JP2004241954A - 音声モニタ方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】IPネットワーク上でVoIPを活用したサービスを提供するネットワーク事業者やASP事業者がIPネットワーク上で音声をモニタ可能な音声モニタ方法を提供する。
【解決手段】発信者が、サービス制御装置に対して、任意のサービスにアクセスするための発信要求を発行し、サービス制御装置が、音声会議装置と任意の着信者とを呼び出し、音声会議装置を介して前記発信者と前記着信者との間の通話セッションを確立し通信中状態に遷移させ、前記通信中状態のときにサービス管理者からサービス制御装置に対して、前記通信中状態の音声モニタ要求が依頼された場合に、前記音声会議装置と前記サービス管理者とを呼び出し、前記サービス管理者を前記音声会議装置に接続し、前記音声会議装置を介して前記通信中状態の通話セッションに前記サービス管理者を割り込ませて多者会議状態となす。
【選択図】 図2
【解決手段】発信者が、サービス制御装置に対して、任意のサービスにアクセスするための発信要求を発行し、サービス制御装置が、音声会議装置と任意の着信者とを呼び出し、音声会議装置を介して前記発信者と前記着信者との間の通話セッションを確立し通信中状態に遷移させ、前記通信中状態のときにサービス管理者からサービス制御装置に対して、前記通信中状態の音声モニタ要求が依頼された場合に、前記音声会議装置と前記サービス管理者とを呼び出し、前記サービス管理者を前記音声会議装置に接続し、前記音声会議装置を介して前記通信中状態の通話セッションに前記サービス管理者を割り込ませて多者会議状態となす。
【選択図】 図2
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、音声モニタ方法に係わり、特に、VoIP(Voice over IP)を提供するIPネットワーク上での音声モニタ方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
電話網における音声モニタに関しては、交換機に音声トランク機能があり、任意の音声モニタを提供してきた。
交換機の音声モニタトランクを用いて音声モニタを行い、ネットワーク運用者にVoIPで音声情報を通知する方法は既に知られている(特許文献参照)。
VoIPを接続するためのIPネットワークの場合、VoIPの信号制御を行う、SignalingGateway(SG)と、音声パケットをルーチングするMediaGateway(MG)が分離されているため、IPネットワーク上での音声モニタが難しく、SGとMGを同一装置で実現している製品でないと提供できなかった。
また、音声パケットは、発信者と着信者間でダイレクトにルーチングされる場合もあり、IPネットワーク上での音声セッションをモニタすることは困難であった。
【0003】
例えば、コールセンタの運用では、エージェントが適切な対話・応答ができているか、スーパバイザが監視するため音声モニタ機能は必須機能であった。
これを実現にするため、既存の電話網に接続されるPBXをベースとしたコールセンタシステムでは、PBXや、IP−PBXで信号のセッションと音声(メディア)のセッションを両方とも管理し、音声モニタ機能を提供してきた。
図5は、従来の、IP−PBXを用いたコールセンタでの音声モニタのシステム構成の一例を示す図であり、図6は、従来の、IP−PBXを用いたコールセンタでの音声モニタの接続シーケンスの一例を示す図である。
発信者1は、電話網に接続された一般の電話端末でコールセンタにアクセスするための電話番号をダイヤルし、UNI(User Network Interface)−GW(Gateway)(2)を経由してIP−PBX(3)に接続される。
図5に示す例では、UNI−GW(2)とIP−PBX(3)を用いた例を示しているが、既存のPBXでPBXとエージェント間の内線をIP化した製品や、unPBXと言われているUNI−GW(2)とIP−PBX(3)を縮退したような製品であってもよい。
【0004】
IP−PBX(3)までルーチングされた呼は、CTI(Computer TelephonyIntegration)サーバ4で任意の空きエージェント5に接続され、発信者1とエージェント5は通信中状態となる。
スーパバイザ6が、任意のエージェント5の通話状態をモニタするために、CTIサーバ4またはIP−PBX(3)に音声モニタ要求を行うと、IP−PBX(3)では、音声モニタトランク7の機能で音声モニタ機能を提供してきた。
しかし、IPネットワーク上でVoIPを使用したコールセンタシステムを構築する場合、IP−PBXのように信号のセッションと音声のセッションを同一の装置上で制御しなければ音声モニタは提供できなかった。
【0005】
なお、本願発明に関連する先行技術文献としては以下のものがある。
【特許文献】
特願2000−361865号(通話情報モニタ方法およびモニタ用アダプタ)
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
前述したように、VoIPを接続するためのIPネットワークの場合、VoIPの信号制御を行う、SignalingGateway(SG)と、音声パケットをルーチングするMediaGateway(MG)が分離されているため、IPネットワーク上での音声モニタが難しく、SGとMGを同一装置で実現している製品でないと提供できなかった。
また、音声パケットは発信者と着信者間でダイレクトにルーチングされる場合もあり、IPネットワーク上での音声セッションをモニタすることは困難であった。
本発明は、前記従来技術の問題点を解決するためになされたものであり、本発明の目的は、IPネットワーク上でVoIPを活用したサービスを提供するネットワーク事業者やASP(Application Service Provider)事業者がIPネットワーク上で音声をモニタすることが可能な音声モニタ方法を提供することにある。
本発明の前記ならびにその他の目的と新規な特徴は、本明細書の記述及び添付図面によって明らかにする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本願において開示される発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、下記の通りである。
即ち、本発明は、サービス制御装置と音声会議装置とを有し、IPネットワーク上でVoIPサービスを提供する音声通話ネットワークシステムにおける音声モニタ方法であって、発信者が、前記サービス制御装置に対して、任意のサービスにアクセスするための発信要求を発行し、前記サービス制御装置が、前記音声会議装置と任意の着信者とを呼び出し、前記音声会議装置を介して前記発信者と前記着信者との間の通話セッションを確立し通信中状態に遷移させ、前記通信中状態のときに、サービス管理者から前記サービス制御装置に対して、前記通信中状態の音声モニタ要求が依頼された場合に、前記音声会議装置と前記サービス管理者とを呼び出し、前記サービス管理者を前記音声会議装置に接続し、前記音声会議装置を介して前記通信中状態の通話セッションに前記サービス管理者を割り込ませて多者会議状態となし、前記サービス管理者が前記通信中状態の音声をモニタすることを特徴とする。
【0008】
また、本発明は、サービス制御装置と音声会議装置とを有し、IPネットワーク上でVoIPサービスを提供する音声通話ネットワークシステムにおける音声モニタ方法であって、サービス管理者から前記サービス制御装置に対して、事前に音声のモニタを行う特定の発信者を登録しておき、発信者が、前記サービス制御装置に対して、任意のサービスにアクセスするための発信要求を発行し、前記サービス制御装置が、前記発信要求を発行した発信者が前記登録されている特定の発信者の場合に、前記音声会議装置と任意の着信者とを呼び出し、前記音声会議装置を介して前記発信者と前記着信者との間の通話セッションを確立し通信中状態に遷移させ、次に、前記音声会議装置と前記サービス管理者とを呼び出し、前記サービス管理者を前記音声会議装置に接続し、前記音声会議装置を介して前記通信中状態の通話セッションに前記サービス管理者を割り込ませて多者会議状態となし、前記サービス管理者が前記通信中状態の音声をモニタすることを特徴とする。
【0009】
また、本発明は、サービス制御装置と音声会議装置とを有し、IPネットワーク上でVoIPサービスを提供する音声通話ネットワークシステムにおける音声モニタ方法であって、サービス管理者から前記サービス制御装置に対して、事前に音声のモニタを行う特定の着信者を登録しておき、発信者が、前記サービス制御装置に対して、任意のサービスにアクセスするための発信要求を発行し、前記サービス制御装置が、接続すべき着信者を決定し、当該着信者が前記登録されている特定の着信者の場合に、前記音声会議装置と前記特定の着信者とを呼び出し、前記音声会議装置を介して前記発信者と前記特定の着信者との間の通話セッションを確立し通信中状態に遷移させ、次に、前記音声会議装置と前記サービス管理者とを呼び出し、前記サービス管理者を前記音声会議装置に接続し、前記音声会議装置を介して前記通信中状態の通話セッションに前記サービス管理者を割り込ませて多者会議状態となし、前記サービス管理者が前記通信中状態の音声をモニタすることを特徴とする。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を詳細に説明する。
なお、実施の形態を説明するための全図において、同一機能を有するものは同一符号を付け、その繰り返しの説明は省略する。
また、以下の実施の形態では、IPネットワーク上で提供されるサービス例として、VoIPを活用したコールセンタのケースで説明する。
[実施の形態1]
図1は、本発明の実施の形態1の音声モニタ方法が適用されるシステム構成を示す図である。
同図において、1は発信者、20は、電話網とIP網を接続するゲートウェイ(Gateway;以下、GWという)、30は、コールセンタのサービスおよび信号制御を行うサービス制御装置、31は、VoIPの複数の音声セッションを終端するVoIPに対応した音声会議装置である。
4は、サービス制御装置30に接続されるCTIサーバ、5は、コールセンタでオペレータ業務を行うエージェント、6は、コールセンタのエージェント5を管理・監視するスーパバイザである。
【0011】
発信者1が使用する電話は、既存の電話網に接続されている固定電話機、携帯電話機でもよく、また、電話網に接続されていないIP−Phoneであってもよい。
ただし、IP−Phoneの場合、GW20は経由しないで直接サービス制御装置30に発信要求が行われる。
GW20は、UNI−GWであっても、NNI(Network−network Interface/Network Node Interface)−GWであってもよい。
IPネットワーク上のVoIPの信号方式は、ITU−T勧告 H.323で規定された信号方式、または、SIP(Session Initiation Protocol)、あるいは、その他の信号方式であってもよい。
音声会議装置31は、VoIPに対応した音声会議装置であれば、製品は特に限定する必要はない。
CTIサーバ4は、接続すべきエージェント5を決定するためのロジックを持っていて、エージェントの振分け論理は、どのような方式であってもよい。
【0012】
図2は、本発明の実施の形態1の音声モニタ方法を説明するためのシーケンス図である。
発信者1は、IPネットワークで提供されているコールセンタサービスに対応したサービス制御装置30に接続するためのアドレスで発信を行う(図2のイ)。
発信要求は、GW20を経由してサービス制御装置30に通知される。なお、図2に示すシーケンスでは、発信者1〜GW20〜サービス制御装置30間の詳細のシーケンスは省略する。
発信要求を受信したサービス制御装置30は、CTIサーバ4に接続すべきエージェント5を問合せ、任意のエージェント5の接続先アドレスを取得する(図2のロ)。
このときのエージェント5のアドレスは、IPアドレスでも、E.164番号でも、URI(Uniform Resource Indicator)等であってもよい。
次に、音声モニタがいつでも行えるように、発信呼を音声会議装置31に接続し、発信者1と音声会議装置31との間の通話セッションを確立する(行程100)。
このとき、音声会議装置31は、発信者1に無音の状態にならないようにリングバックトーン(RBT)相当の音か、待ち合わせガイダンスを送信していてもよい。
【0013】
次に、サービス制御装置30は、発信者1とエージェント5との間の通話セッションを音声会議装置経由にするため、音声会議装置31とエージェント5に対してそれぞれ網内発呼要求を行い、音声会議装置31とエージェント5との間の通話セッションを確立し、発信者1とエージェント5との間を通話可能な状態とする。(行程200)
次に、発信者1とエージェント5とが通信中に、スーパバイザ6から、直接、またはCTIサーバ4経由でサービス制御装置30に音声モニタ要求が行われる(行程300)。
スーパバイザ6からの音声モニタ要求時の信号は、HTTP(Hypertext Transfer Protocol)であっても、その他のIP(Internet Protocol)の信号方式であってもよく、音声モニタ対象の通話の指定方法は、発信者1のアドレス、またはエージェント5のアドレス、または音声会議装置31の中の使用されている会議ブリッジの番号であってもよい。
スーパバイザ6からの音声モニタ要求を受信したサービス制御装置30は、発信者1とエージェント5との間で通話が行われている音声会議装置31の会議ブリッジにスーパバイザ6を加えるために、音声会議装置31とスーパバイザ6に対してそれぞれ網内発呼要求を行い、音声会議装置31とスーパバイザ6との間の通話セッションを確立し、発信者1とエージェント5との間の通話がモニタできる状態にする(行程400)。
【0014】
なお、会議に参加しただけでは、スーパバイザ6の音声も割り込んでしまう可能性があるため、スーパバイザ6の音声は無音(ミュート)状態にしておく。このとき、ミュート状態にするのはスーパバイザ6の端末であってもよく、音声会議装置31であってもよい。
音声モニタを停止したい場合は、スーパバイザ6が会議から抜けるだけでよく、発信者1とエージェント5間の通話には影響がない。
即ち、本願実施の形態の音声モニタ方法では、行程100から行程400を実施することにより、発信者1とエージェント5との間の通話を音声会議装置経由にし、スーパバイザ6を会議に参加させる形式で音声モニタ機能を提供することができる。
このように、本実施の形態の音声モニタ方法によれば、IPネットワーク上で、任意の音声通話中の音声モニタ機能を提供し、合法的な通信傍受や、IPコールセンタでのスーパバイザ6によるエージェント5の監視を行うことが可能となる。
【0015】
[実施の形態2]
本発明の実施の形態2の音声モニタ方法が適用されるシステム構成は、図1と同一である。
図3は、本発明の実施の形態2の音声モニタ方法を説明するためのシーケンス図である。
本実施の形態では、予め音声モニタ対象となる発信者のアドレス情報をサービス制御装置30に登録する(行程301)。即ち、本実施の形態では、事前に、音声モニタ対象となる発信者をサービス制御装置30に登録しておく。
発信者1は、IPネットワークで提供されているコールセンタサービスに対応したサービス制御装置30に接続するためのアドレスで発信を行う(図3のイ)。
発信要求は、GW20を経由してサービス制御装置30に通知される。なお、図3に示すシーケンスでは、発信者1〜GW20〜サービス制御装置30間の詳細のシーケンスは省略する。
発信要求を受信したサービス制御装置30は、発信者1の発アドレスから音声モニタ対象の通話であるか否かを検出し(行程302)、音声モニタ対象の通話の場合、前述の実施の形態1で説明した手順に従って、発信者1と音声会議装置31との間の通話セッションを確立する(行程100)。
【0016】
また、前述の実施の形態1で説明した手順に従って、音声会議装置31とエージェント5との間の通話セッションを確立し、発信者1とエージェント5との間を通話可能な状態とする(行程200)。
続けて、前述の実施の形態1で説明した手順に従って、音声会議装置31とスーパバイザ6との間の通話パスを接続し、発信者1とエージェント5との間の通話をモニタ可能な状態とする(行程400)。
即ち、本実施の形態の音声モニタ方法では、事前に工程301を実施することにより、音声モニタの対象となる特定の発信者1とエージェント5との間の通話を音声会議装置経由にし、スーパバイザ6を会議に参加させる形式で音声モニタ機能を提供することができる。
音声モニタの対象外の通話は、音声会議装置31を経由させないで、直接発信者1とエージェント5との間の音声セッションを確立させればよい。
本実施の形態の音声モニタ方法によれば、IPネットワーク上で、予め特定の発信者のアドレスをサービス制御装置に登録しておき、その発信者からの通話要求時に音声モニタ機能を提供することによって、合法的な通信傍受や、IPコールセンタでのスーパバイザによるエージェントの監視を行うことが可能となる。
【0017】
[実施の形態3]
本発明の実施の形態3の音声モニタ方法が適用されるシステム構成は、図1と同一である。
図4は、本発明の実施の形態3の音声モニタ方法を説明するためのシーケンス図である。
本実施の形態では、予め音声モニタ対象となる着信者のアドレス情報をサービス制御装置30に登録する(行程311)。即ち、本実施の形態では、音声モニタ対象となる着信者をサービス制御装置30に登録しておく。
発信者1は、IPネットワークで提供されているコールセンタサービスに対応したサービス制御装置30に接続するためのアドレスで発信を行う(図4のイ)。
発信要求は、GW20を経由してサービス制御装置30に通知される。なお、図4に示すシーケンスでは、発信者1〜GW20〜サービス制御装置30間の詳細のシーケンスは省略する。
【0018】
サービス制御装置30は、CTIサーバ4に接続すべきエージェントを問合せ、任意のエージェントの接続先アドレスを取得する(図4のロ)。
このとき、選択されたエージェント5が、音声モニタの対象となる通話であるか否かを検出し(行程312)、音声モニタの対象となる通話の場合、前述の実施の形態1で説明した手順に従って、発信者1と音声会議装置31との間の通話セッションを確立する(行程100)。
また、前述の実施の形態1で説明した手順に従って、音声会議装置31とエージェント5との間の通話セッションを確立し、発信者1とエージェント5との間を通話可能な状態とする(行程200)。
続けて、前述の実施の形態1で説明した手順に従って、音声会議装置31とスーパバイザ6との間の通話セッションを確立し、発信者1とエージェント5との間の通話をモニタ可能な状態とする(行程400)。
即ち、本実施の形態の音声モニタ方法では、事前に工程311を実施することにより、発信者1と、音声モニタの対象となる特定のエージェント5との間の通話を音声会議装置経由にし、スーパバイザ6を会議に参加させる形式で音声モニタ機能を提供することができる。
音声モニタの対象外の通話は、音声会議装置31を経由させないで、直接発信者1とエージェント5との間の通話セッションを確立させればよい。
【0019】
本実施の形態の音声モニタ方法によれば、IPネットワーク上で、予め特定の着信者のアドレスをサービス制御装置30に登録しておき、その着信者への通話要求時に音声モニタ機能を提供することによって、合法的な通信傍受や、IPコールセンタでのスーパバイザによるエージェントの監視を行うことが可能となる。
以上説明したように、本実施の形態では、IPネットワーク上で提供されるVoIPサービスで音声モニタを必要とする場合、発信要求をサービス制御装置30で終端し、サービス制御装置30から網内発呼で音声会議装置31とエージェント5(着信者)を接続することによって、発信者とエージェント5(着信者)との間の通話セッションを音声会議装置経由で接続し、スーパバイザ6(サービス管理者)から音声モニタ要求があった場合に、音声会議装置31に参加することで音声モニタを提供することが可能となる。
以上、本発明者によってなされた発明を、前記実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は、前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々変更可能であることは勿論である。
【0020】
【発明の効果】
本願において開示される発明のうち代表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、下記の通りである。
本発明によれば、IPネットワーク上でVoIPを活用したサービスを提供するネットワーク事業者やASP事業者がIPネットワーク上で音声をモニタすることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の各実施の形態の音声モニタ方法が適用されるシステム構成を示す図である。
【図2】本発明の実施の形態1の音声モニタ方法を説明するためのシーケンス図である。
【図3】本発明の実施の形態2の音声モニタ方法を説明するためのシーケンス図である。
【図4】本発明の実施の形態3の音声モニタ方法を説明するためのシーケンス図である。
【図5】従来の、IP−PBXを用いたコールセンタでの音声モニタのシステム構成の一例を示す図である。
【図6】従来の、IP−PBXを用いたコールセンタでの音声モニタの接続シーケンスの一例を示す図である。
【符号の説明】
1…発信者、2…UNI−GW、3…IP−PBX、4…CTIサーバ、5…エージェント(着信者)、6…スーパバイザ(サービス管理者)、20…GW(UNI−GWまたはNNI−GW)、30…サービス制御装置、31…音声会議装置。
【発明の属する技術分野】
本発明は、音声モニタ方法に係わり、特に、VoIP(Voice over IP)を提供するIPネットワーク上での音声モニタ方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
電話網における音声モニタに関しては、交換機に音声トランク機能があり、任意の音声モニタを提供してきた。
交換機の音声モニタトランクを用いて音声モニタを行い、ネットワーク運用者にVoIPで音声情報を通知する方法は既に知られている(特許文献参照)。
VoIPを接続するためのIPネットワークの場合、VoIPの信号制御を行う、SignalingGateway(SG)と、音声パケットをルーチングするMediaGateway(MG)が分離されているため、IPネットワーク上での音声モニタが難しく、SGとMGを同一装置で実現している製品でないと提供できなかった。
また、音声パケットは、発信者と着信者間でダイレクトにルーチングされる場合もあり、IPネットワーク上での音声セッションをモニタすることは困難であった。
【0003】
例えば、コールセンタの運用では、エージェントが適切な対話・応答ができているか、スーパバイザが監視するため音声モニタ機能は必須機能であった。
これを実現にするため、既存の電話網に接続されるPBXをベースとしたコールセンタシステムでは、PBXや、IP−PBXで信号のセッションと音声(メディア)のセッションを両方とも管理し、音声モニタ機能を提供してきた。
図5は、従来の、IP−PBXを用いたコールセンタでの音声モニタのシステム構成の一例を示す図であり、図6は、従来の、IP−PBXを用いたコールセンタでの音声モニタの接続シーケンスの一例を示す図である。
発信者1は、電話網に接続された一般の電話端末でコールセンタにアクセスするための電話番号をダイヤルし、UNI(User Network Interface)−GW(Gateway)(2)を経由してIP−PBX(3)に接続される。
図5に示す例では、UNI−GW(2)とIP−PBX(3)を用いた例を示しているが、既存のPBXでPBXとエージェント間の内線をIP化した製品や、unPBXと言われているUNI−GW(2)とIP−PBX(3)を縮退したような製品であってもよい。
【0004】
IP−PBX(3)までルーチングされた呼は、CTI(Computer TelephonyIntegration)サーバ4で任意の空きエージェント5に接続され、発信者1とエージェント5は通信中状態となる。
スーパバイザ6が、任意のエージェント5の通話状態をモニタするために、CTIサーバ4またはIP−PBX(3)に音声モニタ要求を行うと、IP−PBX(3)では、音声モニタトランク7の機能で音声モニタ機能を提供してきた。
しかし、IPネットワーク上でVoIPを使用したコールセンタシステムを構築する場合、IP−PBXのように信号のセッションと音声のセッションを同一の装置上で制御しなければ音声モニタは提供できなかった。
【0005】
なお、本願発明に関連する先行技術文献としては以下のものがある。
【特許文献】
特願2000−361865号(通話情報モニタ方法およびモニタ用アダプタ)
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
前述したように、VoIPを接続するためのIPネットワークの場合、VoIPの信号制御を行う、SignalingGateway(SG)と、音声パケットをルーチングするMediaGateway(MG)が分離されているため、IPネットワーク上での音声モニタが難しく、SGとMGを同一装置で実現している製品でないと提供できなかった。
また、音声パケットは発信者と着信者間でダイレクトにルーチングされる場合もあり、IPネットワーク上での音声セッションをモニタすることは困難であった。
本発明は、前記従来技術の問題点を解決するためになされたものであり、本発明の目的は、IPネットワーク上でVoIPを活用したサービスを提供するネットワーク事業者やASP(Application Service Provider)事業者がIPネットワーク上で音声をモニタすることが可能な音声モニタ方法を提供することにある。
本発明の前記ならびにその他の目的と新規な特徴は、本明細書の記述及び添付図面によって明らかにする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本願において開示される発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、下記の通りである。
即ち、本発明は、サービス制御装置と音声会議装置とを有し、IPネットワーク上でVoIPサービスを提供する音声通話ネットワークシステムにおける音声モニタ方法であって、発信者が、前記サービス制御装置に対して、任意のサービスにアクセスするための発信要求を発行し、前記サービス制御装置が、前記音声会議装置と任意の着信者とを呼び出し、前記音声会議装置を介して前記発信者と前記着信者との間の通話セッションを確立し通信中状態に遷移させ、前記通信中状態のときに、サービス管理者から前記サービス制御装置に対して、前記通信中状態の音声モニタ要求が依頼された場合に、前記音声会議装置と前記サービス管理者とを呼び出し、前記サービス管理者を前記音声会議装置に接続し、前記音声会議装置を介して前記通信中状態の通話セッションに前記サービス管理者を割り込ませて多者会議状態となし、前記サービス管理者が前記通信中状態の音声をモニタすることを特徴とする。
【0008】
また、本発明は、サービス制御装置と音声会議装置とを有し、IPネットワーク上でVoIPサービスを提供する音声通話ネットワークシステムにおける音声モニタ方法であって、サービス管理者から前記サービス制御装置に対して、事前に音声のモニタを行う特定の発信者を登録しておき、発信者が、前記サービス制御装置に対して、任意のサービスにアクセスするための発信要求を発行し、前記サービス制御装置が、前記発信要求を発行した発信者が前記登録されている特定の発信者の場合に、前記音声会議装置と任意の着信者とを呼び出し、前記音声会議装置を介して前記発信者と前記着信者との間の通話セッションを確立し通信中状態に遷移させ、次に、前記音声会議装置と前記サービス管理者とを呼び出し、前記サービス管理者を前記音声会議装置に接続し、前記音声会議装置を介して前記通信中状態の通話セッションに前記サービス管理者を割り込ませて多者会議状態となし、前記サービス管理者が前記通信中状態の音声をモニタすることを特徴とする。
【0009】
また、本発明は、サービス制御装置と音声会議装置とを有し、IPネットワーク上でVoIPサービスを提供する音声通話ネットワークシステムにおける音声モニタ方法であって、サービス管理者から前記サービス制御装置に対して、事前に音声のモニタを行う特定の着信者を登録しておき、発信者が、前記サービス制御装置に対して、任意のサービスにアクセスするための発信要求を発行し、前記サービス制御装置が、接続すべき着信者を決定し、当該着信者が前記登録されている特定の着信者の場合に、前記音声会議装置と前記特定の着信者とを呼び出し、前記音声会議装置を介して前記発信者と前記特定の着信者との間の通話セッションを確立し通信中状態に遷移させ、次に、前記音声会議装置と前記サービス管理者とを呼び出し、前記サービス管理者を前記音声会議装置に接続し、前記音声会議装置を介して前記通信中状態の通話セッションに前記サービス管理者を割り込ませて多者会議状態となし、前記サービス管理者が前記通信中状態の音声をモニタすることを特徴とする。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を詳細に説明する。
なお、実施の形態を説明するための全図において、同一機能を有するものは同一符号を付け、その繰り返しの説明は省略する。
また、以下の実施の形態では、IPネットワーク上で提供されるサービス例として、VoIPを活用したコールセンタのケースで説明する。
[実施の形態1]
図1は、本発明の実施の形態1の音声モニタ方法が適用されるシステム構成を示す図である。
同図において、1は発信者、20は、電話網とIP網を接続するゲートウェイ(Gateway;以下、GWという)、30は、コールセンタのサービスおよび信号制御を行うサービス制御装置、31は、VoIPの複数の音声セッションを終端するVoIPに対応した音声会議装置である。
4は、サービス制御装置30に接続されるCTIサーバ、5は、コールセンタでオペレータ業務を行うエージェント、6は、コールセンタのエージェント5を管理・監視するスーパバイザである。
【0011】
発信者1が使用する電話は、既存の電話網に接続されている固定電話機、携帯電話機でもよく、また、電話網に接続されていないIP−Phoneであってもよい。
ただし、IP−Phoneの場合、GW20は経由しないで直接サービス制御装置30に発信要求が行われる。
GW20は、UNI−GWであっても、NNI(Network−network Interface/Network Node Interface)−GWであってもよい。
IPネットワーク上のVoIPの信号方式は、ITU−T勧告 H.323で規定された信号方式、または、SIP(Session Initiation Protocol)、あるいは、その他の信号方式であってもよい。
音声会議装置31は、VoIPに対応した音声会議装置であれば、製品は特に限定する必要はない。
CTIサーバ4は、接続すべきエージェント5を決定するためのロジックを持っていて、エージェントの振分け論理は、どのような方式であってもよい。
【0012】
図2は、本発明の実施の形態1の音声モニタ方法を説明するためのシーケンス図である。
発信者1は、IPネットワークで提供されているコールセンタサービスに対応したサービス制御装置30に接続するためのアドレスで発信を行う(図2のイ)。
発信要求は、GW20を経由してサービス制御装置30に通知される。なお、図2に示すシーケンスでは、発信者1〜GW20〜サービス制御装置30間の詳細のシーケンスは省略する。
発信要求を受信したサービス制御装置30は、CTIサーバ4に接続すべきエージェント5を問合せ、任意のエージェント5の接続先アドレスを取得する(図2のロ)。
このときのエージェント5のアドレスは、IPアドレスでも、E.164番号でも、URI(Uniform Resource Indicator)等であってもよい。
次に、音声モニタがいつでも行えるように、発信呼を音声会議装置31に接続し、発信者1と音声会議装置31との間の通話セッションを確立する(行程100)。
このとき、音声会議装置31は、発信者1に無音の状態にならないようにリングバックトーン(RBT)相当の音か、待ち合わせガイダンスを送信していてもよい。
【0013】
次に、サービス制御装置30は、発信者1とエージェント5との間の通話セッションを音声会議装置経由にするため、音声会議装置31とエージェント5に対してそれぞれ網内発呼要求を行い、音声会議装置31とエージェント5との間の通話セッションを確立し、発信者1とエージェント5との間を通話可能な状態とする。(行程200)
次に、発信者1とエージェント5とが通信中に、スーパバイザ6から、直接、またはCTIサーバ4経由でサービス制御装置30に音声モニタ要求が行われる(行程300)。
スーパバイザ6からの音声モニタ要求時の信号は、HTTP(Hypertext Transfer Protocol)であっても、その他のIP(Internet Protocol)の信号方式であってもよく、音声モニタ対象の通話の指定方法は、発信者1のアドレス、またはエージェント5のアドレス、または音声会議装置31の中の使用されている会議ブリッジの番号であってもよい。
スーパバイザ6からの音声モニタ要求を受信したサービス制御装置30は、発信者1とエージェント5との間で通話が行われている音声会議装置31の会議ブリッジにスーパバイザ6を加えるために、音声会議装置31とスーパバイザ6に対してそれぞれ網内発呼要求を行い、音声会議装置31とスーパバイザ6との間の通話セッションを確立し、発信者1とエージェント5との間の通話がモニタできる状態にする(行程400)。
【0014】
なお、会議に参加しただけでは、スーパバイザ6の音声も割り込んでしまう可能性があるため、スーパバイザ6の音声は無音(ミュート)状態にしておく。このとき、ミュート状態にするのはスーパバイザ6の端末であってもよく、音声会議装置31であってもよい。
音声モニタを停止したい場合は、スーパバイザ6が会議から抜けるだけでよく、発信者1とエージェント5間の通話には影響がない。
即ち、本願実施の形態の音声モニタ方法では、行程100から行程400を実施することにより、発信者1とエージェント5との間の通話を音声会議装置経由にし、スーパバイザ6を会議に参加させる形式で音声モニタ機能を提供することができる。
このように、本実施の形態の音声モニタ方法によれば、IPネットワーク上で、任意の音声通話中の音声モニタ機能を提供し、合法的な通信傍受や、IPコールセンタでのスーパバイザ6によるエージェント5の監視を行うことが可能となる。
【0015】
[実施の形態2]
本発明の実施の形態2の音声モニタ方法が適用されるシステム構成は、図1と同一である。
図3は、本発明の実施の形態2の音声モニタ方法を説明するためのシーケンス図である。
本実施の形態では、予め音声モニタ対象となる発信者のアドレス情報をサービス制御装置30に登録する(行程301)。即ち、本実施の形態では、事前に、音声モニタ対象となる発信者をサービス制御装置30に登録しておく。
発信者1は、IPネットワークで提供されているコールセンタサービスに対応したサービス制御装置30に接続するためのアドレスで発信を行う(図3のイ)。
発信要求は、GW20を経由してサービス制御装置30に通知される。なお、図3に示すシーケンスでは、発信者1〜GW20〜サービス制御装置30間の詳細のシーケンスは省略する。
発信要求を受信したサービス制御装置30は、発信者1の発アドレスから音声モニタ対象の通話であるか否かを検出し(行程302)、音声モニタ対象の通話の場合、前述の実施の形態1で説明した手順に従って、発信者1と音声会議装置31との間の通話セッションを確立する(行程100)。
【0016】
また、前述の実施の形態1で説明した手順に従って、音声会議装置31とエージェント5との間の通話セッションを確立し、発信者1とエージェント5との間を通話可能な状態とする(行程200)。
続けて、前述の実施の形態1で説明した手順に従って、音声会議装置31とスーパバイザ6との間の通話パスを接続し、発信者1とエージェント5との間の通話をモニタ可能な状態とする(行程400)。
即ち、本実施の形態の音声モニタ方法では、事前に工程301を実施することにより、音声モニタの対象となる特定の発信者1とエージェント5との間の通話を音声会議装置経由にし、スーパバイザ6を会議に参加させる形式で音声モニタ機能を提供することができる。
音声モニタの対象外の通話は、音声会議装置31を経由させないで、直接発信者1とエージェント5との間の音声セッションを確立させればよい。
本実施の形態の音声モニタ方法によれば、IPネットワーク上で、予め特定の発信者のアドレスをサービス制御装置に登録しておき、その発信者からの通話要求時に音声モニタ機能を提供することによって、合法的な通信傍受や、IPコールセンタでのスーパバイザによるエージェントの監視を行うことが可能となる。
【0017】
[実施の形態3]
本発明の実施の形態3の音声モニタ方法が適用されるシステム構成は、図1と同一である。
図4は、本発明の実施の形態3の音声モニタ方法を説明するためのシーケンス図である。
本実施の形態では、予め音声モニタ対象となる着信者のアドレス情報をサービス制御装置30に登録する(行程311)。即ち、本実施の形態では、音声モニタ対象となる着信者をサービス制御装置30に登録しておく。
発信者1は、IPネットワークで提供されているコールセンタサービスに対応したサービス制御装置30に接続するためのアドレスで発信を行う(図4のイ)。
発信要求は、GW20を経由してサービス制御装置30に通知される。なお、図4に示すシーケンスでは、発信者1〜GW20〜サービス制御装置30間の詳細のシーケンスは省略する。
【0018】
サービス制御装置30は、CTIサーバ4に接続すべきエージェントを問合せ、任意のエージェントの接続先アドレスを取得する(図4のロ)。
このとき、選択されたエージェント5が、音声モニタの対象となる通話であるか否かを検出し(行程312)、音声モニタの対象となる通話の場合、前述の実施の形態1で説明した手順に従って、発信者1と音声会議装置31との間の通話セッションを確立する(行程100)。
また、前述の実施の形態1で説明した手順に従って、音声会議装置31とエージェント5との間の通話セッションを確立し、発信者1とエージェント5との間を通話可能な状態とする(行程200)。
続けて、前述の実施の形態1で説明した手順に従って、音声会議装置31とスーパバイザ6との間の通話セッションを確立し、発信者1とエージェント5との間の通話をモニタ可能な状態とする(行程400)。
即ち、本実施の形態の音声モニタ方法では、事前に工程311を実施することにより、発信者1と、音声モニタの対象となる特定のエージェント5との間の通話を音声会議装置経由にし、スーパバイザ6を会議に参加させる形式で音声モニタ機能を提供することができる。
音声モニタの対象外の通話は、音声会議装置31を経由させないで、直接発信者1とエージェント5との間の通話セッションを確立させればよい。
【0019】
本実施の形態の音声モニタ方法によれば、IPネットワーク上で、予め特定の着信者のアドレスをサービス制御装置30に登録しておき、その着信者への通話要求時に音声モニタ機能を提供することによって、合法的な通信傍受や、IPコールセンタでのスーパバイザによるエージェントの監視を行うことが可能となる。
以上説明したように、本実施の形態では、IPネットワーク上で提供されるVoIPサービスで音声モニタを必要とする場合、発信要求をサービス制御装置30で終端し、サービス制御装置30から網内発呼で音声会議装置31とエージェント5(着信者)を接続することによって、発信者とエージェント5(着信者)との間の通話セッションを音声会議装置経由で接続し、スーパバイザ6(サービス管理者)から音声モニタ要求があった場合に、音声会議装置31に参加することで音声モニタを提供することが可能となる。
以上、本発明者によってなされた発明を、前記実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は、前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々変更可能であることは勿論である。
【0020】
【発明の効果】
本願において開示される発明のうち代表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、下記の通りである。
本発明によれば、IPネットワーク上でVoIPを活用したサービスを提供するネットワーク事業者やASP事業者がIPネットワーク上で音声をモニタすることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の各実施の形態の音声モニタ方法が適用されるシステム構成を示す図である。
【図2】本発明の実施の形態1の音声モニタ方法を説明するためのシーケンス図である。
【図3】本発明の実施の形態2の音声モニタ方法を説明するためのシーケンス図である。
【図4】本発明の実施の形態3の音声モニタ方法を説明するためのシーケンス図である。
【図5】従来の、IP−PBXを用いたコールセンタでの音声モニタのシステム構成の一例を示す図である。
【図6】従来の、IP−PBXを用いたコールセンタでの音声モニタの接続シーケンスの一例を示す図である。
【符号の説明】
1…発信者、2…UNI−GW、3…IP−PBX、4…CTIサーバ、5…エージェント(着信者)、6…スーパバイザ(サービス管理者)、20…GW(UNI−GWまたはNNI−GW)、30…サービス制御装置、31…音声会議装置。
Claims (3)
- サービス制御装置と音声会議装置とを有し、IPネットワーク上でVoIPサービスを提供する音声通話ネットワークシステムにおける音声モニタ方法であって、
発信者が、前記サービス制御装置に対して、任意のサービスにアクセスするための発信要求を発行し、
前記サービス制御装置が、前記音声会議装置と任意の着信者とを呼び出し、前記音声会議装置を介して前記発信者と前記着信者との間の通話セッションを確立し通信中状態に遷移させ、
前記通信中状態のときに、サービス管理者から前記サービス制御装置に対して前記通信中状態の音声モニタ要求が依頼された場合に、前記音声会議装置と前記サービス管理者とを呼び出し、前記サービス管理者を前記音声会議装置に接続し、前記音声会議装置を介して前記通信中状態の通話セッションに前記サービス管理者を割り込ませて多者会議状態となし、前記サービス管理者が前記通信中状態の音声をモニタすることを特徴とする音声モニタ方法。 - サービス制御装置と音声会議装置とを有し、IPネットワーク上でVoIPサービスを提供する音声通話ネットワークシステムにおける音声モニタ方法であって、
サービス管理者から前記サービス制御装置に対して、事前に音声のモニタを行う特定の発信者を登録しておき、
発信者が、前記サービス制御装置に対して、任意のサービスにアクセスするための発信要求を発行し、
前記サービス制御装置が、前記発信要求を発行した発信者が前記登録されている特定の発信者の場合に、前記音声会議装置と任意の着信者とを呼び出し、前記音声会議装置を介して前記特定の発信者と前記着信者との間の通話セッションを確立し通信中状態に遷移させ、
次に、前記音声会議装置と前記サービス管理者とを呼び出し、前記サービス管理者を前記音声会議装置に接続し、前記音声会議装置を介して前記通信中状態の通話セッションに前記サービス管理者を割り込ませて多者会議状態となし、前記サービス管理者が前記通信中状態の音声をモニタすることを特徴とする音声モニタ方法。 - サービス制御装置と音声会議装置とを有し、IPネットワーク上でVoIPサービスを提供する音声通話ネットワークシステムにおける音声モニタ方法であって、
サービス管理者から前記サービス制御装置に対して、事前に音声のモニタを行う特定の着信者を登録しておき、
発信者が、前記サービス制御装置に対して、任意のサービスにアクセスするための発信要求を発行し、
前記サービス制御装置が、接続すべき着信者を決定し、当該着信者が前記登録されている特定の着信者の場合に、前記音声会議装置と前記特定の着信者とを呼び出し、前記音声会議装置を介して前記発信者と前記特定の着信者との間の通話セッションを確立し通信中状態に遷移させ、
次に、前記音声会議装置と前記サービス管理者とを呼び出し、前記サービス管理者を前記音声会議装置に接続し、前記音声会議装置を介して前記通信中状態の通話セッションに前記サービス管理者を割り込ませて多者会議状態となし、前記サービス管理者が前記通信中状態の音声をモニタすることを特徴とする音声モニタ方法。
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