JP2004245932A - 通報位置探索装置及び通報位置探索方法 - Google Patents
通報位置探索装置及び通報位置探索方法 Download PDFInfo
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Abstract
【課題】キロポスト数値を基にそのキロポスト地点を迅速に探索することができ、また、路線変更が生じた場合であっても、路線の各キロポスト数値についての書き換え作業を不要にすること可能な通報位置探索装置を得る。
【解決手段】通報位置探索装置1aの演算制御装置14に座標値探索手段142を設け、キロポスト座標テーブル132を参照して、キロポスト数値受付手段141が受け付けたキロポスト数値に対応する路線地図上の座標値を探索する。また、演算制御装置14にキロポスト地点表示手段143を設け、路線地図データ記憶手段131を参照して、座標値探索手段142が探索した座標値に該当するキロポスト地点を路線地図上に表示する。
【選択図】 図1
【解決手段】通報位置探索装置1aの演算制御装置14に座標値探索手段142を設け、キロポスト座標テーブル132を参照して、キロポスト数値受付手段141が受け付けたキロポスト数値に対応する路線地図上の座標値を探索する。また、演算制御装置14にキロポスト地点表示手段143を設け、路線地図データ記憶手段131を参照して、座標値探索手段142が探索した座標値に該当するキロポスト地点を路線地図上に表示する。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、通報位置探索装置および通報位置探索方法に係り、特に、高速路線や国道等の路線の路側に掲示されているキロポスト数値を基に探索したキロポスト地点を路線地図上に表示する通報位置探索装置および通報位置探索方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のシステムにおいては、データ入力装置からの指示に従い、記憶装置内の地図データ、動画データ、移動体・動画対応データを用いて、ディスプレイに地図を表示し、またその地図上に移動体と動画を、同期を取りながら表示する構成にしている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】
特開平8−152846号公報(第1頁、第1図)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
従来のシステムでは、施設や設備等の管理上、緊急性を要する突発的な障害に対して、その周辺の風景映像など、障害対策に必要な情報を表示するように構成されている。しかしながら、それら必要な情報を表示させるために、例えば、高速道路に設置されている施設の場合には、その高速道路を実際に走行した上でその際に撮影した風景映像と、高速道路を実際に走行した距離を示すキロポスト数値との対応付けを事前におこなわなければならなかった。キロポスト数値とは、路線上のある起点から所定の間隔で設置されているキロポストに表示されている距離を示す値である。
【0005】
したがって、上述した風景映像とキロポスト数値との対応付けをおこなうに際し、次のような不都合があった。すなわち、キロポスト数値を1地点ずつ実測して確認した上で地図帳にそれらを転記する作業をおこなわなければならなかった。またこの場合、多数のキロポスト数値の中から、風景映像が表す適切なキロポスト地点を探し出さなければならなかったので、多大な労力が必要になるとともに、人為的な誤りが入り込む余地があった。さらに、路線の延長等、路線変更が生じた場合、その路線のキロポスト数値の書き換え作業をおこなわなければならなかった。
【0006】
この発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、第1の目的は、キロポスト数値を転記する作業を不要にすることができ、キロポスト数値を基にそのキロポスト地点を迅速に探索することができる通報位置探索装置および通報位置探索方法を得るものである。
【0007】
また、第2の目的は、路線変更が生じた場合であっても、その路線の各キロポスト数値についての書き換え作業を不要にすることができる通報位置探索装置および通報位置探索方法を得るものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
この発明に係る通報位置探索装置においては、路線地図データ記憶手段およびキロポスト座標対応関係記憶手段を設ける。路線地図データ記憶手段には、路線地図上の座標値と対応付けられた路線地図データを格納し、キロポスト座標対応関係記憶手段には、各路線の各キロポスト数値および路線地図上の各座標値の対応付けを格納する。そして、特定路線のキロポスト数値を受け付けるキロポスト数値受付手段と、上述したキロポスト座標対応関係記憶手段を参照して、キロポスト数値受付手段が受け付けたキロポスト数値に対応する路線地図上の座標値を探索する座標値探索手段と、上述した路線地図データ記憶手段を参照して、座標値探索手段が探索した座標値に該当するキロポスト地点を路線地図上に表示するキロポスト地点表示手段とを設けたものである。
【0009】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.
この発明の実施の形態1に係る通報位置探索装置について図面を参照しながら説明する。図1は、この発明の実施の形態1に係る通報位置探索装置の構成を示す図である。また、図2は、通報位置探索装置のキロポスト座標テーブルのデータ構造を示す図である。なお以下、各図中、同一符号は同一または相当部分を示す。
【0010】
図1において、通報位置探索装置1aは、入力装置11、表示装置12、情報記憶装置13および演算制御装置14を備えている。これら各装置について詳述していく。
【0011】
入力装置11は、例えば、キーボードやマウス等が該当する。表示装置12は、例えば、コンピュータディスプレイ等が該当する。情報記憶装置13は、例えば、HDDやROM・RAMが該当する。また、CD−ROMなどの外部記憶装置もこれに該当する。図1に示すように、情報記憶装置13は、路線地図データ記憶手段131およびキロポスト座標テーブル(キロポスト座標対応関係記憶手段)132を備えている。以下、これら路線地図データ記憶手段131およびキロポスト座標テーブル132について詳述する。
【0012】
路線地図データ記憶手段131は、路線地図上の座標値と対応付けられた路線地図データを格納する。「路線地図データ」は、道路などの各路線の地図を表示装置12に表示するためのデータである。この路線地図データは、所定の区分ごとに、路線地図が分割表示されるように構成されている。たとえば所定の区分は地上に相当する水平面で、1辺を1km単位とする区分などが想定される。なお、「路線地図上」というときは、路線地図を表示する表示画像上という意味である。
【0013】
「路線地図上の座標値」は、路線間の距離や方位を配慮して構成されたものであり、例えば、XおよびY方向で示される直交座標が該当する。このため、この座標値は、路線地図上に存在するある地点と他の地点との間の区間距離を算出するための役割を果たすこととなる。
【0014】
キロポスト座標テーブル132は、各路線の各キロポスト数値および路線地図上の各座標値の対応付けを格納する。「キロポスト数値」は、キロポストに掲載の距離を意味する。このキロポスト座標テーブルの構造を図2に示す。図2のキロポスト座標テーブル132では、特定路線の各キロポスト数値および路線地図上の各座標値が対応付けられている。図2では、たとえば、Zキロメートルおよび、X方向の座標値XzとY方向の座標値Yzとの座標値が対応付けられている。
【0015】
図2では、ある路線のキロポスト座標テーブルのみが記載されているが、他の路線のキロポスト座標テーブル132についても存在する。なお、上述した対応付けの管理方式として、実施の形態1ではテーブルを採用したが、データベース等の管理方式を採用してもよい。以下同じ。
【0016】
図1に戻って説明を続ける。演算制御装置14は、通報位置探索装置1aの全体的な動作を制御するためのものであり、例えばCPU等が該当する。図1に示すように、演算制御装置14は、キロポスト数値受付手段141、座標値探索手段142およびキロポスト地点表示手段143を備えている。これら各手段の動作については後述する(図3)。図1では、演算制御装置14は一つ記載されているが、複数の演算制御装置を組み合わせることにより分散制御させるように構成してもよい。
【0017】
つぎに、この実施の形態1に係る通報位置探索装置1aの動作について図面を参照しながら説明する。
【0018】
図3は、この発明の実施の形態1に係る通報位置探索システムの動作を示すフローチャートである。また、図4は、キロポスト地点を探索するためのキロポスト地点探索画面の表示例である。
【0019】
図3では、車両運転手等の通報者から緊急連絡を受けた連絡先(例えば、警察)において、例えば、オペレータが、その通報者から聴取したある路線のキロポスト数値を探索キーとすることにより、通報位置探索装置1aが、その該当する地点を探索するという場合を想定する。以下、具体的に説明していく。
【0020】
まずステップ100において、オペレータが、入力装置11の所定の操作をすると、演算制御装置14は、路線地図データ記憶手段131を参照し、路線地図データを表示装置12に表示する。次にステップ101において、そのオペレータが、入力装置11を操作して、上述の通報者から聴取したある路線のキロポスト数値を入力すると、キロポスト数値受付手段141は、その特定路線のキロポスト数値を受け付ける。情報の入力方式として、例えば、キーボードで入力する方式を採用する。
【0021】
するとステップ102において、座標値探索手段142は、特定路線のキロポスト座標テーブル132を引用(参照)し、次のステップ103において、キロポスト数値受付手段141が受け付けたキロポスト数値に対応する路線地図上の座標値を探索する。つまり、キロポスト座標テーブル132により、該当するキロポスト地点を座標値探索手段142が抽出する。
【0022】
そしてステップ104において、キロポスト地点表示手段143は、路線地図データ記憶手段131を参照して、座標値算出手段142が探索した座標値に該当するキロポスト地点の路線地図を表示装置12に表示する。そうして次のステップ105において、キロポスト地点表示手段143は、路線地図データ記憶手段131を参照して、座標値探索手段142が探索した座標値に対応するキロポスト地点を路線地図上に表示する。図3では、たとえば、キロポスト地点には、キロポスト地点を示すキロポストマーク(例えば、黒星)が路線地図上に重ねて表示される。
【0023】
たとえば、表示装置12に表示された路線地図上のキロポスト地点を図4に示す。図4のキロポスト地点探索画面d1には、特定路線のキロポスト数値を入力するための入力欄d11や、その特定路線を含む路線地図の表示部d12や、探索されたキロポスト地点(黒星)d13が路線地図上に表示されている。
【0024】
図3のステップ106では、例えば、入力装置11からの要求を受けて、演算制御装置14は、探索の処理を終了する。あるいは、例えば、入力装置11からの要求を受けて、演算制御装置14は、ステップ101に戻り、特定路線のキロポスト数値の受付け処理を続行する。
【0025】
このようにして、特定路線のキロポスト数値を探索キーとするキロポスト地点を探索結果として路線地図上に表示することとなる。したがって、複数のキロポスト数値の中から、適切なキロポスト地点を探し出さなければならなかった従来の場合に比べ、迅速にキロポスト地点を探索することができる。このようにすることにより、通報地点を迅速に特定することができる。
【0026】
実施の形態2.
この発明の実施の形態2に係る通報位置探索装置について図面を参照しながら説明する。図5は、この発明の実施の形態2に係る通報位置探索装置1bの構成を示す図である。なお、実施の形態1と同一部分については実施の形態1の場合と同一符号を付し、これら同一部分については重複説明を適宜省略する。
【0027】
図5において、通報位置探索装置1bは、入力装置11、表示装置12、情報記憶装置13および演算制御装置14を備えている。なお、図5に示した通報位置探索装置1bは、演算制御装置14に、キロポスト地点受付手段144、座標値算出手段145、キロポスト数値算出手段146およびキロポスト座標対応関係登録手段147を備えた点が実施の形態1の場合と異なる。その他の構成は、実施の形態1の場合と同様である。
【0028】
つぎに、この実施の形態2に係る通報位置探索装置1bの動作について図面を参照しながら説明する。
【0029】
図6は、この発明の実施の形態2に係る通報位置探索装置の動作を示すフローチャートである。図7は、キロポスト座標テーブルの内容を確認するための表示画面である。
【0030】
図6では、オペレータが、ある路線のキロポスト地点を1地点入力することにより、上述した実施の形態1に係る通報位置探索システム1aが参照したキロポスト座標テーブル132をこの実施の形態2に係る通報位置探索装置1bが自動生成する場合を想定している。以下、具体的に説明していく。
【0031】
まずステップ200において、オペレータが、入力装置11の所定の操作をすると、演算制御装置14は、路線地図データ記憶手段131を参照し、路線地図データを表示装置12に表示する。次にステップ201において、そのオペレータが、入力装置11を操作して、複数の路線の中からある路線を指定すると、キロポスト地点受付手段144は、路線地図上の中から特定路線を抽出する。特定路線の指定方式として、例えば、キーボードで文字入力する方式を採用する。
【0032】
そしてステップ202において、オペレータが、入力装置11を操作して、特定路線のあるキロポスト地点およびそのキロポスト数値を入力すると、キロポスト地点受付手段144は、特定路線の特定キロポスト地点およびそのキロポスト数値を受け付ける。キロポスト地点の入力方式として、例えば、表示装置12に表示された路線地図上の中から、該当する地点をマウスでクリックする方式を採用する。
【0033】
ステップ202をさらに具体的に説明する。ステップ202において、たとえば、キロポスト地点受付手段144が受け付けた特定キロポスト地点が1地点の場合、キロポスト地点受付手段144は、特定路線の方向の指定も受け付ける。方向の指定方式として、例えば、上り方向又は下り方向のボタンのいずれか一方をマウスで選択する方式を採用する。たとえば、指定された方向は、進行方向となる上り方向である。
【0034】
図7(A)に、特定キロポスト地点およびその方向を表示した路線地図の表示例を示す。図7(A)の表示画面d2aでは、複数の路線地図がリンク(線)およびノード(交差点)にて表現されている。このような表現形態は、公知のカーナビゲーション装置などに表示される地図と同等である。さらに、表示画面d2aでは、特定路線d21や、基準キロポスト地点d22、進行方向d23などが表示されている。ここでいう「基準キロポスト地点」d22は、上述した特定キロポスト地点である1地点のことである。また、基準キロポスト地点d22のキロポスト数値として自然数Zキロメートルが表示画面d2aに表示されている。
【0035】
図6に戻って説明する。ステップ203において、オレペータが、入力装置11を操作してキロポスト距離を入力すると、キロポスト地点受付144は、入力装置11の要求を受けてキロポスト距離を受け付ける。ここでいう「キロポスト距離」とは、路線上に掲示されているキロポスト間の区間距離を意味し、1kmとか0.1kmといった距離がこれに該当する。このステップ203で受け付けられたキロポスト距離は、後述するキロポスト座標テーブル132を分解する単位となる。たとえば、受け付けられたキロポスト距離が1kmの場合、1km単位に、キロポスト数値および座標値の対応付けが算出されることとなる。
【0036】
なお、図6では、キロポスト距離の入力を受け付けているが、キロポスト距離を情報記憶装置14に予め登録しておいてもよい。
【0037】
そしてステップ204において、座標値算出手段145、キロポスト数値算出手段146およびキロポスト座標対応関係登録手段147が、所定の処理をおこなうことにより、特定路線のキロポスト座標テーブル132が作成される。これらの動作を具体的に説明する。
【0038】
ステップ204では、まず座標値算出手段145は、特定路線について、特定キロポスト地点から、所定のキロポスト距離ごとに、路線地図上の座標値に基づき、他の各キロポスト地点に該当する路線地図上の各座標値を算出する。ここでいう所定のキロポスト距離は、例えば、上述したステップ203で入力が受け付けられたキロポスト距離(たとえば、1km)である。
【0039】
続いて、キロポスト数値算出手段146は、上述した所定のキロポスト距離に基づき、上述した他の各キロポスト地点の各キロポスト数値を算出する。たとえば、路線地図データを参照して算出された特定路線の全長などのデータをキロポスト数値算出手段146は参考にする。図6では、キロポスト数値算出手段146は、各キロポスト数値を算出するに際し、上述したステップ202で受け付けた指定の方向を参照して算出する。
【0040】
これを具体的に説明する。キロポスト数値算出手段146は、指定の方向に位置するキロポスト地点については、ステップ202で受け付けたキロポスト数値(基準値)に上述した所定のキロポスト距離(例えば1km)を加算する。一方、逆方向に位置するキロポスト地点については、キロポスト数値算出手段146は、基準値から所定のキロポスト距離(例えば1km)を減算する。
【0041】
このようにしてステップ204では、最終的に、キロポスト座標対応関係登録手段147が、座標値算出手段145が算出した各座標値およびキロポスト数値算出手段146が算出した各キロポスト数値の対応付けをキロポスト座標テーブル132に登録する。
【0042】
その後、ステップ205において、入力装置11からの要求を受けた場合、演算制御装置14は、キロポスト座標テーブル132を参照して、各座標値および各キロポスト数値の対応関係を表示装置13に表示する。ここでは、この対応関係を示すデータをキロポスト座標テーブルデータと呼ぶ。
【0043】
上述した対応関係の表示例を図7(B)に示す。図7(B)に示す表示画面d2aでは、特定路線d21について、基準キロポスト地点d22から、キロポスト距離(1km)ごとに、他の各キロポスト地点を示す三角マークが表示されている。また、表示画面d2aでは、進行方向d23が表示されている。
【0044】
図6に戻って説明する。ステップ206において、たとえば、保存して終了をする旨の指示を演算制御装置14が入力装置11から受けると、演算制御装置14は、上述したキロポスト座標テーブルデータをキロポスト座標テーブル132に保存する。
【0045】
このようにして、特定路線ごとに、所定のキロポスト距離ごとのキロポスト座標テーブルを自動生成することとなる。したがって、キロポスト数値を1地点ずつ実測して地図帳に転記する必要があった従来の場合に比べ、労力が軽減するとともに、人為的な誤りが入り込む余地が少なくなる。しかも実施の形態2では、たとえば、特定路線について、1地点のキロポスト数値を入力することにより、この地点を起点とした所望のキロポスト距離に該当するキロポスト地点を自動計算することができる。
【0046】
実施の形態3.
この発明の実施の形態3に係る通報位置探索装置について図面を参照しながら説明する。なお、実施の形態2と同一部分については実施の形態2の場合と同一符号を付し、これら同一部分については重複説明を適宜省略する。この発明の実施の形態3に係る通報位置探索装置1bは、図5に示した通報位置探索装置と同様、入力装置11、表示装置12、情報記憶装置13および演算制御装置14を備えている。
【0047】
つぎに、この実施の形態3に係る通報位置探索装置1bの動作について図面を参照しながら説明する。
【0048】
図8は、この発明の実施の形態3に係る通報位置探索装置の動作を示すフローチャートである。
【0049】
図8では、オペレータが、ある路線のキロポスト地点を2地点入力することにより、上述したキロポスト座標テーブル132をこの実施の形態3に係る通報位置探索装置1bが自動生成する場合を想定している。具体的に説明していく。
【0050】
ステップ300において、演算制御装置14が、入力装置11からの要求を受けて、路線地図データ記憶手段131を参照し、路線地図データを表示装置12に表示する。そしてステップ301において、キロポスト地点受付手段144が、入力装置11からの要求を受けて、路線地図上の中から特定路線を抽出する。これらステップ300およびステップ301は、実施の形態2の場合と同じである。
【0051】
ステップ302において、キロポスト地点受付手段144は、入力装置11を介して、特定路線の特定キロポスト地点およびそのキロポスト数値を受け付ける。ステップ302をさらに具体的に説明する。
【0052】
図8のステップ302では、たとえば、キロポスト地点受付手段144が受け付けた特定キロポスト地点は任意の2地点であり、この場合、キロポスト地点受付手段144は、2地点それぞれのキロポスト数値(例えば、20kmや50km)も受け付ける。
【0053】
次にステップ303では、ステップ203の場合と同様、キロポスト地点受付手段144は、入力装置11の要求を受けてキロポスト距離を受け付ける。
【0054】
そしてステップ304において、座標値算出手段145、キロポスト数値算出手段146およびキロポスト座標対応関係登録手段147が、所定の処理をおこなうことにより、特定路線のキロポスト座標テーブル132が作成される。これらの動作を具体的に説明する。
【0055】
ステップ304では、まず座標値算出手段145は、特定路線について、特定キロポスト地点から、所定のキロポスト距離ごとに、路線地図上の座標値に基づき、他のキロポスト地点に該当する路線地図上の各座標値を算出する。この座標値の算出方法を具体的に説明する。ここでいう所定のキロポスト距離というのは、ステップ303で受け付けられたキロポスト距離である。
【0056】
座標値算出手段145は、上述した所定のキロポスト距離(例えば1km)ごとに路線地図上の座標値を算出するに際し、当該路線地図上の座標値に基づき算出した2地点間の区間距離および2地点の各キロポスト数値に基づいて、所定のキロポスト距離あたりの基準区間距離を算出し、当該基準区間距離に基づくキロポスト距離ごとに各座標値を算出する。
【0057】
ここで「基準区間距離を算出する」際の算出則は、例えば、(2地点間のキロポスト数値の差分値)÷(2地点間の区間距離)である。2地点間の区間距離は、2地点間それぞれのXおよびY方向の座標値から算出される。したがって、この場合、座標値算出手段145が算出した基準区間距離は、単位キロポスト距離あたりの距離である。
【0058】
たとえば、2地点間のキロポスト数値が20kmと50kmで、それら2地点間の区間距離が31kmの場合には、「基準区間距離」は次の値となる。すなわち、(50−20)÷31で得た値である。
【0059】
このように基準区間距離を算出することにより、実測値であるキロポスト数値とコンピューター上の算出値である区間距離の誤差を修正している。
【0060】
またステップ304では、次に、キロポスト数値算出手段146は、上述した所定のキロポスト距離(例えば1km)に基づき、上述した他の各キロポスト地点の各キロポスト数値を算出する。この場合、具体的には、キロポスト数値算出手段146は、各キロポスト数値を算出するに際し、上述した基準区間距離に基づくキロポスト距離を参照して算出する。
【0061】
このようにしてステップ304では、最終的に、キロポスト座標対応関係登録手段147が、座標値算出手段145が算出した各座標値およびキロポスト数値算出手段146が算出した各キロポスト数値の対応付けをキロポスト座標テーブル132に登録する。
【0062】
その後、ステップ305において、ステップ205と同様、入力装置11からの要求を受けた場合、演算制御装置14は、キロポスト座標テーブル132を参照して、各座標値および各キロポスト数値の対応関係を表示装置13に表示する。
【0063】
そしてステップ306において、保存して終了をする旨の指示を演算制御装置14が入力装置11から受けると、演算制御装置14は、ステップ206と同様、上述したキロポスト座標テーブルデータをキロポスト座標テーブル132に保存する。
【0064】
このようにして、特定路線ごとに、所定のキロポスト距離ごとのキロポスト座標テーブルを自動生成することとなる。したがって、実施の形態2の場合と同様、従来の場合に比べ、労力を軽減させるとともに、人為的な誤りが入り込む余地を少なくさせることができる。
【0065】
しかも実施の形態3では、たとえば、特定路線について、2地点のキロポスト数値を入力して基準区間距離を算出して座標値を算出することにより、実測値であるキロポスト数値とコンピューター上の算出値である区間距離の誤差を修正する。したがって、実施の形態2の場合に比べ、より精度の高いキロポスト座標テーブルを生成することができる。
【0066】
なお、図8では、キロポスト地点受付手段144が受け付けた特定キロポスト地点が任意の2地点の場合で説明したが、3地点またはそれ以上の地点の場合であっても、まず、それら任意の2地点間の区間距離を複数算出し、つぎに、それら区間距離から算出された各基準区間距離の平均値をその基準区間距離として、座標値算出手段145やキロポスト数値算出手段146が、座標値やキロポスト数値を算出するようにしてもよい。このようにしても同様の効果を得ることができる。
【0067】
実施の形態4.
この発明の実施の形態4に係る通報位置探索装置について図面を参照しながら説明する。図9は、この発明の実施の形態4に係る通報位置探索装置の構成を示す図である。なお、実施の形態1および2と同一部分については実施の形態1および2の場合と同一符号を付し、これら同一部分については重複説明を適宜省略する。
【0068】
図9において、通報位置探索装置1cは、入力装置11、表示装置12、情報記憶装置13および演算制御装置14を備えている。図9に示した通報位置探索装置1cは、情報記憶装置13に、路線地図データ記憶手段131および特定キロポスト座標対応関係記憶手段133を備える。路線地図データ記憶手段131は、実施の形態1に係る通報位置探索装置1aが備える路線地図データ記憶手段131と同様の構成である。
【0069】
特定キロポスト座標対応関係記憶手段133は、特定キロポスト地点のキロポスト数値および路線地図上の座標値の対応付けを路線ごとに予め格納する。実施の形態4においては、例えば、特定キロポスト地点座標値記憶手段133が格納した特定キロポスト地点が1地点の場合を想定する。この場合、特定キロポスト地点座標値記憶手段133は、各路線の方向も格納する。たとえば格納された方向は進行方向である。
【0070】
演算制御装置14は、キロポスト数値受付手段141、特定キロポスト地点座標値算出手段148およびキロポスト地点表示手段143を備える。これら各手段の動作については後述する(図10)。
【0071】
つぎに、この実施の形態4に係る通報位置探索装置1cの動作について図面を参照しながら説明する。
【0072】
図10は、この発明の実施の形態4に係る通報位置探索装置1cの動作を示すフローチャートである。
【0073】
図10では、例えば、オペレータが、ある路線のキロポスト数値を基にその該当する地点を探索するに際し、通報位置探索装置1cが、予め登録した1点のキロポスト地点に関する情報を引用して、それに該当するキロポスト地点を演算することにより、所望のキロポスト地点を探索し表示する場合を想定している。具体的に説明していく。
【0074】
ステップ400において、演算制御装置14が、入力装置11からの要求を受けて、路線地図データ記憶手段131を参照し、路線地図データを表示装置12に表示する。次にステップ401において、キロポスト数値受付手段141は、入力装置11を介して、特定路線のキロポスト数値を受け付ける。
【0075】
するとステップ402において、特定キロポスト地点座標値算出手段148は、特定キロポスト地点座標値記憶手段133が記憶した特定路線の基点データを引用(参照)する。ここでいう基点データというのは、実施の形態4において、1点のキロポスト地点に関する情報であり、ここでは、キロポスト数値、路線地図上の座標値および方向のデータが該当する。
【0076】
次のステップ403では、特定キロポスト地点座標値算出手段148は、路線地図データ記憶手段131および特定キロポスト地点座標値記憶手段から引用した基点データを参照して、特定路線について、キロポスト数値受付手段141が受け付けたキロポスト数値に対応する路線地図上の座標値を演算する。この演算方法は、実施の形態2におけるステップ204の場合と同様である。
【0077】
ステップ404において、キロポスト地点表示手段143は、路線地図データ記憶手段131を参照して、特定キロポスト地点座標値算出手段148が算出した座標値に該当するキロポスト地点の路線地図を表示装置12に表示する。
【0078】
そしてステップ405において、キロポスト地点表示手段143は、路線地図データ記憶手段131を参照して、特定キロポスト地点座標値算出手段148が算出した座標値に該当するキロポスト地点をステップ404で表示した路線地図上に表示する。図10では、たとえば、キロポスト地点には、キロポスト地点を示すキロポストマークが路線地図上に重ねて表示される(図4を参照)。
【0079】
その後、ステップ405において、例えば、入力装置11からの要求を受けて、演算制御装置14は、キロポスト地点の探索処理を終了する。
【0080】
このようにして、探索要求された特定路線のキロポスト数値に該当するキロポスト地点を演算して探索し、それを表示することとなる。このため、実施の形態1における図2のキロポスト座標テーブル132を事前に準備することなく、所望のキロポスト地点を探索することが可能となる。
【0081】
またキロポスト座標テーブル132を準備する必要がないので、路線の延長等、路線変更が生じた場合であっても、その都度、その路線のキロポスト座標テーブル132が記憶する各キロポスト数値の書き換え作業が不要となる。このため、最新の路線地図データに基づいて探索をおこなう場合にも、キロポスト座標テーブル132の更新をおこなう必要がない。
【0082】
実施の形態5.
この発明の実施の形態5に係る通報位置探索装置について図面を参照しながら説明する。なお、実施の形態3および4と同一部分については実施の形態3および4の場合と同一符号を付し、これら同一部分については重複説明を適宜省略する。この発明の実施の形態5に係る通報位置探索装置1cは、図9に示した通報位置探索装置1cと同様、入力装置11、表示装置12、情報記憶装置13および演算制御装置14を備えている。
【0083】
特定キロポスト座標対応関係記憶手段133は、特定キロポスト地点のキロポスト数値および路線地図上の座標値の対応付けを路線ごとに予め格納する。実施の形態5においては、例えば、特定キロポスト地点座標値記憶手段133が格納した特定キロポスト地点が2地点の場合を想定する。この場合、特定キロポスト地点座標値記憶手段133は、2地点それぞれのキロポスト数値も格納する。その他の構成は、実施の形態4に係る通報位置探索装置1cの構成とほぼ同一である。
【0084】
つぎに、この実施の形態5に係る通報位置探索装置1cの動作について図面を参照しながら説明する。
【0085】
図11では、例えば、オペレータが、ある路線のキロポスト数値を基にその該当する地点を探索するに際し、通報位置探索装置1cが、予め登録した2点のキロポスト地点に関する情報を引用して、それに該当するキロポスト地点を演算することにより、所望のキロポスト地点を探索し表示する場合を想定している。具体的に説明していく。
【0086】
ステップ500において、演算制御装置14が、入力装置11からの要求を受けて、路線地図データ記憶手段131を参照し、路線地図データを表示装置12に表示する。次にステップ501において、キロポスト数値受付手段141は、入力装置11を介して、特定路線のキロポスト数値を受け付ける。
【0087】
するとステップ502において、特定キロポスト地点座標値算出手段148は、特定キロポスト地点座標値記憶手段133を参照して、特定路線の2点の基点データを引用する。2点の基点データというのは、実施の形態5において、2点のキロポスト地点に関する情報であり、ここでは、2点それぞれのキロポスト数値および路線地図上の座標値が該当する。
【0088】
ステップ503では、特定キロポスト地点座標値算出手段148は、路線地図データ記憶手段131と、特定キロポスト地点座標値記憶手段133から引用した2点の基点データとを参照して、特定路線について、キロポスト数値受付手段141が受け付けたキロポスト数値に対応する路線地図上の座標値を演算する。これをもう少し具体的に説明する。
【0089】
特定キロポスト地点座標値算出手段148は、ステップ503で路線上の座標値を演算するに際し、路線地図上の座標値に基づき算出した2地点間の区間距離および2地点の各キロポスト数値に基づいて、キロポスト距離あたりの基準区間距離を算出し、当該基準区間距離に基づき算出する。この算出方法は、実施の形態3におけるステップ304の場合と同様である。
【0090】
このように、特定キロポスト地点座標値算出手段148が基準区間距離に基づき座標値を演算するのは、前述した実施の形態3におけるステップ304の場合と同様、実測値であるキロポスト数値とコンピューター上の算出値である区間距離の誤差を修正するためである。「基準区間距離を算出する」際の算出則は、ステップ304の場合と同様、例えば、(2地点間のキロポスト数値の差分値)÷(2地点間の区間距離)である。この場合、特定キロポスト地点座標値算出手段148が算出した基準区間距離は、単位キロポスト距離あたりの距離である。
【0091】
ステップ504において、キロポスト地点表示手段143は、路線地図データ記憶手段131を参照して、特定キロポスト地点座標値算出手段148が演算した座標値に該当するキロポスト地点の路線地図を表示装置12に表示する。
【0092】
そしてステップ505において、キロポスト地点表示手段143は、路線地図データ記憶手段131を参照して、特定キロポスト地点座標値算出手段148が演算した座標値に該当するキロポスト地点をステップ504で表示した路線地図上に表示する。図11では、たとえば、キロポスト地点には、キロポスト地点を示すキロポストマークが路線地図上に重ねて表示される(図4を参照)。
【0093】
その後、ステップ506において、例えば、入力装置11からの要求を受けて、演算制御装置14は、キロポスト地点の探索処理を終了する。
【0094】
このようにして、探索要求された特定路線のキロポスト数値に該当するキロポスト地点を演算して探索し、それを表示することとなるので、実施の形態4の場合と同様、路線の延長等、路線変更が生じた場合であっても、その都度、その路線のキロポスト座標テーブル132が記憶する各キロポスト数値の書き換え作業が不要となる。
【0095】
しかも実施の形態5では、たとえば、特定路線について、2地点のキロポスト数値を入力して基準区間距離を算出することにより、実測値であるキロポスト数値とコンピューター上の算出値である区間距離の誤差を修正してキロポスト地点を演算する。したがって、実施の形態4の場合に比べ、所望のキロポスト地点の位置の精度を高くすることができる。
【0096】
実施の形態6.
この発明の実施の形態6に係る通報位置探索装置について図面を参照しながら説明する。図12は、この発明の実施の形態6に係る通報位置探索装置の構成を示す図である。なお、実施の形態1乃至5と同一部分についてはそれら実施の形態の場合と同一符号を付し、これら同一部分については重複説明を省略する。
【0097】
図12の通報位置探索装置1dは、実施の形態1に係る通報位置探索装置1aと、実施の形態4または5に係る通報位置探索装置1cとを組み合わせた通報位置探索装置である。具体的に説明する。
【0098】
図12において、通報位置探索装置1dは、入力装置11、表示装置12、情報記憶装置13および演算制御装置14を備えている。図12に示すように、情報記憶装置13は、路線地図データ記憶手段131、キロポスト座標テーブル132および特定キロポスト座標対応関係記憶手段133を備えている。演算制御装置14は、キロポスト数値受付手段141や、座標値探索手段142、キロポスト地点表示手段143、特定キロポスト地点座標値算出手段148のほか、機能選択手段149を備えている。この機能選択手段149を新たに備えた点が、実施の形態1、4および5の場合と異なる。
【0099】
つぎに、この実施の形態6に係る通報位置探索装置1dの動作について図面を参照しながら説明する。
【0100】
図13では、例えば、オペレータが、通報者から聴取したある路線のキロポスト数値を基にその該当する地点を探索するに際し、通報位置探索システム1dが、実施の形態1、もしくは(4又は5)の2方式の探索方式うちのいずれかの方式により、所望のキロポスト地点を探索し表示するというものである。ここでは、実施の形態1および4の場合の2方式を上述した2方式の探索方式として説明する。つまり、ここでいう2方式というのは、図1のキロポスト座標テーブル132を参照して探索する方式と、特定キロポスト地点を基に演算して探索する方式の2方式を意味する。具体的に説明していく。
【0101】
ステップ600において、演算制御装置14が、入力装置11からの要求を受けて、路線地図データ記憶手段131を参照し、路線地図データを表示装置12に表示する。次にステップ601において、キロポスト数値受付手段141は、入力装置11を介して、特定路線のキロポスト数値を受け付ける。
【0102】
その後、ステップ602において、入力装置11からの選択要求に応じて、機能選択手段149は、実施の形態1に係る通報位置探索装置1a、又は実施の形態4に係る通報位置探索装置1cのいずれかの機能を選択する。
【0103】
たとえば、ステップ602において、実施の形態4に係る通報位置探索装置1cの機能が選択された場合、次のステップ603から606までの処理において、図10におけるステップ402から405までの処理と同一の処理をおこなう。
【0104】
すなわち、ステップ603において、特定キロポスト地点座標値算出手段148は、特定キロポスト地点座標値記憶手段133が記憶した特定路線の1点の基点データを引用する。するとステップ604において、特定キロポスト地点座標値算出手段148は、路線地図データ記憶手段131および特定キロポスト地点座標値記憶手段133から引用した基点データを参照して、特定路線について、キロポスト数値受付手段141が受け付けたキロポスト数値に対応する路線地図上の座標値を演算する。
【0105】
そしてステップ605において、キロポスト地点表示手段143は、路線地図データ記憶手段131を参照して、特定キロポスト地点座標値算出手段148が算出した座標値に該当するキロポスト地点の路線地図を表示装置12に表示する。そうして最終的にステップ605では、キロポスト地点表示手段143は、路線地図データ記憶手段131を参照して、特定キロポスト地点座標値算出手段148が演算した座標値に該当するキロポスト地点をステップ404で表示した路線地図上に表示する。図13でも、たとえば、キロポスト地点には、キロポスト地点を示すキロポストマークが路線地図上に重ねて表示される(図4を参照)。
【0106】
このようにすると、実施の形態4に係る通報位置探索装置1cの場合と同様、特定キロポスト座標対応関係記憶手段133の特定キロポスト地点を基に演算して探索することができる。
【0107】
一方、図13のステップ602において、例えば、実施の形態1に係る通報位置探索装置1aの機能が選択された場合、次のステップ608から611までの処理において、図3おけるステップ102から105までの処理と同一の処理をおこなう。
【0108】
すなわち、ステップ608において、まず座標値探索手段142は、特定路線のキロポスト座標テーブル132を引用(参照)し、次のステップ609において、キロポスト数値受付手段141が受け付けたキロポスト数値に対応する路線地図上の座標値を抽出(探索)する。
【0109】
次にステップ610において、キロポスト地点表示手段143は、路線地図データ記憶手段131を参照して、特定キロポスト地点座標値算出手段148が算出した座標値に該当するキロポスト地点の路線地図を表示装置12に表示する。そしてステップ611において、キロポスト地点表示手段143は、路線地図データ記憶手段131を参照して、座標値探索手段142が抽出した座標値に対応するキロポスト地点を路線地図上に表示する。たとえば、キロポスト地点には、キロポスト地点を示すキロポストマークが路線地図上に重ねて表示される。
【0110】
このようにすると、実施の形態1に係る通信位置探索装置1aの場合と同様、キロポスト座標テーブル132を参照して探索することができる。
【0111】
その後、ステップ607において、例えば、入力装置11からの要求を受けて、演算制御装置14は、キロポスト地点の探索処理を終了する。
【0112】
このようにすると、キロポスト座標テーブル132を参照して探索する方式と、特定キロポスト地点を基に演算して探索する方式の2方式の中からいずれか1つを選択して所望のキロポスト地点を探索することができる。このため、所望のキロポスト地点を迅速に探索したい場合や、最新の路線地図データを基に探索したい場合といった利用環境(用途)に応じていずれかの探索方法を選択することが可能となる。
【0113】
たとえば、キロポスト座標テーブル132を参照して検索する場合は、特定キロポスト座標対応記憶手段133を参照して探索する場合に比べ、キロポスト地点の座標値を演算しない分、迅速に探索することができる。一方、予め登録された特定キロポスト地点を基に演算して探索する場合は、実施の形態4の場合と同様、最新の路線地図データを基に探索し易い。
【0114】
また、この実施の形態6では、上述したいずれかの探索方式を選択することにより、新旧の路線地図データを用いて探索結果の比較ができる。
【0115】
なお、図13では、実施の形態1と実施の形態4とを組み合わせたものの場合で説明したが、実施の形態1と実施の形態5とを組み合わせたものであっても同様の効果を得ることができる。
【0116】
【発明の効果】
この発明は以上説明したように、キロポスト座標対応関係記憶手段を参照してキロポスト数値に対応する路線地図上の座標値を探索するので、キロポスト数値に該当するキロポスト地点を迅速に探索することができる。また、路線の各キロポスト数値についての書き換え作業を不要にさせることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態1に係る通報位置探索装置を示す構成図である。
【図2】この発明の実施の形態1に係る通報位置探索装置のキロポスト座標テーブルの構造を示す図である。
【図3】この発明の実施の形態1に係る通報位置探索装置の動作を示すフローチャートである。
【図4】この発明の実施の形態1に係る通報位置探索装置の表示装置に表示されたキロポスト地点探索画面例を示す図である。
【図5】この発明の実施の形態2に係る通報位置探索装置を示す構成図である。
【図6】この発明の実施の形態2に係る通報位置探索装置の動作を示すフローチャートである。
【図7】この発明の実施の形態2に係る通報位置探索装置の表示装置に表示されたキロポスト地点の表示例を示す図である。
【図8】この発明の実施の形態3に係る通報位置探索装置の動作を示すフローチャートである。
【図9】この発明の実施の形態4に係る通報位置探索装置を示す構成図である。
【図10】この発明の実施の形態4に係る通報位置探索装置の動作を示すフローチャートである。
【図11】この発明の実施の形態5に係る通報位置探索装置の動作を示すフローチャートである。
【図12】この発明の実施の形態6に係る通報位置探索装置を示す構成図である。
【図13】この発明の実施の形態6に係る通報位置探索装置の動作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 通報位置探索装置、11 入力装置、12 表示装置、13 情報記憶装置、14 演算制御装置、131 路線地図データ記憶手段、132 キロポスト座標テーブル、133 特定キロポスト座標対応関係記憶手段、141 キロポスト数値受付手段、142 座標値探索手段、143 キロポスト地点表示手段、144 キロポスト地点受付手段、145 座標値算出手段、146 キロポスト数値算出手段、147 キロポスト座標対応関係登録手段、148 特定キロポスト地点座標値算出手段、149 機能選択手段。
【発明の属する技術分野】
この発明は、通報位置探索装置および通報位置探索方法に係り、特に、高速路線や国道等の路線の路側に掲示されているキロポスト数値を基に探索したキロポスト地点を路線地図上に表示する通報位置探索装置および通報位置探索方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のシステムにおいては、データ入力装置からの指示に従い、記憶装置内の地図データ、動画データ、移動体・動画対応データを用いて、ディスプレイに地図を表示し、またその地図上に移動体と動画を、同期を取りながら表示する構成にしている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】
特開平8−152846号公報(第1頁、第1図)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
従来のシステムでは、施設や設備等の管理上、緊急性を要する突発的な障害に対して、その周辺の風景映像など、障害対策に必要な情報を表示するように構成されている。しかしながら、それら必要な情報を表示させるために、例えば、高速道路に設置されている施設の場合には、その高速道路を実際に走行した上でその際に撮影した風景映像と、高速道路を実際に走行した距離を示すキロポスト数値との対応付けを事前におこなわなければならなかった。キロポスト数値とは、路線上のある起点から所定の間隔で設置されているキロポストに表示されている距離を示す値である。
【0005】
したがって、上述した風景映像とキロポスト数値との対応付けをおこなうに際し、次のような不都合があった。すなわち、キロポスト数値を1地点ずつ実測して確認した上で地図帳にそれらを転記する作業をおこなわなければならなかった。またこの場合、多数のキロポスト数値の中から、風景映像が表す適切なキロポスト地点を探し出さなければならなかったので、多大な労力が必要になるとともに、人為的な誤りが入り込む余地があった。さらに、路線の延長等、路線変更が生じた場合、その路線のキロポスト数値の書き換え作業をおこなわなければならなかった。
【0006】
この発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、第1の目的は、キロポスト数値を転記する作業を不要にすることができ、キロポスト数値を基にそのキロポスト地点を迅速に探索することができる通報位置探索装置および通報位置探索方法を得るものである。
【0007】
また、第2の目的は、路線変更が生じた場合であっても、その路線の各キロポスト数値についての書き換え作業を不要にすることができる通報位置探索装置および通報位置探索方法を得るものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
この発明に係る通報位置探索装置においては、路線地図データ記憶手段およびキロポスト座標対応関係記憶手段を設ける。路線地図データ記憶手段には、路線地図上の座標値と対応付けられた路線地図データを格納し、キロポスト座標対応関係記憶手段には、各路線の各キロポスト数値および路線地図上の各座標値の対応付けを格納する。そして、特定路線のキロポスト数値を受け付けるキロポスト数値受付手段と、上述したキロポスト座標対応関係記憶手段を参照して、キロポスト数値受付手段が受け付けたキロポスト数値に対応する路線地図上の座標値を探索する座標値探索手段と、上述した路線地図データ記憶手段を参照して、座標値探索手段が探索した座標値に該当するキロポスト地点を路線地図上に表示するキロポスト地点表示手段とを設けたものである。
【0009】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.
この発明の実施の形態1に係る通報位置探索装置について図面を参照しながら説明する。図1は、この発明の実施の形態1に係る通報位置探索装置の構成を示す図である。また、図2は、通報位置探索装置のキロポスト座標テーブルのデータ構造を示す図である。なお以下、各図中、同一符号は同一または相当部分を示す。
【0010】
図1において、通報位置探索装置1aは、入力装置11、表示装置12、情報記憶装置13および演算制御装置14を備えている。これら各装置について詳述していく。
【0011】
入力装置11は、例えば、キーボードやマウス等が該当する。表示装置12は、例えば、コンピュータディスプレイ等が該当する。情報記憶装置13は、例えば、HDDやROM・RAMが該当する。また、CD−ROMなどの外部記憶装置もこれに該当する。図1に示すように、情報記憶装置13は、路線地図データ記憶手段131およびキロポスト座標テーブル(キロポスト座標対応関係記憶手段)132を備えている。以下、これら路線地図データ記憶手段131およびキロポスト座標テーブル132について詳述する。
【0012】
路線地図データ記憶手段131は、路線地図上の座標値と対応付けられた路線地図データを格納する。「路線地図データ」は、道路などの各路線の地図を表示装置12に表示するためのデータである。この路線地図データは、所定の区分ごとに、路線地図が分割表示されるように構成されている。たとえば所定の区分は地上に相当する水平面で、1辺を1km単位とする区分などが想定される。なお、「路線地図上」というときは、路線地図を表示する表示画像上という意味である。
【0013】
「路線地図上の座標値」は、路線間の距離や方位を配慮して構成されたものであり、例えば、XおよびY方向で示される直交座標が該当する。このため、この座標値は、路線地図上に存在するある地点と他の地点との間の区間距離を算出するための役割を果たすこととなる。
【0014】
キロポスト座標テーブル132は、各路線の各キロポスト数値および路線地図上の各座標値の対応付けを格納する。「キロポスト数値」は、キロポストに掲載の距離を意味する。このキロポスト座標テーブルの構造を図2に示す。図2のキロポスト座標テーブル132では、特定路線の各キロポスト数値および路線地図上の各座標値が対応付けられている。図2では、たとえば、Zキロメートルおよび、X方向の座標値XzとY方向の座標値Yzとの座標値が対応付けられている。
【0015】
図2では、ある路線のキロポスト座標テーブルのみが記載されているが、他の路線のキロポスト座標テーブル132についても存在する。なお、上述した対応付けの管理方式として、実施の形態1ではテーブルを採用したが、データベース等の管理方式を採用してもよい。以下同じ。
【0016】
図1に戻って説明を続ける。演算制御装置14は、通報位置探索装置1aの全体的な動作を制御するためのものであり、例えばCPU等が該当する。図1に示すように、演算制御装置14は、キロポスト数値受付手段141、座標値探索手段142およびキロポスト地点表示手段143を備えている。これら各手段の動作については後述する(図3)。図1では、演算制御装置14は一つ記載されているが、複数の演算制御装置を組み合わせることにより分散制御させるように構成してもよい。
【0017】
つぎに、この実施の形態1に係る通報位置探索装置1aの動作について図面を参照しながら説明する。
【0018】
図3は、この発明の実施の形態1に係る通報位置探索システムの動作を示すフローチャートである。また、図4は、キロポスト地点を探索するためのキロポスト地点探索画面の表示例である。
【0019】
図3では、車両運転手等の通報者から緊急連絡を受けた連絡先(例えば、警察)において、例えば、オペレータが、その通報者から聴取したある路線のキロポスト数値を探索キーとすることにより、通報位置探索装置1aが、その該当する地点を探索するという場合を想定する。以下、具体的に説明していく。
【0020】
まずステップ100において、オペレータが、入力装置11の所定の操作をすると、演算制御装置14は、路線地図データ記憶手段131を参照し、路線地図データを表示装置12に表示する。次にステップ101において、そのオペレータが、入力装置11を操作して、上述の通報者から聴取したある路線のキロポスト数値を入力すると、キロポスト数値受付手段141は、その特定路線のキロポスト数値を受け付ける。情報の入力方式として、例えば、キーボードで入力する方式を採用する。
【0021】
するとステップ102において、座標値探索手段142は、特定路線のキロポスト座標テーブル132を引用(参照)し、次のステップ103において、キロポスト数値受付手段141が受け付けたキロポスト数値に対応する路線地図上の座標値を探索する。つまり、キロポスト座標テーブル132により、該当するキロポスト地点を座標値探索手段142が抽出する。
【0022】
そしてステップ104において、キロポスト地点表示手段143は、路線地図データ記憶手段131を参照して、座標値算出手段142が探索した座標値に該当するキロポスト地点の路線地図を表示装置12に表示する。そうして次のステップ105において、キロポスト地点表示手段143は、路線地図データ記憶手段131を参照して、座標値探索手段142が探索した座標値に対応するキロポスト地点を路線地図上に表示する。図3では、たとえば、キロポスト地点には、キロポスト地点を示すキロポストマーク(例えば、黒星)が路線地図上に重ねて表示される。
【0023】
たとえば、表示装置12に表示された路線地図上のキロポスト地点を図4に示す。図4のキロポスト地点探索画面d1には、特定路線のキロポスト数値を入力するための入力欄d11や、その特定路線を含む路線地図の表示部d12や、探索されたキロポスト地点(黒星)d13が路線地図上に表示されている。
【0024】
図3のステップ106では、例えば、入力装置11からの要求を受けて、演算制御装置14は、探索の処理を終了する。あるいは、例えば、入力装置11からの要求を受けて、演算制御装置14は、ステップ101に戻り、特定路線のキロポスト数値の受付け処理を続行する。
【0025】
このようにして、特定路線のキロポスト数値を探索キーとするキロポスト地点を探索結果として路線地図上に表示することとなる。したがって、複数のキロポスト数値の中から、適切なキロポスト地点を探し出さなければならなかった従来の場合に比べ、迅速にキロポスト地点を探索することができる。このようにすることにより、通報地点を迅速に特定することができる。
【0026】
実施の形態2.
この発明の実施の形態2に係る通報位置探索装置について図面を参照しながら説明する。図5は、この発明の実施の形態2に係る通報位置探索装置1bの構成を示す図である。なお、実施の形態1と同一部分については実施の形態1の場合と同一符号を付し、これら同一部分については重複説明を適宜省略する。
【0027】
図5において、通報位置探索装置1bは、入力装置11、表示装置12、情報記憶装置13および演算制御装置14を備えている。なお、図5に示した通報位置探索装置1bは、演算制御装置14に、キロポスト地点受付手段144、座標値算出手段145、キロポスト数値算出手段146およびキロポスト座標対応関係登録手段147を備えた点が実施の形態1の場合と異なる。その他の構成は、実施の形態1の場合と同様である。
【0028】
つぎに、この実施の形態2に係る通報位置探索装置1bの動作について図面を参照しながら説明する。
【0029】
図6は、この発明の実施の形態2に係る通報位置探索装置の動作を示すフローチャートである。図7は、キロポスト座標テーブルの内容を確認するための表示画面である。
【0030】
図6では、オペレータが、ある路線のキロポスト地点を1地点入力することにより、上述した実施の形態1に係る通報位置探索システム1aが参照したキロポスト座標テーブル132をこの実施の形態2に係る通報位置探索装置1bが自動生成する場合を想定している。以下、具体的に説明していく。
【0031】
まずステップ200において、オペレータが、入力装置11の所定の操作をすると、演算制御装置14は、路線地図データ記憶手段131を参照し、路線地図データを表示装置12に表示する。次にステップ201において、そのオペレータが、入力装置11を操作して、複数の路線の中からある路線を指定すると、キロポスト地点受付手段144は、路線地図上の中から特定路線を抽出する。特定路線の指定方式として、例えば、キーボードで文字入力する方式を採用する。
【0032】
そしてステップ202において、オペレータが、入力装置11を操作して、特定路線のあるキロポスト地点およびそのキロポスト数値を入力すると、キロポスト地点受付手段144は、特定路線の特定キロポスト地点およびそのキロポスト数値を受け付ける。キロポスト地点の入力方式として、例えば、表示装置12に表示された路線地図上の中から、該当する地点をマウスでクリックする方式を採用する。
【0033】
ステップ202をさらに具体的に説明する。ステップ202において、たとえば、キロポスト地点受付手段144が受け付けた特定キロポスト地点が1地点の場合、キロポスト地点受付手段144は、特定路線の方向の指定も受け付ける。方向の指定方式として、例えば、上り方向又は下り方向のボタンのいずれか一方をマウスで選択する方式を採用する。たとえば、指定された方向は、進行方向となる上り方向である。
【0034】
図7(A)に、特定キロポスト地点およびその方向を表示した路線地図の表示例を示す。図7(A)の表示画面d2aでは、複数の路線地図がリンク(線)およびノード(交差点)にて表現されている。このような表現形態は、公知のカーナビゲーション装置などに表示される地図と同等である。さらに、表示画面d2aでは、特定路線d21や、基準キロポスト地点d22、進行方向d23などが表示されている。ここでいう「基準キロポスト地点」d22は、上述した特定キロポスト地点である1地点のことである。また、基準キロポスト地点d22のキロポスト数値として自然数Zキロメートルが表示画面d2aに表示されている。
【0035】
図6に戻って説明する。ステップ203において、オレペータが、入力装置11を操作してキロポスト距離を入力すると、キロポスト地点受付144は、入力装置11の要求を受けてキロポスト距離を受け付ける。ここでいう「キロポスト距離」とは、路線上に掲示されているキロポスト間の区間距離を意味し、1kmとか0.1kmといった距離がこれに該当する。このステップ203で受け付けられたキロポスト距離は、後述するキロポスト座標テーブル132を分解する単位となる。たとえば、受け付けられたキロポスト距離が1kmの場合、1km単位に、キロポスト数値および座標値の対応付けが算出されることとなる。
【0036】
なお、図6では、キロポスト距離の入力を受け付けているが、キロポスト距離を情報記憶装置14に予め登録しておいてもよい。
【0037】
そしてステップ204において、座標値算出手段145、キロポスト数値算出手段146およびキロポスト座標対応関係登録手段147が、所定の処理をおこなうことにより、特定路線のキロポスト座標テーブル132が作成される。これらの動作を具体的に説明する。
【0038】
ステップ204では、まず座標値算出手段145は、特定路線について、特定キロポスト地点から、所定のキロポスト距離ごとに、路線地図上の座標値に基づき、他の各キロポスト地点に該当する路線地図上の各座標値を算出する。ここでいう所定のキロポスト距離は、例えば、上述したステップ203で入力が受け付けられたキロポスト距離(たとえば、1km)である。
【0039】
続いて、キロポスト数値算出手段146は、上述した所定のキロポスト距離に基づき、上述した他の各キロポスト地点の各キロポスト数値を算出する。たとえば、路線地図データを参照して算出された特定路線の全長などのデータをキロポスト数値算出手段146は参考にする。図6では、キロポスト数値算出手段146は、各キロポスト数値を算出するに際し、上述したステップ202で受け付けた指定の方向を参照して算出する。
【0040】
これを具体的に説明する。キロポスト数値算出手段146は、指定の方向に位置するキロポスト地点については、ステップ202で受け付けたキロポスト数値(基準値)に上述した所定のキロポスト距離(例えば1km)を加算する。一方、逆方向に位置するキロポスト地点については、キロポスト数値算出手段146は、基準値から所定のキロポスト距離(例えば1km)を減算する。
【0041】
このようにしてステップ204では、最終的に、キロポスト座標対応関係登録手段147が、座標値算出手段145が算出した各座標値およびキロポスト数値算出手段146が算出した各キロポスト数値の対応付けをキロポスト座標テーブル132に登録する。
【0042】
その後、ステップ205において、入力装置11からの要求を受けた場合、演算制御装置14は、キロポスト座標テーブル132を参照して、各座標値および各キロポスト数値の対応関係を表示装置13に表示する。ここでは、この対応関係を示すデータをキロポスト座標テーブルデータと呼ぶ。
【0043】
上述した対応関係の表示例を図7(B)に示す。図7(B)に示す表示画面d2aでは、特定路線d21について、基準キロポスト地点d22から、キロポスト距離(1km)ごとに、他の各キロポスト地点を示す三角マークが表示されている。また、表示画面d2aでは、進行方向d23が表示されている。
【0044】
図6に戻って説明する。ステップ206において、たとえば、保存して終了をする旨の指示を演算制御装置14が入力装置11から受けると、演算制御装置14は、上述したキロポスト座標テーブルデータをキロポスト座標テーブル132に保存する。
【0045】
このようにして、特定路線ごとに、所定のキロポスト距離ごとのキロポスト座標テーブルを自動生成することとなる。したがって、キロポスト数値を1地点ずつ実測して地図帳に転記する必要があった従来の場合に比べ、労力が軽減するとともに、人為的な誤りが入り込む余地が少なくなる。しかも実施の形態2では、たとえば、特定路線について、1地点のキロポスト数値を入力することにより、この地点を起点とした所望のキロポスト距離に該当するキロポスト地点を自動計算することができる。
【0046】
実施の形態3.
この発明の実施の形態3に係る通報位置探索装置について図面を参照しながら説明する。なお、実施の形態2と同一部分については実施の形態2の場合と同一符号を付し、これら同一部分については重複説明を適宜省略する。この発明の実施の形態3に係る通報位置探索装置1bは、図5に示した通報位置探索装置と同様、入力装置11、表示装置12、情報記憶装置13および演算制御装置14を備えている。
【0047】
つぎに、この実施の形態3に係る通報位置探索装置1bの動作について図面を参照しながら説明する。
【0048】
図8は、この発明の実施の形態3に係る通報位置探索装置の動作を示すフローチャートである。
【0049】
図8では、オペレータが、ある路線のキロポスト地点を2地点入力することにより、上述したキロポスト座標テーブル132をこの実施の形態3に係る通報位置探索装置1bが自動生成する場合を想定している。具体的に説明していく。
【0050】
ステップ300において、演算制御装置14が、入力装置11からの要求を受けて、路線地図データ記憶手段131を参照し、路線地図データを表示装置12に表示する。そしてステップ301において、キロポスト地点受付手段144が、入力装置11からの要求を受けて、路線地図上の中から特定路線を抽出する。これらステップ300およびステップ301は、実施の形態2の場合と同じである。
【0051】
ステップ302において、キロポスト地点受付手段144は、入力装置11を介して、特定路線の特定キロポスト地点およびそのキロポスト数値を受け付ける。ステップ302をさらに具体的に説明する。
【0052】
図8のステップ302では、たとえば、キロポスト地点受付手段144が受け付けた特定キロポスト地点は任意の2地点であり、この場合、キロポスト地点受付手段144は、2地点それぞれのキロポスト数値(例えば、20kmや50km)も受け付ける。
【0053】
次にステップ303では、ステップ203の場合と同様、キロポスト地点受付手段144は、入力装置11の要求を受けてキロポスト距離を受け付ける。
【0054】
そしてステップ304において、座標値算出手段145、キロポスト数値算出手段146およびキロポスト座標対応関係登録手段147が、所定の処理をおこなうことにより、特定路線のキロポスト座標テーブル132が作成される。これらの動作を具体的に説明する。
【0055】
ステップ304では、まず座標値算出手段145は、特定路線について、特定キロポスト地点から、所定のキロポスト距離ごとに、路線地図上の座標値に基づき、他のキロポスト地点に該当する路線地図上の各座標値を算出する。この座標値の算出方法を具体的に説明する。ここでいう所定のキロポスト距離というのは、ステップ303で受け付けられたキロポスト距離である。
【0056】
座標値算出手段145は、上述した所定のキロポスト距離(例えば1km)ごとに路線地図上の座標値を算出するに際し、当該路線地図上の座標値に基づき算出した2地点間の区間距離および2地点の各キロポスト数値に基づいて、所定のキロポスト距離あたりの基準区間距離を算出し、当該基準区間距離に基づくキロポスト距離ごとに各座標値を算出する。
【0057】
ここで「基準区間距離を算出する」際の算出則は、例えば、(2地点間のキロポスト数値の差分値)÷(2地点間の区間距離)である。2地点間の区間距離は、2地点間それぞれのXおよびY方向の座標値から算出される。したがって、この場合、座標値算出手段145が算出した基準区間距離は、単位キロポスト距離あたりの距離である。
【0058】
たとえば、2地点間のキロポスト数値が20kmと50kmで、それら2地点間の区間距離が31kmの場合には、「基準区間距離」は次の値となる。すなわち、(50−20)÷31で得た値である。
【0059】
このように基準区間距離を算出することにより、実測値であるキロポスト数値とコンピューター上の算出値である区間距離の誤差を修正している。
【0060】
またステップ304では、次に、キロポスト数値算出手段146は、上述した所定のキロポスト距離(例えば1km)に基づき、上述した他の各キロポスト地点の各キロポスト数値を算出する。この場合、具体的には、キロポスト数値算出手段146は、各キロポスト数値を算出するに際し、上述した基準区間距離に基づくキロポスト距離を参照して算出する。
【0061】
このようにしてステップ304では、最終的に、キロポスト座標対応関係登録手段147が、座標値算出手段145が算出した各座標値およびキロポスト数値算出手段146が算出した各キロポスト数値の対応付けをキロポスト座標テーブル132に登録する。
【0062】
その後、ステップ305において、ステップ205と同様、入力装置11からの要求を受けた場合、演算制御装置14は、キロポスト座標テーブル132を参照して、各座標値および各キロポスト数値の対応関係を表示装置13に表示する。
【0063】
そしてステップ306において、保存して終了をする旨の指示を演算制御装置14が入力装置11から受けると、演算制御装置14は、ステップ206と同様、上述したキロポスト座標テーブルデータをキロポスト座標テーブル132に保存する。
【0064】
このようにして、特定路線ごとに、所定のキロポスト距離ごとのキロポスト座標テーブルを自動生成することとなる。したがって、実施の形態2の場合と同様、従来の場合に比べ、労力を軽減させるとともに、人為的な誤りが入り込む余地を少なくさせることができる。
【0065】
しかも実施の形態3では、たとえば、特定路線について、2地点のキロポスト数値を入力して基準区間距離を算出して座標値を算出することにより、実測値であるキロポスト数値とコンピューター上の算出値である区間距離の誤差を修正する。したがって、実施の形態2の場合に比べ、より精度の高いキロポスト座標テーブルを生成することができる。
【0066】
なお、図8では、キロポスト地点受付手段144が受け付けた特定キロポスト地点が任意の2地点の場合で説明したが、3地点またはそれ以上の地点の場合であっても、まず、それら任意の2地点間の区間距離を複数算出し、つぎに、それら区間距離から算出された各基準区間距離の平均値をその基準区間距離として、座標値算出手段145やキロポスト数値算出手段146が、座標値やキロポスト数値を算出するようにしてもよい。このようにしても同様の効果を得ることができる。
【0067】
実施の形態4.
この発明の実施の形態4に係る通報位置探索装置について図面を参照しながら説明する。図9は、この発明の実施の形態4に係る通報位置探索装置の構成を示す図である。なお、実施の形態1および2と同一部分については実施の形態1および2の場合と同一符号を付し、これら同一部分については重複説明を適宜省略する。
【0068】
図9において、通報位置探索装置1cは、入力装置11、表示装置12、情報記憶装置13および演算制御装置14を備えている。図9に示した通報位置探索装置1cは、情報記憶装置13に、路線地図データ記憶手段131および特定キロポスト座標対応関係記憶手段133を備える。路線地図データ記憶手段131は、実施の形態1に係る通報位置探索装置1aが備える路線地図データ記憶手段131と同様の構成である。
【0069】
特定キロポスト座標対応関係記憶手段133は、特定キロポスト地点のキロポスト数値および路線地図上の座標値の対応付けを路線ごとに予め格納する。実施の形態4においては、例えば、特定キロポスト地点座標値記憶手段133が格納した特定キロポスト地点が1地点の場合を想定する。この場合、特定キロポスト地点座標値記憶手段133は、各路線の方向も格納する。たとえば格納された方向は進行方向である。
【0070】
演算制御装置14は、キロポスト数値受付手段141、特定キロポスト地点座標値算出手段148およびキロポスト地点表示手段143を備える。これら各手段の動作については後述する(図10)。
【0071】
つぎに、この実施の形態4に係る通報位置探索装置1cの動作について図面を参照しながら説明する。
【0072】
図10は、この発明の実施の形態4に係る通報位置探索装置1cの動作を示すフローチャートである。
【0073】
図10では、例えば、オペレータが、ある路線のキロポスト数値を基にその該当する地点を探索するに際し、通報位置探索装置1cが、予め登録した1点のキロポスト地点に関する情報を引用して、それに該当するキロポスト地点を演算することにより、所望のキロポスト地点を探索し表示する場合を想定している。具体的に説明していく。
【0074】
ステップ400において、演算制御装置14が、入力装置11からの要求を受けて、路線地図データ記憶手段131を参照し、路線地図データを表示装置12に表示する。次にステップ401において、キロポスト数値受付手段141は、入力装置11を介して、特定路線のキロポスト数値を受け付ける。
【0075】
するとステップ402において、特定キロポスト地点座標値算出手段148は、特定キロポスト地点座標値記憶手段133が記憶した特定路線の基点データを引用(参照)する。ここでいう基点データというのは、実施の形態4において、1点のキロポスト地点に関する情報であり、ここでは、キロポスト数値、路線地図上の座標値および方向のデータが該当する。
【0076】
次のステップ403では、特定キロポスト地点座標値算出手段148は、路線地図データ記憶手段131および特定キロポスト地点座標値記憶手段から引用した基点データを参照して、特定路線について、キロポスト数値受付手段141が受け付けたキロポスト数値に対応する路線地図上の座標値を演算する。この演算方法は、実施の形態2におけるステップ204の場合と同様である。
【0077】
ステップ404において、キロポスト地点表示手段143は、路線地図データ記憶手段131を参照して、特定キロポスト地点座標値算出手段148が算出した座標値に該当するキロポスト地点の路線地図を表示装置12に表示する。
【0078】
そしてステップ405において、キロポスト地点表示手段143は、路線地図データ記憶手段131を参照して、特定キロポスト地点座標値算出手段148が算出した座標値に該当するキロポスト地点をステップ404で表示した路線地図上に表示する。図10では、たとえば、キロポスト地点には、キロポスト地点を示すキロポストマークが路線地図上に重ねて表示される(図4を参照)。
【0079】
その後、ステップ405において、例えば、入力装置11からの要求を受けて、演算制御装置14は、キロポスト地点の探索処理を終了する。
【0080】
このようにして、探索要求された特定路線のキロポスト数値に該当するキロポスト地点を演算して探索し、それを表示することとなる。このため、実施の形態1における図2のキロポスト座標テーブル132を事前に準備することなく、所望のキロポスト地点を探索することが可能となる。
【0081】
またキロポスト座標テーブル132を準備する必要がないので、路線の延長等、路線変更が生じた場合であっても、その都度、その路線のキロポスト座標テーブル132が記憶する各キロポスト数値の書き換え作業が不要となる。このため、最新の路線地図データに基づいて探索をおこなう場合にも、キロポスト座標テーブル132の更新をおこなう必要がない。
【0082】
実施の形態5.
この発明の実施の形態5に係る通報位置探索装置について図面を参照しながら説明する。なお、実施の形態3および4と同一部分については実施の形態3および4の場合と同一符号を付し、これら同一部分については重複説明を適宜省略する。この発明の実施の形態5に係る通報位置探索装置1cは、図9に示した通報位置探索装置1cと同様、入力装置11、表示装置12、情報記憶装置13および演算制御装置14を備えている。
【0083】
特定キロポスト座標対応関係記憶手段133は、特定キロポスト地点のキロポスト数値および路線地図上の座標値の対応付けを路線ごとに予め格納する。実施の形態5においては、例えば、特定キロポスト地点座標値記憶手段133が格納した特定キロポスト地点が2地点の場合を想定する。この場合、特定キロポスト地点座標値記憶手段133は、2地点それぞれのキロポスト数値も格納する。その他の構成は、実施の形態4に係る通報位置探索装置1cの構成とほぼ同一である。
【0084】
つぎに、この実施の形態5に係る通報位置探索装置1cの動作について図面を参照しながら説明する。
【0085】
図11では、例えば、オペレータが、ある路線のキロポスト数値を基にその該当する地点を探索するに際し、通報位置探索装置1cが、予め登録した2点のキロポスト地点に関する情報を引用して、それに該当するキロポスト地点を演算することにより、所望のキロポスト地点を探索し表示する場合を想定している。具体的に説明していく。
【0086】
ステップ500において、演算制御装置14が、入力装置11からの要求を受けて、路線地図データ記憶手段131を参照し、路線地図データを表示装置12に表示する。次にステップ501において、キロポスト数値受付手段141は、入力装置11を介して、特定路線のキロポスト数値を受け付ける。
【0087】
するとステップ502において、特定キロポスト地点座標値算出手段148は、特定キロポスト地点座標値記憶手段133を参照して、特定路線の2点の基点データを引用する。2点の基点データというのは、実施の形態5において、2点のキロポスト地点に関する情報であり、ここでは、2点それぞれのキロポスト数値および路線地図上の座標値が該当する。
【0088】
ステップ503では、特定キロポスト地点座標値算出手段148は、路線地図データ記憶手段131と、特定キロポスト地点座標値記憶手段133から引用した2点の基点データとを参照して、特定路線について、キロポスト数値受付手段141が受け付けたキロポスト数値に対応する路線地図上の座標値を演算する。これをもう少し具体的に説明する。
【0089】
特定キロポスト地点座標値算出手段148は、ステップ503で路線上の座標値を演算するに際し、路線地図上の座標値に基づき算出した2地点間の区間距離および2地点の各キロポスト数値に基づいて、キロポスト距離あたりの基準区間距離を算出し、当該基準区間距離に基づき算出する。この算出方法は、実施の形態3におけるステップ304の場合と同様である。
【0090】
このように、特定キロポスト地点座標値算出手段148が基準区間距離に基づき座標値を演算するのは、前述した実施の形態3におけるステップ304の場合と同様、実測値であるキロポスト数値とコンピューター上の算出値である区間距離の誤差を修正するためである。「基準区間距離を算出する」際の算出則は、ステップ304の場合と同様、例えば、(2地点間のキロポスト数値の差分値)÷(2地点間の区間距離)である。この場合、特定キロポスト地点座標値算出手段148が算出した基準区間距離は、単位キロポスト距離あたりの距離である。
【0091】
ステップ504において、キロポスト地点表示手段143は、路線地図データ記憶手段131を参照して、特定キロポスト地点座標値算出手段148が演算した座標値に該当するキロポスト地点の路線地図を表示装置12に表示する。
【0092】
そしてステップ505において、キロポスト地点表示手段143は、路線地図データ記憶手段131を参照して、特定キロポスト地点座標値算出手段148が演算した座標値に該当するキロポスト地点をステップ504で表示した路線地図上に表示する。図11では、たとえば、キロポスト地点には、キロポスト地点を示すキロポストマークが路線地図上に重ねて表示される(図4を参照)。
【0093】
その後、ステップ506において、例えば、入力装置11からの要求を受けて、演算制御装置14は、キロポスト地点の探索処理を終了する。
【0094】
このようにして、探索要求された特定路線のキロポスト数値に該当するキロポスト地点を演算して探索し、それを表示することとなるので、実施の形態4の場合と同様、路線の延長等、路線変更が生じた場合であっても、その都度、その路線のキロポスト座標テーブル132が記憶する各キロポスト数値の書き換え作業が不要となる。
【0095】
しかも実施の形態5では、たとえば、特定路線について、2地点のキロポスト数値を入力して基準区間距離を算出することにより、実測値であるキロポスト数値とコンピューター上の算出値である区間距離の誤差を修正してキロポスト地点を演算する。したがって、実施の形態4の場合に比べ、所望のキロポスト地点の位置の精度を高くすることができる。
【0096】
実施の形態6.
この発明の実施の形態6に係る通報位置探索装置について図面を参照しながら説明する。図12は、この発明の実施の形態6に係る通報位置探索装置の構成を示す図である。なお、実施の形態1乃至5と同一部分についてはそれら実施の形態の場合と同一符号を付し、これら同一部分については重複説明を省略する。
【0097】
図12の通報位置探索装置1dは、実施の形態1に係る通報位置探索装置1aと、実施の形態4または5に係る通報位置探索装置1cとを組み合わせた通報位置探索装置である。具体的に説明する。
【0098】
図12において、通報位置探索装置1dは、入力装置11、表示装置12、情報記憶装置13および演算制御装置14を備えている。図12に示すように、情報記憶装置13は、路線地図データ記憶手段131、キロポスト座標テーブル132および特定キロポスト座標対応関係記憶手段133を備えている。演算制御装置14は、キロポスト数値受付手段141や、座標値探索手段142、キロポスト地点表示手段143、特定キロポスト地点座標値算出手段148のほか、機能選択手段149を備えている。この機能選択手段149を新たに備えた点が、実施の形態1、4および5の場合と異なる。
【0099】
つぎに、この実施の形態6に係る通報位置探索装置1dの動作について図面を参照しながら説明する。
【0100】
図13では、例えば、オペレータが、通報者から聴取したある路線のキロポスト数値を基にその該当する地点を探索するに際し、通報位置探索システム1dが、実施の形態1、もしくは(4又は5)の2方式の探索方式うちのいずれかの方式により、所望のキロポスト地点を探索し表示するというものである。ここでは、実施の形態1および4の場合の2方式を上述した2方式の探索方式として説明する。つまり、ここでいう2方式というのは、図1のキロポスト座標テーブル132を参照して探索する方式と、特定キロポスト地点を基に演算して探索する方式の2方式を意味する。具体的に説明していく。
【0101】
ステップ600において、演算制御装置14が、入力装置11からの要求を受けて、路線地図データ記憶手段131を参照し、路線地図データを表示装置12に表示する。次にステップ601において、キロポスト数値受付手段141は、入力装置11を介して、特定路線のキロポスト数値を受け付ける。
【0102】
その後、ステップ602において、入力装置11からの選択要求に応じて、機能選択手段149は、実施の形態1に係る通報位置探索装置1a、又は実施の形態4に係る通報位置探索装置1cのいずれかの機能を選択する。
【0103】
たとえば、ステップ602において、実施の形態4に係る通報位置探索装置1cの機能が選択された場合、次のステップ603から606までの処理において、図10におけるステップ402から405までの処理と同一の処理をおこなう。
【0104】
すなわち、ステップ603において、特定キロポスト地点座標値算出手段148は、特定キロポスト地点座標値記憶手段133が記憶した特定路線の1点の基点データを引用する。するとステップ604において、特定キロポスト地点座標値算出手段148は、路線地図データ記憶手段131および特定キロポスト地点座標値記憶手段133から引用した基点データを参照して、特定路線について、キロポスト数値受付手段141が受け付けたキロポスト数値に対応する路線地図上の座標値を演算する。
【0105】
そしてステップ605において、キロポスト地点表示手段143は、路線地図データ記憶手段131を参照して、特定キロポスト地点座標値算出手段148が算出した座標値に該当するキロポスト地点の路線地図を表示装置12に表示する。そうして最終的にステップ605では、キロポスト地点表示手段143は、路線地図データ記憶手段131を参照して、特定キロポスト地点座標値算出手段148が演算した座標値に該当するキロポスト地点をステップ404で表示した路線地図上に表示する。図13でも、たとえば、キロポスト地点には、キロポスト地点を示すキロポストマークが路線地図上に重ねて表示される(図4を参照)。
【0106】
このようにすると、実施の形態4に係る通報位置探索装置1cの場合と同様、特定キロポスト座標対応関係記憶手段133の特定キロポスト地点を基に演算して探索することができる。
【0107】
一方、図13のステップ602において、例えば、実施の形態1に係る通報位置探索装置1aの機能が選択された場合、次のステップ608から611までの処理において、図3おけるステップ102から105までの処理と同一の処理をおこなう。
【0108】
すなわち、ステップ608において、まず座標値探索手段142は、特定路線のキロポスト座標テーブル132を引用(参照)し、次のステップ609において、キロポスト数値受付手段141が受け付けたキロポスト数値に対応する路線地図上の座標値を抽出(探索)する。
【0109】
次にステップ610において、キロポスト地点表示手段143は、路線地図データ記憶手段131を参照して、特定キロポスト地点座標値算出手段148が算出した座標値に該当するキロポスト地点の路線地図を表示装置12に表示する。そしてステップ611において、キロポスト地点表示手段143は、路線地図データ記憶手段131を参照して、座標値探索手段142が抽出した座標値に対応するキロポスト地点を路線地図上に表示する。たとえば、キロポスト地点には、キロポスト地点を示すキロポストマークが路線地図上に重ねて表示される。
【0110】
このようにすると、実施の形態1に係る通信位置探索装置1aの場合と同様、キロポスト座標テーブル132を参照して探索することができる。
【0111】
その後、ステップ607において、例えば、入力装置11からの要求を受けて、演算制御装置14は、キロポスト地点の探索処理を終了する。
【0112】
このようにすると、キロポスト座標テーブル132を参照して探索する方式と、特定キロポスト地点を基に演算して探索する方式の2方式の中からいずれか1つを選択して所望のキロポスト地点を探索することができる。このため、所望のキロポスト地点を迅速に探索したい場合や、最新の路線地図データを基に探索したい場合といった利用環境(用途)に応じていずれかの探索方法を選択することが可能となる。
【0113】
たとえば、キロポスト座標テーブル132を参照して検索する場合は、特定キロポスト座標対応記憶手段133を参照して探索する場合に比べ、キロポスト地点の座標値を演算しない分、迅速に探索することができる。一方、予め登録された特定キロポスト地点を基に演算して探索する場合は、実施の形態4の場合と同様、最新の路線地図データを基に探索し易い。
【0114】
また、この実施の形態6では、上述したいずれかの探索方式を選択することにより、新旧の路線地図データを用いて探索結果の比較ができる。
【0115】
なお、図13では、実施の形態1と実施の形態4とを組み合わせたものの場合で説明したが、実施の形態1と実施の形態5とを組み合わせたものであっても同様の効果を得ることができる。
【0116】
【発明の効果】
この発明は以上説明したように、キロポスト座標対応関係記憶手段を参照してキロポスト数値に対応する路線地図上の座標値を探索するので、キロポスト数値に該当するキロポスト地点を迅速に探索することができる。また、路線の各キロポスト数値についての書き換え作業を不要にさせることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態1に係る通報位置探索装置を示す構成図である。
【図2】この発明の実施の形態1に係る通報位置探索装置のキロポスト座標テーブルの構造を示す図である。
【図3】この発明の実施の形態1に係る通報位置探索装置の動作を示すフローチャートである。
【図4】この発明の実施の形態1に係る通報位置探索装置の表示装置に表示されたキロポスト地点探索画面例を示す図である。
【図5】この発明の実施の形態2に係る通報位置探索装置を示す構成図である。
【図6】この発明の実施の形態2に係る通報位置探索装置の動作を示すフローチャートである。
【図7】この発明の実施の形態2に係る通報位置探索装置の表示装置に表示されたキロポスト地点の表示例を示す図である。
【図8】この発明の実施の形態3に係る通報位置探索装置の動作を示すフローチャートである。
【図9】この発明の実施の形態4に係る通報位置探索装置を示す構成図である。
【図10】この発明の実施の形態4に係る通報位置探索装置の動作を示すフローチャートである。
【図11】この発明の実施の形態5に係る通報位置探索装置の動作を示すフローチャートである。
【図12】この発明の実施の形態6に係る通報位置探索装置を示す構成図である。
【図13】この発明の実施の形態6に係る通報位置探索装置の動作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 通報位置探索装置、11 入力装置、12 表示装置、13 情報記憶装置、14 演算制御装置、131 路線地図データ記憶手段、132 キロポスト座標テーブル、133 特定キロポスト座標対応関係記憶手段、141 キロポスト数値受付手段、142 座標値探索手段、143 キロポスト地点表示手段、144 キロポスト地点受付手段、145 座標値算出手段、146 キロポスト数値算出手段、147 キロポスト座標対応関係登録手段、148 特定キロポスト地点座標値算出手段、149 機能選択手段。
Claims (16)
- 路線地図上の座標値と対応付けられた路線地図データを格納する路線地図データ記憶手段と、
各路線の各キロポスト数値および路線地図上の各座標値の対応付けを格納するキロポスト座標対応関係記憶手段と、
特定路線のキロポスト数値を受け付けるキロポスト数値受付手段と、
前記キロポスト座標対応関係記憶手段を参照して、前記キロポスト数値受付手段が受け付けたキロポスト数値に対応する路線地図上の座標値を探索する座標値探索手段と、
前記路線地図データ記憶手段を参照して、前記座標値探索手段が探索した座標値に該当するキロポスト地点を路線地図上に表示するキロポスト地点表示手段と
を備えたことを特徴とした通報位置探索装置。 - 前記特定路線の特定キロポスト地点およびそのキロポスト数値を受け付けるキロポスト地点受付手段と、
前記特定路線について、前記特定キロポスト地点から、所定のキロポスト距離ごとに、前記路線地図上の座標値に基づき、他の各キロポスト地点に該当する路線地図上の各座標値を算出する座標値算出手段と、
前記キロポスト距離に基づき、前記他の各キロポスト地点の各キロポスト数値を算出するキロポスト数値算出手段と、
前記座標値算出手段が算出した各座標値および前記キロポスト数値算出手段が算出した各キロポスト数値の対応付けを前記キロポスト座標対応関係記憶手段に登録するキロポスト座標対応関係登録手段とをさらに備えたことを特徴とする請求項1記載の通報位置探索装置。 - 前記キロポスト地点受付手段は、前記受け付けた特定キロポスト地点が1地点の場合、特定路線の方向の指定もさらに受け付け、
前記キロポスト数値算出手段は、前記各キロポスト数値を算出するに際し、前記方向を参照して算出することを特徴とする請求項2記載の通報位置探索装置。 - 前記キロポスト地点受付手段は、前記受け付けた特定キロポスト地点が2地点の場合、2地点それぞれのキロポスト数値もさらに受け付け、前記座標値算出手段は、前記キロポスト距離ごとに前記各座標値を算出するに際し、前記路線地図上の座標値に基づき算出した2地点間の区間距離および前記2地点の各キロポスト数値に基づいて、キロポスト距離あたりの基準区間距離を算出し、当該基準区間距離に基づくキロポスト距離ごとに前記各座標値を算出し、
前記キロポスト数値算出手段は、前記各キロポスト数値を算出するに際し、前記基準区間距離に基づくキロポスト距離を参照して算出することを特徴とする請求項2記載の通報位置探索装置。 - 路線地図上の座標値と対応付けられた路線地図データを格納する路線地図データ記憶手段と、
特定キロポスト地点のキロポスト数値および路線地図上の座標値の対応付けを路線ごとに予め格納する特定キロポスト地点座標値記憶手段と、
特定路線のキロポスト数値を受け付けるキロポスト数値受付手段と、
前記路線地図データ記憶手段および特定キロポスト地点座標値記憶手段を参照して、前記特定路線について、前記キロポスト数値受付手段が受け付けたキロポスト数値に対応する路線地図上の座標値を演算する特定キロポスト地点座標値算出手段と、
前記路線地図データ記憶手段を参照して、前記特定キロポスト地点座標値算出手段が演算した座標値に該当するキロポスト地点を路線地図上に表示するキロポスト地点表示手段と
を備えたことを特徴とした通報位置探索装置。 - 前記特定キロポスト地点座標値記憶手段は、前記格納した特定キロポスト地点が1地点の場合、各路線の方向もさらに格納し、
前記特定キロポスト地点座標値算出手段は、前記路線地図上の座標値を演算するに際し、前記方向を参照して演算することを特徴とする請求項5記載の通報位置探索装置。 - 前記特定キロポスト地点座標値記憶手段は、前記格納した特定キロポスト地点が2地点の場合、2地点それぞれのキロポスト数値もさらに格納し、
前記特定キロポスト地点座標値算出手段は、前記路線地図上の座標値を演算するに際し、前記路線地図上の座標値に基づき算出した2地点間の区間距離および前記2地点の各キロポスト数値に基づいて、キロポスト距離あたりの基準区間距離を算出し、当該基準区間距離に基づき前記座標値を演算することを特徴とする請求項5記載の通報位置探索装置。 - 請求項1および請求項5記載の通報位置探索装置を組み合わせた通報位置探索装置であって、選択要求に応じて、請求項1又は請求項5のいずれかに記載の通報位置探索装置を選択する機能選択手段を備えたことを特徴とする通報位置探索装置。
- 特定路線のキロポスト数値を受け付けるステップと、
路線地図上の座標値と対応付けられた路線地図データを格納するキロポスト座標対応関係記憶手段を参照して、前記受け付けられたキロポスト数値に対応する路線地図上の座標値を探索するステップと、
各路線の各キロポスト数値および路線地図上の各座標値の対応付けを格納する路線地図データ記憶手段を参照して、前記探索された座標値に該当するキロポスト地点を路線地図上に表示するステップと
を含むことを特徴とした通報位置探索方法。 - 前記特定路線の特定キロポスト地点およびそのキロポスト数値を受け付けるステップと、
前記特定路線について、前記特定キロポスト地点から、所定のキロポスト距離ごとに、前記路線地図上の座標値に基づき、他の各キロポスト地点に該当する路線地図上の各座標値を算出するステップと、
前記キロポスト距離に基づき、前記他の各キロポスト地点の各キロポスト数値を算出するステップと、
前記算出された各座標値および前記算出された各キロポスト数値の対応付けを前記キロポスト座標対応関係記憶手段に登録するステップとをさらに含むことを特徴とする請求項9記載の通報位置探索方法。 - 前記特定キロポスト地点およびそのキロポスト数値を受け付けるステップは、前記受け付けられた特定キロポスト地点が1地点の場合、特定路線の方向の指定も受け付けるステップをさらに含み、
前記各キロポスト数値を算出するステップは、前記受け付けられた方向を参照して算出することを特徴とする請求項10記載の通報位置探索方法。 - 前記キロポスト地点およびキロポスト数値を受け付けるステップは、前記受け付けられた特定キロポスト地点が2地点の場合、2地点それぞれのキロポスト数値も受け付けるステップをさらに含み、
前記キロポスト距離ごとに前記各座標値を算出するステップは、前記路線地図上の座標値に基づき算出した2地点間の区間距離および前記2地点の各キロポスト数値に基づいて、キロポスト距離あたりの基準区間距離を算出し、当該基準区間距離に基づくキロポスト距離ごとに前記各座標値を算出するステップをさらに含み、
前記各キロポスト数値を算出するステップは、前記算出された基準区間距離に基づくキロポスト距離を参照して算出することを特徴とする請求項10記載の通報位置探索方法。 - 特定路線のキロポスト数値を受け付けるステップと、
路線地図上の座標値と対応付けられた路線地図データを格納する路線地図データ記憶手段と、特定キロポスト地点のキロポスト数値および路線地図上の座標値の対応付けを路線ごとに予め格納する特定キロポスト地点座標値記憶手段とを参照して、前記特定路線について、前記受け付けられたキロポスト数値に対応する路線地図上の座標値を演算するステップと、
前記路線地図データ記憶手段を参照して、前記演算された座標値に該当するキロポスト地点を路線地図上に表示するステップと
を含むことを特徴とした通報位置探索方法。 - 前記路線地図上の座標値を演算するステップは、前記特定キロポスト地点座標値記憶手段が格納した特定キロポスト地点が1地点の場合、前記特定キロポスト地点座標値記憶手段がさらに格納した各路線の方向を参照して演算することを特徴とする請求項13記載の通報位置探索方法。
- 前記路線地図上の座標値を演算するステップは、前記特定キロポスト地点座標値記憶手段が格納した特定キロポスト地点が2地点の場合、前記路線地図上の座標値に基づき算出した2地点間の区間距離と、前記特定キロポスト地点座標値記憶手段がさらに格納した2地点それぞれの各キロポスト数値とに基づいて、キロポスト距離あたりの基準区間距離を算出し、当該基準区間距離に基づき算出するステップをさらに含むことを特徴とする請求項13記載の通報位置探索方法。
- 請求項10および請求項13記載の通報位置探索方法を組み合わせた通報位置探索方法であって、選択要求に応じて、請求項10又は請求項13のいずれかに記載の通信位置探索方法を選択する選択ステップを含むことを特徴とする通報位置探索方法。
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---|---|---|---|
JP2003033533A JP2004245932A (ja) | 2003-02-12 | 2003-02-12 | 通報位置探索装置及び通報位置探索方法 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007017240A (ja) * | 2005-07-06 | 2007-01-25 | Jr Higashi Nippon Consultants Kk | ナビゲーション装置、方法及びプログラム |
CN113553634A (zh) * | 2021-06-28 | 2021-10-26 | 通号城市轨道交通技术有限公司 | 设备公里标导入导出方法、装置、电子设备和存储介质 |
JP7058817B1 (ja) * | 2021-11-12 | 2022-04-22 | 三菱電機株式会社 | 距離標距離判定装置、距離標距離判定方法、および距離標距離判定プログラム |
-
2003
- 2003-02-12 JP JP2003033533A patent/JP2004245932A/ja active Pending
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