JP2004236720A - 食器 - Google Patents
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Abstract
【課題】複数の飲食物を合わせて入れることができ、飲食する者が、簡単な方法で飲食物の食べ方を自由に選択できる食器を提供する。
【解決手段】飲食物を入れるための食器であって、食器1又は10内部に着脱可能に取り付けられ、飲食物を入れる食器内部のスペースを仕切るための仕切2又は20を有し、仕切2又は20は、飲食物を食器1又は10内に入れた状態で、食器1又は10内部から取り外すことができるようにし、食器1又は10内の飲食物を個別に飲食しても良いし、またこれを混ぜて食べることもできるようにした。
【選択図】 図1
【解決手段】飲食物を入れるための食器であって、食器1又は10内部に着脱可能に取り付けられ、飲食物を入れる食器内部のスペースを仕切るための仕切2又は20を有し、仕切2又は20は、飲食物を食器1又は10内に入れた状態で、食器1又は10内部から取り外すことができるようにし、食器1又は10内の飲食物を個別に飲食しても良いし、またこれを混ぜて食べることもできるようにした。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、食事の際に飲食物を入れる食器に関する。
【0002】
【従来の技術】
飲食店などでは、例えばセットメニューとして麺類とご飯物(例えば、ラーメンと炒飯など)や、2種類の麺類(味噌ラーメンとしょうゆラーメンなど)など複数の飲食物を提供することが行われている。このような場合、通常それぞれの飲食物をどんぶりや皿など個別の食器に取り分けて提供していた。
【0003】
また、このように2つの飲食物を1つの食器で提供するために、食器内部に互いに水密な独立した複数の汁麺収容部に仕切るための仕切壁を本体と一体に成型し、一つの汁麺用の食器に2つの異なる麺類を入れられるようにした食器が汁麺用食器が提案されている(例えば、先行特許文献1)。
【0004】
一方、出された飲食物を食べる者としては、それぞれ個別に味わうことも良いが、2つの飲食物(例えば、ラーメンのスープとご飯など)を混ぜて食べたいという欲求もあった。
このように複数の飲食物を混ぜて食べやすくするための食器として、トレーの中央に設けた円形の中央収納と、その周りのドーナツ形状の周辺収納部とを設け、この2つの収納部に収納された内容物を混ぜて食べる場合に、中央収納部の底部を上方に向けて湾曲させることにより、その内容物を周辺収納部に移すことにより、それぞれの内容物を混ぜて食べられるようにした容器が提案されている(例えば、特許文献2)。
【0005】
【特許文献1】
特開2002−272584号公報
【特許文献2】
特開2000−326947号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述の特開2002−272584号公報記載の発明のように、一つの食器で2つの飲食物を提供することはできても、これの二つの飲食物を混ぜて食べたいという食べる者の欲求を満たすことはできなった。
また、食べる者が取り分けられている飲食物を自分で片方の容器に移して混ぜて食べることも考えられるが、一般にこのような行為自体マナーが悪いこととして認識される傾向があり、自分で混ぜ合わせること自体に抵抗がある人が多く、飲食物を混ぜて色々な味を味わって食べたいという欲求を満たすことはできなった。
【0007】
また、特開2000−326947号公報記載の発明のように、可撓性の材料で容器を作りこれを変形させる場合、容器を変形させるという面倒な作業が必要となるばかりか、変形させた際に内容物がこぼれたり、飛び散ったりして服やテーブルを汚してしまうことがあるなどの問題があった。
【0008】
本発明は、上述の従来の課題を解決するためになされたものであって、複数の飲食物を合わせて入れることができ、飲食する者が、簡単な方法で飲食物の食べ方を自由に選択できる食器を提供することを課題とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、本発明の一の観点にかかる食器は、飲食物を入れるための食器であって、食器内部に着脱可能に取り付けられ、飲食物を入れる食器内部のスペースを仕切るための仕切を有し、上記仕切は、飲食物を食器内に入れた状態で、食器内部から取り外すことができることを特徴とする。
【0010】
上記仕切は、平板状に形成されており、上記食器の内部の少なくとも一部には、上記平板状に形成された仕切が着脱可能に取り付けられる溝が形成されていてもよい。また、上記仕切は、樹脂により形成してもよい。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して、本発明にかかる食器の一実施形態について図面を参照して説明する。図1に本発明にかかる食器の一実施形態を示す。
図1の食器は、どんぶり用の食器であって、どんぶり本体1と、この本体1の内部に着脱可能に取り付けられ、飲食物を入れるスペースを仕切るための仕切板2から構成されている。
本体1は、上方に開口した中空の半球状に構成された器を構成しており、その中空な内部に飲食物、例えば、ごはんや麺などの固形物、スープなどの汁物を入れることができるスペースが形成されている。この本体1の内部中央には、一方上端部から底部、他方上端部に掛けて1本の溝1aが形成されている。この溝1aは、仕切板2の幅よりも若干広く形成されており、この溝1aに仕切板2が着脱可能に取り付けられるようになっている。また本体1の底部には、輪状の高台1bが設けられており、本体1がテーブル上などに安定して置けるようになっている。
【0012】
仕切板2は、本体1の内部に沿った半円状の板である。この仕切板2は、本体1の溝1aに取り付けられた状態で、その上端面が本体1の開口面と略面一となる半径を有している。これにより、本体1の内部に飲食物が入れられた際に、その仕切板2の上端部が飲食物よりも上に出て、仕切板2を摘んで取外し易く、また本体1の上面から上端部が飛び出て邪魔にならないようになっている。
なお、この仕切り板2は樹脂により形成することができ、また本体1は陶器、樹脂、金属など所定の材質で構成することができる。
【0013】
次に、上述のどんぶり用食器の使い方について説明する。
まず、本体1の溝1aの上方から仕切り板2を嵌め合わせて取り付ける。これにより本体1の内部のスペースが2つのスペースに区切られることとなる。
この状態で、それぞれのスペースに異なる飲食物を入れて、その状態で食べる人に対して提供する。飲食物としては、例えば、一方のスペースにご飯などの固形物をいれ、他方にスープやラーメンなどの汁物を入れるようにしてもよいし、どちらも汁物あるいは固形の食べ物を入れてもよく任意である。
【0014】
この状態で食べる者は、それぞれ分けられた飲食物を別々に食べることができる。また、最初から、或いは食べている途中又は一方が食べ終えた段階など、本体1の中に飲食物が残った状態で仕切板2の上端部を指で摘んでこれを上方へ引っ張る。これにより、仕切板1は、溝1aに嵌めて取り付けられているのみため、溝1aから外れて取り外される。
これにより、仕切板2が本体1から分離され、本体1の中のスペースが一つとなり、それぞれのスペースに取り分けられていた飲食物を簡単に混ぜ合わせることができる状態となる。特に、汁物は仕切板2が取り外された段階で他方のスペースに流れ込み自然に混ざることとなる。この混ぜ合わせの程度やタイミングは食べる者の好みにより調整することができる。
なお、取り外した仕切板2は適当な場所において置いたり、専用の回収容器で回収したりして回収できる。
【0015】
そして、食べ終わった段階で、本体1と仕切板2を洗って、乾かすことにより、再度使用することができる。この際、本体1は本体1だけ、仕切板2は仕切板2だけをそれぞれまとめて洗ったり、乾かしたりすることできる。
【0016】
このように、本実施形態の食器によれば、どんぶり本体1と、この本体1の内部に着脱可能に取り付けられ、飲食物を入れるスペースを仕切るための仕切板2から構成したことから、食べる際に食べる者が自由に仕切板2を外して飲食物を混ぜて味わい楽しむことができる。これにより、従来のようにわざわざ違う容器などに入れられている飲食物を、食べる人が自分でとって混ぜる必要がなくなり、簡単、かつ、スマートに複数の飲食物を混ぜ合わせて食べることができる。
また、仕切板2を取らない状態で、それぞれ別々に味わった後に、それを混ぜてまた別の食べ物を作り出すという楽しみを一つの容器の中で簡単にできるようになり、どの段階で仕切板2を取るかなどにより食べ方をアレンジすることができ、食べる人に楽しみを与えることができる。
【0017】
また、食べた後に食器を洗う場合にも、仕切板2を取り外した本体1は、従来のどんぶり容器と同じであるため簡単に洗えるし、また仕切板2は単なる板状のものであるから、それぞれ効率的に洗うことができる。また、収納する場合も仕切板2を取り外してしまえば従来の食器と同様、本体1を重ねて少スペースで収納することもできる。
また、仕切板2を樹脂により構成することにより、ご飯などの飲食物が仕切板2に付着することを防止でき、簡単かつきれいに仕切板2を取り外すことができる。
【0018】
上述の実施形態では、本発明の食器をどんぶり用の食器に適用した例について説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。食器としては、例えば、プレート状の食器、鉄板状の食器、石焼ビビンバ用の食器などでもよいし、またインスタント食品用のカップなどの食器に適用することができる。
図3に示した例は、本発明を皿や鉄板などのプレート状の食器に適用した実施形態を示したものである。図3に示した食器は、プレート10と仕切板20から構成されている。
このプレート10は、底の浅い平皿状に形成されており、その内部に飲食物、例えば、ごはんや麺などの固形物、スープなどの汁物を入れることができるスペースが形成されている。プレート1の内部中央には、一方端部から底部、他方端部に掛けて1本の溝10aが形成されている。この溝10aは、仕切板20の幅よりも若干広く形成されており、この溝10aに仕切板20が着脱可能に取り付けられるようになっている。
【0019】
仕切板20は、プレート10の内部に沿った台形状の板である。この仕切板20は、プレート10の溝10aに取り付けられた状態で、その上端面がプレート10の上端面と略面一となる半径を有している。これにより、プレート10の内部に飲食物が入れられた際に、その仕切板20の上端部が飲食物よりも上に出て、仕切板20を摘んで取外し易くなっている。
【0020】
このように構成されたプレート食器においても、プレート10の溝10aに仕切り板20を嵌め合わせて取り付けられた状態で、それぞれのスペースに異なる飲食物を入れて、その状態で食べる人に対して提供する。
そして、食べる者が、それぞれ分けられた飲食物を別々に食べることもできるし、最初から、或いは食べている途中又は一方が食べ終えた段階など、本体1の中に飲食物が残った状態で仕切板20を取り外して、飲食物を混ぜ合わせて食べることもできる。
また、食べ終わった段階で、本体10と仕切板20を洗って、乾かすことにより、再度使用することもできる。これにより、前述の実施形態と同様の効果を奏することができる。
【0021】
なお、上述の実施形態では、仕切板を樹脂により形成した例について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、発泡スチロール、陶器、金属などでもよい。
また、溝1a、10aは、本体1又はプレート10の内部の一端部から底部及び他端部にかけて形成した例について説明したが、溝1a、10aの形状はこれに限定されるものではない。例えば、本体1又はプレート10aの内部に複数箇所部分的に溝を設けたり、一部にのみ設けるようにしてもよい。
また、上述の溝と仕切板とが水密に接合するようにし、隣の汁物が漏れ出さないようにしてもよい。また、仕切板2及び20は1枚だけでなく、これを複数枚設けて3スペース以上に仕切るようにしてもよい。
【0022】
上述の実施形態は本発明の一例にすぎず、本発明の範囲内でその形状、材料、使用方法などの変更が可能である。
【0023】
【発明の効果】
本発明によれば、複数の飲食物を合わせて入れることができ、飲食する者が、簡単な方法で飲食物の食べ方を自由に選択できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる食器の一実施を示した斜視図。
【図2】第1の実施形態にかかる食器のA−A’断面図。
【図3】本発明にかかる食器の別実施を示した斜視図。
【図4】別の実施形態にかかる食器のB−B’断面図。
【符号の説明】
1 本体
1a 溝
2 仕切板
10 プレート
10a 溝
20 食器
【発明の属する技術分野】
本発明は、食事の際に飲食物を入れる食器に関する。
【0002】
【従来の技術】
飲食店などでは、例えばセットメニューとして麺類とご飯物(例えば、ラーメンと炒飯など)や、2種類の麺類(味噌ラーメンとしょうゆラーメンなど)など複数の飲食物を提供することが行われている。このような場合、通常それぞれの飲食物をどんぶりや皿など個別の食器に取り分けて提供していた。
【0003】
また、このように2つの飲食物を1つの食器で提供するために、食器内部に互いに水密な独立した複数の汁麺収容部に仕切るための仕切壁を本体と一体に成型し、一つの汁麺用の食器に2つの異なる麺類を入れられるようにした食器が汁麺用食器が提案されている(例えば、先行特許文献1)。
【0004】
一方、出された飲食物を食べる者としては、それぞれ個別に味わうことも良いが、2つの飲食物(例えば、ラーメンのスープとご飯など)を混ぜて食べたいという欲求もあった。
このように複数の飲食物を混ぜて食べやすくするための食器として、トレーの中央に設けた円形の中央収納と、その周りのドーナツ形状の周辺収納部とを設け、この2つの収納部に収納された内容物を混ぜて食べる場合に、中央収納部の底部を上方に向けて湾曲させることにより、その内容物を周辺収納部に移すことにより、それぞれの内容物を混ぜて食べられるようにした容器が提案されている(例えば、特許文献2)。
【0005】
【特許文献1】
特開2002−272584号公報
【特許文献2】
特開2000−326947号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述の特開2002−272584号公報記載の発明のように、一つの食器で2つの飲食物を提供することはできても、これの二つの飲食物を混ぜて食べたいという食べる者の欲求を満たすことはできなった。
また、食べる者が取り分けられている飲食物を自分で片方の容器に移して混ぜて食べることも考えられるが、一般にこのような行為自体マナーが悪いこととして認識される傾向があり、自分で混ぜ合わせること自体に抵抗がある人が多く、飲食物を混ぜて色々な味を味わって食べたいという欲求を満たすことはできなった。
【0007】
また、特開2000−326947号公報記載の発明のように、可撓性の材料で容器を作りこれを変形させる場合、容器を変形させるという面倒な作業が必要となるばかりか、変形させた際に内容物がこぼれたり、飛び散ったりして服やテーブルを汚してしまうことがあるなどの問題があった。
【0008】
本発明は、上述の従来の課題を解決するためになされたものであって、複数の飲食物を合わせて入れることができ、飲食する者が、簡単な方法で飲食物の食べ方を自由に選択できる食器を提供することを課題とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、本発明の一の観点にかかる食器は、飲食物を入れるための食器であって、食器内部に着脱可能に取り付けられ、飲食物を入れる食器内部のスペースを仕切るための仕切を有し、上記仕切は、飲食物を食器内に入れた状態で、食器内部から取り外すことができることを特徴とする。
【0010】
上記仕切は、平板状に形成されており、上記食器の内部の少なくとも一部には、上記平板状に形成された仕切が着脱可能に取り付けられる溝が形成されていてもよい。また、上記仕切は、樹脂により形成してもよい。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して、本発明にかかる食器の一実施形態について図面を参照して説明する。図1に本発明にかかる食器の一実施形態を示す。
図1の食器は、どんぶり用の食器であって、どんぶり本体1と、この本体1の内部に着脱可能に取り付けられ、飲食物を入れるスペースを仕切るための仕切板2から構成されている。
本体1は、上方に開口した中空の半球状に構成された器を構成しており、その中空な内部に飲食物、例えば、ごはんや麺などの固形物、スープなどの汁物を入れることができるスペースが形成されている。この本体1の内部中央には、一方上端部から底部、他方上端部に掛けて1本の溝1aが形成されている。この溝1aは、仕切板2の幅よりも若干広く形成されており、この溝1aに仕切板2が着脱可能に取り付けられるようになっている。また本体1の底部には、輪状の高台1bが設けられており、本体1がテーブル上などに安定して置けるようになっている。
【0012】
仕切板2は、本体1の内部に沿った半円状の板である。この仕切板2は、本体1の溝1aに取り付けられた状態で、その上端面が本体1の開口面と略面一となる半径を有している。これにより、本体1の内部に飲食物が入れられた際に、その仕切板2の上端部が飲食物よりも上に出て、仕切板2を摘んで取外し易く、また本体1の上面から上端部が飛び出て邪魔にならないようになっている。
なお、この仕切り板2は樹脂により形成することができ、また本体1は陶器、樹脂、金属など所定の材質で構成することができる。
【0013】
次に、上述のどんぶり用食器の使い方について説明する。
まず、本体1の溝1aの上方から仕切り板2を嵌め合わせて取り付ける。これにより本体1の内部のスペースが2つのスペースに区切られることとなる。
この状態で、それぞれのスペースに異なる飲食物を入れて、その状態で食べる人に対して提供する。飲食物としては、例えば、一方のスペースにご飯などの固形物をいれ、他方にスープやラーメンなどの汁物を入れるようにしてもよいし、どちらも汁物あるいは固形の食べ物を入れてもよく任意である。
【0014】
この状態で食べる者は、それぞれ分けられた飲食物を別々に食べることができる。また、最初から、或いは食べている途中又は一方が食べ終えた段階など、本体1の中に飲食物が残った状態で仕切板2の上端部を指で摘んでこれを上方へ引っ張る。これにより、仕切板1は、溝1aに嵌めて取り付けられているのみため、溝1aから外れて取り外される。
これにより、仕切板2が本体1から分離され、本体1の中のスペースが一つとなり、それぞれのスペースに取り分けられていた飲食物を簡単に混ぜ合わせることができる状態となる。特に、汁物は仕切板2が取り外された段階で他方のスペースに流れ込み自然に混ざることとなる。この混ぜ合わせの程度やタイミングは食べる者の好みにより調整することができる。
なお、取り外した仕切板2は適当な場所において置いたり、専用の回収容器で回収したりして回収できる。
【0015】
そして、食べ終わった段階で、本体1と仕切板2を洗って、乾かすことにより、再度使用することができる。この際、本体1は本体1だけ、仕切板2は仕切板2だけをそれぞれまとめて洗ったり、乾かしたりすることできる。
【0016】
このように、本実施形態の食器によれば、どんぶり本体1と、この本体1の内部に着脱可能に取り付けられ、飲食物を入れるスペースを仕切るための仕切板2から構成したことから、食べる際に食べる者が自由に仕切板2を外して飲食物を混ぜて味わい楽しむことができる。これにより、従来のようにわざわざ違う容器などに入れられている飲食物を、食べる人が自分でとって混ぜる必要がなくなり、簡単、かつ、スマートに複数の飲食物を混ぜ合わせて食べることができる。
また、仕切板2を取らない状態で、それぞれ別々に味わった後に、それを混ぜてまた別の食べ物を作り出すという楽しみを一つの容器の中で簡単にできるようになり、どの段階で仕切板2を取るかなどにより食べ方をアレンジすることができ、食べる人に楽しみを与えることができる。
【0017】
また、食べた後に食器を洗う場合にも、仕切板2を取り外した本体1は、従来のどんぶり容器と同じであるため簡単に洗えるし、また仕切板2は単なる板状のものであるから、それぞれ効率的に洗うことができる。また、収納する場合も仕切板2を取り外してしまえば従来の食器と同様、本体1を重ねて少スペースで収納することもできる。
また、仕切板2を樹脂により構成することにより、ご飯などの飲食物が仕切板2に付着することを防止でき、簡単かつきれいに仕切板2を取り外すことができる。
【0018】
上述の実施形態では、本発明の食器をどんぶり用の食器に適用した例について説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。食器としては、例えば、プレート状の食器、鉄板状の食器、石焼ビビンバ用の食器などでもよいし、またインスタント食品用のカップなどの食器に適用することができる。
図3に示した例は、本発明を皿や鉄板などのプレート状の食器に適用した実施形態を示したものである。図3に示した食器は、プレート10と仕切板20から構成されている。
このプレート10は、底の浅い平皿状に形成されており、その内部に飲食物、例えば、ごはんや麺などの固形物、スープなどの汁物を入れることができるスペースが形成されている。プレート1の内部中央には、一方端部から底部、他方端部に掛けて1本の溝10aが形成されている。この溝10aは、仕切板20の幅よりも若干広く形成されており、この溝10aに仕切板20が着脱可能に取り付けられるようになっている。
【0019】
仕切板20は、プレート10の内部に沿った台形状の板である。この仕切板20は、プレート10の溝10aに取り付けられた状態で、その上端面がプレート10の上端面と略面一となる半径を有している。これにより、プレート10の内部に飲食物が入れられた際に、その仕切板20の上端部が飲食物よりも上に出て、仕切板20を摘んで取外し易くなっている。
【0020】
このように構成されたプレート食器においても、プレート10の溝10aに仕切り板20を嵌め合わせて取り付けられた状態で、それぞれのスペースに異なる飲食物を入れて、その状態で食べる人に対して提供する。
そして、食べる者が、それぞれ分けられた飲食物を別々に食べることもできるし、最初から、或いは食べている途中又は一方が食べ終えた段階など、本体1の中に飲食物が残った状態で仕切板20を取り外して、飲食物を混ぜ合わせて食べることもできる。
また、食べ終わった段階で、本体10と仕切板20を洗って、乾かすことにより、再度使用することもできる。これにより、前述の実施形態と同様の効果を奏することができる。
【0021】
なお、上述の実施形態では、仕切板を樹脂により形成した例について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、発泡スチロール、陶器、金属などでもよい。
また、溝1a、10aは、本体1又はプレート10の内部の一端部から底部及び他端部にかけて形成した例について説明したが、溝1a、10aの形状はこれに限定されるものではない。例えば、本体1又はプレート10aの内部に複数箇所部分的に溝を設けたり、一部にのみ設けるようにしてもよい。
また、上述の溝と仕切板とが水密に接合するようにし、隣の汁物が漏れ出さないようにしてもよい。また、仕切板2及び20は1枚だけでなく、これを複数枚設けて3スペース以上に仕切るようにしてもよい。
【0022】
上述の実施形態は本発明の一例にすぎず、本発明の範囲内でその形状、材料、使用方法などの変更が可能である。
【0023】
【発明の効果】
本発明によれば、複数の飲食物を合わせて入れることができ、飲食する者が、簡単な方法で飲食物の食べ方を自由に選択できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる食器の一実施を示した斜視図。
【図2】第1の実施形態にかかる食器のA−A’断面図。
【図3】本発明にかかる食器の別実施を示した斜視図。
【図4】別の実施形態にかかる食器のB−B’断面図。
【符号の説明】
1 本体
1a 溝
2 仕切板
10 プレート
10a 溝
20 食器
Claims (3)
- 飲食物を入れるための食器であって、
食器内部に着脱可能に取り付けられ、飲食物を入れる食器内部のスペースを仕切るための仕切を有し、
上記仕切は、飲食物を食器内に入れた状態で、食器内部から取り外すことができる、
ことを特徴とする食器。 - 上記仕切は、平板状に形成されており、
上記食器の内部の少なくとも一部には、上記平板状に形成された仕切が着脱可能に取り付けられる溝が形成されている、
請求項1記載の食器。 - 上記仕切は、樹脂により形成されている、
請求項1又は2記載の食器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003026726A JP2004236720A (ja) | 2003-02-04 | 2003-02-04 | 食器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003026726A JP2004236720A (ja) | 2003-02-04 | 2003-02-04 | 食器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004236720A true JP2004236720A (ja) | 2004-08-26 |
Family
ID=32954638
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003026726A Withdrawn JP2004236720A (ja) | 2003-02-04 | 2003-02-04 | 食器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004236720A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
GB2475240A (en) * | 2009-11-10 | 2011-05-18 | Paul Spiller Wilkins | Nourishment gauge |
-
2003
- 2003-02-04 JP JP2003026726A patent/JP2004236720A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
GB2475240A (en) * | 2009-11-10 | 2011-05-18 | Paul Spiller Wilkins | Nourishment gauge |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20060404 |