JP2004239950A - 販売助成制御方法とこの方法を実現するための装置及びプログラム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】コミュニティエージェントシステムCAにおいて、コミュニティ運用サーバCOM1,COM2から収集したテキストデータをもとにコミュニティの活気度、及び出現する話題とその活気の度合いを求め、店頭広告の制御に利用できる程度にコミュニティに活気があり、かつ抽出された話題に話題性があると判断した場合に、リーセンシーメディアシステムRMに対し広告配信指示を通知する。そして、リーセンシーメディアシステムRMにおいて、上記抽出された話題に関連する商品又はサービスの広告コンテンツを店舗端末TM1,TM2に伝送して表示させるようにしたものである。
【選択図】 図2
Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、オンライン・コミュニティの利用状況やコミュニティで出現する話題に連動して、店頭広告や在庫管理等の販売助成に係わる処理を行う販売助成制御方法と、この方法を実現するための装置及びプログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】
店頭における広告は、放送や街頭ポスタを用いた通常のメディア広告と異なり商品を購入する直前の消費者に訴えることができる。すなわち、メディア広告により商品イメージを植え付けられた消費者に対し店頭で購買意欲を喚起することで、リーセンシー効果を期待できるものである。特に、デパートやスーパマーケットでは、消費者の多くが何を買うのかを具体的に決めていない状態で来店する場合が多いので、リーセンシー効果の影響は非常に重要である。
【0003】
従来、店頭広告はPOP広告が主流であったが、最近では店頭ディスプレイ等の電子メディアを使用するものが増えている。電子メディアを使用した店頭広告は、(1) ポスタの情報量を格段に増やせる、(2) 表示するコンテンツをネットワークを介して集中管理できる、(3) 店舗がある地域や時間に応じてポスタの内容を自動的に切り替えたり変更できる、等の種々特徴を有する(例えば、非特許文献1を参照)。
【0004】
ところで、店頭広告において高いリーセンシー効果を得るには、世間でどのような商品が話題になっているかを把握し、当該商品の購買意欲を効率良く喚起する必要がある。情報源として有望なものに、オンライン・コミュニティでのいわゆる口コミ情報がある。オンライン・コミュニティは、不特定多数の一般消費者が自由に情報を交換する場であるため、このコミュニティで交換される流行や嗜好傾向等に係わる情報は企業にとって有益なマーケティング情報となる(例えば、非特許文献2を参照。)。
【0005】
【非特許文献1】
「街頭テレビの復権」、日経エレクトロニクス、2002年9月23日号、No.831、pp.59−66
【非特許文献2】
石川直人、コミュニティ戦略研究会 著、「インターネットコミュニティ戦略」、ソフトバンク・パブリッシング株式会社、2001年2月26日発行、pp.85−86。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、企業側が例えば非営利組織が運営するコミュニティから口コミ情報をリアルタイムに収集することは困難である。これに対し、店舗を経営する企業が直接運営するか或いは運営を委託したコミュニティからであれば、口コミ情報のリアルタイム収集はさほど難しくない。しかし、企業色のあるコミュニティは活発な情報交換が行われない傾向があるため、有益な情報が得られ難く、結果的に人手に頼らざるを得ない。
【0007】
また、コミュニティは情報を収集する場であるだけでなく、情報を発信する場でもある。店頭広告におけるリーセンシー効果を考えた場合、商品の情報を他のメディア広告で宣伝したのち、さらにコミュニティを利用して流すことができれば、より高いリーセンシー効果が期待できる。しかし、コミュニティを利用した広告宣伝を企業色を出さずに自動的に行うことは難しい。
【0008】
この発明は上記事情に着目してなされたもので、その第1の目的は、コミュニティにおける話題の内容に応じて的確かつタイムリーに広告や在庫管理等の販売助成を行えるようにする販売助成制御方法とこの方法を実現するための装置及びプログラムを提供することである。
【0009】
またこの発明の第2の目的は、在庫状況に応じて的確かつタイムリーに広告や情報提供による販売助成を行えるようにする販売助成制御方法とこの方法を実現するための装置及びプログラムを提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記第1の目的を達成するために第1の発明は、コミュニティを運営するコミュニティ運営サーバと、コミュニティエージェント装置と、広告メディア管理装置と、店舗に設置される端末装置とを、通信ネットワークを介して選択的に接続可能に構成したシステムにおいて、上記コミュニティ運営サーバからコミュニティで交換される情報を上記コミュニティエージェント装置により収集し、この収集された情報をもとにコミュニティ上で出現する話題を抽出してその活気の度合いを算出する。そして、この算出された話題の活気の度合いが予め設定した第1の基準を超えている場合に、当該話題を表す情報を上記広告メディア管理装置に通知し、この通知された話題に対応する広告コンテンツを広告メディア管理装置で選択して店舗の端末装置に表示させるようにしたものである。
【0011】
したがって第1の発明によれば、コミュニティで出現する話題が自動抽出され、さらにこの抽出された話題のうち活気度の高い話題に応じた広告コンテンツが選択されて店舗で表示される。このため、店舗ではコミュニティでトレンディな話題に関連する商品又はサービスの広告がタイムリーに表示されることになり、これにより広告のリーセンシー効果をより一層高めて、消費者の購買意欲を効果的に喚起することが可能となる。
【0012】
また上記第1の目的を達成するために第2の発明は、コミュニティを運営するコミュニティ運営サーバと、コミュニティエージェント装置と、在庫管理装置とを、通信ネットワークを介して選択的に接続可能に構成したシステムにおいて、上記コミュニティ運営サーバからコミュニティで交換される情報を上記コミュニティエージェント装置により収集し、この収集された情報をもとにコミュニティ上で出現する話題を抽出する。そして、この抽出された話題の活気の度合いを算出し、この算出された話題の活気の度合いが予め設定した第1の基準を超えている場合に、当該話題を表す情報を上記在庫管理装置に通知して、当該話題に関連する商品又はサービスの発注処理を行わせるようにしたものである。
【0013】
したがって第2の発明によれば、コミュニティで出現する活気度の高い話題がコミュニティエージェント装置から在庫管理装置に通知され、この通知された話題に関連する商品又はサービスの発注処理が在庫管理装置において行われる。このため、在庫管理装置ではコミュニティでトレンディな話題に関連する商品又はサービスの発注処理が的確かつタイムリーに自動的に行われることになり、これにより売れ筋となりそうな商品又はサービスの在庫を事前に十分に用意することが可能となる。
【0014】
また上記第1及び第2の発明は、収集された情報をもとにコミュニティの賑わいの度合いをさらに算出し、この算出された賑わいの度合いが予め設定した第2の基準を超え、かつ前記算出された話題の活気の度合いが第1の基準を超えている場合に、当該話題を表す情報を広告メディア管理装置或いは在庫管理装置に通知することを特徴とする。
このように構成すると、コミュニティの賑わい度が高いときに得られる話題に応じて、商品又はサービスの店頭広告又は発注処理が行われる。このため、より一層的確な店頭広告又は発注処理を実現することが可能となる。
【0015】
一方、前記第2の目的を達成するために第3の発明は、コミュニティを運営するコミュニティ運営サーバと、コミュニティエージェント装置と、在庫管理装置とを、通信ネットワークを介して選択的に接続可能に構成したシステムにおいて、上記在庫管理装置により、管理対象の各商品又はサービスの在庫状況に応じて優先的に販売する必要がある商品又はサービスを特定し、この特定された商品又はサービスを表す情報をコミュニティエージェント装置へ通知する。コミュニティエージェント装置は、コミュニティ運営サーバからコミュニティで交換される情報を収集して、この情報をもとに上記在庫管理装置から通知された特定の商品又はサービスに関係する話題を抽出してその活気の度合いを算出する。そして、上記算出された話題の活気の度合いが予め設定した第1の基準に達していると判定された場合に、上記特定の商品又はサービスに関連する発言情報を作成して、この作成された発言情報をコミュニティ運営サーバに伝送してコミュニティ上に掲載させるようにしたものである。
【0016】
したがって第3の発明によれば、商品又はサービスの在庫状況に応じて、在庫が多い等の利用により優先的に販売する必要がある商品又はサービスが特定され、この特定された商品又はサービスに関連する話題の発言がコミュニティ上で自動的に行われる。すなわち、優先的に販売する必要がある商品又はサービスに応じ、コミュニティに対する情報提供が行われる。このため、コミュニティ上において、優先的に販売したい商品又はサービスに関連する話題を活発化させることが可能となり、結果的に上記商品又はサービスの販売促進に結びつけることが可能となる。
しかも第3の発明では、上記特定された商品又はサービスに関連する発言は、コミュニティ上において関連する話題がある程度の活気度をもって出現しているときにのみ行われる。このため、上記特定された商品又はサービスに関連する発言が唐突にコミュニティ上に出現しないようにすることができ、これによりコミュニティの自然性を保持しつつコミュニティを利用した販売助成を可能とすることができる。
【0017】
また上記第3の発明は、収集された情報をもとにコミュニティの賑わいの度合いをさらに算出し、この算出された賑わいの度合いが予め設定した第2の基準を超え、かつ前記算出された話題の活気の度合いが第1の基準を超えている場合に、上記特定の商品又はサービスに関連する発言情報を作成することを特徴とする。
このように構成すると、コミュニティに発言を行う上で不自然さのない程度の活気があり、かつ上記抽出された話題に話題性があると判断した場合に、上記通知された商品又はサービスに関連する話題に関する発言が生成されてコミュニティに掲示される。したがって、コミュニティ上において、不自然さのないように在庫軽減のための発言を行うことが可能となる。
【0018】
また、上記第2の目的を達成するために第4の発明は、在庫管理装置と、広告メディア管理装置と、店頭に設置される端末装置とを、通信ネットワークを介して選択的に接続可能に構成したシステムにおいて、上記在庫管理装置により、管理対象の各商品又はサービスの在庫状況に応じ、優先的に販売する必要がある商品又はサービスを特定し、この特定された商品又はサービスを表す情報を上記広告メディア管理装置へ通知する。広告メディア管理装置は、上記通知された特定の商品又はサービスを表す情報をもとに当該商品又はサービスに対応する広告コンテンツを選択し、この選択された広告コンテンツを店舗の端末装置へ伝送して表示させるようにしたものである。
【0019】
したがって第4の発明によれば、商品又はサービスの在庫状況に応じて、在庫が多い等の利用により優先的に販売する必要がある商品又はサービスが特定され、この特定された商品又はサービスに対応する広告が店舗で表示される。すなわち、商品又はサービスの在庫の状況に応じて自動的に最適な店頭広告が行われる。このため、在庫が多い等の利用により優先的に販売する必要がある商品又はサービスの販売を促進して、例えば過剰在庫を効果的に減らすことが可能となる。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照してこの発明の一実施形態を説明する。
図1は、この発明に係わる販売助成制御方法の一実施形態を実現するシステムの概略構成図である。
このシステムは、複数の異なるコミュニティを運営するサーバCOM1,COM2に対し、例えばインターネットからなる第1の通信ネットワークNW1と、スイッチ又はルータからなるネットワーク間接続機器NWCとを介して、コミュニティエージェントシステムCAを接続可能としている。また、このコミュニティエージェントシステムCAには、上記ネットワーク間接続機器NWCと、LAN(Local Area Network)又はWAN(Wide Area Network)からなる第2の通信ネットワークNW2とを介して、電子店頭広告メディアシステム(リーセンシーメディアシステム)RM及びPOS(Point Of Sales)システムPSをそれぞれ接続可能としている。さらに、上記リーセンシーメディアシステムRMは、上記第2の通信ネットワークNW2を介して各々異なる店舗に設置された複数の店舗端末TM1,TM2に接続可能となっている。
【0021】
図2は、上記図1に示したシステムのより詳しい構成を示すブロック図である。
コミュニティ運営サーバCOM1,COM2は、例えば異なる非営利組織(NPO)が運営するコミュニティサーバであり、ともに不特定多数の利用者がアクセス可能なチャット又は掲示板を備えている。CC1,CC2はそれぞれ上記コミュニティ運営サーバCOM1,COM2を第1の通信ネットワークNW1に接続するための通信制御部である。
【0022】
コミュニティエージェントシステムCAは、この発明に係わる機能として、テキスト処理部11と、活気判断部12と、話題判断部13と、発言生成部14とを備え、さらに上記話題判断部13が使用する話題テーブル15と、上記発言生成部14が使用する発言テーブル16とを備えている。
【0023】
テキスト処理部11は、上記コミュニティ運営サーバCOM1,COM2に対しアクセスし、チャット又は掲示板に記載されているHTMLテキストデータを取得する。そして、この取得されたテキストデータからタグ解析により必要な情報を抜き出す。この処理は、例えばwrapper(ex.http://cheops.cis.upenn.edu/W4F/)と呼ばれる既存技術で対応可能である。さらにテキスト処理部11は、上記抜き出された情報について自然言語文に対し形態素解析を行う。この形態素解析処理により得られるデータを解析済みテキストと呼ぶ。
【0024】
活気判断部12は、上記テキスト処理部11により得られた解析済みテキストをもとにコミュニティの現在の賑わい具合(活気度)を算出する。この活気度は、例えば単位時間当たりの参加人数と発言回数の積により算出する。なお、活気度の算出方法としては、単位時間当たりの自立語数と参加人数と発言回数との積を求めるものであってもよい。活気判断部12は、上記算出された活気度を予め設定したしきい値と比較する。そして、この比較により、コミュニティにその情報を店頭広告の制御に利用できるほどの活気があるか否かを判定する。
【0025】
話題判断部13は、上記テキスト処理部11により得られた解析済みテキストから話題を抽出する。そして、この抽出された話題と、話題テーブル15に予め記憶されている話題の語及びその関連語とをマッチング処理し、これにより最新の所定期間内にマッチした語及び関連語を適合語として検出し、この適合語を含む話題を適合話題として抽出する。また話題判断部13は、上記適合語の出現頻度と発言時刻、話題テーブル15に記憶された対応する関連語の重み等をもとに、話題度つまり話題の活気の度合いを算出する。
【0026】
発言生成部14は、上記話題判断部13において抽出された特定の商品又はサービスに関連する適合話題の活気度が予め設定したしきい値を超えているか否かを判定し、超えている場合に上記特定の商品又はサービスに関係する発言情報を生成する。この発言情報の生成は、発言テーブル16に記憶された各種話題と関連語とのリンク情報をもとに行われる。そして、この生成された発言情報をコミュニティ運営サーバCOM1,COM2へ送りコミュニティに掲載する。
【0027】
リーセンシーメディアシステムRMは、複数の各店舗端末TM1,TM2に対する広告コンテンツの表示を統括的に制御するもので、コンテンツ配信部21と、スケジュール管理部22とを備える。なお、CC6は上記リーセンシーメディアシステムRMを第2の通信ネットワークNW2に接続するための通信制御部である。
【0028】
コンテンツ配信部21は、話題と広告コンテンツとの対応テーブルを有する。そして、前記コミュニティエージェントシステムCAから活気の度合いがしきい値以上の話題が通知された場合に、この通知された話題と上記対応テーブルの記憶情報とに基づいて広告コンテンツの配信スケジュールを再構成する。
【0029】
コンテンツ配信部22は、上記コンテンツ配信部21により再構成された配信スケジュールに従い、図示しないコンテンツ記憶部から広告コンテンツを読み出して各店舗端末TM1,TM2に送信する。
【0030】
POSシステムPSは、各店舗における在庫管理を統括的に制御するもので、在庫管理部31と、発注管理部32とを備えている。なお、CC4は上記POSシステムPSと第2の通信ネットワークNW2との間を接続するための通信制御部である。
【0031】
在庫管理部31は、前記コミュニティエージェントシステムCAから活気の度合いがしきい値以上の話題が通知された場合に、この通知された話題に関連する商品又はサービスの在庫数を確認し、この在庫数と上記通知された話題の活気度とをもとに上記関連商品又はサービスの発注を行うか否かを判定する。そして、発注を行う必要がある場合には、発注管理部32に対し指示を与える。発注管理部32は、上記在庫管理部31から商品又はサービスの発注を指示された場合に、上記指示された商品又はサービスについての発注処理を実行する。
【0032】
また、上記在庫管理部31は、取り扱い対象の商品又はサービスの在庫数を確認し、在庫過多等の理由により優先的に捌きたい商品又はサービスの有無を判定する。そして、優先的に捌きたい商品又はサービスがある場合には、その旨をコミュニティエージェントシステムCAに通知する。
【0033】
各店舗端末TM1,TM2は、例えばスーパマーケットやコンビニエンスストアなどのチェーン化された各店舗にそれぞれ設置されるもので、レジスタ41と、コンテンツ表示部42とを備えている。このうちコンテンツ表示部42は、上記リーセンシーメディアシステムRMのコンテンツ配信部22から配信された広告コンテンツを表示する。なお、CC4は上記各店舗端末TM1,TM2と第2の通信ネットワークNW2との間を接続するための通信制御部である。
【0034】
次に、以上のように構成されたシステムを利用する販売助成制御方法をシステム各部の動作と共に説明する。
【0035】
(1)コミュニティの活気及び話題に応じた店頭広告制御
図3は、この制御を実行するコミュニティエージェントシステムCA、リーセンシーメディアシステムRM及び店舗端末TM1,TM2の制御手順及び制御内容を示すフローチャートである。
【0036】
コミュニティエージェントシステムCAは、各コミュニティ運営サーバCOM1,COM2に対し定期的にアクセスし、チャット又は掲示板上に記載されているHTMLテキストデータを取得する。そして、テキスト処理部11がステップ3aにおいて、上記取得されたテキストデータに対しタグ解析を行って必要な情報を抜き出す。この処理は、例えばwrapper(ex.http://cheops.cis.upenn.edu/W4F/)と呼ばれる既存技術で対応可能である。さらにテキスト処理部11は、上記抜き出された情報について自然言語文に対し形態素解析を行う。
【0037】
例えば、いまコミュニティ運営サーバCOM1のチャットに図4のI1に示すテキストデータが記載されていたとすれば、上記テキスト解析により各自然言語文について日付、時刻、発言者、自立語数及び自立語(品詞)が解析され、これにより図4のI2に示すような解析済みテキストが得られる。
【0038】
次に、コミュニティエージェントシステムCAはステップ3bに移行し、活気判断部12において、上記テキスト解析処理により得られた解析済みテキストからコミュニティの活気度を算出する。この活気度は、最近の10分間の参加人数と発言回数との積として算出される。例えば、図4のI2に示した解析済みテキストに対しては、参加人数が2人、発言回数が12回であるため、活気度は2×12=24となる。図5にその算出例を示す。なお、上記活気度の算出方法としては、最近の所定時間における自立語数と参加人数と発言回数との積を算出するようにしてもよい。
【0039】
上記活気度が算出されると活気度判断部12は、続いてステップ3cに移行し、ここで上記算出された活気度をしきい値と比較する。そして、この比較結果をもとに、上記コミュニティ運営サーバCOM1のコミュニティに、その情報を店頭広告の制御に利用できるほどの活気があるか否かを判定する。例えば、しきい値を20とすれば、上記算出された活気度=24はしきい値以上であるため、当該コミュニティは店頭広告の制御に利用できるほどの活気があると判定される。なお、上記算出された活気度がしきい値未満の場合には活気がないと判断され、一定時間を置いたのち上記テキスト処理3aに戻る。
【0040】
次に、コミュニティエージェントシステムCAはステップ3dに移行し、話題判断部13により上記解析済みテキストから話題を抽出する。話題の抽出は、上記解析済みテキストの自立語群を、話題テーブル15に記載された関連語群のうち、店頭広告コンテンツの関連語群と比較することにより行われ、任意の時間内にマッチングした関連語が適合語として、またこの関連語を含む話題が適合話題としてそれぞれ抽出される。なお、上記話題テーブル15に記憶される関連語に、店頭広告コンテンツとの関連の度合いや、重み、抽出優先順位等を付与しておくと、複数の関連語が抽出された場合に広告コンテンツとの関連の度合いがより高い関連語を適合語として抽出することが可能である。
【0041】
上記適合語及び適合話題の抽出が終了すると、話題判断部13はステップ3eに移行し、ここで上記適合語及び適合話題の活気の度合い、つまり話題度を算出する。話題度は、関連語に関する発言がどの程度あったかを示す指標であり、関連語に付与された重みが大きければ大きいほど、また多く発言されていればいるほど、或いは発言時刻が最近であればあるほど話題度は高くなる。
【0042】
そこで、適合語の出現頻度、発言時刻、話題テーブル15に記憶された関連語の重み等をもとに、(適合語の出現時刻−収集開始時刻)の合計、(適合した関連語の重み)の合計、或いは話題の重み×(適合した関連語の重み)の合計を算出する。例えば、図6に示す解析済みテキストI2をもとに話題度を算出する場合を例にとると、「ビール」の話題度は(16:33:51−16:25:00)+(16:33:40−16:25:00)+(16:32:45−16:25:00)=25.3 minutesとなる。同様に「鍋」や「日本酒」等の他の適合語についても、上記計算式のいずれかを用いて話題度が算出される。
【0043】
各適合語の話題度が算出されると話題判断部13は、続いてステップ3fに移行する。そして、このステップ3fにおいて、上記算出された話題度をしきい値と比較することにより、上記各適合語に店頭広告の制御に利用できるほどの話題性があるか否かを判定する。
【0044】
例えば、しきい値=20 minutesとすると、「ビール」の話題度は25.3 minutesであり上記しきい値を超えているため、「ビール」は話題として適切であると判定される。そうして、適切な話題群が検出されると、コミュニティエージェントシステムCAは上記検出された適合語群とその話題度を含む広告配信指示をリーセンシーメディアシステムRMへ送信する。なお、上記算出された話題度がしきい値以下の場合には、店頭広告に反映させるほどの話題性はないと判断され、一定時間を置いたのち上記テキスト処理3aに戻る。
【0045】
リーセンシーメディアシステムRMは、コミュニティエージェントシステムCAから広告配信指示が到来するとステップ3gに移行し、スケジュール管理部22により、上記通知された広告配信指示に含まれる適合語群とその話題度とをもとに配信スケジュールを再構成する。
【0046】
例えば、現在の時間帯及びその後の時間帯に配信予定の広告コンテンツが「パン」及び「菓子」に関するものであるときに、上記通知された適合語が「ビール」及び「日本酒」でかつ「ビール」の話題度が高かったとすると、スケジュール管理部22は現在の時間帯に報知すべき広告コンテンツを「パン」から「ビール」に関するものに変更し、またその後の時間帯に配信予定の広告コンテンツを「菓子」から「日本酒」に関するものに変更する。上記「ビール」に関する広告コンテンツ及び「日本酒」に関する広告コンテンツは、図示しない話題とコンテンツとの対応関係を表すテーブルから選択的に読み出される。
そうして配信スケジュールの再構成が終了すると、スケジュール管理部22はコンテンツ配信部21に対し配信割り込みを掛ける。
【0047】
コンテンツ配信部21は、ステップ3hにおいて、上記スケジュール管理部22により再構成されたスケジュールに従い、例えば時間帯別に図示しないコンテンツデータベースから広告コンテンツを読み出し、この読み出された広告コンテンツを各店舗端末TM1,TM2に配信する。
【0048】
各店舗端末TM1,TM2では、ステップ3iにおいて、コンテンツ表示部42が上記リーセンシーメディアシステムRMのコンテンツ配信部21から配信された広告コンテンツを受信して一旦蓄積する。そして、内蔵時計の掲示時刻に従い広告コンテンツを選択的に読み出して電子表示デバイスに表示する。
【0049】
(2)コミュニティの活気及び話題に応じた在庫制御
図7は、この制御を実行するコミュニティエージェントシステムCA及びPOSシステムPSの制御手順及び制御内容を示すフローチャートである。
【0050】
コミュニティエージェントシステムCAは、各コミュニティ運営サーバCOM1,COM2に対し定期的にアクセスし、チャット又は掲示板上に記載されているHTMLテキストデータを取得する。そして、テキスト処理部11がステップ7aにおいて、上記取得されたテキストデータからタグ解析により必要な情報を抜き出す。この処理は、例えばwrapper(ex.http://cheops.cis.upenn.edu/W4F/)と呼ばれる既存技術で対応可能である。さらにテキスト処理部11は、上記抜き出された情報について自然言語文に対し形態素解析を行う。この処理は、例えば図4に示した場合と同様に行うことが可能である。
【0051】
次に、コミュニティエージェントシステムCAはステップ7bに移行し、活気判断部12において、上記テキスト解析処理により得られた解析済みテキストからコミュニティの活気度を算出する。この活気度の算出も、前記図5に示した場合と同様に、例えば最近の10分間の参加人数と発言回数との積として算出される。
【0052】
上記活気度が算出されると活気度判断部12は、続いてステップ7cに移行し、ここで上記算出された活気度をしきい値と比較する。そして、この比較結果をもとに、上記コミュニティ運営サーバCOM1のコミュニティに、その情報を在庫の制御に利用できる程度の活気があるか否かを判定する。例えば、しきい値を23とすれば、上記図5において算出された活気度=24はしきい値以上であるため、当該コミュニティは在庫の制御に利用できる程度の活気があると判定される。なお、上記算出された活気度がしきい値未満の場合には活気がないと判断され、一定時間を置いたのち上記テキスト処理7aに戻る。
【0053】
次に、コミュニティエージェントシステムCAはステップ7dに移行し、話題判断部13により上記解析済みテキストから話題を抽出する。この話題の抽出は、上記解析済みテキストの自立語群を、話題テーブル15に記載された関連語群のうち、POSシステムPSで在庫管理されている商品又はサービスの関連語群と比較することにより行われ、任意の時間内にマッチングした関連語が適合語として、またこの関連語を含む話題が適合話題としてそれぞれ抽出される。
【0054】
なお、上記話題テーブル15に記憶される関連語に、在庫管理されている商品又はサービスとの関連の度合いや、重み、抽出優先順位等を付与しておくと、複数の関連語が抽出された場合に上記商品又はサービスとの関連の度合いがより高い関連語を適合語として抽出することが可能である。
【0055】
上記適合語及び適合話題の抽出が終了すると、話題判断部13はステップ7eに移行し、ここで上記適合語及び適合話題の活気の度合い、つまり話題度を算出する。この話題度については、先に図6に示した場合と同様に、例えば(適合語の出現時刻−収集開始時刻)の合計として算出される。例えば、解析済みテキストI2をもとに話題度を算出する場合を例にとると、「ビール」の話題度は(16:33:51−16:25:00)+(16:33:40−16:25:00)+(16:32:45−16:25:00)=25.3minutesとなる。同様に「鍋」や「日本酒」等の他の適合語についても、上記計算式のいずれかを用いて話題度が算出される。
【0056】
各適合語の話題度が算出されると話題判断部13は、続いてステップ7fに移行する。そして、このステップ7fにおいて、上記算出された話題度をしきい値と比較することにより、上記各適合語に在庫の制御に利用できるほどの話題性があるか否かを判定する。
【0057】
例えば、しきい値=25 minutesとすると、「ビール」の話題度は25.3 minutesであり上記しきい値を超えているため、「ビール」は話題として適切であると判定される。そうして、適切な話題群が検出されると、コミュニティエージェントシステムCAは上記検出された適合語群とその話題度を含む在庫管理指示をPOSシステムPSへ送信する。なお、上記算出された話題度がしきい値以下の場合には、在庫調整に反映させるほどの話題性はないと判断され、一定時間を置いたのち上記テキスト処理7aに戻る。
【0058】
POSシステムPSは、上記コミュニティエージェントCAから在庫管理指示が到来するとステップ7gに移行し、在庫管理部31において、上記在庫管理指示に含まれる適合語群に関連する商品又はサービスの在庫調査を実行する。そして、この調査により判明した商品又はサービスの在庫量をステップ7hでしきい値と比較する。このとき、しきい値は上記在庫管理指示に含まれる適合語群の話題性をもとに補正される。上記比較の結果、在庫量がしきい値に満たなければ、在庫不足と判断して発注管理部32に当該商品又はサービスの発注指示を与える。発注管理部32は、上記発注指示に従い上記商品又はサービスについて指示された数量の発注処理を実行する。なお、上記比較の結果、在庫量がしきい値以上であれば、十分な在庫があると判断して発注処理を行わずにそのまま処理を終了する。
【0059】
(3)在庫状況に応じたコミュニティへの発言制御
図8は、この制御を実行するPOSシステムPS及びコミュニティエージェントシステムCAの制御手順及び制御内容を示すフローチャートである。
【0060】
POSシステムPSは、ステップ8aにより在庫管理部31が、取り扱っている各商品又はサービスについて定期的に在庫調査を行う。そして、この在庫調査の結果をもとに、ステップ8bで過剰在庫の有無を判定し、過剰在庫と判定された商品又はサービスがあった場合には、この商品又はサービスの識別情報(ID)とその優先度を含む通知情報をコミュニティエージェントシステムCAに通知する。
【0061】
POSシステムPSから上記過剰在庫の通知が到来すると、コミュニティエージェントシステムCAは以下のようにコミュニティへの発言制御を実行する。すなわち、先ず各コミュニティ運営サーバCOM1,COM2に対しアクセスし、チャット又は掲示板上に記載されているHTMLテキストデータを取得する。そして、テキスト処理部11がステップ8cにおいて、上記取得されたテキストデータからタグ解析により必要な情報を抜き出す。この処理は、例えばwrapper(ex.http://cheops.cis.upenn.edu/W4F/)と呼ばれる既存技術で対応可能である。さらにテキスト処理部11は、上記抜き出された情報について自然言語文に対し形態素解析を行う。この処理は、例えば図4に示した場合と同様に行うことが可能である。
【0062】
次に、コミュニティエージェントシステムCAはステップ8dに移行し、活気判断部12において、上記テキスト解析処理により得られた解析済みテキストからコミュニティの活気度を算出する。この活気度の算出も、前記図5に示した場合と同様に、最近の10分間の参加人数と発言回数との積として算出される。
【0063】
上記活気度が算出されると活気度判断部12は、続いてステップ8eに移行し、ここで上記算出された活気度をしきい値と比較する。そして、この比較結果をもとに、上記コミュニティ運営サーバCOM1,COM2のコミュニティに、発言を行う上で不自然さのない程度の活気があるか否かを判定する。例えば、しきい値を15とすれば、上記図5において算出された活気度=24はしきい値以上であるため、当該コミュニティは発言を行う上で不自然さのない程度の活気があると判定される。なお、上記算出された活気度がしきい値未満の場合には活気がないと判断され、制御を終了する。
【0064】
次に、コミュニティエージェントシステムCAはステップ8fに移行し、話題判断部13により上記解析済みテキストから話題を抽出する。この話題の抽出は、上記解析済みテキストの自立語群を、話題テーブル15に記載された関連語群のうち、前記POSシステムPSから通知された商品又はサービスIDと関連する関連語群と比較することにより行われ、任意の時間内にマッチングした関連語(適合語)と、この関連語を含む話題(適合話題)がそれぞれ抽出される。
【0065】
なお、上記話題テーブル15に記憶される関連語に、在庫管理されている商品又はサービスとの関連の度合いや、重み、抽出優先順位等を付与しておくと、複数の関連語が抽出された場合に上記商品又はサービスとの関連の度合いがより高い関連語を適合語として抽出することが可能である。
【0066】
上記適合語及び適合話題の抽出が終了すると、話題判断部13はステップ8gに移行し、ここで上記適合語及び適合話題の活気の度合い、つまり話題度を算出する。この話題度については、先に図6に示した場合と同様に、例えば(適合語の出現時刻−収集開始時刻)の合計として算出される。例えば、解析済みテキストI2をもとに話題度を算出する場合を例にとると、「ビール」の話題度は(16:33:51−16:25:00)+(16:33:40−16:25:00)+(16:32:45−16:25:00)=25.3minutesとなる。同様に「鍋」や「日本酒」等の他の適合語についても、上記計算式のいずれかを用いて話題度が算出される。
【0067】
各適合語の話題度が算出されると話題判断部13は、続いてステップ8hに移行する。そして、このステップ8hにおいて、上記算出された話題度をしきい値と比較することにより、上記各適合語にコミュニティに発言を行う上で不自然さのない程度の頻度があるか否かを判定する。例えば、しきい値=15 minutesとすると、「ビール」の話題度は25.3 minutesであり上記しきい値を超えているため、「ビール」は話題として適切であると判定される。
【0068】
そうして適切な話題群が検出されると、コミュニティエージェントシステムCAはステップ8iに移行し、発言生成部14において、発言メッセージを作成する。例えば、上記話題群の中から最も話題度の高い話題を選択し、発言テーブル16から上記選択された話題の発言に使用可能な発言テンプレートを選択的に読み出す。そして、この読み出された発言テンプレートに上記話題に関連する関連語を埋め込むことにより発言メッセージを作成し、コミュニティ運営サーバCOM1,COM2に対しアクセスして上記作成された発言メッセージをチャット又は掲示板に書き込む。
【0069】
図9は発言メッセージ作成処理の具体例を示したもので、コミュニティから話題度の高い話題の関連語として「ビール」が抽出された場合には、この「ビール」を含む「ビールが飲みたいね」か、或いは「鍋と言えばビールだね」が発言メッセージとして作成される。
【0070】
なお、上記算出された話題度がしきい値以下の場合には、コミュニティに発言を行う上で不自然さのない程度の頻度がないと判断され、発言を行わずに処理を終了する。
【0071】
(4)在庫状況に応じた店頭広告制御
図10は、この制御を実行するPOSシステムPS及びコミュニティエージェントシステムCAの制御手順及び制御内容を示すフローチャートである。
【0072】
POSシステムPSは、ステップ10aにより在庫管理部31が、管理対象として取り扱っている各商品又はサービスについて定期的に在庫調査を行う。そして、この在庫調査の結果をもとに、ステップ10bで過剰在庫の有無を判定し、過剰在庫と判定された商品又はサービスがあった場合には、当該商品又はサービスの識別情報(ID)とその優先度を含む通知情報を、広告配信指示と共にリーセンシーメディアシステムRMに通知する。なお、ステップ10bで過剰在庫がないと判定された場合には、広告配信指示を送信せずに上記ステップ10aによる在庫調査に戻る。
【0073】
リーセンシーメディアシステムRMは、POSシステムPSから広告配信指示を受信するとステップ10cに移行し、スケジュール管理部22により、上記広告配信指示と共に通知された商品又はサービスのID及び優先度をもとに配信スケジュールを再構成する。
【0074】
例えば、過剰在庫の商品として「ビール」及び「日本酒」が指定され、かつ「ビール」の優先度が高ければ、現在の時間帯に報知すべく広告コンテンツを上記「ビール」に関する広告コンテンツに変更し、またその後の時間帯に報知する予定になっている広告コンテンツを「日本酒」に関連する広告コンテンツに変更する。上記「ビール」に関する広告コンテンツ及び「日本酒」に関する広告コンテンツは、図示しない商品又はサービスIDと広告コンテンツとの対応関係を表すテーブルから選択的に読み出される。
そうして配信スケジュールの再構成が終了すると、スケジュール管理部22はコンテンツ配信部21に対し配信割り込みを掛ける。
【0075】
コンテンツ配信部21は、ステップ10dにおいて、上記スケジュール管理部22により再構成されたスケジュールに従い、例えば時間帯別に図示しないコンテンツデータベースから広告コンテンツを読み出し、この読み出された広告コンテンツを各店舗端末TM1,TM2に配信する。
【0076】
各店舗端末TM1,TM2では、ステップ10eにおいて、上記リーセンシーメディアシステムRMのコンテンツ配信部21から配信された広告コンテンツをコンテンツ表示部42が受信して一旦蓄積する。そして、内蔵時計の掲示時刻に従い上記受信された広告コンテンツを選択的に読み出して電子表示デバイスに表示する。
【0077】
以上述べたようにこの実施形態では、コミュニティエージェントシステムCAにおいて、コミュニティ運用サーバCOM1,COM2から収集したテキストデータをもとにコミュニティの活気度、及び出現する話題とその活気の度合いを求め、店頭広告の制御に利用できる程度にコミュニティに活気があり、かつ抽出された話題に話題性があると判断した場合に、リーセンシーメディアシステムRMに対し広告配信指示を通知する。そして、リーセンシーメディアシステムRMにおいて、上記抽出された話題に関連する商品又はサービスの広告コンテンツを店舗端末TM1,TM2に伝送して表示させるようにしている。
【0078】
したがって、コミュニティ上で話題となっている事項に関連する商品又はサービスの広告コンテンツを自動的に店舗端末TM1,TM2で表示させることが可能となる。このため、コミュニティでトレンディな話題に関連する商品又はサービスの広告をタイムリーに店頭表示することができ、これにより広告のリーセンシー効果をより一層高めて、消費者の購買意欲を効果的に喚起することが可能となる。
【0079】
またこの実施形態では、在庫管理に利用できる程度にコミュニティに活気がありかつコミュニティから抽出された話題に話題性があると判断した場合に、コミュニティエージェントシステムCAからPOSシステムPSに対し商品又はサービスの発注を指示する。そして、POSシステムPSにおいて、上記指示された商品又はサービスの発注処理を行うようにしている。
【0080】
したがって、コミュニティ上で話題となっている事項に関連する商品又はサービスの発注処理を自動的に行うことが可能となる。このため、コミュニティでトレンディな話題に関連する商品又はサービスの発注処理を的確かつタイムリーに行うことができ、これにより売れ筋となりそうな商品又はサービスの在庫を事前に十分に確保することが可能となる。
【0081】
さらにこの実施形態では、POSシステムPSにおいて、過剰在庫の有無を判断し、過剰在庫となる商品又はサービスがある場合にその旨をコミュニティエージェントシステムCAに通知する。そしてコミュニティエージェントシステムCAにおいて、上記通知された商品又はサービスに関連する話題をコミュニティから抽出し、当該コミュニティに発言を行う上で不自然さのない程度の活気があり、かつ上記抽出された話題に話題性があると判断した場合に、上記通知された商品又はサービスに関連する話題に関する発言を生成してコミュニティに掲示するようにしている。
【0082】
したがって、商品又はサービスの在庫状況に応じ、過剰在庫となっている商品又はサービスに関連する話題の発言がコミュニティ上で自動的に行われる。このため、コミュニティ上において、過剰在庫となっている商品又はサービスに関連する話題を活発化させることが可能となり、結果的に上記商品又はサービスの販売促進に結びつけることが可能となる。
【0083】
さらにこの実施形態では、POSシステムPSにおいて過剰在庫と判定された商品又はサービスに係わる情報をリーセンシーメディアシステムRMに通知する。そしてリーセンシーメディアシステムRMにおいて、上記通知された商品又はサービスに関連する広告コンテンツを選択して店舗端末TM1,TM2で表示させるようにしている。
【0084】
したがって、商品又はサービスの在庫状況に応じ、過剰在庫となっている商品又はサービスに関連する広告コンテンツが自動的に店頭表示されることになる。このため、在庫管理者又は各店舗の販売者の判断に頼ることなく、過剰在庫となっている商品又はサービスの店頭広告を的確かつタイムリーに行って、結果的に過剰在庫を効果的に減らすことが可能となる。
【0085】
なお、この発明は上記実施形態に限定されるものではない。例えば、コミュニティエージェントシステムCAを図11に示すようにLAN又はWANにより構成される第2の通信ネットワークNW2に接続するようにしてもよく、また図12に示すようにコミュニティ運営サーバCOM2をLAN又はWANからなる第2の通信ネットワークNW2に接続するように構成してもよい。また図13に示すように店舗端末TM1をインターネットからなる第1の通信ネットワークNW1に接続するように構成してもよい。要するに、コミュニティエージェントシステム、コミュニティ運営サーバ、POSシステム、リーセンシーメディアシステム及び店舗端末は、何らかの通信ネットワークにより相互に接続可能になっていればよく、そのトポロジは問わない。
【0086】
また、コミュニティ運営サーバから抽出した各話題について地域別の話題度を求め、この地域別の話題度をもとに該当する地域ごとに店頭広告や在庫管理の制御を実行するようにしてもよい。このようにすると、地域ごとに最適な店頭広告や在庫管理を行うことができる。
【0087】
さらに、前記実施形態ではコミュニティエージェントシステムCAにおいて抽出したコミュニティ上の話題を店頭広告や在庫管理に利用する場合を例にとって説明したが、他に例えば商品のマーケティングや企画及び開発、人材の派遣や移動、株式や為替等の金融関係の投資及び取引等のような、販売に関係する業務に利用するようにしてもよい。
【0088】
その他、コミュニティエージェント、在庫管理装置及び広告メディア管理装置それぞれの構成とその制御手順及び制御内容、コミュニティの活気度の算出方法や話題の抽出及び話題度の算出方法、広告コンテンツの種類やその内容コミュニティの種類等についても、この発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施できる。
【0089】
【発明の効果】
以上詳述したように第1の発明では、コミュニティ運営サーバからコミュニティで交換される情報を上記コミュニティエージェント装置により収集し、この収集された情報をもとにコミュニティ上で出現する話題を抽出してその活気の度合いを算出する。そして、この算出された話題の活気の度合いが予め設定した基準を超えている場合に、当該話題を表す情報を広告メディア管理装置に通知し、この通知された話題に対応する広告コンテンツを広告メディア管理装置で選択して店舗の端末装置に表示させるようにしている。
【0090】
また第2の発明では、算出された話題の活気の度合いが予め設定した基準を超えている場合に、当該話題を表す情報を上記在庫管理装置に通知して、当該話題に関連する商品又はサービスの発注処理を行わせるようにしている。
【0091】
したがって第1及び第2の発明によれば、コミュニティにおける話題の内容に応じて的確かつタイムリーに広告や在庫管理等の販売助成を行えるようにする販売助成制御方法とこの方法を実現するための装置及びプログラムを提供することができる。
【0092】
一方第3の発明では、在庫管理装置において優先的に販売する必要がある商品又はサービスを特定し、この特定された商品又はサービスを表す情報をコミュニティエージェント装置へ通知する。コミュニティエージェント装置においては、コミュニティ運営サーバからコミュニティで交換される情報を収集して、この情報をもとに上記在庫管理装置から通知された特定の商品又はサービスに関係する話題を抽出してその活気の度合いを算出する。そして、上記算出された話題の活気の度合いが予め設定した基準に達していないと判定された場合に、当該話題に関係する発言情報を作成して、この作成された発言情報をコミュニティ運営サーバに伝送してコミュニティ上に掲載させるようにしている。
【0093】
また第4の発明では、在庫管理装置により特定された商品又はサービスを表す情報を広告メディア管理装置へ通知し、広告メディア管理装置において、上記通知された特定の商品又はサービスを表す情報をもとに当該商品又はサービスに対応する広告コンテンツを選択し、この選択された広告コンテンツを店舗の端末装置へ伝送して表示させるようにしている。
【0094】
したがって第3及び第4の発明によれば、在庫状況に応じて的確かつタイムリーに広告や情報提供による販売助成を行えるようにする販売助成制御方法とこの方法を実現するための装置及びプログラムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態に係わる販売助成制御方法を実施するためのネットワークシステムの概略構成図。
【図2】図1に示したネットワークシステムの具体的な構成を示すブロック図。
【図3】図2に示したネットワークシステムにおいて実行される、コミュニティの活気及び話題に応じた店頭広告制御の手順と内容を示すフローチャート。
【図4】図3に示した制御処理のうちテキスト処理の一例を説明するための図。
【図5】図3に示した制御処理のうち活気判断処理の一例を説明するための図。
【図6】図3に示した制御処理のうち話題判断処理の一例を説明するための図。
【図7】図2に示したネットワークシステムにおいて実行される、コミュニティの活気及び話題に応じた在庫管理制御の手順と内容を示すフローチャート。
【図8】図2に示したネットワークシステムにおいて実行される、在庫状況に応じたコミュニティへの発言制御の手順と内容を示すフローチャート。
【図9】図8に示した制御処理のうち発言生成処理の一例を説明するための図。
【図10】図2に示したネットワークシステムにおいて実行される、在庫状況に応じた店頭広告制御の手順と内容を示すフローチャート。
【図11】この発明の他の実施形態に係わる販売助成制御方法を実施するためのネットワークシステムの概略構成図。
【図12】この発明のその他の実施形態に係わる販売助成制御方法を実施するためのネットワークシステムの概略構成図。
【図13】この発明の別の実施形態に係わる販売助成制御方法を実施するためのネットワークシステムの概略構成図。
【符号の説明】
COM1,COM2…コミュニティ運用サーバ
PS…POSシステム
TM1,TM2…店舗端末
CA…コミュニティエージェントシステム
RM…リーセンシーメディアシステム
NW1,NW2…通信ネットワーク
NWR…ネットワーク間接続機器
CC1〜CC6…通信制御部
11…テキスト処理部
12…活気判断部
13…話題判断部
14…発言生成部
15…話題テーブル
16…発言テーブル
21…コンテンツ配信部
22…スケジュール管理部
31…在庫管理部
32…発注管理部
41…レジスタ
42…コンテンツ表示部
Claims (19)
- コミュニティを運営するコミュニティ運営サーバと、コミュニティエージェント装置と、広告メディア管理装置とを、通信ネットワークを介して選択的に接続可能に構成したシステムを利用し、商品或いはサービスの販売を助成するための処理を実行する販売助成制御方法であって、
前記コミュニティエージェント装置が、前記コミュニティ運営サーバからコミュニティで交換される情報を収集する過程と、
前記コミュニティエージェント装置において、前記収集された情報をもとにコミュニティ上で出現する話題を抽出し、この抽出された話題の活気の度合いを算出する過程と、
前記コミュニティエージェント装置において、前記算出された話題の活気の度合いが予め設定した第1の基準を超えているか否かを判定する過程と、
前記コミュニティエージェント装置において、前記算出された話題の活気の度合いが第1の基準を超えている場合に、当該話題を表す情報を前記広告メディア管理装置に通知する過程と、
前記広告メディア管理装置において、前記通知された話題を表す情報をもとに当該話題に対応する広告コンテンツを選択する過程と、
前記選択された広告コンテンツを前記広告メディア管理装置から店舗の表示装置へ伝送して表示させる過程と
を備えることを特徴とする販売助成制御方法。 - 前記収集された情報をもとに前記コミュニティの賑わいの度合いを算出する過程と、
前記算出された賑わいの度合いが予め設定した第2の基準を超えているか否かを判定する過程と
をさらに備え、
かつ前記通知する過程は、前記算出された賑わいの度合いが第2の基準を超え、かつ前記算出された話題の活気の度合いが第1の基準を超えている場合に、当該話題を表す情報を前記広告メディア管理装置に通知することを特徴とする請求項1記載の販売助成制御方法。 - コミュニティを運営するコミュニティ運営サーバと、コミュニティエージェント装置と、在庫管理装置とを、通信ネットワークを介して選択的に接続可能に構成したシステムを利用し、商品或いはサービスの販売を助成するための処理を実行する販売助成制御方法であって、
前記コミュニティエージェント装置が、前記コミュニティ運営サーバからコミュニティで交換される情報を収集する過程と、
前記コミュニティエージェント装置において、前記収集された情報をもとにコミュニティ上で出現する話題を抽出し、この抽出された話題の活気の度合いを算出する過程と、
前記コミュニティエージェント装置において、前記算出された話題の活気の度合いが予め設定した第1の基準を超えているか否かを判定する過程と、
前記コミュニティエージェント装置において、前記算出された話題の活気の度合いが第1の基準を超えている場合に、当該話題を表す情報を前記在庫管理装置に通知する過程と、
前記在庫管理装置において、前記通知された話題を表す情報と、当該話題に関連する商品又はサービスの在庫情報とをもとに、当該商品又はサービスの発注の要否を判定する過程と、
前記在庫管理装置において、前記商品又はサービスの発注が必要と判定された場合に、当該商品又はサービスの発注処理を行う過程と
を備えることを特徴とする販売助成制御方法。 - 前記収集された情報をもとに前記コミュニティの賑わいの度合いを算出する過程と、
前記算出された賑わいの度合いが予め設定した第2の基準を超えているか否かを判定する過程と
をさらに備え、
かつ前記通知する過程は、前記算出された賑わいの度合いが第2の基準を超え、かつ前記算出された話題の活気の度合いが第1の基準を超えている場合に、当該話題を表す情報を前記在庫管理装置に通知することを特徴とする請求項3記載の販売助成制御方法。 - コミュニティを運営するコミュニティ運営サーバと、コミュニティエージェント装置と、在庫管理装置とを、通信ネットワークを介して選択的に接続可能に構成したシステムを利用し、商品或いはサービスの販売を助成するための処理を実行する販売助成制御方法であって、
前記在庫管理装置において、管理対象の各商品又はサービスの在庫状況に応じて、優先的に販売する必要がある商品又はサービスを特定する過程と、
前記特定された商品又はサービスを表す情報を前記在庫管理装置から前記コミュニティエージェント装置へ通知する過程と、
前記コミュニティエージェント装置が、前記コミュニティ運営サーバからコミュニティで交換される情報を収集する過程と、
前記コミュニティエージェント装置において、前記収集された情報をもとに、前記在庫管理装置から通知された特定の商品又はサービスに関連する話題を抽出し、この抽出された話題の活気の度合いを算出する過程と、
前記コミュニティエージェント装置において、前記算出された話題の活気の度合いが予め設定した第1の基準に達しているか否かを判定する過程と、
前記コミュニティエージェント装置において、前記算出された話題の活気の度合いが第1の基準に達していると判定された場合に、前記特定の商品又はサービスに関連する発言情報を作成する過程と、
前記作成された発言情報を前記コミュニティエージェント装置から前記コミュニティ運営サーバに伝送して、コミュニティ上に掲載させる過程と
を備えることを特徴とする販売助成制御方法。 - 前記収集された情報をもとに前記コミュニティの賑わいの度合いを算出する過程と、
前記算出された賑わいの度合いが予め設定した第2の基準を超えているか否かを判定する過程と
をさらに備え、
かつ前記発言情報を作成する過程は、前記算出された賑わいの度合いが第2の基準を超え、かつ前記算出された話題の活気の度合いが第1の基準を超えている場合に、前記特定の商品又はサービスに関連する発言情報を作成することを特徴とする請求項5記載の販売助成制御方法。 - 在庫管理装置と、広告メディア管理装置とを、通信ネットワークを介して選択的に接続可能に構成したシステムを利用し、商品或いはサービスの販売を助成するための処理を実行する販売助成制御方法であって、
前記在庫管理装置において、管理対象の各商品又はサービスの在庫状況に応じて、優先的に販売する必要がある商品又はサービスを特定する過程と、
前記特定された商品又はサービスを表す情報を前記在庫管理装置から前記広告メディア管理装置へ通知する過程と、
前記広告メディア管理装置において、前記通知された商品又はサービスを表す情報をもとに、当該商品又はサービスに対応する広告コンテンツを選択する過程と、
前記選択された広告コンテンツを前記広告メディア管理装置から店舗の表示装置へ伝送して表示させる過程と
を備えることを特徴とする販売助成制御方法。 - コミュニティを運営するコミュニティ運営サーバに対し、通信ネットワークを介して接続可能なコミュニティエージェント装置であって、
前記コミュニティ運営サーバからコミュニティで交換される情報を収集する収集手段と、
前記収集手段により収集された情報をもとにコミュニティ上で出現する話題の内容を抽出する話題抽出手段と、
前記話題抽出手段により抽出された話題の活気の度合いを算出する算出手段とを具備することを特徴とするコミュニティエージェント装置。 - コミュニティを運営するコミュニティ運営サーバに対し、通信ネットワークを介して接続可能なコミュニティエージェント装置であって、
前記コミュニティ運営サーバからコミュニティで交換される情報を収集する収集手段と、
前記収集手段により収集された情報をもとに、前記コミュニティの賑わいの度合いを算出する手段を具備することを特徴とするコミュニティエージェント装置。 - コミュニティを運営するコミュニティ運営サーバ、及び広告メディア管理装置に対し、通信ネットワークを介して接続可能なコミュニティエージェント装置であって、
前記コミュニティ運営サーバからコミュニティで交換される情報を収集する収集手段と、
前記収集手段により収集された情報をもとにコミュニティ上で出現する話題を抽出し、この抽出された話題の活気の度合いを算出する第1の算出手段と、
前記第1の算出手段により算出された話題の活気の度合いが、予め設定した第1の基準を超えているか否かを判定する第1の判定手段と、
前記第1の判定手段により前記算出された話題の活気の度合いが第1の基準を超えていると判定された場合に、当該話題に対応する広告コンテンツを店舗の表示装置に表示させるべく、前記話題を表す情報を前記広告メディア管理装置に通知する広告指示手段と
を備えることを特徴とするコミュニティエージェント装置。 - 前記収集手段により収集された情報をもとに前記コミュニティの賑わいの度合いを算出する第2の算出手段と、
前記第2の算出手段により算出された賑わいの度合いが予め設定した第2の基準を超えているか否かを判定する第2の判定手段と、
をさらに備え、
かつ前記広告指示手段は、前記第2の判定手段により前記算出された賑わいの度合いが第2の基準を超えていると判定され、かつ前記第1の判定手段により前記算出された話題の活気の度合いが第1の基準を超えていると判定された場合に、当該話題を表す情報を前記広告メディア管理装置に通知することを特徴とする請求項10記載のコミュニティエージェント装置。 - コミュニティを運営するコミュニティ運営サーバ、及び在庫管理装置に対し、通信ネットワークを介して接続可能なコミュニティエージェント装置であって、
前記コミュニティ運営サーバからコミュニティで交換される情報を収集する収集手段と、
前記収集手段により収集された情報をもとにコミュニティ上で出現する話題を抽出し、この抽出された話題の活気の度合いを算出する第1の算出手段と、
前記第1の算出手段により算出された話題の活気の度合いが、予め設定した第1の基準を超えているか否かを判定する第1の判定手段と、
前記第1の判定手段により前記算出された話題の活気の度合いが第1の基準を超えていると判定された場合に、当該話題に関連する商品又はサービスの発注処理を前記在庫管理装置に実行させるべく、前記話題を表す情報を前記在庫管理装置に通知する在庫管理指示手段と
を備えることを特徴とするコミュニティエージェント装置。 - 前記収集手段により収集された情報をもとに前記コミュニティの賑わいの度合いを算出する第2の算出手段と、
前記第2の算出手段により算出された賑わいの度合いが予め設定した第2の基準を超えているか否かを判定する第2の判定手段と
をさらに備え、
かつ前記在庫管理指示手段は、前記第2の判定手段により前記算出された賑わいの度合いが第2の基準を超えたと判定され、かつ前記第1の判定手段により前記算出された話題の活気の度合いが第1の基準を超えていると判定された場合に、当該話題を表す情報を前記在庫管理装置に通知することを特徴とする請求項12記載のコミュニティエージェント装置。 - コミュニティを運営するコミュニティ運営サーバ及び在庫管理装置に対し、通信ネットワークを介して接続可能なコミュニティエージェント装置であって、
前記在庫管理装置から、優先的に販売する必要がある特定の商品又はサービスに関する情報を取得する在庫情報取得手段と、
前記コミュニティ運営サーバからコミュニティで交換される情報を収集する収集手段と、
前記収集手段により収集された情報の中から、前記在庫情報取得手段により取得された情報により表される特定の商品又はサービスに関連する話題を抽出し、この抽出された話題の活気の度合いを算出する算出手段と、
前記算出手段により算出された話題の活気の度合いが、予め設定した第1の基準に達しているか否かを判定する第1の判定手段と、
前記第1の判定手段により前記算出された話題の活気の度合いが第1の基準に達していると判定された場合に、前記特定の商品又はサービスに関連する発言情報を作成する発言作成手段と、
前記発言作成手段により作成された発言情報を前記コミュニティ運営サーバに伝送してコミュニティ上に掲載させる手段と
を具備することを特徴とするコミュニティエージェント装置。 - 前記収集手段により収集された情報をもとに前記コミュニティの賑わいの度合いを算出する第2の算出手段と、
前記第2の算出手段により算出された賑わいの度合いが予め設定した第2の基準を超えているか否かを判定する第2の判定手段と、
をさらに備え、
前記発言作成手段は、前記第2の判定手段により前記算出された賑わいの度合いが第2の基準を超えていると判定され、かつ前記第1の判定手段により前記算出された話題の活気の度合いが第1の基準を超えていると判定された場合に、前記特定の商品又はサービスに関連する発言情報を作成することを特徴とする請求項14記載のコミュニティエージェント装置。 - 在庫管理装置及び店舗に設置された端末装置に対し、通信ネットワークを介して接続可能な広告メディア管理装置であって、
複数の広告コンテンツを記憶する記憶手段と、
前記在庫管理装置から、優先的に販売する必要がある商品又はサービスを表す情報を取得する在庫情報取得手段と、
前記在庫情報取得手段により取得された情報により表される商品又はサービスに対応する広告コンテンツを選択する選択手段と、
前記選択手段により選択された広告コンテンツを店舗の表示装置へ送信して表示させる制御手段と
を具備することを特徴とする広告メディア管理装置。 - コミュニティを運営するコミュニティ運営サーバ及び広告メディア管理装置に対し通信ネットワークを介して接続可能であり、かつコンピュータを用いて販売助成のための制御を実行するコミュニティエージェント装置において使用されるプログラムであって、
前記コミュニティ運営サーバからコミュニティで交換される情報を収集する処理と、
前記収集された情報をもとにコミュニティ上で出現する話題を抽出し、この抽出された話題の活気の度合いを算出する処理と、
前記算出された話題の活気の度合いが予め設定した第1の基準を超えているか否かを判定する処理と、
前記算出された話題の活気の度合いが第1の基準を超えていると判定された場合に、当該話題に対応する広告コンテンツを店舗の表示装置に表示させるべく、前記話題を表す情報を前記広告メディア管理装置に通知する処理と
を、前記コンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。 - コミュニティを運営するコミュニティ運営サーバ及び在庫管理装置に対し通信ネットワークを介して接続可能であり、かつコンピュータを用いて販売助成のための制御を実行するコミュニティエージェント装置において使用されるプログラムであって、
前記コミュニティ運営サーバからコミュニティで交換される情報を収集する処理と、
前記収集された情報をもとにコミュニティ上で出現する話題を抽出し、この抽出された話題の活気の度合いを算出する処理と、
前記算出された話題の活気の度合いが予め設定した第1の基準を超えているか否かを判定する処理と、
前記算出された話題の活気の度合いが第1の基準を超えていると判定された場合に、当該話題に関連する商品又はサービスの発注処理を前記在庫管理装置に実行させるべく、前記話題を表す情報を前記在庫管理装置に通知する処理と
を、前記コンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。 - コミュニティを運営するコミュニティ運営サーバ及び在庫管理装置に対し通信ネットワークを介して接続可能であり、かつコンピュータを用いて販売助成のための制御を実行するコミュニティエージェント装置において使用されるプログラムであって、
前記在庫管理装置から、優先的に販売する必要がある特定の商品又はサービスに関する情報を取得する処理と、
前記コミュニティ運営サーバからコミュニティで交換される情報を収集する処理と、
前記収集された情報の中から、前記取得された情報により表される特定の商品又はサービスに関係する話題を抽出し、この抽出された話題の活気の度合いを算出する処理と、
前記算出された話題の活気の度合いが予め設定した基準に達しているか否かを判定する処理と、
前記算出された話題の活気の度合いが基準に達していると判定された場合に、前記特定の商品又はサービスに関連する発言情報を作成する処理と、
前記作成された発言情報を前記コミュニティ運営サーバに送信してコミュニティ上に掲載させる処理と
を、前記コンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。
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