JP2004238108A - シート処理装置 - Google Patents

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JP2004238108A JP2003026870A JP2003026870A JP2004238108A JP 2004238108 A JP2004238108 A JP 2004238108A JP 2003026870 A JP2003026870 A JP 2003026870A JP 2003026870 A JP2003026870 A JP 2003026870A JP 2004238108 A JP2004238108 A JP 2004238108A
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Takashi Kuwata
隆 桑田
Atsushi Ogata
敦史 緒方
Yasuyoshi Hayakawa
保芳 早川
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Abstract

【課題】簡単にステイプラ(綴じ手段)を取り外して、綴り能力の高いステイプラ、すなわち綴り能力の大きいステイプラに交換することのできるシート処理装置を提供すること。
【解決手段】シート束に対して綴じ処理を行うシート処理装置において、装置本体と、前記シート束に対して綴じ処理を行う綴じ手段と、前記綴じ手段を内部に保持し前記装置本体に着脱可能に構成される保持手段と、前記保持手段が前記装置本体に装着された状態で、前記綴じ手段の綴り能力を検知する検知手段と、を有し、前記保持手段は、綴り能力の異なる綴じ手段を装着することが可能であることを特徴とする。
【選択図】 図8

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、画像形成されて搬送されるシートに対し、綴じ処理を行うシート処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、例えば複写機、プリンタ、ファクシミリ等の画像形成装置においては、画像形成された後の複写用紙等のシートに対する綴じ処理に要する手間を軽減するため、画像形成された後のシートを順次装置内に取り込み、このシートに対して綴じ処理を施すようにしたシート処理装置を備えたものがある。
【0003】
ここで、このようなシート処理装置としては、画像形成装置本体のシート排出口側の側面に設けられ、画像形成装置本体側で画像形成(印字)された後、順次、排出口から供給されるシートを整合し、この後、綴じ処理を施して排出するタイプのものが知られている。
【0004】
また、このような綴じ処理を行うための綴じ手段であるステイプラのステイプル部をシート処理装置外装内部に設けると共に、ステイプル部におけるジャム処理時、針交換時、或いはステイプラの故障による交換時においては、外装蓋を開けてジャム処理、針の交換、或はステイプラの交換をするタイプのものが多く知られている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このようなステイプル(綴じ)機能を有するシート処理装置においては、ステイプル部がシート処理装置の外装内部にビスで固定されているため、ステイプラの交換時、或は状態によっては、ジャム処理、針の交換等の場合でも、外装蓋を開けてビスをはずした後、ステイプラを取り外す必要があった。ここで、このようなステイプラの取り外しや交換は、手間もかかると共に外装内部での処理ということで操作性が悪くなる。
【0006】
また、綴り能力の大きいステイプラは、小さいステイプラと比較して大型のモータや針を使用する必要があるため、シート処理装置への取付を共通化できないという問題があった。そして、綴り能力の異なるステイプラを装着することができないため、ユーザがシート処理装置を購入後にさらに綴じ枚数を増やすためにアップグレードすることができなかった。このため、綴り能力の異なる製品を提供する場合には、綴り能力の異なるステイプラごとに、別々のシート処理装置を開発する必要があった。
【0007】
そこで、本発明は、このような現状に鑑みてなされたものであり、簡単にステイプラ(綴じ手段)を取り外して、綴り能力の高いステイプラ、すなわち綴り能力の大きいステイプラに交換することのできるシート処理装置を提供することを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するための、本発明の代表的な構成は、シート束に対して綴じ処理を行うシート処理装置において、装置本体と、前記シート束に対して綴じ処理を行う綴じ手段と、前記綴じ手段を内部に保持し前記装置本体に着脱可能に構成される保持手段と、前記保持手段が前記装置本体に装着された状態で、前記綴じ手段の綴り能力を検知する検知手段と、を有し、前記保持手段は、綴り能力の異なる綴じ手段を装着することが可能であることを特徴とする。
【0009】
【発明の実施の形態】
(第1実施形態)
以下、本発明の実施の形態を、図面を用いて詳細に説明する。図1は、本発明の第1実施形態に係るシート処理装置を備えた画像形成装置の一例であるレーザビームプリンタの全体構成を示す概略断面図である。
【0010】
同図において、100Aはレーザビームプリンタ、100はレーザビームプリンタ本体(以下、プリンタ本体という)であり、このレーザビームプリンタ100Aは単独にコンピュータ、或いはLAN等のネットワークに接続され、これらコンピュータやネットワークから送られた画像情報やプリント信号等に基づいて、所定の画像形成プロセスによってシートに画像形成(印字)し、排出するようになっている。
【0011】
また、300はシート処理装置であり、このシート処理装置300は、プリンタ本体100の上方に配されると共に、プリンタ本体100から機外に排出されるシートをシート処理装置内の搬送部を経由して画像面を下側にしたフェイスダウン状態で第一積載部300Bに載置した後、後述するスライドガイド301による整合を行い、所定のジョブ毎にシートを束ねて当該シートの1ヶ所又は複数箇所をステイプルして第二積載部325に排出積載したり、単にフェイスダウンで第二積載部325に排出積載するようになっている。ここで、シート処理装置300とプリンタ本体100とは、例えばケーブルコネクタ等で電気的に接続されている。また、シート処理装置300は、各部を格納するケーシング部300Aを有し、プリンタ本体100に着脱可能とされている。
【0012】
(プリンタ本体の構成)
次に、プリンタ本体100の各部の構成について、搬送されるシートSの搬送経路に沿って説明する。プリンタ本体100では、給送カセット200内にシートSが複数枚積載され、各種ローラによって最上位のシートS1が順次1枚ずつ分離給送されるようになっている。
【0013】
そして、コンピュータやネットワークから供給された所定のプリント信号により、給送カセット200から給送されたシートSは、まず所謂レーザービーム方式の画像形成プロセスによりトナー画像を形成する画像形成部101において上面にトナー画像が転写され、続いて下流側の定着器120で熱及び圧力を加えられることにより、このトナー画像が永久定着される。
【0014】
次に、画像が定着されたシートSは、排出ローラ130に至るまでの略U字状のシート搬送路で折り返されることにより画像面が反転し、このように画像面が下側になった状態でプリンタ本体100から外部にフェイスダウンで排出される。ここで、このシートSは不図示の制御部からの制御信号に基づいて回動するプリンタ本体100のフラッパ150の位置に応じて、例えば排出ローラ130によってプリンタ本体100の上部に設けられたフェイスダウン(FD)排出部125に排出されるか、シート処理装置300の第二積載部325に排出されるかが選択されるようになっている。
【0015】
(シート処理装置の構成及び動作)
次に、シート処理装置300の構成及びプリンタ本体100から搬送されたシートSがシート処理装置300に向かう場合の各部の動きについて、図2及び図3を用いて説明する。図2において、330aは排出上ローラ、330bは排出下ローラ、Mは駆動源としてのジョガーモータ、322はパドル、323はシート後端を突き当てるための基準壁である。ここで、同図に示すように、排出上ローラ330aと排出下ローラ330bで構成される排出ローラ対330は、上述したフラッパ150のシート搬送方向の下流側上方に配置され、不図示の駆動モータによって回転駆動される。
【0016】
また、排出上ローラ330aはパドル軸350を中心に回動可能なアーム330cに軸支されている。ジョガーモータMは、後述する整合手段としての各スライドガイド301、302を駆動するためのモータであり、本実施の形態ではステッピングモータが用いられている。
【0017】
また、パドル322は、ゴムなどの可撓性材料で構成され、パドル軸350にシート搬送方向と直交する方向に複数個固定されている。そして、プリンタ本体100からシートが排出されると、パドル軸350の駆動により時計まわりに回転するようになっており、これによりシートSはシート搬送方向と反対方向に移動して基準壁323に当接し、整合される。
【0018】
また、図3に示すように、本実施の形態のシート処理装置300では、シートの幅方向の整合を行う整合部材として、詳細を後述するスライドガイド301及びスライドガイド302が設けられている。また、同図において、Hはシート束に針打ちしてシート束に対して綴じ処理を行う綴じ手段であるステイプラであり、このステイプラHは画像形成されたシートの画像面の左上コーナー部に針打ちを行って各シートを綴じるため、スライドガイド301側に固定配置されている。
【0019】
そして、このような構成のシート処理装置300は、コンピュータ等から予め出力されたコマンドに基づいてステイプル処理を行うようになっており、このようなステイプル処理を行う場合には、まずステイプルされるシートSがプリンタ本体100に設けられた搬送ローラ121(図1参照)で排出される前に、不図示のソレノイドによりフラッパ150を図2(a)に示すように反時計回り方向に回動させ、紙パスをシート処理装置側に切り換える。
【0020】
これにより、シートSは搬送ローラ121によりシート処理装置300に搬入される。そして、このようにシート処理装置300に搬入されたシートSは、入口センサ390のフラグ391を時計回りに回転させ、これによりフラグ391がフォトセンサ392を透光させることで検知される。この後、入口ローラ対363により上方へ搬送される。
【0021】
ところで、本実施の形態において、このシート処理装置300は、シートをステイプルして第二積載部325に排出積載すること及び単にフェイスダウンで第二積載部325に排出積載することができるようになっている。
【0022】
(ステイプルしない場合の動作)
次に、フェイスダウンで第二積載部325にシートを排出積載する動作について説明する。この場合、図4(a)に示すように、シート搬入方向に対して右側のスライドガイド301及び左側のスライドガイド302の底面が、搬入されてくるシートSに当接しない位置に、つまりシートSを支持しないシートSの幅方向より所定量だけ外側の位置に退避している。
【0023】
したがって、入口ローラ対363により搬送されたシートはステイプルローラ対320を通過した後、ステイプラHの間口を通過してから排出ローラ対330により搬送され、図4(b)の矢印及び図2(b)に示すように第二積載部325に向けて落下して行く。
【0024】
(ステイプルする場合の動作)
次に、シートをステイプルして第二積載部325に排出積載する動作について説明する。この場合、スライドガイド301、302は、図3(a)に示すようにスライドガイド301、302の壁面に設けられた基準ピン303、304が、搬入されてくるシートSと干渉しないような位置に退避している。
【0025】
またこのとき、2つのスライドガイド301、302の底面の端面の間隔はシートSの幅より小さい位置にあり、2つのスライドガイド301、302がこのような位置にあることにより、進入してくるシートSを支持する第一積載部300Bを構成することができるようになっている。
【0026】
したがって、入口ローラ対363により搬送されたシートはステイプルローラ対320を通過した後、ステイプラHの間口を通過してから排出ローラ対330により搬送されて、スライドガイド301、302により構成される第一積載部300Bのガイド面上へ搬送される。
【0027】
ここで、第一積載部300Bのガイド面は、図5(a)に示すように、水平方向に対して所定角度で傾斜するとともに、シート搬入方向の上流側と下流側とで相互に異なった傾斜角度となっており、具体的には上流側の所定区間と下流側の所定区間との間で傾斜角度αで屈曲する屈曲部300Cが形成されている。なお、このような屈曲部300Cを有することにより、各スライドガイド301、302ではガイドされないシートSの中央部の撓みを防止している。
【0028】
一方、このように1枚目のシートがスライドガイド301、302により形成される面上に搬送された直後に、図5(b)に示すようにアーム330cが反時計回りに回動し、これによりアーム330cに軸支されている排出上ローラ330aが上方向に退避し、排出ローラ対330が離間される。
【0029】
また、これと同時に排出ローラ対330に接続されていた駆動を切断し、排出上ローラ330a及び排出下ローラ330bの回転を停止させる。この結果、シートSの後端がステイプルローラ対320を完全に抜けると、シートSは自重で搬送方向と反対方向に戻り、基準壁323方向に移動する。
【0030】
次に、左側のスライドガイド302のみが動作し、第一積載部300B上に積載されたシートSの幅方向の整合動作が開始される。具体的には、スライドガイド302がモータMに駆動されて、図3の右側に移動することでスライドガイド302に設けられた基準ピン304がシートSの左側面に当接してスライドガイド301側にシートSを押し込む。
【0031】
そして、シートSの右側面がスライドガイド301に設けられた基準ピン303に突き当たることで、シートの幅方向の整合が行われる。シートが基準ピン303に当接して整合された位置で設定されたステイプル位置にシートSが移動するように設定されている。整合動作後、スライドガイド302がシートSの幅より広がる方向に移動し、再び待機ポジションで次のシートの搬送に対応できるようにする。
【0032】
(スライドガイドの構成)
ここで、スライドガイド301、302の構成について詳細に説明する。各スライドガイド301、302は、図3に示すようにモールドフレームに設けられたガイドピン313a及び板金フレームに設けられたガイドピン313bの計4本でガイドされることにより、図3の左右方向、すなわちシート搬送方向に直角な方向(幅方向)に往復移動可能とされると共にジョガーモータMからの駆動力により移動するようになっている。
【0033】
また各スライドガイド301、302は、シート搬送方向下流からから見ると、図3(b)に示すように、シートSの両サイドをガイドする各壁部とシートSの上下面を支持する支持部とにより、断面略コ字型の形状を呈しており、このコ字型の下面によって第一積載部300B上に排出される各シートを支持し、シートSの幅方向中央部についてはガイドしない構成となっている。
【0034】
さらに、スライドガイド302には段ギア317と噛み合う平板歯車を有するスライドラック312が設けられている。またスライドガイド301にも段ギア317と噛み合う平板歯車を有するスライドラック312が取り付けられている。
【0035】
ここで、スライドラック312は、コイル状のバネ314を介してスライドガイド301に対して相対移動可能に設けられている。なお、このバネ314は、その一端側がスライドガイド302に当接し、他端側がスライドラック312に当接し、スライドガイド301とスライドラック312とを広げる方向に付勢している。また、スライドラック312は、スライドガイド301側のエンボス部301aを移動させる角穴部312aを有している。
【0036】
さらにスライドガイド301の側壁には耐磨耗にすぐれた金属で構成される2本の基準ピン303が、スライドガイド302の側壁には2本の基準ピン304がそれぞれ設けられており、シートを整合するときには、既述したようにスライドガイド302が移動して、シートの両側端面305、306に、基準ピン304、基準ピン303が当接する。また、スライドガイド301及びスライドガイド302は、段ギア317及ジョグ板金フレームにより高さ方向を支持されている。
【0037】
(スライドガイドの動作)
次に、各スライドガイド301、302の動作について説明する。シート処理装置300に電源が入ると、ステイプルローラ対320が回転を開始し、次にジョガーモータMが回転して段ギア317が回転することで、スライドガイド302のラック部310が駆動されて外側に退避する。
【0038】
またスライドガイド301は、ジョガーモータMが回転して段ギア317が回転すると、まずスライドラック312が相対移動し、スライドラック312の角穴部312aがスライドガイド301のエンボス部301aの図3の右側端面に当接した後、角穴部312aで押圧されることにより外側に退避する。
【0039】
スライドガイド301にはスリット部301Sが設けられており、スリット部301Sが所定の退避距離まで移動すると、図4(b)に示すように、フォトセンサ316が透光し、その時点でジョガーモータMが停止する。以下、この位置をホームポジションという。
【0040】
一方、シートSがシート処理装置300に進入する信号がプリンタ本体100から入力されると、ジョガーモータMが回転し、スライドガイド301、302が内側に移動し、図3に示すように進入するシートSの幅よりも所定量dだけ広い位置で停止する。この位置において、スライドガイド301は、ストッパ301bがガイドピン313aに当接し、それ以上内側には移動できない状態となる。以下、この位置を待機位置という。なお、この待機位置ではスライドガイド301の側面が整合動作時の基準位置になる。
【0041】
ここで、本実施の形態では、シートSのサイズ(幅)が通紙可能な最大サイズである場合に、両側の隙間がそれぞれ所定量d、dとなるように、スライドガイド301、302の待機位置が設定されている。
【0042】
なお、これよりも幅の狭いシートを整合する場合には、これに応じた分だけスライドガイド302が右側に移動することにより、図3に示す待機位置における左側の隙間が常に所定量dとなる。一方、この場合には、シートとスライドガイド302との隙間は、所定量dよりも幅狭となった量の半分だけ広がることになる。
【0043】
一方、図6に示すようにスライドガイド301、302により幅方向の整合を行った後、両スライドガイド301、302が若干量外側に退避することによりシートSの整合方向の規制をラフ状態にし、シートSがシート搬送方向に移動可能な状態にする。この後、図5(b)に示すように、パドル322がパドル軸350を中心に時計回りにシートSの上面に当接しながら一回転し、これによりシートSが基準壁323に突き当てられて整列する。
【0044】
そして、これらの動作でシート搬送方向および幅方向の整合が可能となる。なお、このように整合された状態を保つために図6に示すように整合された状態のシートの右端面近傍に、図3のA方向矢視図である図7に示すように摩擦部材400aを設けたレバー400bが上下方向に移動して整合されたシートSを押圧するスタンプ手段400が設けられている。
【0045】
ここで、このスタンプ手段400は上下方向に回動するレバー400bを備えており、整合動作が終了した後、次に進入するシートが、整合されたシートに当接する前に、図7(b)に示すように上方回動していたレバー400bを下方回動させ、図7(a)に示すようにシート上面を押圧することにより、次のシートにより整合された状態のシートが移動し、整合が乱れるのを防ぐようにしている。
【0046】
なお、このようにして1枚目のシートの整合が終了した後、2枚目のシートが搬送されるが、この場合、2枚目以降のシートの搬送時には、排出ローラ対330が離間されているため、シートSの後端がステイプルローラ対320を完全に抜けると、シートは自重で搬送方向と反対方向に戻り、基準壁323方向に移動する。なお、ここからの整合動作は1枚目と全く同様であるので説明を省略する。
【0047】
そして、このような動作を繰り返し行い、1ジョブの最後(n番目)のシート(Sn)を整合する動作を行い、スライドガイド302に設けられた各基準ピン304がシートの左側面をスライドガイド301の各基準ピン303に突き当て、スライドガイド302の移動を停止した図6の状態で、シート束の後端右側に位置する小型のステイプラHで後端右側の位置をステイプルする。
【0048】
ここで、この構成及び動作によれば、各シートの整合動作中はスライドガイド301が基準位置で停止して移動せず、スライドガイド302のみが移動して各シートの左側端部が基準位置に揃うので、スライドガイド301側に固定配置されたステイプラHによる綴じ処理が正確かつ確実に行われる。
【0049】
さらには、1ジョブにおいて搬入される各シートの幅にばらつきがある場合や1ジョブ内でシートサイズが例えばLTRからA4に変化した場合であっても、各シートの左端部の位置が一定に揃えられるので、ステイプラHによる綴じ処理の仕上がりが正確かつ綺麗になり、優れた効果が得られる。
【0050】
一方、このようにしてステイプル動作が終了すると、図5(c)に示すように、アーム330cが時計回りに回転することでアーム330cに軸支されている排出上ローラ330aが下方向に移動して、排出ローラ対330が形成されると同時に排出ローラ対330を駆動して排出上ローラ330aおよび排出下ローラ330bの回転を開始する。これにより、シート束Sは排出ローラ対330に挟持されてスライドガイド301、302により形成される第一積載部300B上に搬送される。
【0051】
そして、この後、シート束Sが排出ローラ対330から完全に排出されると、ジョガーモータMが回転駆動されることにより、図6に示す状態からスライドガイド302が広がる方向に移動する。なお、このスライドガイド302の移動開始時には、スライドガイド301側は、スライドラック312が図6の右側に移動し、スライドガイド301自体は直ちには移動しない。
【0052】
そして、スライドガイド302の位置が図3に示す待機位置を過ぎると、スライドラック312の角穴部312aの端面がスライドガイド301のエンボス部301aと当接して、スライドガイド301が図3の右側に移動を開始し、両スライドガイド301、302が移動する。
【0053】
さらにこの後、両スライドガイド301、302の間隔がシートの幅近傍又はそれより広くなったとき、スライドガイド301、302に支持されているステイプル済みのシート束は、図5(c)に示すように下方に落下し、第二積載部325に積載される。以上が、本実施の形態におけるプリンタ本体及びシート処理装置の構成及び一連の動作である。
【0054】
(ステイプラHの構成)
次に、シート束の後端右側に位置するステイプラHの構成について説明する。図8(a)はステイプラの説明図であり、図8(b)は内部を説明するための断面図である。本実施の形態におけるステイプラHは、針カートリッジ取出ノブ504と、ステイプラ本体(綴じ手段)503と、ステイプラ本体の高さを合わせるためのアダプタ509、ケーブルコネクタ603、ケーブル507、ケーブルを弾性的に支持するケーブルバネ508、綴り能力15枚のステイプラ本体503を保持し、かつステイプラHの外観を形成する保持部であるステイプルカバー(保持手段)505により構成されている。
【0055】
なお、図9はシート処理装置300の右側面図であり、同図に示すように、ステイプルカバー505はシート処理装置本体300Dの外装も兼ねた構成となっている。そして、このようにステイプルカバー505がシート処理装置本体300Dの外装を兼ねるようにすることにより、ステイプラHに備わるステイプル部におけるジャム処理・針交換時には、ユーザーはわざわざ外装蓋を開けてジャム処理、あるいは針交換を行う必要がなくなり、手間を省略することができ、操作性を向上させることができる。また、外装に蓋を設ける必要がなくなるため、構造が簡単となり、またコストを低減させることができる。なお、同図において、針カートリッジ取出ノブ504が配設されており、針を交換する際には、針カートリッジ取出ノブ504を引き出した後、針の交換を行うようにしている。
【0056】
また、ステイプラHは図10(a)に示すように軸506を中心に回転(移動)自在にシート処理装置本体300Dに設けられている。即ち、ステイプラHは、図10(a)に示すシート束を綴じる位置であるステイプル動作ポジションと、図10(b)に示すステイプラHの取り外しが可能な取り外しポジションとに選択的に移動可能となると共に、各ポジションにおいて不図示のラッチ機構によってクリック感をもって保持できる構成となっている。
【0057】
ここで、本実施の形態におけるプリンタ本体100及びシート処理装置300のユーザーアクセス方向は図11に示すようにプリンタ本体100のオペレーションパネル501及び給送カセット502の取り出し方向である矢印A方向である。
【0058】
そして、図10(b)に示す取り外しポジションにおける針カートリッジ取出ノブ504の位置は、図10(a)に示すステイプル動作ポジションにおける位置に対し、本実施の形態におけるシート処理装置300のユーザーアクセス方向となる矢印A方向に近い位置となる。
【0059】
(ステイプラの不具合時の操作)
次に、このような構成のシート処理装置300のステイプラHに備わるステイプル部における針づまり、或いはステイプラHが故障した時におけるユーザーの操作について説明する。
【0060】
この場合、ユーザーは図10(a)及び図12(a)に示すようにユーザーアクセス側より手動で直接、ステイプル動作ポジションにあるステイプラHを軸506を中心に回動させ、図10(b)及び図12(b)に示す取り外しポジションに移動させる。
【0061】
なお、ステイプル動作ポジションにあるとき、ステイプラHは不図示のラッチ機構により一定の力でステイプル動作ポジションに保持されているが、手動作により回動され、ステイプル動作ポジションから移動すると、ラッチ機構の保持力は解除される。
【0062】
一方、この後、取り外しポジションまでステイプラHを回動させると、それまで図10(a)に示すようにシート処理装置本体内に収納されていたステイプルカバー505の上面に突設された回動中心軸506(図8参照)を含む軸部材である爪部601が図10(b)に示すように露出した状態になる。
【0063】
ここで、この爪部601はシート処理装置本体300Dに弾性的に回動中心軸506を係合することにより、ステイプラHをシート処理装置本体300Dに保持するものである。そして、この爪部601は、ステイプラHが取り外し可能位置である取り外しポジションに移動した際、シート処理装置本体300Dとの弾性的な係合を解除してステイプラHを取り外す操作が可能な位置、即ち図10(b)に示すように露出した位置に移動するようになっている。
【0064】
なお、図13は取り外しポジションまで回動した状態のステイプラHを取り外す手順を示す図であり、ステイプラHを取り外す場合は、まず図13(a)に示すようにステイプラHのステイプルカバー505と一体に回動して露出した状態となっている爪部601を上方より押圧する。ここで、この爪部601は下方に撓むことが可能になっており、このように上方より押圧すると、この爪部601は図13(b)に示すように下方に撓み、これにより回動中心軸506を、シート処理装置本体300Dに形成されている上部軸穴602から抜き出すことができる。そして、このように回動中心軸506を上部軸穴602から抜き出した後、図13(c)に示す矢印方向に引き抜くことにより、ステイプラHをシート処理装置本体300Dより取り外すことができる。
【0065】
このように、ステイプラHをシート処理装置本体300Dに着脱自在に、かつシート束を綴じる位置であるステイプル動作ポジションと取り外しポジションとに移動可能に設ける一方、ステイプラHを回動中心軸506を含む爪部601によりシート処理装置本体300Dに着脱自在に保持し、さらにステイプラHが取り外しポジションに移動した際に、爪部601がステイプラHを取り外す操作が可能な状態となるようにすることにより、簡単にステイプラHを取り外すことができる。
【0066】
なお、本実施の形態では、この爪部601は図10(a)及び図12(a)に示すステイプル動作ポジションにおいて、シート処理装置本体内部に隠れるようになっており、このように通常、爪部601がシート処理装置本体内部に隠れるようにすることにより、シート処理装置300の外観デザインを向上させることができる。
【0067】
図14に示すように、このステイプラHは、シート処理装置本体300Dに設けられた本体側コネクタ307と電気的に接続されるケーブルコネクタ603を備えている。
【0068】
ステイプラHが取り外しポジションにおいて爪部601を押圧して回転中心軸506を上部軸穴602から外して、ステイプラHを外側に引き出すと、ケーブルは本体側コネクタ307に接続されたまま、図8(b)に示すように、ケーブル支持バネは矢印方向に撓んで、ケーブル507はステイプラHから引き出された状態になる。この状態で本体側コネクタ307からステイプラのケーブルコネクタ603を抜き出すことでステイプラHが完全に取り外すことができる。
【0069】
前述したステイプラHは綴り能力15枚のものについて説明してきたが、ここからは、同じ本体装置に装着可能な綴り能力30枚のステイプラH’について説明する。図15はステイプラH’を示す断面図である。
【0070】
ステイプラHとの相違点は、綴じ枚数が多くなったことでステイプラ本体(綴じ手段)703が大型化して、アダプタ509が必要なくなったことである。一般的に綴り能力の大きいステイプラは、小さいステイプラと比較して大型のモータや針を使用する必要があるため大型である。前述したアダプタ509はステイプラ本体が異なっていてもステイプル面の高さhが一定になるように設けられた取付用調整部材である。また、針カートリッジ704も綴り能力にあわせて針の長さが変更となっている。
【0071】
しかしながらステイプルカバー505、ケーブルコネクタ603など装置本体との接続部やステイプル面の高さhが共通であるためステイプラHおよびステイプラH’ともに装置本体に装着可能な構成をとる。本発明では、アダプタ509を設けたことにより綴り能力15枚のステイプラ本体503を共通のステイプルカバー505に取り付けられる構成をとるが、綴り能力の異なるステイプラ本体に対応したステイプルカバーを別々に用意しても良い。
【0072】
ここで装置本体300とステイプラHおよびステイプラH’の電気的な接続について説明する。装置本体にはコネクタ307が設けられ、ステイプラHおよびステイプラH’にはケーブルコネクタ603が設けられている。ステイプラHおよびステイプラH’のケーブルコネクタは図示しないが8ピンで構成されていて1番〜7番ピンにはモータ、GND、センサなどのステイプラの動作に必要なピン配置がなされている。
【0073】
8番ピンにはステイプラ本体の情報が割り当てられており、綴り能力30枚綴じのステイプラH’の場合は8番ピンがHigh、綴り能力15枚綴じのステイプラHの場合に8番ピンがLowになるように設定されている。したがってそれぞれのステイプラのケーブルコネクタ603を装置本体のコネクタ307に装着し、電気的に接続させた状態で、装置本体300は8番ピンの信号により、綴り能力が15枚のステイプラHが装着されたか、最大ステイプラ30枚のステイプラが装着されたかを検知することができる。即ち本実施形態の場合、本体側コネクタ307に、ケーブルコネクタ603の8番ピンの情報を検知する検知手段を有する。
【0074】
この8番ピンに割り当てられたステイプラ本体の綴り能力等の情報にもとづいて、装置本体の制御手段が、それぞれのステイプラに合わせてプリントジョブを許可する最大綴じ枚数を変更する。また、ステイプラ本体のモータの電流の設定を変更する。これにより、装着されたステイプラに適した制御ハード的、ソフト的な対応が可能となる。尚、本実施形態においては8番ピンにステイプラの情報を割り当てたが、これに限るものではなく、ケーブルコネクタのいずれの箇所にステイプラの情報を割り当てて、装置本体に当該情報を伝達する方式にしてもよい。
【0075】
さらに、ステイプラによりステイプル針の容量や残量表示の検知位置が異なるため、針残量の検知を変更する。たとえばステイプルの針が少量になったことを検知するセンサからの情報はステイプラによって残りの残量が異なる。このため、完全にステイプラが無くなるまでの針の数に差があるのでユーザへの提示のタイミングや残量情報の提示の方法を変更することなどが必要となる。
【0076】
以上、説明したように綴り能力の異なるステイプラを装着可能な装置本体を構成し、それらの綴り能力の情報をコネクタの少なくとも1つ以上のピンを利用してその情報を検知することにより、綴り能力に合った制御が可能となる。
【0077】
これにより、ユーザがシート処理装置を購入後に、綴り能力が大きいステイプラに変更すること(アップグレード)が可能となる。また、綴り能力の異なるステイプラを同じシート処理装置に取り付けることが可能であるため綴じ枚数の異なる複数のシート処理装置を容易にユーザに提供できる。
【0078】
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態について説明する。第2実施形態では、第1実施形態と比較して装置本体300側のコネクタ部が8ピン対応のコネクタ307に加えて、その上方に6ピン対応のコネクタ750が設けられている。ステイプラ側は、図16に示す綴り能力15枚のステイプラ本体(綴じ手段)503が装着されたIは、第1実施形態のステイプラHと比較して、ケーブル507の先端に設けられた8ピンのケーブルコネクタ603が6ピンのケーブルコネクタ770に変更されたものである。
【0079】
図17に示す綴り能力30枚のステイプラが装着されたH’は第1実施形態と全く同じである。綴り能力15枚のステイプラIのケーブルコネクタ770は、装置本体のコネクタ750に接続可能であり、綴り能力30枚のステイプラH’は装置本体のコネクタ307に接続可能な構成をとる。
【0080】
装置本体300はコネクタ307、コネクタ750のいずれかに接続されたかを検知する検知手段を有することで、装置本体300に、綴り能力15枚のステイプラIが接続されたか、綴り能力30枚のステイプラH’が接続されたかを検知し判別することができる。
【0081】
この情報にもとづいて装置本体の制御手段が、それぞれのステイプラに合わせて、プリントジョブを許可する最大綴じ枚数を変更する。また、ステイプラ本体のモータの電流の設定を変更する。これにより、装着されたステイプラに適した制御ハード的、ソフト的な対応が可能となる。
【0082】
さらに、ステイプラによりステイプル針の容量や残量表示の検知位置が異なるため、針残量の検知を変更する。たとえばステイプルの針が少量になったことを検知するセンサからの情報はステイプラによって残りの残量が異なる。このため、完全にステイプラが無くなるまでの針の数に差があるのでユーザへの提示のタイミングや残量情報の提示の方法を変更することなどが必要となる。
【0083】
以上、説明したように綴り能力の異なるステイプラを装着可能な装置本体を構成し、それらの綴り能力を接続されたコネクタを判別することで、検知することにより、それぞれに合った制御が可能となる。これにより、ユーザがシート処理装置を購入後に、最大綴じ枚数が大きいステイプラに変更すること(アップグレード)が可能となる。
【0084】
また、綴り能力の異なるステイプラを同じシート処理装置に取り付けることが可能であるため綴じ枚数の異なる複数のシート処理装置を容易にユーザに提供できる。この方式によれば、綴り能力の異なるステイプラのピン配置に自由度ができる。
【0085】
(第3実施形態)
次に、本発明の第3実施形態について説明する。
【0086】
第3実施形態では、第1実施形態と比較して装置本体300側にフォトセンサ820を設けたことが異なる。ステイプラ側は、ステイプルカバーが、第1実施形態のステイプルカバー505に開口部805aを設けたステイプルカバー(保持手段)805に変更されており(図19参照)、又はアダプタ509にフラグ部809aを設けたアダプタ809に変更されている(図18参照)。
【0087】
綴り能力15枚のステイプラ本体(綴じ手段)503が装着されたステイプラJにはアダプタ809が設けられる。図18に示すように、アダプタ809のフラグ部809aは、ステイプラJが装置本体300に装着された状態で、フォトセンサ820を遮光する。
【0088】
一方、綴り能力30枚のステイプラが装着されたJ’にはアダプタ809が装着されないので、図19に示すようにステイプラJが装置本体300に装着された状態で、フォトセンサ820をしない。
【0089】
フォトセンサ820を遮光状態を検知することで、装置本体に、綴り能力15枚のステイプラ本体503を有するステイプラJが接続されたか、綴り能力30枚のステイプラ本体703を有するステイプラJ’が接続されたかを検知することができる。
【0090】
この情報にもとづいて装置本体の制御手段が、それぞれのステイプラに合わせて、プリントジョブを許可する最大綴じ枚数を変更する。また、ステイプラ本体のモータの電流の設定を変更する。これにより、装着されたステイプラに適した制御ハード的、ソフト的な対応が可能となる。
【0091】
さらに、ステイプラによりステイプル針の容量や残量表示の検知位置が異なるため、針残量の検知を変更する。たとえばステイプルの針が少量になったことを検知するセンサからの情報はステイプラによって残りの残量が異なる。このため、完全にステイプラが無くなるまでの針の数に差があるのでユーザへの提示のタイミングや残量情報の提示の方法を変更することなどが必要となる。
【0092】
以上、説明したように綴り能力の異なるステイプラを装着可能な装置本体を構成し、フラグ部を装置本体側のセンサ(検知手段)で判別することで、それぞれの綴り能力に合った制御が可能となる。これにより、ユーザがシート処理装置を購入後に、最大綴じ枚数が大きいステイプラに変更すること(アップグレード)が可能となる。
【0093】
また、綴り能力の異なるステイプラを同じシート処理装置に取り付けることが可能であるため綴じ枚数の異なる複数のシート処理装置を容易にユーザに提供できる。
【0094】
本実施形態によれば、コネクタ部に制約条件を与えることなく綴り能力の異なるステイプラを判別できるとともに、第1、第2実施形態と併用すればより多くの綴り能力のステイプラの判別をも可能にする。
【0095】
[実施態様]
本発明の実施態様の例を以下に列挙する。
【0096】
[実施態様1]
シート束に対して綴じ処理を行うシート処理装置において、
装置本体と、
前記シート束に対して綴じ処理を行う綴じ手段と、
前記綴じ手段を内部に保持し前記装置本体に着脱可能に構成される保持手段と、
前記保持手段が前記装置本体に装着された状態で、前記綴じ手段の綴り能力を検知する検知手段と、
を有し、
前記保持手段は、綴り能力の異なる綴じ手段を装着することが可能であることを特徴とするシート処理装置。
【0097】
[実施態様2]
前記保持手段にアダプタを装着することで、異なる綴り能力の綴じ手段に装着可能になることを特徴とする実施態様1に記載のシート処理装置。
【0098】
[実施態様3]
前記保持手段は、前記綴じ手段によりシート束を綴じる綴じ位置と、前記装置本体から取り外しが可能な取外し位置とに移動可能に構成されることを特徴とする実施態様1又は2に記載のシート処理装置。
【0099】
[実施態様4]
前記保持手段は、前記装置本体に弾性的に係合する爪部を有し、
前記爪部は、前記保持手段が綴じ位置にあるときには装置本体に係合し、前記保持手段が取外し位置にあるときには装置本体への係合が解除される構成であることを特徴とする実施態様3に記載のシート処理装置。
【0100】
[実施態様5]
前記検知手段は、
前記綴じ手段と前記装置本体とを繋ぐケーブルコネクタに配設された、少なくとも一つの信号ラインの情報に基づいて、前記綴じ手段の綴り能力を判別することを特徴とする実施態様1乃至4のいずれかに記載のシート処理装置。
【0101】
[実施態様6]
前記検知手段は、
前記綴じ手段と前記装置本体とを繋ぐケーブルコネクタが、前記装置本体に対して繋がる位置を検知することで、前記綴じ手段の綴り能力を判別することを特徴とする実施態様1乃至4のいずれかに記載のシート処理装置。
【0102】
[実施態様7]
前記検知手段は、
前記保持手段に、前記綴じ手段の綴り能力に応じて配設されたフラグの有無を検知することで、前記綴じ手段の綴り能力を判別することを特徴とする実施態様1乃至4のいずれかに記載のシート処理装置。
【0103】
[実施態様8]
前記検知手段で検知し判別した情報に基づいて、シート束を綴じる枚数を変更する制御手段を有することを特徴とする実施態様1乃至7のいずれかに記載のシート処理装置。
【0104】
[実施態様9]
前記検知手段で検知し判別した情報に基づいて、前記綴じ手段の電流制御を変更する制御手段を有することを特徴とする実施態様1乃至7のいずれかに記載のシート処理装置。
【0105】
[実施態様10]
前記検知手段で検知し判別した情報に基づいて、針残量検知の方法を変更する制御手段を有することを特徴とする実施態様1乃至7のいずれかに記載のシート処理装置。
【0106】
[実施態様11]
画像形成部と、
前記画像形成部により画像が形成されたシートに対して、綴じ処理を行う実施態様1乃至10のいずれかに記載のシート処理装置と、
を有する画像形成装置。
【0107】
【発明の効果】
以上のように、本発明においては、シート束に対して綴じ処理を行うシート処理装置において、装置本体と、前記シート束に対して綴じ処理を行う綴じ手段と、前記綴じ手段を内部に保持し前記装置本体に着脱可能に構成される保持手段と、前記保持手段が前記装置本体に装着された状態で、前記綴じ手段の綴り能力を検知する検知手段と、を有し、前記保持手段は、綴り能力の異なる綴じ手段を装着することが可能であるため、簡単に前記綴じ手段を取り外して、綴り能力の高いステイプラ、すなわち綴り能力の大きいステイプラに交換することのできるシート処理装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係るシート処理装置を備えた画像形成装置の一例であるレーザビームプリンタの全体構成を示す概略断面図。
【図2】シート処理装置の構成及びプリンタ本体から搬送されたシートがシート処理装置に向かう場合の各部の動きを説明する図。
【図3】シート処理装置の要部平面図及び要部側面図。
【図4】シート処理装置に設けられたスライドガイドがホームポジションに位置してシート束が落下する状態を示す図。
【図5】シート処理装置の綴じ動作における各部の動きを説明する図。
【図6】スライドガイドによりシートを整合した状態を示す図。
【図7】図3のA方向矢視図。
【図8】綴り能力15枚のステイプラの構成を示す図。
【図9】シート処理装置の側面図。
【図10】ステイプラのステイプル動作ポジション及び回動ポジションを示す図。
【図11】シート処理装置のユーザーアクセス方向を示す斜視図。
【図12】ステイプラの回動動作を示す斜視図。
【図13】ステイプラを取り外す手順を示す図。
【図14】ステイプラのシート処理装置本体への装着状態を示す図。
【図15】綴り能力30枚のステイプラの構成を示す図。
【図16】本発明の第2実施形態に係るシート処理装置における綴り能力15枚のステイプラの構成を示す図。
【図17】本発明の第2実施形態に係るシート処理装置における綴り能力30枚のステイプル部の構成を示す図。
【図18】本発明の第3実施形態に係るシート処理装置における綴り能力15枚のステイプラの構成を示す図。
【図19】本発明の第3実施形態に係るシート処理装置における綴り能力30枚のステイプラの構成を示す図。
【符号の説明】
H …ステイプラ、M …ジョガーモータ、S …シート、
100 …プリンタ本体、100A …レーザビームプリンタ、
101 …画像形成部、120 …定着器、121 …搬送ローラ、125 …排出部、
130 …排出ローラ、150 …フラッパ、200 …給送カセット、
300 …シート処理装置、300A …ケーシング部、
300B …第一積載部、300C …屈曲部、300D …シート処理装置本体、
301 …スライドガイド、301S …スリット部、
301a …エンボス部、301b …ストッパ、302 …スライドガイド、
303 …基準ピン、304 …基準ピン、305 …端面、306 …端面、
307 …本体側コネクタ、310 …ラック部、
312 …スライドラック、312a …角穴部、
313a …ガイドピン、313b …ガイドピン、314 …バネ、
316 …フォトセンサ、317 …段ギア、320 …ステイプルローラ対、
322 …パドル、323 …基準壁、325 …第二積載部、330 …排出ローラ対、
330a …排出上ローラ、330b …排出下ローラ、330c …アーム、
350 …パドル軸、363 …入口ローラ対、390 …入口センサ、
391 …フラグ、392 …フォトセンサ、
400 …スタンプ手段、400a …摩擦部材、400b …レバー、
501 …オペレーションパネル、502 …給送カセット、503 …ステイプラ本体、
504 …針カートリッジ取出ノブ、505 …ステイプルカバー、
506 …回動中心軸、507 …ケーブル、508 …ケーブルバネ、509 …アダプタ、
601 …爪部、602 …上部軸穴、603 …ケーブルコネクタ、
703 …ステイプラ本体、704 …針カートリッジ、750 …コネクタ、
770 …ケーブルコネクタ、
805 …ステイプルカバー、805a …開口部、
809 …アダプタ、809a …フラグ部、820 …フォトセンサ、

Claims (1)

  1. シート束に対して綴じ処理を行うシート処理装置において、
    装置本体と、
    前記シート束に対して綴じ処理を行う綴じ手段と、
    前記綴じ手段を内部に保持し前記装置本体に着脱可能に構成される保持手段と、
    前記保持手段が前記装置本体に装着された状態で、前記綴じ手段の綴り能力を検知する検知手段と、
    を有し、
    前記保持手段は、綴り能力の異なる綴じ手段を装着することが可能であることを特徴とするシート処理装置。
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