JP2004227547A - 景品の当否結果提供方法及び当否結果提供システム - Google Patents
景品の当否結果提供方法及び当否結果提供システム Download PDFInfo
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Abstract
【課題】商品を入手したユーザに対して、簡単且つ即時に景品の当否結果を提供することのできる当否結果提供方法及び当否結果提供システムを提供する。
【解決手段】商品を入手したユーザの指示により、携帯電話機23の撮影部が当該商品に付与された二次元コードを撮影することで(S102)、二次元コードの画像データから当否判断情報が読み取られ(S104)、その当否判断情報が通信網を介して当否判断サーバ22に送信される(S106)。これにより、当否判断サーバ22においては、携帯電話機23から受信した当否判断情報に基づいて景品の当否が判断され(S108,S110)、その判断結果を示す当否結果情報がユーザの携帯電話機23に送信される(S112,S114)。
【選択図】 図5
【解決手段】商品を入手したユーザの指示により、携帯電話機23の撮影部が当該商品に付与された二次元コードを撮影することで(S102)、二次元コードの画像データから当否判断情報が読み取られ(S104)、その当否判断情報が通信網を介して当否判断サーバ22に送信される(S106)。これにより、当否判断サーバ22においては、携帯電話機23から受信した当否判断情報に基づいて景品の当否が判断され(S108,S110)、その判断結果を示す当否結果情報がユーザの携帯電話機23に送信される(S112,S114)。
【選択図】 図5
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、缶ビールや缶コーヒー等の商品に付与された二次元コードが有する当否判断情報に基づいて、当該商品を入手したユーザに景品の当否結果を提供する当否結果提供方法及び当否結果提供システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、商品の販売促進のために、景品の応募券等になるラベルが貼り付けられた缶ビールや缶コーヒー等が販売されている。この種のラベルにおいては、ラベル基材の表面に応募方法等が印刷され、ラベル基材の裏面に剥離容易な粘着剤層が設けられている。このようなラベルが貼り付けられた商品を購入したユーザは、ラベルを商品から剥がし、例えば応募ハガキに貼り付けて郵送することで、種々の景品が当たるキャンペーンに参加することができる。そして、応募先において景品の当否が判断され、郵便等によりユーザに景品の当否結果が通知される。このような景品についての当否結果の提供方法は、例えば下記の特許文献1に記載されている。
【0003】
【特許文献1】
特開2002−268557号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述したような景品の当否結果提供方法にあっては、商品を購入したユーザは、ラベルを応募ハガキに貼り付けるなど、応募に際して極めて煩雑な手続を取らなければならない。また、応募したユーザに景品の当否結果が通知されるまでに、少なくとも数日は要することになる。
【0005】
そこで、本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、商品を入手したユーザに対して、簡単且つ即時に景品の当否結果を提供することのできる当否結果提供方法及び当否結果提供システムを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明に係る景品の当否結果提供方法は、撮影手段を有する移動通信端末と、当該移動通信端末と通信網を介して通信可能な当否判断装置とによって、商品に付与された二次元コードが有する当否判断情報に基づいて、当該商品を入手したユーザに景品の当否結果を提供する当否結果提供方法であって、撮影手段が二次元コードを撮影する工程と、移動通信端末が二次元コードの画像データから当否判断情報を読み取る工程と、移動通信端末が通信網を介して当否判断装置に当否判断情報を送信する工程と、当否判断装置が当否判断情報を受信する工程と、当否判断装置が当否判断情報に基づいて景品の当否を判断する工程と、当否判断装置が、景品の当否の判断結果を示す当否結果情報を、通信網を介して移動通信端末に送信する工程と、移動通信端末が当否結果情報を受信する工程とを備えたことを特徴とする。
【0007】
また、本発明に係る景品の当否結果提供システムは、撮影手段を有する移動通信端末と、当該移動通信端末と通信網を介して通信可能な当否判断装置とを備え、商品に付与された二次元コードが有する当否判断情報に基づいて、当該商品を入手したユーザに景品の当否結果を提供する当否結果提供システムであって、移動通信端末は、撮影手段により二次元コードを撮影して、二次元コードの画像データから当否判断情報を読み取り、通信網を介して当否判断装置に当否判断情報を送信し、当否判断装置は、通信網を介して移動通信端末から当否判断情報を受信して、当否判断情報に基づいて景品の当否を判断し、景品の当否の判断結果を示す当否結果情報を、通信網を介して移動通信端末に送信することを特徴とする。
【0008】
上述した景品の当否結果提供方法及び当否結果提供システムによれば、商品を入手したユーザがその商品に付与されている二次元コードを移動通信端末の撮影手段を用いて撮影することで、二次元コードの画像データから当否判断情報が読み取られ、その当否判断情報が通信網を介して当否判断装置に送信される。これにより、当否判断装置においては、移動通信端末から受信した当否判断情報に基づいて景品の当否が判断され、その判断結果を示す当否結果情報がユーザの移動通信端末に送信される。したがって、商品を入手したユーザに対し、簡単且つ即時に景品の当否結果を提供することが可能になる。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、図面と共に、本発明に係る景品の当否結果提供方法及び当否結果提供システムの好適な実施形態について詳細に説明するが、最初に、商品に対する二次元コードの付与形態について説明する。
【0010】
図1に示すように、ラベル1は、商品である缶コーヒーの金属缶Cの側面に貼り付けられるものである。このラベル1は、図2に示すように、金属缶Cの側面に貼り付けられる矩形状の第1のラベル基材2を有し、この第1のラベル基材2の表面2aには、第1のラベル基材2とほぼ同形状の第2のラベル基材3が貼り付けられている。これらのラベル基材2,3は一体的に形成され、折曲げ部4で2つ折りにされることで貼り合わされている。
【0011】
これらのラベル基材2,3は、例えば、ポリプロピレンフィルムやポリエステルフィルム等、種々の合成樹脂フィルムや合成紙によって形成することができる。ラベル基材2,3の材料としては、「YUPO(ユポ)」(登録商標)を含む。また、第1のラベル基材2の裏面2bには、金属缶Cの側面に貼り付けるための粘着剤層(図示せず)が設けられており、この粘着剤層は、例えば、アクリル系粘着剤、ビニル系粘着剤、ゴム系粘着剤等の感圧接着剤によって形成することができる。
【0012】
第2のラベル基材3の表面3aには、缶コーヒーに関する情報であるバーコード6が印刷されている。このバーコード6は、缶コーヒーの製造元を示すメーカ情報や、缶コーヒーの種類を示すアイテム情報等を含んでいる。
【0013】
また、図3に示すように、第1のラベル基材2の表面2aには、水平方向及び垂直方向に情報を有するシンボルコードである二次元コード7と、この二次元コード7についてのユーザに対する説明とが印刷されている。この二次元コード7は、後述する当否判断サーバにおいて所定の景品についての当否を判断するための当否判断情報や、その当否判断サーバのロケーション情報であるURL(Uniform Resource Locator)情報を含んでいる。
【0014】
なお、二次元コード7は、読み取り精度を向上させるために、白色と黒色との2色で構成することが好ましい。また、このラベル1では、種類の異なる二次元コード7が2つ印刷されているが、二次元コード7は、1つであってもよいし、或いは3つ以上であってもよい。
【0015】
さらに、第1のラベル基材2の表面2aにおいて、二次元コード7の周囲には余白部8が設けられている。したがって、缶コーヒーを購入したユーザが二次元コード7を露出させるべく第2のラベル基材3を剥がす際に爪等が第1のラベル基材2に引っ掛けられても、余白部8だけが歪んで、二次元コード7が歪むようなことが防止される。
【0016】
また、第2のラベル基材3の裏面3bにおいて、ラベル基材2,3を貼り合わせた際に余白部8に対向する部分のうち、折曲げ部4の反対側の縁部には、折曲げ部4に沿って延在する粘着剤層9(図3の梨地領域)が設けられている。この粘着剤層9によってラベル基材2,3は貼り合わされた状態で保持され、二次元コード7は、第2のラベル基材3によって覆われることになる。このように、余白部8に対向する部分に粘着剤層9が設けられているため、第1のラベル基材2から第2のラベル基材3を剥がしたときに粘着剤層9の一部が第1のラベル基材2側に残っても、残った粘着剤が二次元コード7に付着することがない。
【0017】
なお、粘着剤層9も、第1のラベル基材2の裏面2bに形成された粘着剤層と同様に、例えば、アクリル系粘着剤、ビニル系粘着剤、ゴム系粘着剤等の感圧接着剤によって形成することができる。
【0018】
さらに、第2のラベル基材3において、折曲げ部4の反対側の隅部には剥離起点部11が設けられている。この剥離起点部11は、例えば三角形状のプラスチック片を第2のラベル基材3の隅部に貼り付けるなどして、第2のラベル基材3より硬い材質とされている。このような剥離起点部11を設けることで、缶コーヒーを購入したユーザは第1のラベル基材2から第2のラベル基材3を容易に剥がすことができる。これにより、第1のラベル基材2が破損されて二次元コード7が読み取り不能となるような事態が防止される。なお、このような観点から、剥離起点部11の裏面には粘着剤層9を及ばせないことが好ましい。
【0019】
次に、景品の当否結果提供システムについて、図4を参照して説明する。
【0020】
同図に示すように、当否結果提供システム20は、移動通信網やインターネット網からなる通信網21と、この通信網21に接続された当否判断サーバ(当否判断装置)22と、この当否判断サーバ22と通信網21を介してデータ通信可能な携帯電話機(移動通信端末)23とを備えている。
【0021】
この携帯電話機23は、CCDカメラ等の撮影部(撮影手段)24と、種々の情報を表示する表示部25と、ユーザが携帯電話機23を操作するための複数のボタンからなる入力部26とを有している。なお、当否結果提供システム20においては、撮影機能を有する機器であれば、PDA等、情報通信可能な機器を携帯電話機23に替えて広く適用可能である。
【0022】
次に、当否結果提供システム20で実行される当否結果提供方法について、図5〜図8を参照して説明する。
【0023】
前提として、上述したラベル1が、第1のラベル基材2と第2のラベル基材3とが貼り合わされた状態で缶コーヒーの金属缶Cの側面に貼り付けられているものとする(図1及び図2参照)。このようにラベル1が貼り付けられた缶コーヒーは、例えば店舗に陳列される。そして、その店舗においてユーザが缶コーヒーを購入する際には、店舗側は、ラベル1の第2のラベル基材3の表面3aに印刷されたバーコード6を利用して、効率良く缶コーヒーを販売することができる。
【0024】
このようにして缶コーヒーを購入したユーザは、第2のラベル基材3に設けられた剥離起点部11を摘んだり、ここに爪を引っ掛けたりして、第1のラベル基材2から第2のラベル基材3を剥がす。これにより、第1のラベル基材2の表面2aに印刷された二次元コード7を露出させることができる(図3参照)。
【0025】
ここで、ユーザが、二次元コード7の全体が携帯電話機23の表示部25内に収まるようにして(図6参照)、携帯電話機23の入力部26を介して操作することで、図5に示すように、携帯電話機23の撮影部24が二次元コード7を撮影する(ステップS102)。これにより、携帯電話機23は、撮影した二次元コード7の画像データから、当否判断サーバ22において所定の景品についての当否を判断するための当否判断情報や当否判断サーバ22のURL情報を読み取る(ステップS104)。
【0026】
ここで、携帯電話機23は、景品の当否を判断する抽選への参加を求める旨を表示部25に表示させる(図7参照)。この表示を見たユーザが入力部26を介して「抽選」を選択することで、携帯電話機23は、ステップS104にて読み取ったURL情報に基づいて、通信網21を介して当否判断サーバ22に対し、ステップS104にて読み取った当否判断情報を送信する(ステップS106)。
【0027】
この当否判断情報を当否判断サーバ22が受信すると(ステップS108)、当否判断サーバ22は、受信した当否判断情報に基づいて、その当否判断情報が所定の景品について当たりであるか外れであるかを判断する(ステップS110)。そして、当否判断サーバ22は、ステップS110における所定の景品についての当否の判断結果を示す当否結果情報を、通信網21を介して携帯電話機23に送信する(ステップS112)。
【0028】
この当否結果情報を携帯電話機23が受信すると(ステップS114)、携帯電話機23は、受信した当否結果情報に基づいて、所定の景品が当たったか外れたかのいずれかの旨を表示部25に表示する(図8参照)。
【0029】
そして、図8に示すように、例えば音源(音楽や携帯電話機の着信メロディを含む)が当たった旨が表示部25に表示された場合には、この表示を見たユーザが入力部26を介して「ダウンロードはこちらから」を選択することで、音源を管理するサーバから景品としての音源を即時にダウンロードすることができる。なお、このラベル1には種類の異なる二次元コード7が2つ印刷されているため、ユーザは景品を当てる機会を2度得ることができる。
【0030】
以上説明したように、当否結果提供システム20によれば、缶コーヒーを購入したユーザが缶コーヒーの金属缶Cに貼り付けられたラベル1の二次元コード7を携帯電話機23の撮影部24を用いて撮影することで、二次元コード7の画像データから当否判断情報が読み取られ、その当否判断情報が通信網21を介して当否判断サーバ22に送信される。これにより、当否判断サーバ22においては、携帯電話機23から受信した当否判断情報に基づいて景品の当否が判断され、その判断結果を示す当否結果情報がユーザの携帯電話機23に送信される。したがって、缶コーヒーを購入したユーザに対し、簡単且つ即時に景品の当否結果を提供することが可能になる。
【0031】
本発明は、上記実施形態に限定されるものではない。例えば、上記実施形態は商品が缶コーヒーの場合であったが、本発明に係る景品の当否結果提供方法及び当否結果提供システムは、缶コーヒーに限らず種々の商品に対して適用可能である。また、商品に対する二次元コードの付与形態としては、ラベルを用いずに、例えば、商品自体或いはその包装に対し二次元コードを印刷等により直接記載してもよい。
【0032】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明に係る景品の当否結果提供方法及び当否結果提供システムによれば、商品を入手したユーザに対して、簡単且つ即時に景品の当否結果を提供することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るラベルの一実施形態を示す斜視図である。
【図2】図1に示すラベルにおいて第1のラベル基材と第2のラベル基材とが貼り合わされた状態を示す斜視図である。
【図3】図1に示すラベルにおいて第1のラベル基材から第2のラベル基材が剥がされた状態を示す斜視図である。
【図4】本発明に係る当否結果提供システムの一実施形態を示す概念図である。
【図5】図4に示す当否結果提供システムにおける当否結果提供方法を示す遷移図である。
【図6】図4に示す当否結果提供システムの携帯電話機が二次元コードを撮影する際の表示部を示す図である。
【図7】図4に示す当否結果提供システムの携帯電話機が当否判断情報を読み取った際の表示部を示す図である。
【図8】図4に示す当否結果提供システムの携帯電話機が当否結果情報を受信した際の表示部を示す図である。
【符号の説明】
7…二次元コード、20…当否結果提供システム、21…通信網、22…当否判断サーバ(当否判断装置)、23…携帯電話機(移動通信端末)、24…撮影部(撮影手段)。
【発明の属する技術分野】
本発明は、缶ビールや缶コーヒー等の商品に付与された二次元コードが有する当否判断情報に基づいて、当該商品を入手したユーザに景品の当否結果を提供する当否結果提供方法及び当否結果提供システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、商品の販売促進のために、景品の応募券等になるラベルが貼り付けられた缶ビールや缶コーヒー等が販売されている。この種のラベルにおいては、ラベル基材の表面に応募方法等が印刷され、ラベル基材の裏面に剥離容易な粘着剤層が設けられている。このようなラベルが貼り付けられた商品を購入したユーザは、ラベルを商品から剥がし、例えば応募ハガキに貼り付けて郵送することで、種々の景品が当たるキャンペーンに参加することができる。そして、応募先において景品の当否が判断され、郵便等によりユーザに景品の当否結果が通知される。このような景品についての当否結果の提供方法は、例えば下記の特許文献1に記載されている。
【0003】
【特許文献1】
特開2002−268557号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述したような景品の当否結果提供方法にあっては、商品を購入したユーザは、ラベルを応募ハガキに貼り付けるなど、応募に際して極めて煩雑な手続を取らなければならない。また、応募したユーザに景品の当否結果が通知されるまでに、少なくとも数日は要することになる。
【0005】
そこで、本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、商品を入手したユーザに対して、簡単且つ即時に景品の当否結果を提供することのできる当否結果提供方法及び当否結果提供システムを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明に係る景品の当否結果提供方法は、撮影手段を有する移動通信端末と、当該移動通信端末と通信網を介して通信可能な当否判断装置とによって、商品に付与された二次元コードが有する当否判断情報に基づいて、当該商品を入手したユーザに景品の当否結果を提供する当否結果提供方法であって、撮影手段が二次元コードを撮影する工程と、移動通信端末が二次元コードの画像データから当否判断情報を読み取る工程と、移動通信端末が通信網を介して当否判断装置に当否判断情報を送信する工程と、当否判断装置が当否判断情報を受信する工程と、当否判断装置が当否判断情報に基づいて景品の当否を判断する工程と、当否判断装置が、景品の当否の判断結果を示す当否結果情報を、通信網を介して移動通信端末に送信する工程と、移動通信端末が当否結果情報を受信する工程とを備えたことを特徴とする。
【0007】
また、本発明に係る景品の当否結果提供システムは、撮影手段を有する移動通信端末と、当該移動通信端末と通信網を介して通信可能な当否判断装置とを備え、商品に付与された二次元コードが有する当否判断情報に基づいて、当該商品を入手したユーザに景品の当否結果を提供する当否結果提供システムであって、移動通信端末は、撮影手段により二次元コードを撮影して、二次元コードの画像データから当否判断情報を読み取り、通信網を介して当否判断装置に当否判断情報を送信し、当否判断装置は、通信網を介して移動通信端末から当否判断情報を受信して、当否判断情報に基づいて景品の当否を判断し、景品の当否の判断結果を示す当否結果情報を、通信網を介して移動通信端末に送信することを特徴とする。
【0008】
上述した景品の当否結果提供方法及び当否結果提供システムによれば、商品を入手したユーザがその商品に付与されている二次元コードを移動通信端末の撮影手段を用いて撮影することで、二次元コードの画像データから当否判断情報が読み取られ、その当否判断情報が通信網を介して当否判断装置に送信される。これにより、当否判断装置においては、移動通信端末から受信した当否判断情報に基づいて景品の当否が判断され、その判断結果を示す当否結果情報がユーザの移動通信端末に送信される。したがって、商品を入手したユーザに対し、簡単且つ即時に景品の当否結果を提供することが可能になる。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、図面と共に、本発明に係る景品の当否結果提供方法及び当否結果提供システムの好適な実施形態について詳細に説明するが、最初に、商品に対する二次元コードの付与形態について説明する。
【0010】
図1に示すように、ラベル1は、商品である缶コーヒーの金属缶Cの側面に貼り付けられるものである。このラベル1は、図2に示すように、金属缶Cの側面に貼り付けられる矩形状の第1のラベル基材2を有し、この第1のラベル基材2の表面2aには、第1のラベル基材2とほぼ同形状の第2のラベル基材3が貼り付けられている。これらのラベル基材2,3は一体的に形成され、折曲げ部4で2つ折りにされることで貼り合わされている。
【0011】
これらのラベル基材2,3は、例えば、ポリプロピレンフィルムやポリエステルフィルム等、種々の合成樹脂フィルムや合成紙によって形成することができる。ラベル基材2,3の材料としては、「YUPO(ユポ)」(登録商標)を含む。また、第1のラベル基材2の裏面2bには、金属缶Cの側面に貼り付けるための粘着剤層(図示せず)が設けられており、この粘着剤層は、例えば、アクリル系粘着剤、ビニル系粘着剤、ゴム系粘着剤等の感圧接着剤によって形成することができる。
【0012】
第2のラベル基材3の表面3aには、缶コーヒーに関する情報であるバーコード6が印刷されている。このバーコード6は、缶コーヒーの製造元を示すメーカ情報や、缶コーヒーの種類を示すアイテム情報等を含んでいる。
【0013】
また、図3に示すように、第1のラベル基材2の表面2aには、水平方向及び垂直方向に情報を有するシンボルコードである二次元コード7と、この二次元コード7についてのユーザに対する説明とが印刷されている。この二次元コード7は、後述する当否判断サーバにおいて所定の景品についての当否を判断するための当否判断情報や、その当否判断サーバのロケーション情報であるURL(Uniform Resource Locator)情報を含んでいる。
【0014】
なお、二次元コード7は、読み取り精度を向上させるために、白色と黒色との2色で構成することが好ましい。また、このラベル1では、種類の異なる二次元コード7が2つ印刷されているが、二次元コード7は、1つであってもよいし、或いは3つ以上であってもよい。
【0015】
さらに、第1のラベル基材2の表面2aにおいて、二次元コード7の周囲には余白部8が設けられている。したがって、缶コーヒーを購入したユーザが二次元コード7を露出させるべく第2のラベル基材3を剥がす際に爪等が第1のラベル基材2に引っ掛けられても、余白部8だけが歪んで、二次元コード7が歪むようなことが防止される。
【0016】
また、第2のラベル基材3の裏面3bにおいて、ラベル基材2,3を貼り合わせた際に余白部8に対向する部分のうち、折曲げ部4の反対側の縁部には、折曲げ部4に沿って延在する粘着剤層9(図3の梨地領域)が設けられている。この粘着剤層9によってラベル基材2,3は貼り合わされた状態で保持され、二次元コード7は、第2のラベル基材3によって覆われることになる。このように、余白部8に対向する部分に粘着剤層9が設けられているため、第1のラベル基材2から第2のラベル基材3を剥がしたときに粘着剤層9の一部が第1のラベル基材2側に残っても、残った粘着剤が二次元コード7に付着することがない。
【0017】
なお、粘着剤層9も、第1のラベル基材2の裏面2bに形成された粘着剤層と同様に、例えば、アクリル系粘着剤、ビニル系粘着剤、ゴム系粘着剤等の感圧接着剤によって形成することができる。
【0018】
さらに、第2のラベル基材3において、折曲げ部4の反対側の隅部には剥離起点部11が設けられている。この剥離起点部11は、例えば三角形状のプラスチック片を第2のラベル基材3の隅部に貼り付けるなどして、第2のラベル基材3より硬い材質とされている。このような剥離起点部11を設けることで、缶コーヒーを購入したユーザは第1のラベル基材2から第2のラベル基材3を容易に剥がすことができる。これにより、第1のラベル基材2が破損されて二次元コード7が読み取り不能となるような事態が防止される。なお、このような観点から、剥離起点部11の裏面には粘着剤層9を及ばせないことが好ましい。
【0019】
次に、景品の当否結果提供システムについて、図4を参照して説明する。
【0020】
同図に示すように、当否結果提供システム20は、移動通信網やインターネット網からなる通信網21と、この通信網21に接続された当否判断サーバ(当否判断装置)22と、この当否判断サーバ22と通信網21を介してデータ通信可能な携帯電話機(移動通信端末)23とを備えている。
【0021】
この携帯電話機23は、CCDカメラ等の撮影部(撮影手段)24と、種々の情報を表示する表示部25と、ユーザが携帯電話機23を操作するための複数のボタンからなる入力部26とを有している。なお、当否結果提供システム20においては、撮影機能を有する機器であれば、PDA等、情報通信可能な機器を携帯電話機23に替えて広く適用可能である。
【0022】
次に、当否結果提供システム20で実行される当否結果提供方法について、図5〜図8を参照して説明する。
【0023】
前提として、上述したラベル1が、第1のラベル基材2と第2のラベル基材3とが貼り合わされた状態で缶コーヒーの金属缶Cの側面に貼り付けられているものとする(図1及び図2参照)。このようにラベル1が貼り付けられた缶コーヒーは、例えば店舗に陳列される。そして、その店舗においてユーザが缶コーヒーを購入する際には、店舗側は、ラベル1の第2のラベル基材3の表面3aに印刷されたバーコード6を利用して、効率良く缶コーヒーを販売することができる。
【0024】
このようにして缶コーヒーを購入したユーザは、第2のラベル基材3に設けられた剥離起点部11を摘んだり、ここに爪を引っ掛けたりして、第1のラベル基材2から第2のラベル基材3を剥がす。これにより、第1のラベル基材2の表面2aに印刷された二次元コード7を露出させることができる(図3参照)。
【0025】
ここで、ユーザが、二次元コード7の全体が携帯電話機23の表示部25内に収まるようにして(図6参照)、携帯電話機23の入力部26を介して操作することで、図5に示すように、携帯電話機23の撮影部24が二次元コード7を撮影する(ステップS102)。これにより、携帯電話機23は、撮影した二次元コード7の画像データから、当否判断サーバ22において所定の景品についての当否を判断するための当否判断情報や当否判断サーバ22のURL情報を読み取る(ステップS104)。
【0026】
ここで、携帯電話機23は、景品の当否を判断する抽選への参加を求める旨を表示部25に表示させる(図7参照)。この表示を見たユーザが入力部26を介して「抽選」を選択することで、携帯電話機23は、ステップS104にて読み取ったURL情報に基づいて、通信網21を介して当否判断サーバ22に対し、ステップS104にて読み取った当否判断情報を送信する(ステップS106)。
【0027】
この当否判断情報を当否判断サーバ22が受信すると(ステップS108)、当否判断サーバ22は、受信した当否判断情報に基づいて、その当否判断情報が所定の景品について当たりであるか外れであるかを判断する(ステップS110)。そして、当否判断サーバ22は、ステップS110における所定の景品についての当否の判断結果を示す当否結果情報を、通信網21を介して携帯電話機23に送信する(ステップS112)。
【0028】
この当否結果情報を携帯電話機23が受信すると(ステップS114)、携帯電話機23は、受信した当否結果情報に基づいて、所定の景品が当たったか外れたかのいずれかの旨を表示部25に表示する(図8参照)。
【0029】
そして、図8に示すように、例えば音源(音楽や携帯電話機の着信メロディを含む)が当たった旨が表示部25に表示された場合には、この表示を見たユーザが入力部26を介して「ダウンロードはこちらから」を選択することで、音源を管理するサーバから景品としての音源を即時にダウンロードすることができる。なお、このラベル1には種類の異なる二次元コード7が2つ印刷されているため、ユーザは景品を当てる機会を2度得ることができる。
【0030】
以上説明したように、当否結果提供システム20によれば、缶コーヒーを購入したユーザが缶コーヒーの金属缶Cに貼り付けられたラベル1の二次元コード7を携帯電話機23の撮影部24を用いて撮影することで、二次元コード7の画像データから当否判断情報が読み取られ、その当否判断情報が通信網21を介して当否判断サーバ22に送信される。これにより、当否判断サーバ22においては、携帯電話機23から受信した当否判断情報に基づいて景品の当否が判断され、その判断結果を示す当否結果情報がユーザの携帯電話機23に送信される。したがって、缶コーヒーを購入したユーザに対し、簡単且つ即時に景品の当否結果を提供することが可能になる。
【0031】
本発明は、上記実施形態に限定されるものではない。例えば、上記実施形態は商品が缶コーヒーの場合であったが、本発明に係る景品の当否結果提供方法及び当否結果提供システムは、缶コーヒーに限らず種々の商品に対して適用可能である。また、商品に対する二次元コードの付与形態としては、ラベルを用いずに、例えば、商品自体或いはその包装に対し二次元コードを印刷等により直接記載してもよい。
【0032】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明に係る景品の当否結果提供方法及び当否結果提供システムによれば、商品を入手したユーザに対して、簡単且つ即時に景品の当否結果を提供することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るラベルの一実施形態を示す斜視図である。
【図2】図1に示すラベルにおいて第1のラベル基材と第2のラベル基材とが貼り合わされた状態を示す斜視図である。
【図3】図1に示すラベルにおいて第1のラベル基材から第2のラベル基材が剥がされた状態を示す斜視図である。
【図4】本発明に係る当否結果提供システムの一実施形態を示す概念図である。
【図5】図4に示す当否結果提供システムにおける当否結果提供方法を示す遷移図である。
【図6】図4に示す当否結果提供システムの携帯電話機が二次元コードを撮影する際の表示部を示す図である。
【図7】図4に示す当否結果提供システムの携帯電話機が当否判断情報を読み取った際の表示部を示す図である。
【図8】図4に示す当否結果提供システムの携帯電話機が当否結果情報を受信した際の表示部を示す図である。
【符号の説明】
7…二次元コード、20…当否結果提供システム、21…通信網、22…当否判断サーバ(当否判断装置)、23…携帯電話機(移動通信端末)、24…撮影部(撮影手段)。
Claims (2)
- 撮影手段を有する移動通信端末と、当該移動通信端末と通信網を介して通信可能な当否判断装置とによって、商品に付与された二次元コードが有する当否判断情報に基づいて、当該商品を入手したユーザに景品の当否結果を提供する当否結果提供方法であって、
前記撮影手段が前記二次元コードを撮影する工程と、
前記移動通信端末が前記二次元コードの画像データから前記当否判断情報を読み取る工程と、
前記移動通信端末が前記通信網を介して前記当否判断装置に前記当否判断情報を送信する工程と、
前記当否判断装置が前記当否判断情報を受信する工程と、
前記当否判断装置が前記当否判断情報に基づいて景品の当否を判断する工程と、
前記当否判断装置が、景品の当否の判断結果を示す当否結果情報を、前記通信網を介して前記移動通信端末に送信する工程と、
前記移動通信端末が前記当否結果情報を受信する工程とを備えたことを特徴とする景品の当否結果提供方法。 - 撮影手段を有する移動通信端末と、当該移動通信端末と通信網を介して通信可能な当否判断装置とを備え、商品に付与された二次元コードが有する当否判断情報に基づいて、当該商品を入手したユーザに景品の当否結果を提供する当否結果提供システムであって、
前記移動通信端末は、前記撮影手段により前記二次元コードを撮影して、前記二次元コードの画像データから前記当否判断情報を読み取り、前記通信網を介して前記当否判断装置に前記当否判断情報を送信し、
前記当否判断装置は、前記通信網を介して前記移動通信端末から前記当否判断情報を受信して、前記当否判断情報に基づいて景品の当否を判断し、景品の当否の判断結果を示す当否結果情報を、前記通信網を介して前記移動通信端末に送信することを特徴とする景品の当否結果提供システム。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2003051980A JP2004227547A (ja) | 2003-01-23 | 2003-01-23 | 景品の当否結果提供方法及び当否結果提供システム |
Applications Claiming Priority (1)
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Publications (1)
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ID=32905711
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Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2004227547A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
GB2470643A (en) * | 2009-05-26 | 2010-12-01 | Pollard Banknote Ltd Partnership | Lottery game with additional information system |
US8435108B2 (en) | 2009-05-26 | 2013-05-07 | Pollard Banknote Limited Partnership | Lottery game apparatus including the accumulation of player points |
US8517811B2 (en) | 2009-05-26 | 2013-08-27 | Pollard Banknote Limited Partnership | Method of playing a lottery game including a group-based second chance game |
CN107644463A (zh) * | 2016-07-22 | 2018-01-30 | 厦门神州鹰软件科技有限公司 | 一种二维码扫描考勤方法 |
-
2003
- 2003-01-23 JP JP2003051980A patent/JP2004227547A/ja active Pending
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