JP2004229204A - 画像処理装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】モノクロ画像について、コストアップすることなく非可逆圧縮による画像劣化を低減して画質を向上させることができる画像処理装置、特にカラーMFPを提供する。
【解決手段】原稿がカラーの場合には、パスBが切替え手段により選択され、読み取りデータについて非可逆圧縮をして外部記憶装置に蓄積される。この蓄積画像データを印刷する場合には、あらかじめ画像データを伸長し、画像データの各成分ごとにフィルタ処理が行われる。すなわち、後段で行うフィルタ処理手段(Rフィルタ演算部51、Gフィルタ演算部52およびBフィルタ演算部53)が選択される。原稿がモノクロの場合には、パスAが切替え手段により選択され、前段でフィルタ処理(Rフィルタ演算部51)が、後段で第2のフィルタ処理(Gフィルタ演算部52)が、それぞれ行われる。
【選択図】 図7
【解決手段】原稿がカラーの場合には、パスBが切替え手段により選択され、読み取りデータについて非可逆圧縮をして外部記憶装置に蓄積される。この蓄積画像データを印刷する場合には、あらかじめ画像データを伸長し、画像データの各成分ごとにフィルタ処理が行われる。すなわち、後段で行うフィルタ処理手段(Rフィルタ演算部51、Gフィルタ演算部52およびBフィルタ演算部53)が選択される。原稿がモノクロの場合には、パスAが切替え手段により選択され、前段でフィルタ処理(Rフィルタ演算部51)が、後段で第2のフィルタ処理(Gフィルタ演算部52)が、それぞれ行われる。
【選択図】 図7
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、画像処装置に関し、詳しくは、1画素のデータが多成分で、かつ、1成分のデータが多階調である画像データを蓄積するMFP(複合型プリンタ)に関する。本発明はデジタル複写機、ファクシミリ装置、イメージスキャナ等に有効に適用することができる。
【0002】
【従来の技術】
スキャナ、複写機等の画像処理装置においては、読み取った画像を圧縮処理して一旦画像メモリに蓄積し、その後、画像メモリから圧縮データを読み出して伸長して、記録出力に供したり、コンピュータ等の外部装置に出力したりする。
【0003】
ところで、画像データにおけるデータ圧縮は、圧縮伸長の前後で同一の画像データになる可逆圧縮と、同一にならない非可逆圧縮とに分けることができる。一方、ディジタルデータを扱う画像処理においては、フィルタ処理は重要な機能である。非可逆圧縮を用いた画像データの蓄積を行うMFPシステムにおいては、先のフィルタ処理と圧縮の処理の順番がとても重要な要素となる。例として、8bit(多値)画像蓄積を行うモノクロMFPシステムは、フィルタ処理と圧縮器(符号化器)、伸長器(復号化器)の位置関係によって、以下の2つのタイプに分けることができる。
【0004】
(1)図9に示すように、読取装置で読み取ったデータに対してフィルタ処理を行い、その8bitデータを蓄積し、その後、蓄積データを伸長した8bitデータに対して階調変換処理(誤差拡散処理)を行いプリントするもの。
(2)図10に示すように、読取装置によって読み取ったデータを8bit蓄積し、その後、蓄積データを伸長した8bitデータに対してフィルタ処理を行い、次に階調変換処理(誤差拡散処理)を行いプリントするもの。
【0005】
上記圧縮伸長の部分が可逆圧縮の場合には、(1)と(2)の結果は同じになる。しかしながら、非可逆圧縮を行う場合では(1)と(2)の出力結果は同じにならない。非可逆圧縮は一部の周波数成分の損失と引き換えに、蓄積され画像データサイズを小さくしているためである。
【0006】
以上のように非可逆圧縮による蓄積を行うシステムでは、圧縮伸長を中心として、フィルタ処理がその前段であるか、その後段であるかが、出力データの特性に大きな影響を与える重要な要素となる(以下、圧縮前のフィルタ処理を前段フィルタ処理、圧縮後のフィルタ処理を後段フィルタ処理と呼ぶことがある)。
【0007】
非可逆圧縮を行うMFPシステムには、以下のモードがある。
(A)第1のモード
図11はこのモードを示すブロック構成図、すなわち従来のプリンタγ変換処理を行うフィルタ前処理タイプ(前段フィルタ処理タイプ)の画像処理装置のブロック構成図である。一般的に、非可逆圧縮は高周波成分が損失されることが多く、たとえば、文字のエツジの鮮鋭度が下がる傾向にある。これを補正するために後段でフィルタ処理を行った場合、失われた情報に対してエッジ強調しても、文字の鮮鋭度の向上には限度が生じてしまう。このため、あらかじめ非可逆圧縮による高周波成分の損失を考慮して、強めのエッジ強調フィルタを原画像に施し、その後圧縮伸長した場合の方が、前記後段フィルタ処理よりも文字の鮮鋭度の劣化が少なくなり、画質も向上する。
【0008】
(B)第2のモード
図12はこのモードを示すブロック構成図すなわち、従来の適応γ変換処理を行うフィルタ後処理タイプ(後段フィルタ処理タイプ)の画像処理装置のブロック構成図である。エッジか非エッジかによって画像処理(たとえば出力の濃度を調整するためのブリンタγ変換テーブル)を切り替える処理(適応γ変換処理)を行う場合、コストダウンのため、フィルタ処理のFlFO(First−IN First−Out) を使ってエッジか否かを判定する場合がある。
【0009】
この処理を行うと文字部と絵柄部によって、使用されるγ変換テーブルが異なるので、それぞれの領域に適した濃度を得ることができ、文字・写真混在の原稿に対して画質が向上する。しかしながら、プリンタγ変換処理は印刷の濃度を調整する機能なので、8bit蓄積を行うシステムにおいては、あらかじめ前段で行うことができず、かならず後段で行う必要がある。上記の場合、フィルタ処理も適応γ変換処理も後段で行う方法しか選択できない。
【0010】
図13は前処理用とフィルタ処理部と、適応γ変換処理を行う後処理用のフィルタ処理部とを備えた、従来の画像処理装置を示すブロック構成図であり、以上のような第1のモードと第2のモードを行うシステムでは、前段と後段にフィルタ処理を行う必要があるため、それぞれのフィルタにFlFOを必要とし、コストアップとなる。
【0011】
一方、カラーMFPにおいても、上記のようにモノクロMFPの場合と同様のことが言える。ただし、たとえば3刺激値で表わされるRGBを、8bitの多値カラーデータとして蓄積するカラーMFPにおいては、3原色RGBそれぞれに対し、フィルタ処理を行う必要がある。モノクロMFPシステムで必要なフィルタ処理を、3成分それぞれに対して用意する必要があり、ライン逐次処理によりFlFOを使用してフィルタ処理を行うシステムでは、そのために3倍のメモリ(FlFO)の容量が必要となる。
【0012】
しかしながら、このようなカラーMFPにおいて、1成分のデータしか処理する必要がないモノクロデータ処理を行う場合、3つのフィルタ処理部のうち、2つ分のFlFOは使用しないことになる。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】
そこで本発明者は、すでに1つのフィルタ手段を前段と後段とで使用し、文字原稿に特化した前段フィルタ処理タイプと、文字・写真混在原稿に適した後段フィルタ処理タイプを適宜に切り替えて実施することで、安価に画質を向上させることができる画像処理装置について検討出願している。
【0014】
本発明は、従来技術の上記事情に鑑みなされたもので、その目的は、モノクロ画像について、コストアップすることなく非可逆圧縮による画像劣化を低減することができて画質を向上させることができる画像処理装置、特にカラーMFPを提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】
請求項1に係る発明は、1画素のデータが多成分であり、かつ、1成分のデータが多階調である画像データを蓄積するMFPにおいて、多成分で構成される画像データを取り扱う場合には、前段または後段でフィルタ処理を行い、単一成分で表わされる画像データを取り扱う場合には、フィルタ処理を前段および後段で行うことを特徴とする画像処理装置である。
【0016】
請求項2に係る発明は、前記多成分で構成される画像データが、RGBからなる有彩色データであり、前記単一成分で表わされる画像データが、無彩色データ(たとえば白黒グレースケール)であることを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置である。
【0017】
請求項3に係る発明は、取り扱われる原稿がカラー原稿の場合には、後段で行う第1のフィルタ処理手段を選択し、取り扱われる原稿がモノクロ原稿の場合には、前段および後段で行う第2のフィルタ処理手段を選択するように構成するとともに、使用者が原稿の種類に応じて、前記第1、第2のフィルタ処理手段を切り替える切替え手段を設けたことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置である。
【0018】
以上の構成によれば、カラーMFPにおいて、モノクロ画像についてコストアップすることなく非可逆圧縮による画像劣化を低減することができる。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を添付図面に沿って詳細に説明する。図1は画像読取装置の構成図である。大きな構成としては、読取装置本体1と原稿搬送装置2と原稿読取台3が設けられており、これによってイメージスキャナを構成している。
【0020】
上記読取装置本体1の内部には、露光走査光字系9が設けられている。この露光走査光字系は、キセノンランプや蛍光灯で構成される光源4aおよびミラー4bを備えた第1の走行体4と、ミラー5a,5を備えた第2の走行体5と、レンズ6と、一次元の光電変換素子(CCD)7と、第1、第2の走行体4,5を駆動するステッピングモータ8とからなる。なお、この露光走査光学系9の下方に配備された構成要素についての説明は省略する。
【0021】
また、原稿搬送装置2には、ADFユニット(自動給紙装置)10と、原稿台11とが設けられ、ADFユニット10内にはステッピングモータ12が備えられている。さらに、原稿読取台3の上部に原稿押さえ板14が回動自在に取り付けられており、原稿13はその原稿押さえ板14の下にセットされる。原稿読取台3の端部には、シェーディング補正用の白基準板15が配備されている。
【0022】
図2は画像読取装置の全体制御ブロツク図である。図3はブックモード時の原稿読取部の構成図、図4はADFモード時の原稿読取部の構成図である。図2に示す画像読取装置は、光源4a,CCD7、ステッピングモータ8,12、CPU16、光源ドライバ17、CCD駆動部18、画像処理部19、モータドライバ20,28、スキャンバッファ25、I/Fコントローラ26およびバッファコントローラ27を備えている。
【0023】
原稿読取モードとしては、図3に示すような原稿読取台3を用いて画像データの読み取りを行う上記ブックモードと、図4に示すような原稿搬送装置2を用いて画像データの読み取りを行う上記ADFモードとがある。
【0024】
まず、図3に示すようなブックモードにおける画像データ読み取りの基本動作について説明する。原稿13を原稿押さえ板14下の原稿読取台3上にセットすると、CPU16は光源ドライバ17を動作させて光源4aをオンにする。次に、CCD駆動部18により駆動されるCCD7で白基準板15を読み取り、画像処理部19内のA/Dコンバータ(図示せず)でアナログデジタル変換を行い、画像データのシェーディング補正用の碁準データとして画像処理部19内のRAM(図示せず)に記憶する。
【0025】
CPU16は、モータドライバ(駆動装置)20をドライブして、ステッピングモータ8を動作させ、これにより、第1の走行体4は原稿13のある方向へ移動する。第1の走行体4が原稿面を一定速度で走査することにより、その原稿13の画像データがCCD7により光電変換される。
【0026】
図5は、図2に示す画像処理部19の最も基本的な構成を示すブロック図である。図5に示す画像処理部19は、アナログビデオ処理部21、シェーディング補正処理部22、画像データ処理部23,2値化処理部24を備えている。。ここで光電変換されたアナログビデオ信号aは、アナログビデオ処理部21でデジタル変換の処理まで行われ、ついでシェーディング補正処理部22、画像データ処理部23により、それぞれシェーディング補正、各種の画像データ処理が行われた後、2値画像を所望する場合は、2値化処理部24により2値化データbが作成される。多値データを所望する場合は、8bitデータとして後段に送られる。その後、その2値化データあるいは多値データbが、スキャンバッファ25に順次記憶されていく。
【0027】
I/Fコントローラ26は、スキャンバッファ25内のデータをホストコンピュータ(図示せず)等の装置に出力する制御を行う。バッファコントローラ27は、スキャンバッファ25への画像データの入出力管理を行う。
【0028】
次に、図4に示すようなADFモードにおける画像データ読み取りの基本動作について説明する。この場合にも、まず、白基準板15が読み込まれた後、ステッピングモータ12をCPU16がモータドライバ(駆動装置)28でドライブすることにより、原稿台11にセットされた原稿13を、分離ローラ29、搬送ローラ30で搬送していき、第1の走行体4の所定の読み取り位置まで搬送する。このとき、原稿3は一定速度で搬送されていき、第1の走行体4は停止したままで、原稿面の画像データをCCD7で読み取る。
【0029】
以下、ブックモードと同様の処理を行い、2値化あるいは多値の画像データはスキャンバッファ25に記憶され、I/Fコントローラ26を介してホストコンピュータ(図示せず)等に送られる。
【0030】
図6は、図5に示す画像処理部19をさらに詳細に示すブロック図である。図5に示すアナログビデオ処理部21は、プリアンプ回路31と、可変増幅回路32を備えている。また、シェーディング補正処理部22は、A/Dコンバータ33、黒演算回路34、シェーディング補正演算回路35およびラインバッファ36を備えている。
【0031】
光源4aで原稿読取台3上にある原稿13を照射した反射光を、シェーディング調整板37を通してレンズ6によって集光し、CCD7に結像する。なお、図6では、説明簡単化のために、反射光を折り返すためのミラーは省略している。シェーディング調整板37は、CCD7の中央部と端部での反射光の差を無くすための光量調整の役割を果たす。これは、シェーディング演算処理において、CCD中央部と端部との間に反射光量の差がありすぎると、多分に歪みを含んだ演算結果しか得られないために、あらかじめ反射光量の差をなくしてから、シェーディング演算処理を行うためのものである。
【0032】
フィルタ処理部の詳細図を図7に示す。使用者が原稿の種類をオペレーションパネルを通して選択し、これを画像処理装置に設定する。原稿の種類はカラー原稿とモノクロ原稿の2つの種類から選ぶことができる。図8のフローチャートに従って、モノクロ原稿の場合にはパスAを選択し、原稿の種類がカラーの場合にはパスBを選択する。この選択切替えを行うための手段は、図7に示すとおりである。また、ここではカラー画像を表わす画像データはCCDから読み取られたRGBの3刺激値によるものとする。
【0033】
<原稿がカラーの場合>
ここで説明するシステムでは、カラーデータを取り扱うときはフィルタ処理を後段で行う。原稿がカラーの場合、上記のように図8のフローチャートに従ってパスBが選択される。この場合、前段のCCDの読み取りデータについては、あらかじめ決められたシェーディング補正や変倍処理を行い、非可逆の圧縮をして外部記憶装置に蓄積する。この蓄積された画像データを印刷する場合、外部記憶装置の画像データを伸長し、画像データの各成分ごとにフィルタ処理を行う。
すなわち図7において、後段で行うフィルタ処理手段(Rフィルタ演算部51、Gフィルタ演算部52およびBフィルタ演算部53)を選択する。また、出力装置がCMYKの表色系の1ラインごとの書き込みを行う出力装置であるならば、RGBからCMYKへ色変換するとともに、点順次の画像データを線順次の画像データに変換する。
【0034】
<原稿がモノクロの場合>
取り扱われる原稿がモノクロ原稿の場合には、下記のように、前段および後段で行う第2のフィルタ処理手段(Rフィルタ演算部51およびGフィルタ演算部52)を選択する。具体的には、モノクロデータをカラーCCDで取り扱う場合、Green(G)の感度特性がモノクロCCDの感度特性に近いため、この成分をグレースケール画像として取り扱うことが多い。本実施の形態に係るシステムの場合においても、カラー読取装置のGのデータをモノクロデータとして取り扱う。読取装置からのGのデータについてシェーディング補正や変倍などの前処理を行い、ついでフィルタ処理を行う。このフィルタ処理では、図7に示すように、カラーデータのフィルタ処理で使用していたRed(R)のフィルタ処理部(Rフィルタ演算部51)を利用する。Rのフィルタ処理によりエッジ強調を行い、そのあとで非可逆のデータ圧縮を行う。
【0035】
その後、圧縮されたデータを外部記憶装置に蓄積する。次に、蓄積された先の画像データを印刷する場合は、外部記憶装置からのデータを伸長器にて伸長し、カラー原稿のときに使用していたGのフィルタ処理部(Gフィルタ演算部52)を利用してモノクロデータのフィルタ演算処理を行い、その後、出力装置に画像データを渡す。このように、原稿がモノクロの場合には、このモノクロデータは図7において符号(1),(2),…,(9),(10)の順に流れて処理される。
【0036】
【発明の効果】
以上の説明で明らかなように、本発明(請求項1〜3)によれば、カラーMFPにおいて、モノクロ画像について、コストアップすることなく非可逆圧縮による画像劣化を低減することができ、画質を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る画像読取装置の要部構成を示す断面面である。
【図2】図1の画像読取装置における要部回路を示すブロック構成図である。
【図3】図1の画像読取装置に係るもので、ブックモードでの読取動作時の要部構成を示す断面図である。
【図4】図1の画像読取装置に係るもので、ADFモードでの読取動作時の要部構成を示す断面図である。
【図5】図2の画像処理部の構成を示す詳細な回路ブロック構成図である。
【図6】図2の画像処理部の構成を示す、更に詳細な回路ブロック構成図である。
【図7】図1の画像読取装置を構成するフィルタ処理部の、画像パスの切替えを示す模式的説明図である。
【図8】図7のフィルタ処理部の動作を示すフローチャートである。
【図9】従来のフィルタ前処理タイプの画像処理装置を示すブロック構成図である。
【図10】従来のフィルタ後処理タイプの画像処理装置を示すブロック構成図である。
【図11】従来の非可逆圧縮を行うMFPシステムに係るもので、第1のモードの画像処理装置を示すブロック構成図である。
【図12】従来の非可逆圧縮を行うMFPシステムに係るもので、第2のモードの画像処理装置を示すブロック構成図である。
【図13】前処理用とフィルタ処理部と、適応γ変換処理を行う後処理用のフィルタ処理部とを備えた、従来の画像処理装置を示すブロック構成図である。
【符号の説明】
1:読取装置本体
2:原稿搬送装置
3:原稿読取台
4:第1の走行体
4a:光源
4b:ミラー
5:第2の走行体
5a:ミラー
5b:ミラー
6:レンズ
7:CCD(一次元の光電変換素子)
8:ステッピングモータ
9:露光走査光字系
10:ADFユニット
11:原稿台
12:ステッピングモータ
13:原稿
14:原稿押さえ板
15:白基準板
16:CPU
17:光源ドライバ
18:CCD駆動部
19:画像処理部
20:モータドライバ
21:アナログビデオ処理部
22:シェーディング補正処理部
23:画像データ処理部
24:2値化処理部
25:スキャンバッファ
26:I/Fコントローラ
27:バッファコントローラ
28:モータドライバ(駆動装置)
29:分離ローラ
30:搬送ローラ
31:プリアンプ回路
32:可変増幅回路
33:A/Dコンバータ
34:黒演算回路
35:シェーディング補正演算回路
36:ラインバッファ
37:シェーディング調整板
51:Rフィルタ演算部
52:Gフィルタ演算部
53:Bフィルタ演算部
a:アナログビデオ信号
b:2値化データ(または多値データ)
【発明の属する技術分野】
本発明は、画像処装置に関し、詳しくは、1画素のデータが多成分で、かつ、1成分のデータが多階調である画像データを蓄積するMFP(複合型プリンタ)に関する。本発明はデジタル複写機、ファクシミリ装置、イメージスキャナ等に有効に適用することができる。
【0002】
【従来の技術】
スキャナ、複写機等の画像処理装置においては、読み取った画像を圧縮処理して一旦画像メモリに蓄積し、その後、画像メモリから圧縮データを読み出して伸長して、記録出力に供したり、コンピュータ等の外部装置に出力したりする。
【0003】
ところで、画像データにおけるデータ圧縮は、圧縮伸長の前後で同一の画像データになる可逆圧縮と、同一にならない非可逆圧縮とに分けることができる。一方、ディジタルデータを扱う画像処理においては、フィルタ処理は重要な機能である。非可逆圧縮を用いた画像データの蓄積を行うMFPシステムにおいては、先のフィルタ処理と圧縮の処理の順番がとても重要な要素となる。例として、8bit(多値)画像蓄積を行うモノクロMFPシステムは、フィルタ処理と圧縮器(符号化器)、伸長器(復号化器)の位置関係によって、以下の2つのタイプに分けることができる。
【0004】
(1)図9に示すように、読取装置で読み取ったデータに対してフィルタ処理を行い、その8bitデータを蓄積し、その後、蓄積データを伸長した8bitデータに対して階調変換処理(誤差拡散処理)を行いプリントするもの。
(2)図10に示すように、読取装置によって読み取ったデータを8bit蓄積し、その後、蓄積データを伸長した8bitデータに対してフィルタ処理を行い、次に階調変換処理(誤差拡散処理)を行いプリントするもの。
【0005】
上記圧縮伸長の部分が可逆圧縮の場合には、(1)と(2)の結果は同じになる。しかしながら、非可逆圧縮を行う場合では(1)と(2)の出力結果は同じにならない。非可逆圧縮は一部の周波数成分の損失と引き換えに、蓄積され画像データサイズを小さくしているためである。
【0006】
以上のように非可逆圧縮による蓄積を行うシステムでは、圧縮伸長を中心として、フィルタ処理がその前段であるか、その後段であるかが、出力データの特性に大きな影響を与える重要な要素となる(以下、圧縮前のフィルタ処理を前段フィルタ処理、圧縮後のフィルタ処理を後段フィルタ処理と呼ぶことがある)。
【0007】
非可逆圧縮を行うMFPシステムには、以下のモードがある。
(A)第1のモード
図11はこのモードを示すブロック構成図、すなわち従来のプリンタγ変換処理を行うフィルタ前処理タイプ(前段フィルタ処理タイプ)の画像処理装置のブロック構成図である。一般的に、非可逆圧縮は高周波成分が損失されることが多く、たとえば、文字のエツジの鮮鋭度が下がる傾向にある。これを補正するために後段でフィルタ処理を行った場合、失われた情報に対してエッジ強調しても、文字の鮮鋭度の向上には限度が生じてしまう。このため、あらかじめ非可逆圧縮による高周波成分の損失を考慮して、強めのエッジ強調フィルタを原画像に施し、その後圧縮伸長した場合の方が、前記後段フィルタ処理よりも文字の鮮鋭度の劣化が少なくなり、画質も向上する。
【0008】
(B)第2のモード
図12はこのモードを示すブロック構成図すなわち、従来の適応γ変換処理を行うフィルタ後処理タイプ(後段フィルタ処理タイプ)の画像処理装置のブロック構成図である。エッジか非エッジかによって画像処理(たとえば出力の濃度を調整するためのブリンタγ変換テーブル)を切り替える処理(適応γ変換処理)を行う場合、コストダウンのため、フィルタ処理のFlFO(First−IN First−Out) を使ってエッジか否かを判定する場合がある。
【0009】
この処理を行うと文字部と絵柄部によって、使用されるγ変換テーブルが異なるので、それぞれの領域に適した濃度を得ることができ、文字・写真混在の原稿に対して画質が向上する。しかしながら、プリンタγ変換処理は印刷の濃度を調整する機能なので、8bit蓄積を行うシステムにおいては、あらかじめ前段で行うことができず、かならず後段で行う必要がある。上記の場合、フィルタ処理も適応γ変換処理も後段で行う方法しか選択できない。
【0010】
図13は前処理用とフィルタ処理部と、適応γ変換処理を行う後処理用のフィルタ処理部とを備えた、従来の画像処理装置を示すブロック構成図であり、以上のような第1のモードと第2のモードを行うシステムでは、前段と後段にフィルタ処理を行う必要があるため、それぞれのフィルタにFlFOを必要とし、コストアップとなる。
【0011】
一方、カラーMFPにおいても、上記のようにモノクロMFPの場合と同様のことが言える。ただし、たとえば3刺激値で表わされるRGBを、8bitの多値カラーデータとして蓄積するカラーMFPにおいては、3原色RGBそれぞれに対し、フィルタ処理を行う必要がある。モノクロMFPシステムで必要なフィルタ処理を、3成分それぞれに対して用意する必要があり、ライン逐次処理によりFlFOを使用してフィルタ処理を行うシステムでは、そのために3倍のメモリ(FlFO)の容量が必要となる。
【0012】
しかしながら、このようなカラーMFPにおいて、1成分のデータしか処理する必要がないモノクロデータ処理を行う場合、3つのフィルタ処理部のうち、2つ分のFlFOは使用しないことになる。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】
そこで本発明者は、すでに1つのフィルタ手段を前段と後段とで使用し、文字原稿に特化した前段フィルタ処理タイプと、文字・写真混在原稿に適した後段フィルタ処理タイプを適宜に切り替えて実施することで、安価に画質を向上させることができる画像処理装置について検討出願している。
【0014】
本発明は、従来技術の上記事情に鑑みなされたもので、その目的は、モノクロ画像について、コストアップすることなく非可逆圧縮による画像劣化を低減することができて画質を向上させることができる画像処理装置、特にカラーMFPを提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】
請求項1に係る発明は、1画素のデータが多成分であり、かつ、1成分のデータが多階調である画像データを蓄積するMFPにおいて、多成分で構成される画像データを取り扱う場合には、前段または後段でフィルタ処理を行い、単一成分で表わされる画像データを取り扱う場合には、フィルタ処理を前段および後段で行うことを特徴とする画像処理装置である。
【0016】
請求項2に係る発明は、前記多成分で構成される画像データが、RGBからなる有彩色データであり、前記単一成分で表わされる画像データが、無彩色データ(たとえば白黒グレースケール)であることを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置である。
【0017】
請求項3に係る発明は、取り扱われる原稿がカラー原稿の場合には、後段で行う第1のフィルタ処理手段を選択し、取り扱われる原稿がモノクロ原稿の場合には、前段および後段で行う第2のフィルタ処理手段を選択するように構成するとともに、使用者が原稿の種類に応じて、前記第1、第2のフィルタ処理手段を切り替える切替え手段を設けたことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置である。
【0018】
以上の構成によれば、カラーMFPにおいて、モノクロ画像についてコストアップすることなく非可逆圧縮による画像劣化を低減することができる。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を添付図面に沿って詳細に説明する。図1は画像読取装置の構成図である。大きな構成としては、読取装置本体1と原稿搬送装置2と原稿読取台3が設けられており、これによってイメージスキャナを構成している。
【0020】
上記読取装置本体1の内部には、露光走査光字系9が設けられている。この露光走査光字系は、キセノンランプや蛍光灯で構成される光源4aおよびミラー4bを備えた第1の走行体4と、ミラー5a,5を備えた第2の走行体5と、レンズ6と、一次元の光電変換素子(CCD)7と、第1、第2の走行体4,5を駆動するステッピングモータ8とからなる。なお、この露光走査光学系9の下方に配備された構成要素についての説明は省略する。
【0021】
また、原稿搬送装置2には、ADFユニット(自動給紙装置)10と、原稿台11とが設けられ、ADFユニット10内にはステッピングモータ12が備えられている。さらに、原稿読取台3の上部に原稿押さえ板14が回動自在に取り付けられており、原稿13はその原稿押さえ板14の下にセットされる。原稿読取台3の端部には、シェーディング補正用の白基準板15が配備されている。
【0022】
図2は画像読取装置の全体制御ブロツク図である。図3はブックモード時の原稿読取部の構成図、図4はADFモード時の原稿読取部の構成図である。図2に示す画像読取装置は、光源4a,CCD7、ステッピングモータ8,12、CPU16、光源ドライバ17、CCD駆動部18、画像処理部19、モータドライバ20,28、スキャンバッファ25、I/Fコントローラ26およびバッファコントローラ27を備えている。
【0023】
原稿読取モードとしては、図3に示すような原稿読取台3を用いて画像データの読み取りを行う上記ブックモードと、図4に示すような原稿搬送装置2を用いて画像データの読み取りを行う上記ADFモードとがある。
【0024】
まず、図3に示すようなブックモードにおける画像データ読み取りの基本動作について説明する。原稿13を原稿押さえ板14下の原稿読取台3上にセットすると、CPU16は光源ドライバ17を動作させて光源4aをオンにする。次に、CCD駆動部18により駆動されるCCD7で白基準板15を読み取り、画像処理部19内のA/Dコンバータ(図示せず)でアナログデジタル変換を行い、画像データのシェーディング補正用の碁準データとして画像処理部19内のRAM(図示せず)に記憶する。
【0025】
CPU16は、モータドライバ(駆動装置)20をドライブして、ステッピングモータ8を動作させ、これにより、第1の走行体4は原稿13のある方向へ移動する。第1の走行体4が原稿面を一定速度で走査することにより、その原稿13の画像データがCCD7により光電変換される。
【0026】
図5は、図2に示す画像処理部19の最も基本的な構成を示すブロック図である。図5に示す画像処理部19は、アナログビデオ処理部21、シェーディング補正処理部22、画像データ処理部23,2値化処理部24を備えている。。ここで光電変換されたアナログビデオ信号aは、アナログビデオ処理部21でデジタル変換の処理まで行われ、ついでシェーディング補正処理部22、画像データ処理部23により、それぞれシェーディング補正、各種の画像データ処理が行われた後、2値画像を所望する場合は、2値化処理部24により2値化データbが作成される。多値データを所望する場合は、8bitデータとして後段に送られる。その後、その2値化データあるいは多値データbが、スキャンバッファ25に順次記憶されていく。
【0027】
I/Fコントローラ26は、スキャンバッファ25内のデータをホストコンピュータ(図示せず)等の装置に出力する制御を行う。バッファコントローラ27は、スキャンバッファ25への画像データの入出力管理を行う。
【0028】
次に、図4に示すようなADFモードにおける画像データ読み取りの基本動作について説明する。この場合にも、まず、白基準板15が読み込まれた後、ステッピングモータ12をCPU16がモータドライバ(駆動装置)28でドライブすることにより、原稿台11にセットされた原稿13を、分離ローラ29、搬送ローラ30で搬送していき、第1の走行体4の所定の読み取り位置まで搬送する。このとき、原稿3は一定速度で搬送されていき、第1の走行体4は停止したままで、原稿面の画像データをCCD7で読み取る。
【0029】
以下、ブックモードと同様の処理を行い、2値化あるいは多値の画像データはスキャンバッファ25に記憶され、I/Fコントローラ26を介してホストコンピュータ(図示せず)等に送られる。
【0030】
図6は、図5に示す画像処理部19をさらに詳細に示すブロック図である。図5に示すアナログビデオ処理部21は、プリアンプ回路31と、可変増幅回路32を備えている。また、シェーディング補正処理部22は、A/Dコンバータ33、黒演算回路34、シェーディング補正演算回路35およびラインバッファ36を備えている。
【0031】
光源4aで原稿読取台3上にある原稿13を照射した反射光を、シェーディング調整板37を通してレンズ6によって集光し、CCD7に結像する。なお、図6では、説明簡単化のために、反射光を折り返すためのミラーは省略している。シェーディング調整板37は、CCD7の中央部と端部での反射光の差を無くすための光量調整の役割を果たす。これは、シェーディング演算処理において、CCD中央部と端部との間に反射光量の差がありすぎると、多分に歪みを含んだ演算結果しか得られないために、あらかじめ反射光量の差をなくしてから、シェーディング演算処理を行うためのものである。
【0032】
フィルタ処理部の詳細図を図7に示す。使用者が原稿の種類をオペレーションパネルを通して選択し、これを画像処理装置に設定する。原稿の種類はカラー原稿とモノクロ原稿の2つの種類から選ぶことができる。図8のフローチャートに従って、モノクロ原稿の場合にはパスAを選択し、原稿の種類がカラーの場合にはパスBを選択する。この選択切替えを行うための手段は、図7に示すとおりである。また、ここではカラー画像を表わす画像データはCCDから読み取られたRGBの3刺激値によるものとする。
【0033】
<原稿がカラーの場合>
ここで説明するシステムでは、カラーデータを取り扱うときはフィルタ処理を後段で行う。原稿がカラーの場合、上記のように図8のフローチャートに従ってパスBが選択される。この場合、前段のCCDの読み取りデータについては、あらかじめ決められたシェーディング補正や変倍処理を行い、非可逆の圧縮をして外部記憶装置に蓄積する。この蓄積された画像データを印刷する場合、外部記憶装置の画像データを伸長し、画像データの各成分ごとにフィルタ処理を行う。
すなわち図7において、後段で行うフィルタ処理手段(Rフィルタ演算部51、Gフィルタ演算部52およびBフィルタ演算部53)を選択する。また、出力装置がCMYKの表色系の1ラインごとの書き込みを行う出力装置であるならば、RGBからCMYKへ色変換するとともに、点順次の画像データを線順次の画像データに変換する。
【0034】
<原稿がモノクロの場合>
取り扱われる原稿がモノクロ原稿の場合には、下記のように、前段および後段で行う第2のフィルタ処理手段(Rフィルタ演算部51およびGフィルタ演算部52)を選択する。具体的には、モノクロデータをカラーCCDで取り扱う場合、Green(G)の感度特性がモノクロCCDの感度特性に近いため、この成分をグレースケール画像として取り扱うことが多い。本実施の形態に係るシステムの場合においても、カラー読取装置のGのデータをモノクロデータとして取り扱う。読取装置からのGのデータについてシェーディング補正や変倍などの前処理を行い、ついでフィルタ処理を行う。このフィルタ処理では、図7に示すように、カラーデータのフィルタ処理で使用していたRed(R)のフィルタ処理部(Rフィルタ演算部51)を利用する。Rのフィルタ処理によりエッジ強調を行い、そのあとで非可逆のデータ圧縮を行う。
【0035】
その後、圧縮されたデータを外部記憶装置に蓄積する。次に、蓄積された先の画像データを印刷する場合は、外部記憶装置からのデータを伸長器にて伸長し、カラー原稿のときに使用していたGのフィルタ処理部(Gフィルタ演算部52)を利用してモノクロデータのフィルタ演算処理を行い、その後、出力装置に画像データを渡す。このように、原稿がモノクロの場合には、このモノクロデータは図7において符号(1),(2),…,(9),(10)の順に流れて処理される。
【0036】
【発明の効果】
以上の説明で明らかなように、本発明(請求項1〜3)によれば、カラーMFPにおいて、モノクロ画像について、コストアップすることなく非可逆圧縮による画像劣化を低減することができ、画質を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る画像読取装置の要部構成を示す断面面である。
【図2】図1の画像読取装置における要部回路を示すブロック構成図である。
【図3】図1の画像読取装置に係るもので、ブックモードでの読取動作時の要部構成を示す断面図である。
【図4】図1の画像読取装置に係るもので、ADFモードでの読取動作時の要部構成を示す断面図である。
【図5】図2の画像処理部の構成を示す詳細な回路ブロック構成図である。
【図6】図2の画像処理部の構成を示す、更に詳細な回路ブロック構成図である。
【図7】図1の画像読取装置を構成するフィルタ処理部の、画像パスの切替えを示す模式的説明図である。
【図8】図7のフィルタ処理部の動作を示すフローチャートである。
【図9】従来のフィルタ前処理タイプの画像処理装置を示すブロック構成図である。
【図10】従来のフィルタ後処理タイプの画像処理装置を示すブロック構成図である。
【図11】従来の非可逆圧縮を行うMFPシステムに係るもので、第1のモードの画像処理装置を示すブロック構成図である。
【図12】従来の非可逆圧縮を行うMFPシステムに係るもので、第2のモードの画像処理装置を示すブロック構成図である。
【図13】前処理用とフィルタ処理部と、適応γ変換処理を行う後処理用のフィルタ処理部とを備えた、従来の画像処理装置を示すブロック構成図である。
【符号の説明】
1:読取装置本体
2:原稿搬送装置
3:原稿読取台
4:第1の走行体
4a:光源
4b:ミラー
5:第2の走行体
5a:ミラー
5b:ミラー
6:レンズ
7:CCD(一次元の光電変換素子)
8:ステッピングモータ
9:露光走査光字系
10:ADFユニット
11:原稿台
12:ステッピングモータ
13:原稿
14:原稿押さえ板
15:白基準板
16:CPU
17:光源ドライバ
18:CCD駆動部
19:画像処理部
20:モータドライバ
21:アナログビデオ処理部
22:シェーディング補正処理部
23:画像データ処理部
24:2値化処理部
25:スキャンバッファ
26:I/Fコントローラ
27:バッファコントローラ
28:モータドライバ(駆動装置)
29:分離ローラ
30:搬送ローラ
31:プリアンプ回路
32:可変増幅回路
33:A/Dコンバータ
34:黒演算回路
35:シェーディング補正演算回路
36:ラインバッファ
37:シェーディング調整板
51:Rフィルタ演算部
52:Gフィルタ演算部
53:Bフィルタ演算部
a:アナログビデオ信号
b:2値化データ(または多値データ)
Claims (3)
- 1画素のデータが多成分であり、かつ、1成分のデータが多階調である画像データを蓄積するMFPにおいて、多成分で構成される画像データを取り扱う場合には、前段または後段でフィルタ処理を行い、単一成分で表わされる画像データを取り扱う場合には、フィルタ処理を前段および後段で行うことを特徴とする画像処理装置。
- 前記多成分で構成される画像データが、RGBからなる有彩色データであり、前記単一成分で表わされる画像データが、無彩色データであることを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
- 取り扱われる原稿がカラー原稿の場合には、後段で行う第1のフィルタ処理手段を選択し、取り扱われる原稿がモノクロ原稿の場合には、前段および後段で行う第2のフィルタ処理手段を選択するように構成するとともに、使用者が原稿の種類に応じて、前記第1、第2のフィルタ処理手段を切り替える切替え手段を設けたことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
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