JP2004222935A - ソフトビニル製大型可動人形の骨格構造および該骨格構造を有するソフトビニル製大型可動人形 - Google Patents

ソフトビニル製大型可動人形の骨格構造および該骨格構造を有するソフトビニル製大型可動人形 Download PDF

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Abstract

【課題】自立が可能で、かつ様々な姿態を一定時間維持できる技術的構造を有すると共に、軽量・コスト安価な大型の人形を提供することである。
【解決手段】足首部1と膝部15と脚付け根部31と、足首部1と膝部15との間に掛け渡される脛用補強連結杆29と、膝部15と脚付け根部31との間に掛け渡される太腿用補強連結杆42からなる左右の脚部骨格Aと、該左右の脚部骨格Aに連結される腰部骨格Bと、該腰部骨格Bに連結される胴部骨格Cと、該胴部骨格Cと連結される左右の腕部骨格Dと、首部骨格Eとで構成されている人形骨格群と、夫々の骨格外周に備えられる左右の脚部外皮Fと、腰部外皮Gと、胴部外皮Hと、腕部外皮Jと、頭部外皮Kとで構成されているソフトビニル製の人形外皮群で構成されている。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、腕や脚などの身体の各関節箇所にて屈曲作動できる大型の可動人形用の骨格構造と、その骨格構造を有する大型の可動人形に関する。
本明細書において、「脚部」とは、足部の爪先から上脚の太腿付け根位置あたりまでをいい、「足部」とは、爪先から踝あたりまでをいい、「下脚」とは、その踝あたりから膝下あたりまでをいい、「上脚」とは、膝上あたりから太腿の付け根位置あたりまでをいい、「腰部」とは、その太腿付け根位置あたりから腰のラインあたりまでをいい、「胴部」とは、その腰のラインあたりから首部あたりまで、かつ左右の腕部付け根位置あたりまでをいい、「上腕」とは、その腕部付け根位置から肘上あたりまでをいい、「下腕」とは、肘下あたりから手首あたりまでをいい、「手部」とは、その手首あたりから指先までをいうものとする。また、本明細書において「大型」とは、例えば全高60cm程度以上の人形をいうが、特に限定はされず、一般的な30cm程度の人形よりも大きい人形の全てをいう。
【0002】
【従来技術】
腕・脚・腰・頭など身体の多数の関節箇所にて夫々可動可能に連結されている人形(フィギュアともいう)が知られている。
特に、全高30cm前後の小型の人形が需要者に好まれ、多数市場へ提供されているが、昨今、全高が大体50〜60cm以上の大型の人形に対する需要者要求が高まっている。
このような大型の人形として、現在、例えば次の構成からなるものが知られている。
▲1▼「第一の従来技術」
図13に示すように、手100や脚200などの関節部分101,201が球体になっていて、夫々の関節同士をゴム紐300で引っ張って連結している、いわゆるビスクドールと呼ばれる白磁器製・粘土製(焼成・非焼成)の人形が知られている(例えば、非特許文献1参照。)。
▲2▼「第二の従来技術」
いわゆるマネキン人形といわれる等身大の人形にも、昨今は関節部分で可動可能に構成されているものが提供されている。例えばその一例を挙げると、手・足・頭部などの各部品の材質はFRP製で、夫々は内部に通した針金などで連結されている人形が知られている。
【0003】
【非特許文献1】
“Dollhouse Noah’s gallery、How to Make Noah’s Doll(ノア・ドールのつくりかた)、はじめに 球体関節人形とは Fig01”、[online]、[平成15年1月8日検索]、インターネット、
<URL:http://www2d.biglobe.ne.jp/ ̄dhnoah/index_j.htm>
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
▲1▼「第一の従来技術の問題点」
図13に示す人形(ビスクドール)の場合、上述のような人形構造であるため、人形自身でその全体を支える構造はなく人形自身で立つことはできなかった。そのため、面白みに欠け、様々な動きのある姿態を人形そのものの構造により求める傾向のある需要者ニーズに十分対応しえていなかった。
また、上述した手足などの連結構造により、夫々がぶらついているものであるため、小型の人形(フィギュア)のように各屈曲させた状態を一定状態のまま保持させておくことはできなかった。そのため面白みに欠け、人間的な動きを人形に求める傾向のある需要者ニーズに十分対応しえていなかった。
また、全体重量がかなりあり、重いばかりか、落とした際に欠け易いという問題もあった。また、この種の人形は、量産性も無い。
▲2▼「第二の従来技術の問題点」
この人形の場合、所望関節箇所の内部針金を屈曲させることで、一定状態のまま保持させる機能は有している。
しかし、この人形にあっても内部の骨格構造で人形全体を支える構造ではなく、その人形本体そのもので支えるものであるため、材質的にも全体重量がかなりあり、重いばかりか、落とした際に欠け易いという第一従来技術と同様の問題点を有している。
また、量産ができないためコスト高となり、価格的にも安価なものを求める需要者の要求と反する結果となる。
さらに、この種の人形は、元々が衣服などの展示のために使用されるものであり、需要者が様々なポーズをその都度取らせて楽しむという主旨の下で製作されているものではないため、頻繁に各箇所で屈曲作動を繰り返すと、その部分の針金が折損してしまうこともある。
本発明は、従来技術の有するこのような問題点に鑑みなされたものであり、その目的とするところは、上半身から下半身まで連続した一連の骨格群を有し、所望箇所で屈曲動作ができると共に、自立が可能で、かつ様々な姿態を一定時間維持できる技術的構造を有すると共に、軽量・コスト安価な大型の人形を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記課題を達成するために本発明がなした技術的手段は、少なくとも左右の脚部骨格と、該左右の脚部骨格に連結される腰部骨格と、該腰部骨格に連結される胴部骨格と、該胴部骨格と連結される左右の腕部骨格で一連の人形骨格群を構成し、
左右の脚部骨格は、足部外皮の開口縁が嵌着される足部外皮嵌着部と、下脚外皮の下端開口縁が嵌着される下脚外皮下端嵌着部とを有し、該両者の連結部にて回動可能な構造を有する足首部と、
下脚外皮の上端開口縁が嵌着される下脚外皮上端嵌着部と、上脚外皮の下端開口縁が嵌着される上脚外皮下端嵌着部とを有し、両者の連結部にて回動可能な構造を有する膝部と、
上記足首部の下脚外皮下端嵌着部と膝部の下脚外皮上端嵌着部との間にわたって嵌脱自在に掛け渡される脛用補強連結杆と、
上脚外皮の上端開口縁が嵌着される上脚外皮上端嵌着部と、腰部骨格の脚付け根部側連結部を連結する腰部骨格連結部とを有する脚付け根部と、
該脚付け根部の上脚外皮上端嵌着部と膝部の上脚外皮下端嵌着部との間にわたって嵌脱自在に掛け渡される太腿用補強連結杆とで構成され、
腰部骨格は、少なくとも、左右の脚付け根部の腰部骨格連結部と回動可能に連結する脚付け根部側連結部と、胴部骨格の下端側と連結する胴部下端骨格連結部とを備えて構成され、
胴部骨格は、少なくとも、腰部骨格の上端側と連結する腰部骨格連結部と、左右の腕部骨格と夫々連結する腕部骨格連結部とを備えて構成され、
左右の腕部骨格は、少なくとも、前記胴部骨格の腕部骨格連結部と連結される胴部上端骨格連結部と、上腕外皮の上端開口縁が嵌着される上腕外皮上端嵌着部とを備えてなる肩部と、
上腕外皮の下端開口縁が嵌着される上腕外皮下端嵌着部と、下腕外皮の上端開口縁が嵌着される下腕外皮上端嵌着部とを有し、両者の連結部にて回動可能な構造を有する肘部と、
下腕外皮の下端開口縁が嵌着される下腕外皮下端嵌着部と、手部外皮の開口縁が嵌着される手部外皮嵌着部とを有し、両者の連結部にて回動可能な構造を有する手首部とを備えて構成されているソフトビニル製大型可動人形の骨格構造とした。
【0006】
上記足首部の足部外皮嵌着部には、足部外皮の開口縁が嵌着される嵌合凹部が備えられ、下脚外皮下端嵌着部には、下脚外皮の下端開口縁が嵌着される嵌合凹部が備えられ、膝部の下脚外皮上端嵌着部には、下脚外皮の上端開口縁が嵌着される嵌合凹部が備えられ、上脚外皮下端嵌着部には、上脚外皮の下端開口縁が嵌着される嵌合凹部が備えられ、脚付け根部の上脚外皮上端嵌着部には、上脚外皮の上端開口縁が嵌着される嵌合凹部が備えられ、肩部の上腕外皮上端嵌着部には、上腕外皮の上端開口縁が嵌着される嵌合凹部が備えられ、肘部の上腕外皮下端嵌着部には、上腕外皮の下端開口縁が嵌着される嵌合凹部が備えられ、下腕外皮上端嵌着部には、下腕外皮の上端開口縁が嵌着される嵌合凹部が備えられ、手首部の下腕外皮下端嵌着部には、下腕外皮の下端開口縁が嵌着される嵌合凹部が備えられ、手部外皮嵌着部には、手部外皮の開口縁が嵌着される嵌合凹部が備えられている骨格構造とすることもできる。
また、上記足首部は、足部外皮嵌着部の底面に、足部外皮の指先方向へと延びる足底部を一体的に備えるものとしてもよい。
上記脛用補強連結杆は、所望長さの棒状で、その下端側を足首部の下脚外皮下端嵌着部の嵌合穴に差込嵌着させると共に、その上端側を膝部の下脚外皮上端嵌着部の嵌合穴に差込嵌着させて嵌脱自在に掛け渡され、太腿用補強連結杆は、所望長さの棒状で、その上端側を脚付け根部の上脚外皮上端嵌着部の嵌合穴に差込嵌着させると共に、その下側を膝部の上脚外皮下端嵌着部の嵌合穴に差込嵌着させて嵌脱自在に掛け渡される骨格構造とすることもできる。
上記肩部の上腕外皮上端嵌着部と肘部の上腕外皮下端嵌着部との間にわたって、所望長さの上腕用補強連結杆が嵌脱自在に掛け渡され、肘部と手首部との間にわたって、所望長さの下腕用補強連結杆が嵌脱自在に掛け渡されている骨格構造としてもよい。
上記骨格構造には、胴部骨格の腰部骨格連結部と対峙する側に首部骨格を着脱可能に備え、該首部骨格は、首部外皮の開口が挿着される首部外皮挿着部と、頭部外皮の開口縁が嵌着される頭部外皮嵌着部とで構成され、この頭部外皮嵌着部は、首部外皮挿着部上端に位置すると共に、上下方向に揺動自在に備えられ、かつ常時首部外皮挿着部上端方向に引っ張り力が作用する構成としてもよい。
【0007】
そして、左右の脚部骨格と、該左右の脚部骨格に連結される腰部骨格と、該腰部骨格に連結される胴部骨格と、該胴部骨格と連結される左右の腕部骨格と、該胴部骨格の腰部骨格連結部と対峙する側に着脱可能に備えられる首部骨格とで構成される一連の人形骨格群と、上記夫々の骨格外周に備えられる脚部外皮と、腰部外皮と、胴部外皮と、腕部外皮と、頭部外皮とで構成されるソフトビニル製の人形外皮群とで構成され、左右の脚部骨格は、足部外皮の開口縁が嵌着される足部外皮嵌着部と、下脚外皮の下端開口縁が嵌着される下脚外皮下端嵌着部とを有し、該両者の連結部にて回動可能な構造を有する足首部と、下脚外皮の上端開口縁が嵌着される下脚外皮上端嵌着部と、上脚外皮の下端開口縁が嵌着される上脚外皮下端嵌着部とを有し、両者の連結部にて回動可能な構造を有する膝部と、該足首部の下脚外皮下端嵌着部と膝部の下脚外皮上端嵌着部との間にわたって嵌脱自在に掛け渡される脛用補強連結杆と、上脚外皮の上端開口縁が嵌着される上脚外皮上端嵌着部と、腰部骨格の脚付け根部側連結部を連結する腰部骨格連結部とを有する脚付け根部と、該脚付け根部の上脚外皮上端嵌着部と膝部の上脚外皮下端嵌着部との間にわたって嵌脱自在に掛け渡される太腿用補強連結杆とで構成され、腰部骨格は、少なくとも、左右の脚付け根部の腰部骨格連結部と回動可能に連結する脚付け根部側連結部と、胴部骨格の下端側と連結する胴部下端骨格連結部とを備えて構成され、胴部骨格は、少なくとも、腰部骨格の上端側と連結する腰部骨格連結部と、左右の腕部骨格と夫々連結する腕部骨格連結部とを備えて構成され、左右の腕部骨格は、少なくとも、前記胴部骨格の腕部骨格連結部と連結される胴部上端骨格連結部と、上腕外皮の上端開口縁が嵌着される上腕外皮上端嵌着部とを備えてなる肩部と、上腕外皮の下端開口縁が嵌着される上腕外皮下端嵌着部と、下腕外皮の上端開口縁が嵌着される下腕外皮上端嵌着部とを有し、両者の連結部にて回動可能な構造を有する肘部と、下腕外皮の下端開口縁が嵌着される下腕外皮下端嵌着部と、手部外皮の開口縁が嵌着される手部外皮嵌着部とを有し、両者の連結部にて回動可能な構造を有する手首部とを備えて構成され、首部骨格は、首部外皮の開口が挿着される首部外皮挿着部と、頭部外皮の開口縁が嵌着される頭部外皮嵌着部とで構成されて、胴部骨格の腰部骨格連結部と対峙する側に着脱可能に備えられ、この頭部外皮嵌着部は、首部外皮挿着部上端に位置すると共に、上下方向に揺動自在に備えられ、かつ常時首部外皮挿着部上端方向に引っ張り力が作用する構成とされ、左右の脚部外皮は、足部外皮と下脚外皮と上脚外皮からなり、足部外皮は、上記足首部の足部外皮嵌着部に嵌着される開口縁を、上端に設けた開口の径方向内方に突設した全体中空の足形状に形成され、下脚外皮は、上記足首部の下脚外皮下端嵌着部に嵌着される開口縁を、下端に設けた開口の径方向内方に突設すると共に、上記膝部の下脚外皮上端嵌着部に嵌着される開口縁を、上端に設けた開口の径方向内方に突設してなる全体中空筒状に形成され、足首部の下脚外皮下端嵌着部と膝部の下脚外皮上端嵌着部とにわたって掛け渡される脛用補強連結杆を内装し、上脚外皮は、上記膝部の上脚外皮下端嵌着部に嵌着される開口縁を、下端に設けた開口の径方向内方に突設すると共に、上記脚付け根部の上脚外皮上端嵌着部に嵌着される開口縁を、上端に設けた開口の径方向内方に突設してなる全体中空筒状に形成され、膝部の上脚外皮下端嵌着部と脚付け根部の上脚外皮上端嵌着部とにわたって掛け渡される太腿用補強連結杆を内装し、腰部外皮は、腰部骨格を内装する空間を有すると共に、上端に胴部外皮下端を挿入する開口を有し、かつ股間位置には、左右の脚付け根部を連結する連結空間を有する全体中空の腰部形状に形成され、胴部外皮は、胴部骨格を内装する空間を有すると共に、上端に首部骨格の首部外皮挿着部を挿入する開口を有し、かつ両肩位置には左右の腕部骨格を連結する連結空間を有する全体中空の胴部形状に形成され、左右の腕部外皮は、該左右の腕部骨格を被覆して備えられる上腕外皮,下腕外皮及び手部外皮とからなり、上腕外皮は、上記肩部の上腕外皮上端嵌着部に嵌着される開口縁を、上端に設けた開口の径方向内方に突設すると共に、上記肘部の上腕外皮下端嵌着部に嵌着される開口縁を、下端に設けた開口の径方向に突設してなる全体中空筒状に形成され、下腕外皮は、上記肘部の下腕外皮上端嵌着部に嵌着される開口縁を、上端に設けた開口の径方向内方に突設すると共に、上記手首部の下腕外皮下端嵌着部に嵌着される開口縁を、下端に設けた開口の径方向に突設してなる全体中空状に形成され、手部外皮は、上記手首部の手部外皮嵌着部に嵌着される開口縁を備えた全体中空の手形状に形成され、頭部外皮は、首部骨格の頭部外皮嵌着部に嵌着する開口縁を備えた全体頭部形状に形成されているソフトビニル製大型可動人形とする。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態を図に基づいて説明する。
図は、本発明の一実施形態を示すものであって、特に限定されるものではなく本発明の範囲内において適宜構成が追加・変更されることがある。また、本実施形態では、人間を模写した人形を代表例として説明するが、ロボットタイプ、怪獣タイプなどの種々の外観形状を有する人形に適用される。
図面は、本発明ソフトビニル製大型可動人形の骨格構造と該骨格構造を有するソフトビニル製大型可動人形の一実施形態を示す。
本実施形態のソフトビニル製大型可動人形は、複数の骨格の集合からなる人形骨格群と、これら各骨格外周に備えられる人形外皮群にて構成されている。
【0009】
人形骨格群は、左右の脚部骨格Aと、該左右の脚部骨格Aに連結される腰部骨格Bと、該腰部骨格Bに連結される胴部骨格Cと、該胴部骨格Cと連結される左右の腕部骨格Dおよび首部骨格Eとで構成され、左右の脚部骨格Aから左右の腕部骨格Dおよび首部骨格Eまでが一体に連結されている一連の骨格群である。なお、各骨格A乃至Eの材質は、ABS樹脂、その他の樹脂、若しくは金属製など任意に選択される。
【0010】
左右の脚部骨格Aは、足首部1と、膝部15と、これら足首部1と膝部15との間に備えられる脛用補強連結杆29と、脚付け根部31と、この脚付け根部31と上記膝部15との間に備えられる太腿用補強連結杆42とで構成されている。
足首部1は、図3(a)(b)に示すように、足部外皮F1の開口縁98が嵌着される足部外皮嵌着部2と、下脚外皮F2の下端開口縁100が嵌着される下脚外皮下端嵌着部7とを有すると共に、該両者2,7の連結部にて回動可能な構造を有し、さらに足部外皮嵌着部2の底面には、足部外皮F1内に内装されると共に、その足部外皮F1内の指先方向へと延びる足底部129を一体的に備えて構成されている。
図3(a)(b)に示す本実施形態に基づいて具体的に説明すると、足部外皮嵌着部2は、足部外皮F1内に嵌入される円筒状の嵌入部3と、該嵌入部3上に周方向に連続して設けられる凹溝4を介して一体的に設けられるドーム状の連結部5で構成されており、該連結部5上端から内方に向けて連結用切欠き溝6が形成されている。
なお、この足部外皮嵌着部2の凹溝4は、足部外皮F1の開口縁98が嵌着される嵌合凹部として作用する。
一方、下脚外皮下端嵌着部7は、下脚外皮F2内に挿入される一端を開口した中空円筒状の連結筒部8と、該筒部8の他端に備えられている連結片9で構成されている。この筒部8には、一端開口10を介して後述する脛用補強連結杆29を嵌合する嵌合穴11が備えられている。
そして、下脚外皮下端嵌着部7の連結片9を、上記足部外皮嵌着部2の連結用切欠き溝6内に嵌入すると共に、ネジ12を介して両嵌着部2,7が回動可能に連結されて一体化されている。
下脚外皮下端嵌着部7の連結筒部8の連結片側端部には、径方向に突出する周方向鍔部13が形成されており、この鍔部13と足部外皮嵌着部2の連結部5との間に形成される周方向凹部14が、下脚外皮F2の下端開口縁100が嵌着される嵌合凹部として作用する。
足底部129は、例えば金属若しくは樹脂などの所望な材料をもって平板状に形成され、足部外皮嵌着部2の底面にネジ130などを介して一体的に備えられる。このように足底部129を備えることで足部外皮F1の強度が強くなる。すなわち、例えば足首部1の連結部分で下脚外皮下端嵌着部7側を前方(図3(a)で矢印x方向)へ回動作動させた場合でも、足底部129が人形全体の重量を支えると共に足部形状を保持するため、足部外皮が折れて人形全体が倒れてしまうという虞れもない。
なお、足底部129は、足部外皮嵌着部2の底面に一体的に備えられ、かつ足部外皮F1内に内装される形状(幅・長さ・厚さなど)で、その足部外皮F1内の指先方向へと延びる構成であればよく、特に限定されず本発明の範囲内で設計変更可能である。また、本実施形態ではネジ130が外部から見えないように、足底部129の裏面から足部外皮嵌着部2の底面に向けてネジ130を取り付けているが、ネジ130は、足部外皮の外底面から足部外皮嵌着部2の底面に向けて取り付けるものとしても良い。
【0011】
足部外皮嵌着部2の嵌入部3は、本実施形態のように円筒状に限らず、足部外皮F1の開口縁98よりも大径であれば角筒状など任意である。また、嵌合凹部(凹溝)4は、一本でも複数本でもよく、さらに、その凹部形状・幅・深さなどの諸条件も任意で、足部外皮F1の開口縁98の構成に応じて設計変更可能である。また嵌合凹部(凹溝)4は、嵌入部3の外周に周設するものとしてもよい。上記した下脚外皮F2の下端開口縁100が嵌着される嵌合凹部(周方向凹部)14は、本実施形態の構造に限られるものではなく、連結筒部8の外周に周設するものとしてもよい。また、一本でも複数本でもよく、さらに、その凹部形状・幅・深さなどの諸条件も任意で、下脚外皮F2の下端開口縁100の構成に応じて設計変更可能である。
また、下脚外皮下端嵌着部7の連結筒部8は、角筒状の嵌入部とすることもでき、嵌合穴11も本実施形態では嵌合穴11内で脛用補強連結杆29が周方向に回動可能なように円筒状としているが、非回動としたい場合には角筒状などの所望な周知形状を適宜採用することができる。また、嵌合穴11の穴径・深さなども任意で、脛用補強連結杆29を嵌合し得る程度の構成を有していればよい。
【0012】
また、本実施形態では、図3(c)に示すように、足底部129と足部外皮F1との間に磁石133を備える構成も採用している。
本実施形態では、足底部129のネジ止め位置よりも前方を凹設して磁石配設空間129aを形成し、この空間129aに磁石133を嵌め込み固着している。磁石133は、接着剤などを介して固着されている。なお、磁石配設空間129aと磁石133とが嵌合構造を有しており、その構造により嵌着されるものや、磁石133が磁石配設空間129aに螺合し得る構造を有しているもの等であれば接着剤を使用しなくとも良い。磁石133の形状は特に限定されず任意で、また磁石配設空間129aの形状も磁石133を配設し得る空間を有していれば良く、本発明の範囲内で設計変更可能である。この磁石配設空間129aは、足底部129の裏面に穴状または溝状に設けることができる。
本実施形態では、磁石133の露呈している面と足底部129の底面とが面一となるように構成しているが限定はされず、磁石133の磁力を損なわない程度であれば埋没状に構成してもよく、また、足部外皮の底面が極端に凸状とならなければ足底部129の底面よりも突出して構成されているものであっても良い。磁石133は片足に一つとは限らず、複数個備えることも可能で本発明の範囲内である。
このように、足底部129と足部外皮F1との間に磁石133を配設しているため、外部から磁石133が見えず、人形全体の美観を損ねることもない。
本実施形態によれば、人形の膝部を曲げたり、腰部を曲げたりして需要者が思い思いの姿勢を人形に取らせた場合でも、設置場所(人形を飾る場所)などに鉄板などが配置されていれば、足底に備えた磁石133の磁力により固着されるため、自由なポーズを取らせることができる。
【0013】
膝部15は、図4(a)乃至(c)に示すように、下脚外皮F2の上端開口縁102が嵌着される下脚外皮上端嵌着部16と、上脚外皮F3の下端開口縁104が嵌着される上脚外皮下端嵌着部17とを有し、両者16,17の連結部にて回動可能な構造を有する。
図4(a)乃至(c)に示す本実施形態に基づいて具体的に説明すると、下脚外皮上端嵌着部16および上脚外皮下端嵌着部17は、夫々下脚外皮F2内または上脚外皮F3内に挿入される一端を開口した中空円筒状の連結筒部18と、該筒部18上から断面視反台形状に延設された嵌入部19と、該嵌入部19端縁から段部20を介して立上げ形成される二片の連結片21,21で構成された連結部22とからなる同一形状のものである。
この夫々の嵌入部19端縁と連結部22との間に存する段部20は、周方向に連続して設けられる凹溝23となり、この凹溝23,23は夫々が下脚外皮F2の上端開口縁102または上脚外皮F3の下端開口縁104が嵌着される嵌合凹部として作用する。
上記夫々の嵌入部18,18には、一端開口24,24を介して後述する脛用補強連結杆29または太腿用補強連結杆42を嵌合する嵌合穴25,25が備えられている。
そして、これら下脚外皮上端嵌着部16と上脚外皮下端嵌着部17の夫々の連結部22を構成している二片の連結片21,21間には、膝頭部26の裏面両端に備えられている被連結部27,27が夫々嵌入されると共に、ネジ28を介して両嵌着部16,17が回動可能に連結されて一体化されている。したがって、本実施形態によれば、このように下脚外皮上端嵌着部16と上脚外皮下端嵌着部17の夫々の連結部22が、膝頭部26の裏面に設けられている夫々の被連結部27に夫々連結される構成としたため、下脚外皮上端嵌着部16と上脚外皮下端嵌着部17が夫々自由に回動作動がなし得る。
【0014】
下脚外皮上端嵌着部16および上脚外皮下端嵌着部17の連結筒部18は、本実施形態のように円筒状に限らず角筒状など任意である。また、嵌合凹部(凹溝)23は、一本でも複数本でもよく、さらに、その凹部形状・幅・深さなどの諸条件も任意で、下脚外皮F2の上端開口縁102または上脚外皮F3の下端開口縁104の構成に応じて設計変更可能である。
上記した嵌合凹部(凹溝)23は、本実施形態の構造に限られるものではなく、嵌入部19の外周に周設するものとしてもよい。
また、嵌合穴25は本実施形態では嵌合穴25内で脛用補強連結杆29および太腿補強連結杆42が周方向に夫々回動可能なように円筒状としているが、非回動としたい場合には角筒状などの所望な周知形状を適宜採用することができる。また、嵌合穴25の穴径・深さなども任意で、脛用補強連結杆29および太腿補強連結杆42を嵌合し得る程度の構成を有していればよい。膝頭部26の構造も本実施形態に限られるものではなく、本発明の範囲内で設計変更可能である。
【0015】
脛用補強連結杆29は、図1,図2に示すように、足首部1の下脚外皮下端嵌着部7の嵌合穴11と、膝部15の下脚外皮上端嵌着部16の嵌合穴25に、夫々の端部30が嵌脱自在に嵌合される長尺棒状(本実施形態では断面円形の丸棒状)に形成されており、両端30,30嵌合状態で、足首部1の下脚外皮下端嵌着部7と、膝部15の下脚外皮上端嵌着部16との間で連結状に掛け渡される。この脛用補強連結杆29は、足首部1の下脚外皮下端嵌着部7の嵌合穴11と、膝部15の下脚外皮上端嵌着部16の嵌合穴25に、両端30,30が夫々嵌合されて両嵌着部7,16間にわたって掛け渡される構造であれば特に限定されるものではなく任意である。本実施形態では、所望長さ・所望径の断面円形の丸棒状に形成されているが、その外形・長さ・端部の形状などは任意で適宜設計変更される。また、この脛用補強連結杆29は、中実でも中空(両端開口又は非開口のいずれも含む)であってもよい。
【0016】
脚付け根部31は、図5(a)(b)に示すように、上脚外皮F3の上端開口縁106が嵌着される上脚外皮上端嵌着部32と、腰部骨格Bの脚付け根部側連結部44を連結する腰部骨格連結部37を有する。
図5(a)(b)に示す本実施形態に基づいて具体的に説明すると、上脚外皮上端嵌着部32は、上脚外皮F3内に挿入される一端を開口した中空円筒状の連結筒部33と、該筒部33上から断面視反台形状に延設された嵌入部34で構成されている。
腰部骨格連結部37は、上記嵌入部34端縁から段部35を介して立上げ形成される玉状部36と、該玉状部36の一部に設けた切り欠き36aを介して一端が挿入されると共に、回動可能に連結される腰部骨格連結杆38とで構成されている。
この嵌入部34端縁と腰部骨格連結部37との間に存する段部35は、周方向に連続して設けられる凹溝39となり、この凹溝39は上脚外皮F3の上端開口縁106が嵌着される嵌合凹部として作用する。
上記連結筒部33には、一端開口40を介して後述する太腿用補強連結杆42を嵌合する嵌合穴41が備えられている。
連結筒部33は、本実施形態のように円筒状に限らず、角筒状など任意である。また、嵌合凹部(凹溝)39は、一本でも複数本でもよく、さらに、その凹部形状・幅・深さなどの諸条件も任意で、上脚外皮F3の上端開口縁106の構成に応じて設計変更可能である。
上記した嵌合凹部(凹溝)39は、本実施形態の構造に限られるものではなく、嵌入部34の外周に周設するものとしてもよい。
また、嵌合穴41は本実施形態では嵌合穴41内で太腿用補強連結杆42が周方向に回動可能なように円筒状としているが、非回動としたい場合には角筒状などの所望な周知形状を適宜採用することができる。また、嵌合穴41の穴径・深さなども任意で、太腿用補強連結杆42を嵌合し得る程度の構成を有していればよい。
【0017】
太腿用補強連結杆42は、図1,図2に示すように、脚付け根部31の上脚外皮上端嵌着部32の嵌合穴41と、膝部15の上脚外皮下端嵌着部17の嵌合穴25に、夫々の端部43,43が嵌脱自在に嵌合される長尺棒状(本実施形態では断面円形状の丸棒状)に形成されており、両端43,43嵌合状態で、脚付け根部31の上脚外皮上端嵌着部32と膝部15の上脚外皮下端嵌着部17との間で連結状に掛け渡される。
この太腿用補強連結杆42は、脚付け根部31の上脚外皮上端嵌着部32の嵌合穴41と、膝部15の上脚外皮下端嵌着部17の嵌合穴25に、両端43,43が夫々嵌合されて両嵌着部17,32間にわたって掛け渡される構造であれば特に限定されるものではなく任意である。本実施形態では、所望長さ・所望径の断面円形の丸棒状に形成されているが、その外形・長さ・端部の形状などは任意で適宜設計変更される。また、この太腿用補強連結杆42は、中実でも中空(両端開口又は非開口のいずれも含む)であってもよい。
【0018】
腰部骨格Bは、図6(a)(b)に示すように、少なくとも、左右の脚付け根部31,31の腰部骨格連結部37と回動可能に連結する脚付け根部側連結部44と、胴部骨格Cの下端側と連結する胴部下端骨格連結部46とを備えて構成されている。
図6(a)(b)に示す本実施形態に基づいて具体的に説明すると、腰部外皮Gの腰部骨格内装空間107に固定される本体45と、該本体45から水平方向両側に延びる脚付け根部側連結部44と、該本体45から上方に延びる胴部下端骨格連結部46とで構成されている。この胴部下端骨格連結部46は、一端を開口した中空筒状に形成され、該開口47を介して胴部下端の骨格を嵌合する嵌合穴48を設けている。
そして、脚付け根部側連結部44の中空筒部に上記脚付け根部31の腰部骨格連結部37の腰部骨格連結杆38を嵌入して回動可能に連結すると共に、胴部下端骨格連結部46の嵌合穴48に胴部下端の骨格を嵌合して連結する。
なお、本実施形態の腰部骨格Bは本発明の一実施形態にすぎず限定解釈されるものではない。
【0019】
胴部骨格Cは、図7および図8に示すように、後述する腹部外皮H2内に内装される腹骨格部C1(図8)と胸部外皮H3内に内装される胸骨格部C2(図7)の二部構成からなり、少なくとも、腰部骨格Bの上端側と連結する腰部骨格連結部51と、左右の腕部骨格Dと夫々連結する腕部骨格連結部58とを備えて構成されている。
また、本実施形態では、胴部骨格Cの腰部骨格連結部51と対峙する側、すなわち胸骨格部C2の上端側に首部骨格Eを一体的に連結する首部骨格連結部131を備えている。
図7又は図8の本実施形態に基づいて具体的に説明すると、図8(a)(b)に示す腹骨格部C1は、両端に設けた夫々の第一玉部(図面上で下側)52と第二玉部(図面上で上側)53を、夫々回動可能に嵌め込んだ断面視略U字状の腰部骨格連結部51と胸部骨格連結部56からなり、該腰部骨格連結部51と胸部骨格連結部56の夫々の端部には、第一嵌入杆54と第二嵌入杆55が夫々一体的に立設されている。
また、特に限定されはしないが、本実施形態において、第一玉部52と第二玉部53を嵌め込む夫々の嵌め込み部51a・51aと56a・56aは、各第一玉部52と第二玉部53を嵌め込んだ時に、腰部骨格連結部51および胸部骨格連結部56が所望位置でその状態(例えば、左右いずれかの方向に所望角度をもって傾斜している状態)を維持できるように、各第一玉部52と第二玉部53が夫々緊密に摺接するよう構成するのが好ましい。このとき、嵌め込み部51a・51aと56a・56aは、夫々の曲面の曲率が各第一玉部52と第二玉部53の曲率と同一若しくは近似するものとする。なお、嵌め込み部51a・51aと56a・56aは本実施形態に限定して解釈されるものではなく、本発明の範囲内で適宜設計変更可能である。
そして、この第一嵌入杆54が、腰部骨格Bの胴部下端骨格連結部46の嵌合穴48に嵌合連結され、第二嵌入杆55が、胸骨格部C2に連結される。
図7(a)(b)に示す胸骨格部C2は、下方向に開口する中空筒状の嵌合穴57を備えると共に、水平方向両側に左右の腕部骨格Dと夫々連結する腕部骨格連結部58を備えている。
腕部骨格連結部58は、夫々一端開口した中空筒状に形成されると共に、腕部骨格連結穴58aを備え、該連結穴58a後述する左右の腕部骨格Dの胴部上端骨格連結部60を嵌合連結する。
なお、本実施形態では、胴部骨格Cを、腹骨格部C1と胸骨格部C2の二部構成とし、かつ腰部骨格Bと腹骨格部C1との連結部およびこの腹骨格部C1と胸骨格部C2との連結部を夫々玉52,53を介して回動可能な構造としたため、腰位置から胸位置までの動きが微調整でき、上半身の様々かつ細かい動きが表現できる。すなわち、本実施形態の腹骨格部C1構成を採用したことで、腰部骨格連結部51と胸部骨格連結部56は、夫々が前後左右に回動可能(図8中、矢印Y1乃至Y4で示す前後方向、矢印Y5乃至Y8で示す左右方向)で、かつ夫々が水平方向にも所望範囲で移動(図8中、矢印Z1乃至Z4に示す水平方向)することができるため、人形の胴体部分の様々な動きが表現でき、色々な姿勢のバリエーションが楽しめる。
なお、本実施形態の胴部骨格Cは本発明の一実施形態にすぎず限定解釈されるものではない。
【0020】
首部骨格連結部131は、図7に示すように、胸骨格部C2の上端側にて回動可能(図7中、矢印Y9,Y10で示す方向)に一体的に備えられており、首部骨格Eの首部外皮挿着部89から垂設されている嵌合杆89cの内部空間に嵌り合う外径を有している。図中132は、嵌合杆89cの端面を受ける受け部である。なお、本実施形態では、首部骨格連結部131を、首部骨格Eの嵌合杆89cに嵌めて一体化する一形態を採用したが、首部骨格連結部131に頂面を開口した嵌合穴(図示せず)を形成し、該嵌合穴に嵌合杆を嵌め合うことで一体化する形態を採用してもよく、既知の方法で首部骨格連結部131と首部骨格Eを連結して一体化する形態であれば本発明の範囲内において設計変更可能である。
【0021】
首部骨格Eは、例えば、図9に示すように、胴部外皮Hに一体に設けられている首部外皮H5の開口111から挿入される円筒状の首部外皮挿着部89と、頭部外皮Kの開口縁128が嵌着される頭部外皮嵌着部91とで構成され、この頭部外皮嵌着部91は、首部外皮挿着部89上端に位置すると共に、上下方向(図9中で、矢印W方向)に揺動自在に備えられ、かつ常時首部外皮挿着部89上端方向に引っ張り力が作用する構成とする。また、首部外皮挿着部89にはその下面に垂設した円筒状の嵌合杆89cが設けられている。
図9の本実施形態に基づいて具体的に説明すると、首部外皮挿着部89は、首部外皮H5の開口111よりも小径に形成された円筒状で、その軸方向中心には頭部外皮嵌着部91の連結杆92を遊嵌する挿入穴90を備え、一方頭部外皮嵌着部91は、頭部外皮Kの開口縁128よりも大径に形成された円錐台状に形成されると共に、その下面91a中心から垂設された連結杆92を備えている。
そして、頭部外皮嵌着部91の連結杆92を、首部外皮挿着部89の挿入穴90に遊嵌し、コイルスプリング93の一端を首部外皮挿着部89の内面段部89bに係止すると共に、止め具94を介してネジ95で連結杆92の下端にネジ止めする。これにより、頭部外皮嵌着部91は、首部外皮挿着部89上端にて一体的に位置すると共に、スプリング93を介して上下方向Wに揺動自在に備えられ、かつ常時首部外皮挿着部89上端方向に引っ張り力が作用する。また、との間に形成される段部96は、頭部外皮Kの下端に形成されている開口縁128が嵌着される嵌合凹部として作用する。
なお、本実施形態では、例えば押し込み嵌入時の挿入性を良くするために頭部外皮嵌着部91を円錐台状に形成するが、これに限定解釈されるものではなく、頭部外皮Kの開口縁128に押し込み嵌入可能な形状であればよい。また、その他の本実施形態の構造も本発明の一実施形態に過ぎず何ら限定解釈されない。また、本実施形態では、首部外皮挿着部89の上端方向へと頭部外皮嵌着部91を引っ張り作用する構成としてスプリング93を用いているが、首部外皮挿着部89の上端方向へと頭部外皮嵌着部91を引っ張り作用する構成であれば適宜設計変更可能で、例えばゴム紐などを掛け渡し、首部外皮挿着部89の上端方向へと頭部外皮嵌着部91を引っ張り作用する構成などを採用することも可能である。
【0022】
左右の腕部骨格Dは、図10乃至図12に示すように、胴部外皮Hと上腕外皮J1の上端を連結する肩部59と、該上腕外皮J1の下端と下腕外皮J2の上端を連結する肘部68と、該下腕外皮J2の下端と手部外皮J3を連結する手首部78とで構成されている。
【0023】
肩部59は、図10に示すように、前記胴部骨格Cの腕部骨格連結穴58aと連結される胴部上端骨格連結部60と、上腕外皮J1の上端開口縁119が嵌着される上腕外皮上端嵌着部62とを備えてなる。
胴部上端骨格連結部60は、前記胴部骨格Cの腕部骨格連結穴58a内に嵌入可能な径を有する所望長さの丸棒状に形成されると共に、その反嵌入側には円板状の連結片61が延設されている。一方、上腕外皮上端嵌着部62は、円錐台状の嵌入部63が形成されると共に、この嵌入部63から段部64を介して中央に上記連結片61を嵌入可能な嵌入溝65を備えた略玉状の被連結部66が一体的に形成されている。
そして、上記連結片61を嵌入溝65に嵌入すると共に、ネジ67を介して回動可能に一体的に連結される。なお、本実施形態において、上記連結片61は、略玉状の被連結部66の径と同径とし、連結時に両者61,66によって全体玉状を構成している。
また、上記段部64は、上腕外皮J1の上端開口縁119が嵌着される嵌合凹部として作用する。
上記嵌入部63は、上腕外皮J1の上端開口縁119から押し込んで上腕外皮 J1内に嵌入可能な径を有する形状であれば特に限定されるものではない。
また、嵌合凹部(段部)64は、本実施形態の構造に限られるものではなく、例えば嵌入部63の外周に所望溝形状をもって周設するものとしてもよい。
嵌合凹部(段部)64は、一本でも複数本でもよく、さらに、その凹部形状・幅・深さなどの諸条件も任意で、上腕外皮J1の上端開口縁119の構成に応じて設計変更可能である。
なお、嵌入部63は、本実施形態のように円錐台状に限らず任意形状が適宜本発明の範囲内で採用される。
【0024】
肘部68は、図11に示すように、上腕外皮J1の下端開口縁121が嵌着される上腕外皮下端嵌着部69と、下腕外皮J2の上端開口縁123が嵌着される下腕外皮上端嵌着部70とを有し、両者69,70の連結部にて回動可能な構造を有する。
本実施形態に基づいて具体的に説明すると、上腕外皮下端嵌着部69および下腕外皮上端嵌着部70は、夫々上腕外皮J1内または下腕外皮J2内に嵌入される円錐台状の嵌入部71と、該嵌入部71端縁から段部72を介して立上げ形成される二片の連結片73,73で構成された連結部74とからなる同一形状のものである。
この夫々の嵌入部71端縁と連結部74との間にて周方向に連続して存する段部72は、夫々が上腕外皮J1の下端開口縁121または下腕外皮J2の上端開口縁123が嵌着される嵌合凹部として作用する。
そして、これら上腕外皮下端嵌着部69と下腕外皮上端嵌着部70の夫々の連結部74を構成している二片の連結片73,73間には、肘頭部75の裏面両端に備えられている被連結部76,76が夫々嵌入されると共に、ネジ77を介して両嵌着部69,70が回動可能に連結されて一体化されている。したがって、本実施形態によれば、このように上腕外皮下端嵌着部69と下腕外皮上端嵌着部70の夫々の連結部74が、肘頭部75の裏面に設けられている夫々の被連結部76に夫々連結される構成としたため、上腕外皮下端嵌着部69と下腕外皮上端嵌着部70が夫々自由に回動作動がなし得る。
上腕外皮下端嵌着部69および下腕外皮上端嵌着部70の嵌入部71は、本実施形態のように円錐台状に限らず任意である。
上記した嵌合凹部(段部)72は、本実施形態の構造に限られるものではなく、嵌入部71の外周に周設するものとしてもよい。この場合において、嵌合凹部(段部)72は、一本でも複数本でもよく、さらに、その凹部形状・幅・深さなどの諸条件も任意で、上腕外皮J1の下端開口縁121または下腕外皮J2の上端開口縁123の構成に応じて設計変更可能である。
また、肘頭部75の構造も本実施形態に限られるものではなく、本発明の範囲内で設計変更可能である。
【0025】
手首部78は、図12に示すように、下腕外皮J2の下端開口縁125が嵌着される下腕外皮下端嵌着部79と、手部外皮J3の開口縁127が嵌着される手部外皮嵌着部82とを有し、両者79,82の連結部にて回動可能な構造を有する。
下腕外皮下端嵌着部79は、下腕外皮J2内に嵌入可能な径を有する円錐台状に嵌入部80が形成されると共に、この嵌入部80から段部88を介して略玉状の被連結部86が一体的に形成されている。この被連結部86には、後述する連結片81を嵌入可能とした嵌入溝85を中央に備えている。
一方、手部外皮嵌着部82は、手部外皮J3内に嵌入可能な径を有する円錐台状の嵌入部83が形成されると共に、その反嵌入側には上記嵌入溝85に嵌入可能な円板状の連結片81が延設されている。なお、本実施形態では連結片81の一端が、嵌入部83の反嵌入側に嵌合されているが、連結片81と嵌入部83が一体成形されているものであってもよく限定されない。
そして、上記連結片81を、被連結部86の嵌入溝85に嵌入すると共に、ネジ87を介して回動可能に一体的に連結される。なお、本実施形態において、上記連結片81は略玉状の被連結部86の径と同径とし、連結時に両者81,86によって全体玉状を構成している。
また、上記段部88は、下腕外皮J2の下端開口縁125が嵌着される嵌合凹部とし、そして上記段部84は、手部外皮J3の開口縁127が嵌着される嵌合凹部として作用する。
上記嵌入部80,83は、下腕外皮J2の下端開口縁125または手部外皮J3の開口縁127から押し込んで、下腕外皮J2内または手部外皮J3内に嵌入可能な径を有する形状であれば特に限定されるものではない。
また、嵌合凹部(段部)84,88は、本実施形態の構造に限られるものではなく、例えば夫々の嵌入部80,83の外周に所望溝形状をもって周設するものとしてもよい。この場合、嵌合凹部(段部)84,88は、一本でも複数本でもよく、さらに、その凹部形状・幅・深さなどの諸条件も任意で、下腕外皮J2の下端開口縁125・手部外皮J3の開口縁127の構成に応じて設計変更可能である。
なお、嵌入部80,83は、本実施形態のように円錐台状に限らず任意形状が適宜本発明の範囲内で採用される。
【0026】
また、本実施形態では採用していないが、上記肩部59の上腕外皮上端嵌着部62と肘部68の上腕外皮下端嵌着部69との間にわたって、所望長さの上腕用補強連結杆(図示せず)が嵌脱自在に掛け渡され、肘部68の下腕外皮上端嵌着部70と手首部78の下腕外皮下端嵌着部79との間にわたって、所望長さの下腕用補強連結杆(図示せず)が嵌脱自在に掛け渡されている骨格構造としてもよい。これら補強連結杆は、上述した脛用または太腿用の補強連結杆29,42と同等の構成である。その嵌合連結構成も上述した脛用または太腿用の補強連結杆29,42の嵌合連結構成を採用できる。
【0027】
次に、上述した人形骨格群に取り付けられるソフトビニル製の人形外皮群の一実施形態を図に基づいて説明する。
ソフトビニル製の人形外皮群は、上記夫々の骨格外周に備えられる左右の脚部外皮Fと、腰部外皮Gと、胴部外皮Hと、腕部外皮Jと、頭部外皮Kとで構成されており、夫々の外皮は例えばスラッシュ成形により形成されている。
本実施形態では、夫々の外皮表面が無模様・無色彩で、顔表情なども省略した形態としているが、所望な模様・色彩や、目・鼻・口などを備えた形態とすることも可能なことはいうまでもない。
【0028】
左右の脚部外皮Fは、足部外皮F1と下脚外皮F2と上脚外皮F3からなり、足部外皮F1は、上端に設けた開口97の径方向内方に、上記足首部1の足部外皮嵌着部2の嵌合凹部(凹溝)4に嵌着される開口縁98を突設した全体中空の足形状に形成されている。足形状は図示形状に限定されず任意に変更可能である。
【0029】
下脚外皮F2は、図1乃至図4に示すように、下端に設けた開口99の径方向内方に、上記足首部1の下脚外皮下端嵌着部7の嵌合凹部(周方向凹部)14に嵌着される開口縁100を突設すると共に、上端に設けた開口101の径方向内方に、上記膝部15の下脚外皮上端嵌着部16の嵌合凹部(凹溝)23に嵌着される開口縁102を突設してなる全体中空筒状に形成され、足首部1の下脚外皮下端嵌着部7と膝部15の下脚外皮上端嵌着部16とにわたって掛け渡される脛用補強連結杆29を内装する。この下脚外皮F2は、特に限定されないが、好ましくは人間の踝位置から膝下位置までの外観形状を忠実に模写した外観形状とするのがよい。
【0030】
上脚外皮F3は、図1,図2,図4,図5に示すように、下端に設けた開口103の径方向内方に、上記膝部15の上脚外皮下端嵌着部17の嵌合凹部(凹溝)23に嵌着される開口縁104を突設すると共に、上端に設けた開口105の径方向内方に、上記脚付け根部31の上脚外皮上端嵌着部32嵌合凹部(凹溝)39に嵌着される開口縁106を突設してなる全体中空筒状に形成され、膝部15の上脚外皮下端嵌着部17と脚付け根部31の上脚外皮上端嵌着部32とにわたって掛け渡される太腿用補強連結杆42を内装する。
この上脚外皮F3は、特に限定されないが、好ましくは人間の膝上位置から脚付け根位置までの外観形状(いわゆる太腿外観形状)を忠実に模写した外観形状とするのがよい。
【0031】
腰部外皮Gは、図1,図2に示すように、腰部骨格Bを内装する空間107を有すると共に、上端に胴部外皮Hの下端H1を挿入する開口108を有し、かつ股間位置左右には、左右の脚付け根部31を連結する連結空間109を有する全体中空の腰部形状に形成されている。この腰部外皮は、特に限定されないが、好ましくは人間の腰部分の外観形状を忠実に模写した外観形状とするのがよい。
【0032】
胴部外皮Hは、図1,図2に示すように、胴部骨格Cを内装する空間110を有すると共に、上端に首部骨格Eの首部外皮挿着部89を挿着する開口111を有し、かつ両肩位置には左右の腕部骨格Dを連結する連結空間112を有する全体中空の胴部形状に形成されている。また、本実施形態では、この胴部外皮Hを、腹部外皮H2と胸部外皮H3の二部構成としている。
腹部外皮H2は、上下端を開口した内部中空状で、かつ所望な外観形状とし、腹骨格部C1の第一嵌入杆54を下端開口113から突出させると共に、第二嵌入杆56を上端開口114から突出させた状態でその中空部115に腹骨格部C1を内装する。
また、この腹部外皮H2は、下端H1を腰部外皮G内に挿入すると共に、上端H4を胸部外皮H3内に挿入している。
一方、胸部外皮H3は、図1,図2に示すように、首部骨格Eの首部外皮挿着部89を嵌入する首部外皮H5が、上端に一体的に形成されると共に、下端H6を開口した内部中空状で、かつ所望な外観形状とし、その中空部116に胸骨格部C2を内装し、腹部外皮H2の上端H4を下端開口117から挿入する。左右の腕部骨格連結部58は、夫々連結空間112に位置する。
この腹部外皮H2と胸部外皮H3の外観形状は特に限定されないが、好ましくは人間の腹部分と胸より上の部分に対応する形状を忠実に模写した外観形状とするのがよい。
【0033】
左右の腕部外皮Jは、図1,図2,図10乃至図12に示すように、左右の腕部骨格Dを被覆して備えられる上腕外皮J1,下腕外皮J2及び手部外皮J3とからなる。
上腕外皮J1は、図1,図2,図10,図11に示すように、上端に設けた開口118の径方向内方に、上記肩部59の上腕外皮上端嵌着部62の嵌合凹部(段部)64に嵌着される開口縁119を突設すると共に、下端に設けた開口120の径方向に、上記肘部68の上腕外皮下端嵌着部69の嵌合凹部(段部)72に嵌着される開口縁121を突設してなる全体中空筒状に形成されている。この上腕外皮J1は、特に限定されないが、好ましくは人間の肩下位置から肘上位置までの外観形状を忠実に模写した外観形状とするのがよい。
【0034】
下腕外皮J2は、図1,図2,図11,図12に示すように、上端に設けた開口122の径方向内方に、上記肘部68の下腕外皮上端嵌着部70の嵌合凹部(段部)72に嵌着される開口縁123を突設すると共に、下端に設けた開口124の径方向に、上記手首部78の下腕外皮下端嵌着部79の嵌合凹部(段部)88に嵌着される開口縁125を突設してなる全体中空筒状に形成されている。この下腕外皮J2は、特に限定されないが、好ましくは人間の肘下位置から手首位置までの外観形状を忠実に模写した外観形状とするのがよい。
【0035】
手部外皮J3は、図1,図2,図12に示すように、開口126の径方向内方に、上記手首部78の手部外皮嵌着部82の嵌合凹部(段部)84に嵌着される開口縁127を突設した全体中空の手形状に形成されている。この手部外皮J3は、特に限定されないが、好ましくは人間の手の外観形状を忠実に模写した外観形状とするのがよい。
【0036】
頭部外皮Kは、図1,図2に示すように、上記胴部外皮Hの首部外皮H5に挿着されて備えられる首部骨格Eの頭部外皮嵌着部91と首部外皮挿着部89との間の嵌合凹部96に嵌着する開口縁128を設けて、所望な頭部形状に形成されている。
なお、頭部とは、顔部分も含む概念とする。開口縁128の内径は、頭部外皮嵌着部91の下面91aの径と首部外皮挿着部89の上面89aの径よりも小径で、この頭部外皮嵌着部91を押し込み挿入可能な径とする。
【0037】
【発明の効果】
本発明は上述の通りの構成としたため、自立が可能で技術的構造を有すると共に、軽量・コスト安価な大型の人形を提供することができ、需要者ニーズに十分応えることができる。
すなわち、本発明特有の骨格構造を採用したことで、大型の人形において外皮部分をソフトビニル製で構成しても、自立が可能で、かつ様々な姿態を一定時間維持できると共に、軽量でかつ軟質なため、落下・転倒などしても安全で、破損も防げる。
また、例えば足首部の下脚外皮下端嵌着部と膝部の下脚外皮上端嵌着部との間にわたって嵌脱自在に掛け渡される脛用補強連結杆や、脚付け根部の上脚外皮上端嵌着部と膝部の上脚外皮下端嵌着部との間にわたって嵌脱自在に掛け渡される太腿用補強連結杆などの骨格部分を交換してその長さを変更することにより、簡単に脚部長さなどの変更に対応できる。例えば、脛用補強連結杆や太腿用補強連結杆などの骨格にあっては、その径が同一で長さのみ異なるタイプのものを複数種用意しておけば、足首部の下脚外皮下端嵌着部および膝部の下脚外皮上端嵌着部、または脚付け根部の上脚外皮上端嵌着部と膝部の上脚外皮下端嵌着部などの骨格はそのまま使用できるため、脚部等の長さの異なる人形が容易かつ安価に提供できる。
さらに、外皮がソフトビニル製であるため製作容易(スラッシュ成形など)で、かつコスト安価なため、このような脚部長さなどの変更においても大変安価で、この種の大型可動人形の製作上大幅なコスト減となる。
また、この種の従来の大型人形が高価なのに対し、本発明では、夫々の骨格が着脱可能で、かつ夫々の外皮も着脱可能であるため、搬送費用低廉となり、結果的に製品価格も低く抑えることができるため需要者ニーズに応えることができる。さらに、パーツ・キット販売などにも対応でき大変新規有用である。また、組み立ても、ネジ止めなどに使用するドライバーなどの治具と、外皮嵌着時に、外皮を暖めて柔らかくする道具、例えばヘアドライヤーなどがあれば誰でも簡単かつスピーディーに組み立て・分解が成し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を一部切欠いて示す全体概略正面図。
【図2】本発明の一実施形態を一部省略して示す全体概略側面図。
【図3】脚部骨格の足首部の一実施形態を示す概略図で、(a)は側面図、(b)は正面図、(c)は脚部骨格の足首部の他の実施形態を示す概略側面図。
【図4】脚部骨格の膝部の一実施形態を示す概略図で、(a)は正面図、(b)は背面図、(c)は側面図。
【図5】脚部骨格の脚付け根部の一実施形態を示す概略図で、(a)は側面図、(b)は縦断正面図。
【図6】腰部骨格の一実施形態を示す概略図で、(a)は正面図、(b)は側面図。
【図7】胴部骨格のうちの胸骨格部の一実施形態を示す概略図で、(a)は正面図、(b)は側面図。
【図8】胴部骨格のうちの腹骨格部の一実施形態を示す概略図で、(a)は正面図、(b)は側面図。
【図9】首部骨格の一実施形態を示す概略分解図。
【図10】腕部骨格のうちの肩部の一実施形態を示す概略図で、(a)は側面図、(b)は正面図。
【図11】腕部骨格のうちの肘部の一実施形態を示す概略図で、(a)は正面図、(b)は側面図、(c)は背面図。
【図12】腕部骨格のうちの手首部の一実施形態を示す概略図で、(a)は側面図、(b)は正面図。
【図13】従来技術の大型可動人形における正面図。
【符号の説明】
A:脚部骨格
1:足首部
15:膝部
29:脛用補強連結杆
31:脚付け根部
42:太腿用補強連結杆
B:腰部骨格
C:胴部骨格
D:腕部骨格
59:肩部
68:肘部
78:手首部
E:首部骨格
F:脚部外皮
G:腰部外皮
H:胴部外皮
J:腕部外皮
K:頭部外皮

Claims (7)

  1. 少なくとも左右の脚部骨格と、該左右の脚部骨格に連結される腰部骨格と、該腰部骨格に連結される胴部骨格と、該胴部骨格と連結される左右の腕部骨格で一連の人形骨格群を構成し、
    左右の脚部骨格は、足部外皮の開口縁が嵌着される足部外皮嵌着部と、下脚外皮の下端開口縁が嵌着される下脚外皮下端嵌着部とを有し、該両者の連結部にて回動可能な構造を有する足首部と、
    下脚外皮の上端開口縁が嵌着される下脚外皮上端嵌着部と、上脚外皮の下端開口縁が嵌着される上脚外皮下端嵌着部とを有し、両者の連結部にて回動可能な構造を有する膝部と、
    上記足首部の下脚外皮下端嵌着部と膝部の下脚外皮上端嵌着部との間にわたって嵌脱自在に掛け渡される脛用補強連結杆と、
    上脚外皮の上端開口縁が嵌着される上脚外皮上端嵌着部と、腰部骨格の脚付け根部側連結部を連結する腰部骨格連結部とを有する脚付け根部と、
    該脚付け根部の上脚外皮上端嵌着部と膝部の上脚外皮下端嵌着部との間にわたって嵌脱自在に掛け渡される太腿用補強連結杆とで構成され、
    腰部骨格は、少なくとも、左右の脚付け根部の腰部骨格連結部と回動可能に連結する脚付け根部側連結部と、胴部骨格の下端側と連結する胴部下端骨格連結部とを備えて構成され、
    胴部骨格は、少なくとも、腰部骨格の上端側と連結する腰部骨格連結部と、左右の腕部骨格と夫々連結する腕部骨格連結部とを備えて構成され、
    左右の腕部骨格は、少なくとも、前記胴部骨格の腕部骨格連結部と連結される胴部上端骨格連結部と、上腕外皮の上端開口縁が嵌着される上腕外皮上端嵌着部とを備えてなる肩部と、
    上腕外皮の下端開口縁が嵌着される上腕外皮下端嵌着部と、下腕外皮の上端開口縁が嵌着される下腕外皮上端嵌着部とを有し、両者の連結部にて回動可能な構造を有する肘部と、
    下腕外皮の下端開口縁が嵌着される下腕外皮下端嵌着部と、手部外皮の開口縁が嵌着される手部外皮嵌着部とを有し、両者の連結部にて回動可能な構造を有する手首部とを備えて構成されていることを特徴とするソフトビニル製大型可動人形の骨格構造。
  2. 足首部の足部外皮嵌着部には、足部外皮の開口縁が嵌着される嵌合凹部が備えられ、下脚外皮下端嵌着部には、下脚外皮の下端開口縁が嵌着される嵌合凹部が備えられ、
    膝部の下脚外皮上端嵌着部には、下脚外皮の上端開口縁が嵌着される嵌合凹部が備えられ、上脚外皮下端嵌着部には、上脚外皮の下端開口縁が嵌着される嵌合凹部が備えられ、
    脚付け根部の上脚外皮上端嵌着部には、上脚外皮の上端開口縁が嵌着される嵌合凹部が備えられ、
    肩部の上腕外皮上端嵌着部には、上腕外皮の上端開口縁が嵌着される嵌合凹部が備えられ、
    肘部の上腕外皮下端嵌着部には、上腕外皮の下端開口縁が嵌着される嵌合凹部が備えられ、下腕外皮上端嵌着部には、下腕外皮の上端開口縁が嵌着される嵌合凹部が備えられ、
    手首部の下腕外皮下端嵌着部には、下腕外皮の下端開口縁が嵌着される嵌合凹部が備えられ、手部外皮嵌着部には、手部外皮の開口縁が嵌着される嵌合凹部が備えられていることを特徴とする請求項1に記載のソフトビニル製大型可動人形の骨格構造。
  3. 足首部は、足部外皮嵌着部の底面に、足部外皮の指先方向へと延びる足底部が一体的に備えられていることを特徴とする請求項1又は2のいずれかに記載のソフトビニル製大型可動人形の骨格構造。
  4. 脛用補強連結杆は、所望長さの棒状で、その下端側を足首部の下脚外皮下端嵌着部の嵌合穴に差込嵌着させると共に、その上端側を膝部の下脚外皮上端嵌着部の嵌合穴に差込嵌着させて嵌脱自在に掛け渡され、
    太腿用補強連結杆は、所望長さの棒状で、その上端側を脚付け根部の上脚外皮上端嵌着部の嵌合穴に差込嵌着させると共に、その下側を膝部の上脚外皮下端嵌着部の嵌合穴に差込嵌着させて嵌脱自在に掛け渡されることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載のソフトビニル製大型可動人形の骨格構造。
  5. 肩部の上腕外皮上端嵌着部と肘部の上腕外皮下端嵌着部との間にわたって、所望長さの上腕用補強連結杆が嵌脱自在に掛け渡され、
    肘部と手首部との間にわたって、所望長さの下腕用補強連結杆が嵌脱自在に掛け渡されていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載のソフトビニル製大型可動人形の骨格構造。
  6. 胴部骨格の腰部骨格連結部と対峙する側に首部骨格を着脱可能に備え、該首部骨格は、首部外皮の開口が挿着される首部外皮挿着部と、頭部外皮の開口縁が嵌着される頭部外皮嵌着部とで構成され、
    この頭部外皮嵌着部は、首部外皮挿着部上端に位置すると共に、上下方向に揺動自在に備えられ、かつ常時首部外皮挿着部上端方向に引っ張り力が作用する構成としたことを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載のソフトビニル製大型可動人形の骨格構造。
  7. 左右の脚部骨格と、該左右の脚部骨格に連結される腰部骨格と、該腰部骨格に連結される胴部骨格と、該胴部骨格と連結される左右の腕部骨格と、該胴部骨格の腰部骨格連結部と対峙する側に着脱可能に備えられる首部骨格とで構成される一連の人形骨格群と、
    上記夫々の骨格外周に備えられる脚部外皮と、腰部外皮と、胴部外皮と、腕部外皮と、頭部外皮とで構成されるソフトビニル製の人形外皮群とで構成され、
    左右の脚部骨格は、足部外皮の開口縁が嵌着される足部外皮嵌着部と、下脚外皮の下端開口縁が嵌着される下脚外皮下端嵌着部とを有し、該両者の連結部にて回動可能な構造を有する足首部と、下脚外皮の上端開口縁が嵌着される下脚外皮上端嵌着部と、上脚外皮の下端開口縁が嵌着される上脚外皮下端嵌着部とを有し、両者の連結部にて回動可能な構造を有する膝部と、該足首部の下脚外皮下端嵌着部と膝部の下脚外皮上端嵌着部との間にわたって嵌脱自在に掛け渡される脛用補強連結杆と、上脚外皮の上端開口縁が嵌着される上脚外皮上端嵌着部と、腰部骨格の脚付け根部側連結部を連結する腰部骨格連結部とを有する脚付け根部と、該脚付け根部の上脚外皮上端嵌着部と膝部の上脚外皮下端嵌着部との間にわたって嵌脱自在に掛け渡される太腿用補強連結杆とで構成され、
    腰部骨格は、少なくとも、左右の脚付け根部の腰部骨格連結部と回動可能に連結する脚付け根部側連結部と、胴部骨格の下端側と連結する胴部下端骨格連結部とを備えて構成され、
    胴部骨格は、少なくとも、腰部骨格の上端側と連結する腰部骨格連結部と、左右の腕部骨格と夫々連結する腕部骨格連結部とを備えて構成され、
    左右の腕部骨格は、少なくとも、前記胴部骨格の腕部骨格連結部と連結される胴部上端骨格連結部と、上腕外皮の上端開口縁が嵌着される上腕外皮上端嵌着部とを備えてなる肩部と、上腕外皮の下端開口縁が嵌着される上腕外皮下端嵌着部と、下腕外皮の上端開口縁が嵌着される下腕外皮上端嵌着部とを有し、両者の連結部にて回動可能な構造を有する肘部と、下腕外皮の下端開口縁が嵌着される下腕外皮下端嵌着部と、手部外皮の開口縁が嵌着される手部外皮嵌着部とを有し、両者の連結部にて回動可能な構造を有する手首部とを備えて構成され、
    首部骨格は、首部外皮の開口が挿着される首部外皮挿着部と、頭部外皮の開口縁が嵌着される頭部外皮嵌着部とで構成されて、胴部骨格の腰部骨格連結部と対峙する側に着脱可能に備えられ、この頭部外皮嵌着部は、首部外皮挿着部上端に位置すると共に、上下方向に揺動自在に備えられ、かつ常時首部外皮挿着部上端方向に引っ張り力が作用する構成とされ、
    左右の脚部外皮は、足部外皮と下脚外皮と上脚外皮からなり、
    足部外皮は、上記足首部の足部外皮嵌着部に嵌着される開口縁を、上端に設けた開口の径方向内方に突設した全体中空の足形状に形成され、
    下脚外皮は、上記足首部の下脚外皮下端嵌着部に嵌着される開口縁を、下端に設けた開口の径方向内方に突設すると共に、上記膝部の下脚外皮上端嵌着部に嵌着される開口縁を、上端に設けた開口の径方向内方に突設してなる全体中空筒状に形成され、足首部の下脚外皮下端嵌着部と膝部の下脚外皮上端嵌着部とにわたって掛け渡される脛用補強連結杆を内装し、
    上脚外皮は、上記膝部の上脚外皮下端嵌着部に嵌着される開口縁を、下端に設けた開口の径方向内方に突設すると共に、上記脚付け根部の上脚外皮上端嵌着部に嵌着される開口縁を、上端に設けた開口の径方向内方に突設してなる全体中空筒状に形成され、膝部の上脚外皮下端嵌着部と脚付け根部の上脚外皮上端嵌着部とにわたって掛け渡される太腿用補強連結杆を内装し、
    腰部外皮は、腰部骨格を内装する空間を有すると共に、上端に胴部外皮下端を挿入する開口を有し、かつ股間位置には、左右の脚付け根部を連結する連結空間を有する全体中空の腰部形状に形成され、
    胴部外皮は、胴部骨格を内装する空間を有すると共に、上端に首部骨格の首部外皮挿着部を挿入する開口を有し、かつ両肩位置には左右の腕部骨格を連結する連結空間を有する全体中空の胴部形状に形成され、
    左右の腕部外皮は、該左右の腕部骨格を被覆して備えられる上腕外皮,下腕外皮及び手部外皮とからなり、
    上腕外皮は、上記肩部の上腕外皮上端嵌着部に嵌着される開口縁を、上端に設けた開口の径方向内方に突設すると共に、上記肘部の上腕外皮下端嵌着部に嵌着される開口縁を、下端に設けた開口の径方向に突設してなる全体中空筒状に形成され、
    下腕外皮は、上記肘部の下腕外皮上端嵌着部に嵌着される開口縁を、上端に設けた開口の径方向内方に突設すると共に、上記手首部の下腕外皮下端嵌着部に嵌着される開口縁を、下端に設けた開口の径方向に突設してなる全体中空状に形成され、
    手部外皮は、上記手首部の手部外皮嵌着部に嵌着される開口縁を備えた全体中空の手形状に形成され、
    頭部外皮は、首部骨格の頭部外皮嵌着部に嵌着する開口縁を備えた全体頭部形状に形成されていることを特徴とするソフトビニル製大型可動人形。
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