、ラッチ信号LT,走査線SLの活性化タイミング、データ電流Idatの供給タイミングおよびデータビットD0〜Dn−1の伝達タイミング等は、図2に示した動作波形と同様であるので、詳細な説明は繰り返さない。
【0093】
2系統のラッチ機能は、走査線の選択が切換わるごとに交互に一方が動作して、伝達されたデータビットをラッチする。データ電流Idatは、他方のラッチ機能が、1行前の走査線選択期間にラッチしたデータビットに基づいて生成される。
【0094】
データ線DL1〜DLvで共有されるD/A変換回路30によって、逐次生成される1行分のデータ電流Idatは、データドライバ40♯によってアナログラッチされ、各データ線DLへ並列に供給される。
【0095】
これに対して、図13には、D/A変換回路30中に1系統のデータラッチ機能が設けられている場合の動作例が示される。この場合には、各D/A変換ユニットについても、基準電流サンプリング動作と電流出力動作とを交互に実行する2つの電流源(図5における80aおよび80b)を設けずに、1系統の電流源のみによって構成可能である。
【0096】
図13を参照して、まず期間T1において、n個の画素行が一定周期で順に走査対象に選択される。これに応じて、走査線SL1,SL2〜SLmが順に所定期間ずつ選択状態(ハイレベル)に活性化される。
【0097】
各走査線SLの活性化期間の前半において、ラッチ信号LTが順に活性化されて、シリアルに生成された1行分の表示信号(データビットD1〜Dn−2)が順にD/A変換回路に取込まれ、データ電流Idatへアナログ変換される。D/A変換回路30によって順に生成されたデータ電流Idatは、データドライバ40♯に送られてアナログラッチされる。
【0098】
次に、走査線SLの活性化期間の後半において、データドライバ40♯にラッチされた1行分の画素に対応するデータ電流Idatは、データ線DL1〜DLvへ並列に供給される。これにより、1行分のデータ電流Idatの書込が実行される。以降、各走査線SLの活性化期間において同様の動作が繰返される。
【0099】
一方、期間T2では、各走査線SLの活性化期間において、最上位のデータビットD3に応じた1行分のデータ電流Idatが、期間T1と同様の動作によって供給される。
【0100】
したがって、図11〜13で説明したような、D/A変換回路30を複数のデータ線DLによって共有し、かつ、各画素を線順次駆動する構成の表示装置に対しても、期間T1およびT2のそれぞれにおいて、データ電流Idatを実施の形態1(図6)で説明したのと同様に設定することによって、本願発明を適用することが可能である。また、全データビットD0〜Dn−1が同じ期間に伝達される構成に対しては、図11において、D/A変換回路30に代えてD/A変換回路30♯(図7)を用いればよい。
【0101】
[実施の形態3]
実施の形態1においては、1フレーム期間を2つの期間に分割して、(n−1)個のD/A変換ユニットを用いてnビット分の階調表示を実現する構成について説明した。実施の形態3においては、D/A変換ユニット(電流源)の個数をさらに削減して、nビット分の階調表示を実現する構成について説明する。
【0102】
実施の形態3においては、1フレーム期間は3つの期間T1〜T3に分割され、D/A変換回路30には、(n−2)個のD/A変換ユニットが配置される。
【0103】
図14は、図1に示した表示装置の本発明の実施の形態3に従う動作を説明する波形図である。
【0104】
図14を参照して、実施の形態3においては、1フレーム期間Tは、複数の期間T1、T2およびT3に分割される。各画素は、期間T1において、上位のデータビットDn−1およびDn−2を除くデータビットD0〜Dn−3に応じたデータ電流Idatの供給を受ける。さらに、各画素は、期間T2において、上位のデータビットDn−2に応じたデータ電流Idatの供給を受け、期間T3において、最上位のデータビットDn−1に応じたデータ電流Idatの供給を受ける。
【0105】
期間T1〜T3の各々での動作は、伝達されるデータビットが異なる点以外は図2で説明したのと同様であるので、詳細な説明は繰り返さない。
【0106】
図15は、実施の形態3に従うD/A変換回路の構成例を示すブロック図である。なお、実施の形態3においても、表示信号が4ビットのデジタル信号である場合の構成例について代表的に説明する。
【0107】
図15を参照して、実施の形態3に従うD/A変換回路31は、図1に示した表示装置1において、D/A変換回路30に代えて設けられる。D/A変換回路31は、ラッチ回路50および電流生成部61を含む。電流生成部61は、D/A変換回路30中の電流生成部60(図4)と比較して、下位のデータビットD0およびD1に対してのみD/A変換ユニットDAC[0]およびDAC[1]がそれぞれ設けられており、データビットD2およびD3に対応するD/A変換ユニットの配置が省略されている点で異なる。
【0108】
図4で説明したのと同様に、D/A変換ユニットDAC[0]は、入力されたデータビットに応じて、出力ノードNo[0]へのビット重み付け電流I0の生成を実行あるいは停止し、D/A変換ユニットDAC[1]は、入力されたデータビットに応じて、出力ノードNo[1]へのビット重み付け電流I1の生成を実行あるいは停止する。既に説明したように、ビット重み付け電流I0,I1は、基準電流Irefを用いて、I0=Iref、I1=2・Irefとそれぞれ示される。
【0109】
図14に示した期間T1においては、D/A変換ユニットDAC[0]およびDAC[1]に対してデータビットD0およびD1がそれぞれ入力される一方で、期間T2においては、D/A変換ユニットDAC[0],DAC[1]の各々に対してデータビットD2が入力され、期間T3においては、D/A変換ユニットDAC[0],DAC[1]の各々に対してデータビットD3が入力される。
【0110】
また、D/A変換ユニットDAC[0]およびDAC[1]の出力ノードNo[0]およびNo[1]は互いに電気的に接続されているので、D/A変換ユニットDAC[0]およびDAC[1]によって生じさせられるビット重み付け電流の和が、データ電流Idatとなる。
【0111】
図16は、実施の形態3に従うデータ電流の設定を説明する概念図である。
図16を参照して、期間T1においては、上位のデータビットD2およびD3を除く下位データビットD0およびD1に応じた階調表示を行なうために、データ電流Idatは、0〜3・Iref(=I0+I1)の4段階のいずれかに選択的に設定される。これに対して、期間T2においては、上位のデータビットD2に応じて、D/A変換ユニットDAC[0]およびDAC[1]の各々が共通にオンまたはオフされて、2値的なオンオフ表示が実行される。すなわち、データ電流Idatは、0または3・Irefのいずれかに選択的に設定される。同様に、期間T3においても、最上位のデータビットD3に応じて、期間T2と同様の2値的なオンオフ表示が実行される。
【0112】
期間T1、T2およびT3の比は、期間T1におけるデータ電流Idatの最大値3・Irefと、データビットD2=“1”に対応して供給されるべきビット重み付け電流4・Irefと、データビットD3=“1”に対応して供給されるべきビット重み付け電流8・Irefとの比に応じて、T1:T2:T3=3:4:8となるように設定される。
【0113】
なお、図6でも説明したように、期間T1,T2およびT3を設ける順番は、1フレーム期間内で任意に入換え可能である。
【0114】
このような構成とすることにより、実施の形態1よりもさらに1ビット分少ない個数のD/A変換ユニット(電流源)を用いて、1フレーム期間におけるデータ電流Idatの積分値を16階調に設定して、各画素において実施の形態1と同様の階調表示を実行できる。
【0115】
[実施の形態3の変形例]
実施の形態3においても全データビットD0〜D3が同一期間内に伝達される構成においては、期間T2,T3であるかどうかを判断するために、上位ビットのラッチ機能を含めた判定回路の配置が必要となる。
【0116】
図17は、実施の形態3の変形例に従うD/A変換回路の構成例を示すブロック図である。
【0117】
図17を参照して、実施の形態3の変形例に従うD/A変換回路31♯は、図15に示したD/A変換回路31と比較して、判定回路65および66をさらに含む点で異なる。
【0118】
判定回路65は、ラッチ回路50にラッチされたデータビットD3を受けて、変換データビットD3♯を出力する。変換データビットD3♯は、図14の期間T3において、D/A変換ユニットDAC[0]およびDAC[1]の各々へ伝達される。
【0119】
同様に、判定回路66は、ラッチ回路50にラッチされたデータビットD2を受けて、変換データビットD2♯を出力する。変換データビットD2♯は、図14の期間T2において、D/A変換ユニットDAC[0]およびDAC[1]の各々へ伝達される。
【0120】
図18は、図17に示した判定回路の動作を示す概念図である。
図18を参照して、判定回路65は、期間T1およびT2においては、データビットD3のレベルにかかわらず変換データビットD3♯を“0”に固定する一方で、期間T3では、変換データビットD3♯をデータビットD3と同じレベルに設定する。
【0121】
同様に、判定回路66は、期間T1およびT3においては、データビットD2のレベルにかかわらず変換データビットD2♯を“0”に固定する一方で、期間T2では、変換データビットD2♯をデータビットD2と同レベルに設定する。
【0122】
これにより、期間T2およびT3において、図16で説明したオンオフ表示が実行される。実施の形態3の変形例に従うD/A変換回路31♯の判定回路65,66以外の構成については、実施の形態3のD/A変換回路31と同様であるので詳細な説明は繰り返さない。
【0123】
このような構成とすることにより、全データビットが同じ期間に伝達される構成においても、実施の形態3に従う表示装置を実現できる。
【0124】
また、実施の形態3およびその変形例は、実施の形態2で説明した、図9〜図13に示す動作形態の表示装置についても、同様に適用できる。
【0125】
なお、実施の形態1および3では、4ビットの表示信号による階調表示において、1ビットまたは2ビット分のD/A変換構成(D/A変換ユニット)の配置を省略可能な構成について説明したが、本願発明が適用される表示装置における表示信号のビット数はこのような場合に限定されるものではない。すなわち、本願発明は、上位jビット(j:1≦j≦(n−2)の整数)を含むnビット(n:3以上の整数)の表示信号に基づいて階調表示を行なう表示装置に共通に適用することができる。
【0126】
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
【0127】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明に従う表示装置および表示方法によれば、nビットの表示信号のうちの上位jビット(j:1≦j≦(n−2)の整数)を除く(n−j)ビット分のD/A変換構成を用いて、各画素において各フレーム期間でnビット分の階調数を表示できる。また、1フレーム期間内でデータ電流を一定とする一般的な構成と比較して、データ電流のダイナミックレンジが拡大されるので、アナログ電流の設定精度が、緩和されるという利点も発生する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1に従う表示装置の全体構成を示すブロック図である。
【図2】実施の形態1に従う表示装置の動作を説明する波形図である。
【図3】図1に示した画素2の構成例を示す回路図である。
【図4】実施の形態1に従うD/A変換回路の構成例を示すブロック図である。
【図5】図4に示したD/A変換ユニットの構成例を示す回路図である。
【図6】実施の形態1に従うデータ電流の設定を説明する概念図である。
【図7】実施の形態1の変形例に従うD/A変換回路の構成例を示すブロック図である。
【図8】図7に示した判定回路の動作を示す概念図である。
【図9】本発明の実施の形態2に従う表示装置の構成を示す全体ブロック図である。
【図10】図9に示した表示装置の動作を説明する波形図である。
【図11】本発明の実施の形態2の変形例に従う表示装置の構成を示す全体ブロック図である。
【図12】図11に示した表示装置の第1の動作例を説明する波形図である。
【図13】図11に示した表示装置の第2の動作例を説明する波形図である。
【図14】本発明の実施の形態3に従う表示装置の動作を説明する波形図である。
【図15】実施の形態3に従うD/A変換回路の構成例を示すブロック図である。
【図16】実施の形態3に従うデータ電流の設定を説明する概念図である。
【図17】実施の形態3の変形例に従うD/A変換回路の構成例を示すブロック図である。
【図18】図17に示した判定回路の動作を示す概念図である。
【符号の説明】
1,1a,1b 表示装置、2 画素、5 表示パネル部、25 データ電流発生回路、30,30♯,31,31♯ D/A変換回路、40,40♯ データドライバ、50 ラッチ回路、60,61 電流生成部、65,66 判定回路、79 スイッチ回路、80a,80b 重み付け電流源、D0〜Dn−1 データビット、D2♯,D3♯ 変換データビット、DAC[0]〜DAC[2] D/A変換ユニット、DL1,DL2〜DLv データ線、I0,I1,I2 ビット重み付け電流、Idat データ電流、Iref 基準電流、No[0]〜No[2] 出力ノード、OLED 有機発光ダイオード、SL1,SL2〜SLm 走査線、T サイクル期間、T1,T2,T3 期間、Vdd 電源電圧、Vss 所定電圧。

Claims (9)

  1. nビット(n:3以上の整数)のデジタル信号である表示信号に基づいた階調表示を行なう表示装置であって、
    各々が電流駆動型表示素子を有する複数の画素と、
    前記複数の画素を所定の方式で周期的に選択するための走査部と、
    前記走査部によって選択された少なくとも1つの前記画素に対して、前記表示信号に応じたデータ電流を供給するためのデータ電流発生回路とを備え、
    前記データ電流発生回路は、前記表示信号の上位jビット(j:1≦j≦(n−2)の整数)を除く下位kビット(k:k=n−jで示される整数)にそれぞれ対応して設けられ、それぞれの出力ノードが互いに電気的に接続されたk個のD/A変換ユニットを含み、
    前記k個のD/A変換ユニットのそれぞれは、入力された前記表示信号のうちの1ビットに応じて、第1から第kのビット重み付け電流を前記出力ノードに発生させ、
    前記各画素におけるフレーム期間は、前記表示信号の前記下位kビットに応じた階調表示を行なうための第1の期間と、前記上位jビットにそれぞれ応じたオンオフ表示をそれぞれで行なうためのj個の第2の期間とに分割され、
    前記k個のD/A変換ユニットは、前記第1の期間において、前記下位kビットの入力をそれぞれ受けて、前記第1から第kのビット重み付け電流の生成を実行または停止し、
    前記k個のD/A変換ユニットの各々は、前記j個の第2の期間のそれぞれにおいて、前記上位jビットのうちの対応する1ビットを共通に受けて、前記第1から第kのビット重み付け電流の生成を共通に実行または停止する、表示装置。
  2. 前記第1の期間および前記j個の第2の期間のそれぞれの比は、前記第1から第kのビット重み付け電流の総和と、前記上位jビットのそれぞれに対応して供給されるべきビット重み付け電流との比に基づいて決定される、請求項1記載の表示装置。
  3. 前記第1から第kのビット重み付け電流は、2の累乗に従って段階的に設定される、請求項1記載の表示装置。
  4. 前記表示信号のうちの、前記下位kビットは、前記第1の期間において前記データ電流発生回路へ伝達され、前記上位jビットは、前記j個の第2の期間のそれぞれにおいて前記データ電流発生回路へ伝達される、請求項1記載の表示装置。
  5. 前記表示信号のうちの前記下位kビットおよび前記上位jビットは、同一期間に前記データ電流発生回路へ伝達され、
    前記データ電流発生回路は、
    前記表示信号のそれぞれのビットを保持するためのラッチ回路と、
    前記上位jビットにそれぞれ対応して設けられ、各々が、対応する1ビットに応じた変換ビットを出力するj個の判定回路と、
    前記k個の電流変換回路ユニットにそれぞれ対応して設けられるk個のスイッチ回路とをさらに含み、
    前記k個のスイッチの各々は、前記第1の期間において、前記下位kビットのうちの対応する1ビットを対応するD/A変換ユニットへ入力する一方で、前記j個の第2の期間のそれぞれにおいて、前記j個の判定回路のうちの対応する1つが出力する前記変換ビットを前記対応するD/A変換ユニットへ入力し、
    前記j個の判定回路の各々は、前記j個の第2の期間のうちの対応する1つにおいて、前記上位jビットのうちの対応する1ビットを前記変換ビットとして出力する一方で、その他の期間において、前記各D/A変換ユニットが前記ビット重み付け電流の出力を停止するレベルへ前記変換ビットを設定する、請求項1記載の表示装置。
  6. 前記データ電流を前記複数の画素へ伝達するための複数のデータ線をさらに備え、
    前記k個のD/A変換ユニットは、前記複数のデータ線の各々に対応して設けられる、請求項1記載の表示装置。
  7. 前記データ電流を前記複数の画素へ伝達するための複数のデータ線と、
    前記データ電流を前記複数のデータ線のうちの少なくとも1本へ供給するためのデータドライバとをさらに備え、
    前記データ電流発生回路は、前記複数のデータ線の少なくとも一部によって共有される、請求項1記載の表示装置。
  8. 各画素が電流駆動型発光素子を備えた表示装置における、nビット(n:3以上の整数)のデジタル信号である表示信号に基づいた階調表示を行なう表示方法であって、
    前記各画素におけるフレーム期間は、前記表示信号の上位jビット(j:1≦j≦(n−2)の整数)を除く下位(n−j)ビットに応じた階調表示を行なうための第1の期間と、前記上位jビットにそれぞれ応じたオンオフ表示をそれぞれで行なうためのj個の第2の期間とに分割され、
    各前記画素は、前記第1の期間において、前記下位(n−j)ビットに応じて段階的に設定される第1のデータ電流を供給され、かつ、前記j個の第2の期間のそれぞれにおいて、前記上位jビットのうちの対応する1ビットに応じて、第2のデータ電流の供給を実行あるいは停止され、
    前記第2のデータ電流は、前記第1の期間における前記第1のデータ電流の最大値と実質的に同一である、表示方法。
  9. 前記第1の期間および前記j個の第2の期間のそれぞれの比は、前記第1のデータ電流の最大値と、前記上位jビットのそれぞれに対応して供給されるべき電流との比に基づいて決定される、請求項8記載の表示方法。
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