JP2004240849A - 印刷指示装置、印刷機器制御方法及びコンピュータが読み出し可能なプログラムを格納した記憶媒体 - Google Patents

印刷指示装置、印刷機器制御方法及びコンピュータが読み出し可能なプログラムを格納した記憶媒体 Download PDF

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Abstract

【目的】機器に対する実際の指示と利用者が意図する最終成果物に差異のあるジョブチケットを矛盾なく効率良く保持することができるとともに、そのようなジョブチケットを処理することが可能な印刷指示装置を提供すること。
【構成】端末装置が印刷機器管理装置に対する印刷指示を提供する印刷指示提供手段と、前記印刷指示提供手段が提供する印刷指示に従って前記印刷指示が意図する最終出力形態を表示するプレビュー手段と、前記印刷指示提供手段によって提供される印刷指示の全体或は特定部分を取り出した部分印刷指示を提供する部分印刷指示提供手段と、前記印刷機器管理装置が前記部分印刷指示提供手段による前記部分印刷指示に従って少なくとも1つ以上の前記被管理印刷装置を制御して印刷を行う印刷制御手段と、を含んで印刷指示装置を構成する。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、印刷方法を指示した指示書を含む印刷対象文書を1つ以上の出力装置へ出力する手段を提供するための、印刷管理サーバ、端末、印刷管理方法、印刷管理プログラム、印刷管理プログラムを記録した記録媒体及び印刷管理システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、文書を印刷するためには対象となる文書及び印刷指示を機器に入力し印刷を行っていた。この際、印刷指示は対象となる1つの機器に対応した指示を入力するのが常であった。
【0003】
例えば、複写機やプリンタ等で、文書を出力する場合、プリンタが両面印刷機能を有しており、且つ、利用者が両面での印刷を望む場合にはプリンタへ文書を入力する際にそのプリンタへ両面印刷指示を行う。
【0004】
又、別の従来技術として、両面指示のような印刷方法を指示する内容を印刷対象とは別の文書で保持し、印刷対象と対にして機器へ入力するということも行われている。この指示内容を含む文書を指示書、或はジョブチケット(JobTicket)と呼んでいる。ジョブチケットの使用により、複雑となる指示内容を保存しておき同じ印刷方法での印刷を容易に繰り返すことが可能となっている。又、ジョブチケットを使用することにより、利用者は実際に印刷を実行する機器の存在や、その機器の機能に依存することなく、最終生成物(例えば、「製本された状態の本」等)を要求することが可能となる。
【0005】
更に、別の従来技術として、利用者がジョブチケットによる生成結果をプレビューすることで、印刷・製本実行前に結果を確認するということも行われている。この場合、プレビューで表示される結果はジョブチケット及び印刷対象の内容に従って構成される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ジョブチケットが機器に依存しないで印刷指示を保持する一方で、実際にジョブチケットに従って印刷する際には、指示内容に対応する動作(処理)、指示通りに処理を実行できるか否かが機器により異なってくる。
【0007】
通常、これら機器毎の違いはジョブチケットの処理システムにより、割り切り、或は代替処理を行う。
【0008】
一方で、ジョブチケットを用意する利用者の意図として、出力先の機器を想定した指示内容を記述したい場合がある。
【0009】
又、更に一方で、機器の能力上ジョブチケットに従った処理が可能である場合でも、ジョブチケットを用意する利用者としてはその機器の機能を利用せずに、別工程或は手作業による処理の遂行を意図する場合もある。
【0010】
これらの場合は、通常、それら処理手順の詳細をジョブチケットに記述することになる。
【0011】
しかしながら、ジョブチケットの目的として前述のように、機器に依存せずに印刷、製本を再現するという目的からすると、ジョブチケットに利用者の最終的な意図(最終成果物)の記述も行われていることが必要である。より具体的には、機器依存の能力に応じた指示がジョブチケットに記載されている一方で、利用者がプレビュー時に最終成果物を反映したイメージを参照できることが望ましい。
【0012】
これら二重の目的を達成する手段として、特定の機器に対する詳細指示と最終的な意図を示す指示の2つの指示をジョブチケットに持つことが挙げられる。
【0013】
しかしながら、この方法では、ジョブチケットの記述内容が多くなりシステムに対する負荷が増える、二重に指示を記述する部分があるため内容に矛盾が出てくる可能性がある、等の課題がある。
【0014】
従って、従来は機器によってその能力に違いがある場合に、機器に対する指示と、ジョブチケットが最終的に意図する結果の両方をジョブチケットに記述することが困難であり、例えばジョブチケットから最終成果物のイメージを表示するプレビューと特定の機器に対する指示の結果が一致しない場合のジョブチケットを作成することが困難であるという課題があった。
【0015】
本発明は上記の従来方式の課題を解決するためになされたもので、その目的とする処は、機器に対する実際の指示と利用者が意図する最終成果物に差異のあるジョブチケットを矛盾なく効率良く保持することができるとともに、そのようなジョブチケットを処理することが可能な印刷指示装置、印刷機器制御方法及びコンピュータが読み出し可能なプログラムを格納した記憶媒体を提供することにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、所定の通信媒体上に接続された、少なくとも1つ以上の印刷機器管理装置及び少なくとも1つ以上の端末装置及び少なくとも1つ以上の被管理印刷装置を備えた印刷指示装置において、前記端末装置が前記印刷機器管理装置に対する印刷指示を提供する印刷指示提供手段と、前記印刷指示提供手段が提供する印刷指示に従って前記印刷指示が意図する最終出力形態を表示するプレビュー手段と、前記印刷指示提供手段によって提供される印刷指示の全体或は特定部分を取り出した部分印刷指示を提供する部分印刷指示提供手段と、前記印刷機器管理装置が前記部分印刷指示提供手段による前記部分印刷指示に従って少なくとも1つ以上の前記被管理印刷装置を制御して印刷を行う印刷制御手段と、を備えることを特徴とする。
【0017】
又、本発明は、所定の通信媒体上に接続された少なくとも1 つ以上の印刷機器管理装置及び少なくとも1つ以上の端末装置及び少なくとも1つ以上の被管理印刷装置を備えた印刷指示装置における印刷機器制御方法において、ユーザが前記端末装置より意図する最終出力形態を得るための印刷を指示する指示工程と、ユーザより指示された印刷指示に従って前記印刷指示が意図する最終出力形態を表示するプレビュー表示工程と、ユーザより指示された印刷指示から全体或は特定部分を取り出した部分印刷指示を抽出する部分印刷指示抽出工程と、前記部分印刷指示抽出工程において抽出された前記部分印刷指示に従って印刷装置に対して印刷制御を行う印刷制御工程と、を備えることを特徴とする。
【0018】
更に、本発明は、所定の通信媒体上に接続された少なくとも1つ以上の印刷機器管理装置及び少なくとも1つ以上の端末装置及び少なくとも1つ以上の被管理印刷装置を備えた印刷指示装置を制御するコンピュータが読み出し可能なプログラムを格納した記憶媒体において、ユーザが前記端末装置より意図する最終出力形態を得るための印刷を指示する指示工程と、ユーザより指示された印刷指示に従って前記印刷指示が意図する最終出力形態を表示するプレビュー表示工程と、ユーザより指示された印刷指示から全体或は特定部分を取り出した部分印刷指示を抽出する部分印刷指示抽出工程と、前記部分印刷指示抽出工程において抽出された前記部分印刷指示に従って印刷装置に対して印刷制御を行う印刷制御工程と、を備えることを特徴とする。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下に本発明の実施の形態を添付図面に基づいて詳細に説明する。
【0020】
<実施の形態1>
図1は本発明における印刷管理システムの全体構成を示すブロック図である。
【0021】
図1において、1は印刷文書およびジョブチケットを発行する印刷クライアント、2はジョブチケットに従って印刷文書を印刷するべくネットワーク7に接続されたプリンタを管理する印刷サーバ、3〜5は印刷サーバ2によって管理されるプリンタ、6は印刷文書及びジョブチケットを印刷サーバ2へ送信するための通信線、7はプリンタ及び印刷サーバが接続されているネットワークである。尚、印刷管理システムは全体構成として図1に示すような構成から成るものの、その中心的な機能は印刷サーバ2が持っており、印刷サーバ2をもって印刷管理システムと呼ぶ場合もある。
【0022】
図1において、3のプリンタA、4のプリンタB、5のプリンタCはそれぞれ単体で印刷動作が可能な機器であるが、印刷サーバ2によって集中管理されることにより、効率的な組み合わせ使用、或は印刷ジョブ毎に適切に選択されることにより、印刷サーバ2を含めて全体が1つのプリンタであると見なすこともできる。
【0023】
従って、印刷サーバ2を利用する印刷クライアント1としても印刷サーバ2から先の出力先は印刷サーバ2に選択を任せる前提で印刷文書及びジョブチケットを発行する。この場合のジョブチケットには印刷だけでなく製本等を含む最終出力形態を指示する内容が記述される。つまり、各プリンタを制御するための制御データは含まれず、プリンタに要求するところの機能や体裁を指示する内容となる。
【0024】
印刷機能や印刷体裁には印刷そのものや製本等の様々な種類が存在するが、本実施の形態においては、両面印刷機能及び中綴じ製本機能を例に本発明の特徴とするところを説明する。
【0025】
図2は本実施の形態における印刷対象文書の一例を示す図である。図2の示すところの文書は各ページの順序が分かるように1〜8の番号が印刷されている。
【0026】
図2において、10は最初のページである0ページ目を示している。以下、11〜17まで続く7ページ目までを示している。尚、本実施の形態においては、ページ順を0オリジンで表すものとし、最初のページは0として数える。
【0027】
本実施の形態においては、図2に示した印刷対象文書は2枚の用紙に2inlでnUP印刷され、サドルステッチにより製本される。2inlの印刷レイアウトにおいては、印刷対象文書の各ページは用紙の半分の大きさに拡縮調整され1面につき2ページ分が配置される。
【0028】
図3は本実施の形態における印刷対象文書を実際の用紙にレイアウトした様子を示す図である。
【0029】
図3において、21は最初の用紙の表面を示し、22は最初の用紙の裏面を示している。21と22は用紙の短辺(縦を軸)で裏返した状態を表している。同様に23は2枚目の用紙の表面、24は2枚目の用紙の裏面を示す。
【0030】
1枚目用紙表面21には図2における7ページ目(17)と0ページ目(10)が図に示すように配置される。又、2枚目用紙裏面22には図2における1ページ目(11)と6ページ目(16)が図に示すように配置される。
【0031】
同様に2枚目についても表には5ページ目(15)、2ページ目(12)が、裏には3ページ目(13)、4ページ目(14)が配置される。
【0032】
以上のように文書ページが配置された用紙は次に図4に示すように製本することにより、正しいページ順の製本状態となる。
【0033】
図4は本実施の形態における製本手順を図示したものである。
【0034】
図4において、40は用紙を重ね合わせる状態を示しており、41は更にそれを折って綴じた状態を示している。42は用紙を折る位置(線)を示している。
【0035】
図4の40における用紙の重ね合わせは表面を上にして上から下へ向かって昇順に用紙が重ねられているものとする。本実施の形態においては、1枚目の下に2枚目があり、各用紙はそれぞれ表面が手前に来ている。
【0036】
次に、42に示すように用紙中央を縦に山折りし、更に折り線に沿って2枚の用紙を綴じることで41に示すような製本が完成する。印刷管理システムに接続されたプリンタにおいてはこの処理が自動で行われるものとする。
【0037】
図5は本実施の形態における出力結果のプレビュー画面とプレビュー状態の一例を示す図である。
【0038】
本実施の形態における印刷管理システムのプレビュー機能は画面上に表示されている機能ボタンをポインティングデバイスに操作する形態のものであるとする。この操作形態自体は公知の技術により実現可能であり、又、本発明の特徴とするところはこの操作形態に依存するものではないため、詳細説明を省略する。
【0039】
図5において、50はプレビュー操作を行う画面を示している。この中で、51はプレビューされている完成状態を表示するウィンドウ、52はプレビュー操作を行う領域、53は前のページへめくる操作を行うボタン、54は次のページへめくる操作を行うボタン、55はプレビューの終了操作を行うボタンを示している。
【0040】
図5において、51に示すウィンドウには5ページ目が見開き左側(56)に、6ページ目が見開き右側(57)に表示されている。これは、図4に示す手順で製本した結果5ページ目と6ページ目が並ぶようになっていることを示している。この状態で、前ページ表示ボタン(53)を押せば、3、4ページ目が並んで表示され、次ページ表示ボタン(54)を押せば、最終ページの7 ページ目が表示される。
【0041】
次に、このようなプレビュー及び図4に示すような製本結果を生成するためのジョブチケットを示す。
【0042】
図6は本実施の形態におけるジョブチケットの一例を示す図であり、図4における印刷結果・製本結果及び図5におけるプレビューに対応する。
【0043】
本実施の形態におけるジョブチケットはSGMLやXML等に代表されるマークアップ言語を利用したテキストドキュメントの形式を採っている。但し、本実施の形態の説明に必要な部分のみの表現を用いており、SGMLやXML等の仕様に厳密に従ったものではない。
【0044】
図6に示すジョブチケットは5行から成り立っている。1行目の<JobTicket> はジョブチケットの記述の開始を意味する。これに対応する表現として、5行目の</JobTic ket> はジョブチケットの記述の終了を意味する。2,3,4行目は具体的な指示を表すものである。
【0045】
1つの印刷指示表現は<Printで始まり、/>で終わる。尚、ジョブチケットそのものの可読性を高めるために任意のインデントを付けることが可能である。印刷指示表現の中には属性として具体的な印刷指示を記述する。
【0046】
図6においては、PrintLogicalPageListで示す属性によって印刷文書の印刷ページ順及び範囲を表している。ページの表現は前述のように0オリジンで表現するものとする。図6の例においては、印刷文書の7ページ目、0ページ目、1ページ目、6ページ目、5ページ目、2ページ目、3ページ目、4ページ目、の順で印刷する。
【0047】
又、nUPで示す属性によって用紙の1面に複数ページを配置することを指示している。図6においては“2inl”と記述されていることで用紙の1面に2ページ分を配置することを指示している。この属性が無い場合は1面に1ページ分を通常通り配置することを意味し、又、例えば1面に4ページを配置する場合には“4inl”と記述するものとする。尚、この配置の際には印刷文書の各ページは指定用紙の半分の大きさに拡縮されて配置される。次に述べるように用紙サイズとしてA4サイズが指定されているため、印刷文書はA4の半分(A5)のサイズに拡縮されて配置される。
【0048】
同じく3行目のSizeで示す属性によって用紙サイズを指示している。本実施の形態ではA4横サイズが指定されている。
【0049】
同じく3行目のDuplexで示す属性によって両面印刷の指示を行う。本実施の形態では、属性値として“On”を指定することで両面印刷を行うことを指示している。
【0050】
A4横で両面印字、1面に2ページを配置、更に印刷文書の印刷順を指示することによって、図3に示すように、印刷文書のページを配置することを決定する。但し、この印刷指示だけでは、印刷されたばらばらの用紙(2枚分)を出力するのみであるが、更に、4行目のフィニッシング指示によって製本の指示を表現する。
【0051】
1つのフィニッシング指示表現は<Finishingで始まり、/>で終わる。記述の規則は印刷指示表現の<Print/>と同様である。
【0052】
本実施の形態においては、フィニッシング指示として中綴じ製本を行うサドルステッチを指示するためにSaddleStitchで示す属性を“On”に設定している。これにより、図6に示すジョブチケットは図4に示すような製本を行うことを意味する。
【0053】
更に、図6に示すジョブチケットをプレビューすると図5に示すように製本された後の状態を参照することができる。尚、図6における4行目のフィニッシング指示が記述されていないジョブチケットならば、図3におけるページレイアウトそのままのプレビュー画面となる。つまり、中綴じ製本というフィニッシング指示によって、図5に示すようなプレビュー画面となっているのである。
【0054】
次に、図6に示すジョブチケットに従って実際に印刷を行う手順を示す。
【0055】
図7は図6に示すジョブチケットに従って印刷管理システムが所定のプリンタに印刷する際の通信データの流れを示すデータフロー図である。図7に示す通信データは図1におけるネットワーク7を通って交換される。図7はデータの流れる方向とデータの交換される順序も示している。図において102〜109は交換される通信データを示し、データの流れる方向は各矢印の向きで示し、その順序は図における上から下の方向で示している。
【0056】
図7において、100は図1における印刷管理システム2を示し、101は印刷管理システムが図7に示す状況で印刷対象デバイスとして選択したプリンタを示している。
【0057】
次に、図6に示すジョブチケットに従って行う印刷が図7においてどのような手順で進められるかを説明する。
【0058】
先ず、102において印刷ジョブの開始をプリンタ101へ送る。
【0059】
次に、用紙サイズの指定としてA4Lを指定する指示を103で送る。
【0060】
そして、ジョブチケットに両面印刷の指示があるため、そのジョブの中で自動両面印刷を行う旨の指示を104で送る。
【0061】
又、ジョブチケットに中綴じ製本の指示があるため、そのジョブの最後でサドルステッチを行う旨の指示を105で送る。
【0062】
続いて、印刷文書の7ページ目と0ページ目を1面に配置した画像データを作成し、106でそのデータを送る。ページの配置は印刷管理システム100までで行っておく。これにより、図3における21に示すように1枚目の表面に印刷が行われる。
【0063】
同様に1,6ページ目を配置したデータを107で、5,2ページ目を配置したデータを108で、3,4ページ目を配置したデータを109で送る。これらは、それぞれ図3における22,23,24に対応する。
【0064】
その後、110でジョブ終了指示が送られ、プリンタ101は105におけるサドルステッチの指示に従って製本を行い、印刷は終了する。
【0065】
以上で、図6におけるジョブチケットの示すところの印刷指示内容が完了し、図4に示すような印刷物が生成される結果となる。
【0066】
次に、利用者の意図として製本印刷を目的とするものの、印刷管理システムの構成を考慮して中綴じ製本を指定しなかった場合を説明する。この場合は、例えばプリンタ(デバイス)にサドルステッチの機能は存在するものの、故障していることが分かっているために敢えて指定しなかったり、利用者の好みによって敢えてその印刷管理システムに接続されているプリンタのサドルステッチ機能を利用したくない、等の理由がある。但し、利用者の求める最終出力形態は製本されたものであるため、プレビュー時にはその形態が反映されているものとする。
【0067】
図8は本実施例におけるジョブチケットの別の一例を示す図であり、図3までの印刷結果及び図5におけるプレビューに対応する。但し、図4に示すような製本は行われない。
【0068】
図8に示すジョブチケットも図6におけるそれと同様ジョブチケット記述の開始と、終了に囲まれた印刷指示で記述されている。
【0069】
図8に示すジョブチケットにおいては、中綴じ製本を表すFinishing の指示が<PreviewOnly> と</PreviewOnly>という表現で挟まれている。これによって実際に機器に対する指示ではなく、プレビュー時のみの指定である範囲を表している。それ以外は図6に示すジョブチケットと全く同じである。ここで、図8に示すジョブチケットでは2行目に示すように中綴じ製本を意図したページ順を指示している。一方で、デバイスへの指示としては中綴じ製本を実現するためのSaddl eStitch を指定していない。通常、このような場合にSaddleStitchの記述が全くなければ、ページ順を指定している部分の記述が目的とする情報がジョブチケットから欠落してしまうが、プレビュー情報としてFinishing 指示があることによってこの情報を維持している。
【0070】
次に、図8に示すジョブチケットに従って実際に印刷を行う手順を示す。
【0071】
図9は図8に示すジョブチケットに従って印刷管理システムが所定のプリンタに印刷する際の通信データの流れを示すデータフロー図である。図9に示す通信データは図1におけるネットワーク7を通って交換される。図9においても図7と同様にデータの流れる方向とデータの交換される順序も示している。
【0072】
図9において、100は図1における印刷管理システム2を示し、101は印刷管理システムが図7に示す状況で印刷対象デバイスとして選択したプリンタを示している。
【0073】
次に、図8に示すジョブチケットに従って行う印刷が図7においてどのような手順で進められるかを説明する。
【0074】
先ず、111において印刷ジョブの開始をプリンタ101へ送る。
【0075】
次に、用紙サイズの指定としてA4Lを指定する指示を112で送る。そして、ジョブチケットに両面印刷の指示があるため、そのジョブの中で自動両面印刷を行う旨の指示を113で送る。
【0076】
PreviewOnly で範囲指定された中の指示は実際の制御の対象とはならないため、図8における5行目の中綴じ製本指示はプリンタ101へは送らない。
【0077】
続いて、印刷文書の7 ページ目と0ページ目を1面に配置した画像データを作成し、114でそのデータを送る。同様に1,6ページ目を配置したデータを115で、5,2ページ目を配置したデータを116で、3,4ページ目を配置したデータを117で送る。これらは、それぞれ図3における21,22,23,24に対応する。
【0078】
その後、118でジョブ終了指示が送られ、印刷は終了する。
【0079】
以上で、図8におけるジョブチケットの示すところの印刷指示内容が完了し、図3に示すような印刷結果となる。但し、製本指示は含まれていないため製本は行われない。それ以外は図7における制御と全く同じである。
【0080】
印刷時の制御では中綴じ製本を行っていないが、ジョブチケットにおいてPreview Onlyで範囲指定された中にSaddle Stitch をOnにする指示が含まれているため、図8に示すジョブチケットをプレビューすると図6におけるジョブチケットと同様に図5に示すように製本された後の状態を参照することができる。
【0081】
次に、図6及び図8に示すジョブチケットを入力して上記に示すような印刷制御及びプレビューを行うためのジョブチケットの処理手順を示す。
【0082】
図10〜図12は、本実施の形態における印刷管理システム2がジョブチケットを判断し、印刷処理する手順を示したフローチャートである。又、図13〜図15はジョブチケットを判断しプレビューイメージを作成する手順を示したフローチャートである。
【0083】
先ず、印刷制御における手順を説明する。
【0084】
図10において、先ず、処理が開始すると(ステップ200)、印刷管理システム2はジョブチケットの開始を示す<JobTicket> の表現を読み込み、対応してジョブ開始の指示をプリンタへ送信する(ステップ201)。この後、ジョブチケットに記述された印刷、製本指示とその詳細をジョブチケットの表現の階層構造を深さ優先で走査し、順に読み取っていく。先ず、1つの指示(タグ)を読み込む(ステップ202)と読み取ったタグの種類を判別する(ステップ203)。
【0085】
本実施の形態における指示の種類はプレビューのみの指示範囲(PreviewOnly)、印刷指示(Print )、製本指示(Finishing )の3種類のみを想定している。それ以外の指示がジョブチケットに記述されている場合には無視する。
【0086】
指示の種類が製本である場合にはステップ204にてフィニッシング処理を行う。指示の種類が印刷である場合にはステップ205にてプリント処理を行う。指示の種類がプレビューのみの範囲指定である場合には、ステップ206にてプレビュー範囲の終わり(対応する</PreviewOnly>で示される部分)までをスキップするべくジョブチケットの読み込みを進める。それ以外の指示が記述されている場合にはステップ207にて無視して次へ進む。
【0087】
指示の種類に従って、処理を行った後はステップ208にて、ジョブチケットにおける全ての指示を読み込んだかを判別する。全ての指示を読み込んだ場合(最初の< JobTicket>に対応する</JobTicket>で示される部分まで来た)はステップ209へ進む。未だ読み込む指示が残っている場合にはステップ202へ戻り、更にジョブチケットの指示を読み込む。
【0088】
ここで、ステップ205に対応する処理の詳細を説明する。図11は図10におけるステップ205に対応する処理の手順を示したフローチャートである。
【0089】
図11において、プリント処理が開始すると(ステップ212)、次に指示に含まれる属性を1つ読み込む(ステップ213)と読み取った属性の種類を判別する(ステップ214)。
【0090】
本実施の形態におけるPrint 指示の属性の種類は、PrintLogicalPageList、nUp 、Size、Duplexの4種類のみを想定している。それ以外の属性がPrint 指示に含まれている場合には無視する。
【0091】
属性がDuplexである場合にはステップ215にてプリンタへ両面印刷指示を送信する。これは図7における104或は図9における113に対応する。
【0092】
属性がSizeである場合にはステップ216にてプリンタへ指定用紙サイズの指示を送信する。これは図7における103或は図9における112に対応する。次に、ステップ217にて指定用紙サイズを印刷管理システムにおいて記憶しておく。ここで記憶した用紙サイズは後に送信データのレイアウトの際に使用する。
【0093】
属性がnUPである場合にはステップ218にて、指定された1面にレイアウトするページ数を印刷管理システムにおいて記憶しておく。本実施の形態においてページのレイアウトは印刷管理システムにて行うため、プリンタに送信する指示は無い。ここで記憶したnUP数も後に送信データのレイアウトの際に使用する。
【0094】
属性がPrintLogicalPageListである場合にはステップ219にて、指定されたレイアウトページ順を印刷管理システムにおいて記憶しておく。本実施の形態においてページのレイアウトは印刷管理システムにて行うため、プリンタに送信する指示は無い。ここで記憶したページ順も後に送信データのレイアウトの際に使用する。
【0095】
属性が上記以外の場合にはステップ220にて無視して次へ進む。
【0096】
それぞれの属性毎の処理を行った後はステップ221にて更に属性が指定されているかを判別する。属性を全て読み込み処理していた場合にはステップ222へ進み、図10におけるステップ205の処理を終了し図10の示すフローチャートへ戻る。未だ読み込む属性がある場合にはステップ213へ戻る。
【0097】
続いて、図10におけるステップ204に対応する処理の詳細を説明する。図12は図10におけるステップ204に対応する処理の手順を示したフローチャートである。
【0098】
図12においてフィニッシング処理が開始すると(ステップ223)、次に指示に含まれる属性を1つ読み込む(ステップ224)と読み取った属性の種類を判別する(ステップ225)。
【0099】
本実施の形態におけるFinishing 指示の属性の種類は、SaddleStitchのみを想定している。それ以外の属性がFinishing 指示に含まれている場合には無視する。
【0100】
属性がSaddleStitchである場合には、ステップ226にてプリンタへサドルステッチの指示を送信する。これは図7における105に対応する。図8に示すジョブチケットにおいてFinishing 指示がPreviewOnly の範囲指定に入っていることで印刷対象となっていないため、図9においては、これに対応する送信は無い。
【0101】
属性が上記以外の場合にはステップ227にて無視して次へ進む。
【0102】
それぞれの属性毎の処理を行った後はステップ228にて更に属性が指定されているかを判別する。属性を全て読み込み処理していた場合にはステップ229へ進み、図10におけるステップ204の処理を終了し、図10の示すフローチャートへ戻る。未だ読み込む属性がある場合にはステップ224へ戻る。
【0103】
図10に示すフローチャートにおいて、ステップ209ではプリンタへ送信するレイアウト後のデータを作成する。ここでは、図11におけるステップ217、ステップ218、ステップ219で記憶しておいたジョブチケット記載のレイアウト指示に従ってデータを作成する。具体的には、例えば図6或は図8のジョブチケットの指示及び図2に示すところの印刷文書のページデータより、図3に示すところの21,22,23,24に対応するページレイアウトを行う。送信データであるページのレイアウトが終了したら、そのデータをプリンタへ送信する。これは図7における106,107,108,109或は図9における114,115,116,117に対応する。
【0104】
次に、ステップ210でジョブ終了指示をプリンタへ送信し、終了する(ステップ211)。これは図7における110或は図9における118に対応する。
【0105】
以上の手順により、図6に示すジョブチケットの場合には、図4に示すところの出力、図8に示すジョブチケットの場合には、図3に示すところまでの出力を得ることが出来る。
【0106】
次に、プレビューにおける手順を説明する。
【0107】
図13において、処理が開始すると(ステップ250)、印刷管理システム2はジョブチケットの開始を示す<JobTicket> の表現を読み込み、この後、ジョブチケットに記述された印刷、製本指示とその詳細をジョブチケットの表現の階層構造を深さ優先で走査し、順に読み取っていく。先ず1つの指示(タグ)を読み込む(ステップ251)と読み取ったタグの種類を判別する(ステップ252)。
【0108】
指示の種類が製本である場合には、ステップ253にてフィニッシング処理を行う。指示の種類が印刷である場合にはステップ254にてプリント処理を行う。指示の種類がプレビューのみの範囲指定である場合には、ステップ255にて無視して次へ進む。つまり、PreviewOnly の下の階層にある指示をプレビューに反映するべく処理を進める。それ以外の指示が記述されている場合にはステップ207にて無視して次へ進む。
【0109】
指示の種類に従って、処理を行った後はステップ257にて、ジョブチケットにおける全ての指示を読み込んだかを判別する。全ての指示を読み込んだ場合(最初の< JobTicket>に対応する</JobTicket>で示される部分まで来た)はステップ258へ進む。未だ読み込む指示が残っている場合には、ステップ251へ戻り、更にジョブチケットの指示を読み込む。
【0110】
ここで、ステップ254に対応する処理の詳細を説明する。
【0111】
図14は図13におけるステップ254に対応する処理の手順を示したフローチャートである。図14において、プリント処理が開始すると(ステップ261)、次に指示に含まれる属性を1つ読み込む(ステップ262)と読み取った属性の種類を判別する(ステップ263)。
【0112】
属性がDuplexである場合にはステップ264にて両面印刷であることを印刷管理システムにおいて記憶しておく。ここで記憶した情報は後にプレビューイメージを作成する際に使用する。
【0113】
属性がSizeである場合にはステップ265にて指定用紙サイズを印刷管理システムにおいて記憶しておく。ここで記憶した用紙サイズも後にプレビューイメージを作成する際に使用する。
【0114】
属性がnUPである場合にはステップ266にて、指定された1面にレイアウトするページ数を印刷管理システムにおいて記憶しておく。ここで記憶したnUP数も後にプレビューイメージを作成する際に使用する。
【0115】
属性がPrintLogicalPageListである場合には、ステップ267にて、指定されたレイアウトページ順を印刷管理システムにおいて記憶しておく。ここで記憶したページ順も後にプレビューイメージを作成する際に使用する。
【0116】
属性が上記以外の場合にはステップ268にて無視して次へ進む。
【0117】
それぞれの属性毎の処理を行った後はステップ269にて更に属性が指定されているかを判別する。属性を全て読み込み処理していた場合にはステップ290へ進み、図13におけるステップ254の処理を終了し、図13の示すフローチャートへ戻る。未だ読み込む属性がある場合にはステップ262へ戻る。
【0118】
続いて、図13におけるステップ253に対応する処理の詳細を説明する。図15は図13におけるステップ253に対応する処理の手順を示したフローチャートである。
【0119】
図15においてフィニッシング処理が開始すると(ステップ271)、次に指示に含まれる属性を1つ読み込む(ステップ272)と読み取った属性の種類を判別する(ステップ273)。
【0120】
本実施の形態におけるFinishing 指示の属性の種類は、SaddleStitchのみを想定している。それ以外の属性がFinishing 指示に含まれている場合には無視する。
【0121】
属性がSaddleStitchである場合には、ステップ274にて中綴じ製本印刷であることを印刷管理システムにおいて記憶しておく。ここで記憶した情報は後にプレビューイメージを作成する際に使用する。
【0122】
属性が上記以外の場合にはステップ275にて無視して次へ進む。
【0123】
それぞれの属性毎の処理を行った後はステップ276にて更に属性が指定されているかを判別する。属性を全て読み込み処理していた場合にはステップ277へ進み、図13におけるステップ253の処理を終了し図13の示すフローチャートへ戻る。未だ読み込む属性がある場合にはステップ272へ戻る。
【0124】
図13に示すフローチャートにおいて、ステップ258ではプレビューイメージを作成する。ここでは、図14におけるステップ254、ステップ255、ステップ256、ステップ257及び図15におけるステップ274で記憶しておいたジョブチケット記載の指示に従ってデータを作成する。具体的には、例えば図6或は図8のジョブチケットの指示及び図2に示すところの印刷文書のページデータより、図5に示すところのプレビューイメージを作成する。
【0125】
次に、ステップ259でプレビューの表示を行い、終了する(ステップ211)。
【0126】
以上の手順により、図6、図8の何れかに示すジョブチケットの場合にも、図5に示すところのプレビューイメージを表示することができる。
【0127】
以上説明したように、ジョブチケットに記述された指示における中綴じ製本部分を範囲指定して、そのジョブチケット或は利用者の意図を含む指示と実際のデバイスの制御に関わる指示を切り替える表現を用いることにより、中綴じ製本に特化したページレイアウトという利用者の意図及びプレビューの出力とデバイスに対する指示の一貫性を維持しつつ、プレビューに使用されるが実際にデバイスへは指示されないサドルステッチ指定という記述の切換を両立させることが可能となった。
【0128】
又、デバイスへ指示しない部分の範囲を指定することによって、このジョブチケットからデバイスへ中綴じ製本を行うジョブチケットへ変更することも容易に実行可能である。
【0129】
<実施例の形態2>
実施の形態2については、実施の形態1との違いを説明する。
【0130】
実施の形態1においては、中綴じ製本を目的とした印刷文書のページ順指定及びSaddleStitch指示を記述していたが、本実施の形態においては、通常の両面印字及び横綴じのステープルを行う。
【0131】
本実施の形態においては、デバイスに対して全ての印刷・製本指示を出す場合の説明は省略し、プレビュー及びユーザの意図として製本を行うが、デバイスへの指示としては、両面印刷もステープルも行わない場合のみ述べる。
【0132】
本実施の形態における印刷対象文書は実施の形態1における図2に示すものと同じである。本実施の形態における印刷管理システムに接続されたプリンタは、両面や製本の機能が無い印刷機能のみのページプリンタであるものと想定するが、ジョブチケットとしては両面印刷、横綴じを目的とする。
【0133】
図16は本実施の形態における出力結果のプレビュー画面とプレビュー状態の一例を示す図である。
【0134】
プレビュー画面の操作系については実施の形態1におけるそれと同じであるので詳細説明を省略する。
【0135】
図16において、51に示すウィンドウには1ページ目が見開き左側(60)に、2ページ目が見開き右側(61)に表示されている。これは、両面印刷を行い用紙の左側をステープルした結果1ページ目と2ページ目が並ぶようになっていることを示している。実際には両面印刷指示とステープル指示をプリンタへ出さないため、このような出力は直接得られないが、印刷後にフィニッシング機能を持つ複写機等を用いて両面複写、製本を行うことでこの結果が得られることを想定している。
【0136】
次に、このようなプレビューが得られるためのジョブチケットを示す。
【0137】
図17は本実施の形態におけるジョブチケットの一例を示す図であり、図16におけるプレビューに対応する。
【0138】
図17に示すジョブチケットも実施の形態1におけるそれと同様ジョブチケット記述の開始と終了に囲まれた印刷指示で記述されている。図17に示すジョブチケットにおいては、用紙サイズとしてA4P、印刷文書のページ順は元のページ順通りを示しており、0〜7ページの範囲を順に表す表現として“−”記号を使用している。又、印刷指示を示す<Print> 行は複数に分かれ、1つは<PreviewOnly> 、</PreviewOn ly> では挟まれた中に含まれている。
【0139】
又、<PreviewOnly> 、</PreviewOnly>で挟まれた中にFinishing の指示としてStaple=“On”が含まれており、これがジョブチケットの目的として(プレビュー時に表示する内容として)にステープルを行うことを表している。
【0140】
図17に示すジョブチケットによって、ジョブチケット或は利用者の目的とするところは図16に示すところの結果であり、実際のプリンタへの指示としては通常のページ順の片面印刷であるような場合も1つのジョブチケットで両方の情報を一貫性を保って保持することが可能となった。
【0141】
又、元の印刷文書のページレイアウトが両面印刷と見開きに対応している場合に、両面や製本印刷の機能を持たないプリンタへ出力し、その後に別の手順で製本する場合にもこのジョブチケットは有効である。
【0142】
尚、本発明の実施の形態においては、ジョブチケットの例としてマークアップ言語を利用したテキストデータを示したが、これに限らず、所定の出力形態の指示、機器制御の指示の部分範囲を指定して別条件の記述を行うことができる書式であれば、何れも有効である。
【0143】
又、印刷管理システムの例として、3台のプリンタが接続されている例を示したが、適用するプリンタの数には依らず、何台の印刷機器が直接或は間接的に接続されている場合も有効である。更に、以上の実施の形態においては印刷機器としてプリンタを例に挙げたが、印刷・製本機能を有する機器であれば、複写機等他の印刷機器においても本発明は有効である。
【0144】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、ジョブチケットにおいて利用者の意図或はそのジョブチケットの目的とするところの印刷・製本指示情報と実際の機器に対して制御指示を行う指示情報が一致しない場合でも、複数の指示情報を持つことなく、利用者の意図と機器への制御指示を一貫性のある情報保持が可能となった。
【0145】
特に、機器による製本機能を利用せずに印刷出力を手作業で製本する場合に、ジョブチケットの記述に従って最終形態のプレビュー表示を行うことができる利点がある。
【0146】
更に、機器に対する指示を行わない範囲を指定する記述の部分を編集するだけで、機器に対する指示を行うか否かを容易に選択可能ともなった。
【図面の簡単な説明】
【図1】印刷管理システムの全体構成を示すブロック図である。
【図2】印刷文書の一例を示す図である。
【図3】ページレイアウト後の一例一例を示す図である。
【図4】中綴じ製本の一例一例を示す図である。
【図5】中綴じ製本のプレビュー画面例一例を示す図である。
【図6】本発明の実施の形態1におけるジョブチケットの一例一例を示す図である。
【図7】図6のジョブチケットに対応するデータフロー図である。
【図8】本発明の実施の形態1におけるジョブチケットの一例を示す図である。
【図9】図8のジョブチケットに対応するデータフロー図である。
【図10】本発明の実施の形態1における流れ図である。
【図11】本発明の実施の形態1における流れ図である。
【図12】本発明の実施の形態1における流れ図である。
【図13】本発明の実施の形態1における流れ図である。
【図14】本発明の実施の形態1における流れ図である。
【図15】本発明の実施の形態1における流れ図である。
【図16】ステープル製本のプレビュー画面例を示す図である。
【図17】本発明の実施の形態2におけるジョブチケットの一例を示す図である。
【記号の説明】
1 印刷クライアント
2 印刷管理システム(印刷サーバ)
3 プリンタ
4 プリンタ
5 プリンタ

Claims (21)

  1. 所定の通信媒体上に接続された、少なくとも1つ以上の印刷機器管理装置及び少なくとも1つ以上の端末装置及び少なくとも1つ以上の被管理印刷装置を備えた印刷指示装置において、
    前記端末装置が前記印刷機器管理装置に対する印刷指示を提供する印刷指示提供手段と、前記印刷指示提供手段が提供する印刷指示に従って前記印刷指示が意図する最終出力形態を表示するプレビュー手段と、前記印刷指示提供手段によって提供される印刷指示の全体或は特定部分を取り出した部分印刷指示を提供する部分印刷指示提供手段と、前記印刷機器管理装置が前記部分印刷指示提供手段による前記部分印刷指示に従って少なくとも1つ以上の前記被管理印刷装置を制御して印刷を行う印刷制御手段と、を備えることを特徴とする印刷指示装置。
  2. 前記部分印刷指示提供手段が前記印刷指示から所定の印刷後処理機能に関する指示を除いた部分印刷指示を取り出すことを特徴とする請求項1記載の印刷指示装置。
  3. 前記印刷後処理機能が印刷装置の自動両面印刷機能であることを特徴とする請求項2記載の印刷指示装置。
  4. 前記印刷後処理機能が中綴じ製本機能であることを特徴とする請求項2記載の印刷指示装置。
  5. 前記印刷後処理機能が横綴じ製本機能であることを特徴とする請求項2記載の印刷指示装置。
  6. 前記印刷指示提供手段による印刷指示はマークアップ言語で記述されたテキストデータであることを特徴とする請求項1記載の印刷指示装置。
  7. 前記部分印刷指示提供手段が前記印刷指示から前記印刷指示内に指定されている所定範囲の指示を除いた部分を前記部分印刷指示として提供することを特徴とする請求項1記載の印刷指示装置。
  8. 所定の通信媒体上に接続された少なくとも1 つ以上の印刷機器管理装置及び少なくとも1つ以上の端末装置及び少なくとも1つ以上の被管理印刷装置を備えた印刷指示装置における印刷機器制御方法において、
    ユーザが前記端末装置より意図する最終出力形態を得るための印刷を指示する指示工程と、ユーザより指示された印刷指示に従って前記印刷指示が意図する最終出力形態を表示するプレビュー表示工程と、ユーザより指示された印刷指示から全体或は特定部分を取り出した部分印刷指示を抽出する部分印刷指示抽出工程と、前記部分印刷指示抽出工程において抽出された前記部分印刷指示に従って印刷装置に対して印刷制御を行う印刷制御工程と、を備えることを特徴とする印刷機器制御方法。
  9. 前記分印刷指示抽出工程において前記印刷指示から所定の印刷後処理機能に関する指示を除いた部分印刷指示を取り出すことを特徴とする請求項8記載の印刷機器制御方法。
  10. 前記印刷後処理機能が印刷装置の自動両面印刷機能であることを特徴とする請求項9記載の印刷機器制御方法。
  11. 前記印刷後処理機能が印刷装置の中綴じ製本機能であることを特徴とする請求項9記載の印刷機器制御方法。
  12. 前記印刷後処理機能が印刷装置の横綴じ製本機能であることを特徴とする請求項9記載の印刷機器制御方法。
  13. 前記印刷指示提供手段による印刷指示はマークアップ言語で記述されたテキストデータであることを特徴とする請求項8記載の印刷機器制御方法。
  14. 前記部分印刷指示抽出工程が前記印刷指示から前記印刷指示内に指定されている所定範囲の指示を除いた部分を前記部分印刷指示として提供することを特徴とする請求項8記載の印刷機器制御方法。
  15. 所定の通信媒体上に接続された少なくとも1つ以上の印刷機器管理装置及び少なくとも1つ以上の端末装置及び少なくとも1つ以上の被管理印刷装置を備えた印刷指示装置を制御するコンピュータが読み出し可能なプログラムを格納した記憶媒体において、
    ユーザが前記端末装置より意図する最終出力形態を得るための印刷を指示する指示工程と、ユーザより指示された印刷指示に従って前記印刷指示が意図する最終出力形態を表示するプレビュー表示工程と、ユーザより指示された印刷指示から全体或は特定部分を取り出した部分印刷指示を抽出する部分印刷指示抽出工程と、前記部分印刷指示抽出工程において抽出された前記部分印刷指示に従って印刷装置に対して印刷制御を行う印刷制御工程と、を備えることを特徴とするコンピュータが読み出し可能なプログラムを格納した記憶媒体。
  16. 前記分印刷指示抽出工程においてが前記印刷指示から所定の印刷後処理機能に関する指示を除いた部分印刷指示を取り出すことを特徴とする請求項15記載のコンピュータが読み出し可能なプログラムを格納した記憶媒体。
  17. 前記印刷後処理機能が印刷装置の自動両面印刷機能であることを特徴とする請求項16記載のコンピュータが読み出し可能なプログラムを格納した記憶媒体。
  18. 前記印刷後処理機能が印刷装置の中綴じ製本機能であることを特徴とする請求項16記載のコンピュータが読み出し可能なプログラムを格納した記憶媒体。
  19. 前記印刷後処理機能が印刷装置の横綴じ製本機能であることを特徴とする請求項16記載のコンピュータが読み出し可能なプログラムを格納した記憶媒体。
  20. 前記印刷指示提供手段による印刷指示はマークアップ言語で記述されたテキストデータであることを特徴とする請求項15記載のコンピュータが読み出し可能なプログラムを格納した記憶媒体。
  21. 前記部分印刷指示抽出工程が前記印刷指示から前記印刷指示内に指定されている所定範囲の指示を除いた部分を前記部分印刷指示として提供することを特徴とする請求項15記載のコンピュータが読み出し可能なプログラムを格納した記憶媒体。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2008276096A (ja) * 2007-05-07 2008-11-13 Kyocera Mita Corp 画像読取装置、画像形成装置及び印刷制御プログラム
JP2017533118A (ja) * 2014-10-01 2017-11-09 オセ−テクノロジーズ ビーブイ 印刷ジョブを処理するための文書処理システム

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