JP2004232724A - ころ軸受用二つ割り保持器およびこれを用いたころ軸受 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】第1の発明では、半円環状で、ころ2を収容するポケット3を有する本体1において、前記ポケット3を円周方向両側から挟む複数の柱部4のうち、本体1の円周方向端部側1番目に位置する柱部4aの断面係数が、3番目以降の柱部4cの断面係数より大きく設定され、2番目の柱部4bの断面係数が、前記1番目の柱部4aの断面係数以下で、3番目以降の柱部4cの断面係数より大きな値に設定されている。第2の発明では、複数の柱部4のうち、本体1の円周方向端部側1番目に位置する柱部4aの円周方向先端面の一部もしくは全面に、硬化処理による硬化層が形成されている。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、ころ軸受用の二つ割り保持器と、この保持器を用いたころ軸受とに関する。
【0002】
【従来の技術】
ころ軸受を軸に対してセットするときに、軸方向から差し込むことができない条件下では、二つ割りのころ軸受が用いられる。例えば、エンジンにおけるピストンとクランク軸とを連結するコンロッドの大端部(クランク軸との連結部)には二つ割りのころ軸受が用いられる。二つ割りのころ軸受では、保持器も二つ割りとされる。半円環状の二つ割り保持器は、2つが円環をなす状態に組み合わされて使用される。
【0003】
従来、この種の二つ割り保持器は、円環状の素体から造られる。素体は、円環状に成形されるとともに、ころを収容するポケットが円周方向に沿って複数形成されたものである。この素体をカッターにより2分割することで、二つ割り保持器が得られる。二つ割り保持器において、ポケットを円周方向両側から挟む柱部の円周方向幅は、いずれの柱部においてもほぼ同一である(特許文献1参照)。
【0004】
従来の二つ割り保持器には、対となる他の二つ割り保持器との間の円周方向間隔を小さくするために、円周方向先端面にコーティング材を塗布したものがある(特許文献2参照)。
【0005】
【特許文献1】
特開2002−195270号公報(明細書0027、0030、図1、図2)
【特許文献2】
実開平6−6746号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、近年、エンジンの馬力の増大や、オイルの消費量削減等により、クランクに用いられているころ軸受にかかる負担が大きくなっており、そのため、前記ころ軸受の二つ割り保持器が破損するおそれがあった。
【0007】
このような破損は、一方の二つ割り保持器と、これと対になる他の二つ割り保持器とが円周方向に突き合うためと考えられるが、一対の二つ割り保持器の間の円周方向間隔を狭くするだけでは、破損を確実に防止することは難しい。
【0008】
本発明は、上記従来の現状に鑑み、二つ割り保持器の破損しやすい部分の強度を増し、耐久性を高めることを課題とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明は、一般に二つ割り保持器において破損が生じるのは多くの場合、対となる他の保持器と円周方向に突き合うことになる円周方向端部の柱部であり、次いで、その内側の柱部であることに着目してなされたものである。
【0010】
本発明の第1は、半円環状で、ころを収容するポケットが円周方向に沿って複数形成されている本体からなり、前記ポケットを円周方向両側から挟む複数の柱部のうち、前記本体の円周方向端部側1番目に位置する柱部の断面係数が、3番目以降の柱部の断面係数より大きく設定され、2番目の柱部の断面係数が、前記1番目の柱部の断面係数以下で、3番目以降の柱部の断面係数より大きな値に設定されているころ軸受用二つ割り保持器を構成している。
【0011】
上記構成での断面係数は、曲げ応力の算出に用いられる、断面の形状寸法によって定まる係数であり、本発明の二つ割り保持器の柱部についての断面係数は、該柱部の径方向の厚みと、柱部の外周面幅と、柱部の内周面幅とから所定の算式により算出されるものである。
【0012】
上記構成によれば、従来破損の事例がある、円周方向端部側1番目の柱部と、その内側にある2番目の柱部との断面係数が、3番目以降の柱部の断面係より大きく、1番目と2番目の柱部の強度が増しており、これら柱部での破損が防止されることになり、耐久性が向上する。
【0013】
本発明の第2は、半円環状で、ころを収容するポケットが円周方向に沿って複数形成されるとともに、硬化処理が施されている本体からなり、前記ポケットを円周方向両側から挟む複数の柱部のうち、前記本体の円周方向端部側1番目に位置する柱部の円周方向先端面の一部もしくは全面に、硬化処理による硬化層が形成されているころ軸受用二つ割り保持器を構成している。
【0014】
従来の二つ割り保持器は、浸炭等の硬化処理が施された円環状の素体を二つに切断して造られ、切断面である円周方向先端面は、硬化処理されないままである。この第2の発明の構成によれば、円周方向先端面の一部もしくは全面に、硬化処理による硬化層が形成されているから、対となる他の二つ割り保持器と突き合う面の強度が増し、特に、円周方向端部側1番目に位置する柱部の破損が防止される。
【0015】
この第2の発明において、円周方向2番目の柱部については、その円周方向幅を3番目以降の柱部より広くするなどして、その強度の増大を図ればよいが、これに限定されるものではなく、円周方向端部側1番目の柱部および2番目の柱部の各円周方向幅は、3番目以降の柱部の円周方向幅と同一でもよい。
【0016】
第2の発明において、本体の円周方向端部側1番目に位置する柱部の円周方向幅が、3番目以降の柱部の円周方向幅より広く設定され、2番目の柱部の円周方向幅が、前記1番目の柱部の円周方向幅以下で、3番目以降の柱部の円周方向幅より大きな値に設定されている場合は、1番目の柱部と2番目の柱部との各円周方向幅が広くなることで、強度が増し、この強度増大の効果と、硬化層形成による1番目の柱部の強度増大の効果とが相俟って、1番目と2番目の柱部での破損がより確実に防止される。
【0017】
さらに、第2の発明において、浸炭等の硬化処理は、円環状の素体の段階と、この素体を分割して半円環状の本体を得た段階との二度にわたって施してもよいし、また、硬化処理されていない素体を分割した後、半円環状の本体に対して一度だけ硬化処理を施すようにしてもよいが、円環状の素体は、ころを収容するポケットが円周方向に沿って複数形成されるとともに、円周方向に隣り合う特定のポケット間の部分に径方向に沿って切り溝が形成されるもので、硬化処理により前記切り溝の内面を含む表面全面に硬化層が形成されている状態で、前記切り溝の個所で切断されるようにすると、一度の硬化処理により、二つ割り保持器の円周方向先端面の一部に硬化層が形成される。そのため、二度にわたって硬化処理を施す場合に比べ、工程が少なくて済み、半円環状の本体に一度だけ硬化処理を施す場合に比べ、硬化処理による変形を防止しうる。
【0018】
なお、上記第2の発明での硬化処理には、浸炭、窒化、高周波焼入れ、焼入れがあり、その他、鋼材の表面層を硬化させる処理が含まれる。
【0019】
本発明の第3は、前記第1の発明もしくは第2の発明の二つ割り保持器と、該二つ割り保持器と同構成で、該二つ割り保持器と円環状に組み合わせ可能な他の二つ割り保持器と、前記両二つ割り保持器の各ポケットに収容されるころとを含んでころ軸受を構成している。この構成によれば、二つ割り保持器での損傷が生じにくい、ケージアンドローラ型のころ軸受、すなわち、内外輪無しのころ軸受が得られる。
【0020】
【発明の実施の形態】
〔第1実施形態〕
図1ないし図3は、本発明の第1に対応する第1実施形態を示すもので、図1は、第1実施形態に係る二つ割り保持器の一部破断した正面図、図2は、図1の(2)−(2)線に沿った断面図、図3は、図1の二つ割り保持器となる素体の一部破断した正面図である。なお、この第1実施形態では、軸方向に沿った断面形状が門型である二つ割り保持器を例示している。
【0021】
図1および図2に示すように、本発明の第1の二つ割り保持器は、半円環状の本体1からなる。この本体1は鋼鉄製で、鋼鉄のパイプ材からの削り加工によって作ることができる。本体1にはその円周方向に沿って、ころ2を収容するポケット3が複数(図示のものでは8個)本体1を貫通する形で形成されている。各ポケット3は、ブローチを用いたパンチングによって形成される。符号4a,4b,4c(4と総称)は、各ポケット3を円周方向両側から挟む柱部である。各柱部4の外周面には、円周方向に沿って油溝5が形成されている。符号6は、前記本体1からなる二つ割り保持器と円環状に組み合わせ可能な他の二つ割り保持器を示している。
【0022】
前記複数の柱部4のうち、破損の事例がある柱部の断面係数が、他の柱部の断面係数より大きな値に設定されている。すなわち、二つ割り保持器の本体1が、対となる他の二つ割り保持器6と円環状に組み合わされた状態では、本体1の円周方向端部側1番目に位置する柱部4aが、他の二つ割り保持器6と突き合うことになるが、この円周方向端部側1番目の柱部4a(図1に即して言うと、上端に位置する柱部と、下端に位置する柱部)について、その断面係数Zaが、3番目以降の柱部4cの断面係数Zcより大きな値に設定されている(Za>Zc)。2番目の柱部4bについては、その断面係数Zbが、1番目の柱部4aの断面係数Zaより小さく、3番目以降の柱部4cの断面係数Zcより大きな値となっている(Za>Zb>Zc)。なお、3番目以降の各柱部4cの断面係数は、互いに等しく設定されている。
【0023】
ところで、前記の柱部4の断面係数Zは、柱部4の径方向厚さをb、柱部4の外周面幅をhcd、柱部4の内周面幅をhcsdすると、その算出式(イ)は、
Z=(b/24hcd)×(hcd3+hcd2・hcsd+hcd・hcsd2+hcsd3) …(イ)
となる。この(イ)式において、柱部4の径方向厚さbを一定とすると、断面係数Zは、柱部4の外周面幅hcdと内周面幅hcsdとで決まる。柱部4の外周面幅hcdと内周面幅hcsdとは、互いに対応して変化するものであるから、柱部4の外周面幅hcdと内周面幅hcsdとのうち、一方の値を与えれば、断面係数が決まると言える。
【0024】
そこで、第1実施形態では、具体的には、円周方向端部側1番目の柱部4aと、2番目の柱部4bと、3番目以降の各柱部4cとの各柱部について、その外周面幅hcdに広狭関係を設定することで、その断面係数Zが、前記した関係になるようにしている。なお、本件明細書では、外周面幅を単に「円周方向幅」と表記している。他の実施形態でも同じである。
【0025】
この第1実施形態では、各柱部の断面係数Zが前記した関係になるように、円周方向端部側1番目の柱部4aの円周方向幅Waが、3番目以降の柱部4cの円周方向幅Wcより広く設定され、2番目の柱部4bの円周方向幅Wbが、1番目の柱部4aの円周方向幅Waより狭く、3番目以降の柱部4cの円周方向幅Wcより広く設定され(Wa>Wb>Wc)、3番目以降の各柱部4cの円周方向幅Wcは、互いに等しく設定されている。
【0026】
上記構成の二つ割り保持器は、図3に示す円環状の素体7を直径方向のカッティング線Cに沿って切断することで得られる。この素体7には、円周方向に沿って複数のポケット3が形成されるが、ポケット3間のピッチは不等ピッチであって、カッティング位置に対応するピッチPoが最も広く、それに隣り合うピッチPbが次に広く、それ以外のピッチPcが最も狭い。これにより、カッティング位置に臨む柱部4oの円周方向幅Woが最も広く、その幅Woは、半円環状の本体1の円周方向端部側1番目の柱部4aの円周方向幅Waの2倍、もしくはそれにカッティング用のオフセットを加えた幅になっている。カッティング位置の柱部4oより円周方向内側に位置する2番目、3番目以降の柱部の円周方向幅は、それぞれ本体1の円周方向2番目、3番目以降の柱部4b,4cの円周方向幅Wb,Wcと同じである。
【0027】
上記構成の二つ割り保持器では、円周方向端部側1番目の柱部4aおよび2番目の柱部4bの円周方向幅Wa,Wbが、3番目以降の柱部4cの円周方向幅Wcより広く、断面係数が大きくなっている。図示の通りの形状のものでは、1番目の柱部4aおよび2番目の柱部4bの断面係数Za,Zbは、3番目以降の柱部4cの断面係数Zcの1.3〜1.6倍となる。このように、断面係数が大きく、強度が増しているので、従来破損の事例があった円周方向端部側1番目の柱部4aと、2番目の柱部4bとの破損が防止されることになり、保持器としての耐久性が向上する。
【0028】
また、上記構成の二つ割り保持器となる素体7では、カッティング位置に臨む柱部4oの円周方向幅Woが充分に広いので、これをセンターカットしても、その両側に、二つ割り保持器の柱部として広幅の柱部4aができ、柱部4aの円周方向幅が狭くなりすぎることがない。従来は、二つ割り保持器の円周方向端部側1番目の柱部の円周方向幅を確保するために、センター位置から一方に偏位した位置で素体7を切断していたが、それでは一方の半円環状の部材が無駄になる。上記実施形態では、素体7をセンターカットすることで、いずれの半円環状の部材も、二つ割り保持器の本体1として使用でき、無駄が生じない。
【0029】
なお、上記の構成では、1番目の柱部4a等の柱部4について、その円周方向幅(断面係数の算式での外周面幅)に広狭関係を設定することで、各柱部4の断面係数が所定の関係になるようにしたが、円周方向幅以外の点で、柱部の断面の形状寸法を変えることで、断面係数が所定の関係になるようにしてもよい。
【0030】
〔第2実施形態〕
図4および図5は、本発明の第1に対応する第2実施形態を示すもので、図4は、第2実施形態に係る二つ割り保持器の一部破断した正面図、図5は、図4の(5)−(5)線に沿った断面図である。なお、この第2実施形態では、軸方向に沿った断面形状がM型である二つ割り保持器を例示している。
【0031】
この実施形態の二つ割り保持器は、第1実施形態の二つ割り保持器と同様に、半円環状の本体1からなり、この本体1にはその円周方向に沿って、ころ2を収容するポケット3が複数形成されている。前記ポケット3を円周方向両側から挟む複数の柱部4については、本体1の円周方向端部側1番目と2番目とに位置する2つの柱部4a,4bの円周方向幅Wa,Wbが、互いに等しく設定されるとともに、これら1番目と2番目の柱部4a,4bの円周方向幅Wa,Wbが、3番目以降の柱部4cの円周方向幅Wcより広く設定されている。3番目以降の柱部4cの円周方向幅Wcは、互いに同一の値に設定されている(Wa=Wb>Wc)。これにより、円周方向端部側1番目と2番目との2つの柱部4a,4bの断面係数Za,Zbが互いに等しくて、3番目以降の柱部4cの断面係数Zcより大きな値になっている(Za=Zb>Zc)。他の構成は、第1実施形態と特に変わりがない。
【0032】
上記構成の二つ割り保持器では、円周方向端部側1番目と2番目の柱部4a,4bの円周方向幅Wa,Wbが、3番目以降の柱部4cの円周方向幅Wcより広く、その断面係数が、3番目以降の柱部4cの断面係数より大きくなっている(図示のものでは、3番目以降の柱部4cの断面係数の1.3〜1.6倍)ので、強度が増しており、従来破損のおそれがあった円周方向端部側1番目と2番目の柱部4a,4bの破損が防止されることになり、保持器としての耐久性が向上する。
【0033】
ところで、本体1の円周方向端部側2番目に位置する柱部4aについて、第1実施形態では、1番目の柱部4aの円周方向幅Waより狭く、3番目以降の柱部4cの円周方向幅Wcより広くなっており、第2実施形態では、2番目の柱部4bの円周方向幅Wbが、1番目の柱部4aの円周方向幅Waと同一(Wa=Wb)で、3番目以降の柱部4cの円周方向幅Wcより大きくなっている。要するに、本発明の第1では、2番目の柱部4bの円周方向幅Wbは、1番目の柱部4aの円周方向幅Wa以下で、3番目以降の柱部4cの円周方向幅Wcより大きな値に設定されていればよい(Wa≧Wb>Wc)。これに応じて、断面係数については、2番目の柱部4bの断面係数Zbは、1番目の柱部4aの断面係数Za以下で、3番目以降の柱部4cの断面係数Zcより大きな値になっていればよい(Za≧Zb>Zc)。
【0034】
また、上記各実施形態の二つ割り保持器は、門型でもM型でもよく、その他の型でもよい。さらに、第1もしくは第2の実施形態の二つ割り保持器と、この二つ割り保持器と同構成で、該二つ割り保持器と円環状に組み合わせ可能な他の二つ割り保持器7と、これら両二つ割り保持器の各ポケット3に収容されるころ2とを組み合わせれば、ケージアンドローラ型のころ軸受、すなわち、内外輪無しのころ軸受が得られる。
【0035】
〔第3実施形態〕
図6ないし図8は、本発明の第2に対応する第3実施形態を示すもので、図6は、第3実施形態に係る二つ割り保持器の一部破断した正面図、図7は、図6の二つ割り保持器の要部の拡大断面図、図8は、図1の二つ割り保持器の製造工程を示す工程図である。
【0036】
図6および図7に示すように、第3実施形態の二つ割り保持器は、半円環状の本体21からなり、この本体21にはその円周方向に沿って、ころ22を収容するポケット23が複数、本体21を貫通する形で形成されている。符号24a,24b,24c(24と総称)は、各ポケット23を円周方向両側から挟む柱部である。また、符号26は、前記の二つ割り保持器と円環状に組み合わせ可能な他の二つ割り保持器である。なお、図6および図7では、発明のポイントを分りやすく説明するために、本体21の断面形状を単純化して示しており、実施の場合、本体21の断面形状は、図示の通りでなくてよい。
【0037】
前記本体21は浸炭等の硬化処理が施されるもので、その表面全面には、硬化処理により、図7にも図示するように、硬化層24kが形成されており、したがって、本体21の表面のうち、対となる他の二つ割り保持器26と円周方向に突き合う面、すなわち、本体21の円周方向端部側1番目に位置する柱部24aの円周方向先端面にも、硬化処理による硬化層24kが全面的に形成されている。ここでの硬化処理は、浸炭、窒化、高周波焼入れ、焼入れ等、鋼材の表面層を硬化させる処理であればよい。
【0038】
さらに、この実施形態では、複数の柱部24のうち、本体21の円周方向端部側1番目に位置する柱部24aの円周方向幅Waが、3番目以降の柱部24cの円周方向幅Wcと同一に設定されており(Wa=Wc)、2番目の柱部24bの円周方向幅Wbが、1番目の柱部24aおよび3番目以降の柱部24cの円周方向幅Wa,Wcより広く設定されている(Wb>Wa,Wc)。3番目以降の柱部24cの円周方向幅Wcは、互いに等しい値に設定されている。
【0039】
上記構成の二つ割り保持器では、本体21の円周方向先端面の全面に、硬化処理による硬化層24kが形成されているから、対となる他の二つ割り保持器26と突き合う面の強度が増し、特に、円周方向端部側1番目に位置する柱部24aの破損が防止される。円周方向端部側2番目の柱部24bについては、その円周方向幅Wbが、他の柱部24a,24cより広く、断面積も大きくなっているので、強度が大で、破損が防止される。
【0040】
なお、本体21の円周方向端部側1番目の柱部24aの円周方向幅Waは、2番目の柱部24bの円周方向幅Wbより狭くなっているが、この二つ割り保持器を、対となる他の二つ割り保持器26と突き合わせて円環状に組み合わせた状態では、その突き合わせ個所を間にして隣り合う二つのポケット23,23間の間隔、および隣り合う二つのころ22,22の間の間隔が適度な広さに保たれ、大きなラジアル荷重を支える上で支障が生じない。
【0041】
次に、上記構成の二つ割り保持器を製造する工程を図8に基づいて説明すると、ステップS1では、鋼鉄のパイプ材からの削り加工等により、円環状の素体を製作し、ステップS2では、ブローチを用いたパンチングにより、素体にポケット23を形成する。次いで、ステップS3で、浸炭等の硬化処理により、素体の表面全面に硬化層を形成し、こののち、ステップS4で、硬化処理した素体を、その直径方向のカッティング線に沿って切断し、半円環状の本体21を得る。この段階では、切断面である本体21の円周方向先端面は、硬化処理されておらず、硬化層24kが無い状態である。
【0042】
そこで、次のステップS5では、半円環状の本体21に対して、再び浸炭等の硬化処理を行い、本体21の円周方向先端面に硬化層24kを形成する。このようにして、図6および図7に示したような、円周方向先端面を含む表面全面に硬化層24kが形成された本体21が得られる。
【0043】
なお、上記の工程では、素体に対する硬化処理と、半円環状の本体21に対する硬化処理とを2度にわたって行うことになるので、図8に点線で示すように、ステップS3での素体に対する硬化処理を省略して、硬化処理されていない素体を切断し分割した後、半円環状の本体21に対して硬化処理を一度だけ行うようにしてもよい。
【0044】
〔第4実施形態〕
図9および図10は、本発明の第2に対応する第4実施形態を示すもので、図9は、第4実施形態に係る二つ割り保持器の一部破断した正面図、図10は、図9の二つ割り保持器の要部の拡大断面図である。
【0045】
この実施形態でも、第3実施形態の二つ割り保持器と同様に、本体21の円周方向先端面(本体21の円周方向端部側1番目の柱部24aの円周方向先端面)を含む表面の全面に硬化層24kが形成されている。複数の柱部24については、本体21の円周方向端部側1番目の柱部24aの円周方向幅Waが、3番目以降の柱部24cの円周方向幅Wcより広く設定されており、2番目の柱部24bの円周方向幅Wbが、1番目の柱部24aの円周方向幅Waより狭く、3番目以降の柱部24cの円周方向幅Wcより広く設定されている(Wa>Wb>Wc)。なお、3番目以降の各柱部24cの円周方向幅Wcは、互いに等しく設定されている。他の構成は、第3実施形態のものと特に変わらない。また、製造工程も、第3実施形態で示した製造工程と同じでよい。
【0046】
上記の構成では、円周方向端部側1番目の柱部24aおよび2番目の柱部24bの各円周方向幅Wa,Wbが3番目以降の柱部24cより広くなることで、強度が増し、この強度増大の効果と、硬化層24k形成による1番目の柱部24aの強度増大の効果とが相俟って、1番目と2番目の柱部24a,24bでの破損がより確実に防止される。
【0047】
上記の第3実施形態および第4実施形態のように、本体21の円周方向先端面に硬化処理による硬化層24kを形成するものでは、本体21の円周方向端部側1番目の柱部24aや2番目の柱部24bの円周方向幅Wa,Wbは、第3実施形態や第4実施形態に示すものに限定されず、前記両柱部24a,24bの円周方向幅Wa,Wbを、3番目以降の柱部24cの円周方向幅Wcと同一(Wa=Wb=Wc)に設定してもよい。
【0048】
〔第5実施形態〕
図11ないし図13は、本発明の第2に対応する第5実施形態を示すもので、図11は、二つ割り保持器となる素体の一部破断した正面図、図12は、図11の素体から得られる二つ割り保持器の要部の拡大断面図、図13は、図12の二つ割り保持器の製造工程を示す工程図である。
【0049】
この実施形態の二つ割り保持器となる素体27は、図11に示す通りで、円周方向に沿って、ころ22を収容するポケット23が複数形成されている。ポケット24を円周方向両側から挟む柱部24のうち、カッティング位置に臨む柱部24oの円周方向幅Woは、この素体27から得られる二つ割り保持器の円周方向端部側1番目の柱部24aの円周方向幅Waの2倍、もしくはそれにカッティング用のオフセットを加えた幅になっている。このカッティング位置に臨む柱部24oには、直径方向のカッティング線Cに沿って切り溝28が形成されている。この切り溝28は、素体27を二つに分離しない程度の充分の深さを有するものであることが望ましい。
【0050】
切り溝28を有する素体27には、浸炭等の硬化処理が施されることで、切り溝28の内面を含む表面全面に硬化層24kが形成される。この素体27は、前記の切り溝28に沿って切断されることで、図12に示すような半円環状の本体21が得られる。
【0051】
素体27から得られた本体21では、前記切り溝28の内面が、本体21の円周方向先端面の一部を構成している。したがって、本体21の表面のうち、対となる他の二つ割り保持器と円周方向に突き合う面、すなわち、本体21の円周方向端部側1番目に位置する柱部24aの円周方向先端面の一部にも、硬化処理による硬化層24kが形成されている。切り溝28の底となっていた部分からできる端面は、硬化層24kを有しない端面部分24nとして残る。
【0052】
本体21の柱部24(24a,24b,24c)については、本体21の円周方向端部側1番目の柱部24aの円周方向幅Waが、3番目以降の柱部24cの円周方向幅Wcより広く設定されており、2番目の柱部24bの円周方向幅Wbが、1番目の柱部24aの円周方向幅Waより狭く、3番目以降の柱部24cの円周方向幅Wcより広く設定されている(Wa>Wb>Wc)。3番目以降の各柱部24cの円周方向幅Wcは、互いに等しく設定されているものとする。
【0053】
次に、第5実施形態の二つ割り保持器の製造工程を、図13に基づいて説明すると、ステップT1では、鋼鉄のパイプ材からの削り加工等により、円環状の素体27を製作し、ステップT2では、ブローチを用いたパンチングにより、素体27にポケット23を形成する。次いで、ステップT3で、素体27の所要位置に、直径方向に切り溝28を形成した後、ステップT4で、浸炭等の硬化処理により、素体27の表面全面に硬化層24kを形成する。これで、本体21の円周方向先端面の一部となる切り溝28内面にも硬化層24kが形成される。こののち、ステップT5で、硬化処理された素体27を、切り溝28の位置で切断し、半円環状の本体21を得る。このようにして、図12に示したような、円周方向先端面の一部に硬化層24kが形成された本体21が得られる。
【0054】
上記構成の二つ割り保持器では、本体21の円周方向先端面の一部に、硬化処理による硬化層24kが形成されているから、対となる他の二つ割り保持器と突き合う面の強度が増し、特に、円周方向端部側1番目に位置する柱部24aの破損が防止される。なお、1番目の柱部24aおよび2番目の柱部24bの各円周方向幅Wa,Wbが3番目以降の柱部24cより広くなっていることで、これら柱部24a,24bの強度が増していることは、言うまでもない。
【0055】
また、上記構成の二つ割り保持器では、一度の硬化処理により、本体21の円周方向先端面の一部に硬化層24kが形成されるので、二度にわたって硬化処理を施す場合に比べ、工程が少なくて済み、半円環状の本体21に一度だけ硬化処理を施す場合に比べ、硬化処理による変形を防止しうる。
【0056】
なお、上記の第3、第4および第5実施形態において、二つ割り保持器は、門型でもM型でもよく、その他の型でもよい。さらに、第3ないし第5のいずれかの実施形態の二つ割り保持器と、この二つ割り保持器と同構成で、該二つ割り保持器と円環状に組み合わせ可能な他の二つ割り保持器と、これら両二つ割り保持器の各ポケットに収容されるころと組み合わせれば、ケージアンドローラ型のころ軸受、すなわち、内外輪無しのころ軸受が得られる。
【0057】
【発明の効果】
第1の発明によれば、本体の円周方向端部側1番目の柱部と、その内側の2番目との柱部の断面係数が、3番目以降の柱部の断面係数より大きくなっているので、強度が増しており、従来破損の事例がある柱部での破損を防止することができ、耐久性が向上する。
【0058】
第2の発明では、本体の円周方向先端面の一部もしくは全面に、硬化処理による硬化層が形成されているから、対となる他の二つ割り保持器と突き合う面の強度が増し、特に、円周方向端部側1番目に位置する柱部の破損が防止される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1に対応する第1実施形態に係る二つ割り保持器の一部破断した正面図である。
【図2】図1の(2)−(2)線に沿った断面図である。
【図3】図1の二つ割り保持器となる素体の一部破断した正面図である。
【図4】本発明の第1に対応する第2実施形態に係る二つ割り保持器の一部破断した正面図である。
【図5】図4の(5)−(5)線に沿った断面図である。
【図6】本発明の第2に対応する第3実施形態に係る二つ割り保持器の一部破断した正面図である。
【図7】図6の二つ割り保持器の要部の拡大断面図である。
【図8】図6の二つ割り保持器の製造工程を示す工程図である。
【図9】本発明の第2に対応する第4実施形態に係る二つ割り保持器の一部破断した正面図である。
【図10】図9の二つ割り保持器の要部の拡大断面図である。
【図11】本発明の第2に対応する第5実施形態に係る二つ割り保持器となる素体の一部破断した正面図である。
【図12】図11の素体から得られる二つ割り保持器の要部の拡大断面図である。
【図13】図12の二つ割り保持器の製造工程を示す工程図である。
【符号の説明】
1 本体
2 ころ
3 ポケット
4(4a,4b,4c) 柱部
Wa,Wb,Wc 柱部の円周方向幅
Claims (5)
- 半円環状で、ころを収容するポケットが円周方向に沿って複数形成されている本体からなり、
前記ポケットを円周方向両側から挟む複数の柱部のうち、前記本体の円周方向端部側1番目に位置する柱部の断面係数が、3番目以降の柱部の断面係数より大きく設定され、2番目の柱部の断面係数が、前記1番目の柱部の断面係数以下で、3番目以降の柱部の断面係数より大きな値に設定されていることを特徴とするころ軸受用二つ割り保持器。 - 半円環状で、ころを収容するポケットが円周方向に沿って複数形成されるとともに、硬化処理が施されている本体からなり、
前記ポケットを円周方向両側から挟む複数の柱部のうち、前記本体の円周方向端部側1番目に位置する柱部の円周方向先端面の一部もしくは全面に、硬化処理による硬化層が形成されていることを特徴とするころ軸受用二つ割り保持器。 - 請求項2に記載のころ軸受用二つ割り保持器において、
前記本体の円周方向端部側1番目に位置する柱部の円周方向幅が、3番目以降の柱部の円周方向幅より広く設定され、2番目の柱部の円周方向幅が、前記1番目の柱部の円周方向幅以下で、3番目以降の柱部の円周方向幅より大きな値に設定されているころ軸受用二つ割り保持器。 - 請求項2または請求項3に記載のころ軸受用二つ割り保持器において、
前記本体は、円環状の素体から製作されるものであり、前記素体は、ころを収容するポケットが円周方向に沿って複数形成されるとともに、円周方向に隣り合う特定の二つのポケット間の部分に径方向に沿って切り溝が形成され、かつ硬化処理により前記切り溝の内面を含む表面全面に硬化層が形成されている状態で、前記切り溝の個所で切断されるものであるころ軸受用二つ割り保持器。 - 請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の二つ割り保持器と、前記二つ割り保持器と同構成で、前記二つ割り保持器と円環状に組み合わせ可能な他の二つ割り保持器と、前記両二つ割り保持器の各ポケットに収容されるころとを含んで構成されることを特徴とするころ軸受。
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