JP2004241559A - 伝播遅延調整方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】温度や電圧の変化に伴う製造ばらつきを抑えることができるとともに、工数、及び回路面積が増大するのを防ぐことのできる伝播遅延調整方法を提供する。
【解決手段】予め、各々の時定数が異なる複数の時定数調整ライブラリを準備し、複数の時定数調整ライブラリのうち最小時定数を持つ初期時定数調整ライブラリを、各信号ラインに挿入したネットリストを作成し、セル配置及び配線の完了後に、各信号ラインの配線遅延の情報を含む遅延情報ファイルを作成し、遅延情報ファイルに基づいて、各信号ライン間で遅延調整が必要か否かを判定し、遅延調整が必要である場合は、各信号ライン間の時定数差が小さくなる時定数調整ライブラリを、予め準備した複数の時定数調整ライブラリの中から選択し、初期時定数調整ライブラリを、該選択した時定数調整ライブラリに置換する。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、伝播遅延調整方法に関し、特に、半導体集積回路を設計する際に、信号ラインの時定数を調整するものに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、半導体集積回路の大規模化、SOC(System On a Chip)化により、複数のシステムが1チップに搭載されるようになり、ますます、複雑な回路を有する半導体集積回路を設計する機会が増加している。
【0003】
従来の伝播遅延調整方法は、半導体集積回路の自動レイアウト設計時に、複数の信号ライン間のタイミング調整を行なう際には、予め、遅延調整セルをタイミング調整したい信号ラインに挿入し、次に各信号ラインの平均伝播遅延の抽出を行ない、各信号ラインの平均伝播遅延の差が最小になるように遅延調整セルのゲート遅延を調整していた。例えば、特許文献1にこの技術の記載がある。
【0004】
【特許文献1】
特開平11−31747号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上述のような従来の伝播遅延調整方法では、ゲート遅延と配線遅延とからなる伝播遅延のうち、ゲート遅延のみを調整してタイミング調整を行なうので、温度や電圧の変化に伴い、製造ばらつきが発生するという問題があった。
【0006】
また、ゲート遅延のみを調整するのではなく、調整対象の配線を等長にすれば、製造ばらつきを抑えることは可能であるが、配線を等長にするには、マニュアルで設計を行なうか配線経路を指定しなければならず、既に配線済みの経路を避けて新たな配線を設計するには莫大な工数がかかるとともに、回路面積が増大してしまうという問題があった。
【0007】
本発明は、上記のような従来の問題点を解決するためになされたものであり、温度や電圧の変化に伴う製造ばらつきを抑えることができるとともに、工数、及び回路面積が増大するのを防ぐことのできる伝播遅延調整方法を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するために、本発明の請求項1に係る伝播遅延調整方法は、複数の信号ライン間の伝播遅延差を調整する、半導体集積回路における伝播遅延調整方法において、予め、各々の時定数が異なる複数の時定数調整ライブラリを準備し、前記複数の時定数調整ライブラリのうち最小時定数を持つ初期時定数調整ライブラリを、各信号ラインに挿入したネットリストを作成し、セル配置及び配線の完了後に、各信号ラインの配線遅延の情報を含む遅延情報ファイルを作成し、前記遅延情報ファイルに基づいて、各信号ライン間で遅延調整が必要か否かを判定し、遅延調整が必要である場合は、各信号ライン間の時定数差が小さくなる時定数調整ライブラリを、前記予め準備した複数の時定数調整ライブラリの中から選択し、前記初期時定数調整ライブラリを、該選択した時定数調整ライブラリに置換するものである。
【0009】
本発明の請求項2に係る伝播遅延調整方法は、請求項1に記載の伝播遅延調整方法において、前記複数の時定数調整ライブラリが、全て同じ外形形状を有するものとしたものである。
【0010】
本発明の請求項3に係る伝播遅延調整方法は、請求項1または2に記載の伝播遅延調整方法において、前記複数の時定数調整ライブラリが、その配線層の違いにより各々異なる時定数を持つものとしたものである。
【0011】
本発明の請求項4に係る伝播遅延調整方法は、請求項3に記載の伝播遅延調整方法において、前記複数の時定数調整ライブラリが、その配線層の、配線経路及び配線レイヤの違いにより各々異なる時定数を持つものとしたものである。
【0012】
本発明の請求項5に係る伝播遅延調整方法は、複数の信号ライン間の伝播遅延差を調整する、半導体集積回路における伝播遅延調整方法において、予め、各々の時定数が異なる複数の時定数調整ライブラリ、及び各々の遅延値が異なる複数のゲート遅延調整セルを準備し、前記複数の時定数調整ライブラリのうち最小時定数を持つ初期時定数調整ライブラリ、及び前記複数のゲート遅延調整セルのうち最小遅延値を持つ初期ゲート遅延調整セルを、各信号ラインに挿入したネットリストを作成し、セル配置及び配線の完了後に、各信号ラインのゲート遅延及び配線遅延の情報を含む遅延情報ファイルを作成し、前記遅延情報ファイルに基づいて、各信号ライン間で遅延調整が必要か否かを判定し、遅延調整が必要である場合は、各信号ライン間の時定数差が小さくなる時定数調整ライブラリを、前記予め準備した複数の時定数調整ライブラリの中から選択し、前記初期時定数調整ライブラリを、該選択した時定数調整ライブラリに置換し、各信号ライン間のゲート遅延差が小さくなるゲート遅延調整セルを、前記予め準備した複数のゲート遅延調整セルの中から選択し、前記初期ゲート遅延調整セルを、該選択したゲート遅延調整セルに置換するものである。
【0013】
本発明の請求項6に係る伝播遅延調整方法は、信号ラインの伝播遅延を調整する、半導体集積回路における伝播遅延調整方法において、予め、各々の時定数が異なる複数の時定数調整ライブラリを準備し、前記複数の時定数調整ライブラリのうち最小時定数を有する初期時定数調整ライブラリを、信号ラインに挿入したネットリストを作成し、セル配置及び配線の完了後に、各信号ラインの配線遅延の情報を含む遅延情報ファイルを作成し、前記遅延情報ファイルに基づいて、前記信号ラインが、予め定められている時定数に関する仕様を満たすか否かを判定し、前記仕様を満たさない場合には、該仕様との時定数差が小さくなる時定数調整ライブラリを、前記予め準備した複数の時定数調整ライブラリの中から選択し、前記初期時定数調整ライブラリを、該選択した時定数調整ライブラリに置換するものである。
【0014】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1による伝播遅延調整方法を示すフローチャートであり、図4は、本発明の実施の形態1による時定数調整ライブラリを示す図である。図4において、26は時定数調整ライブラリ枠、27は配線抵抗、28は配線容量、29は配線経路である。
【0015】
以下に、本実施の形態1による伝播遅延調整方法について説明する。
まず、大きさ(外形形状)が同じで時定数が異なる複数の時定数調整ライブラリを準備する。ここで、各時定数調整ライブラリは、図4に示されるように配線層のみで構成されており、その配線経路29の違い、及び配線レイヤの配線抵抗27,配線容量28の違いにより各々異なる時定数を持つものである。
【0016】
次に、複数の信号ラインに、最小時定数を持つ初期時定数調整ライブラリ、及び最小の遅延値を持つ遅延調整セルを挿入したネットリストを作成し(ステップS1)、セル配置配線を完了する(ステップS2)。なお、各信号ラインが多分岐にわたる場合は、クロックツリーシンセシスを用いる。そして、全ての信号ラインの伝播遅延の情報を含む遅延情報ファイルを作成する(ステップS3)。
【0017】
次に、ステップS3で作成した遅延情報ファイルに基づいて、各信号ラインの遅延値を、遅延抽出ツールもしくは回路シミュレータ等を用いて抽出する(ステップS4)。
【0018】
次に、ステップS4で抽出した各信号ラインの遅延値に基づいて、タイミング調整の要否を判定する(ステップS5)。例えば、各信号ラインの遅延値の差が所望の値より大きければ必要、所望の値以下であれば不要と判定する。
【0019】
次に、各信号ラインの最小時定数、及び最大時定数を特定し、それらから平均時定数を算出する。そして、タイミング調整する信号ラインの中で最大平均時定数を持つ信号ラインに対する各信号ラインの平均時定数差を算出する(ステップS6)。
【0020】
次に、平均時定数差が最小になるような時定数を持つ時定数調整ライブラリを選択し、平均時定数の小さい信号ライン上の初期時定数調整ライブラリを、選択したライブラリに置換する(ステップS7)。
【0021】
ゲート遅延においても同様に、各信号ラインの平均ゲート遅延差を算出し(ステップS8)、平均ゲート遅延差が最小になるような遅延を持つ遅延調整セルを選択し、ゲート平均遅延値の小さい信号ライン上の初期遅延調整セルを、選択した遅延調整セルに置換する(ステップS9)。
【0022】
そして、ステップS3に戻って新たに遅延情報ファイルを作成し、ステップS4にて遅延値を抽出し、ステップS5にてタイミング調整が不要と判定されればタイミング調整が完了する。
【0023】
以下に、上述した伝播遅延調整方法について、回路図等を用いて詳述する。
図2は、本発明の実施の形態1による伝播遅延調整方法を説明するための回路図であり、図3は、本発明の実施の形態1による回路の平均ゲート遅延値及び平均時定数値の一例である。
【0024】
図2は、図1に示されるフローチャートのステップS2が完了した状態を示しており、信号Aの入力端子10と論理セル21〜23とは、初期遅延調整セル11、初期時定数調整ライブラリ12、ツリー上のバッファ13,14を介して接続されている。また、信号Bの入力端子15と論理セル24,25とは、初期遅延調整セル16、初期時定数ライブラリ17,20、ツリー上のバッファ18,19を介して接続されている。
【0025】
まず、タイミング調整したい,信号Aの入力端子10から論理セル21〜23の信号ラインと、信号Bの入力端子15から論理セル24,25の信号ラインとについて、ステップS3で作成した遅延情報ファイルから、遅延抽出ツールもしくは回路シミュレータを用いて、各信号ラインの遅延値を抽出する(ステップS4)。そして、ここではステップS5にてタイミング調整が必要であると判定されるものとする。
【0026】
次に、平均ゲート遅延値、及び平均時定数を算出する(ステップS6)。ここでは、図3に示される値が算出されたものとする。
次に、信号入力端子10からバッファ13,14までの平均時定数TA1と、信号入力端子15からバッファ18、19までの平均時定数TA2とを比較し、平均時定数差ΔTA12を算出し、予め準備しておいた時定数調整ライブラリの中から平均時定数差が最小となるような時定数を持つものを選択し、信号ライン上の初期時定数調整ライブラリ17を該選択した時定数調整ライブラリに置換する。ここではTA1>TA2であるので、平均時定数差ΔTA12=TA1−TA2を求め、予め準備しておいた時定数調整ライブラリの中からΔTA12に最も近い時定数を持つものを選択し、信号ライン上の初期時定数調整ライブラリ17を該選択した時定数調整ライブラリに置換することで、ΔTA12を最小にする。また、バッファ14から論理セル22,23までの調整、及びバッファ19から論理セル25までの調整も同様に行なう(ステップS7)。
【0027】
さらに、各信号ラインの平均ゲート遅延差を算出し(ステップS8)、平均ゲート遅延差が最小になるような遅延値を持つ遅延調整セルを選択し、初期遅延調整セルを、選択した遅延調整セルに置換する(ステップS9)。
【0028】
このように、本実施の形態1による伝播遅延調整方法では、ゲート遅延及び配線遅延の両方を調整することでタイミング調整を行なうようにしたので、簡単な工程で、回路面積を増大させることなく、温度、電圧の変化に伴う製造ばらつきを抑えることができる。
【0029】
また、時定数調整ライブラリは、各々の大きさが同じであり、配線層のみで構成されているので、工数、及び回路面積が増大するのを防ぐことができる。
【0030】
なお、上記実施の形態1では、2本の信号ライン間でのタイミング調整について説明したが、これに限るものではなく、信号ラインの数に制限はない。
【0031】
また、複数の信号ライン間の時定数差を小さくするためだけでなく、例えばアナログの信号ライン等の、特性上、時定数の調整が必要である箇所に、上記実施の形態1の時定数調整ライブラリを用いることで、該信号ラインと予め定められている仕様との間の時定数差を小さくすることも可能である。
【0032】
【発明の効果】
以上のように、本発明の請求項1に係る伝播遅延調整方法は、複数の信号ライン間の伝播遅延差を調整する、半導体集積回路における伝播遅延調整方法であって、予め、各々の時定数が異なる複数の時定数調整ライブラリを準備し、前記複数の時定数調整ライブラリのうち最小時定数を持つ初期時定数調整ライブラリを、各信号ラインに挿入したネットリストを作成し、セル配置及び配線の完了後に、各信号ラインの配線遅延の情報を含む遅延情報ファイルを作成し、前記遅延情報ファイルに基づいて、各信号ライン間で遅延調整が必要か否かを判定し、遅延調整が必要である場合は、各信号ライン間の時定数差が小さくなる時定数調整ライブラリを、前記予め準備した複数の時定数調整ライブラリの中から選択し、前記初期時定数調整ライブラリを、該選択した時定数調整ライブラリに置換するようにしたので、温度や電圧の変化に伴う製造ばらつきを抑えることができるとともに、工数、及び回路面積が増大するのを防ぐことができるという効果がある。
【0033】
また、本発明の請求項2に係る伝播遅延調整方法は、請求項1に記載の伝播延調整方法において、前記複数の時定数調整ライブラリが、全て同じ外形形状を有するものとしたので、時定数調整ライブラリの置換をより容易に行うことができるという効果がある。
【0034】
また、本発明の請求項3に係る伝播遅延調整方法は、請求項1または2に記載の伝播遅延調整方法において、前記複数の時定数調整ライブラリが、その配線層の違いにより各々異なる時定数を持つものとしたので、時定数調整ライブラリの置換をより容易に行うことができるという効果がある。
【0035】
また、本発明の請求項4に係る伝播遅延調整方法は、請求項3に記載の伝播遅延調整方法において、前記複数の時定数調整ライブラリが、その配線層の、配線経路及び配線レイヤの違いにより各々異なる時定数を持つものとしたので、時定数調整ライブラリの置換をより容易に行うことができるという効果がある。
【0036】
また、本発明の請求項5に係る伝播遅延調整方法は、複数の信号ライン間の伝播遅延差を調整する、半導体集積回路における伝播遅延調整方法であって、予め、各々の時定数が異なる複数の時定数調整ライブラリ、及び各々の遅延値が異なる複数のゲート遅延調整セルを準備し、前記複数の時定数調整ライブラリのうち最小時定数を持つ初期時定数調整ライブラリ、及び前記複数のゲート遅延調整セルのうち最小遅延値を持つ初期ゲート遅延調整セルを、各信号ラインに挿入したネットリストを作成し、セル配置及び配線の完了後に、各信号ラインのゲート遅延及び配線遅延の情報を含む遅延情報ファイルを作成し、前記遅延情報ファイルに基づいて、各信号ライン間で遅延調整が必要か否かを判定し、遅延調整が必要である場合は、各信号ライン間の時定数差が小さくなる時定数調整ライブラリを、前記予め準備した複数の時定数調整ライブラリの中から選択し、前記初期時定数調整ライブラリを、該選択した時定数調整ライブラリに置換し、各信号ライン間のゲート遅延差が小さくなるゲート遅延調整セルを、前記予め準備した複数のゲート遅延調整セルの中から選択し、前記初期ゲート遅延調整セルを、該選択したゲート遅延調整セルに置換するようにしたので、温度や電圧の変化に伴う製造ばらつきを抑えることができるとともに、工数、及び回路面積が増大するのを防ぐことができるという効果がある。
【0037】
また、本発明の請求項6に係る伝播遅延調整方法は、信号ラインの伝播遅延を調整する、半導体集積回路における伝播遅延調整方法であって、予め、各々の時定数が異なる複数の時定数調整ライブラリを準備し、前記複数の時定数調整ライブラリのうち最小時定数を有する初期時定数調整ライブラリを、信号ラインに挿入したネットリストを作成し、セル配置及び配線の完了後に、各信号ラインの配線遅延の情報を含む遅延情報ファイルを作成し、前記遅延情報ファイルに基づいて、前記信号ラインが、予め定められている時定数に関する仕様を満たすか否かを判定し、前記仕様を満たさない場合には、該仕様との時定数差が小さくなる時定数調整ライブラリを、前記予め準備した複数の時定数調整ライブラリの中から選択し、前記初期時定数調整ライブラリを、該選択した時定数調整ライブラリに置換するようにしたので、温度や電圧の変化に伴う製造ばらつきを抑えることができるとともに、工数、及び回路面積が増大するのを防ぐことができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1による伝播遅延調整方法を示すフローチャートである。
【図2】本発明の実施の形態1による伝播遅延調整方法を説明するための回路図である。
【図3】本発明の実施の形態1による回路の平均ゲート遅延値及び平均時定数値の一例である。
【図4】本発明の実施の形態1による時定数調整ライブラリを示す図である。
【符号の説明】
10 信号Aの入力端子
11,16 初期遅延調整セル
12,17,20 初期時定数調整ライブラリ
13,14,18,19 ツリーバッファ
15 信号Bの入力端子
21,22,23,24,25 論理セル
26 時定数調整ライブラリ枠
27 配線抵抗
28 配線容量
29 配線経路
TG1 入力端子10から論理セル21〜23までの平均ゲート遅延
TG2 入力端子15から論理セル24,25までの平均ゲート遅延
TA1 入力端子10からツリーバッファ13,14までの平均時定数
TA2 入力端子15からツリーバッファ18,19までの平均時定数
TB1 ツリーバッファ14から論理セル22,23までの平均時定数
TB2 ツリーバッファ19から論理セル25までの平均時定数

Claims (6)

  1. 複数の信号ライン間の伝播遅延差を調整する、半導体集積回路における伝播遅延調整方法であって、
    予め、各々の時定数が異なる複数の時定数調整ライブラリを準備し、
    前記複数の時定数調整ライブラリのうち最小時定数を持つ初期時定数調整ライブラリを、各信号ラインに挿入したネットリストを作成し、
    セル配置及び配線の完了後に、各信号ラインの配線遅延の情報を含む遅延情報ファイルを作成し、
    前記遅延情報ファイルに基づいて、各信号ライン間で遅延調整が必要か否かを判定し、
    遅延調整が必要である場合は、各信号ライン間の時定数差が小さくなる時定数調整ライブラリを、前記予め準備した複数の時定数調整ライブラリの中から選択し、前記初期時定数調整ライブラリを、該選択した時定数調整ライブラリに置換する、
    ことを特徴とする伝播遅延調整方法。
  2. 請求項1に記載の伝播遅延調整方法において、
    前記複数の時定数調整ライブラリは、全て同じ外形形状を有する、
    ことを特徴とする伝播遅延調整方法。
  3. 請求項1または2に記載の伝播遅延調整方法において、
    前記複数の時定数調整ライブラリは、その配線層の違いにより各々異なる時定数を持つ、
    ことを特徴とする伝播遅延調整方法。
  4. 請求項3に記載の伝播遅延調整方法において、
    前記複数の時定数調整ライブラリは、その配線層の、配線経路及び配線レイヤの違いにより各々異なる時定数を持つ、
    ことを特徴とする伝播遅延調整方法。
  5. 複数の信号ライン間の伝播遅延差を調整する、半導体集積回路における伝播遅延調整方法であって、
    予め、各々の時定数が異なる複数の時定数調整ライブラリ、及び各々の遅延値が異なる複数のゲート遅延調整セルを準備し、
    前記複数の時定数調整ライブラリのうち最小時定数を持つ初期時定数調整ライブラリ、及び前記複数のゲート遅延調整セルのうち最小遅延値を持つ初期ゲート遅延調整セルを、各信号ラインに挿入したネットリストを作成し、
    セル配置及び配線の完了後に、各信号ラインのゲート遅延及び配線遅延の情報を含む遅延情報ファイルを作成し、
    前記遅延情報ファイルに基づいて、各信号ライン間で遅延調整が必要か否かを判定し、
    遅延調整が必要である場合は、
    各信号ライン間の時定数差が小さくなる時定数調整ライブラリを、前記予め準備した複数の時定数調整ライブラリの中から選択し、前記初期時定数調整ライブラリを、該選択した時定数調整ライブラリに置換し、
    各信号ライン間のゲート遅延差が小さくなるゲート遅延調整セルを、前記予め準備した複数のゲート遅延調整セルの中から選択し、前記初期ゲート遅延調整セルを、該選択したゲート遅延調整セルに置換する、
    ことを特徴とする伝播遅延調整方法。
  6. 信号ラインの伝播遅延を調整する、半導体集積回路における伝播遅延調整方法であって、
    予め、各々の時定数が異なる複数の時定数調整ライブラリを準備し、
    前記複数の時定数調整ライブラリのうち最小時定数を有する初期時定数調整ライブラリを、信号ラインに挿入したネットリストを作成し、
    セル配置及び配線の完了後に、各信号ラインの配線遅延の情報を含む遅延情報ファイルを作成し、
    前記遅延情報ファイルに基づいて、前記信号ラインが、予め定められている時定数に関する仕様を満たすか否かを判定し、
    前記仕様を満たさない場合には、該仕様との時定数差が小さくなる時定数調整ライブラリを、前記予め準備した複数の時定数調整ライブラリの中から選択し、前記初期時定数調整ライブラリを、該選択した時定数調整ライブラリに置換する、
    ことを特徴とする伝播遅延調整方法。
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