JP2004234974A - メタルマスクの洗浄方法及び洗浄装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】有機EL材料が付着した被処理メタルマスクを洗浄室内においてモディファイアを添加した超臨界流体又は亜臨界流体状の洗浄剤を使用して洗浄する洗浄方法において、上記液体及び/又は気体はヒータにより加熱されて気化し、加圧ポンプによって加圧されて混合液タンク内に送られ、トラップビーカには有機EL材料のみが残ることになる。しかし、ここで、上記液体及び/又は気体の特に液体状になった洗浄剤をすべて加熱して気化し、加圧ポンプによって加圧されて混合液タンクに送る方法では、送る時間がかかるという問題があった。
【解決手段】洗浄機構から排出され減圧により液化した有機EL材料を含んだ洗浄剤の液化洗浄剤層を回収した後、続いて残留した有機EL材料を含んだ洗浄剤の液化洗浄剤を加熱手段により気化して回収し、且つ、有機EL材料を回収するようにした。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は発光材料である有機エレクトロルミネッセンス(以下有機ELと言う)材料を用いたディスプレイの製造工程であるメタルマスクを使用した蒸着工程において、余剰の有機EL材料が付着したメタルマスクを洗浄して有機EL材料を除去するメタルマスクの洗浄方法、洗浄剤の回収及びその洗浄装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に、有機EL基板を製造する場合は、有機EL基板となる電極が形成されたガラス基板等の基板の裏面に磁石を配置し、該基板の表面側にメタルマスクを配して該メタルマスクを磁石によって該基板に吸着させる。
【0003】
この状態で、有機発光層の主要を占めるホスト材料であるアルミノキノール錯体(Alq3)、ベンゾキノリールベリリュウム錯体(Bebq2)、アルミノベンゾキノリノール誘導体(Alph3)、オキサジアゾール誘導体(EM2)、ピラゾロキノリン(PZ10)、シロール誘導体(2PSP)等の複数の発光材料である有機ELを個々の蒸気圧に合わせて所定の電極部に真空蒸着によって付着させている。
【0004】
該真空蒸着操作によって所定の電極部に発光層が形成されるが、同時にメタルマスクの対応電極部以外の箇所にも有機EL材料が付着する。
【0005】
このメタルマスクに付着した有機EL材料の洗浄作業は有機溶剤を用いて人手によりなされている。
【0006】
該洗浄作業は人手によって行っているため、多量の有機溶剤が使用され、その洗浄に使用された有機溶剤は有機EL材料と共に廃棄されている。
【0007】
上述のメタルマスクはNi及びその合金又はステンレス等を使用し、高精度に加工された薄板形状であるため、人手による洗浄ではメタルマスクを損傷することが多発している。又、メタルマスクの細孔部等に付着した有機EL材料を洗浄するのは非常に困難である。さらに、有機溶剤を使用し、人手によって洗浄するため、洗浄剤としての有機溶剤が多量に使用され、その有機溶剤を処理するのが大変である。
【0008】
これ等の問題点を解決するため、特願2002−356673号の明細書、図面に記載されているような有機EL材料が付着したメタルマスクを洗浄室内においてモディファイアを洗浄剤、溶媒を超臨界流体又は亜臨界流体状にした濯ぎ剤とする洗浄、濯ぎ剤、あるいは溶媒にモディファイアが添加されたものを超臨界流体又は亜臨界流体状にした洗浄、濯ぎ剤を使用して洗浄、濯ぎを行う洗浄方法及び洗浄装置を発明した。
【0009】
上述の洗浄方法及び洗浄装置では、使用する超臨界流体又は亜臨界流体、それに添加されるモディファイア及び有機物である有機EL材料の回収が容易で且つ再使用が可能なことから、環境汚染物質を排出することなくメタルマスクの洗浄作業を効率よく行うことができた。
【0010】
図2を用いて、上記メタルマスクの洗浄装置の従来の洗浄の形態を説明する。洗浄装置は洗浄用の溶媒とモディファイアを供給する洗浄剤供給機構1と、メタルマスク110に有機EL材料120が付着した被処理メタルマスク100を収納して該有機EL材料120を洗浄する洗浄機構2と、被処理メタルマスク100を洗浄機構2に搬入し、処理済みメタルマスク101を取り出してメタルマスク載置部(図示せず)に搬送する搬送機構3とにより構成されている。
【0011】
洗浄剤供給機構1は洗浄剤供給ライン5と、洗浄ライン6とにより構成されている。
【0012】
洗浄剤供給ライン5は溶媒である液体状の二酸化炭素を貯留する溶媒タンク10と、バルブ12、溶媒供給用のポンプ13、背圧弁15を有する供給圧力調節用の戻り管14、、圧力計を有し、一端が該溶媒タンク10に連結され、他端がバルブ16に連結された送液管11と、バルブ18と圧力計を有し、戻り管14の送液管11と連結部とバルブ16との間の送液管11に連結されたベント管17と、モディファイアを貯留するモディファイアタンク19と、ポンプ21、バルブ22、圧力計を有し、一端がモディファイアタンク19に連結され、他端が混合器26に連結された送液管20と、背圧弁24を有し、一端が送液管20のポンプ21の出口部に連結され、他端がモディファイア内に位置するようにモディファイアタンク19に連結された供給圧力調節用の戻り管23と、静止型の混合器26を有し、一端がバルブ16に連結され、他端が洗浄機構2に連結された送液管25とにより構成されている。
【0013】
洗浄ライン6は調圧弁31を有し、一端が洗浄機構2に連結され、他端がトラップビーカ32に連結された送液管30と、流量計35、ポンプ36を有し、一端がトラップビーカ32に連結され、他端が混合液タンク37に連結された送液管34と、ポンプ39、背圧弁42を有する供給圧力調節用の戻り管41、バルブ40、圧力計を有し、一端が混合液の底部に位置するよう混合液タンク37に連結され、他端が送液管25の混合器26入口部に連結された送液管38とにより構成されている。トラップビーカ32はヒータ33によって加熱されるようになっている。
【0014】
洗浄機構2は耐圧性、耐熱性、耐腐食性を有す形状の高圧セル50により構成されている。
【0015】
該高圧セル50は、一端が開口し、洗浄室50aに被処理メタルマスク100をメタルマスク110に付着した有機EL材料120の全面が洗浄剤に接触するように支持する支持部材を備えた胴部51と、被処理メタルマスク100の搬入、処理済みメタルマスク101の取り出しのために開口位置と閉止位置とに移動可能なように胴部51の開口部に取り付けられた蓋部材52と、胴部51内の洗浄剤を所定の温度に加熱するヒータ53と、バルブ55を有し、胴部51に連通するように取り付けられたベント管54と、胴部51に設置された蓋部材52の移動手段(図示せず)とにより構成されている。
【0016】
蓋部材52は胴部51の支持部における摺接面部にシール部材を配設し、閉止位置に移動した状態において気密が維持できる構成にしてある。
【0017】
高圧セル50の胴部51に対する送液管25、30の取り付け位置は、モディファイアが超臨界状態又は亜臨界状態の溶媒よりも軽いものを使用した場合には送液管25が下側、送液管30が上側になるようにし、モディファイアが超臨界状態又は亜臨界状態の溶媒よりも重いものを使用した場合には送液管25が上側、送液管30が下側になるようにするのが好ましい。モディファイアと超臨界状態又は亜臨界状態の溶媒との比重がほぼ同一の場合には送液管25、30が上側又は下側のどちらかにすることができる。胴部51内に回転羽根、スクリュー等の攪拌手段を設置して超臨界状態又は亜臨界状態の流体を攪拌することは可能である。
【0018】
溶媒とモディファイアの混合液をヒータ53によって加熱して超臨界状態又は亜臨界状態の流体にしたが、高圧セル50の胴部51に入る前に送液管等を加熱して超臨界状態又は亜臨界状態の流体にすることは可能である。
【0019】
搬送機構3は複数枚の被処理メタルマスク100を貯留するストッカ60と、該ストッカ60から被処理メタルマスク100を一枚取り出して洗浄機構2の高圧セル50に搬送して胴部51内に挿入し、有機EL材料120が洗浄された処理済みメタルマスク101を該胴部51から取り出してメタルマスク載置部(図示せず)に搬送する搬送用チャンバ61とにより構成されている。
【0020】
上述の洗浄装置による被処理メタルマスク100の洗浄操作は次のような順序で行うことができる。
【0021】
先ず、バルブ12、16を開栓の状態にしてポンプ13を作動させると、液体状の溶媒が溶媒タンク10より送出されて混合器26に供給される。この時、背圧弁15によって溶媒の圧力が予め設定された圧力に調節される。
【0022】
該供給動作と同時のバルブ22を開栓の状態にしてポンプ21を作動させると、液体状のモディファイアがモディファイアタンク19から送出されて混合器26に供給される。この時、背圧弁24によってモディファイアの圧力が予め設定された圧力に調節される。
【0023】
該溶媒とモディファイアは混合器26内で混合されて高圧セル50の胴部51内に供給され、ヒータ53によって胴部51を介して該混合液が加熱されると、超臨界流体又は亜臨界流体の状態となる。
【0024】
そして、超臨界流体又は亜臨界流体が胴部51内に充満し、バルブ40を開栓の状態にしてポンプ36、39を作動させると、該超臨界流体又は亜臨界流体状の洗浄剤が調圧弁31を通ってトラップビーカ32に入る。該調圧弁31の減圧により溶媒もしくはモディファイアまたは両者ともが液化する。
【0025】
該洗浄剤が液化した場合には、その溶媒及びモディファイアはヒータ33によって加熱されて気化して流量計35を通ってポンプ36で加圧されて溶媒とモディファイアは液化して混合液タンク37に送られる。
【0026】
該混合液タンク37に必要量の混合液が溜まった状態になると、洗浄剤供給ライン5のバルブ12、16、22を閉栓の状態にすると共にポンプ13、21を停止させると共に洗浄ライン6のバルブ40を閉栓の状態にすると共にポンプ36、39を停止させる。
【0027】
上述の操作中にストッカ60に被処理メタルマスク100を供給し、被処理メタルマスク100が搬送チャンバー61に取り込まれると、駆動手段(図示せず)を作動させて搬送チャンバー61が高圧セル50の被処理メタルマスク100の挿入位置に移動させる。
【0028】
すると、該搬送チャンバー61が高圧セル50へ被処理メタルマスク100を搬入する。
【0029】
該蓋部材52が閉止され、搬送チャンバー61と高圧セル50が切り離されると、洗浄ライン6のバルブ40を開栓の状態にすると共にポンプ36、39を作動させて超臨界流体又は亜臨界流体状の洗浄剤を循環させて被処理メタルマスク100の有機EL材料120を洗浄剤によって溶解させ、濯いで洗浄する。
【0030】
超臨界流体状態の洗浄剤に溶解された有機EL材料120は該洗浄剤と共に調圧弁31を通ってトラップビーカ32に入る。該調圧弁31の減圧によりモディファイアである例えばエタノールは液化し、超臨界状態又は亜臨界状態を解かれた例えば二酸化炭素は気化する。この時、洗浄された有機EL材料120も析出する。
【0031】
液化したエタノールはヒータ33により加熱されて気化し、減圧により気化した二酸化炭素と加熱により気化したエタノールは加圧ポンプ36によって加圧されて二酸化炭素とエタノールに液化されて混合液タンク37内に入る。二酸化炭素とエタノールが気化することでトラップビーカ32には有機EL材料120のみが残る。
【0032】
該混合液タンク37内の二酸化炭素とエタノールの混合液は有機EL材料120及び付着物を含まない混合液である。
【0033】
該混合液タンク37内の混合液がポンプ39により送られて高圧セル50の胴部51内に入り、洗浄剤となって再び被処理メタルマスク100に付着している有機EL材料120を溶解させて洗浄する。
【0034】
そして、有機EL材料120の洗浄が完了すると、バルブ40を閉栓の状態にすると共にポンプ36、39を停止させ、搬送チャンバー61が高圧セル50とを気密を保持する状態に連結させて高圧セル50から、蓋部材52を操作して、処理済メタルマスク101を搬送チャンバー61を通じて取り出す。
【0035】
上述の操作を繰り返してストッカ60にある被処理メタルマスク100の洗浄を行う。
【0036】
上述の溶媒としては二酸化炭素を使用し、モディファイアとしてはエタノール、メタノール、アセトン、アセトニトリル、ジメチルホルムアミド、ジメチルアセドアミド、ジクロロメタン、トルエン、キシレン、エチレングリコール、塩酸、硝酸、硫酸、エーテル、代替えフロン等を用いる。
【0037】
【発明が解決しようとする課題】
上記方法では、モディファイアを含む超臨界流体状態の洗浄剤に溶解された有機EL材料は該洗浄剤と共に調圧弁を通ってトラップビーカに入り、該調圧弁の減圧によりモディファイア及び超臨界状態又は亜臨界状態を解かれた溶媒は種類により液体および/又は気体の状態となる。この時、洗浄された有機EL材料も析出する。
【0038】
その後、上記液体及び/又は気体はヒータにより加熱されて気化し、加圧ポンプによって加圧されて混合液タンク内に送られ、トラップビーカには有機EL材料のみが残ることになる。
【0039】
しかし、ここで、上記液体及び/又は気体の特に液体状になった洗浄剤をすべて加熱して気化し、加圧ポンプによって加圧されて混合液タンクに送る方法では、送る時間がかかるという問題があった。
【0040】
また、上述の洗浄装置において洗浄される被洗浄メタルマスクには単に有機EL材料だけでなく蒸着塗り分け工程の前工程で付着したチップ破片や金属破片などの付着物がついている。従い、洗浄を施した後回収されるモディファイアを含む超臨界流体又は亜臨界流体には、上記のような付着物が混入しており、有機EL材料を抽出してもそれらが混在し、回収した有機EL材料を充分再利用することが出来ないという問題があり、上記付着物を事前に除去する必要があった。
【0041】
本発明のメタルマスクの洗浄方法及び洗浄装置はメタルマスクに付着した有機EL材料を着実に回収し、再利用できる様にすることにある。
【0042】
【課題を解決するための手段】
上述の目的を達成するため、本発明のメタルマスクの洗浄方法は請求項1に記載のように、有機EL材料が付着した被処理メタルマスクを洗浄室内においてモディファイアを添加した超臨界流体又は亜臨界流体状の洗浄剤を使用して洗浄する洗浄方法において、洗浄機構から排出され減圧により液化した有機EL材料を含んだ洗浄剤の液化洗浄剤層を回収した後、残留した有機EL材料を含んだ洗浄剤の液化洗浄剤を加熱手段により気化して回収し、且つ、有機EL材料を回収するようにしてある。
【0043】
また、本発明のメタルマスクの洗浄方法は請求項2に記載のように有機EL材料が付着した被処理メタルマスクを洗浄室内においてモディファイアを添加した超臨界流体又は亜臨界流体状の洗浄剤を使用して洗浄する洗浄装置において、洗浄機構から排出され減圧により液化した有機EL材料を含んだ洗浄剤の液化洗浄剤層の回収機構と、続いて残留した有機EL材料を含んだ洗浄剤の液化洗浄剤を加熱して気化した洗浄剤を回収する機構を設け、且つ、有機EL材料を回収することができる様にしてある。
【0044】
さらには、本発明のメタルマスクの洗浄装置は請求項3に記載のように、有機EL材料が付着した被処理メタルマスクを洗浄室内においてモディファイアを添加した超臨界流体又は亜臨界流体状の洗浄剤を使用して洗浄する洗浄方法において、洗浄機構から排出される有機EL材料を含んだ洗浄剤から有機EL材料を抽出する前に有機EL材料を除く不純物を濾過により除去するようにしてある。
【0045】
また、本発明のメタルマスクの洗浄装置は請求項4に記載のように、有機EL材料が付着した被処理メタルマスクを洗浄室内においてモディファイアを添加した超臨界流体又は亜臨界流体状の洗浄剤を使用して洗浄する洗浄装置において、洗浄機構から排出される洗浄剤から有機EL材料を抽出する前に有機EL材料を除く不純物を濾過により除去する機構を設けてある。
【0046】
【発明の実施の形態】
図1を用いて、本発明のメタルマスクの洗浄装置の形態を説明する。ここでは、図2による従来の技術の説明と機能的に同等な部分は同等の符号を用いた。本発明の洗浄装置は洗浄用の溶媒とモディファイアを供給する洗浄剤供給機構1と、メタルマスク110に有機EL材料120が付着した被処理メタルマスク100を収納して該有機EL材料120を洗浄する洗浄機構2と、被処理メタルマスク100を洗浄機構2に搬入し、処理済みメタルマスク101を取り出してメタルマスク載置部(図示せず)に搬送する搬送機構3とにより構成されている。
【0047】
洗浄剤供給機構1は洗浄剤供給ライン5と、洗浄ライン6とにより構成されている。
【0048】
洗浄剤供給ライン5は溶媒である液体状の二酸化炭素を貯留する溶媒タンク10と、バルブ12、溶媒供給用のポンプ13、背圧弁15を有する供給圧力調節用の戻り管14、、圧力計を有し、一端が該溶媒タンク10に連結され、他端がバルブ16に連結された送液管11と、バルブ18と圧力計を有し、戻り管14の送液管11と連結部とバルブ16との間の送液管11に連結されたベント管17と、モディファイアを貯留するモディファイアタンク19と、ポンプ21、バルブ22、圧力計を有し、一端がモディファイアタンク19に連結され、他端が混合器26に連結された送液管20と、背圧弁24を有し、一端が送液管20のポンプ21の出口部に連結され、他端がモディファイア内に位置するようにモディファイアタンク19に連結された供給圧力調節用の戻り管23と、静止型の混合器26を有し、一端がバルブ16に連結され、他端が洗浄機構2に連結された送液管25とにより構成されている。
【0049】
洗浄ライン6は調圧弁31を有し、一端が洗浄機構2に連結され、他端がトラップビーカ32に送液管30に連結されている。トラップビーカ32からは下部から送液管34aを通じてポンプ36aに連結され、上部からは送液管34bを通じてポンプ36bに連結され、ポンプ36aとポンプ36bの出口が液送管を通じて連結され、流量計35を有し、他端が混合液タンク37に連結された送液管34と、ポンプ39、背圧弁42を有する供給圧力調節用の戻り管41、バルブ40、圧力計を有し、一端が混合液の底部に位置するよう混合液タンク37に連結され、他端が送液管25の混合器26入口部に連結された送液管38とにより構成されている。トラップビーカ32はヒータ33によって加熱されるようになっている。
【0050】
必要に応じ、洗浄機構2と調圧弁31との間にフィルタ80が設けられる。
【0051】
洗浄機構2は耐圧性、耐熱性、耐腐食性を有す形状の高圧セル50により構成されている。
【0052】
該高圧セル50は、一端が開口し、洗浄室50aに被処理メタルマスク100をメタルマスク110に付着した有機EL材料120の全面が洗浄剤に接触するように支持する支持部材を備えた胴部51と、被処理メタルマスク100の搬入、処理済みメタルマスク101の取り出しのために開口位置と閉止位置とに移動可能なように胴部51の開口部に取り付けられた蓋部材52と、胴部51内の洗浄剤を所定の温度に加熱するヒータ53と、バルブ55を有し、胴部51に連通するように取り付けられたベント管54と、胴部51に設置された蓋部材52の移動手段(図示せず)とにより構成されている。
【0053】
蓋部材52は胴部51の支持部における摺接面部にシール部材を配設し、該蓋部材が開口位置、閉止位置に移動した状態あるいは移動途中の状態において気密が維持できる構成にしてある。
【0054】
高圧セル50の胴部51に対する送液管25、30の取り付け位置は、モディファイアが超臨界状態又は亜臨界状態の溶媒よりも軽いものを使用した場合には送液管25が下側、送液管30が上側になるようにし、モディファイアが超臨界状態又は亜臨界状態の溶媒よりも重いものを使用した場合には送液管25が上側、送液管30が下側になるようにするのが好ましい。モディファイアと超臨界状態又は亜臨界状態の溶媒との比重がほぼ同一の場合には送液管25、30が上側又は下側のどちらかにすることができる。胴部51内に回転羽根、スクリュー等の攪拌手段を設置して超臨界状態又は亜臨界状態の流体を攪拌することは可能である。
【0055】
溶媒とモディファイアの混合液をヒータ53によって加熱して超臨界状態又は亜臨界状態の流体にしたが、高圧セル50の胴部51に入る前に送液管等を加熱して超臨界状態又は亜臨界状態の流体にすることは可能である。
【0056】
搬送機構3は複数枚の被処理メタルマスク100を貯留するストッカ60と、該ストッカ60から被処理メタルマスク100を一枚取り出して洗浄機構2の高圧セル50に搬送して胴部51内に挿入し、有機EL材料120が洗浄された処理済みメタルマスク101を該胴部51から取り出してメタルマスク載置部(図示せず)に搬送する搬送用チャンバ61とにより構成されている。
【0057】
上述の洗浄装置による被処理メタルマスク100の洗浄操作は次のような順序で行うことができる。
【0058】
先ず、バルブ12、16を開栓の状態にしてポンプ13を作動させると、液体状の溶媒が溶媒タンク10より送出されて混合器26に供給される。この時、背圧弁15によって溶媒の圧力が予め設定された圧力に調節される。
【0059】
該供給動作と同時のバルブ22を開栓の状態にしてポンプ21を作動させると、液体状のモディファイアがモディファイアタンク19から送出されて混合器26に供給される。この時、背圧弁24によってモディファイアの圧力が予め設定された圧力に調節される。
【0060】
該溶媒とモディファイアは混合器26内で混合されて高圧セル50の胴部51内に供給され、ヒータ53によって胴部51を介して該混合液が加熱されると、超臨界流体又は亜臨界流体の状態となる。
【0061】
そして、超臨界流体又は亜臨界流体が胴部51内に充満し、バルブ40を開栓の状態にしてポンプ36、39を作動させると、該超臨界流体又は亜臨界流体状の洗浄剤が調圧弁31を通ってトラップビーカ32に入る。該調圧弁31の減圧により溶媒もしくはモディファイアまたは両者ともが液化する。
【0062】
該洗浄剤が液化した場合には、その溶媒及びモディファイアは、層を形成するので、その液化した洗浄剤をポンプ36aで加圧し、流量計35を介して混合液タンク37へ送られる。その後有機EL材料と混在した残りの洗浄剤がヒータ33によって加熱されて気化してポンプ36bで加圧されて流量計35を通って溶媒とモディファイアは液化して混合液タンク37に送られる。
【0063】
該混合液タンク37に必要量の混合液が溜まった状態になると、洗浄剤供給ライン5のバルブ12、16、22を閉栓の状態にすると共にポンプ13、21を停止させると共に洗浄ライン6のバルブ40を閉栓の状態にすると共にポンプ36、39を停止させる。
【0064】
上述の操作中にストッカ60に被処理メタルマスク100を供給し、被処理メタルマスク100が搬送チャンバー61に取り込まれると、駆動手段(図示せず)を作動させて搬送チャンバー61が高圧セル50の被処理メタルマスク100の挿入位置に移動させる。
【0065】
すると、該搬送チャンバー61が高圧セル50へ被処理メタルマスク100を搬入する。
【0066】
該蓋部材52が閉止され、搬送チャンバー61と高圧セル50が切り離されると、洗浄ライン6のバルブ40を開栓の状態にすると共にポンプ36、39を作動させて超臨界流体又は亜臨界流体状の洗浄剤を循環させて被処理メタルマスク100の有機EL材料120を洗浄剤によって溶解させ、濯いで洗浄する。
【0067】
そして、超臨界流体又は亜臨界流体が胴部51内に充満し、バルブ40を開栓の状態にしてポンプ36、39を作動させると、該モディファイアを含んだ超臨界流体又は亜臨界流体状の洗浄剤に溶解された有機EL材料120は該洗浄剤と共に調圧弁31を通ってトラップビーカ32に入る。該調圧弁31の減圧によりモディファイアである例えばエタノールは液化し超臨界状態又は亜臨界状態を解かれた例えば二酸化炭素は気化する。この時、洗浄された有機EL材料120も析出する。
【0068】
該洗浄剤が液化した場合には、その溶媒及びモディファイアは、層を形成するので、その液化した洗浄剤をポンプ36aで加圧し、流量計35を介して混合液タンク37へ送られる。その後有機EL材料と混在した残りの洗浄剤がヒータ33によって加熱されて気化してポンプ36bで加圧されて流量計35を通って溶媒とモディファイアは加圧により液化して混合液タンク37に送られる。二酸化炭素とエタノールが気化することでトラップビーカ32には有機EL材料120のみが残る。従い、該混合液タンク37内の二酸化炭素とエタノールの混合液は有機EL材料120及び付着物を含まない混合液である。
【0069】
該混合液タンク37内の混合液がポンプ39により送られて高圧セル50の胴部51内(洗浄室50a内)に入り、洗浄剤となって再び被処理メタルマスク100に付着している有機EL材料120を溶解させて洗浄する。
【0070】
そして、被処理メタルマスク100の洗浄が完了すると、バルブ40を閉栓の状態にすると共にポンプ36、39を停止させ、搬送チャンバー61が高圧セル50とを気密を保持する状態に連結させて高圧セル50から、蓋部材52を操作して、処理済メタルマスク101を搬送チャンバー61を通じて取り出す。
【0071】
上述の操作を繰り返してストッカ60にある被処理メタルマスク100の洗浄を行う。
【0072】
該洗浄された有機EL材料120は被洗浄メタルマスク100に付着していたチップ破片や金属破片等が混入した超臨界流体又は亜臨界流体状の洗浄剤と共に調圧弁31及びトラップビーカ32の前の送液管30に設けられたフィルタ80を通ることにより濾過される。ここで、用いられるフィルタ80は有機EL材料120の大きさのものは通すが被洗浄メタルマスク100に付着していて洗浄剤に洗い流されて混在しているチップ破片や金属破片等が除去されるメッシュのものが用いられ、チップ破片や金属破片等が除去された後の洗浄剤が調圧弁31を通り、トラップビーカ32に送られる。
【0073】
被洗浄メタルマスク100に付着していたチップ破片や金属破片等を除去したフィルタ80については、汚れの目安マークより交換時期が来た段階で交換する。
【0074】
【実施例1】
ストッカ60に複数枚の被処理メタルマスク100を準備する。
【0075】
次いで、温度が常温、圧力が6MPaの液状の二酸化炭素が充填された溶媒タンク10を準備すると共に常温、常圧の状態のモディファイアタンク19にエタノールを供給する。
【0076】
高圧セル50のヒータ53によって胴部51内の温度が60℃になるように加熱し、洗浄剤供給ライン5と洗浄ライン6のバルブ18、44、55を開栓の状態にしてベント管17、43、54から管内、胴部51内の空気を排出させながら液状の二酸化炭素を6.8g/min、エタノールを0.4g/minの割合(エタノールが二酸化炭素とエタノールの全体の約5%になるようする。)で供給して、胴部51内の圧力が25MPaになるように洗浄ライン6内に二酸化炭素とエタノールを充満させ、洗浄剤供給ライン5からの二酸化炭素とエタノールの供給を停止させる。この時、胴部51内を含む洗浄剤供給ライン5内の二酸化炭素とエタノールの混合物は超臨界流体状態の洗浄剤になっている。
【0077】
これ等の準備ができると、搬送用チャンバ61をストッカ60に準備した被処理メタルマスク100を高圧セル50位置に搬入する。
【0078】
該被処理メタルマスク100の積み替えが済み、蓋部材52が閉止されて高圧セル50と搬送用チャンバ61が切り離されると、直ちに洗浄ライン6のバルブ40を開栓の状態にすると共にポンプ36、39を作動させて超臨界流体状態の洗浄剤を循環させて被処理メタルマスク100の有機EL材料120を該洗浄剤によって溶解させると共に濯いで洗浄する。
【0079】
そして、超臨界流体又は亜臨界流体が胴部51内に充満し、バルブ40を開栓の状態にしてポンプ36、39を作動させると、該超臨界流体又は亜臨界流体状の洗浄剤が調圧弁31を通ってトラップビーカ32に入る。該調圧弁31の減圧により溶媒もしくはモディファイアまたは両者ともが液化する。
【0080】
該洗浄剤が液化した場合には、その溶媒及びモディファイアは、層を形成するので、その液化した洗浄剤をポンプ36aで加圧し、流量計35を介して混合液タンク37へ送る。その後有機EL材料と混在した残りの洗浄剤がヒータ33によって加熱されて気化してポンプ36bで加圧し流量計35を通って溶媒とモディファイアを液化して混合液タンク37に送る。
【0081】
該混合液タンク37に必要量の混合液が溜まった状態になると、洗浄剤供給ライン5のバルブ12、16、22を閉栓の状態にすると共にポンプ13、21を停止させると共に洗浄ライン6のバルブ40を閉栓の状態にすると共にポンプ36、39を停止させた。
【0082】
混合液タンク37内の二酸化炭素とエタノールの混合液は有機EL材料120及び付着物を含まない混合液である。
【0083】
該混合液タンク37内の混合液がポンプ39により送られて高圧セル50の胴部51内に入り、再び被処理メタルマスク100に付着している有機EL材料120を溶解させて洗浄する。
【0084】
洗浄操作の途中で、二酸化炭素とエタノールが減少すると、洗浄剤供給ライン5のバルブ12、16、22が開栓されると共にポンプ13、21が作動して上述と同様に二酸化炭素が6.8g/min、エタノールが0.4g/minの割合で洗浄ライン6に供給される。
【0085】
上述の洗浄ライン6における高圧セル50の胴部51内の条件を溶媒の臨界点である温度31℃圧力7MPa以上の超臨界状態、又は、臨界点以下の高温高圧領域の亜臨界状態にすると、溶媒又は溶媒とモディファイアとの混合物が超臨界流体又は亜臨界流体状態になった洗浄剤を形成し、メタルマスク110に付着した有機EL材料120を洗浄することができた。
【0086】
当該実施例に基づき洗浄した処理済メタルマスク101は再度利用することが出来、且つ混合液タンク37に回収したモディファイア及び超臨界流体又は亜臨界流体を再利用することが出来た。
【0087】
【比較例1】
実施例1と同条件にて従来の技術の記載の方法で、実施した。
処理済メタルマスク101は再度利用できたが、トラップビーカ32には量が多かったため、充分に気化しなかった有機EL材料120が混在した洗浄剤が残り、有機EL材料は再利用出来ないので廃棄した。
【0088】
【実施例2】
実施例1と同条件で洗浄し、洗浄機構2で洗浄後送液管30の調圧弁31の前に設けたフィルタ80により濾過したところ、洗浄した処理済メタルマスク101は再度利用することが出来、且つ混合液タンク37に回収したモディファイア及び超臨界流体又は亜臨界流体、さらには、トラップビーカ32から回収した有機EL材料についても再利用することが出来た。
【0089】
従い、洗浄剤供給機構1からのバルブを閉の状態で洗浄機構2と洗浄ライン6のみで多数の被処理メタルマスク100を洗浄することが出来た。
【0090】
【比較例2】
実施例2と同条件にてフィルタ80を用いずに運転したところ、モディファイア及び超臨界流体又は亜臨界流体に被処理メタルマスクの洗浄時点に混在した金属破片等の付着物が混在し、且つ抽出した有機EL材料にも同様付着物が混在した。
【0091】
従い、洗浄剤に関しては、洗浄剤供給ラインからのモディファイア及び超臨界流体又は亜臨界流体の供給を断つことが出来ず、且つ有機EL材料の再利用は出来なかった。
【0092】
【発明の効果】
本発明のメタルマスクの洗浄方法及び装置では、有機EL材料が付着した被処理メタルマスクを洗浄室内においてモディファイアを添加した超臨界流体又は亜臨界流体状の洗浄剤を使用して洗浄する洗浄方法において、洗浄機構から排出され減圧により液化した有機EL材料を含んだ洗浄剤の液化洗浄剤層を回収した後、残留した有機EL材料を含んだ洗浄剤の液化洗浄剤を加熱手段により気化して回収し、且つ、有機EL材料を回収するようにすることにより、有機EL材料が混在した洗浄剤を早く有機EL材料と分離し、モディファイア及び超臨界流体又は亜臨界流体を回収再利用することを可能とした。
【0093】
さらには、洗浄機構から排出される有機EL材料を含んだ洗浄剤から有機EL材料を抽出する前に有機EL材料を除く不純物を濾過により除去するようにしたことにより、被洗浄メタルマスクに付着していて洗浄剤に洗い流されて混在しているチップ破片や金属破片等が除去されたモディファイアや超臨界流体又は亜臨界流体を回収することができ、同様に、被洗浄メタルマスクに付着していて洗浄剤に洗い流されて混在しているチップ破片や金属破片等が除去された有機EL材料を回収することが出来、回収したモディファイアや超臨界流体又は亜臨界流体および有機EL材料の再利用の率を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のメタルマスクの洗浄装置の1実施形態を示す概略図である。
【図2】従来のメタルマスクの洗浄装置の1実施形態を示す概略図である。
【符号の説明】
1 洗浄剤供給機構
2 洗浄機構
3 搬送機構
5 洗浄剤供給ライン
6 洗浄ライン
10 溶媒タンク
11、20、25、30、34、34a、34b、38 送液管
12、16、18、22、40、44、55 バルブ
13、21、36、36a、36b、39 ポンプ
14、23、41 戻り管
15,24、42 背圧弁
17、43、54 ベント管
19 モディファイアタンク
26 混合器
31 調圧弁
32 トラップビーカ
33、53 ヒータ
35 流量計
37 混合液タンク
50 高圧セル
51 胴部
52 蓋部材
60 ストッカ
61 搬送用チャンバ
80 フィルタ
100 被処理メタルマスク
101 処理済みメタルマスク
110 メタルマスク
120 有機EL材料

Claims (4)

  1. 有機EL材料が付着した被処理メタルマスクを洗浄室内においてモディファイアを添加した超臨界流体又は亜臨界流体状の洗浄剤を使用して洗浄する洗浄方法において、洗浄機構から排出され減圧により液化した有機EL材料を含んだ洗浄剤の液化洗浄剤層を回収した後、続いて残留した有機EL材料を含んだ洗浄剤の液化洗浄剤を加熱手段により気化して回収し、且つ、有機EL材料を回収することを特徴とするメタルマスクの洗浄方法。
  2. 有機EL材料が付着した被処理メタルマスクを洗浄室内においてモディファイアを添加した超臨界流体又は亜臨界流体状の洗浄剤を使用して洗浄する洗浄装置において、洗浄機構から排出され減圧により液化した有機EL材料を含んだ洗浄剤の液化洗浄剤層の回収機構と、続いて残留した有機EL材料を含んだ洗浄剤の液化洗浄剤を加熱して気化した洗浄剤を回収する機構を設け、且つ、有機EL材料を回収することができる様にしたことを特徴とするメタルマスクの洗浄装置。
  3. 有機EL材料が付着した被処理メタルマスクを洗浄室内においてモディファイアを添加した超臨界流体又は亜臨界流体状の洗浄剤を使用して洗浄する洗浄方法において、洗浄機構から排出される有機EL材料を含んだ洗浄剤から有機EL材料を抽出する前に有機EL材料を除く不純物を濾過により除去することを特徴とするメタルマスクの洗浄方法。
  4. 有機EL材料が付着した被処理メタルマスクを洗浄室内においてモディファイアを添加した超臨界流体又は亜臨界流体状の洗浄剤を使用して洗浄する洗浄装置において、洗浄機構から排出される洗浄剤から有機EL材料を抽出する前に有機EL材料を除く不純物を濾過により除去する機構を設けたことを特徴とするメタルマスクの洗浄装置。
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WO2011040538A1 (ja) * 2009-10-02 2011-04-07 東京エレクトロン株式会社 基板処理システム

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