JP2004245295A - 金属ベルトおよびその製造方法ならびに製造時の支持治具 - Google Patents

金属ベルトおよびその製造方法ならびに製造時の支持治具 Download PDF

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Abstract

【課題】金属ベルトを構成する各エレメントを精度よく製造可能な金属ベルトおよびその製造方法ならびに製造時の支持治具を提供する。
【解決手段】金属ベルト1を構成する多数のエレメント2をそのサドル面15を証として保持する支持辺24と、多数のエレメント2のサドル面15を前記支持辺24に付勢してエレメント2を整列させる整列手段22と、整列した多数のエレメント2に積層方向から圧縮力を負荷する圧着手段23とにより支持治具20を構成し、前記支持治具20に保持した状態で多数のエレメント2のフランク部10を同時に加工するようにした。
【選択図】 図5

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、無段変速機に用いる金属ベルトおよびその製造方法ならびに製造時の支持治具に関し、特に無端状の金属製リングと多数の駒状のエレメントとを組み合わせてなる金属ベルトおよびその製造方法ならびに製造時の支持治具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来から無端状の金属製リングと多数の駒状のエレメントとを組み合わせてなる無段変速機用金属ベルトが知られている(特許文献1参照)。
【0003】
これは、エレメントのフランク面をプーリの円錐状の傾斜面に確実にマッチングさせるべく、プーリに対する当接面に粗面加工を施した後、金属リングに装着して組立てた金属ベルトを一対のプーリに装着してベルト式無段変速機を構成し、金属ベルトに張力を加えた状態で一対のプーリを回転させることで、粗面加工されたフランク面の表面をばらつきなく均一化すると共にプーリの傾斜面と摺り合せさせてサイジング(寸法矯正)するようにしている。
【0004】
【特許文献1】
特開昭59−97344号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来例では、フランク面の粗面加工された部分をプーリの傾斜面により押し潰すという構造となっているため、その加工量を制御できず、フランク面の凹凸を機械加工によって取り去りその形状精度を高めることができないという不具合があった。
【0006】
また、上記従来例では、金属ベルトに組立てた状態でプーリに装着するという構造となっているため、金属リングとエレメントとの間およびエレメント同士の間の隙間により、エレメント個々の形状が揃わず、プーリのエントランス部での当たりが不揃いとなり、騒音や振動を誘発する虞がある。
【0007】
そこで本発明は、上記問題点に鑑みてなされたもので、金属ベルトを構成する各エレメントを精度よく製造可能な金属ベルトおよびその製造方法ならびに製造時の支持治具を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明は、多数のエレメントをそのサドル面を証として支持治具に整列させ、整列状態のエレメントに積層方向から圧縮力を負荷し、圧縮状態の多数のエレメントに対してそのフランク部を同時に加工することで無段変速機用の金属ベルトを製造するようにした。
【0009】
【発明の効果】
したがって、本発明では、多数のエレメントをそのサドル面を証として支持治具に整列させ、整列状態のエレメントに積層方向から圧縮力を負荷し、圧縮状態の多数のエレメントに対してそのフランク部を同時に加工するため、各エレメントは実際に機能する状態、即ち、金属ベルト内で圧縮力を受けている実機に近い状態で加工することができ、実機運転状態にて要求される形状に加工することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の金属ベルトの製造方法を一実施形態に基づいて説明する。
【0011】
図1は本発明を適用する金属ベルトを用いたベルト式無段変速機の駆動メカニズムを示す説明図、図2は本発明を適用する金属ベルトの断面図およびエレメントの側面図、図3は本発明の金属ベルトの製造方法の第1実施形態を適用した加工時における支持治具の概略平面図、図4は支持治具の断面図、図5は支持治具のA−A線に沿う断面図を夫々示す。ここでは、先ず、図1に基づいて、金属ベルトの使用形態を図1に示すベルト式無段変速機図により説明し、次いで、図2により対象とする金属ベルトについて説明し、その後に、図3〜図5によりエレメントの支持治具と共に本発明の製造方法を説明する。
【0012】
図1において、金属ベルト1は多数のエレメント2と各エレメント2を整列させて保持する無端状のリング3とにより構成されている。ベルト式無段変速機は、軸方向相対位置が可変となった一対の対向する円錐状の傾斜面6、7により円周にV字状溝6A、7Aを備える駆動側プーリ4および従動側プーリ5の各V字状溝6A、7Aに巻回して構成される。駆動側プーリ4のトルクは金属ベルト1の構成要素である各エレメント2,2同士の圧縮力を介して従動側プーリ5に伝達され、各エレメント2、2は前記V字状溝6A、7Aに係合し且つベルト本体として機能する無端状のリング3の張力によって拘束される。
【0013】
図2に示すように、多数のエレメント2は、プーリ4、5のV字状溝6A、7Aへの接触面となるよう傾斜した左右一対のフランク部10を備えるボディ部11と、ボディ部11に隣接させて一対のリング受容溝12を形成するようボディ部11に幅狭のネック部13を介して連結したヘッド部14とを備える。前記リング受容溝12はボディ部11のサドル面15、ネック部13およびヘッド部14に形成されたイヤー部16とにより三方を囲んで形成している。前記リング受容溝12には、薄板状のリング素片3Aを幾重にも積層してなるベルト本体としての金属製のリング3が嵌め合わされ、これにより数百個のエレメント2,2・・・が相互につながれて金属ベルト1として機能する。なお、各エレメント2,2・・・は、ボディ部11がリング3の内周側となり、ヘッド部14がリング3の外周側となる。
【0014】
前記ボディ部11は、図2(B)に示すように、ロッキングエッジ17より図中下方において斜めの傾斜面18により切取っており、ボディ部11がプーリ4、5のV字状溝6A、7Aへフランク部10により接触して共に回動する時に、ボディ部11同士がプーリ4、5内周側において互に干渉しないようにしている。その場合においても、ボディ部11同士はロッキングエッジ17を介して互に接触していることが望ましい。
【0015】
前記ボディ部11の左右のフランク部10の基準幅寸法W、基準幅寸法WとなっているポイントGのサドル面15からの高さ寸法S、および、フランク面10の傾斜θは、エレメント2がリング3によりサドル面15で支持された状態で、そのフランク面10をプーリ4、5のV字状溝6A、7Aに係合する際に、フランク面10とプーリ4、5との間での伝達トルクを左右する重要な要素であり、高精度に製作する必要がある。
【0016】
前記フランク面10の加工を高精度に実施するため、図3〜図5に示すエレメント2の支持治具20を用いる。エレメント2の支持治具20と共に本発明の製造方法を以下に説明する。
【0017】
図3〜図5において、エレメント2の支持治具20は、多数のエレメント2を加工しようとするフランク部10を露出させて収容する治具本体21と、収容したエレメント2同士をそのサドル面15を基準として整列させる整列手段22と、収容したエレメント2同士を密着させて保持する治具本体21に固定の圧着手段23とより構成している。
【0018】
前記治具本体21は、エレメント2をそのリング受容溝12に係合することにより保持する互に対向した一対の支持辺24と、加工対象でないフランク部10に当接してエレメント2の幅方向位置を位置決めする位置決め部25と、前記整列手段22を保持する整列手段保持部26とを一体に備える。リング受容溝12に係合する一対の支持辺24の先端の間隔は、エレメント2のネック部13の幅より大きく形成し、各エレメント2の一方のフランク部10を加工する際に未加工のフランク部10を位置決め部25に当接させたエレメント2の幅方向位置と加工されたフランク部10を位置決め部25に当接させたエレメント2の幅方向位置とのずれを許容している。また、支持辺24の厚さはリング収容溝12の溝の幅より若干小さく形成して、エレメント2の治具本体21内への収容作業が円滑となるようにする他、エレメント2のボディ部11のサドル面15を支持辺24の一方の面に当接させて整列手段22による押圧により精度よく整列させるようにしている。治具本体21は、その剛性を確保するため、図示のように、一方の支持辺24の根元を他方の支持辺24と連結して略ボックス状に形成し、このボックス内にエレメント2のヘッド部14が収容されるように形成するのが望ましい。また、片持ち状態となる整列手段保持部26は、図示のように、他より厚肉に形成して剛性を確保することが望ましい。そして、治具本体21は、軸方向いずれの位置でも同一断面形状をなし、例えば、押し出し成形等により形成することもできる。
【0019】
前記整列手段22は、治具本体21に収容したエレメント2のボディ部11のフランク部10同士の間に当接する保持プレート27と、治具本体21の整列手段保持部26に形成したねじ孔にねじ込まれて保持プレート27をエレメント2に当接させ、また、離脱させる複数のボルト28とから構成している。プレート27により押し付けられるエレメント2は、そのサドル面15を支持辺24の当接させて整列される。
【0020】
前記圧着手段23は、治具本体21の軸方向端部に固定されたエンドプレート29、30と、軸方向移動可能に治具本体21の支持辺24に支持された押付けプレート31と、一方のエンドプレート29に形成したねじ孔にねじ込まれて押付けプレート31を収容したエレメント2に当接させ、また、離脱させるボルト32とから構成している。治具本体21に収容されたエレメント2は、ボルト32により押付けプレート31を前進させることにより、他方のエンドプレート30と押付けプレート31との間において、実際の運転時と同じように荷重を負荷されて圧縮される。
【0021】
以上の構成の支持治具20にエレメント2を支持させるには、先ず、支持治具20の治具本体21から圧着手段23(押付けプレート31側のエンドプレート29および押付けプレート31)を取り除き、整列手段22の保持プレート27を後退させて、エレメント2を治具本体21に挿入可能とする。
【0022】
次いで、治具本体21に多数のエレメント2を、そのリング受容溝12を支持辺24に支持させて挿入する。エレメント2のヘッド部14は治具本体21のボックス内に挿入される。同時に加工するエレメント2の数は、リング3に装着されるベルト一組分の数量を組込むことが望ましいが、治具本体21の軸方向長さに制限がある場合には、複数回に分けた数量のエレメント2を治具本体21に挿入する。
【0023】
次に、エレメント2を支持辺24に沿ってずらし、他方のエンドプレート30側に接触させて順次重ねてゆき、その状態で押付けプレート31を支持辺24に案内させて挿入し、ボルト32を備えるエンドプレート29を治具本体21に固定して、ボルト32を軽く締めて押付けプレート31でエレメント2の倒れ止めを行う。
【0024】
次に、治具本体21を位置決め部25を下方にして各エレメント2の治具本体21内のフランク面10を位置決め部25に当接させる。その状態で、整列手段22のボルト28を締め付け、保持プレート27を前進させてエレメント2のボディ部11に当接させ、さらに締め付けることでエレメント2のサドル面15を支持辺24に当接させ、各エレメント2を整列させる。同時に、圧着手段23のボルト32を締め付け、押付けプレート31によりエレメント2同士を接触させて、圧縮する。
【0025】
この状態においては、各エレメント2は治具本体21の位置決め部25にフランク部10を当接させて幅方向に位置決めされ、整列手段22により上下方向に位置決めされた状態で圧着手段23により互に強く接触して支持治具20に保持される。この保持状態では、一方のフランク部10は治具本体21から露出した状態となり、外部から加工可能となっている。
【0026】
この状態でのフランク部10の加工は、ベルト式無段変速機の実機に組付けられたと同様に各エレメント2が従動側プーリ5のエントランス部5aと略同等の圧縮力を受けているため、実機に近い状態で加工することができ、実機運転状態にて要求される形状を加工することができる。また、多数のエレメント2のフランク部10を同時に加工できるため、エレメント2を個々に加工する場合に比較して、加工量を制御しやすく、均一・高精度に加工でき、エレメント2個々の形状が揃わず、従動側プーリ5のエントランス部5aでの当たりが不揃いとなり、騒音や振動を誘発するという不具合も生じない。即ち、駆動側プーリ4から従動側プーリ5に向かう各エレメント2は、高圧縮力を受けており、この高圧縮力を受けた状態で従動側プーリ5のエントランス部5aに接触するときが騒音発生の大きな要因となる。この時、略直線方向に移動してエントランス部5aに接触する状態と略同等な状態を再現して、各エレメント間で均一且つ高精度な加工がなされているので、騒音や振動を抑制することができるのである。
【0027】
一方のフランク部10の加工が完了すれば、支持治具20の治具本体21から圧着手段23(押付けプレート31側のエンドプレート29および押付けプレート31)を取り除き、整列手段22の保持プレート27を後退させて、エレメント2を治具本体21から取出し、未加工のフランク部10が支持治具20から露出させて各エレメント2を挿入する。
【0028】
次に、エレメント2を支持辺24に沿ってずらし、他方のエンドプレート30側に接触させて順次重ねてゆき、その状態で押付けプレート31を支持辺24に案内させて挿入し、ボルト29を備えるエンドプレート29を治具本体21に固定して、ボルト32を軽く締めて押付けプレート31でエレメント2の倒れ止めを行う。
【0029】
次に、治具本体21を位置決め部25を下方にして各エレメント2の治具本体21内のフランク面10を位置決め部25に当接させる。その状態で、整列手段22のボルト28を締め付け、保持プレート27を前進させてエレメント2のボディ部11に当接させ、さらに締め付けることでエレメント2のサドル面15を支持辺24に当接させ、各エレメント2を整列させる。同時に、圧着手段23のボルト32を締め付け、押付けプレート31によりエレメント2同士を接触させて、圧縮する。
【0030】
この状態においても、各エレメント2は治具本体21の位置決め部25にフランク部10を当接させて幅方向に位置決めされ、整列手段22により上下方向に位置決めされた状態で圧着手段23により互に強く接触して支持治具20に保持される。この保持状態では、未加工のフランク部10は治具本体21から露出した状態となり、外部から加工可能となっている。
【0031】
この状態でのフランク部10の加工も、ベルト式無段変速機の実機に組付けられたと同様に各エレメント2が圧縮力を受けているため、実機に近い状態で加工することができ、実機運転状態にて要求される形状を加工することができる。また、多数のエレメント2のフランク部10を同時に加工できるため、エレメント2個々に加工する場合に比較して、加工量を制御しやすく、均一・高精度に加工でき、エレメント2個々の形状が揃わず、プーリ4、5のエントランス部での当たりが不揃いとなり、騒音や振動を誘発するという不具合も生じない。
【0032】
加工を完了すれば、支持治具20から各エレメント2を取出し、加工時と同様の整列順序で、エレメント2のリング受容溝12にリング3を挿入して金属ベルト1を形成することができる。各エレメント2は、フランク部10を加工している時の配列でリング受容溝12にリング3を挿入することで、加工時の精度のまま金属ベルト1の組立後の精度を維持することができ、その許容トルクを向上させることができる。
【0033】
図6は、入力トルクを横軸とし、金属ベルト1のスリップ率を縦軸として、金属ベルト1の許容トルク特性を示したものである。図で示すように、エレメント2のフランク部10を加工することにより、許容トルクは矢印のように、確実に向上させることができる。
【0034】
本実施形態においては、以下に記載する効果を奏することができる。
【0035】
(ア)多数のエレメント2をそのサドル面15を証として支持治具20に整列させ、整列状態のエレメント2に積層方向から圧縮力を負荷し、圧縮状態の多数のエレメント2に対してそのフランク部10を同時に加工するため、各エレメント2は実際に機能する状態、即ち、金属ベルト1内で圧縮力を受けている実機に近い状態で加工でき、実機運転状態にて要求される形状とすることができ、加工時の精度のまま金属ベルト1の組立後の精度を維持することができ、その許容トルクを向上させることができる。
【0036】
(イ)整列させる多数のエレメント2を、金属ベルト1としてリング3に組込まれる一揃いのエレメント2とすることにより、金属ベルト1の1セットのエレメント2のフランク面10を全て均一に揃えることができ、エレメント2個々の形状が全て揃い、プーリ4、5のエントランス部での当たりが不揃いによる騒音や振動を生じることがなく、高精度で静粛な金属ベルト1を得ることができる。
【0037】
なお、上記実施形態において、金属ベルト1として、リング受容溝12をエレメント2の左右に備えるものについて説明したが、図示はしないが、リング受容溝をエレメントの中央部に備えるエレメントのフランク部の加工に適用するものであってもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示すベルト式無段変速機の駆動メカニズムを示す説明図。
【図2】本発明を適用する金属ベルトの断面図(A)およびエレメントの側面図(B)。
【図3】本発明の金属ベルトの製造方法の第1実施形態を適用した加工時における支持治具の概略平面図。
【図4】支持治具の断面図。
【図5】支持治具のA−A線に沿う断面図。
【図6】金属ベルトの許容トルク特性を示すグラフ。
【符号の説明】
1 金属ベルト
2 エレメント
3 リング
4、5 プーリ
6、7 傾斜面
10 フランク部
11 ボディ部
12 リング受容溝
15 サドル面
20 支持治具
21 治具本体
22 整列手段
23 圧着手段
24 支持辺
25 位置決め部

Claims (6)

  1. ベルト本体として機能するリングにこれを包み込むようにして多数の板状のエレメントを相互接触状態となるように整列させて組付けて構成する無段変速機用の金属ベルトの製造方法であって、
    多数のエレメントをそのサドル面を証として支持治具に整列させ、整列状態のエレメントに積層方向から圧縮力を負荷し、
    圧縮状態の多数のエレメントに対してそのフランク部を同時に加工することを特徴とする金属ベルトの製造方法。
  2. 前記整列させる多数のエレメントは、金属ベルトとしてリングに組込まれる一揃いのエレメントであることを特徴とする請求項1に記載の金属ベルトの製造方法。
  3. ベルト本体として機能するリングにこれを包み込むようにして多数の板状のエレメントを相互接触状態となるように整列させて組付けて構成する無段変速機用の金属ベルトであって、
    金属ベルトを構成する多数のエレメントは、サドル面を証として整列された状態で積層方向に圧縮力を負荷した状態でそのフランク部が同時に加工されたものであることを特徴とする金属ベルト。
  4. 前記同時加工される多数のエレメントは、金属ベルトとしてリングに組込まれる一揃いのエレメントであることを特徴とする請求項3に記載の金属ベルト。
  5. ベルト本体として機能するリングにこれを包み込むようにして多数の板状のエレメントを相互接触状態となるように整列させて組付けて構成する無段変速機用の金属ベルト製造時の支持治具であって、
    金属ベルトを構成する多数のエレメントをそのサドル面を証として保持する支持辺と、多数のエレメントのサドル面を前記支持辺に付勢してエレメントを整列させる整列手段と、整列した多数のエレメントに積層方向から圧縮力を負荷する圧着手段とにより支持治具を構成し、
    前記支持治具に保持した状態で多数のエレメントのフランク部を同時に加工することを特徴とする金属ベルト製造時の支持治具。
  6. 前記多数のエレメントは、金属ベルトとしてリングに組込まれる一揃いのエレメントであることを特徴とする請求項5に記載の金属ベルト製造時の支持治具。
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