JP2004239840A - ステレオカメラ - Google Patents

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Abstract

【課題】ステレオカメラ機構を簡略化し、高速画像取込処理が可能なステレオカメラを提供する。
【解決手段】監視空間10に向けて入射光軸を設定し、映像を入射させる第1の光学系13と、第1の光学系13から所定の間隔だけ離して、監視空間10に向けて入射光軸を設定する第2の光学系14と、第1の光学系13から入射する画像を短軸方向に圧縮し撮像装置19の第1の撮像領域へ入射させる第1の光学装置16と、第2の光学系14から入射する画像を短軸方向に圧縮し撮像装置19の第1の撮像領域と異なる第2の撮像領域へ入射させる第2の光学装置18と、撮像装置19により撮像された映像の差画像を逐次形成する差画像形成部24、25と、第1の光学装置16による映像の差画像と第2の光学装置18による映像の差画像に基いて、監視対象物12の距離を相関演算する演算部30と、を備える。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ステレオカメラに係り、特にCCDカメラやCMOSセンサ等を用いて三次元の監視空間内に位置する人体や動物や物体の移動方向の変化を検知するステレオカメラに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に、逐次処理が可能な通過物体計数装置に用いるステレオカメラは、平面に沿って平面上の基準線を通過する通過物体を撮像する2台の撮像装置が平面に対向して設けられている。この2台の撮像装置によって撮像された通過物体の画像同士を比較して、通過物体上の基準線に沿った複数の部位に関して、通過物体の平面に交差する奥行方向の奥行情報と複数の部位のうち少なくとも1つの部位に関して、基準線に垂直で平面に平行な進行方向の速度情報を、時系列的に取得し、取得された奥行情報に速度情報で重み付けした値を基準線に沿って速度の向き別に加算した値を時間積分するように構成された通過物体計数装置が知られている(例えば、特許文献1参照。)。
【0003】
【特許文献1】
特開2002−175513号公報(段落0025、図1)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来のステレオカメラは、上述の如く、平面に対向して2台の撮像装置を設け撮像された通過物体の画像同士を比較するため、少なくとも2台の撮像装置による画像入力機構を必要とし、ハードウエアを削減させ画像取込処理を簡略化させようという技術的な課題が存在していた。
【0005】
そこで本発明は、ステレオカメラ機構を簡略化し、従来に比して高速画像取込処理が可能なステレオカメラを提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1に係る発明によるステレオカメラは、例えば図1に示すように、三次元の監視空間10における監視対象物12を撮像するステレオカメラであって、監視空間10に向けて入射光軸を設定し、経時的に変化をする監視対象物12の映像を入射させる第1の光学系13と、第1の光学系13から所定の間隔だけ離して、監視空間10に向けて入射光軸を設定し、経時的に変化をする監視対象物12の映像を入射させる第2の光学系14と、第1の光学系13から入射する画像を短軸方向に圧縮し撮像装置19の第1の撮像領域へ入射させる第1の光学装置16と、第2の光学系14から入射する画像を短軸方向に圧縮し撮像装置19の第1の撮像領域と異なる第2の撮像領域へ入射させる第2の光学装置18と、撮像装置19により同時刻に撮像された映像と所定時間遅れて撮像された映像との差画像を逐次形成する差画像形成部24、25と、差画像形成部で形成された、第1の光学装置16による映像の差画像と第2の光学装置18による映像の差画像に基いて、監視対象物12の距離を相関演算する演算部30と、を備える。
【0007】
ここで、請求項1に記載の第1の光学装置16と第2の光学装置18は、典型的にはアナモルフィックプリズム又は円筒型レンズを用いることができ、撮像装置19は、CCDエリアセンサやCMOSセンサを配置し三角法で監視対象物12との距離(位置)を測定するパッシブ型距離検出装置を用いることができる。
【0008】
このように構成すると、第1の光学系13から入射する画像を短軸方向に圧縮し撮像装置19の第1の撮像領域へ入射させる第1の光学装置16と、第2の光学系14から入射する画像を短軸方向に圧縮し撮像装置19の第1の撮像領域と異なる第2の撮像領域へ入射させる第2の光学装置18と、撮像装置19により同時刻に撮像された映像と所定時間遅れて撮像された映像との差画像を逐次形成する差画像形成部24、25と、差画像形成部で形成された、第1の光学装置16による映像の差画像と第2の光学装置18による映像の差画像に基いて、監視対象物12の距離を相関演算する演算部30と、を備えるので、第1の光学装置16による映像の差画像と第2の光学装置18による映像の差画像に基いて、監視対象物12の距離を相関演算することができる。
【0009】
上記目的を達成するために、請求項2に係る発明による請求項1に記載のステレオカメラは、例えば図3に示すように、第1及び第2の光学装置16、18は、各々の画像を入射し、1対のアナモルフィックプリズム又は円筒レンズにより入射光軸(Din)と異なる出射光軸(Dout)から各画像を撮像装置19へ圧縮して入射させるように構成する。
【0010】
このように構成すると、各画像を撮像装置19へ圧縮して入射させることができる。
【0011】
上記目的を達成するために、請求項3に係る発明による請求項1又は請求項2に記載のステレオカメラは、例えば図1に示すように、演算装置30は、第1の光学装置16による映像の差画像と第2の光学装置18による映像の差画像に基いて、相関演算し三角法により撮像装置19と監視対象物12との距離を演算するように構成する。
【0012】
このように構成すると、映像の差画像に基いて、相関演算し三角法により撮像装置19と監視対象物12との距離を演算することができる。
【0013】
上記目的を達成するために、請求項4に係る発明による請求項1又は請求項2に記載のステレオカメラは、例えば図3に示すように、第1の光学系13と第2の光学系14の入射光軸は、略水平方向に視差を形成するように並行に配置すると共に、第1の光学装置16と第2の光学装置18は入射する各画像を垂直方向に偏向させて撮像装置19に出射させるように構成する。
【0014】
このように構成すると、第1の光学系13と第2の光学系14の入射光軸は、略水平方向に視差を形成するように並行に配置し、第1の光学装置16と第2の光学装置18は入射する各画像を垂直方向に偏向させて撮像装置19に出射させるので、略水平方向の視差による画像変位の質を維持することができる。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して説明する。なお、各図において互いに同一あるいは相当する部材には同一符号または類似符号を付し、重複した説明は省略する。
【0016】
図1は、本発明による実施の形態であるステレオカメラ1の模式的な系統図である。ステレオカメラ1は、三次元の監視空間10に存在する監視対象物としての人物12を監視する。人物12は、床面57上に直立し壁面44に沿って床面上に規定された遠方線42と撮像装置設置線43との間で移動しているものとする。
【0017】
ステレオカメラ1は、監視空間10に向けて入射光軸を設定し、経時的に形状が変化をする人物12の映像を入射させる第1の光学系としての第1レンズ13と、第1の光学系としての第1レンズ13から所定の間隔Wだけ水平方向に離して、監視空間10に向けて入射光軸を設定し、経時的に形状が変化をする人物12の映像を入射する第2の光学系としての第2レンズ14と、第1レンズ13から入射する画像を短軸方向(図中の縦方向)に圧縮し水平方向に走査線を配置する撮像装置19の第1の撮像領域へ入射させる第1の光学装置16と、第2レンズ14から入射する画像を短軸方向(図中の縦方向)に圧縮し水平方向に走査線を配置する撮像装置19の第1の撮像領域と異なる第2の撮像領域へ入射させる第2の光学装置18と、撮像装置19により同時刻に撮像された人物12の映像と所定時間遅れて撮像された人物12の映像との差画像を逐次形成する差画像形成部24、25と、差画像形成部で形成された、第1の光学装置16による人物12の映像の差画像(CCD1:差)と第2の光学装置18による人物12の映像の差画像(CCD2:差)に基いて、監視対象物12の距離(又は位置)を相関演算する演算部30と、を備え、例えば、移動している人物12を撮像している。
【0018】
上記第1レンズと第2レンズの周囲には、複数の赤外線発光素子17を配置し、制御装置2内に設けられた照度測定部29の照度測定値に基き夜間又は暗闇状態で赤外線発光素子17を自動点灯し人物12を赤外線撮像するように構成している。また、撮像装置19は、制御装置2に信号ケーブルで接続され、第1と第2の撮像領域により撮像したステレオ画像信号を制御装置2のインターフェースI/F部15へ送信する。
【0019】
制御装置2は、内部にI/F部15と、I/F部15に接続する演算部30と、演算部30に接続する記憶部31と、演算部30に接続する照度測定部29と、演算部30に接続する検知部32と、この検知部32に接続する検知信号の送信部38とを備える。
【0020】
また、検知部32は、信号ライン33を介して形状変化報知手段としてのスピーカ34に接続され、人物12の移動に伴う形状変化をスピーカ34からの発信音により報知する。さらに、検知部32は、送信部38を介してデータレコーダ35に接続され、人物12の移動に伴う形状変化をデジタル信号又はアナログ信号を用いてデータレコーダ35に逐次記憶させることができる。
【0021】
上記記憶部31は、第1の撮像領域で撮像した撮像信号を記憶する第1の時刻T0の撮像信号記憶部20と第2の時刻T1の撮像信号記憶部21、第2の撮像領域で撮像した撮像信号を記憶する第1の時刻T0の撮像信号記憶部22と第2の時刻T1の撮像信号記憶部23が設けられている。
【0022】
上記演算部30は、第1の撮像領域による差画像(CCD1:差)を形成する第1の差画像形成部24、第2の撮像領域による差画像(CCD2:差)を形成する第2の差画像形成部25、第1の撮像領域による差画像(CCD1:差)と第2の撮像領域による差画像(CCD2:差)とを相関処理し、監視対象物としての人物12の位置を示す撮像装置19と人物12との距離を演算処理する距離演算部26、撮像された人物12の輪郭で囲まれた領域を特定し人物12の大きさを演算する大きさ演算部27を備える。
【0023】
図1の系統図を参照して、ステレオカメラ1の動作について説明をする。第1レンズ13と第2レンズ14は共に、被写体として人物12の光学的映像を入射する1又は複数のレンズで構成する。第1レンズ13から入射した映像は、アナモリフィックプリズム又は円筒レンズのような第1の光学装置16により、図中の縦方向に圧縮(上下に圧縮)され撮像装置19の中心線から上側に位置する第1の撮像領域へ圧縮結像する。同様に、第2レンズ14から入射した映像は、アナモリフィックプリズム又は円筒レンズのような第2の光学装置18により、図中の縦方向に圧縮(上下に圧縮)され撮像装置19の中心線から下側に位置する第2の撮像領域へ圧縮結像する。すなわち、単一の撮像装置19の撮像部を上下に分割し、第1レンズ13からの映像を上部領域に結像させ第2レンズからの映像を下部領域に結像させることができる。
【0024】
ここで、撮像装置19は撮像面に所定本数の走査線を水平方向に配置し、受光した画素信号をパラレル方式でシフトレジスタへ転送し、シフトレジスタから走査線単位で外部にシリアル出力するインタライン方式のCCDセンサやフレームトランスファ方式のCCDセンサを用いることができる。また、走査線上のピクセルをアドレス指定して電位を検知するMOSセンサも用いることができる。
【0025】
また、撮像装置19の走査線の本数は、例えば、約500本有し、各走査線には約500ピクセルの画素を備えている。また本実施の形態では、第1の撮像領域と第2の撮像領域は、典型的には同数の走査線を具備するように、撮像面を略水平方向の中心線から上部に第1の撮像領域を設け、中心線から下部に第2の撮像領域を設けるとよい。この場合、各撮像領域には各々約250本の走査線が配置されていることになる。
【0026】
制御装置2は、撮像装置19から撮像信号を受信し、第1の撮像領域と第2の撮像領域に形成された画像を抽出する。また、シリアル出力する走査線は、撮像装置19が有する500本の走査線を全て抽出してもよく。撮像面を所定の間隔に区切る本数でシリアル出力させてもよい。
【0027】
例えば、人物12の全体像を検出する場合は約100mm間隔の映像を撮像する走査線を抽出し、人物12の形状変化を詳細に検出する場合は約50mm間隔の映像を撮像する走査線を抽出し、その他、人物12の細部を検出する場合は約10mm間隔の映像を撮像する走査線を抽出するように個別に設定することもできる。例えば、人物12の左右何れかの部位(腕)が上下方向又は遠近方向に移動したことを検知するには、少なくとも各撮像領域の走査線が約250本としたときに、等間隔毎に1本を選択し第1の撮像領域から約20本の走査線を抽出し、第2の撮像領域から約20本の走査線を抽出すればよい。
【0028】
ステレオカメラ1は、第1の撮像領域が時刻T0に撮像した人物12の画像信号をI/F部15を通じて受信し、演算部30を介して記憶部31の第1の時刻T0の撮像信号記憶部20へ記憶する。また、第2の撮像領域で時刻T0に撮像した人物12の画像信号をI/F部15を通じて受信し、演算部30を介して記憶部31の第1の時刻T0の撮像信号記憶部22へ記憶する。
【0029】
引き続き、第1の撮像領域が時刻T0より所定時間遅れて撮像された時刻T1の人物12の画像信号をI/F部15を通じて受信し、演算部30を介して記憶部31の第2の時刻T1の撮像信号記憶部21へ記憶する。また、第2の撮像領域で時刻T0より所定時間遅れて撮像された時刻T1の人物12の画像信号をI/F部15を通じて受信し、演算部30を介して記憶部31の第2の時刻T1の撮像信号記憶部23へ記憶する。
【0030】
演算部30は、各撮像信号に含まれる走査線上に形成される各画像の画像情報から差画像を形成する差画像形成手段としての機能を備えている。画像情報は、典型的には画像を構成する画素(ピクセル)の画素値である。
【0031】
演算部30は、第1の撮像領域で撮像した時刻T0の人物12の画像と時刻T1の人物12の画像との差画像(CCD1:差)を逐次演算処理し、第1の撮像領域の差画像形成部24に差画像を一時記憶する。また、第2の撮像領域で撮像した時刻T0の人物12の画像と時刻T1の人物12の画像との差画像(CCD2:差)を逐次演算処理し、第2の撮像領域の差画像形成部25に差画像を一時記憶する。この差画像は、人物12の動いた部分を抽出した人物12の輪郭(エッジ)を示す画像情報である。
【0032】
差画像を形成するための2つの画像は、撮像時刻T0から所定の時間だけ遅れた撮像時刻T1により各々取得するが、ずらす遅延時間は、人物12の部位の移動量が大きくなり過ぎず、実質的にはほぼ同位置とみなせる程度の時間、例えば0.1秒程度とすればよい。あるいはテレビ周期の1〜10周期(1/30秒〜1/3秒)とする。このような差画像を演算して取得すると人物12の背景が除去され動きのある人物12の像だけを抽出することができる。
【0033】
また、演算部30は、差画像を構成する各画素値の絶対値が、所定の閾値よりも大きな画素で区切られた領域の中で、最大の領域を抽出する領域抽出手段としての機能を備えている。
【0034】
撮像装置19の走査線上に形成された画像は、背景は動くことがないので、動いている人物12の境界部はその画素値が急激に変化する。そこで、演算部30は、第1の差画像形成部24と第2の差画像形成部25から各差画像を読み出し、差画像を構成する各画素値の絶対値が、所定の閾値よりも大きな画素で区切られた領域の中で、最大の領域を人物12の境界とみなすことができる。ここで、境界を最大の領域としたのは、人物12が身に付けている服装、手袋等の模様の動きにより、境界部以外にも区切られた領域の中で、閾値の小さい画素値が変化する場合があるからである。
【0035】
距離演算部26は、差画像形成部24と差画像形成部25で形成し一時記憶された、第1の撮像領域による像の差画像(CCD1:差)と第2の撮像領域による像の差画像(CCD2:差)に基いて、相関処理を施すことにより人物12の位置を示す撮像装置19と人物12との距離を演算処理し、演算結果を検知部32へ送信する。
【0036】
すなわち、距離演算部26は、第1の撮像領域と第2の撮像領域により撮像された各々の画像に対応する差画像から抽出された最大の領域同士の相関出力値を算出し、その最大相関出力値を得た位置を算出する相関出力算出手段としての機能を備えている。距離演算部26は、演算した相関出力値に基づき撮像装置19と人物12までの距離を算出する。
【0037】
距離演算部26は、例えば、走査線に形成された差画像から最大の領域の画像情報を抽出し、人物12の動きによって、コントラストの変化が激しかった点を特定する。また、第1の撮像領域の走査線と同様に、第2の撮像領域の走査線上に形成された差画像の最大領域の画像情報を抽出する。各々抽出された差画像の最大領域の画像情報を比較した場合、第1レンズ13と第2レンズ14との視差の関係から僅かに両撮像領域に形成される差画像の最大領域の位置が異なる領域画像を抽出したことが判明する。
【0038】
引き続き、距離演算部26は、第1の撮像領域による差画像(CCD1:差)と第2の撮像領域による差画像(CCD2:差)との相関処理を施し、その相関ピークが最大になった位置を計測することにより、2つの差画像間の平均的な相関出力値、または、抽出された領域のほぼ中心の相関出力値を演算し検知部32へ送信する。
【0039】
ここで相関出力値とは、第1レンズ13と第2レンズとの視差により発生する第1の撮像領域と第2の撮像領域との相対的結像位置差のことであり、相関処理により、典型的には画素数で出力される値である。演算部30は、この相関出力値により第1の撮像領域の走査線と第2の撮像領域の走査線との視差に基づき、三角法を用いて人物12の位置を示す撮像装置19と人物12との距離を算出する。
【0040】
また、相関処理とは、第1の撮像領域の走査線と第2の撮像領域の走査線からそれぞれ得られた画像のどちらか一方を、2つの画像がほぼ一致するまで画素単位でずらして、そのずらした量を例えば画素数により示して算出する処理である。2つの差画像が一致するか否かの判定は、一方の差画像を固定し他方の差画像をずらしながら比較したときに重なり合う信号全体の強さに基いて実行する。信号がピークになった座標が一致点であり相関ピーク位置である。
【0041】
相関処理は、第1の撮像領域、第2の撮像領域に結像した各々の画像に対応する差画像を適正な値で2値化し、そのエッジ部を抽出する事により、動きのある領域部分を抽出し、この抽出領域のみで相関処理を施すように構成してもよい。このように構成すると、相関処理は、2値化した差画像を用いるので、演算処理速度を向上させることができる。
【0042】
距離演算部26は、第1の撮像領域と第2の撮像領域により撮像された各々の画像に対応する差画像から抽出された最大の領域の中で、それぞれ所定の閾値より大きな画素の対応を求め、対応する画素の位置ずれに基づき、撮像装置19と人物12までの距離を算出するようにしてもよい。この場合、演算部30は、前述のように差画像から抽出された最大の領域同士の相関出力値を算出せず、最大の領域の中で、それぞれ閾値より大きな画素の対応を求め、対応する画素の位置ずれを算出することができる。
【0043】
距離演算部26は、上述した三角法を用いて対応する画素の位置ずれ、即ち第1レンズ13と第2レンズ14との視差に基づき撮像装置19から人物12までの距離を算出する。これにより、距離演算部26は、例えば、閾値を超えた画素に対して、同じ方向から番号付けを行い、対応した番号の画素同士の位置ずれから視差を求めることができる。
【0044】
このように構成することで、距離演算部26は、相関処理を省略し、非常に簡単な処理で視差を算出することができる。また距離演算部26は、例えば、抽出した領域内の模様等によるコントラストの変化によって、閾値を超える画素が多く検出された場合には、上述したエッジ部以外には番号付けを行なわないように処理する。これにより、視差による影響で対応する番号の画素が、本来対応すべき画素とずれてしまうことにより、位置ずれの値に誤差が生じてしまう現象を低減することができる。これは、人物12までの距離が短いことで視差が大きくなった場合にも有効である。
【0045】
ステレオカメラ1は、例えば、第1レンズ13と第2レンズ14を水平方向に配置した場合に、人物12の頭部から足先までに対応する映像を第1の光学装置16と第2の光学装置18により縦方向に圧縮し、第1の撮像領域と第2の撮像領域の各々の走査線に対応する画像が得られるため、複数の走査線の画像情報を平均化し監視精度を高めることができる。例えば、撮像装置19の走査線の本数をαとした場合、このα値を平均化することで画像情報の標準偏差はルートα分の1の精度が得られ、ステレオカメラの信頼性を向上させることができる。
【0046】
引き続き、ステレオカメラ1は、新たな時刻T0と時刻T1の撮像信号を第1の撮像領域及び第2の撮像領域から繰り返して取得し、各々の画像に対応する差画像から抽出された最大の領域同士の相関出力値を算出し、その最大相関出力値を得た位置を算出して数秒間のステレオ画像情報に基づく複数の相関出力値を時系列に検知部32へ送信する。
【0047】
検知部32は、時系列に受信した相関出力値を相互に比較して、人物12の系時的変化を検出する。例えば、人物12が床面上に規定された遠方線42から監視空間10に侵入又は監視空間10内で移動したときは、スピーカ34を駆動し鳴音を発生させることができる。また、検知部32は、送信部38へ時系列に受信した相関出力値を送信しデータレコーダ35へ記憶させることもできる。
【0048】
図2は、本発明の実施の形態であるステレオカメラの原理図である。図中左側の三次元の監視空間に位置するバスケットボールのような球状の監視対象物12を撮像するステレオカメラは、監視空間に向けて入射光軸(水平方向)を設定し、経時的に変化をする監視対象物12の映像を入射させる第1の光学系(不図示)と、第1の光学系から所定の間隔だけ離して、監視空間に向けて入射光軸(水平方向)を設定し、経時的に変化をする監視対象物12の映像を入射させる第2の光学系(不図示)と、第1の光学系から入射する画像を短軸方向に圧縮し走査線方向が図中のX軸方向である撮像装置19の第1の撮像領域54へ入射させる第1の光学装置16と、第2の光学系から入射する画像を短軸方向に圧縮し撮像装置19の第1の撮像領域と異なる第2の撮像領域56へ入射させる第2の光学装置18と、第1及び第2の光学装置16、17と撮像装置19との間に位置し、第1と第2の光学装置から出射される2つの圧縮映像を略90度偏向させながら撮像装置19の受光面に近接して結像させる第3の光学系52と、を備える。
【0049】
図2の原理図を参照して、本実施の形態のステレオカメラの動作を説明する。ステレオカメラは、例えば、正面から見て右側にアナモルフィックプリズムのような第1の光学装置16を配置し、正面から見て左側にアナモルフィックプリズムのような第2の光学装置18を第1の光学装置16から所定の距離だけ離して配置する。この所定の距離がステレオカメラの視差に相当する。
【0050】
監視対象物12の映像は、第1と第2の光学装置に各々入射し縦方向(図中のZ軸方向)に圧縮される。この圧縮された2つの映像は圧縮画像として第3の光学系を経由して撮像装置19の受光面に結像させる。
【0051】
第1の光学装置16で圧縮した圧縮画像は、第3の光学装置52により第3の光学装置52の中心軸に集光させるよう水平方向(図中のX軸方向)に反射される。また、第2の光学装置18で圧縮した圧縮画像は、第3の光学装置52により第3の光学装置52の中心軸に集光させるよう水平方向(図中のX軸方向)に反射される。但し、中心軸に集光した2つの圧縮画像は各々オフセット(互いに重なり合わない)されるように反射されるように構成する。
【0052】
引き続き、オフセットした2つの圧縮画像は垂直方向であるが各々異なる縦方向へ反射し後方の撮像装置19の撮像面へ結像する。例えば、第1の光学装置16で圧縮した圧縮画像は撮像装置19の上部に位置する第1の撮像領域54へ結像し、第2の光学装置18で圧縮した圧縮画像は撮像装置19の下部に位置する第2の撮像領域56へ結像する。
【0053】
第1及び第2の撮像領域54、56の各々に結像した圧縮画像は、図示するように上下に扁平した楕円球状の画像である。したがって、撮像装置19の複数の走査線で構成する受光面には2つの楕円球状の画像が同時に結像されることになる。よって、本実施の形態では、従来と同等の本数を備える撮像装置19でも所定の視差を有する2つの圧縮画像を異なる領域に同時に結像し、後段に設けられた相関演算処理装置により容易にステレオカメラと監視対象物12との距離を測定することができる。
【0054】
図3は、本発明の実施の形態であるステレオカメラの模式的な系統図である。図上部に示す光学系正面図には、右側に第1レンズ13と第1の光学装置16とを配置し、この第1レンズから所定の間隔だけ離して左側に第2レンズ14と第2の光学装置18とを配置しているステレオカメラの入射光学系を示している。この入射光学系を構成する第1の光学装置16と第2の光学装置18とを図中のAからA‘の方向へクランク形状の一点鎖線で切り出した側面から見た横断面図を一部に含むステレオカメラの側面図を図下部に示す。
【0055】
図下部に示すステレオカメラの光学系は、図中の左側から第1の光学系としての第1レンズ13と第2の光学系としての第2レンズ14とを配置し、その次段である右側に円筒形の第1の光学装置16を構成するアナモルフィックプリズム48a、49aと円筒形の第2の光学装置18を構成するアナモルフィックプリズム48、49とを配置し、この円筒形の第1及び第2の光学装置16、18の次段である図中の右側に集光手段としてのミラー51a、ミラー51を各々配置し、このミラー51aとミラー51から反射する映像光を次段のミラーで反射させ図中の右側に示す結像レンズ53に導き、この結像レンズ53の次段である図中の右側に配置した撮像装置19を備えている。
【0056】
図3の模式的な系統図を参照して、ステレオカメラの光学系の動作を説明する。図中の第1レンズ13及び第1の光学装置16を第2レンズ14及び第2の光学装置18に対して下方に図示しているが、ステレオカメラの光学系を側面から見た場合、両者は重畳し一方の光学系が他方の光学系の後方に位置するため、模式的に左右の入射光軸(Din)を上下に図示して動作を説明するものとする。
【0057】
第1レンズ13を通過した映像ビームは、所定のビームサイズを有する入射光軸(Din)を形成し第1の光学装置16の入射口46aへ入射する。入射した映像ビームは、前段のアナモルフィックプリズム48aと後段のアナモルフィックプリズム49aにより図中の縦方向に圧縮され出射口50aから所定のビームサイズを有する出射光軸(Dout)を形成して次段のミラー51aへ出射される。
【0058】
第1の光学装置16は、入射する画像を垂直方向に偏向させて撮像装置19に出射させる。すなわち、映像ビームの入射光軸(Din)と出射光軸(Dout)との間に所定のビーム軸ズレ量を形成するように構成する。本実施の形態では、例えば、円筒形に形成した第1の光学装置16の中心線に入射光軸(Din)の中心線を合わせたときは、出射光軸(Dout)の中心線が第1の光学装置16の中心線から後方上部にズレて、ビーム軸ズレ量を形成している。このビーム軸ズレ量に合致するように第1の光学装置16の中心線上に入射口46aを設け、第1の光学装置16の中心線から上方にオフセットした出射口50aを設けるとよい。
【0059】
一方、第2レンズ14を通過した映像ビームは、所定のビームサイズを有する入射光軸(Din)を形成し第2の光学装置18の入射口46へ入射する。入射した映像ビームは、前段のアナモルフィックプリズム48と後段のアナモルフィックプリズム49により図中の縦方向に圧縮され出射口50から所定のビームサイズを有する出射光軸(Dout)を形成して次段のミラー51へ出射される。
【0060】
第2の光学装置18は、入射する画像を垂直方向に偏向させて撮像装置19に出射させる。すなわち、映像ビームの入射光軸(Din)と出射光軸(Dout)との間に所定のビーム軸ズレ量を形成するように構成する。本実施の形態では、例えば、円筒形に形成した第2の光学装置18の中心線に入射光軸(Din)の中心線を合わせたときは、出射光軸(Dout)の中心線が第2の光学装置18の中心線から後方下部にズレて、ビーム軸ズレ量を形成している。このビーム軸ズレ量に合致するように第2の光学装置18の中心線上に入射口46を設け、第2の光学装置18の中心線から下方にオフセットした出射口50を設けるとよい。
【0061】
ミラー51とミラー51との間に位置する集光ミラーは、上下方向に圧縮された左右の映像ビームを次段の結像レンズ53へ導き、結像レンズ53は第1レンズ13に対応する圧縮映像ビームを撮像装置19の上部撮像部に位置する第1の撮像領域54に結像すると共に、第2レンズ14に対応する圧縮映像ビームを撮像装置19の下部撮像部に位置する第2の撮像領域56に結像する。但し、本発明は本実施の形態で図示する結像構成に限定されるものではなく。例えば、集光ミラーと結像レンズ53を再構成し、結像レンズ53が第1レンズ13に対応する圧縮映像ビームを第2の撮像領域56に結像させ、第2レンズ14に対応する圧縮映像ビームを第1の撮像領域54に結像させるように構成することもできる。
【0062】
撮像装置19は、タイミング制御装置(TG)58と自動利得制御装置(AGC)66に接続され、クロック信号(CLK)に同期したタイミング制御装置58からの駆動信号により、撮像した圧縮映像信号を水平方向に設けられた走査線毎にAGC66へシリアル出力する。AGC66は、画素信号の利得を自動制御し調整したアナログ信号を次段のアナログデジタル変換器A/D68へ出力する。このA/D68は、画素のアナログ信号をデジタル信号へ変換し制御装置2内部のI/F15へ圧縮映像のデジタル情報を送信する。
【0063】
図4は、本発明の実施の形態であるステレオカメラに用いる光学系の模式的な外観斜視図である。光学系は、円筒形ケースにアナモルフィックプリズムを収納した第1の光学装置16の前方に第1レンズ13を配置し、この第1レンズ13の周囲を取り囲む複数の赤外線発光素子17を有する第1光学系と、この第1光学系と水平方向に所定の間隔Wだけ離して視差を形成させ、円筒形ケースにアナモルフィックプリズムを収納した第2の光学装置18の前方に第2レンズ14を配置し、この第2レンズ14の周囲を取り囲む複数の赤外線発光素子17を有する第2光学系と、第1及び第2光学系から入射する映像を各々上下に圧縮して同時に撮像する撮像装置19と、を備え、撮像装置19はケーブルによりI/F部15に接続されている。
【0064】
この複数の赤外線発光素子17の自動点灯により、夜間又は暗闇でも人物12を撮像することができる。また、撮像装置19は左右の視差によるステレオ映像を撮像部の上下に分割して各々撮像するように構成するとよい。なお、本実施の形態では、赤外線発光素子17は赤外線発光LEDを用いることができる。
【0065】
図5は、本発明の実施の形態であるステレオカメラに用いる光学装置の模式的な側面図である。図示する光学装置は、図3のAからA‘の一点鎖線方向に切出した横断面図で示すものとする。この光学装置は、円筒形ケースで構成し、入射口46と出射口50との間に前段のアナモルフィックプリズム48と後段のアナモルフィックプリズム49を備える。
【0066】
前段と後段のアナモルフィックプリズムのペアによるアナモルフィック縮小機構は、2分の1の縮小率を得るには、後段アナモルフィックプリズム49の角度d1を21.2度、前段アナモルフィックプリズム48の角度d2を6.0度、前段アナモルフィックプリズム48の角度d3を29.26度、前段と後段のアナモルフィックプリズム間の距離L1を1.5mm、後段アナモルフィックプリズム49の底辺L2を8.5mm、後段アナモルフィックプリズム49の高さ長L3を12.0mmに設定し、出射光軸の中心から入射光軸の中心までの距離dを5.3mm、前段アナモルフィックプリズム48の光軸変位量eを5.1mmにすることができる。
【0067】
同様に、3分の1の縮小率を得るには、後段アナモルフィックプリズム49の角度d1を30.4度、前段アナモルフィックプリズム48の角度d2を0.1度、前段アナモルフィックプリズム48の角度d3を29.26度、前段と後段のアナモルフィックプリズム間の距離L1を1.5mm、後段アナモルフィックプリズム49の底辺L2を8.5mm、後段アナモルフィックプリズム49の高さ長L3を12.0mmに設定し、出射光軸の中心から入射光軸の中心までの距離dを6.4mm、前段アナモルフィックプリズム48の光軸変位量eを6.4mmにすることができる。
【0068】
同様に、4分の1の縮小率を得るには、後段アナモルフィックプリズム49の角度d1を35.2度、前段アナモルフィックプリズム48の角度d2を−2.5度、前段アナモルフィックプリズム48の角度d3を29.26度、前段と後段のアナモルフィックプリズム間の距離L1を1.5mm、後段アナモルフィックプリズム49の底辺L2を8.5mm、後段アナモルフィックプリズム49の高さ長L3を12.0mmに設定し、出射光軸の中心から入射光軸の中心までの距離dを7.0mm、前段アナモルフィックプリズム48の光軸変位量eを7.1mmにすることができる。
【0069】
同様に、5分の1の縮小率を得るには、後段アナモルフィックプリズム49の角度d1を38.2度、前段アナモルフィックプリズム48の角度d2を−3.9度、前段アナモルフィックプリズム48の角度d3を29.26度、前段と後段のアナモルフィックプリズム間の距離L1を1.5mm、後段アナモルフィックプリズム49の底辺L2を8.5mm、後段アナモルフィックプリズム49の高さ長L3を12.0mmに設定し、出射光軸の中心から入射光軸の中心までの距離dを7.4mm、前段アナモルフィックプリズム48の光軸変位量eを7.6mmとすることができる。
【0070】
同様に、6分の1の縮小率を得るには、後段アナモルフィックプリズム49の角度d1を38.2度、前段アナモルフィックプリズム48の角度d2を−3.9度、前段アナモルフィックプリズム48の角度d3を29.26度、前段と後段のアナモルフィックプリズム間の距離L1を1.5mm、後段アナモルフィックプリズム49の底辺L2を8.5mm、後段アナモルフィックプリズム49の高さ長L3を12.0mmに設定し、出射光軸の中心から入射光軸の中心までの距離dを7.7mm、前段アナモルフィックプリズム48の光軸変位量eを7.9mmとすることができる。
【0071】
また、上述したビーム軸ズレを出射光軸の中心から入射光軸の中心までの距離dとした場合、アナモルフィック倍率が2分の1で5.7mm、アナモルフィック倍率が3分の1で7.7mmの出射口50と入射口46との光軸ズレ量を生成する。
【0072】
図6の模式的なブロック図を参照して、三角法を用いたステレオカメラと人物12との距離(位置)の算出方法について説明をする。ステレオカメラは、略水平方向から人物12を撮像し、図上部に示すように第1の光学装置16と第2の光学装置18は水平方向に平行に左右に配置され、AからA‘までのクランク状の一点鎖線により切出した断面を図示して距離(位置)の測定原理を例示する。なお、上述した実施の形態と共通する部材については重複する説明を省略する。
【0073】
ここで、wは左右に配置した第1の光学装置16と第2の光学装置18との光軸間距離(基線長)、fは各光学装置の受光レンズを単一レンズとしたときのレンズ焦点距離、dは第1の光学装置16と第2の光学装置18による撮像装置19の撮像面上の視差とする。ここでの焦点距離fは、一般に用いられている組み合わせレンズを使用する場合は、その組み合わせレンズの焦点距離fとする。これにより対象とする人物12と撮像装置19との距離aは次式で算出できる。なお、焦点距離fは、便宜上、直線距離で図示しているが、典型的には反射鏡で偏向される場合、その偏向を考慮し展開した光路長を用いて演算処理される。
a = w × f/d ………(1)
【0074】
このようにして、第1と第2の光学装置16、18を経由して撮像した撮像装置19からステレオ画像を取得したセンサ制御部60は、内部の差画像形成部62により第1の撮像領域の差画像と第2の撮像領域の差画像を形成し、この2つの差画像を相関出力演算部64により相関処理し、相関処理信号として1つのライン同士における最大の相関出力値を得た視差情報を制御装置2へ出力することにより、撮像装置19から人物12までの距離を算出する。
【0075】
また、予め測定した背景と撮像装置19との基準距離hから人物12までの距離を減算して人物12との距離値zを算出し、距離値zを距離演算部26に一時記憶することもできる。
【0076】
図7は、本発明の実施の形態であるステレオカメラに用いる撮像装置19の平面図である。撮像装置19は、外周部にリード端子を備え、表面に略正方形の撮像面の上部に設けた第1の撮像領域54と、撮像面の下部に設けた第2の撮像領域56とを有し、この第1の撮像領域54と第2の撮像領域56は水平方向の中心線70により区分けされている。
【0077】
第1の撮像領域54は、第1レンズ13から入射し結像した人物12bの映像を受光し、第2の撮像領域56は、第2レンズ14から入射し結像した人物12aの映像を受光する。第1及び第2の撮像領域に受光している人物の映像は共に、上下方向に圧縮した圧縮映像である。例えば、両撮像領域には二点鎖線で示す走査線部に人物の頭部、肩部、胴部、膝部、踵部が上部の1番目から下部の6番目の順に各々撮像されている。
【0078】
ステレオカメラによる距離測定方法は、種々の距離測定方法を選択することができる。例えば、第1の撮像領域54に配設された1番目の走査線上に結像する人物12bの頭部左側エッジと第2の撮像領域56に配設された1番目の走査線上に結像する人物12aの頭部左側エッジとの相関出力値だけを用いる距離測定方法や、人物12bの頭部右側エッジと人物12aの頭部右側エッジとの相関出力値を追加する距離測定方法や、第2番目の各走査線上に結像する人物12bと人物12aの肩部の左右端部エッジの相関出力値を追加する距離測定方法や、第1番目から第6番目までの各走査線上に結像する人物12bと人物12aの左右端部エッジの相関出力値を用いる距離測定方法の中から適宜選択し、監視対象物に合致するように相関処理の対応点を設定する。
【0079】
ステレオカメラ1は、複数の対応点から相関出力値を得て距離演算をする場合、各相関処理値を平均化して高精度の距離測定を行うこともできるが、対応点(又は走査線)の数を減少させて距離測定処理を高速化することもできる。要は、アプリケーションに対応させて精度を優先させるか検知速度を優先させるか任意に設定することができる。
【0080】
図8のフローチャートを参照して、ステレオカメラの処理フローを例示する。ここで、左画像は第1の撮像領域54で撮像された画像であり、右画像は第2の撮像領域56で撮像された画像として説明する。処理はスタートステップS11から開始し制御装置2が第1の撮像領域54と第2の撮像領域56で撮像された左画像と右画像のフレームを、I/F部15を介してステレオ画像として取得する。また、取得したステレオ画像はマスク処理を施し人物の監視空間10外の画像情報を除去することもできる。
【0081】
制御装置2は、監視空間10内の人物12を時点tに撮像した第1の画像であるtフレームの左画像を取得する(ステップS13)。次に、所定時間のΔtが経過した時点t+Δtに撮像された第2の画像であるt+Δtフレームの左画像を取得する(ステップS14)。
【0082】
引き続き、tフレームの左画像とt+Δtフレームの左画像との差画像(左)を抽出する(ステップS15)。差画像はtフレームまたはt+Δtフレームの何れか一方のフレームに対応させて、抽出した差画像から背景を除去した動的領域の抽出処理(ステップS16)を施してから、後続のステップS21の相関処理に移行する。
【0083】
また、制御装置2は、監視空間10内の人物12を時点tに撮像した第3の画像であるtフレームの右画像を取得する(ステップS17)。次に、所定時間のΔt経過した時点t+Δtに撮像した第4の画像であるt+Δtフレームの右画像を取得する(ステップS18)。
【0084】
引き続き、tフレームの右画像とt+Δtフレームの右画像との差画像(右)を抽出する(ステップS19)。差画像はtフレームまたはt+Δtフレームの何れか一方のフレームに対応させて、抽出した差画像から背景を除去した動的領域の抽出処理(ステップS20)を施してから、後続のステップS21の相関処理に移行する。
【0085】
本実施の形態では、第1の撮像装置と第2の撮像装置は同時並列的に各時点(t、t+Δt)で撮像を行う。この場合Δtは、計数装置の設定条件により適宜決めてよいが、あるフレームNが撮像されてから、次のフレームN+1が撮像されるまでの時間とすることが望ましい。
【0086】
次に、tフレームの左画像のコントラストが強い人物12の輪郭を用いてtフレームの右画像の対応点を探索し相関処理を実行する(ステップS21)。この相関処理により得られた対応点から、撮像装置19と人物12までの位置に対応する距離情報を算出する(ステップS22)。例えば、左画像と右画像を一致させる画素数に基づき人物12の距離を三角法に基づき演算出力する。
【0087】
上記ステップS22により得られた距離情報を時間軸に対応させてバッファリングし、人物12の距離情報を含む時空間画像を作成し、輪郭で囲まれた人物12の面積を大きさ情報として算出し記憶部31へ時系列に記憶する(ステップS23)。
【0088】
引き続き、ステップS24で、バッファリングした時空間画像の先頭から距離情報を順次読出し、人物12が撮像装置19方向に接近したか否かを判定する。
【0089】
例えば、人物12の輪郭を示す画素アドレスが変化したことを検出し、直前の人物12の距離情報と比較する。人物12の距離が撮像装置19に接近(ステップS24がYes)したときは、処理をステップS25へ分岐させ演算部30から制御信号としての検出信号を出する。一方、人物12の距離が撮像装置19に接近又は変化していない場合は、処理をステップS28へ分岐し、検出信号をOFFに遷移させてから節点N12へ処理を移行させステップS13及びステップS17を実行するように制御する。
【0090】
また、制御装置2は、処理をステップS26へ移行しタイマを増分させ、ステップS27の判定処理へ移行する。
【0091】
ステップS27は、タイマがタイムアップしたか否かを判定し、タイマが所定の時間を経過するまでステップS25からステップS26の処理を繰り返すように制御する。すなわち、タイムアップしていない(ステップS27がNO)ときは処理をステップS25へ分岐し、タイムアップした(ステップS27がYES)ときは処理を節点N12へ分岐させステップS13及びステップS17を実行するように制御する。
【0092】
上述した実施の形態によれば、水平方向に所定の間隔だけ離して監視空間10に向けて配置した第1レンズと第2レンズの視差により、三角法を用いて人物12の位置を示す撮像装置19と人物12との距離を測定することができる。
【0093】
また、被写体となる人物12の映像を圧縮光学手段としてのアナモルフィックプリズム又は円筒型レンズにより短軸方向として垂直(上下)方向に圧縮させて撮像装置19の撮像面に受光させるため、撮像装置19の上部に位置する第1の撮像領域に第1レンズから入射した映像を受光させ、下部に位置する第2の撮像領域に第2レンズから入射した映像を受光させることができる。
【0094】
短軸方向に圧縮した圧縮映像は、水平走査線方向に圧縮されていないため、監視精度を維持することができる。しかも、相関処理に用いる走査線の数を減少させることができるので、撮像装置19から読み出す画素データも減少させることができ、高速画像処理が可能となる。すなわち、入射するステレオ画像を縦方向に圧縮して1つの撮像装置19に結像させるため、高精度で高速画像処理を遂行するステレオカメラを提供することができる。但し、本発明のステレオカメラに適用する短軸方向は上述した上下方向に限定するものではなく、水平走査線方向に短軸方向を設定し画像を左右方向に圧縮してから、1つの撮像装置19に結像し撮像面の上下又は左右に受光させることもできる。すなわち、監視精度は減少しても単一の撮像装置に2つの圧縮映像を並行して結像させることができるため、ハードウエアの節減が可能である点で有利である。
【0095】
図9は、本発明の他の実施の形態であるステレオカメラの模式的な系統図である。ステレオカメラ1は、三次元の監視空間10に存在する監視対象物としての人物12を監視する。人物12は、床面57上に直立し壁面44に沿って床面上に規定された遠方線42と撮像装置設置線43との間で移動しているものとする。
【0096】
ステレオカメラ1は、監視空間10に向けて入射光軸を設定し、経時的に形状が変化をする人物12の映像を入射させる第1の光学系としての第1レンズ13と、第1の光学系としての第1レンズ13から垂直方向に所定の間隔Wだけ離して、監視空間10に向けて入射光軸を設定し、経時的に形状が変化をする人物12の映像を入射する第2の光学系としての第2レンズ14と、第1レンズ13から入射する画像を短軸方向(図中の横方向)に圧縮し縦(垂直)方向に延在する走査線を有する撮像装置19の第1の撮像領域へ入射させる第1の光学装置16と、第2レンズ14から入射する画像を短軸方向(図中の横方向)に圧縮し縦(垂直)方向に延在する走査線を有する撮像装置19の第1の撮像領域と異なる第2の撮像領域へ入射させる第2の光学装置18と、撮像装置19により同時刻に撮像された人物12の映像と所定時間遅れて撮像された人物12の映像との差画像を逐次形成する差画像形成部24、25と、差画像形成部で形成された、第1の光学装置16による人物12の映像の差画像(CCD1:差)と第2の光学装置18による人物12の映像の差画像(CCD2:差)に基いて、監視対象物12の距離(又は位置)を相関演算する演算部30と、を備え、例えば、移動している人物12を撮像している。
【0097】
本実施の形態でも、短軸方向に圧縮した圧縮映像は、垂直方向に配置した走査線方向に圧縮されていないため、監視精度を維持することができる。しかも、相関処理に用いる走査線の数を減少させることができるので、撮像装置19から読み出す画素データも減少させることができ、高速画像処理が可能となる。すなわち、入射するステレオ画像を横方向に圧縮して1つの撮像装置19に結像させるため、高精度で高速画像処理を遂行するステレオカメラを提供することができる。但し、本発明のステレオカメラに適用する短軸方向は上述した上下方向に限定するものではなく、水平走査線方向に短軸方向を設定し画像を左右方向に圧縮してから、1つの撮像装置19に結像し撮像面の上下又は左右に受光させることもできる。すなわち、監視精度は減少しても単一の撮像装置に2つの圧縮映像を並行して結像させることができるため、ハードウエアの節減が可能である点で有利である。
【0098】
以上のような本実施の形態によれば、監視空間10の中の人物12の動きを検知して、人物12の部位が所定方向に緩やかに移動していることや、急峻に移動しているといったパターン認識を正確かつ非常に容易に行うことができる。しかも、撮像装置19より画像フレーム全体の情報を取得し処理することがないため、複雑かつ大容量の画像処理を必要とせず、比較的簡単なデジタル回路やアナログ回路、もしくはこれらの組み合わせで、非常に安価な装置を構築することができる。
【0099】
また、夜間又は暗闇の状態でも赤外線撮像により人物12のビデオ信号を得ることができるため、人物12を可視光線で刺激することもなく、人物12の動作を記録することができるシステムとしても非常に有効である。
【0100】
さらに、ステレオカメラ1による距離演算は、入射する画像情報を補正し測定精度を向上させ、例えば、監視対象物の系時的変化を考慮せずに純粋に撮像装置19と監視対象物との距離を測定する距離測定装置として機能させることもできる。この場合、ステレオカメラ1は、リアルタイムに距離を測定するため、砂防ダムの監視や活断層の監視に活用することができ、地形や断層の変化を逐次監視することができる。
【0101】
本発明の監視装置は、上述の図示例にのみ限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。例えば、監視空間10内の人物12の動きを監視するように説明したが、他に自律式ロボットのような機械の部位が動作する形状変化を監視するシステムを構成してもよい。また、制御装置2内部の検知部32により検知信号を取得するシーケンスも上述した処理フローに限定するものではなく。例えば、第1の光学装置16による映像と第2の光学装置18による映像との差を判定し、撮像装置19と監視対象物との距離を測定してから、Δt時刻後に同様の映像差を判定し監視対象物の経時的変化を記録するように構成することもできる。
【0102】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、監視空間10に向けて入射光軸を設定し、経時的に変化をする監視対象物12の映像を入射させる第1の光学系13と、第1の光学系13から所定の間隔だけ離して、監視空間10に向けて入射光軸を設定し、経時的に変化をする監視対象物12の映像を入射させる第2の光学系14と、第1の光学系13から入射する画像を短軸方向に圧縮し撮像装置19の第1の撮像領域へ入射させる第1の光学装置16と、第2の光学系14から入射する画像を短軸方向に圧縮し撮像装置19の第1の撮像領域と異なる第2の撮像領域へ入射させる第2の光学装置18と、撮像装置19により同時刻に撮像された映像と所定時間遅れて撮像された映像との差画像を逐次形成する差画像形成部24、25と、差画像形成部で形成された、第1の光学装置16による映像の差画像と第2の光学装置18による映像の差画像に基いて、監視対象物12の距離を相関演算する演算部30と、を備えるので、ステレオカメラ機構を簡略化し、従来に比して高速画像取込処理が可能なステレオカメラを提供する、という優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態であるステレオカメラの模式的な系統図である。
【図2】本発明の実施の形態であるステレオカメラの原理図である。
【図3】本発明の実施の形態であるステレオカメラの模式的な系統図である。
【図4】本発明の実施の形態であるステレオカメラに用いる光学系の模式的な外観斜視図である。
【図5】本発明の実施の形態であるステレオカメラに用いる光学装置の模式的な側面図である。
【図6】本発明の実施の形態のステレオカメラの模式的なブロック図である。
【図7】本発明の実施の形態であるステレオカメラに用いる撮像装置の平面図である。
【図8】本発明の実施の形態のステレオカメラのフローチャート図である。
【図9】本発明の他の実施の形態であるステレオカメラの模式的な系統図である。
【符号の説明】
1 ステレオカメラ
2 制御装置
10 監視空間
12 監視対象物
13 第1レンズ
14 第2レンズ
16 第1の光学装置
17 赤外線発光素子
18 第2の光学装置
19 撮像装置
20、21、22、23 撮像信号記憶部
24、25 差画像形成部
26 距離演算部
27 大きさ演算部
29 照度測定部
30 演算装置
31 記憶部
32 検知部
48 前段アナモルフィックプリズム
49 後段アナモルフィックプリズム
53 結像レンズ
54 第1の撮像領域
56 第2の撮像領域
60 センサ制御部
62 差画像形成部
64 相関出力演算部

Claims (4)

  1. 三次元の監視空間における監視対象物を撮像するステレオカメラであって;
    前記監視空間に向けて入射光軸を設定し、経時的に変化をする前記監視対象物の映像を入射させる第1の光学系と;
    前記第1の光学系から所定の間隔だけ離して、前記監視空間に向けて入射光軸を設定し、経時的に変化をする前記監視対象物の映像を入射させる第2の光学系と;
    前記第1の光学系から入射する画像を短軸方向に圧縮し撮像装置の第1の撮像領域へ入射させる第1の光学装置と;
    前記第2の光学系から入射する画像を短軸方向に圧縮し前記撮像装置の第1の撮像領域と異なる第2の撮像領域へ入射させる第2の光学装置と;
    前記撮像装置により同時刻に撮像された映像と所定時間遅れて撮像された映像との差画像を逐次形成する差画像形成部と;
    前記差画像形成部で形成された、前記第1の光学装置による映像の差画像と前記第2の光学装置による映像の差画像に基いて、前記監視対象物の距離を相関演算する演算部と;
    を備えるステレオカメラ。
  2. 前記第1及び第2の光学装置は、各々の画像を入射し、1対のアナモルフィックプリズム又は円筒レンズにより入射光軸と異なる出射光軸から各画像を前記撮像装置へ圧縮して入射させる請求項1に記載のステレオカメラ。
  3. 前記演算装置は、前記第1の光学装置による映像の差画像と前記第2の光学装置による映像の差画像に基いて、相関演算し三角法により前記撮像装置と前記監視対象物との距離を演算する請求項1又は請求項2に記載のステレオカメラ。
  4. 前記第1の光学系と第2の光学系の入射光軸は、略水平方向に視差を形成するように並行に配置すると共に、前記第1の光学装置と第2の光学装置は入射する各画像を垂直方向に偏向させて前記撮像装置に出射させる請求項1又は請求項2に記載のステレオカメラ。
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