JP2004236280A - デジタルカメラおよびその制御方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】デジタルカメラの電池の残容量が少なくなった場合に、システムバスのアクティビティを減らし、消費電力を低減する。
【解決手段】電池の残容量を検知する電源容量検知回路114と、最大表示画素数から段階的に減少させた画素数の表示画像の生成を制御するCPU101とを備え、電源容量検知回路114により検知される電池の残容量があらかじめ設定された基準値を下回ったことが検出された場合に、CPU101は前記基準値に対応付けられた段階の画素数より少ない画素数の表示画像を生成する。
【選択図】 図1
【解決手段】電池の残容量を検知する電源容量検知回路114と、最大表示画素数から段階的に減少させた画素数の表示画像の生成を制御するCPU101とを備え、電源容量検知回路114により検知される電池の残容量があらかじめ設定された基準値を下回ったことが検出された場合に、CPU101は前記基準値に対応付けられた段階の画素数より少ない画素数の表示画像を生成する。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、撮影された画像をデジタル画像情報に変換して記録媒体に記録するデジタルカメラおよびその制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
デジタルカメラの電源として使用される電池は、カメラの携帯性を損なわないものであると同時に、通常の用途において十分な長時間使用が可能なように、小型かつある程度の容量が得られる型の乾電池あるいは充電式の電池が使用されている。しかしながら、電池の容量には限りがあるので、電源電圧の低下による動作不良等が生じないように、電池の残容量が少なくなったことを検知して適切な対策を行うことが望ましい。
【0003】
従来、デジタルカメラには電源電圧の測定等により残容量を検知する手段が備えられており、電池の残容量が少なくなったときに消費電力を抑える対策が取られている(特許文献1)。
【0004】
デジタルカメラにおける消費電力の大きな負荷として、ストロボ発光装置やズームモータ駆動とフォーカスモータ駆動がある。電池の残容量が少ない状態でこれらの負荷を駆動すると、電源電圧の低下によるカメラの動作不良が生じ、被写体の撮影ができなくなる恐れがある。特許文献1においては、消費電力の大きな負荷に対して電源電圧に基準値を設定し、電源電圧を基準値と比較することによりデジタルカメラの撮影動作を切り換えている。
【0005】
具体的には、ストロボ発光装置について電源電圧に3段階の基準値を設定し、電源電圧が第1の基準値より大きい場合はストロボコンデンサを高速充電し、電源電圧が第1と第2の基準値の間にある場合は低速充電に切り換え、電源電圧が第2と第3の基準値の間にある場合はストロボ発光を停止し、電源電圧が第3の基準値を下回った場合は、デジタルカメラとして機能することができないので、撮影自体を停止し終了処理を行う。
【0006】
ズームモータとフォーカスモータについても同様に電源電圧に3段階の基準値を設定し、電源電圧が第1の基準値より大きい場合は高速駆動を行い、電源電圧が第1と第2の基準値の間にある場合は低速駆動に切り換え、電源電圧が第2と第3の基準値の間にある場合はズームモータとフォーカスモータの駆動を停止して画角および焦点距離を固定した撮影を行い、電源電圧が第3の基準値を下回った場合は撮影自体を停止し終了処理を行う。
【0007】
さらに、特許文献1においては、電池の残容量に応じてモニタ表示装置のオン/オフ等の撮影モードの切換えを行う。すなわち、電源電圧に2段階の基準値を設定し、電源電圧が第1の基準値より大きい場合はモニタ表示装置をオンにし、電源電圧が第1と第2の基準値の間にある場合はモニタ表示装置をオフに切り換える。電源電圧が第2の基準値を下回った場合は撮影自体が停止され、終了処理が行われる。
【0008】
また、電池駆動の携帯端末において、電源電圧の残容量の低下を検出した場合に画像表示手段に対する画像データの転送を停止することにより、表示画像の更新を停止し消費電力を低減させる技術が特許文献2に記載されている。
【0009】
【特許文献1】
特開2000−47302号公報
【特許文献2】
特開2002−123241号公報
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来技術においては、デジタルカメラの電池の残容量が少なくなった場合に、電源電圧の変動が大きくなるストロボコンデンサの高速充電やズームモータとフォーカスモータの高速駆動を控え、モニタ表示装置をオフにし、あるいは表示画像の更新を停止することで消費電力を抑える対策を実施している。
【0011】
しかしながら、デジタルカメラの電池の残容量がさらに少なくなった場合でもそのまま撮影を続けたい場合があり、また、容易に電池交換ができない状況にある場合もあり、デジタルカメラの使用可能時間を延ばし撮影枚数を増やすために消費電力をさらに低減する方策が望まれる。
【0012】
また、モニタ表示装置はモニタ画像以外に制御情報や警告情報を表示するためにオンにすることが必要な場合もあり、さらに、光学ファインダを備えていないデジタルカメラの場合にはモニタ表示装置をオフにすることはできない。
【0013】
一方、画像データの画素数に注目すると、近年の民生機器では500万画素を越えるものも珍しくなく、その場合は信号処理を行うデータ量も増え、保存する画像ファイルのサイズも大きくなる。そのため消費電力が増大している。
【0014】
撮影を行う場合はあらかじめ記録媒体に記録する画像サイズを設定して撮影を行うが、後で画像を加工する際に有利なように通常は情報量の多い大きな画像サイズを設定することが多い。モニタ表示装置に表示する画像は、記録画像とは別に、テレビ表示と共通のVGAサイズ(640×480画素)の画像を作成して表示している。
【0015】
一般に回路の消費電力は電源電圧、クロック速度、信号線の変化率に依存している。それゆえ、画像処理に係る消費電力はシステムバスのアクティビティに依存し、これは処理する画像の画素数に比例する。すなわち、取り扱う画像の画素数を減らすことにより、システムバスのアクティビティを減らし、消費電力を減らすことができる。
【0016】
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、デジタルカメラの電池の残容量が少なくなった場合に、システムバスのアクティビティを減らし、消費電力を低減することができるデジタルカメラおよびその制御方法、制御プログラムを提供することを目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】
【0018】
請求項1のデジタルカメラは、撮影された画像をデジタル画像情報に変換して記録媒体に記録するとともに前記デジタル画像情報から画像を生成して画像表示装置に表示する、電池により駆動されるデジタルカメラであって、前記電池の残容量を検知する残容量検知手段と、段階的に減少させるように画素数を制御する画素数制御手段とを備え、前記残容量検知手段により検知される電池の残容量があらかじめ設定された基準値を下回ったことが検出された場合に、前記画素数制御手段は前記基準値に対応付けられた段階の画素数より少ない画素数の画像を生成するものである。
【0019】
上記構成によれば、画像の画素数を基準値に対応付けておき、残容量検知手段により検知された電池の残容量が基準値を下回った場合に、画像生成手段により少ない画素数の画像を生成することができるため、電池の残容量の減少に応じて画像の画素数を減少させることができ、システムバスのアクティビティを効果的に減らして消費電力を低減することができる。
【0020】
請求項2のデジタルカメラは、請求項1記載のデジタルカメラにおいて、前記画素数制御手段は、前記残容量検知手段により検知される電池の残容量が、漸減する複数の基準値を順次下回る度に、それぞれの基準値に対応付けられた段階の画素数より1段下の段階の画素数の画像を生成するものである。
【0021】
上記構成によれば、漸減する画像の画素数の系列と漸減する基準値の系列を対応付けておき、残容量検知手段により検知された電池の残容量が基準値の系列のどこに位置するかに応じて、対応する画像の画素数を決定することができるため、電池の残容量に応じて画像の画素数を段階的に減少させることができ、消費電力を段階的に低減することができる。
【0022】
請求項3のデジタルカメラは、請求項1または2記載のデジタルカメラにおいて、それぞれに1つまたは複数の前記基準値が設定された、1つまたは複数の省電力モードを指定する手段を備えるものである。
【0023】
上記構成によれば、各省電力モードに対して電池の残容量を判定する1つまたは複数の基準値を与えることにより、省電力モードの指定と電池の残容量を組み合わせて縮小画像の画素数を判定することができ、カメラ使用者の主体的な指定に応じながら消費電力を低減することができる。
【0024】
請求項4のデジタルカメラは、請求項1から3のいずれか一項記載のデジタルカメラにおいて、前記電池の残容量に応じて記録媒体に記録するデジタル画像の画素数を可変する手段を備えるものである。
【0025】
上記構成によれば、記録媒体に記録する画像は、画素数が大きいためにシステムバスのアクティビティへの影響が大きく、その画素数を減少させることで消費電力の低減効果を高めることができる。
【0026】
請求項5のデジタルカメラは、請求項1から4のいずれか一項記載のデジタルカメラにおいて、前記画像のフレームレートを可変する手段を備えるものである。
【0027】
上記構成によれば、画像のフレームレートを減らすことによってもシステムバスのアクティビティを減少させることができるため、両者を併用することでより効果的に消費電力を低減することができる。
【0028】
請求項6のデジタルカメラの制御方法は、撮影された画像をデジタル画像情報に変換して記録媒体に記録するとともに前記デジタル画像情報から画像を生成して画像表示装置に表示する、電池で駆動されるデジタルカメラの制御方法であって、前記電池の残容量を検知するステップと、前記電池の残容量があらかじめ設定された基準値を下回ったことが検出された場合に、前記基準値に対応付けられた段階の画素数より少ない画素数の画像を生成するステップとを含むものである。
【0029】
上記構成によれば、画像の画素数を基準値に対応付けておき、検知された電池の残容量が基準値を下回った場合に、それまでの画像の画素数よりも少ない画素数の画像を生成することができるため、電池の残容量の減少に応じて画像の画素数を減少させることができ、消費電力を低減することができる。
【0030】
請求項7のデジタルカメラの制御方法は、請求項6記載のデジタルカメラの制御方法において、前記画像を生成するステップは、前記電池の残容量が、漸減する複数の基準値を順次下回ったことが検出される度に、それぞれの基準値に対応付けられた段階の画素数より1段下の段階の画素数の画像を生成するものである。
【0031】
上記構成によれば、漸減する画像の画素数の系列と漸減する基準値の系列を対応付けておき、検知された電池の残容量が基準値の系列のどこに位置するかに応じて対応する画像の画素数を決定することができるため、電池の残容量に応じて画像の画素数を段階的に減少させることができ、消費電力を段階的に低減することができる。
【0032】
請求項8のデジタルカメラの制御方法は、請求項6または7記載のデジタルカメラの制御方法において、1つまたは複数の省電力モードを指定する手段を備える場合に、前記省電力モードのそれぞれに1つまたは複数の前記基準値を与えるものである。
【0033】
上記構成によれば、各省電力モードに対して電池の残容量を判定する1つまたは複数の基準値を与えることにより、省電力モードの指定と電池の残容量を組み合わせて縮小画像の画素数を判定することができ、カメラ使用者の主体的な指定に応じながら消費電力を低減することができる。
【0034】
請求項9のデジタルカメラの制御方法は、請求項6から8のいずれか一項記載のデジタルカメラの制御方法において、前記電池の残容量に応じて記録媒体に記録するデジタル画像の画素数を可変するものである。
【0035】
上記構成によれば、記録媒体に記録する画像は、画素数が大きいためにシステムバスのアクティビティへの影響が大きく、その画素数を減少させることで消費電力の低減効果を高めることができる。
【0036】
請求項10のデジタルカメラの制御方法は、請求項6から9のうちいずれか一項記載のデジタルカメラの制御方法において、前記画像を生成するステップとともに、前記画像のフレームレートを可変するステップを含むものである。
【0037】
上記構成によれば、画像のフレームレートを減らすことによってもシステムバスのアクティビティを減少させることができるため、画像の画素数を減少させる代りに画像のフレームレートを減らすことで消費電力を低減することができる。
また、両者を併用することで効果を高めることができる。
【0038】
請求項11のデジタルカメラの制御プログラムは、撮影された画像をデジタル画像情報に変換して記録媒体に記録するとともに前記デジタル画像情報から画像を生成して画像表示装置に表示する、電池で駆動されるデジタルカメラの制御プログラムであって、コンピュータを、電池の残容量に応じて画像の画素数を可変する手段として機能させるものである。
【0039】
上記構成によれば、電池の残容量の減少に応じて画像の画素数を減少させることができるため、電池の残容量が少なくなった場合のシステムバスのアクティビティを効果的に減らし、消費電力を低減することができる。
【0040】
請求項12のデジタルカメラは、撮影された静止画像をデジタル画像情報に変換して記録媒体に記録するとともに前記デジタル画像情報から画像を生成して画像表示装置に表示する、電池により駆動されるデジタルカメラであって、前記電池の残容量を検知する残容量検知手段と、段階的に減少させるように画像サイズを制御する画像サイズ制御手段とを備え、前記残容量検知手段により検知される電池の残容量があらかじめ設定された基準値を下回ったことが検出された場合に、前記画像サイズ制御手段は前記基準値に対応付けられた段階の画像サイズより小さい画像サイズの画像を生成するものである。
【0041】
上記構成によれば、画像サイズを基準値に対応付けておき、残容量検知手段により検知された電池の残容量が基準値を下回った場合に、画像サイズ制御手段により画像サイズを小さくすることができ、システムバスのアクティビティを効果的に減らして消費電力を低減することができる。
【0042】
請求項13のデジタルカメラは、前記画像サイズ制御手段は、前記残容量検知手段により検知される電池の残容量が、漸減する複数の基準値を順次下回る度に、それぞれの基準値に対応付けられた段階の画像サイズより1段下の段階の画像サイズの画像を生成するものである。
【0043】
上記構成によれば、漸減する画像サイズの系列と漸減する基準値の系列を対応付けておき、残容量検知手段により検知された電池の残容量が基準値の系列のどこに位置するかに応じて、対応する画像サイズを決定することができるため、電池の残容量に応じて画像サイズを段階的に減少させることができ、消費電力を段階的に低減することができる。
【0044】
請求項14のデジタルカメラは、前記電池の残容量に応じて記録媒体に記録する画像の画像サイズを可変する手段を備えるものである。
【0045】
上記構成によれば、記録媒体に記録する画像は、画像サイズが大きいためにシステムバスのアクティビティへの影響が大きく、その画像サイズを減少させることで消費電力の低減効果を高めることができる。
【0046】
請求項15のデジタルカメラの制御方法は、撮影された静止画像をデジタル画像情報に変換して記録媒体に記録するとともに前記デジタル画像情報から画像を生成して画像表示装置に表示する、電池で駆動されるデジタルカメラの制御方法であって、前記電池の残容量を検知するステップと、前記電池の残容量があらかじめ設定された基準値を下回ったことが検出された場合に、前記基準値に対応付けられた段階の画像サイズより少ない画像サイズの画像を生成するステップとを含むものである。
【0047】
上記構成によれば、画像サイズを基準値に対応付けておき、検知された電池の残容量が基準値を下回った場合に、それまでの画像サイズよりも小さい画像サイズの画像を生成することができるため、電池の残容量の減少に応じて画像サイズを縮小させることができ、消費電力を低減することができる。
【0048】
請求項16のデジタルカメラの制御方法は、前記画像を生成するステップは、前記電池の残容量が、漸減する複数の基準値を順次下回ったことが検出される度に、それぞれの基準値に対応付けられた段階の画像サイズより1段下の段階の画像サイズの画像を生成するものである。
【0049】
上記構成によれば、漸減する画像サイズの系列と漸減する基準値の系列を対応付けておき、検知された電池の残容量が基準値の系列のどこに位置するかに応じて対応する画像サイズを決定することができるため、電池の残容量に応じて画像サイズを段階的に縮小させることができ、消費電力を段階的に低減することができる。
【0050】
請求項17のデジタルカメラの制御方法は、前記電池の残容量に応じて記録媒体に記録するデジタル画像の画像サイズを可変するものである。
【0051】
上記構成によれば、記録媒体に記録する画像は、画像サイズが大きいためにシステムバスのアクティビティへの影響が大きく、その画像サイズを縮小させることで消費電力の低減効果を高めることができる。
【0052】
請求項18のデジタルカメラの制御プログラムは、撮影された静止画像をデジタル画像情報に変換して記録媒体に記録するとともに前記デジタル画像情報から画像を生成して画像表示装置に表示する、電池により駆動されるデジタルカメラの制御プログラムであって、制御プログラムを実行するコンピュータを、前記電池の残容量に応じて前記デジタル画像の画像サイズを可変する手段として機能させるものである。
【0053】
上記構成によれば、電池の残容量の減少に応じて画像サイズを縮小させることができるため、電池の残容量が少なくなった場合のシステムバスのアクティビティを効果的に減らし、消費電力を低減することができる。
【0054】
請求項19のデジタルカメラは、撮影された静止画像をデジタル画像情報に変換して記録媒体に記録するとともに前記デジタル画像情報から画像を生成して画像表示装置に表示する、電池により駆動されるデジタルカメラであって、前記電池の残容量を検知する残容量検知手段と、段階的に減少させるようにフレームレートを制御するフレームレート制御手段とを備え、前記残容量検知手段により検知される電池の残容量があらかじめ設定された基準値を下回ったことが検出された場合に、前記フレームレート制御手段は前記基準値に対応付けられた段階のフレームレートより少ないフレームレートの画像を生成するものである。
【0055】
上記構成によれば、フレームレートを基準値に対応付けておき、残容量検知手段により検知された電池の残容量が基準値を下回った場合に、フレームレート制御手段によりフレームレートを少なくすることができ、システムバスのアクティビティを効果的に減らして消費電力を低減することができる。
【0056】
請求項20のデジタルカメラは、前記フレームレート制御手段は、前記残容量検知手段により検知される電池の残容量が、漸減する複数の基準値を順次下回る度に、それぞれの基準値に対応付けられた段階のフレームレートより1段下の段階のフレームレートの画像を生成するものである。
【0057】
上記構成によれば、漸減するフレームレートの系列と漸減する基準値の系列を対応付けておき、残容量検知手段により検知された電池の残容量が基準値の系列のどこに位置するかに応じて、対応するフレームレートを決定することができるため、電池の残容量に応じてフレームレートを段階的に減少させることができ、消費電力を段階的に低減することができる。
【0058】
請求項21のデジタルカメラは、前記電池の残容量に応じて記録媒体に記録するデジタル画像のフレームレートを可変する手段を備えるものである。
【0059】
上記構成によれば、記録媒体に記録する画像は、フレームレートが大きいためにシステムバスのアクティビティへの影響が大きく、そのフレームレートを減少させることで消費電力の低減効果を高めることができる。
【0060】
請求項22のデジタルカメラの制御方法は、撮影された静止画像をデジタル画像情報に変換して記録媒体に記録するとともに前記デジタル画像情報から画像を生成して画像表示装置に表示する、電池で駆動されるデジタルカメラの制御方法であって、前記電池の残容量を検知するステップと、前記電池の残容量があらかじめ設定された基準値を下回ったことが検出された場合に、前記基準値に対応付けられた段階のフレームレートより少ないフレームレートの画像を生成するステップとを含むものである。
【0061】
上記構成によれば、フレームレートを基準値に対応付けておき、検知された電池の残容量が基準値を下回った場合に、それまでのフレームレートよりも少ないフレームレートの画像の画像を生成することができるため、電池の残容量の減少に応じてフレームレートを減少させることができ、消費電力を低減することができる。
【0062】
請求項23のデジタルカメラの制御方法は、前記画像を生成するステップは、前記電池の残容量が、漸減する複数の基準値を順次下回ったことが検出される度に、それぞれの基準値に対応付けられた段階のフレームレートより1段下の段階のフレームの画像を生成するものである。
【0063】
上記構成によれば、漸減するフレームレートの系列と漸減する基準値の系列を対応付けておき、検知された電池の残容量が基準値の系列のどこに位置するかに応じて対応するフレームレートを決定することができるため、電池の残容量に応じて画像サイズを段階的に減少させることができ、消費電力を段階的に低減することができる。
【0064】
請求項24のデジタルカメラの制御方法は、前記電池の残容量に応じて記録媒体に記録するデジタル画像のフレームレートを可変するものである。
【0065】
上記構成によれば、記録媒体に記録する画像は、フレームレートが大きいためにシステムバスのアクティビティへの影響が大きく、そのフレームレートを減少させることで消費電力の低減効果を高めることができる。
【0066】
請求項25のデジタルカメラの制御プログラムは、撮影された静止画像をデジタル画像情報に変換して記録媒体に記録するとともに前記デジタル画像情報から画像を生成して画像表示装置に表示する、電池により駆動されるデジタルカメラの制御プログラムであって、制御プログラムを実行するコンピュータを、前記電池の残容量に応じて前記デジタル画像のフレームレートを可変する手段として機能させるものである。
【0067】
上記構成によれば、電池の残容量の減少に応じてフレームレートを減少させることができるため、電池の残容量が少なくなった場合のシステムバスのアクティビティを効果的に減らし、消費電力を低減することができる。
【0068】
請求項26のデジタルカメラは、撮影された静止画像をデジタル画像情報に変換して記録媒体に記録するとともに前記デジタル画像情報から画像を生成して画像表示装置に表示する、電池により駆動されるデジタルカメラであって、前記電池の残容量を検知する残容量検知手段と、段階的に減少させるように画像の圧縮率を制御する圧縮率制御手段とを備え、前記残容量検知手段により検知される電池の残容量があらかじめ設定された基準値を下回ったことが検出された場合に、前記圧縮率制御手段は前記基準値に対応付けられた段階の圧縮率より少ない圧縮率の画像を生成するものである。
【0069】
上記構成によれば、画像の圧縮率を基準値に対応付けておき、残容量検知手段により検知された電池の残容量が基準値を下回った場合に、圧縮率制御手段により圧縮率を下げることができるため、電池の残容量の減少に応じて圧縮率を下げて、システムバスのアクティビティを効果的に減らし、消費電力を低減することができる。
【0070】
請求項27のデジタルカメラは、前記画像生成手段は、前記残容量検知手段により検知される電池の残容量が、漸減する複数の基準値を順次下回る度に、それぞれの基準値に対応付けられた段階の圧縮率より1段下の段階の圧縮率の画像を生成するものである。
【0071】
上記構成によれば、漸減する画像の圧縮率の系列と漸減する基準値の系列を対応付けておき、残容量検知手段により検知された電池の残容量が基準値の系列のどこに位置するかに応じて、対応する圧縮率を決定することができるため、電池の残容量に応じて圧縮率を段階的に減少させることができ、消費電力を段階的に低減することができる。
【0072】
請求項28のデジタルカメラは、前記電池の残容量に応じて記録媒体に記録するデジタル画像の圧縮率を可変する手段を備えるものである。
【0073】
上記構成によれば、記録媒体に記録する画像は、圧縮率が大きいためにシステムバスのアクティビティへの影響が大きく、その圧縮率を減少させることで、消費電力の低減効果を高めることができる。
【0074】
請求項29のデジタルカメラの制御方法は、撮影された静止画像をデジタル画像情報に変換して記録媒体に記録するとともに前記デジタル画像情報から画像を生成して画像表示装置に表示する、電池で駆動されるデジタルカメラの制御方法であって、前記電池の残容量を検知するステップと、前記電池の残容量があらかじめ設定された基準値を下回ったことが検出された場合に、前記基準値に対応付けられた段階の圧縮率より少ない圧縮率の画像を生成するステップとを含むものである。
【0075】
上記構成によれば、圧縮率を基準値に対応付けておき、検知された電池の残容量が基準値を下回った場合に、それまでの圧縮率よりも少ない圧縮率を生成することができるため、電池の残容量の減少に応じて圧縮率を減少させることができ消費電力を低減することができる。
【0076】
請求項30のデジタルカメラの制御方法は、前記画像を生成するステップは、前記電池の残容量が、漸減する複数の基準値を順次下回ったことが検出される度に、それぞれの基準値に対応付けられた段階の圧縮率より1段下の段階の圧縮率の画像を生成するものである。
【0077】
上記構成によれば、漸減する圧縮率の系列と漸減する基準値の系列を対応付けておき、検知された電池の残容量が基準値の系列のどこに位置するかに応じて対応する圧縮率を決定することができるため、電池の残容量に応じて圧縮率を段階的に減少させることができ、消費電力を段階的に低減することができる。
【0078】
請求項31のデジタルカメラの制御方法は、前記電池の残容量に応じて記録媒体に記録するデジタル画像の圧縮率を可変するものである。
【0079】
上記構成によれば、記録媒体に記録する画像は、圧縮率が大きいためにシステムバスのアクティビティへの影響が大きく、その圧縮率を減少させることで、消費電力の低減効果を高めることができる。
【0080】
請求項32のデジタルカメラの制御プログラムは、撮影された静止画像をデジタル画像情報に変換して記録媒体に記録するとともに前記デジタル画像情報から画像を生成して画像表示装置に表示する、電池により駆動されるデジタルカメラの制御プログラムであって、制御プログラムを実行するコンピュータを、前記電池の残容量に応じて前記デジタル画像の圧縮率を可変する手段として機能させるものである。
【0081】
上記構成によれば、電池の残容量の減少に応じて圧縮率を減少させることができるため、電池の残容量が少なくなった場合のシステムバスのアクティビティを効果的に減らし、消費電力を低減することができる。
【0082】
請求項33のデジタルカメラは、撮影された動画像をデジタル画像情報に変換して記録媒体に記録するとともに前記デジタル画像情報から画像を生成して画像表示装置に表示する、電池により駆動されるデジタルカメラであって、前記電池の残容量を検知する残容量検知手段と、前記残容量検知手段により検知される電池の残容量があらかじめ設定された基準値を下回ったことが検知された場合に、第1の動画ファイルを閉じて第2の動画ファイルを開く動画ファイル制御手段とを備え、前記動画ファイル制御手段は前記第2の動画ファイルのフレームレートを第1の動画の撮影パラメータに対し前記電池の残容量に応じて段階的に可変するものである。
【0083】
上記構成によれば、画像の基準値に対応付けておき、残容量検知手段で検知した残容量が基準値を下回った場合に、第1の動画ファイルを閉じ、フレームを段階的に下げ、続いて第2ファイルを開くことにより、単位時間内に画像処理するデータ量を低減でき、従ってシステムバスのアクティビティが下がり、消費電力を低く抑えることができる。この結果、動画撮影時間を延長することができる。
【0084】
請求項34のデジタルカメラは、前記動画ファイル制御手段は、前記残容量検知手段により検知される電池の残容量が、漸減する複数の基準値を順次下回る度に、それぞれの基準値に対応付けられた段階のフレームレートより1段下の段階のフレームレートの画像を生成するものである。
【0085】
上記構成によれば、漸減するフレームレートの系列と漸減する基準値の系列を対応付けておき、残容量検知手段により検知された電池の残容量が、基準値の系列のどこに位置するかに応じて、対応するフレームレートを決定することができる。このため、電池の残容量に応じて画像サイズを段階的に減少させるとともに、第1の動画ファイルを閉じ、第2の動画ファイルを開くことにより、消費電力を段階的に低減することができる。
【0086】
請求項35のデジタルカメラは、前記電池の残容量に応じて記録媒体に記録する動画像のフレームレートを可変する手段を備えるものである。
【0087】
上記構成によれば、記録媒体に記録する動画像は、フレームレートが大きいためにシステムバスのアクティビティへの影響が大きく、そのフレームレートを減少させることで、消費電力の低減効果を高めることができる。
【0088】
請求項36のデジタルカメラの制御方法は、撮影された動画像をデジタル画像情報に変換して記録媒体に記録するとともに前記デジタル画像情報から画像を生成して画像表示装置に表示する、電池で駆動されるデジタルカメラの制御方法であって、前記電池の残容量を検知するステップと、第1の動画ファイルを閉じ、第1の動画の撮影パラメータに対し前記電池の残容量に応じて動画像のフレームレートを段階的に可変して第2の動画ファイルを開くステップとを含むものである。
【0089】
上記構成によれば、フレームを基準値に対応付けておき、検知された電池の残容量が基準値を下回った場合に、それまでのフレームレートよりも少ないフレームレートの画像を生成することができるため、電池の残容量の減少に応じてフレームレートを減少させるとともに第1の動画ファイルを閉じ、第2の動画ファイルを開くことにより、消費電力を低減することができる。
【0090】
請求項37のデジタルカメラの制御方法は、前記フレームレートを可変するステップは、前記電池の残容量が、漸減する複数の基準値を順次下回ったことが検出される度に、それぞれの基準値に対応付けられた段階のフレームレートより1段下の段階のフレームレートに可変するものである。
【0091】
上記構成によれば、漸減する画像サイズの系列と漸減する基準値の系列を対応付けておき、検知された電池の残容量が基準値の系列のどこに位置するかに応じて対応するフレームレートを決定することができるため、電池の残容量に応じてフレームレートを段階的に減少させることができ、消費電力を段階的に低減することができる。
【0092】
請求項38のデジタルカメラの制御方法は、前記電池の残容量に応じて記録媒体に記録する動画像のフレームレートを可変するものである。
【0093】
上記構成によれば、記録媒体に記録する画像は、フレームレートが大きいためにシステムバスのアクティビティへの影響が大きく、そのフレームレートを減少させることで消費電力の低減効果を高めることができる。
【0094】
請求項39のデジタルカメラの制御プログラムは、撮影された動画像をデジタル画像情報に変換して記録媒体に記録するとともに前記デジタル画像情報から画像を生成して画像表示装置に表示する、電池により駆動されるデジタルカメラの制御プログラムであって、制御プログラムを実行するコンピュータを、前記電池の残容量に応じて前記動画像のフレームレートを可変する手段として機能させるものである。
【0095】
上記構成によれば、電池の残容量の減少に応じてフレームレートを減少させることができるため、電池の残容量が少なくなった場合のシステムバスのアクティビティを効果的に減らし、消費電力を低減することができる。
【0096】
請求項40のデジタルカメラは、撮影された動画像をデジタル画像情報に変換して記録媒体に記録するとともに前記デジタル画像情報から画像を生成して画像表示装置に表示する、電池により駆動されるデジタルカメラであって、前記電池の残容量を検知する残容量検知手段と、前記残容量検知手段により検知される電池の残容量があらかじめ設定された基準値を下回ったことが検知された場合に、第1の動画ファイルを閉じて第2の動画ファイルを開く動画ファイル制御手段とを備えて、前記動画ファイル制御手段は前記第2の動画ファイルの動画像のサイズを第1の動画の撮影パラメータに対し前記電池の残容量に応じて段階的に可変するものである。
【0097】
上記構成によれば、画像の基準値に対応付けておき、残容量検知手段で検知した残容量が基準値を下回った場合に、第1の動画ファイルを閉じ、画像サイズを段階的に下げ、続いて第2ファイルを開くことにより、単位時間内に画像処理するデータ量を低減でき、従ってシステムバスのアクティビティが下がり、消費電力を低く抑えることができる。この結果、動画撮影時間を延長することができる。
【0098】
請求項41のデジタルカメラは、前記動画ファイル制御手段は、前記残容量検知手段により検知される電池の残容量が、漸減する複数の基準値を順次下回る度に、それぞれの基準値に対応付けられた段階の動画像のサイズより1段下の段階のサイズの画像を生成するものである。
【0099】
上記構成によれば、漸減する画像サイズの系列と漸減する基準値の系列を対応付けておき、残容量検知手段により検知された電池の残容量が基準値の系列のどこに位置するかに応じて、対応する画像サイズを決定することができるため、電池の残容量に応じて画像サイズを段階的に減少させるとともに、第1の動画ファイルを閉じ、第2の動画ファイルを開くことにより、消費電力を段階的に低減することができる。
【0100】
請求項42のデジタルカメラは、前記電池の残容量に応じて記録媒体に記録する動画像のサイズを可変する手段を備えるものである。
【0101】
上記構成によれば、記録媒体に記録する画像は、画像サイズが大きいためにシステムバスのアクティビティへの影響が大きく、その画像サイズを減少させることで消費電力の低減効果を高めることができる。
【0102】
請求項43のデジタルカメラの制御方法は、撮影された動画像をデジタル画像情報に変換して記録媒体に記録するとともに前記デジタル画像情報から画像を生成して画像表示装置に表示する、電池で駆動されるデジタルカメラの制御方法であって、前記電池の残容量を検知するステップと、第1の動画ファイルを閉じ、第1の動画の撮影パラメータに対し前記電池の残容量に応じて動画像のサイズをサイズを段階的に可変して第2の動画ファイルを開くステップとを含むものである。
【0103】
上記構成によれば、画像サイズを基準値に対応付けておき、検知された電池の残容量が基準値を下回った場合に、それまでの画像サイズよりも小さい画像サイズの画像を生成することができるため、電池の残容量の減少に応じて画像サイズを縮小でき、消費電力を低減することができる。
【0104】
請求項44のデジタルカメラの制御方法は、前記動画像のサイズを段階的に可変するステップは、前記電池の残容量が、漸減する複数の基準値を順次下回ったことが検出される度に、それぞれの基準値に対応付けられた段階の動画像のサイズより1段下の段階のサイズに変化するも可変するものである。
【0105】
上記構成によれば、漸減する画像サイズの系列と漸減する基準値の系列を対応付けておき、検知された電池の残容量が基準値の系列のどこに位置するかに応じて対応する画像サイズを決定することができるため、電池の残容量に応じて画像サイズを段階的に縮小させることができ、消費電力を段階的に低減することができる。
【0106】
請求項45のデジタルカメラの制御方法は、前記電池の残容量に応じて記録媒体に記録する動画像のサイズを可変するものである。
【0107】
上記構成によれば、記録媒体に記録する動画像は、画像サイズが大きいためにシステムバスのアクティビティへの影響が大きく、その画像サイズを縮小させることで消費電力の低減効果を高めることができる。
【0108】
請求項46のデジタルカメラの制御プログラムは、撮影された動画像をデジタル画像情報に変換して記録媒体に記録するとともに前記デジタル画像情報から画像を生成して画像表示装置に表示する、電池により駆動されるデジタルカメラの制御プログラムであって、制御プログラムを実行するコンピュータを、前記電池の残容量に応じて前記動画像のサイズを可変する手段として機能するものである。
【0109】
上記構成によれば、電池の残容量の減少に応じて画像サイズを縮小させることができるため、電池の残容量が少なくなった場合のシステムバスのアクティビティを効果的に減らし、消費電力を低減することができる。
【0110】
請求項47のデジタルカメラは、撮影された動画像をデジタル画像情報に変換して記録媒体に記録するとともに前記デジタル画像情報から画像を生成して画像表示装置に表示する、電池により駆動されるデジタルカメラであって、前記電池の残容量を検知する残容量検知手段と、前記残容量検知手段により検知される電池の残容量があらかじめ設定された基準値を下回ったことが検知された場合に、第1の動画ファイルを閉じて第2の動画ファイルを開く動画ファイル制御手段とを備え、前記動画ファイル制御手段は第2の動画ファイルの動画像の圧縮率を第1の動画の撮影パラメータに対し前記電池の残容量に応じて段階的に可変するものである。
【0111】
上記構成によれば、画像を基準値に対応付けておき、残容量検知手段で検知した残容量が基準値を下回った場合に、第1の動画ファイルを閉じ、フレームを段階的に下げ、続いて第2ファイルを開くことにより、単位時間内に画像処理するデータ量を低減でき、従ってシステムバスのアクティビティが下がり、消費電力を低く抑えることができる。この結果、動画撮影時間を延長することができる。
【0112】
請求項48のデジタルカメラは、前記動画ファイル制御手段は、前記残容量検知手段により検知される電池の残容量が、漸減する複数の基準値を順次下回る度に、それぞれの基準値に対応付けられた段階の圧縮率より1段下の段階の圧縮率の画像を生成するものである。
【0113】
上記構成によれば、漸減する動画像の圧縮率の系列と漸減する基準値の系列を対応付けておき、残容量検知手段により検知された電池の残容量が基準値の系列のどこに位置するかに応じて、対応する圧縮率を決定することができるため、電池の残容量に応じて圧縮率を段階的に減少させるとともに、第1の動画ファイルを閉じ、第2の動画ファイルを開くことにより消費電力を段階的に低減することができる。
【0114】
請求項49のデジタルカメラは、前記電池の残容量に応じて記録媒体に記録する動画像の圧縮率を可変する手段を備えるものである。
【0115】
上記構成によれば、記録媒体に記録する動画像は、圧縮率が大きいためにシステムバスのアクティビティへの影響が大きく、その圧縮率を減少させることで消費電力の低減効果を高めることができる。
【0116】
請求項50のデジタルカメラの制御方法は、撮影された動画像をデジタル画像情報に変換して記録媒体に記録するとともに前記デジタル画像情報から画像を生成して画像表示装置に表示する、電池で駆動されるデジタルカメラの制御方法であって、前記電池の残容量を検知するステップと、第1の動画ファイルを閉じ、第1の動画の撮影パラメータに対し前記電池の残容量に応じて動画像の圧縮率を段階的に可変して第2のファイルを開くステップとを含むものである。
【0117】
上記構成によれば、動画像の圧縮率を基準値に対応付けておき、検知された電池の残容量が基準値を下回った場合に、それまでの圧縮率よりも少ない圧縮率で画像生成することができるため、電池の残容量の減少に応じて圧縮率を減少させることができ、消費電力を低減することができる。
【0118】
請求項51のデジタルカメラの制御方法は、前記圧縮率を可変するステップは、前記電池の残容量が、漸減する複数の基準値を順次下回ったことが検出される度に、それぞれの基準値に対応付けられた段階の圧縮率より1段下の段階の圧縮率の画像を生成するものである。
【0119】
上記構成によれば、漸減する圧縮率の系列と漸減する基準値の系列を対応付けておき、検知された電池の残容量が基準値の系列のどこに位置するかに応じて対応する圧縮率を決定することができるため、電池の残容量に応じて圧縮率を段階的に減少させることができ、消費電力を段階的に低減することができる。
【0120】
請求項52のデジタルカメラの制御方法は、前記電池の残容量に応じて記録媒体に記録する動画像の圧縮率を可変するものである。
【0121】
上記構成によれば、記録媒体に記録する画像は、圧縮率が大きいためにシステムバスのアクティビティへの影響が大きく、その圧縮率を減少させることで消費電力の低減効果を高めることができる。
【0122】
請求項53のデジタルカメラの制御プログラムは、撮影された動画像をデジタル画像情報に変換して記録媒体に記録するとともに前記デジタル画像情報から画像を生成して画像表示装置に表示する、電池により駆動されるデジタルカメラの制御プログラムであって、制御プログラムを実行するコンピュータを、前記電池の残容量に応じて前記動画像の圧縮率を可変する手段として機能させるものである。
【0123】
上記構成によれば、電池の残容量の減少に応じて圧縮率を減少させることができるため、電池の残容量が少なくなった場合のシステムバスのアクティビティを効果的に減らし、消費電力を低減することができる。
【0124】
請求項54のデジタルカメラは、撮影された動画像をデジタル画像情報に変換して記録媒体に記録するとともに前記デジタル画像情報から画像を生成して画像表示装置に表示する、電池により駆動されるデジタルカメラであって、前記電池の残容量を検知する残容量検知手段と、前記残容量検知手段により検知される電池の残容量があらかじめ設定された基準値を下回ったことが検知された場合に、第1の動画ファイルを閉じて第2の動画ファイルを開く動画ファイル制御手段とを備え、前記動画ファイル制御手段は第2の動画ファイルの動画像のフレームレート、サイズおよび圧縮率のうち2つ以上を第1の動画の撮影パラメータに対し前記電池の残容量に応じて段階的に可変するものである。
【0125】
上記構成によれば、画像を基準値に対応付けておき、残容量検知手段で検知した残容量が基準値を下回った場合に、第1の動画ファイルを閉じ、フレームレート、画像サイズおよび圧縮率のうち2つ以上を段階的に下げ、続いて第2ファイルを開くことにより、単位時間内に画像処理するデータ量を低減でき、従ってシステムバスのアクティビティが下がり、消費電力を低く抑えることができる。この結果、動画撮影時間を延長することができる。
【0126】
請求項55のデジタルカメラは、前記動画ファイル制御手段は、前記残容量検知手段により検知される電池の残容量が、漸減する複数の基準値を順次下回る度に、それぞれの基準値に対応付けられた段階のフレームレート、サイズおよび圧縮率のうち2つ以上より1段下の段階のフレームレート、サイズおよび圧縮率の画像を生成するものである。
【0127】
上記構成によれば、漸減するフレームレート、画像サイズおよび圧縮率のうち2つ以上の系列と漸減する基準値の系列を対応付けておき、残容量検知手段により検知された電池の残容量が基準値の系列のどこに位置するかに応じて、対応するフレームレート等を決定することができるため、電池の残容量に応じてフレームレート等を段階的に減少させるとともに、第1の動画ファイルを閉じ、第2の動画ファイルを開くことにより消費電力を段階的に低減することができる。
【0128】
請求項56のデジタルカメラは、前記電池の残容量に応じて記録媒体に記録する動画像のフレームレート、サイズおよび圧縮率のうち2つ以上を可変する手段を備えるものである。
【0129】
上記構成によれば、記録媒体に記録する動画像は、フレームレート、画像サイズおよび圧縮率のうち2つ以上が大きいためにシステムバスのアクティビティへの影響が大きく、そのフレームレート等を減少させることで消費電力の低減効果を高めることができる。
【0130】
請求項57のデジタルカメラの制御方法は、撮影された動画像をデジタル画像情報に変換して記録媒体に記録するとともに前記デジタル画像情報から画像を生成して画像表示装置に表示する、電池で駆動されるデジタルカメラの制御方法であって、前記電池の残容量を検知するステップと、第1の動画ファイルを閉じ、第1の動画の撮影パラメータに対し前記電池の残容量に応じて動画像のフレームレート、サイズおよび圧縮率のうち2つ以上を段階的に可変して第2のファイルを開くステップとを含むものである。
【0131】
上記構成によれば、フレームレート、画像サイズ、圧縮率のうち2つ以上を基準値に対応付けておき、検知された電池の残容量が基準値を下回った場合に、それまでのフレームレート等よりも少ないフレームレート等の画像の画像を生成することができるため、電池の残容量の減少に応じてフレームレート等を減少させることができ、消費電力を低減することができる。
【0132】
請求項58のデジタルカメラの制御方法は、前記フレームレート、サイズおよび圧縮率のうち2つ以上を可変するステップは、前記電池の残容量が、漸減する複数の基準値を順次下回ったことが検出される度に、それぞれの基準値に対応付けられた段階のフレームレート、サイズおよび圧縮率より1段下の段階のフレームレート、サイズおよび圧縮率の画像を生成するものである。
【0133】
上記構成によれば、漸減するフレームレート等の系列と漸減する基準値の系列を対応付けておき、検知された電池の残容量が基準値の系列のどこに位置するかに応じて対応するフレームレート等を決定することができるため、電池の残容量に応じてフレームレート等を段階的に減少させることができ、消費電力を段階的に低減することができる。
【0134】
請求項59のデジタルカメラの制御方法は、前記電池の残容量に応じて記録媒体に記録する動画像のフレームレート、サイズおよび圧縮率のうち2つ以上を可変するものである。
【0135】
上記構成によれば、記録媒体に記録する動画像は、フレームレート等が大きいためにシステムバスのアクティビティへの影響が大きく、そのフレームレート等を減少させることで消費電力の低減効果を高めることができる。
【0136】
請求項60のデジタルカメラの制御プログラムは、撮影された画像をデジタル画像情報に変換して記録媒体に記録するとともに前記デジタル画像情報から画像を生成して画像表示装置に表示する、電池により駆動されるデジタルカメラの制御プログラムであって、制御プログラムを実行するコンピュータを、前記電池の残容量に応じて前記画像のフレームレート、サイズおよび圧縮率のうち2つ以上を可変する手段として機能させるものである。
【0137】
上記構成によれば、電池の残容量の減少に応じてフレームレート等を減少させることができるため、電池の残容量が少なくなった場合のシステムバスのアクティビティを効果的に減らし、消費電力を低減することができる。
【0138】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。図1は本発明の一実施の形態のデジタルカメラの構成を示すブロック図である。図1において、100はデジタルカメラの制御を行うメインLSI、110は被写体の撮影画像をデジタル画像データに変換して取り込む画像入力系、111は画像データを記録する記録媒体、112は制御プログラムおよび画像データが置かれるSDRAM、113はロードするための制御プログラムを記憶するフラッシュROM、114は電池の残容量を監視する電源容量検知回路である。
【0139】
また、メインLSI100において、101は制御プログラムを実行するCPU、102はLSI内蔵RAM、103はデジタル画像データを処理する信号処理回路、104は画像圧縮を行うJPEG回路、105はモニタ画像を出力する画像表示回路、106はシステムバスである。
【0140】
画像入力系110から入力されたデジタル画像データは、LSI内蔵RAM102やSDRAM112をバッファとして圧縮等の画像処理が施され、記録画像として記録媒体111に記録される。モニタ表示用のLCDや外部に接続されるテレビに出力するモニタ画像は、LSI内蔵RAM102上に通常はVGAサイズ(640×480画素)の表示画像を作成し、これを画像表示回路105に送ることでLCDやテレビを駆動する信号が生成される。
【0141】
電源容量検知回路114により検知される電池の残容量が所定の基準値を下回った場合は、CPU101が実行する制御プログラムによりモニタ画像として作成される上記表示画像のサイズを段階的に縮小する。ここでは2段階の縮小表示画像として、VGAの1/4のQVGAサイズ(320×240画素)、QVGAの1/4のQQVGAサイズ(160×120画素)を設定し、これに対応させて基準値1と基準値2(基準値1>基準値2)を設定する。
【0142】
すなわち、電源容量検知回路114により検知される電池の残容量が基準値1を上回っている通常時はVGAサイズの表示画像を作成する。検知される電池の残容量が基準値1を下回り基準値2を上回っている場合はQVGAサイズの表示画像を作成し、基準値2も下回った場合はQQVGAサイズの表示画像を作成する。
【0143】
このように電池の残容量に応じて表示画像の画素数を段階的に減少させることで、システムバス106のアクティビティを段階的に減らすことができ、消費電力を段階的に低減することができる。
【0144】
画像表示回路105は縮小表示画像から表示装置の駆動信号を生成する。その際に、縮小されたサイズの画像を表示することもできるが、視認性を考慮して表示画像の拡大処理をすることもできる。例えば、ラインメモリのアクセスでデータを2度読みする方法で処理できる。この拡大処理は画像表示回路105の内部で行われるので、システムバス106のアクティビティには影響しない。
【0145】
電池の残容量に応じた表示画像の画素数の低減はそれだけで自動的に行うこともできるが、デジタルカメラに省電力モードを指定する手段を備えている場合は、そのモード指定と組み合わせることにより上述した処理を有効に活用することができる。
【0146】
図2は記録画像サイズが最大300万画素のデジタルカメラに省電力モードの指定機能を備えた場合の各モードと表示画像の画素数の設定例を示す図である。この設定例では、通常モード、省電力モード1、省電力モード2の3段階のモード指定を設けている。
【0147】
ここではさらに、モード指定に応じて記録媒体に記録する画像の画素数も選択されるようにしている。記録媒体に記録する画像の画素数は、頻度が少なくても画素数が大きいためにシステムバスのアクティビティへの影響が大きく、その画素数を減少させることは消費電力の低減に効果がある。
【0148】
図2において、通常モードでは表示画像サイズがVGAで固定され、省電力モード1では表示画像サイズが電池の残容量に応じてVGAからQVGAへ、さらにQVGAからQQVGAへと2段階で縮小される。省電力モード2においては表示画像サイズの縮小制御は省電力モード1と同じであるが、記録画像サイズが電池の残容量に応じて300万画素から200万画素へ、さらに200万画素から100万画素へと2段階で縮小される。
【0149】
この省電力モード2では記録画像サイズが自動的に縮小されるため、前記画像表示回路105による拡大処理を行わず、青色の背景の上に縮小された表示画像をそのまま表示することにより、視認性は悪くなるがカメラの使用者に記録画像サイズが自動的に縮小されていることを直感的に知らせることもできる。
【0150】
図3は上記設定例のような省電力モードを備えたデジタルカメラの制御方法を示すフローチャートである。図3において、ステップS301で省電力モードが指定されているか否かが調べられる。通常モードであればそのままステップS309に進み、所定の制御手順に従って撮影が行われる。
【0151】
省電力モード1または省電力モード2が指定されている場合はステップS302に進み、電池の残容量が表示画像サイズの判断基準となる2つの基準値である基準値1および基準値2と比較される。
【0152】
電池の残容量が基準値1を上回っている場合は表示画像サイズはVGAのままとし、ステップS309に進む。電池の残容量が基準値1を下回り基準値2を上回っている場合はステップS303に進み、表示画像サイズをQVGAに変える。電池の残容量が基準値2も下回った場合はステップ304に進み、表示画像サイズをQQVGAまで落とす。
【0153】
ステップS305では省電力モード2が指定されているか否かを調べ、省電力モード2が指定されている場合はステップS306に進み、電池の残容量と基準値1および基準値2の比較関係により記録画像サイズを判断する。
【0154】
すなわち、電池の残容量が基準値1と基準値2の間にある場合はステップS307に進み、記録画像サイズを300万画素から200万画素に変え、電池の残容量が基準値2を下回った場合はステップS308に進み、記録画像サイズを200万画素から100万画素まで落とす。
【0155】
このように省電力モードに対して電池の残容量を判定する基準値を与えることにより、省電力モードの指定と電池の残容量を組み合わせて縮小表示画像の画素数を判定することができ、カメラ使用者の指定に応じながら、その範囲で消費電力を段階的に低減することが可能になる。
【0156】
なお、図1では、記録媒体111をバスコントローラを介して、メインLSI100の外にSDRAM112、ROM113とともに接続した場合を示したが、図4に示すように、メインLSI100内のシステムバス106にメディアコントローラを介して接続することもできる。図1および図4の回路動作は基本的に同一である。従って、デジタルカメラの一般的な基本シーケンスに従い、シャッターレリーズ時にはCCDからの画像の取り込み、動画信号処理、動画記録画像へのリサイズ画像圧縮、記録媒体111への画像保存の一連の動作が実行される。一方、シャッター非レリーズ時にはCCDからの画像の取り込み、スルー画信号の処理、表示用画像へのリサイズ、LCD等への画像表示の一連の動作が実行される。
【0157】
上記実施の形態では、通常モードおよび2種類の省電力モードについて、電池の残容量ごとに表示画像サイズおよび記録画像サイズを抑えることにより、電池の消耗を段階的に抑制する場合について述べた。しかし、記録画像サイズ制御手段であるCPU101のもとで、通常モードおよび2つの省電力モードにつき、静止画記録時での記録画像サイズのみを抑えることによっても、電池の消耗を抑えることができる。
【0158】
図5はこのような省電力のためのデジタルカメラの制御方法を示すフローチャートである。図5において、ステップS401で省電力モードが指定されているか否かが調べられる。通常モードであればそのままステップS405に進み、所定の制御手順に従って撮影が行われる。
【0159】
省電力モードが指定されている場合ステップS402に進み、電池の残容量が1つの基準値と比較される。ここで、電池の残容量が基準値に対して少ないか、またはさらに少ないか、あるいは正常かなど判別される。基準値に一致するかまたは超える場合(つまり正常の場合)には、そのままステップS405に進み、所定の制御手順に従って撮影が行われる。
【0160】
残容量が基準値に対して少ない場合には、ステップS403に進んで記録画像サイズを1段下げ、以後所定の制御手順に従って撮影が行われる。さらに残容量が前記より少ない場合にはステップS404に進み、記録画像サイズを2段下げた上で撮影が行われる。
【0161】
このように省電力モードに対して電池の残容量を判定する基準値を与えることで、省電力モードの指定と電池の残容量を組み合わせて記録画像サイズを判定することができ、カメラ使用者の指定に応じながら、その範囲で消費電力を段階的に低減することができる。
【0162】
図6は、フレームレート制御手段であるCPU101のもとで実行されるデジタルカメラの他の制御方法を示し、ここでは表示画像のフレームレートを減らすことにより、電池の消耗を抑える。図6において、ステップS501で省電力モードが指定されているか否かが調べられる。通常モードであればそのままステップS505に進み、所定の制御手順に従って撮影が行われる。
【0163】
省電力モードが指定されている場合はステップS502に進み、電池の残容量が1つの基準値と比較される。ここで、電池の残容量が基準値に対して少ないか、またはさらに少ないか、あるいは正常かなど判別される。基準値に一致するかまたは超える場合(つまり正常の場合)には、そのままステップS505に進み、所定の制御手順に従って撮影が行われる。
【0164】
残容量が基準値に対して少ない場合には、ステップS503に進み表示画像のフレームレートを20fpsに低下させ(ステップS503)、以後所定の制御手順で撮影が行われる。
【0165】
残容量が前記よりさらに少ない場合には、ステップS504に進みフレームレートをさらに低下させて10fpsに設定した上で(ステップS504)、所定の制御手順に従って撮影が行われる。これにより、一定時間内に処理しなければならないデータ量が低減し、システムバスのアクティビティが下がり、消費電力が抑えられる。
【0166】
このように省電力モードに対して電池の残容量を判定する基準値を与えることで、省電力モードの指定と電池の残容量を組み合わせてフレームレートを判定することができ、カメラ使用者の指定に応じながら、その範囲で消費電力を段階的に低減することができる。
【0167】
図7は、圧縮率制御手段であるCPU101のもとで実行される、デジタルカメラの他の制御方法を示しており、静止画記録時での静止画像の圧縮率を可変とすることにより、電池の消耗を抑える。図7において、ステップS601で省電力モードが指定されているか否かが調べられる。通常モードであればそのままステップS605に進み、所定の制御手順に従って撮影が行われる。
【0168】
省電力モードが指定されている場合はステップS602に進み、電池の残容量が1つの基準値と比較される。ここで、電池の残容量が基準値に対して少ないか、またはさらに少ないか、あるいは正常かなど判別される。基準値に一致するかまたは超える場合(つまり正常の場合)には、そのままステップS605に進み、所定の制御手順に従って撮影が行われる。
【0169】
残容量が基準値に対して少ない場合には、ステップS603に進み、静止画像の圧縮率を2bit/pelに設定し、以後所定の制御手順に従って撮影が行われる。
【0170】
残容量が前記よりさらに少ない場合にはステップS604に進み、静止画像の圧縮率を1bit/pelに設定した上で、所定の制御手順による撮影を行う。これにより、画像処理するデータサイズが下がり、システムバスのアクティビティが下がるため、消費電力も低下する。
【0171】
このように省電力モードに対して電池の残容量を判定する基準値を与えることで、省電力モードの指定と電池の残容量を組み合わせて静止画像の圧縮率を判定することができ、カメラ使用者の指定に応じながら、その範囲で消費電力を段階的に低減することができる。
【0172】
図8は、記録画像制御手段であるCPU101のもとで実行されるデジタルカメラの他の制御方法を示し、ここでは動画撮影時において記録媒体へ記録する動画の画像サイズを下げることにより、電池の消耗を抑える場合を示す。図8において、ステップS701で省電力モードが指定されているか否かが調べられる。
通常モードであればそのままステップS705に進み、所定の制御手順に従って撮影が行われる。
【0173】
省電力モードが指定されている場合はステップS702に進み、電池の残容量が1つの基準値と比較される。ここで、電池の残容量が基準値に対して少ないか、またはさらに少ないか、あるいは正常かなど判別される。基準値に一致するかまたは超える場合(つまり正常の場合)には、そのままステップS705に進み、所定の制御手順に従って撮影が行われる。
【0174】
残容量が基準値に対して少ない場合にはステップS703に進んで、動画記録画像サイズをQVGAへ縮小し(ステップS703)、以後所定の制御手順に従って撮影が行われる。さらに、残容量が前記より少ない場合にはステップS704に進んで、動画記録画像サイズをQQVGAに縮小した上で撮影が行われる。
【0175】
このように省電力モードに対して電池の残容量を判定する基準値を与えることで、省電力モードの指定と電池の残容量を組み合わせて動画記録画像サイズを判定することができ、カメラ使用者の指定に応じながら、その範囲で消費電力を段階的に低減することができる。
【0176】
図9は、動画撮影時において、フレームレート制御手段であるCPU101の制御のもとで、記録媒体へ記録する動画像のフレームレートを減らし、電池の消耗を抑える場合を示す。図9において、ステップS801で省電力モードが指定されているか否かが調べられる。通常モードであればそのままステップS805に進み、所定の制御手順に従って撮影が行われる。
【0177】
省電力モードが指定されている場合はステップS802に進み、電池の残容量が1つの基準値と比較される。ここで、電池の残容量が基準値に対して少ないか、またはさらに少ないか、あるいは正常かなど判別される。基準値に一致するかまたは超える場合(つまり正常の場合)には、そのままステップS805に進み、所定の制御手順に従って撮影が行われる。
【0178】
残容量が基準値に対して少ない場合にはステップS803に進んで、動画像のフレームレートを20fpsに低下させ、以後所定の制御手順で撮影が行われる。残容量が前記よりさらに少ない場合にはステップST804に進んで、動画像のフレームレートをさらに低下させて10fpsに低下させた上で所定の制御手順に従って撮影が行われる。これにより、一定時間内に処理しなければならないデータ量が低減し、バスのアクティビティが下がり、電池の消耗を抑制できる。
【0179】
図10は動画撮影時において、圧縮率制御手段であるCPU101の制御のもとで、記録媒体に記録する動画像の圧縮率を下げて、電池の消耗を抑える場合を示す。図10において、ステップS901で省電力モードが指定されているか否かが調べられる。通常モードであればそのままステップS905に進み、所定の制御手順に従って撮影が行われる。
【0180】
省電力モードが指定されている場合はステップS902に進み、電池の残容量が1つの基準値と比較される。ここで、電池の残容量が基準値に対して少ないか、またはさらに少ないか、あるいは正常かなど判別される。基準値に一致するかまたは超える場合(つまり正常の場合)には、そのままステップS905に進み、所定の制御手順に従って撮影が行われる。
【0181】
残容量が基準値に対して少ない場合にはステップS903に進み動画像の圧縮率を1段下げ、以後所定の制御手順に従って撮影が行われる。さらに、残容量が前記より少ない場合にはステップS904に進んで、動画像の圧縮率を2段下げた上で(ステップS904)、撮影が行われる。
【0182】
このように省電力モードに対して電池の残容量を判定する基準値を与えることで、省電力モードの指定と電池の残容量を組み合わせて動画像の圧縮率を判定することができ、カメラ使用者の指定に応じながら、その範囲で消費電力を段階的に低減することができる。また、このような消費電力の低減分、撮影可能枚数の増加、撮影時間の延長を実現できる。なお、動画像はMJPEG、MPEG2、MPEG4などで圧縮される。
【0183】
上記のように動画像撮影時に電池切れによる機能制限が発生しつつも、撮影は継続できるようにしている。このために、電池の残容量を検知し、その残容量が規定値より少なくなったとき、第1の動画ファイルを一旦閉じて、再び第2の動画ファイルを開くアルゴリズムを持つ。
【0184】
図11はこのようなアルゴリズムで動画を撮影するデジタルカメラを示すブロック図である。このデジタルカメラはメインLSI100内にシステムバス106に繋る外部デバイス制御部115を有し、これに動画像圧縮器116を介してバッファ(SDRAM)117を接続している。デジタルカメラのシャッターレリーズ時およびシャッター非レリーズ時における動画撮影処理は、シャッターレリーズおよび非シャッターレリーズごとに図12に示す手順で、前記同様に実行される。
【0185】
図13は、動画ファイル制御手段であるCPU101のもとで実行される、デジタルカメラの他の制御方法を示し、ここでは主に前記デジタルカメラを構成する動画ファイル制御手段(CPU)101によるファイル制御アルゴリズムの一態様を示す。図11において、ステップS1001で省電力モードが指定されているか否かが調べられる。通常モードであればそのままステップS1009に進み、所定の手順で撮影が行われる。
【0186】
省電力モードが指定されている場合には、ステップS1002に進み、電池の残容量が一つの基準値と比較される。ここで、電池の残容量が基準値に対して少ないかまたはさらに少ないか、あるいは正常かなどかが判別される(ステップS1002)。基準値に一致するかまたは超える場合は、そのままステップS1009へ進み、所定の制御手順で前記撮影が行われる。
【0187】
残容量が基準値に対して少ない場合にはステップS1003に進み、第1の動画ファイルを閉じ、ステップS1004に進んでフレームレートを1段下げて、例えば20fpsとして、さらにステップS1005に進んで第2の動画ファイルを開く。
【0188】
残容量が基準値に対してさらに少ない場合にはステップS1006に進み、第1の動画ファイルを閉じてステップS1007に進み、フレームレートをさらに大きく、例えば2段下げて、例えば10fpsとして、ステップS1008に進み、連続して第2の動画ファイルを開く。第2の動画ファイルは、第1の動画撮影パラメータに対して、フレームレートを電池の残容量低下レベルに応じて段階的に変化させている。これにより、単位時間内の画像処理するデータ量が低下し、バスのアクティビティを低下させるとともに、電力消費を少な目に抑えることができる。
【0189】
図14はファイル制御アルゴリズムの他の例を示す。この図12では、まず、ステップS1101で省電力モードが指定されているか否かが調べられる。通常モードであればそのままステップS1109に進み、所定の手順で撮影が行われる。
【0190】
省電力モードが指定されている場合には、ステップS1102に進み、電池の残容量が一つの基準値と比較される。ここで、電池の残容量が基準値に対して少ないかまたはさらに少ないか、あるいは正常かなどかが判別される。基準値に一致するかまたは超える場合は、そのままステップS1109へ進み、前記撮影が行われる。
【0191】
残容量が基準値に対して少ない場合にはステップS1103に進み、第1の動画ファイルを閉じ、ステップS1104に進んで記録画像サイズを1段下げて、例えば20fpsとし、さらにステップS1105に進んで連続して第2の動画ファイルを開く。
【0192】
残容量が基準値に対してさらに少ない場合にはステップS1106に進み、第1の動画ファイルを閉じ、ステップS1107に進んで記録画像サイズをさらに大きく、例えば2段下げて、例えば10fpsとする。また、ステップS1108に進んで連続して第2の動画ファイルを開く。第2の動画ファイルは、第1の動画撮影パラメータに対して、記録画像サイズを電池の残容量低下レベルに応じて段階的に変化させている。これにより、単位時間内の画像処理するデータ量が低下し、システムバスのアクティビティを低下させるとともに、電力消費を少な目に抑えることができる。これにより画像処理する画面のデータサイズを下げることができ、従ってシステムバスのアクティビティを下げて電力消費を少な目に抑えることができる。
【0193】
図15はファイル制御アルゴリズムの他の例を示す。この図13では、まず、ステップS1201で省電力モードが指定されているか否かが調べられる。通常モードであればそのままステップS1209に進み、所定の手順で撮影が行われる。
【0194】
省電力モードが指定されている場合には、ステップS1202に進み、電池の残容量が一つの基準値と比較される。ここで、電池の残容量が基準値に対して少ないかまたはさらに少ないか、あるいは正常かなどかが判別される(ステップS1202)。基準値に一致するかまたは超える場合は、そのままステップS1209へ進み、前記撮影が行われる。
【0195】
残容量が基準値に対して少ない場合にはステップS1203に進み、第1の動画ファイルを閉じ、ステップS1204に進んで動画像の圧縮率を1段下げて、例えば20fpsとし、さらにステップS1205に進んで連続して第2の動画ファイルを開く。
【0196】
残容量が基準値に対してさらに少ない場合にはステップS1206に進み、第1の動画ファイルを閉じステップS1207に進んで、動画像の圧縮率をさらに大きく、例えば2段下げて、例えば10fpsとする。そして、ステップS1208に進んで、連続して第2の動画ファイルを開く。第2の動画ファイルは、第1の動画撮影パラメータに対して、動画像の圧縮率を電池の残容量低下レベルに応じて段階的に変化させている。これによって、単位時間内の画像処理するデータ量が低下し、バスのアクティビティを低下させるとともに、電力消費を少な目に抑えることができる。
【0197】
上記実施形態においては、各ファイル制御ごとにフレームレート、動画像のサイズ、動画像の圧縮率のそれぞれを段階的に可変とした場合を説明したが、フレームレート、動画像のサイズ、動画像の圧縮率の2つ以上を選択して同時に段階的に変化させるようにしてもよい。この場合には、さらに電力消費を少なく抑えることができ、従って、動画の撮影時間をさらに延長することができる。
【0198】
なお、図示しないが、メイン画像のサイズに対してメニユーなどのOSD(on screen display)表示の解像度を段階的に低下させていくことによっても、消費電力の低減を図ることができる。
【0199】
【発明の効果】
本発明によれば、電池の残容量の減少に応じて表示画像の画素数、フレームレートまたは圧縮率を可変することができるため、システムバスのアクティビティを効果的に減らして消費電力を低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態のデジタルカメラの構成を示すブロック図。
【図2】デジタルカメラに省電力モードの指定機能を備えた場合の各モードと表示画像の画素数の設定例を示す図。
【図3】本発明の一実施の形態のデジタルカメラの制御方法を示すフローチャート。
【図4】本発明の他の実施の形態のデジタルカメラを示すブロック図。
【図5】本発明の他の実施の形態のデジタルカメラの制御方法を示すフローチャート。
【図6】本発明の他の実施の形態のデジタルカメラの制御方法を示すフローチャート。
【図7】本発明の他の実施の形態のデジタルカメラの制御方法を示すフローチャート。
【図8】本発明の他の実施の形態のデジタルカメラの制御方法を示すフローチャート。
【図9】本発明の他の実施の形態のデジタルカメラの制御方法を示すフローチャート。
【図10】本発明の他の実施の形態のデジタルカメラの制御方法を示すフローチャート。
【図11】本発明の他の実施の形態のデジタルカメラを示すブロック図。
【図12】本発明の他の実施の形態のデジタルカメラの静止画撮影処理の基本シーケンスを示すフローチャート。
【図13】本発明の他の実施の形態のデジタルカメラの制御方法を示すフローチャート。
【図14】本発明の他の実施の形態のデジタルカメラの制御方法を示すフローチャート。
【図15】本発明の他の実施の形態のデジタルカメラの制御方法を示すフローチャート。
【符号の説明】
100 メインLSI
101 CPU
102 LSI内蔵RAM
103 信号処理回路
104 JPEG回路
105 画像表示回路
106 システムバス
110 画像入力系
111 記録媒体
112 SDRAM
113 フラッシュROM
114 電源容量検知回路
【発明の属する技術分野】
本発明は、撮影された画像をデジタル画像情報に変換して記録媒体に記録するデジタルカメラおよびその制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
デジタルカメラの電源として使用される電池は、カメラの携帯性を損なわないものであると同時に、通常の用途において十分な長時間使用が可能なように、小型かつある程度の容量が得られる型の乾電池あるいは充電式の電池が使用されている。しかしながら、電池の容量には限りがあるので、電源電圧の低下による動作不良等が生じないように、電池の残容量が少なくなったことを検知して適切な対策を行うことが望ましい。
【0003】
従来、デジタルカメラには電源電圧の測定等により残容量を検知する手段が備えられており、電池の残容量が少なくなったときに消費電力を抑える対策が取られている(特許文献1)。
【0004】
デジタルカメラにおける消費電力の大きな負荷として、ストロボ発光装置やズームモータ駆動とフォーカスモータ駆動がある。電池の残容量が少ない状態でこれらの負荷を駆動すると、電源電圧の低下によるカメラの動作不良が生じ、被写体の撮影ができなくなる恐れがある。特許文献1においては、消費電力の大きな負荷に対して電源電圧に基準値を設定し、電源電圧を基準値と比較することによりデジタルカメラの撮影動作を切り換えている。
【0005】
具体的には、ストロボ発光装置について電源電圧に3段階の基準値を設定し、電源電圧が第1の基準値より大きい場合はストロボコンデンサを高速充電し、電源電圧が第1と第2の基準値の間にある場合は低速充電に切り換え、電源電圧が第2と第3の基準値の間にある場合はストロボ発光を停止し、電源電圧が第3の基準値を下回った場合は、デジタルカメラとして機能することができないので、撮影自体を停止し終了処理を行う。
【0006】
ズームモータとフォーカスモータについても同様に電源電圧に3段階の基準値を設定し、電源電圧が第1の基準値より大きい場合は高速駆動を行い、電源電圧が第1と第2の基準値の間にある場合は低速駆動に切り換え、電源電圧が第2と第3の基準値の間にある場合はズームモータとフォーカスモータの駆動を停止して画角および焦点距離を固定した撮影を行い、電源電圧が第3の基準値を下回った場合は撮影自体を停止し終了処理を行う。
【0007】
さらに、特許文献1においては、電池の残容量に応じてモニタ表示装置のオン/オフ等の撮影モードの切換えを行う。すなわち、電源電圧に2段階の基準値を設定し、電源電圧が第1の基準値より大きい場合はモニタ表示装置をオンにし、電源電圧が第1と第2の基準値の間にある場合はモニタ表示装置をオフに切り換える。電源電圧が第2の基準値を下回った場合は撮影自体が停止され、終了処理が行われる。
【0008】
また、電池駆動の携帯端末において、電源電圧の残容量の低下を検出した場合に画像表示手段に対する画像データの転送を停止することにより、表示画像の更新を停止し消費電力を低減させる技術が特許文献2に記載されている。
【0009】
【特許文献1】
特開2000−47302号公報
【特許文献2】
特開2002−123241号公報
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来技術においては、デジタルカメラの電池の残容量が少なくなった場合に、電源電圧の変動が大きくなるストロボコンデンサの高速充電やズームモータとフォーカスモータの高速駆動を控え、モニタ表示装置をオフにし、あるいは表示画像の更新を停止することで消費電力を抑える対策を実施している。
【0011】
しかしながら、デジタルカメラの電池の残容量がさらに少なくなった場合でもそのまま撮影を続けたい場合があり、また、容易に電池交換ができない状況にある場合もあり、デジタルカメラの使用可能時間を延ばし撮影枚数を増やすために消費電力をさらに低減する方策が望まれる。
【0012】
また、モニタ表示装置はモニタ画像以外に制御情報や警告情報を表示するためにオンにすることが必要な場合もあり、さらに、光学ファインダを備えていないデジタルカメラの場合にはモニタ表示装置をオフにすることはできない。
【0013】
一方、画像データの画素数に注目すると、近年の民生機器では500万画素を越えるものも珍しくなく、その場合は信号処理を行うデータ量も増え、保存する画像ファイルのサイズも大きくなる。そのため消費電力が増大している。
【0014】
撮影を行う場合はあらかじめ記録媒体に記録する画像サイズを設定して撮影を行うが、後で画像を加工する際に有利なように通常は情報量の多い大きな画像サイズを設定することが多い。モニタ表示装置に表示する画像は、記録画像とは別に、テレビ表示と共通のVGAサイズ(640×480画素)の画像を作成して表示している。
【0015】
一般に回路の消費電力は電源電圧、クロック速度、信号線の変化率に依存している。それゆえ、画像処理に係る消費電力はシステムバスのアクティビティに依存し、これは処理する画像の画素数に比例する。すなわち、取り扱う画像の画素数を減らすことにより、システムバスのアクティビティを減らし、消費電力を減らすことができる。
【0016】
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、デジタルカメラの電池の残容量が少なくなった場合に、システムバスのアクティビティを減らし、消費電力を低減することができるデジタルカメラおよびその制御方法、制御プログラムを提供することを目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】
【0018】
請求項1のデジタルカメラは、撮影された画像をデジタル画像情報に変換して記録媒体に記録するとともに前記デジタル画像情報から画像を生成して画像表示装置に表示する、電池により駆動されるデジタルカメラであって、前記電池の残容量を検知する残容量検知手段と、段階的に減少させるように画素数を制御する画素数制御手段とを備え、前記残容量検知手段により検知される電池の残容量があらかじめ設定された基準値を下回ったことが検出された場合に、前記画素数制御手段は前記基準値に対応付けられた段階の画素数より少ない画素数の画像を生成するものである。
【0019】
上記構成によれば、画像の画素数を基準値に対応付けておき、残容量検知手段により検知された電池の残容量が基準値を下回った場合に、画像生成手段により少ない画素数の画像を生成することができるため、電池の残容量の減少に応じて画像の画素数を減少させることができ、システムバスのアクティビティを効果的に減らして消費電力を低減することができる。
【0020】
請求項2のデジタルカメラは、請求項1記載のデジタルカメラにおいて、前記画素数制御手段は、前記残容量検知手段により検知される電池の残容量が、漸減する複数の基準値を順次下回る度に、それぞれの基準値に対応付けられた段階の画素数より1段下の段階の画素数の画像を生成するものである。
【0021】
上記構成によれば、漸減する画像の画素数の系列と漸減する基準値の系列を対応付けておき、残容量検知手段により検知された電池の残容量が基準値の系列のどこに位置するかに応じて、対応する画像の画素数を決定することができるため、電池の残容量に応じて画像の画素数を段階的に減少させることができ、消費電力を段階的に低減することができる。
【0022】
請求項3のデジタルカメラは、請求項1または2記載のデジタルカメラにおいて、それぞれに1つまたは複数の前記基準値が設定された、1つまたは複数の省電力モードを指定する手段を備えるものである。
【0023】
上記構成によれば、各省電力モードに対して電池の残容量を判定する1つまたは複数の基準値を与えることにより、省電力モードの指定と電池の残容量を組み合わせて縮小画像の画素数を判定することができ、カメラ使用者の主体的な指定に応じながら消費電力を低減することができる。
【0024】
請求項4のデジタルカメラは、請求項1から3のいずれか一項記載のデジタルカメラにおいて、前記電池の残容量に応じて記録媒体に記録するデジタル画像の画素数を可変する手段を備えるものである。
【0025】
上記構成によれば、記録媒体に記録する画像は、画素数が大きいためにシステムバスのアクティビティへの影響が大きく、その画素数を減少させることで消費電力の低減効果を高めることができる。
【0026】
請求項5のデジタルカメラは、請求項1から4のいずれか一項記載のデジタルカメラにおいて、前記画像のフレームレートを可変する手段を備えるものである。
【0027】
上記構成によれば、画像のフレームレートを減らすことによってもシステムバスのアクティビティを減少させることができるため、両者を併用することでより効果的に消費電力を低減することができる。
【0028】
請求項6のデジタルカメラの制御方法は、撮影された画像をデジタル画像情報に変換して記録媒体に記録するとともに前記デジタル画像情報から画像を生成して画像表示装置に表示する、電池で駆動されるデジタルカメラの制御方法であって、前記電池の残容量を検知するステップと、前記電池の残容量があらかじめ設定された基準値を下回ったことが検出された場合に、前記基準値に対応付けられた段階の画素数より少ない画素数の画像を生成するステップとを含むものである。
【0029】
上記構成によれば、画像の画素数を基準値に対応付けておき、検知された電池の残容量が基準値を下回った場合に、それまでの画像の画素数よりも少ない画素数の画像を生成することができるため、電池の残容量の減少に応じて画像の画素数を減少させることができ、消費電力を低減することができる。
【0030】
請求項7のデジタルカメラの制御方法は、請求項6記載のデジタルカメラの制御方法において、前記画像を生成するステップは、前記電池の残容量が、漸減する複数の基準値を順次下回ったことが検出される度に、それぞれの基準値に対応付けられた段階の画素数より1段下の段階の画素数の画像を生成するものである。
【0031】
上記構成によれば、漸減する画像の画素数の系列と漸減する基準値の系列を対応付けておき、検知された電池の残容量が基準値の系列のどこに位置するかに応じて対応する画像の画素数を決定することができるため、電池の残容量に応じて画像の画素数を段階的に減少させることができ、消費電力を段階的に低減することができる。
【0032】
請求項8のデジタルカメラの制御方法は、請求項6または7記載のデジタルカメラの制御方法において、1つまたは複数の省電力モードを指定する手段を備える場合に、前記省電力モードのそれぞれに1つまたは複数の前記基準値を与えるものである。
【0033】
上記構成によれば、各省電力モードに対して電池の残容量を判定する1つまたは複数の基準値を与えることにより、省電力モードの指定と電池の残容量を組み合わせて縮小画像の画素数を判定することができ、カメラ使用者の主体的な指定に応じながら消費電力を低減することができる。
【0034】
請求項9のデジタルカメラの制御方法は、請求項6から8のいずれか一項記載のデジタルカメラの制御方法において、前記電池の残容量に応じて記録媒体に記録するデジタル画像の画素数を可変するものである。
【0035】
上記構成によれば、記録媒体に記録する画像は、画素数が大きいためにシステムバスのアクティビティへの影響が大きく、その画素数を減少させることで消費電力の低減効果を高めることができる。
【0036】
請求項10のデジタルカメラの制御方法は、請求項6から9のうちいずれか一項記載のデジタルカメラの制御方法において、前記画像を生成するステップとともに、前記画像のフレームレートを可変するステップを含むものである。
【0037】
上記構成によれば、画像のフレームレートを減らすことによってもシステムバスのアクティビティを減少させることができるため、画像の画素数を減少させる代りに画像のフレームレートを減らすことで消費電力を低減することができる。
また、両者を併用することで効果を高めることができる。
【0038】
請求項11のデジタルカメラの制御プログラムは、撮影された画像をデジタル画像情報に変換して記録媒体に記録するとともに前記デジタル画像情報から画像を生成して画像表示装置に表示する、電池で駆動されるデジタルカメラの制御プログラムであって、コンピュータを、電池の残容量に応じて画像の画素数を可変する手段として機能させるものである。
【0039】
上記構成によれば、電池の残容量の減少に応じて画像の画素数を減少させることができるため、電池の残容量が少なくなった場合のシステムバスのアクティビティを効果的に減らし、消費電力を低減することができる。
【0040】
請求項12のデジタルカメラは、撮影された静止画像をデジタル画像情報に変換して記録媒体に記録するとともに前記デジタル画像情報から画像を生成して画像表示装置に表示する、電池により駆動されるデジタルカメラであって、前記電池の残容量を検知する残容量検知手段と、段階的に減少させるように画像サイズを制御する画像サイズ制御手段とを備え、前記残容量検知手段により検知される電池の残容量があらかじめ設定された基準値を下回ったことが検出された場合に、前記画像サイズ制御手段は前記基準値に対応付けられた段階の画像サイズより小さい画像サイズの画像を生成するものである。
【0041】
上記構成によれば、画像サイズを基準値に対応付けておき、残容量検知手段により検知された電池の残容量が基準値を下回った場合に、画像サイズ制御手段により画像サイズを小さくすることができ、システムバスのアクティビティを効果的に減らして消費電力を低減することができる。
【0042】
請求項13のデジタルカメラは、前記画像サイズ制御手段は、前記残容量検知手段により検知される電池の残容量が、漸減する複数の基準値を順次下回る度に、それぞれの基準値に対応付けられた段階の画像サイズより1段下の段階の画像サイズの画像を生成するものである。
【0043】
上記構成によれば、漸減する画像サイズの系列と漸減する基準値の系列を対応付けておき、残容量検知手段により検知された電池の残容量が基準値の系列のどこに位置するかに応じて、対応する画像サイズを決定することができるため、電池の残容量に応じて画像サイズを段階的に減少させることができ、消費電力を段階的に低減することができる。
【0044】
請求項14のデジタルカメラは、前記電池の残容量に応じて記録媒体に記録する画像の画像サイズを可変する手段を備えるものである。
【0045】
上記構成によれば、記録媒体に記録する画像は、画像サイズが大きいためにシステムバスのアクティビティへの影響が大きく、その画像サイズを減少させることで消費電力の低減効果を高めることができる。
【0046】
請求項15のデジタルカメラの制御方法は、撮影された静止画像をデジタル画像情報に変換して記録媒体に記録するとともに前記デジタル画像情報から画像を生成して画像表示装置に表示する、電池で駆動されるデジタルカメラの制御方法であって、前記電池の残容量を検知するステップと、前記電池の残容量があらかじめ設定された基準値を下回ったことが検出された場合に、前記基準値に対応付けられた段階の画像サイズより少ない画像サイズの画像を生成するステップとを含むものである。
【0047】
上記構成によれば、画像サイズを基準値に対応付けておき、検知された電池の残容量が基準値を下回った場合に、それまでの画像サイズよりも小さい画像サイズの画像を生成することができるため、電池の残容量の減少に応じて画像サイズを縮小させることができ、消費電力を低減することができる。
【0048】
請求項16のデジタルカメラの制御方法は、前記画像を生成するステップは、前記電池の残容量が、漸減する複数の基準値を順次下回ったことが検出される度に、それぞれの基準値に対応付けられた段階の画像サイズより1段下の段階の画像サイズの画像を生成するものである。
【0049】
上記構成によれば、漸減する画像サイズの系列と漸減する基準値の系列を対応付けておき、検知された電池の残容量が基準値の系列のどこに位置するかに応じて対応する画像サイズを決定することができるため、電池の残容量に応じて画像サイズを段階的に縮小させることができ、消費電力を段階的に低減することができる。
【0050】
請求項17のデジタルカメラの制御方法は、前記電池の残容量に応じて記録媒体に記録するデジタル画像の画像サイズを可変するものである。
【0051】
上記構成によれば、記録媒体に記録する画像は、画像サイズが大きいためにシステムバスのアクティビティへの影響が大きく、その画像サイズを縮小させることで消費電力の低減効果を高めることができる。
【0052】
請求項18のデジタルカメラの制御プログラムは、撮影された静止画像をデジタル画像情報に変換して記録媒体に記録するとともに前記デジタル画像情報から画像を生成して画像表示装置に表示する、電池により駆動されるデジタルカメラの制御プログラムであって、制御プログラムを実行するコンピュータを、前記電池の残容量に応じて前記デジタル画像の画像サイズを可変する手段として機能させるものである。
【0053】
上記構成によれば、電池の残容量の減少に応じて画像サイズを縮小させることができるため、電池の残容量が少なくなった場合のシステムバスのアクティビティを効果的に減らし、消費電力を低減することができる。
【0054】
請求項19のデジタルカメラは、撮影された静止画像をデジタル画像情報に変換して記録媒体に記録するとともに前記デジタル画像情報から画像を生成して画像表示装置に表示する、電池により駆動されるデジタルカメラであって、前記電池の残容量を検知する残容量検知手段と、段階的に減少させるようにフレームレートを制御するフレームレート制御手段とを備え、前記残容量検知手段により検知される電池の残容量があらかじめ設定された基準値を下回ったことが検出された場合に、前記フレームレート制御手段は前記基準値に対応付けられた段階のフレームレートより少ないフレームレートの画像を生成するものである。
【0055】
上記構成によれば、フレームレートを基準値に対応付けておき、残容量検知手段により検知された電池の残容量が基準値を下回った場合に、フレームレート制御手段によりフレームレートを少なくすることができ、システムバスのアクティビティを効果的に減らして消費電力を低減することができる。
【0056】
請求項20のデジタルカメラは、前記フレームレート制御手段は、前記残容量検知手段により検知される電池の残容量が、漸減する複数の基準値を順次下回る度に、それぞれの基準値に対応付けられた段階のフレームレートより1段下の段階のフレームレートの画像を生成するものである。
【0057】
上記構成によれば、漸減するフレームレートの系列と漸減する基準値の系列を対応付けておき、残容量検知手段により検知された電池の残容量が基準値の系列のどこに位置するかに応じて、対応するフレームレートを決定することができるため、電池の残容量に応じてフレームレートを段階的に減少させることができ、消費電力を段階的に低減することができる。
【0058】
請求項21のデジタルカメラは、前記電池の残容量に応じて記録媒体に記録するデジタル画像のフレームレートを可変する手段を備えるものである。
【0059】
上記構成によれば、記録媒体に記録する画像は、フレームレートが大きいためにシステムバスのアクティビティへの影響が大きく、そのフレームレートを減少させることで消費電力の低減効果を高めることができる。
【0060】
請求項22のデジタルカメラの制御方法は、撮影された静止画像をデジタル画像情報に変換して記録媒体に記録するとともに前記デジタル画像情報から画像を生成して画像表示装置に表示する、電池で駆動されるデジタルカメラの制御方法であって、前記電池の残容量を検知するステップと、前記電池の残容量があらかじめ設定された基準値を下回ったことが検出された場合に、前記基準値に対応付けられた段階のフレームレートより少ないフレームレートの画像を生成するステップとを含むものである。
【0061】
上記構成によれば、フレームレートを基準値に対応付けておき、検知された電池の残容量が基準値を下回った場合に、それまでのフレームレートよりも少ないフレームレートの画像の画像を生成することができるため、電池の残容量の減少に応じてフレームレートを減少させることができ、消費電力を低減することができる。
【0062】
請求項23のデジタルカメラの制御方法は、前記画像を生成するステップは、前記電池の残容量が、漸減する複数の基準値を順次下回ったことが検出される度に、それぞれの基準値に対応付けられた段階のフレームレートより1段下の段階のフレームの画像を生成するものである。
【0063】
上記構成によれば、漸減するフレームレートの系列と漸減する基準値の系列を対応付けておき、検知された電池の残容量が基準値の系列のどこに位置するかに応じて対応するフレームレートを決定することができるため、電池の残容量に応じて画像サイズを段階的に減少させることができ、消費電力を段階的に低減することができる。
【0064】
請求項24のデジタルカメラの制御方法は、前記電池の残容量に応じて記録媒体に記録するデジタル画像のフレームレートを可変するものである。
【0065】
上記構成によれば、記録媒体に記録する画像は、フレームレートが大きいためにシステムバスのアクティビティへの影響が大きく、そのフレームレートを減少させることで消費電力の低減効果を高めることができる。
【0066】
請求項25のデジタルカメラの制御プログラムは、撮影された静止画像をデジタル画像情報に変換して記録媒体に記録するとともに前記デジタル画像情報から画像を生成して画像表示装置に表示する、電池により駆動されるデジタルカメラの制御プログラムであって、制御プログラムを実行するコンピュータを、前記電池の残容量に応じて前記デジタル画像のフレームレートを可変する手段として機能させるものである。
【0067】
上記構成によれば、電池の残容量の減少に応じてフレームレートを減少させることができるため、電池の残容量が少なくなった場合のシステムバスのアクティビティを効果的に減らし、消費電力を低減することができる。
【0068】
請求項26のデジタルカメラは、撮影された静止画像をデジタル画像情報に変換して記録媒体に記録するとともに前記デジタル画像情報から画像を生成して画像表示装置に表示する、電池により駆動されるデジタルカメラであって、前記電池の残容量を検知する残容量検知手段と、段階的に減少させるように画像の圧縮率を制御する圧縮率制御手段とを備え、前記残容量検知手段により検知される電池の残容量があらかじめ設定された基準値を下回ったことが検出された場合に、前記圧縮率制御手段は前記基準値に対応付けられた段階の圧縮率より少ない圧縮率の画像を生成するものである。
【0069】
上記構成によれば、画像の圧縮率を基準値に対応付けておき、残容量検知手段により検知された電池の残容量が基準値を下回った場合に、圧縮率制御手段により圧縮率を下げることができるため、電池の残容量の減少に応じて圧縮率を下げて、システムバスのアクティビティを効果的に減らし、消費電力を低減することができる。
【0070】
請求項27のデジタルカメラは、前記画像生成手段は、前記残容量検知手段により検知される電池の残容量が、漸減する複数の基準値を順次下回る度に、それぞれの基準値に対応付けられた段階の圧縮率より1段下の段階の圧縮率の画像を生成するものである。
【0071】
上記構成によれば、漸減する画像の圧縮率の系列と漸減する基準値の系列を対応付けておき、残容量検知手段により検知された電池の残容量が基準値の系列のどこに位置するかに応じて、対応する圧縮率を決定することができるため、電池の残容量に応じて圧縮率を段階的に減少させることができ、消費電力を段階的に低減することができる。
【0072】
請求項28のデジタルカメラは、前記電池の残容量に応じて記録媒体に記録するデジタル画像の圧縮率を可変する手段を備えるものである。
【0073】
上記構成によれば、記録媒体に記録する画像は、圧縮率が大きいためにシステムバスのアクティビティへの影響が大きく、その圧縮率を減少させることで、消費電力の低減効果を高めることができる。
【0074】
請求項29のデジタルカメラの制御方法は、撮影された静止画像をデジタル画像情報に変換して記録媒体に記録するとともに前記デジタル画像情報から画像を生成して画像表示装置に表示する、電池で駆動されるデジタルカメラの制御方法であって、前記電池の残容量を検知するステップと、前記電池の残容量があらかじめ設定された基準値を下回ったことが検出された場合に、前記基準値に対応付けられた段階の圧縮率より少ない圧縮率の画像を生成するステップとを含むものである。
【0075】
上記構成によれば、圧縮率を基準値に対応付けておき、検知された電池の残容量が基準値を下回った場合に、それまでの圧縮率よりも少ない圧縮率を生成することができるため、電池の残容量の減少に応じて圧縮率を減少させることができ消費電力を低減することができる。
【0076】
請求項30のデジタルカメラの制御方法は、前記画像を生成するステップは、前記電池の残容量が、漸減する複数の基準値を順次下回ったことが検出される度に、それぞれの基準値に対応付けられた段階の圧縮率より1段下の段階の圧縮率の画像を生成するものである。
【0077】
上記構成によれば、漸減する圧縮率の系列と漸減する基準値の系列を対応付けておき、検知された電池の残容量が基準値の系列のどこに位置するかに応じて対応する圧縮率を決定することができるため、電池の残容量に応じて圧縮率を段階的に減少させることができ、消費電力を段階的に低減することができる。
【0078】
請求項31のデジタルカメラの制御方法は、前記電池の残容量に応じて記録媒体に記録するデジタル画像の圧縮率を可変するものである。
【0079】
上記構成によれば、記録媒体に記録する画像は、圧縮率が大きいためにシステムバスのアクティビティへの影響が大きく、その圧縮率を減少させることで、消費電力の低減効果を高めることができる。
【0080】
請求項32のデジタルカメラの制御プログラムは、撮影された静止画像をデジタル画像情報に変換して記録媒体に記録するとともに前記デジタル画像情報から画像を生成して画像表示装置に表示する、電池により駆動されるデジタルカメラの制御プログラムであって、制御プログラムを実行するコンピュータを、前記電池の残容量に応じて前記デジタル画像の圧縮率を可変する手段として機能させるものである。
【0081】
上記構成によれば、電池の残容量の減少に応じて圧縮率を減少させることができるため、電池の残容量が少なくなった場合のシステムバスのアクティビティを効果的に減らし、消費電力を低減することができる。
【0082】
請求項33のデジタルカメラは、撮影された動画像をデジタル画像情報に変換して記録媒体に記録するとともに前記デジタル画像情報から画像を生成して画像表示装置に表示する、電池により駆動されるデジタルカメラであって、前記電池の残容量を検知する残容量検知手段と、前記残容量検知手段により検知される電池の残容量があらかじめ設定された基準値を下回ったことが検知された場合に、第1の動画ファイルを閉じて第2の動画ファイルを開く動画ファイル制御手段とを備え、前記動画ファイル制御手段は前記第2の動画ファイルのフレームレートを第1の動画の撮影パラメータに対し前記電池の残容量に応じて段階的に可変するものである。
【0083】
上記構成によれば、画像の基準値に対応付けておき、残容量検知手段で検知した残容量が基準値を下回った場合に、第1の動画ファイルを閉じ、フレームを段階的に下げ、続いて第2ファイルを開くことにより、単位時間内に画像処理するデータ量を低減でき、従ってシステムバスのアクティビティが下がり、消費電力を低く抑えることができる。この結果、動画撮影時間を延長することができる。
【0084】
請求項34のデジタルカメラは、前記動画ファイル制御手段は、前記残容量検知手段により検知される電池の残容量が、漸減する複数の基準値を順次下回る度に、それぞれの基準値に対応付けられた段階のフレームレートより1段下の段階のフレームレートの画像を生成するものである。
【0085】
上記構成によれば、漸減するフレームレートの系列と漸減する基準値の系列を対応付けておき、残容量検知手段により検知された電池の残容量が、基準値の系列のどこに位置するかに応じて、対応するフレームレートを決定することができる。このため、電池の残容量に応じて画像サイズを段階的に減少させるとともに、第1の動画ファイルを閉じ、第2の動画ファイルを開くことにより、消費電力を段階的に低減することができる。
【0086】
請求項35のデジタルカメラは、前記電池の残容量に応じて記録媒体に記録する動画像のフレームレートを可変する手段を備えるものである。
【0087】
上記構成によれば、記録媒体に記録する動画像は、フレームレートが大きいためにシステムバスのアクティビティへの影響が大きく、そのフレームレートを減少させることで、消費電力の低減効果を高めることができる。
【0088】
請求項36のデジタルカメラの制御方法は、撮影された動画像をデジタル画像情報に変換して記録媒体に記録するとともに前記デジタル画像情報から画像を生成して画像表示装置に表示する、電池で駆動されるデジタルカメラの制御方法であって、前記電池の残容量を検知するステップと、第1の動画ファイルを閉じ、第1の動画の撮影パラメータに対し前記電池の残容量に応じて動画像のフレームレートを段階的に可変して第2の動画ファイルを開くステップとを含むものである。
【0089】
上記構成によれば、フレームを基準値に対応付けておき、検知された電池の残容量が基準値を下回った場合に、それまでのフレームレートよりも少ないフレームレートの画像を生成することができるため、電池の残容量の減少に応じてフレームレートを減少させるとともに第1の動画ファイルを閉じ、第2の動画ファイルを開くことにより、消費電力を低減することができる。
【0090】
請求項37のデジタルカメラの制御方法は、前記フレームレートを可変するステップは、前記電池の残容量が、漸減する複数の基準値を順次下回ったことが検出される度に、それぞれの基準値に対応付けられた段階のフレームレートより1段下の段階のフレームレートに可変するものである。
【0091】
上記構成によれば、漸減する画像サイズの系列と漸減する基準値の系列を対応付けておき、検知された電池の残容量が基準値の系列のどこに位置するかに応じて対応するフレームレートを決定することができるため、電池の残容量に応じてフレームレートを段階的に減少させることができ、消費電力を段階的に低減することができる。
【0092】
請求項38のデジタルカメラの制御方法は、前記電池の残容量に応じて記録媒体に記録する動画像のフレームレートを可変するものである。
【0093】
上記構成によれば、記録媒体に記録する画像は、フレームレートが大きいためにシステムバスのアクティビティへの影響が大きく、そのフレームレートを減少させることで消費電力の低減効果を高めることができる。
【0094】
請求項39のデジタルカメラの制御プログラムは、撮影された動画像をデジタル画像情報に変換して記録媒体に記録するとともに前記デジタル画像情報から画像を生成して画像表示装置に表示する、電池により駆動されるデジタルカメラの制御プログラムであって、制御プログラムを実行するコンピュータを、前記電池の残容量に応じて前記動画像のフレームレートを可変する手段として機能させるものである。
【0095】
上記構成によれば、電池の残容量の減少に応じてフレームレートを減少させることができるため、電池の残容量が少なくなった場合のシステムバスのアクティビティを効果的に減らし、消費電力を低減することができる。
【0096】
請求項40のデジタルカメラは、撮影された動画像をデジタル画像情報に変換して記録媒体に記録するとともに前記デジタル画像情報から画像を生成して画像表示装置に表示する、電池により駆動されるデジタルカメラであって、前記電池の残容量を検知する残容量検知手段と、前記残容量検知手段により検知される電池の残容量があらかじめ設定された基準値を下回ったことが検知された場合に、第1の動画ファイルを閉じて第2の動画ファイルを開く動画ファイル制御手段とを備えて、前記動画ファイル制御手段は前記第2の動画ファイルの動画像のサイズを第1の動画の撮影パラメータに対し前記電池の残容量に応じて段階的に可変するものである。
【0097】
上記構成によれば、画像の基準値に対応付けておき、残容量検知手段で検知した残容量が基準値を下回った場合に、第1の動画ファイルを閉じ、画像サイズを段階的に下げ、続いて第2ファイルを開くことにより、単位時間内に画像処理するデータ量を低減でき、従ってシステムバスのアクティビティが下がり、消費電力を低く抑えることができる。この結果、動画撮影時間を延長することができる。
【0098】
請求項41のデジタルカメラは、前記動画ファイル制御手段は、前記残容量検知手段により検知される電池の残容量が、漸減する複数の基準値を順次下回る度に、それぞれの基準値に対応付けられた段階の動画像のサイズより1段下の段階のサイズの画像を生成するものである。
【0099】
上記構成によれば、漸減する画像サイズの系列と漸減する基準値の系列を対応付けておき、残容量検知手段により検知された電池の残容量が基準値の系列のどこに位置するかに応じて、対応する画像サイズを決定することができるため、電池の残容量に応じて画像サイズを段階的に減少させるとともに、第1の動画ファイルを閉じ、第2の動画ファイルを開くことにより、消費電力を段階的に低減することができる。
【0100】
請求項42のデジタルカメラは、前記電池の残容量に応じて記録媒体に記録する動画像のサイズを可変する手段を備えるものである。
【0101】
上記構成によれば、記録媒体に記録する画像は、画像サイズが大きいためにシステムバスのアクティビティへの影響が大きく、その画像サイズを減少させることで消費電力の低減効果を高めることができる。
【0102】
請求項43のデジタルカメラの制御方法は、撮影された動画像をデジタル画像情報に変換して記録媒体に記録するとともに前記デジタル画像情報から画像を生成して画像表示装置に表示する、電池で駆動されるデジタルカメラの制御方法であって、前記電池の残容量を検知するステップと、第1の動画ファイルを閉じ、第1の動画の撮影パラメータに対し前記電池の残容量に応じて動画像のサイズをサイズを段階的に可変して第2の動画ファイルを開くステップとを含むものである。
【0103】
上記構成によれば、画像サイズを基準値に対応付けておき、検知された電池の残容量が基準値を下回った場合に、それまでの画像サイズよりも小さい画像サイズの画像を生成することができるため、電池の残容量の減少に応じて画像サイズを縮小でき、消費電力を低減することができる。
【0104】
請求項44のデジタルカメラの制御方法は、前記動画像のサイズを段階的に可変するステップは、前記電池の残容量が、漸減する複数の基準値を順次下回ったことが検出される度に、それぞれの基準値に対応付けられた段階の動画像のサイズより1段下の段階のサイズに変化するも可変するものである。
【0105】
上記構成によれば、漸減する画像サイズの系列と漸減する基準値の系列を対応付けておき、検知された電池の残容量が基準値の系列のどこに位置するかに応じて対応する画像サイズを決定することができるため、電池の残容量に応じて画像サイズを段階的に縮小させることができ、消費電力を段階的に低減することができる。
【0106】
請求項45のデジタルカメラの制御方法は、前記電池の残容量に応じて記録媒体に記録する動画像のサイズを可変するものである。
【0107】
上記構成によれば、記録媒体に記録する動画像は、画像サイズが大きいためにシステムバスのアクティビティへの影響が大きく、その画像サイズを縮小させることで消費電力の低減効果を高めることができる。
【0108】
請求項46のデジタルカメラの制御プログラムは、撮影された動画像をデジタル画像情報に変換して記録媒体に記録するとともに前記デジタル画像情報から画像を生成して画像表示装置に表示する、電池により駆動されるデジタルカメラの制御プログラムであって、制御プログラムを実行するコンピュータを、前記電池の残容量に応じて前記動画像のサイズを可変する手段として機能するものである。
【0109】
上記構成によれば、電池の残容量の減少に応じて画像サイズを縮小させることができるため、電池の残容量が少なくなった場合のシステムバスのアクティビティを効果的に減らし、消費電力を低減することができる。
【0110】
請求項47のデジタルカメラは、撮影された動画像をデジタル画像情報に変換して記録媒体に記録するとともに前記デジタル画像情報から画像を生成して画像表示装置に表示する、電池により駆動されるデジタルカメラであって、前記電池の残容量を検知する残容量検知手段と、前記残容量検知手段により検知される電池の残容量があらかじめ設定された基準値を下回ったことが検知された場合に、第1の動画ファイルを閉じて第2の動画ファイルを開く動画ファイル制御手段とを備え、前記動画ファイル制御手段は第2の動画ファイルの動画像の圧縮率を第1の動画の撮影パラメータに対し前記電池の残容量に応じて段階的に可変するものである。
【0111】
上記構成によれば、画像を基準値に対応付けておき、残容量検知手段で検知した残容量が基準値を下回った場合に、第1の動画ファイルを閉じ、フレームを段階的に下げ、続いて第2ファイルを開くことにより、単位時間内に画像処理するデータ量を低減でき、従ってシステムバスのアクティビティが下がり、消費電力を低く抑えることができる。この結果、動画撮影時間を延長することができる。
【0112】
請求項48のデジタルカメラは、前記動画ファイル制御手段は、前記残容量検知手段により検知される電池の残容量が、漸減する複数の基準値を順次下回る度に、それぞれの基準値に対応付けられた段階の圧縮率より1段下の段階の圧縮率の画像を生成するものである。
【0113】
上記構成によれば、漸減する動画像の圧縮率の系列と漸減する基準値の系列を対応付けておき、残容量検知手段により検知された電池の残容量が基準値の系列のどこに位置するかに応じて、対応する圧縮率を決定することができるため、電池の残容量に応じて圧縮率を段階的に減少させるとともに、第1の動画ファイルを閉じ、第2の動画ファイルを開くことにより消費電力を段階的に低減することができる。
【0114】
請求項49のデジタルカメラは、前記電池の残容量に応じて記録媒体に記録する動画像の圧縮率を可変する手段を備えるものである。
【0115】
上記構成によれば、記録媒体に記録する動画像は、圧縮率が大きいためにシステムバスのアクティビティへの影響が大きく、その圧縮率を減少させることで消費電力の低減効果を高めることができる。
【0116】
請求項50のデジタルカメラの制御方法は、撮影された動画像をデジタル画像情報に変換して記録媒体に記録するとともに前記デジタル画像情報から画像を生成して画像表示装置に表示する、電池で駆動されるデジタルカメラの制御方法であって、前記電池の残容量を検知するステップと、第1の動画ファイルを閉じ、第1の動画の撮影パラメータに対し前記電池の残容量に応じて動画像の圧縮率を段階的に可変して第2のファイルを開くステップとを含むものである。
【0117】
上記構成によれば、動画像の圧縮率を基準値に対応付けておき、検知された電池の残容量が基準値を下回った場合に、それまでの圧縮率よりも少ない圧縮率で画像生成することができるため、電池の残容量の減少に応じて圧縮率を減少させることができ、消費電力を低減することができる。
【0118】
請求項51のデジタルカメラの制御方法は、前記圧縮率を可変するステップは、前記電池の残容量が、漸減する複数の基準値を順次下回ったことが検出される度に、それぞれの基準値に対応付けられた段階の圧縮率より1段下の段階の圧縮率の画像を生成するものである。
【0119】
上記構成によれば、漸減する圧縮率の系列と漸減する基準値の系列を対応付けておき、検知された電池の残容量が基準値の系列のどこに位置するかに応じて対応する圧縮率を決定することができるため、電池の残容量に応じて圧縮率を段階的に減少させることができ、消費電力を段階的に低減することができる。
【0120】
請求項52のデジタルカメラの制御方法は、前記電池の残容量に応じて記録媒体に記録する動画像の圧縮率を可変するものである。
【0121】
上記構成によれば、記録媒体に記録する画像は、圧縮率が大きいためにシステムバスのアクティビティへの影響が大きく、その圧縮率を減少させることで消費電力の低減効果を高めることができる。
【0122】
請求項53のデジタルカメラの制御プログラムは、撮影された動画像をデジタル画像情報に変換して記録媒体に記録するとともに前記デジタル画像情報から画像を生成して画像表示装置に表示する、電池により駆動されるデジタルカメラの制御プログラムであって、制御プログラムを実行するコンピュータを、前記電池の残容量に応じて前記動画像の圧縮率を可変する手段として機能させるものである。
【0123】
上記構成によれば、電池の残容量の減少に応じて圧縮率を減少させることができるため、電池の残容量が少なくなった場合のシステムバスのアクティビティを効果的に減らし、消費電力を低減することができる。
【0124】
請求項54のデジタルカメラは、撮影された動画像をデジタル画像情報に変換して記録媒体に記録するとともに前記デジタル画像情報から画像を生成して画像表示装置に表示する、電池により駆動されるデジタルカメラであって、前記電池の残容量を検知する残容量検知手段と、前記残容量検知手段により検知される電池の残容量があらかじめ設定された基準値を下回ったことが検知された場合に、第1の動画ファイルを閉じて第2の動画ファイルを開く動画ファイル制御手段とを備え、前記動画ファイル制御手段は第2の動画ファイルの動画像のフレームレート、サイズおよび圧縮率のうち2つ以上を第1の動画の撮影パラメータに対し前記電池の残容量に応じて段階的に可変するものである。
【0125】
上記構成によれば、画像を基準値に対応付けておき、残容量検知手段で検知した残容量が基準値を下回った場合に、第1の動画ファイルを閉じ、フレームレート、画像サイズおよび圧縮率のうち2つ以上を段階的に下げ、続いて第2ファイルを開くことにより、単位時間内に画像処理するデータ量を低減でき、従ってシステムバスのアクティビティが下がり、消費電力を低く抑えることができる。この結果、動画撮影時間を延長することができる。
【0126】
請求項55のデジタルカメラは、前記動画ファイル制御手段は、前記残容量検知手段により検知される電池の残容量が、漸減する複数の基準値を順次下回る度に、それぞれの基準値に対応付けられた段階のフレームレート、サイズおよび圧縮率のうち2つ以上より1段下の段階のフレームレート、サイズおよび圧縮率の画像を生成するものである。
【0127】
上記構成によれば、漸減するフレームレート、画像サイズおよび圧縮率のうち2つ以上の系列と漸減する基準値の系列を対応付けておき、残容量検知手段により検知された電池の残容量が基準値の系列のどこに位置するかに応じて、対応するフレームレート等を決定することができるため、電池の残容量に応じてフレームレート等を段階的に減少させるとともに、第1の動画ファイルを閉じ、第2の動画ファイルを開くことにより消費電力を段階的に低減することができる。
【0128】
請求項56のデジタルカメラは、前記電池の残容量に応じて記録媒体に記録する動画像のフレームレート、サイズおよび圧縮率のうち2つ以上を可変する手段を備えるものである。
【0129】
上記構成によれば、記録媒体に記録する動画像は、フレームレート、画像サイズおよび圧縮率のうち2つ以上が大きいためにシステムバスのアクティビティへの影響が大きく、そのフレームレート等を減少させることで消費電力の低減効果を高めることができる。
【0130】
請求項57のデジタルカメラの制御方法は、撮影された動画像をデジタル画像情報に変換して記録媒体に記録するとともに前記デジタル画像情報から画像を生成して画像表示装置に表示する、電池で駆動されるデジタルカメラの制御方法であって、前記電池の残容量を検知するステップと、第1の動画ファイルを閉じ、第1の動画の撮影パラメータに対し前記電池の残容量に応じて動画像のフレームレート、サイズおよび圧縮率のうち2つ以上を段階的に可変して第2のファイルを開くステップとを含むものである。
【0131】
上記構成によれば、フレームレート、画像サイズ、圧縮率のうち2つ以上を基準値に対応付けておき、検知された電池の残容量が基準値を下回った場合に、それまでのフレームレート等よりも少ないフレームレート等の画像の画像を生成することができるため、電池の残容量の減少に応じてフレームレート等を減少させることができ、消費電力を低減することができる。
【0132】
請求項58のデジタルカメラの制御方法は、前記フレームレート、サイズおよび圧縮率のうち2つ以上を可変するステップは、前記電池の残容量が、漸減する複数の基準値を順次下回ったことが検出される度に、それぞれの基準値に対応付けられた段階のフレームレート、サイズおよび圧縮率より1段下の段階のフレームレート、サイズおよび圧縮率の画像を生成するものである。
【0133】
上記構成によれば、漸減するフレームレート等の系列と漸減する基準値の系列を対応付けておき、検知された電池の残容量が基準値の系列のどこに位置するかに応じて対応するフレームレート等を決定することができるため、電池の残容量に応じてフレームレート等を段階的に減少させることができ、消費電力を段階的に低減することができる。
【0134】
請求項59のデジタルカメラの制御方法は、前記電池の残容量に応じて記録媒体に記録する動画像のフレームレート、サイズおよび圧縮率のうち2つ以上を可変するものである。
【0135】
上記構成によれば、記録媒体に記録する動画像は、フレームレート等が大きいためにシステムバスのアクティビティへの影響が大きく、そのフレームレート等を減少させることで消費電力の低減効果を高めることができる。
【0136】
請求項60のデジタルカメラの制御プログラムは、撮影された画像をデジタル画像情報に変換して記録媒体に記録するとともに前記デジタル画像情報から画像を生成して画像表示装置に表示する、電池により駆動されるデジタルカメラの制御プログラムであって、制御プログラムを実行するコンピュータを、前記電池の残容量に応じて前記画像のフレームレート、サイズおよび圧縮率のうち2つ以上を可変する手段として機能させるものである。
【0137】
上記構成によれば、電池の残容量の減少に応じてフレームレート等を減少させることができるため、電池の残容量が少なくなった場合のシステムバスのアクティビティを効果的に減らし、消費電力を低減することができる。
【0138】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。図1は本発明の一実施の形態のデジタルカメラの構成を示すブロック図である。図1において、100はデジタルカメラの制御を行うメインLSI、110は被写体の撮影画像をデジタル画像データに変換して取り込む画像入力系、111は画像データを記録する記録媒体、112は制御プログラムおよび画像データが置かれるSDRAM、113はロードするための制御プログラムを記憶するフラッシュROM、114は電池の残容量を監視する電源容量検知回路である。
【0139】
また、メインLSI100において、101は制御プログラムを実行するCPU、102はLSI内蔵RAM、103はデジタル画像データを処理する信号処理回路、104は画像圧縮を行うJPEG回路、105はモニタ画像を出力する画像表示回路、106はシステムバスである。
【0140】
画像入力系110から入力されたデジタル画像データは、LSI内蔵RAM102やSDRAM112をバッファとして圧縮等の画像処理が施され、記録画像として記録媒体111に記録される。モニタ表示用のLCDや外部に接続されるテレビに出力するモニタ画像は、LSI内蔵RAM102上に通常はVGAサイズ(640×480画素)の表示画像を作成し、これを画像表示回路105に送ることでLCDやテレビを駆動する信号が生成される。
【0141】
電源容量検知回路114により検知される電池の残容量が所定の基準値を下回った場合は、CPU101が実行する制御プログラムによりモニタ画像として作成される上記表示画像のサイズを段階的に縮小する。ここでは2段階の縮小表示画像として、VGAの1/4のQVGAサイズ(320×240画素)、QVGAの1/4のQQVGAサイズ(160×120画素)を設定し、これに対応させて基準値1と基準値2(基準値1>基準値2)を設定する。
【0142】
すなわち、電源容量検知回路114により検知される電池の残容量が基準値1を上回っている通常時はVGAサイズの表示画像を作成する。検知される電池の残容量が基準値1を下回り基準値2を上回っている場合はQVGAサイズの表示画像を作成し、基準値2も下回った場合はQQVGAサイズの表示画像を作成する。
【0143】
このように電池の残容量に応じて表示画像の画素数を段階的に減少させることで、システムバス106のアクティビティを段階的に減らすことができ、消費電力を段階的に低減することができる。
【0144】
画像表示回路105は縮小表示画像から表示装置の駆動信号を生成する。その際に、縮小されたサイズの画像を表示することもできるが、視認性を考慮して表示画像の拡大処理をすることもできる。例えば、ラインメモリのアクセスでデータを2度読みする方法で処理できる。この拡大処理は画像表示回路105の内部で行われるので、システムバス106のアクティビティには影響しない。
【0145】
電池の残容量に応じた表示画像の画素数の低減はそれだけで自動的に行うこともできるが、デジタルカメラに省電力モードを指定する手段を備えている場合は、そのモード指定と組み合わせることにより上述した処理を有効に活用することができる。
【0146】
図2は記録画像サイズが最大300万画素のデジタルカメラに省電力モードの指定機能を備えた場合の各モードと表示画像の画素数の設定例を示す図である。この設定例では、通常モード、省電力モード1、省電力モード2の3段階のモード指定を設けている。
【0147】
ここではさらに、モード指定に応じて記録媒体に記録する画像の画素数も選択されるようにしている。記録媒体に記録する画像の画素数は、頻度が少なくても画素数が大きいためにシステムバスのアクティビティへの影響が大きく、その画素数を減少させることは消費電力の低減に効果がある。
【0148】
図2において、通常モードでは表示画像サイズがVGAで固定され、省電力モード1では表示画像サイズが電池の残容量に応じてVGAからQVGAへ、さらにQVGAからQQVGAへと2段階で縮小される。省電力モード2においては表示画像サイズの縮小制御は省電力モード1と同じであるが、記録画像サイズが電池の残容量に応じて300万画素から200万画素へ、さらに200万画素から100万画素へと2段階で縮小される。
【0149】
この省電力モード2では記録画像サイズが自動的に縮小されるため、前記画像表示回路105による拡大処理を行わず、青色の背景の上に縮小された表示画像をそのまま表示することにより、視認性は悪くなるがカメラの使用者に記録画像サイズが自動的に縮小されていることを直感的に知らせることもできる。
【0150】
図3は上記設定例のような省電力モードを備えたデジタルカメラの制御方法を示すフローチャートである。図3において、ステップS301で省電力モードが指定されているか否かが調べられる。通常モードであればそのままステップS309に進み、所定の制御手順に従って撮影が行われる。
【0151】
省電力モード1または省電力モード2が指定されている場合はステップS302に進み、電池の残容量が表示画像サイズの判断基準となる2つの基準値である基準値1および基準値2と比較される。
【0152】
電池の残容量が基準値1を上回っている場合は表示画像サイズはVGAのままとし、ステップS309に進む。電池の残容量が基準値1を下回り基準値2を上回っている場合はステップS303に進み、表示画像サイズをQVGAに変える。電池の残容量が基準値2も下回った場合はステップ304に進み、表示画像サイズをQQVGAまで落とす。
【0153】
ステップS305では省電力モード2が指定されているか否かを調べ、省電力モード2が指定されている場合はステップS306に進み、電池の残容量と基準値1および基準値2の比較関係により記録画像サイズを判断する。
【0154】
すなわち、電池の残容量が基準値1と基準値2の間にある場合はステップS307に進み、記録画像サイズを300万画素から200万画素に変え、電池の残容量が基準値2を下回った場合はステップS308に進み、記録画像サイズを200万画素から100万画素まで落とす。
【0155】
このように省電力モードに対して電池の残容量を判定する基準値を与えることにより、省電力モードの指定と電池の残容量を組み合わせて縮小表示画像の画素数を判定することができ、カメラ使用者の指定に応じながら、その範囲で消費電力を段階的に低減することが可能になる。
【0156】
なお、図1では、記録媒体111をバスコントローラを介して、メインLSI100の外にSDRAM112、ROM113とともに接続した場合を示したが、図4に示すように、メインLSI100内のシステムバス106にメディアコントローラを介して接続することもできる。図1および図4の回路動作は基本的に同一である。従って、デジタルカメラの一般的な基本シーケンスに従い、シャッターレリーズ時にはCCDからの画像の取り込み、動画信号処理、動画記録画像へのリサイズ画像圧縮、記録媒体111への画像保存の一連の動作が実行される。一方、シャッター非レリーズ時にはCCDからの画像の取り込み、スルー画信号の処理、表示用画像へのリサイズ、LCD等への画像表示の一連の動作が実行される。
【0157】
上記実施の形態では、通常モードおよび2種類の省電力モードについて、電池の残容量ごとに表示画像サイズおよび記録画像サイズを抑えることにより、電池の消耗を段階的に抑制する場合について述べた。しかし、記録画像サイズ制御手段であるCPU101のもとで、通常モードおよび2つの省電力モードにつき、静止画記録時での記録画像サイズのみを抑えることによっても、電池の消耗を抑えることができる。
【0158】
図5はこのような省電力のためのデジタルカメラの制御方法を示すフローチャートである。図5において、ステップS401で省電力モードが指定されているか否かが調べられる。通常モードであればそのままステップS405に進み、所定の制御手順に従って撮影が行われる。
【0159】
省電力モードが指定されている場合ステップS402に進み、電池の残容量が1つの基準値と比較される。ここで、電池の残容量が基準値に対して少ないか、またはさらに少ないか、あるいは正常かなど判別される。基準値に一致するかまたは超える場合(つまり正常の場合)には、そのままステップS405に進み、所定の制御手順に従って撮影が行われる。
【0160】
残容量が基準値に対して少ない場合には、ステップS403に進んで記録画像サイズを1段下げ、以後所定の制御手順に従って撮影が行われる。さらに残容量が前記より少ない場合にはステップS404に進み、記録画像サイズを2段下げた上で撮影が行われる。
【0161】
このように省電力モードに対して電池の残容量を判定する基準値を与えることで、省電力モードの指定と電池の残容量を組み合わせて記録画像サイズを判定することができ、カメラ使用者の指定に応じながら、その範囲で消費電力を段階的に低減することができる。
【0162】
図6は、フレームレート制御手段であるCPU101のもとで実行されるデジタルカメラの他の制御方法を示し、ここでは表示画像のフレームレートを減らすことにより、電池の消耗を抑える。図6において、ステップS501で省電力モードが指定されているか否かが調べられる。通常モードであればそのままステップS505に進み、所定の制御手順に従って撮影が行われる。
【0163】
省電力モードが指定されている場合はステップS502に進み、電池の残容量が1つの基準値と比較される。ここで、電池の残容量が基準値に対して少ないか、またはさらに少ないか、あるいは正常かなど判別される。基準値に一致するかまたは超える場合(つまり正常の場合)には、そのままステップS505に進み、所定の制御手順に従って撮影が行われる。
【0164】
残容量が基準値に対して少ない場合には、ステップS503に進み表示画像のフレームレートを20fpsに低下させ(ステップS503)、以後所定の制御手順で撮影が行われる。
【0165】
残容量が前記よりさらに少ない場合には、ステップS504に進みフレームレートをさらに低下させて10fpsに設定した上で(ステップS504)、所定の制御手順に従って撮影が行われる。これにより、一定時間内に処理しなければならないデータ量が低減し、システムバスのアクティビティが下がり、消費電力が抑えられる。
【0166】
このように省電力モードに対して電池の残容量を判定する基準値を与えることで、省電力モードの指定と電池の残容量を組み合わせてフレームレートを判定することができ、カメラ使用者の指定に応じながら、その範囲で消費電力を段階的に低減することができる。
【0167】
図7は、圧縮率制御手段であるCPU101のもとで実行される、デジタルカメラの他の制御方法を示しており、静止画記録時での静止画像の圧縮率を可変とすることにより、電池の消耗を抑える。図7において、ステップS601で省電力モードが指定されているか否かが調べられる。通常モードであればそのままステップS605に進み、所定の制御手順に従って撮影が行われる。
【0168】
省電力モードが指定されている場合はステップS602に進み、電池の残容量が1つの基準値と比較される。ここで、電池の残容量が基準値に対して少ないか、またはさらに少ないか、あるいは正常かなど判別される。基準値に一致するかまたは超える場合(つまり正常の場合)には、そのままステップS605に進み、所定の制御手順に従って撮影が行われる。
【0169】
残容量が基準値に対して少ない場合には、ステップS603に進み、静止画像の圧縮率を2bit/pelに設定し、以後所定の制御手順に従って撮影が行われる。
【0170】
残容量が前記よりさらに少ない場合にはステップS604に進み、静止画像の圧縮率を1bit/pelに設定した上で、所定の制御手順による撮影を行う。これにより、画像処理するデータサイズが下がり、システムバスのアクティビティが下がるため、消費電力も低下する。
【0171】
このように省電力モードに対して電池の残容量を判定する基準値を与えることで、省電力モードの指定と電池の残容量を組み合わせて静止画像の圧縮率を判定することができ、カメラ使用者の指定に応じながら、その範囲で消費電力を段階的に低減することができる。
【0172】
図8は、記録画像制御手段であるCPU101のもとで実行されるデジタルカメラの他の制御方法を示し、ここでは動画撮影時において記録媒体へ記録する動画の画像サイズを下げることにより、電池の消耗を抑える場合を示す。図8において、ステップS701で省電力モードが指定されているか否かが調べられる。
通常モードであればそのままステップS705に進み、所定の制御手順に従って撮影が行われる。
【0173】
省電力モードが指定されている場合はステップS702に進み、電池の残容量が1つの基準値と比較される。ここで、電池の残容量が基準値に対して少ないか、またはさらに少ないか、あるいは正常かなど判別される。基準値に一致するかまたは超える場合(つまり正常の場合)には、そのままステップS705に進み、所定の制御手順に従って撮影が行われる。
【0174】
残容量が基準値に対して少ない場合にはステップS703に進んで、動画記録画像サイズをQVGAへ縮小し(ステップS703)、以後所定の制御手順に従って撮影が行われる。さらに、残容量が前記より少ない場合にはステップS704に進んで、動画記録画像サイズをQQVGAに縮小した上で撮影が行われる。
【0175】
このように省電力モードに対して電池の残容量を判定する基準値を与えることで、省電力モードの指定と電池の残容量を組み合わせて動画記録画像サイズを判定することができ、カメラ使用者の指定に応じながら、その範囲で消費電力を段階的に低減することができる。
【0176】
図9は、動画撮影時において、フレームレート制御手段であるCPU101の制御のもとで、記録媒体へ記録する動画像のフレームレートを減らし、電池の消耗を抑える場合を示す。図9において、ステップS801で省電力モードが指定されているか否かが調べられる。通常モードであればそのままステップS805に進み、所定の制御手順に従って撮影が行われる。
【0177】
省電力モードが指定されている場合はステップS802に進み、電池の残容量が1つの基準値と比較される。ここで、電池の残容量が基準値に対して少ないか、またはさらに少ないか、あるいは正常かなど判別される。基準値に一致するかまたは超える場合(つまり正常の場合)には、そのままステップS805に進み、所定の制御手順に従って撮影が行われる。
【0178】
残容量が基準値に対して少ない場合にはステップS803に進んで、動画像のフレームレートを20fpsに低下させ、以後所定の制御手順で撮影が行われる。残容量が前記よりさらに少ない場合にはステップST804に進んで、動画像のフレームレートをさらに低下させて10fpsに低下させた上で所定の制御手順に従って撮影が行われる。これにより、一定時間内に処理しなければならないデータ量が低減し、バスのアクティビティが下がり、電池の消耗を抑制できる。
【0179】
図10は動画撮影時において、圧縮率制御手段であるCPU101の制御のもとで、記録媒体に記録する動画像の圧縮率を下げて、電池の消耗を抑える場合を示す。図10において、ステップS901で省電力モードが指定されているか否かが調べられる。通常モードであればそのままステップS905に進み、所定の制御手順に従って撮影が行われる。
【0180】
省電力モードが指定されている場合はステップS902に進み、電池の残容量が1つの基準値と比較される。ここで、電池の残容量が基準値に対して少ないか、またはさらに少ないか、あるいは正常かなど判別される。基準値に一致するかまたは超える場合(つまり正常の場合)には、そのままステップS905に進み、所定の制御手順に従って撮影が行われる。
【0181】
残容量が基準値に対して少ない場合にはステップS903に進み動画像の圧縮率を1段下げ、以後所定の制御手順に従って撮影が行われる。さらに、残容量が前記より少ない場合にはステップS904に進んで、動画像の圧縮率を2段下げた上で(ステップS904)、撮影が行われる。
【0182】
このように省電力モードに対して電池の残容量を判定する基準値を与えることで、省電力モードの指定と電池の残容量を組み合わせて動画像の圧縮率を判定することができ、カメラ使用者の指定に応じながら、その範囲で消費電力を段階的に低減することができる。また、このような消費電力の低減分、撮影可能枚数の増加、撮影時間の延長を実現できる。なお、動画像はMJPEG、MPEG2、MPEG4などで圧縮される。
【0183】
上記のように動画像撮影時に電池切れによる機能制限が発生しつつも、撮影は継続できるようにしている。このために、電池の残容量を検知し、その残容量が規定値より少なくなったとき、第1の動画ファイルを一旦閉じて、再び第2の動画ファイルを開くアルゴリズムを持つ。
【0184】
図11はこのようなアルゴリズムで動画を撮影するデジタルカメラを示すブロック図である。このデジタルカメラはメインLSI100内にシステムバス106に繋る外部デバイス制御部115を有し、これに動画像圧縮器116を介してバッファ(SDRAM)117を接続している。デジタルカメラのシャッターレリーズ時およびシャッター非レリーズ時における動画撮影処理は、シャッターレリーズおよび非シャッターレリーズごとに図12に示す手順で、前記同様に実行される。
【0185】
図13は、動画ファイル制御手段であるCPU101のもとで実行される、デジタルカメラの他の制御方法を示し、ここでは主に前記デジタルカメラを構成する動画ファイル制御手段(CPU)101によるファイル制御アルゴリズムの一態様を示す。図11において、ステップS1001で省電力モードが指定されているか否かが調べられる。通常モードであればそのままステップS1009に進み、所定の手順で撮影が行われる。
【0186】
省電力モードが指定されている場合には、ステップS1002に進み、電池の残容量が一つの基準値と比較される。ここで、電池の残容量が基準値に対して少ないかまたはさらに少ないか、あるいは正常かなどかが判別される(ステップS1002)。基準値に一致するかまたは超える場合は、そのままステップS1009へ進み、所定の制御手順で前記撮影が行われる。
【0187】
残容量が基準値に対して少ない場合にはステップS1003に進み、第1の動画ファイルを閉じ、ステップS1004に進んでフレームレートを1段下げて、例えば20fpsとして、さらにステップS1005に進んで第2の動画ファイルを開く。
【0188】
残容量が基準値に対してさらに少ない場合にはステップS1006に進み、第1の動画ファイルを閉じてステップS1007に進み、フレームレートをさらに大きく、例えば2段下げて、例えば10fpsとして、ステップS1008に進み、連続して第2の動画ファイルを開く。第2の動画ファイルは、第1の動画撮影パラメータに対して、フレームレートを電池の残容量低下レベルに応じて段階的に変化させている。これにより、単位時間内の画像処理するデータ量が低下し、バスのアクティビティを低下させるとともに、電力消費を少な目に抑えることができる。
【0189】
図14はファイル制御アルゴリズムの他の例を示す。この図12では、まず、ステップS1101で省電力モードが指定されているか否かが調べられる。通常モードであればそのままステップS1109に進み、所定の手順で撮影が行われる。
【0190】
省電力モードが指定されている場合には、ステップS1102に進み、電池の残容量が一つの基準値と比較される。ここで、電池の残容量が基準値に対して少ないかまたはさらに少ないか、あるいは正常かなどかが判別される。基準値に一致するかまたは超える場合は、そのままステップS1109へ進み、前記撮影が行われる。
【0191】
残容量が基準値に対して少ない場合にはステップS1103に進み、第1の動画ファイルを閉じ、ステップS1104に進んで記録画像サイズを1段下げて、例えば20fpsとし、さらにステップS1105に進んで連続して第2の動画ファイルを開く。
【0192】
残容量が基準値に対してさらに少ない場合にはステップS1106に進み、第1の動画ファイルを閉じ、ステップS1107に進んで記録画像サイズをさらに大きく、例えば2段下げて、例えば10fpsとする。また、ステップS1108に進んで連続して第2の動画ファイルを開く。第2の動画ファイルは、第1の動画撮影パラメータに対して、記録画像サイズを電池の残容量低下レベルに応じて段階的に変化させている。これにより、単位時間内の画像処理するデータ量が低下し、システムバスのアクティビティを低下させるとともに、電力消費を少な目に抑えることができる。これにより画像処理する画面のデータサイズを下げることができ、従ってシステムバスのアクティビティを下げて電力消費を少な目に抑えることができる。
【0193】
図15はファイル制御アルゴリズムの他の例を示す。この図13では、まず、ステップS1201で省電力モードが指定されているか否かが調べられる。通常モードであればそのままステップS1209に進み、所定の手順で撮影が行われる。
【0194】
省電力モードが指定されている場合には、ステップS1202に進み、電池の残容量が一つの基準値と比較される。ここで、電池の残容量が基準値に対して少ないかまたはさらに少ないか、あるいは正常かなどかが判別される(ステップS1202)。基準値に一致するかまたは超える場合は、そのままステップS1209へ進み、前記撮影が行われる。
【0195】
残容量が基準値に対して少ない場合にはステップS1203に進み、第1の動画ファイルを閉じ、ステップS1204に進んで動画像の圧縮率を1段下げて、例えば20fpsとし、さらにステップS1205に進んで連続して第2の動画ファイルを開く。
【0196】
残容量が基準値に対してさらに少ない場合にはステップS1206に進み、第1の動画ファイルを閉じステップS1207に進んで、動画像の圧縮率をさらに大きく、例えば2段下げて、例えば10fpsとする。そして、ステップS1208に進んで、連続して第2の動画ファイルを開く。第2の動画ファイルは、第1の動画撮影パラメータに対して、動画像の圧縮率を電池の残容量低下レベルに応じて段階的に変化させている。これによって、単位時間内の画像処理するデータ量が低下し、バスのアクティビティを低下させるとともに、電力消費を少な目に抑えることができる。
【0197】
上記実施形態においては、各ファイル制御ごとにフレームレート、動画像のサイズ、動画像の圧縮率のそれぞれを段階的に可変とした場合を説明したが、フレームレート、動画像のサイズ、動画像の圧縮率の2つ以上を選択して同時に段階的に変化させるようにしてもよい。この場合には、さらに電力消費を少なく抑えることができ、従って、動画の撮影時間をさらに延長することができる。
【0198】
なお、図示しないが、メイン画像のサイズに対してメニユーなどのOSD(on screen display)表示の解像度を段階的に低下させていくことによっても、消費電力の低減を図ることができる。
【0199】
【発明の効果】
本発明によれば、電池の残容量の減少に応じて表示画像の画素数、フレームレートまたは圧縮率を可変することができるため、システムバスのアクティビティを効果的に減らして消費電力を低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態のデジタルカメラの構成を示すブロック図。
【図2】デジタルカメラに省電力モードの指定機能を備えた場合の各モードと表示画像の画素数の設定例を示す図。
【図3】本発明の一実施の形態のデジタルカメラの制御方法を示すフローチャート。
【図4】本発明の他の実施の形態のデジタルカメラを示すブロック図。
【図5】本発明の他の実施の形態のデジタルカメラの制御方法を示すフローチャート。
【図6】本発明の他の実施の形態のデジタルカメラの制御方法を示すフローチャート。
【図7】本発明の他の実施の形態のデジタルカメラの制御方法を示すフローチャート。
【図8】本発明の他の実施の形態のデジタルカメラの制御方法を示すフローチャート。
【図9】本発明の他の実施の形態のデジタルカメラの制御方法を示すフローチャート。
【図10】本発明の他の実施の形態のデジタルカメラの制御方法を示すフローチャート。
【図11】本発明の他の実施の形態のデジタルカメラを示すブロック図。
【図12】本発明の他の実施の形態のデジタルカメラの静止画撮影処理の基本シーケンスを示すフローチャート。
【図13】本発明の他の実施の形態のデジタルカメラの制御方法を示すフローチャート。
【図14】本発明の他の実施の形態のデジタルカメラの制御方法を示すフローチャート。
【図15】本発明の他の実施の形態のデジタルカメラの制御方法を示すフローチャート。
【符号の説明】
100 メインLSI
101 CPU
102 LSI内蔵RAM
103 信号処理回路
104 JPEG回路
105 画像表示回路
106 システムバス
110 画像入力系
111 記録媒体
112 SDRAM
113 フラッシュROM
114 電源容量検知回路
Claims (60)
- 撮影された画像をデジタル画像情報に変換して記録媒体に記録するとともに前記デジタル画像情報から画像を生成して画像表示装置に表示する、電池により駆動されるデジタルカメラであって、
前記電池の残容量を検知する残容量検知手段と、段階的に減少させるように画像の画素数を制御する画素数制御手段とを備え、
前記残容量検知手段により検知される電池の残容量があらかじめ設定された基準値を下回ったことが検出された場合に、前記画素数制御手段は前記基準値に対応付けられた段階の画素数より少ない画素数の画像を生成するデジタルカメラ。 - 前記画素数制御手段は、前記残容量検知手段により検知される電池の残容量が、漸減する複数の基準値を順次下回る度に、それぞれの基準値に対応付けられた段階の画素数より1段下の段階の画素数の画像を生成する請求項1記載のデジタルカメラ。
- それぞれに1つまたは複数の前記基準値が設定された、1つまたは複数の省電力モードを指定する手段を備える請求項1または2記載のデジタルカメラ。
- 前記電池の残容量に応じて記録媒体に記録するデジタル画像の画素数を可変する手段を備える請求項1から3のいずれか一項記載のデジタルカメラ。
- 前記画像のフレームレートを可変する手段を備える請求項1から4のいずれか一項記載のデジタルカメラ。
- 撮影された画像をデジタル画像情報に変換して記録媒体に記録するとともに前記デジタル画像情報から画像を生成して画像表示装置に表示する、電池で駆動されるデジタルカメラの制御方法であって、
前記電池の残容量を検知するステップと、
前記電池の残容量があらかじめ設定された基準値を下回ったことが検出された場合に、前記基準値に対応付けられた段階の画素数より少ない画素数の画像を生成するステップと、を含むデジタルカメラの制御方法。 - 前記画像を生成するステップは、前記電池の残容量が、漸減する複数の基準値を順次下回ったことが検出される度に、それぞれの基準値に対応付けられた段階の画素数より1段下の段階の画素数の画像を生成する請求項6記載のデジタルカメラの制御方法。
- 1つまたは複数の省電力モードを指定する手段を備える場合に、前記省電力モードのそれぞれに1つまたは複数の前記基準値を与える請求項6または7記載のデジタルカメラの制御方法。
- 前記電池の残容量に応じて記録媒体に記録するデジタル画像の画素数を可変する請求項6から8のいずれか一項記載のデジタルカメラの制御方法。
- 前記画像を生成するステップとともに、前記画像のフレームレートを可変するステップを含む請求項6から9のいずれか一項記載のデジタルカメラの制御方法。
- 撮影された画像をデジタル画像情報に変換して記録媒体に記録するとともに前記デジタル画像情報から画像を生成して画像表示装置に表示する、電池により駆動されるデジタルカメラの制御プログラムであって、制御プログラムを実行するコンピュータを、前記電池の残容量に応じて前記画像の画素数を可変する手段として機能させるデジタルカメラの制御プログラム。
- 撮影された静止画像をデジタル画像情報に変換して記録媒体に記録するとともに前記デジタル画像情報から画像を生成して画像表示装置に表示する、電池により駆動されるデジタルカメラであって、
前記電池の残容量を検知する残容量検知手段と、段階的に減少させるように画像のサイズを制御する画像サイズ制御手段とを備え、
前記残容量検知手段により検知される電池の残容量があらかじめ設定された基準値を下回ったことが検出された場合に、前記画像サイズ制御手段は前記基準値に対応付けられた段階の画像サイズより小さい画像サイズの画像を生成するデジタルカメラ。 - 前記画像サイズ制御手段は、前記残容量検知手段により検知される電池の残容量が、漸減する複数の基準値を順次下回る度に、それぞれの基準値に対応付けられた段階の画像サイズより1段下の段階の画像サイズの画像を生成する請求項12記載のデジタルカメラ。
- 前記電池の残容量に応じて記録媒体に記録するデジタル画像の画像サイズを可変する手段を備える請求項12または13記載のデジタルカメラ。
- 撮影された静止画像をデジタル画像情報に変換して記録媒体に記録するとともに前記デジタル画像情報から画像を生成して画像表示装置に表示する、電池で駆動されるデジタルカメラの制御方法であって、
前記電池の残容量を検知するステップと、
前記電池の残容量があらかじめ設定された基準値を下回ったことが検出された場合に、前記基準値に対応付けられた段階の画像サイズより少ない画像サイズの画像を生成するステップと、を含むデジタルカメラの制御方法。 - 前記画像を生成するステップは、前記電池の残容量が漸減する複数の基準値を順次下回ったことが検出される度に、それぞれの基準値に対応付けられた段階の画像サイズより1段下の段階の画像サイズの画像を生成する請求項15記載のデジタルカメラの制御方法。
- 前記電池の残容量に応じて記録媒体に記録するデジタル画像の画像サイズを可変する請求項15または16記載のデジタルカメラの制御方法。
- 撮影された静止画像をデジタル画像情報に変換して記録媒体に記録するとともに、前記デジタル画像情報から画像を生成して画像表示装置に表示する、電池により駆動されるデジタルカメラの制御プログラムであって、制御プログラムを実行するコンピュータを、前記電池の残容量に応じて前記デジタル画像の画像サイズを可変する手段として機能させるデジタルカメラの制御プログラム。
- 撮影された静止画像をデジタル画像情報に変換して記録媒体に記録するとともに前記デジタル画像情報から画像を生成して画像表示装置に表示する、電池により駆動されるデジタルカメラであって、
前記電池の残容量を検知する残容量検知手段と、段階的に減少させるようにフレームレートを制御するフレームレート制御手段とを備え、
前記残容量検知手段により検知される電池の残容量があらかじめ設定された基準値を下回ったことが検出された場合に、前記フレームレート制御手段は前記基準値に対応付けられた段階のフレームレートより少ないフレームレートの画像を生成するデジタルカメラ。 - 前記フレームレート制御手段は、前記残容量検知手段により検知される電池の残容量が、漸減する複数の基準値を順次下回る度に、それぞれの基準値に対応付けられた段階のフレームレートより1段下の段階のフレームレートの画像を生成する請求項19記載のデジタルカメラ。
- 前記電池の残容量に応じて記録媒体に記録するデジタル画像のフレームレートを可変する手段を備える請求項19または20記載のデジタルカメラ。
- 撮影された静止画像をデジタル画像情報に変換して記録媒体に記録するとともに前記デジタル画像情報から画像を生成して画像表示装置に表示する、電池で駆動されるデジタルカメラの制御方法であって、
前記電池の残容量を検知するステップと、
前記電池の残容量があらかじめ設定された基準値を下回ったことが検出された場合に、前記基準値に対応付けられた段階のフレームレートより少ないフレームレートの画像を生成するステップと、を含むデジタルカメラの制御方法。 - 前記画像を生成するステップは、前記電池の残容量が漸減する複数の基準値を順次下回ったことが検出される度に、それぞれの基準値に対応付けられた段階のフレームレートより1段下の段階のフレームレートの画像を生成する請求項22記載のデジタルカメラの制御方法。
- 前記電池の残容量に応じて記録媒体に記録するデジタル画像のフレームレートを可変する請求項22または23記載のデジタルカメラの制御方法。
- 撮影された静止画像をデジタル画像情報に変換して記録媒体に記録するとともに、前記デジタル画像情報から画像を生成して画像表示装置に表示する、電池により駆動されるデジタルカメラの制御プログラムであって、制御プログラムを実行するコンピュータを、前記電池の残容量に応じて前記デジタル画像のフレームレートを可変する手段として機能させるデジタルカメラの制御プログラム。
- 撮影された静止画像をデジタル画像情報に変換して記録媒体に記録するとともに前記デジタル画像情報から画像を生成して画像表示装置に表示する、電池により駆動されるデジタルカメラであって、
前記電池の残容量を検知する残容量検知手段と、段階的に減少させるように画像の圧縮率を制御する圧縮率制御手段とを備え、
前記残容量検知手段により検知される電池の残容量があらかじめ設定された基準値を下回ったことが検出された場合に、前記圧縮率制御手段は前記基準値に対応付けられた段階の圧縮率より少ない圧縮率の画像を生成するデジタルカメラ。 - 前記画像生成手段は、前記残容量検知手段により検知される電池の残容量が、漸減する複数の基準値を順次下回る度に、それぞれの基準値に対応付けられた段階の圧縮率より1段下の段階の圧縮率の画像を生成する請求項26記載のデジタルカメラ。
- 前記電池の残容量に応じて前記記録媒体に記録するデジタル画像の圧縮率を可変する手段を備える請求項26または27記載のデジタルカメラ。
- 撮影された静止画像をデジタル画像情報に変換して記録媒体に記録するとともに前記デジタル画像情報から画像を生成して画像表示装置に表示する、電池で駆動されるデジタルカメラの制御方法であって、
前記電池の残容量を検知するステップと、
前記電池の残容量があらかじめ設定された基準値を下回ったことが検出された場合に、前記基準値に対応付けられた段階の圧縮率より少ない圧縮率の画像を生成するステップと、を含むデジタルカメラの制御方法。 - 前記画像を生成するステップは、前記電池の残容量が漸減する複数の基準値を順次下回ったことが検出される度に、それぞれの基準値に対応付けられた段階の圧縮率より1段下の段階の圧縮率の画像を生成する請求項29記載のデジタルカメラの制御方法。
- 前記電池の残容量に応じて記録媒体に記録するデジタル画像の圧縮率を可変する請求項29または30記載のデジタルカメラの制御方法。
- 撮影された静止画像をデジタル画像情報に変換して記録媒体に記録するとともに、前記デジタル画像情報から画像を生成して画像表示装置に表示する、電池により駆動されるデジタルカメラの制御プログラムであって、制御プログラムを実行するコンピュータを、前記電池の残容量に応じて前記デジタル画像の圧縮率を可変する手段として機能させるデジタルカメラの制御プログラム。
- 撮影された動画像をデジタル画像情報に変換して記録媒体に記録するとともに前記デジタル画像情報から画像を生成して画像表示装置に表示する、電池により駆動されるデジタルカメラであって、
前記電池の残容量を検知する残容量検知手段と、
前記電池の残容量があらかじめ設定された基準値を下回ったことが検知された場合に、第1の動画ファイルを閉じて第2の動画ファイルを開く動画ファイル制御手段とを備え、
前記動画ファイル制御手段は前記第2の動画ファイルの動画像のフレームレートを第1の動画撮影パラメータに対し前記電池の残容量に応じて段階的に可変するデジタルカメラ。 - 前記動画ファイル制御手段は、前記残容量検知手段により検知される電池の残容量が、漸減する複数の基準値を順次下回る度に、それぞれの基準値に対応付けられた段階のフレームレートより1段下の段階のフレームレートの画像を生成する請求項33記載のデジタルカメラ。
- 前記電池の残容量に応じて記録媒体に記録する動画像のフレームレートを可変する手段を備える請求項33または34記載のデジタルカメラ。
- 撮影された動画像をデジタル画像情報に変換して記録媒体に記録するとともに前記デジタル画像情報から画像を生成して画像表示装置に表示する、電池で駆動されるデジタルカメラの制御方法であって、
前記電池の残容量を検知するステップと、
第1の動画ファイルを閉じ、第1の動画の撮影パラメータに対し前記電池の残容量に応じて動画像のフレームレートを段階的に可変して第2の動画ファイルを開くステップと、を含むデジタルカメラの制御方法。 - 前記フレームレートを可変するステップは、前記電池の残容量が、漸減する複数の基準値を順次下回ったことが検出される度に、それぞれの基準値に対応付けられた段階のフレームレートより1段下の段階のフレームレートに可変する請求項36記載のデジタルカメラの制御方法。
- 前記電池の残容量に応じて、記録媒体に記録する動画像のフレームレートを可変する請求項36または37記載のデジタルカメラの制御方法。
- 撮影された動画像をデジタル画像情報に変換して記録媒体に記録するとともに前記デジタル画像情報から画像を生成して画像表示装置に表示する、電池により駆動されるデジタルカメラの制御プログラムであって、制御プログラムを実行するコンピュータを、前記電池の残容量に応じて前記動画像のフレームレートを可変する手段として機能させるデジタルカメラの制御プログラム。
- 撮影された動画像をデジタル画像情報に変換して記録媒体に記録するとともに前記デジタル画像情報から画像を生成して画像表示装置に表示する、電池により駆動されるデジタルカメラであって、
前記電池の残容量を検知する残容量検知手段と、
前記残容量検知手段により検知される電池の残容量があらかじめ設定された基準値を下回ったことが検知された場合に、第1の動画ファイルを閉じて第2の動画ファイルを開く動画ファイル制御手段とを備え、
前記動画ファイル制御手段は前記第2の動画ファイルの動画像のサイズを第1の動画の撮影パラメータに対し前記電池の残容量に応じて段階的に可変するデジタルカメラ。 - 前記動画ファイル制御手段は、前記残容量検知手段により検知される電池の残容量が、漸減する複数の基準値を順次下回る度に、それぞれの基準値に対応付けられた段階の動画像のサイズより1段下の段階のサイズの画像を生成する請求項40記載のデジタルカメラ。
- 前記電池の残容量に応じて前記記録媒体に記録する動画像のサイズを可変する手段を備える請求項40または41記載のデジタルカメラ。
- 撮影された動画像をデジタル画像情報に変換して記録媒体に記録するとともに前記デジタル画像情報から画像を生成して画像表示装置に表示する、電池で駆動されるデジタルカメラの制御方法であって、
前記電池の残容量を検知するステップと、
第1の動画ファイルを閉じ、第1の動画の撮影パラメータに対し前記電池の残容量に応じて動画像のサイズをサイズを段階的に可変して第2の動画ファイルを開くステップと、を含むデジタルカメラの制御方法。 - 前記動画像のサイズを段階的に可変するステップは、前記電池の残容量が漸減する複数の基準値を順次下回ったことが検出される度に、それぞれの基準値に対応付けられた段階の動画像のサイズより1段下の段階のサイズに可変する請求項43記載のデジタルカメラの制御方法。
- 前記電池の残容量に応じて前記記録媒体に記録する動画像のサイズを可変する請求項43または44項記載のデジタルカメラの制御方法。
- 撮影された動画像をデジタル画像情報に変換して記録媒体に記録するとともに前記デジタル画像情報から画像を生成して画像表示装置に表示する、電池により駆動されるデジタルカメラの制御プログラムであって、制御プログラムを実行するコンピュータを、前記電池の残容量に応じて前記動画像のサイズを可変する手段として機能させるデジタルカメラの制御プログラム。
- 撮影された動画像をデジタル画像情報に変換して記録媒体に記録するとともに、前記デジタル画像情報から画像を生成して画像表示装置に表示する、電池により駆動されるデジタルカメラであって、
前記電池の残容量を検知する残容量検知手段と、
前記残容量検知手段により検知される電池の残容量があらかじめ設定された基準値を下回ったことが検知され場合に、第1の動画ファイルを閉じ第2の動画ファイルを開く動画ファイル制御手段とを備え、
前記動画ファイル制御手段は第2の動画ファイルの動画像の圧縮率を第1の動画の撮影パラメータに対し前記電池の残容量に応じて段階的に可変するデジタルカメラ。 - 前記動画ファイル制御手段は、前記残容量検知手段により検知される電池の残容量が、漸減する複数の基準値を順次下回る度に、それぞれの基準値に対応付けられた段階の圧縮率より1段下の段階の圧縮率の画像を生成する請求項1記載のデジタルカメラ。
- 前記電池の残容量に応じて記録媒体に記録する動画像の圧縮率を可変する手段を備える請求項47または48記載のデジタルカメラ。
- 撮影された動画像をデジタル画像情報に変換して記録媒体に記録するとともに前記デジタル画像情報から画像を生成して画像表示装置に表示する、電池で駆動されるデジタルカメラの制御方法であって、
前記電池の残容量を検知するステップと、
第1の動画ファイルを閉じ、第1の動画の撮影パラメータに対し前記電池の残容量に応じて動画像の圧縮率を段階的に可変して第2のファイルを開くステップと、を含むデジタルカメラの制御方法。 - 前記圧縮率を可変するステップは、前記電池の残容量が漸減する複数の基準値を順次下回ったことが検出される度に、それぞれの基準値に対応付けられた段階の圧縮率より1段下の段階の圧縮率の画像を生成する請求項50記載のデジタルカメラの制御方法。
- 前記電池の残容量に応じて記録媒体に記録する動画像の圧縮率を可変する請求項50または51記載のデジタルカメラの制御方法。
- 撮影された動画像をデジタル画像情報に変換して記録媒体に記録するとともに前記デジタル画像情報から画像を生成して画像表示装置に表示する、電池により駆動されるデジタルカメラの制御プログラムであって、制御プログラムを実行するコンピュータを、前記電池の残容量に応じて前記動画像の圧縮率を可変する手段として機能させるデジタルカメラの制御プログラム。
- 撮影された動画像をデジタル画像情報に変換して記録媒体に記録するとともに前記デジタル画像情報から画像を生成して画像表示装置に表示する、電池により駆動されるデジタルカメラであって、
前記電池の残容量を検知する残容量検知手段と、
前記残容量検知手段により検知される電池の残容量があらかじめ設定された基準値を下回ったことが検知された場合に、第1の動画ファイルを閉じて第2の動画ファイルを開く動画ファイル制御手段とを備え、
前記動画ファイル制御手段は第2の動画ファイルの動画像のフレームレート、サイズおよび圧縮率のうち2つ以上を第1の動画の撮影パラメータに対し前記電池の残容量に応じて段階的に可変するデジタルカメラ。 - 前記動画ファイル制御手段は、前記残容量検知手段により検知される電池の残容量が漸減する複数の基準値を順次下回る度に、それぞれの基準値に対応付けられた段階のフレームレート、サイズおよび圧縮率のうち2つ以上より1段下の段階のフレームレート、サイズおよび圧縮率の画像を生成する請求項54記載のデジタルカメラ。
- 前記電池の残容量に応じて前記記録媒体に記録する動画像のフレームレート、サイズおよび圧縮率のうち2つ以上を可変する手段を備える請求項54または55記載のデジタルカメラ。
- 撮影された動画像をデジタル画像情報に変換して記録媒体に記録するとともに、前記デジタル画像情報から画像を生成して画像表示装置に表示する、電池で駆動されるデジタルカメラの制御方法であって、
前記電池の残容量を検知するステップと、
第1の動画ファイルを閉じ、第1の動画の撮影パラメータに対し前記電池の残容量に応じて動画像のフレームレート、サイズおよび圧縮率のうち2つ以上を段階的に可変して第2のファイルを開くステップと、を含むデジタルカメラの制御方法。 - 前記フレームレート、サイズおよび圧縮率のうち2つ以上を可変するステップは、前記電池の残容量が、漸減する複数の基準値を順次下回ったことが検出される度に、それぞれの基準値に対応付けられた段階のフレームレート、サイズおよび圧縮率より1段下の段階のフレームレート、サイズおよび圧縮率の画像を生成する請求項57記載のデジタルカメラの制御方法。
- 前記電池の残容量に応じて記録媒体に記録する動画像のフレームレート、サイズおよび圧縮率のうち2つ以上を可変する請求項57または58記載のデジタルカメラの制御方法。
- 撮影された動画像をデジタル画像情報に変換して記録媒体に記録するとともに前記デジタル画像情報から画像を生成して画像表示装置に表示する、電池により駆動されるデジタルカメラの制御プログラムであって、制御プログラムを実行するコンピュータを、前記電池の残容量に応じて前記動画像のフレームレート、サイズおよび圧縮率のうち2つ以上を可変する手段として機能させるデジタルカメラの制御プログラム。
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Cited By (2)
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WO2009041716A1 (ja) * | 2007-09-28 | 2009-04-02 | Fujitsu Ten Limited | ドライブレコーダ |
CN111372004A (zh) * | 2019-04-25 | 2020-07-03 | 深圳市泰衡诺科技有限公司 | 相机控制方法、移动终端及计算机可读存储介质 |
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2003
- 2003-05-28 JP JP2003151276A patent/JP2004236280A/ja active Pending
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