JP6725770B2 - コーム構成、切断ヘッド及び毛切断器具 - Google Patents

コーム構成、切断ヘッド及び毛切断器具 Download PDF

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Description

本開示は、毛切断器具(hair cutting appliance)のための間隔コーム構成(spacing comb arrangement)に関する。本開示は、更に、それぞれ間隔コーム構成を備える毛切断器具用の切断ヘッド(cutting head)に関し、それぞれに装備された毛切断器具に関する。
米国特許第2,974,412号は、電気ヘアクリッパ用のアタッチメントコームユニットを開示しており、コームユニットは、コーム歯(櫛歯)を形成するプラスチック製コームと、ヘアクリッパの静止ブレードに固定的に取り付けられるチャンネル形状のシートメタル支持要素に対して弾性的にクランプされるシートメタル背面部分とを含む。プラスチック製コーム及びシートメタル背面部分は、シートメタル背面部分にあるスロットに係合するクランプネジによってシートメタル支持要素にスライド可能に取り付けられる。
独国特許第446264C号は、ブレードセットと、切断中に切断高さを変更するための調節可能なコームとを有する、ヘアクリッパを開示しており、コームは、ブレードセットに対して移動可能であり、コームは、プッシュピースに枢動可能に取り付けられ、コームをブレードセットに押し付ける板バネがプッシュピースとコームとの間に設けられている。
欧州特許出願公開第2105267A1号は、本体部分と、可動ブレードと静止ブレードとを含む一対のブレードを有するコーム形状ブレードユニットと、静止ブレードと関連付けられるコーム部分を有する間隔コームとを含み、コーム部分は、係合状態と係合解除状態との間で枢動可能である、ヘアクリッパを開示している。
毛切断器具、特に電気毛切断器具は、一般的に知られており、トリマ、クリッパ及びシェーバを含むことがある。電気毛切断器具を電動毛切断器具とも呼ぶ。電気毛切断器具は、本線電源によって及び/又は例えばバッテリのようなエネルギー貯蔵装置によって電力供給されてよい。一般的に、電気毛切断器具は、一般的に、人が手入れの行き届いた外観を有することを可能にするよう、(人間の)体毛、特に顔毛及び頭髪をトリミングする(trim)或いは除去するために使用される。頻繁に、電気毛切断器具は、動物の毛を切断するために使用される。
米国特許第6,968,623B2号は、本体と、ブレードセットを含む切断ヘッドと、ブレードセットに対して移動可能な調節可能なコームと、ブレードセットを駆動して切断動作をもたらす電気モータと、完全後退位置と完全延出位置との間でブレードセットに対してコームを移動させることができるアクチュエータアセンブリとを含み、アクチュエータアセンブリは、コームキャリッジと、コームキャリッジに接続されたコームボタンであって、ブレードセットに対するコームの位置を調節するために作動可能なコームボタンと、コームボタンに対して移動可能なロックボタンとを含み、ロックボタンは、本体に対するコームボタンの移動を選択的に防止及び許容する、ヘアトリマを開示している。結果的に、コームの長さを手動調節が可能にされる。
毛切断器具用のコーム、特に間隔コームは、一般的に、取り付け可能なコーム又は一体的に形成されたコームとして配置されることがある。間隔コームは、一般的に、作動中に毛切断器具が皮膚に対して移動方向に動かされるときに、毛切断器具のブレードセットを皮膚から離間させる。結果的に、間隔コームは、毛を所望の長さに、即ち、皮膚に残る毛の所望の長さに処理/切断するのを可能にすることがある。
従来的な毛切断器具は、アタッチメントコームのセットを備えることがあり、その各々は、異なる毛の長さと関連付けられる。結果的に、毛切断器具のユーザは、基本的に、毛切断長を変更するためにアタッチメントコームを別のものに交換する必要がある。更に、米国特許第6,968,623B2号に開示されているように、手動調節可能なコームアタッチメントが知られている。更に、例えば、欧州特許出願公開第2500153A2号に開示されているように、動力調節コームも近年提示されている。典型的には、動力調節コームは、毛切断器具のブレードセットに対して移動可能である可動コーム部分を含み、可動コーム部分は、アクチュエータに、特に電気モータ及び/又は電気パワートレインに連結される。
間隔コームを使用することは、均一な毛の長さ、例えば、3.0mm、6.0mm、9.0mmなどの長さが達成されることがあるという利点を有する。故に、特定の短いヘアカット、3日髭、及び類似の手順が単純化されることがある。
一般に、米国特許第6,968,623B2号及び欧州特許出願公開第2500153A2号に示されているように、間隔コーム、特に調節可能な間隔コームは、皮膚に沿う器具の移動方向と基本的に整列させられる前方方向において見られるときに、コームの歯の前方部分が毛切断器具のブレードセットの先端を越えて延びるような或いは覆いさえするような方法において、毛切断器具の切断ヘッドに取り付けられる。このようにして、一方では、アタッチメントコームとの組み合わせブレードセットのかなりの毛捕捉能力が保証される。これは、コームが取り付けられる器具が有毛部分を通じて移動させられるときに、コームの歯が毛を持ち上げるように構成されることを含む。しかしながら、他方では、これは、調節コームの後退状態においてさえも、その歯の先端が静止ブレードの先端を越えて突出することを含む。更に、幾つかの実施形態において、コームの歯は、ブレードセットの静止ブレードの歯が係合することがある係止凹部を備える。故に、アタッチメントコームは、ブレードセットの歯付き部分に積極嵌合式(positive fit fashion)に適切に固定されもする。
アタッチメントコームの歯の包囲設計(embracing design)の更なる目標は、毛が静止ブレードの歯とアタッチメントコームの歯との間の間隙に入って、間隙内に捕捉されるか或いは詰まるのを防止することである。これは実際には毛がもぎ取られることに帰結する。
しかしながら、上記構成は幾つかの欠点を有する。第1に、完全後退状態においてさえ、少なくともアタッチメントコームの歯の先端は、ブレードセットの歯を越えて突出する。これは切断ゾーンを幾分妨害する。故に、トリミング及びスタイリング作業は、視認性条件の悪化の故に、幾分複雑化される。更に、アタッチメントコームはブレードセットの前方端を幾分妨害して覆うので、器具の到達可能性が低下させられる。これは、例えば、上唇の口髭がトリミング又はスタイリングされるときに現れる。その場合、ブレードセットの歯で上唇と鼻との間の移行縁に到達することは、不可能でないにしても、しばしば困難である。実際には、これは、鼻に非常に近い最上部の毛を所望の長さに十分にトリミングし得ないことをしばしば含む。類似の問題は、もみあげが処理されるとき、耳の近傍の頭髪が処理されるとき、及び/又は剃毛された部分と剃毛されていない部分との間の鋭い縁が処理されて手入れされるときに生じることがある。
よって、間隔コーム構成、より一般的には、毛切断器具のための長さ調節機構における改良の余地が依然としてある。
上記に鑑みて、上記の問題の少なくとも幾つかに取り組む間隔コーム構成を探求することが本開示の目的である。特に、コームピースの実際の調節位置に拘わらず、ブレードセットに、特にその静止ブレードにくっつくように構成されたコームピースを有する間隔コーム構成を提供することが望ましい。更に、毛切断器具の一般的な到達可能性挙動を改良するコームピースを有する間隔コーム構成を提示することが望ましい。更に、静止ブレードとコームピースとの間の毛の詰まり又は締付けを減少させるように或いは回避さえするように構成されたコームピースを有する間隔コーム構成を提示することが望ましい。更に、毛切断器具のブレードセットに連結されるように配置されたコームピースを含む間隔コーム構成を提示することが望ましく、間隔コーム構成は、かなりのヘア捕捉及び毛持上げ能力を有する。
更に、確定した(defined)切断長のセットが提供されるように調節可能な間隔コーム構成を提供することが望ましい。更に、製造が容易で操作が容易なコームピースを含む間隔コーム構成を提示することが望ましい。
コームピースを有するコーム構成に連結される/コームピースを有するコーム構成を備えるように配置される毛切断器具のための切断ヘッドを提供することも望ましい。更に、それぞれのコーム構成を備える或いは具備する対応する毛切断器具を提供することが本開示の目的である。
本開示の第1の態様において、毛切断器具のための間隔コーム構成が提供され、間隔コーム構成は、
ブレードセットの静止ブレードの皮膚に面する側に配置されるように構成されるコームピースを含み、コームピースは、
− 前方部分と、
− 間隔コーム構成が取り付けられるときにブレードセットの切断長を定める、前方部分に形成される複数のコーム歯(櫛歯)と、
切断器具に取り付けられるように構成される後方部分と、
− 前方部分と後方部分との間に構成される曲げ区画とを含み、曲げ区画は、毛切断器具が作動させられるときに、前方部分を静止ブレードの皮膚に面する側に対して付勢するように構成さ
曲げ区画は、前方部分と後方部分との間にたわみ軸(deflection axis)を定め、
曲げ区画は、コームピースに一体化され、
コームピースが毛切断器具に取り付けられるときに、前方部分での指向性バイアス(directional bias)が存在し、
コームピースは、一体的に成形されるコームピースである
この態様は、コームピースが毛切断器具に取り付けられたときに、コームピースが指向性バイアス又は予荷重が存在するような方法において形成されることがある、という洞察に基づいている。故に、コームピースの前方部分は、ブレードセットの静止ブレードの皮膚に面する側に少なくとも僅かに押し付けられることが保証される。故に、コームピースと静止ブレードとの間の隙間のない(tight)前方接触ゾーンが提供される。この手段は、コームピースの完全後退状態でさえも、前方方向におけるコームピースの歯の先端が静止ブレードの歯の先端を越えて突出するような方法でコームピースを設計する必要がないという利点を有する。
一例として、コームピースの完全後退位置は、1.0mm、1.5mm、又は2.0mmの切断長に対応することがあるが、それは限定的な意味に解釈されてならない。既存のコーム構成では、同程度の切断長を含む完全後退状態においてさえも、コームピースの歯は、その前方端で静止ブレードの歯の先端と重なり合うか或いはそれを取り囲む(embrace)。故に、従来的なコーム構成と比較して、より大きな視認性及び到達可能性がもたらされる。
コーム構成の例示的な実施形態において、曲げ区画は、前方部分の移動のために変形性が増大されたコームピースを提供する。
この実施形態は、コームピースが、前方部分が静止ブレードと、特にその歯と接触させられることがあるように、十分なレベルの可撓性が提供されるような方法において形成されることがある、という洞察に基づいている。変形は、コームピース内に存在する固有のバイアス力によって或いは器具のユーザによって加えられる外力によって引き起こされることがある。この実施形態は、上記で導入した第1の態様の有益な改良を形成することがあり、或いは分離して追求されてよい別個の態様と見做されてよいことが留意されるべきである。
更に、コーム構成は調節可能であるので、少なくとも幾つかの実施態様では、各調節位置において、一定の予荷重が、従って、コームピースと静止ブレードとの間の密接な接触が、そのそれぞれの前方部分において提供されることを保証することができる。これは静止ブレードの前方端とコームピースとの間のあらゆる間隙を減少させることがあり或いは回避させることさえあるという効果を有する。このようにして、毛は、静止ブレードとコームピースとの間の間隙に入ることが防止されることがあり、そこで締め付けられて詰まることが防止されることがある。故に、トリミングの快適性が向上させられることがある。皮膚刺激及び毛のもぎ取りが減少させられることがあり或いは回避されることさえある。
コームピースは、解放可能に取付け可能なコームピースとして構成されてよい。しかしながら、幾つかの実施形態において、調節可能なコームピースは、毛切断器具の解放不能な構成要素を形成してよい。幾つかの実施態様において、コームピースは、長さ調節のために配置される。本明細書で使用するとき、長さ調節は、毛の長さ調節に関する。典型的には、調節可能なコームは、毛切断又はトリミング操作後の対応する残存する毛の長さをもたらす、切断部分又はブレードセットと皮膚部分との間のオフセットを定める。
本開示の主要な態様は、機械的に手動操作される長さ調節機構に関して本明細書中に提示され且つ議論されるが、これは限定的な意味で解釈されてならない。むしろ、動力長さ調節構成も、本明細書に提示するような間隔コーム構成の恩恵を受けることがある。
本明細書で使用するとき、静止ブレードの皮膚に面する側は、毛切断器具のハウジングから見て外方を向く側であり、毛切断器具がアタッチメントコームを伴わずに操作されるときに皮膚と接触する側である。取り付けられた状態において、コームピースは、ブレードセットのそれぞれの可動ブレードとは反対の静止ブレードに配置される。故に、コームピースが毛切断器具に取り付けられるとき、静止ブレードは可動ブレードとコームピースとの間に配置される。
本明細書で使用するとき、間隔コーム構成は、基本的にコームピースを含む。しかしながら、幾つかの実施形態では、ファスナ(締結具)、調節部品、及び更なる構成要素が、間隔コーム構成の一部を形成することがある。一般的に、間隔コーム構成は、毛切断器具のブレードセットと協働するよう、毛切断器具に取り付けられるように構成された、セット又はキットとして構成されてよい。
コーム構成の更なる例示的な実施形態では、コームピースが毛切断器具に取り付けられると、前方部分及び後方部分は、前方部分を静止ブレードに対して付勢して接触させるそれぞれの反力(counterforce)を生成するよう、曲げ区画によって定められる軸の周りで互いから離れる方向に捩られ或いは傾けられる。
別の例示的な実施形態において、曲げ区画は、コームピースに一体化される。一般的に、曲げ区画は、曲げ軸(bending axis)又はたわみ軸(deflection axis)を定めるコームピースに形成されるジョイント(継手)又はヒンジと見做されてよい。曲げ軸は、仮想軸として形成されてよい。一般的に、曲げ軸は、静止ブレードの最外側の歯及び/又はコームピースの間の接続線に平行である。このようにして、直列に配置される静止ブレードの複数の歯に沿う均一なバイアス力及び衝撃が提供されることがある。
一般的に、少なくとも幾つかの実施態様において、コームピースは、前方部分に加えて、後方部分を含んでよく、その場合、曲げ区画は、それらの間に配置される。故に、後方部分で、コームピースは、コームピースの確定した変形の故にバイアス又は予荷重が生成されるような方法において、毛切断器具に取り付けられることがある。故に、コームピースが毛切断器具に取り付けられるとき、前方部分及び後方部分は、曲げ区画によって定められる軸の周りで互いから離れる方向に捩られることがあり或いは傾けられることがある。これは前方部分を静止ブレードに対して付勢するそれぞれの反力をもたらす。
コーム構成の別の例示的な実施形態では、少なくとも1つのリビングヒンジが、コームピースの前方部分と後方部分との間に形成される。故に、別個の別々に形成されるピボット軸又はヒンジは提供されない。リビングヒンジは、所望の曲げ作用を可能にするよう十分にフレキシブル(可撓)である。リビングヒンジを組み込むことによって、コームピースの製造及び組立は容易である。リビングヒンジは、曲げ区画を形成してよく、コームピースのそれぞれの曲げ軸を定めてよい。
別の例示的な構成において、コームピースは、調節可能であり、コームピースは、後退状態と延出状態との間で静止ブレードに対して移動可能である。後退状態は、かなり小さな切断長に対応する。延出状態は、かなり大きな切断長に対応する。調節作用は、漸進的な調節又は増分的な調節を含んでよい。代替的に、調節作用は、無段階又は連続調節を含んでよい。いずれの場合においても、コームピースは、スライド運動において静止ブレードに対して移動させられてよい。コームピースの前方部分は、側面図において、好ましくは、コーム歯の先端に向かってテーパ状であるので、調節運動(adjustment movement)は、長さ調節を含む。
コームピースが後退状態(retracted state)から延出状態(extended state)に移動させられるときに、コームピースの前方端は、前方方向において静止ブレードの先端を越えて突出するので、存在する或いは少なくとも生成されるバイアス力又は曲げ力は、静止ブレード歯の先端とコームピースの前方部分との間に依然として密接な接触があることを保証する。幾つかの実施態様において、コームピースの調節運動は、コームピースの後方部分に対する前方部分の枢動又は旋回運動を含む。このようにして、コームピースは、静止ブレードの歯のテーパ付き又は傾斜付き設計に適合させられることがある。
更に別の例示的な実施形態では、コームピースの固有の反りが、コームピースの前方部分を静止ブレードに向かって付勢する。この実施形態によれば、コームピースは、曲げ作用を誘発する内部予荷重をもたらすことがある。更に、コームピースが射出成形によって製造されるとき、射出成形型及び/又はそれぞれの成形パラメータは、コームピースが製造されるときに内部張力が生成されるように、選択されてよい。
更に別の例示的な実施形態において、コームピースは、その後方部分が器具に取り付けられたときに、その前方部分が静止ブレードに対して付勢されるような方法において、成形される。故に、コームピースは、アセンブリ操作によってひずまされる(distorted)ことがある。従って、組み立てられていない状態において、内部予荷重が存在しないとしても、曲げ力は、取り付けられた状態において提供されることがある。
コーム構成の更に別の例示的な実施形態では、コームピースが静止ブレードに対して調節移動方向に移動させられるときに、後方部分は、静止ブレードとの、特にその皮膚に面する側にある基本的に平面的な後方部分との、平行な向き及び密接な接触を取って維持する。故に、コームピースがこのように移動される(調節される)ときに、前方部分は、ピボット軸を形成する曲げ区画の周りで後方部分に対して枢動させられる。
更に別の例示的な実施形態では、コームピースの前方部分を静止ブレードに対して付勢するように配置される別個の付勢要素(biasing element)が設けられてよい。この目的を達成するために、金属バネ、プラスチックバネ及び同等物が使用されてよい。
更に、付勢力(biasing force)は、少なくとも部分的に、コームピースが皮膚に接触するときにユーザによって加えられる外部的な押付力(press-on force)によって生成されることがある。
コーム構成の一層更なる例示的な実施形態において、コームピースは、一体的に成形される。換言すれば、コームピースは、一体成形品に形成される。一体成形品にのみ成形されるようコームピースを構成することは、その製造を大いに単純化する。1つの同じ一体的な部分が、前方部分と、後方部分と、それらの間に形成される曲げ区画とを備えてよい。それにも拘わらず、例えば、リビングヒンジを一体化すること及び/又は内部張力を使用することによって、単なる顕微鏡的な曲げ作用以上の作用が提供されることがある。
コーム構成の一層更なる例示的な実施形態において、コームピースは、多構成要素(multi-component integrally formed part)で一体的に形成される部品であり、互いに結合される軟質構成要素(soft component)及び少なくとも1つの硬質構成要素(hard component)が提供される。
1つの実施形態において、コームピースは、多構成要素射出成形部品である。一例として、2つの硬質コンポーネントを提供されてよく、そのうちの1つは前方部分であり、他の1つは後方部分である。故に、付勢区画又は曲げ区画は、2つの硬質構成要素の間に形成される軟質構成要素によって形成されてよい。軟質構成要素は、このようにして、曲げ軸/たわみ軸を定めることがある。多構成要素射出成形自体は、当技術分野において一般的に知られている。
更に、代替的な実施形態では、多構成要素射出成形を使用して、互いに対して移動可能な基本的に2つの区画を含むコームピースを形成してよい。これは型内組立(in-mold assembling)を含むことがある。このようにして、別個のヒンジ又はジョイントが形成されてよい。
別の実施形態において、コームピースは、オーバーモールド又はインサートモールド部品として構成されてよく、金属構成要素及び少なくとも1つのプラスチック構成要素が提供され、互いに接合される。金属構成要素は、プラスチック構成要素によって少なくとも部分的にオーバーモールドされるインサートを形成してよい。故に、金属構成要素は、コームピースの前方部分を静止ブレードの皮膚に面する側に対して付勢する付勢力を生成する付勢要素として作用することがある。
コーム構成の一層更なる例示的な実施形態では、コームピースの可撓性を増大させる窪み(indentation)がコームピースに形成される。窪みは、コームピースを通じて横方向に延びる。故に、側面図において見られるとき、コームピースのそれぞれの断面は、曲げ区画における有意に減少させられた壁厚を含む。幾つかの実施態様において、窪みは、静止ブレードに面するコームピースの側面に形成される。故に、この実施形態では、コームピースの皮膚に面する側に、窪みは存在しない。
コーム構成の更に別の例示的な実施形態において、窪みは、溝形状であり、前方フランクと、後方フランクと、それらの間に形成される溝ベースとを備え、前方フランク及び後方フランクは、コームピースの前方部分と後方部分との間の曲げ運動のための限界ストップを形成する。故に、窪みは、コームピースの可撓性を増大させるのみならず、最大曲げ運動も定める。
コーム構成の更に別の例示的な実施形態では、コームピースの前方部分に、少なくとも1つの凹み(depression)が設けられ、凹みは、静止ブレードの前縁に平行に延び、静止ブレードの前方先端は、コームピース及び静止ブレードが確定した相対的な長手方向位置にあるときに、凹み内に少なくとも部分的に浸漬する。
コーム構成の更に別の例示的な実施形態では、コームピースの前方部分に、少なくとも1つの凹みが設けられ、凹みは、静止ブレードの前縁に平行に延び、コームピース及び静止ブレードが確定した相対的な長手方向位置にあるときに、静止ブレード歯の前方先端が係合するように構成される。
本明細書で使用するとき、静止ブレードの前縁は、少なくとも最外側の歯、好ましくは、静止ブレードの全ての歯の先端を接続する、接続線によって定められる。故に、前縁は、毛切断処置を行うときの器具の推定される移動方向に対して基本的に垂直である。
一般的に、確定した相対的な長手方向位置は、確定した切断長に対応する。言うまでもなく、少なくとも1つの凹みは、コームピースの歯に形成される。故に、凹みは、静止ブレードに面するコームピースの側面に形成されるコームピースの歯にあるそれぞれの凹みを含むことがある。
更に別の例示的な実施形態では、基本的に互いに平行な複数の凹みが設けられ、凹みの配置は、静止ブレードに対するコームピースのそれぞれの長さ調節位置に適合させられる。故に、切断長の漸進的な又は段階的な調節が可能であると仮定すると、それぞれの凹みは、コームピースと静止ブレードとの間の相対的な長手方向位置に適合させられる長手方向位置を取ることがある。
静止ブレードの先端は、凹み内に少なくとも部分的に浸漬することがあるので、コームピースの前方区画は、静止ブレードに向かって更に一層傾けられることがある。これは、少なくとも静止ブレードに対するコームピースの相当な延出状態において、コームピースの歯が静止ブレードの歯の先端を少なくとも部分的に覆うことがあるという効果を有する。これは毛切断器具の毛捕捉及び毛持上げ性能を更に向上させる。
静止ブレード歯の先端が係合するように構成されるコーム歯での窪み又は凹みの提供に関する上述の実施形態は、本明細書に記載するコームピースのいずれの態様にも適用可能である。故に、浸漬構成(dipping feature)は、コームピースの前方部分を静止ブレードに対して付勢する固有の付勢構成に関する態様の文脈において実施されてよい。更に、浸漬構成は、少なくとも部分的に、前方部分を静止ブレードに向かって移動させるために器具に加えられる外力の故に変形させられることがある、曲げ区画に関する態様の文脈において実施されてよい。
本開示の更なる態様では、毛切断器具のための切断ヘッドが提示され、切断ヘッドは、可動ブレードと、静止ブレードとを含む、ブレードセットを含み、可動ブレード及び静止ブレードは、それらの間に捕捉される毛を切断するために、互いに対して移動させられるように構成され、切断ヘッドは、本明細書に記載するような少なくとも1つの実施形態に従ったコーム構成を含む。
本明細書で使用するとき、可動ブレード及び静止ブレードという用語は、ブレードセットの2つの基本的な構成要素を記述するために使用される。本明細書で使用するとき、静止ブレードは、毛切断器具のハウジングに基本的に固定的に取り付けられるブレードと考えられるべきである。対照的に、本明細書で使用するとき、可動ブレードは、静止ブレードに対して移動させられるようハウジングで可動に受け入れられるブレードセットのブレードと考えられるべきである。故に、毛切断器具のモータ式の駆動装置は、可動ブレードを静止ブレードに対して移動させるよう、可動ブレードに動作的に連結される。
切断ヘッドの更なる例示的な実施形態において、コームピースは、延出位置と後退位置との間で移動させられるように構成される。一般的に、延出位置は、大きな切断長に対応する。同様に、後退位置は、短い切断長に対応する。
更に、更なる別の例示的な実施形態では、後退位置において、コームピースは、前方方向において、静止ブレードの前方端を越えて突出しない。更に、特定の実施形態において、静止ブレードは、コームピースの後退位置では、前方方向において前方端を越えて突出する。
更に別の例示的な実施形態では、コームピースの後退位置において、静止ブレード及びコームピースの先端は、コームピースが後退位置にあるときに、前方方向において基本的に整列させられる。故に、静止ブレードの先端及びコームピースの先端は、この位置において、前方方向において同じ又は基本的に同じレベルで終端する。
切断ヘッドの更なる例示的な実施形態において、静止ブレードは、その皮膚に面する側で、基本的に平面的な後方部分と、傾斜した前方部分とを含み、コームピースの前方部分は、静止ブレードの前方部分に対して付勢される。更に上記のように、静止ブレードの歯は、その後方部から前方先端までの減少させられた厚さを含むテーパ状の設計を含んでもよい。所望のテーパ付き設計を達成するために、傾斜部分が静止ブレードの皮膚に面する側面に形成されてよい。故に、コームピース、特にその前方部分を、静止ブレードの傾斜した前方部分に適合させるよう、コームピースを十分に可撓にすることが有益である。
本開示の更に別の態様では、毛切断器具、特に電動ヘアトリマが提示され、毛切断器具は、毛を切断するために、毛の間を移動させられるように構成され、ハウジングと、切断ヘッドと、本明細書で議論するような少なくとも1つの実施形態に従ったコーム構成とを含む。コーム構成は、切断ヘッドに取り付けられるように構成されてよい。好ましくは、コーム構成は、切断長の調節を可能にする調節可能なコーム構成である。更に、コーム構成は、好ましくは、取り外し可能に取り付け可能である。故に、毛切断器具は、コーム構成を具備した状態において、毛切断器具に取り付けられる如何なるコーム構成も伴わずに、作動させられることがある。
本開示のこれらの態様及び他の態様は、以下に記載する実施形態から明らかであり、それらを参照して解明されるであろう。
(図1に示していない)間隔コームが取り付けられることがある毛切断器具の斜視背面図である。 コーム構成が取り付けられた毛切断器具用の切断ヘッドのある実施形態の斜視背面図である。 コーム構成のコームピースが切断ヘッドから取り外された状態における図2に例示する構成を示している。 図2及び図3に示す構成の斜視正面図であり、静止ブレード及びコームピースは分解状態において示されている。 毛切断器具の切断ヘッド用ブレードセットのある実施形態の側面図である。 図5に示す構成の更なる図であり、コームピースが切断ヘッドに取り付けられている。 第1の動作状態におけるコームピースを備えるブレードセットの部分的な単純化された側面図である。 第2の動作状態における図7の構成の更なる図である。 曲げ区画を有するコームピースの斜視断面背面図である。 更なる実施形態のコームピースを備えるブレードセットの部分的な単純化された側面図である。 更なる実施形態のコームピースを備えるブレードセットの更なる部分的な単純化された側面図である。
図1は、毛切断器具10(hair cutting appliance)を示している。従来的な毛切断器具自体は広く知られており、当該技術分野において記載されている。
毛切断器具10は、ハウジング12と、操作制御装置14、例えば、オン/オフボタンとを含む。ハウジング12は、モータと、(存在するならば)バッテリと、(存在するならば)電源と、制御ユニットと、ドライブトレイン又は駆動機構とを収容してよい。一般的に、毛切断器具10のハウジング12は、第1の端と、第2の端とを有する、細長い形状を有する。第1の端を切断ヘッド端と呼ぶこともある。ハウジング12の第1の端には、切断ヘッド18が設けられる。切断ヘッド18には、ブレードセット20が配置される。図1の例示的な実施形態に示すように、切断ヘッド18は、幾分露出させられた並びに高められた(elevated)様式において配置される。結果的に、全体的なハウジング12の一部と呼ぶことがある切断ヘッドハウジングが提供される。
図1の例示的な実施形態によれば、切断ヘッド18は、ポッド状に配置される。切断ヘッド18のポッド状の形状は、切断ヘッド18が高められるという利点を有し、器具10の(主)ハウジング12に対して回転させられてよい。これは届きにくい領域で毛をシェービングすること又はトリミングすることを容易にする場合がある。しかしながら、これは器具10の内部構成要素が(主)ハウジング12と切断ヘッド18との間の相対的な回転に適合する及び/又はそのような相対的な回転を可能にするように配置されることを必要とする。
図1の毛切断器具10の構成は、切断ヘッド18が器具10の主要部分から分離されてよいという利点を有する。例えば、例示的な実施形態では、(フォイル)シェービングヘッド、トリミングヘッド、スタイリングヘッド等のような異なる切断ヘッド18が設けられてよい。図1に例示的に示すような切断ヘッド18は、トリミング操作に特に適する。
しかしながら、代替的な実施形態において、切断ヘッド18は、器具10のより一体化された構成要素を形成してよく、特に切断ヘッド18のハウジングは、(全体的な)ハウジング12の一体化された部分として構成される。従って、本明細書で使用するとき、切断ヘッド18のハウジングは、必ずしも別個のハウジングと見做されない。むしろ、切断ヘッド18のハウジングは、別個の高められたハウジングとして或いは全体的なハウジング部分12の一体化されたハウジング部分として構成されてよい。
結果的に、本明細書において切断ヘッドハウジングに言及するときにはいつでも、これは、当て嵌まる場合には、器具10の全体的なハウジング12を指すこともある。
以下により詳細に示すように、ブレードセット20は、典型的には、静止ブレード22と、可動ブレード24とを含む。図1において、可動ブレード24は、その上に配置された静止ブレード22によって覆われている。静止ブレード22をガード又はガードブレードと呼ぶこともある。可動ブレード24をカッタ又はカッタブレードと呼ぶこともある。切断ヘッド18の頂端では、静止ブレード22の皮膚に面する側が符号26によって示されている。
(例えば、3.0mm、6.0mm、9.0mmなどの)明確な切断長の毛切断又は髭を有することが望ましい場合には、いわゆる間隔コームが器具10に取り付けられてよい。
例えば、図1に示すように、毛切断器具10に取り付けられるように構成される、間隔コーム構成30の実施形態を例示する、図2、図3及び図4を参照する。より具体的には、間隔コーム構成30は、器具10の切断ヘッド18に連結されるように構成される。間隔コーム構成30は、解放可能な様式において器具10に取り付けられるように構成されてよい。
間隔コーム構成30は、取り付けられた状態で図2に示されている。図3において、間隔コーム構成30は、切断ヘッド18及びブレードセット20からそれぞれ分離された状態で示されている。図4では、主として例示の目的のために、分解図が提供されており、静止ブレード22及び間隔コーム構成30(特にそのコームピース32)は、分離された状態で示されている。
間隔コーム構成30は、ブレードセット18の静止ブレード22の皮膚に面する頂端に配置されるコームピース32を含む。この目的を達成するために、切断ヘッド18のハウジングの部分及び/又はより一般的には毛切断器具10のハウジング12(図1を参照)を形成することがある、取付け区画34が提供される。
コームピース32は、取り付けられた状態においてブレードセット20のそれぞれの歯と整列させられる一連のコーム歯36(櫛歯)を備える。コーム歯36は、コームピース32の前方部分に形成され、コームピース32の前方部分を定める。
図2及び図3に例示するように、コームピース32は、その後方区画に形成される取付けプレート38を更に含んでよい。取付けプレート38は、コームピース32の概ね剛的な(rigid)堅い(stiff)部分である。
図2において、二重矢印40は、ブレードセット20、特にその静止ブレード22に対する、コームピース32の移動方向又は調節方向を示している。移動方向40は、コームピース32と静止ブレード22との間の共通の接触面に概ね平行である。接触面は、静止ブレード22の皮膚に面する側と、皮膚から見て外方を向くコームピース32の側とに形成される。
間隔コーム構成30の調節をもたらすために、係止及び調節機構44が設けられる。機構44は、コームピース32を器具10の切断ヘッド18に取り付けるように構成されるファスナ46を含む。機構44は、横方向突起50を備えた保持要素48を更に含む。図2に示すような取付け状態において、ファスナ46は、保持要素48を通じて延びる。ファスナ46は、保持要素48を、取付け状態において、コームピース32の後方領域にある案内スロット54に形成される保持タブ56に押し付ける。スロット54内には、保持要素48の係合突起50と協働するように構成される更なる割出し位置決め凹部58(indexing positioning recesses)が設けられる。このようにして、複数の位置決め凹部58が形成されると、コームピース32と静止ブレード22との間のそれぞれの数の相対的な調節位置が提供されることがある。
図3には、例えば、ネジとして構成されてよいファスナ46によって、取付け状態において係合させられるように構成される、ネジ穴62が例示されている。このネジ穴62は、静止ブレード22の後方部分に配置されている。図3には、静止ブレード22の(皮膚に面する)頂側にあるスライド平面64が更に示されている。コームピース32が移動方向40(図2)に移動させられるとき、これはスライド平面64に沿うスライド移動を含む。
コームピース32には、スライド平面64に接触して、長さ調節のために移動方向40においてスライド平面64に沿って移動させられるように構成される、接触面78(図4)が形成されている。
調節機構の更なる代替的な実施形態を着想可能であることが留意されるべきである。故に、図2及び図3に例示的に例示する係止及び調節機構44は、主として例示の目的のために示されており、開示の範囲を限定するために示されていない。
図3に示すように、コームピース32は、前方部分68と、後方部分70とを含む。前方部分68に、コームピース32の歯36が形成される。後方部分70に、取付けプレート38が形成される。更に、案内スロット54が後方部分70に形成される。前方部分68と後方部分70との間には、付勢区画(biasing section)又は曲げ区画72(flexture section)が形成される。曲げ区画72は、前方部分68と後方部分70とを接続して、それらの間に移行ゾーンを形成する。
図2、図3、及び図4に示す例示的な実施形態では、リビングヒンジ74(living hinge)が、曲げ区画72を形成する。リビングヒンジ74は、前方部分68及び後方部分70と比較して、大幅に減少させられた壁厚を含む。故に、曲げ区画72には、コームピース32を通じて横方向に延びる窪み76(indentation)が形成される。窪み76は、静止ブレード22に接触するコームピース32の側に形成される。この設計の一般的な目標は、フレキシブルゾーン(可撓ゾーン)を形成すること及びコームピース32が器具10に取り付けられるときに前方部分48を静止ブレード22に対して付勢する(urges)バイアス(bias)又は張力を生成することである。このようにして、コーム歯36は、静止ブレードの歯80に対して少なくとも僅かに押圧される。
ブレードセット20の可動ブレード24に、それぞれの歯82が設けられる。静止ブレード22と可動ブレード24との間の往復切断運動を図4に符号84によって示す。図4には、回転駆動ピンに係合して、基本的に回転的な駆動運動を往復切断運動84に変換することがある駆動係合スロット88が更に示されている。更に、可動ブレード24を取付け区画34に、より一般的には、器具10のハウジング12に移動可能に取り付け、それに対して案内する、ガイド機構90が設けられる。
図4に例示するブレードセット20のための駆動機構の構成は、主として例示の目的のために提供されており、本開示の範囲を限定するために提供されていないことが留意されるべきである。
図5及び図6を更に参照する。そこでは、切断ヘッド18の側面図が提供されている。図6において、コームピース32は、切断ヘッド18に取り付けられている。図5において、コームピース32は存在しない。図5及び図6の側面図は、図4に示す移動方向84に対して基本的に垂直である。更に、調節移動方向40は、図5及び図6の図の平面に平行である。
図5及び図6に示す静止ブレード22は、その皮膚に面する側26に、傾斜した前方部分94と、基本的に平面的な後方部分96とを含む。故に、側面図において、静止ブレード22の歯80は、テーパ状である。これは、図5に示す構成では、毛を皮膚の非常に近接して切ることができ、それがシェービング及びスタイリング操作を容易にするという効果を有する。切断ヘッド18がコームピース32を備える図6における状態において、コームピース32の前方部分68にある歯36は、それらが静止ブレード22の歯80を皮膚から離間させるときに結果として得られる切断長を定める。
結果として得られる切断長は、調節移動方向40においてコームピース32と静止ブレード22との間の相対位置を調節することによって定められる。既に前述したように、前方部分68に加えて、コームピース32は、後方部分70と、それらの間に形成される曲げ区画72とを備える。曲げ区画72には、リビングヒンジ74が設けられる。コームピース32の設計の故に、図6の湾曲矢印98によって示すように、曲げ力(bending force)が誘発される。曲げバイアス98は、コームピース32の前方部分68を静止ブレード22に対して、特にその歯80に対して付勢する。
例示的な実施形態では、コームピース32が調節移動方向40において静止ブレード22に対して移動させられるとき、後方部分70は、静止ブレード22、特にその皮膚に面する側26にある基本的に平面的な後方部分96と平行な向き及びそのような後方部分96との近接近を取り且つ維持する。故に、コームピース32がこのように移動させられる(調節される)とき、前方部分68は、枢動軸を形成する曲げ区画72の周りで後方部分70に対して枢動させられる。
そこに示す実施形態において、窪み76はスロット形状であり、図6の図の平面に対して垂直に延びることを、図6の側面図に見ることができる。窪み76は、前方フランク102(frontal flank)と後方フランク104(rear flank)との間に配置される溝ベース100(groove base)を含む。窪み76の設計は、一方では、曲げ区画72の可撓性(フレキシビリティ)を増大させる。更に、最大ピボット運動が、前方フランク102として定められ、後方フランク104は、コームピース32の最大にねじれた又は傾いた状態で互いに接触し且つ当接することがある。
図6には、コームピース32の歯36の先端108が更に示されている。皮膚から見て外方を向く前方部分68の側面には、静止ブレード22の歯80の先端116が接触又は係合する接触ゾーン114が設けられている。図6に示すような状態において、コームピース32は、静止ブレード22に対して少なくとも部分的に延出させられた状態で示されている。故に、移動方向40に関して、コームピース32の歯36の先端108は、前方方向において、静止ブレード22の歯80の先端116を超えて突出している。換言すれば、静止ブレード22の先端116は、コームピース32の歯36の先端108から後方にオフセットさせられている。
図7及び図8を更に参照する。そこでは、コームピース32が連結されたブレードセット20の概略的な部分的な例示が提供されている。図7において、コームピース32は、格納位置に配置されている。図8において、コームピース32は、ブレードセット20に対して少なくとも幾分延出させられた位置に配置されている。それぞれの調節移動方向を図7及び図8に符号40で示している。
図7では、結果として得られる切断長をlで示している。図8では、結果として得られる切断長をlで示している。コームピース32の後退状態における切断長lは、コームピース32の部分的に延出させられた状態における切断長lよりも小さい。更に、図8では、静止ブレード22の先端116に対するコームピース32の突出長をlで示している。図7では、完全後退状態において、それぞれの突起は存在しない。
更に、図7及び図8の両方において、切断ヘッド18は、皮膚120で伸びている毛122を切断するために、皮膚部分120に接触している。図7及び図8では、全体的な移動又は前進方向を符号124で示している。更に上述の実施形態と同様に、図7及び図8のコームピース32は、後方部分70と、前方部分68と、それらの間に形成された曲げ区画72とを含む。
コームピース32には、前方部分68を静止ブレード22に対して、特にその歯80に対して付勢する、固有のバイアス又は張力が存在する。ブレードセット20に対するコームピース32の相対的な調節位置に依存して、前方部分68は、曲げ区画72によって定められる軸の周りで少なくとも僅かに傾けられてよく或いは旋回させられて(swivel)よい。
前方部分68は、側面図において見られるとき、先端108に向かってテーパ状である。換言すれば、前方部分68は、楔形状の設計を含む。図7及び図8では、テーパ130の角度をβ(ベータ)で示している。図7及び図8では、皮膚120に対する切断ヘッド18の、結果的に、ブレードセット20の全体的な作用角をα(アルファ)で示している。コームピース32の前方部分68のテーパ状の設計の故に、作用角αは、静止ブレード22に対するコームピース32の実際の調節位置に依存して変化する。
1つの例示的な実施形態では、寸法l及びl(図8)をほぼ同じレベルに維持するために、角度βは、20°〜60°(度)の値に設定されてよい。更に、例示的な実施形態において、調節移動方向40における長さ設定増分(段サイズ)は、0.5mm〜3.0mmの範囲であってよい。これらの手段は、皮膚120に対するコームピース32の実際の方向に拘わらず、特に(コームピース32が取り付けられる)切断ヘッド18と皮膚120との間の実際の角度αに拘わらず、トリミングされる毛の長さが基本的に同じままであるという利点を有する。一般的には、間隔コーム構成30の実際の長さ設定に拘わらず、寸法l及びlが同じであるか或いは少なくとも基本的に類似するように調節機構を設計することが有利なことがある。
前方部分68の皮膚に面する側に設けられる前方部分68の頂面は、図7及び図8に示す動作状態において皮膚120に接触する。更に、図5に既に例示したように、静止ブレード22にも、それぞれの前方テーパ(傾斜した前方部分94)が設けられてよい。これは、コームピース32が調節移動方向40に更に延出させられるときに、固有のバイアス/張力の故に、前方部分68の傾斜又は旋回運動のためのより多くの空間が存在するという効果を有する。故に、コームピース32が図2に示す状態よりも更に前進させられた図8に示す状態において、前方部分68は、後方部分70に対して更に撓まされている(deflected)。
図7及び図8に既に示したように、皮膚120から見て外方を向くコームピース32の前方部分68の側面には、少なくとも1つの窪み、ノッチ、又はより一般的には凹み132が設けられてよい。これに関連して、図9の断面斜視図を更に参照する。図9では、コームピース32の底面が後方視野から示されている。コームピース32の底面には、コームピース32が静止ブレード22に取り付けられるときに、静止ブレード22の皮膚に面する側26に接触する、接触面78が存在する。既に更に上述したように、コームピース32は、前方部分68と、後方部分70とを含み、曲げ区画72がそれらの間に設けられる。図9に示す実施形態では、リビングヒンジ74が曲げ区画72に形成され、リビングヒンジ74は、窪み76がコームピース32を通じて横方向に延びる故の減少させられた壁厚によって定められる。更に、窪み76の溝ベース100、前方フランク102、後方フランク104が図9に示されている。
前方部分68には、複数のコーム歯36が設けられている。コーム歯36には、歯36を通して横方向に延びる複数の凹み132、134、136(depressions)が形成されている。少なくともコームピース32のかなり延出させられた状態において(図8を参照)、静止ブレード22の歯80の先端116は、それぞれ、凹み132、134、136のうちの1つと係合する。故に、少なくとも幾つかの実施態様において、凹み132、134、136の位置は、静止ブレードに対するコームピース32のそれぞれのセットの調節位置に適合させられる。
図8に示すように、静止ブレード22の歯80は、コームピース32と静止ブレード22との間のそれぞれの相対位置において、凹み132、134、136に少なくとも部分的に浸漬することがある。この手段は、凹み132、134、136の間の膨らみが、歯80の先端116の前方端を幾分覆うことがあるという効果を有する。故に、毛122が静止ブレード22の皮膚に面する側とコームピース32の反対の接触側との間の前方間隙に入る可能性は、大幅に減少させられることがある。故に、引き抜かれる毛又はもぎ取られる毛のリスクが減少させられることがある。更に、毛捕捉能力は、この手段によって概ね向上させられる。図9において、凹み132、134、136は、歯36の幾分階段状の形状を形成する。故に、換言すれば、図8において、凹み132、134、136は、ノッチ、特に楔形状のノッチである。
図7に示す構成と基本的に類似するコームピース232を例示する図10を更に参照する。図7及び図8に示す実施形態とは対照的に、図10のコームピース232は、それぞれの凹み132、134、136を備えていない。コームピース232において、曲げ区画72は、以前に本明細書中で既に議論したように、リビングヒンジ74を含む。結果的に、テーパ130が設けられる前方部分68は、後方部分70に対して傾斜させられることがある。固有の付勢力又は曲げ力の故に、前方部分68は静止ブレード22に対して付勢される。
同様に、図11は、ブレードセット20に取り付けられたコームピース332を例示している。以前に本明細書中で記載したコームピース32、232と同様に、コームピース332も、前方部分68と、後方部分70とを含み、曲げ区画72が、前方部分68と後方部分70との間に形成されて、前方部分68と後方部分70との間の傾斜又は旋回移動をもたらす。故に、前方部分は、静止ブレード22に対して固有のバイアス/張力によって付勢されることがある。
一般的に、更に上記で議論したコームピース32、232は、一体成形品(ne piece)に一体的に成形される。対照的に、コームピース232は、多構成要素部品(multi-component part)である。図11の例示的な構成において、曲げ区画72は、軟質構成要素150によって形成される。前方部分68は、硬質構成要素152によって形成される。後方部分70は、硬質構成要素154によって形成される。故に、軟質構成要素150は、前方部分68と後方部分70との間にヒンジ又はピボットを形成する。
幾つかの態様において、コームピース332は、一体的に形成された或いは一体的に成形された部分として構成されてよい。コームピースを多構成要素射出成形部品として形成することが考えられる。これは、いわば、コームピースが、軟質構成要素150及び硬質構成要素152、154が互いに結合されるときに、成形手順において既に組み立てられていることを含む。
上記のように、幾つかの例示的な実施形態において、前方部分68は、少なくとも部分的に、器具10に加えられる外力に応答して移動させられる。器具10の非係合状態において、コームピース32、232、332の前方部分68の間に間隙が存在すると仮定すると、その間隙は、器具10が作動させられて皮膚に押し付けられるときにハウジング12に加えられる押圧力によって閉じられることがある。
図面及び前述の記述において本発明を詳細に例示し且つ記載したが、そのような例示及び記述は、例示的又は説明的であると考えられるべきであり、限定的であると考えられるべきでない。即ち、本発明は、開示の実施形態に限定されない。当業者は、請求項の発明を実施する際に、図面、本開示、及び添付の請求項の研究から、開示の実施形態に対する他の変形を理解して実施することができる。
請求項において、「含む」という用語は、他の要素又はステップを排除せず、単数形の表現は、複数を排除しない。単一の要素又は他のユニットが、請求項に列挙される幾つかの品目の機能を充足することがある。特定の手段が相互に異なる従属項に列挙されているという単なる事実は、これらの手段の組み合わせを有利に利用し得ないことを示さない。
請求項中の如何なる参照符号も、その範囲を限定するものと解釈されてならない。
以下の条項において特定される本開示の文脈内の更なる実施形態及び構成のリストが後続する。
条項1
毛切断器具のための間隔コーム構成(30)であって、コーム構成(30)は、ブレードセット(20)の静止ブレード(22)の皮膚に面する側(26)に配置されるように構成されるコームピース(32,232,332)を含み、コームピース(32,232,332)は、
− コーム構成(30)が取り付けられるときにブレードセット(20)の切断長を定める複数のコーム歯(36)と、
− コームピース(32,232,332)の前方部分(68)を静止ブレード(22)の皮膚に面する側(26)に対して付勢するように構成される曲げ区画(72)とを含む、
間隔コーム構成(30)。
条項2
特に条項1に従った、毛切断器具のための間隔コーム構成(30)であって、
コーム構成(30)は、ブレードセット(20)の静止ブレード(22)の皮膚に面する側(26)に配置されるように構成されるコームピース(32,232,332)を含み、コームピース(32,232,332)は、
− コーム構成(30)が取り付けられるときブレードセット(20)の切断長を定める複数のコーム歯(36)と、
− 静止ブレード(22)の皮膚に面する側(26)に対して付勢されるように構成される前方部分(68)と、
前方部分(68)の移動のための変形性が増大させられたコームピース(32,232,332)を提供する曲げ区画(72)とを含む、
コーム構成。
条項3
曲げ区画(72)がコームピース(32,232,332)に一体化される、条項1又は2に従ったコーム構成(30)。
条項4
少なくとも1つのリビングヒンジ(74)がコームピース(32,232)の前方部分(68)と後方部分(70)との間に形成される、条項1乃至3のうちのいずれかに従ったコーム構成(30)。
条項5
コーム構成(30)は調節可能であり、コームピースは、後退位置と延出位置との間で静止ブレードに対して移動可能である、条項1乃至4のうちのいずれかに従ったコーム構成(30)。
条項6
コームピース(32,232,332)の固有の反りがコームピースの前方部分(68)を静止ブレード(22)に向かって付勢する、条項1乃至5のうちのいずれかに従ったコーム構成(30)。
条項7
コームピース(30)は、コームピースの後方部分(70)が毛切断器具(10)に取り付けられるときに、コームピースの前方部分(68)が静止ブレード(22)に対して付勢されるような方法において、成形される、条項1乃至6のうちのいずれかに従ったコーム構成(30)。
条項8
コームピース(32,232)は一体的に成形される、条項1乃至7のうちのいずれかに従ったコーム構成(30)。
条項9
コームピース(32)は、多構成要素で一体的に形成される部品であり、互いに結合される軟質構成要素(150)及び少なくとも1つの硬質構成要素(152,154)が提供される、条項1乃至7のうちのいずれかに従ったコーム構成(30)。
条項10
コームピース(32,232,332)には、コームピース(32,232,332)の可撓性を増大させる窪み(76)が形成され、窪み(76)は、好ましくは、コームピース(32,232,332)の前方部分(68)と後方部分(70)との間の曲げ移動についての限界ストップ(limit stop)を形成する、条項1乃至9のうちのいずれかに従ったコーム構成(30)。
条項11
コームピース(32,232,332)の前方部分(68)には、少なくとも1つの凹み(132,134,136)が設けられ、凹み(132,134,136)は、静止ブレード(22)の前縁(leading edge)に平行に延び、コームピース(32,232,332)及び静止ブレード(22)が定められた相対的な長手方向位置にあるときに、静止ブレード(22)の前方の先端(116)が凹み(132,134,136)内に少なくとも部分的に浸漬する(dip)、条項1乃至10のうちのいずれかに従ったコーム構成(30)。
条項12
基本的に互いに平行な複数の凹み(132,134,136)が設けられ、凹み(132,134,136)の配置は、静止ブレード(22)に対するコームピース(32,232,332)のそれぞれの長さ調節位置に適合される、条項11に従ったコーム構成(30)。
条項13
毛切断器具(10)のための切断ヘッド(18)であって、
可動ブレード(24)と静止ブレード(22)とを含むブレードセット(20)を含み、可動ブレード及び静止ブレードは、それらの間に捕捉される毛を切断するために、互いに対して移動させられるように構成され、切断ヘッド(18)は、先行する条項のうちのいずれかに従ったコーム構成を含む、
切断ヘッド(18)。
条項14
静止ブレード(22)は、その皮膚に面する側(26)に、基本的に平面的な後方部分(96)と、傾斜した前方部分(94)とを含み、コームピース(32,232,332)の前方部分(68)は、静止ブレード(22)の前方部分(96)に対して付勢される、条項13に従った切断ヘッド(18)。
条項15
毛切断器具(10)、特に電動ヘアトリマであって、
毛切断器具(10)は、毛を切断するために、毛の間を移動させられるように構成され、ハウジング(12)と、切断ヘッド(18)と、切断ヘッド(18)に取り付けられるように構成される条項1乃至12のうちのいずれかに従ったコーム構成(30)とを含む、
毛切断器具(10)。

Claims (15)

  1. 毛切断器具のための間隔コーム構成であって、
    − ブレードセットの静止ブレードの皮膚に面する側に配置されるように構成されるコームピースを含み、該コームピースは、
    − 前方部分と、
    − 当該間隔コーム構成が取り付けられるときに前記ブレードセットの切断長を定める、前記前方部分に形成される複数のコーム歯と、
    − 前記毛切断器具に取り付けられるように構成される後方部分と、
    − 前記前方部分と前記後方部分との間に構成される曲げ区画とを含み、該曲げ区画は、前記毛切断器具が作動させられるときに、前記前方部分を前記静止ブレードの前記皮膚に面する側に対して付勢するように構成され、
    前記曲げ区画は、前記前方部分と前記後方部分との間にたわみ軸を定め、
    前記曲げ区画は、前記コームピースに一体化され、
    前記コームピースが前記毛切断器具に取り付けられるときに、前記前方部分に対する指向性バイアスが存在し、
    前記コームピースは、一体的に成形されるコームピースである、
    間隔コーム構成。
  2. 前記曲げ区画は、前記前方部分の移動のために変形性が増大された前記コームピースを提供する、請求項1に記載の間隔コーム構成。
  3. 前記コームピースは、前記毛切断器具に取り付けられ、前記前方部分及び前記後方部分は、前記前方部分を前記静止ブレードに対して付勢し且つ前記静止ブレードと接触させるそれぞれの反力を生成するよう、前記曲げ区画によって定められる軸の周りで互いから離れる方向に捩られる或いは傾けられる、請求項1又は2に記載の間隔コーム構成。
  4. 少なくとも1つのリビングヒンジが、前記コームピースの前記前方部分と後方部分との間に形成される、請求項1乃至3のうちのいずれか1項に記載の間隔コーム構成。
  5. 当該間隔コーム構成は、調節可能であり、前記コームピースは、後退状態と延出状態との間で前記静止ブレードに対して移動可能である、請求項1乃至4のうちのいずれか1項に記載の間隔コーム構成。
  6. 前記コームピースの固有の反りが、前記コームピースの前記前方部分を前記静止ブレードに向かって付勢する、請求項1乃至5のうちのいずれか1項に記載の間隔コーム構成。
  7. 前記コームピースは、前記コームピースの後方部分が前記毛切断器具に取り付けられるときに、前記コームピースの前記前方部分が前記静止ブレードに対して付勢されるような方法において、成形される、請求項1乃至6のうちのいずれか1項に記載の間隔コーム構成。
  8. 前記コームピースは、前記前方部分と、前記後方部分と、それらの間に形成される前記曲げ区画とを備える一体的な部分として、一体成形品に形成される、請求項1乃至7のうちのいずれか1項に記載の間隔コーム構成。
  9. 前記コームピースは、多構成要素で一体的に形成される部品であり、互いに結合される軟質構成要素及び少なくとも1つの硬質構成要素が提供される、請求項1乃至7のうちのいずれか1項に記載の間隔コーム構成。
  10. 前記コームピースには、前記コームピースの可撓性を増大させる窪みが形成され、該窪みは、前記コームピースの前記前方部分と前記後方部分との間の曲げ移動についての限界ストップを形成する、請求項1乃至9のうちのいずれか1項に記載の間隔コーム構成。
  11. 前記コームピースの前記前方部分には、少なくとも1つの凹みが設けられ、該凹みは、前記静止ブレードの前縁に平行に延び、前記コームピース及び前記静止ブレードが確定した相対的な長手方向位置にあるときに、前記静止ブレードの前方先端が係合するように構成される、請求項1乃至10のうちのいずれか1項に記載の間隔コーム構成。
  12. 互いに基本的に平行な複数の凹みが設けられ、該凹みの配置は、前記静止ブレードに対する前記コームピースのそれぞれの長さ調節位置に適合させられる、請求項11に記載の間隔コーム構成。
  13. 毛切断器具のための切断ヘッドであって、
    可動ブレードと、静止ブレードとを含む、ブレードセットを含み、前記可動ブレード及び前記静止ブレードは、それらの間に捕捉される毛を切断するために、互いに対して移動させられるように構成され、
    当該切断ヘッドは、請求項1乃至12のうちのいずれか1項に記載の間隔コーム構成を含む、
    切断ヘッド。
  14. 前記静止ブレードは、その皮膚に面する側で、基本的に平面的な後方部分と、傾斜した前方部分とを含み、前記コームピースの前記前方部分は、前記静止ブレードの前記前方部分に対して付勢される、請求項13に記載の切断ヘッド。
  15. 毛切断器具であって、
    当該毛切断器具は、毛を切断するために、毛の間を移動させられるように構成され、ハウジングと、切断ヘッドと、前記切断ヘッドに取り付けられるように構成される請求項1乃至12のうちのいずれか1項に記載の間隔コーム構成とを含む、
    毛切断器具。
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