JP2004240357A - 帯電ロール - Google Patents

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Toshiaki Naito
敏明 内藤
Masanori Sato
正則 佐藤
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Abstract

【課題】画像形成性能を良好に確保しつつ、印加される交流電圧の周波数に拘わらず、帯電音の発生を有利に防止乃至は抑制し得る帯電ロールを提供すること。また、画像形成装置の消費電力の低減が実現され得る帯電ロールを提供すること。
【解決手段】像担持体に対する接触状態下で、直流電圧と交流電圧とを重ね合わせて印加せしめることにより、該像担持体の表面を帯電させるようにした帯電ロール10において、30〜300μmの厚さのコート層16内に、10〜150μmの平均粒径を有し、且つ該コート層16の厚さよりも小さな粒径の中空球状弾性粒子20を分散,含有せしめた。
【選択図】 図2

Description

【0001】
【技術分野】
本発明は、電子写真方式を利用した複写機やプリンター、ファクシミリ等の画像形成装置において、電子写真感光体や静電記録誘電体等からなる像担持体を帯電させるために用いられる帯電ロールに関するものである。
【0002】
【背景技術】
従来より、電子写真方式を利用した複写機やプリンター、ファクシミリ等の画像形成装置においては、感光体(ドラム)等の像担持体を帯電ロールの外周面に接触せしめて、かかる像担持体の表面を帯電させる、所謂ロール帯電方式が採用されてきている。
【0003】
そして、そのような接触帯電方式に係るロール帯電方式に用いられる帯電ロールとしては、一般に、軸体(芯金)の周りに、導電性ゴム組成物からなる導電性ベース層が所定の厚さで設けられ、そして該導電性ベース層の外周面上には、必要に応じて、導電性ゴム材料からなる軟化剤移行防止層や、半導電性ゴム材料からなる抵抗調整層、保護層等が、順次、積層形成せしめられてなる構造のものが採用されている。
【0004】
また、帯電ロールを用いて、実際に、像担持体の表面を帯電せしめる方式としては、例えば、図1に示される如く、帯電ロール2の外周面を像担持体(感光ドラム)4の表面に接触せしめた状態で、該帯電ロール2に、直流電源6及び交流電源8から直流電圧と交流電圧(正弦波)とを重ね合わせて印加し、そして像担持体4を回転させることにより、該像担持体4表面の全面に、電荷を付与するようにしたものが、知られている。
【0005】
このような帯電方式が採用される場合、帯電ロール2に交流電圧が印加されていることによって、像担持体4表面上の帯電の安定化が有利に図られ得るのであるが、帯電ロール2に直流電圧と交流電圧とを重ね合わせて印加すると、その交流電界により、帯電ロール2と像担持体4との間に、交流の極性変化(周波数)に従って互いに引き合う力が生ぜしめられ、それによって、像担持体4が不可避的に振動させられ、帯電ロール2と像担持体4とが共鳴して、「ピー」という騒音が発生する。また、そのような像担持体4の振動は、印加される交流電圧の周波数が高くなるに従って増大せしめられる傾向があるため、解像度の高度化による画像品質の向上やコピー乃至はプリント速度の高速化の要求に対応すべく、高周波数の交流電圧が印加される高性能複写機や高性能プリンター等においては、かかる像担持体4の振動がより激しく生ぜしめられ、それによって、より大きな騒音が発生するといった問題が惹起せしめられているのである。
【0006】
そこで、そのような帯電ロール2による像担持体4表面の帯電時に生ぜしめられる騒音、所謂帯電音の発生を防止するための対策として、従来から、帯電ロール2の硬度を低下せしめることや、像担持体4の内部に、樹脂や金属等からなるおもりを入れて、共振点をずらすこと等が考えられ、これにて、帯電音の低減が実際に行なわれている。
【0007】
しかしながら、帯電ロール2を低硬度化する対策にあっては、該帯電ロール2に低周波数の交流電圧が印加される場合において、ある程度の効果が発揮されるものの、高周波数の交流電圧が印加される場合には、その効果が極めて乏しかったのであり、印加される交流電圧の周波数によって、帯電音の発生防止効果に大きな格差があったのである。また一方、像担持体4の内部に、おもりを導入する対策にあっては、上記対策よりも、効果的に帯電音の発生が防止され得るものの、「おもり」が部品の一つとして必要となる上に、このおもりを、像担持体4の内部に導入する工程が必要となり、多大な手間が掛かるといった欠点を有するものであったのである。加えて、そのようなおもりを入れることによって、像担持体4全体が重くなり、これを駆動させるために、画像形成装置の消費電力の低減が実現され得ない等の問題を内在していたのである。
【0008】
そこで、本願出願人は、先に、特開平9−258523号公報(特許文献1)において、帯電ロールの最外層を構成する保護層内に、5〜30μmの平均粒径を有する粒子を含有せしめて、かかる保護層の表面粗さ:Rzを、7〜40μmと為すことによって、帯電音の発生を抑制するようにした構造を提案したのであるが、それとても、未だ、改善の余地を有するものであった。
【0009】
【特許文献1】
特開平9−258523号公報
【0010】
【解決課題】
ここにおいて、本発明は、上述の如き事情を背景にして為されたものであって、その解決課題とするところは、画像形成性能を良好に確保しつつ、印加される交流電圧の周波数に拘わらず、帯電音の発生を有利に防止乃至は抑制し得る帯電ロールを、提供することにある。また、別の解決課題とするところは、画像形成装置の消費電力の低減が実現され得る帯電ロールを、提供することにある。
【0011】
【解決手段】
そして、本発明者らは、そのような課題を解決すべく鋭意検討を重ねた結果、導電性ベース層の外側に設けられる、所定厚さのコート層(コーティング層)内に、所定の大きさの粒径を有すると共に、球状を呈し、弾性変形可能な中空粒子(中空球状弾性粒子)を分散,含有せしめることによって、帯電音の発生が効果的に低減され得ることを見出したのである。
【0012】
従って、本発明は、かかる知見に基づいて完成されたものであって、その要旨とするところは、軸体の周りに導電性ベース層が設けられ、更に該導電性ベース層の外側に、30〜300μmの厚さのコート層を含む少なくとも一層のロール構成層が形成されて構成され、像担持体に外周面を接触せしめた状態で、直流電圧と交流電圧とを重ね合わせて印加せしめることにより、該像担持体の表面を帯電させるようにした帯電ロールにおいて、前記コート層内に、10〜150μmの平均粒径を有し、且つ該コート層の厚さよりも小さな粒径の中空球状弾性粒子を分散,含有せしめたことを特徴とする帯電ロールにある。
【0013】
すなわち、本発明に従う帯電ロールにあっては、該導電性ベース層の外側に設けられた所定厚さのコート層内に、所定の大きさの中空球状弾性粒子が分散,含有せしめられていることによって、感光体(ドラム)等の像担持体と帯電ロールとが互いに圧力を及ぼし合っても、コート層内に含有される中空球状弾性粒子が容易に変形して、その圧力を効果的に吸収するようになっているのである。つまり、コート層内に、所定の中空柱状弾性粒子が含有せしめられることによって、コート層に、所定の大きさの気泡が設けられて、以て、コート層が発泡体の如き弾性体構造となるのである。このため、像担持体との接触状態下において直流電圧と交流電圧とが重ね合わされて印加される際に、帯電ロールと像担持体との間に作用される、互いに引き合う力が効果的に弱められ、以てかかる作用力に基づいて惹起せしめられる像担持体と帯電ロールとの間で惹起される振動が有利に低減せしめられることとなる。
【0014】
しかも、かかる中空球状弾性粒子の大きさが、該コート層の厚さよりも小さな粒径とされているところから、コート層に含有させた中空球状弾性粒子の形状がコート層の表面に現われて、凹凸が生じて、像担持体と帯電ロールのニップ幅にムラが発生するようなこともなく、像担持体に対する帯電性能も高度に維持され得るのである。
【0015】
従って、本発明に従う帯電ロールにあっては、装着される画像形成装置の画像形成性能を良好に確保しつつ、印加される交流電圧の周波数に拘わらず、帯電音の発生が極めて効果的に防止乃至は抑制され得るのである。また、像担持体の内部におもりを入れる必要もなくなるところから、部品点数及び作業工数の低減も図られると共に、画像形成装置の消費電力の削減も有利に実現され得るといった利点も享受されるのである。
【0016】
なお、そのような本発明に従う帯電ロールの好ましい態様の一つによれば、前記中空球状弾性粒子は、前記コート層内において、0〜500μmの距離を隔てて分散,含有せしめられていることが望ましく、これにより、帯電ロールにおいて、体積抵抗ムラ、ひいては帯電ムラが惹起されるようなことが極めて有利に抑制され得ることとなる。
【0017】
また、本発明における好ましい態様の他の一つによれば、前記中空球状弾性粒子は、アクリロニトリル樹脂、塩化ビニリデン樹脂、ポリアミド、ポリブタジエン、ポリウレタンからなる群より選ばれる少なくとも1種以上の熱可塑性樹脂からなる殻壁を有して形成されていることが好ましく、このような材質からなる中空球状弾性粒子を採用することによって、像担持体と帯電ロールとが互いに圧力を及ぼし合っても、その圧力が極めて効果的に吸収され得るのである。
【0018】
さらに、本発明に従う帯電ロールの好ましい態様の別の一つによれば、前記中空球状弾性粒子として、低沸点炭化水素を内包する熱膨張性マイクロカプセルを膨張せしめることによって形成されたものが、有利に採用され得ることとなる。
【0019】
【発明の実施の形態】
ところで、図2には、本発明に従う帯電ロールにおいて採用される代表的なロール構造の一例が、軸心に直角な方向の断面において示されている。かかる図2において、帯電ロール10は、ステンレス等からなる金属製の丸棒状乃至はパイプ状の導電性軸体(芯金)12の外周面上に、低硬度のゴム弾性体からなる導電性ベース層14が弾性体層として形成されており、更に、該導電性ベース層14の外周面上に、コーティング操作によって形成されたコート層たる抵抗調整層16が、所定の厚さで、一体的に積層形成されて、構成されているのである。
【0020】
そして、図2に示される帯電ロール10にあっては、導電性ベース層14の外側にコーティング操作によって設けられた、半導電体からなる抵抗調整層(コート層)16によって、帯電ロール10の全体としての電気抵抗が制御され、耐電圧性(耐リーク性)が高められ得るようになっているのであるが、本発明にあっては、そのような抵抗調整層16に、所定の大きさの中空球状弾性粒子が分散,含有せしめられているところに、大きな特徴が存しており、これにて、図3に示されるように、像担持体18と帯電ロール10とが互いに圧力を及ぼし合っても、抵抗調整層16内に含有される中空球状弾性粒子20が容易に変形して、その圧力を効果的に吸収するようになっているのである。
【0021】
より具体的には、先ず、従来と同様に、軸体12の外周面上に、導電性弾性体からなる導電性ベース層14が形成されることとなる。この導電性弾性体を与える弾性体材料としては、導電性ベース層14を形成するのに従来から用いられるものと同様なもの、例えば、エチレン−プロピレン−ジエン三元共重合体、エチレンプロピレンゴム、スチレンブタジエンゴム、ニトリルゴム、ブタジエンゴム、クロロプレンゴム、アクリルゴム、ポリノルボルネンゴム、シリコーンゴム、ウレタンゴム等の合成ゴムや天然ゴム等、従来から公知の各種のゴム材料が、何れか1種からなる単独で、若しくは2種以上が組み合わされて、用いられる。そして、そのような弾性体材料に、導電性フィラーとして、カーボンブラック、グラファイト、金属粉、導電性金属酸化物(例えば、導電性酸化スズ、導電性酸化チタン、導電性酸化亜鉛)等の電子導電剤等が従来と同様な配合比率をもって配合されて、体積抵抗率が一般に10Ωcm以下程度に調整されると共に、プロセスオイルや液状ポリマー等の軟化剤が多量に配合されて、ゴム硬度(JIS A)が10〜40°程度にまで低く調整された導電性弾性体材料が、導電性ベース層14の形成材料として用いられるのである。これによって、帯電ロール10に対して、低硬度乃至は柔軟性と導電性が付与せしめられているのである。なお、そのような導電性ベース層14の形成材料には、従来より公知の加硫剤、加硫助剤、充填剤、加工助剤等の各種の配合剤や添加剤等が、必要に応じて、通常の配合比率をもって、更に添加、混合せしめられることは、勿論、言うまでもないところである。
【0022】
そして、そのような導電性ベース層14の外周面上には、上述せる如く、所定サイズの中空球状弾性粒子20の多数が分散,含有せしめられてなる、弾性を有する抵抗調整層16が、形成されている。かかる抵抗調整層16は、図2や図3に示される如く、半導電性体からなるマトリックス相17中に、多数の中空球状弾性粒子20が分散,含有せしめられることにより、気泡のサイズが所定の大きさにコントロールされた発泡体の如き構造を呈しているのである。
【0023】
なお、このような抵抗調整層16において、マトリックス相17を与える材料としては、従来から用いられる、例えば、ニトリル−ブタジエンゴム、クロロプレンゴム、ニトリルゴム、アクリルゴム、エピクロルヒドリンゴム、エピクロルヒドリン−エチレンオキサイド共重合ゴム等のゴム材料に、導電剤、好ましくはイオン導電剤や、帯電防止剤等が配合されて、体積抵抗率が一般に10〜1010Ωcm程度に調整されてなるゴム組成物が使用される。ここで、イオン導電剤としては、トリメチルオクタデシルアンモニウムパークロレート、ベンジルトリメチルアンモニウムクロリド等の第4級アンモニウム塩や過塩素酸リチウム、過塩素酸カリウム等の過塩素酸塩等が、また、帯電防止剤としては、テトラアルキルアンモニウム塩、リン酸エステル、脂肪族アルコールサルフェート塩、脂肪族多価アルコール、BN錯体等が、それぞれ、適宜に選択され、それらが従来と同様な配合比率にて、用いられることとなる。また、そのようなマトリックス相17を与えるゴム組成物には、従来より公知の加硫剤、加硫助剤、充填剤、加工助剤等の各種の配合剤や添加剤等が、必要に応じて、従来と同様な配合割合にて、それぞれ配合されることとなる。
【0024】
また、抵抗調整層16のマトリックス相17中に分散,含有せしめられる中空球状弾性粒子20としては、弾性乃至は柔軟性を有して変形が容易で、且つ、上記したマトリックス相17を与えるゴム組成物と共に、コーティング液として調製される際に、使用される溶剤に溶解され得ないものであれば、その材質は、特に限定されるものではないのであるが、中でも、中空状の粒子の殻壁が、アクリロニトリル樹脂や、塩化ビニリデン樹脂、ポリアミド、ポリブタジエン、ポリウレタン等の熱可塑性樹脂や、それらのうちの2種以上を混合したブレンド物であるものにあっては、適度に弾性変形を行ない得るところから、特に好適に用いられ得るのである。
【0025】
なお、そのような中空球状弾性粒子20にあっては、架橋後乃至は加硫後のマトリックス相17(抵抗調整層16)中において、中空且つ球状を呈するものであれば、配合時における形状等は、何等限定されるものではなく、例えば、イソブタン、n−ペンタン等の液状の低沸点炭化水素を中心部分に内包するカプセル状のもの(熱膨張性マイクロカプセル)や、それを熱膨張せしめることによって中空状の球状粒子となったもの等が採用されて、上記のマトリックス相17を与えるゴム組成物を所定の溶剤に溶解せしめてなる液中に均一に分散せしめられ、以てコーティング液として調製されて、抵抗調整層16の形成材料として、用いられることとなる。尤も、そのようなコーティング液の調製に際しては、未膨張の熱膨張性マイクロカプセルを採用することが、より望ましく、このような未膨張の熱膨張性マイクロカプセルを配合せしめてなる抵抗調整層形成材料を用いて、所定の加硫乃至は架橋条件下において、抵抗調整層16を形成すれば、加硫乃至は架橋時に、かかる熱膨張性マイクロカプセルの中央部に内包された低沸点炭化水素が気化してガス圧が増加すると共に、殻壁が軟化することにより、未膨張の熱膨張性マイクロカプセルが膨張して、抵抗調整層16内において、粒度分布の小さな、所定の大きさの中空球状弾性粒子20がより一層均一に存在せしめられることとなる。
【0026】
なお、かかる熱膨張性マイクロカプセルは、商業的に入手可能であって、例えば、ケマノーベル社製の「エクスパンセル092−120」、「エクスパンセル009−80」、松本油脂製薬株式会社製の「マツモトマイクロスフェアーF−30」、「マツモトマイクロスフェアーF−50」、「マツモトマイクロスフェアーF−80S」「「マツモトマイクロスフェアーF−85」等の市販品の中から、適宜に選択して用いられることとなる。
【0027】
また、コート層たる抵抗調整層16に分散,含有せしめられる中空球状弾性粒子20としては、特に、抵抗調整層16内において、平均粒径が10〜150μm程度、好ましくは、40〜100μm程度であると共に、該抵抗調整層16の厚さよりも、粒径が小さいものが用いられることとなる。
【0028】
けだし、中空球状弾性粒子20の平均粒径が10μm未満であると、粒子20内の空気層も必然的に小さく、帯電ロール10に電圧を印加した際に、感光ドラム等の像担持体18と帯電ロール10が互いに圧力を及ぼしあったときの変形を、粒子20が充分に吸収することが出来ず、帯電音の原因となる振動を抑制するまでには至らないからであり、また、中空球状弾性粒子20の平均粒径が150μmを超えると、抵抗調整層16の内部に中空球状弾性粒子20の存在する部分と、存在しない部分とで、軸体12から抵抗調整層16までの体積抵抗が異なるようになって、帯電ロール10に体積抵抗のムラが生じることにより、トナー現像にも同様のムラが生じ、ひいては、画像出力した際に、ムラのある画像が出力されるといった、画像形成性能の悪化が惹起される恐れがあるからである。
【0029】
加えて、平均粒径が上記した範囲(10〜150μm)内であっても、抵抗調整層16の厚さよりも粒径が大きい場合には、中空球状弾性粒子の形状が抵抗調整層16の外表面に現出して、ロール表面が粗面化され、以て像担持体18と帯電ロール10とのニップ幅にムラが発生することにより、帯電ムラが惹起され、画像形成性能が悪化するようになる。
【0030】
また、上記中空球状弾性粒子20は、500μm以下の間隔において、好ましくは、20〜300μmの間隔で、抵抗調整層16中に分散,含有せしめられていることが望ましく、このような粒子間隔となるように、中空球状弾性粒子20の粒径や配合量を適宜に調整すれば、帯電ロール10の体積抵抗値が不均一になるようなことが有利に回避されて、体積抵抗値を安定化せしめることが出来るのであり、以て、出力する画像にムラが発生するようなことが、極めて有利に防止乃至は抑制され得るのである。なお、かかる中空球状弾性粒子20の配合量(分散量)としては、特に制限されるものではなく、上述せる如き粒子間隔が有利に確保され得るように、抵抗調整層16の厚さ等に応じて、適宜に決定され得るものであるが、一般に、抵抗調整層16の基本構成材料たるゴム材料(前述のマトリックス相17を与えるゴム組成物から各種の配合剤や添加剤等を除いた材料)の100重量部に対して、0.5〜3重量部の割合となる量とされる。
【0031】
因みに、中空球状弾性粒子20の平均粒径や粒子間隔の寸法が、上述せる如き範囲内にあっても、厳密に言えば、像担持体18に帯電ムラが発生するのであるが、上記した範囲内であれば、かかる帯電ムラのピッチが極めて小さくなるところから、トナーによる現像時においては、ムラが惹起されるようなことはなく、画像形成性能が良好に確保され得るのである。
【0032】
一方、上述せる如き抵抗調整層16にあっても、その厚さが、30〜300μmとされる必要がある。けだし、かかる厚さが30μm未満である場合には、抵抗調整層16内に含有せしめた中空球状弾性粒子20の形状がコート層外周面に現われて、粗面化する恐れが大きくなると共に、抵抗調整層16の内部に中空球状弾性粒子20の存在する部分と、存在しない部分とで、軸体12から抵抗調整層16までの体積抵抗が異なるようになるからであり、また、抵抗調整層16の厚さが300μmを超えると、帯電ロール10に電圧を印加した際、像担持体18と帯電ロール10が互いに圧力を及ぼし合ったときに、中空球状弾性粒子20内の空間部が変形を吸収するものの、中空球状弾性粒子10の存在しない部分の抵抗調整層16が変形し、大面積の導電性ベース層14に圧力を及ぼすこととなって、結局帯電ロール10全体に圧力が及び、像担持体18と帯電ロール10の振動を抑制するまでに至らないため、帯電音の低減を実現し得ないからである。
【0033】
ところで、かかる抵抗調整層16にあっては、マトリックス相17内に多数の中空球状弾性粒子20が分散,含有せしめられることによって、その表面(外周面)が粗面化される恐れが存しているのであるが、上述せるように、そのような表面の粗面化は画像欠陥を招来するものであるところから、抵抗調整層16の表面粗さ(Rz:十点平均粗さ)は、可及的に小さく、具体的には、80μm以下、好ましくは、50μm以下とされることが望ましい。
【0034】
そして、図2に示される帯電ロール10を作製するに際しては、例えば、前述した導電性ベース層14の形成材料を用いて、先ず、円筒金型等の金型を用いた金型成形等の公知の成形手法によって、軸体12の周りに導電性ベース層14を形成する。その後、該導電性ベース層14の外周面上に、抵抗調整層16の形成材料を、ディッピングやロールコート等の公知のコーティング手法により、塗布して、所定厚さの抵抗調整層16を、積層形成して、目的とする帯電ロール10を得るのである。なお、その際、特に、抵抗調整層形成材料中に、上述せる如き熱膨張性マイクロカプセルを配合せしめる場合には、かかるマイクロカプセルが基本構成材料であるゴム材料の加硫時に熱膨張するところから、所期の平均粒径となるように、一般に、加硫条件として、140〜180℃程度の加熱温度と、20〜60分程度の加熱時間が採用されることとなる。
【0035】
また、上述せる如くして形成された帯電ロール10の各層の厚さは、その用途等によって適宜に決定されるところであるが、通常、導電性ベース層14は2〜5mm程度の厚さで、また、抵抗調整層16は、上述せるように、30〜300μmの厚さとなるように、各々形成されることとなる。
【0036】
そして、このような構成を有する帯電ロールにあっては、軸体12上に、ロール径方向の内側から外側に向かって、導電性ベース層14、抵抗調整層16が順次設けられてなる構成により、該導電性弾性体からなる導電性ベース層14にて、低硬度乃至は柔軟性と良好な導電性とが付与されることとなり、また、抵抗調整層16にて、優れた耐電圧性(耐リーク性)が具備され得たものとなっているのである。
【0037】
また、抵抗調整層14は、30〜300μmの厚さとされて、その内部に、所定寸法の中空球状弾性粒子20が分散,含有せしめられているところから、かかる中空球状弾性粒子20によって、像担持体との接触状態下において直流電圧と交流電圧とが重ね合わされて印加される際に、像担持体18と帯電ロール10とが互いに圧力を及ぼし合っても、その圧力が効果的に吸収され得るようになっているのである。従って、印加される交流電圧の周波数に拘わらず、像担持体18と帯電ロール10との間で惹起される振動が有利に低減せしめられ、以て、帯電音の発生が極めて効果的に防止乃至は抑制され得るのである。
【0038】
加えて、中空球状弾性粒子20は、その大きさが、抵抗調整層16の厚さよりも小さな粒径とされているところから、抵抗調整層16に含有せしめられた中空球状弾性粒子20によって、表面が粗面化するようなことも有利に防止され得て、像担持体18に対する帯電性能も高度に維持され得るのであり、これにて、画像形成性能が良好に確保されるのである。
【0039】
このため、上述せる如き帯電ロール10を採用すれば、従来より帯電音対策として行なわれてきた、像担持体内部へのおもりの導入が不要となり、部品点数及び作業工数の低減も図られると共に、画像形成装置の消費電力の削減も有利に実現され得るといった利点も、併せて享受されるのである。
【0040】
そして、かくの如き本発明に従う帯電ロールは、電子写真方式を利用した複写機やプリンター、ファクシミリ等の画像形成装置、特に、直流電圧と交流電圧とを重ね合せて印加せしめる帯電方式を採用する画像形成装置において、電子写真感光体や静電記録誘電体等からなる像担持体を帯電させるために、有利に用いられることとなるのである。
【0041】
以上、本発明の代表的な実施形態について詳述してきたが、それは、あくまでも例示に過ぎないものであって、本発明は、そのような実施形態に係る具体的な記述によって、何等限定的に解釈されるものではないことが、理解されるべきである。
【0042】
例えば、上記の実施形態では、帯電ロール10が、導電性ベース層14の外周面上に、コート層(コーティング層)たる抵抗調整層16が設けられた2層構造とされていたが、本発明に従う帯電ロール10は、導電性ベース層14の外側に、コーティング操作によって、所定の中空球状弾性粒子を含有する、30〜300μm厚さのコート層が少なくとも形成されておれば、その構造は、例示の構造のものに限定されるものではない。例えば、前記導電性ベース層14において、軟化剤や各種配合剤等の含有量が比較的多い等の理由により、ブリードやブルーミングの発生の恐れがある場合には、従来と同様に、導電性ベース層14と抵抗調整層16との間に、軟化剤移行防止層が設けられていてもよく、また、帯電ロール10が像担持体18に固着する恐れがある場合にあっても、従来と同様に、帯電ロール10表面の粘着性を低減して、像担持体18に対する耐汚染性を向上せしめるために、抵抗調整層16の外周面に、更に保護層が設けてられてもよいのである。
【0043】
その他、一々列挙はしないが、本発明が、当業者の知識に基づいて、種々なる変更、修正、改良等を加えた態様において実施され得るものであり、また、そのような実施態様が、本発明の趣旨を逸脱しない限り、何れも、本発明の範囲内に含まれるものであることは、言うまでもないところである。
【0044】
【実施例】
以下に、本発明の幾つかの実施例を示し、本発明を更に具体的に明らかにすることとするが、本発明が、そのような実施例の記載によって、何等の制約をも受けるものでないことは、言うまでもないところである。
【0045】
(実施例1)
先ず、下記の配合に従って、導電性ベース層形成材料とコート層(抵抗調整層)形成材料とを、それぞれ調製した。また、コート層形成材料については、メチルエチルケトンに溶解乃至は分散せしめて、それぞれ、所定粘度のコーティング液とした。なお、コート層形成材料中に配合せしめられる中空球状弾性粒子の構成材料として、アクリロニトリル−塩化ビニリデン共重合樹脂からなる未膨張の熱膨張性マイクロカプセル:エクスパンセル092−120(ケマノーベル社製)を用いた。
【0046】
−導電性ベース層形成材料の配合組成−
スチレンブタジエンゴム 100重量部
カーボンブラック 25重量部
酸化亜鉛 5重量部
ステアリン酸 1重量部
プロセスオイル 130重量部
硫黄 0.3重量部
ジベンゾチアゾールジスルフィド(加硫促進剤) 1.5重量部
テトラメチルチウラムモノサルファイド(加硫促進剤) 0.6重量部
【0047】
−コート層形成材料の配合組成−
エピクロルヒドリン−エチレンオキサイド共重合ゴム 100重量部
トリメチルオクタデシルアンモニウムパークロレート 0.2重量部
ステアリン酸 1重量部
クレー 30重量部
鉛丹 5重量部
エチレンチオウレア 1.5重量部
エクスパンセル092−120(中空球状弾性粒子) 1.5重量部
【0048】
次いで、円筒金型を用い、外周面に導電性接着剤を塗布した軸体(直径:6mm)を該金型内にセットした後、導電性ベース層形成材料を注入し、その後、加熱して、加硫操作を行なって、該軸体の外周面上に、導電性ゴム弾性体にて構成された、厚さ2.86mmの導電性ベース層が形成されてなるベースロールを作製した。そして、かかるベースロールを脱型した後、コーティング液として調製された前記コート層形成材料を用いて、ディッピング手法によるコーティング操作を行ない、これを、160℃×30分の条件で加熱して架橋操作を行なうことにより、熱膨張性マイクロカプセルの膨張を同時に行なって、50μmの平均粒径を有する中空球状弾性粒子を分散,含有するコート層(厚さ140μm)を、該ベースロールの外周面上に形成して、外径:12mmの目的とする帯電ロール(実施例1)を得た。
【0049】
(比較例1)
上記実施例1における架橋条件を、140℃×30分とすることにより、コート層内部に含有せしめられる中空球状弾性粒子の平均粒径を、5μmとした以外は、実施例1と同様な配合組成とされた導電性ベース層形成材料とコート層形成材料とを用いると共に、実施例1と同様な操作を行なって、比較例1に係る帯電ロールを作製した。
【0050】
(比較例2)
上記実施例1における架橋条件を、180℃×30分とすることにより、コート層内部に含有せしめられる中空球状弾性粒子の平均粒径を、200μmとした以外は、実施例1と同様な配合組成とされた導電性ベース層形成材料とコート層形成材料とを用いると共に、実施例1と同様な操作を行なって、比較例2に係る帯電ロールを作製した。
【0051】
(比較例3)
上記実施例1において、コート層内に中空球状弾性粒子を含有せしめない、つまり、コート層内部に気泡を形成せしめない以外は、実施例1と同様にして、比較例3に係る帯電ロールを作製した。
【0052】
そして、かくして得られた4種類の帯電ロール(実施例1及び比較例1〜3)を用いて、以下の方法により、各ロールの帯電音の測定、画像評価を行ない、それらの結果を、それぞれ、下記表1に併せて示した。
【0053】
−帯電音の測定−
無響室内において、各帯電ロールを感光ドラムに押し当てて、45rpmの回転速度で感光ドラムを回転駆動することにより、帯電ロールを連れ回りさせ、交流2.0kVp−p 、直流−600Vの電圧を帯電ロールに軸体に印加した。そして、感光ドラムと帯電ロールとの接触部から30cm離隔した位置で、それぞれ、帯電時における騒音たる帯電音を、騒音計にて測定した。このとき、印加電圧の交流周波数を300Hzから3600Hzまで、300Hz毎に変化させて測定し、帯電音の周波数依存性も確認した。
【0054】
−実機による画像評価−
実機〔レーザーショットLBPA404E:キャノン(株)製〕に、各帯電ロールを、それぞれ取り付け、ハーフトーン画像をプリントアウトした。そして、正常な画像が得られたときを「○」、濃度ムラが発生したときを「×」として評価を行なった。
【0055】
【表1】
Figure 2004240357
【0056】
かかる表1からも明らかなように、140μm厚さのコート層に、50μmの中空球状弾性粒子が配合せしめられた実施例1にあっては、中空球状弾性粒子が配合されていない比較例3と比較すると、何れの交流周波数においても、帯電音の大きさが小さくなっていることが、分かる。また、5μmの中空球状弾性粒子が配合せしめられた比較例1は、比較例3と比較すると、略同じ帯電音の大きさとなっており、配合による効果が現われていないと、認められる。更に、200μmの中空球状弾性粒子が配合せしめられた比較例2にあっては、帯電音が、比較例3よりも低減されてはいるものの、画像評価において、濃度ムラが発生し、画像成形性能において不具合が生じている。
【0057】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明に従う帯電ロールにあっては、所定厚さのコート層内に、所定の大きさの中空球状弾性粒子が分散,含有せしめられているところから、画像形成性能が良好に確保され得ると共に、印加される交流電圧の周波数に拘わらず、像担持体との共鳴による振動を低減して、帯電音の発生を有利に防止乃至は抑制することが出来るのである。
【0058】
また、このような本発明に従う帯電ロールを採用することにより、像担持体へのおもりの装着が不要となり、画像形成装置の消費電力の低減も有利に実現され得るといった利点も享受される。
【図面の簡単な説明】
【図1】像担持体の表面に対する帯電方式を概略的に示す説明図である。
【図2】本発明に従う帯電ロールの一例を示す横断面説明図である。
【図3】図2に示された帯電ロールと像担持体とが接触せしめられた状態を示す、要部拡大断面説明図であって、(a)は、電圧を印加していない状態を示す一方、(b)は、電圧を印加した際に、帯電ロールが押圧されている状態を示している。
【符号の説明】
2,10 帯電ロール 4,18 像担持体
6 直流電源 8 交流電源
12 軸体 14 導電性ベース層
16 抵抗調整層 17 マトリックス相
20 中空球状弾性粒子

Claims (4)

  1. 軸体の周りに導電性ベース層が設けられ、更に該導電性ベース層の外側に、30〜300μmの厚さのコート層を含む少なくとも一層のロール構成層が形成されて構成され、像担持体に外周面を接触せしめた状態で、直流電圧と交流電圧とを重ね合わせて印加せしめることにより、該像担持体の表面を帯電させるようにした帯電ロールにおいて、
    前記コート層内に、10〜150μmの平均粒径を有し、且つ該コート層の厚さよりも小さな粒径の中空球状弾性粒子を分散,含有せしめたことを特徴とする帯電ロール。
  2. 前記中空球状弾性粒子が、前記コート層内において、0〜500μmの距離を隔てて分散,含有せしめられている請求項1に記載の帯電ロール。
  3. 前記中空球状弾性粒子が、アクリロニトリル樹脂、塩化ビニリデン樹脂、ポリアミド、ポリブタジエン、ポリウレタンからなる群より選ばれる少なくとも1種以上の熱可塑性樹脂からなる殻壁を有して形成されている請求項1又は請求項2に記載の帯電ロール。
  4. 前記中空球状弾性粒子が、低沸点炭化水素を内包する熱膨張性マイクロカプセルを膨張せしめることによって形成されている請求項1乃至請求項3の何れかに記載の帯電ロール。
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