JP2004224161A - 搬送車 - Google Patents

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Abstract

【課題】駆動輪を確実に接地させることが可能であり、よりシンプルな機構で直進性と旋回性をより向上することができる搬送車を提供する。
【解決手段】本体フレーム部(10)に、駆動輪(20a、20b)と、当該駆動輪の前後に前従動輪(30f)と後従動輪(30r)とを備える。そして、前記駆動輪が床面に当接し、前記前従動輪または後従動輪の一方が前記床面に当接した場合に、前記前従動輪または後従動輪の他方が前記床面より所定距離(Lv)だけ浮き上がるように、前従動輪及び後従動輪を配置する。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば工場内の走行路に設けられた誘導部材に沿って走行する搬送車に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、荷物を積載した搬送車や荷物を積載した台車を牽引する搬送車が、工場内や倉庫内等にて用いられている。
これらの搬送車は、床面に敷設あるいは床内部に埋設された誘導部材(光学誘導式のテープ、磁気誘導式のテープまたは電線等)に沿って、予め設定された走行ルートを走行する。
従来、2個または1個の駆動輪と4個の従動輪とを備え、駆動輪を搬送車のほぼ中心に配置し、2個の従動輪を搬送車の前端近傍に配置し、2個の従動輪を搬送車の後端近傍に配置し、進行方向側の2個の従動輪を走行ルートに沿って操舵制御し、進行方向と反対側の従動輪を進行方向に固定する搬送車が提案されている(例えば特許文献1や特許文献2等)。
【0003】
【特許文献1】
特開平10−6980号公報
【特許文献2】
特開平11−73223号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
従来の搬送車は、ほぼ中心に駆動輪が設けられ、水平面内で旋回(操舵)可能な4個の従動輪が搬送車の四隅に設けられている。このため、4個の従動輪及び駆動輪が全て接地しており、走行路の凹凸等によっては駆動輪が接地しない可能性がある。この場合、駆動輪が必ず接地するようにするためには、駆動輪にサスペンション機構を設ける必要がある。
また、従来の搬送車は、進行方向側の2個の従動輪を走行ルートに沿って操舵制御するとともに、進行方向と反対側の2個の従動輪を進行方向に固定させている。このため、進行方向(前進及び後進)に合わせて操舵制御する従動輪と、進行方向に固定する従動輪とを切り替える必要があり、4個の従動輪の制御機構が複雑である。
本発明は、このような点に鑑みて創案されたものであり、駆動輪を確実に接地させることが可能であり、よりシンプルな機構で直進性と旋回性をより向上することができる搬送車を提供することを課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するための手段として、請求項1に記載の搬送車では、本体フレーム部に、駆動輪と、当該駆動輪の前後に前従動輪と後従動輪とを備えた搬送車であって、前記駆動輪が床面に当接し、前記前従動輪または後従動輪の一方が前記床面に当接した場合に、前記前従動輪または後従動輪の他方が前記床面より所定距離だけ浮き上がるように、前従動輪及び後従動輪を配置する。
【0006】
また、請求項2に記載の搬送車は、請求項1に記載の搬送車であって、少なくとも2個の駆動輪を有し、各駆動輪を各々駆動する少なくとも2個の電動モータと、各電動モータを各々一方向に可変速で回転駆動させる電力を供給し、且つ各電動モータの回転速度の差で搬送車を旋回制御する制御手段と、走行路に設けられ走行ルートを示す誘導部材を検出する第1検出手段と、前記走行路に設けられ走行速度に関する情報を示す走行制御部材を検出する第2検出手段と、前進指示操作手段と後進指示操作手段とを含む進行方向指示手段とを備える。
そして、第1検出手段として前進用第1検出手段と後進用第1検出手段とを備え、第2検出手段として前進用第2検出手段と後進用第2検出手段とを備える。
更に、前進用第1検出手段と制御手段とを接続するとともに後進用第1検出手段と制御手段とを開放、あるいは前進用第1検出手段と制御手段とを開放するとともに後進用第1検出手段と制御手段とを接続可能な第1切替手段と、前進用第2検出手段と制御手段とを接続するとともに後進用第2検出手段と制御手段とを開放、あるいは前進用第2検出手段と制御手段とを開放するとともに後進用第2検出手段と制御手段とを接続可能な第2切替手段と、電動モータの回転方向が切り替わるように電動モータと制御手段との配線を前進方向または後進方向に切り替えるモータ切替手段とを備える。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下に本発明の実施の形態を図面を用いて説明する。図1は、本発明の搬送車1の一実施の形態の概略外観図を示している。
●[全体構成(図1)]
図1を用いて、本実施の形態の搬送車1の全体構成について説明する。図1(A)は搬送車1の側面図を示しており、図1(B)は搬送車1の底面図(裏側)を示している。ここで、X軸及びY軸は水平方向を示し、X軸が進行方向を示し(図1に示す例では、右方向が前進方向を示し、左方向が後進方向を示している)、Z軸は垂直方向を示している。
【0008】
搬送車1には、本体フレーム部10に、2個の駆動輪20a及び20bと、当該駆動輪20a及び20bの前後に2個の従動輪30f(この場合、前従動輪)及び30r(この場合、後従動輪)とが設けられている。各駆動輪20a及び20bは、進行方向(X軸方向)に対して本体フレーム部10のほぼ中心に、所定の間隔(距離Lw)を設けて配置されている。本実施の形態における搬送車1は、2個の駆動輪20a及び20bの回転差を用いて搬送車1を旋回させるため、距離Lwがある程度大きい方が直進安定性が向上する。このため、各駆動輪20a及び20bは、本体フレーム部10のY軸方向の幅の内部に収まる間隔、且つ適切な間隔(距離Lw)で配置されている。
なお、本実施の形態における搬送車1は、駆動輪の回転差を用いて旋回するため、少なくとも2個の駆動輪を備えている。
【0009】
各駆動輪20a及び20bには、各々を回転駆動する電動モータ23a及び23bが設けられている。電動モータ23aは、伝達部材22a(チェーン、ベルト等)を介して駆動輪20aに固定されたホイール21aを回転させる。同様に、電動モータ23bは、伝達部材22bを介して駆動輪20bに固定されたホイール21bを回転させる。各駆動輪20a及び20bは各々独立して回転することが可能となるように、シャフト25に組み付けられている。
なお、本実施の形態における搬送車1では、電動モータにて駆動輪20a及び20bを駆動しているが、駆動方法は電動モータに限定されるものではない。
【0010】
また、一方の従動輪(例えば30f)は、進行方向に対して本体フレーム部10の前端近傍に設けられている。例えば右側が進行方向の場合は、従動輪30fが本体フレーム部10の前端近傍に設けられている。そして、他方の従動輪(例えば30r)は、進行方向に対して本体フレーム部10の後端近傍に設けられている。例えば右側が進行方向の場合は、従動輪30rが本体フレーム部10の後端近傍に設けられている。
なお、従動輪は、駆動輪を挟んで前後に設けられていればよく、前端あるいは後端に限定するものではない。また、従動輪30f(前従動輪)及び従動輪30r(後従動輪)は、各々1個であることが好ましいが、各々2個以上であってもよい。
また、各従動輪30f及び30rは、床面等に敷設された走行ルートを示す誘導部材をできるだけ踏まないように、Y軸方向の中心からやや離れた位置に設けられている。
【0011】
各従動輪30f及び30rは、支持部材31f及び31rにて本体フレーム部10に接続されており、搬送車1の旋回に応じて任意の方向に向かうように水平方向に回転自在に設けられている。
また、各従動輪30f及び30rは、各駆動輪20a及び20bが床面等に接地し且つ一方の従動輪が当該床面等に接地した場合に、他方の従動輪が当該床面等から所定距離Lvだけ浮くように設けられている。これにより、搬送車1と床面とは、2個の駆動輪(20a及び20b)と一方の従動輪(30fまたは30r)の3点で接地し、2個の駆動輪20a及び20bは必ず床面と接地する。このため、駆動輪20a及び20bの双方の駆動力を確実に床面に伝えることができ、直進性及び旋回性をより向上させることができる。
【0012】
次に、駆動輪20a及び20bを駆動する電動モータ23a及び23bを制御する制御手段40について説明する。
制御手段40は、本体フレーム部10のほぼ中心に載置されている。制御手段40は、各電動モータ23a及び23bを各々一方向に可変速で回転駆動する電力を各々供給可能であり、各電動モータ23a及び23bの回転速度の差で搬送車1を旋回可能である。ただし、一方向に可変速で回転駆動するため、前進と後進を切り替えることができないが、前進と後進を切り替える方法については後述する。
電源50(バッテリ等)は、本体フレーム部10に設けられた電源収容部10aに収められている。電源50は重量が大きいため、駆動輪20a及び20bの両側にほぼ均等な距離で配置されている。
【0013】
搬送車1の走行ルートには、走行ルートを示す誘導部材が走行路に設けられている(床面等に敷設あるいは床内部に埋設されている)。搬送車1は、誘導部材を検出して走行ルートに沿って走行する。また、走行ルート中には、走行速度に関する情報を示す走行制御部材が必要に応じて設けられている。搬送車1は、走行制御部材を検出して走行速度を変更したり(低速あるいは高速等)停止したりする。
本体フレーム部10の前端及び後端には、誘導部材を検出する走行ルート検出センサ61f及び61r(第1検出手段)と、走行制御部材を検出する走行速度検出センサ62f及び62r(第2検出手段)が、ブラケット60f、60r、63f、63rを介して設けられている。
【0014】
走行ルート検出センサ61f及び走行速度検出センサ62fは、搬送車1が当該センサの方向に進行している場合(本実施の形態では前進方向)に用いられる。また、走行ルート検出センサ61r及び走行速度検出センサ62rは当該センサの方向に進行している場合(本実施の形態では後進方向)に用いられる。つまり、搬送車1は、進行方向の前端に、当該進行方向に対応する走行ルート検出センサ及び走行速度検出センサを備えている。
なお、走行速度検出センサ62fの間隔Lfと、走行速度検出センサ62rの間隔Lrは、前進の場合と後進の場合で異なる走行制御部材を検出できるように、異なる間隔で設けられている。
【0015】
また、図示しないが、搬送車1は前進指示操作手段(前進ボタン等)と後進指示操作手段(後進ボタン等)を含む進行方向指示手段を備えている。進行方向指示手段は、有線にて搬送車1に設けてもよいし、無線にて搬送車1とは分離できるようにしてもよい。また、進行方向指示手段には、停止指示操作手段(停止ボタン)等、他の指示を行う操作手段を備えていてもよい。
また進行方向指示手段の操作は、搬送車1が走行路の実質直線である部分で走行又は停車中に操作することが望ましい。そうすれば進行方向が変わった際に、第1の検出手段が確実に誘導部材を検出できる。
【0016】
●[搬送車の姿勢(図2)]
図2(A)及び(B)は、搬送車1が従動輪30fの方向に進行する場合における姿勢の模式図を示している。この場合、床面から所定距離Lvだけ浮く従動輪は、図2(A)に示すように従動輪30f(前従動輪)である場合と、図2(B)に示すように従動輪30r(後従動輪)である場合の2通りがある。本実施の形態における搬送車1では、2個の駆動輪20a及び20bと、一方の従動輪(30fまたは30rのどちらか)が床面に接地する。
このように、2個の駆動輪20a及び20bが確実に床面に接地するため、直進性をより向上させることができるとともに、駆動輪の回転差で旋回させる搬送車1では旋回性をより向上させることができる。
【0017】
前後の従動輪両方に荷重がかかっている場合では、従動輪に発生する首振り現象(進行方向、旋回方向に関係なく種々の方向を向く現象)にて、蛇行が発生しやすく、走行安定性が低下する。しかし、本実施の形態における搬送車1では、搬送車1の荷重は、図2に示すとおり、接地面Mf部分と接地面Mr部分のどちらか一方と接地面Md部分にかかる。つまり接地面Mf部分と接地面Mr部分の他方には荷重はかからない。従って、首振り現象が発生する従動輪の接地している数が少ないので蛇行が発生しにくく、走行安定性が向上する。
さらに搬送車1にかかる荷重の重心がほぼ中央から進行方向と逆側にある場合や、搬送車1を牽引車として利用する場合、図2(A)に示すとおり、進行方向と逆側の従動輪(図2(A)では従動輪30r)が接地する。つまり駆動輪より進行方向に対して後ろ側の従動輪が接地するので、首振り現象の影響がさらに小さくなり、走行安定性がさらに向上する。
【0018】
なお、従動輪と床面との所定距離Lvは、搬送車1のサイズ、ホイールベース、及び床面の凹凸状態等に応じて適切な距離に設定する。本実施の形態における搬送車1では、本体フレーム部10の長さLbが1[m]程度の長さの搬送車1を工場内の床面で使用し、所定距離Lvを約1[mm]〜2[mm]に設定した。この所定距離Lvは、種々の寸法に設定することが可能である。
【0019】
以上に説明したように、本実施の形態における搬送車1では、駆動輪20a及び20bを確実に床面に接地させることが可能であり、床面に確実に駆動力を伝達できる。また、従動輪を操舵制御したり進行方向に固定する機構を必要とせず、水平面内で自在に旋回可能な従動輪を設けるだけでよく、駆動輪にサスペンション機構等を設ける必要もない。このように、よりシンプルな機構で搬送車1の直進性及び旋回性をより向上させることができる。
また本実施の形態では、従動輪は駆動輪を挟んで前後に各々1個である。つまり、図2(A)または図2(B)に示すとおり、2個の駆動輪と1個の従動輪の3輪支持である。従って、従動輪が駆動輪を挟んで前後に各々2個以上の場合に比べて、駆動輪20aおよび20bをより確実に接地させることが可能である。
また、(電動モータを含む)駆動輪、従動輪、第1及び第2検出手段、制御手段等の各構成要素が各々分離されているので、種々のサイズあるいは形状の本体フレーム部に設けることが可能であり、種々のサイズあるいは形状の搬送車1を構成することが可能である。
【0020】
●[回路構成(図3)]
次に、図3を用いて、搬送車1の回路構成について説明する。図3(A)は、図1(A)及び(B)に示す前進及び後進が可能な搬送車1の回路構成の例を示している。図3(B)は、図1(A)及び(B)に示す搬送車1から本体フレーム部10の後端に設けられた走行ルート検出センサ61r及び走行速度検出センサ62rを省略し、前進のみが可能な搬送車1の回路構成の例を示している。
図3(A)を用いて、前進及び後進が可能な搬送車1の回路構成について説明する。
制御手段40は、電動モータ23aを一方向に可変速で回転駆動させる電力を供給可能な端子MR+と端子MR−と、電動モータ23bを一方向に可変速で回転駆動させる電力を供給可能な端子ML+と端子ML−とを備えている。
【0021】
進行方向指示手段40cの前進指示操作手段40fが操作されると、第1切替手段71が走行ルート検出センサ61f(前進用第1検出手段)と制御手段40の走行ルート検出センサ入力SCとを接続して走行ルート検出センサ61r(後進用第1検出手段)と制御手段40とを開放する。また、第2切替手段72が走行速度検出センサ62f(前進用第2検出手段)と制御手段40の走行速度検出センサ入力SR(右側入力)及びSL(左側入力)とを接続して走行速度検出センサ62r(後進用第2検出手段)と制御手段40とを開放する。このように、前進用第1検出手段と前進用第2検出手段を制御手段40に接続し、後進用第1検出手段と後進用第2検出手段を制御手段40から開放する。
【0022】
更に、モータ切替手段73が電動モータ23aの+端子を制御手段40の端子MR+と接続して電動モータ23aの−端子を制御手段40の端子MR−に接続する。同様に、モータ切替手段73が電動モータ23bの+端子を制御手段40の端子ML+と接続して電動モータ23bの−端子を制御手段40の端子ML−に接続する。このように、モータを前進方向に回転させるように各モータと制御手段40とを接続する。
この接続により、制御手段40は電動モータ23a及び23bを可変速で一方向に回転駆動することで搬送車1を可変速で前進、前進方向での旋回、及び停止をさせることができる。また、前進方向側の走行ルート検出センサ61fと走行速度検出センサ62fを用いることで、より安定的に走行ルートに沿って前進させることができる。
【0023】
進行方向指示手段40cの後進指示操作手段40rが操作されると、第1切替手段71が走行ルート検出センサ61r(後進用第1検出手段)と制御手段40の走行ルート検出センサ入力SCとを接続して走行ルート検出センサ61f(前進用第1検出手段)と制御手段40とを開放する。また、第2切替手段72が走行速度検出センサ62r(後進用第2検出手段)と制御手段40の走行速度検出センサ入力SR及びSLとを接続して走行速度検出センサ62f(前進用第2検出手段)と制御手段40とを開放する。このように、後進用第1検出手段と後進用第2検出手段を制御手段40に接続し、前進用第1検出手段と前進用第2検出手段を制御手段40から開放する。
【0024】
更に、モータ切替手段73が電動モータ23aの−端子を制御手段40の端子MR+と接続して電動モータ23aの+端子を制御手段40の端子MR−に接続する。同様に、モータ切替手段73が電動モータ23bの−端子を制御手段40の端子ML+と接続して電動モータ23bの+端子を制御手段40の端子ML−に接続する。このように、モータを後進方向に回転させるように各モータと制御手段40とを接続する。
この接続により、制御手段40は電動モータ23a及び23bを可変速で一方向に回転駆動することで搬送車1を可変速で後進、後進方向での旋回、及び停止をさせることができる。また、後進方向側の走行ルート検出センサ61rと走行速度検出センサ62rを用いることで、より安定的に走行ルートに沿って後進させることができる。
【0025】
以上に説明したように、第1切替手段71、第2切替手段72、モータ切替手段73を用いて前進と後進の切り替えを行うことにより、制御手段40は、前進及び後進の双方の制御を行う必要がなく、前進のみの制御を行うことができればよい。このため、前進及び後進が可能な制御手段40と、前進のみが可能な制御手段40とを同一の制御手段40で実現することができ、制御手段40の汎用性が増す。
また、走行ルート検出センサ61f,61r、走行速度検出センサ62f,62rは駆動輪20a,20bから前後に同じ距離だけ離れて配置されている。従って前進と後進で走行路に対する搬送車1の挙動が同じとなり、制御手段40の汎用性がさらに増す。
【0026】
次に、図3(B)を用いて、前進のみが可能な搬送車1の回路構成について説明する。以下、図3(A)との相違点について説明する。
図3(B)に示す回路構成では、図3(A)に対して、後進指示操作手段40rと走行ルート検出センサ61rと走行速度検出センサ62rと第1切替手段71と第2切替手段72とモータ切替手段73とが省略されている(制御手段40の端子MR+等の各端子と電動モータ等との接続は配線等にて接続し、切替手段を省略している)。
このように、前進のみが可能な搬送車1を構成する場合は、制御手段40と走行ルート検出センサ61fと走行速度検出センサ62fと電動モータ23a及び23bを用いて構成すればよい。
【0027】
また、前進及び後進が可能な搬送車1を構成する場合は、前進のみが可能な搬送車1に対して、後進指示操作手段40rと走行ルート検出センサ61rと走行速度検出センサ62rと第1切替手段71と第2切替手段72とモータ切替手段73とを追加すればよい。つまり、制御手段40は、どちらの場合(前進及び後進可能な場合と、前進のみが可能な場合)も同一の前進のみが可能な制御手段40を用いることができ、後進制御機能を追加する必要がない。
このため、前進のみが可能な搬送車1から前進及び後進が可能な搬送車1への変更、あるいは前進及び後進が可能な搬送車1から前進のみが可能な搬送車1への変更が容易である。
【0028】
●[使用例(図4)]
次に、本実施の形態で説明した搬送車1の使用例について、図4(A)及び(B)に示す模式図にて説明する。
図4(A)は、搬送車1に荷台ユニット90を設け、当該荷台ユニット90に荷物Nを積載した様子を示している。この場合、前進及び後進可能な搬送車1を用いた場合、走行路に設けられた走行ルートを示す誘導部材に沿って、前進あるいは後進しながら荷物Nを搬送することができる。
また、図4(B)は、搬送車1に連結ユニット82を設け、連結ユニット82を介して荷物Nを積載した台車80を牽引する様子を示している。この場合、前進のみが可能な搬送車1を用いた場合、走行路に設けられた走行ルートを示す誘導部材に沿って、前進しながら荷物Nを積載した台車80を牽引することができる。
【0029】
本発明の搬送車1は、本実施の形態で説明した構成、接続、外観、動作等に限定されず、本発明の要旨を変更しない範囲で種々の変更、追加、削除が可能である。
例えば、本実施の形態では駆動輪の左右の回転差を用いて旋回する構成としたが駆動輪又は駆動ユニット自体を旋回させて搬送台車を旋回する構成としても良い。この場合も駆動輪の前従動輪または後従動輪の一方が接地した時に他方が所定距離だけ浮き上がる構成であればよい。
搬送車1の回路構成は、図3(A)及び(B)に示す回路構成に限定されるものではない。また、搬送車1の使用方法は、図4(A)及び(B)に示す使用方法に限定されるものではない。
また、本実施の形態の説明に用いた数値は一例であり、この数値に限定されるものではない。
【0030】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1または2に記載の搬送車を用いれば、駆動輪を確実に接地させることが可能であり、よりシンプルな機構で直進性と旋回性をより向上させることができる搬送車を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の搬送車1の一実施の形態の概略外観図を説明する図である。
【図2】本発明の搬送車1の姿勢を説明する図である。
【図3】本発明の搬送車1の回路構成の例を説明する図である。
【図4】本発明の搬送車1の使用例を説明する図である。
【符号の説明】
1 搬送車
10 本体フレーム部
20a、20b 駆動輪
23a、23b 電動モータ
30f 従動輪(前従動輪)
30r 従動輪(後従動輪)
40 制御手段
40c 進行方向指示手段
40f 前進指示操作手段
40r 後進指示操作手段
50 電源
61f 走行ルート検出センサ(前進用第1検出手段)
61r 走行ルート検出センサ(後進用第1検出手段)
62f 走行速度検出センサ(前進用第2検出手段)
62r 走行速度検出センサ(後進用第2検出手段)
71 第1切替手段
72 第2切替手段
73 モータ切替手段

Claims (2)

  1. 本体フレーム部に、駆動輪と、当該駆動輪の前後に前従動輪と後従動輪とを備えた搬送車であって、
    前記駆動輪が床面に当接し、前記前従動輪または後従動輪の一方が前記床面に当接した場合に、前記前従動輪または後従動輪の他方が前記床面より所定距離だけ浮き上がるように、前従動輪及び後従動輪を配置する、
    ことを特徴とする搬送車。
  2. 請求項1に記載の搬送車であって、少なくとも2個の駆動輪を有し、
    各駆動輪を各々駆動する少なくとも2個の電動モータと、
    各電動モータを各々一方向に可変速で回転駆動させる電力を供給し、且つ各電動モータの回転速度の差で搬送車を旋回制御する制御手段と、
    走行路に設けられ走行ルートを示す誘導部材を検出する第1検出手段と、
    前記走行路に設けられ走行速度に関する情報を示す走行制御部材を検出する第2検出手段と、
    前進指示操作手段と後進指示操作手段とを含む進行方向指示手段とを備えた搬送車であって、
    第1検出手段として前進用第1検出手段と後進用第1検出手段とを備え、
    第2検出手段として前進用第2検出手段と後進用第2検出手段とを備え、
    前進用第1検出手段と制御手段とを接続するとともに後進用第1検出手段と制御手段とを開放、あるいは前進用第1検出手段と制御手段とを開放するとともに後進用第1検出手段と制御手段とを接続可能な第1切替手段と、
    前進用第2検出手段と制御手段とを接続するとともに後進用第2検出手段と制御手段とを開放、あるいは前進用第2検出手段と制御手段とを開放するとともに後進用第2検出手段と制御手段とを接続可能な第2切替手段と、
    電動モータの回転方向が切り替わるように電動モータと制御手段との配線を前進方向または後進方向に切り替えるモータ切替手段とを備える、
    ことを特徴とする搬送車。
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