JP2004236425A - モータ四輪駆動車の駆動制御装置 - Google Patents

モータ四輪駆動車の駆動制御装置 Download PDF

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Abstract

【課題】4輪駆動モード中にアイドルストップ制御が行われる場合、電動モータへの電力消費を抑制でき、エンジン始動のみに電力を供給することで、速やかにエンジン自動停止後の再始動を達成することができるモータ四輪駆動車の駆動制御装置を提供すること。
【解決手段】一方の駆動軸をエンジン2で駆動し、他方の駆動軸をエンジン2で発電される電気エネルギーによって駆動されるモータ4を介して駆動するモータ四輪駆動車において、車両状態により、若しくは、ドライバー操作により4輪駆動モードが選択されている時、前記モータ4を駆動制御する電動モータ駆動制御手段と、前記エンジン2の自動停止とエンジン2の自動再始動を行うアイドルストップ制御手段と、少なくとも前記アイドルストップ制御手段によるエンジン2の再始動中は、前記モータ4を駆動制御する4輪駆動モードを禁止する4輪駆動モード禁止制御手段と、を備えた。
【選択図】 図3

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、アイドルストップ制御手段を組み込んだモータ四輪駆動車の駆動制御装置の技術分野に属する。
【0002】
【従来の技術】
従来のモータ四輪駆動車は、前輪を駆動するエンジンによって発電されたエネルギーを利用して後輪をモータ駆動し、エンジン駆動の前輪とモータ駆動の後輪で4輪駆動モードを達成するようにしている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】
特開2001−287550号公報。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来のモータ四輪駆動車に対し、車両停止時等において燃費向上を図るべくエンジンを自動停止するアイドルストップ制御手段を組み込んだ場合、4輪駆動モード中に、エンジンの自動停止後にエンジンを自動再始動させると、後輪駆動モータ負荷とエンジン始動モータ負荷が同時に作用し、車両の電力負荷が大きくなり、結果として、エンジン始動時間を著しく要してしまうという問題がある。
【0005】
本発明は、上記問題に着目してなされたもので、4輪駆動モード中にアイドルストップ制御が行われる場合、電動モータへの電力消費を抑制でき、エンジン始動のみに電力を供給することで、速やかにエンジン自動停止後の再始動を達成することができるモータ四輪駆動車の駆動制御装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明では、一方の駆動軸をエンジンで駆動し、他方の駆動軸をエンジンで発電される電気エネルギーによって駆動される電動モータを介して駆動するモータ四輪駆動車において、車両状態により、若しくは、ドライバー操作により4輪駆動モードが選択されている時、前記電動モータを駆動制御する電動モータ駆動制御手段と、前記エンジンの自動停止とエンジンの自動再始動を行うアイドルストップ制御手段と、少なくとも前記アイドルストップ制御手段によるエンジンの再始動中は、前記電動モータを駆動制御する4輪駆動モードを禁止する4輪駆動モード禁止制御手段と、を備えた。
【0007】
ここで、「4輪駆動モード禁止制御手段」とは、少なくともアイドルストップ制御によるエンジンの再始動中において4輪駆動モードを禁止する手段をいい、例えば、アイドルストップ制御によりエンジンの自動停止が開始されると同時に4輪駆動モードを禁止し、エンジンの再始動が完了すると4輪駆動モードの禁止を解除するようにしても良い。
【0008】
「アイドルストップ制御手段」とは、エンジン始動のモータリングに電力を必要とする手段をいい、このエンジン始動手段としては、例えば、スタータ、モータ、モータジェネレータ等が用いられる。
【0009】
「電動モータ」は、エンジンの回転駆動力で発電される発電機(モータジェネレータやオルタネータ等)を電力供給源とするものであっても良いし、エンジン駆動のオルタネータにより蓄電されるバッテリを電力供給源とするものであっても良い。
【0010】
【発明の効果】
よって、本発明にあっては、4輪駆動モード禁止制御手段において、少なくともアイドルストップ制御手段によるエンジンの再始動中は、電動モータを駆動制御する4輪駆動モードが禁止されるため、4輪駆動モード中にアイドルストップ制御が行われる場合、電動モータへの電力消費を抑制でき、エンジン始動のみに電力を供給することで、速やかにエンジン自動停止後の再始動を達成することができる。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明のモータ四輪駆動車の駆動制御装置を実現する実施の形態を、図面に示す実施例に基づいて説明する。
【0012】
(第1実施例)
まず、構成を説明する。
図1は第1実施例のモータ四輪駆動車の駆動制御装置を示す全体システム図、図2は第1実施例装置の4WD制御系を示すブロック図である。この第1実施例システムは、図1に示すように、左右前輪1L,1Rが内燃機関であるエンジン2によって駆動され、左右後輪3L,3Rが電動機であるモータ4(電動モータ)によって駆動可能な車両の場合の例である。
【0013】
図1に示すように、エンジン2の出力トルクTeが、トランスミッション&ディファレンシャルギア5を介して左右前輪1L,1Rに伝達されるようになっている。また、エンジン2の出力トルクTeの一部は、無端ベルト6を介して発電機7に伝達される。
【0014】
上記発電機7は、エンジン回転数Neにプーリ比を乗じた回転数Nhで回転し、4WDコントローラ8によって調整される界磁電流Ifhに応じて、エンジン2に対し負荷となり、その負荷トルクに応じた電力を発電する。その発電機7が発電した電力は、電線9を介してモータ4に供給可能になっている。その電線9の途中には、ジャンクションボックス10が設けられている。
【0015】
上記モータ4の駆動トルクは、ギア減速機11及びクラッチ12を介して左右後輪3L,3Rに伝達可能になっている。尚、符号13は左右後輪3L,3Rのディファレンシャルギアをあらわし、符号RDUは後輪駆動ユニットをあらわす。
【0016】
上記エンジン2の吸気管路14(例えば、インテークマニホールド)には、スロットルバルブ15が介装されている。このスロットルバルブ15は、アクセルペダル17の踏み込み量等に応じてスロットル開度が調整制御されるアクセルバイワイヤー方式である。すなわち、上記スロットルバルブ15は、ステップモータ19をアクチュエータとし、そのステップモータ19のステップ数に応じた回転角によりバルブ開度が調整制御される。そのステップモータ19の回転角は、エンジンコントローラ18からの開度信号によって調整制御される。
【0017】
上記スロットルバルブ15のバルブ開度を検出するスロットルセンサ16を有し、該スロットルセンサ16は、検出したバルブ開度に応じた検出信号を、エンジンコントローラ18及び4WDコントローラ8に出力している。
【0018】
上記アクセルペダル17の踏み込み量を検出するアクセルセンサ20を有し、該アクセルセンサ20は、検出した踏み込み量に応じた検出信号を、エンジンコントローラ18及び4WDコントローラ8に出力している。
【0019】
また、エンジン2の回転数を検出するエンジン回転数検出センサ21(エンジン回転数検出手段)を備え、このエンジン回転数センサ21は、検出した踏み込み量に応じた検出信号を、エンジンコントローラ18及び4WDコントローラ8に出力している。
【0020】
上記エンジンコントローラ18では、エンジン2の自動停止と再始動によるアイドルストップ制御(アイドルストップ制御手段)と、また、このエンジンコントローラ18では、アイドルストップ制御によりエンジン2の自動停止が開始されると同時に4輪駆動モードを禁止し、エンジン2の再始動が完了すると4輪駆動モードの禁止を解除する制御(4輪駆動モード禁止制御手段)と、所定のサンプリング時間毎に入力した各信号に基づいてバルブ開度を制御するエンジン制御と、を実施する。このアイドルストップ制御において、エンジン2の再始動は、エンジンコントローラ18からスタータ30に対する駆動指令により行われる。また、エンジンコントローラ18と4WDコントローラ8とは、双方向通信線により接続されている。
【0021】
上記発電機7は、図2に示すように、出力電圧Vを調整するための電圧調整器22(レギュレータ)を備え、4WDコントローラ8によって界磁電流Ifhが調整されることで、エンジン2に対する発電負荷トルクTh及び発電する電圧Vが制御される。電圧調整器22は、4WDコントローラ8から発電機制御指令(界磁電流値)を入力し、その発電機制御指令に応じた値に発電機7の界磁電流Ifhを調整すると共に、発電機7の出力電圧Vを検出して4WDコントローラ8に出力可能となっている。なお、発電機7の回転数Nhは、エンジン2の回転数Neからプーリ比に基づき演算することができる。
【0022】
また、上記ジャンクションボックス10内には、電流センサ23が設けられ、該電流センサ23は、発電機7からモータ4に供給される電力の電流値Iaを検出し、当該検出した電機子電流信号を4WDコントローラ8に出力する。また、電線9を流れる電圧値(モータ4の電圧)が、4WDコントローラ8で検出される。なお、図2において符号24はリレーであり、4WDコントローラ8からの指令によってモータ4に供給される電力(電流)の遮断及び接続が制御される。
【0023】
また、モータ4は、4WDコントローラ8からの指令によって界磁電流Ifmが制御され、その界磁電流Ifmの調整によって駆動トルクTmが調整される。なお、符号25はモータ4の温度を測定するサーミスタである。
【0024】
上記モータ4の駆動軸の回転数Nmを検出するモータ用回転数センサ26を備え、該モータ用回転数センサ26は、検出したモータの回転数信号を4WDコントローラ8に出力する。
【0025】
上記クラッチ12は、油圧クラッチや電磁クラッチ等により構成され、4WDコントローラ8からのクラッチ制御指令に応じたトルク伝達率でトルクの伝達を行う。
【0026】
上記各車輪1L,1R,3L,3Rには、車輪速センサ27FL,27FR,27RL,27RRが設けられている。各車輪速センサ27FL,27FR,27RL,27RRは、対応する車輪1L,1R,3L,3Rの回転速度に応じたパルス信号を車輪速検出値として4WDコントローラ8に出力する。
【0027】
上記4WDコントローラ8は、4輪駆動モード時に、アクセルセンサ20からのアクセル開度に応じた駆動力を発生させるようにモータ4を駆動制御する(電動モータ駆動制御手段)。
【0028】
上記4WDコントローラ8は、左右後輪3L,3Rによりモータ4が回転されるのを防止し、フリクションを低減するため、モータ駆動制御によりモータ4を駆動しないときは、前記クラッチ12を切り離す制御を行う。
【0029】
上記4WDコントローラ8は、車両発進時、アクセルペダル17が踏み込まれる直前に前記クラッチ12を接続とし、モータ駆動系のギア減速機11のガタを詰める分だけモータ4に初期トルクを与える制御を行う。
【0030】
このガタ詰め制御は、インヒビタースイッチ28により検出されるレンジ位置がニュートラルレンジ(Nレンジ)から走行可能レンジ(Dレンジ)にセレクトされた場合、前記クラッチ12を接続する。そして、ブレーキスイッチ29からのスイッチ信号によりブレーキペダルが解放されたことが検出された場合、ギア減速機11のバックラッシュ等によるガタを詰める分だけモータ4に初期トルクを与える。
【0031】
次に、作用を説明する。
【0032】
[4輪駆動モード禁止制御処理]
図3はエンジンコントローラ18で実行される4輪駆動モード禁止制御処理の流れを示すフローチャートで、以下、各ステップについて説明する。
【0033】
ステップS1では、車速やブレーキ操作等に基づいて、アイドルストップ制御を許可しても良いか否かが判定され、NOの場合はステップS1の判定を繰り返し、YESの場合はステップS2へ移行する。
【0034】
ステップS2では、ステップS1でのアイドルストップ許可判定と同時に、つまり、エンジン2を自動停止するアイドルストップ開始と同時に4駆モード禁止フラグをONとし、4駆モード禁止フラグ=ONを4WDコントローラ8に出力する。
【0035】
ステップS3では、ブレーキ操作量等に基づいて、アイドルストップ制御を解除しても良いか否かが判定され、NOの場合はステップS2の4駆モード禁止フラグ=ONを維持し、YESの場合はステップS4へ移行する。
【0036】
ステップS4では、エンジン2を再始動させるためにエンジン始動手段であるスタータ30を用いてエンジン2を始動させ、ステップS5へ移行する。
【0037】
ステップS6では、エンジン回転数検出値がエンジン始動完了判断しきい値以上に到達することにより、エンジン始動が完了したか否かが判定され、NOの場合はステップS4へ戻り、YESの場合はステップS6へ移行する。このエンジン始動完了判断しきい値は、アクセル踏み込み前にエンジン始動のためにモータリングを開始し、その後、アクセル踏み込み操作によりエンジン回転数が上昇し、確実にクランキング終了と判断される時点でのエンジン回転数(アイドル回転数より少し高い回転数)に設定される。
【0038】
ステップS6では、ステップS6にてエンジン始動完了と判定されると同時に4駆モード禁止フラグをOFFとし、4輪駆動を許容する4駆モード禁止フラグ=OFFを4WDコントローラ8に出力する。
【0039】
[4輪駆動モード禁止制御作用]
前輪1L,1Rを駆動するエンジン2によって発電されたエネルギーを利用して後輪3L,3Rをモータ4により駆動し、エンジン駆動の前輪1L,1Rとモータ駆動の後輪3L,3Rで4輪駆動モードを達成するモータ四輪駆動車に対し、車両停止時等において燃費向上を図るべくエンジン2を自動停止し、再始動するアイドルストップ制御を採用した場合、4輪駆動モード中に、エンジン2の自動停止後にエンジン2を自動再始動させると、後輪3L,3Rを駆動するモータ4による負荷と、エンジン2を始動するスタータ30による負荷が同時に作用し、車両の電力負荷が大きくなり、結果として、エンジン始動時間を長くしてしまう。
【0040】
これに対し、第1実施例装置では、エンジンコントローラ18において、アイドルストップ制御が行われる場合、図2のフローチャートにおいて、ステップS1→ステップS2→ステップS3→ステップS4→ステップS5→ステップS6へと進む流れとなり、アイドルストップ許可判断に基づくエンジン2の自動停止が開始されると同時に4輪駆動モードを禁止し、エンジン2の再始動後、エンジン回転数検出値がエンジン始動完了判断しきい値以上に到達したら4輪駆動モードの禁止を解除する制御が行われる。
【0041】
4輪駆動モードでの走行中に、例えば、赤信号等により車両が停止し、エンジン2を自動停止するアイドルストップ制御が行われる場合について説明する。アイドルストップ制御の開始により4駆モード禁止フラグがONの状態で、赤信号が青信号に変わり、まず、ブレーキペダルを離すと、図4の動作タイムチャートのブレーキペダルストローク特性に示すように、ブレーキペダルストロークが所定ストローク以下になった時点t1にてアイドルストップ解除判定がなされる。そして、アイドルストップ解除判定に基づいて、アクセルペダルを踏み込む前にエンジン2を始動するためのモータリング(スタータ30)を開始すると、図4の動作タイムチャートのエンジン回転数特性に示すように、時点t2にてエンジン回転数が上昇し始め、その後、アクセル踏み込み操作を行うと、図4の動作タイムチャートのアクセル開度特性に示すように、時点t3からアクセル開度が上昇し、これに伴ってエンジン回転数も上昇してゆく。そして、図4の動作タイムチャートのエンジン回転数特性に示すように、時点t4にてエンジン回転数がエンジン始動完了判断しきい値に達すると、クランキング(エンジンのクランク軸を回してエンジンを始動させること。)を終了させ、図4の動作タイムチャートの4WDモード開始特性に示すように、時点t4から4輪駆動モードに移行可能な指令である4駆モード禁止フラグ=OFFが4WDコントローラ8に出力される。4駆モード禁止フラグ=OFFを受けた4WDコントローラ8では、モータ4に駆動指令が出力され、図4の動作タイムチャートの駆動力モータトルク特性に示すように、時点t5からモータトルクの上昇がみられ、時点t6にてアクセル開度に応じて後輪3L,3Rを駆動する4輪駆動モードへと復帰する。
【0042】
よって、例えば、4輪駆動モード中にアイドルストップ制御が行われる場合、4輪駆動モードが禁止されることでモータ4への電力消費を抑制でき、エンジン始動手段であるスタータ30のみに電力を供給することで、速やかにエンジン自動停止後の再始動を達成することができる。
【0043】
次に、効果を説明する。
第1実施例のモータ四輪駆動車の駆動制御装置にあっては、下記に列挙する効果を得ることができる。
【0044】
(1) 一方の駆動軸をエンジン2で駆動し、他方の駆動軸をエンジン2で発電される電気エネルギーによって駆動されるモータ4を介して駆動するモータ四輪駆動車において、車両状態により、若しくは、ドライバー操作により4輪駆動モードが選択されている時、前記モータ4を駆動制御する電動モータ駆動制御手段と、前記エンジン2の自動停止とエンジン2の自動再始動を行うアイドルストップ制御手段と、少なくとも前記アイドルストップ制御手段によるエンジン2の再始動中は、前記モータ4を駆動制御する4輪駆動モードを禁止する4輪駆動モード禁止制御手段と、を備えたため、4輪駆動モード中にアイドルストップ制御が行われる場合、モータ4への電力消費を抑制でき、エンジン始動のみに電力を供給することで、速やかにエンジン自動停止後の再始動を達成することができる。
【0045】
(2) エンジン回転数を検出するエンジン回転数センサ21を設け、前記4輪駆動モード禁止制御手段を、アイドルストップ許可判断に基づくエンジン2の自動停止が開始されると同時に4輪駆動モードを禁止し、エンジン2の再始動後、エンジン回転数検出値がエンジン始動完了判断しきい値以上に到達したら4輪駆動モードの禁止を解除する手段としたため、4輪駆動モード中にアイドルストップ制御が行われる場合、モータ4の電力消費を大幅に抑制できると共に、エンジン自動停止後の速やかな再始動を確実に達成することができる。
【0046】
(3) モータ4への電力供給源は、エンジン2の回転駆動力で発電される発電機7であるため、発電機負荷を低減させることで、エンジン自動停止後のエンジン再始動をより速やかに行うことができる。
【0047】
(第2実施例)
第1実施例は、モータ4への電力供給源は、エンジン2の回転駆動力で発電される発電機7としたのに対し、第2実施例は、モータ4への電力供給源を、エンジン駆動のオルタネータにより蓄電されるバッテリとした例である。
【0048】
すなわち、図5に示すように、モータ4への電力供給源を、エンジン駆動のオルタネータ31により蓄電されるバッテリ32としている。なお、図5において、1L,1Rは前輪、2はエンジン、3L,3Rは後輪、4はモータ、5はトランスミッション&ディファレンシャルギア、8は4WDコントローラ、11はギア減速機、12はクラッチ、13はディファレンシャルギア、18はエンジンコントローラ、30はスタータ、RDUは後輪駆動ユニットである。なお、これらの構成は、第1実施例と同様の構成であるので説明を省略する。作用的にも第1実施例と同様であるので説明を省略する。
【0049】
次に、効果を説明する。
第2実施例のモータ四輪駆動車の駆動制御装置にあっては、第1実施例の(1),(2)の効果に加え、下記の効果を得ることができる。
【0050】
(4)モータ4への電力供給源を、エンジン駆動のオルタネータ31により蓄電されるバッテリ32としたため、バッテリ負荷を低減させることで、エンジン自動停止後のエンジン再始動をより速やかに行うことができる。
【0051】
以上、本発明のモータ四輪駆動車の駆動制御装置を第1実施例及び第2実施例に基づき説明してきたが、具体的な構成については、これらの実施例に限られるものではなく、特許請求の範囲の各請求項に係る発明の要旨を逸脱しない限り、設計の変更や追加等は許容される。
【0052】
例えば、第1実施例では、前輪駆動ベースで後輪をモータ駆動する四輪駆動車の例を示したが、後輪駆動ベースで前輪をモータ駆動する四輪駆動車にも提供することができる。
【0053】
また、4輪駆動モード禁止制御手段は、アイドルストップ制御によるエンジンの再始動中にのみ4輪駆動モードを禁止するものであっても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例のモータ四輪駆動車の駆動制御装置を示す全体システム図である。
【図2】第1実施例装置の4WD制御系を示すブロック図である。
【図3】第1実施例装置におけるエンジンコントローラで実行される4輪駆動モード禁止制御処理の流れを示すフローチャートである。
【図4】第1実施例装置での4輪駆動モード禁止制御時のブレーキペダルストローク、アクセル開度、エンジン回転数、4WDモード開始、駆動力モータトルクの各特性を示すタイムチャートである。
【図5】第2実施例のモータ四輪駆動車の駆動制御装置を示す全体システム図である。
【符号の説明】
1L,1R 左右前輪
2 エンジン
3L,3R 左右後輪
4 モータ(電動モータ)
5 トランスミッション&ディファレンシャルギア
6 無端ベルト
7 発電機
8 4WDコントローラ
9 電線
10 ジャンクションボックス
11 ギア減速機
12 クラッチ
13 ディファレンシャルギア
14 吸気管路
15 スロットルバルブ
16 スロットルセンサ
17 アクセルペダル
18 エンジンコントローラ
19 ステップモータ
20 アクセルセンサ
21 エンジン回転数センサ
22 電圧調整器(レギュレータ)
23 電流センサ
24 リレー
25 サーミスタ
26 モータ用回転数センサ
27FL,27FR,27RL,27RR 車輪速センサ
28 インヒビタースイッチ
29 ブレーキスイッチ
30 スタータ

Claims (4)

  1. 一方の駆動軸をエンジンで駆動し、他方の駆動軸をエンジンで発電される電気エネルギーによって駆動される電動モータを介して駆動するモータ四輪駆動車において、
    車両状態により、若しくは、ドライバー操作により4輪駆動モードが選択されている時、前記電動モータを駆動制御する電動モータ駆動制御手段と、
    前記エンジンの自動停止とエンジンの自動再始動を行うアイドルストップ制御手段と、
    少なくとも前記アイドルストップ制御手段によるエンジンの再始動中は、前記電動モータを駆動制御する4輪駆動モードを禁止する4輪駆動モード禁止制御手段と、
    を備えたことを特徴とするモータ四輪駆動車の駆動制御装置。
  2. 請求項1に記載されたモータ四輪駆動車の駆動制御装置において、
    エンジン回転数を検出するエンジン回転数検出手段を設け、
    前記4輪駆動モード禁止制御手段は、エンジンの再始動後、エンジン回転数検出値がエンジン始動完了判断しきい値以上に到達したら4輪駆動モードの禁止を解除する手段であることを特徴とするモータ四輪駆動車の駆動制御装置。
  3. 請求項1または請求項2の何れか1項に記載されたモータ四輪駆動車の駆動制御装置において、
    前記電動モータへの電力供給源は、エンジンの回転駆動力で発電される発電機であることを特徴とするモータ四輪駆動車の駆動制御装置。
  4. 請求項1または請求項2の何れか1項に記載されたモータ四輪駆動車の駆動制御装置において、
    前記電動モータへの電力供給源は、エンジン駆動のオルタネータにより蓄電されるバッテリであることを特徴とするモータ四輪駆動車の駆動制御装置。
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