JP2004240836A - カートリッジ宅配システム、その方法及びそのプログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】着色材の使用量に応じて適切にカートリッジの課金を行うカートリッジ宅配システムにおいて、ユーザが印刷できないという事態を招かない。
【解決手段】システム運営会社1は、いくつかのユーザとカートリッジの宅配に関する契約を結んでいる。配達者3は、各ユーザごとに決められた宅配時期になると、そのユーザのカラーレーザプリンタ10の設置場所5へ新品のトナーカートリッジ40を届けると共にそのユーザが今まで使用していたトナーカートリッジ40を回収してシステム運営会社1へ持ち帰る。システムコンピュータ70は、回収されたトナーカートリッジ40に一体化された記憶素子50からトナー使用量を読み取り、そのトナー使用量に応じて次回の宅配時期までの期間を決定したり、そのトナー使用量に応じてそのユーザに課す金額を決定したりする。
【選択図】 図1
【解決手段】システム運営会社1は、いくつかのユーザとカートリッジの宅配に関する契約を結んでいる。配達者3は、各ユーザごとに決められた宅配時期になると、そのユーザのカラーレーザプリンタ10の設置場所5へ新品のトナーカートリッジ40を届けると共にそのユーザが今まで使用していたトナーカートリッジ40を回収してシステム運営会社1へ持ち帰る。システムコンピュータ70は、回収されたトナーカートリッジ40に一体化された記憶素子50からトナー使用量を読み取り、そのトナー使用量に応じて次回の宅配時期までの期間を決定したり、そのトナー使用量に応じてそのユーザに課す金額を決定したりする。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、着色材の使用量を記憶する記憶素子を有しプリンタに着脱可能に取り付けられるカートリッジを宅配する際に利用するシステム、方法及びプログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】
特許文献1には、交換後の使用済みカートリッジにつき、実際に印刷のために消費された着色材の使用量に基づいて課金額を決定するシステムが開示されている。
【0003】
【特許文献1】
特開2002−149020号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、特許文献1では、ユーザが自らカートリッジの使用を終了したと判断してそのカートリッジを回収業者等に返却する必要があるため、ユーザの判断が遅れた場合にはカートリッジの着色材がなくなってしまい印刷できないという事態が生じることがあった。このような事態が生じたときには、新品のカートリッジがストックされていればその新品のカートリッジと交換することにより対処できるが、ストックされていないときには対処できない。また、新品のカートリッジをストックすることは、着色材の使用に有効期限があることから使用時に有効期限切れになるリスクがあるため、あまり好ましくない。
【0005】
本発明は、このような課題に鑑みなされたものであり、ユーザが印刷できない事態を招くことなくカートリッジを宅配できるシステム、その方法及びそのプログラムを提供することを目的の一つとする。また、新品のカートリッジをストックする必要がないカートリッジ宅配システム、その方法及びそのプログラムを提供することを目的の一つとする。
【0006】
【課題を解決するための手段及びその作用・効果】
上述の目的の少なくとも一つを達成するため、本発明は以下の手段を採用した。
【0007】
本発明の第1のカートリッジ宅配システムは、着色材の使用量を記憶する記憶素子を有しプリンタに着脱可能に取り付けられるカートリッジを宅配する際に利用するシステムであって、
ユーザから回収したカートリッジの着色材の使用量を該カートリッジの記憶素子から読み取る使用量読取手段と、
前記使用量読取手段が読み取った前記着色材の使用量に応じて、次のカートリッジを前記ユーザに届け前記ユーザが使用しているカートリッジを回収する宅配時期を決定する宅配時期決定手段と
を備えたものである。
【0008】
このカートリッジ宅配システムでは、カートリッジの着色材の使用量に応じて宅配時期を決定するため、ユーザが使用しているカートリッジが空になる前に次のカートリッジをユーザに届けることができる。したがって、カートリッジの着色材がなくなり印刷できないという事態が生じるおそれがないし、新品のカートリッジをストックしておく必要もない。
【0009】
本発明の第1のカートリッジ宅配システムにおいて、前記宅配時期決定手段は、前記宅配時期を、前記ユーザから回収したカートリッジの着色材の使用量から1日当りの着色材の使用量を求め、該1日当たりの着色材の使用量に基づいて決定してもよい。あるいは、前記宅配時期を、前記ユーザから回収したカートリッジの着色材の使用量が予め段階的に定められた範囲のいずれに属するかに応じて決定してもよい。こうすれば、ユーザが使用しているカートリッジが空になる前の適切な時期に次のカートリッジを宅配することができる。
【0010】
本発明の第1のカートリッジ宅配システムにおいて、前記宅配時期決定手段は、前記宅配時期を、遅くとも前記ユーザが現在使用しているカートリッジの着色材の有効期限が切れる前に決定してもよい。こうすれば、ユーザサイドでカートリッジの着色材が残っているのに期限切れで綺麗に印刷できないという事態が生じにくい。
【0011】
本発明の第2のカートリッジ宅配システムは、着色材の使用量を記憶する記憶素子を有しプリンタに着脱可能に取り付けられるカートリッジを定期的に宅配する際に利用するシステムであって、
ユーザから回収したカートリッジの着色材の使用量を該カートリッジの記憶素子から読み取る使用量読取手段と、
前記使用量読取手段が読み取った前記着色材の使用量に応じて、今後前記ユーザに届けるカートリッジの着色材の初期充填量を決定する充填量決定手段と
を備えたものである。
【0012】
このカートリッジ宅配システムでは、着色材の使用量に応じて今後ユーザに届けるカートリッジの着色材の初期充填量を決定するため、カートリッジを定期的につまり一定期間が経過するごとに宅配する場合において次回の宅配時期までにユーザが使用しているカートリッジが空になるおそれは殆どない。したがって、カートリッジの着色材がなくなり印刷できないという事態が生じるおそれがないし、新品のカートリッジをストックしておく必要もない。
【0013】
本発明の第2のカートリッジ宅配システムにおいて、前記充填量決定手段は、予めヘビーユーザが定期的な期間に使用する着色材の量よりも多い量に設定された元の初期充填量を、前記使用量読取手段が読み取った前記着色材の使用量に応じて変更することにより、今後前記ユーザに届けるカートリッジの着色材の初期充填量を決定してもよい。こうすれば、ヘビーユーザ(着色材使用量の多いユーザ)を基準として元の初期充填量が決められているため、次回の宅配時期までにユーザが使用しているカートリッジが空になるおそれは殆どない。また、着色材の使用量に応じて元の初期充填量を変更するため、適切な初期充填量のカートリッジをユーザに届けることができる。
【0014】
本発明の第1又は第2のカートリッジ宅配システムは、本日が宅配時期に当たるか否かを判定する判定手段と、前記判定手段により本日が宅配時期に当たると判定されたときにはその旨を外部に報知する宅配時期報知手段とを備えていてもよい。こうすれば、ユーザごとの宅配時期を見落とすことがなく、確実に次のカートリッジを宅配することができる。
【0015】
本発明の第1又は第2のカートリッジ宅配システムは、前記使用量読取手段が読み取った前記着色材の使用量に応じて前記ユーザに課す金額を決定する課金額決定手段を備えていてもよい。こうすれば、ユーザにとって適切な金額が課金されることになる。このとき、前記課金額決定手段は、1本目のカートリッジについてはカートリッジ費用の全額を課金額とし、n本目のカートリッジについてはカートリッジ費用の全額から(n−1)本目のカートリッジの着色材の未使用分を差し引いた金額を課金額としてもよい。こうすれば、回収したカートリッジの着色材の使用量に応じて次回のカートリッジの課金額を適正に決定することができる。また、前記課金額決定手段は、前記ユーザに課す金額を決定する代わりに前記ユーザに還元する特典を決定してもよい。こうすれば、仮に毎回カートリッジ費用として定額の料金が課金されたとしても、回収したカートリッジの着色材の使用量に応じてユーザに特典が還元されるため、ユーザが不利になることはない。ここで、「特典」とは、ユーザの利益になるものであれば特に限定されないが、例えば、金銭類似のポイント(点数のほかスタンプやシールを含む)であってもよいし、有価券(クーポン券を含む)であってもよいし、ユーザが物品を購入する際の割引券であってもよいし、ユーザがサービスを受ける際の割引券であってもよいし、キャッシュバックであってもよいし、物品であってもよい。
【0016】
本発明の第1又は第2のカートリッジ宅配システムにおいて、前記カートリッジは、着色材としてレーザプリンタに使用されるトナーを含有していてもよい。本発明に適用するカートリッジとしては、インクジェットプリンタ用のインクを含有するカートリッジであってもよいが、レーザプリンタ用のトナーを含有しているカートリッジの方が一般に印刷枚数が多く着色材の使用量も多いため、本発明を適用するのに相応しい。
【0017】
本発明の第3のカートリッジ宅配方法は、着色材の使用量を記憶する記憶素子を有しプリンタに着脱可能に取り付けられるカートリッジを宅配する際に利用する方法であって、
(a)ユーザから回収したカートリッジの着色材の使用量を該カートリッジの記憶素子から読み取るステップと、
(b)前記ステップ(a)で読み取った前記着色材の使用量に応じて、次のカートリッジを前記ユーザに届け前記ユーザが使用しているカートリッジを回収する宅配時期を決定するステップと
を含むものである。
【0018】
このカートリッジ宅配方法では、カートリッジの着色材の使用量に応じて宅配時期を決定するため、ユーザが使用しているカートリッジが空になる前に次のカートリッジをユーザに届けることができる。したがって、カートリッジの着色材がなくなり印刷できないという事態が生じるおそれがないし、新品のカートリッジをストックしておく必要もない。
【0019】
また、このカートリッジ宅配方法の各ステップをコンピュータに実行させるためのプログラムを提供してもよい。このプログラムをコンピュータに実行させれば、そのコンピュータは上述のカートリッジ宅配方法の各ステップを実行するため、上述のカートリッジ宅配方法と同様の作用効果が得られる。このときのコンピュータは、1台のコンピュータで各ステップのすべてを実行してもよいし、複数台のコンピュータで各ステップを分担して実行してもよい。
【0020】
本発明の第4のカートリッジ宅配方法は、着色材の使用量を記憶する記憶素子を有しプリンタに着脱可能に取り付けられるカートリッジを定期的に宅配する際に利用する方法であって、
(a)ユーザから回収したカートリッジの着色材の使用量を該カートリッジの記憶素子から読み取るステップと、
(b)前記ステップ(a)で読み取った前記着色材の使用量に応じて、今後前記ユーザに届けるカートリッジの着色材の初期充填量を決定するステップと
を含むものである。
【0021】
このカートリッジ宅配方法では、着色材の使用量に応じて今後ユーザに届けるカートリッジの着色材の初期充填量を決定するため、カートリッジを定期的につまり一定期間が経過するごとに宅配する場合において次回の宅配時期までにユーザが使用しているカートリッジが空になるおそれは殆どない。したがって、カートリッジの着色材がなくなり印刷できないという事態が生じるおそれがないし、新品のカートリッジをストックしておく必要もない。
【0022】
また、このカートリッジ宅配方法の各ステップをコンピュータに実行させるためのプログラムを提供してもよい。このプログラムをコンピュータに実行させれば、そのコンピュータは上述のカートリッジ宅配方法の各ステップを実行するため、上述のカートリッジ宅配方法と同様の作用効果が得られる。このときのコンピュータは、1台のコンピュータで各ステップのすべてを実行してもよいし、複数台のコンピュータで各ステップを分担して実行してもよい。
【0023】
なお、上述したプログラムは、コンピュータが読み取り可能な記録媒体(例えばハードディスク、ROM、FD、CD、DVDなど)に記録されていてもよいし、伝送媒体(インターネットやLANなどの通信網)を介してあるコンピュータから別のコンピュータへ配信されてもよいし、その他どのような形で授受されてもよい。
【0024】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の好適な実施の形態を図面に基づいて説明する。図1はカートリッジ宅配システムの一概要を示す説明図である。カートリッジ宅配システムを備えたシステム運営会社1は、いくつかのユーザとカートリッジの宅配に関する契約を結んでいる。システム運営会社1に属する配達者3は、各ユーザごとに決められた宅配時期になると、そのユーザのカラーレーザプリンタ10の設置場所5へ新品のトナーカートリッジ40を届けると共にそのユーザが今まで使用していたトナーカートリッジ40を回収してシステム運営会社1へ持ち帰る。システム運営会社1に設置されたシステムコンピュータ70は、回収されたトナーカートリッジ40に一体化された記憶素子50からトナー使用量を読み取り、そのトナー使用量に応じて次回の宅配時期までの期間を決定したり、あるいは定期的に宅配する際にはそのトナー使用量に応じて今後ユーザに宅配するトナーカートリッジ40の充填量を決定したり、あるいはそのトナー使用量に応じてそのユーザに課す金額を決定したりする。
【0025】
次に、本実施形態の詳細について説明する。まず、ユーザのプリンタ設置場所5に設置されたカラーレーザプリンタ10について詳説し、併せてトナーカートリッジ40についても詳説する。図2はカラーレーザプリンタ10の概略構成を示すブロック図、図3はトナーカートリッジ40の記憶素子50を中心とした電気的な接続を表すブロック図である。
【0026】
カラーレーザプリンタ10は、図2に示すように、主としてコントローラ11、操作パネル15、カートリッジ接続部18及びトナーカートリッジ40を備えている。コントローラ11は、各種の制御を実行するCPU12,CPU12によって実行される各種の制御プログラムを記録するROM13,CPU12が各種の制御を実行する際にデータを一時記憶するRAM14などを備えた周知のコンピュータである。操作パネル15は、各種情報を表示する表示部16と、ボタン操作又はパネルタッチにより各種情報をコントローラ11に入力可能な操作部17とを備えたパネルである。可動接続部69は、トナーカートリッジ40に一体化された記憶素子50と電気的に接続される位置と電気的に接続されない位置のいずれかに位置決めされる。この可動接続部69が記憶素子50と電気的に接続される位置にあるとき、コントローラ11は可動接続部18を介して記憶素子50にアクセス可能となっている。トナーカートリッジ40は、記憶素子50が一体化された、4色のうちのいずれかの色のトナーを収容する部材であり、カラーレーザプリンタ10の内部に着脱可能に取り付けられている。後述するようにトナーカートリッジ40には、各色に応じてトナーカートリッジ40C,40M,40Y,40Kの4種類が存在し、これらがカラーレーザプリンタ10の内部に着脱可能に取り付けられているが、ここでは便宜上、トナーカートリッジ40として説明した。
【0027】
記憶素子50は、図3に示すように、データを記憶するメモリセル52と、このメモリセル52におけるデータの読み書きを制御するリード・ライト制御部54と、クロック信号CLKに基づいてリード・ライト制御部54を介してコントローラ11とデータのやり取りを行う際のカウントアップを行うアドレスカウンタ56とを備えている。こうした記憶素子50としては、例えば、EEPROMを用いることができる。図4は、トナーカートリッジ40の外観図である。本実施形態のトナーカートリッジ40では、図示するように、その端部に設けられた収納部42の内側に記憶素子50が取り付けられている。
【0028】
図5は、トナーカートリッジ40が取り付けられたカラーレーザプリンタ10のうちカラー印刷に関する構成の概略を示す構成図である。トナーカートリッジ40が取り付けられるカラーレーザプリンタ10は、単一感光体方式と中間転写方式とを採用したフルカラーの電子写真方式の画像形成装置として構成されており、図5に示すように、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)、ブラック(K)の4色に色分解された画像を現像器61に装着された各色のトナーカートリッジ40C,40M,40Y,40Kから供給される各色のトナーを用いて各色毎に露光器62により静電潜像が形成された感光体63上にトナー像を形成すると共に形成したトナー像を中間転写体としての転写ベルト64に重ねて一次転写し、この転写ベルト64上に重ねて転写された4色のトナー像を用紙カセット65から供給され搬送ユニット66により搬送された用紙に二次転写ユニット67で転写し、用紙上に転写されたトナー像を定着ユニット68により用紙に融着定着させてカラー像を用紙上に形成する。このように各色のトナー像を感光体63上に形成できるように現像器61は回転可能に構成されている。また、カラーレーザプリンタ10は、現像器61に装着された各トナーカートリッジ40C,40M,40Y,40Kの各記憶素子50C,50M,50Y,50Kが図中下部右側に位置したときにその記憶素子に接続する可動接続部69を備えている。この可動接続部69は、カラーレーザプリンタ10に関する各種設定情報が設定されたときやトナーに関する各種情報が変更されたときにコントローラ11によって接続位置に位置決めされて各記憶素子50C,50M,50Y,50Kにそれらの設定情報を書き込んだり、各トナーカートリッジ40C,40M,40Y,40Kが現像器61に装着されたときにコントローラ11により接続位置に位置決めされて各記憶素子50C,50M,50Y,50Kから書き込まれている内容を読み込んだりする。なお、露光器62は、モータで回転駆動されるポリゴンミラーによってスキャニングされるレーザ光が感光体63を露光して静電潜像を形成する周知のものである。
【0029】
図6は、トナーカートリッジ40の記憶素子50に記憶される情報の一例を示す説明図である。本実施形態では、記憶素子50には、図示するように、ユーザごとに付与されるユーザID、トナーカートリッジ40のID(カートリッジID)、トナーカートリッジ40が装着されているカラーレーザプリンタ10の型番やそのプリンタに固有の製品番号(シリアル番号)のほか、そのカラーレーザプリンタ10に関する各種設定情報やトナーに関する各種情報などが記憶される。ここで、カラーレーザプリンタ10に関する各種設定情報とは、プリンタにセットされた給紙カセットの用紙サイズや印刷濃度レベルや上下左右のオフセット間隔や外部から印刷データを受信するときの通信方式やネットワーク上で利用するときのアドレス(IPアドレス)などであり、カラーレーザプリンタ10のトナーに関する各種情報とは、トナーの色や、未使用時におけるトナー初期充填量、印刷に応じて累積されるトナーの使用量などである。これらの情報のうち、ユーザIDについては操作パネル15を介してユーザが入力したときに記憶素子50へ書き込まれ、カートリッジIDについてはトナーカートリッジ40を製造した際に工場などで記憶素子50へ書き込まれ、プリンタの型番や製品番号についてはトナーカートリッジ40がカラーレーザプリンタ10に装着されたときに記憶素子50に書き込まれ、カラーレーザプリンタ10に関する各種設定情報については操作パネル15を介して各種設定がなされたときに記憶素子50に書き込まれる。また、カラーレーザプリンタ10のトナーに関する各種情報のうち、トナーの色やトナー初期充填量についてはトナーカートリッジ40を製造する際に工場などで記憶素子50へ書き込まれ、トナーの使用量については印刷が実行されるごとにCPU12によって記憶素子50に書き込まれる。
【0030】
ここで、本実施形態では、コントローラ11のCPU12は、カラーレーザプリンタ10に接続されたホストコンピュータから送信されてきた文字や絵柄の1ページ分の情報を、微小ドットの集合体として画像に変換し、各ドットの画像の有無に対応してレーザ光源をオンオフさせて感光体63を露光する。このことから、トナーの使用量については、コントローラ11のCPU12がレーザの発光回数をカウントし、このカウント数と予め設定された1ドットあたりのトナーの使用量とを乗算することにより求めることができる。
【0031】
次に、システム運営会社1に設置されたシステムコンピュータ70について詳説する。図7はシステムコンピュータ70の概略構成を示す構成図である。システムコンピュータ70は、各種の制御を実行するCPU72,CPU72によって実行される各種の制御プログラムを記録するROM73,CPU72が各種の制御を実行する際にデータを一時記憶するRAM74,各種データやアプリケーションソフト等を保存するHDD75などを備えた周知のコンピュータであり、各種情報を表示するディスプレイ76や各種指令を入力する入力装置77と電気的に接続されている。また、システムコンピュータ70は、トナーカートリッジ40の記憶素子50に接続可能なコネクタ78を有しており、このコネクタ78に記憶素子50を接続することにより記憶素子50にアクセス可能となる。
【0032】
システムコンピュータ70は、カートリッジの宅配に関する契約を結んでいるユーザの情報をデータベース化してHDD75に保存している。このデータベースの一例を図8に示す。図8に示すように、ユーザの情報は、各ユーザごとに付与されたユーザIDに対応する形式でデータベース化されている。また、ユーザの情報としては、そのユーザの氏名(名称)、住所、電話番号、電子メールアドレスなどといったユーザ個人情報のほか、そのユーザが所有するカラーレーザプリンタ10の型番及び製品番号、その設置場所(住所、電話番号等)、各トナーカートリッジ40C,40M,40Y,40KのカートリッジID及び宅配時期などといったプリンタ関連情報が保存されている。各トナーカートリッジ40C,40M,40Y,40Kの宅配時期に関して、1回目の宅配時期はデフォルト値に設定されている。このデフォルト値は、過去の実績で最も印刷量の多かったユーザがいずれかのトナーカートリッジ40C,40M,40Y,40Kの初期充填量をほぼ使い切るまでの期間よりも短い期間に設定されている。なお、2回目以降の宅配時期の設定については、後述する。
【0033】
次に、システムコンピュータ70が実行する宅配処理プログラムについて図9のフローチャートに基づいて説明する。ここでは、便宜上、4つのトナーカートリッジ40C,40M,40Y,40Kを区別することなくトナーカートリッジ40として説明する。
【0034】
オペレータは、ユーザから回収したトナーカートリッジ40の記憶素子50をコネクタ78に接続したあと、システムコンピュータ70を起動して入力装置77から宅配処理プログラムの実行を指令する。この宅配処理プログラムは、システムコンピュータ70のHDD75に記憶されている。システムコンピュータ70のCPU72は、この宅配処理プログラムを読み出してこれを実行する。まず、CPU72は、コネクタ78を介して記憶素子50に記憶されているトナーに関する情報の一つであるトナーの使用量を読み取る(ステップS100)。
【0035】
続いて、読み取ったトナーの使用量に基づいてユーザに課す金額つまり課金額を決定する(ステップS110)。具体的には、予めトナーの単位使用量に対する金額を決めておき、その金額に今回のトナーの使用量を乗算して課金額を算出してもよいし、あるいは、予めトナーの使用量の領域を多段階に分け各段階の領域に対して課金額を決めておき、今回のトナーの使用量がどの段階の領域に属するかに応じて課金額を求めてもよい。あるいは、1本目のカートリッジについてはカートリッジ費用の全額を課金額とし、n本目のカートリッジについてはカートリッジ費用の全額から(n−1)本目のカートリッジの着色材の未使用分を差し引いた金額を課金額としてもよい。なお、nは2以上の整数である。
【0036】
続いて、読み取ったトナーの使用量に基づいて次の宅配時期までの期間(次期までの期間)を決定する(ステップS120)。具体的には、読み取ったトナーの使用量を前回の宅配時期から今回の宅配時期までの期間で除して1日当りのトナーの使用量を算出し、トナーの初期充填量(又はトナーの初期充填量から所定の余裕分を差し引いた量)を1日当たりのトナーの使用量で除した値を次期までの期間としてもよい。このときの初期充填量は予め定められた一定量である。また、所定の余裕分は初期充填量の数%から数10%とするのが好ましい。
【0037】
続いて、ステップS120で決定した次期までの期間がトナーの有効期間より短いか否かを判定する(ステップS130)。トナーの有効期間は、綺麗なカラー印刷物を得るためにトナーの組成に応じて予め定められた期間である。ステップS130で次期までの期間がトナーの有効期間より短いときには、そのままステップS150へ進み、次期までの期間がトナーの有効期間と同じか長いときには、ユーザがカラーレーザプリンタ10の使用中にトナーカートリッジ40のトナーの有効期限が切れて綺麗に印刷できないおそれがあるため、次期までの期間をトナーの有効期間に変更し(ステップS140)、その後ステップS150へ進む。そして、現在の日付に次期までの期間を加算して次回の宅配時期を算出する(ステップS150)。その後、トナーカートリッジ40の記憶素子50からそのトナーカートリッジ40のユーザIDを読み取り、HDD75に保存されているユーザの情報のうち読み取ったユーザIDに対応する宅配時期をステップS150で算出した宅配時期に更新する(ステップS160)。その後、ステップS150で算出した宅配時期とステップS110で算出した課金額とをディスプレイ76に表示し(ステップS170)、このプログラムを終了する。オペレータは、ディスプレイ76に表示された宅配時期と課金額を確認したあと、その課金額をユーザに対して請求する。
【0038】
次に、システムコンピュータ70が実行する報知処理プログラムについて図10のフローチャートに基づいて説明する。この報知処理プログラムは、システムコンピュータ70のHDD75に記憶されている。システムコンピュータ70のCPU72は、1日の始めにこの報知処理プログラムを読み出してこれを実行する。まず、CPU72は、HDD75にデータベース化されているユーザの情報のうちトナーカートリッジ40の宅配時期が本日のものを検索し(ステップS200)、宅配時期が本日のものがあったか否かを判定し(ステップS210)、宅配時期が本日のものがないときには、そのままこのプログラムを終了する。一方、ステップS210で宅配時期が本日のものがあったときには、該当するトナーカートリッジ40を使用しているユーザの氏名(名称)とプリンタ設置場所を読み出してディスプレイ76にリストアップし(ステップS220)、このプログラムを終了する。オペレータは、ディスプレイ76に表示されたリストを確認したあと、リストアップされたユーザに対してトナーカートリッジ40を宅配する手配を行う。
【0039】
ここで、本実施形態と本発明の構成要素の対応関係を明らかにする。本実施形態のシステムコンピュータ70のCPU72が使用量読取手段、宅配時期設定手段及び課金額設定手段に相当する。なお、本実施形態では、システムコンピュータ70の動作を説明することにより本発明のカートリッジ宅配システムやそのユーザの情報のうちトナーカートリッジ40の宅配時期が本日のものを検索方法の一例を明らかにすると同時に、本発明のプログラム(カートリッジ宅配方法の各ステップをコンピュータに実行させるためのプログラム)の一例も明らかにしている。
【0040】
以上説明したシステムコンピュータ70によれば、トナーカートリッジ40のトナーの使用量に応じて宅配時期を決定するため、ユーザが使用しているトナーカートリッジ40が空になる前に次のカートリッジをユーザに届けることができる。したがって、トナーカートリッジ40のトナーがなくなり印刷できないという事態が生じるおそれがないし、新品のトナーカートリッジ40をストックしておく必要もない。具体的には、トナーの使用量が多い場合には早い時期に次のトナーカートリッジ40が届くためトナーがなくなってしまい印刷できないという事態を招くことがなく、トナーの使用量が少ない場合には遅い時期に次のトナーカートリッジ40が届くため新品のトナーカートリッジ40が使われないまま長期間ストックされ使用時には有効期限が迫っているという事態を招くことがない。また、回収したトナーカートリッジ40の記憶素子50から読み取ったトナーの使用量に応じてユーザに課す金額を決定するため、適切に課金することができる。
【0041】
なお、本発明は上述した実施形態に何ら限定されるものではなく、本発明の技術的範囲に属する限り種々の態様で実施できることはいうまでもない。
【0042】
例えば、上述した実施形態では、単一感光体方式と中間転写方式とを採用したフルカラーの電子写真方式の画像形成装置として構成されたカラーレーザプリンタ10に用いるトナーカートリッジ40を例示したが、複数感光体方式や直接転写方式のフルカラーの電子写真方式の画像形成装置として構成されたカラーレーザプリンタや複写機に用いるトナーカートリッジに本発明の宅配システムを適用してもよいし、あるいはモノクロームの電子写真方式の画像形成装置として構成されたレーザプリンタや複写機に用いるトナーカートリッジに本発明の宅配システムを適用してもよいし、あるいは、上述した実施形態の記憶素子50と同様の記憶素子を有するインクカートリッジを装着したインクジェット方式のカラープリンタや複写機に本発明の宅配システムを適用してもよい。
【0043】
また、上述した実施形態の図9のフローチャートのステップS120で、次期までの期間を、予めトナーの使用量の領域を多段階に分け各段階の領域に対して次期までの期間をトナーの有効期間を超えないように決めておき、今回のトナーの使用量がどの段階の領域に属するかに応じて決定するようにしてもよく、こうすれば、ステップS130,S140の処理を省略できる。この場合、例えば、トナーの使用量の領域を極少、少、並、多、極多の5段階に分け、極少ならば7ヶ月、少ならば5ヶ月、並ならば3ヶ月、多ならば1ヶ月、極多ならば2週間といった具合に決めておいてもよい。
【0044】
更に、上述した実施形態では、カラーレーザプリンタ10はレーザ発光のオンオフに基づいてトナーの使用量を算出して記憶素子50に保存したが、レーザ発光のオンオフと印刷濃度レベルとに基づいてトナーの使用量を算出して記憶素子50に保存してもよい。あるいは、これに代えて、実際に印刷した用紙のサイズと枚数を記憶素子50に保存してもよい。この場合、予め用紙のサイズごとに用紙1枚当たりのトナー使用量が一定値であると仮定して、そのトナー使用量と用紙のサイズ及び枚数とに応じてトナー使用量を算出してもよい。
【0045】
更にまた、上述した実施形態では、トナーの使用量に基づき課金額が変わるようにしたが、トナーの使用量にかかわらず課金額を定額とし、トナーの未使用分(初期充填量から使用量を差し引いた分)に応じた特典をユーザに還元するようにしてもよい。例えば、トナーの未使用分が多いほどユーザの利益が大きくなるように特典を決定してもよい。こうすれば、課金額が定額であっても、回収したトナーカートリッジ40のトナーの未使用分に応じてユーザに特典が還元されるため、ユーザが不利になることはない。なお、特典としては、金銭類似のポイント(点数のほかスタンプやシールを含む)であってもよいし、有価券(クーポン券を含む)であってもよいし、ユーザが物品を購入する際の割引券であってもよいし、ユーザがサービスを受ける際の割引券であってもよいし、キャッシュバックであってもよいし、物品であってもよい。
【0046】
そしてまた、上述した実施形態では、次回の宅配時期までの期間をトナー使用量に応じて変更する場合について説明したが、次回の宅配時期までの期間を一定期間とし定期的に宅配してもよい。この場合、トナーカートリッジ40の初期充填量を、ヘビーユーザがその一定期間に使用するトナー量よりも多い量に設定してもよく、こうすれば、ユーザが使用しているトナーカートリッジ40が空になる前に次のトナーカートリッジ40をユーザに届けることができ、図9の宅配処理プログラムのフローチャートにおけるステップS120〜S140を実行する必要がなくなる。但し、ユーザによっては回収したトナーカートリッジ40のトナー残量がかなり多い場合もあることから、その場合には、そのユーザに宅配するトナーカートリッジ40の初期充填量をトナー使用量に応じて決定してもよい。具体的には、図11に示すように、ステップS110に続いて、回収したトナーカートリッジ40のトナー使用量にいくらかの余裕分を加味した量を初期充填量として算出し(ステップS115)、ステップS150,S160を行ったあと、ステップS170でその初期充填量を交換時期や課金額と併せて表示してもよい。但し、このときの初期充填量は、予めカラーレーザプリンタ10がトナーカートリッジ40のトナーを使用するうえで最小限必要な量(最小量)を下回らないようにする。
【0047】
あるいは、一定期間を、例えばヘビーユーザがトナーカートリッジ40の初期充填量(定量)をほぼ使い切るまでの期間よりも短い期間に設定してもよく、こうしても、ユーザが使用しているトナーカートリッジ40が空になる前に次のトナーカートリッジ40が届けられることができ、図9の宅配処理プログラムのフローチャートにおけるステップS120〜S140を省略することができる。なお、ユーザにかかわらず一定期間を設定しても良いし、ユーザごとに一定期間を設定してもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】カートリッジ宅配システムの概要を示す説明図。
【図2】カラーレーザプリンタ10の概略構成を示すブロック図。
【図3】記憶素子50を中心とした電気的な接続を表すブロック図。
【図4】トナーカートリッジ40の外観図。
【図5】カラー印刷に関する構成の概略を示す構成図。
【図6】記憶素子50に記憶される情報の一例を示す説明図。
【図7】システムコンピュータ70の概略構成を示す構成図。
【図8】データベース化されたユーザの情報の一例を示す説明図。
【図9】宅配処理プログラムのフローチャート。
【図10】報知処理プログラムのフローチャート。
【図11】別の宅配処理プログラムのフローチャート。
【符号の説明】
1 システム運営会社、3 配達者、5 プリンタ設置場所、10 カラーレーザプリンタ、11 コントローラ、12 CPU、13 ROM、14 RAM、15 操作パネル、16 表示部、17 操作部、18 可動接続部、40,40C,40M,40Y,40K トナーカートリッジ、50,50C,50C,50M,50Y,50K 各記憶素子、61 現像器、62 露光器、63 感光体、64 転写ベルト、65 用紙カセット、66 搬送ユニット、67 二次転写ユニット、68 定着ユニット、69 可動接続部、70 システムコンピュータ、71 CPU、72 ROM、73 RAM、76 ディスプレイ、77 入力装置、78 コネクタ。
【発明の属する技術分野】
本発明は、着色材の使用量を記憶する記憶素子を有しプリンタに着脱可能に取り付けられるカートリッジを宅配する際に利用するシステム、方法及びプログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】
特許文献1には、交換後の使用済みカートリッジにつき、実際に印刷のために消費された着色材の使用量に基づいて課金額を決定するシステムが開示されている。
【0003】
【特許文献1】
特開2002−149020号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、特許文献1では、ユーザが自らカートリッジの使用を終了したと判断してそのカートリッジを回収業者等に返却する必要があるため、ユーザの判断が遅れた場合にはカートリッジの着色材がなくなってしまい印刷できないという事態が生じることがあった。このような事態が生じたときには、新品のカートリッジがストックされていればその新品のカートリッジと交換することにより対処できるが、ストックされていないときには対処できない。また、新品のカートリッジをストックすることは、着色材の使用に有効期限があることから使用時に有効期限切れになるリスクがあるため、あまり好ましくない。
【0005】
本発明は、このような課題に鑑みなされたものであり、ユーザが印刷できない事態を招くことなくカートリッジを宅配できるシステム、その方法及びそのプログラムを提供することを目的の一つとする。また、新品のカートリッジをストックする必要がないカートリッジ宅配システム、その方法及びそのプログラムを提供することを目的の一つとする。
【0006】
【課題を解決するための手段及びその作用・効果】
上述の目的の少なくとも一つを達成するため、本発明は以下の手段を採用した。
【0007】
本発明の第1のカートリッジ宅配システムは、着色材の使用量を記憶する記憶素子を有しプリンタに着脱可能に取り付けられるカートリッジを宅配する際に利用するシステムであって、
ユーザから回収したカートリッジの着色材の使用量を該カートリッジの記憶素子から読み取る使用量読取手段と、
前記使用量読取手段が読み取った前記着色材の使用量に応じて、次のカートリッジを前記ユーザに届け前記ユーザが使用しているカートリッジを回収する宅配時期を決定する宅配時期決定手段と
を備えたものである。
【0008】
このカートリッジ宅配システムでは、カートリッジの着色材の使用量に応じて宅配時期を決定するため、ユーザが使用しているカートリッジが空になる前に次のカートリッジをユーザに届けることができる。したがって、カートリッジの着色材がなくなり印刷できないという事態が生じるおそれがないし、新品のカートリッジをストックしておく必要もない。
【0009】
本発明の第1のカートリッジ宅配システムにおいて、前記宅配時期決定手段は、前記宅配時期を、前記ユーザから回収したカートリッジの着色材の使用量から1日当りの着色材の使用量を求め、該1日当たりの着色材の使用量に基づいて決定してもよい。あるいは、前記宅配時期を、前記ユーザから回収したカートリッジの着色材の使用量が予め段階的に定められた範囲のいずれに属するかに応じて決定してもよい。こうすれば、ユーザが使用しているカートリッジが空になる前の適切な時期に次のカートリッジを宅配することができる。
【0010】
本発明の第1のカートリッジ宅配システムにおいて、前記宅配時期決定手段は、前記宅配時期を、遅くとも前記ユーザが現在使用しているカートリッジの着色材の有効期限が切れる前に決定してもよい。こうすれば、ユーザサイドでカートリッジの着色材が残っているのに期限切れで綺麗に印刷できないという事態が生じにくい。
【0011】
本発明の第2のカートリッジ宅配システムは、着色材の使用量を記憶する記憶素子を有しプリンタに着脱可能に取り付けられるカートリッジを定期的に宅配する際に利用するシステムであって、
ユーザから回収したカートリッジの着色材の使用量を該カートリッジの記憶素子から読み取る使用量読取手段と、
前記使用量読取手段が読み取った前記着色材の使用量に応じて、今後前記ユーザに届けるカートリッジの着色材の初期充填量を決定する充填量決定手段と
を備えたものである。
【0012】
このカートリッジ宅配システムでは、着色材の使用量に応じて今後ユーザに届けるカートリッジの着色材の初期充填量を決定するため、カートリッジを定期的につまり一定期間が経過するごとに宅配する場合において次回の宅配時期までにユーザが使用しているカートリッジが空になるおそれは殆どない。したがって、カートリッジの着色材がなくなり印刷できないという事態が生じるおそれがないし、新品のカートリッジをストックしておく必要もない。
【0013】
本発明の第2のカートリッジ宅配システムにおいて、前記充填量決定手段は、予めヘビーユーザが定期的な期間に使用する着色材の量よりも多い量に設定された元の初期充填量を、前記使用量読取手段が読み取った前記着色材の使用量に応じて変更することにより、今後前記ユーザに届けるカートリッジの着色材の初期充填量を決定してもよい。こうすれば、ヘビーユーザ(着色材使用量の多いユーザ)を基準として元の初期充填量が決められているため、次回の宅配時期までにユーザが使用しているカートリッジが空になるおそれは殆どない。また、着色材の使用量に応じて元の初期充填量を変更するため、適切な初期充填量のカートリッジをユーザに届けることができる。
【0014】
本発明の第1又は第2のカートリッジ宅配システムは、本日が宅配時期に当たるか否かを判定する判定手段と、前記判定手段により本日が宅配時期に当たると判定されたときにはその旨を外部に報知する宅配時期報知手段とを備えていてもよい。こうすれば、ユーザごとの宅配時期を見落とすことがなく、確実に次のカートリッジを宅配することができる。
【0015】
本発明の第1又は第2のカートリッジ宅配システムは、前記使用量読取手段が読み取った前記着色材の使用量に応じて前記ユーザに課す金額を決定する課金額決定手段を備えていてもよい。こうすれば、ユーザにとって適切な金額が課金されることになる。このとき、前記課金額決定手段は、1本目のカートリッジについてはカートリッジ費用の全額を課金額とし、n本目のカートリッジについてはカートリッジ費用の全額から(n−1)本目のカートリッジの着色材の未使用分を差し引いた金額を課金額としてもよい。こうすれば、回収したカートリッジの着色材の使用量に応じて次回のカートリッジの課金額を適正に決定することができる。また、前記課金額決定手段は、前記ユーザに課す金額を決定する代わりに前記ユーザに還元する特典を決定してもよい。こうすれば、仮に毎回カートリッジ費用として定額の料金が課金されたとしても、回収したカートリッジの着色材の使用量に応じてユーザに特典が還元されるため、ユーザが不利になることはない。ここで、「特典」とは、ユーザの利益になるものであれば特に限定されないが、例えば、金銭類似のポイント(点数のほかスタンプやシールを含む)であってもよいし、有価券(クーポン券を含む)であってもよいし、ユーザが物品を購入する際の割引券であってもよいし、ユーザがサービスを受ける際の割引券であってもよいし、キャッシュバックであってもよいし、物品であってもよい。
【0016】
本発明の第1又は第2のカートリッジ宅配システムにおいて、前記カートリッジは、着色材としてレーザプリンタに使用されるトナーを含有していてもよい。本発明に適用するカートリッジとしては、インクジェットプリンタ用のインクを含有するカートリッジであってもよいが、レーザプリンタ用のトナーを含有しているカートリッジの方が一般に印刷枚数が多く着色材の使用量も多いため、本発明を適用するのに相応しい。
【0017】
本発明の第3のカートリッジ宅配方法は、着色材の使用量を記憶する記憶素子を有しプリンタに着脱可能に取り付けられるカートリッジを宅配する際に利用する方法であって、
(a)ユーザから回収したカートリッジの着色材の使用量を該カートリッジの記憶素子から読み取るステップと、
(b)前記ステップ(a)で読み取った前記着色材の使用量に応じて、次のカートリッジを前記ユーザに届け前記ユーザが使用しているカートリッジを回収する宅配時期を決定するステップと
を含むものである。
【0018】
このカートリッジ宅配方法では、カートリッジの着色材の使用量に応じて宅配時期を決定するため、ユーザが使用しているカートリッジが空になる前に次のカートリッジをユーザに届けることができる。したがって、カートリッジの着色材がなくなり印刷できないという事態が生じるおそれがないし、新品のカートリッジをストックしておく必要もない。
【0019】
また、このカートリッジ宅配方法の各ステップをコンピュータに実行させるためのプログラムを提供してもよい。このプログラムをコンピュータに実行させれば、そのコンピュータは上述のカートリッジ宅配方法の各ステップを実行するため、上述のカートリッジ宅配方法と同様の作用効果が得られる。このときのコンピュータは、1台のコンピュータで各ステップのすべてを実行してもよいし、複数台のコンピュータで各ステップを分担して実行してもよい。
【0020】
本発明の第4のカートリッジ宅配方法は、着色材の使用量を記憶する記憶素子を有しプリンタに着脱可能に取り付けられるカートリッジを定期的に宅配する際に利用する方法であって、
(a)ユーザから回収したカートリッジの着色材の使用量を該カートリッジの記憶素子から読み取るステップと、
(b)前記ステップ(a)で読み取った前記着色材の使用量に応じて、今後前記ユーザに届けるカートリッジの着色材の初期充填量を決定するステップと
を含むものである。
【0021】
このカートリッジ宅配方法では、着色材の使用量に応じて今後ユーザに届けるカートリッジの着色材の初期充填量を決定するため、カートリッジを定期的につまり一定期間が経過するごとに宅配する場合において次回の宅配時期までにユーザが使用しているカートリッジが空になるおそれは殆どない。したがって、カートリッジの着色材がなくなり印刷できないという事態が生じるおそれがないし、新品のカートリッジをストックしておく必要もない。
【0022】
また、このカートリッジ宅配方法の各ステップをコンピュータに実行させるためのプログラムを提供してもよい。このプログラムをコンピュータに実行させれば、そのコンピュータは上述のカートリッジ宅配方法の各ステップを実行するため、上述のカートリッジ宅配方法と同様の作用効果が得られる。このときのコンピュータは、1台のコンピュータで各ステップのすべてを実行してもよいし、複数台のコンピュータで各ステップを分担して実行してもよい。
【0023】
なお、上述したプログラムは、コンピュータが読み取り可能な記録媒体(例えばハードディスク、ROM、FD、CD、DVDなど)に記録されていてもよいし、伝送媒体(インターネットやLANなどの通信網)を介してあるコンピュータから別のコンピュータへ配信されてもよいし、その他どのような形で授受されてもよい。
【0024】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の好適な実施の形態を図面に基づいて説明する。図1はカートリッジ宅配システムの一概要を示す説明図である。カートリッジ宅配システムを備えたシステム運営会社1は、いくつかのユーザとカートリッジの宅配に関する契約を結んでいる。システム運営会社1に属する配達者3は、各ユーザごとに決められた宅配時期になると、そのユーザのカラーレーザプリンタ10の設置場所5へ新品のトナーカートリッジ40を届けると共にそのユーザが今まで使用していたトナーカートリッジ40を回収してシステム運営会社1へ持ち帰る。システム運営会社1に設置されたシステムコンピュータ70は、回収されたトナーカートリッジ40に一体化された記憶素子50からトナー使用量を読み取り、そのトナー使用量に応じて次回の宅配時期までの期間を決定したり、あるいは定期的に宅配する際にはそのトナー使用量に応じて今後ユーザに宅配するトナーカートリッジ40の充填量を決定したり、あるいはそのトナー使用量に応じてそのユーザに課す金額を決定したりする。
【0025】
次に、本実施形態の詳細について説明する。まず、ユーザのプリンタ設置場所5に設置されたカラーレーザプリンタ10について詳説し、併せてトナーカートリッジ40についても詳説する。図2はカラーレーザプリンタ10の概略構成を示すブロック図、図3はトナーカートリッジ40の記憶素子50を中心とした電気的な接続を表すブロック図である。
【0026】
カラーレーザプリンタ10は、図2に示すように、主としてコントローラ11、操作パネル15、カートリッジ接続部18及びトナーカートリッジ40を備えている。コントローラ11は、各種の制御を実行するCPU12,CPU12によって実行される各種の制御プログラムを記録するROM13,CPU12が各種の制御を実行する際にデータを一時記憶するRAM14などを備えた周知のコンピュータである。操作パネル15は、各種情報を表示する表示部16と、ボタン操作又はパネルタッチにより各種情報をコントローラ11に入力可能な操作部17とを備えたパネルである。可動接続部69は、トナーカートリッジ40に一体化された記憶素子50と電気的に接続される位置と電気的に接続されない位置のいずれかに位置決めされる。この可動接続部69が記憶素子50と電気的に接続される位置にあるとき、コントローラ11は可動接続部18を介して記憶素子50にアクセス可能となっている。トナーカートリッジ40は、記憶素子50が一体化された、4色のうちのいずれかの色のトナーを収容する部材であり、カラーレーザプリンタ10の内部に着脱可能に取り付けられている。後述するようにトナーカートリッジ40には、各色に応じてトナーカートリッジ40C,40M,40Y,40Kの4種類が存在し、これらがカラーレーザプリンタ10の内部に着脱可能に取り付けられているが、ここでは便宜上、トナーカートリッジ40として説明した。
【0027】
記憶素子50は、図3に示すように、データを記憶するメモリセル52と、このメモリセル52におけるデータの読み書きを制御するリード・ライト制御部54と、クロック信号CLKに基づいてリード・ライト制御部54を介してコントローラ11とデータのやり取りを行う際のカウントアップを行うアドレスカウンタ56とを備えている。こうした記憶素子50としては、例えば、EEPROMを用いることができる。図4は、トナーカートリッジ40の外観図である。本実施形態のトナーカートリッジ40では、図示するように、その端部に設けられた収納部42の内側に記憶素子50が取り付けられている。
【0028】
図5は、トナーカートリッジ40が取り付けられたカラーレーザプリンタ10のうちカラー印刷に関する構成の概略を示す構成図である。トナーカートリッジ40が取り付けられるカラーレーザプリンタ10は、単一感光体方式と中間転写方式とを採用したフルカラーの電子写真方式の画像形成装置として構成されており、図5に示すように、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)、ブラック(K)の4色に色分解された画像を現像器61に装着された各色のトナーカートリッジ40C,40M,40Y,40Kから供給される各色のトナーを用いて各色毎に露光器62により静電潜像が形成された感光体63上にトナー像を形成すると共に形成したトナー像を中間転写体としての転写ベルト64に重ねて一次転写し、この転写ベルト64上に重ねて転写された4色のトナー像を用紙カセット65から供給され搬送ユニット66により搬送された用紙に二次転写ユニット67で転写し、用紙上に転写されたトナー像を定着ユニット68により用紙に融着定着させてカラー像を用紙上に形成する。このように各色のトナー像を感光体63上に形成できるように現像器61は回転可能に構成されている。また、カラーレーザプリンタ10は、現像器61に装着された各トナーカートリッジ40C,40M,40Y,40Kの各記憶素子50C,50M,50Y,50Kが図中下部右側に位置したときにその記憶素子に接続する可動接続部69を備えている。この可動接続部69は、カラーレーザプリンタ10に関する各種設定情報が設定されたときやトナーに関する各種情報が変更されたときにコントローラ11によって接続位置に位置決めされて各記憶素子50C,50M,50Y,50Kにそれらの設定情報を書き込んだり、各トナーカートリッジ40C,40M,40Y,40Kが現像器61に装着されたときにコントローラ11により接続位置に位置決めされて各記憶素子50C,50M,50Y,50Kから書き込まれている内容を読み込んだりする。なお、露光器62は、モータで回転駆動されるポリゴンミラーによってスキャニングされるレーザ光が感光体63を露光して静電潜像を形成する周知のものである。
【0029】
図6は、トナーカートリッジ40の記憶素子50に記憶される情報の一例を示す説明図である。本実施形態では、記憶素子50には、図示するように、ユーザごとに付与されるユーザID、トナーカートリッジ40のID(カートリッジID)、トナーカートリッジ40が装着されているカラーレーザプリンタ10の型番やそのプリンタに固有の製品番号(シリアル番号)のほか、そのカラーレーザプリンタ10に関する各種設定情報やトナーに関する各種情報などが記憶される。ここで、カラーレーザプリンタ10に関する各種設定情報とは、プリンタにセットされた給紙カセットの用紙サイズや印刷濃度レベルや上下左右のオフセット間隔や外部から印刷データを受信するときの通信方式やネットワーク上で利用するときのアドレス(IPアドレス)などであり、カラーレーザプリンタ10のトナーに関する各種情報とは、トナーの色や、未使用時におけるトナー初期充填量、印刷に応じて累積されるトナーの使用量などである。これらの情報のうち、ユーザIDについては操作パネル15を介してユーザが入力したときに記憶素子50へ書き込まれ、カートリッジIDについてはトナーカートリッジ40を製造した際に工場などで記憶素子50へ書き込まれ、プリンタの型番や製品番号についてはトナーカートリッジ40がカラーレーザプリンタ10に装着されたときに記憶素子50に書き込まれ、カラーレーザプリンタ10に関する各種設定情報については操作パネル15を介して各種設定がなされたときに記憶素子50に書き込まれる。また、カラーレーザプリンタ10のトナーに関する各種情報のうち、トナーの色やトナー初期充填量についてはトナーカートリッジ40を製造する際に工場などで記憶素子50へ書き込まれ、トナーの使用量については印刷が実行されるごとにCPU12によって記憶素子50に書き込まれる。
【0030】
ここで、本実施形態では、コントローラ11のCPU12は、カラーレーザプリンタ10に接続されたホストコンピュータから送信されてきた文字や絵柄の1ページ分の情報を、微小ドットの集合体として画像に変換し、各ドットの画像の有無に対応してレーザ光源をオンオフさせて感光体63を露光する。このことから、トナーの使用量については、コントローラ11のCPU12がレーザの発光回数をカウントし、このカウント数と予め設定された1ドットあたりのトナーの使用量とを乗算することにより求めることができる。
【0031】
次に、システム運営会社1に設置されたシステムコンピュータ70について詳説する。図7はシステムコンピュータ70の概略構成を示す構成図である。システムコンピュータ70は、各種の制御を実行するCPU72,CPU72によって実行される各種の制御プログラムを記録するROM73,CPU72が各種の制御を実行する際にデータを一時記憶するRAM74,各種データやアプリケーションソフト等を保存するHDD75などを備えた周知のコンピュータであり、各種情報を表示するディスプレイ76や各種指令を入力する入力装置77と電気的に接続されている。また、システムコンピュータ70は、トナーカートリッジ40の記憶素子50に接続可能なコネクタ78を有しており、このコネクタ78に記憶素子50を接続することにより記憶素子50にアクセス可能となる。
【0032】
システムコンピュータ70は、カートリッジの宅配に関する契約を結んでいるユーザの情報をデータベース化してHDD75に保存している。このデータベースの一例を図8に示す。図8に示すように、ユーザの情報は、各ユーザごとに付与されたユーザIDに対応する形式でデータベース化されている。また、ユーザの情報としては、そのユーザの氏名(名称)、住所、電話番号、電子メールアドレスなどといったユーザ個人情報のほか、そのユーザが所有するカラーレーザプリンタ10の型番及び製品番号、その設置場所(住所、電話番号等)、各トナーカートリッジ40C,40M,40Y,40KのカートリッジID及び宅配時期などといったプリンタ関連情報が保存されている。各トナーカートリッジ40C,40M,40Y,40Kの宅配時期に関して、1回目の宅配時期はデフォルト値に設定されている。このデフォルト値は、過去の実績で最も印刷量の多かったユーザがいずれかのトナーカートリッジ40C,40M,40Y,40Kの初期充填量をほぼ使い切るまでの期間よりも短い期間に設定されている。なお、2回目以降の宅配時期の設定については、後述する。
【0033】
次に、システムコンピュータ70が実行する宅配処理プログラムについて図9のフローチャートに基づいて説明する。ここでは、便宜上、4つのトナーカートリッジ40C,40M,40Y,40Kを区別することなくトナーカートリッジ40として説明する。
【0034】
オペレータは、ユーザから回収したトナーカートリッジ40の記憶素子50をコネクタ78に接続したあと、システムコンピュータ70を起動して入力装置77から宅配処理プログラムの実行を指令する。この宅配処理プログラムは、システムコンピュータ70のHDD75に記憶されている。システムコンピュータ70のCPU72は、この宅配処理プログラムを読み出してこれを実行する。まず、CPU72は、コネクタ78を介して記憶素子50に記憶されているトナーに関する情報の一つであるトナーの使用量を読み取る(ステップS100)。
【0035】
続いて、読み取ったトナーの使用量に基づいてユーザに課す金額つまり課金額を決定する(ステップS110)。具体的には、予めトナーの単位使用量に対する金額を決めておき、その金額に今回のトナーの使用量を乗算して課金額を算出してもよいし、あるいは、予めトナーの使用量の領域を多段階に分け各段階の領域に対して課金額を決めておき、今回のトナーの使用量がどの段階の領域に属するかに応じて課金額を求めてもよい。あるいは、1本目のカートリッジについてはカートリッジ費用の全額を課金額とし、n本目のカートリッジについてはカートリッジ費用の全額から(n−1)本目のカートリッジの着色材の未使用分を差し引いた金額を課金額としてもよい。なお、nは2以上の整数である。
【0036】
続いて、読み取ったトナーの使用量に基づいて次の宅配時期までの期間(次期までの期間)を決定する(ステップS120)。具体的には、読み取ったトナーの使用量を前回の宅配時期から今回の宅配時期までの期間で除して1日当りのトナーの使用量を算出し、トナーの初期充填量(又はトナーの初期充填量から所定の余裕分を差し引いた量)を1日当たりのトナーの使用量で除した値を次期までの期間としてもよい。このときの初期充填量は予め定められた一定量である。また、所定の余裕分は初期充填量の数%から数10%とするのが好ましい。
【0037】
続いて、ステップS120で決定した次期までの期間がトナーの有効期間より短いか否かを判定する(ステップS130)。トナーの有効期間は、綺麗なカラー印刷物を得るためにトナーの組成に応じて予め定められた期間である。ステップS130で次期までの期間がトナーの有効期間より短いときには、そのままステップS150へ進み、次期までの期間がトナーの有効期間と同じか長いときには、ユーザがカラーレーザプリンタ10の使用中にトナーカートリッジ40のトナーの有効期限が切れて綺麗に印刷できないおそれがあるため、次期までの期間をトナーの有効期間に変更し(ステップS140)、その後ステップS150へ進む。そして、現在の日付に次期までの期間を加算して次回の宅配時期を算出する(ステップS150)。その後、トナーカートリッジ40の記憶素子50からそのトナーカートリッジ40のユーザIDを読み取り、HDD75に保存されているユーザの情報のうち読み取ったユーザIDに対応する宅配時期をステップS150で算出した宅配時期に更新する(ステップS160)。その後、ステップS150で算出した宅配時期とステップS110で算出した課金額とをディスプレイ76に表示し(ステップS170)、このプログラムを終了する。オペレータは、ディスプレイ76に表示された宅配時期と課金額を確認したあと、その課金額をユーザに対して請求する。
【0038】
次に、システムコンピュータ70が実行する報知処理プログラムについて図10のフローチャートに基づいて説明する。この報知処理プログラムは、システムコンピュータ70のHDD75に記憶されている。システムコンピュータ70のCPU72は、1日の始めにこの報知処理プログラムを読み出してこれを実行する。まず、CPU72は、HDD75にデータベース化されているユーザの情報のうちトナーカートリッジ40の宅配時期が本日のものを検索し(ステップS200)、宅配時期が本日のものがあったか否かを判定し(ステップS210)、宅配時期が本日のものがないときには、そのままこのプログラムを終了する。一方、ステップS210で宅配時期が本日のものがあったときには、該当するトナーカートリッジ40を使用しているユーザの氏名(名称)とプリンタ設置場所を読み出してディスプレイ76にリストアップし(ステップS220)、このプログラムを終了する。オペレータは、ディスプレイ76に表示されたリストを確認したあと、リストアップされたユーザに対してトナーカートリッジ40を宅配する手配を行う。
【0039】
ここで、本実施形態と本発明の構成要素の対応関係を明らかにする。本実施形態のシステムコンピュータ70のCPU72が使用量読取手段、宅配時期設定手段及び課金額設定手段に相当する。なお、本実施形態では、システムコンピュータ70の動作を説明することにより本発明のカートリッジ宅配システムやそのユーザの情報のうちトナーカートリッジ40の宅配時期が本日のものを検索方法の一例を明らかにすると同時に、本発明のプログラム(カートリッジ宅配方法の各ステップをコンピュータに実行させるためのプログラム)の一例も明らかにしている。
【0040】
以上説明したシステムコンピュータ70によれば、トナーカートリッジ40のトナーの使用量に応じて宅配時期を決定するため、ユーザが使用しているトナーカートリッジ40が空になる前に次のカートリッジをユーザに届けることができる。したがって、トナーカートリッジ40のトナーがなくなり印刷できないという事態が生じるおそれがないし、新品のトナーカートリッジ40をストックしておく必要もない。具体的には、トナーの使用量が多い場合には早い時期に次のトナーカートリッジ40が届くためトナーがなくなってしまい印刷できないという事態を招くことがなく、トナーの使用量が少ない場合には遅い時期に次のトナーカートリッジ40が届くため新品のトナーカートリッジ40が使われないまま長期間ストックされ使用時には有効期限が迫っているという事態を招くことがない。また、回収したトナーカートリッジ40の記憶素子50から読み取ったトナーの使用量に応じてユーザに課す金額を決定するため、適切に課金することができる。
【0041】
なお、本発明は上述した実施形態に何ら限定されるものではなく、本発明の技術的範囲に属する限り種々の態様で実施できることはいうまでもない。
【0042】
例えば、上述した実施形態では、単一感光体方式と中間転写方式とを採用したフルカラーの電子写真方式の画像形成装置として構成されたカラーレーザプリンタ10に用いるトナーカートリッジ40を例示したが、複数感光体方式や直接転写方式のフルカラーの電子写真方式の画像形成装置として構成されたカラーレーザプリンタや複写機に用いるトナーカートリッジに本発明の宅配システムを適用してもよいし、あるいはモノクロームの電子写真方式の画像形成装置として構成されたレーザプリンタや複写機に用いるトナーカートリッジに本発明の宅配システムを適用してもよいし、あるいは、上述した実施形態の記憶素子50と同様の記憶素子を有するインクカートリッジを装着したインクジェット方式のカラープリンタや複写機に本発明の宅配システムを適用してもよい。
【0043】
また、上述した実施形態の図9のフローチャートのステップS120で、次期までの期間を、予めトナーの使用量の領域を多段階に分け各段階の領域に対して次期までの期間をトナーの有効期間を超えないように決めておき、今回のトナーの使用量がどの段階の領域に属するかに応じて決定するようにしてもよく、こうすれば、ステップS130,S140の処理を省略できる。この場合、例えば、トナーの使用量の領域を極少、少、並、多、極多の5段階に分け、極少ならば7ヶ月、少ならば5ヶ月、並ならば3ヶ月、多ならば1ヶ月、極多ならば2週間といった具合に決めておいてもよい。
【0044】
更に、上述した実施形態では、カラーレーザプリンタ10はレーザ発光のオンオフに基づいてトナーの使用量を算出して記憶素子50に保存したが、レーザ発光のオンオフと印刷濃度レベルとに基づいてトナーの使用量を算出して記憶素子50に保存してもよい。あるいは、これに代えて、実際に印刷した用紙のサイズと枚数を記憶素子50に保存してもよい。この場合、予め用紙のサイズごとに用紙1枚当たりのトナー使用量が一定値であると仮定して、そのトナー使用量と用紙のサイズ及び枚数とに応じてトナー使用量を算出してもよい。
【0045】
更にまた、上述した実施形態では、トナーの使用量に基づき課金額が変わるようにしたが、トナーの使用量にかかわらず課金額を定額とし、トナーの未使用分(初期充填量から使用量を差し引いた分)に応じた特典をユーザに還元するようにしてもよい。例えば、トナーの未使用分が多いほどユーザの利益が大きくなるように特典を決定してもよい。こうすれば、課金額が定額であっても、回収したトナーカートリッジ40のトナーの未使用分に応じてユーザに特典が還元されるため、ユーザが不利になることはない。なお、特典としては、金銭類似のポイント(点数のほかスタンプやシールを含む)であってもよいし、有価券(クーポン券を含む)であってもよいし、ユーザが物品を購入する際の割引券であってもよいし、ユーザがサービスを受ける際の割引券であってもよいし、キャッシュバックであってもよいし、物品であってもよい。
【0046】
そしてまた、上述した実施形態では、次回の宅配時期までの期間をトナー使用量に応じて変更する場合について説明したが、次回の宅配時期までの期間を一定期間とし定期的に宅配してもよい。この場合、トナーカートリッジ40の初期充填量を、ヘビーユーザがその一定期間に使用するトナー量よりも多い量に設定してもよく、こうすれば、ユーザが使用しているトナーカートリッジ40が空になる前に次のトナーカートリッジ40をユーザに届けることができ、図9の宅配処理プログラムのフローチャートにおけるステップS120〜S140を実行する必要がなくなる。但し、ユーザによっては回収したトナーカートリッジ40のトナー残量がかなり多い場合もあることから、その場合には、そのユーザに宅配するトナーカートリッジ40の初期充填量をトナー使用量に応じて決定してもよい。具体的には、図11に示すように、ステップS110に続いて、回収したトナーカートリッジ40のトナー使用量にいくらかの余裕分を加味した量を初期充填量として算出し(ステップS115)、ステップS150,S160を行ったあと、ステップS170でその初期充填量を交換時期や課金額と併せて表示してもよい。但し、このときの初期充填量は、予めカラーレーザプリンタ10がトナーカートリッジ40のトナーを使用するうえで最小限必要な量(最小量)を下回らないようにする。
【0047】
あるいは、一定期間を、例えばヘビーユーザがトナーカートリッジ40の初期充填量(定量)をほぼ使い切るまでの期間よりも短い期間に設定してもよく、こうしても、ユーザが使用しているトナーカートリッジ40が空になる前に次のトナーカートリッジ40が届けられることができ、図9の宅配処理プログラムのフローチャートにおけるステップS120〜S140を省略することができる。なお、ユーザにかかわらず一定期間を設定しても良いし、ユーザごとに一定期間を設定してもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】カートリッジ宅配システムの概要を示す説明図。
【図2】カラーレーザプリンタ10の概略構成を示すブロック図。
【図3】記憶素子50を中心とした電気的な接続を表すブロック図。
【図4】トナーカートリッジ40の外観図。
【図5】カラー印刷に関する構成の概略を示す構成図。
【図6】記憶素子50に記憶される情報の一例を示す説明図。
【図7】システムコンピュータ70の概略構成を示す構成図。
【図8】データベース化されたユーザの情報の一例を示す説明図。
【図9】宅配処理プログラムのフローチャート。
【図10】報知処理プログラムのフローチャート。
【図11】別の宅配処理プログラムのフローチャート。
【符号の説明】
1 システム運営会社、3 配達者、5 プリンタ設置場所、10 カラーレーザプリンタ、11 コントローラ、12 CPU、13 ROM、14 RAM、15 操作パネル、16 表示部、17 操作部、18 可動接続部、40,40C,40M,40Y,40K トナーカートリッジ、50,50C,50C,50M,50Y,50K 各記憶素子、61 現像器、62 露光器、63 感光体、64 転写ベルト、65 用紙カセット、66 搬送ユニット、67 二次転写ユニット、68 定着ユニット、69 可動接続部、70 システムコンピュータ、71 CPU、72 ROM、73 RAM、76 ディスプレイ、77 入力装置、78 コネクタ。
Claims (15)
- 着色材の使用量を記憶する記憶素子を有しプリンタに着脱可能に取り付けられるカートリッジを宅配する際に利用するシステムであって、
ユーザから回収したカートリッジの着色材の使用量を該カートリッジの記憶素子から読み取る使用量読取手段と、
前記使用量読取手段が読み取った前記着色材の使用量に応じて、次のカートリッジを前記ユーザに届け前記ユーザが使用しているカートリッジを回収する宅配時期を決定する宅配時期決定手段と
を備えたカートリッジ宅配システム。 - 前記宅配時期決定手段は、前記宅配時期を、前記ユーザから回収したカートリッジの着色材の使用量から1日当りの着色材の使用量を求め、該1日当たりの着色材の使用量に基づいて決定する
請求項1に記載のカートリッジ宅配システム。 - 前記宅配時期決定手段は、前記宅配時期を、前記ユーザから回収したカートリッジの着色材の使用量が予め段階的に定められた範囲のいずれに属するかに応じて決定する
請求項1に記載のカートリッジ宅配システム。 - 前記宅配時期決定手段は、前記宅配時期を、遅くとも前記ユーザが現在使用しているカートリッジの着色材の有効期限が切れる前に決定する
請求項1〜3のいずれかに記載のカートリッジ宅配システム。 - 着色材の使用量を記憶する記憶素子を有しプリンタに着脱可能に取り付けられるカートリッジを定期的に宅配する際に利用するシステムであって、
ユーザから回収したカートリッジの着色材の使用量を該カートリッジの記憶素子から読み取る使用量読取手段と、
前記使用量読取手段が読み取った前記着色材の使用量に応じて、今後前記ユーザに届けるカートリッジの着色材の初期充填量を決定する充填量決定手段と
を備えたカートリッジ宅配システム。 - 前記充填量決定手段は、予めヘビーユーザが定期的な期間に使用するトナ−量よりも多い量に設定された元の初期充填量を、前記使用量読取手段が読み取った前記着色材の使用量に応じて変更することにより、今後前記ユーザに届けるカートリッジの着色材の初期充填量を決定する
請求項5に記載のカートリッジ宅配システム。 - 請求項1〜6のいずれかに記載のカートリッジ宅配システムであって、
本日が宅配時期に当たるか否かを判定する判定手段と、
前記判定手段により本日が宅配時期に当たると判定されたときにはその旨を外部に報知する宅配時期報知手段と
を備えたカートリッジ宅配システム。 - 請求項1〜7のいずれかに記載のカートリッジ宅配システムであって、
前記使用量読取手段が読み取った前記着色材の使用量に応じて前記ユーザに課す金額を決定する課金額決定手段
を備えたカートリッジ宅配システム。 - 前記課金額決定手段は、1本目のカートリッジについてはカートリッジ費用の全額を課金額とし、n本目のカートリッジについてはカートリッジ費用の全額から(n−1)本目のカートリッジの着色材の未使用分を差し引いた金額を課金額とする
請求項8に記載のカートリッジ宅配システム。 - 前記課金額決定手段は、前記ユーザに課す金額を決定する代わりに前記ユーザに還元する特典を決定する
請求項8又は9に記載のカートリッジ宅配システム。 - 前記カートリッジは、着色材としてレーザプリンタに使用されるトナーを含有する
請求項1〜10のいずれかに記載のカートリッジの宅配システム。 - 着色材の使用量を記憶する記憶素子を有しプリンタに着脱可能に取り付けられるカートリッジを宅配する際に利用する方法であって、
(a)ユーザから回収したカートリッジの着色材の使用量を該カートリッジの記憶素子から読み取るステップと、
(b)前記ステップ(a)で読み取った前記着色材の使用量に応じて、次のカートリッジを前記ユーザに届け前記ユーザが使用しているカートリッジを回収する宅配時期を決定するステップと
を含むカートリッジ宅配方法。 - 着色材の使用量を記憶する記憶素子を有しプリンタに着脱可能に取り付けられるカートリッジを定期的に宅配する際に利用する方法であって、
(a)ユーザから回収したカートリッジの着色材の使用量を該カートリッジの記憶素子から読み取るステップと、
(b)前記ステップ(a)で読み取った前記着色材の使用量に応じて、今後前記ユーザに届けるカートリッジの着色材の初期充填量を決定するステップと
を含むカートリッジ宅配方法。 - 請求項12に記載のカートリッジ宅配方法の各ステップをコンピュータに実行させるためのプログラム。
- 請求項13に記載のカートリッジ宅配方法の各ステップをコンピュータに実行させるためのプログラム。
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