JP2004237162A - ガス処理装置および半導体装置の製造方法 - Google Patents

ガス処理装置および半導体装置の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】ガス中の反応性成分について優れた分解能力を有するガス処理装置および該ガス処理装置を用いた半導体装置の製造方法を提供する。
【解決手段】本発明のガス処理装置は、反応性成分を含有するガスを減圧した後排出する副ポンプ24と、副ポンプ24から排出されたガスに含まれる前記反応性成分を分解した後排出するプラズマ分解装置26と、プラズマ分解装置26から排出されたガスを減圧した後排出する主ポンプ28と、を含む。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ガス処理装置および該ガス処理装置を用いた半導体装置の製造方法に関する。
【0002】
【背景技術】
ガス状の反応性成分を分解する装置の一つとして、プラズマ分解装置が用いられている。このプラズマ分解装置は、例えば、PFC(perfluoro−compounds)ガスやCFC(chlorofluoro−compounds)ガス等の有機ハロゲン化化合物を、より低分子のガスへと分解することができる。これらのガス(有機ハロゲン化化合物)は、いわゆる温室効果ガスとして知られている。この温室効果ガスは、地球温暖化の原因物質といわれている。地球温暖化の進行を抑制するために、これらのガスが大気中へと放出するのを最小限に食い止めることが国際的に求められている。
【0003】
また、前述したガスは、従来、冷蔵庫、エアーコンデシショナー、自動車等の冷却材として使用されており、これらの機器を廃棄する際にこれらのガスが大気中に放出されることが大きな問題となっている。また、半導体装置の製造工程においても、前述したガスが使用されており、使用後にこれらのガスを適切に処理することが求められている。そこで、前述したように、前述したガスを分解する手段の一つとして、プラズマ分解装置を用いた処理方法が用いられている。また、このプラズマ分解装置は、前述したガス以外の有害物質を分解する手段としても広く用いられている。
【0004】
一般的なプラズマ分解装置としては、例えば、次のものがある(特許文献1参照)。
【0005】
【特許文献1】
特開2001−274000号公報(第9図および第10図)。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的は、ガス中の反応性成分について優れた分解能力を有するガス処理装置および該ガス処理装置を用いた半導体装置の製造方法を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明のガス処理装置は、
反応性成分を含有するガスを減圧した後排出する副ポンプと、
前記副ポンプから排出されたガスに含まれる前記反応性成分を分解した後排出するプラズマ分解装置と、
前記プラズマ分解装置から排出されたガスを減圧した後排出する主ポンプと、を含む。
【0008】
ここで、「反応性成分」とは、プラズマ分解装置内で反応する成分をいい、「反応性成分を含有するガス」とは、ガス中に含まれる成分の一部が反応性成分であるガスのほか、反応性成分のみからなるガスを含むものとする。
【0009】
本発明のガス処理装置によれば、上記構成を有することにより、前記プラズマ分解装置内のガスの圧力を、前記副ポンプにて制御することができる。すなわち、前記副ポンプによって前記プラズマ分解装置内のガスの減圧状態を制御することにより、前記プラズマ分解装置内のガスの圧力を、反応に適した圧力に制御することが可能となる。その結果、前記プラズマ分解装置におけるガスの分解能力を高めることができる。
【0010】
この場合、前記プラズマ分解装置は、前記主ポンプと前記副ポンプとの間に配置されている。
【0011】
また、この場合、前記主ポンプの回転数を調整することにより、該副ポンプから前記プラズマ分解装置へと排出されたガスの圧力を調整することができる。これにより、前記プラズマ分解装置内の圧力をより厳密に制御することができる。
【0012】
あるいは、この場合、前記主ポンプと前記プラズマ分解装置との間に配管が設置され、前記配管の開口率を調整することにより、前記副ポンプから前記プラズマ分解装置へと排出されたガスの圧力を調整することができる。これにより、前記副ポンプから前記プラズマ分解装置へと排出されたガスの圧力を厳密に制御することができる。
【0013】
さらに、この場合、前記プラズマ分解装置にはさらに、前記反応性成分と反応可能な添加ガスを導入できる。
【0014】
また、本発明のガス処理装置は、半導体装置の製造方法に適用できる。
【0015】
この場合、前記副ポンプは、反応装置に接続され、前記副ポンプによって減圧される前記ガスは、前記反応装置から排出されることができる。この構成によれば、前記プラズマ分解装置内でプラズマ分解反応が生じる結果として、該プラズマ分解装置内のガスの圧力が増加した場合であっても、このガス圧の増加が前記反応装置に直接影響を与えることはない。これにより、前記反応装置を安定して動作させることができる。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好適な実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
【0017】
1.ガス処理装置の構成
図1は、本発明を適用した一実施の形態に係るガス処理装置100の構成概要図である。
【0018】
本実施の形態のガス処理装置100は、プラズマ分解装置26によって、ガス中の反応性成分を分解する機能を有する。具体的には、このガス処理装置100は、図1に示すように、副ポンプ24と、プラズマ分解装置26と、主ポンプ28とを含む。プラズマ分解装置26は、副ポンプ24と主ポンプ28との間に配置されている。より具体的には、反応装置22と副ポンプ24とは配管42を介して接続され、副ポンプ24とプラズマ分解装置26とは配管46を介して接続され、プラズマ分解装置26と主ポンプ28とは配管48を介して接続されている。
【0019】
なお、本実施の形態では、前記反応性成分がPFCである場合について説明する。また、本実施の形態においては、ガス処理装置が半導体装置の製造プロセスにて用いられる場合について説明する。具体的には、半導体装置の製造プロセスにおいて、反応装置22内でPFCを用いて反応が行なわれた後、未反応のPFCおよび前記反応によって生成されたフッ化化合物を反応性成分として含むガスが反応装置22から排出される。このガスがプラズマ分解装置26に導入された後、プラズマ分解装置26内で前記ガス中の前記反応性成分が分解される。
【0020】
副ポンプ24および主ポンプ28は、プラズマ分解装置26内のガスの圧力を調整するために設けられている。特に、プラズマ分解装置26は、配管46を介して副ポンプ24と接続され、かつ、配管48を介して主ポンプ28と接続されているため、主ポンプ28の回転数を調整することにより、副ポンプ24からプラズマ分解装置26へと排出するガスの圧力を精密に調整することができる。この結果、プラズマ分解装置26内のガスの圧力をより厳密に調整することができる。
【0021】
ここで、主ポンプ28の回転数を調整することに代えて、あるいは主ポンプ28の回転数を調整するとともに、主ポンプ28とプラズマ分解装置26との間に設けられた配管48の開口率を調整することにより、副ポンプ24からプラズマ分解装置26へと排出されたガスの圧力を調整することができる。これにより、副ポンプ24からプラズマ分解装置26へと排出されたガスの圧力を厳密に制御することができる。
【0022】
例えば、図1に示すように、配管48に負荷調整弁50を設置することができる。この負荷調整弁50の開閉によって、配管48の開口率を調整することができる。すなわち、この負荷調整弁50の開閉を調整することにより、副ポンプ24からプラズマ分解装置26へと排出されたガスの圧力を厳密に調整することができる。
【0023】
プラズマ分解装置26内で反応性成分(PFCおよびフッ化化合物)が効率良くプラズマ分解されるためには、プラズマ分解装置26内のガスの圧力が適切な範囲に設定されることが望ましい。このガスの適切な圧力範囲は、このガス中に含まれる各反応性成分の種類や濃度およびプラズマ分解装置26内の温度等によって異なる。プラズマ分解装置26内のガスの圧力が低すぎる場合、前記反応性成分を構成する分子とプラズマとの衝突が起こりにくくなる。その結果、プラズマ分解が起こりにくくなって、プラズマ分解効率が低下するおそれがある。一方、プラズマ分解装置26内のガスの圧力が高すぎる場合、前記ガス中に含まれる前記反応性成分を分解するために十分なプラズマが得られないため、プラズマ分解効率が低下するおそれがある。
【0024】
本実施の形態のガス処理装置100によれば、プラズマ分解装置26内のガスの圧力が、副ポンプ24および主ポンプ28によって適切な範囲に調整されていることにより、プラズマ分解装置26内での前記反応性成分の分解効率を高めることができる。
【0025】
この反応装置22内では、例えば、ドライエッチングやCVD等の半導体装置の製造プロセスにおいてPFCが使用される。具体的には、図1に示すように、反応装置22には、ガス導入口36からPFCが導入される。そして、反応装置22内にて反応が行なわれる結果、未反応のPFCおよび反応によって生じたフッ化化合物を反応性成分として含有するガスが、副ポンプ24へと排出される。
【0026】
副ポンプ24は、反応装置22に接続されている。この副ポンプ24は、反応装置22から排出された前記ガスを導入した後、このガスの圧力を高真空状態となるまで減圧する。また、主ポンプ28は、プラズマ分解装置26から排出されたガスを減圧した後排出する。副ポンプ24によって排気される前と後とでの前記ガスの圧力差は、主ポンプ28とによってガスが減圧される前と後とでの前記ガスの圧力差と比較して大きい。より具体的には、副ポンプ24は、反応装置22から排出された前記ガスを、高真空状態となる圧力(例えば1mmTorr以下の圧力)へと減圧することができる。また、主ポンプ28は、プラズマ分解装置26から排出されたガスの圧力を、数十mm〜数百mmTorrとなるように再度減圧することができる。
【0027】
プラズマ分解装置26は、減圧放電プラズマ方式のプラズマ分解装置である。減圧放電プラズマ方式のプラズマ分解装置は、放電プラズマを生成するために、プラズマ分解装置内に導入されたガスを減圧状態にすることが求められる。このため、減圧装置(ここでは副ポンプ24および主ポンプ28)の設置が必要とされる。この減圧放電プラズマ方式のプラズマ分解装置は、比較的低温にて効率良く有機ガスを分解することができるという特徴を有する。プラズマ分解装置26としては、プラズマの発生方式によって、例えば、ICP(induced coupled plasma)方式や、RF(平行平板型)方式を用いた装置が例示できる。
【0028】
プラズマ分解装置26は、副ポンプ24から排出されたガスに含まれる前記反応性成分(未反応のPFCおよびフッ化化合物)を分解する。また、プラズマ分解装置26には、副ポンプ24から排出されたガスが導入されるとともに、必要に応じて、添加ガス導入口38から添加ガスが導入される。この添加ガスは、プラズマ分解装置26内で前記反応性成分と反応させるために用いられる。
【0029】
具体的には、図1に示すように、副ポンプ24とプラズマ分解装置26とは配管46によって接続され、この配管46の途中に配管44が接続されている。これにより、副ポンプ24から排出されたガスとともに、前記添加ガスをプラズマ分解装置26へと導入することができる。なお、副ポンプ24としては、ブースターポンプ(例えばルーツポンプやスクリューポンプ)を用いることができる。
【0030】
前記添加ガスとしては、酸素原子または水素原子を構成要素として含むガスが用いられる。これらのガスを添加ガスとして用いることにより、副ポンプ24から排出されたガス中に含まれる反応性成分(PFCやフッ化化合物)を、COまたはCOとHO、およびFへと分解することができる。具体的には、前記添加ガスとしては、例えば、O、HO、H、CO等を用いることができる。また、この添加ガスは、窒素やアルゴンなど前記反応性成分に対して不活性なガスに含有させた状態で、プラズマ分解装置26に導入することができる。
【0031】
例えば、プラズマ分解装置26に導入されたガスに、前記反応性成分としてC(PFCの一種)が含まれている場合に、前記添加ガスとしてOを用いた場合、プラズマ分解装置26内では、C+O→2CO+3Fという反応が進行する。すなわち、Cは分解された後一酸化炭素ガス(CO)とフッ素ガス(F)とに変換される。
【0032】
上記反応の場合、反応前と比較して反応後の分子のモル数は増加する。同様の反応が、プラズマ分解装置26に導入されたガスに含まれる他の成分についても起こる場合には、プラズマ分解装置26内に存在する前記反応性成分全体において、反応前と比較して反応後の分子のモル数が増加する。これにより、プラズマ分解装置26内のガスの圧力は、反応前と比較して、反応後のほうが大きくなる。
【0033】
主ポンプ28は、プラズマ分解装置26から排出されたガスの圧力を減圧した後排出する。前述したように、プラズマ分解装置26から排出される際のガスの圧力は、プラズマ分解装置26に導入される際のガスの圧力よりも高くなっている。
【0034】
なお、主ポンプ28から前記ガスを排出する前に、酸性ガス(例えばF,HF)を除去するための手段を設けることができる。酸性ガスを除去する方法としては、例えば、(i)アルカリ系水溶液に前記ガスをバブリングして反応させる方法、(ii)吸着剤の中に前記ガスを通す方法、あるいは(iii)燃焼によって前記ガスを分解する方法が挙げられる。
【0035】
2.ガス処理装置の動作
次に、このガス処理装置100の動作について説明する。
【0036】
反応装置22から排出されたガスは、配管42内を通って、添加ガス導入口38から導入された添加ガスとともに、副ポンプ24へと導入される。反応装置22から排出されたガスには、前記反応性成分として、未反応のPFCおよびフッ化化合物が含まれている。
【0037】
次に、副ポンプ24に導入されたこれらのガスは、副ポンプ24によって、高真空状態(例えば1mm以下)の圧力まで減圧された後、排出される。ここで排出されたガスは、配管46を通ってプラズマ分解装置26へと導入される。ここで、前記添加ガスが、添加ガス導入口38から配管44および配管46を通ってプラズマ分解装置26へと導入される。プラズマ分解装置26では、プラズマにより前記反応性成分が分解されるとともに、前記添加ガスと反応する(前述のCの例を参照)。これにより、未反応のPFCおよびフッ化化合物がより低分子のガス(CO、HO、F等)へと変換される。
【0038】
次いで、プラズマ分解装置26から前記反応後のガスが排出された後、配管48を通って主ポンプ28へと導入される。プラズマ分解装置26から排出されたガスは、主ポンプ28にて減圧された後排出される。具体的には、プラズマ分解装置26から排出されたガスは、主ポンプ28によって減圧された後排出される。その後、前記ガスは配管49を通ってガス排出口34から排出される。ここで排出されたガスのうち酸性ガスは、前述した方法によって除去できる。
【0039】
3.作用効果
本実施の形態のガス処理装置100の作用効果を説明するにあたり、その作用効果を比較するために、まず、一般的なガス処理装置200の構成について説明する。
【0040】
(1)一般的なガス処理装置200の構成
一般的なガス処理装置200の構成概略図を図2に示す。このガス処理装置200は、本実施の形態のガス処理装置100と同様に、減圧放電プラズマ方式のプラズマ分解装置26を含む。なお、このガス処理装置200においても、反応装置22内の反応でPFCが使用された後、未反応のPFCおよび前記反応において生成したフッ化化合物を反応性成分として含有するガスが、反応装置22から排出される場合を例にとり説明する。
【0041】
このガス処理装置200は、プラズマ分解装置26とともに、反応装置22およびドライポンプ90を含む。反応装置22はプラズマ分解装置26と接続されており、プラズマ分解装置26はドライポンプ90に接続されている。すなわち、反応装置22と、プラズマ分解装置26と、ドライポンプ90とが直列に接続されている。反応装置22とプラズマ分解装置26は配管92を介して接続され、プラズマ分解装置26とドライポンプ90とは配管96を介して接続されている。
【0042】
ドライポンプ90は、副ポンプ24と主ポンプ28とを含む。ドライポンプ90において、この副ポンプ24と主ポンプ28とが直列に接続されており、副ポンプ24がプラズマ分解装置26と接続されている。この副ポンプ24と主ポンプ28とは配管98を介して接続されている。
【0043】
このガス処理装置200では、ドライポンプ90によって、プラズマ分解装置26内のガスを減圧状態にすることにより、反応装置22から排出されたガスが、添加ガス導入口38から導入される添加ガスとともにプラズマ分解装置26に導入された後、このプラズマ分解装置26内で、反応装置22から排出されたガス中の反応性成分がプラズマ分解される。その後、反応後のガスは、ドライポンプ90にて減圧された後、配管99を通ってガス排出口34から排出される。
【0044】
このガス処理装置200では、プラズマ分解装置26が、反応装置22とドライポンプ90との間に配置されている。したがって、プラズマ分解装置26に導入されるガスの圧力は主に、反応装置22から排出されたガスの圧力と、添加ガス導入口38から導入される添加ガスの圧力と、ドライポンプ90の能力とによって決定される。このため、プラズマ分解装置26に導入される直前のガスの圧力を独立して調整するのが難しい。
【0045】
特に、反応装置22内で行なわれる反応の種類によっては、反応装置22内の圧力が数十mmTorrに調整されている場合がある。この場合、圧力数十mmTorrに調整されたガスが反応装置22から排出された場合、ドライポンプ90によってさらに減圧されるため、プラズマ分解装置26に導入される直前のガスは、その圧力が超高真空状態(きわめて真空に近い状態)になっていることがある。前述したように、プラズマ分解装置26内で反応性成分(PFCやフッ化化合物)が効率良くプラズマ分解されるためには、プラズマ分解装置26内の圧力が適切な範囲に設定されることが必要である。しかしながら、一般的なガス処理装置200では、前述したように、プラズマ分解装置26が、反応装置22とドライポンプ90との間に配置されているため、プラズマ分解装置26内の圧力が、必要以上に低圧状態となっている。すなわち、プラズマ分解装置26内で、前記反応性成分の分子とプラズマとの衝突が起こりにくい状態になっているため、前記反応性成分のプラズマ分解が起こりにくい。これにより、プラズマ分解装置26内において、前記反応性成分のプラズマ分解効率が低下するという問題が生じる場合があった。
【0046】
また、ガス処理装置100のプラズマ処理装置26と同様に、ガス処理装置200のプラズマ分解装置26内においても、添加ガス導入口38から導入された添加ガスと、副ポンプ24から排出されたガス中の反応性成分とが反応して、新たなガスが生成する。その結果、プラズマ分解装置26内の圧力が増加する。すなわち、前述した例(CとOとの反応)で説明したように、前記反応性成分と添加ガスとが反応した後のプラズマ分解装置26内のガスの圧力は、前記反応前のプラズマ分解装置26内のガスの圧力よりも大きくなる。このガス処理装置200では、プラズマ分解装置26と反応装置22とが配管92(図2参照)を介して接続されている。このため、この反応によって生じるプラズマ分解装置26内のガスの圧力増加によって、反応装置22内のガスの圧力が変化する結果、反応装置22内における反応の進行が妨げられるという問題が生じる場合があった。
【0047】
(2)本実施の形態のガス処理装置100の作用効果
これに対して、本実施の形態のガス処理装置100によれば、反応性成分を含有するガスを減圧した後排出する副ポンプ24と、副ポンプ24から排出されたガスに含まれる前記反応性成分を分解した後排出するプラズマ分解装置26と、プラズマ分解装置26から排出されたガスを減圧した後排出する主ポンプ28と、を含む。具体的には、プラズマ分解装置26が、副ポンプ24と主ポンプ28との間に配置されている。これにより、プラズマ分解装置26に導入されるガスの圧力を、主ポンプ28にて制御することができる。すなわち、主ポンプ28によってプラズマ分解装置26内のガスの減圧状態を制御することにより、プラズマ分解装置26内のガスの圧力を、反応に適した圧力に制御することが可能となる。その結果、プラズマ分解装置26におけるガスの分解能力を高めることができる。
【0048】
また、本実施の形態のガス処理装置100によれば、反応装置22とプラズマ分解装置26との間に副ポンプ24が配置されている。これにより、前述したプラズマ分解装置26内のプラズマ分解反応によって、プラズマ分解装置26内のガスの圧力が増加した場合であっても、このガス圧の増加が反応装置22に直接影響を与えることはない。これにより、反応装置22を安定して動作させることができる。
【0049】
本発明は、上述した実施の形態に限定されるものではなく、種々の変形が可能である。例えば、本発明は、実施の形態で説明した構成と実質的に同一の構成(例えば、機能、方法および結果が同一の構成、あるいは目的および結果が同一の構成)を含む。また、本発明は、実施の形態で説明した構成の本質的でない部分を置き換えた構成を含む。また、本発明は、実施の形態で説明した構成と同一の作用効果を奏する構成又は同一の目的を達成することができる構成を含む。また、本発明は、実施の形態で説明した構成に公知技術を付加した構成を含む。
【0050】
例えば、本実施の形態においては、プラズマ分解装置がPFCを分解する場合を例にとり説明したが、プラズマ分解装置が分解する物質は、PFCに限定されるわけではなく、CFC等の有機ハロゲン化合物をはじめとする反応性成分含有ガスであればよい。
【0051】
また、本実施の形態においては、本発明のガス処理装置が、半導体装置の製造プロセス中で使用される場合について説明したが、この他の用途にも本発明のガス処理装置を使用することができる。この他の用途としては、例えば、製品塗装工場、溶剤取扱い施設、印刷工場、自動車塗装工場、ガソリンスタンドその他の事業所から排出されたガスからの有害物質の除去が挙げられる。この場合、前記ガスは、前記有害物質を反応性成分として含有する。また、有害物質でなくても、添加ガスに対して反応性を有する成分であれば、本発明のガス処理装置によって分解することができることは言うまでもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係るガス処理装置の構成概要図である。
【図2】一般的なガス処理装置の構成概要図である。
【符号の説明】
22 反応装置、 24 副ポンプ、 26 プラズマ分解装置、 28 主ポンプ、 34 ガス排出口、 36 ガス導入口、 38 添加ガス導入口、42,44,46,48,49 配管、 50 負荷調整弁、 100 ガス処理装置

Claims (7)

  1. 反応性成分を含有するガスを減圧した後排出する副ポンプと、
    前記副ポンプから排出されたガスに含まれる前記反応性成分を分解した後排出するプラズマ分解装置と、
    前記プラズマ分解装置から排出されたガスを減圧した後排出する主ポンプと、を含む、ガス処理装置。
  2. 請求項1において、
    前記プラズマ分解装置は、前記主ポンプと前記副ポンプとの間に配置された、ガス処理装置。
  3. 請求項1または2において、
    前記主ポンプの回転数を調整することにより、該副ポンプから前記プラズマ分解装置へと排出されたガスの圧力を調整する、ガス処理装置。
  4. 請求項1ないし3のいずれかにおいて、
    前記主ポンプと前記プラズマ分解装置との間に配管が設置され、
    前記配管の開口率を調整することにより、前記副ポンプから前記プラズマ分解装置へと排出されたガスの圧力を調整する、ガス処理装置。
  5. 請求項1ないし4のいずれかにおいて、
    前記プラズマ分解装置にはさらに、前記反応性成分と反応可能な添加ガスが導入される、ガス処理装置。
  6. 請求項1ないし5のいずれかに記載の前記ガス処理装置を用いた、半導体装置の製造方法。
  7. 請求項6において、
    前記副ポンプは、反応装置に接続され、
    前記副ポンプによって減圧される前記ガスは、前記反応装置から排出された、半導体装置の製造方法。
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