JP2004223209A - サンダル及び粘着性シート - Google Patents
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Abstract
【解決手段】サンダル台の上面に一定以上の押圧力が加えられるとその面が滑り難くなる機能を有する粘着シートを取り付けた。
【選択図】 図1
Description
【発明が属する技術分野】
本発明は、サンダル台に一定以上の力か加えられるとその面に滑り止めの機能が生じるサンダル及び滑り止めの機能を生じさせるシートに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
サンダルはサンダル台とアーチ形のバンドとから成り、サンダル台とバンドとの間に足を挿し入れることにより履くようになっている極めて簡易な履き物である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
サンダルは構造が簡単であり、しかも材質やデザインを靴と同じように様々に選択することが出来ることから、日用品として用いられるだけでなく、ファッション性のある履き物としても広く用いられている。
ところがこのサンダルは、上記したようにサンダル台とバンドとの間に足を挿し入れることにより履くものであるから、これを履いたときは足はサンダルに固定されず、云わば足はサンダル台に乗っていてバンドによりサンダル台との前後左右の方向へのずれを規制されているに過ぎない状態となるものである。
ここでサンダルを履いて歩くときの、足とサンダル台との関係について記す。
先ず、足の踵が上げられ、その爪先が未だ残っている間はサンダル台はそのまゝ地面に接地した状態に保たれる。続いで爪先も上げられるとサンダル台は踵の部分が跳ね上がって足の裏に当たり、その足が上げられている間中サンダル台はバンドにより足の甲に吊り下げられた状態となる。
次に、足が降ろされると、サンダル台が地面に接地し、その上に足が乗ることゝなる。
足に対してサンダル台はバンドによって吊り下げられていて、その位置はバンドにより規制されているに過ぎないので、足がサンダル台に乗る位置は必ずしも規定されていない。しかもサンダル台は踵の部分が高くなっていて、前方へ向かって下傾していることゝ体の進行方向がサンダル台の向きに正確には一致しないことからこれに乗ると同時に前方への滑り傾向が生じる。
このようなことからサンダルを履いては跳んだり走ったりすること難しく、また長距離の歩行には適さず、疲れやすいと云う問題がある。
殊に、ヒールの高いサンダルでは足がぐらつい転倒する可能性があり、捻挫をする危険さえあった。
このような不具合を解消する方策として従来はサンダル台の上面の静摩擦力を大きくすることにより足が滑らなくしたサンダルが試みられた。
ところがサンダルはバンドの間へ足を滑り込ませて挿し込むことにより履くものであるから上面の滑らないサンダルでは履いたり脱いたりする操作に抵抗が生じる、と云う問題があった。
本発明は、着脱には何らの支障がなく、歩くときには滑らない安全なサンダルを提供することを目的としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明に係るサンダルは、サンダル台の上面に一定以上の押圧力が加えられるとその面が滑り難くなるように構成したことを特徴としている。
【0005】
【発明の実施の形態】
本発明に係るサンダルは、不使用時には(殆ど押圧力が加えられない状態のときは)表面の粘着力、換言すれば静摩擦力が極めて小さく、一定以上の押圧力が加えられるとその面が押圧物の押圧面(足裏)の凹凸形状に合致した形状に変形して密着し、押圧面に対して粘着力が発揮されて滑りを抑制する効果を有するゲル状の粘着性シートをサンダル台の上面に取り付けるとにより、サンダルを履いて立つと、足裏に対する滑り止めの機能が発揮されるように構成してある。
【0006】
【実施例】
以下、本発明に係るサンダルの一実施例を図面に基づいて具体的に説明する。
図1はヒールの高いサンダルを示すもので、サンダル台1とバンド2とから成り、サンダル台1の上面は合成皮革や合成樹脂製シートが張られており、踵の部分にはヒール3が取り付けられていて、その分だけサンダル台1の踵の部分が高くなり、土踏まずの部分と踵の部分の傾斜角度が大きくなっている。
サンダル台1の上面には適度な柔軟性と僅かな粘着性を有するゲル状の粘着性シート4が取り付けられている。
この粘着性シート4は手で触れた程度では殆ど粘着力を感じず、サンダル台1の上面に圧接するとサンダルを履いたり脱いたりすることによっては剥離せず、しかも手で引き剥がすことが出来る程度の粘着力を有するもであり、厚さが1〜3mm程度で足を乗せられると足の裏の凹凸形状に合致して変形する柔軟性を有し、足による押圧力が除かれると原形に復帰するもの、例えば「コスモゲル」(商品名)である。
ところで図ではゲル状の粘着性シート4は踵の部分にだけ取り付けた一例を示してある。
これは図に示すヒールの高いサンダルでは土踏まずの部分には殆んど体重が掛からないので、この部分に粘着性シート4を取り付けても殆んどその効果が発揮されないためであって、踵の低いサンダルでは土踏まずの部分にも体重が掛かるので、この部分に粘着性シート4を取り付けるのがよい。
【0007】
【発明の効果】
以上説明したように本発明のサンダルは、少なくとも土踏まずの部分から後位に、体重により一定以上の押圧力が加えられると足裏のその部位と密着状態になり、その面の粘着力が増大して足の滑りを抑制する効果を有するゲル状の粘着シートを取り付けたもので、上げた足を降ろして体重が掛けられると粘着性シートのその部分が足の裏の凹凸形状に合致して変形し、足の裏に密着して、足の滑りが止められる。
その結果、歩行の安全が確保されて、長距離や長時間歩行しても疲れることがなくなる。
更に、ぐらついた転倒したり、或いは捻挫したりする可能性も無くなる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るサンダル一例を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 サンダル台
2 バンド
3 ヒール
4 粘着性シート
Claims (2)
- サンダル台の上面の少なくとも土踏まずの部分から後位に、体重により一定以上の押圧力が加えられると足裏のその部位と密着状態になり、その面の粘着力が増大して足の滑りを抑制する効果を有するゲル状の粘着性シートを取り付けたことを特徴とするサンダル。
- 厚さが1〜3mmで、サンダル台の上面の少なくとも土踏まずの部分から後位に取り付けるものであって、手で触れた程度では殆んど粘着力を感じず、足を乗せられると足の裏の凹凸形状に合致して変形して足裏のその部位と密着状態になり、その面の粘着力が増大して足の滑りを抑制する効果を有するゲル状の粘着性シート。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003050073A JP2004223209A (ja) | 2003-01-22 | 2003-01-22 | サンダル及び粘着性シート |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2003050073A JP2004223209A (ja) | 2003-01-22 | 2003-01-22 | サンダル及び粘着性シート |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004223209A true JP2004223209A (ja) | 2004-08-12 |
Family
ID=32905633
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003050073A Pending JP2004223209A (ja) | 2003-01-22 | 2003-01-22 | サンダル及び粘着性シート |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2004223209A (ja) |
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2003
- 2003-01-22 JP JP2003050073A patent/JP2004223209A/ja active Pending
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