JP2004240950A - レイアウトシステム及びレイアウトプログラム、並びにレイアウト方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】コンテンツ配信端末100は、参照情報が設定されている特定情報格納枠をレイアウトするときは、参照情報に基づいてレイアウトテンプレートをテンプレート登録DB42のなかから読み出し、特定情報格納枠の大きさおよび配置位置により特定される領域をレイアウト領域360と見立てて、読み出したレイアウトテンプレートにより規定される情報格納枠を縮小してその領域に配置し、配置した情報格納枠に記事を格納する。
【選択図】 図11
Description
また、第3の従来例にあっては、各配置基準図形に対する配置モードに従って、複数のテンプレートオブジェクトにそれぞれ含まれる複数の配置基準図形に文字列を配置するようになっているため、レイアウトに関する自由度を向上することはできるが、入力された文字列の内容によっては、デザイナが意図しないレイアウトとなる可能性があった。
掲載情報をレイアウトするレイアウト手段を備え、前記レイアウト手段は、所定のレイアウト領域についてそのレイアウト領域に配置される情報格納枠に関する事項を規定したレイアウトテンプレートに従って、前記掲載情報を前記情報格納枠に格納することによりレイアウトを行うシステムであって、
前記レイアウトテンプレートを記憶するためのテンプレート記憶手段を備え、
前記情報格納枠に代えてまたは前記情報格納枠内に組み込むレイアウトテンプレートが設定可能であり、
前記レイアウト手段は、前記レイアウトテンプレートの設定に係るレイアウトテンプレートを前記テンプレート記憶手段のなかから読み出し、読み出したレイアウトテンプレートを、前記レイアウトテンプレートの設定がされている情報格納枠に代えてまたは当該情報格納枠内に組み込むようになっていることを特徴とする。
また、レイアウトテンプレートの設定は、いずれにおいて行ってもよく、例えば、情報格納枠、掲載情報またはレイアウトテンプレートに設定するようにしてもよいし、プログラムまたはその引数として設定するようにしてもよい。以下、発明2のレイアウトシステム、発明18及び19のレイアウトプログラム、および発明35及び36のレイアウト方法において同じである。
また、レイアウトとは、例えば、画面上に表示することを目的として掲載情報をレイアウトする場合にはその表示レイアウトを、紙面上に印刷することを目的として掲載情報をレイアウトする場合にはその印刷レイアウトをいう。以下、発明2のレイアウトシステム、発明18及び19のレイアウトプログラム、および発明35及び36のレイアウト方法において同じである。
複数の掲載情報を記憶するための掲載情報記憶手段と、所定のレイアウト領域についてそのレイアウト領域に配置される情報格納枠に関する事項を規定したレイアウトテンプレートを記憶するためのテンプレート記憶手段と、前記掲載情報記憶手段のなかから前記掲載情報を選択する掲載情報選択手段と、前記掲載情報選択手段で選択した掲載情報をレイアウトするレイアウト手段とを備え、前記レイアウト手段は、前記テンプレート記憶手段のレイアウトテンプレートに従って、前記掲載情報を前記情報格納枠に格納することによりレイアウトを行うシステムであって、
前記情報格納枠には、前記レイアウトテンプレートを参照するための参照情報が設定可能であり、
前記レイアウト手段は、前記参照情報が設定されている情報格納枠をレイアウトするときは、前記参照情報に基づいて前記レイアウトテンプレートを前記テンプレート記憶手段のなかから読み出し、読み出したレイアウトテンプレートを、前記参照情報が設定されている情報格納枠に代えてまたは当該情報格納枠内に組み込むようになっていることを特徴とする。
〔発明3〕 さらに、発明3のレイアウトシステムは、発明2のレイアウトシステムにおいて、
前記レイアウトテンプレートは、前記情報格納枠の大きさおよび配置位置を規定したものであり、
前記レイアウト手段は、前記参照情報が設定されている情報格納枠の大きさおよび配置位置により特定される領域を前記レイアウト領域と見立てて、前記読み出したレイアウトテンプレートにより規定される情報格納枠を拡大縮小してその領域に配置するようになっていることを特徴とする。
〔発明4〕 さらに、発明4のレイアウトシステムは、発明3のレイアウトシステムにおいて、
前記レイアウト手段は、前記掲載情報の内容、情報量または論理構造に基づいて、前記参照情報が設定されている情報格納枠に前記レイアウトテンプレートを組み込むか否かを判定し、前記レイアウトテンプレートを組み込むと判定したときは、前記参照情報に基づいて前記レイアウトテンプレートを前記テンプレート記憶手段のなかから読み出し、読み出したレイアウトテンプレートを、前記参照情報が設定されている情報格納枠に代えてまたは当該情報格納枠内に組み込むようになっていることを特徴とする。
前記掲載情報には、前記レイアウトテンプレートを組み込むことを指示する組込指示情報が設定可能であり、
前記レイアウト手段は、前記掲載情報に前記組込指示情報が設定されているときは、前記参照情報に基づいて前記レイアウトテンプレートを前記テンプレート記憶手段のなかから読み出し、読み出したレイアウトテンプレートを、前記参照情報が設定されている情報格納枠に代えてまたは当該情報格納枠内に組み込むようになっていることを特徴とする。
これにより、組込指示情報が掲載情報に設定可能であるので、レイアウトテンプレートの組込指示を比較的容易に行うことができるという効果が得られる。また、掲載情報の内容、情報量または論理構造によってレイアウトテンプレートの組込を指示する場合に好適であるという効果も得られる。
前記レイアウトテンプレートには、前記レイアウトテンプレートを組み込むことを指示する組込指示情報が設定可能であり、
前記レイアウト手段は、前記レイアウトテンプレートに前記組込指示情報が設定されているときは、前記参照情報に基づいて前記レイアウトテンプレートを前記テンプレート記憶手段のなかから読み出し、読み出したレイアウトテンプレートを、前記参照情報が設定されている情報格納枠に代えてまたは当該情報格納枠内に組み込むようになっていることを特徴とする。
これにより、組込指示情報がレイアウトテンプレートに設定可能であるので、レイアウトテンプレートの組込指示を比較的容易に行うことができるという効果が得られる。
前記レイアウト手段は、前記レイアウト手段として実現される処理をコンピュータに実行させるためのレイアウトプログラムからなり、
前記レイアウトプログラムは、前記レイアウトテンプレートを組み込むことを指示する組込指示情報が引数として与えられたときは、前記参照情報に基づいて前記レイアウトテンプレートを前記テンプレート記憶手段のなかから読み出し、読み出したレイアウトテンプレートを、前記参照情報が設定されている情報格納枠に代えてまたは当該情報格納枠内に組み込むようになっていることを特徴とする。
これにより、組込指示情報を引数として与えることができるので、レイアウトテンプレートの組込指示を比較的容易に行うことができるという効果が得られる。
前記レイアウトテンプレートおよび前記掲載情報には、前記レイアウトテンプレートを組み込むことを指示する組込指示情報が設定可能であり、
前記レイアウト手段は、前記レイアウト手段として実現される処理をコンピュータに実行させるためのレイアウトプログラムからなり、
前記レイアウトプログラムは、前記レイアウトテンプレート若しくは前記掲載情報に前記組込指示情報が設定されているとき、または前記組込指示情報が引数として与えられたときは、前記参照情報に基づいて前記レイアウトテンプレートを前記テンプレート記憶手段のなかから読み出し、読み出したレイアウトテンプレートを、前記参照情報が設定されている情報格納枠に代えてまたは当該情報格納枠内に組み込み、
さらに、前記レイアウトテンプレートの設定、前記掲載情報の設定および前記引数による設定に対して優先度を設定し、
前記レイアウトプログラムは、前記レイアウトテンプレートの設定、前記掲載情報の設定および前記引数による設定のうち複数の設定が行われたときは、前記優先度に基づいて、前記行われた複数の設定のうちいずれかを採用するようになっていることを特徴とする。
〔発明9〕 さらに、発明9のレイアウトシステムは、発明3ないし8のいずれかのレイアウトシステムにおいて、
前記レイアウト手段は、前記参照情報が設定されている情報格納枠の大きさおよび配置位置により特定される領域を前記レイアウト領域と見立てて、前記読み出したレイアウトテンプレートにより規定される情報格納枠を拡大縮小してその領域に配置し、配置した情報格納枠に前記掲載情報を格納することによりレイアウトを行うようになっていることを特徴とする。
前記レイアウト手段は、前記読み出したレイアウトテンプレートにより規定される情報格納枠を前記参照情報が設定されている情報格納枠の大きさおよび配置位置に合わせて拡大または縮小したものに前記掲載情報を格納することによりレイアウトを行い、前記参照情報が設定されている情報格納枠の大きさおよび配置位置により特定される領域を前記レイアウト領域と見立てて、前記レイアウト結果をその領域に配置するようになっていることを特徴とする。
前記情報格納枠の配置および前記掲載情報の格納のうちいずれを先に行うかを示す処理優先度が設定可能であり、
前記レイアウト手段は、前記処理優先度に基づいて前記情報格納枠の配置を先に行うと判定したときは、前記参照情報が設定されている情報格納枠の大きさおよび配置位置により特定される領域を前記レイアウト領域と見立てて、前記読み出したレイアウトテンプレートにより規定される情報格納枠を拡大縮小してその領域に配置し、配置した情報格納枠に前記掲載情報を格納することによりレイアウトを行い、前記処理優先度に基づいて前記掲載情報の格納を先に行うと判定したときは、前記読み出したレイアウトテンプレートにより規定される情報格納枠に前記掲載情報を格納することによりレイアウトを行い、前記参照情報が設定されている情報格納枠の大きさおよび配置位置により特定される領域を前記レイアウト領域と見立てて、前記レイアウト結果をその領域に配置するようになっていることを特徴とする。
ここで、処理優先度の設定は、いずれにおいて行ってもよく、例えば、情報格納枠、掲載情報またはレイアウトテンプレートに設定するようにしてもよいし、プログラムまたはその引数として設定するようにしてもよい。
前記レイアウト手段は、該当のレイアウトテンプレートが前記テンプレート記憶手段のなかに存在しないときは、代用の前記レイアウトテンプレートを前記テンプレート記憶手段のなかから読み出すようになっていることを特徴とする。
これにより、何らかの原因により、該当のレイアウトテンプレートがテンプレート記憶手段のなかに存在しない場合には、代用のレイアウトテンプレートが読み出されるので、レイアウトを損なう可能性を低減することができるという効果が得られる。
前記情報格納枠は、文字情報を格納するための文字情報格納枠を含み、前記文字情報格納枠には、文字の大きさの下限を示すフォント下限値が設定可能であり、
前記レイアウト手段は、前記参照情報が設定されている情報格納枠の大きさおよび配置位置により特定される領域に配置される文字情報格納枠に文字情報である前記掲載情報を格納する場合に、前記文字情報格納枠に前記フォント下限値が設定されているときは、前記文字情報格納枠の文字の大きさが前記フォント下限値を下回らないように、文字の大きさを変更して前記文字情報格納枠を変形させるようになっていることを特徴とする。
これにより、文字の大きさがフォント下限値を下回らないように文字情報格納枠が変形するので、文字の大きさについて、デザイナが意図したレイアウトが損なわれる可能性を低減することができるという効果が得られる。
前記情報格納枠は、文字情報を格納するための文字情報格納枠を含み、前記文字情報格納枠には、文字の大きさの上限を示すフォント上限値が設定可能であり、
前記レイアウト手段は、前記参照情報が設定されている情報格納枠の大きさおよび配置位置により特定される領域に配置される文字情報格納枠に文字情報である前記掲載情報を格納する場合に、前記文字情報格納枠に前記フォント上限値が設定されているときは、前記文字情報格納枠の文字の大きさが前記フォント上限値を上回らないように、文字の大きさを変更して前記文字情報格納枠を変形させるようになっていることを特徴とする。
これにより、文字の大きさがフォント上限値を上回らないように文字情報格納枠が変形するので、文字の大きさについて、デザイナが意図したレイアウトが損なわれる可能性を低減することができるという効果が得られる。
前記レイアウト手段は、前記参照情報が設定されている情報格納枠の大きさおよび配置位置により特定される領域のアスペクト比と、前記読み出したレイアウトテンプレートにより規定されるレイアウト領域のアスペクト比とが異なるときは、前記読み出したレイアウトテンプレートより規定されるレイアウト領域のアスペクト比を維持しつつ、前記参照情報が設定されている情報格納枠の大きさおよび配置位置により特定される領域に配置される情報格納枠を変形させるようになっていることを特徴とする。
〔発明16〕 さらに、発明16のレイアウトシステムは、発明3ないし15のいずれかのレイアウトシステムにおいて、
ユーザに関するユーザ情報を記憶するためのユーザ情報記憶手段を備え、
前記掲載情報選択手段は、前記ユーザ情報記憶手段のユーザ情報に基づいて、前記掲載情報記憶手段のなかから前記掲載情報を選択するようになっていることを特徴とする。
これにより、掲載情報の選択に関してユーザの固有情報やユーザによる指定情報が参照されることから、ユーザの希望に比較的沿った掲載内容を作成することができるという効果が得られる。
また、ユーザ情報記憶手段は、ユーザ情報をあらゆる手段でかつあらゆる時期に記憶するものであり、ユーザ情報をあらかじめ記憶してあるものであってもよいし、ユーザ情報をあらかじめ記憶することなく、本システムの動作時に外部からの入力等によってユーザ情報を記憶するようになっていてもよい。以下、発明17のレイアウトシステムにおいて同じである。
ユーザに関するユーザ情報を記憶するためのユーザ情報記憶手段を備え、
前記レイアウト手段は、前記ユーザ情報記憶手段のユーザ情報に基づいて、前記掲載情報選択手段で選択した掲載情報をレイアウトするようになっていることを特徴とする。
これにより、レイアウトに関してユーザの固有情報やユーザによる指定情報が参照されることから、ユーザの希望に比較的沿ったレイアウト結果を作成することができるという効果が得られる。
所定のレイアウト領域についてそのレイアウト領域に配置される情報格納枠に関する事項を規定したレイアウトテンプレートに従って、掲載情報を前記情報格納枠に格納することによりレイアウトを行うレイアウト手段として実現される処理をコンピュータに実行させるためのプログラムであって、
前記情報格納枠に代えて又は前記情報格納枠内に組み込むレイアウトテンプレートが設定可能であり、
前記レイアウト手段は、前記レイアウトテンプレートの設定に係るレイアウトテンプレートをテンプレート記憶手段のなかから読み出し、読み出したレイアウトテンプレートを、前記レイアウトテンプレートの設定がされている情報格納枠に代えて又は当該情報格納枠内に組み込むようになっていることを特徴とする。
これにより、発明1記載のレイアウトシステムと同等の効果が得られる。
〔発明19〕 さらに、発明19のレイアウトプログラムは、
複数の掲載情報を記憶した掲載情報記憶手段のなかから前記掲載情報を選択する掲載情報選択手段、および所定のレイアウト領域についてそのレイアウト領域に配置される情報格納枠に関する事項を規定したレイアウトテンプレートに従って、前記掲載情報選択手段で選択した掲載情報を前記情報格納枠に格納することによりレイアウトを行うレイアウト手段として実現される処理をコンピュータに実行させるためのプログラムであって、
前記情報格納枠には、前記レイアウトテンプレートを参照するための参照情報が設定可能であり、
前記レイアウト手段は、前記参照情報が設定されている情報格納枠をレイアウトするときは、前記参照情報に基づいて前記レイアウトテンプレートをテンプレート記憶手段のなかから読み出し、読み出したレイアウトテンプレートを、前記参照情報が設定されている情報格納枠に代えて又は当該情報格納枠内に組み込むようになっていることを特徴とする。
〔発明20〕 さらに、発明20のレイアウトプログラムは、発明19のレイアウトプログラムにおいて、
前記レイアウトテンプレートは、前記情報格納枠の大きさ及び配置位置を規定したものであり、
前記レイアウト手段は、前記参照情報が設定されている情報格納枠の大きさ及び配置位置により特定される領域を前記レイアウト領域と見立てて、前記読み出したレイアウトテンプレートにより規定される情報格納枠を拡大縮小してその領域に配置するようになっていることを特徴とする。
〔発明21〕 さらに、発明21のレイアウトプログラムは、発明20のレイアウトプログラムにおいて、
前記レイアウト手段は、前記掲載情報の内容、情報量又は論理構造に基づいて、前記参照情報が設定されている情報格納枠に前記レイアウトテンプレートを組み込むか否かを判定し、前記レイアウトテンプレートを組み込むと判定したときは、前記参照情報に基づいて前記レイアウトテンプレートを前記テンプレート記憶手段のなかから読み出し、読み出したレイアウトテンプレートを、前記参照情報が設定されている情報格納枠に代えて又は当該情報格納枠内に組み込むようになっていることを特徴とする。
〔発明22〕 さらに、発明22のレイアウトプログラムは、発明21のレイアウトプログラムにおいて、
前記掲載情報には、前記レイアウトテンプレートを組み込むことを指示する組込指示情報が設定可能であり、
前記レイアウト手段は、前記掲載情報に前記組込指示情報が設定されているときは、前記参照情報に基づいて前記レイアウトテンプレートを前記テンプレート記憶手段のなかから読み出し、読み出したレイアウトテンプレートを、前記参照情報が設定されている情報格納枠に代えて又は当該情報格納枠内に組み込むようになっていることを特徴とする。
〔発明23〕 さらに、発明23のレイアウトプログラムは、発明21のレイアウトプログラムにおいて、
前記レイアウトテンプレートには、前記レイアウトテンプレートを組み込むことを指示する組込指示情報が設定可能であり、
前記レイアウト手段は、前記レイアウトテンプレートに前記組込指示情報が設定されているときは、前記参照情報に基づいて前記レイアウトテンプレートを前記テンプレート記憶手段のなかから読み出し、読み出したレイアウトテンプレートを、前記参照情報が設定されている情報格納枠に代えて又は当該情報格納枠内に組み込むようになっていることを特徴とする。
〔発明24〕 さらに、発明24のレイアウトプログラムは、発明21のレイアウトプログラムにおいて、
前記レイアウト手段は、前記レイアウトテンプレートを組み込むことを指示する組込指示情報が引数として与えられたときは、前記参照情報に基づいて前記レイアウトテンプレートを前記テンプレート記憶手段のなかから読み出し、読み出したレイアウトテンプレートを、前記参照情報が設定されている情報格納枠に代えて又は当該情報格納枠内に組み込むようになっていることを特徴とする。
〔発明25〕 さらに、発明25のレイアウトプログラムは、発明21のレイアウトプログラムにおいて、
前記レイアウトテンプレート及び前記掲載情報には、前記レイアウトテンプレートを組み込むことを指示する組込指示情報が設定可能であり、
前記レイアウト手段は、前記レイアウトテンプレート若しくは前記掲載情報に前記組込指示情報が設定されているとき、又は前記組込指示情報が引数として与えられたときは、前記参照情報に基づいて前記レイアウトテンプレートを前記テンプレート記憶手段のなかから読み出し、読み出したレイアウトテンプレートを、前記参照情報が設定されている情報格納枠に代えて又は当該情報格納枠内に組み込み、
さらに、前記レイアウトテンプレートの設定、前記掲載情報の設定及び前記引数による設定に対して優先度を設定し、
前記レイアウト手段は、前記レイアウトテンプレートの設定、前記掲載情報の設定及び前記引数による設定のうち複数の設定が行われたときは、前記優先度に基づいて、前記行われた複数の設定のうちいずれかを採用するようになっていることを特徴とする。
〔発明26〕 さらに、発明26のレイアウトプログラムは、発明20ないし25のいずれかのレイアウトプログラムにおいて、
前記レイアウト手段は、前記参照情報が設定されている情報格納枠の大きさ及び配置位置により特定される領域を前記レイアウト領域と見立てて、前記読み出したレイアウトテンプレートにより規定される情報格納枠を拡大縮小してその領域に配置し、配置した情報格納枠に前記掲載情報を格納することによりレイアウトを行うようになっていることを特徴とする。
〔発明27〕 さらに、発明27のレイアウトプログラムは、発明20ないし25のいずれかのレイアウトプログラムにおいて、
前記レイアウト手段は、前記読み出したレイアウトテンプレートにより規定される情報格納枠を前記参照情報が設定されている情報格納枠の大きさ及び配置位置に合わせて拡大縮小したものに前記掲載情報を格納することによりレイアウトを行い、前記参照情報が設定されている情報格納枠の大きさ及び配置位置により特定される領域を前記レイアウト領域と見立てて、前記レイアウト結果をその領域に配置するようになっていることを特徴とする。
〔発明28〕 さらに、発明28のレイアウトプログラムは、発明26および27のいずれかのレイアウトプログラムにおいて、
前記情報格納枠の配置及び前記掲載情報の格納のうちいずれを先に行うかを示す処理優先度が設定可能であり、
前記レイアウト手段は、前記処理優先度に基づいて前記情報格納枠の配置を先に行うと判定したときは、前記参照情報が設定されている情報格納枠の大きさ及び配置位置により特定される領域を前記レイアウト領域と見立てて、前記読み出したレイアウトテンプレートにより規定される情報格納枠を拡大縮小してその領域に配置し、配置した情報格納枠に前記掲載情報を格納することによりレイアウトを行い、前記処理優先度に基づいて前記掲載情報の格納を先に行うと判定したときは、前記読み出したレイアウトテンプレートにより規定される情報格納枠に前記掲載情報を格納することによりレイアウトを行い、前記参照情報が設定されている情報格納枠の大きさ及び配置位置により特定される領域を前記レイアウト領域と見立てて、前記レイアウト結果をその領域に配置するようになっていることを特徴とする。
〔発明29〕 さらに、発明29のレイアウトプログラムは、発明20ないし28のいずれかのレイアウトプログラムにおいて、
前記レイアウト手段は、該当のレイアウトテンプレートが前記テンプレート記憶手段のなかに存在しないときは、代用の前記レイアウトテンプレートを前記テンプレート記憶手段のなかから読み出すようになっていることを特徴とするレイアウトプログラム。
〔発明30〕 さらに、発明30のレイアウトプログラムは、発明20ないし29のいずれかのレイアウトプログラムにおいて、
前記情報格納枠は、文字情報を格納するための文字情報格納枠を含み、前記文字情報格納枠には、文字の大きさの下限を示すフォント下限値が設定可能であり、
前記レイアウト手段は、前記参照情報が設定されている情報格納枠の大きさ及び配置位置により特定される領域に配置される文字情報格納枠に文字情報である前記掲載情報を格納する場合に、前記文字情報格納枠に前記フォント下限値が設定されているときは、前記文字情報格納枠の文字の大きさが前記フォント下限値を下回らないように、文字の大きさを変更して前記文字情報格納枠を変形させるようになっていることを特徴とする。
〔発明31〕 さらに、発明31のレイアウトプログラムは、発明20ないし30のいずれかのレイアウトプログラムにおいて、
前記情報格納枠は、文字情報を格納するための文字情報格納枠を含み、前記文字情報格納枠には、文字の大きさの上限を示すフォント上限値が設定可能であり、
前記レイアウト手段は、前記参照情報が設定されている情報格納枠の大きさ及び配置位置により特定される領域に配置される文字情報格納枠に文字情報である前記掲載情報を格納する場合に、前記文字情報格納枠に前記フォント上限値が設定されているときは、前記文字情報格納枠の文字の大きさが前記フォント上限値を上回らないように、文字の大きさを変更して前記文字情報格納枠を変形させるようになっていることを特徴とする。
〔発明32〕 さらに、発明32のレイアウトプログラムは、発明20ないし31のいずれかのレイアウトプログラムにおいて、
前記レイアウト手段は、前記参照情報が設定されている情報格納枠の大きさ及び配置位置により特定される領域のアスペクト比と、前記読み出したレイアウトテンプレートにより規定されるレイアウト領域のアスペクト比とが異なるときは、前記読み出したレイアウトテンプレートより規定されるレイアウト領域のアスペクト比を維持しつつ、前記参照情報が設定されている情報格納枠の大きさ及び配置位置により特定される領域に配置される情報格納枠を変形させるようになっていることを特徴とする。
〔発明33〕 さらに、発明33のレイアウトプログラムは、発明20ないし32のいずれかのレイアウトプログラムにおいて、
前記掲載情報選択手段は、ユーザに関するユーザ情報を記憶したユーザ情報記憶手段のユーザ情報に基づいて、前記掲載情報記憶手段のなかから前記掲載情報を選択するようになっていることを特徴とする。
〔発明34〕 さらに、発明34のレイアウトプログラムは、発明20ないし32のいずれかのレイアウトプログラムにおいて、
前記レイアウト手段は、ユーザに関するユーザ情報を記憶したユーザ情報記憶手段のユーザ情報に基づいて、前記掲載情報選択手段で選択した掲載情報をレイアウトするようになっていることを特徴とするレイアウトプログラム。
〔発明35〕 一方、上記目的を達成するために、発明35のレイアウト方法は、
掲載情報をレイアウトするレイアウトステップを含み、前記レイアウトステップは、所定のレイアウト領域についてそのレイアウト領域に配置される情報格納枠に関する事項を規定したレイアウトテンプレートに従って、前記掲載情報を前記情報格納枠に格納することによりレイアウトを行う方法であって、
さらに、前記レイアウトテンプレートをテンプレート記憶手段に記憶するテンプレート記憶ステップと、前記情報格納枠に代えてまたは前記情報格納枠内に組み込むレイアウトテンプレートを設定するテンプレート設定ステップとを含み、
前記レイアウトステップは、前記レイアウトテンプレートの設定に係るレイアウトテンプレートを前記テンプレート記憶手段のなかから読み出し、読み出したレイアウトテンプレートを、前記レイアウトテンプレートの設定がされている情報格納枠に代えてまたは当該情報格納枠内に組み込むことを特徴とする。
〔発明36〕 さらに、発明36のレイアウト方法は、
複数の掲載情報を掲載情報記憶手段に記憶する掲載情報記憶ステップと、所定のレイアウト領域についてそのレイアウト領域に配置される情報格納枠に関する事項を規定したレイアウトテンプレートをテンプレート記憶手段に記憶するテンプレート記憶ステップと、前記掲載情報記憶手段のなかから前記掲載情報を選択する掲載情報選択ステップと、前記掲載情報選択ステップにおいて選択された掲載情報をレイアウトするレイアウトステップとを備え、前記レイアウトステップにおいては、前記テンプレート記憶手段のレイアウトテンプレートに従って、前記掲載情報を前記情報格納枠に格納することによりレイアウトを行う方法であって、
前記情報格納枠には、前記レイアウトテンプレートを参照するための参照情報が設定可能であり、
前記レイアウトステップにおいては、前記参照情報が設定されている情報格納枠をレイアウトするときは、前記参照情報に基づいて前記レイアウトテンプレートを前記テンプレート記憶手段のなかから読み出し、読み出したレイアウトテンプレートを、前記参照情報が設定されている情報格納枠に代えて又は当該情報格納枠内に組み込むことを特徴とする。
〔発明37〕 さらに、発明37のレイアウト方法は、発明36のレイアウト方法において、
前記レイアウトテンプレートは、前記情報格納枠の大きさ及び配置位置を規定したものであり、
前記レイアウトステップにおいては、前記参照情報が設定されている情報格納枠の大きさ及び配置位置により特定される領域を前記レイアウト領域と見立てて、前記読み出したレイアウトテンプレートにより規定される情報格納枠を拡大縮小してその領域に配置することを特徴とする。
〔発明38〕 さらに、発明38のレイアウト方法は、発明37のレイアウト方法において、
前記レイアウトステップにおいては、前記掲載情報の内容、情報量又は論理構造に基づいて、前記参照情報が設定されている情報格納枠に前記レイアウトテンプレートを組み込むか否かを判定し、前記レイアウトテンプレートを組み込むと判定したときは、前記参照情報に基づいて前記レイアウトテンプレートを前記テンプレート記憶手段のなかから読み出し、読み出したレイアウトテンプレートを、前記参照情報が設定されている情報格納枠に代えて又は当該情報格納枠内に組み込むことを特徴とする。
〔発明39〕 さらに、発明39のレイアウト方法は、発明38のレイアウト方法において、
前記掲載情報には、前記レイアウトテンプレートを組み込むことを指示する組込指示情報が設定可能であり、
前記レイアウトステップにおいては、前記掲載情報に前記組込指示情報が設定されているときは、前記参照情報に基づいて前記レイアウトテンプレートを前記テンプレート記憶手段のなかから読み出し、読み出したレイアウトテンプレートを、前記参照情報が設定されている情報格納枠に代えて又は当該情報格納枠内に組み込むことを特徴とする。
〔発明40〕 さらに、発明40のレイアウト方法は、発明38のレイアウト方法において、
前記レイアウトテンプレートには、前記レイアウトテンプレートを組み込むことを指示する組込指示情報が設定可能であり、
前記レイアウトステップにおいては、前記レイアウトテンプレートに前記組込指示情報が設定されているときは、前記参照情報に基づいて前記レイアウトテンプレートを前記テンプレート記憶手段のなかから読み出し、読み出したレイアウトテンプレートを、前記参照情報が設定されている情報格納枠に代えて又は当該情報格納枠内に組み込むことを特徴とする。
〔発明41〕 さらに、発明41のレイアウト方法は、発明38のレイアウト方法において、
前記レイアウトステップにおいては、前記レイアウト処理をコンピュータに実行させるためのレイアウトプログラムを実行し、
前記レイアウトプログラムは、前記レイアウトテンプレートを組み込むことを指示する組込指示情報が引数として与えられたときは、前記参照情報に基づいて前記レイアウトテンプレートを前記テンプレート記憶手段のなかから読み出し、読み出したレイアウトテンプレートを、前記参照情報が設定されている情報格納枠に代えて又は当該情報格納枠内に組み込むようになっていることを特徴とする。
〔発明42〕 さらに、発明42のレイアウト方法は、発明38のレイアウト方法において、
前記レイアウトテンプレート及び前記掲載情報には、前記レイアウトテンプレートを組み込むことを指示する組込指示情報が設定可能であり、
前記レイアウトステップにおいては、前記レイアウト処理をコンピュータに実行させるためのレイアウトプログラムを実行し、
前記レイアウトプログラムは、前記レイアウトテンプレート若しくは前記掲載情報に前記組込指示情報が設定されているとき、又は前記組込指示情報が引数として与えられたときは、前記参照情報に基づいて前記レイアウトテンプレートを前記テンプレート記憶手段のなかから読み出し、読み出したレイアウトテンプレートを、前記参照情報が設定されている情報格納枠に代えて又は当該情報格納枠内に組み込み、
さらに、前記レイアウトテンプレートの設定、前記掲載情報の設定及び前記引数による設定に対して優先度を設定し、
前記レイアウトプログラムは、前記レイアウトテンプレートの設定、前記掲載情報の設定及び前記引数による設定のうち複数の設定が行われたときは、前記優先度に基づいて、前記行われた複数の設定のうちいずれかを採用するようになっていることを特徴とする。
〔発明43〕 さらに、発明43のレイアウト方法は、発明37ないし42のいずれかのレイアウト方法において、
前記レイアウトステップにおいては、前記参照情報が設定されている情報格納枠の大きさ及び配置位置により特定される領域を前記レイアウト領域と見立てて、前記読み出したレイアウトテンプレートにより規定される情報格納枠を拡大縮小してその領域に配置し、配置した情報格納枠に前記掲載情報を格納することによりレイアウトを行うことを特徴とする。
〔発明44〕 さらに、発明44のレイアウト方法は、発明37ないし42のいずれかのレイアウト方法において、
前記レイアウトステップにおいては、前記読み出したレイアウトテンプレートにより規定される情報格納枠を前記参照情報が設定されている情報格納枠の大きさ及び配置位置に合わせて拡大縮小したものに前記掲載情報を格納することによりレイアウトを行い、前記参照情報が設定されている情報格納枠の大きさ及び配置位置により特定される領域を前記レイアウト領域と見立てて、前記レイアウト結果をその領域に配置することを特徴とする。
〔発明45〕 さらに、発明45のレイアウト方法は、発明43および44のいずれかのレイアウト方法において、
前記情報格納枠の配置及び前記掲載情報の格納のうちいずれを先に行うかを示す処理優先度が設定可能であり、
前記レイアウトステップにおいては、前記処理優先度に基づいて前記情報格納枠の配置を先に行うと判定したときは、前記参照情報が設定されている情報格納枠の大きさ及び配置位置により特定される領域を前記レイアウト領域と見立てて、前記読み出したレイアウトテンプレートにより規定される情報格納枠を拡大縮小してその領域に配置し、配置した情報格納枠に前記掲載情報を格納することによりレイアウトを行い、前記処理優先度に基づいて前記掲載情報の格納を先に行うと判定したときは、前記読み出したレイアウトテンプレートにより規定される情報格納枠に前記掲載情報を格納することによりレイアウトを行い、前記参照情報が設定されている情報格納枠の大きさ及び配置位置により特定される領域を前記レイアウト領域と見立てて、前記レイアウト結果をその領域に配置することを特徴とする。
〔発明46〕 さらに、発明46のレイアウト方法は、発明37ないし45のいずれかのレイアウト方法において、
前記レイアウトステップにおいては、該当のレイアウトテンプレートが前記テンプレート記憶手段のなかに存在しないときは、代用の前記レイアウトテンプレートを前記テンプレート記憶手段のなかから読み出すことを特徴とする。
〔発明47〕 さらに、発明47のレイアウト方法は、発明37ないし46のいずれかのレイアウト方法において、
前記情報格納枠は、文字情報を格納するための文字情報格納枠を含み、前記文字情報格納枠には、文字の大きさの下限を示すフォント下限値が設定可能であり、
前記レイアウトステップにおいては、前記参照情報が設定されている情報格納枠の大きさ及び配置位置により特定される領域に配置される文字情報格納枠に文字情報である前記掲載情報を格納する場合に、前記文字情報格納枠に前記フォント下限値が設定されているときは、前記文字情報格納枠の文字の大きさが前記フォント下限値を下回らないように、文字の大きさを変更して前記文字情報格納枠を変形させることを特徴とする。
〔発明48〕 さらに、発明48のレイアウト方法は、発明37ないし47のいずれかのレイアウト方法において、
前記情報格納枠は、文字情報を格納するための文字情報格納枠を含み、前記文字情報格納枠には、文字の大きさの上限を示すフォント上限値が設定可能であり、
前記レイアウトステップにおいては、前記参照情報が設定されている情報格納枠の大きさ及び配置位置により特定される領域に配置される文字情報格納枠に文字情報である前記掲載情報を格納する場合に、前記文字情報格納枠に前記フォント上限値が設定されているときは、前記文字情報格納枠の文字の大きさが前記フォント上限値を上回らないように、文字の大きさを変更して前記文字情報格納枠を変形させることを特徴とする。
〔発明49〕 さらに、発明49のレイアウト方法は、発明37ないし48のいずれかのレイアウト方法において、
前記レイアウトステップにおいては、前記参照情報が設定されている情報格納枠の大きさ及び配置位置により特定される領域のアスペクト比と、前記読み出したレイアウトテンプレートにより規定されるレイアウト領域のアスペクト比とが異なるときは、前記読み出したレイアウトテンプレートより規定されるレイアウト領域のアスペクト比を維持しつつ、前記参照情報が設定されている情報格納枠の大きさ及び配置位置により特定される領域に配置される情報格納枠を変形させることを特徴とする。
〔発明50〕 さらに、発明50のレイアウト方法は、発明37ないし49のいずれかのレイアウト方法において、
ユーザに関するユーザ情報をユーザ情報記憶手段に記憶するユーザー情報記憶ステップを備え、
前記掲載情報選択ステップにおいては、前記ユーザ情報記憶手段のユーザ情報に基づいて、前記掲載情報記憶手段のなかから前記掲載情報を選択することを特徴とする。
〔発明51〕 さらに、発明51のレイアウト方法は、発明37ないし49のいずれかのレイアウト方法において、
ユーザに関するユーザ情報をユーザ情報記憶手段に記憶するユーザ情報記憶ステップを備え、
前記レイアウトステップにおいては、前記ユーザ情報記憶手段のユーザ情報に基づいて、前記掲載情報選択ステップにおいて選択された掲載情報をレイアウトすることを特徴とする。
本実施の形態は、本発明に係るレイアウトシステムおよびレイアウトプログラム、並びにレイアウト方法を、図1に示すように、コンテンツ配信端末100において、ニュース等のディジタルコンテンツをユーザ端末200に配信する場合について適用したものである。
インターネット199には、図1に示すように、ディジタルコンテンツを提供する複数のコンテンツ提供端末S1〜Snと、コンテンツ提供端末S1〜Snから提供されたディジタルコンテンツ(以下、コンテンツ提供端末S1〜Snから提供されたディジタルコンテンツを記事情報または記事と称することもある。)を収集蓄積して配信するコンテンツ配信するコンテンツ配信端末100と、ユーザの利用に供するユーザ端末200とが接続されている。なお、発明の理解を容易にするため、ユーザ端末200を一台しか図示していないが、実際には、複数のユーザ端末がインターネット199に接続されている。
次に、コンテンツ配信端末100の機能概要を図2を参照しながら詳細に説明する。図2は、コンテンツ配信端末100の機能概要を示す機能ブロック図である。
コンテンツ配信端末100は、図3に示すように、制御プログラムに基づいて演算およびシステム全体を制御するCPU30と、所定領域にあらかじめCPU30の制御プログラム等を格納しているROM32と、ROM32等から読み出したデータやCPU30の演算過程で必要な演算結果を格納するためのRAM34と、外部装置に対してデータの入出力を媒介するI/F38とで構成されており、これらは、データを転送するための信号線であるバス39で相互にかつデータ授受可能に接続されている。
ユーザ情報登録DB40には、図4に示すように、ユーザ情報を登録するユーザプロファイルテーブル300が格納されている。図4は、ユーザプロファイルテーブル300のデータ構造を示す図である。
ユーザプロファイルテーブル300は、図4に示すように、各ユーザごとに1または複数のレコードが登録可能となっている。各レコードは、ユーザを特定するためのユーザIDを登録するフィールド302と、ディジタルコンテンツの配信先アドレスを登録するフィールド304と、カテゴリNo.を登録するフィールド306と、キーワードを登録するフィールド308と、配信日を登録するフィールド310と、配信時刻を登録するフィールド312と、レイアウトNo.を登録するフィールド314と、最大ページ数を登録するフィールド316と、フォントサイズを登録するフィールド318とを含んで構成されている。
次に、テンプレート登録DB42のデータ構造を図面を参照しながら詳細に説明する。
テンプレート登録DB42には、図5に示すように、ディジタルコンテンツの出力レイアウトを規定した複数のレイアウトテンプレートform01〜form06と、レイアウトテンプレートform01〜form06とレイアウトNo.との対応関係を示すレイアウトNo.対応テーブル330とが格納されている。図5は、レイアウトテンプレートおよびレイアウトNo.対応テーブル330のデータ構造を示す図である。
レイアウトNo.対応テーブル330には、図5(b)に示すように、各レイアウトNo.ごとに1つのレコードが登録されている。各レコードは、レイアウトNo.を登録したフィールド332と、レイアウトテンプレートのファイル名を登録したフィールド334とを含んで構成されている。図5(b)の例では、第1段目のレコードには、レイアウトNo.として「1」が、レイアウトテンプレート名として「form01」がそれぞれ登録されており、第2段目のレコードには、レイアウトNo.として「2」が、レイアウトテンプレート名として「form02」がそれぞれ登録されている。
コンテンツ登録DB44には、図7に示すように、コンテンツ提供端末S1〜Snから提供されたディジタルコンテンツと、メインカテゴリおよびサブカテゴリとカテゴリNo.との対応関係を示すカテゴリ対応テーブル340とが格納されている。図7は、ディジタルコンテンツおよびカテゴリNo.対応テーブル340のデータ構造を示す図である。
CPU30は、マイクロプロセッシングユニットMPU等からなり、ROM32の所定領域に格納されている所定のプログラムを起動させ、そのプログラムに従って、図8および図9のフローチャートに示すユーザ登録処理およびコンテンツ配信処理をそれぞれ時分割で実行するようになっている。
ユーザ登録処理は、アクセスのあったユーザに対してユーザID等の必要なユーザ情報の入力を要求し、入力したユーザ情報をユーザプロファイルテーブル300に登録する処理であって、CPU30において実行されると、まず、図8に示すように、ステップS100に移行するようになっている。なお、以下、各ステップでの入力は、すべてユーザとの対話型通信により行う。
ステップS108では、レイアウトNo.を入力し、ステップS110に移行して、最大ページ数を入力し、ステップS112に移行して、フォントサイズを入力し、ステップS114に移行して、ステップS100〜S112で入力したユーザ情報をユーザプロファイルテーブル300に登録し、一連の処理を終了して元の処理に復帰させる。
コンテンツ配信処理は、ユーザプロファイルテーブル300を参照してディジタルコンテンツをユーザ端末200に配信する処理であって、CPU30において実行されると、まず、図9に示すように、ステップS200に移行するようになっている。なお、以下、各ステップの処理は、ユーザプロファイルテーブル300の1つのレコードについての処理である。実際には、ユーザプロファイルテーブル300に登録されているレコード数だけ各ステップの処理を実行する。
ステップS208では、ユーザプロファイルテーブル300からレイアウトNo.を読み出し、ステップS210に移行して、レイアウトNo.対応テーブル330を参照して、読み出したレイアウトNo.に対応するレイアウトテンプレートをテンプレート登録DB42から読み出し、ステップS212に移行して、読み出したレイアウトテンプレートに基づいて、ステップS206で索出したディジタルコンテンツについて出力レイアウトを決定して提供用ディジタルコンテンツを作成する自動レイアウト処理を実行し、ステップS214に移行する。
次に、上記ステップS212の自動レイアウト処理を図10を参照しながら詳細に説明する。図10は、自動レイアウト処理を示すフローチャートである。
ステップS300では、ステップS210で読み出したレイアウトテンプレートのレイアウト領域360のうち先頭ページのものを処理対象として設定し、ステップS302に移行して、ページ内に固定的に配置される固定線の位置を決定し、ステップS304に移行して、ページ内に固定的に配置される固定文字情報の形状および位置を決定し、ステップS306に移行して、ページ内に固定的に配置される固定画像情報の形状および位置を決定し、ステップS308に移行する。
ステップS318では、選択情報格納枠に設定されている参照情報に基づいて該当のレイアウトテンプレートをテンプレート登録DB42から読み出し、ステップS320に移行して、選択情報格納枠の大きさおよび配置位置により特定される領域をレイアウト領域360と見立てて、読み出したレイアウトテンプレートにより規定される情報格納枠を縮小してその領域に配置し、ステップS322に移行して、配置した情報格納枠に選択記事を格納(配置した情報格納枠が複数ある場合は、選択記事およびそれに関連する記事をそれら情報格納枠に格納)し、ステップS324に移行する。
一方、ステップS324で、レイアウト領域360内に未処理の情報格納枠が存在すると判定したとき(Yes)は、ステップS310に移行する。
次に、本実施の形態の動作を説明する。
ユーザがディジタルコンテンツの配信を希望する場合、ユーザは、ユーザ端末200において、WWWブラウザによりコンテンツ配信端末100にアクセスし、ユーザ登録要求を入力する。
ユーザ端末200では、ユーザ登録要求が入力されると、コンテンツ配信端末100との通信により、必要なユーザ情報を入力すべき要求がユーザに対して行われる。ここで、ユーザは、その入力要求に応じて、ユーザ情報として、メインカテゴリ、サブカテゴリ、ユーザID、パスワード、配信先アドレス、配信日、配信時刻、レイアウトNo.、最大ページ数およびフォントサイズを入力すると、それらユーザ情報がコンテンツ配信端末100に送信される。
次に、ユーザプロファイルテーブル300を参照してディジタルコンテンツを配信する場合を説明する。
図11は、レイアウトの過程を説明するための図である。例えば、ステップS210で読み出されたレイアウトテンプレートの先頭ページでは、図11(a)に示すように、レイアウト領域360の左上に特定情報格納枠600を、レイアウト領域360の右上に文字情報格納枠602を、レイアウト領域360の下半分に画像情報格納枠604をそれぞれ配置した状態が規定されているものとする。ここで、特定情報格納枠600には参照情報が設定されており、図11(b)に示すようなレイアウトテンプレートが組込可能となっている。図11(b)のレイアウトテンプレートは、レイアウト領域360の左上に画像情報格納枠606を、レイアウト領域360の右上および下半分に文字情報格納枠608をそれぞれ配置した状態が規定されたものである。
この場合、ステップS310,S312を経て、ステップS206で索出されたディジタルコンテンツのなかからレイアウト領域360に配置すべき記事が選択され、現在のレイアウト領域360のなかから情報格納枠が選択される。ここで、選択記事に組込指示情報が設定されかつ特定情報格納枠600が選択されると、ステップS318〜S322を経て、特定情報格納枠600に設定されている参照情報に基づいて図11(d)のレイアウトテンプレートがテンプレート登録DB42から読み出される。そして、図11(e)に示すように、特定情報格納枠600の大きさおよび配置位置により特定される領域をレイアウト領域360と見立てて、読み出されたレイアウトテンプレートにより規定される画像情報格納枠610が縮小されてその領域に配置され、配置された画像情報格納枠610に選択記事が格納される。これに対し、特定情報格納枠600が選択されても選択記事に組込指示情報が設定されていなければ、ステップS332を経て、特定情報格納枠600にそのまま選択記事が格納される。
そして、このような格納処理の繰り返し処理が、ステップS206で索出されたディジタルコンテンツのうち未掲載の記事が存在しなくなるまで実行される。これにより、索出されたディジタルコンテンツに含まれるすべての記事が掲載されることになり、ディジタルコンテンツの出力レイアウトが決定される。出力レイアウトが決定されると、ステップS222,S224を経て、ユーザプロファイルテーブル300から配信先アドレスが読み出され、読み出された配信先アドレス宛に、作成された提供用ディジタルコンテンツが配信される。
これにより、記事の内容、情報量または論理構造に基づいてレイアウトテンプレートを組み込むと判定されたときは、特定情報格納枠については、レイアウトテンプレートに従ってその領域がレイアウトされ、記事の内容、情報量または論理構造に基づいてレイアウトテンプレートを組み込まないと判定されたときは、特定情報格納枠にそのまま記事が格納される。したがって、記事の内容、情報量または論理構造に応じて比較的適切なレイアウトを実現することができる。また、組込指示情報が記事に設定可能であるので、レイアウトテンプレートの組込指示を比較的容易に行うことができる。特に、記事の内容、情報量または論理構造によってレイアウトテンプレートの組込を指示する場合に好適である。
これにより、ディジタルコンテンツの選択に関してユーザの固有情報やユーザによる指定情報が参照されることから、ユーザの希望に比較的沿った内容の提供用ディジタルコンテンツを作成することができる。
これにより、出力レイアウトの決定に関してユーザの固有情報やユーザによる指定情報が参照されることから、ユーザの希望に比較的沿った出力レイアウトで提供用ディジタルコンテンツを作成することができる。
この場合において、ステップS212は、発明13、14、30若しくは31のレイアウト手段、または47若しくは48のレイアウトステップに対応し、記事は、発明13、14、30、31、47または48の掲載情報に対応している。
図18は、フォント下限値およびフォント上限値を設定したレイアウトテンプレートのデータ構造を示す図である。特定情報格納枠を規定したレイアウトテンプレートは、図18に示すように、所定の開始タグ(例えば、<import-setting>)と終了タグ(例えば、</import-setting>)との間に、開始タグと終了タグとのタグセットを記述することによりフォント下限値およびフォント上限値を設定する。図18の例では、文字の標準的な大きさを設定するタグセット508,510により「12pt」が、フォント上限値を設定するタグセット512,514により「14pt」が、フォント下限値を設定するタグセット516,518により「8pt」がそれぞれ記述されている。これは、通常に記事を格納する場合は、フォントサイズを12ポイントに設定し、レイアウトテンプレートを組み込む場合は、8〜14ポイントの間で文字の大きさを変更することを意味している。
また、上記実施の形態においては、特定情報格納枠の大きさおよび配置位置により特定される領域をレイアウト領域360と見立てて、読み出したレイアウトテンプレートにより規定される情報格納枠を縮小してその領域に配置するように構成したが、配置する情報格納枠が画像情報格納枠である場合は、アスペクト比を維持しつつ縮小するのが好ましい。
この場合において、ステップS212は、発明15若しくは32のレイアウト手段、または49のレイアウトステップに対応している。
これに対し、画像情報格納枠620が配置されているレイアウト領域360のアスペクト比を維持すると、図19(b)に示すように、特定情報格納枠618内に余白622が形成されてしまう。そこで、余白622が形成されるのを防止するためには、図19(c)に示すように、画像情報格納枠620が配置されているレイアウト領域360のアスペクト比を変更するか、アスペクト比を維持しつつ別の情報格納枠または記事を余白622に配置する。後者の場合は、レイアウトが損なわれる可能性を防止することができるとともに、余白622が形成されるのを防止することができる。
また、図19(b)の例では、画像情報格納枠620が配置されているレイアウト領域360を水平方向左揃えをしているが、レイアウトテンプレートでは、図21に示すように、所定の開始タグ(例えば、<import>)と終了タグ(例えば、</import>)との間に、開始タグと終了タグとのタグセットを記述することにより水平方向の揃えおよび垂直方向の揃えを設定する。図21は、特定情報格納枠を規定したレイアウトテンプレートのデータ構造を示す図である。図21の例では、垂直方向の揃えを設定するタグセット520,522により「center」が、水平方向の揃えを設定するタグセット524,526により「left」がそれぞれ記述されている。これは、組み込むレイアウト領域360について、水平方向を中央揃えし、垂直方向を左揃えすることを意味する。
この場合において、テンプレート登録DB42は、発明6、23または40のテンプレート記憶手段に対応し、ステップS212は、発明6若しくは23のレイアウト手段、または40のレイアウトステップに対応している。
この場合において、テンプレート登録DB42は、発明7、24または41のテンプレート記憶手段に対応し、ステップS212は、発明7若しくは24のレイアウト手段、または41のレイアウトステップに対応している。
また、上記実施の形態においては、特定情報格納枠の大きさを変更することについて特に説明しなったが、組み込むレイアウトテンプレートによっては特定情報格納枠の大きさを変更するように構成することもできる。
また、上記実施の形態においては、レイアウトテンプレートをテンプレート登録DB42のなかから読み出し、特定情報格納枠の大きさおよび配置位置により特定される領域をレイアウト領域360と見立てて、読み出したレイアウトテンプレートにより規定される情報格納枠を縮小してその領域に配置し、配置した情報格納枠に記事を格納するように構成したが、これに限らず、情報格納枠を配置してから記事を格納する場合と、記事を格納してから情報格納枠を配置する場合とを両方実現できるようにし、それらを処理優先度に基づいて選択的に採用するように構成することもできる。具体的には、情報格納枠の配置および記事の格納のうちいずれを先に行うかを示す処理優先度を設定し、処理優先度に基づいて情報格納枠の配置を先に行うと判定したときは、特定情報格納枠の大きさおよび配置位置により特定される領域をレイアウト領域360と見立てて、読み出したレイアウトテンプレートにより規定される情報格納枠を縮小してその領域に配置し、配置した情報格納枠に記事を格納することによりレイアウトを行う。これに対し、処理優先度に基づいて記事の格納を先に行うと判定したときは、読み出したレイアウトテンプレートにより規定される情報格納枠に記事を格納することによりレイアウトを行い、特定情報格納枠の大きさおよび配置位置により特定される領域をレイアウト領域360と見立てて、レイアウト結果を縮小してその領域に配置するようになっている。
また、上記実施の形態においては、組み込むレイアウトテンプレートがテンプレート登録DB42のなかに存在しない場合について特に説明しなかったが、何らかの原因により該当のレイアウトテンプレートがテンプレート登録DB42のなかに存在しないときは、代用のレイアウトテンプレートをテンプレート登録DB42のなかから読み出すように構成することができる。このことは、レイアウトテンプレートをインターネット199上の他のサーバ等から取得する場合に特に有益である。
この場合において、テンプレート登録DB42は、発明12、29または46のテンプレート記憶手段に対応し、ステップS212は、発明12または29のレイアウト手段に対応している。
この場合は、テンプレート登録DB42に登録されるレイアウトテンプレートに、レイアウトするコンテンツの種類、数などといった情報に加えて、そのレイアウトテンプレートが意図しているレイアウト上の効果を示す印象語(例えば「インパクト」、「元気」など)が予め記述されている。
まず、ユーザは、上記したステップS100〜ステップS114のユーザ情報の登録処理において印象語を入力する。例えば、ステップS108のベースとなるテンプレートのレイアウトNo.の入力後に、印象語の入力を行う。ここで、本実施の形態においては、ベースとなるテンプレートには印象語が対応付けられていないものとする。
なお、上記説明において、印象語に対応するテンプレートを読み出して自動レイアウトを行うとしたが、この印象語に対応するテンプレートとは、登録された印象語と一致する印象語の記述されたテンプレートの他、登録された印象語と類似した印象語の記述されたテンプレートなども対応する。
また、上記実施の形態においては、部分的に選択されたレイアウト領域に対して他のレイアウトテンプレートを組み込む、あるいは、部分的に選択されたレイアウト領域を他のレイアウトテンプレートに置き換えることにより、デザイナのデザインしたレイアウトテンプレートの組み合わせにより全体のレイアウトを行うことができるようにしているが、部分的な領域に対するレイアウトそのものの変更に限らず、部分的に選択されたレイアウト領域を他のレイアウトテンプレートに置き換えることで、その領域のサイズや形等はそのままで、対応する領域のテキストのフォントのみを別のフォントに置き換えることができる構成にすることもできる。
また、上記実施の形態においては、組込指示情報をカテゴリNo.とは別に記事に設定するように構成したが、これに限らず、特定のカテゴリNo.を組込指示情報として記事に設定するように構成することもできる。このことは、記事番号、メインカテゴリ、サブカテゴリ、その他の付加情報を組込指示情報として代用する場合についても同様である。
また、上記実施の形態においては、情報格納枠の形状および位置を動的に決定しながらレイアウトを行うように構成したが、これに限らず、レイアウト領域360内のすべての情報格納枠に一旦情報を格納してから、各情報格納枠の形状および位置を決定することによりレイアウトを行うように構成することもできる。
これにより、ディジタルコンテンツに含まれる画像の数またはディジタルコンテンツに含まれる文字情報の量が多かったり、また逆に少なかったりしても、比較的見やすい出力レイアウトにすることができる。
また、上記実施の形態において、図8ないし図10のフローチャートに示す処理を実行するにあたってはいずれも、ROM32にあらかじめ格納されている制御プログラムを実行する場合について説明したが、これに限らず、これらの手順を示したプログラムが記憶された記憶媒体から、そのプログラムをRAM34に読み込んで実行するようにすることもできる。
Claims (19)
- 掲載情報をレイアウトするレイアウト手段を備え、前記レイアウト手段は、所定のレイアウト領域についてそのレイアウト領域に配置される情報格納枠に関する事項を規定したレイアウトテンプレートに従って、前記掲載情報を前記情報格納枠に格納してレイアウトを行うシステムであって、
前記レイアウトテンプレートを記憶するテンプレート記憶手段を備え、
前記情報格納枠に代えて又は前記情報格納枠内に組み込むレイアウトテンプレートが設定可能であり、
前記レイアウト手段は、前記レイアウトテンプレートの設定に係るレイアウトテンプレートを前記テンプレート記憶手段から読み出し、読み出したレイアウトテンプレートを、前記レイアウトテンプレートの設定がされている情報格納枠に代えて又は当該情報格納枠内に組み込むようになっていることを特徴とするレイアウトシステム。 - 複数の掲載情報を記憶する掲載情報記憶手段と、所定のレイアウト領域についてそのレイアウト領域に配置される情報格納枠に関する事項を規定したレイアウトテンプレートを記憶するテンプレート記憶手段と、前記掲載情報記憶手段に記憶された前記複数の掲載情報から掲載情報を選択する掲載情報選択手段と、前記掲載情報選択手段で選択した掲載情報をレイアウトするレイアウト手段とを備え、前記レイアウト手段は、前記テンプレート記憶手段のレイアウトテンプレートに従って、前記掲載情報を前記情報格納枠に格納してレイアウトを行うシステムであって、
前記情報格納枠には、前記レイアウトテンプレートを参照するための参照情報が設定可能であり、
前記レイアウト手段は、前記参照情報が設定されている情報格納枠をレイアウトするときは、前記参照情報に基づいて前記レイアウトテンプレートを前記テンプレート記憶手段から読み出し、読み出した前記レイアウトテンプレートを、前記参照情報が設定されている情報格納枠に代えて又は当該情報格納枠内に組み込むようになっていることを特徴とするレイアウトシステム。 - 請求項2において、
前記レイアウトテンプレートは、前記情報格納枠の大きさ及び配置位置を規定したものであり、
前記レイアウト手段は、前記参照情報が設定されている情報格納枠の大きさ及び配置位置により特定される領域を前記レイアウト領域と見立てて、前記読み出したレイアウトテンプレートにより規定される情報格納枠を拡大又は縮小してその領域に配置するようになっていることを特徴とするレイアウトシステム。 - 請求項3において、
前記レイアウト手段は、前記掲載情報の内容、情報量又は論理構造に基づいて、前記参照情報が設定されている情報格納枠に前記レイアウトテンプレートを組み込むか否かを判定し、前記レイアウトテンプレートを組み込むと判定したときは、前記参照情報に基づいて前記レイアウトテンプレートを前記テンプレート記憶手段から読み出し、読み出した前記レイアウトテンプレートを、前記参照情報が設定されている情報格納枠に代えて又は当該情報格納枠内に組み込むようになっていることを特徴とするレイアウトシステム。 - 請求項4において、
前記掲載情報には、前記レイアウトテンプレートを組み込むことを指示する組込指示情報が設定可能であり、
前記レイアウト手段は、前記掲載情報に前記組込指示情報が設定されているときは、前記参照情報に基づいて前記レイアウトテンプレートを前記テンプレート記憶手段から読み出し、読み出した前記レイアウトテンプレートを、前記参照情報が設定されている情報格納枠に代えて又は当該情報格納枠内に組み込むようになっていることを特徴とするレイアウトシステム。 - 請求項4において、
前記レイアウトテンプレートには、前記レイアウトテンプレートを組み込むことを指示する組込指示情報が設定可能であり、
前記レイアウト手段は、前記レイアウトテンプレートに前記組込指示情報が設定されているときは、前記参照情報に基づいて前記レイアウトテンプレートを前記テンプレート記憶手段から読み出し、読み出した前記レイアウトテンプレートを、前記参照情報が設定されている情報格納枠に代えて又は当該情報格納枠内に組み込むようになっていることを特徴とするレイアウトシステム。 - 請求項4において、
前記レイアウト手段は、前記レイアウト手段として実現される処理をコンピュータに実行させるためのレイアウトプログラムからなり、
前記レイアウトプログラムは、前記レイアウトテンプレートを組み込むことを指示する組込指示情報が引数として与えられたときは、前記参照情報に基づいて前記レイアウトテンプレートを前記テンプレート記憶手段から読み出し、読み出した前記レイアウトテンプレートを、前記参照情報が設定されている情報格納枠に代えて又は当該情報格納枠内に組み込むようになっていることを特徴とするレイアウトシステム。 - 請求項4において、
前記レイアウトテンプレート及び前記掲載情報には、前記レイアウトテンプレートを組み込むことを指示する組込指示情報が設定可能であり、
前記レイアウト手段は、前記レイアウト手段として実現される処理をコンピュータに実行させるためのレイアウトプログラムからなり、
前記レイアウトプログラムは、前記レイアウトテンプレート若しくは前記掲載情報に前記組込指示情報が設定されているとき、又は前記組込指示情報が引数として与えられたときは、前記参照情報に基づいて前記レイアウトテンプレートを前記テンプレート記憶手段のなかから読み出し、読み出した前記レイアウトテンプレートを、前記参照情報が設定されている情報格納枠に代えて又は当該情報格納枠内に組み込み、
さらに、前記レイアウトテンプレートの設定、前記掲載情報の設定及び前記引数による設定に対して優先度を設定し、
前記レイアウトプログラムは、前記レイアウトテンプレートの設定、前記掲載情報の設定及び前記引数による設定のうち複数の設定が行われたときは、前記優先度に基づいて、前記行われた複数の設定のうちいずれかを採用するようになっていることを特徴とするレイアウトシステム。 - 請求項3乃至8のいずれかにおいて、
前記レイアウト手段は、前記参照情報が設定されている情報格納枠の大きさ及び配置位置により特定される領域を前記レイアウト領域と見立てて、前記読み出したレイアウトテンプレートにより規定される情報格納枠を拡大又は縮小してその領域に配置し、配置した情報格納枠に前記掲載情報を格納してレイアウトを行うようになっていることを特徴とするレイアウトシステム。 - 請求項3乃至8のいずれかにおいて、
前記レイアウト手段は、前記読み出したレイアウトテンプレートにより規定される情報格納枠を前記参照情報が設定されている情報格納枠の大きさ及び配置位置に合わせて拡大又は縮小したものに前記掲載情報を格納してレイアウトを行い、前記参照情報が設定されている情報格納枠の大きさ及び配置位置により特定される領域を前記レイアウト領域と見立てて、前記レイアウト結果をその領域に配置するようになっていることを特徴とするレイアウトシステム。 - 請求項9及び10のいずれかにおいて、
前記情報格納枠の配置及び前記掲載情報の格納のうちいずれを先に行うかを示す処理優先度が設定可能であり、
前記レイアウト手段は、前記処理優先度に基づいて前記情報格納枠の配置を先に行うと判定したときは、前記参照情報が設定されている情報格納枠の大きさ及び配置位置により特定される領域を前記レイアウト領域と見立てて、前記読み出したレイアウトテンプレートにより規定される情報格納枠を拡大又は縮小して前記特定された領域に配置し、配置した情報格納枠に前記掲載情報を格納してレイアウトを行い、前記処理優先度に基づいて前記掲載情報の格納を先に行うと判定したときは、前記読み出したレイアウトテンプレートにより規定される情報格納枠に前記掲載情報を格納してレイアウトを行い、前記参照情報が設定されている情報格納枠の大きさ及び配置位置により特定される領域を前記レイアウト領域と見立てて、前記レイアウト結果を前記特定された領域に配置するようになっていることを特徴とするレイアウトシステム。 - 請求項3乃至11のいずれかにおいて、
前記レイアウト手段は、該当のレイアウトテンプレートが前記テンプレート記憶手段に存在しないときは、代用の前記レイアウトテンプレートを前記テンプレート記憶手段から読み出すようになっていることを特徴とするレイアウトシステム。 - 請求項3乃至12のいずれかにおいて、
前記情報格納枠は、文字情報を格納するための文字情報格納枠を含み、前記文字情報格納枠には、文字の大きさの下限を示すフォント下限値が設定可能であり、
前記レイアウト手段は、前記参照情報が設定されている情報格納枠の大きさ及び配置位置により特定される領域に配置される文字情報格納枠に文字情報である前記掲載情報を格納する場合に、前記文字情報格納枠に前記フォント下限値が設定されているときは、前記文字情報格納枠の文字の大きさが前記フォント下限値を下回らないように、文字の大きさを変更して前記文字情報格納枠を変形させるようになっていることを特徴とするレイアウトシステム。 - 請求項3乃至13のいずれかにおいて、
前記情報格納枠は、文字情報を格納するための文字情報格納枠を含み、前記文字情報格納枠には、文字の大きさの上限を示すフォント上限値が設定可能であり、
前記レイアウト手段は、前記参照情報が設定されている情報格納枠の大きさ及び配置位置により特定される領域に配置される文字情報格納枠に文字情報である前記掲載情報を格納する場合に、前記文字情報格納枠に前記フォント上限値が設定されているときは、前記文字情報格納枠の文字の大きさが前記フォント上限値を上回らないように、文字の大きさを変更して前記文字情報格納枠を変形させるようになっていることを特徴とするレイアウトシステム。 - 請求項3乃至14のいずれかにおいて、
前記レイアウト手段は、前記参照情報が設定されている情報格納枠の大きさ及び配置位置により特定される領域のアスペクト比と、前記読み出したレイアウトテンプレートにより規定されるレイアウト領域のアスペクト比とが異なるときは、前記読み出したレイアウトテンプレートより規定されるレイアウト領域のアスペクト比を維持しつつ、前記参照情報が設定されている情報格納枠の大きさ及び配置位置により特定される領域に配置される情報格納枠を変形させるようになっていることを特徴とするレイアウトシステム。 - 請求項3乃至15のいずれかにおいて、
ユーザに関するユーザ情報を記憶するユーザ情報記憶手段を備え、
前記掲載情報選択手段は、前記ユーザ情報記憶手段のユーザ情報に基づいて、前記掲載情報記憶手段から前記掲載情報を選択するようになっていることを特徴とするレイアウトシステム。 - 請求項3乃至15のいずれかにおいて、
ユーザに関するユーザ情報を記憶するユーザ情報記憶手段を備え、
前記レイアウト手段は、前記ユーザ情報記憶手段のユーザ情報に基づいて、前記掲載情報選択手段で選択した掲載情報をレイアウトするようになっていることを特徴とするレイアウトシステム。 - 所定のレイアウト領域についてそのレイアウト領域に配置される情報格納枠に関する事項を規定したレイアウトテンプレートに従って、掲載情報を前記情報格納枠に格納しレイアウトを行うレイアウト手段として実現される処理をコンピュータに実行させるためのプログラムであって、
前記情報格納枠に代えて又は前記情報格納枠内に組み込むレイアウトテンプレートが設定可能であり、
前記レイアウト手段は、前記レイアウトテンプレートの設定に係るレイアウトテンプレートをテンプレート記憶手段から読み出し、読み出したレイアウトテンプレートを、前記レイアウトテンプレートの設定がされている情報格納枠に代えて又は当該情報格納枠内に組み込むようになっていることを特徴とするレイアウトプログラム。 - 掲載情報をレイアウトするレイアウトステップを含み、前記レイアウトステップは、所定のレイアウト領域についてそのレイアウト領域に配置される情報格納枠に関する事項を規定したレイアウトテンプレートに従って、前記掲載情報を前記情報格納枠に格納することによりレイアウトを行う方法であって、
前記レイアウトテンプレートをテンプレート記憶手段に記憶するテンプレート記憶ステップと、前記情報格納枠に代えて又は前記情報格納枠内に組み込むレイアウトテンプレートを設定するテンプレート設定ステップとを含み、
前記レイアウトステップは、前記レイアウトテンプレートの設定に係るレイアウトテンプレートを前記テンプレート記憶手段から読み出し、読み出したレイアウトテンプレートを、前記レイアウトテンプレートの設定がされている情報格納枠に代えて又は当該情報格納枠内に組み込むことを特徴とするレイアウト方法。
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