JP2004233681A - 三脚用アダプタ - Google Patents
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Abstract
【課題】三脚固定用の雌ネジを備えていないカメラに三脚を取付ける。
【解決手段】ハンドル31を回転させて押圧シャフトの他方の端部を上方の退避位置へ移動させる。アダプタ本体25に設けられた凹部21側からストラップ15の把持部17を挿通穴26に挿通させ、反対側の側面から突出した把持部17を矢印の方向へ引っ張り出す。把持部17を引っ張ったまま紐部16に弛みが生じないようにテンションを張った状態で、アダプタ本体25をカメラ本体3へ押し付けながら押圧シャフト27を固定位置まで移動させて紐部16を固定面27aと挿通穴26の内壁面とで固定する。
【選択図】 図2
【解決手段】ハンドル31を回転させて押圧シャフトの他方の端部を上方の退避位置へ移動させる。アダプタ本体25に設けられた凹部21側からストラップ15の把持部17を挿通穴26に挿通させ、反対側の側面から突出した把持部17を矢印の方向へ引っ張り出す。把持部17を引っ張ったまま紐部16に弛みが生じないようにテンションを張った状態で、アダプタ本体25をカメラ本体3へ押し付けながら押圧シャフト27を固定位置まで移動させて紐部16を固定面27aと挿通穴26の内壁面とで固定する。
【選択図】 図2
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、カメラに取り付ける三脚用アダプタに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
【特許文献1】
特開2000−321655号公報
【特許文献2】
特開2002−196412号公報
【0003】
近年、携帯機器の小型化、軽量化が望まれている。携帯機器の一つであるカメラにおいても高機能化が進む一方でカメラ本体の小型化、軽量化が要求されているものもある。そのため、コンパクトタイプのカメラではカメラ本体内での電子部品等の設置スペースをできるだけ確保するために、三脚固定用の雌ネジが設けられた三脚取付け部材を備えていないカメラもある。
【0004】
また、カメラの持ち運びを容易にし、かつ撮影操作への迅速な移行を可能とするため、ストラップをカメラ本体に取り付けて使用することが多い。そのため前掲の特許文献1には、カメラ本体に取り付けられたストラップの端部に止め螺子を設けて、カメラ本体に設けられた三脚用の雌螺子に止め螺子を螺合させることで、撮影の際にカメラ本体を把持するためのハンドベルトとしてストラップを使用することが記載されている。また、特許文献2にはストラップの紐部材に台座部と複数の円管を挿入させておき、台座部に円管を固着させて三脚の脚部として、台座部をカメラ本体に設けられた三脚雌ネジに螺着することでストラップをカメラの三脚として使用することが記載されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述の三脚固定用の雌ネジを備えていないコンパクトタイプのカメラでセルフタイマ撮影や長時間露光を行うスローシャッタ撮影を行う際には三脚を使用する必要がある。また、特許文献1及び2では、カメラ本体に三脚固定用の雌ネジが設けられていなければならない。また、三脚固定用の雌ネジが備えられていないコンパクトタイプのカメラは、カメラ本体が小さいため撮影時のホールド性が悪いという問題もある。
【0006】
本発明は、上記問題点を解決するためになされたものであり、カメラ本体に三脚固定用の雌ネジが備えられていないカメラに三脚を取り付け、カメラを把持して撮影を行う際にはカメラのグリップとなる三脚用アダプタを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を解決するために、携帯用のストラップが取付けられたカメラに使用する三脚用アダプタにおいて、三脚固定用の雌ネジを設けたアダプタ本体をカメラ本体に接触させ、ストラップをアダプタ本体方向へ引っ張り、アダプタ本体とカメラ本体との間でストラップが弛まないようにテンションを張った状態でストラップを保持することにより、アダプタ本体をカメラ本体に固定する固定手段を備えたものである。なお、アダプタ本体と固定手段とが一体に形成されていてもよい。
【0008】
アダプタ本体の光軸方向の厚さがカメラ本体の厚さよりも厚く、アダプタ本体がカメラのグリップとなるものである。
【0009】
【発明の実施の形態】
図1に本発明を適用したデジタルカメラの外観を示す。デジタルカメラ2は使用者の洋服等のポケットに入れて携帯できる小型化、軽量化されたコンパクトタイプのデジタルカメラである。
【0010】
デジタルカメラ2の前面には、撮影レンズ5が組み込まれたレンズ鏡筒6、ファインダ7、被写体に向けてストロボ光を照射するストロボ発光部9が設けられている。レンズ鏡筒6はデジタルカメラ2の電源がオフの時には、デジタルカメラ2内部に設けられた鏡筒収納部10内に収納され、電源オンと共にデジタルカメラ2の前面から突出する。また、上面にはシャッターボタン13が設けられており、一側面にはストラップ15と三脚用アダプタ20を備えている。なお、デジタルカメラ2は小型で軽量化されているために、通常、カメラ本体3の底面に設けられている三脚固定用の雌ネジは備えられていない。
【0011】
図2にも示すように、ストラップ15は紐部16の一方の端部と把持部17の一方の端部がジョイント部18で連結されており、紐部16のループ部が、カメラ本体3に形成されたストラップ固定具19に巻き付けられてデジタルカメラ2に固定されている。使用者はストラップ15の把持部17を把持してデジタルカメラ2を携帯する。
【0012】
三脚用アダプタ20は、アダプタ本体25、挿通穴26、押圧シャフト27等から構成されている。アダプタ本体25の底面には三脚固定用の雌ネジ35が設けられている。カメラ本体3と接触させる一方の側面にはストラップ固定具19を収める凹部21が形成されており、この凹部21の上下にはアダプタ本体25をカメラ本体3と接触させる時の接触面25aを有している。そして、凹部21内でストラップ固定具19に対向する位置には、凹部21側から他方の側面側にまで貫通している挿通穴26が形成されている。この挿通穴26はカメラ本体3のストラップ固定具19に固定されているストラップ15を他方の側面側へ挿通させるためのもので、ストラップ15のジョイント部18が挿通可能な大きさを有している。
【0013】
三脚用アダプタ20をカメラ本体3に固定する固定手段として、押圧シャフト27と軸受穴28がアダプタ本体25に設けられている。軸受穴28はアダプタ本体25の上面から挿通穴26にかけて形成されている。この軸受穴28の一部には雌ネジ29が形成されている。押圧シャフト27は棒状のシャフト30の一方の端部に押圧シャフト27を回転させるためのハンドル31が設けられており、アダプタ本体25の上面側で露呈している。また、押圧シャフト27の他方の端部は、ストラップ15を固定するための固定面27aを有している。この固定面は紐部16を確実に固定するために適度な摩擦を有している方がよい。そして、ハンドルの下側からシャフトのほぼ中央部にかけて、軸受穴28に形成された雌ネジ29に螺合する雄ネジ32が形成されており、ハンドル31を回転させることで押圧シャフト27の固定面27aを有する他方の端部が挿通穴26から退避する退避位置と、ストラップ15を固定する固定位置との間で上下に移動自在である。
【0014】
三脚用アダプタ20をデジタルカメラ2に固定する固定方法を説明する。押圧シャフト27のハンドル31を左回りに回転させて、押圧シャフト27の他方の端部を上方の退避位置へ移動させる。そして、アダプタ本体25に設けられた凹部21側からストラップ15の把持部17を挿通穴26に挿通させる。アダプタ本体25に設けられた凹部21の反対側の側面から突出した把持部17を矢印の方向へ引っ張り出す。把持部17を引っ張ったまま紐部16に弛みが生じないようにテンションを張った状態で、アダプタ本体25をカメラ本体3へ押し付けながら押圧シャフト27を右回転させて、固定面27aを有する他方の端部を固定位置まで移動させてる。これにより、紐部16は固定面27aと挿通穴26の内壁面とで固定される。この時、ストラップ固定具19と固定面27aと挿通穴26の内壁面で固定された紐部は、テンションが張った状態なのでアダプタ本体25をカメラ本体3にしっかりと固定することができる。
【0015】
上記構成の作用について説明する。三脚固定用の雌ネジを備えていないコンパクトタイプのデジタルカメラ2には、カメラ本体3の側面に設けられたストラップ固定具19にストラップ15が固定されている。三脚用アダプタ20に設けられている押圧シャフト27を退避位置へ移動させ、アダプタ本体25に設けられた凹部21側からストラップ15の把持部17を挿通穴26へ挿通させる。挿通穴26へ挿通させた把持部17を凹部21の反対側から引っ張り出す。アダプタ本体25をカメラ本体3に押し付けながら、紐部16が弛まないようにテンションを張った状態で押圧シャフト27を固定位置へ移動させて紐部16を固定する。これにより、アダプタ本体25がカメラ本体3に固定される。
【0016】
三脚用アダプタ20を固定したデジタルカメラ2によって、セルフタイマ撮影やスローシャッタ撮影を行う際には、図3に示すように、三脚用アダプタ20に設けられた雌ネジ35を三脚38に設けられた固定用の雄ネジに螺合させてデジタルカメラ2を三脚38に固定して撮影を行う。
【0017】
また、図4に示すように、使用者がデジタルカメラ2を把持して撮影を行う際には、デジタルカメラ2に固定された三脚用アダプタ20の光軸方向の厚みがデジタルカメラ2の厚みよりも厚いので、三脚用アダプタ20をカメラのグリップとして利用する。この時、デジタルカメラ2の落下防止のために、ストラップ15の把持部17を手首にかけて撮影を行うことが好ましい。
【0018】
なお、固定手段としては押圧シャフト27と軸受穴28にネジを設けてストラップ15の紐部16を固定したが、バネによる付勢力や弾性部材を弾性変形させることで紐部16を固定してもよい。
【0019】
また、本実施形態の三脚用アダプタ20は三脚用の雌ネジ35を設けたアダプタ本体25に固定手段を一体に設けたが、固定手段をアダプタ本体25とは別に設けてもよい。
【0020】
【発明の効果】
以上のように、本発明によれば、三脚固定用の雌ネジが設けらたストラップ本体とカメラ本体の間でストラップのテンションを張った状態で保持し、ストラップ本体とカメラ本体を固定したので、カメラ本体に三脚固定用の雌ネジを備えていないカメラに三脚を取り付けることができる。
【0021】
また、アダプタ本体の光軸方向の厚みがカメラの厚みより厚いため、カメラを把持して撮影を行う際にはアダプタ本体をカメラのグリップとして使用することでカメラのホールド性を良くすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】三脚用アダプタを固定したデジタルカメラの外観斜視図である。
【図2】三脚用アダプタの断面図である。
【図3】三脚用アダプタを固定したデジタルカメラを三脚に取り付けた説明図である。
【図4】三脚用アダプタをカメラのグリップとした説明図である。
【符号の説明】
2 デジタルカメラ
15 ストラップ
16 紐部
17 把持部
18 ジョイント部
20 三脚用アダプタ
25 アダプタ本体
26 挿通穴
27 押圧シャフト
35 三脚固定用の雌ネジ
【発明の属する技術分野】
本発明は、カメラに取り付ける三脚用アダプタに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
【特許文献1】
特開2000−321655号公報
【特許文献2】
特開2002−196412号公報
【0003】
近年、携帯機器の小型化、軽量化が望まれている。携帯機器の一つであるカメラにおいても高機能化が進む一方でカメラ本体の小型化、軽量化が要求されているものもある。そのため、コンパクトタイプのカメラではカメラ本体内での電子部品等の設置スペースをできるだけ確保するために、三脚固定用の雌ネジが設けられた三脚取付け部材を備えていないカメラもある。
【0004】
また、カメラの持ち運びを容易にし、かつ撮影操作への迅速な移行を可能とするため、ストラップをカメラ本体に取り付けて使用することが多い。そのため前掲の特許文献1には、カメラ本体に取り付けられたストラップの端部に止め螺子を設けて、カメラ本体に設けられた三脚用の雌螺子に止め螺子を螺合させることで、撮影の際にカメラ本体を把持するためのハンドベルトとしてストラップを使用することが記載されている。また、特許文献2にはストラップの紐部材に台座部と複数の円管を挿入させておき、台座部に円管を固着させて三脚の脚部として、台座部をカメラ本体に設けられた三脚雌ネジに螺着することでストラップをカメラの三脚として使用することが記載されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述の三脚固定用の雌ネジを備えていないコンパクトタイプのカメラでセルフタイマ撮影や長時間露光を行うスローシャッタ撮影を行う際には三脚を使用する必要がある。また、特許文献1及び2では、カメラ本体に三脚固定用の雌ネジが設けられていなければならない。また、三脚固定用の雌ネジが備えられていないコンパクトタイプのカメラは、カメラ本体が小さいため撮影時のホールド性が悪いという問題もある。
【0006】
本発明は、上記問題点を解決するためになされたものであり、カメラ本体に三脚固定用の雌ネジが備えられていないカメラに三脚を取り付け、カメラを把持して撮影を行う際にはカメラのグリップとなる三脚用アダプタを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を解決するために、携帯用のストラップが取付けられたカメラに使用する三脚用アダプタにおいて、三脚固定用の雌ネジを設けたアダプタ本体をカメラ本体に接触させ、ストラップをアダプタ本体方向へ引っ張り、アダプタ本体とカメラ本体との間でストラップが弛まないようにテンションを張った状態でストラップを保持することにより、アダプタ本体をカメラ本体に固定する固定手段を備えたものである。なお、アダプタ本体と固定手段とが一体に形成されていてもよい。
【0008】
アダプタ本体の光軸方向の厚さがカメラ本体の厚さよりも厚く、アダプタ本体がカメラのグリップとなるものである。
【0009】
【発明の実施の形態】
図1に本発明を適用したデジタルカメラの外観を示す。デジタルカメラ2は使用者の洋服等のポケットに入れて携帯できる小型化、軽量化されたコンパクトタイプのデジタルカメラである。
【0010】
デジタルカメラ2の前面には、撮影レンズ5が組み込まれたレンズ鏡筒6、ファインダ7、被写体に向けてストロボ光を照射するストロボ発光部9が設けられている。レンズ鏡筒6はデジタルカメラ2の電源がオフの時には、デジタルカメラ2内部に設けられた鏡筒収納部10内に収納され、電源オンと共にデジタルカメラ2の前面から突出する。また、上面にはシャッターボタン13が設けられており、一側面にはストラップ15と三脚用アダプタ20を備えている。なお、デジタルカメラ2は小型で軽量化されているために、通常、カメラ本体3の底面に設けられている三脚固定用の雌ネジは備えられていない。
【0011】
図2にも示すように、ストラップ15は紐部16の一方の端部と把持部17の一方の端部がジョイント部18で連結されており、紐部16のループ部が、カメラ本体3に形成されたストラップ固定具19に巻き付けられてデジタルカメラ2に固定されている。使用者はストラップ15の把持部17を把持してデジタルカメラ2を携帯する。
【0012】
三脚用アダプタ20は、アダプタ本体25、挿通穴26、押圧シャフト27等から構成されている。アダプタ本体25の底面には三脚固定用の雌ネジ35が設けられている。カメラ本体3と接触させる一方の側面にはストラップ固定具19を収める凹部21が形成されており、この凹部21の上下にはアダプタ本体25をカメラ本体3と接触させる時の接触面25aを有している。そして、凹部21内でストラップ固定具19に対向する位置には、凹部21側から他方の側面側にまで貫通している挿通穴26が形成されている。この挿通穴26はカメラ本体3のストラップ固定具19に固定されているストラップ15を他方の側面側へ挿通させるためのもので、ストラップ15のジョイント部18が挿通可能な大きさを有している。
【0013】
三脚用アダプタ20をカメラ本体3に固定する固定手段として、押圧シャフト27と軸受穴28がアダプタ本体25に設けられている。軸受穴28はアダプタ本体25の上面から挿通穴26にかけて形成されている。この軸受穴28の一部には雌ネジ29が形成されている。押圧シャフト27は棒状のシャフト30の一方の端部に押圧シャフト27を回転させるためのハンドル31が設けられており、アダプタ本体25の上面側で露呈している。また、押圧シャフト27の他方の端部は、ストラップ15を固定するための固定面27aを有している。この固定面は紐部16を確実に固定するために適度な摩擦を有している方がよい。そして、ハンドルの下側からシャフトのほぼ中央部にかけて、軸受穴28に形成された雌ネジ29に螺合する雄ネジ32が形成されており、ハンドル31を回転させることで押圧シャフト27の固定面27aを有する他方の端部が挿通穴26から退避する退避位置と、ストラップ15を固定する固定位置との間で上下に移動自在である。
【0014】
三脚用アダプタ20をデジタルカメラ2に固定する固定方法を説明する。押圧シャフト27のハンドル31を左回りに回転させて、押圧シャフト27の他方の端部を上方の退避位置へ移動させる。そして、アダプタ本体25に設けられた凹部21側からストラップ15の把持部17を挿通穴26に挿通させる。アダプタ本体25に設けられた凹部21の反対側の側面から突出した把持部17を矢印の方向へ引っ張り出す。把持部17を引っ張ったまま紐部16に弛みが生じないようにテンションを張った状態で、アダプタ本体25をカメラ本体3へ押し付けながら押圧シャフト27を右回転させて、固定面27aを有する他方の端部を固定位置まで移動させてる。これにより、紐部16は固定面27aと挿通穴26の内壁面とで固定される。この時、ストラップ固定具19と固定面27aと挿通穴26の内壁面で固定された紐部は、テンションが張った状態なのでアダプタ本体25をカメラ本体3にしっかりと固定することができる。
【0015】
上記構成の作用について説明する。三脚固定用の雌ネジを備えていないコンパクトタイプのデジタルカメラ2には、カメラ本体3の側面に設けられたストラップ固定具19にストラップ15が固定されている。三脚用アダプタ20に設けられている押圧シャフト27を退避位置へ移動させ、アダプタ本体25に設けられた凹部21側からストラップ15の把持部17を挿通穴26へ挿通させる。挿通穴26へ挿通させた把持部17を凹部21の反対側から引っ張り出す。アダプタ本体25をカメラ本体3に押し付けながら、紐部16が弛まないようにテンションを張った状態で押圧シャフト27を固定位置へ移動させて紐部16を固定する。これにより、アダプタ本体25がカメラ本体3に固定される。
【0016】
三脚用アダプタ20を固定したデジタルカメラ2によって、セルフタイマ撮影やスローシャッタ撮影を行う際には、図3に示すように、三脚用アダプタ20に設けられた雌ネジ35を三脚38に設けられた固定用の雄ネジに螺合させてデジタルカメラ2を三脚38に固定して撮影を行う。
【0017】
また、図4に示すように、使用者がデジタルカメラ2を把持して撮影を行う際には、デジタルカメラ2に固定された三脚用アダプタ20の光軸方向の厚みがデジタルカメラ2の厚みよりも厚いので、三脚用アダプタ20をカメラのグリップとして利用する。この時、デジタルカメラ2の落下防止のために、ストラップ15の把持部17を手首にかけて撮影を行うことが好ましい。
【0018】
なお、固定手段としては押圧シャフト27と軸受穴28にネジを設けてストラップ15の紐部16を固定したが、バネによる付勢力や弾性部材を弾性変形させることで紐部16を固定してもよい。
【0019】
また、本実施形態の三脚用アダプタ20は三脚用の雌ネジ35を設けたアダプタ本体25に固定手段を一体に設けたが、固定手段をアダプタ本体25とは別に設けてもよい。
【0020】
【発明の効果】
以上のように、本発明によれば、三脚固定用の雌ネジが設けらたストラップ本体とカメラ本体の間でストラップのテンションを張った状態で保持し、ストラップ本体とカメラ本体を固定したので、カメラ本体に三脚固定用の雌ネジを備えていないカメラに三脚を取り付けることができる。
【0021】
また、アダプタ本体の光軸方向の厚みがカメラの厚みより厚いため、カメラを把持して撮影を行う際にはアダプタ本体をカメラのグリップとして使用することでカメラのホールド性を良くすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】三脚用アダプタを固定したデジタルカメラの外観斜視図である。
【図2】三脚用アダプタの断面図である。
【図3】三脚用アダプタを固定したデジタルカメラを三脚に取り付けた説明図である。
【図4】三脚用アダプタをカメラのグリップとした説明図である。
【符号の説明】
2 デジタルカメラ
15 ストラップ
16 紐部
17 把持部
18 ジョイント部
20 三脚用アダプタ
25 アダプタ本体
26 挿通穴
27 押圧シャフト
35 三脚固定用の雌ネジ
Claims (3)
- 携帯用のストラップが取付けられたカメラに使用する三脚用アダプタにおいて、
三脚固定用の雌ネジを設けたアダプタ本体をカメラ本体に接触させ、前記ストラップをアダプタ本体方向へ引っ張り、アダプタ本体とカメラ本体との間でストラップが弛まないようにテンションを張った状態でストラップを保持することにより、アダプタ本体をカメラ本体に固定する固定手段を備えたことを特徴とする三脚用アダプタ。 - 前記アダプタ本体と固定手段とが一体に形成されていることを特徴とする請求項1記載の三脚用アダプタ。
- 前記アダプタ本体の光軸方向の厚さがカメラ本体の厚さよりも厚く、前記アダプタ本体がカメラのグリップとなることを特徴とする請求項1または2記載の三脚用アダプタ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003022516A JP2004233681A (ja) | 2003-01-30 | 2003-01-30 | 三脚用アダプタ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003022516A JP2004233681A (ja) | 2003-01-30 | 2003-01-30 | 三脚用アダプタ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004233681A true JP2004233681A (ja) | 2004-08-19 |
Family
ID=32951571
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003022516A Pending JP2004233681A (ja) | 2003-01-30 | 2003-01-30 | 三脚用アダプタ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004233681A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007241666A (ja) * | 2006-03-08 | 2007-09-20 | Optoelectronics Co Ltd | 光学的情報読取装置 |
KR101109596B1 (ko) | 2005-10-19 | 2012-01-31 | 삼성전자주식회사 | 디지털 기기용 삼각대 어댑터 및 이를 구비한 삼각대 |
-
2003
- 2003-01-30 JP JP2003022516A patent/JP2004233681A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101109596B1 (ko) | 2005-10-19 | 2012-01-31 | 삼성전자주식회사 | 디지털 기기용 삼각대 어댑터 및 이를 구비한 삼각대 |
JP2007241666A (ja) * | 2006-03-08 | 2007-09-20 | Optoelectronics Co Ltd | 光学的情報読取装置 |
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