JP2004233730A - ディスプレー装置 - Google Patents

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JP2004233730A
JP2004233730A JP2003023310A JP2003023310A JP2004233730A JP 2004233730 A JP2004233730 A JP 2004233730A JP 2003023310 A JP2003023310 A JP 2003023310A JP 2003023310 A JP2003023310 A JP 2003023310A JP 2004233730 A JP2004233730 A JP 2004233730A
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Takeshi Inoue
威 井上
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ADEIINO KK
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Abstract

【課題】従来のLED等からなる発光体を利用したディスプレイ用具や、反射光を利用したディスプレイ装置によっては到底得られない興趣に富んだディスプレイ装置を提供する。
【解決手段】互いに平行となる極微小なヘアライン溝2を多数形成してなる金属光沢ないしパール状光沢を発現する反射体を、当該ヘアライン溝2を形成した側が内側となるようにして湾曲させてなるディスプレー板1と、このディスプレー板1におけるヘアライン溝2に向けてビームを照射する光源4とから構成される。ディスプレー板1のヘアライン溝2に向けてビームを照射することによりディスプレー板1上に一本の光軸9が描かれるようになした。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は主に広告宣伝用に使用して好適なディスプレー装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
販売促進に資するためこれまでに種々のディスプレイ装置ないし用具が開発されてきており、その中に発光ダイオード(LED)等からなる発光体を用いたディスプレイ用具が知られている。たとえば、実開平6−87988号公報に示されたディスプレイ装置は、電球やLED等からなる発光体を光透過性素材により形成されたケース内に収容し、当該ケース内で発光体を回転または移動させながら点灯してケースの外側からケースの表示部に注目を集めさせるようにしたものである。
【0003】
また、特開2000−279290号公報に、外部照明灯からの光を反射させる反射部材を設けることにより内部に照明装置を設けずにガラス製の銘板に表示された部分を客の目に付き易くするようにしたディスプレイ装置(陳列ケース)が示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記したように、従来よりLED等からなる発光体を利用したディスプレイ装置や、反射光を利用したディスプレイ装置が知られているが、これら従来装置は光源から照射される光を透過性素材によって作成されたケースを通して表示部を単に目立つようにしたものであり、また鏡面仕上げした反射板による反射光によって表示部を単に目立ち易くしたものに過ぎず、いずれも興趣や斬新さに欠け、消費者の耳目を集めるには甚だ不十分なものであった。
【0005】
本発明は上記した従来のディスプレイ装置の不具合点を解消し、LED等の光源から照射されるビームを特殊なディスプレー板上に一本の光軸として表示させるようになし、消費者の感性に訴えて注目を集めることができるようになした斬新なディスプレイ装置を提供することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するための本発明の構成を詳述すれば、請求項1に係る発明は、互いに平行となるヘアライン溝を多数形成してなる金属光沢ないしパール状光沢を発現する反射体を、当該ヘアライン溝を形成した側が内側となるようにして湾曲させてなるディスプレー板と、このディスプレー板におけるヘアライン溝に向けてビームを照射する光源とからなり、ディスプレー板のヘアライン溝に向けてビームを照射することによりディスプレー板上に光軸が描かれるようになしたことを特徴とするディスプレー装置である。
【0007】
請求項2に係る発明は、光源が青色LEDからなることを特徴とする請求項1記載のディスプレー装置である。
【0008】
また、請求項3に係る発明は、ヘアライン溝を形成したディスプレー板に広告宣伝用の文字ないし模様を表示してなることを特徴とする請求項1記載のディスプレー装置である。
【0009】
上記したように、本発明は極微少な凹溝であるヘアライン溝を互いに平行となるように高密度に形成した金属光沢ないしパール状光沢を発現する反射体よりなるディスプレイ板を湾曲させ、当該湾曲面上にあるヘアライン溝にLED等からなる光源よりビームを照射すると、当該ビームはヘアライン溝によって屈折ないし反射して順次隣接する凹溝に伝播し、結局一本の光軸となってディスプレイ板上に描かれると共に、ディスプレイ板を見る位置を変えることによって当該光軸とディスプレイ板上に表示した広告宣伝用の文字ないし模様との間に距離があるかのように錯覚を生じさせることができるので、ディスプレイ板上に表示した広告宣伝用の文字ないし模様が自然に注目を浴びることとなり、卓越したディスプレイ効果を得ることができる。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明ディスプレイ装置の具体的構成を図示の実施形態に基づき詳細に説明する。
図1は本発明ディスプレイ装置の一実施形態を示す概略側面図、図2は同ディスプレイ装置の正面図、図3はLED等の点灯回路図である。
【0011】
図中1はステンレス板、アルミニウム板のような金属光沢を発現する反射体、あるいはパール状光沢を発現する着色剤を配合してなるプラスチック板や、金属メッキを施したプラスチック板のような反射体を用いたディスプレイ板を示し、当該ディスプレイ板1は図2に示すように、互いに平行となる極微少な凹凸部よりなるヘアライン溝2を高密度で形成してなるものであり、しかも、図1に示すように、当該ヘアライン溝2を形成した側が内側となるようにして湾曲させてなるものである。
【0012】
3はディスプレイ板1を支承する下部ケースであり、当該下部ケース3の内部にはビームをディスプレイ板1のヘアライン溝2に向けて照射するLED等からなる光源4を点灯させるための点灯回路5を配設してある。なお、光源4はディスプレイ板1のヘアライン溝2に斜め下方からビームを照射できるように僅かに角度をつけてセットするようにしてある。
【0013】
光源4の点灯回路5は、電池電源等よりなる電源6、電流制限のための抵抗器7およびスイッチ8より構成され、スイッチ8をONにするとディスプレイ板1のヘアライン溝2に対向配置してあるLED等からなる光源4からビームが、当該ヘアライン溝2に向けて照射される。なお、図示の実施形態においてはディスプレイ板1の下側に位置するヘアライン溝2に向けてビームを照射し、光軸9がディスプレイ板1の上方に向けて描かれるようにしてあるが、これを逆にディスプレイ板1の上側に位置するヘアライン溝2に対向するようにして光源4を配置し、当該上側のヘアライン溝2に向けてビームを照射して光軸9をディスプレイ板1の下方に向けて描くようにしてもよいのは勿論である。
【0014】
本発明者による実験の結果では、光源4として最も相応しいのは青色LEDであり、当該青色LEDをディスプレイ板1の下側のヘアライン溝2に向けてビームを照射すると、当該ビームはディスプレイ板1のヘアライン溝2によって屈折ないし反射を繰り返して1本の光軸9となって上方に延びるようにディスプレイ板1上に描かれることとなり、ディスプレイ板1の所定箇所にプリント等で表示した広告宣伝用の文字ないし模様が興趣豊かに浮かび上がるようになり、きわめて斬新なディスプレイ装置となる。
【0015】
図示する実施形態においては青色LED等からなる光源4を下部ケース3に所定間隔毎に5個配置し、5本の光軸9がディスプレイ板1の上方に延びるように描かれるようにしてあるが、当該ビームの数はこれを任意に増減してもよいのは云うまでもない。また、湾曲させたディスプレイ板1の上端部に光軸9の進行を停止させるための遮蔽板を設けるようにすることもできる。
【0016】
なお、特に図示しないが、下部ケース3のコーナー部付近に支柱を立設して当該支柱の上端部に棚板を付設し、当該棚板にディスプレイ板1にプリント表示した広告宣伝に係る商品を陳列できるようにすることもできる。この場合、棚板は湾曲状ディスプレイ板1よりも上方位置となるように支柱の高さを設定する必要があるのは勿論である。
【0017】
本発明に係るディスプレイ装置は、以上のようにLED等からなる光源4と、ヘアライン溝2を形成すると共に当該ヘアライン溝2を形成した側が内側となるようにして湾曲させたディスプレイ板1とからなる簡単な構成よりなるものであるが、光源4から照射されたビームはヘアライン溝2によって1本の光軸9となってディスプレイ板1上に描かれることとなり、従来にない斬新なディスプレイ装置とすることができる。
【0018】
特に、ディスプレイ板1を見る位置を種々変えることによって光軸9とディスプレイ板1に表示した広告宣伝用の文字ないし模様との間に所定の間隔があるかのように視覚上の錯覚が生じ、立体感を看者に賦与させることができ大きな広告宣伝効果を得ることができる。
【0019】
【発明の効果】
したがって、本発明装置によれば、従来のLED等からなる発光体を利用したディスプレイ用具や、反射光を利用したディスプレイ装置によっては到底得られない興趣に富んだディスプレイ装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明ディスプレイ装置の一実施形態を示す概略側面図である。
【図2】同ディスプレイ装置の正面図である。
【図3】青色LED等からなる光源の点灯回路図である。
【符号の説明】
1:ディスプレイ板 2:ヘアライン溝
3:下部ケース 4:光源
5:点灯回路 6:電源
7:抵抗器 8:スイッチ
9:光軸

Claims (3)

  1. 互いに平行となるヘアライン溝を多数形成してなる金属光沢ないしパール状光沢を発現する反射体を、当該ヘアライン溝を形成した側が内側となるようにして湾曲させてなるディスプレー板と、このディスプレー板におけるヘアライン溝に向けてビームを照射する光源とからなり、ディスプレー板のヘアライン溝に向けてビームを照射することによりディスプレー板上に光軸が描かれるようになしたことを特徴とするディスプレー装置。
  2. 光源が青色LEDからなることを特徴とする請求項1記載のディスプレー装置。
  3. ヘアライン溝を形成したディスプレー板に広告宣伝用の文字ないし模様を表示してなることを特徴とする請求項1記載のディスプレー装置。
JP2003023310A 2003-01-31 2003-01-31 ディスプレー装置 Withdrawn JP2004233730A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US9746156B2 (en) 2012-02-06 2017-08-29 Yoshinao Irii Illumination system

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