JP2004223293A - 超音波手術システム - Google Patents

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Abstract

【課題】手術を行っている術者が直接使用するハンドピースを選択切り換えすることができて操作性を向上することができ、且つ簡易な構造でハンドピースの切り換え操作を可能とすること。
【解決手段】超音波手術システムは、駆動信号を発生する後述の駆動手段を内蔵した装置本体52と、この装置本体52に設けた駆動手段からの駆動信号が供給される拡張ユニット53と、この拡張ユニット53に設けた出力ポート54a、54b、54cに着脱自在に接続されるシザース型ハンドピース3A、フック型ハンドピース3C及びトラカール型ハンドピース3Dと、これらハンドピースの操作部側部に着脱自在に取り付け可能な外付けハンドスイッチ55と、このハンドスイッチ55と選択的に押下操作されるフットスイッチ56と、前記拡張ユニット53に着脱自在に取り付け可能で、前記出力ポート54a、54b、54cを遠隔的に選択するリモートスイッチ57とを備えている。
【選択図】図4

Description

本発明は、複数のハンドピースを備えた超音波手術システムに関する。
従来より電気メス等にかわる外科用手術装置として、例えば特開平9−38098号公報に記載されているように、超音波メス装置や超音波トラカール装置などの超音波を利用した各種の手術装置が提案され、広く普及している。
前記手術装置は、超音波振動子を内蔵したハンドピースを装置本体に取り付け、この装置本体から出力した駆動信号により前記超音波振動子で超音波振動を発生させ、この発生した超音波振動をハンドピース先端側に設けた処置部に伝達して、この処置部を処置対象部位に押し当てて生体組織を処置するようになっている。また、このような手術装置が普及するにつれて、使用できるハンドピースの種類も多くなってきた。
そこで、手術に適切な複数のハンドピースを手術装置に接続可能とすれば、一度の外科手術の中で様々なハンドピースを使用可能となるが、この場合接続した複数のハンドピースを切り換えるハンドピース切換手段が必要となる。
特開平9−38098号公報
しかしながら、上述したハンドピース切換手段を装置表面例えばフロントパネルに設けるとすると、その装置は手術室における不潔域に設けられることになり、実際に手術を行っている術者は操作することができず、看護婦等に操作してもらう必要があり、煩雑になる虞れがある。
本発明は、これらの事情に鑑みてなされたものであり、手術を行っている術者が直接使用するハンドピースを選択切り換えすることができて操作性を向上することができ、且つ簡易な構造でハンドピースの切り換え操作を可能とする超音波手術システムを提供することを目的とする。
前記目的を達成するため本発明による超音波手術システムは、超音波振動子を内蔵し、この超音波振動子の超音波振動を利用して生体組織を処置する処置部を有する複数のハンドピースと、装置本体に設けられ、前記超音波振動子を駆動する駆動手段とを備えた超音波手術システムにおいて、
前記複数のハンドピースの内、使用するハンドピースを選択するリモートスイッチと、前記リモートスイッチのコネクタを接続するコネクタ部を有する拡張ユニットとを備え、
前記拡張ユニットは、前記複数のハンドピースのコネクタを接続する複数のコネクタ部と、前記リモートスイッチの操作信号に基づいて前記複数のハンドピースの内、選択された一つのハンドピースに接続を切り換える切り換え手段と、
前記リモートスイッチによって選択したハンドピースと前記駆動手段とを接続する接続手段と、を具備したことを特徴とする。
本発明によれば、手術を行っている術者が直接使用するハンドピースを選択切り換えすることができて操作性を向上することができ、且つ簡易な構造でハンドピースの切り換え操作を可能とできるなどの効果を有する。
以下、図面を参照して本発明の実施例を説明する。
図1ないし図3は本発明の実施例1に係り、図1は本発明の実施例1に係る超音波手術システムの概略構成を示す説明図、図2は図1のシザース型ハンドピースと選択的に使用される内蔵型ハンドスイッチを有するハンドピースを示す外観図、図3は図1の回路ブロック図である。
本実施例の超音波手術システム1は、駆動信号を発生する後述の駆動手段を内蔵した装置本体2と、この装置本体2に着脱自在に接続され、後述の超音波振動子を内蔵したシザース型ハンドピース3Aと、このシザース型ハンドピース3Aの沿うサブ側部に着脱自在に取り付け可能な外付けハンドスイッチ4と、前記装置本体2に着脱自在に接続され、前記ハンドスイッチ4と選択的に押下操作されるフットスイッチ5とから主に構成される。
前記装置本体2のフロントパネル6には、電源スイッチ7と動作状態を示す表示パネル8と、前記シザース型ハンドピース3Aと接続するハンドピースコネクタ9と、前記外付けハンドスイッチ4を接続するハンドスイッチコネクタ10とが設けられている。尚、装置本体2のリヤパネル(不図示)には、前記フットスイッチ5のフットスイッチプラグ5aを着脱自在に接続可能なフットスイッチコネクタ5b(図3参照)が設けられている。
前記シザース型ハンドピース3Aは、細長いシース11aと、このシース11aの基端部に連結された手元側の操作部12aと、このシース11aの先端部に配設された処置部13aとからなり、装置本体2のハンドピースコネクタ9に接続するハンドピースプラグ14aを有している。
前記シザース型ハンドピース3Aには、超音波振動を発生する後述の超音波振動子と、この超音波振動子からの超音波振動を処置部13aに伝達するプローブ15aとが内蔵されている。前記処置部13aには、シース11aの先端部に回動自在に支持された把持部16aが設けられていて、前記プローブ15aの先端部に対して接離可能となっている。前記操作部12aには、固定ハンドル17aと可動ハンドル18aとが設けられていて、固定ハンドル17aに対して可動ハンドル18aを開閉動作することにより、処置部13aの把持部16aをプローブ15aの先端部に対して接離させることができるようになっている。この場合、可動ハンドル18aを閉操作するに伴い把持部16aをプローブ15aの先端側にむけて閉じる方向に回動させ、この把持部16aとプローブ15a先端との間で例えば人体内の血管等の生体組織を把持することができるようになっている。
そして、この状態でシザース型ハンドピース3A内の超音波振動子を駆動することによって、プローブ15aと把持部16aとの間の生体組織に超音波による凝固切開処置を施すことができるようになっている。
前記外付けハンドスイッチ4は、前記シザース型ハンドピース3Aの手元側の操作部12a部分に着脱可能に取り付けるようになっている。このハンドスイッチ4は、例えば2つのスイッチA、Bを備えており、基端側には前記装置本体2のハンドスイッチコネクタ10に接続するハンドスイッチプラグ19を有している。
また、前記装置本体2のハンドスイッチコネクタ9には、図2に示す他のシザース型ハンドピース3Bが前記シザース型ハンドピース3Aと選択的に着脱自在に接続されるようになっている。このシザース型ハンドピース3Bは、手元側の操作部12b部分にハンドスイッチを内蔵した内蔵型ハンドスイッチ20を設けていて、この内蔵型ハンドスイッチ20の信号線がハンドピースプラグ14bに含まれていること以外はシザース型ハンドピース3Aと同様な構成である。
本実施例では、前記外付けハンドスイッチ4または内蔵型ハンドスイッチ20の操作信号に基づき、前記ハンドピースコネクタ9の出力端に対して駆動手段からの駆動信号の出力(オンオフ)を切り換える出力切換手段を設けるように構成している。尚、装置本体2の複数のハンドピースコネクタ9にシザース型ハンドピース3A、3B以外のハンドピースを複数同時に接続する場合には、前記複数のハンドピースコネクタ9の出力端に対して、駆動信号の出力(オンオフ)以外に接続状態を切り換える切換手段を設けるように構成しても良い。
次に、図3を用いて超音波手術システム1の回路構成を説明する。
前記装置本体2の回路構成は、前記シザース型ハンドピース3A、3B等のハンドピースに内蔵された超音波振動子31を駆動する駆動回路32と、前記外付けハンドスイッチ4または内蔵型ハンドスイッチ20の押下操作を検知するスイッチ検知回路(以下、SW検知回路)33と、このSW検知回路33の信号やフットスイッチ3の操作信号、或いはフロントパネル6の操作信号に基づいて、前記駆動回路32及び前記表示パネル8を制御する制御回路34とから主に構成される。
前記装置本体2のハンドピースコネクタ9には、前記シザース型ハンドピース3A、3B等のハンドピースプラグ14a、14bが接続できるようになっている。尚、図中では、内蔵型ハンドスイッチ20を有した前記シザース型ハンドピース3Bが装置本体2に接続されている。また、前記装置本体2のハンドスイッチコネクタ10に外付けハンドスイッチ4が接続されている。
前記ハンドピースプラグ14bには、前記超音波振動子31への駆動信号ライン36に加えて、ハンドスイッチ用の信号ライン37を有している。
一方、前記装置本体2の内部では、ハンドスイッチコネクタ9の信号ライン37とハンドピースコネクタ9内のハンドスイッチ用の信号ライン37とが並列に接続されており、外付けハンドスイッチ4または内蔵型ハンドスイッチ20のどちらの信号でもSW検知回路33はハンドスイッチを押下操作したことを検知して、制御回路34に信号を伝達し、制御回路34で駆動回路32を動作させることで、駆動信号の出力を制御し超音波振動子31をオンオフするようになっている。また、制御回路34は、SW検知回路33からの信号により、前記表示パネル8に現在使用されているハンドピース及びハンドスイッチを表示するようになっている。
このように構成した超音波手術システム1を用いて、生体組織の処置対象部位に例えば、内蔵型ハンドスイッチ20を有した前記シザース型ハンドピース3Bの処置部13aを当接させた状態で、該シザース型ハンドピース3Bを制御する。尚、シザース型ハンドピース3Bの代わりにシザース型ハンドピース3Aを装置本体2に接続して用いても良い。
例えば、内蔵型ハンドスイッチ20のA又はBスイッチを押下操作することにより、内蔵型ハンドスイッチ20の操作信号は、装置本体2のSW検知回路31に伝達され、内蔵型ハンドスイッチ20のA又はBスイッチが押されたことを検知し、その検知された操作信号に基づき、制御回路32が駆動回路32を制御して駆動信号の出力(オンオフ)の制御を行うと共に、制御回路32の制御により表示パネル8にて現在使用されている内蔵型ハンドスイッチ20を表示する。
ここで、手術の都合上どうしても外付けハンドスイッチ4を用いたい場合、例えば、術者がハンドピースの把持以外に手を離せないがハンドピースのオンオフ操作を看護婦等に指示して行ってもらう場合、外付けハンドスイッチ4を装置本体2に接続して、使用する。
そして、外付けハンドスイッチ4のA又はBスイッチを押下操作することにより、外付けハンドスイッチ4の操作信号は、装置本体2のSW検知回路31に伝達され、外付けハンドスイッチ4が押されたことを検知し、その検知された操作信号に基づき、制御回路32が駆動回路32を制御して駆動信号の出力(オンオフ)の制御を行うと共に、制御回路32の制御により表示パネル8にて現在使用されている外付けハンドスイッチ4を表示する。また、その逆に、予め外付けハンドスイッチ4を装置本体2に接続して使用し、内蔵型ハンドスイッチ20の押下操作にて、駆動信号の出力(オンオフ)を行うようにしても構わない。
この結果、内蔵型ハンドスイッチ20または、外付けハンドスイッチ4の何れの種類のハンドスイッチでも動作が可能であり、どのハンドスイッチを用いて駆動信号の出力(オンオフ)を行っているのかを確認することができる。
従って、操作性を向上し、且つ簡易な構造で遠隔操作を可能と超音波手術システムを実現することができる。
図4ないし図7は本発明の実施例2に係り、図4は本発明の実施例2に係る超音波手術システムの概略構成を示す説明図、図5は図4の回路ブロック図、図6は図2の拡張ユニットのコネクタ選択処理動作を示すフローチャート、図7はハンドスイッチの内部配線を示す説明図であり、図7(a)はA、Bの2つの出力スイッチを備えたハンドスイッチの内部配線を示す説明図、図7(b)は同図(a)のA、Bの2つの出力スイッチに加えてセレクト用のスイッチが追加されているハンドスイッチの内部配線を示す説明図、図7(c)は同図(b)のセレクト用のスイッチのみを備えたハンドスイッチの内部配線を示す説明図である。
前記実施例1では、選択的に1つのハンドピースを装置本体2に着脱自在に接続し、このハンドピースの操作部側部に取り付けた外付けハンドスイッチ4または内蔵型ハンドスイッチ20の押下操作により、ハンドピースの制御を行う超音波手術システム1を構成していたが、本実施例では、複数のハンドピースを同時に接続自在に取り付けて、外付けハンドスイッチ4または内蔵型ハンドスイッチ20の押下操作により、用いるハンドピースを選択するように構成している。
図4に示すように実施例2の超音波手術システム51は、駆動信号を発生する後述の駆動手段を内蔵した装置本体52と、この装置本体52に設けた駆動手段からの駆動信号が供給される拡張ユニット53と、この拡張ユニット53に設けた出力ポート54a、54b、54cに着脱自在に接続されるシザース型ハンドピース3A、フック型ハンドピース3C及びトラカール型ハンドピース3Dと、これらハンドピースの操作部側部に着脱自在に取り付け可能な外付けハンドスイッチ55と、このハンドスイッチ55と選択的に押下操作されるフットスイッチ56と、前記拡張ユニット53に着脱自在に取り付け可能で、前記出力ポート54a、54b、54cを遠隔的に選択するリモートスイッチ57とから主に構成されている。
尚、前記シザース型ハンドピース3A、フック型ハンドピース3C及びトラカール型ハンドピース3Dは、ハンドピースプラグ14a、14c、14dを前記出力ポート54a、54b、54cに接続して、選択的にどれか―つのハンドピースを使えるようになっている。また、前記第1の実施の形態で説明した内蔵型ハンドスイッチ20を内蔵したものを前記拡張ユニット53に着脱自在に接続しても対応可能である。
前記装置本体52のフロントパネル61には、前記実施例1と同様に電源スイッチ62と動作状態を示す表示パネル63と、前記外付けハンドスイッチ55を着脱自在に接続可能なハンドスイッチコネクタ64とが設けられている。尚、前記装置本体52のリヤパネル(不図示)には、前記フットスイッチ56のフットスイッチプラグ56aを着脱自在に接続可能なフットスイッチコネクタ56b(図5参照)が設けられている。また、前記装置本体52の出力ポート52aは、接続コード65によって前記拡張ユニット53の入力ポート53aに接続されるようになっていて(図5参照)、装置本体52に設けた駆動手段からの駆動信号を出力ポート52a、接続コード65、入力ポート53を介して供給するようになっている。
前記拡張ユニット53には、前記装置本体52のハンドスイッチコネクタ63と同様の機能を有し、前記ハンドスイッチ55を着脱自在に接続可能なコネクタ71、72、73と、前記出力ポート54a、54b、54cのうち1つのポートを手動で選択可能な選択スイッチ74、75、76と、選択されたハンドピース及びハンドスイッチを表音で報知するスピーカ77と、前記リモートスイッチ57のリモートスイッチプラグ57aが着脱自在に接続可能なリモートスイッチコネクタ78(図5参照)とが設けられている。
本実施例では、前記外付けハンドスイッチ55またはリモートスイッチ57の操作信号に基づき、前記拡張ユニット53に設けた選択手段で選択した前記拡張ユニット53の出力ポート54a、54b、54cに対して、前記装置本体52に設けた駆動手段からの駆動信号の出力(オンオフ)を選択的に切り換える出力切換手段を設けるように構成している。
次に、図5を用いて実施例2の超音波手術システムの回路構成を説明する。
前記装置本体52の回路構成は、図3で説明した装置本体2と同様な構成かつ機能を有し、駆動回路81と、SW検知回路82と、表示パネル83及び制御回路84とから主に構成される。
前記拡張ユニット53の回路構成は、前記拡張ユニット53の出力ポート54a、54b、54cを切り換えて信号線をつなぐリレー85と、前記内蔵型ハンドスイッチ20、外付けハンドスイッチ55またはリモートスイッチ57の操作信号に基づき、前記リレー85を制御する制御回路86とで主に構成される。
前記制御回路86は、図示しないがラッチまたはメモリを有し、出力ポートが一旦選択された場合には、再度選択されるまで、その選択された出力ポートを記憶しているようになっている。
尚、図中では、前記拡張ユニット53に前記シザース型ハンドピース3Aと、内蔵型ハンドスイッチ20を有した前記シザース型ハンドピース3Bと、外付けハンドスイッチ55と、リモートスイッチ57とが接続されている。
これら内蔵型ハンドスイッチ20、外付けハンドスイッチ55、リモートスイッチ57は、押下操作されることにより前記出力ポート54a、54b、54cの内何れかの出力ポートを選択できるようになっていて、これらの押下操作による操作信号が前記拡張コネクタ53の前記制御回路86に入力されると、この制御回路86が前記リレー85を制御して、選択された出力ポートに切り換えると共に、装置本体52のSW検知回路82に伝達されるようになっている。
また、これら内蔵型ハンドスイッチ20または、外付けハンドスイッチ55等のハンドスイッチは、選択したハンドピースのみを使用可能とし、同じスイッチが出力オンオフの機能と選択の機能との2つの機能を持つことになり、煩雑である。そこで、ハンドスイッチのA及びBスイッチを同時に押下操作することで、出力ポートを選択する信号として、別々に押された場合は、駆動信号の出力(オンオフ)を行う操作信号となるように構成する。更に具体的には、前記内蔵型ハンドスイッチ20または、外付けハンドスイッチ55のA及びBスイッチを同時に押下操作することで、出力ポート54a、54b、54cのどれかを選択する信号として認識され、別々に押された場合はそれが既に選択されている出力ポートに対応したスイッチであれば、駆動信号の出力(オンオフ)を行う操作信号として伝達するように構成している。
そして、出力ポート54a、54b、54cのどれかが選択された場合には、制御回路86の制御にてどの出力ポートが選択されたのかを表示パネル8にて表示するが、その表示パネルを術者が見辛い位置にいる場合に、実際にどの出力ポートが選択されたのかを確認する手段として、音の種類又は音声によって、例えば出力ポート54aが選択されたら1度の発音、出力ポート45bが選択されたら2度の発音、などの音を制御回路86で生成してスピーカ77を駆動し、表音するようになっている。
このように構成した超音波手術システム50を前記実施例1と同様に例えば、内蔵型ハンドスイッチ20を有した前記シザース型ハンドピース3Bの処置部13bを生体組織の処置対象部位に当接させた状態で、超音波処置を施す。
そして、内蔵型ハンドスイッチ20、外付けハンドスイッチ55またはリモートスイッチ57のスイッチを押下操作して出力ポートを選択する。
ここで、図6を用いて、内蔵型ハンドスイッチ20または外付けハンドスイッチ55による出力ポートの選択処理を説明する。
例えば、内蔵型ハンドスイッチ20のスイッチA(SW−A)及びスイッチB(SW−B)を同時に押下操作すると、その信号が拡張ユニット53の制御回路86へ入力され、スイッチA(SW−A)及びスイッチB(SW−B)を同時に押したことを検知(ステップS1)し、出力ポート54aを選択する選択制御を行う(ステップS2)。
この選択制御では、出力ポート54aを選択する信号として装置本体52のSW検知回路82に伝達すると共に、前記リレー85を制御して選択された出力ポート54aに対応して切り換える。
そして、装置本体52の制御回路34の制御によって前記表示パネル83に現在使用されているシザース型ハンドピース3B及び内蔵型ハンドスイッチ20を表示すると共に、前記拡張ユニット53の制御回路86の制御によって前記スピーカ77の表音により選択された出力ポート54aを報知する(ステップS3)。
また、上記ハンドスイッチのスイッチA(SW−A)及びスイッチB(SW−B)を同時に押下操作することなく、拡張ユニット53に設けられたフロントパネル71の選択スイッチ(選択SW)74を押下操作すると、その信号が拡張ユニット53の制御回路86へ入力され、選択スイッチ(選択SW)74の押下操作を検知し(ステップS4)、以下同様に出力ポート54aの選択制御(ステップS2)を行い、選択した出力ポート54aの報知(ステップS3)が行われる。
更に、リモートスイッチ(リモートSW)57の出力ポート54aに対応する選択スイッチを押下操作すると、上記拡張ユニット53の選択スイッチ74と同様に、選択スイッチの押下操作を検知し(ステップS5)、以下同様に出力ポートの選択制御(ステップS2)、選択した出力ポートの報知(ステップS3)が行われる。
一方、内蔵型ハンドスイッチ20のスイッチA(SW−A)またはスイッチB(SW−B)を個別に押下操作すると、その信号が拡張ユニット53の制御回路86へ入力され、スイッチA(SW−A)またはスイッチB(SW−B)を個別に押したことを検知し(ステップS6またはステップS7)、この押されたスイッチA(SW−A)またはスイッチB(SW−B)が既に選択されている出力ポート54aに対応したスイッチであれば(ステップS8)、この押されたスイッチA(SW−A)またはスイッチB(SW−B)の信号を装置本体52に伝達する(ステップS9)。
そして、出力ポート54aが選択されると、前記装置本体52に設けられた駆動回路81からの駆動信号が選択された出力ポート54aを介してシザース型ハンドピース3Bに伝達され、超音波処置を行うことができる。
この結果、手術を行っている術者が使用したいハンドピースを選択することで、操作性が向上して手術に集中できる。また、内蔵型ハンドスイッチ20の操作によってハンドピースを選択する場合に、ハンドスイッチ線を増やすことなく、出力をオンオフする機能と、出力ポートを選択する機能との2つを分けることができるので、操作性が良い。更に、出力ポートの切換え結果を装置本体52の表示パネル63で見ることができない位置にいても、表音にて実際にどの出力ポートが選択されたのかを確認することができるため操作性が向上する。
ところで、このような超音波手術システムに用いられるハンドスイッチは、図7に示すような内部配線となっている。
図7(a)に示すハンドスイッチ101は、出力オン、出力オフ用として、スイッチAとスイッチBとで構成されている。
一方、このハンドスイッチ101に対して、図7(b)に示すハンドスイッチ102は、スイッチA及びスイッチBの2つの出力スイッチに加えて、セレクト用のスイッチSが追加されているタイプであり、スイッチSを押すとスイッチA及びスイッチBを同時にオンするように構成されている。これにより、スイッチA及びスイッチBの同時押しで出力ポートの選択スイッチとして機能するようになっている。
また、これらのハンドスイッチ101、102は、同じ1つのハンドスイッチで出力オンオフの機能と選択の機能との2つの機能を持つため、ハンドピースによっては、出力オン、出力オフを内蔵型ハンドスイッチ20で行い、出力ポートの選択だけはフットスイッチ等別のスイッチで行いたい場合がある。そのため、図7(c)に示すように、セレクト用スイッチSのみ設けたハンドスイッチ103を用いると有効である。
尚、本発明の超音波手術システムは、上記した実施例にのみ限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変形実施可能である。
[付記]
(付記項1) 本体部と、複数のハンドピースを接続自在に前記本体部に設けたハンドピース接続部と、このハンドピース接続部に接続されたハンドピースに対して駆動信号を供給するよう前記本体部に設けた駆動手段と、を備えた超音波手術システムにおいて、
前記本体部に設けた前記駆動手段を遠隔的に操作自在な遠隔操作手段と、
前記遠隔操作手段の操作信号に基づき、前記ハンドピース接続部に対して前記駆動信号の出力を切り換える出力切換手段と、
を具備したことを特徴とする超音波手術システム。
(付記項2) ハンドピースに対して駆動信号を供給する駆動信号出力手段を備えた駆動信号発生装置と、
前記駆動信号発生装置の駆動信号出力部に対し着脱自在に接続され、前記駆動信号出力手段から発生された駆動信号を複数の出力端に選択的に出力する選択手段を備えた拡張ユニットと、
前記駆動信号発生装置に設けた駆動信号出力手段を前記拡張ユニットを介して遠隔的に操作可能な遠隔操作手段と、
前記遠隔操作手段の操作信号に基づき、前記拡張ユニットに入力した駆動信号を前記複数の出力端に対して選択的に切り替える切替手段と
を具備したことを特徴とする超音波手術システム。
(付記項3) 前記ハンドピース接続部は、前記装置本体に設けられていることを特徴とする付記項1に記載の超音波手術システム。
(付記項4) 前記遠隔操作手段は、前記ハンドピースに着脱自在に取り付け可能なハンドスイッチであることを特徴とする付記項1または2に記載の超音波手術システム。
(付記項5) 前記遠隔操作手段は、前記ハンドピースに内蔵され、前記ハンドピースの外周部に露出したハンドスイッチであることを特徴とする付記項1または2に記載の超音波手術システム。
(付記項6) 前記遠隔操作手段は、前記装置本体または前記拡張ユニットに着脱自在に接続可能なハンドスイッチであることを特徴とする付記項1または2に記載の超音波手術システム。
(付記項7) 前記拡張ユニットに設けられた前記選択手段による選択動作の際に、表音によって選択されたポートを報知する報知手段を設けたことを特徴とする付記項2に記載の超音波手術システム。
本発明の実施例1に係る超音波手術システムの概略構成を示す説明図 図1のシザース型ハンドピースと選択的に使用される内蔵型ハンドスイッチを有するハンドピースを示す外観図 図1の回路ブロック図 本発明の実施例2に係る超音波手術システムの概略構成を示す説明図 図4の回路ブロック図 図2の拡張ユニットのコネクタ選択処理動作を示すフローチャート ハンドスイッチの内部配線を示す説明図
符号の説明
51 …超音波手術システム
52 …装置本体
53 …拡張ユニット
54a …出力ポート
54b …出力ポート
54c …出力ポート
3A、3C、3D …ハンドピース
57 …リモートスイッチ
81 …駆動回路
82 …SW検知回路(スイッチ検知回路)
84 …制御回路

代理人 弁理士 伊藤 進

Claims (2)

  1. 超音波振動子を内蔵し、この超音波振動子の超音波振動を利用して生体組織を処置する処置部を有する複数のハンドピースと、装置本体に設けられ、前記超音波振動子を駆動する駆動手段とを備えた超音波手術システムにおいて、
    前記複数のハンドピースの内、使用するハンドピースを選択するリモートスイッチと、
    前記リモートスイッチのコネクタを接続するコネクタ部を有する拡張ユニットとを備え、
    前記拡張ユニットは、前記複数のハンドピースのコネクタを接続する複数のコネクタ部と、
    前記リモートスイッチの操作信号に基づいて前記複数のハンドピースの内、選択された一つのハンドピースに接続を切り換える切り換え手段と、
    前記リモートスイッチによって選択したハンドピースと前記駆動手段とを接続する接続手段と、
    を具備したことを特徴とする超音波手術システム。
  2. 前記リモートスイッチによる操作信号を検知する操作スイッチ検知手段を、前記装置本体に設けたことを特徴とする請求項1に記載の超音波手術システム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN109171890A (zh) * 2018-09-19 2019-01-11 天津万和医疗器械有限公司 一种带多功能一体化的手术平台

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