JP2004234593A - 非接触型icカード - Google Patents
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Abstract
【課題】内蔵されたモジュール部分への外力やカード全体への曲げ応力のため、モジュールに内蔵された集積回路が破損したり、集積回路とリードフレームを接続するボンディングワイヤーが断線したりするという課題があった。本発明は物理的な信頼性が高い非接触型ICカードを提供する。
【解決手段】リードフレーム105に集積回路102を搭載したモジュール103を内蔵した非接触型ICカード101において、モジュール103の封止樹脂107の天面にリードフレーム105に対向するように補強板120を設けることにより、集積回路102の破損やボンディングワイヤー106の断線を防止できる。
【選択図】 図1
【解決手段】リードフレーム105に集積回路102を搭載したモジュール103を内蔵した非接触型ICカード101において、モジュール103の封止樹脂107の天面にリードフレーム105に対向するように補強板120を設けることにより、集積回路102の破損やボンディングワイヤー106の断線を防止できる。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、集積回路を搭載したモジュールを内蔵した非接触型ICカードの構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、マイクロコンピュータ、メモリ等の集積回路をプラスティックカードに搭載し、外部機器とアンテナを介し、信号の授受を行う非接触型ICカードが実用化されつつある。この非接触型ICカードの用途としては、処理にスピードを必要とするアプリケーション、例えば定期券として使用する場合、コンビニエンス・ストアで買い物をした際にプリペイドとして決済する場合、あるいは個人認証用のIDカードとして使用する場合等で実用化されつつある。
【0003】
図12、図13は、従来の非接触型ICカードを示す平面透過図と集積回路を搭載したモジュール部分を含む要部断面図である。図12、図13において、非接触型ICカード1の内部は、集積回路2を搭載したモジュール3がアンテナ4と接続した構成になっている。詳細には、モジュール3はリードフレーム5のダイパッド5a上に集積回路2を搭載し、集積回路2の外部接続電極であるボンディングパッド2aとリードフレーム5のアンテナランド(リード)5bをボンディングワイヤー6で接続され、集積回路2及びボンディングワイヤー6は断面形状略台形の熱硬化性樹脂7により封止されている(例えば、特許文献1、特許文献2参照)。
【0004】
PET−G(Polyethylene Terephthalate Glycol)あるいはPVC(Poly Vinyl Chloride)の材料で形成された第1の中間基材8には、モジュール3が配置され、アンテナ4が配線され、リードフレーム5のアンテナランド5bとアンテナ4が溶接等の手段により接続されている。さらに、モジュール3の熱硬化性樹脂7がPET−GあるいはPVCで形成された第2の中間基材9に設けられた孔9aに嵌め込まれ、第1の中間基材8と第2の中間基材9が接合されている。さらに、上下を第3の中間基材10で挟むとともに、表面をPET−GあるいはPVCで形成された一対の表面基材11間に重ね合わせ配置され、加熱圧着あるいは接着剤により接合し、非接触型ICカード1とするというものである。
【0005】
【特許文献1】
特開2000−339432号公報(図1、図2)
【特許文献2】
特開2000−174172号公報(図1)
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の非接触型ICカード1に見られるような構成では、集積回路2が内蔵されたモジュール3は、一対の表面基材11と複数の中間基材8,9,10に挟持された構成となっているため、実用において内蔵されたモジュール部分に外力が加わった際、あるいはカード全体に曲げ応力が加わった際、その曲げ応力に耐えることができず、モジュール3に内蔵された集積回路2が破損したり、リードフレーム5においては、ダイパッド5aとアンテナランド5bは分断されていることから、その部分の剛性が劣るため、集積回路2とアンテナランド5bを接続しているボンディングワイヤー6が断線したりするという課題があった。
【0007】
本発明は従来の非接触型ICカードの課題を解決し、信頼性の高い、非接触型ICカードを提供することを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明の非接触型ICカードは、ダイパッドとアンテナランドを備えたリードフレームと、前記リードフレームのダイパッド上に集積回路を搭載し、前記集積回路を樹脂により封止したモジュールと、前記アンテナランドに接続されたアンテナと、前記モジュールを戴置する少なくとも1層の中間基材と、前記中間基材を覆う一対の表面基材とを備え、外部の送受信機器とデータの授受を行う非接触型ICカードにおいて、前記モジュールの封止樹脂の天面に前記リードフレームに対向するように補強板を設けたことを特徴とするものである。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施の形態について図面を参照しながら説明する。
【0010】
(実施の形態1)
図1は本発明の第1の実施の形態に係る非接触型ICカード101の要部断面図であり、図2はその各構成を分解し、わかりやすく示すための側面図である。図1、図2において、非接触型ICカード101の内部は、集積回路102を搭載したモジュール103がアンテナ104と接続した構成になっている。図3,図4はモジュール103の詳細を示す透視図及び要部断面図であり、モジュール103はリードフレーム105のダイパッド105a上に集積回路102を搭載し、集積回路102の外部接続電極であるボンディングパッド102aとリードフレーム105のアンテナランド(リード)105bとをボンディングワイヤー106で接続し、集積回路102及びボンディングワイヤー106が断面形状略台形の熱硬化性樹脂107により封止されている。封止方法としては周知の技術により、金型とエポキシ系の熱硬化性の成形材料を使用し、トランスファーモールド法により行うことができる。
【0011】
図1、図2において、モジュール103は、アンテナ104が配線された厚さ0.1mmのPET−G(Polyethylene Terephthalate Glycol)あるいはPVC(Poly Vinyl Chloride)の材料で形成された第1の中間基材108の孔108aに戴置され、リードフレーム105のアンテナランド105bとアンテナ104は溶接等の手段により接続されている。ここで、第1の中間基材108には、リードフレーム105の外形と略同じサイズの孔109aがアンテナ104の端部に対応する位置に設けられ、孔109aにモジュール103が納められる。
【0012】
また、モジュール103の構成について説明すると、リードフレーム105としては、板厚0.1mmのCuSn系の材質とし、表面処理としてはAgメッキを0.5μm行っている。また、集積回路102は厚さが0.1mmまでバックグラインド処理され、ダイパッド105a上にAg系のダイスボンディング樹脂により接着固定され、集積回路102のボンディングパッド102aと、リードフレーム105のアンテナランド105bとは直径25μmのAu線によるボンディングワイヤー106により接続されている。ここで、モジュール103の厚さはリードフレーム105の厚さ0.1mmを含み、総厚を0.4mmとしたが、最近の技術ではこの総厚を0.3mmとすることもできる。また、ここでは単体のモジュール103について説明したが、量産においては多数個を配置したフープ状態でモジュール化された後、単体のモジュール103に分離される。
【0013】
さらに、非接触型ICカード101の構成は、リードフレーム105のアンテナランド105bとアンテナ104を溶接等の手段により接続した後、モジュール103の断面形状略台形の熱硬化性樹脂107の部分を厚さ0.3mmのPET−G、あるいはPVCで形成された第2の中間基材109に設けられた孔109aに嵌め込む。その後、断面形状略台形の熱硬化性樹脂107上のリードフレーム105に対向する面に金属の補強板120をエポキシ系の接着剤で接着固定する。金属の補強板120としては、材質が化学的に安定しており、強度的にも優れたステンレス材、SUS304のH材とし、その厚さは0.1mmとした。また、そのサイズは熱硬化性樹脂107の天面のサイズと略同じで矩形とした。
【0014】
その後、モジュール103を第1の中間基材108、第2の中間基材109に戴置し、厚さ0.1mmで補強板120と同等の大きさで上面に矩形孔110aを設けた第3の中間基材110で上下を挟むとともに、厚さ0.1mmのPET−G、あるいはPVCで形成された一対の表面基材111間に重ね合わせ配置し、加熱圧着、あるいは層間に配置した接着剤により接合し、総厚0.8mmの非接触型ICカード101とした。
【0015】
ここでは、前述のようにモジュールの総厚を0.4mmとしたが、図5に示すようにモジュールの総厚を0.3mmとした場合は、図5に示すように第3の中間基材110に補強板120側と同等の大きさの矩形孔を設ける必要はない。
【0016】
(実施の形態2)
次に本発明の第2の実施の形態について図面を参照しながら説明する。図6は本発明に係る非接触型ICカード101の要部断面図である。ここでは、実施の形態1で述べた厚さ0.4mmのモジュール103を内蔵する非接触型ICカード101を例として説明し、また、厚さ0.4mmのモジュール103の構成等についての説明は割愛する。
【0017】
図6において、断面形状略台形の熱硬化性樹脂107上のリードフレーム105に対向する面に配置する厚さ0.1mmのステンレス材SUS304のH材の補強板121のサイズはリードフレーム105と略同等としている。この結果、モジュール103は厚さ方向に関して、リードフレーム105と補強板121によりほぼ対称形状となり、非接触型ICカード101としたときも図6に見られるように、モジュール103は第1の中間基材108、第2の中間基材109に戴置し、補強板121が収納可能となる上面に孔110aを有する第3の中間基材110で上下を挟むとともに、一対の表面基材111間に接合した構成としたことにより、非接触型ICカード101は略中心に配置されるバランスの取れたものとすることができる。
【0018】
図7は当実施の形態における非接触型ICカード101に曲げの応力が加わった際の要部断面図で、補強板121のサイズをリードフレーム105と略同等としたため、熱硬化性樹脂107とアンテナランド105bの界面107bで集中した変曲点が発生せず緩やかな変形が発生することを示している。そのため、アンテナランドと熱硬化性樹脂の剥離が発生せず集積回路とアンテナランドを接続しているボンディングワイヤーが断線したりすることを防止できる。
【0019】
(実施の形態3)
次に本発明の第3の実施の形態について図面を参照しながら説明する。図8は本発明に係る非接触型ICカード101の要部断面図である。
【0020】
ここでも、実施の形態2で述べた厚さ0.3mmのモジュール103を内蔵する非接触型ICカード101を例として説明し、また、厚さ0.3mmのモジュール103の構成等についての説明は割愛する。
【0021】
図8において、断面形状略台形の熱硬化性樹脂107上のリードフレーム105に対向する面に配置する厚さ0.1mmのステンレス材、SUS304のH材の補強板122は、図9に示すように熱硬化性樹脂107の4つの側面107bをも覆うような凹形状としており、補強板122の側面端部122aがアンテナランド105bにタッチしないよう、その深さは0.15mmとしている。また、熱硬化性樹脂107の天面107aに対応する補強板122の平坦部122bには、補強板122の加工において発生する歪みを緩和するための孔122cを設けている。このモジュール103を非接触型カード101とするには実施の形態1と同じ方法が適用できるため説明を割愛する。
【0022】
また、前述の補強板122の形状は全体が凹形状のものとし、図9のような4つの側面122aを覆うような形状としたが、図10に示すようにコの字型としてモジュール103の2つの側面107bを覆うようにしてもよい。少なくとも一部の側面107bを覆うことで効果はある。
【0023】
ここで、モジュール単体としての破壊限度強度に関する評価結果について説明する。図11に示すように、SUS304で構成された凹形状の補強板122を備えたモジュール103の熱硬化性樹脂107の両外縁部0.5mmの位置を補強板122側で支持し、リードフレーム105面より先端R1.0の鋼材でFの方向に加圧し、機能破壊する加圧力を調査した。図11では、リードフレーム105面を加圧していく状態を示しているが、評価としては逆方向の補強板122面を加圧する評価も実施し、また、同様に平面状の補強板120を備えたモジュール、及び補強板を備えていないモジュールに関しても同様の評価を行った。補強板の種別によるその評価結果を表1に示している。
【0024】
【表1】
【0025】
第1の実施の形態で示した平面の補強板120で補強したモジュールは当然、従来の補強板のないものより加圧面が熱硬化性樹脂側、リードフレーム側とも強度の改善が図れ、凹形状とした補強板122で補強したモジュールでは更に破壊限度が改善された。
【0026】
また、補強板のないものではリードフレーム105側より加圧した場合、熱硬化性樹脂107側から加圧した場合に比べ、ほぼ1/2の強度しかないものが、平面の補強板120を備えることにより、何れの方向からの加圧に対しても増強され、かつ、方向による差が少ないものとなっている。凹形状の補強板122を備えることにより、さらに強度が増し、方向による差が少ないものとなる。
【0027】
この結果はモジュール単体として評価したものであるが、当然、非接触型ICカードとした場合も反映されるものである。
【0028】
ここで、表1では従来の補強板なしでリードフレーム面側加圧した場合の破壊限度強度の測定平均値を1として、他のデータを指数表示している。
【0029】
また、曲げモーメントMが加わった際も、周知のように補強板の断面係数Zが増加するため最大応力σmax=M/Zにより負荷される応力が緩和されるため、熱硬化性樹脂の内部に搭載されている集積回路の破損、また、リードフレームのダイパッドとアンテナランドの分断された部分を補強することができるため、ボンディングワイヤーの断線が防止できる信頼性の高い非接触型ICカードとすることができる。
【0030】
なお、以上に述べた実施の形態はこの発明の本質的な構成と作用を示すための好ましい例の一部であり、従って技術構成上好ましい種々の限定が述べられているが、この発明の範囲は、特にこの発明を限定する旨の記載がない限り、これらの形態に限られるものではない。
【0031】
【発明の効果】
リードフレームに集積回路を搭載したモジュールを内蔵した非接触型ICカードにおいて、モジュールの封止樹脂の天面にリードフレームに対向するように補強板を設けた構成にすることにより、実用において、内蔵されたモジュール部分に外力が加わった際、あるいはカード全体に曲げが加わった際、その曲げ応力に耐えることができ、モジュールに内蔵された集積回路が破損することを防止でき、また、リードフレームのダイパッドとアンテナランドの分断された部分を補強されるため、集積回路とアンテナランドを接続しているボンディングワイヤーが断線したりすることを防止できる信頼性に優れる非接触型ICカードとすることができる。
【0032】
また、本発明の非接触型ICカードにおいて、前記集積回路を搭載したモジュールの断面形状略台形の熱硬化性樹脂の面に設けられた金属の補強板の大きさをアンテナも含むリードフレームの大きさと略同じ大きさとした構成にすることにより、補強板サイズ内の剛性を向上させることができ、実用において、内蔵されたモジュール部分に外力が加わった際にアンテナランドと集積回路を搭載したモジュールの熱硬化性樹脂との界面に応力が集中しないため、アンテナランドと熱硬化性樹脂の界面剥離が発生せず、集積回路とアンテナランドを接続しているボンディングワイヤーが断線したりすることを防止できる信頼性に優れる非接触型ICカードとすることができる。
【0033】
また、本発明の非接触型ICカードにおいて、金属の補強板を断面形状略台形の熱硬化性樹脂の少なくとも一部の側面をも覆うよう設けた構成にすることにより、金属の補強板の断面係数が改善されるため、同じ厚さの補強板を備えることに比べ、実用におけるモジュールへの外力に対する強度が更に改善され、モジュールに内蔵された集積回路が破損したり、集積回路とアンテナランドを接続しているボンディングワイヤーが断線したりすることを防止できる信頼性に優れる非接触型ICカードとすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態における非接触型ICカードの要部断面図
【図2】本発明の第1の実施の形態における非接触型ICカードの構成分解図
【図3】本発明の第1の実施の形態におけるモジュールの透視図
【図4】本発明の第1の実施の形態におけるモジュールの要部断面図
【図5】本発明の第1の実施の形態における他の構成の非接触型ICカードの要部断面図
【図6】本発明の第2の実施の形態における非接触型ICカードの要部断面図
【図7】本発明の第2の実施の形態おける非接触型ICカードに曲げの応力が加わった際の要部断面図
【図8】本発明の第3の実施の形態における非接触型ICカードの要部断面図
【図9】本発明の第3の実施の形態における凹形状の補強板の概要図
【図10】本発明の第3の実施の形態におけるコの字型の補強板の概要図
【図11】本発明によるモジュールの破壊限度強度評価の構成図
【図12】従来の非接触型ICカードの透過平面図
【図13】従来の非接触型ICカードの要部断面図
【符号の説明】
101 非接触型ICカード
102 集積回路
103 モジュール
104 アンテナ
105 リードフレーム
107 熱硬化性樹脂
108 第1の中間基材
109 第2の中間基材
110 第3の中間基材
111 表面基材
120,121,122 補強板
【発明の属する技術分野】
本発明は、集積回路を搭載したモジュールを内蔵した非接触型ICカードの構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、マイクロコンピュータ、メモリ等の集積回路をプラスティックカードに搭載し、外部機器とアンテナを介し、信号の授受を行う非接触型ICカードが実用化されつつある。この非接触型ICカードの用途としては、処理にスピードを必要とするアプリケーション、例えば定期券として使用する場合、コンビニエンス・ストアで買い物をした際にプリペイドとして決済する場合、あるいは個人認証用のIDカードとして使用する場合等で実用化されつつある。
【0003】
図12、図13は、従来の非接触型ICカードを示す平面透過図と集積回路を搭載したモジュール部分を含む要部断面図である。図12、図13において、非接触型ICカード1の内部は、集積回路2を搭載したモジュール3がアンテナ4と接続した構成になっている。詳細には、モジュール3はリードフレーム5のダイパッド5a上に集積回路2を搭載し、集積回路2の外部接続電極であるボンディングパッド2aとリードフレーム5のアンテナランド(リード)5bをボンディングワイヤー6で接続され、集積回路2及びボンディングワイヤー6は断面形状略台形の熱硬化性樹脂7により封止されている(例えば、特許文献1、特許文献2参照)。
【0004】
PET−G(Polyethylene Terephthalate Glycol)あるいはPVC(Poly Vinyl Chloride)の材料で形成された第1の中間基材8には、モジュール3が配置され、アンテナ4が配線され、リードフレーム5のアンテナランド5bとアンテナ4が溶接等の手段により接続されている。さらに、モジュール3の熱硬化性樹脂7がPET−GあるいはPVCで形成された第2の中間基材9に設けられた孔9aに嵌め込まれ、第1の中間基材8と第2の中間基材9が接合されている。さらに、上下を第3の中間基材10で挟むとともに、表面をPET−GあるいはPVCで形成された一対の表面基材11間に重ね合わせ配置され、加熱圧着あるいは接着剤により接合し、非接触型ICカード1とするというものである。
【0005】
【特許文献1】
特開2000−339432号公報(図1、図2)
【特許文献2】
特開2000−174172号公報(図1)
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の非接触型ICカード1に見られるような構成では、集積回路2が内蔵されたモジュール3は、一対の表面基材11と複数の中間基材8,9,10に挟持された構成となっているため、実用において内蔵されたモジュール部分に外力が加わった際、あるいはカード全体に曲げ応力が加わった際、その曲げ応力に耐えることができず、モジュール3に内蔵された集積回路2が破損したり、リードフレーム5においては、ダイパッド5aとアンテナランド5bは分断されていることから、その部分の剛性が劣るため、集積回路2とアンテナランド5bを接続しているボンディングワイヤー6が断線したりするという課題があった。
【0007】
本発明は従来の非接触型ICカードの課題を解決し、信頼性の高い、非接触型ICカードを提供することを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明の非接触型ICカードは、ダイパッドとアンテナランドを備えたリードフレームと、前記リードフレームのダイパッド上に集積回路を搭載し、前記集積回路を樹脂により封止したモジュールと、前記アンテナランドに接続されたアンテナと、前記モジュールを戴置する少なくとも1層の中間基材と、前記中間基材を覆う一対の表面基材とを備え、外部の送受信機器とデータの授受を行う非接触型ICカードにおいて、前記モジュールの封止樹脂の天面に前記リードフレームに対向するように補強板を設けたことを特徴とするものである。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施の形態について図面を参照しながら説明する。
【0010】
(実施の形態1)
図1は本発明の第1の実施の形態に係る非接触型ICカード101の要部断面図であり、図2はその各構成を分解し、わかりやすく示すための側面図である。図1、図2において、非接触型ICカード101の内部は、集積回路102を搭載したモジュール103がアンテナ104と接続した構成になっている。図3,図4はモジュール103の詳細を示す透視図及び要部断面図であり、モジュール103はリードフレーム105のダイパッド105a上に集積回路102を搭載し、集積回路102の外部接続電極であるボンディングパッド102aとリードフレーム105のアンテナランド(リード)105bとをボンディングワイヤー106で接続し、集積回路102及びボンディングワイヤー106が断面形状略台形の熱硬化性樹脂107により封止されている。封止方法としては周知の技術により、金型とエポキシ系の熱硬化性の成形材料を使用し、トランスファーモールド法により行うことができる。
【0011】
図1、図2において、モジュール103は、アンテナ104が配線された厚さ0.1mmのPET−G(Polyethylene Terephthalate Glycol)あるいはPVC(Poly Vinyl Chloride)の材料で形成された第1の中間基材108の孔108aに戴置され、リードフレーム105のアンテナランド105bとアンテナ104は溶接等の手段により接続されている。ここで、第1の中間基材108には、リードフレーム105の外形と略同じサイズの孔109aがアンテナ104の端部に対応する位置に設けられ、孔109aにモジュール103が納められる。
【0012】
また、モジュール103の構成について説明すると、リードフレーム105としては、板厚0.1mmのCuSn系の材質とし、表面処理としてはAgメッキを0.5μm行っている。また、集積回路102は厚さが0.1mmまでバックグラインド処理され、ダイパッド105a上にAg系のダイスボンディング樹脂により接着固定され、集積回路102のボンディングパッド102aと、リードフレーム105のアンテナランド105bとは直径25μmのAu線によるボンディングワイヤー106により接続されている。ここで、モジュール103の厚さはリードフレーム105の厚さ0.1mmを含み、総厚を0.4mmとしたが、最近の技術ではこの総厚を0.3mmとすることもできる。また、ここでは単体のモジュール103について説明したが、量産においては多数個を配置したフープ状態でモジュール化された後、単体のモジュール103に分離される。
【0013】
さらに、非接触型ICカード101の構成は、リードフレーム105のアンテナランド105bとアンテナ104を溶接等の手段により接続した後、モジュール103の断面形状略台形の熱硬化性樹脂107の部分を厚さ0.3mmのPET−G、あるいはPVCで形成された第2の中間基材109に設けられた孔109aに嵌め込む。その後、断面形状略台形の熱硬化性樹脂107上のリードフレーム105に対向する面に金属の補強板120をエポキシ系の接着剤で接着固定する。金属の補強板120としては、材質が化学的に安定しており、強度的にも優れたステンレス材、SUS304のH材とし、その厚さは0.1mmとした。また、そのサイズは熱硬化性樹脂107の天面のサイズと略同じで矩形とした。
【0014】
その後、モジュール103を第1の中間基材108、第2の中間基材109に戴置し、厚さ0.1mmで補強板120と同等の大きさで上面に矩形孔110aを設けた第3の中間基材110で上下を挟むとともに、厚さ0.1mmのPET−G、あるいはPVCで形成された一対の表面基材111間に重ね合わせ配置し、加熱圧着、あるいは層間に配置した接着剤により接合し、総厚0.8mmの非接触型ICカード101とした。
【0015】
ここでは、前述のようにモジュールの総厚を0.4mmとしたが、図5に示すようにモジュールの総厚を0.3mmとした場合は、図5に示すように第3の中間基材110に補強板120側と同等の大きさの矩形孔を設ける必要はない。
【0016】
(実施の形態2)
次に本発明の第2の実施の形態について図面を参照しながら説明する。図6は本発明に係る非接触型ICカード101の要部断面図である。ここでは、実施の形態1で述べた厚さ0.4mmのモジュール103を内蔵する非接触型ICカード101を例として説明し、また、厚さ0.4mmのモジュール103の構成等についての説明は割愛する。
【0017】
図6において、断面形状略台形の熱硬化性樹脂107上のリードフレーム105に対向する面に配置する厚さ0.1mmのステンレス材SUS304のH材の補強板121のサイズはリードフレーム105と略同等としている。この結果、モジュール103は厚さ方向に関して、リードフレーム105と補強板121によりほぼ対称形状となり、非接触型ICカード101としたときも図6に見られるように、モジュール103は第1の中間基材108、第2の中間基材109に戴置し、補強板121が収納可能となる上面に孔110aを有する第3の中間基材110で上下を挟むとともに、一対の表面基材111間に接合した構成としたことにより、非接触型ICカード101は略中心に配置されるバランスの取れたものとすることができる。
【0018】
図7は当実施の形態における非接触型ICカード101に曲げの応力が加わった際の要部断面図で、補強板121のサイズをリードフレーム105と略同等としたため、熱硬化性樹脂107とアンテナランド105bの界面107bで集中した変曲点が発生せず緩やかな変形が発生することを示している。そのため、アンテナランドと熱硬化性樹脂の剥離が発生せず集積回路とアンテナランドを接続しているボンディングワイヤーが断線したりすることを防止できる。
【0019】
(実施の形態3)
次に本発明の第3の実施の形態について図面を参照しながら説明する。図8は本発明に係る非接触型ICカード101の要部断面図である。
【0020】
ここでも、実施の形態2で述べた厚さ0.3mmのモジュール103を内蔵する非接触型ICカード101を例として説明し、また、厚さ0.3mmのモジュール103の構成等についての説明は割愛する。
【0021】
図8において、断面形状略台形の熱硬化性樹脂107上のリードフレーム105に対向する面に配置する厚さ0.1mmのステンレス材、SUS304のH材の補強板122は、図9に示すように熱硬化性樹脂107の4つの側面107bをも覆うような凹形状としており、補強板122の側面端部122aがアンテナランド105bにタッチしないよう、その深さは0.15mmとしている。また、熱硬化性樹脂107の天面107aに対応する補強板122の平坦部122bには、補強板122の加工において発生する歪みを緩和するための孔122cを設けている。このモジュール103を非接触型カード101とするには実施の形態1と同じ方法が適用できるため説明を割愛する。
【0022】
また、前述の補強板122の形状は全体が凹形状のものとし、図9のような4つの側面122aを覆うような形状としたが、図10に示すようにコの字型としてモジュール103の2つの側面107bを覆うようにしてもよい。少なくとも一部の側面107bを覆うことで効果はある。
【0023】
ここで、モジュール単体としての破壊限度強度に関する評価結果について説明する。図11に示すように、SUS304で構成された凹形状の補強板122を備えたモジュール103の熱硬化性樹脂107の両外縁部0.5mmの位置を補強板122側で支持し、リードフレーム105面より先端R1.0の鋼材でFの方向に加圧し、機能破壊する加圧力を調査した。図11では、リードフレーム105面を加圧していく状態を示しているが、評価としては逆方向の補強板122面を加圧する評価も実施し、また、同様に平面状の補強板120を備えたモジュール、及び補強板を備えていないモジュールに関しても同様の評価を行った。補強板の種別によるその評価結果を表1に示している。
【0024】
【表1】
【0025】
第1の実施の形態で示した平面の補強板120で補強したモジュールは当然、従来の補強板のないものより加圧面が熱硬化性樹脂側、リードフレーム側とも強度の改善が図れ、凹形状とした補強板122で補強したモジュールでは更に破壊限度が改善された。
【0026】
また、補強板のないものではリードフレーム105側より加圧した場合、熱硬化性樹脂107側から加圧した場合に比べ、ほぼ1/2の強度しかないものが、平面の補強板120を備えることにより、何れの方向からの加圧に対しても増強され、かつ、方向による差が少ないものとなっている。凹形状の補強板122を備えることにより、さらに強度が増し、方向による差が少ないものとなる。
【0027】
この結果はモジュール単体として評価したものであるが、当然、非接触型ICカードとした場合も反映されるものである。
【0028】
ここで、表1では従来の補強板なしでリードフレーム面側加圧した場合の破壊限度強度の測定平均値を1として、他のデータを指数表示している。
【0029】
また、曲げモーメントMが加わった際も、周知のように補強板の断面係数Zが増加するため最大応力σmax=M/Zにより負荷される応力が緩和されるため、熱硬化性樹脂の内部に搭載されている集積回路の破損、また、リードフレームのダイパッドとアンテナランドの分断された部分を補強することができるため、ボンディングワイヤーの断線が防止できる信頼性の高い非接触型ICカードとすることができる。
【0030】
なお、以上に述べた実施の形態はこの発明の本質的な構成と作用を示すための好ましい例の一部であり、従って技術構成上好ましい種々の限定が述べられているが、この発明の範囲は、特にこの発明を限定する旨の記載がない限り、これらの形態に限られるものではない。
【0031】
【発明の効果】
リードフレームに集積回路を搭載したモジュールを内蔵した非接触型ICカードにおいて、モジュールの封止樹脂の天面にリードフレームに対向するように補強板を設けた構成にすることにより、実用において、内蔵されたモジュール部分に外力が加わった際、あるいはカード全体に曲げが加わった際、その曲げ応力に耐えることができ、モジュールに内蔵された集積回路が破損することを防止でき、また、リードフレームのダイパッドとアンテナランドの分断された部分を補強されるため、集積回路とアンテナランドを接続しているボンディングワイヤーが断線したりすることを防止できる信頼性に優れる非接触型ICカードとすることができる。
【0032】
また、本発明の非接触型ICカードにおいて、前記集積回路を搭載したモジュールの断面形状略台形の熱硬化性樹脂の面に設けられた金属の補強板の大きさをアンテナも含むリードフレームの大きさと略同じ大きさとした構成にすることにより、補強板サイズ内の剛性を向上させることができ、実用において、内蔵されたモジュール部分に外力が加わった際にアンテナランドと集積回路を搭載したモジュールの熱硬化性樹脂との界面に応力が集中しないため、アンテナランドと熱硬化性樹脂の界面剥離が発生せず、集積回路とアンテナランドを接続しているボンディングワイヤーが断線したりすることを防止できる信頼性に優れる非接触型ICカードとすることができる。
【0033】
また、本発明の非接触型ICカードにおいて、金属の補強板を断面形状略台形の熱硬化性樹脂の少なくとも一部の側面をも覆うよう設けた構成にすることにより、金属の補強板の断面係数が改善されるため、同じ厚さの補強板を備えることに比べ、実用におけるモジュールへの外力に対する強度が更に改善され、モジュールに内蔵された集積回路が破損したり、集積回路とアンテナランドを接続しているボンディングワイヤーが断線したりすることを防止できる信頼性に優れる非接触型ICカードとすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態における非接触型ICカードの要部断面図
【図2】本発明の第1の実施の形態における非接触型ICカードの構成分解図
【図3】本発明の第1の実施の形態におけるモジュールの透視図
【図4】本発明の第1の実施の形態におけるモジュールの要部断面図
【図5】本発明の第1の実施の形態における他の構成の非接触型ICカードの要部断面図
【図6】本発明の第2の実施の形態における非接触型ICカードの要部断面図
【図7】本発明の第2の実施の形態おける非接触型ICカードに曲げの応力が加わった際の要部断面図
【図8】本発明の第3の実施の形態における非接触型ICカードの要部断面図
【図9】本発明の第3の実施の形態における凹形状の補強板の概要図
【図10】本発明の第3の実施の形態におけるコの字型の補強板の概要図
【図11】本発明によるモジュールの破壊限度強度評価の構成図
【図12】従来の非接触型ICカードの透過平面図
【図13】従来の非接触型ICカードの要部断面図
【符号の説明】
101 非接触型ICカード
102 集積回路
103 モジュール
104 アンテナ
105 リードフレーム
107 熱硬化性樹脂
108 第1の中間基材
109 第2の中間基材
110 第3の中間基材
111 表面基材
120,121,122 補強板
Claims (4)
- ダイパッドとアンテナランドを備えたリードフレームと、前記リードフレームのダイパッド上に集積回路を搭載し、前記集積回路を樹脂により封止したモジュールと、前記アンテナランドに接続されたアンテナと、前記モジュールを戴置する少なくとも1層の中間基材と、前記中間基材を覆う一対の表面基材とを備え、外部の送受信機器とデータの授受を行う非接触型ICカードにおいて、前記モジュールの封止樹脂の天面に前記リードフレームに対向するように補強板を設けたことを特徴とする非接触型ICカード。
- 補強板の大きさをアンテナランドも含むリードフレームの大きさと略同じとしたことを特徴とする請求項1記載の非接触型ICカード。
- 補強板は樹脂の少なくとも一部の側面をも覆うよう設けたことを特徴とする請求項1記載の非接触型ICカード。
- 補強板が金属からなる請求項1乃至3記載の非接触型ICカード。
Priority Applications (1)
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JP2003025589A JP2004234593A (ja) | 2003-02-03 | 2003-02-03 | 非接触型icカード |
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2013517956A (ja) * | 2010-01-25 | 2013-05-20 | ヘレウス マテリアルズ テクノロジー ゲーエムベーハー ウント カンパニー カーゲー | パンチングサイトにおけるアンダーカットを介した平面性の改善 |
JP2014178875A (ja) * | 2013-03-14 | 2014-09-25 | Hitachi Maxell Ltd | Icパッケージ、icモジュール、及び、非接触icカード |
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2003
- 2003-02-03 JP JP2003025589A patent/JP2004234593A/ja active Pending
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