JP2004236830A - ソファー - Google Patents
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Abstract
【課題】電源などの動力源なしで着座部の堅さを調節することができ、どの堅さにおいても優れた座り心地を確保することができ、底付き感が生じることもないソファーを提供する。
【解決手段】ソファー1は着座部1aと背凭れ部1bとで構成された側面視形状が略L字形状のソファーである。着座部1aは、箱枠2に着脱可能に固定されたクッション材3と、クッション材3の下面に形成された凹部3aに内蔵されその下面の一部を下方から上方へ押圧する複数のコイルスプリング4と、これらのコイルスプリング4の下部を支える傾動可能な支持部材5と、支持部材5とクッション材3との間隔を変更するためのリンク機構6およびねじ部材7などを備えている。
【選択図】 図1
【解決手段】ソファー1は着座部1aと背凭れ部1bとで構成された側面視形状が略L字形状のソファーである。着座部1aは、箱枠2に着脱可能に固定されたクッション材3と、クッション材3の下面に形成された凹部3aに内蔵されその下面の一部を下方から上方へ押圧する複数のコイルスプリング4と、これらのコイルスプリング4の下部を支える傾動可能な支持部材5と、支持部材5とクッション材3との間隔を変更するためのリンク機構6およびねじ部材7などを備えている。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、一般住宅の居間などに配置して使用されるソファーに関する。
【0002】
【従来の技術】
一般住宅の居間などに配置して使用されるソファーは、腰を下ろしたときに臀部および大腿部などを支える着座部と、背中部分を支える背凭れ部などで構成され、座り心地を良くするため、着座部などにはクッション材が内蔵されている。ソファーの座り心地を左右する着座部の堅さは内蔵されたクッション材の材質、形状などでほぼ一義的に決まるため、ソファー購入後、その使用者が着座部の堅さを自由に変更することはできない。
【0003】
また、従来のソファーに使用されているウレタンフォーム製のクッション材などは、長期間使用するうちに材質が徐々に劣化して堅さが低下していくため、クッション材の取り替えなどを行わない限り、購入時の座り心地を回復することができない。
【0004】
一方、自動車の座席などに用いられるシートクッション装置においては、使用者の好み、使用環境などに合わせてシートの堅さを調節することのできるものが開発されている(例えば、特許文献1参照。)。
【0005】
このシートクッション装置は、クッションパッドをクッションフレームにより支持して成るものである。クッションパッドの下面側にはクッションプレートが配設され、クッションプレートとクッションパッドとの間にはこれらに付勢力を与えるコイルスプリング群が配置され、クッションプレートを下方から支持しつつモータの駆動力で上下方向に変位させる駆動機構などが設けられている。そして、クッションプレートを上下方向に変位させることにより、コイルスプリング群を介してクッションパッドの下面側に加える押圧力を調節して、クッションパッドの堅さを調節するようにしたものである。
【0006】
【特許文献1】
特開平05−176824号公報(第2−3頁、第1図)
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
特許文献1に記載されたシートクッション装置の場合、コイルスプリングの下部を支えるクッションプレートは、荷重が偏って加わったときに傾斜することがないように4つの駆動機構によって強固に支持された構造である。このため、振動及び揺動する車内で着座者の姿勢を一定に保持することを主目的とする自動車の座席としては好都合であるが、静止した室内において使用され、人間が寛いだ姿勢で腰掛けることが多く、着座部に加わる荷重も不均一となりがちなソファーの着座部には不向きな構造であり、良好な座り心地が得られない。
【0008】
また、前記クッションプレートは、上下方向に移動する際も一定姿勢で平行移動してクッションパッドの下面側に加える押圧力を変更するものである。このため、クッションプレートを上昇させクッションパッドを堅くすると、クッションパッドの座面とクッションプレートとの距離が全面的に小さくなり、クッションパッドの収縮可能量も全面的に小さくなる結果、着座したときに、いわゆる底付き感が生じ、座り心地が悪くなる。なお、底付き感とは、人間が腰掛けたときに、ソファーから弾力的な反発が感じられなくなる状態をいう。
【0009】
また、複数の駆動機構を均一に伸縮動作させるためにモータなどの動力が必要であるため、電源設備のない場所では使用できない。さらに、モータなどを装備することにより重量が比較的大きくなりがちであるため、人間の力で簡単に移動することができず、家庭内での使用には不向きである。
【0010】
本発明が解決しようとする課題は、電源などの動力源なしで着座部の堅さを調節することができ、どの堅さにおいても優れた座り心地を確保することができ、底付き感が生じることもないソファーを提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明のソファーは、着座部に固定されたクッション材の少なくとも一部をその下方から上方へ押圧する弾性体と、弾性体の下部を支える傾動可能な支持部材と、クッション材と支持部材との間隔を変更する堅さ調節手段とを備えたことを特徴とする。
【0012】
このような構成において、堅さ調節手段を用いて支持部材とクッション材との間隔を変更すればクッション材に対する弾性体の押圧力が変化してクッション材の堅さが変化するため、電源などの動力源なしで着座部の堅さを調節することが可能となる。また、弾性体の下部を支える支持部材は傾動可能であるため、着座したときに加わる圧力分布に応じて傾斜することができ、どの堅さにおいても優れた座り心地を確保することができる。また、支持部材において大きな圧力が加わる部分は大きく下方へ傾斜するため、底付き感が生じることもなくなる。
【0013】
なお、前記クッション材としては、硬質発泡ポリウレタンあるいはパームロック(カールさせた椰子の実の繊維に天然ラテックスを化学的に結合させた自然素材)などが好適であり、前記弾性体としては、コイルスプリングなどが好適である。
【0014】
ここで、前記支持部材を、着座部の左右方向の支軸を中心にシーソー状に傾動可能とすれば、人間が着座した状態において最も体重移動が生じやすい前後方向に支持部材が傾動することとなるため、優れた座り心地を確保しつつ、安定感を得ることができる。
【0015】
また、前記支持部材の少なくとも一部を、弾性体の伸縮方向に変形自在な弾性部材で形成することにより、この弾性部材の部分では、弾性体の弾力性に弾性部材の弾力性が付加され、弾性変形のストロークが増大する。このため、奥行きのある弾力性が得られ、底付き感が発生することがなくなる。
【0016】
この場合、前記弾性部材として、伸縮性を有するネット体またはシート体を用いれば、弾性体に加わる圧力をネット体などの面方向に分散しながら受けることができるので、座り心地がさらに向上するだけでなく、通気性も確保することができる。なお、伸縮性を有するネット体としては塩ビコーティングした合成樹脂製ネット、ゴムベルトあるいは布ベルトなどが好適である。
【0017】
一方、前記堅さ調節手段として、ねじ部材を回動させることによりクッション材に対して支持部材を接近離隔させるリンク機構を設けることにより、ねじ部材を回動させるという極めて簡単な操作で、着座部の堅さを調節することが可能となるので便利である。
【0018】
また、前記堅さ調節手段により支持部材とクッション材との間隔を縮小させると、これに伴って前記支持部材が着座部の後方へ変位する連動機構を設けることが望ましい。このような連動機構を設ければ、着座部の堅さを高めたとき、座面前部の上昇を回避しながら、体重が大きく加わる座面後部の堅さを優先的に高めることができるので、着座者の足部の浮き上がりを防止しつつ、安定感を向上させることができる。
【0019】
【発明の実施の形態】
図1は本発明の実施の形態であるソファーを示す一部切欠側面図であり、図2は図1に示すソファーの一部拡大図であり、図3は図1に示すソファーの着座部の一部省略分解斜視図であり、図4は図1に示すソファーを構成する支持部材およびリンク機構などを示す斜視図である。
【0020】
図1,図2に示すように、本実施形態のソファー1は着座部1aと背凭れ部1bとで構成された側面視形状が略L字形状のソファーである。着座部1aは、箱枠2に着脱可能に固定されたクッション材3と、クッション材3の下面に形成された凹部3aに内蔵されその下面の一部を下方から上方へ押圧する弾性体である複数のコイルスプリング4と、これらのコイルスプリング4の下部を支える傾動可能な支持部材5と、支持部材5とクッション材3との間隔を変更する堅さ調節手段を構成するリンク機構6およびねじ部材7などを備えている。
【0021】
クッション材3は、座面3cを形成する高比重のラバータッチフォーム3xと、その下面側に配置されたチップウレタン(高硬度フォーム)3yと、ラバータッチフォーム3xの前縁下部に配置されたウレタンフォーム3zなどで構成されている。コイルスプリング4は、その中央部分が括れた鼓形状であって、つづみばねとも呼ばれる弾性体である。
【0022】
図3に示すように、複数のコイルスプリング4は、それぞれ起立姿勢で縦横に配列し、これらを伸縮性のあるネット製の袋材17に袋詰めした状態で、クッション材3の下面の凹部3a内に収容されている。各コイルスプリング4の上端部は凹部3aの天井面3bを押圧し、各コイルスプリング4の下端部は、支持部材5を構成する四角形の枠状体5aの直上にあるものを除き、枠状体5aに張設された弾性ネット体5bによって保持されている。なお、ソファー1の前後方向に並ぶコイルスプリング4はバネ材(図示せず)によって連結されており、ソファー1の左右方向に並ぶコイルスプリング4は袋材17に設けられた縫い目(図示せず)によって区画されている。このため、着座部1aに加わる荷重などによってコイルスプリング4が傾斜したり、水平方向へ勝手に移動したりすることはない。
【0023】
一方、図4に示すように、支持部材5はその前後方向の中央付近が、リンク機構6を構成するリンク部材6a,6bの関節部6cに設けられた支軸6dに回動自在に軸支されている。この支軸6dは着座部1aの左右方向に配置されているため、支持部材5は支軸6dを中心に前後方向にシーソー状に傾動可能である。
【0024】
リンク部材6bの下端部は、箱枠2に略水平に固定された支持フレーム8の後端部の支軸9に回動自在に軸支されている。リンク部材6aの下端部は、着座部1aの左右方向に配置され支持フレーム8に沿って前後方向にスライド自在な水平支軸13に回動自在に軸支されている。この水平支軸13の中央部に連結管14が回動自在に環装され、ねじ部材7を構成する雌ねじ体7bの後端部が連結管14の中央部に固着されている。
【0025】
ねじ部材7は、雌ねじ体7bと、これに螺合された雄ねじ体7aとで構成されている。雄ねじ体7aは、支持フレーム8の前端部に固定された軸受け10に回動自在に保持され、雄ねじ体7aの前端部には調節ノブ11が取付けられている。軸受け10の背面には、雄ねじ体7aと同軸上スラストベアリング16が取付けられている。
【0026】
図1〜図4に示す矢線12方向から見て、調節ノブ11を時計方向に回転させると、固定状態にある雌ねじ体7bの内部で雄ねじ体7aのみが回転し、雌ねじ体7bが着座部1aの後方へ移動する。これにより、連結管14および水平支軸13を介してリンク部材6aの下端部が後方へ移動し、リンク機構6の関節部6cが上昇して支持部材5を上昇させるため、支持部材5とクッション材3との間隔が減少する。このとき、コイルスプリング4が収縮して、クッション材3をその下面3bから座面3c方向へ強く押圧することとなるので、クッション材3の堅さが増大する。
【0027】
一方、矢線12方向から見て、調節ノブ11を反時計方向に回転させると雌ねじ体7bが着座部1aの前方へ移動し、連結管14および水平支軸13を介してリンク部材6aの下端部が前方へ移動してリンク機構6の関節部6cが下降し、支持部材5も下降するので、支持部材5とクッション材3との間隔が増大する。これにより、コイルスプリング4は伸長し、クッション材3に対する押圧力が減少するため、クッション材3の堅さが減少する。
【0028】
このように、調節ノブ11を回転させることにより、支持部材5とクッション材3との間隔を変更すれば、これに伴ってクッション材3に対するコイルスプリング4の押圧力が変化してクッション材3の堅さが変化するため、電源などの動力源なしで着座部1aの堅さを調節することができる。
【0029】
また、クッション材3の自重およびコイルスプリング4の伸展力などによりリンク機構6などを介して雄ねじ体7aに伝わる矢線18方向の力(図4参照)は軸受け10の背面のスラストベアリング16で受ける構造となっている。このため、矢線18方向の力によって調節ノブ11の回転操作に支障が生じることもない。
【0030】
また、コイルスプリング4の下端部を支える支持部材5は支軸6dを中心にシーソー状に傾動可能である。このため、着座部1aに腰掛けたときに加わる圧力分布に応じて傾斜することができ、どの堅さにおいても優れた座り心地を確保することができる。また、支持部材5において、大きな圧力が加わる部分は大きく下方へ傾斜するため、いわゆる底付き感が生じることもない。
【0031】
さらに、支持部材5は、着座部1aの左右方向の支軸6dのみを中心にシーソー状に傾動可能である。これにより、人間がソファー1に着座した状態において最も体重移動が生じやすい方向のみに支持部材5が傾動することとなるため、優れた座り心地を確保しつつ、安定感も得ることができる。
【0032】
また、各コイルスプリング4の下端部は、支持部材5の構成する枠状体5aの直上にあるものを除き、枠状体5aに張設した弾性ネット体5bによって保持されている。このため、弾性ネット体5bの部分においては、コイルスプリング4の弾力性に弾性ネット5bの弾力性が付加され、弾性変形のストロークが増大する結果、座面3cの中央付近を含む広い範囲において、奥行きのある弾力性が得られ、底付き感が発生することがない。
【0033】
ソファー1においては、着座部1aの堅さ調節手段として、雌ねじ体7bを回動させクッション材3に対して支持部材5を接近離隔させるリンク機構6を設けている。したがって、調節ノブ11を介して雌ねじ体7bを回動させるという極めて簡単な操作で、着座部1aの堅さを調節することができ、便利である。
【0034】
また、ソファー1においては、調節ノブ11を回転させて支持部材5とクッション材3との距離を縮小させると、図1に示すように、これに伴って支持部材5が着座部1aの後方へ所定距離15だけ変位する連動機構を設けている。これにより、着座部1aの堅さを高めたとき、座面3c前部の上昇を回避しながら、体重が大きく加わる座面3c後部の堅さを優先的に高めることができるので、着座者の足部の浮き上がりを防止しつつ、安定感を向上させることができる。
【0035】
ソファー1のその他の機能や外観などは一般のソファーと同様であり、着座部1aに臀部および大腿部を載せ、背凭れ部3に背中を当接させるという使い方も従来のソファーと同じであるため、従来と同様、一般住宅の居間などにおいて違和感なく使用することができる。
【0036】
【発明の効果】
本発明により、以下に示す効果を奏する。
【0037】
(1)着座部に固定されたクッション材の少なくとも一部をその下方から上方へ押圧する弾性体と、弾性体の下部を支える傾動可能な支持部材と、クッション材と支持部材との間隔を変更する堅さ調節手段とを備えたことにより、電源などの動力源なしで着座部の堅さを調節することが可能となり、どの堅さにおいても優れた座り心地を確保することができ、底付き感が生じることもない。
【0038】
(2)前記支持部材を、着座部の左右方向の支軸を中心にシーソー状に傾動可能とすれば、人間が着座した状態において最も体重移動が生じやすい前後方向に支持部材が傾動することとなるため、優れた座り心地を確保しつつ、安定感を得ることができる。
【0039】
(3)前記支持部材の少なくとも一部を、弾性体の伸縮方向に変形自在な弾性部材で形成することにより、弾性体の弾力性に弾性部材の弾力性が付加され、弾性変形のストロークが増大するため、奥行きのある弾力性が得られ、底付き感が発生することがなくなる。
【0040】
(4)前記弾性部材として、伸縮性を有するネット体またはシート体を用いれば、弾性体に加わる圧力をネット体などの面方向に分散しながら受けることができるので、座り心地がさらに向上し、通気性も確保することができる。
【0041】
(5)前記堅さ調節手段として、ねじ部材を回動させることによりクッション材に対して支持部材を接近離隔させるリンク機構を設けることにより、ねじ部材を回動させるという極めて簡単な操作で、着座部の堅さを調節することが可能となるので便利である。
【0042】
(6)前記堅さ調節手段により支持部材とクッション材との間隔を縮小させると、これに伴って支持部材が着座部の後方へ変位する連動機構を設けることにより、着座部の堅さを高めたとき、着座者の足部の浮き上がりを防止しつつ、安定感を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態であるソファーを示す一部切欠側面図である。
【図2】図1に示すソファーの一部拡大図である。
【図3】図1に示すソファーの着座部の一部省略分解斜視図である。
【図4】図1に示すソファーを構成する支持部材およびリンク機構などを示す斜視図である。
【符号の説明】
1 ソファー
1a 着座部
1b 背凭れ部
2 箱枠
3 クッション材
3a 凹部
3b 天井面
3c 座面
3x ラバータッチフォーム
3y チップウレタン(高硬度フォーム)
3z ウレタンフォーム
4 コイルスプリング
5 支持部材
5a 枠状体
5b 弾性ネット
6 リンク機構
6a,6b リンク部材
6c 関節部
6d,9 支軸
7 ねじ部材
7a 雄ねじ体
7b 雌ねじ体
8 支持フレーム
10 軸受け
11 調節ノブ
12,18 矢線
13 水平支軸
14 連結管
15 所定距離
16 スラストベアリング
17 袋材
【発明の属する技術分野】
本発明は、一般住宅の居間などに配置して使用されるソファーに関する。
【0002】
【従来の技術】
一般住宅の居間などに配置して使用されるソファーは、腰を下ろしたときに臀部および大腿部などを支える着座部と、背中部分を支える背凭れ部などで構成され、座り心地を良くするため、着座部などにはクッション材が内蔵されている。ソファーの座り心地を左右する着座部の堅さは内蔵されたクッション材の材質、形状などでほぼ一義的に決まるため、ソファー購入後、その使用者が着座部の堅さを自由に変更することはできない。
【0003】
また、従来のソファーに使用されているウレタンフォーム製のクッション材などは、長期間使用するうちに材質が徐々に劣化して堅さが低下していくため、クッション材の取り替えなどを行わない限り、購入時の座り心地を回復することができない。
【0004】
一方、自動車の座席などに用いられるシートクッション装置においては、使用者の好み、使用環境などに合わせてシートの堅さを調節することのできるものが開発されている(例えば、特許文献1参照。)。
【0005】
このシートクッション装置は、クッションパッドをクッションフレームにより支持して成るものである。クッションパッドの下面側にはクッションプレートが配設され、クッションプレートとクッションパッドとの間にはこれらに付勢力を与えるコイルスプリング群が配置され、クッションプレートを下方から支持しつつモータの駆動力で上下方向に変位させる駆動機構などが設けられている。そして、クッションプレートを上下方向に変位させることにより、コイルスプリング群を介してクッションパッドの下面側に加える押圧力を調節して、クッションパッドの堅さを調節するようにしたものである。
【0006】
【特許文献1】
特開平05−176824号公報(第2−3頁、第1図)
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
特許文献1に記載されたシートクッション装置の場合、コイルスプリングの下部を支えるクッションプレートは、荷重が偏って加わったときに傾斜することがないように4つの駆動機構によって強固に支持された構造である。このため、振動及び揺動する車内で着座者の姿勢を一定に保持することを主目的とする自動車の座席としては好都合であるが、静止した室内において使用され、人間が寛いだ姿勢で腰掛けることが多く、着座部に加わる荷重も不均一となりがちなソファーの着座部には不向きな構造であり、良好な座り心地が得られない。
【0008】
また、前記クッションプレートは、上下方向に移動する際も一定姿勢で平行移動してクッションパッドの下面側に加える押圧力を変更するものである。このため、クッションプレートを上昇させクッションパッドを堅くすると、クッションパッドの座面とクッションプレートとの距離が全面的に小さくなり、クッションパッドの収縮可能量も全面的に小さくなる結果、着座したときに、いわゆる底付き感が生じ、座り心地が悪くなる。なお、底付き感とは、人間が腰掛けたときに、ソファーから弾力的な反発が感じられなくなる状態をいう。
【0009】
また、複数の駆動機構を均一に伸縮動作させるためにモータなどの動力が必要であるため、電源設備のない場所では使用できない。さらに、モータなどを装備することにより重量が比較的大きくなりがちであるため、人間の力で簡単に移動することができず、家庭内での使用には不向きである。
【0010】
本発明が解決しようとする課題は、電源などの動力源なしで着座部の堅さを調節することができ、どの堅さにおいても優れた座り心地を確保することができ、底付き感が生じることもないソファーを提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明のソファーは、着座部に固定されたクッション材の少なくとも一部をその下方から上方へ押圧する弾性体と、弾性体の下部を支える傾動可能な支持部材と、クッション材と支持部材との間隔を変更する堅さ調節手段とを備えたことを特徴とする。
【0012】
このような構成において、堅さ調節手段を用いて支持部材とクッション材との間隔を変更すればクッション材に対する弾性体の押圧力が変化してクッション材の堅さが変化するため、電源などの動力源なしで着座部の堅さを調節することが可能となる。また、弾性体の下部を支える支持部材は傾動可能であるため、着座したときに加わる圧力分布に応じて傾斜することができ、どの堅さにおいても優れた座り心地を確保することができる。また、支持部材において大きな圧力が加わる部分は大きく下方へ傾斜するため、底付き感が生じることもなくなる。
【0013】
なお、前記クッション材としては、硬質発泡ポリウレタンあるいはパームロック(カールさせた椰子の実の繊維に天然ラテックスを化学的に結合させた自然素材)などが好適であり、前記弾性体としては、コイルスプリングなどが好適である。
【0014】
ここで、前記支持部材を、着座部の左右方向の支軸を中心にシーソー状に傾動可能とすれば、人間が着座した状態において最も体重移動が生じやすい前後方向に支持部材が傾動することとなるため、優れた座り心地を確保しつつ、安定感を得ることができる。
【0015】
また、前記支持部材の少なくとも一部を、弾性体の伸縮方向に変形自在な弾性部材で形成することにより、この弾性部材の部分では、弾性体の弾力性に弾性部材の弾力性が付加され、弾性変形のストロークが増大する。このため、奥行きのある弾力性が得られ、底付き感が発生することがなくなる。
【0016】
この場合、前記弾性部材として、伸縮性を有するネット体またはシート体を用いれば、弾性体に加わる圧力をネット体などの面方向に分散しながら受けることができるので、座り心地がさらに向上するだけでなく、通気性も確保することができる。なお、伸縮性を有するネット体としては塩ビコーティングした合成樹脂製ネット、ゴムベルトあるいは布ベルトなどが好適である。
【0017】
一方、前記堅さ調節手段として、ねじ部材を回動させることによりクッション材に対して支持部材を接近離隔させるリンク機構を設けることにより、ねじ部材を回動させるという極めて簡単な操作で、着座部の堅さを調節することが可能となるので便利である。
【0018】
また、前記堅さ調節手段により支持部材とクッション材との間隔を縮小させると、これに伴って前記支持部材が着座部の後方へ変位する連動機構を設けることが望ましい。このような連動機構を設ければ、着座部の堅さを高めたとき、座面前部の上昇を回避しながら、体重が大きく加わる座面後部の堅さを優先的に高めることができるので、着座者の足部の浮き上がりを防止しつつ、安定感を向上させることができる。
【0019】
【発明の実施の形態】
図1は本発明の実施の形態であるソファーを示す一部切欠側面図であり、図2は図1に示すソファーの一部拡大図であり、図3は図1に示すソファーの着座部の一部省略分解斜視図であり、図4は図1に示すソファーを構成する支持部材およびリンク機構などを示す斜視図である。
【0020】
図1,図2に示すように、本実施形態のソファー1は着座部1aと背凭れ部1bとで構成された側面視形状が略L字形状のソファーである。着座部1aは、箱枠2に着脱可能に固定されたクッション材3と、クッション材3の下面に形成された凹部3aに内蔵されその下面の一部を下方から上方へ押圧する弾性体である複数のコイルスプリング4と、これらのコイルスプリング4の下部を支える傾動可能な支持部材5と、支持部材5とクッション材3との間隔を変更する堅さ調節手段を構成するリンク機構6およびねじ部材7などを備えている。
【0021】
クッション材3は、座面3cを形成する高比重のラバータッチフォーム3xと、その下面側に配置されたチップウレタン(高硬度フォーム)3yと、ラバータッチフォーム3xの前縁下部に配置されたウレタンフォーム3zなどで構成されている。コイルスプリング4は、その中央部分が括れた鼓形状であって、つづみばねとも呼ばれる弾性体である。
【0022】
図3に示すように、複数のコイルスプリング4は、それぞれ起立姿勢で縦横に配列し、これらを伸縮性のあるネット製の袋材17に袋詰めした状態で、クッション材3の下面の凹部3a内に収容されている。各コイルスプリング4の上端部は凹部3aの天井面3bを押圧し、各コイルスプリング4の下端部は、支持部材5を構成する四角形の枠状体5aの直上にあるものを除き、枠状体5aに張設された弾性ネット体5bによって保持されている。なお、ソファー1の前後方向に並ぶコイルスプリング4はバネ材(図示せず)によって連結されており、ソファー1の左右方向に並ぶコイルスプリング4は袋材17に設けられた縫い目(図示せず)によって区画されている。このため、着座部1aに加わる荷重などによってコイルスプリング4が傾斜したり、水平方向へ勝手に移動したりすることはない。
【0023】
一方、図4に示すように、支持部材5はその前後方向の中央付近が、リンク機構6を構成するリンク部材6a,6bの関節部6cに設けられた支軸6dに回動自在に軸支されている。この支軸6dは着座部1aの左右方向に配置されているため、支持部材5は支軸6dを中心に前後方向にシーソー状に傾動可能である。
【0024】
リンク部材6bの下端部は、箱枠2に略水平に固定された支持フレーム8の後端部の支軸9に回動自在に軸支されている。リンク部材6aの下端部は、着座部1aの左右方向に配置され支持フレーム8に沿って前後方向にスライド自在な水平支軸13に回動自在に軸支されている。この水平支軸13の中央部に連結管14が回動自在に環装され、ねじ部材7を構成する雌ねじ体7bの後端部が連結管14の中央部に固着されている。
【0025】
ねじ部材7は、雌ねじ体7bと、これに螺合された雄ねじ体7aとで構成されている。雄ねじ体7aは、支持フレーム8の前端部に固定された軸受け10に回動自在に保持され、雄ねじ体7aの前端部には調節ノブ11が取付けられている。軸受け10の背面には、雄ねじ体7aと同軸上スラストベアリング16が取付けられている。
【0026】
図1〜図4に示す矢線12方向から見て、調節ノブ11を時計方向に回転させると、固定状態にある雌ねじ体7bの内部で雄ねじ体7aのみが回転し、雌ねじ体7bが着座部1aの後方へ移動する。これにより、連結管14および水平支軸13を介してリンク部材6aの下端部が後方へ移動し、リンク機構6の関節部6cが上昇して支持部材5を上昇させるため、支持部材5とクッション材3との間隔が減少する。このとき、コイルスプリング4が収縮して、クッション材3をその下面3bから座面3c方向へ強く押圧することとなるので、クッション材3の堅さが増大する。
【0027】
一方、矢線12方向から見て、調節ノブ11を反時計方向に回転させると雌ねじ体7bが着座部1aの前方へ移動し、連結管14および水平支軸13を介してリンク部材6aの下端部が前方へ移動してリンク機構6の関節部6cが下降し、支持部材5も下降するので、支持部材5とクッション材3との間隔が増大する。これにより、コイルスプリング4は伸長し、クッション材3に対する押圧力が減少するため、クッション材3の堅さが減少する。
【0028】
このように、調節ノブ11を回転させることにより、支持部材5とクッション材3との間隔を変更すれば、これに伴ってクッション材3に対するコイルスプリング4の押圧力が変化してクッション材3の堅さが変化するため、電源などの動力源なしで着座部1aの堅さを調節することができる。
【0029】
また、クッション材3の自重およびコイルスプリング4の伸展力などによりリンク機構6などを介して雄ねじ体7aに伝わる矢線18方向の力(図4参照)は軸受け10の背面のスラストベアリング16で受ける構造となっている。このため、矢線18方向の力によって調節ノブ11の回転操作に支障が生じることもない。
【0030】
また、コイルスプリング4の下端部を支える支持部材5は支軸6dを中心にシーソー状に傾動可能である。このため、着座部1aに腰掛けたときに加わる圧力分布に応じて傾斜することができ、どの堅さにおいても優れた座り心地を確保することができる。また、支持部材5において、大きな圧力が加わる部分は大きく下方へ傾斜するため、いわゆる底付き感が生じることもない。
【0031】
さらに、支持部材5は、着座部1aの左右方向の支軸6dのみを中心にシーソー状に傾動可能である。これにより、人間がソファー1に着座した状態において最も体重移動が生じやすい方向のみに支持部材5が傾動することとなるため、優れた座り心地を確保しつつ、安定感も得ることができる。
【0032】
また、各コイルスプリング4の下端部は、支持部材5の構成する枠状体5aの直上にあるものを除き、枠状体5aに張設した弾性ネット体5bによって保持されている。このため、弾性ネット体5bの部分においては、コイルスプリング4の弾力性に弾性ネット5bの弾力性が付加され、弾性変形のストロークが増大する結果、座面3cの中央付近を含む広い範囲において、奥行きのある弾力性が得られ、底付き感が発生することがない。
【0033】
ソファー1においては、着座部1aの堅さ調節手段として、雌ねじ体7bを回動させクッション材3に対して支持部材5を接近離隔させるリンク機構6を設けている。したがって、調節ノブ11を介して雌ねじ体7bを回動させるという極めて簡単な操作で、着座部1aの堅さを調節することができ、便利である。
【0034】
また、ソファー1においては、調節ノブ11を回転させて支持部材5とクッション材3との距離を縮小させると、図1に示すように、これに伴って支持部材5が着座部1aの後方へ所定距離15だけ変位する連動機構を設けている。これにより、着座部1aの堅さを高めたとき、座面3c前部の上昇を回避しながら、体重が大きく加わる座面3c後部の堅さを優先的に高めることができるので、着座者の足部の浮き上がりを防止しつつ、安定感を向上させることができる。
【0035】
ソファー1のその他の機能や外観などは一般のソファーと同様であり、着座部1aに臀部および大腿部を載せ、背凭れ部3に背中を当接させるという使い方も従来のソファーと同じであるため、従来と同様、一般住宅の居間などにおいて違和感なく使用することができる。
【0036】
【発明の効果】
本発明により、以下に示す効果を奏する。
【0037】
(1)着座部に固定されたクッション材の少なくとも一部をその下方から上方へ押圧する弾性体と、弾性体の下部を支える傾動可能な支持部材と、クッション材と支持部材との間隔を変更する堅さ調節手段とを備えたことにより、電源などの動力源なしで着座部の堅さを調節することが可能となり、どの堅さにおいても優れた座り心地を確保することができ、底付き感が生じることもない。
【0038】
(2)前記支持部材を、着座部の左右方向の支軸を中心にシーソー状に傾動可能とすれば、人間が着座した状態において最も体重移動が生じやすい前後方向に支持部材が傾動することとなるため、優れた座り心地を確保しつつ、安定感を得ることができる。
【0039】
(3)前記支持部材の少なくとも一部を、弾性体の伸縮方向に変形自在な弾性部材で形成することにより、弾性体の弾力性に弾性部材の弾力性が付加され、弾性変形のストロークが増大するため、奥行きのある弾力性が得られ、底付き感が発生することがなくなる。
【0040】
(4)前記弾性部材として、伸縮性を有するネット体またはシート体を用いれば、弾性体に加わる圧力をネット体などの面方向に分散しながら受けることができるので、座り心地がさらに向上し、通気性も確保することができる。
【0041】
(5)前記堅さ調節手段として、ねじ部材を回動させることによりクッション材に対して支持部材を接近離隔させるリンク機構を設けることにより、ねじ部材を回動させるという極めて簡単な操作で、着座部の堅さを調節することが可能となるので便利である。
【0042】
(6)前記堅さ調節手段により支持部材とクッション材との間隔を縮小させると、これに伴って支持部材が着座部の後方へ変位する連動機構を設けることにより、着座部の堅さを高めたとき、着座者の足部の浮き上がりを防止しつつ、安定感を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態であるソファーを示す一部切欠側面図である。
【図2】図1に示すソファーの一部拡大図である。
【図3】図1に示すソファーの着座部の一部省略分解斜視図である。
【図4】図1に示すソファーを構成する支持部材およびリンク機構などを示す斜視図である。
【符号の説明】
1 ソファー
1a 着座部
1b 背凭れ部
2 箱枠
3 クッション材
3a 凹部
3b 天井面
3c 座面
3x ラバータッチフォーム
3y チップウレタン(高硬度フォーム)
3z ウレタンフォーム
4 コイルスプリング
5 支持部材
5a 枠状体
5b 弾性ネット
6 リンク機構
6a,6b リンク部材
6c 関節部
6d,9 支軸
7 ねじ部材
7a 雄ねじ体
7b 雌ねじ体
8 支持フレーム
10 軸受け
11 調節ノブ
12,18 矢線
13 水平支軸
14 連結管
15 所定距離
16 スラストベアリング
17 袋材
Claims (6)
- 着座部に固定されたクッション材の少なくとも一部をその下方から上方へ押圧する弾性体と、前記弾性体の下部を支える傾動可能な支持部材と、前記クッション材と前記支持部材との間隔を変更する堅さ調節手段とを備えたことを特徴とするソファー。
- 前記支持部材が前記着座部の左右方向の支軸を中心にシーソー状に傾動可能である請求項1記載のソファー。
- 前記支持部材の少なくとも一部を、前記弾性体の伸縮方向に変形自在な弾性部材で形成した請求項1または2記載のソファー。
- 前記弾性部材が、伸縮性を有するネット体またはシート体である請求項3記載のソファー。
- 前記堅さ調節手段として、ねじ部材の回動により前記支持部材を前記クッションに対して接近離隔させるリンク機構を設けた請求項1記載のソファー。
- 前記堅さ調節手段により前記支持部材を前記クッション材に接近させると、これに伴って前記支持部材が前記着座部の後方へ変位する連動機構を設けた請求項5記載のソファー。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2003028751A JP2004236830A (ja) | 2003-02-05 | 2003-02-05 | ソファー |
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Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100715780B1 (ko) * | 2005-06-20 | 2007-05-08 | 박상수 | 탄성 가변형 침대 매트리스 |
JPWO2015045143A1 (ja) * | 2013-09-30 | 2017-03-02 | ジョンソン コントロールズ テクノロジー カンパニーJohnson Controls Technology Company | 座席 |
CN110179285A (zh) * | 2018-02-22 | 2019-08-30 | 佛山市南海德天家具有限公司 | 一种螺杆横推式软硬度调节装置及其座椅、床垫 |
CN115431852A (zh) * | 2022-05-17 | 2022-12-06 | 华中科技大学 | 一种准零刚度隔振装置及儿童椅 |
-
2003
- 2003-02-05 JP JP2003028751A patent/JP2004236830A/ja active Pending
Cited By (5)
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CN115431852B (zh) * | 2022-05-17 | 2024-01-26 | 华中科技大学 | 一种准零刚度隔振装置及儿童椅 |
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