JP2004222283A - 時空間トレリスコードを使用する移動通信システムでの多重化利得及びダイバーシティ利得を同時に獲得するためのデータ送受信装置及び方法 - Google Patents

時空間トレリスコードを使用する移動通信システムでの多重化利得及びダイバーシティ利得を同時に獲得するためのデータ送受信装置及び方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 時空間トレリスコードを使用する移動通信システムで多重化利得及びダイバーシティ利得を同時に獲得するためのデータ送受信装置及び方法に関する。
【解決手段】 オーバーラップアンテナ方式を使用する移動通信システムにおいて、第1乃至第4送信アンテナグループを通じて伝送する他のL個の各情報ビット列を入力し、それを変調して第1乃至第4変調シンボル列に出力し、入力された第1乃至第4変調シンボル列のうち所定の位置の少なくとも1つの変調シンボルをパンクチュアして第1乃至第2パンクチュアリングシンボル列に出力し、第1パンクチュアリングシンボル列を第1送信アンテナで、第2及び第3パンクチュアリングシンボル列を第2送信アンテナを通で、第4パンクチュアリングシンボル列を第3送信アンテナで出力するように制御する。
【選択図】 図9

Description

本発明は、移動通信システムに関し、特に、時空間トレリスコード(Space-Time Trellis Code;以下、“STTC”と略称する。)を使用する移動通信システムで多重化利得(multiplex gain)及びダイバーシティ利得(diversity gain)を同時に獲得するためのデータ送受信装置及び方法に関する。
移動通信システム(Mobile Telecommunication System)が急速に発展するとともに、前記移動通信システムでサービスするデータ量も急速に増加している。最近では、高速のデータを伝送するための3世代移動通信システムが開発されている。このような3世代移動通信システムにおいて、ヨーロッパは、基地局間の非同期方式の広帯域符号分割多重接続(Wideband-Code Division Multiple Access;W−CDMA)方式を採択し、北アメリカは、基地局間の同期方式のCDMA(Code Division Multiple Access;以下、“CDMA”と略称する。)−2000方式を無線接続規格として採択している。一般的に、前記移動通信システムは、1つの基地局を通じて複数の端末機(Mobile Station;MS)が交信する形態で構成される。しかし、前記移動通信システムで高速データの伝送のとき、無線チャンネル上で発生するフェーディング(Fading)現象により受信信号の位相が歪曲される。前記フェーディングは、受信信号の振幅を数dBから数十dBまで減少させるので、このようなフェーディング現象により歪曲された受信信号の位相はデータの復調のとき補償を遂行しない場合、送信側から伝送された伝送データの情報エラーの原因になって移動通信サービスの品質を低下させるようになる。そこで、移動通信システムで高速データをサービス品質の低下なく伝送するためにはフェーディングを克服すべきであり、このようなフェーディングを克服するためには多様なダイバーシティ(Diversity)技術が使用される。
一般的に、CDMA方式では、チャンネルの遅延拡散(delay spread)を利用してダイバーシティの受信を遂行するレーキ(Rake)受信器を採択している。前記レーキ受信器は、多重経路(multi-path)信号を受信するための受信ダイバーシティが適用されているが、前述した遅延拡散を利用するダイバーシティ技術を適用したレーキ受信器は、遅延拡散が設定値より小さい場合動作しない問題点がある。また、インターリービング(Interleaving)とコーディング(Coding)を利用する時間ダイバーシティ(Time diversity)技術は、ドップラー拡散(Doppler spread)チャンネルで使用される。しかし、前記時間ダイバーシティ技術は、低速ドップラー拡散チャンネルで利用されることが難しい。
従って、室内チャンネルのように遅延拡散が小さいチャンネルと、歩行者チャンネルのようにドップラー拡散が低速であるチャンネルでは、フェーディングを克服するために空間ダイバーシティ(Space Diversity)技術が使用される。前記空間ダイバーシティ技術は、2個以上の送受信アンテナを利用する。すなわち、1個の送信アンテナを通じて伝送された信号がフェーディングによりその信号パワーが減少する場合、残りの送信アンテナを通じて伝送された信号を受信する。前記空間ダイバーシティは、受信アンテナを利用する受信アンテナダイバーシティ技術と送信アンテナを利用する送信ダイバーシティ技術とに分類することができる。しかし、前記受信アンテナダイバーシティ技術は端末機に適用されるので、端末機のサイズ及び費用側面で複数の受信アンテナを設置し難い。従って、基地局に複数の送信アンテナを設置する送信ダイバーシティ技術を使用することが勧められる。
特に、4世代(4G)移動通信システムでは、10Mbps乃至150Mbps程度の情報送信速度を期待しており、エラー率(error rate)は、音声の場合、10−3のビットエラー率(Bit Error Rate;以下、“BER”と略称する。)、データの場合、10−6のBER、映像(image)の場合、10−9のBER程度を要求している。前記STTCは、多重アンテナとチャンネル符号化技術が結合されたもので、無線MIMO(Multi Input Multi Output)チャンネルでデータ率(data rate)及び信頼度(reliability)の大幅な改善を有する技術である。前記STTCは、送信器の送信信号の時空間次元を拡張することにより受信器の時空間ダイバーシティ利得を得、また、付加的な帯域幅(bandwidth)の必要なくコーディング利得(coding gain)を得ることができるので、チャンネル容量の向上にも役に立つ。
従って、前記送信ダイバーシティ技術を適用するにおいて、前記STTCを使用して、前記STTCを使用すると、前記複数の送信アンテナを使用するときフェーディングチャンネル(fading channel)により発生するチャンネル利得(channel gain)の低下に対応するダイバーシティ利得(diversity gain)とともに、送信電力を増幅させた効果を有するコーディング利得(coding gain)を得るようになる。前記STTCを使用して信号を伝送する方式は、Vahid Tarokh、N. Seshadri、及びA. Calderbankが1998年提案した非特許文献1に開示されている。このような参照文献において、コードレート(code rate)を単位時間の間伝送されたシンボル(symbol)の個数であると定義するとき、送信アンテナ及び受信アンテナの数の乗に該当するダイバーシティ利得を得るためには、コードレートが1より小さなければならないと規定している。
図1は、一般的なSTTCを使用する送信器の構造を概略的に示す。図1を参照すると、まず、L個の情報データビット(information data bit)d、d、d3、…、dが前記送信器に入力されると、前記入力された情報データビットd、d、d3、…、dは、直列/並列(Serial to Parallel;S/P)変換器111に入力される。ここで、前記インデックス(index)Lは、前記送信器で単位送信時間の間に伝送する情報データビットの数を示し、前記単位送信時間は、シンボル単位などになることができる。前記直列/並列変換器111は、前記情報データビットd、d、d、…、dを並列に変換して第1エンコーダ(encoder)121−1乃至第Lエンコーダ121−Lのそれぞれに出力する。すなわち、前記直列/並列変換器111は、並列変換された情報データビットdを第1エンコーダ121−1に出力し、このように並列変換された情報データビットdを第Lエンコーダ121−Lに出力する。そうすると、前記第1エンコーダ121−1乃至第Lエンコーダ121−Lのそれぞれは、前記直列/並列変換器111から出力された信号を入力して所定のエンコーディング方式にてエンコーディングした後に第1変調器131−1乃至第M変調器131−Mに出力する。ここで、前記インデックスMは、前記送信器に備えられている送信アンテナの個数を示し、前記エンコーディング方式は、STTCエンコーディング方式である。前記第1エンコーダ121−1乃至第Lエンコーダ121−Lの内部構造は、図2を参照して説明する。
そして、前記第1変調器131−1乃至第M変調器131−Mのそれぞれは、前記第1エンコーダ121−1乃至第Lエンコーダ121−Lから出力した信号を入力して予め設定されている変調方式で変調して出力する。前記第1変調器131−1乃至第M変調器131−Mのそれぞれは、入力される信号のみ相異であるだけその動作は類似しているので、ここで、前記第1変調器131−1を例にあげて説明する。前記第1変調器131−1は、前記第1エンコーダ121−1乃至第Lエンコーダ121−Lから出力された信号を入力して加算した後前記第1変調器131−1が連結される送信アンテナ、すなわち、第1送信アンテナANT#1に適用される利得を乗じ、前記利得が乗じられた信号を所定の変調方式で変調した後に第1送信アンテナANT#1に出力する。ここで、前記変調方式には、BPSK(Binary Phase Shift Keying;以下、“BPSK”と略称する。)方式、QPSK(Quadrature Phase Shift Keying;以下、“QPSK”と略称する。)方式、QAM(Quadrature Amplitude Modulation;以下、“QAM”と略称する。)方式、PAM(Pulse Amplitude Modulation;以下、“PAM”と略称する。)方式、及びPSK(Phase Shift Keying;以下、“PSK”と略称する。)方式などがある。図1では、エンコーダの個数がL個であるので、2−ary QAM方式を使用すると仮定する。前記第1変調器131−1乃至第M変調器131−Mのそれぞれは、変調された変調シンボルS乃至Sを前記第1送信アンテナANT#1乃至第M送信アンテナANT#Mのそれぞれに出力する。前記第1送信アンテナANT#1乃至第M送信アンテナANT#Mのそれぞれは、前記第1変調器131−1乃至第M変調器131−Mから出力された変調シンボルS1乃至Sをエア(air)上に伝送する。
そうすると、ここで、図2を参照して前記第1エンコーダ121−1乃至第Lエンコーダ121−Lの内部構造を説明する。
図2は、図1の第1エンコーダ121−1乃至第Lエンコーダ121−Lの内部構造を示す。説明の便宜上、前記第1エンコーダ121−1を例にあげて説明する。前記直列/並列変換器111から出力される情報データビットdは第1エンコーダ121−1に入力され、前記第1エンコーダ121−1は、前記情報データビットdをtapped delay line、すなわち、遅延器(Delay)211−1、211−2、…、211−(K−1)に出力する。ここで、前記tapped delay lineの遅延器は、前記第1エンコーダ121−1の拘束長(constraint length)Kより1個少ない個数で備えられる。前記遅延器211−1、211−2、…、211−(K−1)のそれぞれは、入力される信号を遅延して出力する。すなわち、前記遅延器211−1は、前記情報データビットdを遅延して遅延器211−2に出力し、前記遅延器211−2は、前記遅延器211−1から出力される信号を遅延した後に出力する。また、前記遅延器211−1、211−2、…、211−(K−1)に提供される入力信号は、所定の利得が乗じられてモジュロ加算器(modulo adder)221−1、…、221−Mへ出力される。ここで、前記モジュロ加算器の個数は前記送信アンテナの個数と同一であり、図1で送信アンテナの個数がMであるので、前記モジュロ加算器もM個備えられる。そして、前記遅延器211−1、211−2、…、211−(K−1)の入力信号に乗じられる利得はgi 、j、tで表現されるが、iはエンコーダインデックス、jはアンテナインデックス、tはメモリインデックスである。図1において、L個のエンコーダが存在し、M個のアンテナが存在するので、前記iは1からLまで増加し、jは1からMまで増加し、tは1から拘束長Kまで増加する。前記モジュロ加算器221−1、…、221−Mのそれぞれは、該当遅延器211−1、211−2、…、211−(K−1)の入力信号に前記利得が乗じられた信号をモジュロ加算して出力する。前記STTCエンコーディング方式も前記Vahid Tarokh、N. Seshadri、及びA. Calderbankが1998年提案した非特許文献1に詳細に記載されている。
図3は、エンコーダの個数が2個であり、送信アンテナが3個であるSTTC送信器の構造を示す。図3を参照すると、まず、2個の情報データビットd、dが前記送信器に入力されると、前記入力された情報データビットd、dは直列/並列変換器311に入力される。前記直列/並列変換器311は、前記情報データビットd、dを並列に変換して前記情報データビットdを第1エンコーダ321−1に出力し、前記情報データビットdを第2エンコーダ321−2に出力する。前記第1エンコーダ321−1が拘束長Kを4(拘束長K=4)であると仮定すると、前記第1エンコーダ321−1の内部構造は、図2で説明したように、前記拘束長K=4より1少ない個数である3個の遅延器(1+2D+D)、3個のモジュロ加算器が備えられる。そこで、前記第1エンコーダ321−1は、一番目遅延器に入力された、すなわち、遅延されない情報データビットdと一番目遅延器で一回遅延されたビットに2を乗じたビットと三番目遅延器で三回遅延されたビットとを第1送信アンテナANT#1の第1変調器331−1に連結される一番目モジュロ加算器に出力する。このように前記第1エンコーダ321−1の3個のモジュロ演算器の出力は、それぞれ第1変調器331−1、第2変調器331−2、及び第3変調器331−3へ出力される。そして、前記第2エンコーダ321−2は、前記直列/並列変換器311から出力されたdを入力して前記第1エンコーダ321−1と同一の方式でエンコーディングした後に、前記第1変調器331−1、第2変調器331−2、及び第3変調器331−3のそれぞれに出力する。
前記第1変調器331−1は、前記第1エンコーダ321−1及び第2エンコーダ321−2から出力された信号を入力して所定の変調方式で変調して第1送信アンテナANT#1に出力する。ここで、前記送信器に適用される変調方式をQPSK方式であると仮定する。従って、前記第1エンコーダ321−1から出力された信号がbであり、前記第2エンコーダ321−2から出力された信号がbである場合、前記第1変調器331−1は、前記QPSK方式で変調してb+b*j(j=√(−1))に出力する。前記第1変調器331−1と同様な方式にて、前記第2変調器331−2及び第3変調器331−3は、それぞれ前記第1エンコーダ321−1及び第2エンコーダ321−2から出力された信号を入力してQPSK方式にて変調して第2送信アンテナANT#2及び第3送信アンテナANT#3に出力する。前記第1送信アンテナANT#1乃至第3送信アンテナANT#3のそれぞれは、前記第1変調器331−1乃至第3変調器331−3のそれぞれから出力された変調シンボルS1乃至Sをエア上に伝送する。
図4は、図1に関連して前述したSTTCを使用する送信器の構造に相応する受信器の構造を概略的に示す。図4を参照すると、まず、送信器がエア上に伝送した信号は、前記受信器の受信アンテナを通じて受信される。図4では、受信アンテナがN個備えられていると仮定する。前記N個の受信アンテナのそれぞれは、エア上から受信される信号を処理するが、前記第1受信アンテナANT#1乃至第N受信アンテナANT#Nを通じて受信された信号は、チャンネル推定器(channel estimator)411及びメトリック計算機(Metric Calculator)423に入力される。前記チャンネル推定器411は、第1受信アンテナANT#1乃至第N受信アンテナANT#Nから出力された信号に対してチャンネル推定を遂行した後にそのチャンネル推定結果をハイポセシス(hypothesis)412に出力する。
一方、可能シーケンス生成器(Possible Sequences Generator)415は、前記送信器で情報データビットに対して同時にエンコーディングされる可能性があるすべての種類のシーケンスを生成し、前記生成されたシーケンスを第1エンコーダ417−1乃至第Lエンコーダ417−Lに出力する。ここで、前記可能シーケンス生成器415は、前記送信器で情報データを伝送する単位がL個の情報ビットであるので、L個のビットで構成された可能シーケンス(数1) を生成する。
Figure 2004222283
このように生成された可能シーケンスのL個のビットのそれぞれは、前記第1エンコーダ417−1乃至第Lエンコーダ417−Lに入力され、前記第1エンコーダ417−1乃至第Lエンコーダ417−Lは、入力されるビットのそれぞれを図2で説明したようなSTTCエンコーディング方式にてエンコーディングした後に第1変調器419−1乃至第M変調器419−Mに出力する。前記第1変調器419−1乃至第M変調器419−Mのそれぞれは、前記第1エンコーダ417−1乃至第Lエンコーダ417−Lから出力されるエンコーディングされたビットを所定の変調方式にて変調して前記パイポセシス412に出力する。ここで、前記第1変調器419−1乃至第M変調器419−Mで適用する変調方式は、前述したように、BPSK方式、QPSK方式、QAM方式、PAM方式、PSK方式などのような変調方式のうちいずれか1つの方式で設定され、図1の第1変調器131−1乃至第M変調器131−Mで適用した変調方式が2−ary QAM方式であるので、前記第1変調器419−1乃至第M変調器419−Mも前記2−ary QAM方式にて入力される信号を変調する。
前記ハイポセシス412は、前記第1変調器419−1乃至第M変調器419−Mのそれぞれから出力された信号と前記チャンネル推定器411から出力されたチャンネル推定値を受信し、前記第1変調器419−1乃至第M変調器419−Mのそれぞれから出力された信号でなされたシーケンスが前記チャンネル推定結果と同一のチャンネルを通過したときの仮想チャンネルの出力を生成して前記メトリック計算機423に出力する。前記メトリック計算機423は、前記ハイポセシス412から出力された仮想チャンネル出力と前記第1受信アンテナANT#1乃至第N受信アンテナANT#Nを通じて受信された信号を受信し、前記仮想チャンネル出力と前記第1受信アンテナANT#1乃至第N受信アンテナANT#Nを通じて受信された信号と間の距離を計算する。ここで、前記メトリック計算機423は、前記距離を計算するときユークリッド距離(Euclidean distance)を使用する。
このように、前記メトリック計算機423は、前記送信器が伝送することができるすべての可能なシーケンスに対してユークリッド距離を計算した後、最小距離選択器(minimum distance selector)425に出力する。前記最小距離選択器425は、前記メトリック計算機423から出力されるユークリッド距離のうち最小距離を有するユークリッド距離を選択し、前記選択されたユークリッド距離に該当する情報ビットを前記送信器が伝送した情報ビットとして決定して並列/直列(Parallel to Serial;P/S)変換器427に出力する。前記最小距離選択器425が最小距離を有するユークリッド距離に該当する情報ビットを決定するとき使用するアルゴリズム(algorithm)には複数のアルゴリズムが存在することができるが、ここで、ビタビアルゴリズム(Viterbi algorithm)を使用すると仮定する。また、前記ビタビアルゴリズムを使用して最小距離を有する情報ビットを抽出する過程も前記Vahid Tarokh、N. Seshadri、及びA. Calderbankが1998年提案したIEEE文書非特許文献1に詳細に説明されているので、その詳細な説明を省略する。前記最小距離選択器425は、前記可能シーケンス生成器415で発生したすべてのシーケンスに対して最小距離を有するユークリッド距離に該当する情報ビットを決定するので、結果的にL個の情報ビット、すなわち、数2を出力する。
Figure 2004222283
そうすると、前記並列/直列変換器427は、前記最小距離選択器425から出力されたL個の情報ビットを直列変換して受信情報データシーケンス(数3)に出力する。
Figure 2004222283
前述したように、前記STTCは、送信器が複数の送信アンテナを備えて信号を伝送する場合、フェーディングチャンネルにより発生するチャンネル利得の低下現象を除去するために、ダイバーシティ利得とともに送信信号の電力を増幅して受信した効果を有するコーディング利得を同時に獲得することができる。そして、前述した参照文献では、STTCを使用する通信システムがコードレートを単位時間の間伝送されたシンボルの個数であると定義するとき、送信アンテナ及び受信アンテナの数の乗に該当するダイバーシティ利得を得るためには、コードレートが1より小さなければならないと規定している。すなわち、任意の伝送時点で1個の送信アンテナを通じてエア上に伝送されるシンボル内の情報データビットの数がN個であると仮定すると、送信器で複数の送信アンテナを使用しても、任意の伝送時点で前記複数の送信アンテナを通じてエア上に伝送することができる情報データビットの数は、 送信アンテナ及び受信アンテナの数の乗に該当するダイバーシティ利得を得るためには前記N個以下でなければならないと規定している。このように前記複数の送信アンテナを通じてエア上に伝送することができる情報データビットの数を前記N個以下ではなければならないと規定する理由は、前記複数の送信アンテナを通じたダイバーシティ利得を保持するためである。
前述したように、STTCを使用する移動通信システムは、ダイバーシティ利得及びコーディング利得を同時に獲得するので、変化するチャンネル環境で多重アンテナを使用するとき有効である。しかし、多重アンテナを通じて1つのデータストリーム(data stream)のみを伝送するので、データ伝送率の側面で利得を得るものに相当するマルチプレキシング利得を得ることが難しいという問題点がある。これを克服するために、最近では、送信器でマルチプレキシング利得、すなわち、伝送率を最大化するために多重アンテナにマルチプレキシングを適用して伝送する方式が提案された。前記多重アンテナにチャンネルコーディングを適用する方式は、送信器で複数の送信アンテナを通じて複数のデータストリームを伝送する方式として、ダイバーシティ利得及びマルチプレキシング利得を同時に獲得することができる。
一方、前記多重アンテナにSTTCを適用する方式で送信器の送信アンテナが3個であり、受信器の受信アンテナが3個である場合9レベル(level)のダイバーシティ利得を得ることができる。しかし、実際移動通信システムで4レベル以上のダイバーシティ利得は、システム性能の向上に影響を及ぼさないのでシステム性能の改善に限界がある。このように、実際高いレベルのダイバーシティ利得を得ることができるが、システム性能をそれ以上改善できない短所を除去するために提案された方式は、送信器の送信アンテナの数が所定の個数以上になるとき前記送信アンテナを複数のグループ(group)に分類して信号を伝送する方式である。このように、前記送信アンテナを複数のグループに分類して信号を伝送する方式を“combined array processing and diversity”と称する。前記combined array processing and diversity方式は、Vahid Tarokh、A. Naguib、N. Seshadri、及びA. Calderbankが1999年提案した非特許文献2に開示されている。
図5は、一般的なcombined array processing and diversity方式を使用するSTTC送信器の構造を概略的に示す。図5を参照すると、まず、前記送信器は、M個の送信アンテナを備え、前記M個の送信アンテナをP個のグループに分類する。すなわち、M個の送信アンテナが1つのグループをなし、それぞれのグループは、図1で説明したような送信動作、すなわちエンコーディング及び変調動作が行われる。ここで、前記M乃至Mの総合は前記M個である。そうすると、前記P個の送信アンテナグループのうち一番目送信アンテナグループ及びP番目送信アンテナグループを例に挙げて前記combined array processing and diversity方式を説明する。
まず、前記一番目送信アンテナグループに対して説明する。L個の情報データビットd11 、d21 、d31、…、dL1が前記一番目送信アンテナグループの送信器に入力されると、前記入力された情報データビットd11 、d21 、d31、…、dL1は直列/並列変換器511に入力される。ここで、前記インデックスLは、前記一番目の送信アンテナグループ送信器が単位送信時間の間に伝送する情報データビットの数を示し、前記単位送信時間はシンボル単位などになることができる。また、前記インデックスLに後続するインデックス“1”は、一番目送信アンテナグループであることを示す。前記直列/並列変換器511は、前記情報データビットd11 、d21 、d31、…、dL1を並列に変換して第1エンコーダ521−1乃至第L1エンコーダ521−Lのそれぞれに出力する。すなわち、前記直列/並列変換器511は、並列変換された情報データビットd11を第1エンコーダ521−1に出力し、このように並列変換された情報データビットdL1を第Lエンコーダ521−Lに出力する。そうすると、前記第1エンコーダ521−1乃至第Lエンコーダ521−Lのそれぞれは、前記直列/並列変換器511から出力された信号を入力して所定のエンコーディング方式にてエンコーディングした後に第1変調器531−1乃至第M変調器531−Mに出力する。ここで、前記インデックスMは、前記一番目送信アンテナグループの送信器に備えられている送信アンテナの個数を示し、前記エンコーディング方式はSTTCエンコーディング方式である。
そして、前記第1変調器531−1乃至第M変調器531−Mのそれぞれは、前記第1エンコーダ521−1乃至第Lエンコーダ521−Lから出力された信号を入力して所定の変調方式にて変調して出力する。前記第1変調器531−1乃至第M変調器531−Mは、それぞれ変調された変調シンボルS乃至SM1を前記第1送信アンテナANT#1乃至第M送信アンテナANT#Mのそれぞれに出力する。前記第1送信アンテナANT#1乃至第M送信アンテナANT#Mのそれぞれは、前記第1変調器531−1乃至第M変調器531−Mから出力された変調シンボルS乃至SM1をエア上に伝送する。
二番目に、前記P番目送信アンテナグループに対して説明する。まず、L個の情報データビットd1P 、d2P 、d3P、…、dLPが前記P番目送信アンテナグループの送信器に入力されると、前記入力された情報データビットd1P 、d2P 、d3P、…、dLPは、直列/並列変換器551に入力される。ここで、前記インデックスLに後続するインデックス“P”はP番目送信アンテナグループであることを示す。前記直列/並列変換器551は、前記情報データビットd1P 、d2P 、d3P、…、dLPを並列に変換して第1エンコーダ561−1乃至第Lエンコーダ561−Lのそれぞれに出力する。すなわち、前記直列/並列変換器551は、並列変換された情報データビットd1Pを第1エンコーダ561−1に出力し、このように並列変換された情報データビットdLPを第Lエンコーダ561−Lに出力する。そうすると、前記第1エンコーダ561−1乃至第Lエンコーダ561−Lのそれぞれは、前記直列/並列変換器551から出力された信号を入力してSTTCエンコーディング方式でエンコーディングした後に第1変調器571−1乃至第M変調器571−Mに出力する。ここで、前記インデックスMは、前記P番目送信アンテナグループの送信器に備えられている送信アンテナの個数を示す。
そして、前記第1変調器571−1乃至第M変調器571−Mのそれぞれは、前記第1エンコーダ561−1乃至第Lエンコーダ561−Lから出力された信号を入力して所定の変調方式にて変調して出力する。前記第1変調器571−1乃至第M変調器571−Mは、それぞれ変調された変調シンボルS1乃至SMPを前記第(M−M+1)送信アンテナANT#(M−M+1)乃至第M送信アンテナANT#Mのそれぞれに出力する。前記第(M−M+1)送信アンテナANT#(M−M+1)乃至第M送信アンテナANT#Mのそれぞれは、前記第1変調器571−1乃至第M変調器571−Mから出力された変調シンボルS乃至SMPをエア上に伝送する。
図5で説明したように、前記combined array processing and diversity方式は、M個の送信アンテナをP個の送信アンテナグループに分類した後にグループ別に入力情報データを変調して伝送することによりダイバーシティ利得の効率性を増加させる。また、前記combined array processing and diversity方式は、送信アンテナを通じてオーバーラップ(overlap)されない信号を伝送する。
図6は、図5の送信器の構造に相応する受信器の構造を概略的に示す。図6を参照すると、まず、送信器がエア上に伝送した信号は、前記受信器の受信アンテナを通じて受信される。図6では、受信アンテナがN個備えられていると仮定する。前記N個の受信アンテナのそれぞれは、エア上から受信される信号を処理するが、第1受信アンテナANT#1乃至第N受信アンテナANT#Nを通じて受信された信号は、チャンネル推定器611及び干渉除去器(interference suppressor)613に入力される。前記チャンネル推定器611は、第1受信アンテナANT#1乃至第N受信アンテナANT#Nから出力された信号に対してチャンネル推定を遂行した後に、そのチャンネル推定結果を前記干渉除去器613に出力する。前記干渉除去器613は、前記チャンネル推定器611から出力されたチャンネル推定結果に基づいて前記第1受信アンテナANT#1乃至第N受信アンテナANT#Nから出力された信号のそれぞれから干渉成分を除去した後に第1デコーダ615−1乃至第Pデコーダ615−Pに出力する。ここで、前記第1受信アンテナANT#1乃至第N受信アンテナANT#Nから出力された信号を考慮するとき、前記N個の受信アンテナのうちΣMpP={2〜p}個の受信アンテナは前記干渉成分を除去するのに利用され、残りの受信アンテナはダイバーシティ利得を増加させるのに利用される。ここで、前記干渉除去器613が前記第1受信アンテナANT#1乃至第N受信アンテナANT#Nから受信された信号から干渉成分を除去する過程も、前記Vahid Tarokh、A. Naguib、N. Seshadri、及びA. Calderbankが1999年提案した非特許文献2に開示されているので、その詳細な説明を省略する。前記干渉除去器613で干渉成分が除去された信号は、前記第1デコーダ615−1乃至第Pデコーダ615−Pのそれぞれに出力される。前記第1デコーダ615−1乃至第Pデコーダ615−Pのそれぞれは、前記干渉除去器613から出力される信号に対してSTTCデコーディングを遂行してそれぞれ数4を出力する。
Figure 2004222283
前記combined array processing and diversity方式は、ダイバーシティ利得、すなわち、ダイバーシティオーダー(diversity order)及びデータ伝送率を簡単に交換(trade off)することができる。ここで、前記ダイバーシティオーダーを増加させるためには、送信器の送信アンテナの送信アンテナグループを多く生成して送信すればよい。また、受信器では、前記干渉成分を除去する動作を通じて干渉成分を比較的簡単に除去することができる。しかし、前記combined array processing and diversity方式は、実際前記ダイバーシティ利得及びデータ伝送率の交換過程でダイバーシティ利得に大きな損失をもたらす。例えば、送信器が3個の送信アンテナを備え、受信器にも3個の受信アンテナが備えられている場合を仮定する。前記送信器は、2個の送信アンテナを第1送信アンテナグループに生成して残りの1つの送信アンテナを第2送信アンテナグループに生成する。そこで、前記送信器は、第1ストリーム(stream)を前記第1送信アンテナグループを通じて伝送し、第2ストリームを前記第2送信アンテナグループを通じて伝送すると仮定する。この場合、前記受信器は、前記第1ストリームをデコーディングするとき干渉成分として作用する前記第2ストリームを除去し、従って、レベル4のダイバーシティ利得を得る。しかし、前記受信器は、前記第2ストリームをデコーディングするとき干渉成分として作用する前記第1ストリームを除去するのでレベル1のダイバーシティ利得を有し、これは、ダイバーシティ利得がないものと同様に作用する。従って、前記combined array processing and diversity方式は、送信器の送信アンテナの個数が少ない場合ダイバーシティ利得の大きな損失を有する。
前記combined array processing and diversity方式のダイバーシティ利得損失を除去するために複数の送信アンテナをオーバーラップして信号を伝送する方式が提案されており、前記送信アンテナをオーバーラップして信号を伝送する方式を“overlapped combined array processing and diversity”方式であると称する。前記overlapped combined array processing and diversity方式は、本願出願人によって2002年9月30日出願された韓国特許出願第2002−59621号に開示されており、前述したように、複数の送信アンテナのうちの一部の送信アンテナがオーバーラップされるように送信アンテナをグループ化して信号を送受信する方式を開示している。
図7は、一般的なcombined array processing and diversity方式によるSTTC送信器の構造を概略的に示す。図7を参照すると、前記送信器はM個の送信アンテナを備え、前記M個の送信アンテナをP個のグループに分類する。すなわち、M個の送信アンテナが1つのグループをなし、このようにそれぞれのグループは、前述したような送信動作、すなわち、エンコーディング及び変調動作が行われる。ここで、前記M至Mの総合は前記M個を超過する。前記M乃至Mの総合が前記M個を超過する理由は、前記overlapped combined array processing and diversity方式が基本的に送信アンテナをオーバーラップして使用するからである。そうすると、前記P個の送信アンテナグループのうち一番目送信アンテナグループ及びP番目送信アンテナグループを参照して前記combined array processing and diversity方式を説明する。
まず、前記一番目送信アンテナグループに対して説明する。L個の情報データビットd11 、d21 、d31、…、dL1が前記一番目送信アンテナグループの送信器に入力されると、前記入力された情報データビットd11 、d21 、d31、…、dL1は直列/並列変換器711に入力される。ここで、前記インデックスLは、前記一番目の送信アンテナグループ送信器が単位送信時間の間に伝送する情報データビットの数を示し、前記単位送信時間は、シンボル単位などになることができる。また、前記インデックスLに後続するインデックス“1”は一番目送信アンテナグループであることを示す。前記直列/並列変換器711は、前記情報データビットd11 、d21 、d31、…、dL1を並列に変換して第1エンコーダ721−1乃至第Lエンコーダ721−Lのそれぞれに出力する。すなわち、前記直列/並列変換器711は、並列変換された情報データビットd11を第1エンコーダ721−1に出力し、このように並列変換された情報データビットdL1を第Lエンコーダ721−Lに出力する。そうすると、前記第1エンコーダ721−1乃至第Lエンコーダ721−Lのそれぞれは、前記直列/並列変換器711から出力された信号を入力して所定のエンコーディング方式にてエンコーディングした後に第1変調器731−1乃至第M変調器731−Mに出力する。ここで、前記インデックスMは、前記一番目送信アンテナグループの送信器に備えられている送信アンテナの個数を示し、前記エンコーディング方式はSTTCエンコーディング方式である。
そして、前記第1変調器731−1乃至第M変調器731−Mのそれぞれは、前記第1エンコーダ721−1乃至第Lエンコーダ721−Lから出力された信号を入力して所定の変調方式にて変調して出力する。ここで、前記インデックスMは、前記一番目送信アンテナグループの送信器に備えられている送信アンテナの個数を示し、前記エンコーディング方式はSTTCエンコーディング方式である。前記第1変調器731−1乃至第M変調器731−Mは、それぞれ変調された変調シンボルS乃至SM1−1を第1加算器741−1に出力する。ここで、前記加算器は、前記送信アンテナのそれぞれに一対一に対応するように備えられ、前記第1加算器741−1は、第1送信アンテナANT#1に連結される加算器である。そして、前記変調シンボルS乃至SM1でSM1は前記第2加算器741−2にも出力されるが、その理由は、前記一番目送信アンテナグループの信号のうち前記第M変調器から出力される信号が二番目送信アンテナグループの信号とオーバーラップされるからである。前記加算器741−1は、前記変調シンボルS乃至SM1を加算して第1送信アンテナANT#1を通じてエア上に伝送する。
二番目に、前記P番目送信アンテナグループに対して説明する。まず、L個の情報データビットd1P 、d2P 、d3P、…、dLPが前記P番目送信アンテナグループの送信器に入力されると、前記入力された情報データビットd1P 、d2P 、d3P、…、dLPは直列/並列変換器751に入力される。ここで、前記インデックスLに後続するインデックスPは、前記P番目送信アンテナグループであることを示す。前記直列/並列変換器751は、前記情報データビット d1P 、d2P 、d3P、…、dLPを並列に変換して第1エンコーダ761−1乃至第Lエンコーダ761−Lのそれぞれに出力する。すなわち、前記直列/並列変換器751は並列変換された情報データビットd1Pを第1エンコーダ761−1に出力し、このように並列変換された情報データビットdLPを第Lエンコーダ561−Lに出力する。そうすると、前記第1エンコーダ761−1乃至第Lエンコーダ761−Lのそれぞれは、前記直列/並列変換器751から出力された信号を入力してSTTC方式にてエンコーディングした後に第1変調器771−1乃至第M変調器771−Mに出力する。ここで、前記インデックスMは、前記P番目送信アンテナグループの送信器に備えられている送信アンテナの個数を示す。
そして、前記第1変調器771−1乃至第M変調器771−Mのそれぞれは、前記第1エンコーダ761−1乃至第Lエンコーダ761−Lから出力された信号を入力して所定の変調方式にて変調して出力する。前記第1変調器771−1乃至第M変調器771−Mは、変調された変調シンボルS1乃至SMPを第M加算器741−Mに出力する。そして、前記変調シンボルS1乃至SMPで、Sは前記第2加算器741−2にも出力されるが、その理由は、前記P番目送信アンテナグループの信号のうち前記第1変調器771−1から出力される信号が二番目送信アンテナグループの信号とオーバーラップされるからである。前記加算器741−Mは、前記変調シンボルS1乃至SM1を加算して第M送信アンテナANT#Mを通じてエア上に伝送する。
図8は、図7の送信器の構造に相応する受信器の構造を概略的に示す。図8を参照すると、まず、送信器がエア上に伝送した信号は、前記受信器の受信アンテナを通じて受信される。図8では、受信アンテナがN個備えられていると仮定する。前記N個の受信アンテナのそれぞれは、エア上から受信される信号を処理するが、まず、第1受信アンテナANT#1乃至第N受信アンテナANT#Nを通じて受信された信号は、チャンネル推定器811及び干渉除去器813に入力される。前記チャンネル推定器811は、第1受信アンテナANT#1乃至第N受信アンテナANT#Nから出力された信号に対してチャンネル推定を遂行した後にそのチャンネル推定結果を前記干渉除去器813に出力する。前記干渉除去器813は、前記チャンネル推定器811から出力されたチャンネル推定結果に基づいて前記第1受信アンテナANT#1乃至第N受信アンテナANT#Nから出力された信号のそれぞれから干渉成分を除去した後に第1デコーダ815−1乃至第Pデコーダ815−Pに出力する。ここで、前記第1受信アンテナANT#1乃至第N受信アンテナANT#Nから出力された信号を考慮するとき、前記N個の受信アンテナのうち、M−M個の受信アンテナは前記干渉成分を除去するのに利用され、残りの受信アンテナはダイバーシティ利得を増加させるのに利用される。ここで、前記干渉除去器813が前記第1受信アンテナANT#1乃至第N受信アンテナANT#Nから受信された信号から干渉成分を除去する過程は、本願出願人によって2002年9月30日に出願された韓国特許出願第2002−59621号に開示されており、その詳細な説明を省略する。前記干渉除去器813で干渉成分が除去された信号は、前記第1デコーダ815−1乃至第Pデコーダ815−Pのそれぞれに出力される。前記第1デコーダ815−1乃至第Pデコーダ815−Pのそれぞれは、前記干渉除去器813から出力される信号を入力してSTTCデコーディングを遂行してそれぞれ数5を出力する。
Figure 2004222283
図8のようにoverlapped combined array processing and diversity方式による受信器ではダイバーシティ利得がN−M+Mになる。
前述したように、前記overlapped combined array processing and diversity方式は、送信アンテナをグループ化するときオーバーラップ方式を使用することにより、前記combined array processing and diversity方式に比べてさらに高いダイバーシティ利得を有することができる。しかし、前記オーバーラップ方式により受信器で干渉成分を除去するにもかかわらず干渉成分が存在するので、トレリスで並列遷移を許容するようになる。例えば、送信器は、3個の送信アンテナを備え、受信器も3個の受信アンテナを備えている場合、一番目ストリームは第1送信アンテナを通じて伝送され、二番目ストリームは第2送信アンテナを通じて伝送される。この場合、第2送信アンテナには、前記一番目ストリーム及び二番目ストリームのすべての情報が加算されて伝送される。そうすると、受信器は、一番目ストリームをデコーディングするとき二番目ストリームの信号でのみ第3送信アンテナを通じて伝送された信号の干渉除去(interference suppression)を遂行するので、2個の受信アンテナに対するダイバーシティ利得を獲得してレベル4のダイバーシティ利得を有する。同様に、二番目ストリームをデコーディングするとき一番目ストリームの信号にのみ該当する第1送信アンテナから伝送された信号の干渉除去を遂行すればよいので、2個の受信アンテナに対するダイバーシティ利得を獲得してレベル4のダイバーシティ利得を有する。しかし、前記オーバーラップ方式に従って第2送信アンテナから伝送される信号は、一番目ストリーム及び二番目ストリームがオーバーラップされて伝送されるので、変調次数(modulation order)が増加する短所を有する。例えば、送信ストリームの変調シンボルが16QAMシンボルである場合、前記第2送信アンテナから伝送される信号は、16QAMシンボルがオーバーラップされた256QAM信号が伝送される。前記256QAMシンボル及び16QAMシンボルは、そのピーク対平均電力比(Peak to Average Power Ratio;以下、“PAPR”と略称する。)の特性が相異であり、また、無線周波数(Radio Frequency;RF)処理器の設計を変更すべきであるので問題が発生される。終わりに、前記overlapped combined array processing and diversity方式は、前述したように、並列遷移を考慮すべき問題点を有する。このように並列遷移を考慮するトレリス構造を図13を参照して説明する。
図13は、overlapped combined array processing and diversity方式によるトレリス構造を示す。図13に示すように並列遷移を考慮するトレリス構造を有するので、前記overlapped combined array processing and diversity方式は前記並列遷移によってエラー率(error rate)が増加されることができ、また、前記並列遷移によってトレリス計算量が2倍に増加される問題がある。
IEEE文書"Space Time Codes For High Data Rate Wireless Communication: Performance Criterion And Code Construction,"(IEEE Trans. on Info. Theory, pp. 744-765, Vol. 44, No. 2, March 1998) IEEE文書"Combined Array Processing And Space Time Coding."(IEEE Trans. Inform. Theory, Vol. 45, pp. 1121-1128, May 1999)
以上の背景に鑑みて、本発明の目的は、STTCを使用する移動通信システムでダイバーシティ利得及び多重化利得を同時に獲得するデータ送受信装置及び方法を提供することにある。
本発明の他の目的は、overlapped combined array processing and diversity方式を使用するSTTC移動通信システムでエラー率を最小化するデータ送受信装置及び方法を提供することにある。
本発明のまた他の目的は、overlapped combined array processing and diversity方式を使用するSTTC移動通信システムで同一の無線処理規格を有するデータ送受信装置及び方法を提供することにある。
このような目的を達成するために、本発明の送信装置は、第1送信アンテナ乃至第3送信アンテナの少なくとも3個の送信アンテナを備え、前記第1送信アンテナ及び第2送信アンテナを第1送信アンテナグループにグループ化し、前記第2送信アンテナ及び第3送信アンテナを第2送信アンテナグループにグループ化するオーバーラップアンテナ方式を使用する移動通信システムでデータを伝送する装置において、前記第1送信アンテナグループを通じて伝送されるL個の情報ビット列のそれぞれを入力し、前記L個の情報ビット列のそれぞれを所定の変調方式で変調して第1変調シンボル列及び第2変調シンボル列へ出力する第1変調器及び第2変調器と、前記第2送信アンテナグループを通じて伝送される他のL個の情報ビット列のそれぞれを入力し、前記他のL個の情報ビット列のそれぞれを前記変調方式で変調して第3変調シンボル列及び第4変調シンボル列へ出力する第3変調器及び第4変調器と、 前記第1変調シンボル列乃至第4変調シンボル列のそれぞれを入力し、前記入力された第1変調シンボル列乃至第4変調シンボル列のうち所定の位置の少なくとも1つの変調シンボルをパンクチュア(punctured)して出力する第1パンクチュア(puncturer)乃至第4パンクチュアと、 前記第1パンクチュアから出力された変調シンボル列を前記第1送信アンテナを通じて伝送するように制御し、前記第2パンクチュアから出力された変調シンボル列及び前記第3パンクチュアから出力された変調シンボル列を加算して前記第2送信アンテナを通じて伝送するように制御し、前記第3パンクチュアから出力された変調シンボル列を前記第3送信アンテナを通じて出力するように制御する多重化器と、を備えることを特徴とする。
本発明の受信装置は、送信器からM個の送信アンテナのそれぞれを通じて伝送される変調シンボル列をN個の受信アンテナを通じて受信する移動通信システムでデータを受信する装置において、前記N個の受信アンテナのそれぞれに連結され、前記N個の受信アンテナから出力される受信シンボル列を入力してチャンネル推定するチャンネル推定器と、前記N個の受信アンテナのそれぞれに連結され、前記N個の受信アンテナから出力される受信シンボル列のそれぞれに対して所定の少なくとも1つの位置での受信シンボルを干渉成分で除去する干渉除去器と、前記送信器で伝送可能なすべての情報ビット列のそれぞれに対して所定の変調方式にて変調して変調シンボル列を出力するM個の変調器と、前記M個の変調器から出力される変調シンボル列のそれぞれに対して所定の位置の少なくとも1つの変調シンボルをパンクチュアして出力するM個のパンクチュアと、前記M個のパンクチュアから出力される変調シンボル列が前記チャンネル推定器でチャンネル推定したチャンネルと同一のチャンネルを通じて伝送された場合の仮想チャンネル出力と前記受信シンボル列に基づいて並列遷移を考慮して前記送信器から伝送された送信シンボル列を検出する送信シンボル列検出器と、からなることを特徴とする。
本発明の送信方法は、第1送信アンテナ乃至第3送信アンテナの少なくとも3個の送信アンテナを備え、前記第1送信アンテナ及び第2送信アンテナを第1送信アンテナグループにグループ化し、前記第2送信アンテナ及び第3送信アンテナを第2送信アンテナグループにグループ化するオーバーラップアンテナ方式を使用する移動通信システムでデータを伝送する方法において、前記第1送信アンテナグループを通じて伝送されるL個の情報ビット列のそれぞれを入力し、前記L個の情報ビット列のそれぞれを所定の変調方式にて変調して第1変調シンボル列及び第2変調シンボル列に出力する過程と、前記第2送信アンテナグループを通じて伝送される他のL個の情報ビット列のそれぞれを入力し、前記他のL個の情報ビット列のそれぞれを前記変調方式にて変調して第3変調シンボル列及び第4変調シンボル列に出力する過程と、前記第1変調シンボル列乃至第4変調シンボル列のそれぞれを入力し、前記入力された第1変調シンボル列乃至第4変調シンボル列のうち所定の位置の少なくとも1つの変調シンボルをパンクチュアして第1パンクチュアシンボル列乃至第4パンクチュアシンボル列に出力する過程と、前記第1パンクチュアシンボル列を前記第1送信アンテナを通じて伝送するように制御し、前記第2パンクチュアシンボル列及び第3パンクチュアシンボル列を加算して前記第2送信アンテナを通じて伝送するように制御し、前記第4パンクチュアシンボル列を前記第3送信アンテナを通じて出力するように制御する過程と、を備えることを特徴とする。
本発明の受信方法は、送信器からM個の送信アンテナのそれぞれを通じて伝送される変調シンボル列をN個の受信アンテナを通じて受信する移動通信システムでデータを受信する方法において、前記N個の受信アンテナから出力される受信シンボル列を入力してチャンネル推定する過程と、前記N個の受信アンテナから出力される受信シンボル列のそれぞれに対して予め設定された少なくとも1つの位置の受信シンボルを干渉成分で除去する過程と、前記送信器で伝送可能なすべての情報ビット列のそれぞれに対して所定の変調方式で変調してM個の変調シンボル列に出力する過程と、前記M個の変調シンボル列のそれぞれに対して所定の位置の少なくとも1つの変調シンボルをパンクチュアして出力する過程と、前記少なくとも1つの変調シンボルがパンクチュアリング(puncturing)された変調シンボル列が前記チャンネル推定器でチャンネル推定したチャンネルと同一のチャンネルを通じて送信された場合の仮想チャンネル出力と、前記受信シンボル列に基づいて並列遷移を考慮して前記送信器から伝送された送信シンボル列を検出する過程と、を備えることを特徴とする。
本発明は、overlapped combined array processing and diversity方式によるオーバーラップアンテナ方式を使用しつつもパンクチュア動作を通じて実際オーバーラップアンテナを通じて伝送される信号のオーバーラップを除去する。従って、送信信号がオーバーラップされないので、多重化利得及びダイバーシティ利得を同時に獲得することができる。また、前記のように送信信号がオーバーラップされないので、受信器は、干渉成分を除去するとき並列遷移を考慮しなくてもいいので、エラー率が最小になる。さらに、オーバーラップアンテナを通じて伝送される信号がパンクチュア動作によりオーバーラップされないので、同一の無線処理規格のみでも信号の送受信が可能であってハードウェア的な複雑度を減少させることができる。
以下、本発明の好適な実施形態について添付図を参照しつつ詳細に説明する。下記説明において、本発明の要旨のみを明瞭にするために公知の機能又は構成に対する詳細な説明は省略する。なお、図面中、同一な構成要素及び部分には、可能な限り同一な符号及び番号を共通使用するものとする。
図9は、本発明の実施例によるSTTCを使用する送信器の構造を概略的に示す。図9を参照すると、まず、前記送信器はM個の送信アンテナを備え、前記M個の送信アンテナをP個のグループに分類する。すなわち、M個の送信アンテナが1つのグループをなし、このようにそれぞれのグループは前述したような送信動作、すなわち、エンコーディング及び変調動作が行われる。ここで、前記M乃至Mの総合は前記M個を超過する。前記M乃至Mの総合、すなわち、数6が前記M個を超過する理由は、前記overlapped combined array processing and diversity方式が基本的に送信アンテナをオーバーラップして使用するからである。
Figure 2004222283
しかし、前記overlapped combined array processing and diversity方式の場合、前記数6の個数の変調シンボルがオーバーラップされて前記M個の送信アンテナを通じてエア上に伝送される。一方、本発明では、前記数6の個数の変調シンボルがM個でパンクチュアリングされた後、すなわち、オーバーラップされない状態で前記M個の送信アンテナを通じてエア上に伝送される。
このようにP個の送信アンテナグループのそれぞれは、送信アンテナグループ別に送信動作、すなわち、エンコーディング及び変調動作が行われる。ここで、1〜Mは一番目送信アンテナグループの送信アンテナを示し、1〜MはP番目送信アンテナグループの送信アンテナを示す。また、前記1〜Mの送信アンテナの個数は1〜Mの送信アンテナの個数と異なることができることに留意されたい。そして、前記一番目送信アンテナグループの送信動作乃至P番目送信アンテナグループの送信動作は、入出力されるデータのみ相異であるだけその動作が同一であるので、ここでは、前記一番目送信アンテナグループ及びP番目送信アンテナグループを参照して説明する。
まず、前記一番目送信アンテナグループに対して説明する。L個の情報データビットd11 、d21 、d31、…、dL1が前記一番目送信アンテナグループの送信器に入力されると、前記入力された情報データビットd11 、d21 、d31、…、dL1は直列/並列変換器911に入力される。ここで、前記インデックスLは、前記一番目送信アンテナグループの送信器が単位送信時間の間に伝送する情報データビットの数を示し、前記単位送信時間は、シンボル単位などになることができる。また、前記インデックスLに後続するインデックス“1”は一番目送信アンテナグループであることを示す。前記直列/並列変換器911は、前記情報データビットd11 、d21 、d31、…、dL1を並列に変換して第1エンコーダ921−1乃至第Lエンコーダ921−Lのそれぞれに出力する。すなわち、前記直列/並列変換器911は、並列変換された情報データビットd11を第1エンコーダ921−1に出力し、このように並列変換された情報データビットdL1を第Lエンコーダ921−Lに出力する。そうすると、前記第1エンコーダ921−1乃至第Lエンコーダ921−Lのそれぞれは、前記直列/並列変換器911から出力された信号を入力して所定のエンコーディング方式にてエンコーディングした後に第1変調器931−1乃至第M変調器931−Mに出力する。ここで、前記インデックスMは、前記一番目送信アンテナグループの送信器に備えられている送信アンテナの個数を示し、前記エンコーディング方式はSTTCエンコーディング方式である。
そして、前記第1変調器931−1乃至第M変調器931−Mのそれぞれは、前記第1エンコーダ921−1乃至第Lエンコーダ921−Lから出力された信号を入力して所定の変調方式にて変調して出力する。前記第1変調器931−1乃至第M変調器931−Mは、それぞれ変調された変調シンボルS乃至SM1を第1パンクチュア941−1乃至第Mパンクチュア941−Mのそれぞれに出力する。ここで、前記第1変調器931−1乃至第M変調器931−Mの動作は同一であるので、簡単にするために前記第1変調器931−1のみを説明する。前記第1変調器931−1は、前記第1エンコーダ921−1乃至第Lエンコーダ921−Lから出力された信号を入力して加算した後に前記第1変調器931−1が連結される送信アンテナに適用される利得を乗じ、前記利得が乗じられた信号を前記所定の変調方式で変調した後に第1パンクチュア941−1に出力する。ここで、前記変調方式には、BPSK(Binary Phase Shift Keying;以下、“BPSK”と略称する。)方式、QPSK(Quadrature Phase Shift Keying;以下、“QPSK”と略称する。)方式、QAM(Quadrature Amplitude Modulation;以下、“QAM”と略称する。)方式、PAM(Pulse Amplitude Modulation;以下、“PAM”と略称する。)方式、及びPSK(Phase Shift Keying;以下、“PSK”と略称する。)方式などがある。前記第1パンクチュア941−1乃至第Mパンクチュア941−Mのそれぞれは、前記第1変調器931−1乃至第M変調器931−Mのそれぞれから出力された変調シンボルS乃至SM1を入力して所定のパンクチュアリングマトリックス(puncturing matrix)に相応するようにパンクチュアする。ここで、前記第1変調器931−1乃至第M変調器931−Mのそれぞれから出力された変調シンボルS乃至SM1を前記パンクチュアリングマトリックスに相応するようにパンクチュアリングする理由は、overlapped combined array processing and diversity方式で特定の送信アンテナに信号がオーバーラップされることにより発生する干渉成分を除去するためである。すなわち、前記一番目送信アンテナグループの変調シンボルS乃至SM1を前記パンクチュアリングマトリックスに相応するようにパンクチュアすることにより、前記一番目送信アンテナグループの送信信号が他の送信アンテナグループの干渉成分として作用しない。
そうすると、前記第1変調器931−1乃至第M変調器931−Mのそれぞれから出力された変調シンボルS乃至SM1を前記第1パンクチュア941−1乃至第Mパンクチュア941−Mでパンクチュアする過程を説明する。
前記第1パンクチュア941−1乃至第Mパンクチュア941−Mは、前記第1変調器931−1乃至第M変調器931−Mのそれぞれから出力された変調シンボルS乃至SM1を伝送する送信アンテナ別に周期的にパンクチュアする。例えば、前記一番目送信アンテナグループの送信アンテナの個数が2個であると仮定し、前記2個の送信アンテナを通じて単位送信区間の間4個のシンボルを伝送すると仮定するとき、下記式(1)のようなパンクチュアリングマトリックスを適用する。
Figure 2004222283
前記式(1)において、Pはパンクチュアリングマトリックスを示し、前記パンクチュアリングマトリックスPで列(column)は送信区間、すなわち、シンボル区間を示し、行(row)は送信アンテナを示す。前記パンクチュアリングマトリックスPでエレメント(element)“1”は、入力されるシンボルをパンクチュアせずそのままに通過させることを意味し、エレメント“0”は、入力されるシンボルをパンクチュアして該当区間でシンボルを伝送しないことを意味する。すなわち、前記パンクチュアリングマトリックスPで一番目列では、すなわち、一番目シンボル区間では、第1送信アンテナに連結された第1変調器から出力される信号及び第2送信アンテナに連結された第2変調器から出力される信号をそのままに通過させる。これとは異なり、前記パンクチュアリングマトリックスPで二番目列では、すなわち、二番目シンボル区間では、第1送信アンテナに連結された第1変調器から出力される信号はそのままに通過させ、第2送信アンテナに連結された第2変調器から出力される信号をパンクチュアする。また、前記パンクチュアリングマトリックスPで三番目列では、すなわち、三番目シンボル区間では、第1送信アンテナに連結された第1変調器から出力される信号及び第2送信アンテナに連結された第2変調器から出力される信号をそのままに通過させる。これとは異なり、前記パンクチュアリングマトリックスPで四番目列では、すなわち、四番目シンボル区間では、第1送信アンテナに連結された第1変調器から出力される信号はそのままに通過させ、第2送信アンテナに連結された第2変調器から出力される信号をパンクチュアする。
一方、前記第1パンクチュア941−1乃至第Mパンクチュア941−Mは、前記第1変調器931−1乃至第M変調器931−Mのそれぞれから出力された変調シンボルS乃至SM1を入力して予め設定されたパンクチュアリングマトリックスに相応するようにパンクチュアした後に第1多重化器(MUX#1)951−1乃至第2多重化器951−2に出力する。ここで、前記多重化器は前記送信アンテナのそれぞれに一対一に対応するように備えられ、前記第1多重化器951−1は第1送信アンテナANT#1に連結される多重化器である。そして、前記変調シンボルS乃至SM1でSM1は前記第2多重化器951−2にも出力されるが、その理由は、前記一番目送信アンテナグループの信号のうち前記第M931−M変調器から出力される信号が二番目送信アンテナグループの信号とオーバーラップされるからである。前記第1多重化器951−1は、前記変調シンボルS乃至SM1を多重化して第1送信アンテナANT#1を通じてエア上に伝送する。
二番目に、前記P番目送信アンテナグループに対して説明する。L個の情報データビットd1P 、d2P 、d3P、…、dLPが前記P番目送信アンテナグループの送信器に入力されると、前記入力された情報データビットd1P 、d2P 、d3P、…、dLPは直列/並列変換器961に入力される。ここで、前記インデックスLに後続するインデックスPは、前記P番目送信アンテナグループであることを示す。前記直列/並列変換器961は、前記情報データビットd1P 、d2P 、d3P、…、dLPを並列に変換して第1エンコーダ971−1乃至第Lエンコーダ971−Lのそれぞれに出力する。すなわち、前記直列/並列変換器961は、並列変換された情報データビットd1Pを第1エンコーダ971−1に出力し、このように並列変換された情報データビットdLPを第Lエンコーダ971−Lに出力する。そうすると、前記第1エンコーダ971−1乃至第Lエンコーダ971−Lのそれぞれは、前記直列/並列変換器961から出力された信号を入力してSTTC方式にてエンコーディングした後に第1変調器981−1乃至第M変調器981−Mに出力する。ここで、前記インデックスMは、前記P番目送信アンテナグループの送信器に備えられている送信アンテナの個数を示す。
そして、前記第1変調器981−1乃至第M変調器981−Mのそれぞれは、前記第1エンコーダ971−1乃至第Lエンコーダ971−Lから出力された信号を入力して所定の変調方式で変調して第1パンクチュア991−1乃至第Mパンクチュア991−Mのそれぞれに出力する。ここで、前記第1変調器981−1乃至第M変調器981−Mの動作は同一であるので、簡単にするために前記第1変調器981−1のみを説明する。前記第1変調器981−1は、前記第1エンコーダ971−1乃至第Lエンコーダ971−Lから出力された信号を入力して加算した後に前記第1変調器981−1が連結される送信アンテナに適用される利得を乗じ、前記利得が乗じられた信号を前記所定の変調方式で変調した後に第1パンクチュア991−1に出力する。ここで、前記変調方式は、前記一番目送信アンテナグループに適用した変調方式と同一の変調方式を適用する。前記第1パンクチュア991−1乃至第Mパンクチュア991−Mのそれぞれは、前記第1変調器981−1乃至第M変調器981−Mのそれぞれから出力された変調シンボルS乃至SMPを入力して所定のパンクチュアリングマトリックスに相応するようにパンクチュアした後に第2多重化器951−2及び第M多重化器951−Mに出力する。ここで、前記第1変調器981−1乃至第M変調器981−Mのそれぞれから出力された変調シンボルS乃至SMPを前記パンクチュアリングマトリックスに相応するようにパンクチュアする理由もoverlapped combined array processing and diversity方式で特定の送信アンテナに信号がオーバーラップされることにより発生する干渉成分を除去するためである。すなわち、前記P番目送信アンテナグループの変調シンボルS乃至SMPを前記パンクチュアリングマトリックスに相応するようにパンクチュアリングすることにより前記P番目送信アンテナグループの送信信号が他の送信アンテナグループの干渉成分として作用しない。
そうすると、前記第1変調器981−1乃至第M変調器981−Mのそれぞれから出力された変調シンボルS乃至SMPを前記第1パンクチュア991−1乃至第Mパンクチュア991−Mでパンクチュアする過程を説明する。
前記第1パンクチュア991−1乃至第Mパンクチュア991−Mは、前記第1変調器981−1乃至第M変調器981−Mのそれぞれから出力された変調シンボルS乃至SMPを伝送する送信アンテナ別に周期的にパンクチュアリングする。例えば、前記P番目送信アンテナグループの送信アンテナの個数が2個であると仮定し、前記2個の送信アンテナを通じて単位送信区間の間4個のシンボルを伝送すると仮定するとき、前記数式1のようなパンクチュアリングマトリックスを適用する。一方、前記第1パンクチュア991−1乃至第Mパンクチュア941−Mは、前記第1変調器981−1乃至第M変調器981−Mのそれぞれから出力された変調シンボルS乃至SMPを入力して所定のパンクチュアリングマトリックスに相応するようにパンクチュアリングした後に第2多重化器951−2及び第M多重化器951−Mに出力する。前記第2多重化器951−2及び第M多重化器951−Mは、前記第1パンクチュア991−1乃至第Mパンクチュア991−Mから出力された信号を多重化して第2送信アンテナANT#2乃至第M送信アンテナANT#Mを通じてエア上に伝送する。このように、前記変調シンボルS乃至SMPにパンクチュアリングマトリックスを適用する場合、前記第2送信アンテナANT#2乃至第M送信アンテナANT#Mを通じて伝送される変調シンボルが他の送信アンテナに対する干渉成分として作用しない。
図10は、図9の送信器の構造に相応する受信器の構造を概略的に示す。図10を参照すると、まず、送信器がエア上に伝送した信号は、前記受信器の受信アンテナを通じて受信される。図10では、受信アンテナがN個備えられていると仮定する。前記N個の受信アンテナのそれぞれは、エア上から受信される信号を処理するが、まず、第1受信アンテナANT#1乃至第N受信アンテナANT#Nを通じて受信された信号は、チャンネル推定器1011及び干渉除去器1013に入力される。前記チャンネル推定器1011は、第1受信アンテナANT#1乃至第N受信アンテナANT#Nから出力された信号に対してチャンネル推定を遂行した後にそのチャンネル推定結果を前記干渉除去器1013及び第1デコーダ1015−1乃至第Pデコーダ1015−Pに出力する。前記干渉除去器1013は、前記チャンネル推定器1011から出力されたチャンネル推定結果に基づいて前記第1受信アンテナANT#1乃至第N受信アンテナANT#Nから出力された信号のそれぞれから干渉成分を除去した後に第1デコーダ1015−1乃至第Pデコーダ1015−Pに出力する。ここで、前記チャンネル推定器1011が前記第1受信アンテナANT#1乃至第N受信アンテナANT#Nから出力された信号に対してチャンネル推定を遂行する過程及び前記干渉除去器1013が前記第1受信アンテナANT#1乃至第N受信アンテナANT#Nから出力された信号のそれぞれから干渉成分を除去する過程は、当該技術分野で公知された従来技術であるV. Tarokh、A. Naguib、N. Seshadri、及びA. R. Calderbankが1998年提案した非特許文献1及び非特許文献2に開示されている。このような参照文献には、N個の送信アンテナをNサイズのオーバーラップされない小さいグループに分割し、各グループのアンテナから情報を伝送するためにコンポーネント符号(component codes)として呼ばれる個々の時空間符号(space-time codes)を使用することにより符号化及び復号化の複雑度を格段に減少させる方法が紹介された。そうすると、前記第1デコーダ1015−1乃至第Pデコーダ1015−Pのそれぞれは、前記干渉除去器1013から出力される信号を前記チャンネル推定器1011でチャンネル推定した結果に基づいてSTTCデコーディングを遂行し、送信器から伝送された情報データビットを出力する。ここで、前記第1デコーダ1015−1乃至第Pデコーダ1015−Pのそれぞれは、本発明の送信器で変調シンボルを伝送するときパンクチュアリングして伝送したのでこれを考慮してデコーディングしなければならなく、図11を参照して前記第1デコーダ1015−1乃至第Pデコーダ1015−Pの内部構造を説明する。
図11は、図10の第1デコーダ1015−1乃至第Pデコーダ1015−Pの内部構造を示す。図11を参照すると、図10で説明した第1デコーダ1015−1乃至第Pデコーダ1015−Pは図11に示すような構造を有し、簡単するために前記第1デコーダ1015−1のみを説明する。まず、送信器がエア上に伝送した信号は前記受信器の受信アンテナを通じて受信される。図11では、受信アンテナがN個備えられていると仮定する。前記N個の受信アンテナのそれぞれは、エア上から受信される信号を処理するが、まず、第1受信アンテナANT#1乃至第N受信アンテナANT#Nを通じて受信された信号は、それぞれ第1多重化器1111−1乃至第N多重化器1111−Nへ出力される。前記第1多重化器1111−1乃至第N多重化器1111−Nは、第1受信アンテナANT#1乃至第N受信アンテナANT#Nから出力された信号を前記STTC送信器で適用した多重化方式に相応する逆多重化方式にて逆多重化した後に、チャンネル推定器1112及びメトリック計算機(Metric Calculator)1131に出力する。前記チャンネル推定器1112は、第1受信アンテナANT#1乃至第N受信アンテナANT#Nから出力された信号のチャンネル推定をトレーニングシーケンス生成器(training sequence generator)1115から生成されたトレーニングシーケンスを利用して遂行した後に、そのチャンネル推定結果をハイポセシス1113に出力する。
一方、可能シーケンス生成器(Possible Sequences Generator)1120は、前記送信器で情報データビットに対して同時にエンコーディングされる可能性があるすべての種類のシーケンスを生成し、前記生成されたシーケンスを第1エンコーダ1121−1乃至第Lデコーダ1121−Lに出力する。ここで、前記可能シーケンス生成器1120は、前記送信器で情報データを伝送する単位がL個の情報ビットであるので、L個のビットで構成された可能シーケンス(数8)を生成する。
Figure 2004222283
このように生成された可能シーケンスのL個のビットのそれぞれは、前記第1エンコーダ1121−1乃至第Lエンコーダ1121−Lに入力され、前記第1エンコーダ1121−1乃至第Lエンコーダ1121−Lは、前記可能シーケンス生成器1120から出力された可能シーケンス(数8)のSTTCエンコーディング方式にてエンコーディングした後に、第1変調器1123−1乃至第M変調器1123−Mに出力する。前記第1変調器1123−1乃至第M変調器1123−Mのそれぞれは、前記第1エンコーダ1121−1乃至第Lエンコーダ1121−Lから出力されるエンコーディングされたビットを所定の変調方式にて変調して第1パンクチュア1125−1乃至第Mパンクチュア1125−Mに出力する。ここで、前記第1変調器1123−1乃至第M変調器1123−Mで適用する変調方式は、前述したように、BPSK方式、QPSK方式、QAM方式、PAM方式、及びPSK方式などのような変調方式のうちいずれか1つの方式で設定され、前記第1変調器1123−1乃至第M変調器1123−Mは、 図9の送信器で適用した変調方式に相応する変調方式を適用する。
前記第1パンクチュア1125−1乃至第Mパンクチュア1125−Mは、前記第1変調器1123−1乃至第M変調器1123−Mから出力された信号を入力して図9で適用したパンクチュアリングマトリックスと同一のパンクチュアリングマトリックスに相応するようにパンクチュアして前記ハイポセシス1113に出力する。前記ハイポセシス1113は、前記第1パンクチュア1125−1乃至第Mパンクチュア1125−Mのそれぞれから出力された信号と前記チャンネル推定器1113から出力されたチャンネル推定結果とを入力し、前記第1パンクチュア1125−1乃至第Mパンクチュア1125−Mのそれぞれから出力された信号でなされたシーケンスが前記チャンネル推定結果と同一のチャンネルを通過したときの仮想チャンネル出力を生成して前記メトリック計算機1131に出力する。しかし、本発明では、送信器でいずれの1つの送信アンテナを通じて伝送される変調シンボルのうち一部がパンクチュアリングされる場合、前記パンクチュアリングされたシンボル区間には、他の送信アンテナを通じて伝送される変調シンボルのうちの一部が多重化されて挿入される。すなわち、本発明は、オーバーラップアンテナから伝送されるシンボルストリーム(stream)の場合、送信シンボルストリームに自分の変調シンボルのみならず、他のシンボルストリームの変調シンボルが多重化されて挿入された形態を有する。従って、受信器は、前記他のシンボルストリームの変調シンボルをデコーディングするとき、トレリスで並列遷移(parallel transition)に考慮しなければならなく、図11で並列遷移器1114は、他のシンボルストリームを通じて伝送されることができるすべての種類のコンステレーションに第2送信アンテナANT#2を通じて受信器に受信されるチャンネル推定結果を乗じた値を元来計算されたメトリックに加算する。すなわち、2個のシンボルストリームが交互に伝送された場合、2L2個の並列遷移を考慮しなければならない。
一方、前記メトリック計算機1131は、前記ハイポセシス1113から出力された仮想チャンネル出力と前記第1受信アンテナANT#1乃至第N受信アンテナANT#Nを通じて受信された信号とを受信し、前記仮想チャンネル出力と前記第1受信アンテナANT#1乃至第N受信アンテナANT#Nを通じて受信された信号間の距離を計算する。ここで、前記メトリック計算機1131は、前記距離を計算するときユークリッド距離を使用する。このように、前記メトリック計算機1131は、前記送信器が伝送することができるすべての可能なシーケンスに対してユークリッド距離を計算した後に、最小距離選択器(minimum distance selector)1133に出力する。前記最小距離選択器1133は、前記メトリック計算機1131から出力されたユークリッド距離のうち最小距離を有するユークリッド距離を選択し、前記選択されたユークリッド距離に該当する情報ビットを前記送信器が伝送した情報ビットとして決定して並列/直列変換器1135に出力する。前記最小距離選択器1135が最小距離を有するユークリッド距離に該当する情報ビットを決定するとき使用されるアルゴリズム(algorithm)には複数のアルゴリズムが存在することができるが、ここでは、ビタビアルゴリズム(Viterbi algorithm)を使用すると仮定する。また、前記ビタビアルゴリズムを使用して最小距離を有する情報ビットを抽出する過程は、 Vahid Tarokh、N. Seshadri、及びA. Calderbankが1998年提案した非特許文献1に開示されているので、その詳細な説明を省略する。ここで、前記最小距離選択器1133は、前記可能シーケンス生成器1120で発生したすべてのシーケンスに対して最小距離を有するユークリッド距離に該当する情報ビットを決定するので、結果的にL個の情報ビット、すなわち、数9を出力する。
Figure 2004222283
そうすると、前記並列/直列変換器1135は、前記最小距離選択器1133から出力されたL個の情報ビットを直列変換して受信情報データシーケンス(数9)を出力する。そうすると、前述した送信器の構造及び受信器の構造を参照して本発明の動作過程を説明する。
まず、前記送信器はM個の送信アンテナを備え、前記受信器はN個の受信アンテナを備えると仮定する。前記受信器が前記N個の受信アンテナを通じて受信した信号は、下記式(2)のように示される。
Figure 2004222283
前記式(2)において、Rは、N×1マトリックスで受信された受信信号を示し、Hはチャンネル特性を示し、Sは送信信号を示し、Nは雑音(noise)成分を示す。前記チャンネル特性HはN×Mマトリックスで表現され、前記N×Mマトリックスのエレメント(element)のそれぞれは、独立複素ガウシアン(independent complex gaussian)にモデリングされる。前記雑音成分NはN×1ベクトルで表現され、前記受信器に受信された雑音成分を示す。前記送信信号SはM×1ベクトル(vector)で表現され、m番目行(row)は、m番目送信アンテナANT#mから伝送された変調シンボルを示す。ここで、前記送信信号SはP個のシンボルストリームで構成されているが、前記P個のストリームのそれぞれは、M個の送信アンテナを通じて伝送される。また、前記P個のストリームは、図10で説明したように、相互に独立的にパンクチュアリングマトリックスに相応するようにパンクチュアリングされたストリームであり、結果的に、前記パンクチュア動作で前記P個のストリームのそれぞれは、前記M個のパンクチュアリングされた変調シンボルを引いた個数だけの送信アンテナを使用すると考慮することができる。従って、本発明は、数6の個数の変調器で生成された数6の個数の変調シンボルを前記M個の送信アンテナにオーバーラップされずマッピングされることができるようにパンクチュアリングマトリックスに相応するようにパンクチュアリングする。そこで、前記送信信号Sは、数6の個数の変調シンボルを前記M個の送信アンテナにオーバーラップされないようにマッピングされた信号になる。
前記受信器がP番目シンボルストリームをデコーディングするためには、前記P番目シンボルストリーム以外の残りのシンボルストリームを干渉成分として判断して除去しなければならない。このために、前記P番目シンボルストリームが伝送された送信アンテナを通じてチャンネル特性を示すN個の行を前記チャンネル特性Hで除去すべきである。前記送信アンテナから受信器までのチャンネル特性を示すN個の行が除去されたN×(M−M)次元(dimension)のマトリックスをHマトリックスであると定義する。前記Hマトリックスのナルスペース(null space)をΩであると定義し、前記HマトリックスのナルスペースΩを前記受信信号Sに乗じると、前記P番目シンボルストリーム以外の干渉成分として作用している残りのシンボルストリームが除去された新たな受信信号S’を生成することができる。
一方、前記P番目シンボルストリームをM個の送信アンテナを使用して伝送し、前記M個の送信アンテナのうちq個の送信アンテナからの変調シンボルがパンクチュアリングされたと仮定する。前記q個の送信アンテナからの変調シンボルがパンクチュアリングされたとしても前記q個の送信アンテナのそれぞれは、前記P番目シンボルストリームではない他のシンボルストリームの変調シンボルを多重化して伝送するので、前記多重化された他のシンボルストリームが干渉成分として作用する効果を除去すべきである。例えば、前記q個の送信アンテナのそれぞれでL−ary方式に変調された変調シンボルが伝送された場合、受信器では、q*2個の並列遷移を考慮してデコーディングしなければならない。すなわち、前記q*2個の並列遷移に該当するシンボルベクトルのうち1つのシンボルベクトルがS(c=1〜q*2)であると仮定する場合、前記受信器のメトリック計算機1131はΩを計算されたメトリックから減算しなければならない。
そうすると、前記パンクチュアリングパターンを利用して実際送信アンテナのオーバーラップによる干渉成分が除去される理由を説明すると次のようである。これを説明するに先立って、図10の送信器の構造で一般化したパラメータM、M、及びMなどを説明の便宜上適切に変化させて説明することに留意されたい。すなわち、図10の送信器の構造で、前記Mは3であり、M、M及びPは2であると仮定し、また、下記説明で送信器は変調方式としてBPSK方式を適用し、単位送信時間の間4個のシンボルを伝送すると仮定する。そうすると、前記一番目送信アンテナグループが第1送信アンテナANT#1及び第2送信アンテナANT#2で構成され、前記P番目送信アンテナグループが二番目送信アンテナグループになり、前記二番目送信アンテナグループが第2送信アンテナANT#2及び第M送信アンテナANT#M、すなわち、第3アンテナANT#3で構成される。また、前記仮定の下に、前記一番目送信アンテナグループの第1変調器931−1及び第M変調器943−Mは第1変調器931−1及び第2変調器931−2になり、第1パンクチュア941−1及び第Mパンクチュア941−Mは第1パンクチュア941−1及び第2パンクチュア941−2になる。また、前記P番目送信アンテナグループの第1変調器981−1及び第M変調器981−Mは第1変調器981−1及び第2変調器981−2になり、第1パンクチュア991−1及び第Mパンクチュア991−Mは第1パンクチュア991−1及び第2パンクチュア991−2になる。また、第M多重化器951−Mは第3多重化器951−3になる。
前記第1変調器931−1及び第2変調器931−2から出力された変調シンボルは、第1パンクチュア941−1及び第2パンクチュア941−2のそれぞれに入力され、前記第1パンクチュア941−1及び第2パンクチュア941−2は、前記数式1のパンクチュアリングマトリックスを適用して入力される変調シンボルをパンクチュアリングした後に前記第1多重化器951−1及び第2多重化器952−2に出力する。前記数式1のようなパンクチュアリングマトリックスPを適用する場合、前記第1パンクチュア941−1は、入力される4個の変調シンボルをまったくパンクチュアリングせずそのままに前記第1多重化器951−1に出力し、第2パンクチュア941−2は、入力される4個の変調シンボルを一番目変調シンボル及び三番目変調シンボルはパンクチュアリングせず、二番目変調シンボル及び四番目変調シンボルをパンクチュアした後に第2多重化器951−2に出力する。
一方、前記第1変調器981−1及び第2変調器981−2から出力された信号は、第1パンクチュア991−1及び第2パンクチュア991−2のそれぞれに入力され、前記第1パンクチュア991−1及び第2パンクチュア991−2は、下記数式3のようなパンクチュアリングマトリックスを適用して入力される変調シンボルをパンクチュアリングした後に第2多重化器951−2乃至第3多重化器951−3に出力する。
Figure 2004222283
前記式(3)のようなパンクチュアリングマトリックスPを適用する場合、前記第1パンクチュア991−1は、入力される4個の変調シンボルから一番目変調シンボル及び三番目変調シンボルをパンクチュアし、二番目変調シンボル及び四番目変調シンボルをパンクチュアせずそのままに前記第2多重化器951−2に出力し、第2パンクチュア991−2は、入力される4個の変調シンボルをまったくパンクチュアせずそのままに第3多重化器951−3に出力する。
前記第1多重化器951−1は、前記第1パンクチュア941−1から出力された信号をそのままに前記第1送信アンテナANT#1を通じて伝送し、前記第2多重化器951−2は、前記第2パンクチュア941−2から出力された信号と前記第1パンクチュア991−1から出力された信号を多重化して前記第2送信アンテナANT#2を通じて伝送し、前記第3多重化器951−3は、前記第2パンクチュア991−2から出力された信号を多重化して前記第3送信アンテナANT#3を通じて伝送する。ここで、前記第2多重化器951−2の出力信号を説明すると、前記第2パンクチュア941−2から出力された一番目変調シンボル及び三番目変調シンボルと前記第1パンクチュア991−1から出力された二番目変調シンボル及び四番目変調シンボルとを多重化して一連の4個の変調シンボルを出力する。従って、前記4個の変調シンボルのそれぞれは、まったくオーバーラップされない変調シンボルになる。従来には、オーバーラップアンテナを通じて伝送される変調シンボルもオーバーラップされるので、前記のように、送信器がBPSK方式を適用する場合、第1送信アンテナANT#1及び第3送信アンテナANT#3を通じて伝送される変調シンボルはBPSK変調シンボルである一方、前記オーバーラップアンテナである第2送信アンテナANT#2を通じて伝送される変調シンボルはQPSK変調シンボルになる。しかし、本発明は、前述したように、オーバーラップされるアンテナ、すなわち、第2送信アンテナANT#2を通じて伝送される変調シンボルは、前記パンクチュア過程に従ってオーバーラップされないのでそのままにBPSK変調シンボルになり、従って、前記送信器は、送信アンテナのそれぞれに同一のコンステレーションサイズを有するシンボルを伝送することができる。
本発明は、第1パンクチュア941−1、第2パンクチュア941−2、第1パンクチュア991−1、及び第2パンクチュア991−2のそれぞれにパンクチュアリングマトリックスP及びパンクチュアリングマトリックスPを適用する場合を説明した。次に前記4個のパンクチュア、すなわち、第1パンクチュア941−1、第2パンクチュア941−2、第1パンクチュア991−1、及び第2パンクチュア991−2をすべて考慮してパンクチュアリングマトリックスを適用する場合を説明する。前記4個のパンクチュアのすべてを考慮したパンクチュアリングマトリックスは下記式(4)及び式(5)のようである。
Figure 2004222283
Figure 2004222283
前記式(4)のパンクチュアリングマトリックスP及び前記式(5)のパンクチュアリングマトリックスPのそれぞれは、各列のエレメント値を加算するとすべて3になることをわかる。これは、1つのシンボル送信時点に4個の変調シンボルのうち3個の変調シンボルのみが伝送されることを意味する。一番目に、前記パンクチュアリングマトリックスPの行を説明すると、一番目行は第1送信アンテナANT#1にマッピングされ、二番目行及び三番目行は第2送信アンテナANT#2にマッピングされ、四番目行は第3送信アンテナANT#3にマッピングされる。前記パンクチュアリングマトリックスPにおいて、前記第2パンクチュア941−2及び第1パンクチュア991−1から出力される変調シンボルは、 前記二番目行及び三番目行のエレメントに従ってパンクチュアリングされる。結果的に、相互にパンクチュアリングされたシンボル区間にパンクチュアリングされないシンボル区間が挿入される。前記パンクチュアリングマトリックスPはオーバーラップされるアンテナ、すなわち、第2送信アンテナANT#2のみならず残りの送信アンテナのすべてを考慮して少なくとも1つの干渉成分のみが存在するように制御する。
二番目に、前記パンクチュアリングマトリックスPの行を説明すると、一番目行は第1送信アンテナANT#1にマッピングされ、二番目行は第1送信アンテナANT#1または第2送信アンテナANT#2にマッピングされ、三番目行は第2送信アンテナANT#2または第3送信アンテナANT#3にマッピングされ、四番目行は第3送信アンテナANT#3にマッピングされる。すなわち、前記パンクチュアリングマトリックスPのエレメントを数14のような規則に従って送信アンテナのそれぞれにマッピングされる。
Figure 2004222283
前記送信アンテナのマッピング規則は、前記パンクチュアリングマトリックスPのエレメントのそれぞれがどの送信アンテナにマッピングされるべきであるかを規定している。すなわち、パンクチュアリングマトリックスPの第1行のエレメントは、すべて第1送信アンテナANT#1にマッピングされなければならなく、パンクチュアリングマトリックスPの第2行のエレメントは、前記送信アンテナのマッピング規則が1で示される場合には第1送信アンテナANT#1にマッピングされなければならなく、 前記送信アンテナのマッピング規則が2で示される場合には第2送信アンテナANT#2にマッピングされなければならない。これと同様に、パンクチュアリングマトリックスPの第3行のエレメントは、前記送信アンテナのマッピング規則が2で示される場合には第2送信アンテナANT#2にマッピングされなければならなく、前記送信アンテナのマッピング規則が3で示される場合には第3送信アンテナANT#3にマッピングされなければならない。終わりに、パンクチュアリングマトリックスPの第4行のエレメントは、すべて第3送信アンテナANT#3にマッピングされなければならない。このようにマッピングすることにより、結果的に相互にパンクチュアリングされたシンボル区間にパンクチュアリングされないシンボル区間が相互に挿入されるように制御することができる。
そうすると、前記送信器がBPSK方式を適用する場合のトレリス構造を説明する。
まず、前記BPSK方式を適用する場合のコンステレーションを図12を参照して説明する。
図12は、一般的なBPSK方式のコンステレーションを示す。図12に示すように、実数軸(I)及び虚数軸(Q)上にコンステレーションが表示される。また、従来技術で説明したように、図13は、overlapped combined array processing and diversity方式によるトレリス構造を示し、図14は、本発明によるトレリス構造を示す。図13及び図14を比較すると、まず、図13のトレリス構造において、受信される信号をデコーディングする場合、すべての受信シンボルに対して状態遷移を考慮するが、すなわち、並列遷移を考慮する。しかし、図14のトレリス構造では、並列遷移を考慮しなくてもいいのでエラー率が減少する。
以上、本発明の詳細について具体的な実施形態に基づき説明してきたが、本発明の範囲を逸脱しない限り、各種の変形が可能なのは明らかである。従って、本発明の範囲は、上記実施形態に限るものでなく、特許請求の範囲のみならず、その範囲と均等なものにより定められるべきである。
一般的なSTTCを使用する送信器の構造を概略的に示すブロック図。 図1の第1エンコーダ乃至第Lエンコーダの内部構造を示すブロック図。 エンコーダの個数が2個であり、送信アンテナが3個であるSTTC送信器の構造を概略的に示すブロック図。 図1の送信器の構造に相応する受信器の構造を概略的に示すブロック図。 一般的なcombined array processing and diversity方式を使用するSTTC送信器の構造を概略的に示すブロック図。 図5の送信器の構造に相応する受信器の構造を概略的に示すブロック図。 一般的なcombined array processing and diversity方式によるSTTC送信器の構造を概略的に示すブロック図。 図7の送信器の構造に相応する受信器の構造を概略的に示すブロック図。 本発明の実施例によるSTTCを使用する送信器の構造を概略的に示すブロック図。 図9の送信器の構造に相応する受信器の構造を概略的に示すブロック図。 図10の第1デコーダ乃至第Pデコーダの内部構造を示すブロック図。 一般的なBPSK方式のコンステレーションを示す図。 overlapped combined array processing and diversity方式によるトレリス構造を示す図。 本発明の実施例によるトレリス構造を示す図。
符号の説明
911、961 直列/並列変換器
921−1…921−L1 第1乃至第L1エンコーダ
931−1…931−M1 第1乃至第M1変調器
941−1…941−M1 第1乃至第M1パンクチュア
951−1 第1多重化器(MUX#1)
951−2 第2多重化器(MUX#2)
1011 チャンネル推定器
1013 干渉除去器
1015−1…1015−P 第1乃至第Pデコーダ

Claims (20)

  1. 第1送信アンテナ乃至第3送信アンテナの少なくとも3個の送信アンテナを備え、前記第1送信アンテナ及び第2送信アンテナを第1送信アンテナグループにグループ化し、前記第2送信アンテナ及び第3送信アンテナを第2送信アンテナグループにグループ化するオーバーラップアンテナ方式を使用する移動通信システムでデータを伝送する装置において、
    前記第1送信アンテナグループを通じて伝送されるL個の情報ビット列のそれぞれを入力し、前記L個の情報ビット列のそれぞれを所定の変調方式で変調して第1変調シンボル列及び第2変調シンボル列へ出力する第1変調器及び第2変調器と、
    前記第2送信アンテナグループを通じて伝送される他のL個の情報ビット列のそれぞれを入力し、前記他のL個の情報ビット列のそれぞれを前記変調方式で変調して第3変調シンボル列及び第4変調シンボル列へ出力する第3変調器及び第4変調器と、
    前記第1変調シンボル列乃至第4変調シンボル列のそれぞれを入力し、前記入力された第1変調シンボル列乃至第4変調シンボル列のうち所定の位置の少なくとも1つの変調シンボルをパンクチュアして出力する第1パンクチュア乃至第4パンクチュアと、
    前記第1パンクチュアから出力された変調シンボル列を前記第1送信アンテナを通じて伝送するように制御し、前記第2パンクチュアから出力された変調シンボル列及び前記第3パンクチュアから出力された変調シンボル列を加算して前記第2送信アンテナを通じて伝送するように制御し、前記第3パンクチュアから出力された変調シンボル列を前記第3送信アンテナを通じて出力するように制御する多重化器と、を備えることを特徴とする装置。
  2. 前記第1パンクチュア乃至第4パンクチュアのそれぞれは、前記第1変調器乃至第4変調器のそれぞれから出力された変調シンボル列に対して前記パンクチュアリングされる変調シンボルの個数を同一の個数で設定する請求項1記載の装置。
  3. 前記第1パンクチュア乃至第4パンクチュアのそれぞれは、前記第1変調器乃至第4変調器のそれぞれから出力された変調シンボル列に対して前記変調シンボルがパンクチュアリングされる位置が周期的に反復されるように設定する請求項1記載の装置。
  4. 前記変調シンボル列を構成する変調シンボルの個数が4個である場合、前記第1パンクチュア及び第2パンクチュアは、下記式(1)のようなパンクチュアリングマトリックスに相応するように前記変調シンボルがパンクチュアリングされる位置を決定する請求項1記載の装置。
    Figure 2004222283
    前記パンクチュアリングマトリックスPで列(column)は送信区間、行(row)は送信アンテナに対応し、一番目行は第1パンクチュアに適用され、二番目行は第2パンクチュアに適用され、エレメント0の位置で前記変調シンボルがパンクチュアリングされる。
  5. 前記変調シンボル列を構成する変調シンボルの個数が4個である場合、前記第3パンクチュア及び第4パンクチュアは、下記式(2)のようなパンクチュアリングマトリックスに相応するように前記変調シンボルがパンクチュアリングされる位置を決定する請求項4記載の装置。
    Figure 2004222283
    前記パンクチュアリングマトリックスPで列は送信区間、行は送信アンテナに対応し、一番目行は第3パンクチュアに適用され、二番目行は第4パンクチュアに適用され、エレメント0の位置で前記変調シンボルがパンクチュアリングされる。
  6. 前記変調シンボル列を構成する変調シンボルの個数が8個である場合、前記第1パンクチュア乃至第4パンクチュアは、下記式(3)のようなパンクチュアリングマトリックスに相応するように前記変調シンボルがパンクチュアリングされる位置を決定する請求項1記載の装置。
    Figure 2004222283
    前記パンクチュアリングマトリックスPで列は送信区間、行は送信アンテナに対応し、一番目行は第1パンクチュアに適用され、二番目行は第2パンクチュアに適用され、三番目行は第3パンクチュアに適用され、四番目行は第4パンクチュアに適用され、エレメント0の位置で前記変調シンボルがパンクチュアリングされる。
  7. 前記変調シンボル列を構成する変調シンボルの個数が8個である場合、前記第1パンクチュア乃至第4パンクチュアは、下記式(4)のようなパンクチュアリングマトリックスに相応するように前記変調シンボルがパンクチュアリングされる位置を決定する請求項1記載の装置。
    Figure 2004222283
    前記パンクチュアリングマトリックスPで列は送信区間、行は送信アンテナに対応し、一番目行は第1パンクチュアに適用され、二番目行は第1パンクチュアまたは第2パンクチュアに適用され、三番目行は第2パンクチュアまたは第3パンクチュアに適用され、四番目行は第4パンクチュアに適用され、エレメント0の位置で前記変調シンボルがパンクチュアリングされる。
  8. 第1送信アンテナ乃至第3送信アンテナの少なくとも3個の送信アンテナを備え、前記第1送信アンテナ及び第2送信アンテナを第1送信アンテナグループにグループ化し、前記第2送信アンテナ及び第3送信アンテナを第2送信アンテナグループにグループ化するオーバーラップアンテナ方式を使用する移動通信システムでデータを伝送する方法において、
    前記第1送信アンテナグループを通じて伝送されるL個の情報ビット列のそれぞれを入力し、前記L個の情報ビット列のそれぞれを所定の変調方式にて変調して第1変調シンボル列及び第2変調シンボル列に出力する過程と、
    前記第2送信アンテナグループを通じて伝送される他のL個の情報ビット列のそれぞれを入力し、前記他のL個の情報ビット列のそれぞれを前記変調方式にて変調して第3変調シンボル列及び第4変調シンボル列に出力する過程と、
    前記第1変調シンボル列乃至第4変調シンボル列のそれぞれを入力し、前記入力された第1変調シンボル列乃至第4変調シンボル列のうち所定の位置の少なくとも1つの変調シンボルをパンクチュアリングして第1パンクチュアリングシンボル列乃至第4パンクチュアリングシンボル列に出力する過程と、
    前記第1パンクチュアシンボル列を前記第1送信アンテナを通じて伝送するように制御し、前記第2パンクチュアシンボル列及び第3パンクチュアシンボル列を加算して前記第2送信アンテナを通じて伝送するように制御し、前記第4パンクチュアシンボル列を前記第3送信アンテナを通じて出力するように制御する過程と、を備えることを特徴とする方法。
  9. 前記第1変調シンボル列乃至第4変調シンボル列のそれぞれに対して前記パンクチュアリングされる変調シンボルの個数が同一の個数で設定される請求項8記載の方法。
  10. 前記第1変調シンボル列乃至第4変調シンボル列は、前記変調シンボルがパンクチュアリングされる位置が周期的に反復されるように設定される請求項8記載の方法。
  11. 前記変調シンボル列を構成する変調シンボルの個数が4個である場合、前記第1変調シンボル列及び第2変調シンボル列は、下記式(5)のようなパンクチュアリングマトリックスに相応するように前記変調シンボルがパンクチュアリングされる位置が決定される請求項8記載の方法。
    Figure 2004222283
    前記パンクチュアリングマトリックスPで列は送信区間、行は送信アンテナに対応し、一番目行は第1変調シンボル列に適用され、二番目行は第2変調シンボル列に適用され、エレメント0の位置で前記変調シンボルがパンクチュアリングされる。
  12. 前記変調シンボル列を構成する変調シンボルの個数が4個である場合、前記第3変調シンボル列及び第4変調シンボル列は、下記式(6)のようなパンクチュアリングマトリックスに相応するように前記変調シンボルがパンクチュアリングされる位置が決定される請求項11記載の方法。
    Figure 2004222283
    前記パンクチュアリングマトリックスPで列は送信区間、行は送信アンテナに対応し、一番目行は第3変調シンボル列に適用され、二番目行は第4変調シンボル列に適用され、エレメント0の位置で前記変調シンボルがパンクチュアリングされる。
  13. 前記変調シンボル列を構成する変調シンボルの個数が8個である場合、前記第1変調シンボル列乃至第4変調シンボル列のそれぞれは、下記式(7)のようなパンクチュアリングマトリックスに相応するように前記変調シンボルがパンクチュアリングされる位置が決定される請求項8記載の方法。
    Figure 2004222283
    前記パンクチュアリングマトリックスPで列は送信区間、行は送信アンテナに対応し、一番目行は第1変調シンボル列に適用され、二番目行は第2変調シンボル列に適用され、三番目行は第3変調シンボル列に適用され、四番目行は第4変調シンボル列に適用され、エレメント0の位置で前記変調シンボルがパンクチュアリングされる。
  14. 前記変調シンボル列を構成する変調シンボルの個数が8個である場合、前記第1変調シンボル列乃至第4変調シンボル列のそれぞれは、下記式(8)のようなパンクチュアリングマトリックスに相応するように前記変調シンボルがパンクチュアリングされる位置が決定される請求項8記載の方法。
    Figure 2004222283
    前記パンクチュアリングマトリックスPで列は送信区間、行は送信アンテナに対応し、一番目行は第1変調シンボル列に適用され、二番目行は第1変調シンボル列または第2変調シンボル列に適用され、三番目行は第2変調シンボル列または第3変調シンボル列に適用され、四番目行は第4変調シンボル列に適用され、エレメント0の位置で前記変調シンボルがパンクチュアリングされる。
  15. 送信器からM個の送信アンテナのそれぞれを通じて伝送される変調シンボル列をN個の受信アンテナを通じて受信する移動通信システムでデータを受信する装置において、
    前記N個の受信アンテナのそれぞれに連結され、前記N個の受信アンテナから出力される受信シンボル列を入力してチャンネル推定するチャンネル推定器と、
    前記N個の受信アンテナのそれぞれに連結され、前記N個の受信アンテナから出力される受信シンボル列のそれぞれに対して所定の少なくとも1つの位置での受信シンボルを干渉成分で除去する干渉除去器と、
    前記送信器で伝送可能なすべての情報ビット列のそれぞれに対して所定の変調方式にて変調して変調シンボル列を出力するM個の変調器と、
    前記M個の変調器から出力される変調シンボル列のそれぞれに対して所定の位置の少なくとも1つの変調シンボルをパンクチュアリングして出力するM個のパンクチュアと、
    前記M個のパンクチュアから出力される変調シンボル列が前記チャンネル推定器でチャンネル推定したチャンネルと同一のチャンネルを通じて伝送された場合の仮想チャンネル出力と前記受信シンボル列に基づいて並列遷移を考慮して前記送信器から伝送された送信シンボル列を検出する送信シンボル列検出器と、からなることを特徴とする装置。
  16. 前記M個のパンクチュアのそれぞれは、前記M個の変調器のそれぞれから出力された変調シンボル列に対して前記パンクチュアリングされる変調シンボルの個数を同一の個数または同一でない個数に設定する請求項15記載の装置。
  17. 前記M個のパンクチュアのそれぞれは、前記M個の変調器のそれぞれから出力された変調シンボル列に対して前記変調シンボルがパンクチュアリングされる位置が周期的に反復されるように設定する請求項15記載の装置。
  18. 送信器からM個の送信アンテナのそれぞれを通じて伝送される変調シンボル列をN個の受信アンテナを通じて受信する移動通信システムでデータを受信する方法において、
    前記N個の受信アンテナから出力される受信シンボル列を入力してチャンネル推定する過程と、
    前記N個の受信アンテナから出力される受信シンボル列のそれぞれに対して予め設定された少なくとも1つの位置の受信シンボルを干渉成分で除去する過程と、
    前記送信器で伝送可能なすべての情報ビット列のそれぞれに対して所定の変調方式で変調してM個の変調シンボル列に出力する過程と、
    前記M個の変調シンボル列のそれぞれに対して所定の位置の少なくとも1つの変調シンボルをパンクチュアして出力する過程と、
    前記少なくとも1つの変調シンボルがパンクチュアリングされた変調シンボル列が前記チャンネル推定器でチャンネル推定したチャンネルと同一のチャンネルを通じて送信された場合の仮想チャンネル出力と、前記受信シンボル列に基づいて並列遷移を考慮して前記送信器から伝送された送信シンボル列を検出する過程と、を備えることを特徴とする方法。
  19. 前記M個の変調シンボル列に対して前記パンクチュアリングされる変調シンボルの個数が同一の個数で設定される請求項18記載の方法。
  20. 前記M個の変調シンボル列は、前記変調シンボルがパンクチュアリングされる位置が周期的に反復されるように設定される請求項18記載の方法。

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