JP2004238977A - 梁主筋用移動装置 - Google Patents

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JP2004238977A
JP2004238977A JP2003030733A JP2003030733A JP2004238977A JP 2004238977 A JP2004238977 A JP 2004238977A JP 2003030733 A JP2003030733 A JP 2003030733A JP 2003030733 A JP2003030733 A JP 2003030733A JP 2004238977 A JP2004238977 A JP 2004238977A
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Inventor
Masaki Harima
政記 播摩
Toshiharu Iwata
年晴 岩田
Atsunori Ishihara
敦徳 石原
Takashi Imaizumi
孝 今和泉
Koichi Miyagami
晃一 宮上
Hajime Ichimura
元 市村
Katsue Yamamoto
勝衛 山本
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Toda Corp
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Toda Corp
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Abstract

【課題】主筋が簡単で効率よく、かつ安全に移動できる梁主筋用移動装置を提供することである。
【解決手段】梁主筋用移動装置1は、対向設置された軸受け3に設けた軸4に複数のローラー5が回転自在に設けられ、該ローラー5と軸4との間に潤滑剤7が充填され、前記軸受け3の設置幅はプレキャストコンクリート梁6の幅よりも狭いものである。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は梁主筋用移動装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
鉄筋構造物の構築において工期および施工の省略化を図るために、プレキャストコンクリート梁が使用されている。このプレキャストコンクリート梁の架設として、例えば特開平10−159345号公報の発明が知られている。このプレキャストコンクリート梁の架設は主筋(上筋)を配設した状態で行うが、この主筋の継手位置がパネルゾーン内であるため、これを何度もの移動させなければならなかった。この主筋の移動には、図9に示すように、主筋21の下に単管パイプ22を設置して行っていた。
【0003】
【特許文献1】
特開平10−159345号公報(図4)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記の単管パイプによる主筋の移動には下記のような問題があった。
(1)スターラップの配筋間隔が狭いため移動に手間がかかった
(2)大径の主筋は移動に二人の鉄筋工を要していた
(3)プレキャストコンクリート梁上での作業は危険であった
【0005】
本発明はこれらの問題に鑑みてなされたものであり、その目的は、主筋が簡単で効率よく、かつ安全に移動できる梁主筋用移動装置を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
以上の課題を解決するための梁主筋用移動装置は、対向設置された軸受けに設けた軸に複数のローラーが回転自在に設けられ、該ローラーと軸との間に潤滑剤が充填され、前記軸受けの設置幅はプレキャストコンクリート梁の横幅よりも狭い構成である。またローラーに載置された主筋の軸方向への移動を防ぐ止め板が、各ローラー間の軸に設置されたことを含む。またローラーの外面は中央部から両端部に向かって漸次大径であることを含む。また少なくとも一方の軸受けの下部には、操作棒を挿入するための切欠溝が形成されたことを含むものである。
【0007】
梁主筋用移動装置を主筋の下に設置したので、鉄筋工一人で主筋を簡単に移動することができる。主筋の数ぶんのローラーがあるため、主筋を1本ずつ、または全部を一度に移動することができる。主筋の移動時の横ズレを防ぐことができる。ローラーの中央部のへこんだ部分に主筋が設置できるので、主筋の直線的な移動ができる。切欠溝に操作棒の先端を差し込んで、テコの原理で梁主筋用移動装置を持ち上げると、主筋がスターラップへ近づいて結束が簡単になる。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の梁主筋用移動装置(以下移動装置という)の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。梁主筋用移動装置は4つの実施の形態があり、図1および図2は第1の実施の形態、図3は第2の実施の形態、図4は第3の実施の形態、図5は第4の実施の形態であり、各実施の形態において同じ構成は同じ符号を付して説明し、異なる構成は異なった符号を付して説明する。
【0009】
図1および図2は第1の実施の形態の移動装置1を示したものである。この移動装置1は基板2の両端部に立設された軸受け3間に軸4が設置され、該軸4に複数のローラー5が回転自在に設置されて構成されている。また前記の軸受け3の設置間隔は、後述するプレキャストコンクリート梁(以下PC梁という)6の横幅よりも短いため、移動装置1がPC梁6からはみ出さずに設置できる。
【0010】
ローラー5は主筋の数だけ、例えば5つ設置され、軸4との間にグリスなどの潤滑剤7が充填されている。したがって、各ローラー5は別個に回転でき、その上に載置された主筋が独自に移動できるようになっている。
【0011】
図3は第2の実施の形態の移動装置8である。この移動装置8はローラー5の軸方向への移動、すなわち横ズレを防ぐ止め板9が、各ローラー5間の軸4に設置されたものであり、これ以外は第1の実施の形態の移動装置1と同じ構成である。この止め板9により、ローラー5上を移動する主筋が横ズレして、隣接するローラー5に載り上げるのを防ぐことができる。したがって、一つのローラー5で1本の主筋が移動できるようになっている。
【0012】
図4は第3の実施の形態の移動装置10である。この移動装置10はローラー5の外面が中央部から両端部に向かって漸次大径になったものであり、これ以外は第1の実施の形態の移動装置1と同じ構成である。このようにローラー5の中央部を低く、両端側を高くしたことにより、主筋の横ズレを防いで直線的な移動が行える。
【0013】
図5は第4の実施の形態の移動装置11である。この移動装置11は軸受け3の下部に操作棒を挿入するための切欠溝12が形成されたものであり、これ以外は第1の実施の形態の移動装置1と同じ構成である。この切欠溝12は軸受け3の下部および基板2の一部にかけて設けられ、図に示すように、操作棒13の先端を差し込んで鋼管14をテコにして移動装置11を持ち上げることにより、主筋15をスターラップ16に近づけて結束しやすくするものである。この切欠溝12は両側の軸受け3、または一方の軸受け3に設けることができる。
【0014】
図6〜図8は第1の実施の形態の移動装置1を使用した主筋15の移動方法について説明したものである。この移動装置1は、図6に示すように、PC梁6がトラック17の荷台に載せられているときに、図8に示すように、主筋15の下側に設置する。この実施の形態においては、PC梁6の中央部と両側の3箇所に設置して、5本の主筋15を各ローラー5に載せている。
【0015】
そして、各柱18間にPC梁6を設置し、この上に一人の鉄筋工19が載って主筋15を1本ずつ移動させる。この移動は、図7に示すように、鈎状鉄筋20で主筋15を引っかけて行うことができるので、鉄筋工19が屈むことなく、ほとんど立ったままの姿勢で行うことができる。なおこの実施の形態においてローラー5は5つであったが、主筋の数に応じて増減させることができる。
【0016】
【発明の効果】
移動装置を主筋の下側に設置したので、鉄筋工一人であっても主筋を簡単に移動することができる。
【0017】
主筋が各ローラーに1本ずつ載置されたため、主筋を1本ずつ、または全部を一度に移動することができる。
【0018】
主筋の移動時の横ズレを止め板で防ぐことができる。
【0019】
ローラーの中央部のへこんだ部分に主筋が設置できるので、主筋の直線的な移動ができる。
【0020】
切欠溝に操作棒の先端を差し込んで、移動装置を持ち上げると、主筋がスターラップに近づくので、その結束が簡単にできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態の移動装置であり、(1)は正面図、(2)は(1)のA−A線断面図である。
【図2】第1の実施の形態の移動装置の平面図である。
【図3】第2の実施の形態の移動装置であり、(1)は正面図、(2)は(1)のB−B線断面図である。
【図4】第3の実施の形態の移動装置であり、(1)は正面図、(2)は(1)のC−C線断面図である。
【図5】第4の実施の形態の移動装置であり、(1)は断面図、(2)は側面図である。
【図6】移動装置を主筋の下側に設置した図である。
【図7】PC梁上の主筋を移動させている図である。
【図8】(1)は主筋の下側に移動装置を設置したPC梁の一部省略側面図、(2)は同平面図、(3)は同断面図である。
【図9】従来の主筋の移動方法を示す図である。
【符号の説明】
1、8、10、11 移動装置
2 基板
3 軸受け
4 軸
5 ローラー
6 PC梁
7 潤滑剤
9 止め板
12 切欠溝
13 操作棒
14 鋼管
15、21 主筋
16 スターラップ
17 トラック
18 柱
19 鉄筋工
20 鈎状鉄筋
22 単管パイプ

Claims (4)

  1. 対向設置された軸受けに設けた軸に複数のローラーが回転自在に設けられ、該ローラーと軸との間に潤滑剤が充填され、前記軸受けの設置幅はプレキャストコンクリート梁の横幅よりも狭いことを特徴とする梁主筋用移動装置。
  2. ローラー上に載置された主筋の軸方向への移動を防ぐ止め板が、各ローラー間の軸に設置されたことを特徴とする請求項1に記載の梁主筋用移動装置。
  3. ローラーの外面は中央部から両端部に向かって漸次大径であることを特徴とする請求項1または2に記載の梁主筋用移動装置。
  4. 少なくとも一方の軸受けの下部には、操作棒を挿入するための切欠溝が形成されたことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の梁主筋用移動装置。
JP2003030733A 2003-02-07 2003-02-07 梁主筋用移動装置 Pending JP2004238977A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016023517A (ja) * 2014-07-24 2016-02-08 大成建設株式会社 移動治具および配筋方法

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