JP2004239809A - 実験チップ検出装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】実験チップ検出装置を様々な周波数の光に対応可能とするとともに、装置の小型化、低コスト化を図る。
【解決手段】制御ボード12を鉛直面内に配置する。制御ボード12に光源ボード14及び光検出ボード15を着脱可能な光源ボード用スロット17及び光検出ボード用スロット18を設ける。検出対象物質に対応する周波数の光を照射する光源ボード14とこれを検出する光検出ボード15を選択する。光源ボード14及び光検出ボード15を各々スロット17、18に装着する。電気泳動用の実験チップ30をカード型とし光源ボード14と光検出ボード15の間に水平に装着可能とする。光源ボード14の光源ユニット22から実験チップ30のキャピラリにスリット状の光を照射する。キャピラリを透過した光を光検出ボード15の受光ユニット23で検出する。
【選択図】 図2
【解決手段】制御ボード12を鉛直面内に配置する。制御ボード12に光源ボード14及び光検出ボード15を着脱可能な光源ボード用スロット17及び光検出ボード用スロット18を設ける。検出対象物質に対応する周波数の光を照射する光源ボード14とこれを検出する光検出ボード15を選択する。光源ボード14及び光検出ボード15を各々スロット17、18に装着する。電気泳動用の実験チップ30をカード型とし光源ボード14と光検出ボード15の間に水平に装着可能とする。光源ボード14の光源ユニット22から実験チップ30のキャピラリにスリット状の光を照射する。キャピラリを透過した光を光検出ボード15の受光ユニット23で検出する。
【選択図】 図2
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、実験チップ(マイクロチップ)に対し、光を用いた検出を行う検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
平板ガラスチップ、プラスチックチップ、あるいはシリコンチップにフォトリソグラフィを用いて微細な流路、すなわちキャピラリチャンネルを形成し、電気泳動、化学反応、細胞培養、あるいは分離検出等のラボプロセスを集積化させた反応チップ・実験チップ(Lab on a chip, μ−TAS)が知られている。
【0003】
例えば電気泳動用の実験チップでは、キャピラリに光をあて、その透過光(又は反射光)を検出しそのパターンが分析される。電気泳動等の光を用いた分析では、対象となる物質により最適な光の周波数帯域が異なるため分析対象ごとに異なる光源を用いた検出装置を用いなければならない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、光を用いて実験チップ上の物質を分析する検出装置において、様々な周波数の光に対応可能とするとともに、装置の小型化、低コスト化を図ることを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明の実験チップ検出装置は、実験チップ上の検査対象物質に所定の波長域の光を照射し、検査対象物質を介した所定の波長領域の光を検出する実験チップ検出装置であって、所定の波長域の光を実験チップに向けて照射する光源ユニットを備える光源ボードと、検査対象物質を介した所定の波長領域の光を検出する受光素子を備えた光検出ボードとを備え、光源ボードと光検出ボードとが着脱自在であることを特徴としている。
【0006】
実験チップを水平の状態で検出処理を行うには、光源ボードと光検出ボードが対面し、かつ平行に配置され、検出ボードと光検出ボードの間に光源ボード及び光ボードに平行に実験チップを保持するチップ保持手段を備え、光源ボードと光検出ボードが水平に保持されることが好ましい。
【0007】
小型かつ効率的に所定の波長領域の光を実験チップに照射するには、光源ユニットが、レーザアレイを光源とすることが好ましい。また、より指向性を向上させるには光源ユニットはマイクロレンズアレイを備え、レーザアレイから照射されるレーザ光線はマイクロレンズアレイにより平行光線束とされることが好ましい。更に、光源ボードを光源ユニットの平面に沿って薄く構成するには、光源ユニットは反射光学素子を備え、レーザアレイから光源ボードに平行に照射されたレーザ光線は反射光学素子により実験チップに向けて反射されることが好ましい。
【0008】
小型な光源を確保できない場合には、光源ボードは、例えば光源ユニットに光を供給するライトガイドを備え、光源ユニットがライトガイドからの供給された光を実験チップに照射することができることが好ましく、ライトガイドを実験チップ検出装置の外部に設けられた光源装置のライトガイドに接続するためのコネクタを備えることが好ましい。
【0009】
このときライトガイドからの光の指向性を高めるとともに光源ボードを薄く構成するには、光源ユニットは、ライトガイドの射出端から照射される光を集光する集光手段と、この集光された光を平面状に拡散する平面状拡散手段と、この平面状に拡散された光を平行な平面光とするコリメート手段と、平面光を実験チップに向けて反射させる反射光学素子とを備えることが好ましい。
【0010】
実験チップはカード型に成形されていることにより、より利用しやすくなる。また例えば、実験チップは電気泳動のためのキャピラリを有し、所定の波長領域の光がキャピラリを透過する。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明が適用された実験チップ検出装置の第1の実施形態について図面を参照して説明する。
【0012】
図1は、第1の実施形態における実験チップ検出装置の概略的な構造を示す斜視図であり、図2は図1の分解斜視図である。また、図3は本実施形態の実験チップ検出装置に装着される実験チップの平面図であり、図4は、光源ボードに設けられた光学系の構成を示す。図1〜図4を参照して第1の実施形態について説明する。
【0013】
本実施形態の実験チップ検出装置10は主に電源部11、制御ボード12、実験チップ装着ボード13、光源ボード14、及び光検出ボード15から構成され、その全体は例えば直方体の筐体16により覆われる。制御ボード12には光源ボード用スロット17及び光検出ボード用スロット18が設けられ、スロット17、18にはそれぞれ光源ボード14及び光検出ボード15が着脱自在に取り付けられる。また、制御ボード12は、例えばフレキシブル配線板を介して実験チップ装着ボード13に接続される。制御ボード12は、実験チップ装着ボード13、光源ボード14、光検出ボード15等の装置全体を制御するとともに検出データの処理を行う。また、実験チップ検出装置10の各部には電源11から電力が供給される。
【0014】
制御ボード12は、例えば筐体16の1つの側面に沿って鉛直に配置され、光源ボード用スロット17及び光検出ボード用スロット18は、各々にカード型のボード14、15が装着されたときに、それぞれのボードが水平に維持され、かつボード14、15が対面するように配置される。本実施形態では、光源ボード14が下側に配置され、光検出ボード15が上側に配置される。なお、図2に示されるように、光源ボード14及び光検出用ボード15には、それぞれ光源ボード用スロット17及び光検出ボード用スロット18に嵌め込まれる端子部14a、15aがそれぞれ設けられる。
【0015】
制御ボード12が配置された筐体16の側面に隣接する一方の側面には、実験チップ30を挿入するための開口部19が水平面に沿って形成される。開口部19が設けられる水平面の高さは、光源ボード14と光検出ボード15の間(例えば中間)に位置する。また、この側面において開口部19に隣接する位置には、挿入された実験チップ30を筐体16から取り出すための取出しボタン20が設けられる。
【0016】
筐体16内において、開口部19が形成され側面に対面する位置には、実験チップ装着ボード13が配置される。すなわち、実験チップ装着ボード13は、開口部19が形成された側面とは反対側の側面に沿って略鉛直に配置される。実験チップ装着ボード13の開口部19に対応する高さには、実験チップ30が装着されるカードスロット21が水平に設けられる。開口部19から挿入された実験チップ30の先端は、実験チップ30が図1の矢印A方向押されると図示しないガイド部材に沿ってカードスロット21に導かれ、カードスロット21に装着される。このとき実験チップ30は図示しない固定手段によりその位置が保持され、図2のように、光源ボード14及び光検出ボード15の間に、水平(これらのボードと平行)に固定される。取出しボタン20が押されると、固定手段が解除され、図示しない付勢手段により実験チップ30は矢印Aと逆向きに移動され、開口部19からその一部が突出する。これによりユーザは実験チップ30の開口部19から突出した部分を摘んで実験チップ30を抜き取ることができる。
【0017】
本実施形態の実験チップ30は、例えばカード型に形成された電気泳動用のマイクロチップである。例えばガラス基板、プラスチック基板やシリコン基板等を用いたチップ本体31には電極32A、32Bが設けられたリザーバ33A、33Bが形成されており、リザーバ33A、33Bは相互にキャピラリ34により連通される。チップ本体31においてキャピラリ34が形成された部分は、検出において使用される波長域の光(電磁波)を透過する素材で構成される。チップ本体31は、絶縁体からなる枠体35によりその周囲が保持される。枠体35の一方の端には、カードスロット21に挿入される端子部30aが形成される。図3の端子部30aには4つの電極が一例として示される。また、本実施形態では、実験チップ30の一例として、単純な電気泳動用の実験チップを挙げているため、端子部30aのうち二つの端子のみが使用されるが、より複雑な実験チップの場合、端子部30aに設けられる端子の数及び使用される端子の数は増大する。
【0018】
光源ボード14には、キャピラリ34に光を照射する光源ユニット22が設けられ、光検出ボード15にはキャピラリ34を透過した光を検出する受光素子を搭載した受光ユニット23が設けられる。図4に示すように、光源ユニット22は、レーザアレイ(光源)24、マイクロレンズアレイ(コリメータ)25、及びプリズム(反射光学素子)26から構成される。
【0019】
レーザアレイ24は、例えば一列に配列された多数のストライプ構造のレーザから構成され、各ストライプレーザは光源ボード14の面に平行に所定の波長域の光(電磁波)をマイクロレンズアレイ25に向けて照射する。マイクロレンズアレイ25はレーザアレイ24に平行に配列された複数のマイクロレンズから構成され、各々のマイクロレンズは、ストライプレーザの各々に対応する。マイクロレンズアレイ25はコリメータとしての機能を果たし、各ストライプレーザから照射された光は、マイクロレンズアレイ25を介して各々平行光線束とされプリズム26に入射する。プリズム26は、例えばマイクロレンズアレイ25の長手方向に沿って密着して配置され、各マイクロレンズからの平行光線束を光源ボード14に垂直な方向(鉛直上向き)に反射し、実験チップ30のキャピラリ34に照射する。
【0020】
光源ユニット22は、光源ボード14が光源ボード用スロット17に装着され、実験チップ30がカードスロット21に装着されたときに、プリズム26から照射された光がキャピラリ34に沿って薄い平板状の平行光束線として照射されるように配置される。キャピラリ34を透過した光は、光検出ボード15の受光ユニット23により受光され検出される。受光ユニット23に搭載された受光素子は、例えばラインセンサであり、その長手方向がキャピラリ34を透過した平板状の光束線に沿って配置される。すなわち、実験チップ検出装置10が組み立てられ、実験チップ30がスロットに装着されたとき、プリズム26、キャピラリ34、受光ユニット23のラインセンサの中心線は各々略同一平面(鉛直面)内に配置される。なお、図1、図2の光検出ボード15において、ラインセンサに対応する位置にはスリット状の開口が形成されており(図示せず)、キャピラリ34を介した光は、このスリット状の開口を通してラインセンサに検出される。
【0021】
以上のように第1の実施形態によれば、光源ボード及びこれに対応する光検出ボードを、検査対象物質の検出に用いられる光の波長に応じて容易に交換することができるので、様々な物質の検査を容易に行うことができる。また、光源ボードと光検出ボード以外の構成を共通とすることができるので、検査対象ごとに装置を用意する必要がなく低コストで検査を行うことができる。また光源ボードと光検出ボードを交換可能としたことで、検査対象に応じて必要なボードが装着できるので検査装置を予め様々な検査対象に対応させる必要がなく装置を小型化できる。
【0022】
なお、レーザアレイにメイ発光レーザを用いてもよく、この場合、実験チップ30装着時にレーザアレイがキャピラリ34の真下に、キャピラリ34に沿って配列されるように各メイ発光レーザは配置され、その上部にマイクロレンズアレイが装置される。このような構成によれば検出光をプリズムを介することなく直接キャピラリに照射することも可能である。
【0023】
次に図5及び図6を参照して本発明の第2の実施形態について説明する。第2の実施形態は、第1の実施形態と光源ボードの構成が異なるが、その他の構成は第1の実施形態と略同様である。したがって、第1の実施形態とその構成が異なる部分のみについて説明しその他の構成については省略する。なお、第1の実施形態と同様の部材に対しては同一参照符合を用いる。
【0024】
図5は、第1の実施形態における図2に対応し、第2の実施形態の実験チップ検出装置10’の分解斜視図である。なお、筐体に関しては省略されているが、後述するライトガイドコネクタに関する部分を除いて第1の実施形態の筐体16と同様である。第2の実施形態において光源ボード用スロット17には、光源ボード40が装着される。すなわち、光源ボード40には端子部40aが形成されており、光源ボード用スロット17には端子部40aが装着される。また、光源用ボード40には光源ユニット41と、光源ユニット41に光を供給するためのライトガイド42が設けられる。ライトガイド42の射出端42bは光源ユニット41に配置され、入射端42aは図示しない筐体に設けられたライトガイドコネクタ43に着脱自在に接続される。
【0025】
実験チップ検出装置10’の外部には、装置10’とは独立の光源装置50が配置される。光源装置50内には図示しない光源(例えば紫外線用の光源など)が設けられライトガイド51に供給される。ライトガイド51の射出端51aは筐体に設けられたライトガイドコネクタ43に着脱自在の装着される。これにより、光源装置からの光はライトガイド51、42を介して光源ボード40の光源ユニット41に供給される。
【0026】
図6に光源ユニット41に設けられた光学系の構成を示す。光源ユニット41は、ライトガイド42、集光レンズ43、シリンドリカルレンズ44、45及びミラー46からなる。ライトガイド42の射出端42bから射出された光は、光源ユニット41に平行に射出され、集光レンズ43によりシリンドリカルレンズ44に集光される。シリンドリカルレンズ44は集光レンズ44から入射された光を水平面内にスリット状に拡散する平面光束線する。シリンドリカルレンズ44から拡散される水平面内の光束線は、シリンドリカルレンズ45において略平行な水平面内の光束線とされミラー46に進む。ミラー46では、第1の実施形態のプリズム26と同様に平面状の光束線をキャピラリ34に向けて(鉛直上向き)反射する。
【0027】
以上のように第2の実施形態においても第1の実施形態と略同様の効果を得ることができる。第2の実施形態は、検出に用いる光を発生するための小型光源(半導体素子など)が得られず、第1実施形態のように光源をボード上に搭載できない場合に有効である。
【0028】
なお、第1の実施形態では、光学素子としてマイクロレンズとプリズムを用い、第2の実施形態では、集光レンズ、シリンドリカルレンズ、反射ミラーを用いたが、第1及び第2の実施形態においてプリズムと反射ミラーとを入れ換えて用いても良い。また、光学素子として回折格子等を用いてもよい。また、光学系の構成も本実施形態に限定されるものではない。
【0029】
【発明の効果】
以上のように、本発明によれば、光を用いて実験チップ上の物質を分析する検出装置において、様々な周波数の光に対応可能とするとともに、装置の小型化、低コスト化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用された、第1の実施形態の実験チップ検出装置の概略を示す斜視図である。
【図2】図1の実験チップ検出装置の分解斜視図である。
【図3】本実施形態の実験チップ検出装置の検出に用いられるカード型の実験チップの平面図である。
【図4】第1の実施形態の光源ボードに搭載される光学ユニットの光学的な構成を示す図である。
【図5】第2の実施形態の実験チップ検出装置の分解斜視図である。
【図6】第2の実施形態の光源ボードに搭載される光源ユニットの光学的な構成を示す斜視図である。
【符号の説明】
10、10’ 実験チップ検出装置
14 光源ボード
15 光検出ボード
17 光源ボード用スロット
18 光検出ボード用スロット
22 光源ユニット
23 受光ユニット
【発明の属する技術分野】
本発明は、実験チップ(マイクロチップ)に対し、光を用いた検出を行う検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
平板ガラスチップ、プラスチックチップ、あるいはシリコンチップにフォトリソグラフィを用いて微細な流路、すなわちキャピラリチャンネルを形成し、電気泳動、化学反応、細胞培養、あるいは分離検出等のラボプロセスを集積化させた反応チップ・実験チップ(Lab on a chip, μ−TAS)が知られている。
【0003】
例えば電気泳動用の実験チップでは、キャピラリに光をあて、その透過光(又は反射光)を検出しそのパターンが分析される。電気泳動等の光を用いた分析では、対象となる物質により最適な光の周波数帯域が異なるため分析対象ごとに異なる光源を用いた検出装置を用いなければならない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、光を用いて実験チップ上の物質を分析する検出装置において、様々な周波数の光に対応可能とするとともに、装置の小型化、低コスト化を図ることを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明の実験チップ検出装置は、実験チップ上の検査対象物質に所定の波長域の光を照射し、検査対象物質を介した所定の波長領域の光を検出する実験チップ検出装置であって、所定の波長域の光を実験チップに向けて照射する光源ユニットを備える光源ボードと、検査対象物質を介した所定の波長領域の光を検出する受光素子を備えた光検出ボードとを備え、光源ボードと光検出ボードとが着脱自在であることを特徴としている。
【0006】
実験チップを水平の状態で検出処理を行うには、光源ボードと光検出ボードが対面し、かつ平行に配置され、検出ボードと光検出ボードの間に光源ボード及び光ボードに平行に実験チップを保持するチップ保持手段を備え、光源ボードと光検出ボードが水平に保持されることが好ましい。
【0007】
小型かつ効率的に所定の波長領域の光を実験チップに照射するには、光源ユニットが、レーザアレイを光源とすることが好ましい。また、より指向性を向上させるには光源ユニットはマイクロレンズアレイを備え、レーザアレイから照射されるレーザ光線はマイクロレンズアレイにより平行光線束とされることが好ましい。更に、光源ボードを光源ユニットの平面に沿って薄く構成するには、光源ユニットは反射光学素子を備え、レーザアレイから光源ボードに平行に照射されたレーザ光線は反射光学素子により実験チップに向けて反射されることが好ましい。
【0008】
小型な光源を確保できない場合には、光源ボードは、例えば光源ユニットに光を供給するライトガイドを備え、光源ユニットがライトガイドからの供給された光を実験チップに照射することができることが好ましく、ライトガイドを実験チップ検出装置の外部に設けられた光源装置のライトガイドに接続するためのコネクタを備えることが好ましい。
【0009】
このときライトガイドからの光の指向性を高めるとともに光源ボードを薄く構成するには、光源ユニットは、ライトガイドの射出端から照射される光を集光する集光手段と、この集光された光を平面状に拡散する平面状拡散手段と、この平面状に拡散された光を平行な平面光とするコリメート手段と、平面光を実験チップに向けて反射させる反射光学素子とを備えることが好ましい。
【0010】
実験チップはカード型に成形されていることにより、より利用しやすくなる。また例えば、実験チップは電気泳動のためのキャピラリを有し、所定の波長領域の光がキャピラリを透過する。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明が適用された実験チップ検出装置の第1の実施形態について図面を参照して説明する。
【0012】
図1は、第1の実施形態における実験チップ検出装置の概略的な構造を示す斜視図であり、図2は図1の分解斜視図である。また、図3は本実施形態の実験チップ検出装置に装着される実験チップの平面図であり、図4は、光源ボードに設けられた光学系の構成を示す。図1〜図4を参照して第1の実施形態について説明する。
【0013】
本実施形態の実験チップ検出装置10は主に電源部11、制御ボード12、実験チップ装着ボード13、光源ボード14、及び光検出ボード15から構成され、その全体は例えば直方体の筐体16により覆われる。制御ボード12には光源ボード用スロット17及び光検出ボード用スロット18が設けられ、スロット17、18にはそれぞれ光源ボード14及び光検出ボード15が着脱自在に取り付けられる。また、制御ボード12は、例えばフレキシブル配線板を介して実験チップ装着ボード13に接続される。制御ボード12は、実験チップ装着ボード13、光源ボード14、光検出ボード15等の装置全体を制御するとともに検出データの処理を行う。また、実験チップ検出装置10の各部には電源11から電力が供給される。
【0014】
制御ボード12は、例えば筐体16の1つの側面に沿って鉛直に配置され、光源ボード用スロット17及び光検出ボード用スロット18は、各々にカード型のボード14、15が装着されたときに、それぞれのボードが水平に維持され、かつボード14、15が対面するように配置される。本実施形態では、光源ボード14が下側に配置され、光検出ボード15が上側に配置される。なお、図2に示されるように、光源ボード14及び光検出用ボード15には、それぞれ光源ボード用スロット17及び光検出ボード用スロット18に嵌め込まれる端子部14a、15aがそれぞれ設けられる。
【0015】
制御ボード12が配置された筐体16の側面に隣接する一方の側面には、実験チップ30を挿入するための開口部19が水平面に沿って形成される。開口部19が設けられる水平面の高さは、光源ボード14と光検出ボード15の間(例えば中間)に位置する。また、この側面において開口部19に隣接する位置には、挿入された実験チップ30を筐体16から取り出すための取出しボタン20が設けられる。
【0016】
筐体16内において、開口部19が形成され側面に対面する位置には、実験チップ装着ボード13が配置される。すなわち、実験チップ装着ボード13は、開口部19が形成された側面とは反対側の側面に沿って略鉛直に配置される。実験チップ装着ボード13の開口部19に対応する高さには、実験チップ30が装着されるカードスロット21が水平に設けられる。開口部19から挿入された実験チップ30の先端は、実験チップ30が図1の矢印A方向押されると図示しないガイド部材に沿ってカードスロット21に導かれ、カードスロット21に装着される。このとき実験チップ30は図示しない固定手段によりその位置が保持され、図2のように、光源ボード14及び光検出ボード15の間に、水平(これらのボードと平行)に固定される。取出しボタン20が押されると、固定手段が解除され、図示しない付勢手段により実験チップ30は矢印Aと逆向きに移動され、開口部19からその一部が突出する。これによりユーザは実験チップ30の開口部19から突出した部分を摘んで実験チップ30を抜き取ることができる。
【0017】
本実施形態の実験チップ30は、例えばカード型に形成された電気泳動用のマイクロチップである。例えばガラス基板、プラスチック基板やシリコン基板等を用いたチップ本体31には電極32A、32Bが設けられたリザーバ33A、33Bが形成されており、リザーバ33A、33Bは相互にキャピラリ34により連通される。チップ本体31においてキャピラリ34が形成された部分は、検出において使用される波長域の光(電磁波)を透過する素材で構成される。チップ本体31は、絶縁体からなる枠体35によりその周囲が保持される。枠体35の一方の端には、カードスロット21に挿入される端子部30aが形成される。図3の端子部30aには4つの電極が一例として示される。また、本実施形態では、実験チップ30の一例として、単純な電気泳動用の実験チップを挙げているため、端子部30aのうち二つの端子のみが使用されるが、より複雑な実験チップの場合、端子部30aに設けられる端子の数及び使用される端子の数は増大する。
【0018】
光源ボード14には、キャピラリ34に光を照射する光源ユニット22が設けられ、光検出ボード15にはキャピラリ34を透過した光を検出する受光素子を搭載した受光ユニット23が設けられる。図4に示すように、光源ユニット22は、レーザアレイ(光源)24、マイクロレンズアレイ(コリメータ)25、及びプリズム(反射光学素子)26から構成される。
【0019】
レーザアレイ24は、例えば一列に配列された多数のストライプ構造のレーザから構成され、各ストライプレーザは光源ボード14の面に平行に所定の波長域の光(電磁波)をマイクロレンズアレイ25に向けて照射する。マイクロレンズアレイ25はレーザアレイ24に平行に配列された複数のマイクロレンズから構成され、各々のマイクロレンズは、ストライプレーザの各々に対応する。マイクロレンズアレイ25はコリメータとしての機能を果たし、各ストライプレーザから照射された光は、マイクロレンズアレイ25を介して各々平行光線束とされプリズム26に入射する。プリズム26は、例えばマイクロレンズアレイ25の長手方向に沿って密着して配置され、各マイクロレンズからの平行光線束を光源ボード14に垂直な方向(鉛直上向き)に反射し、実験チップ30のキャピラリ34に照射する。
【0020】
光源ユニット22は、光源ボード14が光源ボード用スロット17に装着され、実験チップ30がカードスロット21に装着されたときに、プリズム26から照射された光がキャピラリ34に沿って薄い平板状の平行光束線として照射されるように配置される。キャピラリ34を透過した光は、光検出ボード15の受光ユニット23により受光され検出される。受光ユニット23に搭載された受光素子は、例えばラインセンサであり、その長手方向がキャピラリ34を透過した平板状の光束線に沿って配置される。すなわち、実験チップ検出装置10が組み立てられ、実験チップ30がスロットに装着されたとき、プリズム26、キャピラリ34、受光ユニット23のラインセンサの中心線は各々略同一平面(鉛直面)内に配置される。なお、図1、図2の光検出ボード15において、ラインセンサに対応する位置にはスリット状の開口が形成されており(図示せず)、キャピラリ34を介した光は、このスリット状の開口を通してラインセンサに検出される。
【0021】
以上のように第1の実施形態によれば、光源ボード及びこれに対応する光検出ボードを、検査対象物質の検出に用いられる光の波長に応じて容易に交換することができるので、様々な物質の検査を容易に行うことができる。また、光源ボードと光検出ボード以外の構成を共通とすることができるので、検査対象ごとに装置を用意する必要がなく低コストで検査を行うことができる。また光源ボードと光検出ボードを交換可能としたことで、検査対象に応じて必要なボードが装着できるので検査装置を予め様々な検査対象に対応させる必要がなく装置を小型化できる。
【0022】
なお、レーザアレイにメイ発光レーザを用いてもよく、この場合、実験チップ30装着時にレーザアレイがキャピラリ34の真下に、キャピラリ34に沿って配列されるように各メイ発光レーザは配置され、その上部にマイクロレンズアレイが装置される。このような構成によれば検出光をプリズムを介することなく直接キャピラリに照射することも可能である。
【0023】
次に図5及び図6を参照して本発明の第2の実施形態について説明する。第2の実施形態は、第1の実施形態と光源ボードの構成が異なるが、その他の構成は第1の実施形態と略同様である。したがって、第1の実施形態とその構成が異なる部分のみについて説明しその他の構成については省略する。なお、第1の実施形態と同様の部材に対しては同一参照符合を用いる。
【0024】
図5は、第1の実施形態における図2に対応し、第2の実施形態の実験チップ検出装置10’の分解斜視図である。なお、筐体に関しては省略されているが、後述するライトガイドコネクタに関する部分を除いて第1の実施形態の筐体16と同様である。第2の実施形態において光源ボード用スロット17には、光源ボード40が装着される。すなわち、光源ボード40には端子部40aが形成されており、光源ボード用スロット17には端子部40aが装着される。また、光源用ボード40には光源ユニット41と、光源ユニット41に光を供給するためのライトガイド42が設けられる。ライトガイド42の射出端42bは光源ユニット41に配置され、入射端42aは図示しない筐体に設けられたライトガイドコネクタ43に着脱自在に接続される。
【0025】
実験チップ検出装置10’の外部には、装置10’とは独立の光源装置50が配置される。光源装置50内には図示しない光源(例えば紫外線用の光源など)が設けられライトガイド51に供給される。ライトガイド51の射出端51aは筐体に設けられたライトガイドコネクタ43に着脱自在の装着される。これにより、光源装置からの光はライトガイド51、42を介して光源ボード40の光源ユニット41に供給される。
【0026】
図6に光源ユニット41に設けられた光学系の構成を示す。光源ユニット41は、ライトガイド42、集光レンズ43、シリンドリカルレンズ44、45及びミラー46からなる。ライトガイド42の射出端42bから射出された光は、光源ユニット41に平行に射出され、集光レンズ43によりシリンドリカルレンズ44に集光される。シリンドリカルレンズ44は集光レンズ44から入射された光を水平面内にスリット状に拡散する平面光束線する。シリンドリカルレンズ44から拡散される水平面内の光束線は、シリンドリカルレンズ45において略平行な水平面内の光束線とされミラー46に進む。ミラー46では、第1の実施形態のプリズム26と同様に平面状の光束線をキャピラリ34に向けて(鉛直上向き)反射する。
【0027】
以上のように第2の実施形態においても第1の実施形態と略同様の効果を得ることができる。第2の実施形態は、検出に用いる光を発生するための小型光源(半導体素子など)が得られず、第1実施形態のように光源をボード上に搭載できない場合に有効である。
【0028】
なお、第1の実施形態では、光学素子としてマイクロレンズとプリズムを用い、第2の実施形態では、集光レンズ、シリンドリカルレンズ、反射ミラーを用いたが、第1及び第2の実施形態においてプリズムと反射ミラーとを入れ換えて用いても良い。また、光学素子として回折格子等を用いてもよい。また、光学系の構成も本実施形態に限定されるものではない。
【0029】
【発明の効果】
以上のように、本発明によれば、光を用いて実験チップ上の物質を分析する検出装置において、様々な周波数の光に対応可能とするとともに、装置の小型化、低コスト化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用された、第1の実施形態の実験チップ検出装置の概略を示す斜視図である。
【図2】図1の実験チップ検出装置の分解斜視図である。
【図3】本実施形態の実験チップ検出装置の検出に用いられるカード型の実験チップの平面図である。
【図4】第1の実施形態の光源ボードに搭載される光学ユニットの光学的な構成を示す図である。
【図5】第2の実施形態の実験チップ検出装置の分解斜視図である。
【図6】第2の実施形態の光源ボードに搭載される光源ユニットの光学的な構成を示す斜視図である。
【符号の説明】
10、10’ 実験チップ検出装置
14 光源ボード
15 光検出ボード
17 光源ボード用スロット
18 光検出ボード用スロット
22 光源ユニット
23 受光ユニット
Claims (11)
- 実験チップ上の検査対象物質に所定の波長域の光を照射し、前記検査対象物質を介した前記所定の波長領域の光を検出する実験チップ検出装置であって、
前記所定の波長域の光を前記実験チップに向けて照射する光源ユニットを備える光源ボードと、
前記検査対象物質を介した前記所定の波長領域の光を検出する受光素子を備えた光検出ボードとを備え、
前記光源ボードと前記光検出ボードとが着脱自在である
ことを特徴とする実験チップ検出装置。 - 前記光源ボードと前記光検出ボードが対面し、かつ平行に配置され、前記光源ボードと前記光検出ボードの間に前記光源ボード及び前記光検出ボードに平行に前記実験チップを保持するチップ保持手段を備えることを特徴とする請求項1に記載の実験チップ検出装置。
- 前記光源ボードと前記光検出ボードが水平に保持されることとを特徴とする請求項2に記載の実験チップ検出装置。
- 前記光源ユニットが、レーザアレイを光源とすることを特徴とする請求項1に記載の実験チップ検出装置。
- 前記光源ユニットがマイクロレンズアレイを備え、前記レーザアレイから照射されるレーザ光線が前記マイクロレンズアレイにより平行光線束とされることを特徴とする請求項4に記載の実験チップ検出装置。
- 前記光源ユニットが反射光学素子を備え、前記レーザアレイから前記光源ボードに平行に照射されたレーザ光線が前記反射光学素子により前記実験チップに向けて反射されることを特徴とする請求項5に記載の実験チップ検出装置。
- 前記光源ボードが前記光源ユニットに光を供給するライトガイドを備え、前記光源ユニットが前記ライトガイドからの供給された光を前記実験チップに照射することを特徴とする請求項1に記載の実験チップ検出装置。
- 前記ライトガイドを前記実験チップ検出装置の外部に設けられた光源装置のライトガイドに接続するためのコネクタを備えることを特徴とする請求項7に記載の実験チップ検出装置。
- 前記光源ユニットが、前記ライトガイドの射出端から照射される光を集光する集光手段と、この集光された光を平面状に拡散する平面状拡散手段と、この平面状に拡散された光を平行な平面光とするコリメート手段と、前記平面光を前記実験チップに向けて反射させる反射光学素子とを備えることを特徴とする請求項7に記載の実験チップ検出装置。
- 前記実験チップがカード型に成形されていることを特徴とする請求項1に記載の実験チップ検出装置。
- 前記実験チップが電気泳動のためのキャピラリを有し、前記所定の波長領域の光が前記キャピラリを透過することを特徴とする請求項1に記載の実験チップ検出装置。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003030618A JP2004239809A (ja) | 2003-02-07 | 2003-02-07 | 実験チップ検出装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP (1) | JP2004239809A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016133373A (ja) * | 2015-01-19 | 2016-07-25 | 株式会社島津製作所 | キャピラリ電気泳動装置及びそれに用いるキャピラリカセット |
CN108872193A (zh) * | 2018-07-04 | 2018-11-23 | 李劲松 | 一种基于sers技术的体液检验装置 |
-
2003
- 2003-02-07 JP JP2003030618A patent/JP2004239809A/ja not_active Withdrawn
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