JP2004227695A - ディスクプレーヤ - Google Patents

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Abstract

【課題】トレイを傾かせることなく直線的に前後進させること。
【解決手段】筐体1の両側板部3に設けた受台に左右一対のガイド部材6,7が前後方向a,bに沿って突設され、トレイ2の下面両側縁に形成した各ガイド溝8,9をそれぞれ前記各ガイド部材6,7に嵌合させており、アンローディング信号に基づいてトレイ2を前進aさせ、ローディング信号に基づいてトレイ2を後進bさせるようにしたディスクプレーヤにおいて、筐体1の両側板部3間に架設した横桁部の前側に略J字状弾性板19が一体突設され、該弾性板19の先端を略U字状に形成した一方のガイド溝8の一側面8aに押し付けることにより、該ガイド溝8の他側面8bをガイド部材6の側面6aに当接させている。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、CDやDVDなどの光ディスクや光磁気ディスク(以下、ディスクと略称する)の再生や記録または消去を行うためのディスクプレーヤに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、ディスクプレーヤの技術として特許文献1などに記載したものなどがあり、その一例を図7及び図8に基づいて説明すると、これは合成樹脂からなる筐体1とトレイ2とを有し、前記筐体1が、左右一対の側板部3と、該両側板部3間に架設した横桁部4とからなり、各側板部3の内側面に突設した受台5上に左右一対のガイド部材6,7が前後方向a,bに沿って突設されている。また、トレイ2の下面の一側縁に略U字状ガイド溝8が形成されると共に、その下面の他側縁に略L字状ガイド溝9が形成され、その各ガイド溝8,9が前記各ガイド部材6,7に嵌合され、トレイ2の下面の一側縁近傍に前後方向a,bに沿ってラック10が形成され、該ラック10に対向して筐体1の前部の横桁部4上にピニオン11が設けられている。なお、図7中、12は光ピックアップ、13はディスクDを回転させるためのターンテーブル、14は各側板部3に突設したトレイ浮き上がり防止片、15はトレイ2の両側縁後端に突設した抜け止め片であって、該各抜け止め片15に対向して両側板部3の前端にストッパ16が突設されている。
【0003】
上記構成において、トレイ2を後進bさせた状態(図7実線参照)でアンローディング信号を受けると、トレイ2が若干前進aされて、ラック10をピニオン11に噛合させ、該ピニオン11を正転cさせることによりラック10を介してトレイ2を前進aさせる。前記トレイ2の前進a状態(図7仮想線参照)で、該レイ2上にディスクDを載置し、ローディング信号を受けると、ピニオン11を逆転dさせることによりラック10を介してトレイ2を後進bさせる。
【0004】
【特許文献1】
特許第2861793号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来の構成では、筐体1及びトレイ2を安価に量産するために合成樹脂で成形しており、その成形歪みなどを考慮して、略U字状ガイド溝8とそれに嵌入するガイド部材6との間に若干の隙間を形成して、トレイ2の前後進a,bを円滑に行うようにしているため、図7に仮想線で示すように、アンローディング信号に基づいてトレイ2を前進aさせたときに、ピニオン11の正転c方向への回転力によりトレイ2が傾きながら前進aされ、該トレイ2の中心軸O1が筐体1の中心軸O2から所定角度α位置ずれされ、外観上の体裁が悪い。また、ローディング信号に基づいてトレイ2を後進bさせたときに、トレイ2の傾きが修正され、その修正の際に、トレイ2が横揺れしたり雑音が生じてユーザに不快感を与える。
【0006】
本発明は、上記従来の欠点に鑑み、トレイを傾かせることなく直線的に前後進させるようにしたディスクプレーヤを提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明は、合成樹脂製筐体の両側板部に設けた受台に左右一対のガイド部材が前後方向に沿って突設され、合成樹脂製トレイの下面両側縁に形成した各ガイド溝をそれぞれ前記各ガイド部材に嵌合させることにより、該トレイが筐体に前後進可能に配置され、前記トレイの下面に前後方向に沿ってラックが形成されると共に、該ラックに対向して筐体にピニオンが設けられており、アンローディング信号に基づいてラックに噛合するピニオンを正転させることによりラックを介してトレイを前進させ、ローディング信号に基づいてピニオンを逆転させることによりラックを介してトレイを後進させるようにしたディスクプレーヤにおいて、筐体の両側板部間に架設した横桁部の前側に略J字状弾性板が一体突設されると共に、該弾性板の先端側面に円弧状突起部が一体突設されており、該円弧状突起部を略U字状形成した前記一方のガイド溝に挿入して該円弧状突起部の円弧面を該ガイド溝の一側面に弾性的に押し付けることにより、そのガイド溝の他側面をガイド部材の側面に接触させるようにしたことを特徴としている。
【0008】
上記構成は実施の一形態(図1から図6参照)に対応するものであって、これによれば、トレイの略U字状ガイド溝に弾性板の円弧状突起部を挿入してその円弧面を該ガイド溝の一側面に弾性的に押し付けることにより、該ガイド溝の他側面をガイド部材の側面に接触させているから、その接触面を基準線にしてトレイを直線的に前後進させることができ、これによって、従来のように前進するトレイを傾かせることも無く、後進するトレイを横揺れさせたり雑音を発生させることも無いから、外観上の体裁が良好で、トレイを静かに前後進させることができる。
【0009】
また、弾性板が略J字状に形成されているので、該弾性板の先端をトレイに押し付けることにより、その弾性板を全体的に撓ませて所定の弾性力を発生させ、その弾性力により略U字状ガイド溝の他側面をガイド部材の側面に確実に接触させることができる。
【0010】
更に、弾性板の先端側面に円弧状突起部を一体突設することにより、該弾性板の先端部を太くしているので、その太くした先端部を介して弾性板からトレイに対して弾性力を確実に伝達することができると共に、前記円弧状突起部の円弧面を略U字状ガイド溝の一側面に線接触させることによりその接触抵抗を小さくしているから、該円弧状突起部がトレイの前後進に大きな障害となるおそれがなく、そのトレイをスムーズに前後進させることができる。
【0011】
しかも、既存の筐体に弾性板を一体突設するだけでよく、また、トレイの下面に形成した既存の略U字状ガイド溝を利用して、該略U字状ガイド溝の一側面に弾性板の円弧状突起部の円弧面を押し付けるようになっており、既存のトレイをそのまま利用することができるから、経済的である。
【0012】
請求項2に記載の発明は、合成樹脂製筐体の両側板部に設けた受台に左右一対のガイド部材が前後方向に沿って突設され、合成樹脂製トレイの下面両側縁に形成した各ガイド溝をそれぞれ前記各ガイド部材に嵌合させることにより、該トレイが筐体に前後進可能に配置され、前記トレイの下面に前後方向に沿ってラックが形成されると共に、該ラックに対向して筐体にピニオンが設けられており、アンローディング信号に基づいてラックに噛合するピニオンを正転させることによりラックを介してトレイを前進させ、ローディング信号に基づいてピニオンを逆転させることによりラックを介してトレイを後進させるようにしたディスクプレーヤにおいて、筐体の前側に弾性板が一体突設されており、該弾性板の先端をトレイに弾性的に押し付けることにより、該トレイをいずれか一方のガイド部材の側面に接触させるようにしたことを特徴としている。
【0013】
上記構成によれば、左右一対のガイド部材に支持されたトレイに弾性板の先端を弾性的に押し付けることにより、該トレイをいずれか一方のガイド部材の側面に接触させているから、その接触面を基準線にしてトレイを前後進させることができ、これによって、従来のように前進するトレイを傾かせることも無く、後進するトレイを横揺れさせたり雑音を発生させることも無いから、外観上の体裁が良好で、トレイを静かに前後進させることができる。
【0014】
また、既存の筐体に弾性板を一体突設するだけでよいから、設計変更に伴う費用の増加を最小に押さえることができ、経済的である。
【0015】
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の発明において、前記弾性板が略J字状に形成されていることを特徴としている。
【0016】
上記構成によれば、弾性板が略J字状に形成されているので、該弾性板の先端をトレイに押し付けることにより、その弾性板を全体的に撓ませて所定の弾性力を発生させ、その弾性力によりトレイをいずれか一方のガイド部材の側面に確実に接触させることができる。
【0017】
請求項4に記載の発明は、請求項2または3に記載の発明において、前記弾性板の先端側面に円弧状突起部が一体突設されており、該円弧状突起部の円弧面をトレイに弾性的に押し付けるようにしたことを特徴としている。
【0018】
上記構成によれば、弾性板の先端側面に円弧状突起部を一体突設することにより、該弾性板の先端部を太くしているので、その太くした先端部を介して弾性板からトレイに対して弾性力を確実に伝達することができると共に、前記円弧状突起部の円弧面をトレイに線接触させることによりその接触抵抗を小さくしているから、該円弧状突起部がトレイの前後進に大きな障害となるおそれがなく、そのトレイをスムーズに前後進させることができる。
【0019】
請求項5に記載の発明は、請求項4に記載の発明において、前記円弧状突起部を略U字状に形成した前記一方のガイド溝に挿入して該円弧状突起部の円弧面を該ガイド溝の一側面に弾性的に押し付けることにより、そのガイド溝の他側面をガイド部材の側面に接触させるようにしたことを特徴としている。
【0020】
上記構成によれば、トレイの下面に形成した既存の略U字状ガイド溝を利用して、該略U字状ガイド溝の一側面に弾性板の円弧状突起部の円弧面を押し付けるようになっており、既存のトレイをそのまま利用することができるから、経済的である。
【0021】
【発明の実施の形態】
図1から図3は本発明の実施の一形態であるディスクプレーヤを示すものであって、合成樹脂製筐体1の両側板部3に設けた受台5に前後方向a,bに所定間隔をおいて突設した複数のガイド片6A,7Aからなる左右一対のガイド部材6,7が設けられ、合成樹脂製トレイ2の下面両側縁に形成した略U字状ガイド溝8と略L字状ガイド溝9とをそれぞれ各ガイド部材6,7に嵌合させ、筐体1の両側板部3間に前後一対の横桁部4が架設され、その前側横桁部4の略U字状ガイド溝8に対向する箇所に矩形貫通孔18が貫設され、該貫通孔18の側縁に基端を一体突設した弾性板19の先端が略U字状ガイド溝8に挿入されている。上記以外の構成は図7及び図8に示す構成とほぼ同じであるから、同一部分に同一符号を付してその説明を省略する。
【0022】
前記弾性板19は、図4から図6に示すように、略J字状に形成されており、その先すぼまり状先端側面に円弧状突起部19Aが一体突設され、該円弧状突起部19Aの円弧面19aを略U字状ガイド溝8の一側面8aに弾性的に押し付けることにより、該略U字状ガイド溝8の他側面8bを各ガイド片6Aの側面6aに接触させている。
【0023】
上記構成において、トレイ2を後進bさせた状態(図1実線参照)でアンローディング信号を受けると、トレイ2が若干前進aされて、ラック10をピニオン11に噛合させ、該ピニオン11を正転cさせることによりラック10を介してトレイ2を前進aさせる。このとき、弾性板19により略U字状ガイド溝8の他側面8bが各ガイド片6Aの側面6aに接触されているので、その接触面を基準線Lにしてトレイ2が直線的に前進aされ、トレイ2の中心軸Oを筐体1の中心軸O2から位置ずれさせることがない。前記トレイ2を最前進aさせた状態(図1仮想線参照)で、そのトレイ2上にディスクDを載置し、ローディング信号を受けると、ピニオン11を逆転dさせることによりラック10を介してトレイ2を基準線Lに沿って直線的に後進bさせる。
【0024】
上記構成によれば、トレイ2の略U字状ガイド溝8に弾性板19の円弧状突起部19Aを挿入してその円弧面19aを該ガイド溝8の一側面8aに弾性的に押し付けることにより、該ガイド溝8の他側面8bを各ガイド片6Aの側面6aに接触させているから、その接触面を基準線Lにしてトレイ2を直線的に前後方向a,bに移動させることができ、これによって、従来のように前進aするトレイ2を傾かせることも無く、後進bするトレイ2を横揺れさせたり雑音を発生させることも無いから、外観上の体裁が良好で、トレイ2を静かに前後進させることができる。
【0025】
また、弾性板19が略J字状に形成されているので、該弾性板19の先端をトレイ2に押し付けることにより、その弾性板19を全体的に撓ませて所定の弾性力を発生させ、その弾性力により略U字状ガイド溝8の他側面8bを各ガイド片6Aの側面6aに確実に接触させることができる。
【0026】
更に、弾性板19の先端側面に円弧状突起部19Aを一体突設することにより、該弾性板19の先端部を太くしているので、その太くした先端部を介して弾性板19からトレイ2に対して弾性力を確実に伝達することができると共に、前記円弧状突起部19Aの円弧面19aを略U字状ガイド溝8の一側面8aに線接触させることによりその接触抵抗を小さくしているから、該円弧状突起部19Aがトレイ2の前後方向a,bの移動に大きな障害となるおそれがなく、そのトレイ2をスムーズに前後進させることができる。
【0027】
しかも、既存の筐体1に弾性板19を一体突設するだけでよく、また、トレイ2の下面に形成した既存の略U字状ガイド溝8を利用して、該略U字状ガイド溝8の一側面8aに弾性板19の円弧状突起部19Aの円弧面19aを押し付けるようになっており、既存のトレイ2をそのまま利用することができるから、経済的である。
【0028】
上記の実施の形態では、弾性板19を略U字状ガイド溝8の一側面8aに押し付けるようにしたが、これに限定されるわけではなく、弾性板19を例えばトレイ2の略L字状ガイド溝9側の外側面に押し付けることにより、略U字状ガイド溝8の他側面8bを各ガイド片6Aの側面6aに接触させるようにしてもよい。
【0029】
【発明の効果】
請求項1に記載の発明によれば、実施の一形態(図1から図6参照)に示すように、トレイの略U字状ガイド溝に弾性板の円弧状突起部を挿入してその円弧面を該ガイド溝の一側面に弾性的に押し付けることにより、該ガイド溝の他側面をガイド部材の側面に接触させているから、その接触面を基準線にしてトレイを直線的に前後進させることができ、これによって、従来のように前進するトレイを傾かせることも無く、後進するトレイを横揺れさせたり雑音を発生させることも無いから、外観上の体裁が良好で、トレイを静かに前後進させることができる。
【0030】
また、弾性板が略J字状に形成されているので、該弾性板の先端をトレイに押し付けることにより、その弾性板を全体的に撓ませて所定の弾性力を発生させ、その弾性力により略U字状ガイド溝の他側面をガイド部材の側面に確実に接触させているからることができる。
【0031】
更に、弾性板の先端側面に円弧状突起部を一体突設することにより、該弾性板の先端部を太くしているので、その太くした先端部を介して弾性板からトレイに対して弾性力を確実に伝達することができると共に、前記円弧状突起部の円弧面を略U字状ガイド溝の一側面に線接触させることによりその接触抵抗を小さくしているから、該円弧状突起部がトレイの前後進に大きな障害となるおそれがなく、そのトレイをスムーズに前後進させることができる。
【0032】
しかも、既存の筐体に弾性板を一体突設するだけでよく、また、トレイの下面に形成した既存の略U字状ガイド溝を利用して、該略U字状ガイド溝の一側面に弾性板の円弧状突起部の円弧面を押し付けるようになっており、既存のトレイをそのまま利用することができるから、経済的である。
【0033】
請求項2に記載の発明によれば、左右一対のガイド部材に支持されたトレイに弾性板の先端を弾性的に押し付けることにより、該トレイをいずれか一方のガイド部材の側面に接触させているから、その接触面を基準線にしてトレイを直線的に前後進させることができ、これによって、従来のように前進するトレイを傾かせることも無く、後進するトレイを横揺れさせたり雑音を発生させることも無いから、外観上の体裁が良好で、トレイを静かに前後進させることができる。
【0034】
また、既存の筐体に弾性板を一体突設するだけでよいから、設計変更に伴う費用の増加を最小に押さえることができ、経済的である。
【0035】
請求項3に記載の発明によれば、弾性板が略J字状に形成されているので、該弾性板の先端をトレイに押し付けることにより、その弾性板を全体的に撓ませて所定の弾性力を発生させ、その弾性力によりトレイをいずれか一方のガイド部材の側面に確実に接触させているからることができる。
【0036】
請求項4に記載の発明によれば、弾性板の先端側面に円弧状突起部を一体突設することにより、該弾性板の先端部を太くしているので、その太くした先端部を介して弾性板からトレイに対して弾性力を確実に伝達することができると共に、前記円弧状突起部の円弧面をトレイに線接触させることによりその接触抵抗を小さくしているから、該円弧状突起部がトレイの前後進に大きな障害となるおそれがなく、そのトレイをスムーズに前後進させることができる。
【0037】
請求項5に記載の発明によれば、トレイの下面に形成した既存の略U字状ガイド溝を利用して、該略U字状ガイド溝の一側面に弾性板の円弧状突起部の円弧面を押し付けるようになっており、既存のトレイをそのまま利用することができるから、経済的である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態であるディスクプレーヤの平面図である。
【図2】図1のA−A矢視図である。
【図3】同筐体を示す斜視図である。
【図4】同要部の分解斜視図である。
【図5】同要部の拡大横断面図である。
【図6】同要部の拡大水平断面図である。
【図7】従来例の平面図である。
【図8】図7のB−B矢視図である。
【符号の説明】
1 筐体
2 トレイ
3 側板部
4 横桁部
5 受台
6 ガイド部材
7 ガイド部材
8 略U字状ガイド溝
9 略L字状ガイド溝
10 ラック
11 ピニオン
19 弾性板
19A 円弧状突起部
19a 円弧面
a,b 前後方向
D ディスク

Claims (5)

  1. 合成樹脂製筐体の両側板部に設けた受台に左右一対のガイド部材が前後方向に沿って突設され、合成樹脂製トレイの下面両側縁に形成した各ガイド溝をそれぞれ前記各ガイド部材に嵌合させることにより、該トレイが筐体に前後進可能に配置され、前記トレイの下面に前後方向に沿ってラックが形成されると共に、該ラックに対向して筐体にピニオンが設けられており、アンローディング信号に基づいてラックに噛合するピニオンを正転させることによりラックを介してトレイを前進させ、ローディング信号に基づいてピニオンを逆転させることによりラックを介してトレイを後進させるようにしたディスクプレーヤにおいて、筐体の両側板部間に架設した横桁部の前側に略J字状弾性板が一体突設されると共に、該弾性板の先端側面に円弧状突起部が一体突設されており、該円弧状突起部を略U字状形成した前記一方のガイド溝に挿入して該円弧状突起部の円弧面を該ガイド溝の一側面に弾性的に押し付けることにより、そのガイド溝の他側面をガイド部材の側面に接触させるようにしたことを特徴とするディスクプレーヤ。
  2. 合成樹脂製筐体の両側板部に設けた受台に左右一対のガイド部材が前後方向に沿って突設され、合成樹脂製トレイの下面両側縁に形成した各ガイド溝をそれぞれ前記各ガイド部材に嵌合させることにより、該トレイが筐体に前後進可能に配置され、前記トレイの下面に前後方向に沿ってラックが形成されると共に、該ラックに対向して筐体にピニオンが設けられており、アンローディング信号に基づいてラックに噛合するピニオンを正転させることによりラックを介してトレイを前進させ、ローディング信号に基づいてピニオンを逆転させることによりラックを介してトレイを後進させるようにしたディスクプレーヤにおいて、筐体の前側に弾性板が一体突設されており、該弾性板の先端をトレイに弾性的に押し付けることにより、該トレイをいずれか一方のガイド部材の側面に接触させるようにしたことを特徴とするディスクプレーヤ。
  3. 前記弾性板が略J字状に形成されていることを特徴とする請求項2に記載のディスクプレーヤ。
  4. 前記弾性板の先端側面に円弧状突起部が一体突設されており、該円弧状突起部の円弧面をトレイに弾性的に押し付けるようにしたことを特徴とする請求項2または3に記載のディスクプレーヤ。
  5. 前記円弧状突起部を略U字状に形成した前記一方のガイド溝に挿入して該円弧状突起部の円弧面を該ガイド溝の一側面に弾性的に押し付けることにより、そのガイド溝の他側面をガイド部材の側面に接触させるようにしたことを特徴とする請求項4に記載のディスクプレーヤ。
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JP2012099187A (ja) * 2010-11-02 2012-05-24 Funai Electric Co Ltd ディスク装置

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