JP2004244585A - 粘着剤組成物および粘着製品 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】アクリル系重合体、粘着付与剤、および蛍光増白剤を含む、アクリル系粘着剤組成物によって、上記課題は解決される。好ましくは、前記粘着付与剤は、ロジン系樹脂、テルペン系樹脂、または石油樹脂である。また好ましくは、前記蛍光増白剤は、オキサゾール系蛍光増白剤またはクマリン系蛍光増白剤である。
【選択図】 なし
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、粘着シートや粘着テープの製造に用いられるアクリル系粘着剤に関する。より詳しくは、本発明は、アクリル系粘着剤の着色を改良する技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
粘着剤は、ゴム系、アクリル系、およびシリコーン系に大別される。ゴム系粘着剤は、天然ゴムや合成ゴムからなり、優れた粘着性および適度な凝集力を有する。アクリル系粘着剤は、化学的に合成される。このため、アクリル系粘着剤には、比較的容易に、目的に応じた品質や特性を付与しうる。シリコーン系粘着剤は、シリコーンゴムおよびシリコーン樹脂からなる100%シリコーンの組成物を溶剤に溶かした粘着剤である。シリコーン系粘着剤は、耐熱性、耐寒性、耐薬品性等に優れる。粘着剤のうち、アクリル系粘着剤組成物は、粘着シートや粘着テープとして、包装、医療などの各種用途に広く用いられている。
【0003】
粘着剤は、基本的には上述の成分からなるが、必要に応じて様々な添加物が配合される。添加物の一例としては、粘着付与剤が挙げられる。粘着付与剤を粘着剤中に配合することによって、粘着剤の特性を向上させうる。しかしながら、粘着付与剤を配合することによって、弊害も生じうる。また、さらなる粘着剤としての特性改善も望まれている。そこで、粘着付与剤が配合された粘着剤の特性を向上させるべく、様々な提案がされている。
【0004】
例えば、粘着付与剤を配合しても、比較的低速で粘着シートが剥離される場合には、十分な剥離力が発現しづらい。この問題を解決すべく、歪み応力が所定の範囲であるアクリル系粘着剤が提案されている(特許文献1参照)。
【0005】
【特許文献1】
特開平10−204399号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、粘着付与剤を配合すると、粘着剤が、黄色みがかってしまう。粘着付与剤による着色は、粘着剤の性能には大きな影響を与えないが、購買者に対する心理的影響は大きい。つまり、一般に、黄色みがかっている製品は、製品に対する悪い印象を購買者に与え、製品の売れ行きを大きく左右しうる。また、外観が重要視される製品に粘着剤が適用される場合、粘着剤が黄色みがかっていると、適用が制限されることもある。例えば、透明なプラスチックから構成される製品に粘着剤が適用される場合、黄色みがかった粘着剤によって製品の意匠性が害される。
【0007】
そこで本発明が目的とするところは、粘着付与剤を含むアクリル系粘着剤の着色を改善する手段を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明は、アクリル系重合体、粘着付与剤、および蛍光増白剤を含む、アクリル系粘着剤組成物である。本発明のアクリル系粘着剤組成物は、蛍光増白剤が配合されている。蛍光増白剤によって、粘着付与剤に起因する着色が抑制される。その結果、アクリル系粘着剤に高級感が付与され、製品に対する需要者の印象を向上させうる。また、粘着剤が透明であることが求められる製品にも、粘着付与剤を含むアクリル系粘着剤を適用することができる。
【0009】
【発明の実施の形態】
本発明の第1は、アクリル系重合体、粘着付与剤、および蛍光増白剤を含む、アクリル系粘着剤組成物である。アクリル系粘着剤組成物は、アクリル系重合体、粘着付与剤、および蛍光増白剤を必須成分として含む。
【0010】
アクリル系重合体は、(メタ)アクリル酸エステルを単量体として用いて重合された、粘着剤の原料として用いられる重合体をいう。アクリル系重合体は、1または2以上の(メタ)アクリル酸エステルのみを単量体として用いて重合されてもよく、(メタ)アクリル酸エステルおよび(メタ)アクリル酸エステルに共重合可能な化合物(以下、「共重合可能な化合物」とも記載)を単量体として用いて重合されてもよい。なお、「アクリル系重合体」とは、架橋剤によって架橋されていない重合体および架橋剤によって架橋された重合体の双方を意味する概念である。
【0011】
アクリル系重合体の組成については、特に限定はないが、アクリル系重合体中に含まれる(メタ)アクリル酸エステルに由来する繰り返し単位の総質量が、アクリル系重合体の質量に対して、好ましくは70〜99.9質量%である。(メタ)アクリル酸エステルに由来する繰り返し単位の総質量がこの範囲であると、十分な粘着特性を発現する。
【0012】
また、十分な粘着性を有するアクリル系重合体を得るためには、使用されるアクリル系重合体の重量平均分子量が、好ましくは200,000以上であり、より好ましくは300,000以上である。使用されるアクリル系重合体の重量平均分子量の上限は特に限定されない。合成の困難性を考慮すると、使用されるアクリル系重合体の重量平均分子量が、好ましくは2,000,000以下であり、より好ましくは1,000,000以下である。
【0013】
以下、本発明のアクリル系粘着剤組成物に用いられるアクリル系重合体の合成に用いられる単量体、重合方法、重合条件などについて説明する。
【0014】
単量体として用いられる(メタ)アクリル酸エステルの具体的としては、メチル(メタ)アクリレート、エチル(メタ)アクリレート、プロピル(メタ)アクリレート、ブチル(メタ)アクリレート、ペンチル(メタ)アクリレート、ヘキシル(メタ)アクリレート、オクチル(メタ)アクリレート、ノニル(メタ)アクリレート、デシル(メタ)アクリレート、ドデシル(メタ)アクリレート等の炭素数1〜20のアルキル(メタ)アクリレートおよびその置換体;2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシブチル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシ−3−フェノキシプロピル(メタ)アクリレート等の水酸基含有(メタ)アクリレート;フェニル(メタ)アクリレート、ベンジル(メタ)アクリレート等のアリール(メタ)アクリレート;メトキシエチル(メタ)アクリレート、エトキシエチル(メタ)アクリレート、ブトキシエチル(メタ)アクリレート、エトキシプロピル(メタ)アクリレート等のアルコキシアルキル(メタ)アクリレート;エトキシジエチレングリコール(メタ)アクリレート、フェノキシジエチレングリコール(メタ)アクリレート、フェノキシポリエチレングリコール(メタ)アクリレート、ノニルフェノールエチレンオキサイド(EO)付加物(メタ)アクリレート、ノニルフェノールプロピレンオキサイド(PO)付加物(メタ)アクリレート等の、アルコールのオキシアルキレン付加物の(メタ)アクリレート;シクロヘキシル(メタ)アクリレート等の、シクロアルキル(メタ)アクリレート等が挙げられる。ただし、これらの化合物以外の(メタ)アクリル酸エステルを用いてもよい。2種以上の(メタ)アクリル酸エステルが併用されてもよい。
【0015】
必要に応じて単量体として用いられる共重合可能な化合物としては、例えば、エチレン性不飽和結合を有する化合物が挙げられる。ここで、エチレン性不飽和結合を有する化合物とは、エチレン(CH2=CH2)の水素原子が、置換された化合物を意味する。(メタ)アクリル酸エステルに共重合可能であり、本発明の効果を妨げないのであれば、他の化合物を単量体として用いてもよい。
【0016】
共重合可能な化合物の例としては、アクリル酸、メタクリル酸、マレイン酸、無水マレイン酸、フマル酸、無水フマル酸、イタコン酸、クロトン酸、けい皮酸、(アクリロイルアミノメチル)イミノジ酢酸、N,N−ビス(カルボキシメチル)アクリルアミドあるいはこれらの塩等の、カルボキシル基含有単量体;ビニルスルホン酸、アリルスルホン酸、メタリルスルホン酸、スチレンスルホン酸、2−スルホエチルメタクリレート、2−アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸あるいはこれらの塩等の、スルホン酸基含有単量体;含リン(メタ)アクリル酸エステルあるいはこれらの塩等の、リン酸基含有単量体が挙げられる。
【0017】
共重合可能な化合物の他の例としては、スチレン、ビニルトルエン、α−メチルスチレン、ビニルナフタレン、ハロゲン化スチレン等の芳香族ビニル単量体;酢酸ビニル等のビニルエステル単量体;塩化ビニル、塩化ビニリデン等のハロゲン化ビニル単量体;(メタ)アクリルアミド、N−メチロール(メタ)アクリルアミド、N−メトキシメチル(メタ)アクリルアミド、N−ブトキシメチル(メタ)アクリルアミド、N、N−ジメチルアクリルアミド等のアミド基含有ビニル単量体;(メタ)アクリロニトリル等のニトリル基含有単量体;ビニルエーテル系単量体が挙げられる。
【0018】
前記単量体の重合によってアクリル系重合体が合成されるが、アクリル系重合体の重合方法は、特に制限されない。使用する単量体や作業環境に応じて、溶液重合、懸濁重合、乳化重合、塊状重合などから、適切な重合方法を選択すればよい。好ましくは、溶液重合が用いられる。溶液重合を採用すれば、重合時の重合熱の除去が容易であり、重合反応の作業性に優れる。
【0019】
重合反応に用いられる溶媒としては、トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素類;酢酸エチル、酢酸ブチル等の脂肪族エステル類;シクロヘキサン等の脂環族炭化水素類;ヘキサン、ペンタン等の脂肪族炭化水素類等;ベンゼン、トルエン等の芳香族炭化水素類等が挙げられる。ただし、重合反応を阻害しなければ、他の化合物を用いてもよく、これらに特に限定されない。場合によっては、2種以上の溶媒を併用してもよい。溶媒の使用量は、特に限定されるものではない。なお、溶媒の使用量は、適宜決定すればよい。
【0020】
さらに、重合反応に用いられる重合開始剤も、特に限定されない。重合開始剤としては、メチルエチルケトンパーオキサイド、ベンゾイルパーオキサイド、ジクミルパーオキサイド、t−ブチルハイドロパーオキサイド、クメンハイドロパーオキサイド、t−ブチルパーオキシオクトエート、t−ブチルパーオキシベンゾエート、ラウロイルパーオキサイド、商品名「ナイパーBMT−K40」(日本油脂株式会社製;m−トルオイルパーオキサイドとベンゾイルパーオキサイドの混合物)等の有機過酸化物;アゾビスイソブチロニトリル、商品名「ABNE」[日本ヒドラジン工業株式会社製;2,2’−アゾビス(2−メチルブチロニトリル)]等のアゾ系化合物など、公知のラジカル重合開始剤が使用されうる。場合によっては、2種以上の重合開始剤を併用してもよい。
【0021】
重合開始剤量の使用量は、単量体の総質量に対して、好ましくは0.01〜1質量%である。重合開始剤の使用量が多すぎると、粘着性に優れた高分子量のアクリル系重合体が得られない恐れがある。
【0022】
重合温度や重合時間等の重合条件は、単量体の種類、重合溶媒の種類、重合開始剤の種類、得られるアクリル系重合体に求める特性、粘着剤の用途等に応じて適宜設定すればよい。反応圧力も、特に限定されるものではなく、常圧、減圧、加圧のいずれであってもよい。なお、重合反応は、窒素ガス等の不活性ガスの雰囲気下で行うことが望ましい。
【0023】
アクリル系重合体は、架橋剤を用いて架橋されて、粘着剤としての十分な機能が引き出される。ただし、粘着剤組成物の段階においては、アクリル系重合体は架橋剤によって架橋されていなくてもよい。また、本発明の粘着剤組成物は、架橋剤を含んでいてもよいし、含んでいなくてもよい。架橋剤を含んでいない粘着剤組成物を用いて粘着剤を製造する場合には、組成物に粘着剤を配合し、用途に応じた形態に成形したのち、アクリル系重合体を架橋すればよい。
【0024】
架橋剤としては、トリレンジイソシアネート、キシリレンジイソシアネート、テトラメチレンジイソシアネート、ヘキサメチレンジイソシアネート、トリメチルヘキサメチレンジイソシアネート、トリジンジイソシアネート、4,4’−ジフェニルメタンジイソシアネート、イソホロンジイソシアネート、1,5−ナフタリンジイソシアネート、ジシクロヘキシルメタン−4,4−ジイソシアネート、トランスビニレンジイソシアネート、トリフェニルメタンジイソシアネート、ポリフェニルメタンジイソシアネート等の多官能イソシアネート化合物;多価アルコール系、フェノール系、酸アミド系、酸イミド系、ケトンのオキシム系、アルデヒドのオキシム系、ラクトン系、ラクタム系等のブロック化剤で保護したブロックイソシアネート化合物;エチルアセトアセテートアルミニウムジイソプロピレート、アルミニウムトリス(エチルアセトアセテート)、アルミニウムモノアセチルアセトネートビス(エチルアセトアセテート)、アルミニウムトリス(アセチルアセトネート)、チタンアセチルアセトネート、アンモニウムチタンレクテート、炭酸ジルコニールアンモニウム等の多価金属のキレート化合物;ポリグリシジルエーテル系、ポリグリシジルアミン系、ポリグリシジルエステル類、ヒダントイン系、トリグリシジルイソシアヌレート系、ビスフェノール系等のエポキシ化合物;ポリメチロールメラミン、アルキル化メチロールメラミン等のメラミン化合物等が挙げられる。ただし、例示した以外の化合物も、架橋剤として用いられうる。
【0025】
架橋剤の使用量は、アクリル系重合体を構成する単量体の配合量に対して、好ましくは0.05〜15質量%、より好ましくは0.1〜10質量%である。架橋剤の使用量が上記範囲から外れると、十分な粘着性能が発揮されない恐れがある。
【0026】
本発明のアクリル系粘着剤組成物中には、粘着付与剤が含まれる。本発明において、粘着付与剤とは、アクリル系重合体とブレンドされることによって、粘着剤の粘着力を向上せしめる添加物を意味する。
【0027】
粘着付与剤としては、ロジン系樹脂、テルペン系樹脂、石油樹脂、クマロン系樹脂、キシレン系樹脂、スチレン系樹脂など、各種公知の粘着付与剤が用いられうる。2種以上の粘着付与剤を組み合わせて用いてもよい。これらの粘着付与剤の中では、好ましくは、一般に安価である、ロジン系樹脂、テルペン系樹脂、または石油樹脂が用いられる。また、これらの樹脂は、着色が強いことが多く、蛍光増白剤を配合する意義が大きい。ただし、用いられる粘着付与剤がこれらに限定されるわけではなく、他の粘着付与剤も配合されうる。
【0028】
ロジン系樹脂とは、松の木から採取されるガムロジン、松の切り株をチップにした後、石油系溶剤で抽出して得られるウッドロジン、クラフトパルプ製造時の蒸解廃液から得られるトール油ロジンなどのロジン、およびこれらの誘導体を意味する。ロジンは、C19H29COOHの一般式で示される数種の異性体と、少量の中性分から構成され、組成は原木の種類、産地、およびロジンの精製工程によって異なる。主成分は、通常、アビエチン酸である。ロジンの誘導体とは、酸化に対する安定性を改良するために、水添、不均化、または二量化などの改変が施されたロジンを意味する。ロジン誘導体としては、水素化ロジン、不均化ロジン、重合ロジンなどが挙げられる。ロジン誘導体は、ロジンをもとに合成されうる。商品名「ハイペール」(荒川化学工業株式会社製)、商品名「Poly−pale」(ハーキュレス社)などの市販のロジン誘導体を用いてもよい。
【0029】
テルペン系樹脂とは、松の木からロジンを得る際に得られるテレピン油を原料とした樹脂である。テレピン油には、ガムテレピン油、ウッドテレピン油、サルフェートテレピン油などがある。組成は原木の種類、産地、およびテルペン系樹脂の精製工程によって異なる。テルペン系樹脂の主成分は、通常、α−ピネンである。他成分として、β−ピネン、カンフェン、ジペンテンなども含まれうる。テルペン系樹脂の具体例としては、テルペン、テルペンフェノール、ロジンフェノール、芳香族変成テルペン、水素化テルペンなどが挙げられる。その他にも、各種公知のテルペン系樹脂が用いられうる。テルペン系樹脂は合成されてもよく、商品名「タマノル803」(荒川化学工業株式会社製)、商品名「Zonatac」(アリゾナケミカル社)などの市販のロジン誘導体を用いてもよい。
【0030】
石油樹脂とは、石油ナフサなどの熱分解によって副生する不飽和炭化水素を含む留分をカチオン重合したものを意味する。石油樹脂は、構成モノマーの種類や分子構造によって、脂肪族系石油樹脂、芳香族系石油樹脂、共重合系石油樹脂などに大別される。脂肪族系石油樹脂は、ナフサ分解油のうち沸点が20〜80℃の留分を、塩化アルミニウムなどを触媒としてカチオン重合して得られる樹脂を意味する。芳香族系石油樹脂は、ナフサ分解油のスチレン類やインデン類を含むC9留分を、塩化アルミニウムやBF3触媒などでカチオン重合したものを意味する。共重合系石油樹脂は、C5留分とC9留分とを適当な割合に混合して、カチオン重合した樹脂を意味する。
【0031】
本発明の粘着剤組成物中に含まれる粘着付与剤の量は、アクリル系重合体100質量部に対して、好ましくは5〜100質量部、より好ましくは10〜50質量部である。粘着付与剤の含有量が少なすぎると、粘着付与剤による粘着力向上効果が発揮されない恐れがある。逆に、粘着付与剤の含有量が多すぎると、タックが減少して粘着力が低下するおそれがある。
【0032】
また、本発明のアクリル系粘着剤組成物中には、蛍光増白剤が含まれる。蛍光増白剤とは、紫外線を吸収して、青色蛍光を発する化合物をいう。このような蛍光増白剤によって短波長部の反射率が高くなり、粘着付与剤によって黄色みがかった粘着剤が、白色になる。また、蛍光増白剤を用いれば、明度の高い白色の粘着剤が得られるため、粘着剤に高級感を付与することができる。その結果、製品に対する需要者の印象を向上させうる。また、粘着剤が透明であることが求められる製品にも、粘着付与剤を含むアクリル系粘着剤を適用することができる。
【0033】
蛍光増白剤としては、オキサゾール系蛍光増白剤、クマリン系蛍光増白剤、スチルベン系蛍光増白剤、イミダゾール系蛍光増白剤、トリアゾール系蛍光増白剤などの蛍光増白剤が用いられうる。2種以上の蛍光増白剤を組み合わせて用いてもよい。
【0034】
本願において、オキサゾール系蛍光増白剤とは、下記式で表されるオキサゾール環を分子中に有する蛍光増白剤を意味する。
【0035】
【化1】
【0036】
本願において、クマリン系蛍光増白剤とは、下記式で表わされるクマリン構造を分子中に有する蛍光増白剤を意味する。
【0037】
【化2】
【0038】
クマリン系蛍光増白剤の具体例としては、7−ジエチルジアミノ−4−メチルクマリンなどが挙げられる。市販のクマリン系蛍光増白剤としては、商品名「Leucophor WS」(Sandoz社製)が挙げられる。
【0039】
本願において、スチルベン系蛍光増白剤とは、下記式で表わされるスチルベン構造を分子中に有する蛍光増白剤を意味する。
【0040】
【化3】
【0041】
スチルベン系蛍光増白剤の具体例としては、4,4’−ジアミノスチルベン−2,2’−ジスルホン酸のs−トリアジン環置換体、スチルベンのトリアゾール、イミダゾール、オキサゾール置換体などが挙げられる。
【0042】
本願において、イミダゾール系蛍光増白剤とは、下記式で表わされるイミダゾール構造を分子中に有する蛍光増白剤を意味する。
【0043】
【化4】
【0044】
本願において、トリアゾール系蛍光増白剤とは、窒素3原子および炭素2原子から構成されている複素5員環を分子中に有する蛍光増白剤を意味する。かような複素5員環としては、下記の環が挙げられる。
【0045】
【化5】
【0046】
蛍光増白剤の中では、好ましくは、オキサゾール系蛍光増白剤またはクマリン系蛍光増白剤が用いられる。これらの蛍光増白剤は、アクリル系重合体との相溶性が良いため、粘着剤の着色を、効果的に改善しうる。場合によっては、イミダゾロン系、オキサシアニン系、メチン系、ピリジン系、アントラピリダジン系、カルボスチリル系など、他の蛍光増白剤を用いてもよい。
【0047】
粘着剤組成物には、必要に応じて、充填剤、顔料、希釈剤、老化防止剤、紫外線吸収剤、紫外線安定剤等の従来公知の添加剤が添加されうる。これらの添加剤の添加量は、所望する物性が得られるように適宜設定される。
【0048】
粘着剤組成物の成分を含有する溶媒は、特に限定されるものではなく、各種有機溶媒が用いられうる。有機溶媒の具体例としては、トルエン、キシレン、ヘキサン、酢酸エチルが挙げられる。
【0049】
本発明の第2は、本発明の第1の粘着剤組成物から得られる粘着層が形成されてなる粘着製品である。本発明のアクリル系粘着剤組成物は、粘着シート、粘着テープ等の各種粘着製品に好適に用いられる。粘着層は、本発明の粘着剤組成物を塗布し、架橋反応させることにより形成される。粘着シートの構成の一例としては、離型紙、粘着層、基材がこの順序で積層された実施形態が挙げられる。必要に応じて他の層をさらに積層させてもよい。例えば、基材と粘着層との接着性を確保するために、基材と粘着層との間に、下塗り層が形成されてもよい。積層順序も特に制限はない。例えば、基材の両面に粘着層を形成して、両面テープとしてもよい。両面テープは、離型剤が塗布されている基材に粘着剤組成物を塗布することによっても製造されうる。この場合には、基材レスの両面テープが得られる。
【0050】
基材、下塗り層、その他必要に応じて形成される層の材質については、特に限定されない。用途や機能を考慮して、粘着製品の構成が決定されればよい。以下、層の材質および粘着製品の製造方法について、簡単に説明する。しかしながら、本発明の第2の技術的範囲が、かような材料からなる粘着製品に限定されるわけではない。
【0051】
基材として用いられる材料としては、クラフト紙、和紙、クレープ紙、上質紙、グラシン紙などの紙;レーヨン、綿、アセテート、ガラス、ポリエステル、ビニロンなどからなる織布;ポリエチレン、ポリプロピレンなどの割布;レーヨン、ポリプロピレン、芳香族ポリアミド、ポリエステル、ガラスなどの不織布;セロハン、アセテート、ポリ塩化ビニル、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエステル、ポリスチレン、ポリ四ふっ化エチレン、ポリイミド、ポリエチレンテレフタレートなどのプラスチックフィルム;天然ゴム、スチレンブタジエンゴム、ブチルゴム、ポリクロロプレンゴムなどからなるゴムシート;ポリウレタン、ポリエチレン、ブチルゴム、ポリクロロプレンゴム、アクリルゴムなどの発泡体;アルミニウム、銅、鉛、ステンレスなどの金属箔;ガラス、ナイロン、レーヨン、ポリエステルなどのフィラメントとフィルムとを貼り合わせた複合体が挙げられる。
【0052】
基材の形状は、フィルム状、シート状、テープ状、板状、発泡体等が挙げられるが、特に限定されるものではない。
【0053】
粘着剤組成物の基材への塗布方法は、特に限定されるものではない。ロールコーティング法、スプレーコーティング法、ディッピング法等の公知の方法が、塗布方法として採用されうる。この場合、粘着剤組成物を基材に直接塗布する方法、および、離型紙等に粘着剤組成物を塗布した後、この塗布物を基材上に転写する方法のいずれもが、採用されうる。
【0054】
粘着剤組成物を塗布した後、乾燥させることにより、基材上に粘着層が形成される。乾燥温度は、特に限定されない。ただし、加熱乾燥時に架橋反応が進行するので、好ましくは、架橋剤の種類に応じて架橋反応が速やかに進行する温度で塗膜が乾燥される。なお、用途によっては、粘着剤組成物を被着体に直接、塗布してもよい。
【0055】
離型紙を粘着製品に適用するのであれば、基材上に形成された粘着層の表面に離型紙が貼着されうる。離型紙を粘着層の表面に貼着することによって、粘着層表面が好適に保護・保存される。離型紙は、粘着製品を使用する際に、粘着層表面から引き剥がされる。
【0056】
【実施例】
次に、実施例を用いて、本発明の効果について説明する。ただし、本発明の技術的範囲は、以下の実施例に限定されない。
【0057】
[合成例1:アクリル系重合体および粘着付与剤を含む溶液の調製]
モノマーとして、ブチルアクリレート(316g)、2−エチルヘキシルアクリレート(270g)、アクリル酸(12g)、ヒドロキシエチルアクリレート(1.8g)を秤量し、十分に混合し、モノマー混合物を得た。
【0058】
モノマー混合物の40質量%と、酢酸エチル(390g)とを、温度計、撹拌機、不活性ガス導入管、還流冷却器、および滴下ロートを備えたフラスコに添加した。モノマー混合物の60質量%、酢酸エチル(10g)、および重合開始剤であるアゾビスイソブチロニトリル(0.1g)からなる滴下用モノマー混合物を滴下ロートに入れ、良く混合した。
【0059】
窒素ガスを20ml/分で流通させながら、フラスコの内温を80℃まで上昇させ、重合開始剤であるアゾビスイソブチロニトリル(0.15g)をフラスコに投入し、重合反応を開始させた。
【0060】
重合開始剤の投入から15分後に、滴下ロートに入れた滴下用モノマー混合物の滴下を開始した。滴下用モノマー混合物は、90分かけて、均等に滴下した。滴下終了後、酢酸エチル(90g)をフラスコに投入した。その後、反応液を、80℃で5時間熟成した。熟成の過程中、粘度上昇に応じて、適宜、酢酸エチルで反応液を希釈した。酢酸エチルは、反応終了時の理論不揮発分が48質量%となるように添加した。
【0061】
反応終了後、粘着付与剤として、ロジン系樹脂(180g;商品名「ペンセルD135」荒川化学工業株式会社製)を添加し、溶解させた。最後に、理論不揮発分が50%となるように酢酸エチルで、反応液を希釈し、アクリル系重合体および粘着付与剤を含む溶液(A−1)を得た。
【0062】
[合成例2:アクリル系重合体を含む溶液の調製]
粘着付与剤としてのロジン系樹脂を、反応終了後に添加しない以外は、合成例1と同様にして、アクリル系重合体を含む溶液(A−2)を得た。
【0063】
[実施例1]
アクリル系重合体および粘着付与剤を含む溶液(A−1)(100g)に、蛍光増白剤(0.03g;商品名「UVITEX OB」チバ・スペシャルティ・ケミカルズ株式会社製オキサゾール系蛍光増白剤)を添加した。ペイントシェーカーを用いて、均一な溶液となるまで、溶液を撹拌した。この溶液に、イソシアネート架橋剤(1g;商品名「コロネートL−55E」日本ポリウレタン工業株式会社製)を添加し、十分に撹拌することにより、アクリル系粘着剤組成物を完成させた。
【0064】
アクリル系粘着剤組成物を、シリコン処理した離型紙である剥離ライナー上に、乾燥後の厚みが65μmとなるように、アプリケーターで塗布した。塗膜を80℃で3分間乾燥することによって、粘着層を得た。目付け14g/m2の不織布の両面に、前記粘着層を転着した。これを、室温で2週間熟成することによって、粘着製品である両面粘着シートを完成させた。この両面粘着シートについて、SUS粘着力、PE粘着力、保持力、および定荷重クリープを測定した。結果を表1に示す。
【0065】
また、アクリル系粘着剤組成物を、厚さ50μmのポリエチレンテレフタレートフィルム(PETフィルム)上に、乾燥後の厚みが65μmとなるように、アプリケーターで塗布した。塗膜を80℃で3分間乾燥することによって、粘着層を得た。粘着層上に、さらに厚さ50μmのPETフィルムを積層した。これを、室温で2週間熟成させた試料について、色差を評価した。結果を表1に示す。
【0066】
なお、本願実施例においては、SUS粘着力、PE粘着力、保持力、定荷重クリープ、および色差は、以下の手順によって評価した。
【0067】
(SUS粘着力)
両面粘着シートの片面に、厚さ25μmのPETフィルムを貼り付けた。この試料について、JIS Z0237の規定に準じて、研磨したSUS板に貼着した25mm巾の評価用試料を180°で引き剥がす際の抵抗力を測定した。抵抗力が18N/25mmである試料を合格とした。表中には、合格を○、不合格を×として記載した。
【0068】
(PE粘着力)
両面粘着シートの片面に、厚さ25μmのPETフィルムを貼り付けた。この試料について、JIS Z0237の規定に準じて、ポリエチレン板に貼着した25mm巾の評価用試料を180°で引き剥がす際の抵抗力を測定した。抵抗力が6N/25mmである試料を合格とした。表中には、合格を○、不合格を×として記載した。
【0069】
(保持力)
両面粘着シートの片面に、厚さ25μmのPETフィルムを貼り付けた。巾25mm、長さ150mmの評価用試料を、貼着面積25mm×25mmとなるように研磨したSUS板に貼着し、貼着されていない部分は内側に折り重ねた。粘着テープが貼着されたSUS板を、80℃の恒温槽内に、鉛直に吊り下げた後、評価用試料の折り重ねた部分に1kgの荷重を吊り下げた。これを24時間放置した。24時間後のテープのズレを記録した。24時間経過しても荷重が落下しない試料を合格とした。表中には、合格を○、不合格を×として記載した。
【0070】
(定荷重剥離クリープ)
両面粘着シートの片面に、厚さ25μmのPETフィルムを貼り付けた。巾25mm、長さ150mmの評価用試料を、貼着面積25mm×25mmとなるようにSUS板に貼着し、貼着されていない部分は内側に折り重ねた。粘着テープが貼着されたSUS板を、80℃の恒温槽内に、貼着面側を下にして水平に固定した後、評価用試料の折り重ねた部分に100gの荷重を吊り下げた。これを3時間放置した。3時間後のテープのズレを記録した。3時間経過しても荷重が落下しない試料を合格とした。表中には、合格を○、不合格を×として記載した。
【0071】
(粘着シートの色差測定)
PETフィルム、粘着層、PETフィルムがこの順序で積層された試料の色差を、日本電色工業株式会社製の一体型分光式色差計SE−2000を用いて測定した。粘着シートの黄色度合いは、「b*」を用いて評価した。「b*」が小さいほど、黄色みがかっていないことを示す。「b*」が1.8以下である試料を合格とした。表中には、合格を○、不合格を×として記載した。
【0072】
[実施例2]
蛍光増白剤の添加量を0.1gとした以外は、実施例1の手順に準じて、アクリル系粘着剤組成物および粘着製品を製造した。原料および結果を、表1に示す。
【0073】
[実施例3]
蛍光増白剤として、商品名「HAKKOL PY−1800」(ハッコールケミカル株式会社製クマリン系蛍光増白剤)を添加した以外は、実施例1の手順に準じて、アクリル系粘着剤組成物および粘着製品を製造した。原料および結果を、表1に示す。
【0074】
[実施例4]
蛍光増白剤の添加量を0.1gとした以外は、実施例3の手順に準じて、アクリル系粘着剤組成物および粘着製品を製造した。原料および結果を、表1に示す。
【0075】
[実施例5]
蛍光増白剤として、商品名「HAKKOL HK」(ハッコールケミカル株式会社製クマリン系蛍光増白剤)を添加した以外は、実施例1の手順に準じて、アクリル系粘着剤組成物および粘着製品を製造した。原料および結果を、表1に示す。
【0076】
[実施例6]
蛍光増白剤の添加量を0.1gとした以外は、実施例5の手順に準じて、アクリル系粘着剤組成物および粘着製品を製造した。原料および結果を、表1に示す。
【0077】
[実施例7]
蛍光増白剤として、商品名「SHIGENOX 106」(ハッコールケミカル株式会社製クマリン系蛍光増白剤)を添加した以外は、実施例1の手順に準じて、アクリル系粘着剤組成物および粘着製品を製造した。原料および結果を、表1に示す。
【0078】
[実施例8]
蛍光増白剤の添加量を0.1gとした以外は、実施例7の手順に準じて、アクリル系粘着剤組成物および粘着製品を製造した。原料および結果を、表1に示す。
【0079】
[実施例9]
蛍光増白剤として、商品名「BMBE」(昭和化工株式会社製オキサゾール系蛍光増白剤)を添加した以外は、実施例1の手順に準じて、アクリル系粘着剤組成物および粘着製品を製造した。原料および結果を、表1に示す。
【0080】
[実施例10]
蛍光増白剤の添加量を0.1gとした以外は、実施例9の手順に準じて、アクリル系粘着剤組成物および粘着製品を製造した。原料および結果を、表1に示す。
【0081】
[比較例1]
蛍光増白剤を添加しない以外は、実施例1の手順に準じて、アクリル系粘着剤組成物および粘着製品を製造した。原料および結果を、表1に示す。
【0082】
[比較例2]
アクリル系重合体を含む溶液(A−2)を用いて、実施例2の手順に準じて、アクリル系粘着剤組成物および粘着製品を製造した。原料および結果を、表1に示す。
【0083】
【表1】
【0084】
比較例1および比較例2の比較からは、粘着付与剤を加えると、粘着力が増加することが解かる。特に、ポリエチレンに対する粘着力は著しく増大する。しかしながら、粘着付与剤を添加することによって、粘着剤の色差は、大きく悪化することがわかる。実施例1〜10に示されているとおり、蛍光増白剤を用いることによって、黄色く着色した粘着剤の色合いを、白色に改善しうる。しかも、蛍光増白剤を添加しても、粘着力は低下せず、十分な粘着性は維持される。
【0085】
【発明の効果】
本発明のアクリル系粘着剤組成物は、蛍光増白剤によって、粘着付与剤に起因する着色が抑制される。その結果、アクリル系粘着剤に高級感が付与され、製品に対する需要者の印象を向上させうる。また、粘着剤が透明であることが求められる製品にも、粘着付与剤を含むアクリル系粘着剤を適用することができる。
Claims (5)
- アクリル系重合体、粘着付与剤、および蛍光増白剤を含む、アクリル系粘着剤組成物。
- 前記粘着付与剤は、ロジン系樹脂、テルペン系樹脂、または石油樹脂であることを特徴とする請求項1に記載の粘着剤組成物。
- 前記蛍光増白剤は、オキサゾール系蛍光増白剤またはクマリン系蛍光増白剤であることを特徴とする請求項1または2に記載の粘着剤組成物。
- 請求項1〜3のいずれか1項に記載の粘着剤組成物から得られる粘着層が形成されてなる粘着製品。
- 粘着シートまたは粘着テープである、請求項4に記載の粘着製品。
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