JP2004225389A - 盗難防止システム - Google Patents
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Abstract
【課題】従来の防犯システムは盗まれた金品の価値を減価させるものでないため犯人が盗む費用と効果を対比し効果があると考えればいかにガードしても盗もうという意欲をなくすることができなかった。
【解決手段】金品が盗まれたとき盗まれたことを認知し金品を犯人が所有する前に加工し変形させることにより価値を減価させ、それにより犯人の盗む意欲をなくさせる盗難防止システムであり、変形加工に当たっては金品回収時に本来の所有者を判別する補助をするため本来の所有者を特徴付ける変形加工する盗難防止システムである。また、変形加工が大規模な装置でなくても簡単にできるように金品そのものの製造にあたり、製造方法、素材などに工夫をした盗難防止システムである。
【選択図】 図1
【解決手段】金品が盗まれたとき盗まれたことを認知し金品を犯人が所有する前に加工し変形させることにより価値を減価させ、それにより犯人の盗む意欲をなくさせる盗難防止システムであり、変形加工に当たっては金品回収時に本来の所有者を判別する補助をするため本来の所有者を特徴付ける変形加工する盗難防止システムである。また、変形加工が大規模な装置でなくても簡単にできるように金品そのものの製造にあたり、製造方法、素材などに工夫をした盗難防止システムである。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は盗難防止システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の盗難防止システムは盗難による金品の移転を防止することを目的とした盗難防止システムである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、盗難による金品の物理的移転を防止する従来の盗難防止システムでは盗難防止技術と盗む技術のいたちごっこであり盗難防止システムを強化すれば盗む技術も向上する。そして盗難防止システムを強化すればするほど費用がかかり、一方では金品の流通機能を阻害することになる。
【0004】
また、従来の盗難防止システムでは盗んだ金品の利用価値が盗むための費用に比べ割安であると犯罪者が考えれば盗もうとする試みを防止できない。
【0005】
そこで、この発明は、金品を盗まれても盗まれた時に盗まれたことを感知し盗人が所有する前に金品の形状を加工変形することにより盗人が金品を手にしたときには金品の価値が減価しているという盗人の盗む意欲をなくさせる盗難防止システムである。
【0006】
また、盗まれた金品が発見され回収されたとき本来の所有者が誰であるかを判別する手助けとして本来の所有者を特徴付ける変形加工をする盗難防止システムである。
【0007】
また、大掛かりな変形加工装置を使わなくても簡単に変形加工ができるように金品自体に素材、あるいは製造方法に工夫を施した盗難防止システムである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
以上の課題を解決するために、請求項1の発明は、金品がある想定した状況下で所有移転したことを感知したとき金品の価値を減価させるため金品の形状を加工し変形させることを特徴とする盗難防止システムである。
【0009】
また、請求項2の発明は、請求項1記載の盗難防止システムにおいて金品の形状を加工し変形させるにあたり金品が回収されたとき本来の所有者の判別を補助するために本来の所有者を特徴付ける変形加工をすることを特徴とする盗難防止システムである。
【0010】
また、請求項3の発明は、請求項1記載の盗難防止システムにおいて金品そのものが加工され変形されやすいように金品の素材、あるいは製造方法に工夫を施すことを特徴とする盗難防止システムである。
【0011】
【発明の実施の形態】
この発明は、図1に示すとおり金品を盗まれたときに盗まれたと認識する盗難認識機能、認識に基づき加工変形を指令する加工指令機能、指令に基づき変形加工する変形加工機能の3つの機能を具備することにより実現できる。
【0012】
【実施例1】
金庫、あるいはキャッシュレジスター、ATMなどの金品格納装置に本システムを応用する実施例をのべる。
工具、あるいは重機などの道具を使って金庫、キャッシュレジスター、ATMなどの金品格納装置を金品ごと持ち去る、あるいは金品格納装置を破壊する、あるいは金品格納装置に不法侵入して格納してある金品を盗む犯罪に対応する防止システムの場合
【0013】
当該金庫、あるいはキャッシュレジスター、ATMなどの金品格納装置に
1、盗難認識機能として工具、あるいは重機などの想定した道具による侵入や破壊の振動、音、あるいは位置のずれなどの兆候を検知するための盗難認識機能。
【0014】
2、その兆候が盗難であるとの認識に基づき形状加工装置に変形加工指令を出す機能。
【0015】
3、変形加工指令に基づき金品を変形加工し減価させる。その際本来の所有者を特徴付ける変形加工をする機能。
の3つの機能を具備させる。
【0016】
この変形加工の例としては
1、金品の一部、または全部を着色する。本来の所有者を特徴付けるためには色の配色、あるいは着色塗料の含有素材に特徴を持たせる。
【0017】
2、金品の一部を切断する、あるいは打ち抜く。本来の所有者を特徴付けるためには切断、あるいは打ち抜き形状に特色を持たせる。
【0018】
3、レーザー光線などで金品の一部を焼く、あるいは切断する。本来の所有者を特徴付けるためにはレーザー光線で金品を焼く、あるいは切断するときに焼く、あるいは切断する形状に特色を持たせる。
【0019】
4、キャッシュカード、あるいはクレジットカードなどのように金品がICや磁気カードなど磁気素材から成り立っているときには磁気ノイズで内容を消去する。
本来の所有者を特徴付けるためには磁気ノイズに特色を持たせる。
【0020】
5、爆薬を使って変形加工する。本来の所有者を特徴付けるためには爆薬の取り付け形状に特徴を持たせ爆発の痕跡に特徴を持たせる。あるいは爆薬の中に本来の所有者を特徴付ける材料を含有させる。
【0021】
6、化学反応を使って変形加工する。本来の所有者を特徴付けるためには科学反応物質を仕掛けるにあたり取り付け形状に特徴を持たせる。あるいは科学反応物質の中に本来の所有者を特徴付ける材料を含有させる。
【0022】
7、金品が変形加工されやすいように工夫されている場合、その工夫に基づいて変形加工する。
【0023】
たとえば、電圧の変化に感応して変形加工されやすく工夫されている金品であれば電圧をかける。
【0024】
たとえば、圧力の変化に感応して変形加工されやすく工夫されている金品であれば圧力をかける。
【0025】
たとえば、温度の変化に感応して変形加工されやすく工夫されている金品であれば高温にする。
【0026】
たとえば、磁気の変化に感応して変形加工されやすく工夫されている金品であれば磁気をかける。
【0027】
たとえば、ある種の物質に化学的に反応して変形加工されやすく工夫されている金品であればある種の物質を放射する。
【0028】
図2に本来の所有者を特徴づける切断、打ち抜き、着色あるいは焼付けの例を例示する。電圧の変化、圧力の変化、温度の変化、磁気の変化に感応して図2にあるような特徴が浮き出る、あるいは焼き付く、あるいは、色が変化するものでもよい。
【0029】
【実施例2】
現金運搬用アタッシュケースなど金品運搬用器具に本防犯システムを応用した場合について述べる。
現金運搬用アタッシュケースなど金品運搬用器具に応用する場合
1、盗難認識機能は金品運搬用器具が現金輸送車などの所定の位置から想定外の方法で移動したことを自動認識する装置を具備するのでもよい、あるいは本来の運搬人から想定外の方法で一定以上の距離が離れたことを自動認識する装置を具備するのでもよい、あるいは金品運搬用器具の本来の運搬人が盗難を認識するのでもよい。
【0030】
2、加工指令機能は自動認識装置が盗難を認識した場合には自動的に、金品運搬用器具の運搬人が認知した場合は運搬人が別途備えられたリモートコントロール機器で金品運搬用器具に具備された変形加工機能に指令する。このリモートコントロール機器として金品運搬用器具に移動電話機能を取り付け電話で指令するものでもよい。
【0031】
3、加工変形機能は金品運搬用器具に塗料噴射機能、あるいはレーザー焼付け機能、あるいは金品切断機能、あるいは打ち抜き機能、あるいは磁気ノイズ発生機能、あるいは電圧発生機能、あるいは圧力発生機能、あるいは高温発生機能、あるいは爆発機能、あるいは化学反応発生機能を取り付ける。
【0032】
【実施例3】
財布、バッグなど金品格納小物に本防犯システムを応用した場合について述べる。
財布、バッグなど金品格納用小物に応用する場合
1、盗難認識機能は本来の財布、バッグなど金品格納用小物の所持者が盗難を認識する。
【0033】
2、加工指令機能は財布、バッグなど金品格納用小物の本来の所有者が別途備えられたリモートコントロール機器で財布、バッグなど金品格納用小物に具備された変形加工機能に指令する。
【0034】
3、変形加工機能は財布やバッグに内装できる、あるいは紙幣など金品と一緒に格納できる簡易なものが望ましい。そのような簡易変形加工装置の一例を図3に示す。
【0035】
この簡易変形加工装置はプラスチック、あるいは金属など適当な強度の素材からできている金品格納箱でありその片面であるプレートAの内側に所有者を特徴付ける形状で爆薬が印刷されている。
また、この箱にはリモートコントロールで作動する電流発生装置Bが装備されている。
【0036】
財布やバッグの本来の所有者が盗難を認識しリモートコントロール機器で変形加工を指示すると電流発生装置が電流を発生しプレートAの内側に印刷された爆薬が爆発することにより格納されている紙幣などの金品を変形加工する。
この爆発は簡易変形加工装置内部で爆発し、外部には影響を及ぼさない程度に爆発力と箱の強度を調節しておく。
【0037】
【発明の効果】
以上説明したように、この発明によれば
1、盗人は金品を盗んでも金品を所有した時には変形されており、本来の価値はないため盗もうという意欲がわかなくなる。
【0038】
2、盗まれた金品が発見され回収された場合、盗まれた金品は変形しており通常の使用には耐えないが、金品が紙幣の場合特徴付けられた変形の形状により本来の持ち主であると証明できれば銀行へ行き新しい紙幣と交換することができる。
【0039】
3、また、盗まれた金品が有価証券や電子カードの場合は盗まれても使われることがなく再発行することが可能である。
【0040】
4、上記2,3に記述したとおり金品が紙幣や有価証券や電子カードなどの取替え、あるいは再発行可能な場合は間違って変形加工しても被害がない。
【0041】
【図面の簡単な説明】
【図1】本盗難防止システムが具備すべき3機能を示している。
【図2】本来の所有者を特徴付ける切り抜き変形、焼付け変形、着色変形の例を示している。
【図3】爆薬を使った簡易変形加工装置の例を示している。
【発明の属する技術分野】
この発明は盗難防止システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の盗難防止システムは盗難による金品の移転を防止することを目的とした盗難防止システムである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、盗難による金品の物理的移転を防止する従来の盗難防止システムでは盗難防止技術と盗む技術のいたちごっこであり盗難防止システムを強化すれば盗む技術も向上する。そして盗難防止システムを強化すればするほど費用がかかり、一方では金品の流通機能を阻害することになる。
【0004】
また、従来の盗難防止システムでは盗んだ金品の利用価値が盗むための費用に比べ割安であると犯罪者が考えれば盗もうとする試みを防止できない。
【0005】
そこで、この発明は、金品を盗まれても盗まれた時に盗まれたことを感知し盗人が所有する前に金品の形状を加工変形することにより盗人が金品を手にしたときには金品の価値が減価しているという盗人の盗む意欲をなくさせる盗難防止システムである。
【0006】
また、盗まれた金品が発見され回収されたとき本来の所有者が誰であるかを判別する手助けとして本来の所有者を特徴付ける変形加工をする盗難防止システムである。
【0007】
また、大掛かりな変形加工装置を使わなくても簡単に変形加工ができるように金品自体に素材、あるいは製造方法に工夫を施した盗難防止システムである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
以上の課題を解決するために、請求項1の発明は、金品がある想定した状況下で所有移転したことを感知したとき金品の価値を減価させるため金品の形状を加工し変形させることを特徴とする盗難防止システムである。
【0009】
また、請求項2の発明は、請求項1記載の盗難防止システムにおいて金品の形状を加工し変形させるにあたり金品が回収されたとき本来の所有者の判別を補助するために本来の所有者を特徴付ける変形加工をすることを特徴とする盗難防止システムである。
【0010】
また、請求項3の発明は、請求項1記載の盗難防止システムにおいて金品そのものが加工され変形されやすいように金品の素材、あるいは製造方法に工夫を施すことを特徴とする盗難防止システムである。
【0011】
【発明の実施の形態】
この発明は、図1に示すとおり金品を盗まれたときに盗まれたと認識する盗難認識機能、認識に基づき加工変形を指令する加工指令機能、指令に基づき変形加工する変形加工機能の3つの機能を具備することにより実現できる。
【0012】
【実施例1】
金庫、あるいはキャッシュレジスター、ATMなどの金品格納装置に本システムを応用する実施例をのべる。
工具、あるいは重機などの道具を使って金庫、キャッシュレジスター、ATMなどの金品格納装置を金品ごと持ち去る、あるいは金品格納装置を破壊する、あるいは金品格納装置に不法侵入して格納してある金品を盗む犯罪に対応する防止システムの場合
【0013】
当該金庫、あるいはキャッシュレジスター、ATMなどの金品格納装置に
1、盗難認識機能として工具、あるいは重機などの想定した道具による侵入や破壊の振動、音、あるいは位置のずれなどの兆候を検知するための盗難認識機能。
【0014】
2、その兆候が盗難であるとの認識に基づき形状加工装置に変形加工指令を出す機能。
【0015】
3、変形加工指令に基づき金品を変形加工し減価させる。その際本来の所有者を特徴付ける変形加工をする機能。
の3つの機能を具備させる。
【0016】
この変形加工の例としては
1、金品の一部、または全部を着色する。本来の所有者を特徴付けるためには色の配色、あるいは着色塗料の含有素材に特徴を持たせる。
【0017】
2、金品の一部を切断する、あるいは打ち抜く。本来の所有者を特徴付けるためには切断、あるいは打ち抜き形状に特色を持たせる。
【0018】
3、レーザー光線などで金品の一部を焼く、あるいは切断する。本来の所有者を特徴付けるためにはレーザー光線で金品を焼く、あるいは切断するときに焼く、あるいは切断する形状に特色を持たせる。
【0019】
4、キャッシュカード、あるいはクレジットカードなどのように金品がICや磁気カードなど磁気素材から成り立っているときには磁気ノイズで内容を消去する。
本来の所有者を特徴付けるためには磁気ノイズに特色を持たせる。
【0020】
5、爆薬を使って変形加工する。本来の所有者を特徴付けるためには爆薬の取り付け形状に特徴を持たせ爆発の痕跡に特徴を持たせる。あるいは爆薬の中に本来の所有者を特徴付ける材料を含有させる。
【0021】
6、化学反応を使って変形加工する。本来の所有者を特徴付けるためには科学反応物質を仕掛けるにあたり取り付け形状に特徴を持たせる。あるいは科学反応物質の中に本来の所有者を特徴付ける材料を含有させる。
【0022】
7、金品が変形加工されやすいように工夫されている場合、その工夫に基づいて変形加工する。
【0023】
たとえば、電圧の変化に感応して変形加工されやすく工夫されている金品であれば電圧をかける。
【0024】
たとえば、圧力の変化に感応して変形加工されやすく工夫されている金品であれば圧力をかける。
【0025】
たとえば、温度の変化に感応して変形加工されやすく工夫されている金品であれば高温にする。
【0026】
たとえば、磁気の変化に感応して変形加工されやすく工夫されている金品であれば磁気をかける。
【0027】
たとえば、ある種の物質に化学的に反応して変形加工されやすく工夫されている金品であればある種の物質を放射する。
【0028】
図2に本来の所有者を特徴づける切断、打ち抜き、着色あるいは焼付けの例を例示する。電圧の変化、圧力の変化、温度の変化、磁気の変化に感応して図2にあるような特徴が浮き出る、あるいは焼き付く、あるいは、色が変化するものでもよい。
【0029】
【実施例2】
現金運搬用アタッシュケースなど金品運搬用器具に本防犯システムを応用した場合について述べる。
現金運搬用アタッシュケースなど金品運搬用器具に応用する場合
1、盗難認識機能は金品運搬用器具が現金輸送車などの所定の位置から想定外の方法で移動したことを自動認識する装置を具備するのでもよい、あるいは本来の運搬人から想定外の方法で一定以上の距離が離れたことを自動認識する装置を具備するのでもよい、あるいは金品運搬用器具の本来の運搬人が盗難を認識するのでもよい。
【0030】
2、加工指令機能は自動認識装置が盗難を認識した場合には自動的に、金品運搬用器具の運搬人が認知した場合は運搬人が別途備えられたリモートコントロール機器で金品運搬用器具に具備された変形加工機能に指令する。このリモートコントロール機器として金品運搬用器具に移動電話機能を取り付け電話で指令するものでもよい。
【0031】
3、加工変形機能は金品運搬用器具に塗料噴射機能、あるいはレーザー焼付け機能、あるいは金品切断機能、あるいは打ち抜き機能、あるいは磁気ノイズ発生機能、あるいは電圧発生機能、あるいは圧力発生機能、あるいは高温発生機能、あるいは爆発機能、あるいは化学反応発生機能を取り付ける。
【0032】
【実施例3】
財布、バッグなど金品格納小物に本防犯システムを応用した場合について述べる。
財布、バッグなど金品格納用小物に応用する場合
1、盗難認識機能は本来の財布、バッグなど金品格納用小物の所持者が盗難を認識する。
【0033】
2、加工指令機能は財布、バッグなど金品格納用小物の本来の所有者が別途備えられたリモートコントロール機器で財布、バッグなど金品格納用小物に具備された変形加工機能に指令する。
【0034】
3、変形加工機能は財布やバッグに内装できる、あるいは紙幣など金品と一緒に格納できる簡易なものが望ましい。そのような簡易変形加工装置の一例を図3に示す。
【0035】
この簡易変形加工装置はプラスチック、あるいは金属など適当な強度の素材からできている金品格納箱でありその片面であるプレートAの内側に所有者を特徴付ける形状で爆薬が印刷されている。
また、この箱にはリモートコントロールで作動する電流発生装置Bが装備されている。
【0036】
財布やバッグの本来の所有者が盗難を認識しリモートコントロール機器で変形加工を指示すると電流発生装置が電流を発生しプレートAの内側に印刷された爆薬が爆発することにより格納されている紙幣などの金品を変形加工する。
この爆発は簡易変形加工装置内部で爆発し、外部には影響を及ぼさない程度に爆発力と箱の強度を調節しておく。
【0037】
【発明の効果】
以上説明したように、この発明によれば
1、盗人は金品を盗んでも金品を所有した時には変形されており、本来の価値はないため盗もうという意欲がわかなくなる。
【0038】
2、盗まれた金品が発見され回収された場合、盗まれた金品は変形しており通常の使用には耐えないが、金品が紙幣の場合特徴付けられた変形の形状により本来の持ち主であると証明できれば銀行へ行き新しい紙幣と交換することができる。
【0039】
3、また、盗まれた金品が有価証券や電子カードの場合は盗まれても使われることがなく再発行することが可能である。
【0040】
4、上記2,3に記述したとおり金品が紙幣や有価証券や電子カードなどの取替え、あるいは再発行可能な場合は間違って変形加工しても被害がない。
【0041】
【図面の簡単な説明】
【図1】本盗難防止システムが具備すべき3機能を示している。
【図2】本来の所有者を特徴付ける切り抜き変形、焼付け変形、着色変形の例を示している。
【図3】爆薬を使った簡易変形加工装置の例を示している。
Claims (3)
- 金品がある想定した状況下で所有移転したことを感知したとき金品の価値を減価させるため金品の形状を加工し変形させることを特徴とする盗難防止システム。
- 請求項1記載の盗難防止システムにおいて金品の形状を加工し変形させるにあたり金品が回収されたとき本来の所有者の判別を補助するために本来の所有者を特徴付ける変形加工をすることを特徴とする盗難防止システム。
- 請求項1記載の盗難防止システムにおいて金品そのものが加工され変形されやすいように金品の素材、あるいは製造方法に工夫を施すことを特徴とする盗難防止システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003014922A JP2004225389A (ja) | 2003-01-23 | 2003-01-23 | 盗難防止システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003014922A JP2004225389A (ja) | 2003-01-23 | 2003-01-23 | 盗難防止システム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004225389A true JP2004225389A (ja) | 2004-08-12 |
Family
ID=32902821
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003014922A Pending JP2004225389A (ja) | 2003-01-23 | 2003-01-23 | 盗難防止システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004225389A (ja) |
-
2003
- 2003-01-23 JP JP2003014922A patent/JP2004225389A/ja active Pending
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