JP2004239262A - 蒸気タービンロータと蒸気タービンおよび蒸気タービンロータの能動的冷却方法と能動的冷却の使用方法 - Google Patents

蒸気タービンロータと蒸気タービンおよび蒸気タービンロータの能動的冷却方法と能動的冷却の使用方法 Download PDF

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Abstract

【課題】従来の蒸気タービンでは、ロータは受動的にのみ又は作動媒体の流入領域のみに限定して能動的に冷却され、作動媒体の増大した蒸気パラメータによるロータの応力の増加時に蒸気タービンロータの充分な冷却がもはや保証されないと言う問題を解決する。
【解決手段】軸方向拡張部に沿って延在し、作動媒体主流の収容のために設けた外部空間に接する外面と、第1翼が保持された外面に沿った第1箇所と、第2翼が保持された外面に沿う第2箇所とを有する蒸気タービンロータにおいて、軸方向拡張部に沿って第2箇所を第1箇所の後方に配置する。充分な冷却を保証すべく、少なくとも第1箇所の手前に配置された第1領域と第2箇所の後方に配置された第2領域との間を貫通して延びる少なくとも1つの内蔵型導通部を配置する。
【選択図】図2

Description

本発明は、流体の作動媒体の主流の収容のために設けた外部空間に境を接する外面と、第1翼列が保持された外面に沿った第1箇所とを有し、軸方向拡張部に沿って延在する蒸気タービンロータに関する。本発明は蒸気タービンにも関する。更に本発明は前記形式の蒸気タービンロータの能動的冷却方法に関する。
作動媒体として高温の蒸気による蒸気タービンの駆動に際し、達成可能な蒸気温度の上昇のために高負荷部材を一定に冷却することが目指される。これは、可能なら、所定の強さの冷却による遮蔽と排熱を含む。本出願に言う蒸気タービンとは、作動媒体によって蒸気の形態で貫流される各タービン又は部分タービン(Teilturbine)である。それと異なりガスタービンは作動媒体としてガスおよび/又は空気によって貫流されるが、これは蒸気タービンの場合の蒸気と全く異なる温度および圧力条件に支配される。ガスタービンと異なり蒸気タービンの場合は、例えば部分タービンに流れ込む最高温度を持つ作動媒体が同時に最高圧力を有する。即ち開放型冷却システムは冷却媒体の部分タービンへの外部供給なしには実現できない。従ってガスタービンで公知の冷却法を、ガスタービンに好適な形態のまま蒸気タービンに転用できないことが判明している。
蒸気タービンのケーシングとは、蒸気タービンの軸方向拡張部に沿って、作動媒体による貫流のために蒸気を考慮した内部空間を有する、特に蒸気タービン又は部分タービンの固定ケーシング部材である。これは、各蒸気タービン形式に応じて、内部ケーシングおよび/又は案内羽根支持体としてもよい。また蒸気タービンケーシングとは、内部ケーシング又は案内羽根支持体を全く持たないタービンケーシングである。
内部空間内に、軸方向に沿って翼を持つロータが回動可能に配置されており、その結果加圧下にある蒸気が内部空間を貫流する際、ロータが翼を経て蒸気により駆動される。ロータの翼は回転羽根とも呼ばれる。蒸気タービンは、更に動翼の中間室に係合し、内部ケーシング/案内羽根支持体で保持される固定案内羽根を有する。回転羽根は、通常蒸気タービンロータの外面に沿って保持される。この場合、前記回転羽根は通常外周に沿って蒸気タービンロータの外面に配置された多数の回転羽根を含む回転翼リングの部分である。この場合、各回転羽根はその翼板と共に半径方向内方へ向く。回転翼リングは回転羽根列とも呼ばれる。通常、多数の回転羽根列は前後に接続されている。対応して第2箇所で軸方向拡張部に沿って第1箇所の後方にもう1つの第2翼リングが蒸気タービンロータの外面に沿って保持されている。
従来公知の、特に蒸気タービンロータ冷却法では、能動的冷却と受動的冷却を区別している。能動的冷却では、蒸気タービンロータに独立の、即ち作動媒体に付加的に供給する冷却媒体により冷却を行う。それに対し受動的冷却は、単に主流中の作動媒体の好適な案内や使用により行う。蒸気タービンロータの通常の冷却は受動的冷却に限られる。
それに対し、既に膨張して冷えた蒸気で蒸気タービンのロータを貫流することが知られている(特許文献1、2)。この場合、冷却媒体を中央の中空室を経て内部のロータ内壁に沿って案内し、次にそこから独立の半径分岐通路を経て外方へ、特にケーシングの被冷却領域へ給送する。中央の中空室と分岐通路を最大部材負荷の箇所に配置することに伴い、これはロータにとり著しい強度上の欠点をもたらす。これは、さもないと過大な温度差でロータが熱的にあまりに強く変形するので、温度差をロータ内壁により制限した状態にせねばならない欠点を有する。このため、前記形式の概念は従来まだ幅広く使用されていない。ロータの貫流時に排熱が起るが、該排熱は給熱箇所から比較的遠く離れて行われる。給熱の直接近傍での排熱は、従来充分な規模で実現されていない。
もう1つの受動的冷却は、作動媒体蒸気の膨張の好適な案内と使用で達成できる。この場合、蒸気タービンに流れ込む蒸気は、前記蒸気が回転部材を付勢する前に、専ら固定部品、例えば案内翼リング又は半径方向に作用する案内羽根において初めに膨張する。蒸気はこの場合約10Kの範囲で冷却される。そのため、ロータに非常に限定的な冷却作用が働くだけである。
蒸気タービンロータの能動的冷却が非常に限定的な範囲内でのみ生じ、この冷却は特に高温の作動媒体の流入領域に限定される(特許文献1)。この出願の図1に示される如く、ロータと第1案内翼リングの温度負荷を低減するため、特許文献1では冷却媒体をケーシングを通り防護板と第1案内翼リングに導く。冷却媒体の一部は作動媒体に混合される。流入領域への冷却の制限を除き、冷却は単に被冷却成分の流入で達成されている。その結果、達成可能なロータの冷却効果は、主流の流入領域に制限されるので限定的である。
各案内翼リングを選択的に、中央の中空室から供給するロータ内の独立の半径方向通路を経て冷却することが公知である(特許文献2)。そのため通路を経て作動媒体に冷却媒体を混合し、被冷却案内翼リングを冷却媒体で選択的に冷却する。ロータの冷却効果は、この場合更に改善の余地がある。更に孔は、孔なしの実施形態に比べ、ロータの顕著な応力増大を引き起こす。
蒸気システムの他の領域からの冷却媒体の抽出および案内の可能性と、作動媒体の流入領域での冷却媒体の供給とが特許文献3に記載されている。
化石燃料での発電時に高い効率を達成すべく、従来通常より高い蒸気パラメータ、即ちより高い圧力と温度を用いる必要がある。この際、作動媒体である蒸気に250bar以上の圧力と540℃以上の温度を用いる。該蒸気パラメータが非特許文献1に詳細に示されている。該文献1の開示内容は、本出願の明細書に付加するものとする。特により高い蒸気パラメータの例は、前記文献1の図13に開示がある。前記文献1中で蒸気タービンロータの冷却改善のため、冷却蒸気の供給と転送が第1案内羽根段、必要なら第2案内羽根段によっても行われる。その結果、能動的冷却は単に蒸気タービンケーシングにのみ適用される。特にこの冷却は作動媒体の主流領域に制限され、更に改善の余地がある。
即ち蒸気タービンロータの従来公知の冷却方法は、全てこれが能動的冷却方法である限り、高々独立かつ被冷却タービン部分の目標指定の流入を考慮し、作動媒体の流入領域に制限されている。これは、より高い蒸気パラメータを持つ通常の蒸気タービンの負荷時に全タービンにおよぶ大きな熱負荷を引き起こすことがあり、該熱負荷は上記の通常のロータ冷却では充分に解消できない。より高い効率を達成すべく、例えばより高い蒸気パラメータで作動する蒸気タービンは、蒸気タービンのより高い熱負荷を充分な規模に解消すべく、特にロータ冷却を改善する必要がある。この場合、従来通常のタービン材料の利用時に、蒸気パラメータの上昇に伴いロータの増大する応力によって、ロータの不利な熱負荷と、許容できない温度上昇とを引き起こす問題がある。
米国特許出願公開第6102654号明細書 国際公開第97/49901号パンフレット 欧州特許出願公開第1154123号明細書 雑誌VGB発電所技術、第73号(1993年)、第5号の中のハー・ゲー・ネフトおよびゲー・フランコヴィレの論文「より高い流入パラメータおよびより長い翼端に関する新規蒸気タービン概念」。
従って本発明の課題は、特に高い蒸気パラメータと通常のタービン材とでの蒸気タービンの運転時に、蒸気タービンロータの充分な冷却を保証する装置と方法および使用方法を提供することである。
この課題は、本発明によれば、少なくとも第1箇所の手前に配置された第1領域と、第1箇所の後方に配置された第2領域との間を貫通して延びる、少なくとも1つの内蔵型導通部を設けた、冒頭に挙げた蒸気タービンロータにより解決される。
本発明は、この際蒸気タービンロータの充分な冷却を達成すべく、作動媒体の流入領域の能動的冷却と、第1翼段の単に独立した冷却を凌駕する能動的冷却を、蒸気タービンロータの内部で考慮すべきであると言う考察に基づく。本発明は、少なくとも翼段を越えて出る、ロータを貫通してその中に組み込まれた導通部によりこれが達成できるとの認識を基礎とする。これは回転羽根を収容するロータの相当な又は全部の能動的冷却の可能性を与える。この部分は常に流入領域を越え、少なくとも翼段を越え出る。前記部分は少なくとも2つの翼段、好適には回転羽根取付部の複数の段に延びるとよい。その結果、冷却流体をロータ内に組み込んだ関連する導通システムで貫通して案内する可能性が生ずる。
これは、少なくとも1つ、好ましくは複数の翼段を経て、即ち少なくとも第1箇所の手前に配置された第1領域と第1箇所の後方に配置された第2領域との間にわたり蒸気タービンロータの冷却を行える長所だけでなく、排熱を給熱の直接近傍、即ちその表面近傍で行える長所も生む。この方法で、通常の蒸気タービンにおける冷却を改善し、その結果該蒸気タービンを低材料費用で製造できる。更に提案した冷却概念は、より高い流入パラメータ用の新規蒸気タービン概念の立案を、特にこれが例えば500℃以上の温度で生じるような最大蒸気パラメータでも可能にする。その例は上記の非特許文献1に見出される。作動媒体としての蒸気の例示的な蒸気パラメータは、250barと545℃又は300barおよび600℃である。
本発明の好ましい発展形態を、蒸気タービンロータに関する従属請求項に示し、ロータを前記およびその他の長所に関して個別的に発展させる個別的に好ましい可能性を示す。
特に有利な発展形態では、外面に沿って第2翼列を保持する第2箇所を設け、軸方向拡張部に沿って第2箇所を第1箇所の後方に配置し、貫通部を少なくとも第1箇所の手前に配置した第1領域と第2箇所の後方に配置した第2領域との間で貫通して延ばす。第1箇所と第2箇所との間に各1つの翼列を保持する多数の別の箇所を設けてもよい。特に少なくとも1つの導通部を、蒸気タービンロータの軸方向拡張部に沿って延びる、関連する導通システムの部分とするとよい。これは冷却蒸気を主流と平行に案内する可能性を生む。複数の翼段の冷却が可能な限り全ロータに沿って可能になる。各要件と必要に応じ、導通システムを柔軟に設計できる。少なくとも1つの導通部は、第1翼リングの手前に配置した第1領域と最後の翼リングの後方に配置した第2領域との間に貫通して延ばすとよい。しかし、導通システムを部分システムからも構成できる。その際付加的に又は別法として多数の第1導通部を設け、該導通部を各々貫通し、軸方向拡張部に沿って唯一又は複数の翼段を越えて出す。これは別の第2導通部を経て、半径方向又は任意の別方向に向く導通システムに接続できる。少なくとも1つの導通部又は多数の第1導通部は、表面近傍に配置できる。別の第2導通部をロータ内に延ばし、又はロータ表面から案内してもよい。
作動媒体のパラメータに冷却媒体のパラメータを適合する可能性を考慮した開放型冷却システムとするとよい。これを個別に提案する方法により、引き続き以下で説明する。
ガスタービンの作動媒体と異なり、蒸気タービンの場合、最高温度を持ち流入する作動媒体は同時に最高圧力も有する。従って、蒸気タービンにおいて、少なくとも1つの導通部が、冷却媒体の流入のために設けた、外部供給を行う関連した導通システムの一部であると望ましい。これは導通部の作動媒体より少なくとも僅かに高い圧力を持つ冷却媒体を給送する可能性を生む。冷却媒体を、より高い圧力と充分に低い温度の箇所で水−蒸気循環系から抽出するようにすると好ましい。
以下、導通システムの別の有利な実施形態を記載するが、この部分は提案した概念に基づく少なくとも1つの導通部である。この導通システムは、表面近傍で蒸気タービンロータの外面に配置するとよい。表面近傍とは、本明細書では特に導通システム、特に少なくとも1つの導通部が蒸気タービンロータの半径拡張部の領域に配置され、該領域が一方でロータの外面、他方では回転羽根溝の内部半径拡張部により制限されることを意味する。導通システムの少なくとも1つの導通部および/又は任意の別の導通部は、各必要性に応じ有利な方法で通路として又はロータの内部、好ましくはその表面近傍領域で、中空室の任意の形式として設計できる。これは熱損失箇所での排熱の別の改善を可能にする。提案した前記蒸気タービンロータの内部の冷却概念は、それにより中央の中空室の近傍でロータ内壁の内側に隣接してロータの回転軸に作用する冷却よりも効率的に作用する。更に蒸気タービンロータの変形挙動に関し長所が生じる。本発明の概念による冷却は、ロータおよび/又は翼への熱絶縁層の利用も高める。該層は比較的小さい熱伝導率を有し、充分な放熱体がある場合高い温度差を生ずる。それに伴いロータ、翼脚および部分的に翼板を熱絶縁層なしより低温に保持できる。絶縁層の別法として、又はこの層と組合せて、本発明の冷却概念の使用時に、あまり良好でない導伝性翼材を有効に使用できる。その好ましい例は、オーステナイト系材料である。
関連する導通システムは、好適にはロータの円周拡張部に沿って少なくとも部分的に循環する通路を有する。少なくとも1つの軸方向に伸長する導通部と共に、これは蒸気タービンロータの全円周冷却を、その外面近傍で可能にする利点がある。
冷却媒体のパラメータは、作動媒体のパラメータに応じ開放型冷却システム全体にわたり段階的に適合させるとよい。そのため、第1領域に主流への第1開口部を設ける。第2領域が主流への第2開口部を有するとよい。その結果複数の翼段の冷却が可能になり、冷却媒体は各々1つの主流に類似の圧力を有し、もって差圧負荷の極小化が可能となる。
少なくとも1つの導通部は孔や溝又は別の好適な方法で組み込める。更にロータの外面を取囲む遮蔽板で形成すると特に有利である。これは、蒸気タービンロータを冷却するブレード取付領域で、主流に対する完全な遮蔽を可能にする。これはロータ材料の酸化に対し本質的な長所を有する。取囲む遮蔽板は、翼列、特に翼脚により保持するとよい。
少なくとも1つの導通部は、各必要性に応じ構成できる。即ち導通部を翼、特に翼脚で案内するとよい。この場合、翼脚の溝を導通部の一部とできる。必要なら、孔も各翼脚により、又は別法として又は付加的に、2つの隣接する翼脚により導通部の部分とできる。更に導通部と連繋して接続した通路を翼板内に設けても有利である。この方法で、回転羽根板領域の好ましい冷却、例えばフィルム冷却が可能になる。
本発明は、上記概念又はその発展形態に基づく蒸気タービンロータを備えた蒸気タービンも提供する。
方法に関する前記課題は、本発明により流体の冷却媒体を軸方向拡張部に沿って少なくとも第1箇所の手前に配置した第1領域と、第1箇所の後方に配置した第2領域との間で貫通して案内することを考慮した、本発明による冒頭に挙げた形式の蒸気タービンロータの能動的冷却方法により解決できる。
本発明の発展形態に従い、蒸気タービンロータが第2翼列が保持された外面に沿った第2箇所を有し、軸方向拡張部に沿って第2箇所を第1箇所の後方に配置し、流体の冷却媒体を少なくとも第1箇所の手前に配置した第1領域と第2箇所の後方に配置した第2領域との間で貫通して案内することを提案する。この場合、冷却媒体が関連する導通システムの中で軸方向拡張部に沿って第1箇所と第2箇所を経て、かつ各1つの翼列が保持された中間に位置する、多数の別の箇所を経て案内すると特に好ましい。
蒸気タービンに流れ込む、最高温度の作動媒体は同時に最高圧力も有するので、冷却媒体を蒸気タービンロータに外部から供給すると特に有利である。その際冷却媒体の圧力が主流内の作動媒体の圧力を超えるようにすると好ましい。
冷却媒体を主流の圧力に応じ適合化した圧力で案内する、特に冷却媒体流を絞ると有利である。この発展形態は、より高い蒸気パラメータに適合した開放型冷却システムの形成を可能にする。主流への圧力適合用の冷却媒体の絞りは、有利な実施形態では、段階的に少なくとも1つの導通部の対応する形成にて、主流への開口部と組合せて行うとよい。
冷却媒体を主流の温度に応じて適合させた温度および/又は量で供給すると更に好ましい。これは、タービン弁の急速閉鎖と調整過程にプロセス管理技術的につづく安全技術要件を満たす装備品により制御できる。冷却媒体の温度を安全技術要件に基づき規定し、プロセス管理技術的に監視する必要がある。必要なら、低負荷時に過大な量の冷却媒体を導通システム内に取り込むことができ、それにより主流の温度を、冷却したブレード取付領域の後方で、多量の冷却媒体の混加により充分に低く保持できる。
冷却媒体の不足時、タービンの運転を必要なら多数のタービン弁で遮断でき、これは高速遮断と呼ばれる。
ロータに内蔵した、好ましくは表面近傍の導通システム内への冷却媒体の供給と冷却媒体の案内の上記構想は、前記要件に対応して設計および適合できる。
提案した概念は、本発明の一変形態様に従い、タービンの起動および/又は急冷にも使用できる。
特に好適な実施形態では、ロータおよび/又はタービン羽根は熱絶縁層を持つ。該熱絶縁層は、通常比較的低い熱伝導率を有し、局所的に良好な放熱が可能なら、高い温度差を生じる。この放熱は上記冷却システムで達成でき、その結果、このように形成したロータは、熱絶縁層の使用に特に適する。この際、ロータ、翼脚および場合により羽根ブレードを、前記の絶縁層なしの場合より低温に保持できる。別の絶縁層として、又はその使用と組合せて、例えばオーステナイト系材料より低熱伝導性の翼材の使用も考慮できる。
本発明の実施例を、以下図面を利用し、同様に図示した先行技術と比較して説明する。図面は実施例を必ずしも寸法どおりに表すものではなく、むしろ説明に利用する場合は模式的および/又は多少変形した形態で示す。図面から直接識別しうる事項の説明に関しては、関連する先行技術を参照されたい。この際、多面的な修正や変更は、本発明の一般的理念を変えることなく、実施形態の形態および詳細に関し行うことができる。
本明細書、図面並びに請求項に開示する本発明の特徴は、個別的にも任意の組合せでも本発明の形態にとり重要である。本発明の一般的理念は、以下に図示し、説明する有利な実施形態の正確な形態又は詳細に制限されず、又は請求項で請求する目的に比べて限定されうる目的に制限されない。
本発明の有利な実施形態を、回転部材、即ちロータおよび回転羽根を指定して冷却できる、圧力の適合した冷却蒸気質量流を提供する冷却システムとの関連で説明する。その結果、ここに提案する有利な実施形態は、より高い蒸気パラメータと効率の、コスト的に有利な実規模技術の実現に貢献する。更に、ここに記載した、又はそれと異なるおよび変形した本発明の実施形態は、コスト的に一層有利なロータおよび翼材を現在の蒸気パラメータで使用するために同様に利用できる。
基本的に公知の蒸気タービンロータはフルパートロータとして、完全に能動的冷却システムなしで製造される。しかし特許文献1に記載の先行技術には、図1に示す如く、流入領域内の冷却に制限した冷却システムを持つ蒸気タービン1が記載されている。これは軸2に回動可能に配置された、その管軸に多数の動翼4が配置されたロータ3を有する。前記動翼は案内羽根取付部6を備えた固定ケーシング5内に配置されている。ロータ3は動翼4を経て流入領域7内に流入する作動媒体8で駆動される。作動媒体8に加えて、独立の入口領域9を経て冷却媒体10が作動媒体8に流れ込む。この場合冷却媒体10は流入によって専ら固定案内羽根取付部の第1リング11並びに遮蔽板12を冷却する。その結果ロータ3と第1案内翼リング11の温度負荷が低下する。特に遮断管13を経て、冷却流体10が冷却流体10の入口領域9から第1案内翼リング11を越え、直接ケーシング5と第1動翼15との間の領域14に流入する。その結果冷却流体10の入口空間9が作動媒体8に対し密閉され、冷却流体10は遮断流体として作用する。通路自体は遮断管として設計されており、冷却管として設計されていない。
ロータ3の冷却時、冷却蒸気10aが独立の分岐通路16aを経て、ロータ軸と平行に延びる中央の中空室16bに供給される。そこから、この蒸気10aは独立の半径分岐通路16を経て再び外方へ案内される。冷却蒸気10aは、更にロータを一箇所で冷却すべく、領域16cの主流に供給される。即ち冷却媒体10aは、ロータ3を流入領域7と中央の中空室16b内で循環する。その結果、冷却媒体の案内が中央の中空室16bでロータ表面から離れて行われ、そのため熱損失の場所では行われない故、ロータ自体の効率的な冷却は不可能である。独立の通路16a、16は、ロータのある箇所の冷却のための分岐通路として形成され、同様に冷却が半径方向に中央の中空室16bから主流16cの領域へ延びる故、ロータ3の効率的な冷却を行えない。ここに図示した先行技術によるロータの冷却は、表面近傍の冷却に適用できず、更に改善の余地がある。中央の中空室により、その他の箇所で比較的高いロータ応力が生じ、付加的に更に分岐通路取付け用の加工費も増加する。更にこの概念は、蒸気の主流に対しロータ軸の充分な遮蔽を提供しない。
図2は、特に有利な実施形態による蒸気タービン20の模式図である。前記蒸気タービンは、多数の案内羽根22と共に、回動可能にケーシング23内に支承された多数の動翼24を持つロータ21を備える。ロータ21とケーシング23を備えた蒸気タービン20は、この場合軸方向拡張部25に沿って延びる。回動可能な動翼24は、この場合指のように固定案内羽根22の間の中空室内に係合する。
ここに図示したロータ21は外面26aを持つ。外面26aは流体作動媒体の主流27を収容する外部空間27aと接する。ロータは外面26aに各1つの回転羽根列24を保持する多数の箇所を持つ。特に有利な実施形態では、通路システム28が冷却媒体の案内用に、第1領域28aから回転羽根24用の箇所に沿って第2領域28b迄延びる。
ここで通路システムは、軸方向拡張部25に沿って主流27への多数の開口部29を持つ。これらは、通路システムの流出開口部と協働し、主流27と平行に段階的な冷却媒体の減圧に利用される。回転羽根24の段から段へ、冷却媒体を流れ抵抗で絞るとよい。そのため、例えば各1つの回転羽根段24での、孔を通る冷却媒体の流出が好適である。この絞りで、技術作業なしに圧力を低減できる。冷却媒体は類似の圧力と、より低温で主流内の流動媒体より高い密度を有し、その結果より良い熱移行が生じる。絞りと温度上昇に伴い生じる冷却媒体の体積増大は、冷却媒体の一部を主流に開口部29を経て徐々に流入させることで補償するとよい。この結果、主流の圧力への冷却媒体圧力の良好な適合も達成できる。ここに記載した実施形態は、そのため開放型冷却システムである。
基本的に蒸気タービンロータの有利な実施形態では、ここに図示しない冷却システムの変形態様も閉鎖型冷却システムとして考慮できる。この場合幾つかの欠点が生じるが、これらは各々の必要性に応じ、所望の場合は、甘受できる。閉鎖型冷却システムの場合、主流27への冷却媒体の流入は実現せず、又は冷却領域の終端でのみ実現する。即ちその場合は、図2の開放型システムの開口部29を廃止できる。冷却媒体は単に第1領域28aから第2領域28bへ案内されることになり、その際主流への直接的な圧力適合は行われない。段階的な減圧は同様に絞りで行える。主流への冷却媒体の流入は、いずれにしても翼段24毎に行われない。このように閉鎖型冷却システムでは、例えば主流27への冷却媒体の流入は全く行えず、端部領域28bでのみ又は大幅に低減した段数24でのみ行える。通路システム内の圧力は、そのため間接的にのみ主流に適合される。この場合の欠点は、冷却媒体に必要な断面が閉鎖型冷却システムで温度上昇および圧力低減によって通路システムの延長部で明らかに増大することである。これは、閉鎖型通路システムとしての通路システム28の形成が体積流の上昇を考慮するために、第1領域28aから第2領域28bに向けてその断面を増大させねばならないので、翼脚および/又はロータの支持断面の望ましくない低減を引き起こす。これはロータと羽根固定領域内の強度要件に対立するが、補償できる。冷却課題の引き受け後、例えば様々な圧力と温度パラメータに基づき冷却媒体を作動媒体に流入させ得ない場合、冷却媒体は領域28bで作動媒体と独立にロータ21から案内されることになる。閉鎖型システムを備えた複数の段24の冷却時、各々カバーした膨張領域に応じて、図2の開口部29が無い場合、主流27内の流動媒体と閉鎖型通路システム内の冷却媒体との間に高い差圧が設定される。これは各冷却手段の圧力の選択に応じ比較的劣悪な冷却作用によって、又は高い冷却手段圧力で比較的高い部材差圧負荷によって表され、これはより小さい冷却媒体密度で小さい熱容量を有し、そのためより劣悪な熱伝達を行う。それにも係わらず閉鎖型システムは能動的冷却システムであり、該システムは蒸気タービンロータ21を受動的冷却に比べ又はロータの流入領域内の制限付きのみに比べ著しく良好に冷却できる。
開放型通路システム28では、一方で貫通する表面近傍の導通部を有し、そこから複数の分岐が開口部29に向けて分かれる。更にここに示す実施形態は、可能な独立した、ロータ表面から出る別の通路を回避する意味で関連する通路システム28でもある。これは冷却蒸気質量流を段から段へ引き取ることができ、同じ冷却蒸気が複数の段を越えて作用する長所を有する。即ち図1の先行技術から公知の、独立して案内したロータにおける個別通路16又はケーシングに比べ、必要な圧力が主流の最高圧力によって測られる。先行技術による独立の通路において後続段の圧力はもはや適合されていない。これはより高い差圧によるタービンの付加的な応力を引き起こす。またより高い圧力は複数の翼列用の独立の通路内に、蒸気タービンロータの機械的応力の著しい上昇を引き起こしうる。また独立の通路のために異なる圧力段の準備に要する付加的費用が必要であり、これが欠点である。しかし基本的に、明細書で説明したように、変形の枠内で導通システムが柔軟に設計され、部分システムから構成できる。
図3は有利な実施形態による蒸気タービンロータ30を、冷却ブレード取付領域により詳しく示す。更に対応する蒸気タービン31は、案内羽根取付部32を備えた図示しないケーシングを持つ。蒸気タービンロータ30は、この際第1箇所30aと第2箇所30bを外面33に沿って設け、軸方向拡張部34に沿って第2箇所30bを第1箇所30aの後方に配置している。外面33は、この際流体の作動媒体の主流36の収容のために設けた外部空間35を仕切る。但しこの場合は外面33が本来のロータ軸の表面により形成されず、翼脚39a、39bで保持されたロータと同時回転する遮蔽板38により形成される。翼脚39a、39bは、更に翼溝40a、40bに係留されている。多数の翼41aはロータ30の周囲に沿って並列にかつ各々半径方向42に配置され、このように回転羽根段とも呼ばれる回転羽根列を箇所30aに形成する。対応して多数の第2翼41bが第2箇所30bに並列に広範囲に溝40b内に配置され、第2回転羽根列を形成する。
図3に示す遮蔽板38の補完的又は別法の変形は、翼脚39a、39bに取付た遮蔽面で行ってもよい。そのため付加的な材料および製造費用が必要になるが、遮蔽板38と類似の遮蔽作用を達成し、各々の必要性に応じて有利となし得る。
図3の通路システム43は、少なくとも1つの第1箇所30aの手前に配置された第1領域と、第1箇所30aの後方および前記実施形態においてまた第2箇所30bの後方に配置された第2領域との間で貫通して延在する導通部44を有する。導通部44は、この実施形態ではほぼロータの全ブレード取付領域に沿って延在する(長さは各必要性に応じる)。導通部44は、一方でロータ30の内壁37と、他方で遮蔽板38とによって形成される。かかる多数の導通部44は、軸方向34に広範囲にロータ30の外面33に沿って配置されている。通路システム43は、更に多数の広範囲に取囲む溝45を有し、この溝は前記実施形態において軸方向拡張部34に沿って各々案内羽根32の高さに配置されている。案内羽根32は覆板32aを有する。通路システム43の導通部は切削加工によってロータ軸の表面37に取付け、遮蔽板38の平坦な部材によって覆うことができる。この場合、通路システム43は翼脚39a、39b内の翼溝(図9、図10)および/又は孔46a、46b(図5、図6、図9、図10)も同時に流動延長部に含まれる。
導通システム43は、更に主流へ冷却手段流の一部を流入させることで、作動媒体流の圧力に冷却手段流の圧力を適合するための開口部47、48および49を有する。
ブレード取付領域内の遮蔽板38による遮蔽は、ここに図示しないもう1つの遮蔽板を利用した冷却媒体の流入領域の遮蔽によっても達成でき、それに伴ってタービンロータ材料の酸化に関する別の長所も併せて提供する。
遮蔽板38の別法として又は付加的に導通システム43又は導通部44は孔の形態でも又は別の好適な方法でロータ30の内部で表面近傍に取付けることができる。
図4は、図3の断面A−Aを示す。ここで図3の環状の溝45を点線で示す。対応して軸方向溝44は凹所として蒸気タービンのロータ軸の表面37に模式的に示している。
図5は翼脚39aへの孔46aの取付け法を示す。ロータに沿って広範囲に設けた、孔46a、46a’を持つ多数の翼脚39a、39a’は、箇所30aに翼列を形成する。
図3の孔46a、46a’の別法による実施形態を、図6に孔46a’’として示す。孔46a’’を各々2つの隣接する翼脚39a’’に取り付けている。
ガスタービンと異なり蒸気タービンの場合は最高温度で部分タービンに流れ込む作動媒体は同時に最高圧力を有する。即ち特に蒸気タービン用の開放型冷却システムを実現するために、冷却媒体の供給のための好適な措置を講じなければならない。冷却媒体の供給は水−蒸気循環系からこのような媒体の抽出後一箇所でより高い圧力と充分に低い温度とを生じうる。好適な抽出箇所は特に次がある。
− 部分タービンに前置したボイラー過熱器部分への入口の手前
− ボイラー全般への入口の手前
− 前置した部分タービンからの出口の後
− 前置した部分タービンからの抽気部から
− 冷却媒体を低圧の箇所で予熱箇所から抽出し、必要な圧力を提供する好適なポンプ によって独立の供給による。ポンプ故障時に冷却不足に対抗するため、付加的な費用 、場合により冗長構造が必要になる。
図7は、第1案内羽根列78手前の領域72から第1案内羽根列78の後方の軸方向拡張部74に沿った案内羽根固定部のもう1つの領域73への冷却媒体71の伝送の可能性70を示す。この場合は、蒸気タービン77の外部ケーシング76の中に取り付けた内部ケーシング76aを図示している。冷却媒体は供給部70を経てロータ75内の表面近傍の通路システム79内へ取り込むことができ、軸方向拡張部74に沿って案内羽根取付部75aの領域に案内できる。平行して冷却媒体はシール領域を貫流する(冷却エンタルピ損失の低減)。
外部ケーシング76内の冷却媒体71の流れ69は、外部ケーシングの冷却に利用される。冷却媒体の向流は安全技術的要件を満たす弁で制御される。
図7の冷却媒体の導入法70に加えて、冷却媒体は作動媒体の流入領域でもロータ内蔵型冷却通路システム79内に導入できる。図8は、先行技術に基づく図1のタービン1において、ここで表面近傍の冷却を行う有利な実施形態における冷却媒体80の導入のもう1つの好ましい方法を示す。先行技術に基づくタービン1と、特に有利な実施形態に基づくタービン81の互いに対応する部分は同じ符号を付けている。以下、ロータ83の能動的冷却のための冷却媒体80を案内する能動的冷却システムを述べる。冷却媒体80は、一方で入口領域9を経て、既に図1に示した如く、作動媒体8の流入領域に供給される。しかし更に遮蔽板12を経て給送され、空間82の中で遮蔽板12の後方に冷却媒体80がロータ内壁の内部の軸方向拡張部85に沿って表面近傍に、即ち動翼15の固定領域84で案内される。特に冷却媒体80は軸方向拡張部85に沿って少なくとも第1回転翼リング15の手前に配置された第1領域82と第1回転翼リング15の後方に配置された第2領域88との間を貫通して案内される。タービン81の前記実施形態において、冷却媒体80を、表面近傍にある軸線方向のロータ83の導通システムに供給すべく、第1領域82が利用される。ここには図示しないが、冷却媒体80は更に実質的にロータ83の全回転羽根取付領域に沿って案内できる(技術的条件による実際の形成(長さ))。特にこの際、個別的に又は組合せてタービン81における能動的冷却システムの形成のためのその他の図を利用して説明する全ての別の措置を考慮できる。特に図8の前記実施形態では、冷却システムは開放型冷却システムとしても設計されている。
主流の中への通路システムの端部で冷却媒体の流出時に主流の冷却媒体が圧力だけでなく、主流の温度でも広範囲に適合されている。これは冷却されるブレード取付領域内の冷却媒体の熱吸収の結果である。冷却媒体はその場合主流中の別の膨張に参加する。これは開放型冷却システムの特別の長所であり、その結果冷却したブレード取付領域から冷却しない領域へのエンタルピ輸送が起る。
冷却媒体の安全技術上の監視は、ここに示す実施形態の場合、特に冷却媒体の温度制御にある。この場合に注意すべきは、部分負荷でも流れの中および通路システム内での事前の凝結/滴形成を排除することである。更にロータ、翼又は翼固定部のような本質的な部材の過熱は、全ての重要な負荷発生に対し除外されるべきである。技術的条件によりタービン弁と冷却媒体弁との干渉を考慮することができる。
好適な実施形態の通路システムは、適宜の媒体を起動過程で供給することで、予熱目的にも使用できる。これは後の本来の冷却媒体と別の水−蒸気循環系の箇所から抽出してもよい。この際、予熱媒体が通路システム内で絞られ、少なくともここでシャフト系列の立上げに寄与することが有利に働く。同様にこの方法は、急冷に使用できる。将来のロータ又はロータ材では、前記方式が起動時間と冷却時間に関し長所を提供するであろう。
図9は、タービンロータ92内の溝91に係留された翼脚90の領域への、冷却媒体案内用のもう1つ別の通路システムの形成を示す。好適な実施形態の軸方向導通部93は、案内羽根94の領域で一層深くロータ92内に入り、例えば三角形状延長部をケーシング翼94の領域に有する。その他のあらゆる過程が可能である。導通部93は、通路99を経て主流に開口している。導通部の領域で付加的に翼溝95が併せて設けられる。特に翼脚90による導通部は、翼脚の胴部97の上方により接近し、翼板98に向けて配置した通路96により生じる。これは翼脚胴部97の強度が損なわれない長所を有する。
図10は、図9に類似する別の構成を示す。図9と異なり、導通部106は翼板108の領域でも生じる。翼板108の領域で導通部106から通路110が分かれ、該通路はフィルム冷却を提供すべく、冷却媒体を導通部106から翼板表面108へ導く。
冷却媒体は、通路109を経てケーシング翼104の領域で作動媒体の主流に入る。その他の部分100、101、102、103、107は、図9に示すものに相当する。
図11は、突合せ箇所122の領域で野、第1遮蔽板120と第2遮蔽板121の好適な配列を示す。ここに図示した詳細実施形態は、図11の貫通開口部123および124と、図3の47、48および49を備える遮蔽38により実現できる。このような遮蔽板は、好ましくは、例えば高耐熱性材料から製造される。これは前記実施形態において、突合せ箇所122に様々な温度に対し可動する、覆体125、126を備えた部分部材120、121から構成するとよい。
図3に示す実施形態では、遮蔽板は案内羽根覆板の領域にあり、対応するシール縁、即ち無接触シールを有する。そのためにシール縁を取囲みながら回転させ、即ち全材料から製造し、又はシート帯に孔を開けることができる。各材料および構造の強度と製造要件に応じ個別的に指定できる点が特徴である。
冷却媒体が案内羽根の軸シールを経て主流に流入する際、前記シールを経て流れ込む漏出質量流により効率損失を低減できる。漏出質量流は、この場合主流の高温の媒体ではなく、低いエンタルピを持つ冷却媒体からなる。しかし場合により、この効果は冷却媒体を導入する所要スペースのために少数のシール縁によって再び消滅する。
要約すると、蒸気タービンロータ、蒸気タービンおよび蒸気タービンロータの能動的冷却方法並びに前記冷却の好適な使用方法を提案した。
従来公知の蒸気タービン1では、ロータは受動的にのみ又は作動媒体の流入領域に限定して能動的に冷却される。作動媒体の増大する蒸気パラメータによるロータの応力の増大時には、蒸気タービンロータの充分な冷却がもはや保証されない。本発明の蒸気タービンロータ21、30は軸方向拡張部25、34に沿って延在し、以下の要素を有する。軸方向拡張部25、34に沿った表面近傍の通路システム、流体の作動媒体8の主流27、36の収容のために設けた外部空間27a、35に境接する外面26a、第1翼41aを保持した外面26a、33に沿った第1箇所30a、第2翼41bを保持した外面26a、33に沿った第2箇所30b、その際軸方向拡張部25、34に沿って第2箇所30bが第1箇所30aの後方に配置されている。充分な冷却を保証するため、この場合少なくとも1つの導通部44、46a、96、103、106が設けられ、これは表面近傍に配置され、少なくとも第1箇所30aの手前に配置された第1領域28a、72と第2箇所30bの後方に配置された第2領域28b、73との間に貫通して延在する。流体の冷却媒体10が対応して案内される方法および使用が提案される。
公知の蒸気タービンロータ冷却法を示す図である。 本発明による蒸気タービンロータの冷却法を概念的に示す図である。 本発明の他の実施例を示す図である。 図3の断面A−Aに沿った詳細図である。 図3の断面B−Bに沿った詳細図である。 図3の断面B−Bに沿う、別の実施例の詳細図である。 回転羽根固定領域における冷却媒体の伝送法を示す図である。 回転羽根固定領域で冷却媒体のもう1つの伝送法を示す図である。 冷却媒体の案内のための通路システムのもう1つの形成法を示す図である。 冷却媒体の案内のための通路システムの別の形成法を示す図である。 重畳領域での遮蔽板の形成法を示す図である。
符号の説明
8 作動媒体、10 冷却媒体、20、77 蒸気タービン、21、30 蒸気タービンロータ、25 軸方向拡張部、26a、33、34 外面、27、36 主流、27a、35 外部空間、28a 第1領域、28b 第2領域、29 冷却通路、30a 第1箇所、30b 第2箇所、38 遮蔽板、39a、39b 翼脚、40a、40b 溝、41a 第1翼、41b 第2翼、43 導通システム、44、46a、46b、103、106、93、96、46a、46b 導通部、45、110 通路、47 第2開口部、49 第1開口部、70 外部供給部、71 冷却媒体、72 第1領域、73 第2領域、75 蒸気タービンロータ、99、109 第1、第2開口部、108 翼板

Claims (25)

  1. 流体の作動媒体(8)の主流(27、36)の収容のために設けた外部空間(27a、35)に接する外面(26a)と、第1翼(41a)が保持された外面(26a、33)に沿った第1箇所(30a)とを有する、軸方向拡張部(25、34)に沿って延在する蒸気タービンロータ(21、30、75)であって、少なくとも第1箇所(30a)の手前に配置された第1領域(28a、72)と第1箇所の後方に配置された第2領域(28b、73)との間に貫通して延在する少なくとも1つの内蔵型導通部(44、46a、46b、93、96、103、106)を備えること特徴とするロータ。
  2. 第2翼(41b)が保持された外面(26a)に沿う第2翼(30b)において、軸方向拡張部(25、34)に沿って第2箇所(30b)が第1箇所(30a)の後方に配置されており、導通部(44、46a、46b、93、96、103、106)が少なくとも第1箇所の手前に配置された第1領域(28a、72)と第2箇所(30b)の後方に配置された第2領域(28b、73)との間で貫通して延びる請求項1記載のロータ。
  3. 第1箇所(30a)と第2箇所(30b)との間に各々1つの翼(41a、41b)を保持した多数の別の箇所を設けている請求項2記載のロータ。
  4. 少なくとも1つの導通部(44、46a、46b、93、96、103、106)が、軸方向拡張部(25、34)に沿って延在する関連する導通システム(43)の部分である請求項1から3の1つに記載のロータ。
  5. 少なくとも1つの導通部(44、46a、46b、93、96、103、106)が、冷却媒体(10、71)の流入のために設けた外部供給部(70)を有する関連する導通システム(43)の部分である請求項1から4の1つに記載のロータ。
  6. 少なくとも1つの導通部(44、46a、46b、93、96、103、106)が、ロータ(21、30、75)の円周拡張部に沿って少なくとも部分的に循環する通路(45)を有し、関連する導通システム(43)の部分である請求項1から5の1つに記載のロータ。
  7. 第1領域(28a)が主流(27、36)への第1開口部(49、99、109)を有する請求項1から6の1つに記載のロータ。
  8. 第2領域(28b)が主流(27、36)への第2開口部(47、99、109)を有する請求項1から7の1つに記載のロータ。
  9. ロータ(21、30、75)の外面(26a)が、ロータ(21、30、75)と共に回動可能の遮蔽板(38)により形成された請求項1から8の1つに記載のロータ。
  10. ロータ(21、30、75)と共に回動可能の遮蔽板(38)が、翼(41a、41b)、特に翼脚(39a、39b)により保持された請求項1から9の1つに記載のロータ。
  11. 蒸気の主流に対するロータ軸の遮蔽が少なくとも部分的に翼脚(39a、39b)から形成される請求項9又は10記載のロータ。
  12. 導通部(46a、46b、96、106)が翼(41a、41b)、特に翼脚(39a、39b)により案内される請求項1から11の1つに記載のロータ。
  13. 導通部(44)の一部である翼脚(39a、39b)の溝(40a、40b)を特徴とする請求項1から12の1つに記載のロータ。
  14. 導通部(44)の部分である各翼脚(39a、39a’)を通る孔(46a、46a’)および/又は2つの隣接する翼脚(39a’’)を通る孔(46a’’)を特徴とする請求項1から13の1つに記載のロータ。
  15. 導通部(44)と連繋して接続した翼板(108)内の通路(106、110)を特徴とする請求項1から14の1つに記載のロータ。
  16. 翼表面に翼の基材と比較してより低い熱伝導率を有する材料からなる熱絶縁層を設けた請求項1から15の1つに記載のロータ。
  17. 請求項1から16の1つに記載の蒸気タービンロータ(21、30、75)を有する蒸気タービン。
  18. 軸方向拡張部(25、34)に沿って延在し、かつ流体の作動媒体(8)の主流(27、36)の収容のために設けた外部空間(27a、35)に境接する外面(26a)と、 第1翼(41a)が保持された外面(26a、33)に沿った第1箇所(30a)とを有する蒸気タービンロータ(21、30、75)の能動的冷却方法であって、
    流体の冷却媒体(10、71)を、蒸気タービンロータ(21、30、75)の内部で軸方向拡張部(25)に沿って少なくとも第1箇所(30a)の手前に配置した第1領域(28a、72)と第1箇所(30a)の後方に配置した第2領域(28b、73)との間で貫通して案内することを特徴とする方法。
  19. 蒸気タービンロータ(21、30、75)が、第2翼(41b)が保持された外面(26a、33)に沿って第2箇所(30b)を有し、軸方向拡張部(25、34)に沿って第2箇所が第1箇所(30a)の後方に配置されており、流体の冷却媒体(10、71)が少なくとも第1箇所の手前に配置された第1領域(28a、72)と第2箇所の後方に配置された第2領域(28b、73)の間に貫通して案内される請求項18記載の方法。
  20. 冷却媒体(10、71)を導通システム(43)内で、軸方向拡張部(25、34)に沿って第1および第2箇所(30a、30b)と各1つの翼(41a、41b)が保持された中間に位置する、多数の別の箇所(24)を経て案内する請求項19記載の方法。
  21. 冷却媒体(10、71)を、蒸気タービンロータ(21、30、75)に外部(70)から供給する請求項18から20の1つに記載の方法。
  22. 冷却媒体を主流(27、36)の圧力を超える圧力で案内する請求項18から21の1つに記載の方法。
  23. 冷却媒体(10、71)を主流(27、36)の圧力に適合(47、48、49、99、109)させ、特に絞った圧力で案内する請求項18から22の1つに記載の方法。
  24. 冷却媒体(10、71)を主流(27、36)の温度に応じ適合(47、48、49、99、109)させた温度および/又は量で供給する請求項18から23の1つに記載の方法。
  25. 蒸気タービン(77、20)の起動および/又は始動、特に蒸気タービン(77、20)の急冷のための、蒸気タービンロータ(21、30、75)の能動的冷却の使用方法。

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