JP2004233940A - 画像表示装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】プロジェクタの局所的加熱を防止する。
【解決手段】白色光源1と、2次光源を作る楕円ミラー2と、2次光源の位置に隣接して配置されたライトトンネル3と、このライトトンネル他端に隣接して配置されたカラーフィルタ4と、カラーフィルタ4を通った光線が通過するコンデンサレンズ5と、コンデンサレンズを通った光線を反射させる平面ミラー6と、このミラー6を通った光線を更に反射させる球面ミラー7と、このミラー7により反射した光線が入射し、かつ、2次元的に配置された多数のピクセルの微小ミラーの傾きを変化させて反射光の出射角度を変化させることによりオン/オフ状態を作るDMD8と、オン状態にあるピクセルの微小ミラーからの反射光を拡大して投影する投影レンズ9とを備え、更に冷却部材を、前記白色光源1を側面から冷却する第1の冷却部材と、この白色光源の照射部を側面から冷却する第2の冷却部材を有し、白色光源及び、この白色光源に配置される光学部品を、夫々個別に冷却する。
【選択図】 図1
【解決手段】白色光源1と、2次光源を作る楕円ミラー2と、2次光源の位置に隣接して配置されたライトトンネル3と、このライトトンネル他端に隣接して配置されたカラーフィルタ4と、カラーフィルタ4を通った光線が通過するコンデンサレンズ5と、コンデンサレンズを通った光線を反射させる平面ミラー6と、このミラー6を通った光線を更に反射させる球面ミラー7と、このミラー7により反射した光線が入射し、かつ、2次元的に配置された多数のピクセルの微小ミラーの傾きを変化させて反射光の出射角度を変化させることによりオン/オフ状態を作るDMD8と、オン状態にあるピクセルの微小ミラーからの反射光を拡大して投影する投影レンズ9とを備え、更に冷却部材を、前記白色光源1を側面から冷却する第1の冷却部材と、この白色光源の照射部を側面から冷却する第2の冷却部材を有し、白色光源及び、この白色光源に配置される光学部品を、夫々個別に冷却する。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、投影形の高精細度テレビジョン(HDTV)システムやビデオプロジェクタ等に使用される投影形の画像表示装置に関し、特に、光学系部品の冷却構造に特徴を有する画像表示装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】出願人は、先に、特願2001−71937号に示される画像表示装置を出願した。この画像表示装置は、白色光源と、白色光源からの光線を2次光源として集光する集光ミラーと、2次光源の位置に配置され、白色光を時間的に光の3原色に分解するカラーフィルタと、コンデンサレンズと、第1及び第2の折り返しミラーと、2次元に配列された各ピクセルの微小ミラーの傾きを変化させることにより反射光の角度を変化させてオン/オフ状態を作る反射表示手段と、この反射表示手段によって表された画像をスクリーンに拡大して投影する投影レンズとを備えるものである。
【0003】図5は、上記従来技術の構造図であり、51は白色光源のアーク(発光点)、52は集光ミラーとしての楕円ミラー、53は輪帯部分が光の三原色(赤、緑、青)に分割された回転可能なカラーフィルタ、54は光学部品であるライトトンネル、55はコンデンサレンズ、56は折り返しミラーとしての平面ミラー、57は第2の折り返しミラーとしての球面ミラー、58は後述する反射表示手段としてのDMD(ディジタルマイクロミラーデバイス)、59は第2のコンデンサレンズ、60は投影レンズである。
【0004】ここで、DMD56は、「光学」(vol.25,No.6,p.313〜314,1996年)に記載されているように、2次元的に配列した各ピクセルが微小なミラーから構成され、各ピクセルごとにその直下に配置されたメモリー素子による静電界作用によって上記微小ミラーの傾きを制御し、反射光の反射角度を変化させることによってオン/オフ状態を作る反射形表示素子である。そして、ピクセルがオフの状態では、当該ピクセルの微小ミラーによる反射光が投影レンズに入射せず、ピクセルがオンの状態では、当該ピクセルの微小ミラーによる反射光が投影レンズ57に入射してスクリーンに画像を形成するように光学系部品を配置する必要がある。なお、各ピクセルの微小ミラーのオン時の傾き角は、DMD56の光線の入射面に対して10から12度程度と決められている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来は、光源からの放出光はカラーホイールに入射する構成になっており、カラーホイールで反射した光が光源に入射したり、光源からの発熱が、容積の大きなカラーホイールが壁となり、排出し難いという問題があった。
この問題を解決するため、カラーホイールの後に配置されたライトトンネルとカラーホイールの配置を変更すると、ライトトンネルの容積は小さいため、ここから光源に反射する光は低減され、また光源からの熱も効率的に排出することが可能になる。
尚、このカラーホイールは回転しているため、光源からの光を受ける入射部は常に移動し、局所的な過熱の問題はなかった。
しかしながら、ライトトンネルの後方にカラーホイールを配置した構成を取った場合、この静止状態にあるライトトンネルの端部に光源の光が直接照射され、過熱状態になるという問題が発生した。
【0006】そこで本発明の目的は、光源の光が直接入力する光学部品を独立に冷却する構造の画像表示装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため、本発明は、請求項1に記載するように、白色光源と、この白色光源からの光線を集光して仮想的な2次光源を作る集光ミラーと、この白色光源を側面から冷却する第1の冷却手段と、前記白色光源からの放出光を入力する光学部品と、この光学部品を冷却する第2の冷却手段と、この光学部品の出力端位置に配置されて白色光から光の3原色を経時的に作り出すカラーフィルタと、カラーフィルタを通った光線が通過するコンデンサレンズと、コンデンサレンズを通った光線を反射させる第1の折り返しミラーと、第1の折り返しミラーを通った光線を更に反射させる第2の折り返しミラーと、第2の折り返しミラーにより反射した光線が入射し、かつ、2次元的に配置された多数のピクセルの微小ミラーの傾きを変化させて反射光の出射角度を変化させることによりオン/オフ状態を作る反射表示手段と、オン状態にあるピクセルの微小ミラーからの反射光を拡大して投影する投影レンズとを備えることを特徴とする画像表示装置である。
【0008】なお、請求項2に記載するように、画像表示に寄与しない余分な光による過熱を防止するために、金属性の光遮蔽板を光源と光学部品との間に設け、光学部品に伝わらないようにすると共に、この光遮蔽板と光学部品を、第2の冷却手段で冷却すると更に効率的に局所過熱を防止することが可能となる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、図に沿って本発明の実施形態を説明する。
図1は本発明の実施形態を示す斜視図であり、光学系部品の位置関係を示している。尚、この図は、装置の底面を上にして描いており、実装置では、図の上面が装置のケースの底面に配置される。
これらの図において、1は光源ユニット、2は光線を集光して2次光源を作る集光ミラーとしての楕円ミラーである。3は光学部品であるライトトンネル、4は輪帯部分が光の三原色に分割された回転可能なカラーフィルタを収納したカラーホイール部であり、このカラーホイール部4には図示しないモータが収納されている。
尚、ライトトンネル3は、側面が鏡面加工された中空の構造体を用いているが、石英からなる直方体を用いてもよい。
【0010】5はコンデンサレンズが収納されるコンデンサレンズ収納部であり、コンデンサレンズの中心軸上には平面ミラーで構成される第1の折り返しミラー6が傾いて配置されている。ここで、コンデンサレンズの曲面は球面、非球面(放物面等)の何れでも良い。更に、7は球面ミラーから構成される第2の折り返しミラーであり、コンデンサレンズを通って平面ミラー6により反射した光線がこの球面ミラー7に入射するように配置されている。第2の折り返しミラー7は凹面形状の反射面を有していれば良く、球面ミラー以外に放物面ミラー等の非球面ミラーでも良い。
【0011】コンデンサレンズの中心軸を挟んで、球面ミラー7とは反対側にDMD部8が配置されており、このDMD部8にはデジタルマイクロミラー素子が収納されており、このデジタルマイクロミラー素子の上面にはレンズ9が配置されている。
【0012】この実施形態では、カラーホイール部4からコンデンサレンズ収納部5を通過した光が平面ミラー6により折り返され、更に球面ミラー7により折り返されてDMD部8のデジタルマイクロミラー素子の各ピクセルに所定角度で入射する。そして、デジタルマイクロミラー素子のオン状態のピクセルによって反射した光が投影レンズ10に入射し、カラーホイール部4により選択された色彩の光としてスクリーン(図示せず)に投影される。
【0013】尚、ライトトンネル3、カラーホイール部4、コンデンサレンズ収納部5、第1の折り返しミラー6、第2の折り返しミラー7、DMD部8、及び投光レンズ10は、第1の収納ケース11に固定され、図示しない本体ケースに上下反転して固定される。このため、容易に光学系部品を組み立てることが可能となると共に、本体に固定された場合、密閉空間を構成し、埃などが光学系に付着することが防止できる。
【0014】光源ユニット1は、光源ユニット収納部16に収納されるが、この収納ケース16には、光源ユニット1を冷却する第1の冷却手段12と、光源ユニット1に対向配置されるライトトンネル3の光入射部を冷却する第2の冷却手段13が固定される。
【0015】また、DMD部8は、第1の収納ケース外部に熱を放出するための放熱フィン14が設けられており、このフィン14を冷却する第3のファン15が設けられている。
【0016】図2に光源ユニット1の斜視図を示す。
光源ユニット1は、図示しないランプ例えば高圧水銀ランプが楕円ミラー1a内に収納されている。また、ランプ前方には飛散防止ネット1bが設けられ、ランプが破裂した場合のガラス片の飛散が防止される。さらに、電力を供給する外部接続端子1cが設けられており、光源ユニット収納部に設けられた図示しないソケットを介して電源に接続される。
この光源ユニット1は、本体ケースの底面に設けられた蓋を外して、そこから取りはずすことができるが、その取外し手段1dは、この外部接続端子部1c直近に設けられている。従来は、光源ユニットの中央部に針金状の引出し取っ手を配置していたが、交換時にソケット上方に真直ぐに力を入れにくく、光源ユニットがソケットから抜けにくいという問題があった。そのため、本実施例では外部接続端子1cに隣接して引出し部1dを設けることで、引き上げる力がそのまま外部接続端子1cに作用し、抜けやすい構造としている。
【0017】この光源ユニット1は、図1に示される光源ユニット収納部16に収納される。この光源ユニット収納部16は、開放面16aを有し、この開放面16aに対向した面に第1のファン12が固定されている。第1のファンの冷却風は、光源ユニット1の飛散防止ユニット1bを介して外部に放出される。この光源ユニット収納部14も上下反転して、本体ケースに固定される。
【0018】本体ケース17を上下反転した状態の斜視図を図3に示す。
本体ケース17には、放熱開口17aが設けられており、この放熱開口17aに前述の光源ユニット収納部の開放面が配置される。従って、第1の冷却手段及び第2の冷却手段の冷却風は、この放熱開口17aから、外部に放出される。尚、17bは光源ユニットの取り出し用の蓋であり、本体ケースにねじ止めされている。
【0019】光源ユニット収納部16の他の実施例の斜視図を図4に示す。
この光源ユニット収納部16の光放出口には、光遮蔽板18が設けられている。この光遮蔽板18は、ライトトンネルの大きさに等しい矩形の開口を有し、ライトトンネルに入射する光以外がライトトンネル側に放出されるのを防止するものである。この光遮蔽板18は光源ユニットからの放射光の照射により高温になるため、第2の冷却手段により冷却される。このように、第2の冷却手段13は、ライトトンネルと光遮蔽板18を同時に冷却するように光軸に対してやや傾斜して配置される。
【0020】
【発明の効果】以上述べたように本発明では、光源ユニットの冷却手段とは、別に光源ユニット直近の光学部品を冷却する第2の冷却手段を設けたことにより、光学部品が過熱することを防止することが可能となる。また、局部的に冷却する構成をとることにより、従来よりも装置の小型化、コンパクト化が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の実施例の形態に係る主要な構成を示す下方から見た斜視図である。
【図2】図2は、図1の光源ユニットを示す斜視図である。
【図3】図3は、本発明の本体ケースを下方から見た斜視図である。
【図4】図4は、図1の光源ユニット収納部の他の実施例を示す斜視図である。
【図5】図5は、従来例の構成を示す概念図である。
【符号の説明】
1:光源ユニット
3:光学部品
4:カラーホイール部
8:DMD部
12:第1の冷却手段
13:第2の冷却手段
18:光遮蔽板
【発明の属する技術分野】本発明は、投影形の高精細度テレビジョン(HDTV)システムやビデオプロジェクタ等に使用される投影形の画像表示装置に関し、特に、光学系部品の冷却構造に特徴を有する画像表示装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】出願人は、先に、特願2001−71937号に示される画像表示装置を出願した。この画像表示装置は、白色光源と、白色光源からの光線を2次光源として集光する集光ミラーと、2次光源の位置に配置され、白色光を時間的に光の3原色に分解するカラーフィルタと、コンデンサレンズと、第1及び第2の折り返しミラーと、2次元に配列された各ピクセルの微小ミラーの傾きを変化させることにより反射光の角度を変化させてオン/オフ状態を作る反射表示手段と、この反射表示手段によって表された画像をスクリーンに拡大して投影する投影レンズとを備えるものである。
【0003】図5は、上記従来技術の構造図であり、51は白色光源のアーク(発光点)、52は集光ミラーとしての楕円ミラー、53は輪帯部分が光の三原色(赤、緑、青)に分割された回転可能なカラーフィルタ、54は光学部品であるライトトンネル、55はコンデンサレンズ、56は折り返しミラーとしての平面ミラー、57は第2の折り返しミラーとしての球面ミラー、58は後述する反射表示手段としてのDMD(ディジタルマイクロミラーデバイス)、59は第2のコンデンサレンズ、60は投影レンズである。
【0004】ここで、DMD56は、「光学」(vol.25,No.6,p.313〜314,1996年)に記載されているように、2次元的に配列した各ピクセルが微小なミラーから構成され、各ピクセルごとにその直下に配置されたメモリー素子による静電界作用によって上記微小ミラーの傾きを制御し、反射光の反射角度を変化させることによってオン/オフ状態を作る反射形表示素子である。そして、ピクセルがオフの状態では、当該ピクセルの微小ミラーによる反射光が投影レンズに入射せず、ピクセルがオンの状態では、当該ピクセルの微小ミラーによる反射光が投影レンズ57に入射してスクリーンに画像を形成するように光学系部品を配置する必要がある。なお、各ピクセルの微小ミラーのオン時の傾き角は、DMD56の光線の入射面に対して10から12度程度と決められている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来は、光源からの放出光はカラーホイールに入射する構成になっており、カラーホイールで反射した光が光源に入射したり、光源からの発熱が、容積の大きなカラーホイールが壁となり、排出し難いという問題があった。
この問題を解決するため、カラーホイールの後に配置されたライトトンネルとカラーホイールの配置を変更すると、ライトトンネルの容積は小さいため、ここから光源に反射する光は低減され、また光源からの熱も効率的に排出することが可能になる。
尚、このカラーホイールは回転しているため、光源からの光を受ける入射部は常に移動し、局所的な過熱の問題はなかった。
しかしながら、ライトトンネルの後方にカラーホイールを配置した構成を取った場合、この静止状態にあるライトトンネルの端部に光源の光が直接照射され、過熱状態になるという問題が発生した。
【0006】そこで本発明の目的は、光源の光が直接入力する光学部品を独立に冷却する構造の画像表示装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため、本発明は、請求項1に記載するように、白色光源と、この白色光源からの光線を集光して仮想的な2次光源を作る集光ミラーと、この白色光源を側面から冷却する第1の冷却手段と、前記白色光源からの放出光を入力する光学部品と、この光学部品を冷却する第2の冷却手段と、この光学部品の出力端位置に配置されて白色光から光の3原色を経時的に作り出すカラーフィルタと、カラーフィルタを通った光線が通過するコンデンサレンズと、コンデンサレンズを通った光線を反射させる第1の折り返しミラーと、第1の折り返しミラーを通った光線を更に反射させる第2の折り返しミラーと、第2の折り返しミラーにより反射した光線が入射し、かつ、2次元的に配置された多数のピクセルの微小ミラーの傾きを変化させて反射光の出射角度を変化させることによりオン/オフ状態を作る反射表示手段と、オン状態にあるピクセルの微小ミラーからの反射光を拡大して投影する投影レンズとを備えることを特徴とする画像表示装置である。
【0008】なお、請求項2に記載するように、画像表示に寄与しない余分な光による過熱を防止するために、金属性の光遮蔽板を光源と光学部品との間に設け、光学部品に伝わらないようにすると共に、この光遮蔽板と光学部品を、第2の冷却手段で冷却すると更に効率的に局所過熱を防止することが可能となる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、図に沿って本発明の実施形態を説明する。
図1は本発明の実施形態を示す斜視図であり、光学系部品の位置関係を示している。尚、この図は、装置の底面を上にして描いており、実装置では、図の上面が装置のケースの底面に配置される。
これらの図において、1は光源ユニット、2は光線を集光して2次光源を作る集光ミラーとしての楕円ミラーである。3は光学部品であるライトトンネル、4は輪帯部分が光の三原色に分割された回転可能なカラーフィルタを収納したカラーホイール部であり、このカラーホイール部4には図示しないモータが収納されている。
尚、ライトトンネル3は、側面が鏡面加工された中空の構造体を用いているが、石英からなる直方体を用いてもよい。
【0010】5はコンデンサレンズが収納されるコンデンサレンズ収納部であり、コンデンサレンズの中心軸上には平面ミラーで構成される第1の折り返しミラー6が傾いて配置されている。ここで、コンデンサレンズの曲面は球面、非球面(放物面等)の何れでも良い。更に、7は球面ミラーから構成される第2の折り返しミラーであり、コンデンサレンズを通って平面ミラー6により反射した光線がこの球面ミラー7に入射するように配置されている。第2の折り返しミラー7は凹面形状の反射面を有していれば良く、球面ミラー以外に放物面ミラー等の非球面ミラーでも良い。
【0011】コンデンサレンズの中心軸を挟んで、球面ミラー7とは反対側にDMD部8が配置されており、このDMD部8にはデジタルマイクロミラー素子が収納されており、このデジタルマイクロミラー素子の上面にはレンズ9が配置されている。
【0012】この実施形態では、カラーホイール部4からコンデンサレンズ収納部5を通過した光が平面ミラー6により折り返され、更に球面ミラー7により折り返されてDMD部8のデジタルマイクロミラー素子の各ピクセルに所定角度で入射する。そして、デジタルマイクロミラー素子のオン状態のピクセルによって反射した光が投影レンズ10に入射し、カラーホイール部4により選択された色彩の光としてスクリーン(図示せず)に投影される。
【0013】尚、ライトトンネル3、カラーホイール部4、コンデンサレンズ収納部5、第1の折り返しミラー6、第2の折り返しミラー7、DMD部8、及び投光レンズ10は、第1の収納ケース11に固定され、図示しない本体ケースに上下反転して固定される。このため、容易に光学系部品を組み立てることが可能となると共に、本体に固定された場合、密閉空間を構成し、埃などが光学系に付着することが防止できる。
【0014】光源ユニット1は、光源ユニット収納部16に収納されるが、この収納ケース16には、光源ユニット1を冷却する第1の冷却手段12と、光源ユニット1に対向配置されるライトトンネル3の光入射部を冷却する第2の冷却手段13が固定される。
【0015】また、DMD部8は、第1の収納ケース外部に熱を放出するための放熱フィン14が設けられており、このフィン14を冷却する第3のファン15が設けられている。
【0016】図2に光源ユニット1の斜視図を示す。
光源ユニット1は、図示しないランプ例えば高圧水銀ランプが楕円ミラー1a内に収納されている。また、ランプ前方には飛散防止ネット1bが設けられ、ランプが破裂した場合のガラス片の飛散が防止される。さらに、電力を供給する外部接続端子1cが設けられており、光源ユニット収納部に設けられた図示しないソケットを介して電源に接続される。
この光源ユニット1は、本体ケースの底面に設けられた蓋を外して、そこから取りはずすことができるが、その取外し手段1dは、この外部接続端子部1c直近に設けられている。従来は、光源ユニットの中央部に針金状の引出し取っ手を配置していたが、交換時にソケット上方に真直ぐに力を入れにくく、光源ユニットがソケットから抜けにくいという問題があった。そのため、本実施例では外部接続端子1cに隣接して引出し部1dを設けることで、引き上げる力がそのまま外部接続端子1cに作用し、抜けやすい構造としている。
【0017】この光源ユニット1は、図1に示される光源ユニット収納部16に収納される。この光源ユニット収納部16は、開放面16aを有し、この開放面16aに対向した面に第1のファン12が固定されている。第1のファンの冷却風は、光源ユニット1の飛散防止ユニット1bを介して外部に放出される。この光源ユニット収納部14も上下反転して、本体ケースに固定される。
【0018】本体ケース17を上下反転した状態の斜視図を図3に示す。
本体ケース17には、放熱開口17aが設けられており、この放熱開口17aに前述の光源ユニット収納部の開放面が配置される。従って、第1の冷却手段及び第2の冷却手段の冷却風は、この放熱開口17aから、外部に放出される。尚、17bは光源ユニットの取り出し用の蓋であり、本体ケースにねじ止めされている。
【0019】光源ユニット収納部16の他の実施例の斜視図を図4に示す。
この光源ユニット収納部16の光放出口には、光遮蔽板18が設けられている。この光遮蔽板18は、ライトトンネルの大きさに等しい矩形の開口を有し、ライトトンネルに入射する光以外がライトトンネル側に放出されるのを防止するものである。この光遮蔽板18は光源ユニットからの放射光の照射により高温になるため、第2の冷却手段により冷却される。このように、第2の冷却手段13は、ライトトンネルと光遮蔽板18を同時に冷却するように光軸に対してやや傾斜して配置される。
【0020】
【発明の効果】以上述べたように本発明では、光源ユニットの冷却手段とは、別に光源ユニット直近の光学部品を冷却する第2の冷却手段を設けたことにより、光学部品が過熱することを防止することが可能となる。また、局部的に冷却する構成をとることにより、従来よりも装置の小型化、コンパクト化が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の実施例の形態に係る主要な構成を示す下方から見た斜視図である。
【図2】図2は、図1の光源ユニットを示す斜視図である。
【図3】図3は、本発明の本体ケースを下方から見た斜視図である。
【図4】図4は、図1の光源ユニット収納部の他の実施例を示す斜視図である。
【図5】図5は、従来例の構成を示す概念図である。
【符号の説明】
1:光源ユニット
3:光学部品
4:カラーホイール部
8:DMD部
12:第1の冷却手段
13:第2の冷却手段
18:光遮蔽板
Claims (4)
- 白色光源と、この白色光源からの光線を集光して仮想的な2次光源を作る集光ミラーと、この白色光源を側面から冷却する第1の冷却手段と、前記白色光源からの放出光を入力する光学部品と、この光学部品を冷却する第2の冷却手段と、この光学部品の出力端位置に配置されて白色光から光の3原色を経時的に作り出すカラーフィルタと、カラーフィルタを通った光線を反射させる第1の折り返しミラーと、第1の折り返しミラーを通った光線を更に反射させる第2の折り返しミラーと、第2の折り返しミラーにより反射した光線が入射し、かつ、2次元的に配置された多数のピクセルの微小ミラーの傾きを変化させて反射光の出射角度を変化させることによりオン/オフ状態を作る反射表示手段と、オン状態にあるピクセルの微小ミラーからの反射光を拡大して投影する投影レンズとを備えることを特徴とする画像表示装置。
- 請求項1記載の画像表示装置において、白色光源と光学部品との間に開口を有する光遮蔽板を有し、前記第2の冷却手段は、この光遮蔽板をも同時に冷却することを特徴とする画像表示装置。
- 請求項1記載の画像表示装置において、反射表示手段から発せられる熱を放出する放熱フィンと、この放熱フィンを冷却する第3の冷却手段を有することを特徴とする画像表示装置。
- 請求項1記載の画像表示装置において、第1及び第2の冷却手段はファン構造を有し、本体の前面の空気導出口に対向して配置されていることを特徴とする画像表示装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003056395A JP2004233940A (ja) | 2003-01-28 | 2003-01-28 | 画像表示装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003056395A JP2004233940A (ja) | 2003-01-28 | 2003-01-28 | 画像表示装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004233940A true JP2004233940A (ja) | 2004-08-19 |
Family
ID=32958702
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003056395A Pending JP2004233940A (ja) | 2003-01-28 | 2003-01-28 | 画像表示装置 |
Country Status (1)
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---|---|
JP (1) | JP2004233940A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006162689A (ja) * | 2004-12-02 | 2006-06-22 | Casio Comput Co Ltd | 光源装置及びそれを備えたプロジェクタ |
JP2006301368A (ja) * | 2005-04-21 | 2006-11-02 | Casio Comput Co Ltd | データプロジェクタ |
JP2007163654A (ja) * | 2005-12-12 | 2007-06-28 | Chinontec Kk | プロジェクタ |
-
2003
- 2003-01-28 JP JP2003056395A patent/JP2004233940A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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