JP2004227957A - 複合ケーブル - Google Patents
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Abstract
【課題】本発明は、光ファイバ心線中に電気用の金属細線を組み込んだ複合ケーブルを提供するものである。
【解決手段】かゝる本発明は、裸ファイバ110、その一次被覆120、この外周に施された1又は2本以上の金属細線130、この金属細線130の外方に施された二次被覆140からなる複合ケーブルにあり、その外径が細く、かつ、金属細線130の取り出しが容易に行えるため、省スペース性と使い勝手に優れた複合ケーブルが得られる。
【選択図】 図1
【解決手段】かゝる本発明は、裸ファイバ110、その一次被覆120、この外周に施された1又は2本以上の金属細線130、この金属細線130の外方に施された二次被覆140からなる複合ケーブルにあり、その外径が細く、かつ、金属細線130の取り出しが容易に行えるため、省スペース性と使い勝手に優れた複合ケーブルが得られる。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、光ファイバ心線中に電気用の金属細線を組み込んだ複合ケーブルに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年の電気機器では、種々の回路ボードや部品などが狭いスペースに高密度で組み込れる一方、これらのボードや部品間、さらには他の機器間との間において、電気的に或いは光学的に接続するために、金属線や光ファイバを高密度で配線することが多い。このような状況下において、金属線と光ファイバを別々に配線していたのでは、より多くの配線スペースが必要とされるため、これらの両者を複合させた複合ケーブルの提供が望まれている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
従来にあっても、このような金属線と光ファイバを複合させた形のものは、一部において、既に提案されているが(例えば特許文献1、特許文献2参照)、これらのものは、その目的や用途が少々異なるため、上記のような電気機器用の複合ケーブルとして捉えた場合、必ずも満足の得られるものではなかった。
【0004】
【特許文献1】
特開平9−198931号 2〜3頁 図2
【特許文献2】
特開平7−244232号 2〜3頁 図1(a)
【0005】
先ず、特開平9−198931号の複合ケーブルの場合、光ファイバの外周に絶縁体を設け、この絶縁体上に導体線、絶縁体の順で設けるという構造であるため、ケーブル自体の外径が太く、商用電源用のケーブルとしての使用には、なんら問題がないものの、これを、上記電気機器用の配線ケーブルとして捉えた場合、使用不能か、どうにか使用しても、殆ど省スペース化が期待できないという問題がある。
【0006】
一方、特開平7−244232号の場合は、メタルコート光ファイバであるため、外径が小さく、メタルコートの金属層部分を導体として利用することが考えられるが、これを、上記電気機器用の複合ケーブルとして捉えた場合、具体的な使用にあたって、次のような問題がある。つまり、メタルコートのもともとの目的が、耐熱性の向上や水分の浸入防止などにあるため、この金属層は、無電解めっきなどによって形成され、クラッド側と一体的に密着しており、口出し時において、分離することが難しく、使い勝手が悪いという問題がある。
【0007】
本発明は、このような状況下においてなされたもので、基本的には、光ファイバ心線中に電気用(電子用とも同義)の金属細線を組み込んだ形を取り、外径が小さい上に、金属導体として金属細線を用いるため、取り出し(口出し)が容易に行えるようにした複合ケーブルを提供せんとするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の本発明は、裸ファイバ、その一次被覆、当該一次被覆の外周に施された1又は2本以上の金属細線、当該金属細線の外方に施された二次被覆からなることを特徴とする複合ケーブルにある。
【0009】
請求項2記載の本発明は、裸ファイバ、その一次被覆及び二次被覆、当該二次被覆の外周に施された1又は2本以上の金属細線、当該金属細線の外方に施された外被からなることを特徴とする複合ケーブルにある。
【0010】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明に係る複合ケーブルの一例を示したものである。この複合ケーブル10Aは、コア111とクラッド112からなる裸ファイバ110と、その外周に被覆させた一次被覆(プライマリーコート)120と、この一次被覆120の外周に施された1又は2本以上の金属細線130と、この金属細線130の外方に施された二次被覆(セカンダリーコート)140とからなる。
【0011】
上記コア111の外径は、シングルモード型では5〜10μm程度、マルチモード型では50〜100μm程度とし、クラッド112の外径は125μm程度とする。これらのガラス材料としては、石英ガラスが好ましく、多成分ガラスの使用も可能である。一次被覆120の材料としては、柔軟性に富むウレタンアクリレートなどの樹脂を用い、その外径は200μm程度とする。金属細線130としては、通常30〜40μm程度の銅線を用いるが、用途などによっては、アルミ線、金線などを用いることも可能である。一次被覆120側への取り付けにあたっては、撚って巻付けるか、縦添えして行えばよい。実際には、一次被覆120の被覆後、所定のスクリーニング試験を行い、この後に行う。二次被覆140の材料としては、適度の剛性を有するエポキシアクリレートなどの樹脂を用い、その外径は300〜400μm程度とする。この二次被覆140により、金属細線130は、樹脂材料中に埋もれた形で密着固定される。
【0012】
これによって、外径が、通常の光ファイバ心線(一次被覆及び二次被覆の被覆済みのもの)とほぼ同程度で、極めて小さく、かつ、金属細線130は二次被覆140の除去(口出し)により、容易に取り出す(分離する)ことができる。このため、省スペース性と使い勝手に優れた複合ケーブルが得られる。これを、電気機器の回路ボードや部品間の配線に用いれば、光接続と電気接続を狭いスペース部分で、同時に行うことができる。つまり、省スペース性に富んだ配線が得られる。勿論、配線スペースが節約される分だけ、回路ボードや部品の配置スペースが確保されるため、高い設計上の自由度が得られる。
【0013】
また、その製造にあたっても、スクリーニング試験を終えた光ファイバ素線(一次被覆の被覆済みのもの)を、一旦巻き取った上で、或いは、スクリーニング工程から連続して、金属細線130の撚線工程(装置)中に導き、その後、通常の光ファイバと同様、二次被覆140を被覆するのみでよい。このため、既設の光ファイバ製造工程の大半はそのまま利用することができる。つまり、既存設備の大幅な変更は不要で、安価な製造が可能である。さらに、裸ファイバ110への一次被覆工程、スクリーニング工程、金属細線130の撚線工程、及び二次被覆工程を連続して行うことも可能であり、これを行えば、より高い生産性が確保される。
【0014】
図2は、本発明に係る複合ケーブルの他の例を示したものである。この複合ケーブル10Bも、基本的には、上記図1の複合ケーブル10Aとほぼ同様であるが、この場合、裸ファイバ110の外周に一次被覆120及び二次被覆140を被覆させた後、即ち、光ファイバ心線の外周に、1又は2本以上の金属細線130を施し、さらに、この外方に外被150を施してある。
【0015】
この複合ケーブル10Bでは、二次被覆140の外径は、250μm程度とし、金属細線130としては、やはり30〜40μm程度の銅線、アルミ線、金線などを用い、二次被覆140上に施す。外被150の材料としては、ナイロン(商品名)、熱可塑性ポリエステルエラストマ、例えばハイトレル(商品名)などの樹脂を用い、その外径は600〜800μm程度とする。
【0016】
これによって、外径が、通常の光ファイバ心線より太くなるものの、使い勝手が不便になる程の太さではなく、かつ、金属細線130は、外被150の除去(口出し)により、容易に取り出す(分離する)ことができる。このため、省スペース性と使い勝手に優れた複合ケーブルが得られる。従って、上記図1の複合ケーブル10Aと同様の作用、効果が得られる。
【0017】
なお、上記の一次被覆130、二次被覆140、及び外被150の樹脂材料は、上述した樹脂に限定されるものではない。その目的や用途に応じて、種々の樹脂材料を幅広く組み合わせて使用することができる。
【0018】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明によると、その外径が、単心の光ファイバ心線とほぼ同等か、少々太いだけで、かつ、金属細線の取り出しが容易にできるため、省スペース性と使い勝手に優れた複合ケーブルが得られる。特に、電気機器における、狭いスペースでの高密度配線用の複合ケーブルとして用いた場合、大きなメリットが得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る複合ケーブルの一例を示した縦断面図である。
【図2】本発明に係る複合ケーブルの他の例を示した縦断面図である。
【符号の説明】
10A〜10B 複合ケーブル
110 裸ファイバ
111 コア
112 クラッド
120 一次被覆
130 金属細線
140 二次被覆
150 外被
【発明の属する技術分野】
本発明は、光ファイバ心線中に電気用の金属細線を組み込んだ複合ケーブルに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年の電気機器では、種々の回路ボードや部品などが狭いスペースに高密度で組み込れる一方、これらのボードや部品間、さらには他の機器間との間において、電気的に或いは光学的に接続するために、金属線や光ファイバを高密度で配線することが多い。このような状況下において、金属線と光ファイバを別々に配線していたのでは、より多くの配線スペースが必要とされるため、これらの両者を複合させた複合ケーブルの提供が望まれている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
従来にあっても、このような金属線と光ファイバを複合させた形のものは、一部において、既に提案されているが(例えば特許文献1、特許文献2参照)、これらのものは、その目的や用途が少々異なるため、上記のような電気機器用の複合ケーブルとして捉えた場合、必ずも満足の得られるものではなかった。
【0004】
【特許文献1】
特開平9−198931号 2〜3頁 図2
【特許文献2】
特開平7−244232号 2〜3頁 図1(a)
【0005】
先ず、特開平9−198931号の複合ケーブルの場合、光ファイバの外周に絶縁体を設け、この絶縁体上に導体線、絶縁体の順で設けるという構造であるため、ケーブル自体の外径が太く、商用電源用のケーブルとしての使用には、なんら問題がないものの、これを、上記電気機器用の配線ケーブルとして捉えた場合、使用不能か、どうにか使用しても、殆ど省スペース化が期待できないという問題がある。
【0006】
一方、特開平7−244232号の場合は、メタルコート光ファイバであるため、外径が小さく、メタルコートの金属層部分を導体として利用することが考えられるが、これを、上記電気機器用の複合ケーブルとして捉えた場合、具体的な使用にあたって、次のような問題がある。つまり、メタルコートのもともとの目的が、耐熱性の向上や水分の浸入防止などにあるため、この金属層は、無電解めっきなどによって形成され、クラッド側と一体的に密着しており、口出し時において、分離することが難しく、使い勝手が悪いという問題がある。
【0007】
本発明は、このような状況下においてなされたもので、基本的には、光ファイバ心線中に電気用(電子用とも同義)の金属細線を組み込んだ形を取り、外径が小さい上に、金属導体として金属細線を用いるため、取り出し(口出し)が容易に行えるようにした複合ケーブルを提供せんとするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の本発明は、裸ファイバ、その一次被覆、当該一次被覆の外周に施された1又は2本以上の金属細線、当該金属細線の外方に施された二次被覆からなることを特徴とする複合ケーブルにある。
【0009】
請求項2記載の本発明は、裸ファイバ、その一次被覆及び二次被覆、当該二次被覆の外周に施された1又は2本以上の金属細線、当該金属細線の外方に施された外被からなることを特徴とする複合ケーブルにある。
【0010】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明に係る複合ケーブルの一例を示したものである。この複合ケーブル10Aは、コア111とクラッド112からなる裸ファイバ110と、その外周に被覆させた一次被覆(プライマリーコート)120と、この一次被覆120の外周に施された1又は2本以上の金属細線130と、この金属細線130の外方に施された二次被覆(セカンダリーコート)140とからなる。
【0011】
上記コア111の外径は、シングルモード型では5〜10μm程度、マルチモード型では50〜100μm程度とし、クラッド112の外径は125μm程度とする。これらのガラス材料としては、石英ガラスが好ましく、多成分ガラスの使用も可能である。一次被覆120の材料としては、柔軟性に富むウレタンアクリレートなどの樹脂を用い、その外径は200μm程度とする。金属細線130としては、通常30〜40μm程度の銅線を用いるが、用途などによっては、アルミ線、金線などを用いることも可能である。一次被覆120側への取り付けにあたっては、撚って巻付けるか、縦添えして行えばよい。実際には、一次被覆120の被覆後、所定のスクリーニング試験を行い、この後に行う。二次被覆140の材料としては、適度の剛性を有するエポキシアクリレートなどの樹脂を用い、その外径は300〜400μm程度とする。この二次被覆140により、金属細線130は、樹脂材料中に埋もれた形で密着固定される。
【0012】
これによって、外径が、通常の光ファイバ心線(一次被覆及び二次被覆の被覆済みのもの)とほぼ同程度で、極めて小さく、かつ、金属細線130は二次被覆140の除去(口出し)により、容易に取り出す(分離する)ことができる。このため、省スペース性と使い勝手に優れた複合ケーブルが得られる。これを、電気機器の回路ボードや部品間の配線に用いれば、光接続と電気接続を狭いスペース部分で、同時に行うことができる。つまり、省スペース性に富んだ配線が得られる。勿論、配線スペースが節約される分だけ、回路ボードや部品の配置スペースが確保されるため、高い設計上の自由度が得られる。
【0013】
また、その製造にあたっても、スクリーニング試験を終えた光ファイバ素線(一次被覆の被覆済みのもの)を、一旦巻き取った上で、或いは、スクリーニング工程から連続して、金属細線130の撚線工程(装置)中に導き、その後、通常の光ファイバと同様、二次被覆140を被覆するのみでよい。このため、既設の光ファイバ製造工程の大半はそのまま利用することができる。つまり、既存設備の大幅な変更は不要で、安価な製造が可能である。さらに、裸ファイバ110への一次被覆工程、スクリーニング工程、金属細線130の撚線工程、及び二次被覆工程を連続して行うことも可能であり、これを行えば、より高い生産性が確保される。
【0014】
図2は、本発明に係る複合ケーブルの他の例を示したものである。この複合ケーブル10Bも、基本的には、上記図1の複合ケーブル10Aとほぼ同様であるが、この場合、裸ファイバ110の外周に一次被覆120及び二次被覆140を被覆させた後、即ち、光ファイバ心線の外周に、1又は2本以上の金属細線130を施し、さらに、この外方に外被150を施してある。
【0015】
この複合ケーブル10Bでは、二次被覆140の外径は、250μm程度とし、金属細線130としては、やはり30〜40μm程度の銅線、アルミ線、金線などを用い、二次被覆140上に施す。外被150の材料としては、ナイロン(商品名)、熱可塑性ポリエステルエラストマ、例えばハイトレル(商品名)などの樹脂を用い、その外径は600〜800μm程度とする。
【0016】
これによって、外径が、通常の光ファイバ心線より太くなるものの、使い勝手が不便になる程の太さではなく、かつ、金属細線130は、外被150の除去(口出し)により、容易に取り出す(分離する)ことができる。このため、省スペース性と使い勝手に優れた複合ケーブルが得られる。従って、上記図1の複合ケーブル10Aと同様の作用、効果が得られる。
【0017】
なお、上記の一次被覆130、二次被覆140、及び外被150の樹脂材料は、上述した樹脂に限定されるものではない。その目的や用途に応じて、種々の樹脂材料を幅広く組み合わせて使用することができる。
【0018】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明によると、その外径が、単心の光ファイバ心線とほぼ同等か、少々太いだけで、かつ、金属細線の取り出しが容易にできるため、省スペース性と使い勝手に優れた複合ケーブルが得られる。特に、電気機器における、狭いスペースでの高密度配線用の複合ケーブルとして用いた場合、大きなメリットが得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る複合ケーブルの一例を示した縦断面図である。
【図2】本発明に係る複合ケーブルの他の例を示した縦断面図である。
【符号の説明】
10A〜10B 複合ケーブル
110 裸ファイバ
111 コア
112 クラッド
120 一次被覆
130 金属細線
140 二次被覆
150 外被
Claims (2)
- 裸ファイバ、その一次被覆、当該一次被覆の外周に施された1又は2本以上の金属細線、当該金属細線の外方に施された二次被覆からなることを特徴とする複合ケーブル。
- 裸ファイバ、その一次被覆及び二次被覆、当該二次被覆の外周に施された1又は2本以上の金属細線、当該金属細線の外方に施された外被からなることを特徴とする複合ケーブル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003015316A JP2004227957A (ja) | 2003-01-23 | 2003-01-23 | 複合ケーブル |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003015316A JP2004227957A (ja) | 2003-01-23 | 2003-01-23 | 複合ケーブル |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004227957A true JP2004227957A (ja) | 2004-08-12 |
Family
ID=32903109
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003015316A Pending JP2004227957A (ja) | 2003-01-23 | 2003-01-23 | 複合ケーブル |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004227957A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006164607A (ja) * | 2004-12-03 | 2006-06-22 | Fujikura Ltd | ケーブルおよび撚合せ型ケーブル |
-
2003
- 2003-01-23 JP JP2003015316A patent/JP2004227957A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006164607A (ja) * | 2004-12-03 | 2006-06-22 | Fujikura Ltd | ケーブルおよび撚合せ型ケーブル |
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Legal Events
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