JP2004235979A - 音入出力装置および音入出力方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】ヘッドセットなどの音声入出力装置において、発声音を明瞭に認識し、正確な音声入力を行う。
【解決手段】カットモードの選択状態で、音声入力部35により音声が入力されると、入力音声の音量の基準値と、該音声入力部35により入力した音声の音量の値とを比較し、音声入力部35により入力した音声の音量の値が基準値を上回っているか否かを判別する。入力した音声の音量の値が基準値を上回っていると判別された場合には、音量調節部36aにより再生音の音量を、音量調節ボタンにより設定された音量に関係なくゼロに設定する。そして、音声の入力が終了した場合には、再生音の音量を元の音量に設定する。これにより発声動作への悪影響を防止する。
【選択図】 図3
【解決手段】カットモードの選択状態で、音声入力部35により音声が入力されると、入力音声の音量の基準値と、該音声入力部35により入力した音声の音量の値とを比較し、音声入力部35により入力した音声の音量の値が基準値を上回っているか否かを判別する。入力した音声の音量の値が基準値を上回っていると判別された場合には、音量調節部36aにより再生音の音量を、音量調節ボタンにより設定された音量に関係なくゼロに設定する。そして、音声の入力が終了した場合には、再生音の音量を元の音量に設定する。これにより発声動作への悪影響を防止する。
【選択図】 図3
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば、音楽再生や音声入力を行うための音入出力装置および音入出力方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のヘッドフォンには、スピーカにより再生される音を聴取しながら、聴取者が発する音声を入力するマイクロフォン(以下、マイクと称する)を備えたマイク付きヘッドフォン(以下、ヘッドセットと称する)が存在する(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】
特開2002−112383号公報(第5頁、第3図)
図10は、従来のヘッドセット41、このヘッドセット41に接続されるパーソナルコンピュータ42およびコンパクトディスクプレーヤ43を示す図である。
図10に示すように、ヘッドセット41は、右ヘッドフォン41a、左ヘッドフォン41bおよびマイク41cを備える。ヘッドセット41には、パーソナルコンピュータ42およびコンパクトディスクプレーヤ(以下、CDプレーヤと称する)43をそれぞれ接続する。CDプレーヤ43は、図示しないCDを入れて使用する。CDプレーヤ43は、ヘッドセット41により再生させる音の音源である。パーソナルコンピュータ42は、ヘッドセット41のマイク41cにより入力した音声を記録するために用いる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記の手法では次のような問題があった。ヘッドセット41を頭部に装着した状態で右ヘッドフォン41aおよび左ヘッドフォン41bにより再生音を聴取しながら、マイク41cで音声入力を行う場合、右ヘッドフォン41aおよび左ヘッドフォン41bの再生音の音質や音量は、マイク41cを用いて音声入力を行っているか否かによらず変化しない。このような状況では、再生音が例えば高周波成分を多く含む音であるような場合に、マイク41cによる発話時には右ヘッドフォン41aおよび左ヘッドフォン41bによる再生音が一種の騒音としてユーザに作用する。すると、ユーザは自己の発声動作が正常になされているか否かを明瞭に認識できなくなる場合がある。この結果、ユーザによる発声レベルが大きくなる、発話速度が増す、または発話ピッチが上昇するなどの悪影響が生ずる。また、ヘッドセット41が、マイク41cにより入力した音声を、例えば再生および停止などを実行するための制御用コマンドとして認識する音声コマンド認識機能を有したヘッドセットである場合には、上記説明した悪影響により音声コマンドの認識が正常に行われなくなり、所望の動作が実行されない、あるいは誤動作の原因となる問題があった。
【0005】
本発明は、上記の問題を解決するためになされたものであり、発声音を明瞭に認識し、正確な音声入力を行うことが可能になる音入出力装置および音入出力方法を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するため、本発明の請求項1に係る音入出力装置は、再生用の音を取得する再生音取得手段と、この再生音取得手段により取得された音を再生する音再生手段と、音声を入力する音声入力手段と、この音声入力手段により音声が入力された際、前記音再生手段により再生される音の特性を調節する再生音調節手段とを備えたことを特徴とする。
【0007】
このような構成とすれば、再生音取得手段により再生用の音を取得した後に、音再生手段により再生される音の特性を調節することで、音声入力手段に入力する発声音を明瞭に認識させることができる。
【0008】
また、本発明の請求項2に係る音入出力装置は、請求項1に記載の音入出力装置であって、前記再生音調節手段は、スイッチ手段を備え、このスイッチ手段が操作された場合に前記音の特性を調節することを特徴とする。
【0009】
このような構成とすれば、スイッチ手段を押下した場合に音再生手段により再生される音の特性を調節することで、音声入力手段に入力する発声音を、必要時には明瞭に認識させることができる。
【0010】
また、本発明の請求項3に係る音入出力装置は、請求項1に記載の音入出力装置であって、前記音声入力手段による音声の入力を検出する検出手段を備え、前記再生音調節手段は、前記検出手段により音声の入力を検出した場合に、前記音再生手段により再生される音の特性を調節することを特徴とする。
【0011】
このような構成とすれば、検出手段により音声の入力を検出した場合に、音再生手段により再生される音の特性を調節することで、音声入力手段に入力する発声音を、該音声入力時においても明瞭に認識させることができる。
【0012】
また、本発明の請求項4に係る音入出力装置は、請求項3に記載の音入出力装置であって、さらに、音声の音量の基準値を記憶する基準値記憶手段と、前記音声入力手段により入力した音声の音量が前記基準値記憶手段に記憶される基準値と比較して大きいか否かを判別する判別手段とを備え、前記検出手段は、前記判別手段において、前記音声入力手段により入力された音声の音量が前記基準値と比較して大きいと判別された場合に前記音声の入力を検出することを特徴とする。
【0013】
このような構成とすれば、音声入力手段により入力された音声の音量が基準値と比較して大きいと判別された場合に音再生手段により再生される音の特性を調節するので、音声入力手段に入力する発声音を、一定以上の音量の音声入力時においても明瞭に認識させることができる。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下本発明をマイクロフォン付きのヘッドフォン(以下、ヘッドセットと称する)に適用した場合の実施形態について図面を参照して説明する。
図1は、本発明の実施形態に係わるヘッドセット1およびパーソナルコンピュータ2の外観図である。
図1に示したように、本実施形態のヘッドセット1には、右ヘッドフォン1a、左ヘッドフォン1bおよびマイクロフォン(以下、マイクと称する)1cが設けられる。マイク1cは、例えば半円リング状のアームを介在して左ヘッドフォン1bに取り付けられる。
【0015】
ヘッドセット1は、音のデータ(以下、サウンドデータと称する)をパーソナルコンピュータ2より取得して、これを右ヘッドフォン1aおよび左ヘッドフォン1bにより再生する。また、ヘッドセット1は、ユーザが発した音声をマイク1cにより入力して、別途図示しない通信機器を介在して相手方と通話する機能を設けている。また、ヘッドセット1は、上記示した通話機能とは別に音声コマンド認識機能を搭載している。この音声コマンド認識機能は、ユーザが発した音声をマイク1cによりヘッドセット1の制御用コマンドとして認識して、この認識した制御用コマンドにしたがってヘッドセット1を制御する。制御用コマンドとは、例えば再生、停止、早送り、巻き戻し、曲選択、音量調節などの実行を指示するコマンドである。つまり、ユーザが「再生」と発声すると、この発声音をヘッドセット1が再生を指示する制御用コマンドとして認識して、再生を実行する。
【0016】
加えて、ヘッドセット1は、マイク1cによる音声入力がなされた場合、またはマイク1cにより音声を入力する際に、後述するトリガスイッチを押下することで、右ヘッドフォン1aおよび左ヘッドフォン1bによる再生音の特性を調節する(以下、再生音調節処理と称する)機能を有する。再生音の特性とは、例えば、再生音の音量および周波数特性である。再生音の特性を調節することで、ユーザに対して、自己の発声音を明瞭に認識させてマイク1cによる正確な音声入力ができるようにする。
【0017】
パーソナルコンピュータ2には、図示しないハードディスクドライブ(HDD)が備えられる。HDDには、ソフトウェアとは別に、例えば音楽などのサウンドデータが記憶される。パーソナルコンピュータ2は、内蔵の通信モジュールにより、HDDに記憶されるサウンドデータを無線通信によりヘッドセット1に送信する。
ヘッドセット1は、パーソナルコンピュータ2により送信されたサウンドデータを受信する。ヘッドセット1は、受信したサウンドデータを右ヘッドフォン1aおよび左ヘッドフォン1bにより再生する。
【0018】
図2は、図1に示したヘッドセット1の右ヘッドフォン1aの外観構成を示す図である。
図2に示すように、右ヘッドフォン1aには、スピーカ1d、再生ボタン1e、停止ボタン1fおよび音量調節ボタン1g,1hが設けられる。スピーカ1dは左ヘッドフォン1bにも設けられる。左ヘッドフォン1bに設けられるスピーカ1dについては図示しない。音量調節ボタン1gを押下するとスピーカ1dにより再生する音の音量が増大し、音量調節ボタン1hを押下するとスピーカ1dにより再生する音の音量が減少する。右ヘッドフォン1aには、その他の操作、例えば、早送り、巻き戻し、曲選択などの操作を実行するためのボタンが設けられる。これらのボタンについては図示しない。再生ボタン1e、停止ボタン1f、音量調節ボタン1g,1hおよびその他の操作ボタンを設ける場所は特に限定されるものではなく、例えば、左ヘッドフォン1bに設けてもよい。
【0019】
なお、サウンドデータをヘッドセット1に送信するためにパーソナルコンピュータ2に内蔵される通信モジュールは、無線通信用の通信モジュールに限らず、通信ケーブルを介在した有線通信用の通信モジュールを用いても差し支えない。また、右ヘッドフォン1aおよび左ヘッドフォン1bにより再生するためのサウンドデータは、有線または無線通信によりパーソナルコンピュータ2より取得するのではなく、ヘッドセット1に、図示しない音楽蓄積メディアを内蔵し、この音楽蓄積メディアにサウンドデータを記憶させて再生する形態としてもよい。
【0020】
図3は、図1に示したヘッドセット1の内部の回路構成を示す図である。
図3では、ヘッドセット1の内部の回路において、本発明の実施形態に関連する部分のみについて図示する。図3に示すように、ヘッドセット1の内部には、各種制御を司る制御部31を設ける。制御部31の内部には、各種処理用の制御プログラムを記憶するレジスタ31aが設けられる。制御部31には、パーソナルコンピュータ2とサウンドデータの送受信をする通信モジュール32、トリガスイッチ33、モード選択スイッチ34、音声入力部35、再生音調節部36および記憶部37が接続される。ヘッドセット1は、パーソナルコンピュータ2から受信したサウンドデータを記憶部37に格納し、この格納したサウンドデータを音声出力部38により再生する。
【0021】
音声入力部35は、図1に示したマイク1cおよびA/D変換アンプ回路35aなどにより構成される。A/D変換アンプ回路35aはマイク1cにより入力した音声をデジタル化する。再生音調節部36には音声出力部38が接続される。音声出力部38は、図1に示した右ヘッドフォン1aおよび左ヘッドフォン1bに設けられるスピーカ1d、およびサウンドデータをアナログ化するD/A変換アンプ回路38aなどにより構成される。
【0022】
制御部31は、音声入力部35により音声の入力がなされたことを検出する機能を備えている。音声の入力の検出は、例えば、入力した音声の音量と所定の基準値とを比較して、入力音声の音量が基準値より大きいと判別することにより実現される。
【0023】
再生音調節部36には、音量調節部36aおよび周波数特性調節部36bが設けられる。この再生音調節部36は、トリガスイッチ33の押下、または音声入力部35による音声入力にしたがって、音声出力部38により再生する音の特性を調節する。具体的には、再生音調節部36は、音声出力部38により再生する音の音量を音量調節部36aにより調節し、また、音声出力部38により再生する音の周波数特性を周波数特性調節部36bにより調節する。
【0024】
モード選択スイッチ34は、後述するカットモードまたはダウンモードのうちいずれかを選択する。また、カットモードまたはダウンモードの選択とは独立して、後述するスイッチ/マイクモードまたはスイッチモードのうちいずれかを選択する。
スイッチ/マイクモードとは、トリガスイッチ33を押下した場合または所定音量以上の音声が音声入力部35により入力されたことが検出された場合に、再生音の特性を調節するモードである。スイッチモードとは、トリガスイッチ33を押下した場合のみに再生音の特性を調節するモードである。
【0025】
また、カットモードとは、スイッチモードの選択状態でトリガスイッチ33を押下した場合またはスイッチ/マイクモードの選択状態でトリガスイッチ33を押下した場合もしくは所定音量以上の音声が音声入力部35により入力されたことが検出された場合に、再生音の音量をゼロに設定するモードである。ダウンモードとは、スイッチモードの選択状態でトリガスイッチ33を押下した場合またはスイッチ/マイクモードの選択状態でトリガスイッチ33を押下した場合もしくは所定音量以上の音声が音声入力部35により入力されたことが検出された場合に、再生音の音量を所定の音量に設定し、当該再生音の周波数特性を調節するモードである。周波数特性の調節は、例えば周波数特性調節部36bにフィルタ(ろ波器)を設けることで実現される。
【0026】
スイッチ/マイクモードにおける、所定音量以上の音声の入力の検出に係る処理は、例えば、次のような方法で実現される。まず、制御部31のレジスタ31aに、音声の音量の基準値情報を記憶させ、この基準値と音声入力部35により入力された音声の音量の値とを比較する。そして、音声入力部35により入力した音声の音量(以下、入力音量と称する)の値が基準値を上回ったか否かを判別する判別用のプログラムをレジスタ31aに記憶し、この判別用のプログラムを読み出して実行して、入力音量の値が基準値を上回った場合に再生音調節部36に対して再生音の調節を指示する。
【0027】
次に、本実施形態のヘッドセット1による再生音調節処理について説明する。再生音調節処理は、再生音調節処理用の制御プログラムを、例えば制御部31のレジスタ31aに記憶し、これを読み出して実行することで実現される。
【0028】
図4は、図1に示したヘッドセット1が実行する再生音調節処理の内容を示すフローチャートである。
ユーザは、先立ってモード選択スイッチ34によりスイッチ/マイクモードまたはスイッチモードのうちいずれかを選択する。スイッチ/マイクモードは、例えば、ユーザが音声入力部35により通話用または制御用コマンドの音声を入力すると同時に再生音の特性を調節する場合に選択するのが望ましい。スイッチモードは、例えば、周囲の騒音または雑音が大きく、音声入力部35による音声入力とは無関係に再生音の特性を調節する場合に選択するのが望ましい。
【0029】
ここで、ヘッドセット1は、パーソナルコンピュータ2により送信されたサウンドデータを無線モジュール32により受信し、このサウンドデータに基づいて、音を音声出力部38により再生していると仮定する。また、トリガスイッチ33はOFF状態に設定されていると仮定する。次に、モード選択スイッチ34を押下して、カットモードを選択する(ステップS3のYES)。
【0030】
ここで、図4に示したステップS4のトリガ判別処理について説明する。
図5は、再生音調節処理で実行するトリガ判別処理の内容を示すフローチャートである。
トリガ判別処理とは、スイッチモードにおいてトリガスイッチ33が押下されたか否か、またはスイッチ/マイクモードにおいてトリガスイッチ33が押下されたか、もしくは所定音量以上の音声が音声入力部35により入力されたか否かを判別してトリガ駆動制御信号を出力する処理である。図5に示したS46の処理は、図4に示したステップS4において「YES」と判別する処理と同じである。
【0031】
まず、トリガスイッチ33が押下されてON状態に設定された場合(トリガON状態と称する)には、制御部31は、スイッチモードまたはスイッチ/マイクモードのいずれに設定された場合でも再生音調節部36に駆動制御信号を出力する(ステップS41→S46)。駆動制御信号は、再生音調節部36による再生音の調節を制御部31に指示する信号である。
【0032】
トリガスイッチ33が押下されない場合に、現在のモードがスイッチモードに設定されている場合には、ステップS41からの処理に戻る。一方、現在のモードがスイッチ/マイクモードに設定されている場合には、音声入力部35により音声を入力する(ステップS42→S43)。
【0033】
ここで、制御部31は、あらかじめレジスタ31aに記憶される音声の音量の基準値と、音声入力部35による入力した音声の音量の値とを比較して(ステップS44)、入力音量の値が基準値を上回っているか否かを判別する(ステップS45)。これにより入力音量の値が基準値を上回っていると判別された場合(トリガON状態と称する)には(ステップS45のYES)、制御部31は、再生音調節部36に駆動制御信号を出力する(ステップS46)。以上でトリガ判別処理が終了する。
【0034】
再生音調節部36は、駆動制御信号を入力すると、音量調節部36aにより再生音の音量をゼロに設定する(ステップS5)。ステップS5に係る処理は、音量調節ボタン1g,1hにより設定された音量に関係なく実行される。これにより音声出力部38により音声が再生されなくなる。
【0035】
そして、スイッチ/マイクモードにおいては、ユーザによる通話または制御用コマンドに係る音声の入力が終了した場合、つまり音声入力部35により基準値以上の音量の音声の入力が終了して一定時間が経過した場合もしくはON状態に設定されたトリガスイッチ33が再押下されてOFF状態に設定された場合、またはスイッチモードにおいては、ON状態に設定されたトリガスイッチ33が再押下されてOFF状態に設定された場合には、制御部31は、音量調節部36aにより、再生音の音量を元の音量に設定する(ステップS6→S7)。元の音量とは、音量調節ボタン1g,1hにより設定された音量である。既に説明した判別用のプログラムは、音声の入力が終了して一定時間が経過したか否かを判別する機能を備えている。
【0036】
図6は、再生音調節処理のカットモードを実行した場合の時間−音量を示すグラフである。
図6に示すように、音声入力部35により所定音量以上の音声が入力されていない場合および、所定音量以上の音声の入力が終了して一定時間が経過した場合またはトリガスイッチ33がOFF状態に設定されている場合(トリガOFF状態と称する)には、再生音の音量は、音量調節ボタン1g,1hにより設定した音量(音量Vと称する)である。一方、トリガON状態と判別された場合には、音量がゼロに設定される。
【0037】
このようにカットモードを実行することで、音声出力部38により再生される音の音量がゼロになるので、音声出力部38による再生音を気にすることなく、音声入力部35による音声入力を正しく行うことができるようになる。
【0038】
次に、ダウンモードを選択した場合の処理について図4を参照しながら説明する。
まず、モード選択スイッチ34を押下して、ダウンモードを選択する(ステップS3→S8)。次に、ステップS4と同様の処理を行い、スイッチ/マイクモードにおいては、トリガスイッチ33が押下されてON状態に設定された場合もしくは入力音量の値が基準値を上回っていると判別された場合、またはスイッチモードにおいては、トリガスイッチ33が押下されてON状態に設定された場合には、制御部31は、再生音調節部36に駆動制御信号を出力する(ステップS9のYES)。ステップS9により「YES」と判断する処理は、既に説明したステップS46の処理と同様である。
【0039】
再生音調節部36は、駆動制御信号を入力すると、音量調節部36aにより再生音の音量を所定の音量に設定し、再生音の所定の周波数帯域に係る成分を減衰させる(ステップS10)。ステップS10に係る処理は、音量調節ボタン1g,1hにより設定された音量に関係なく実行される。所定の音量とは、ユーザが音声入力部35により音声入力を行う場合に発声音を明瞭に認識するのに支障をきたさない音量である。
【0040】
所定の周波数帯域とは、再生音における音韻情報が含まれる周波数帯域(以下、音韻周波数帯域と称する)である。音韻周波数帯域の成分を減衰させることで、ユーザは、再生音の音韻情報を認識することができなくなる。音韻周波数帯域は、例えば250〜4000[Hz]である。本実施形態では、周波数特性調節部36bに、低域通過フィルタ(Low Pass Filter:LPFと称する)を設けている。このLPFにより、音韻周波数帯域の下限周波数であるF[Hz]未満の周波数帯域の成分を通過させ、F[Hz]以上の周波数帯域の成分を減衰させる。
【0041】
ここで、既に説明した音韻周波数帯域の全範囲の成分を減衰させるには、周波数特性調節部36bに、音韻周波数帯域の成分を減衰させる帯域阻止フィルタ(Band Elimination Filter:BEFと称する)を設ければよい。
【0042】
また、可聴周波数帯域の成分を減衰させるには、周波数特性調節部36bに、可聴周波数帯域の成分を減衰させるBEFを設ければよい。可聴周波数帯域は、例えば20〜20000[Hz]である。
【0043】
そして、トリガOFF状態に移行したと判別された場合(ステップS11のYES)、制御部31は、音量調節部36aにより、再生音の音量を元の音量に設定する。また、制御部31は、全周波数帯域の成分の強度比を、ステップS10による処理を実行する以前の状態に戻す(ステップS12)。
【0044】
図7は、再生音調節処理のダウンモードを実行した場合の時間−音量を示すグラフである。
図7に示すように、トリガOFF状態と判別された場合には、再生音の音量は、音量調節ボタン1g,1hにより設定した音量(音量V)である。一方、トリガON状態と判別された場合には、音量は所定の音量(音量A)に設定される。
【0045】
図8は、再生音調節処理のダウンモードにおいて、トリガOFF状態と判別された場合の周波数−強度比を示すグラフである。
図9は、再生音調節処理のダウンモードにおいて、トリガON状態と判別された場合の周波数−強度比を示すグラフである。
図8および図9に示すように、ダウンモードを実行すると、再生音においてF[Hz]以上の周波数成分が減衰する。ただし、カットモードとは異なり、音声出力部38により再生される音はゼロではなく音量Aに設定されるので、音声出力部38による再生音を聴取するとともに、発声音を明瞭に認識した上で音声入力部35による音声入力を行うことができる。
【0046】
なお、本実施形態において、ダウンモードを実行した場合には、音量調節部36aにより音量を調節し、周波数特性調節部36bにより周波数特性を調節する構成としたが、これに限らず、例えば音量調節部36aまたは周波数特性調節部36bのいずれか一方のみを用いて、再生音の特性を調節する構成としても良い。
【0047】
このように、本実施形態によれば、トリガスイッチ33の押下または、音声入力部35による音声入力に連動して、再生音の音量または周波数特性を調節することになるので、ユーザは、再生音を気にとめることなく、正確な音声入力を行うことができるようになる。
【0048】
本発明は前記実施形態に限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で種々に変形することが可能である。更に、前記実施形態には、種々の段階の発明が含まれており、開示される複数の構成要件における適宣な組み合わせにより種々の発明が抽出され得る。例えば、前記実施形態で示される全構成要件から幾つかの構成要件が削除されても、「発明が解決しようとする課題」で述べた課題が解決でき、「発明の効果」の欄で述べられている効果が得られる場合には、この構成要件が削除された構成が発明として抽出されうる。
【0049】
【発明の効果】
以上のように、本発明によれば、スイッチの押下または音声入力の検出にしたがって再生音の音量または周波数特性を調節するので、ユーザは、自己の発声音を明瞭に認識して正確な音声入力を行うことができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係わるヘッドセット1およびパーソナルコンピュータ2の外観図。
【図2】図1に示したヘッドセット1の右ヘッドフォン1aの外観構成を示す図。
【図3】図1に示したヘッドセット1の内部の回路構成を示す図。
【図4】図1に示したヘッドセット1が実行する再生音調節処理の内容を示すフローチャート。
【図5】図5は、再生音調節処理で実行するトリガ判別処理の内容を示すフローチャート。
【図6】再生音調節処理のカットモードを実行した場合の時間−音量を示すのグラフ。
【図7】再生音調節処理のダウンモードを実行した場合の時間−音量を示すグラフ。
【図8】再生音調節処理のダウンモードにおいて、トリガOFF状態と判別された場合の周波数−強度比を示すグラフ。
【図9】再生音調節処理のダウンモードにおいて、トリガON状態と判別された場合の周波数−強度比を示すグラフ。
【図10】従来のヘッドセット41、このヘッドセット41に接続されるパーソナルコンピュータ42およびコンパクトディスクプレーヤ43を示す図。
【符号の説明】
1・・・ヘッドセット1、2・・・パーソナルコンピュータ、1a・・・右ヘッドフォン、1b・・・左ヘッドフォン、1c・・・マイク、1d・・・スピーカ、1e・・・再生ボタン、1f・・・停止ボタン、1g,1h・・・音量調節ボタン、31・・・制御部、31a・・・レジスタ、32・・・通信モジュール、33・・・トリガスイッチ、34・・・モード選択スイッチ、35・・・音声入力部、35a・・・A/D変換アンプ回路、36・・・再生音調節部、36a・・・音量調節部、36b・・・周波数特性調節部、37・・・記憶部、38・・・音声出力部、38a・・・D/A変換アンプ回路、41・・・ヘッドセット、41a・・・右ヘッドフォン、41b・・・左ヘッドフォン、41c・・・マイク、42・・・パーソナルコンピュータ、43・・・コンパクトディスクプレーヤ。
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば、音楽再生や音声入力を行うための音入出力装置および音入出力方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のヘッドフォンには、スピーカにより再生される音を聴取しながら、聴取者が発する音声を入力するマイクロフォン(以下、マイクと称する)を備えたマイク付きヘッドフォン(以下、ヘッドセットと称する)が存在する(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】
特開2002−112383号公報(第5頁、第3図)
図10は、従来のヘッドセット41、このヘッドセット41に接続されるパーソナルコンピュータ42およびコンパクトディスクプレーヤ43を示す図である。
図10に示すように、ヘッドセット41は、右ヘッドフォン41a、左ヘッドフォン41bおよびマイク41cを備える。ヘッドセット41には、パーソナルコンピュータ42およびコンパクトディスクプレーヤ(以下、CDプレーヤと称する)43をそれぞれ接続する。CDプレーヤ43は、図示しないCDを入れて使用する。CDプレーヤ43は、ヘッドセット41により再生させる音の音源である。パーソナルコンピュータ42は、ヘッドセット41のマイク41cにより入力した音声を記録するために用いる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記の手法では次のような問題があった。ヘッドセット41を頭部に装着した状態で右ヘッドフォン41aおよび左ヘッドフォン41bにより再生音を聴取しながら、マイク41cで音声入力を行う場合、右ヘッドフォン41aおよび左ヘッドフォン41bの再生音の音質や音量は、マイク41cを用いて音声入力を行っているか否かによらず変化しない。このような状況では、再生音が例えば高周波成分を多く含む音であるような場合に、マイク41cによる発話時には右ヘッドフォン41aおよび左ヘッドフォン41bによる再生音が一種の騒音としてユーザに作用する。すると、ユーザは自己の発声動作が正常になされているか否かを明瞭に認識できなくなる場合がある。この結果、ユーザによる発声レベルが大きくなる、発話速度が増す、または発話ピッチが上昇するなどの悪影響が生ずる。また、ヘッドセット41が、マイク41cにより入力した音声を、例えば再生および停止などを実行するための制御用コマンドとして認識する音声コマンド認識機能を有したヘッドセットである場合には、上記説明した悪影響により音声コマンドの認識が正常に行われなくなり、所望の動作が実行されない、あるいは誤動作の原因となる問題があった。
【0005】
本発明は、上記の問題を解決するためになされたものであり、発声音を明瞭に認識し、正確な音声入力を行うことが可能になる音入出力装置および音入出力方法を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するため、本発明の請求項1に係る音入出力装置は、再生用の音を取得する再生音取得手段と、この再生音取得手段により取得された音を再生する音再生手段と、音声を入力する音声入力手段と、この音声入力手段により音声が入力された際、前記音再生手段により再生される音の特性を調節する再生音調節手段とを備えたことを特徴とする。
【0007】
このような構成とすれば、再生音取得手段により再生用の音を取得した後に、音再生手段により再生される音の特性を調節することで、音声入力手段に入力する発声音を明瞭に認識させることができる。
【0008】
また、本発明の請求項2に係る音入出力装置は、請求項1に記載の音入出力装置であって、前記再生音調節手段は、スイッチ手段を備え、このスイッチ手段が操作された場合に前記音の特性を調節することを特徴とする。
【0009】
このような構成とすれば、スイッチ手段を押下した場合に音再生手段により再生される音の特性を調節することで、音声入力手段に入力する発声音を、必要時には明瞭に認識させることができる。
【0010】
また、本発明の請求項3に係る音入出力装置は、請求項1に記載の音入出力装置であって、前記音声入力手段による音声の入力を検出する検出手段を備え、前記再生音調節手段は、前記検出手段により音声の入力を検出した場合に、前記音再生手段により再生される音の特性を調節することを特徴とする。
【0011】
このような構成とすれば、検出手段により音声の入力を検出した場合に、音再生手段により再生される音の特性を調節することで、音声入力手段に入力する発声音を、該音声入力時においても明瞭に認識させることができる。
【0012】
また、本発明の請求項4に係る音入出力装置は、請求項3に記載の音入出力装置であって、さらに、音声の音量の基準値を記憶する基準値記憶手段と、前記音声入力手段により入力した音声の音量が前記基準値記憶手段に記憶される基準値と比較して大きいか否かを判別する判別手段とを備え、前記検出手段は、前記判別手段において、前記音声入力手段により入力された音声の音量が前記基準値と比較して大きいと判別された場合に前記音声の入力を検出することを特徴とする。
【0013】
このような構成とすれば、音声入力手段により入力された音声の音量が基準値と比較して大きいと判別された場合に音再生手段により再生される音の特性を調節するので、音声入力手段に入力する発声音を、一定以上の音量の音声入力時においても明瞭に認識させることができる。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下本発明をマイクロフォン付きのヘッドフォン(以下、ヘッドセットと称する)に適用した場合の実施形態について図面を参照して説明する。
図1は、本発明の実施形態に係わるヘッドセット1およびパーソナルコンピュータ2の外観図である。
図1に示したように、本実施形態のヘッドセット1には、右ヘッドフォン1a、左ヘッドフォン1bおよびマイクロフォン(以下、マイクと称する)1cが設けられる。マイク1cは、例えば半円リング状のアームを介在して左ヘッドフォン1bに取り付けられる。
【0015】
ヘッドセット1は、音のデータ(以下、サウンドデータと称する)をパーソナルコンピュータ2より取得して、これを右ヘッドフォン1aおよび左ヘッドフォン1bにより再生する。また、ヘッドセット1は、ユーザが発した音声をマイク1cにより入力して、別途図示しない通信機器を介在して相手方と通話する機能を設けている。また、ヘッドセット1は、上記示した通話機能とは別に音声コマンド認識機能を搭載している。この音声コマンド認識機能は、ユーザが発した音声をマイク1cによりヘッドセット1の制御用コマンドとして認識して、この認識した制御用コマンドにしたがってヘッドセット1を制御する。制御用コマンドとは、例えば再生、停止、早送り、巻き戻し、曲選択、音量調節などの実行を指示するコマンドである。つまり、ユーザが「再生」と発声すると、この発声音をヘッドセット1が再生を指示する制御用コマンドとして認識して、再生を実行する。
【0016】
加えて、ヘッドセット1は、マイク1cによる音声入力がなされた場合、またはマイク1cにより音声を入力する際に、後述するトリガスイッチを押下することで、右ヘッドフォン1aおよび左ヘッドフォン1bによる再生音の特性を調節する(以下、再生音調節処理と称する)機能を有する。再生音の特性とは、例えば、再生音の音量および周波数特性である。再生音の特性を調節することで、ユーザに対して、自己の発声音を明瞭に認識させてマイク1cによる正確な音声入力ができるようにする。
【0017】
パーソナルコンピュータ2には、図示しないハードディスクドライブ(HDD)が備えられる。HDDには、ソフトウェアとは別に、例えば音楽などのサウンドデータが記憶される。パーソナルコンピュータ2は、内蔵の通信モジュールにより、HDDに記憶されるサウンドデータを無線通信によりヘッドセット1に送信する。
ヘッドセット1は、パーソナルコンピュータ2により送信されたサウンドデータを受信する。ヘッドセット1は、受信したサウンドデータを右ヘッドフォン1aおよび左ヘッドフォン1bにより再生する。
【0018】
図2は、図1に示したヘッドセット1の右ヘッドフォン1aの外観構成を示す図である。
図2に示すように、右ヘッドフォン1aには、スピーカ1d、再生ボタン1e、停止ボタン1fおよび音量調節ボタン1g,1hが設けられる。スピーカ1dは左ヘッドフォン1bにも設けられる。左ヘッドフォン1bに設けられるスピーカ1dについては図示しない。音量調節ボタン1gを押下するとスピーカ1dにより再生する音の音量が増大し、音量調節ボタン1hを押下するとスピーカ1dにより再生する音の音量が減少する。右ヘッドフォン1aには、その他の操作、例えば、早送り、巻き戻し、曲選択などの操作を実行するためのボタンが設けられる。これらのボタンについては図示しない。再生ボタン1e、停止ボタン1f、音量調節ボタン1g,1hおよびその他の操作ボタンを設ける場所は特に限定されるものではなく、例えば、左ヘッドフォン1bに設けてもよい。
【0019】
なお、サウンドデータをヘッドセット1に送信するためにパーソナルコンピュータ2に内蔵される通信モジュールは、無線通信用の通信モジュールに限らず、通信ケーブルを介在した有線通信用の通信モジュールを用いても差し支えない。また、右ヘッドフォン1aおよび左ヘッドフォン1bにより再生するためのサウンドデータは、有線または無線通信によりパーソナルコンピュータ2より取得するのではなく、ヘッドセット1に、図示しない音楽蓄積メディアを内蔵し、この音楽蓄積メディアにサウンドデータを記憶させて再生する形態としてもよい。
【0020】
図3は、図1に示したヘッドセット1の内部の回路構成を示す図である。
図3では、ヘッドセット1の内部の回路において、本発明の実施形態に関連する部分のみについて図示する。図3に示すように、ヘッドセット1の内部には、各種制御を司る制御部31を設ける。制御部31の内部には、各種処理用の制御プログラムを記憶するレジスタ31aが設けられる。制御部31には、パーソナルコンピュータ2とサウンドデータの送受信をする通信モジュール32、トリガスイッチ33、モード選択スイッチ34、音声入力部35、再生音調節部36および記憶部37が接続される。ヘッドセット1は、パーソナルコンピュータ2から受信したサウンドデータを記憶部37に格納し、この格納したサウンドデータを音声出力部38により再生する。
【0021】
音声入力部35は、図1に示したマイク1cおよびA/D変換アンプ回路35aなどにより構成される。A/D変換アンプ回路35aはマイク1cにより入力した音声をデジタル化する。再生音調節部36には音声出力部38が接続される。音声出力部38は、図1に示した右ヘッドフォン1aおよび左ヘッドフォン1bに設けられるスピーカ1d、およびサウンドデータをアナログ化するD/A変換アンプ回路38aなどにより構成される。
【0022】
制御部31は、音声入力部35により音声の入力がなされたことを検出する機能を備えている。音声の入力の検出は、例えば、入力した音声の音量と所定の基準値とを比較して、入力音声の音量が基準値より大きいと判別することにより実現される。
【0023】
再生音調節部36には、音量調節部36aおよび周波数特性調節部36bが設けられる。この再生音調節部36は、トリガスイッチ33の押下、または音声入力部35による音声入力にしたがって、音声出力部38により再生する音の特性を調節する。具体的には、再生音調節部36は、音声出力部38により再生する音の音量を音量調節部36aにより調節し、また、音声出力部38により再生する音の周波数特性を周波数特性調節部36bにより調節する。
【0024】
モード選択スイッチ34は、後述するカットモードまたはダウンモードのうちいずれかを選択する。また、カットモードまたはダウンモードの選択とは独立して、後述するスイッチ/マイクモードまたはスイッチモードのうちいずれかを選択する。
スイッチ/マイクモードとは、トリガスイッチ33を押下した場合または所定音量以上の音声が音声入力部35により入力されたことが検出された場合に、再生音の特性を調節するモードである。スイッチモードとは、トリガスイッチ33を押下した場合のみに再生音の特性を調節するモードである。
【0025】
また、カットモードとは、スイッチモードの選択状態でトリガスイッチ33を押下した場合またはスイッチ/マイクモードの選択状態でトリガスイッチ33を押下した場合もしくは所定音量以上の音声が音声入力部35により入力されたことが検出された場合に、再生音の音量をゼロに設定するモードである。ダウンモードとは、スイッチモードの選択状態でトリガスイッチ33を押下した場合またはスイッチ/マイクモードの選択状態でトリガスイッチ33を押下した場合もしくは所定音量以上の音声が音声入力部35により入力されたことが検出された場合に、再生音の音量を所定の音量に設定し、当該再生音の周波数特性を調節するモードである。周波数特性の調節は、例えば周波数特性調節部36bにフィルタ(ろ波器)を設けることで実現される。
【0026】
スイッチ/マイクモードにおける、所定音量以上の音声の入力の検出に係る処理は、例えば、次のような方法で実現される。まず、制御部31のレジスタ31aに、音声の音量の基準値情報を記憶させ、この基準値と音声入力部35により入力された音声の音量の値とを比較する。そして、音声入力部35により入力した音声の音量(以下、入力音量と称する)の値が基準値を上回ったか否かを判別する判別用のプログラムをレジスタ31aに記憶し、この判別用のプログラムを読み出して実行して、入力音量の値が基準値を上回った場合に再生音調節部36に対して再生音の調節を指示する。
【0027】
次に、本実施形態のヘッドセット1による再生音調節処理について説明する。再生音調節処理は、再生音調節処理用の制御プログラムを、例えば制御部31のレジスタ31aに記憶し、これを読み出して実行することで実現される。
【0028】
図4は、図1に示したヘッドセット1が実行する再生音調節処理の内容を示すフローチャートである。
ユーザは、先立ってモード選択スイッチ34によりスイッチ/マイクモードまたはスイッチモードのうちいずれかを選択する。スイッチ/マイクモードは、例えば、ユーザが音声入力部35により通話用または制御用コマンドの音声を入力すると同時に再生音の特性を調節する場合に選択するのが望ましい。スイッチモードは、例えば、周囲の騒音または雑音が大きく、音声入力部35による音声入力とは無関係に再生音の特性を調節する場合に選択するのが望ましい。
【0029】
ここで、ヘッドセット1は、パーソナルコンピュータ2により送信されたサウンドデータを無線モジュール32により受信し、このサウンドデータに基づいて、音を音声出力部38により再生していると仮定する。また、トリガスイッチ33はOFF状態に設定されていると仮定する。次に、モード選択スイッチ34を押下して、カットモードを選択する(ステップS3のYES)。
【0030】
ここで、図4に示したステップS4のトリガ判別処理について説明する。
図5は、再生音調節処理で実行するトリガ判別処理の内容を示すフローチャートである。
トリガ判別処理とは、スイッチモードにおいてトリガスイッチ33が押下されたか否か、またはスイッチ/マイクモードにおいてトリガスイッチ33が押下されたか、もしくは所定音量以上の音声が音声入力部35により入力されたか否かを判別してトリガ駆動制御信号を出力する処理である。図5に示したS46の処理は、図4に示したステップS4において「YES」と判別する処理と同じである。
【0031】
まず、トリガスイッチ33が押下されてON状態に設定された場合(トリガON状態と称する)には、制御部31は、スイッチモードまたはスイッチ/マイクモードのいずれに設定された場合でも再生音調節部36に駆動制御信号を出力する(ステップS41→S46)。駆動制御信号は、再生音調節部36による再生音の調節を制御部31に指示する信号である。
【0032】
トリガスイッチ33が押下されない場合に、現在のモードがスイッチモードに設定されている場合には、ステップS41からの処理に戻る。一方、現在のモードがスイッチ/マイクモードに設定されている場合には、音声入力部35により音声を入力する(ステップS42→S43)。
【0033】
ここで、制御部31は、あらかじめレジスタ31aに記憶される音声の音量の基準値と、音声入力部35による入力した音声の音量の値とを比較して(ステップS44)、入力音量の値が基準値を上回っているか否かを判別する(ステップS45)。これにより入力音量の値が基準値を上回っていると判別された場合(トリガON状態と称する)には(ステップS45のYES)、制御部31は、再生音調節部36に駆動制御信号を出力する(ステップS46)。以上でトリガ判別処理が終了する。
【0034】
再生音調節部36は、駆動制御信号を入力すると、音量調節部36aにより再生音の音量をゼロに設定する(ステップS5)。ステップS5に係る処理は、音量調節ボタン1g,1hにより設定された音量に関係なく実行される。これにより音声出力部38により音声が再生されなくなる。
【0035】
そして、スイッチ/マイクモードにおいては、ユーザによる通話または制御用コマンドに係る音声の入力が終了した場合、つまり音声入力部35により基準値以上の音量の音声の入力が終了して一定時間が経過した場合もしくはON状態に設定されたトリガスイッチ33が再押下されてOFF状態に設定された場合、またはスイッチモードにおいては、ON状態に設定されたトリガスイッチ33が再押下されてOFF状態に設定された場合には、制御部31は、音量調節部36aにより、再生音の音量を元の音量に設定する(ステップS6→S7)。元の音量とは、音量調節ボタン1g,1hにより設定された音量である。既に説明した判別用のプログラムは、音声の入力が終了して一定時間が経過したか否かを判別する機能を備えている。
【0036】
図6は、再生音調節処理のカットモードを実行した場合の時間−音量を示すグラフである。
図6に示すように、音声入力部35により所定音量以上の音声が入力されていない場合および、所定音量以上の音声の入力が終了して一定時間が経過した場合またはトリガスイッチ33がOFF状態に設定されている場合(トリガOFF状態と称する)には、再生音の音量は、音量調節ボタン1g,1hにより設定した音量(音量Vと称する)である。一方、トリガON状態と判別された場合には、音量がゼロに設定される。
【0037】
このようにカットモードを実行することで、音声出力部38により再生される音の音量がゼロになるので、音声出力部38による再生音を気にすることなく、音声入力部35による音声入力を正しく行うことができるようになる。
【0038】
次に、ダウンモードを選択した場合の処理について図4を参照しながら説明する。
まず、モード選択スイッチ34を押下して、ダウンモードを選択する(ステップS3→S8)。次に、ステップS4と同様の処理を行い、スイッチ/マイクモードにおいては、トリガスイッチ33が押下されてON状態に設定された場合もしくは入力音量の値が基準値を上回っていると判別された場合、またはスイッチモードにおいては、トリガスイッチ33が押下されてON状態に設定された場合には、制御部31は、再生音調節部36に駆動制御信号を出力する(ステップS9のYES)。ステップS9により「YES」と判断する処理は、既に説明したステップS46の処理と同様である。
【0039】
再生音調節部36は、駆動制御信号を入力すると、音量調節部36aにより再生音の音量を所定の音量に設定し、再生音の所定の周波数帯域に係る成分を減衰させる(ステップS10)。ステップS10に係る処理は、音量調節ボタン1g,1hにより設定された音量に関係なく実行される。所定の音量とは、ユーザが音声入力部35により音声入力を行う場合に発声音を明瞭に認識するのに支障をきたさない音量である。
【0040】
所定の周波数帯域とは、再生音における音韻情報が含まれる周波数帯域(以下、音韻周波数帯域と称する)である。音韻周波数帯域の成分を減衰させることで、ユーザは、再生音の音韻情報を認識することができなくなる。音韻周波数帯域は、例えば250〜4000[Hz]である。本実施形態では、周波数特性調節部36bに、低域通過フィルタ(Low Pass Filter:LPFと称する)を設けている。このLPFにより、音韻周波数帯域の下限周波数であるF[Hz]未満の周波数帯域の成分を通過させ、F[Hz]以上の周波数帯域の成分を減衰させる。
【0041】
ここで、既に説明した音韻周波数帯域の全範囲の成分を減衰させるには、周波数特性調節部36bに、音韻周波数帯域の成分を減衰させる帯域阻止フィルタ(Band Elimination Filter:BEFと称する)を設ければよい。
【0042】
また、可聴周波数帯域の成分を減衰させるには、周波数特性調節部36bに、可聴周波数帯域の成分を減衰させるBEFを設ければよい。可聴周波数帯域は、例えば20〜20000[Hz]である。
【0043】
そして、トリガOFF状態に移行したと判別された場合(ステップS11のYES)、制御部31は、音量調節部36aにより、再生音の音量を元の音量に設定する。また、制御部31は、全周波数帯域の成分の強度比を、ステップS10による処理を実行する以前の状態に戻す(ステップS12)。
【0044】
図7は、再生音調節処理のダウンモードを実行した場合の時間−音量を示すグラフである。
図7に示すように、トリガOFF状態と判別された場合には、再生音の音量は、音量調節ボタン1g,1hにより設定した音量(音量V)である。一方、トリガON状態と判別された場合には、音量は所定の音量(音量A)に設定される。
【0045】
図8は、再生音調節処理のダウンモードにおいて、トリガOFF状態と判別された場合の周波数−強度比を示すグラフである。
図9は、再生音調節処理のダウンモードにおいて、トリガON状態と判別された場合の周波数−強度比を示すグラフである。
図8および図9に示すように、ダウンモードを実行すると、再生音においてF[Hz]以上の周波数成分が減衰する。ただし、カットモードとは異なり、音声出力部38により再生される音はゼロではなく音量Aに設定されるので、音声出力部38による再生音を聴取するとともに、発声音を明瞭に認識した上で音声入力部35による音声入力を行うことができる。
【0046】
なお、本実施形態において、ダウンモードを実行した場合には、音量調節部36aにより音量を調節し、周波数特性調節部36bにより周波数特性を調節する構成としたが、これに限らず、例えば音量調節部36aまたは周波数特性調節部36bのいずれか一方のみを用いて、再生音の特性を調節する構成としても良い。
【0047】
このように、本実施形態によれば、トリガスイッチ33の押下または、音声入力部35による音声入力に連動して、再生音の音量または周波数特性を調節することになるので、ユーザは、再生音を気にとめることなく、正確な音声入力を行うことができるようになる。
【0048】
本発明は前記実施形態に限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で種々に変形することが可能である。更に、前記実施形態には、種々の段階の発明が含まれており、開示される複数の構成要件における適宣な組み合わせにより種々の発明が抽出され得る。例えば、前記実施形態で示される全構成要件から幾つかの構成要件が削除されても、「発明が解決しようとする課題」で述べた課題が解決でき、「発明の効果」の欄で述べられている効果が得られる場合には、この構成要件が削除された構成が発明として抽出されうる。
【0049】
【発明の効果】
以上のように、本発明によれば、スイッチの押下または音声入力の検出にしたがって再生音の音量または周波数特性を調節するので、ユーザは、自己の発声音を明瞭に認識して正確な音声入力を行うことができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係わるヘッドセット1およびパーソナルコンピュータ2の外観図。
【図2】図1に示したヘッドセット1の右ヘッドフォン1aの外観構成を示す図。
【図3】図1に示したヘッドセット1の内部の回路構成を示す図。
【図4】図1に示したヘッドセット1が実行する再生音調節処理の内容を示すフローチャート。
【図5】図5は、再生音調節処理で実行するトリガ判別処理の内容を示すフローチャート。
【図6】再生音調節処理のカットモードを実行した場合の時間−音量を示すのグラフ。
【図7】再生音調節処理のダウンモードを実行した場合の時間−音量を示すグラフ。
【図8】再生音調節処理のダウンモードにおいて、トリガOFF状態と判別された場合の周波数−強度比を示すグラフ。
【図9】再生音調節処理のダウンモードにおいて、トリガON状態と判別された場合の周波数−強度比を示すグラフ。
【図10】従来のヘッドセット41、このヘッドセット41に接続されるパーソナルコンピュータ42およびコンパクトディスクプレーヤ43を示す図。
【符号の説明】
1・・・ヘッドセット1、2・・・パーソナルコンピュータ、1a・・・右ヘッドフォン、1b・・・左ヘッドフォン、1c・・・マイク、1d・・・スピーカ、1e・・・再生ボタン、1f・・・停止ボタン、1g,1h・・・音量調節ボタン、31・・・制御部、31a・・・レジスタ、32・・・通信モジュール、33・・・トリガスイッチ、34・・・モード選択スイッチ、35・・・音声入力部、35a・・・A/D変換アンプ回路、36・・・再生音調節部、36a・・・音量調節部、36b・・・周波数特性調節部、37・・・記憶部、38・・・音声出力部、38a・・・D/A変換アンプ回路、41・・・ヘッドセット、41a・・・右ヘッドフォン、41b・・・左ヘッドフォン、41c・・・マイク、42・・・パーソナルコンピュータ、43・・・コンパクトディスクプレーヤ。
Claims (10)
- 再生用の音を取得する再生音取得手段と、
この再生音取得手段により取得された音を再生する音再生手段と、
音声を入力する音声入力手段と、
この音声入力手段により音声が入力された際、前記音再生手段により再生される音の特性を調節する再生音調節手段と
を備えたことを特徴とする音入出力装置。 - 前記再生音調節手段は、スイッチ手段を備え、このスイッチ手段が操作された場合に前記音の特性を調節することを特徴とする請求項1に記載の音入出力装置。
- 前記音声入力手段による音声の入力を検出する検出手段を備え、
前記再生音調節手段は、前記検出手段により音声の入力を検出した場合に、前記音再生手段により再生される音の特性を調節することを特徴とする請求項1に記載の音入出力装置。 - さらに、音声の音量の基準値を記憶する基準値記憶手段と、前記音声入力手段により入力した音声の音量が前記基準値記憶手段に記憶される基準値と比較して大きいか否かを判別する判別手段とを備え、
前記検出手段は、前記判別手段において、前記音声入力手段により入力された音声の音量が前記基準値と比較して大きいと判別された場合に前記音声の入力を検出する
ことを特徴とする請求項3に記載の音入出力装置。 - 前記再生音調節手段は、前記音再生手段により再生される音の音量を所定の音量に設定して音の特性を調節することを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の音入出力装置。
- 前記再生音調節手段は、前記音再生手段により再生される音の音量をゼロに設定して音の特性を調節することを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の音入出力装置。
- 前記再生音調節手段は、前記音再生手段により再生される音について、所定の周波数帯域の成分を減衰させて音の特性を調節することを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の音入出力装置。
- 前記再生音調節手段は、前記音再生手段により再生される音について、可聴周波数帯域の成分を減衰させて音の特性を調節することを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の音入出力装置。
- 前記再生音調節手段は、前記音再生手段により再生される音について、音韻情報が含まれる周波数帯域の成分を減衰させて音の特性を調節することを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の音入出力装置。
- 再生用の音を取得する再生音取得ステップと、
この再生音取得ステップにて取得された音を再生する音再生ステップと、
音声を入力する音声入力ステップと、
この音声入力ステップにて音声が入力された際、前記音再生ステップにて再生される音の特性を調節する再生音調節ステップと
からなることを特徴とする音入出力方法。
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2010213099A (ja) * | 2009-03-11 | 2010-09-24 | Sony Ericsson Mobile Communications Ab | 音声信号処理装置及び音声信号処理方法 |
WO2018173247A1 (ja) * | 2017-03-24 | 2018-09-27 | ヤマハ株式会社 | ヘッドフォン及び録音システム |
-
2003
- 2003-01-30 JP JP2003022158A patent/JP2004235979A/ja active Pending
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WO2018173247A1 (ja) * | 2017-03-24 | 2018-09-27 | ヤマハ株式会社 | ヘッドフォン及び録音システム |
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