JP2004236766A - カットコーム - Google Patents
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Abstract
【課題】ペット動物の毛の手入れ等のブラッシング及び伸びすぎた毛の刈り込みや整髪等のための毛のカットを、毛抜けやミスカット等のトラブルを生じることなく安心して安全に実施し得るカットコームを提供する。
【解決手段】櫛本体1の櫛歯7の歯基近傍に該櫛歯7の配列方向に沿って配置された固定側と可動側との一対のバリカン刃2,3を有し、可動側バリカン刃3を固定側バリカン刃2に対してスライド動作させるためのレバー4を備え、前記一対のバリカン刃2,3を櫛本体1に対して櫛歯7の歯基近傍への突出位置と櫛本体1内への退入位置とに移動操作兼締付固定手段(止めねじ5とナット6)により切替固定可能に配設してある。
【選択図】 図1
【解決手段】櫛本体1の櫛歯7の歯基近傍に該櫛歯7の配列方向に沿って配置された固定側と可動側との一対のバリカン刃2,3を有し、可動側バリカン刃3を固定側バリカン刃2に対してスライド動作させるためのレバー4を備え、前記一対のバリカン刃2,3を櫛本体1に対して櫛歯7の歯基近傍への突出位置と櫛本体1内への退入位置とに移動操作兼締付固定手段(止めねじ5とナット6)により切替固定可能に配設してある。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば、犬、猫等のペット動物の毛の手入れ等のブラッシングと併行して伸びすぎた毛の刈り込みや整髪等のために毛をカットする機能を兼ね備えたカットコームに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、櫛にカット機能を兼備させた先行技術文献として、「梳き鋏」の作用を持たせた櫛形ヘアーカットレザーが公知となっている(例えば、特許文献1参照。)。
また、櫛と鋏を合体させたような散髪器具も公知である(例えば、特許文献2参照。)。
更に、従来、図12に示すように、櫛本体101の櫛歯102の歯基近傍に固定側バリカン刃103と可動側バリカン刃104とを配置し、必要に応じて櫛本体101の把手部105に設置したレバー106を押圧操作することにより連結杆107を介して可動側バリカン刃104をスライドさせて櫛歯102の間の毛をカットするようにした商品が市販されている。なお、レバー106は、ばね108で常時櫛本体101の把手部105から露出状態とされている。また、櫛本体101は、2つに分けられた蓋体109、110を4箇所でねじ111により固定して閉じられている。
【0003】
【特許文献1】
実開平5−88479号公報
【特許文献2】
登録実用新案第3008917号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の特許文献1のものは、カッターが常時、櫛歯の間に露出した状態で固定してあるため、ブラッシングだけに使用することができず、常に梳き櫛となってペット動物の毛をカットしてしまうという問題点がある。
また、特許文献2のものは、レバーを操作することにより、1枚のカッターを櫛歯に沿って移動させて、各櫛歯の間にある毛を順番にカットさせていくというものであるが、これでは、毛が櫛歯の間から逃げ易く、恰も、暖簾に腕押しのようになり、望み通りに毛をカットすることが難しく、また、鋏及びレバーが常時動作可能状態にあり、ロックしていないため、ブラッシングだけに使用するときでもミスカットを生ずるという問題点がある。
【0005】
更に、図12のものは、バリカン刃103,104が常時露出しているため、ブラッシング時、バリカン刃103,104に毛が引っかかり易く、毛抜けのトラブルが防止できないばかりでなく、バリカン刃103、104が常時動作可能状態にあり、レバー106もロックをしていないため、ブラッシング時、レバー106を誤作動させてバリカン刃103,104でミスカットを生ずるといった問題点があった。
そこで、本発明は、上記問題点に鑑み、ペット動物の毛の手入れ等のブラッシング及び伸びすぎた毛の刈り込みや整髪等のための毛のカットを、毛抜けやミスカット等のトラブルを生じることなく安心して安全に実施し得るカットコームを提供するようにしたものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
この技術的課題を解決するための本発明の技術的手段は、櫛本体の櫛歯の歯基近傍に該櫛歯の配列方向に沿って配置された固定側と可動側との一対のバリカン刃を有し、可動側バリカン刃を固定側バリカン刃に対してスライド動作させるためのレバーを備え、前記一対のバリカン刃を櫛本体に対して櫛歯の歯基近傍への突出位置と櫛本体内への退入位置とに切替固定可能に配設してあることを特徴としている。
【0007】
この構成によれば、バリカン刃を櫛本体内に退入させておくことにより、ブラッシング時のミスカット及び毛の引っかかりや毛抜けのトラブルを確実に防止することができ、また、伸びすぎた毛等のカット時にはバリカン刃を櫛本体から突出させてレバーを操作することにより、安心して安全にペット動物の毛をカットすることができる。
また、本発明の技術的手段は、前記レバーは、櫛本体の把手部に突出退入可能に設置されており、かつ、前記一対のバリカン刃の退入位置でロック可能とされていることを特徴としている。
【0008】
この構成によれば、ブラッシング時に一対のバリカン刃を櫛本体内に退入させておき、その状態で、レバーもロックさせておくことができるため、バリカンの誤操作を確実に防止することができる。
また、本発明の技術的手段は、前記一対のバリカン刃は、前記櫛本体に対して突出位置と退入位置とに切替移動させる移動操作兼締付固定手段を有し、前記櫛本体は、前記移動操作兼締付固定手段を前記突出位置と退入位置とに案内する長穴を備え、前記移動操作兼締付固定手段は前記長穴内の任意の位置で位置決め固定可能とされていることを特徴としている。
【0009】
この構成によれば、移動操作兼締付固定手段の締付けを緩めることによって、移動操作兼締付固定手段を櫛本体の長穴内で移動させることができ、該手段を締め付けることにより、長穴内の任意の位置で該手段を位置決め固定することができる。
また、本発明の技術的手段は、前記一対のバリカン刃のうち、固定側バリカン刃は前記移動操作兼締付固定手段と一体移動可能に装着されているが、可動側バリカン刃は前記手段に対して、スライド方向に自由移動可能で突出退入方向には一体移動可能に装着されていることを特徴としている。
【0010】
この構成によれば、一対のバリカン刃を突出位置と退入位置とに切替移動させるとき、移動操作兼締付固定手段を移動させることによって一体的に移動させることができるが、この移動操作兼締付固定手段に対して、可動側バリカン刃をスライド方向に自由移動可能に装着してあるため、一対のバリカン刃を使用してペット動物の毛をカットする場合には、レバーの操作により可動側バリカン刃を固定側バリカン刃に対してスライド移動させることができるため、スムーズにカットすることができる。
【0011】
また、本発明の技術的手段は、前記櫛本体は、2分割構造とされ、その一方に櫛歯が1列で配設され、前記一対のバリカン刃が櫛本体の2分割面に形成された窓穴から突出退入可能とされていることを特徴としている。
この構成によれば、一対のバリカン刃を櫛本体内に容易に組み込むことができる。
また、本発明の技術的手段は、前記一対のバリカン刃は、刃留金具の弾性によって相互に密着保持され、かつ、固定側バリカン刃が該刃留金具に固定係止され、可動側バリカン刃が該刃留金具にスライド可能に係止されており、前記刃留金具は、櫛本体に形成されたガイド溝によって前記一対のバリカン刃の突出退入方向には移動可能に案内保持されているが、可動側バリカン刃のスライド方向には移動しないように保持されていることを特徴としている。
【0012】
この構成によれば、一対のバリカン刃が刃留金具で一体化され、櫛本体内への組み込み作業時の取り扱いに便利であり、組み込み作業性を向上させることができる。しかも、上記刃留金具を櫛本体に形成されたガイド溝で案内規制させることによって一対のバリカン刃の動作を可能に保持させているため、構造が簡単かつ合理的となり、櫛本体を薄肉化することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1〜図5は本発明のカットコームの実施の一形態を示すものであって、櫛本体1と、一対のバリカン刃2,3と、レバー4と、移動操作兼締付固定手段5、6とを主たる構成部材としている。
櫛本体1は、先端側の一方の側面に複数本の櫛歯7を一列で配列しており、後端側に把手部8を有している。櫛本体1は、櫛歯7の配列方向に沿って第1部材1aと第2部材1bとに2分割されており、第1部材1aに櫛歯7が設けられている。櫛本体1は、樹脂で製作され、その際、櫛歯7が同一材料又は別材料からなる樹脂で一体的に成形される。なお、静電気対策として、櫛歯7のみを金属ピンとし、これを櫛本体1の第1部材1aに埋め込み設置してもよい。
【0014】
一対のバリカン刃2,3は、図9及び図10に示すように、ステンレス又は適宜の金属材料で櫛本体1の櫛歯7の配列長さに対応した適宜の長さに構成され、長手方向下面に沿って略同一ピッチで鋸刃2a,3aが形成されており、一方が固定側とされ、他方が可動側とされている。これらは、刃留金具9により長手方向の2箇所で一体的に組み合わされている。
刃留金具9は、図11(A)(B)(C)に示すように、ばね鋼等の適宜の金属板を2つ折りして、一対のバリカン刃2,3を上面において厚み方向の両側から弾性的に挟持するように二股クリップ形状に形成され、二股の内側に係止突起9a,9bが形成されている。この係止突起9a,9bは、一対のバリカン刃2,3に形成された係止穴2b,3bに係止させてあり、これによって、一対のバリカン刃2,3は一体的に保持されている。但し、可動側バリカン刃3の係止穴3bは、図9に示すように、スライド方向(長手方向)の長穴とされ、この長穴によって固定側バリカン刃2に対して可動側バリカン刃3のスライド方向の移動を可能としている。
【0015】
一対のバリカン刃2,3は、櫛本体1の2分割面に形成された窓穴10から突出退入可能とされている(図4、図5参照)。
また、一対のバリカン刃2,3を保持する刃留金具9、9は、櫛本体1の内面に形成されたガイド溝11、11によって前記一対のバリカン刃2,3の突出退入方向には移動可能に案内保持しているが、可動側バリカン刃3のスライド方向には移動しないように保持している。
レバー4は、櫛本体1と同一材料又は別材料からなる樹脂で製作され、先端側に一体又は別体で設けた枢軸12を櫛本体1の長手方向の略中央部の軸受穴13に嵌め込んで回動可能に枢着されており、常時、ばね14によってレバー4の後端部が把手部8から図1の鎖線で示すように突出せしめられている。このレバー4は、図4に示すように、櫛本体1の2分割面に形成された窓穴15から把手部8内に退入可能とされている。
【0016】
レバー4の先端と可動側バリカン刃3の後端とは、図2、図3に示すように、連結ピン16により連結されている。但し、可動側バリカン刃3のピン穴は長穴17とされている。この長穴17の長手方向は、一対のバリカン刃2,3の突出退入方向と一致せしめられており、この方向はまた、可動側バリカン刃3のスライド方向と直交する方向とされている。これにより、可動側バリカン刃3がレバー4と連結してあるにも拘らず、一対のバリカン刃2,3を突出退入方向に切替移動可能としていると共に、レバー4の枢軸12を中心とする円弧運動を連結ピン16と長穴17とによって可動側バリカン刃3のスライド方向の直線往復運動に変換させている。なお、レバー4の先端のピン穴は丸穴18であって、この丸穴18に連結ピン16を圧入している。
【0017】
移動操作兼締付固定手段5,6は、本実施形態では、止めねじ5とナット6とで構成した場合を例示している。
上記止めねじ5は、ナット6と共同して、一対のバリカン刃2,3を櫛本体1に対して突出位置と退入位置とに切替移動させるためのものである。櫛本体1は、止めねじ5を突出位置と退入位置とに案内する長穴19を両側面に設けている。
また、ナット6は、止めねじ5と共同して、櫛本体1を両側から挟持することにより、その座面摩擦力で長穴19内の任意の位置で位置決め固定するためのものである。
【0018】
前記止めねじ5は、1本のねじ部材からなり、固定側バリカン刃2は、丸穴2cにより止めねじ5と一体移動可能に装着されているが、可動側バリカン刃3は、止めねじ5に対して、長穴3cによりスライド方向に自由移動可能で突出退入方向には一体移動可能に装着されている。上記丸穴2c及び長穴3cの形成位置は、一対のバリカン刃2,3の中央部上面とされている。これにより、櫛本体1内における一対のバリカン刃2,3の収納スペースの縮小化を図っている。
前記止めねじ5の頭部5aは四角形(六角形でもよい)とされており、櫛本体1の外面側において、前記長穴19の周囲に形成された長方形座面20に嵌合されることにより、回り止めされる構成とされている。そして、止めねじ5のねじ部5bの先端にナット6が螺合される。ナット6は、樹脂で被覆されており、外周面にローレット加工が施されている。なお、ナット6が装着される座面は、楕円形座面20’とされている。
【0019】
櫛本体1の第1部材1aと第2部材1bとは、先端側において、図7及び図8に示すように、凹部1cと凸部1dとを嵌合させることにより結合し、後端側においては締付ねじ21で結合している。なお、締付ねじ21の結合後には蓋22を嵌合している。
櫛本体1の第2部材1bの先端側内面には、図8に示すように、可動側バリカン刃3の退入位置でレバー4をロックさせておくためのロック用ストッパ23が設けられている。このロック用ストッパ23は、図1に示すように、レバー4を把手部8内に退入させたとき、可動側バリカン刃3が把手部8側に引き寄せられ、可動側バリカン刃3の先端がロック用ストッパ23の後端より外れる位置関係に設定されている。この状態でナット6を緩めて上方向に持ち上げて一対のバリカン刃2,3を退入させることができる。この退入位置でナット6を締め付けて一対のバリカン刃2,3を退入位置に固定すると、可動側バリカン刃3の先端がロック用ストッパ23の後端面に当接し、レバー4が退入位置でロックされる。
【0020】
上記実施の形態によれば、一対のバリカン刃2,3は、図1に示す突出状態において、レバー4を操作することにより、可動側バリカン刃3を距離sだけスライド方向に往復移動させることができる。また、レバー4を図1に示すように把手部8内に退入操作した状態で、ナット6の締付けを緩めることにより、一対のバリカン刃2,3を、櫛本体1に対して、図1に示すように、寸法hだけ上下方向に移動させることができる。
図1に示すように、一対のバリカン刃2,3を櫛本体1に対して、突出位置に設定しておくと、可動側バリカン刃3の先端は、ロック用ストッパ23の下側に位置して不干渉となり、レバー4で距離sだけスライド移動させることができ、ペット動物の毛をカットすることに使用することができる。
【0021】
また、一対のバリカン刃2,3を櫛本体1内に退入させる場合は、一旦、レバー4を図1の実線に示す退入状態に保持して、ナット6を緩め上に向けて押し上げ、その位置でナット6を締付ければよい。この状態では、レバー4は、ロック状態となる。
以上のように、本発明の実施形態に示すカットコームは、ペット動物の毛をブラッシングする場合には、一対のバリカン刃2,3を櫛本体1内に退入させておくことができると共に、レーバー4も退入状態にロックすることができる。従って、ブラッシング時において、一対のバリカン刃2,3に毛が引っかからず、スムーズにブラッシングができ、毛抜け等のトラブルが発生することはない。
【0022】
なお、本発明は、上記実施の形態に限定されるものではない。例えば、櫛本体1の外観形状や内部形状は、本発明の目的に適合する範囲で種々変形して実施することができる。また、レバー4は櫛本体1の上面側に取付けても良い。さらに、一対のバリカン刃2,3の櫛本体1内への組み込み構造やレバー4との連結構造も本発明の特許請求範囲で定義された範囲内で変形して実施してもよい。また、一対のバリカン刃2,3は、櫛本体1からの突出長さを調節可能としてもよい。その際には、ロック用ストッパ23の下端位置を図示した状態より上方に上げて、一対のバリカン刃2,3を最上部位置まで退入させたときだけ、レバー4をロックさせるようにすればよい。また、移動操作兼締付固定手段5,6は、止めねじとナット以外でもよい。
【0023】
【発明の効果】
本発明によれば、ペット動物の毛の手入れ等のブラッシング及び伸びすぎた毛の刈り込みや整髪等のための毛のカットを、毛抜けやミスカット等のトラブルを生じることなく安心して安全に実施し得るカットコームを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のカットコームの実施形態の正面図である。
【図2】本発明のカットコームの実施形態における分解斜視図である。
【図3】本発明のカットコームの実施形態における櫛本体の第2部材を除去した状態の正面図である。
【図4】本発明のカットコームの実施形態における底面図である。
【図5】本発明のカットコームの実施形態における止めねじ及びナットの位置における縦断側面図である。
【図6】本発明の実施形態に用いるレバーの背面図である。
【図7】本発明の実施形態に用いる櫛本体の第1部材の内側正面図である。
【図8】本発明の実施形態に用いる櫛本体の第2部材の内側正面図である。
【図9】本発明の実施形態に用いる可動側バリカン刃の正面図である。
【図10】本発明の実施形態に用いる固定側バリカン刃の正面図である。
【図11】(A)(B)(C)本発明の実施形態に用いる刃留金具の正面図、側面図、背面図である。
【図12】従来のカットコームの分解斜視図である。
【符号の説明】
1 櫛本体
1a 第1部材
1b 第2部材
2 固定側バリカン刃
3 可動側バリカン刃
4 レバー
5 止めねじ(移動操作兼締付固定手段)
6 ナット(移動操作兼締付固定手段)
7 櫛歯
8 把手部
9 刃留金具
10 窓穴
11 ガイド溝
12 枢軸
13 軸受穴
14 ばね
15 窓穴
16 連結ピン
17 長穴
18 丸穴
19 長穴
20 長方形座面
20’楕円状座面
21 止めねじ
22 蓋
23 ロック用ストッパ
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば、犬、猫等のペット動物の毛の手入れ等のブラッシングと併行して伸びすぎた毛の刈り込みや整髪等のために毛をカットする機能を兼ね備えたカットコームに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、櫛にカット機能を兼備させた先行技術文献として、「梳き鋏」の作用を持たせた櫛形ヘアーカットレザーが公知となっている(例えば、特許文献1参照。)。
また、櫛と鋏を合体させたような散髪器具も公知である(例えば、特許文献2参照。)。
更に、従来、図12に示すように、櫛本体101の櫛歯102の歯基近傍に固定側バリカン刃103と可動側バリカン刃104とを配置し、必要に応じて櫛本体101の把手部105に設置したレバー106を押圧操作することにより連結杆107を介して可動側バリカン刃104をスライドさせて櫛歯102の間の毛をカットするようにした商品が市販されている。なお、レバー106は、ばね108で常時櫛本体101の把手部105から露出状態とされている。また、櫛本体101は、2つに分けられた蓋体109、110を4箇所でねじ111により固定して閉じられている。
【0003】
【特許文献1】
実開平5−88479号公報
【特許文献2】
登録実用新案第3008917号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の特許文献1のものは、カッターが常時、櫛歯の間に露出した状態で固定してあるため、ブラッシングだけに使用することができず、常に梳き櫛となってペット動物の毛をカットしてしまうという問題点がある。
また、特許文献2のものは、レバーを操作することにより、1枚のカッターを櫛歯に沿って移動させて、各櫛歯の間にある毛を順番にカットさせていくというものであるが、これでは、毛が櫛歯の間から逃げ易く、恰も、暖簾に腕押しのようになり、望み通りに毛をカットすることが難しく、また、鋏及びレバーが常時動作可能状態にあり、ロックしていないため、ブラッシングだけに使用するときでもミスカットを生ずるという問題点がある。
【0005】
更に、図12のものは、バリカン刃103,104が常時露出しているため、ブラッシング時、バリカン刃103,104に毛が引っかかり易く、毛抜けのトラブルが防止できないばかりでなく、バリカン刃103、104が常時動作可能状態にあり、レバー106もロックをしていないため、ブラッシング時、レバー106を誤作動させてバリカン刃103,104でミスカットを生ずるといった問題点があった。
そこで、本発明は、上記問題点に鑑み、ペット動物の毛の手入れ等のブラッシング及び伸びすぎた毛の刈り込みや整髪等のための毛のカットを、毛抜けやミスカット等のトラブルを生じることなく安心して安全に実施し得るカットコームを提供するようにしたものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
この技術的課題を解決するための本発明の技術的手段は、櫛本体の櫛歯の歯基近傍に該櫛歯の配列方向に沿って配置された固定側と可動側との一対のバリカン刃を有し、可動側バリカン刃を固定側バリカン刃に対してスライド動作させるためのレバーを備え、前記一対のバリカン刃を櫛本体に対して櫛歯の歯基近傍への突出位置と櫛本体内への退入位置とに切替固定可能に配設してあることを特徴としている。
【0007】
この構成によれば、バリカン刃を櫛本体内に退入させておくことにより、ブラッシング時のミスカット及び毛の引っかかりや毛抜けのトラブルを確実に防止することができ、また、伸びすぎた毛等のカット時にはバリカン刃を櫛本体から突出させてレバーを操作することにより、安心して安全にペット動物の毛をカットすることができる。
また、本発明の技術的手段は、前記レバーは、櫛本体の把手部に突出退入可能に設置されており、かつ、前記一対のバリカン刃の退入位置でロック可能とされていることを特徴としている。
【0008】
この構成によれば、ブラッシング時に一対のバリカン刃を櫛本体内に退入させておき、その状態で、レバーもロックさせておくことができるため、バリカンの誤操作を確実に防止することができる。
また、本発明の技術的手段は、前記一対のバリカン刃は、前記櫛本体に対して突出位置と退入位置とに切替移動させる移動操作兼締付固定手段を有し、前記櫛本体は、前記移動操作兼締付固定手段を前記突出位置と退入位置とに案内する長穴を備え、前記移動操作兼締付固定手段は前記長穴内の任意の位置で位置決め固定可能とされていることを特徴としている。
【0009】
この構成によれば、移動操作兼締付固定手段の締付けを緩めることによって、移動操作兼締付固定手段を櫛本体の長穴内で移動させることができ、該手段を締め付けることにより、長穴内の任意の位置で該手段を位置決め固定することができる。
また、本発明の技術的手段は、前記一対のバリカン刃のうち、固定側バリカン刃は前記移動操作兼締付固定手段と一体移動可能に装着されているが、可動側バリカン刃は前記手段に対して、スライド方向に自由移動可能で突出退入方向には一体移動可能に装着されていることを特徴としている。
【0010】
この構成によれば、一対のバリカン刃を突出位置と退入位置とに切替移動させるとき、移動操作兼締付固定手段を移動させることによって一体的に移動させることができるが、この移動操作兼締付固定手段に対して、可動側バリカン刃をスライド方向に自由移動可能に装着してあるため、一対のバリカン刃を使用してペット動物の毛をカットする場合には、レバーの操作により可動側バリカン刃を固定側バリカン刃に対してスライド移動させることができるため、スムーズにカットすることができる。
【0011】
また、本発明の技術的手段は、前記櫛本体は、2分割構造とされ、その一方に櫛歯が1列で配設され、前記一対のバリカン刃が櫛本体の2分割面に形成された窓穴から突出退入可能とされていることを特徴としている。
この構成によれば、一対のバリカン刃を櫛本体内に容易に組み込むことができる。
また、本発明の技術的手段は、前記一対のバリカン刃は、刃留金具の弾性によって相互に密着保持され、かつ、固定側バリカン刃が該刃留金具に固定係止され、可動側バリカン刃が該刃留金具にスライド可能に係止されており、前記刃留金具は、櫛本体に形成されたガイド溝によって前記一対のバリカン刃の突出退入方向には移動可能に案内保持されているが、可動側バリカン刃のスライド方向には移動しないように保持されていることを特徴としている。
【0012】
この構成によれば、一対のバリカン刃が刃留金具で一体化され、櫛本体内への組み込み作業時の取り扱いに便利であり、組み込み作業性を向上させることができる。しかも、上記刃留金具を櫛本体に形成されたガイド溝で案内規制させることによって一対のバリカン刃の動作を可能に保持させているため、構造が簡単かつ合理的となり、櫛本体を薄肉化することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1〜図5は本発明のカットコームの実施の一形態を示すものであって、櫛本体1と、一対のバリカン刃2,3と、レバー4と、移動操作兼締付固定手段5、6とを主たる構成部材としている。
櫛本体1は、先端側の一方の側面に複数本の櫛歯7を一列で配列しており、後端側に把手部8を有している。櫛本体1は、櫛歯7の配列方向に沿って第1部材1aと第2部材1bとに2分割されており、第1部材1aに櫛歯7が設けられている。櫛本体1は、樹脂で製作され、その際、櫛歯7が同一材料又は別材料からなる樹脂で一体的に成形される。なお、静電気対策として、櫛歯7のみを金属ピンとし、これを櫛本体1の第1部材1aに埋め込み設置してもよい。
【0014】
一対のバリカン刃2,3は、図9及び図10に示すように、ステンレス又は適宜の金属材料で櫛本体1の櫛歯7の配列長さに対応した適宜の長さに構成され、長手方向下面に沿って略同一ピッチで鋸刃2a,3aが形成されており、一方が固定側とされ、他方が可動側とされている。これらは、刃留金具9により長手方向の2箇所で一体的に組み合わされている。
刃留金具9は、図11(A)(B)(C)に示すように、ばね鋼等の適宜の金属板を2つ折りして、一対のバリカン刃2,3を上面において厚み方向の両側から弾性的に挟持するように二股クリップ形状に形成され、二股の内側に係止突起9a,9bが形成されている。この係止突起9a,9bは、一対のバリカン刃2,3に形成された係止穴2b,3bに係止させてあり、これによって、一対のバリカン刃2,3は一体的に保持されている。但し、可動側バリカン刃3の係止穴3bは、図9に示すように、スライド方向(長手方向)の長穴とされ、この長穴によって固定側バリカン刃2に対して可動側バリカン刃3のスライド方向の移動を可能としている。
【0015】
一対のバリカン刃2,3は、櫛本体1の2分割面に形成された窓穴10から突出退入可能とされている(図4、図5参照)。
また、一対のバリカン刃2,3を保持する刃留金具9、9は、櫛本体1の内面に形成されたガイド溝11、11によって前記一対のバリカン刃2,3の突出退入方向には移動可能に案内保持しているが、可動側バリカン刃3のスライド方向には移動しないように保持している。
レバー4は、櫛本体1と同一材料又は別材料からなる樹脂で製作され、先端側に一体又は別体で設けた枢軸12を櫛本体1の長手方向の略中央部の軸受穴13に嵌め込んで回動可能に枢着されており、常時、ばね14によってレバー4の後端部が把手部8から図1の鎖線で示すように突出せしめられている。このレバー4は、図4に示すように、櫛本体1の2分割面に形成された窓穴15から把手部8内に退入可能とされている。
【0016】
レバー4の先端と可動側バリカン刃3の後端とは、図2、図3に示すように、連結ピン16により連結されている。但し、可動側バリカン刃3のピン穴は長穴17とされている。この長穴17の長手方向は、一対のバリカン刃2,3の突出退入方向と一致せしめられており、この方向はまた、可動側バリカン刃3のスライド方向と直交する方向とされている。これにより、可動側バリカン刃3がレバー4と連結してあるにも拘らず、一対のバリカン刃2,3を突出退入方向に切替移動可能としていると共に、レバー4の枢軸12を中心とする円弧運動を連結ピン16と長穴17とによって可動側バリカン刃3のスライド方向の直線往復運動に変換させている。なお、レバー4の先端のピン穴は丸穴18であって、この丸穴18に連結ピン16を圧入している。
【0017】
移動操作兼締付固定手段5,6は、本実施形態では、止めねじ5とナット6とで構成した場合を例示している。
上記止めねじ5は、ナット6と共同して、一対のバリカン刃2,3を櫛本体1に対して突出位置と退入位置とに切替移動させるためのものである。櫛本体1は、止めねじ5を突出位置と退入位置とに案内する長穴19を両側面に設けている。
また、ナット6は、止めねじ5と共同して、櫛本体1を両側から挟持することにより、その座面摩擦力で長穴19内の任意の位置で位置決め固定するためのものである。
【0018】
前記止めねじ5は、1本のねじ部材からなり、固定側バリカン刃2は、丸穴2cにより止めねじ5と一体移動可能に装着されているが、可動側バリカン刃3は、止めねじ5に対して、長穴3cによりスライド方向に自由移動可能で突出退入方向には一体移動可能に装着されている。上記丸穴2c及び長穴3cの形成位置は、一対のバリカン刃2,3の中央部上面とされている。これにより、櫛本体1内における一対のバリカン刃2,3の収納スペースの縮小化を図っている。
前記止めねじ5の頭部5aは四角形(六角形でもよい)とされており、櫛本体1の外面側において、前記長穴19の周囲に形成された長方形座面20に嵌合されることにより、回り止めされる構成とされている。そして、止めねじ5のねじ部5bの先端にナット6が螺合される。ナット6は、樹脂で被覆されており、外周面にローレット加工が施されている。なお、ナット6が装着される座面は、楕円形座面20’とされている。
【0019】
櫛本体1の第1部材1aと第2部材1bとは、先端側において、図7及び図8に示すように、凹部1cと凸部1dとを嵌合させることにより結合し、後端側においては締付ねじ21で結合している。なお、締付ねじ21の結合後には蓋22を嵌合している。
櫛本体1の第2部材1bの先端側内面には、図8に示すように、可動側バリカン刃3の退入位置でレバー4をロックさせておくためのロック用ストッパ23が設けられている。このロック用ストッパ23は、図1に示すように、レバー4を把手部8内に退入させたとき、可動側バリカン刃3が把手部8側に引き寄せられ、可動側バリカン刃3の先端がロック用ストッパ23の後端より外れる位置関係に設定されている。この状態でナット6を緩めて上方向に持ち上げて一対のバリカン刃2,3を退入させることができる。この退入位置でナット6を締め付けて一対のバリカン刃2,3を退入位置に固定すると、可動側バリカン刃3の先端がロック用ストッパ23の後端面に当接し、レバー4が退入位置でロックされる。
【0020】
上記実施の形態によれば、一対のバリカン刃2,3は、図1に示す突出状態において、レバー4を操作することにより、可動側バリカン刃3を距離sだけスライド方向に往復移動させることができる。また、レバー4を図1に示すように把手部8内に退入操作した状態で、ナット6の締付けを緩めることにより、一対のバリカン刃2,3を、櫛本体1に対して、図1に示すように、寸法hだけ上下方向に移動させることができる。
図1に示すように、一対のバリカン刃2,3を櫛本体1に対して、突出位置に設定しておくと、可動側バリカン刃3の先端は、ロック用ストッパ23の下側に位置して不干渉となり、レバー4で距離sだけスライド移動させることができ、ペット動物の毛をカットすることに使用することができる。
【0021】
また、一対のバリカン刃2,3を櫛本体1内に退入させる場合は、一旦、レバー4を図1の実線に示す退入状態に保持して、ナット6を緩め上に向けて押し上げ、その位置でナット6を締付ければよい。この状態では、レバー4は、ロック状態となる。
以上のように、本発明の実施形態に示すカットコームは、ペット動物の毛をブラッシングする場合には、一対のバリカン刃2,3を櫛本体1内に退入させておくことができると共に、レーバー4も退入状態にロックすることができる。従って、ブラッシング時において、一対のバリカン刃2,3に毛が引っかからず、スムーズにブラッシングができ、毛抜け等のトラブルが発生することはない。
【0022】
なお、本発明は、上記実施の形態に限定されるものではない。例えば、櫛本体1の外観形状や内部形状は、本発明の目的に適合する範囲で種々変形して実施することができる。また、レバー4は櫛本体1の上面側に取付けても良い。さらに、一対のバリカン刃2,3の櫛本体1内への組み込み構造やレバー4との連結構造も本発明の特許請求範囲で定義された範囲内で変形して実施してもよい。また、一対のバリカン刃2,3は、櫛本体1からの突出長さを調節可能としてもよい。その際には、ロック用ストッパ23の下端位置を図示した状態より上方に上げて、一対のバリカン刃2,3を最上部位置まで退入させたときだけ、レバー4をロックさせるようにすればよい。また、移動操作兼締付固定手段5,6は、止めねじとナット以外でもよい。
【0023】
【発明の効果】
本発明によれば、ペット動物の毛の手入れ等のブラッシング及び伸びすぎた毛の刈り込みや整髪等のための毛のカットを、毛抜けやミスカット等のトラブルを生じることなく安心して安全に実施し得るカットコームを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のカットコームの実施形態の正面図である。
【図2】本発明のカットコームの実施形態における分解斜視図である。
【図3】本発明のカットコームの実施形態における櫛本体の第2部材を除去した状態の正面図である。
【図4】本発明のカットコームの実施形態における底面図である。
【図5】本発明のカットコームの実施形態における止めねじ及びナットの位置における縦断側面図である。
【図6】本発明の実施形態に用いるレバーの背面図である。
【図7】本発明の実施形態に用いる櫛本体の第1部材の内側正面図である。
【図8】本発明の実施形態に用いる櫛本体の第2部材の内側正面図である。
【図9】本発明の実施形態に用いる可動側バリカン刃の正面図である。
【図10】本発明の実施形態に用いる固定側バリカン刃の正面図である。
【図11】(A)(B)(C)本発明の実施形態に用いる刃留金具の正面図、側面図、背面図である。
【図12】従来のカットコームの分解斜視図である。
【符号の説明】
1 櫛本体
1a 第1部材
1b 第2部材
2 固定側バリカン刃
3 可動側バリカン刃
4 レバー
5 止めねじ(移動操作兼締付固定手段)
6 ナット(移動操作兼締付固定手段)
7 櫛歯
8 把手部
9 刃留金具
10 窓穴
11 ガイド溝
12 枢軸
13 軸受穴
14 ばね
15 窓穴
16 連結ピン
17 長穴
18 丸穴
19 長穴
20 長方形座面
20’楕円状座面
21 止めねじ
22 蓋
23 ロック用ストッパ
Claims (6)
- 櫛本体の櫛歯の歯基近傍に該櫛歯の配列方向に沿って配置された固定側と可動側との一対のバリカン刃を有し、可動側バリカン刃を固定側バリカン刃に対してスライド動作させるためのレバーを備え、前記一対のバリカン刃を櫛本体に対して櫛歯の歯基近傍への突出位置と櫛本体内への退入位置とに切替固定可能に配設してあることを特徴とするカットコーム。
- 前記レバーは、櫛本体の把手部に突出退入可能に設置されており、かつ、前記一対のバリカン刃の退入位置でロック可能とされていることを特徴とする請求項1記載のカットコーム。
- 前記一対のバリカン刃は、前記櫛本体に対して突出位置と退入位置とに切替移動させる移動操作兼締付固定手段を有し、前記櫛本体は、前記移動操作兼締付固定手段を前記突出位置と退入位置とに案内する長穴を備え、前記移動操作兼締付固定手段は前記長穴内の任意の位置で位置決め固定可能とされていることを特徴とする請求項1又は2に記載のカットーコーム。
- 前記一対のバリカン刃のうち、固定側バリカン刃は前記移動操作兼締付固定手段と一体移動可能に装着されているが、可動側バリカン刃は前記手段に対して、スライド方向に自由移動可能で突出退入方向には一体移動可能に装着されていることを特徴とする請求項3に記載のカットコーム。
- 前記櫛本体は、2分割構造とされ、その一方に櫛歯が1列で配設され、前記一対のバリカン刃が櫛本体の2分割面に形成された窓穴から突出退入可能とされていることを特徴とする請求項1〜4の何れかに記載のカットコーム。
- 前記一対のバリカン刃は、刃留金具の弾性によって相互に密着保持され、かつ、固定側バリカン刃が該刃留金具に固定係止され、可動側バリカン刃が該刃留金具にスライド可能に係止されており、前記刃留金具は、櫛本体に形成されたガイド溝によって前記一対のバリカン刃の突出退入方向には移動可能に案内保持されているが、可動側バリカン刃のスライド方向には移動しないように保持されていることを特徴とする請求項1〜5の何れかに記載のカットコーム。
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