JP2004230925A - レッカー車用牽引アーム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】レッカー車1の後部に設けられ、先端部の掛止部14を事故車等の被牽引車30に引っ掛けて牽引する牽引アームであって、牽引アーム10を、少なくとも、レッカー車1の車体2側から基軸アーム11と第一アーム12に分割し、基軸アーム11の先端部と第一アーム12の後端部とを垂直軸15で連結すると共に、基軸アーム11の左右両側端部と第一アーム12の左右両側端部とをそれぞれ第一シリンダー16および第二シリンダー17で連結し、第一シリンダー16および第二シリンダー17を伸縮させることによって、第一アーム12を、垂直軸15を軸として左右水平方向に回動自在とする。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】本発明は、事故車や故障車等を所定の場所まで牽引するレッカー車の牽引アームに関するものである。
【0002】
【従来の技術】図4を参照して説明する。事故車や故障車あるいは駐車違反車等を牽引するレッカー車20の後部には、当該事故車等を牽引するための牽引アーム21が設けられている。この牽引アーム21は、平面直線状であり、その先端部の掛止部22を事故車等である被牽引車30の引掛け部(例えば車軸)31の中心部に掛止して牽引するようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、この従来のレッカー車20の牽引アーム21は、被牽引車30が、壁や建物あるいは斜面(登り斜面および下り斜面)等の障害物Sに密着(あるいは密接)した横付け状態にある場合(図4参照)、その掛止部22を被牽引車30の引掛け部31の中心部に掛止するのが難しいといった問題がある。
【0004】
すなわち、牽引アーム21の掛止部22も被牽引車30の引掛け部31も、共に、車体に対して平行に設けられているため、掛止部22を引掛け部31に係止するにはレッカー車20を被牽引車30に対して直列状(一直線上)に停車する必要がある。しかし、直列状に停車することは、壁などの障害物Sがあるためきわめて困難である。
【0005】
本発明はこうした問題に鑑み創案されたもので、事故車等の被牽引車が壁や斜面等の障害物Sに密着した横付け状態にある場合でも、掛止部を、当該被牽引車の引掛け部(例えば車軸)の中心部に容易に掛止して牽引することのできる牽引アームを提供することを課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】図1乃至図3を参照して説明する。第一の発明に係るレッカー車用牽引アーム10は、レッカー車1の後部に設けられ、先端部の掛止部14を事故車等の被牽引車30に引っ掛けて牽引する牽引アームであって、当該牽引アーム10を、少なくとも、レッカー車1の車体2側から基軸アーム11と第一アーム12に分割し、前記基軸アーム11の先端部と第一アーム12の後端部とを垂直軸15で連結すると共に、当該基軸アーム11の左右両側端部と第一アーム12の左右両側端部とをそれぞれ第一シリンダー16および第二シリンダー17で連結し、前記第一シリンダー16および第二シリンダー17を伸縮させることによって、前記第一アーム12を、前記垂直軸15を軸として左右水平方向に回動自在としてなる。
【0007】
第二の発明に係るレッカー車用牽引アーム10は、レッカー車1の後部に設けられ、先端部の掛止部14を事故車等の被牽引車30に引っ掛けて牽引する牽引アームであって、当該牽引アーム10を、レッカー車1の車体2側から基軸アーム11、第一アーム12および第二アーム13に分割し、前記基軸アーム11の先端部と第一アーム12の後端部とを垂直軸15で連結すると共に、当該基軸アーム11の左右両側端部と第一アーム12の左右両側端部とをそれぞれ第一シリンダー16および第二シリンダー17で連結し、前記第一シリンダー16および第二シリンダー17を伸縮させることによって、前記第一アーム12を、前記垂直軸15を軸として左右水平方向に回動自在とし、前記第一アーム12に伸縮シリンダー18を設け、当該伸縮シリンダー18によって前記第二アームを前後方向に伸縮自在としてなる。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明に係るレッカー車用牽引アーム10の実施形態を、図1乃至図3に示す。これは、レッカー車1の後部に設けられ、先端部の掛止部14を事故車等に引っ掛けて牽引する牽引アームであり、レッカー車1の車体2側から順に、基軸アーム11、第一アーム12および第二アーム13に分割して連結している。
【0009】
また、基軸アーム11の先端部と第一アーム12の後端部とを一本の垂直軸15で連結すると共に、当該基軸アーム11の左右両側端部と第一アーム12の左右両側端部とをそれぞれ第一シリンダー16および第二シリンダー17で連結している。そして、第一シリンダー16および第二シリンダー17を伸縮させることによって、第一アーム12を、垂直軸15を軸として左右水平方向に回動自在としている。
【0010】
さらに、第一アーム12に伸縮シリンダー18を内蔵し、当該伸縮シリンダー18によって第二アーム13を前後方向に伸縮自在としている。なお、この牽引アーム10は、基軸アーム11の基部を軸として垂直方向に回動自在としている。また、第二アーム13と掛止部14とを、縦軸19で軸止し、掛止部14を当該縦軸19を軸としても左右水平方向に回動自在としている。
【0011】
このレッカー車用牽引アーム10の作用について説明する(図3参照)。事故車等の被牽引車30が壁等の障害物Sに密着した横付け状態にある場合、まず、レッカー車1を、その後部を被牽引車30に近接させた状態で停車させる。この場合、障害物Sに密着した横付け状態とする必要はない。
【0012】
次に、牽引アーム10の第一シリンダー16を収縮させると同時に、第二シリンダー17を伸長させる。これにより、第一アーム12を、基軸アーム11に対して、垂直軸15を軸として左水平方向に回動させ、掛止部14を事故車の引掛け部(例えば車軸)31に対して平行とする。そして、必要に応じて伸縮シリンダー18を伸縮させながら掛止部14を引掛け部31の中心部に掛止させる。このとき、あらかじめ、第一アーム12を回動して、掛止部14を引掛け部31に対して平行に位置させているので、引掛け部31の中心部に容易に引っ掛けることができる。
【0013】
この状態から、必要に応じて伸縮シリンダー18を伸縮し、あるいは基軸アーム11を回動した後、レッカー車1を発車し、被牽引車30を所定場所まで牽引する。
【0014】
なお、上記作用においては、第一アーム12を左水平方向に回動させているが、右水平方向に回動させる場合には、その逆に、第一シリンダー16を伸長すると同時に第二シリンダー17を収縮させることによって行う。
【0015】
【発明の効果】請求項1に記載の発明に係るレッカー車用牽引アーム10は、第一アーム12を、第一シリンダー16および第二シリンダー17によって左右水平方向に回動させることができるので、事故車等の被牽引車30が壁などの障害物Sに密着した横付け状態にある場合でも、その掛止部14を事故車等の引掛け部31の中心部に容易に掛止することができる。従って、牽引作業を容易に行うことができる。
【0016】
請求項2に記載の発明に係るレッカー車用牽引アーム10は、請求項1に記載の発明と同様に、障害物Sに密着した横付け状態にある被牽引車30を容易に牽引することができると共に、第二アーム13を伸縮自在としているので、掛止部14を、被牽引車30の引掛け部31の中心部により容易に掛止することができる。従って、牽引作業を、さらに容易なものとすることができる。
【0017】
また、従来では曲がることが困難であった幅員の狭い道でも、図1における第一シリンダー16及び第二シリンダー17の伸縮を利用することにより、カーブを切りやすく出来る。
【0018】
さらに、壁などの障害物がない場合でも、従来の技術であれば、先端部の掛止部14を被牽引車両の中心に持ってくるために、牽引車両の前進・後退を繰り返す場合もある。しかし、図1における第一シリンダー16及び第二シリンダー17を伸縮させることにより、牽引アームの被牽引車中心からのずれの修正を…牽引車の前進・後退の必要なく…可能とする。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る牽引アームの実施形態を示す平面図である。
【図2】本発明に係る牽引アームの実施形態を示す側面図である。
【図3】本発明に係る牽引アームを備えたレッカー車を示す平面図である。
【図4】従来例に係る牽引アームを備えたレッカー車を示す平面図である。
【符号の説明】
1 レッカー車
2 車体
10 牽引アーム
11 基軸アーム
12 第一アーム
13 第二アーム
14 掛止部
15 垂直軸
16 第一シリンダー
17 第二シリンダー
18 伸縮シリンダー
19 縦軸
20 レッカー車
21 牽引アーム
22 掛止部
30 被牽引車
31 引掛け部
S 障害物
Claims (2)
- レッカー車(1)の後部に設けられ,先端部の掛止部(14)を事故車等の被牽引車(30)に引っ掛けて牽引する牽引アームであって、
前記牽引アームを,少なくとも,レッカー車の車体(2)側から基軸アーム(11)と第一アーム(12)に分割し、
前記基軸アームの先端部と第一アームの後端部とを垂直軸(15)で連結すると共に,前記基軸アームの左右両側端部と第一アームの左右両側端部とをそれぞれ第一シリンダー(16)および第二シリンダー(17)で連結し、
前記第一シリンダーおよび第二シリンダーを伸縮させることによって,前記第一アームを,前記垂直軸を軸として左右水平方向に回動自在としてなるレッカー車用牽引アーム。 - レッカー車(1)の後部に設けられ,先端部の掛止部(14)を事故車等の被牽引車(30)に引っ掛けて牽引する牽引アームであって、
前記牽引アームを,レッカー車の車体(2)側から基軸アーム(11),第一アーム(12)および第二アーム(13)に分割し、
前記基軸アームの先端部と第一アームの後端部とを垂直軸(15)で連結すると共に,前記基軸アームの左右両側端部と第一アームの左右両側端部とをそれぞれ第一シリンダー(16)および第二シリンダー(17)で連結し、
前記第一シリンダーおよび第二シリンダーを伸縮させることによって,前記第一アームを,前記垂直軸を軸として左右水平方向に回動自在とし、
前記第一アームに伸縮シリンダー(18)を設け,該伸縮シリンダーによって前記第二アームを前後方向に伸縮自在としてなるレッカー車用牽引アーム。
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JP2003018584A JP4220792B2 (ja) | 2003-01-28 | 2003-01-28 | レッカー車用牽引アーム |
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Family
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JP2003018584A Expired - Lifetime JP4220792B2 (ja) | 2003-01-28 | 2003-01-28 | レッカー車用牽引アーム |
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008087657A (ja) * | 2006-10-03 | 2008-04-17 | Tomonori Yoshida | 搭載式車両運搬車 |
KR101777959B1 (ko) * | 2016-04-11 | 2017-09-12 | 주식회사 새론특장 | 견인차의 견인장치 |
-
2003
- 2003-01-28 JP JP2003018584A patent/JP4220792B2/ja not_active Expired - Lifetime
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