JP4046695B2 - 時空間トレリスコードを使用する移動通信システムでのデータ送受信装置及び方法 - Google Patents

時空間トレリスコードを使用する移動通信システムでのデータ送受信装置及び方法 Download PDF

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Description

本発明は、移動通信システムに関し、特に、時空間トレリスコード(Space-Time Trellis Code;以下、“STTC”と略称する。)を使用する移動通信システムにおいてデータを送受信する装置及び方法に関する。
移動通信システム(Mobile Telecommunication System)が急速に発展するとともに、前記移動通信システムでサービスするデータ量も急速に増加している。最近では、高速のデータを伝送するための3世代移動通信システムが開発されている。このような3世代移動通信システムにおいて、ヨーロッパは、基地局間の非同期方式である広帯域符号分割多重接続(Wideband-Code Division Multiple Access;W−CDMA)方式を採択し、北アメリカは、基地局間の同期方式であるCDMA(Code Division Multiple Access;以下、“CDMA”と略称する。)−2000方式を無線接続規格として採択している。一般的に、前記移動通信システムは、通常、1つの基地局を通じて複数の端末機(Mobile Station;MS)と通信する形態で構成される。しかし、前記移動通信システムで高速データを伝送するとき、無線チャンネル上で発生するフェーディング(Fading)現象により受信信号の位相が歪曲される可能性がある。前記フェーディングは、受信信号の振幅を数dBから数十dBまで減少させるので、このようなフェーディング現象により歪曲された受信信号の位相はデータの復調のときに補償を遂行しない場合、送信側が伝送した伝送データの情報エラーの原因になって移動通信サービスの品質を低下させるようになる。従って、移動通信システムで高速データを、サービス品質の低下を伴うことなく伝送するためにはフェーディングを克服すべきであり、このようなフェーディングを克服するために多様な方法のダイバーシティ(Diversity)技術が使用される。
一般的に、CDMA方式では、チャンネルの遅延拡散(delay spread)を利用してダイバーシティの受信を遂行するレーキ(Rake)受信器を採択している。前記レーキ受信器は、多重経路(multi-path)信号を受信するための受信ダイバーシティを適用している一方、前記遅延拡散を利用するダイバーシティ技術を適用したレーキ受信器は、遅延拡散が設定値より小さい場合には動作しない問題点がある。また、インターリービング(Interleaving)とコーディング(Coding)を利用する時間ダイバーシティ(Time diversity)技術は、ドップラー拡散(Doppler spread)チャンネルで使用される。しかし、前記時間ダイバーシティ技術は、低速ドップラー拡散チャンネルで利用されることが難しいという短所がある。
従って、室内チャンネルのように遅延拡散が小さいチャンネルと、歩行者チャンネル(pedestrian channel)のようにドップラー拡散が低速であるチャンネルでは、フェーディングを克服するために空間ダイバーシティ(Space Diversity)技術が使用される。前記空間ダイバーシティ技術は、2個以上の送受信アンテナを利用する。すなわち、1個の送信アンテナを通じて伝送された信号がフェーディングによりその信号パワーが減少する場合、残りの送信アンテナを通じて伝送された信号を受信する。前記空間ダイバーシティは、受信アンテナを利用する受信アンテナダイバーシティ技術と送信アンテナを利用する送信ダイバーシティ技術とに分類されることができる。しかし、前記受信アンテナダイバーシティ技術は端末機に適用されるので、端末機のサイズ及び設置費用の点からみて複数の受信アンテナを設置し難い。従って、基地局に複数の送信アンテナを設置する送信ダイバーシティ技術を使用することが勧められる。
特に、4世代(4G)移動通信システムでは、約10Mbps乃至150Mbpsのデータの伝送速度を期待しており、エラー率(error rate)は、音声の場合、ビットエラー率(Bit Error Rate;以下、“BER”と略称する。)が10−3、データの場合、BERが10−6、映像(image)の場合、BERが10−9程度を要求している。前記STTCは、多重アンテナ技術とチャンネル符号化技術とが結合されたもので、無線MIMO(Multi Input Multi Output)チャンネルでデータ率(data rate)及び信頼度(reliability)の大幅な改善を有する技術である。前記STTCは、送信器の送信信号の時空間次元を拡張することにより受信器の時空間ダイバーシティ利得を得ることができ、また、付加的な帯域幅(bandwidth)の必要なくコーディング利得(coding gain)を得ることができるので、チャンネル容量の向上にも役に立つ。
従って、前記送信ダイバーシティ技術を適用するにおいて、前記STTCを使用して、前記STTCを使用すると、前記複数の送信アンテナを使用するときフェーディングチャンネル(fading channel)により発生するチャンネル利得(channel gain)の低下に対応するダイバーシティ利得(diversity gain)とともに、送信電力を増幅させた効果を有するコーディング利得(coding gain)を得るようになる。前記STTCを使用して信号を伝送する方式は、Vahid Tarokh、N. Seshadri、及びA. Calderbankが1998年提案したIEEE文書“Space Time Codes For High Data Rate Wireless Communication: Performance Criterion And Code Construction,”(IEEE Trans. on Info. Theory, pp. 744-765, Vol. 44, No. 2, March 1998)に開示されている。このような参照文献において、コードレート(code rate)を単位時間の間伝送されたシンボル(symbol)の個数であると定義するとき、送信アンテナ及び受信アンテナの数の乗に該当するダイバーシティ利得を得るためには、コードレートが1より小さくなければならないと規定している。
図1は、一般的なSTTCを使用する送信器の構造を概略的に示す。図1を参照すると、まず、P個の情報データビット(information data bit)d、d、d、…、dが前記送信器に入力されると、前記入力された情報データビットd、d、d、…、dは、直列/並列(Serial to Parallel;S/P)変換器111に入力される。ここで、前記インデックス(index)Pは、前記送信器で単位送信時間の間に伝送する情報データビットの数を示し、前記単位送信時間は、シンボル(symbol)単位などになることができる。前記直列/並列変換器111は、前記情報データビットd 、d 、d 、…、dPを並列に変換して第1エンコーダ(encoder)121−1乃至第Pエンコーダ121−Pのそれぞれに出力する。すなわち、前記直列/並列変換器111は、並列変換された情報データビットdを第1エンコーダ121−1に出力し、このように並列変換された情報データビットdを第Pエンコーダ121−Pに出力する。そうすると、前記第1エンコーダ121−1乃至第Pエンコーダ121−Pのそれぞれは、前記直列/並列変換器111から出力された信号を入力して所定のエンコーディング方式にてエンコーディングした後に、第1変調器131−1乃至第M変調器131−Mに出力する。ここで、前記インデックスMは、前記送信器に備えられている送信アンテナの個数を示し、前記エンコーディング方式はSTTCエンコーディング方式である。前記第1エンコーダ121−1乃至第Pエンコーダ121−Pの内部構造は、図2を参照して説明する。
そして、前記第1変調器131−1乃至第M変調器131−Mのそれぞれは、前記第1エンコーダ121−1乃至第Pエンコーダ121−Pから受信された信号を所定の変調方式にて変調する。前記第1変調器131−1乃至第M変調器131−Mのそれぞれは、入力される信号のみ相異であるだけその動作は類似しているので、ここで、前記第1変調器131−1を例にあげて説明する。前記第1変調器131−1は、前記第1エンコーダ121−1乃至第Pエンコーダ121−Pから出力された信号を入力して加算した後に前記第1変調器131−1が連結される送信アンテナ、すなわち、第1送信アンテナANT#1に適用される利得を乗じ、前記利得が乗じられた信号を所定の変調方式にて変調した後に第1送信アンテナ(ANT#1)に出力する。ここで、前記変調方式には、BPSK(Binary Phase Shift Keying;以下、“BPSK”と略称する。)方式、QPSK(Quadrature Phase Shift Keying;以下、“QPSK”と略称する。)方式、QAM(Quadrature Amplitude Modulation;以下、“QAM”と略称する。)方式、PAM(Pulse Amplitude Modulation;以下、“PAM”と略称する。)方式、及びPSK(Phase Shift Keying;以下、“PSK”と略称する。)方式などがある。図1では、エンコーダの個数がP個であるので2−ary QAM方式を使用すると仮定する。前記第1変調器131−1乃至第M変調器131−Mのそれぞれは、変調された変調シンボルS乃至Sを前記第1送信アンテナANT#1乃至第M送信アンテナANT#Mのそれぞれに出力する。前記第1送信アンテナANT#1乃至第M送信アンテナANT#Mのそれぞれは、前記第1変調器131−1乃至第M変調器131−Mから出力された変調シンボルS1乃至Sをエア(air)上に伝送する。
図2は、図1の第1エンコーダ121−1乃至第Pエンコーダ121−Pの内部構造を示すブロック図である。説明の便宜上、前記第1エンコーダ121−1のみを例にあげて説明する。前記直列/並列変換器111から出力された情報データビットdは第1エンコーダ121−1に入力され、前記第1エンコーダ121−1は前記情報データビットdをtapped delay line(タップ付き遅延線)、すなわち、遅延器(D)211−1、211−2、…、211−(K−1)に出力する。ここで、前記tapped delay lineの遅延器は、前記第1エンコーダ121−1の拘束長Kより1個少ない個数で備えられる。前記遅延器211−1、211−2、…、211−(K−1)のそれぞれは、入力される信号を遅延して出力する。すなわち、前記遅延器211−1は前記情報データビットdを遅延して遅延器211−2に出力し、前記遅延器211−2は前記遅延器211−1の出力信号を遅延した後に出力する。また、前記遅延器211−1、211−2、…、211−(K−1)のそれぞれに提供される入力信号は、所定の利得が乗じられてモジュロ加算器(modulo adder)221−1、…、221−Mへ出力される。ここで、前記モジュロ加算器の個数は前記送信アンテナの個数と同一である。図1で送信アンテナの個数がMであるので前記モジュロ加算器もM個備えられる。そして、前記遅延器211−1、211−2、…、211−(K−1)のそれぞれの入力信号に乗じられる利得はgi、j、tで表現されるが、前記gi、j、tで、iはエンコーダインデックス、jはアンテナインデックス、tはメモリインデックスである。図1でP個のエンコーダが存在し、M個のアンテナが存在するので、前記エンコーダインデックスiは1からPまで増加し、アンテナインデックスjは1からMまで増加し、メモリインデックスtは1から拘束長Kまで増加する。前記モジュロ加算器221−1、…、221−Mのそれぞれは、該当遅延器211−1、211−2、…、211−(K−1)の入力信号に前記利得が乗じられた信号をモジュロ加算して出力する。前記STTCエンコーディング方式も前記Vahid Tarokh、N. Seshadri、及びA. Calderbankが1998年提案したIEEE文書“Space Time Codes For High Data Rate Wireless Communication: Performance Criterion And Code Construction,”(IEEE Trans. on Info. Theory, pp. 744-765, Vol. 44, No. 2, March 1998)に詳細に開示されている。
図2は、図1の第1エンコーダ121−1乃至第Lエンコーダ121−Lの内部構造を示す。
図2を参照すると、図1で説明した第1エンコーダ121−1乃至第Lエンコーダ121−Lは、図2に示すような構造を有し、前記第1エンコーダ121−1を例にあげて説明する。前記直列/並列変換器111から出力した情報データビットdは第1エンコーダ121−1に入力され、前記第1エンコーダ121−1は、前記情報データビットdをtapped delay line、すなわち、遅延器(Delay)211−1、211−2、…、211−(K−1)に出力する。ここで、前記tapped delay lineの遅延器は、前記第1エンコーダ121−1の拘束長(以下、“constraint length”と称する。)Kより1個少ない個数で備えられる。前記遅延器211−1、211−2、…、211−(K−1)のそれぞれは、入力される信号を遅延して出力する。すなわち、前記遅延器211−1は、前記情報データビットdを遅延して遅延器211−2に出力し、前記遅延器211−2は、前記遅延器211−1から出力する信号を遅延した後に出力する。また、前記遅延器211−1、211−2、…、211−(K−1)のそれぞれの入力端に提供される信号は、所定の利得が乗じられてモジュロ加算器(modulo adder)221−1、…、221−Mへ出力される。ここで、前記モジュロ加算器の個数は前記送信アンテナの個数と同一であり、図1で送信アンテナの個数がMであるので、前記モジュロ加算器もM個備えられる。そして、前記遅延器211−1、211−2、…、211−(K−1)のそれぞれの入力信号に乗じられる利得はg1 、j、tで表現されるが、前記g1 、j、tで、iはエンコーダインデックス、jはアンテナインデックス、tはメモリインデックスである。図1において、L個のエンコーダが存在し、M個のアンテナが存在するので、前記iは1からLまで増加し、jは1からMまで増加し、Kは1から拘束長Kまで増加する。前記モジュロ加算器221−1、…、221−Mのそれぞれは、該当遅延器211−1、211−2、…、211−(K−1)の入力信号に前記利得が乗じられた信号をモジュロ加算して出力する。前記STTCエンコーディング方式も前記Vahid Tarokh、N. Seshadri、及びA. Calderbankが1998年提案したIEEE文書“Space time codes for high data rate wireless communication: Performance criterion and code construction,”に詳細に記載されている。
図3は、エンコーダの個数が2個であり、送信アンテナが3個であるSTTC送信器の構造を示す。図3を参照すると、まず、2個の情報データビットd、dが前記送信器に入力されると、前記入力された情報データビットd、dは直列/並列変換器311に入力される。前記直列/並列変換器311は、前記情報データビットd、dを並列に変換して前記情報データビットdを第1エンコーダ321−1に出力し、前記情報データビットdを第2エンコーダ321−2に出力する。前記第1エンコーダ321−1の拘束長Kを4(拘束長K=4)と仮定すると、前記第1エンコーダ321−1の内部構造は、図2で説明したように、前記拘束長K=4より1少ない個数である3個の遅延器(1+2D+D)、3個のモジュロ加算器が備えられる。そこで、前記第1エンコーダ321−1は、第1遅延器に入力された、すなわち、遅延されない情報データビットdと第1遅延器で一回遅延されたビットに2を乗じたビットと第3遅延器で三回遅延されたビットとを第1送信アンテナANT#1の第1変調器331−1に連結される第1モジュロ加算器に出力する。このように前記第1エンコーダ321−1の3個のモジュロ演算器の出力は、それぞれ第1変調器331−1、第2変調器331−2、及び第3変調器331−3へ出力される。そして、前記第2エンコーダ321−2は、前記直列/並列変換器311から出力されたdを入力して前記第1エンコーダ321−1と同一の方式にてエンコーディングした後に、前記第1変調器331−1、第2変調器331−2、及び第3変調器331−3のそれぞれに出力する。
前記第1変調器331−1は、前記第1エンコーダ321−1及び第2エンコーダ321−2から出力された信号を所定の変調方式にて変調して第1送信アンテナANT#1に出力する。ここで、前記送信器に適用される変調方式をQPSK方式であると仮定する。従って、前記第1エンコーダ321−1から出力された信号がbであり、前記第2エンコーダ321−2から出力された信号がbである場合、前記第1変調器331−1は、前記QPSK変調方式にて変調して
Figure 0004046695
を出力する。前記第1変調器331−1と同様な方式にて、前記第2変調器331−2及び第3変調器331−3は、それぞれ前記第1エンコーダ321−1及び第2エンコーダ321−2から出力された信号をQPSK変調方式にて変調して第2送信アンテナANT#2及び第3送信アンテナANT#3に出力する。前記第1送信アンテナANT#1乃至第3送信アンテナANT#3のそれぞれは、前記第1変調器331−1乃至第3変調器331−3のそれぞれから出力された変調シンボルS1乃至Sをエア上に伝送する。
図4は、図1の送信器の構造に相応する受信器の構造を概略的に示すブロック図である。図4を参照すると、まず、送信器がエア上に伝送した信号は、前記受信器の受信アンテナを通じて受信される。図4では、N個の受信アンテナが備えられていると仮定する。前記N個の受信アンテナのそれぞれは、エア上から受信される信号を処理するが、前記第1受信アンテナANT#1乃至第N受信アンテナANT#Nを通じて受信された信号は、チャンネル推定器(channel estimator)411及びメトリック計算機(Metric Calculator)423に入力される。前記チャンネル推定器411は、第1受信アンテナANT#1乃至第N受信アンテナANT#Nから出力された信号に対してチャンネル推定を遂行した後にそのチャンネル推定結果をハイポセシス(hypothesis)412に出力する。
一方、可能シーケンス生成器(Possible Sequences Generator)415は、前記送信器で情報データビットに対して同時にエンコーディングされる可能性があるすべての種類のシーケンスを生成し、前記生成されたシーケンスを第1エンコーダ417−1乃至第Pエンコーダ417−Pに出力する。ここで、前記可能シーケンス生成器415は、前記送信器で情報データを伝送する単位がP個の情報ビットであるので、P個のビットで構成された可能シーケンス
Figure 0004046695
を生成する。このように生成された可能シーケンスのP個のビットのそれぞれは、前記第1エンコーダ417−1乃至第Pエンコーダ417−Pに入力され、前記第1エンコーダ417−1乃至第Pエンコーダ417−Pは、入力されるビットのそれぞれを図2で説明したようなSTTCエンコーディング方式にてエンコーディングした後に第1変調器419−1乃至第M変調器419−Mに出力する。前記第1変調器419−1乃至第M変調器419−Mのそれぞれは、前記第1エンコーダ417−1乃至第Pエンコーダ417−Pから出力されるエンコーディングされたビットを所定の変調方式にて変調して前記パイポセシス412に出力する。ここで、前記第1変調器419−1乃至第M変調器419−Mで適用する変調方式は、前述したように、BPSK方式、QPSK方式、QAM方式、PAM方式、PSK方式などのような変調方式のうちいずれか1つの方式で設定され、図1の第1変調器131−1乃至第M変調器131−Mで適用した変調方式が2−ary QAM方式であるので、前記第1変調器419−1乃至第M変調器419−Mも前記2−ary QAM方式にて入力される信号を変調する。
前記ハイポセシス412は、前記第1変調器419−1乃至第M変調器419−Mのそれぞれから出力された信号と前記チャンネル推定器411から出力されたチャンネル推定値を受信し、前記第1変調器419−1乃至第M変調器419−Mのそれぞれから出力された信号でなされたシーケンスが前記チャンネル推定結果と同一のチャンネルを通過したときの仮想チャンネル出力を生成して前記メトリック計算機423に出力する。前記メトリック計算機423は、前記ハイポセシス412から出力された仮想チャンネル出力と前記第1受信アンテナANT#1乃至第N受信アンテナANT#Nを通じて受信された信号を受信し、前記仮想チャンネル出力と前記第1受信アンテナANT#1乃至第N受信アンテナANT#Nを通じて受信された信号と間の距離を計算する。ここで、前記メトリック計算機423は、前記距離を計算するときユークリッド距離(Euclidean distance)を使用する。
このように、前記メトリック計算機423は、前記送信器が伝送することができるすべての可能なシーケンスに対してユークリッド距離を計算した後、最小距離選択器(minimum distance selector)425に出力する。前記最小距離選択器425は、前記メトリック計算機423から出力されるユークリッド距離のうち最小距離を有するユークリッド距離を選択し、前記選択されたユークリッド距離に該当する情報ビットを前記送信器が伝送した情報ビットとして決定して並列/直列(Parallel to Serial;P/S)変換器427に出力する。前記最小距離選択器425が最小距離を有するユークリッド距離に該当する情報ビットを決定するとき使用するアルゴリズム(algorithm)には複数のアルゴリズムが存在することができるが、ここで、ビタビアルゴリズム(Viterbi algorithm)を使用すると仮定する。また、前記ビタビアルゴリズムを使用して最小距離を有する情報ビットを抽出する過程も前記Vahid Tarokh、N. Seshadri、及びA. Calderbankが1998年提案したIEEE文書“Space Time Codes For High Data Rate Wireless Communication: Performance Criterion And Code Construction,”(IEEE Trans. on Info. Theory, pp. 744-765, Vol. 44, No. 2, March 1998)に詳細に説明されているので、その詳細な説明を省略する。前記最小距離選択器425は、前記可能シーケンス生成器415で発生したすべてのシーケンスに対して最小距離を有するユークリッド距離に該当する情報ビットを決定するので、結果的にP個の情報ビット、すなわち、
Figure 0004046695
を出力する。そうすると、前記並列/直列変換器427は、前記最小距離選択器425から出力されたP個の情報ビットを直列に変換して受信情報データシーケンス
Figure 0004046695
を出力する。
前述したように、前記STTCは、送信器が複数の送信アンテナを備えて信号を伝送する場合、フェーディングチャンネルにより発生するチャンネル利得の低下現象を除去するために、ダイバーシティ利得とともに送信信号の電力を増幅して受信した効果を有するコーディング利得を同時に獲得することができる。そして、前述した参照文献では、STTCを使用する通信システムがコードレートを単位時間の間伝送されたシンボルの個数であると定義するとき、送信アンテナ及び受信アンテナの数の乗に該当するダイバーシティ利得を得るためには、コードレートが1より小さなければならないと規定している。すなわち、任意の伝送時点で1個の送信アンテナを通じてエア上に伝送されるシンボル内の情報データビットの数がN個であると仮定すると、送信器が複数の送信アンテナを使用しても、任意の伝送時点で前記複数の送信アンテナを通じてエア上に伝送することができる情報データビットの数は、前記N個以下でなければならないと規定している。このように前記複数の送信アンテナを通じてエア上に伝送することができる情報データビットの数が前記N個以下でなければならないと規定する理由は、前記複数の送信アンテナを通じたダイバーシティ利得を保持するためである。従って、前記STTCを使用する通信システムは、スペクトル効率(spectrum efficiency)を増加させ難い。
また、前記STTCを使用する通信システムは、前記コードレートを調節することが難しいが、これは、前記コードレートを調節する方法が送信アンテナを通じて伝送される変調信号、すなわち、変調シンボルのコンステレーションサイズ(constellation size)を増加させるほかないからである。ここで、前記変調シンボルのコンステレーションサイズを増加させることは、前記変調シンボルのそれぞれに存在する情報データビットの数を増加させることを意味する。このように前記コードレートを調節することが難しいので、2.5ビット/チャンネルユーズ(channel use)のようにコードレートを優秀な性能に調節することが不可能である。
終わりに、前記STTCを使用する通信システムは、受信側でエラーが発生した場合の再伝送に制約を有する。すなわち、最近に提案されている無線通信システム(wireless communication)、例えば、高速順方向パケット接続(High-Speed Downlink Packet Access;HSDPA)通信システムでは、送信器が伝送した信号を受信器が正常的に受信することができない場合に再伝送を遂行する自動反復要求(automatic repeat request;“ARQ”)方式を提供している。前記ARQ方式として、前記正常的に受信されない送信信号の全体を再び伝送するのではなく、前記送信信号のうちの一部を再び伝送する増加分リダンダンシー(Incremental Redundancy;IR)方式を使用する。しかし、前記STTCを使用する通信システムは、送信信号に対する別途のパンクチュアリング(puncturing)方式が開発されていないので、ARQ方式のようなIR方式を使用することが不可能である。
以上の背景に鑑みて、本発明の目的は、STTCを使用する移動通信システムでデータ伝送率を最大にするデータ送受信装置及び方法を提供することにある。
本発明の他の目的は、STTCを使用する移動通信システムでデータパンクチュアリング装置及び方法を提供することにある。
本発明のまた他の目的は、STTCを使用する移動通信システムで最大ダイバーシティ利得を保持するデータ送受信装置及び方法を提供することにある。
本発明のさらに他の目的は、STTCを使用する移動通信システムで最大ダイバーシティ利得を保持するトレリスターミネーション装置及び方法を提供することにある。
このような目的を達成するために、本発明は、M個の送信アンテナを備える移動通信システムで最大ダイバーシティ利得を有するデータ送信装置において、P個の情報ビット列のそれぞれを受信し、前記受信されたP個の情報ビット列を最適の生成多項式に従ってSTTCでエンコーディングするP個のエンコーダと、前記P個のエンコーダのそれぞれから出力されるP個の情報ビット列を所定の変調方式にて変調して変調シンボル列を出力するM個の変調器と、前記M個の送信アンテナのそれぞれに連結され、前記M個の変調器から出力される変調シンボル列のそれぞれに対して所定の位置での少なくとも1つの変調シンボルをパンクチュアリングして前記M個の送信アンテナを通じて伝送するM個のパンクチュアと、を備えることを特徴とする。
また、本発明は、送信器からN個の送信アンテナのそれぞれを通じて伝送される送信シンボル列をM個の受信アンテナを通じて受信する移動通信システムで最大ダイバーシティ利得を有するデータ受信装置において、前記M個の受信アンテナのそれぞれに連結され、前記M個の受信アンテナから出力される受信シンボル列をチャンネル推定するチャンネル推定器と、前記送信器が伝送可能なすべての情報ビット列のそれぞれに対して所定の最適の生成多項式に従ってSTTCでエンコーディングするP個のエンコーダと、前記P個のエンコーダのそれぞれから出力される情報ビット列を所定の変調方式にて変調して変調シンボル列を出力するM個の変調器と、前記M個の送信アンテナのそれぞれに連結され、前記M個の変調器から出力される変調シンボル列のそれぞれに対して所定の位置での少なくとも1つの変調シンボルをパンクチュアリングするM個のパンクチュアと、前記M個のパンクチュアから出力される変調シンボル列が前記チャンネル推定器が推定したチャンネルと同一のチャンネルを通じて伝送された場合の仮想チャンネル出力と前記受信シンボル列とを利用して前記送信器が伝送した送信シンボル列を検出する送信シンボル列検出器と、を備えることを特徴とする。
さらに、本発明は、M個の送信アンテナを備える移動通信システムで最大ダイバーシティ利得を有するデータ送信方法において、P個の情報ビット列のそれぞれを受信し、前記受信されたP個の情報ビット列を最適の生成多項式に従ってSTTCでエンコーディングするステップと、前記エンコーディングされたP個の情報ビット列を所定の変調方式にて変調して変調シンボル列を出力するステップと、前記M個の変調シンボル列のそれぞれに対して所定の位置での少なくとも1つの変調シンボルをパンクチュアリングして前記M個の送信アンテナを通じて伝送するステップと、を備えることを特徴とする。
さらに、本発明は、送信器からN個の送信アンテナのそれぞれを通じて伝送される送信シンボル列をM個の受信アンテナを通じて受信する移動通信システムで最大ダイバーシティ利得を有するデータ受信方法において、前記M個の受信アンテナから出力される受信シンボル列をチャンネル推定するステップと、前記送信器が伝送可能なすべての情報ビット列のそれぞれに対して所定の最適の生成多項式に従ってSTTCでエンコーディングするステップと、前記エンコーディングされた情報ビット列を所定の変調方式にて変調して変調シンボル列を出力するステップと、前記変調シンボル列のそれぞれに対して所定の位置での少なくとも1つの変調シンボルをパンクチュアリングするステップと、前記少なくとも1つのパンクチュアリングされた変調シンボル列が前記チャンネル推定されたチャンネルと同一のチャンネルを通じて伝送された場合の仮想チャンネル出力と前記受信シンボル列とを利用して前記送信器が伝送した送信シンボル列を検出するステップと、を備えることを特徴とする。
本発明は、STTCを使用する移動通信システムで送信アンテナに従って伝送される情報データシンボルを周期的にパンクチュアリングしてデータ伝送率を増加させる。STTCを使用する移動通信システムは、パンクチュアリングを通じてデータ伝送率を増加させつつもダイバーシティ利得をそのままに保持してシステム性能を向上させることができる。また、STTCを使用する移動通信システムは、トレリスターミネーションを情報データの伝送のうち周期的に遂行することによって送信フレームの長さに関係なくダイバーシティ利得を保持することができる。
以下、本発明の好適な実施形態について添付図を参照しつつ詳細に説明する。下記説明において、本発明の要旨のみを明瞭にするために公知の機能又は構成に対する詳細な説明は省略する。
図5は、本発明の実施例による時空間トレリスコード(STTC)を使用する送信器の構造を概略的に示すブロック図である。図5を参照すると、P個の情報データビット(information data bit)d、d、d、…、dが前記送信器に入力されると、前記入力された情報データビットd、d、d、…、dは多重化器(MUX)511に入力される。前記多重化器511は、前記情報データビットd、d、d、…、dを‘0000…’に多重化した後に直列/並列変換器(Serial to Parallel Converter;S/P)513に出力する。ここで、前記情報データビットd、d、d、…、dをヌルデータ(null data)、すなわち、‘0000…’に多重化する理由は、トレリスターミネーションを遂行するためである。前記多重化器511のトレリスターミネーション動作は下記で説明するので、その詳細な説明を省略する。ここで、前記インデックス(index)Pは、前記送信器が単位送信時間の間に伝送する情報データビットの数を示し、前記単位送信時間は、シンボル(symbol)単位などになることができる。前記直列/並列変換器513は、前記情報データビットd、d、d、…、dを並列に変換して第1エンコーダ(encoder)515−1乃至第Pエンコーダ515−Pのそれぞれに出力する。すなわち、前記直列/並列変換器513は、並列変換された情報データビットdを第1エンコーダ515−1に出力し、このように並列変換された情報データビットdを第Pエンコーダ515−Pに出力する。そうすると、前記第1エンコーダ515−1は、前記情報データビットdをSTTCエンコーディング方式にてエンコーディングした後に第1変調器517−1乃至第M変調器517−Mに出力する。ここで、前記インデックスMは、前記送信器に備えられている送信アンテナの個数を示す。このように、前記第Pエンコーダ515−Pは、前記情報データビットdを前記STTCエンコーディング方式にてエンコーディングした後に、前記第1変調器517−1乃至第M変調器517−Mに出力する。前記第1エンコーダ515−1乃至第Pエンコーダ515−Pは、図2と同一の構造を有するので、その詳細な説明を省略する。
そして、前記第1変調器517−1乃至第M変調器517−Mのそれぞれは、前記第1エンコーダ515−1乃至第Pエンコーダ515−Pから受信された信号を所定の変調方式にて変調する。前記第1変調器517−1乃至第M変調器517−Mのそれぞれは、入力される信号のみ相異するだけでその動作は類似しているので、ここでは、前記第1変調器517−1のみを例にあげて説明する。前記第1変調器517−1は、前記第1エンコーダ515−1乃至第Pエンコーダ515−Pから受信された信号を加算した後に、前記加算結果と前記第1変調器517−1が連結される送信アンテナ、すなわち、第1送信アンテナANT#1に適用される利得を乗じて、前記乗算結果を所定の変調方式にて変調した後に第1パンクチュア519−1に出力する。ここで、前記変調方式には、BPSK(Binary Phase Shift Keying;以下、“BPSK”と略称する。)方式、QPSK(Quadrature Phase Shift Keying;以下、“QPSK”と略称する。)方式、QAM(Quadrature Amplitude Modulation;以下、“QAM”と略称する。)方式、PAM(Pulse Amplitude Modulation;以下、“PAM”と略称する。)方式、及びPSK(Phase Shift Keying;以下、“PSK”と略称する。)方式のような変調方式などがあり、図5では、エンコーダの個数がP個であるので2−ary QAMの変調方式を使用すると仮定する。
前記第1変調器517−1乃至第M変調器517−Mは、それぞれ変調された変調シンボルS乃至Sを第1パンクチュア519−1乃至第Mパンクチュア519−Mに出力する。ここで、前記第1パンクチュア519−1乃至第Mパンクチュア519−Mは、前記第1変調器517−1乃至第M変調器517−Mのそれぞれから出力された信号を所定のパンクチュアリングマトリックス(puncturing matrix)に従ってパンクチュアリングした後に、第1送信アンテナANT#1乃至第M送信アンテナANT#Mのそれぞれを通じてエア(air)上に伝送する。それでは、ここで、前記第1パンクチュア519−1乃至第Mパンクチュア519−Mが前記パンクチュアリングマトリックスに従って前記第1変調器517−1乃至第M変調器517−Mのそれぞれから出力された変調シンボルS1乃至Sをパンクチュアリングする過程を具体的に説明する。
例えば、前記送信器に備えられている送信アンテナの個数が2個であり、前記2個の送信アンテナを通じて単位送信区間の間4個のシンボル(symbol)が伝送されると仮定すると、下記式1のようなパンクチュアリングマトリックスを適用する。
Figure 0004046695
前記式1において、Pはパンクチュアリングマトリックスを示し、前記パンクチュアリングマトリックスPで列(column)は送信区間、すなわち、シンボル区間を示し、行(row)は送信アンテナを示す。前記パンクチュアリングマトリックスPで、エレメント(element)“1”は入力されるシンボルをパンクチュアリングせずそのままに通過させることを意味し、エレメント“0”は、入力されるシンボルをパンクチュアリングして該当する区間の間はシンボルを伝送しないことを意味する。すなわち、前記パンクチュアリングマトリックスPで、一番目列では、すなわち、第1シンボル区間では、第1送信アンテナに連結された第1変調器から出力される変調シンボルと第2送信アンテナに連結された第2変調器から出力される変調シンボルとをパンクチュアリングせずにそのまま通過させる。しかし、前記パンクチュアリングマトリックスPで、二番目列では、すなわち、第2シンボル区間では、第1送信アンテナに連結された第1変調器から出力される変調シンボルはパンクチュアリングせずそのままに通過させる一方、第2送信アンテナに連結された第2変調器から出力される変調シンボルはパンクチュアリングする。従って、前記パンクチュアリングマトリックスPを適用しない場合に比べて前記パンクチュアリングマトリックスPを適用する場合、コードレート(code rate)が4/3倍に増加する。ここで、前記パンクチュアリングされる区間を通じて付加情報を伝送することができ、前記付加情報には、自動反復再伝送(ARQ)のための増加分リダンダンシー(Incremental Redundancy;IR)または別途の初期送信情報などがある。前記パンクチュアリングされる区間に挿入される付加情報は、前記STTCを使用する移動通信システムが送受信区間を規約する限り制限されない。
図6は、図5に示した送信器の構造に相応する受信器の構造を概略的に示すブロック図である。図6を参照すると、まず、送信器がエア上に伝送した信号は、前記受信器の受信アンテナを通じて受信される。図6では、受信アンテナがN個備えられていると仮定する。前記N個の受信アンテナのそれぞれは、エア上から受信される信号を処理するが、第1受信アンテナANT#1乃至第N受信アンテナANT#Nを通じて受信された信号は、チャンネル推定器(channel estimator)611及びメトリック計算機(Metric Calculator)615に入力される。前記チャンネル推定器611は、第1受信アンテナANT#1乃至第N受信アンテナANT#Nから出力された信号に対するチャンネル推定を遂行した後に、そのチャンネル推定結果をハイポセシス613に出力する。
一方、可能シーケンス生成器(Possible Sequences Generator)617は、前記送信器で情報データビットに対して同時にエンコーディングされる可能性があるすべての種類のシーケンスを生成し、前記生成されたシーケンスを第1多重化器619−1乃至第P多重化器619−Pに出力する。ここで、前記可能シーケンス生成器617は、前記送信器が情報データを伝送する単位がP個の情報ビットであるので、P個のビットで構成された可能シーケンス
Figure 0004046695
を生成する。このように生成された可能シーケンスのP個のビットのそれぞれは、前記第1多重化器619−1乃至第P多重化器619−Pに入力され、前記第1多重化器619−1乃至第P多重化器619−Pのそれぞれは、前記可能シーケンス生成器617から受信されたビットのそれぞれを多重化した後に第1エンコーダ621−1乃至第Pエンコーダ621−Pのそれぞれに出力する。ここで、前記第1多重化器619−1乃至第P多重化器619−Pは、図5に示した多重化器511の動作で説明したように、トレリスターミネーションのための多重化動作を遂行する。前記第1エンコーダ621−1乃至第Pエンコーダ621−Pは、前記第1多重化器619−1乃至第P多重化器619−Pのそれぞれから受信された信号を図2で説明したようなSTTCエンコーディング方式にてエンコーディングした後に、第1変調器623−1乃至第M変調器623−Mに出力する。前記第1変調器623−1乃至第M変調器623−Mのそれぞれは、前記第1エンコーダ621−1乃至第Pエンコーダ621−Pから出力されるエンコーディングされたビットを所定の変調方式にて変調して第1パンクチュア625−1乃至第Mパンクチュア625−Mに出力する。ここで、前記第1変調器623−1乃至第M変調器623−Mで適用する変調方式は、BPSK方式、QPSK方式、QAM方式、PAM方式、及びPSK方式などのような変調方式のうちいずれか1つの方式にて設定され、図5の第1変調器517−1乃至第M変調器517−Mで適用した変調方式が2−ary QAM方式であるので、前記第1変調器623−1乃至第M変調器623−Mも前記2−ary QAMの変調方式にて入力される信号を変調する。
前記第1パンクチュア625−1乃至第Mパンクチュア625−Mは、前記第1変調器623−1乃至第M変調器623−Mから出力された信号を図5に示した第1パンクチュア519−1乃至第Mパンクチュア519−Mで適用したパンクチュアリングマトリックスと同一のパンクチュアリングマトリックスに相応するようにパンクチュアリングして前記ハイポセシス613に出力する。前記ハイポセシス613は、前記第1パンクチュア625−1乃至第Mパンクチュア625−Mのそれぞれから出力された信号と前記チャンネル推定器611から出力されたチャンネル推定結果を受信し、前記第1パンクチュア625−1乃至第Mパンクチュア625−Mのそれぞれから出力された信号でなされたシーケンスが前記チャンネル推定結果と同一のチャンネルを通過したときの仮想チャンネル出力を生成して前記メトリック計算機615に出力する。前記メトリック計算機615は、前記ハイポセシス613から出力された仮想チャンネル出力と前記第1受信アンテナANT#1乃至第N受信アンテナANT#Nを通じて受信された信号とを受信し、前記仮想チャンネル出力と前記第1受信アンテナANT#1乃至第M受信アンテナANT#Nを通じて受信された信号との間の距離を計算する。ここで、前記メトリック計算機615は、前記距離を計算するときユークリッド距離を使用する。
このように、前記メトリック計算機615は、前記送信器が伝送することができるすべての可能なシーケンスに対してユークリッド距離を計算した後に最小距離選択器(minimum distance selector)627に出力する。前記最小距離選択器627は、前記メトリック計算機615から出力されるユークリッド距離のうち最小距離を有するユークリッド距離を選択し、前記選択されたユークリッド距離に該当する情報ビットを前記送信器から伝送された情報ビットとして決定して並列/直列(Parallel to Serial;P/S)変換器629に出力する。前記最小距離選択器627が最小距離を有するユークリッド距離に該当する情報ビットを決定するとき使用するアルゴリズム(algorithm)には複数のアルゴリズムが存在することができるが、ここで、ビタビアルゴリズム(Viterbi algorithm)を使用すると仮定する。
ここで、前記最小距離選択器627は、前記可能シーケンス生成器617から生成されたすべてのシーケンスに対して最小距離を有するユークリッド距離に該当する情報ビットを決定するので、結果的にP個の情報ビット、すなわち、
Figure 0004046695
を出力する。そうすると、前記並列/直列変換器629は、前記最小距離選択器627から出力されたP個の情報ビットを直列変換して受信情報データシーケンス
Figure 0004046695
を出力する。
さて、図5及び図6で説明した送信器及び受信器の構造を参照して本発明の動作原理を説明する。
まず、送信器は2個の送信アンテナを備え、受信器は1個の受信アンテナを備え、前記送信器は、変調方式としてBPSK方式を使用すると仮定する。前記STTCにおいて、拘束長(constraint length)Kが増加する場合最小エラーの長さが増加する。送信器が伝送した送信シンボルマトリックス(symbol matrix)を“C”であると定義し、受信器でエラーが発生して誤って推定した受信シンボルマトリックスを“E”であると定義すると、エラーマトリックス(error matrix)“B”は下記式2のように表現される。
Figure 0004046695
また、マトリックスAをBB(A=BB)であると定義し、前記送信器の送信アンテナが経るチャンネル特性が独立的なガウシアン(independent gaussian)にモデリング(modeling)されると仮定すると、前記送信シンボルマトリックスCが前記誤って推定した受信シンボルマトリックスEとして検出される確率は下記式3のようである。
Figure 0004046695
前記式3において、τは前記マトリックスAの階数(rank)を示し、λは、前記マトリックスAのi番目に大きい固有値(eigenvalue)を示し、Eは受信信号のエネルギー(energy)を示し、Nは雑音(noise)成分のエネルギーを示す。ここで、前記マトリックスAの階数は、前記エラーマトリックスBの階数と同一である。前記式3に示すように、前記マトリックスAの階数τがシンボルエラーレート(symbol error rate)を決定する主な要因として作用することを分かる。前記マトリックスAの階数τがダイバーシティ利得(diversity gain)になり、前記
Figure 0004046695
がコーディング利得(coding gain)になる。一方、前記エラーマトリックスBは、送信器の送信アンテナの数と同一の数の行(row)を有し、前記エラーマトリックスBでエラーの長さは前記エラーマトリックスBの列(column)の数を意味する。
前述したように、送信器が変調方式としてBPSK方式を適用する場合、一番短いエラーの長さは前記拘束長Kと同一である。また、前記STTCの場合エラーマトリックスBの最小計数(minimum rank)がダイバーシティ利得と同一であることは、Vahid Tarokh、N. Seshadri、及びA. Calderbankが1998年提案したIEEE文書“Space Time Codes For High Data Rate Wireless Communication: Performance Criterion And Code Construction,”(IEEE Trans. on Info. Theory, pp. 744-765, Vol. 44, No. 2, March 1998)に開示されている。しかし、本発明で提案したように、送信器から伝送される信号をパンクチュアリングすると、前記エラーマトリックスBで前記パンクチュアリングされた区間に該当するエレメントが“0”に置き換えられ、これは、前記エラーマトリックスBの階数を減少させるようになる。
ここで、下記式4のようなエラーマトリックスBが存在すると仮定する。
Figure 0004046695
前記式4のようなエラーマトリックスBに下記式5のようなパンクチュアリングマトリックスPを適用する。
Figure 0004046695
前記エラーマトリックスBに前記式5のパンクチュアリングマトリックスPを適用すると、下記式6のようなエラーマトリックスBが発生する。
Figure 0004046695
前記式6からエラーマトリックスBの階数が1になることを分かる。前記エラーマトリックスBにおいて、二番目列でのすべてのエレメントが“0”になるので、エラーマトリックスBの階数は1になり、従って、ダイバーシティ利得は1になる。すなわち、前述したように、受信器が1個の受信アンテナを使用する場合ダイバーシティ利得は1(送信ダイバーシティ技術が適用されないことを示す。)になり、送信器が送信ダイバーシティ技術を適用して信号を伝送したにもかかわらず、前記パンクチュアリング動作によってダイバーシティ利得が損失される。このようにダイバーシティ利得が損失されることは、STTCを使用する通信システムの性能を低下させるので望ましくない。
従って、本発明は、データ伝送率の増加のためのパンクチュアリングを遂行するにおいて、ダイバーシティ利得を保持するためのパンクチュアリングマトリックスを提案する。本発明で提案したパンクチュアリングマトリックスは、図5の式1で説明したようなパンクチュアリングマトリックスPに相当する。そうすると、前記パンクチュアリングマトリックスPを前記式4のエラーマトリックスBに適用すると、下記式7のようなエラーマトリックスBが生成される。
Figure 0004046695
前記式7からエラーマトリックスBの階数が2になることを分かる。前記エラーマトリックスBにおいて、一番目列及び二番目列のすべてにエレメント“1”が存在するので、前記エラーマトリックスBの階数は2になり、従って、ダイバーシティ利得は2になる。すなわち、前述したように、受信器が1個の受信アンテナを使用する場合、ダイバーシティ利得は前記パンクチュアリングマトリックスを適用しない場合と同一に2になるので、前記パンクチュアリング動作によるダイバーシティ利得の損失を防止する。また、前記ダイバーシティ利得をそのままに保持しつつもデータ伝送率を増加させてシステム全体の性能を向上させることができる。
本発明で提案した前記パンクチュアリングマトリックスの特徴を説明すると次のようである。前記パンクチュアリングマトリックスPは、送信アンテナに従ってパンクチュアリングされる区間、すなわち、パンクチュアリングされるシンボルを周期的に交互に位置するように生成される。すなわち、第2送信アンテナの二番目列にシンボルをパンクチュアリングする位置が存在し、第1送信アンテナの四番目列にシンボルをパンクチュアリングする位置が存在してシンボルがパンクチュアリングされる位置が送信アンテナに従って周期的に交互に位置される。
一般的に、送信器が2個の送信アンテナを備え、エラーマトリックスの階数が1に減少する場合、前記エラーマトリックスの1つの行でのすべてのエレメントが“0”の値を有するように変わる場合が大部分である。従って、データ伝送率を増加させるためにパンクチュアリングを適用する場合、前記エラーマトリックスの1つの行でのすべてのエレメントが“0”に変わる現象を防止する必要がある。このように、前記エラーマトリックスの1つの行でのすべてのエレメントが“0”に変わる現象を除去するためには、すなわち、ダイバーシティ利得の減少を避けるためには、送信器が伝送する送信シンボルマトリックスの行のそれぞれで可能な少ない数のシンボルをパンクチュアリングすべきである。また、前記送信シンボルマトリックスの行を可能なだけ獲得してシンボルパンクチュアリングを遂行しても、すべてのエレメントが“0”を有しない少なくとも1つの行が存在するようにすべきである。ここで、前記送信シンボルマトリックスの列の数を増加させることは、結局、エラーの長さを増加させるものと同一であり、前記エラーの長さを増加させることは、拘束長Kを増加させるものと同一である。また、送信シンボルマトリックスの行のそれぞれで可能な少ない数のシンボルをパンクチュアリングするためには、特定の1つの送信アンテナの送信シンボルのみをパンクチュアリングせず、残りの送信アンテナのそれぞれの送信シンボルとともに同一の個数の送信シンボルを周期的にパンクチュアリングしなければならない。さらに、前記エラーマトリックスは、図2で説明したように、生成多項式に依存するようになるので、パンクチュアリングマトリックスの生成において適正な生成多項式を検出しなければならない。
ここで、送信器が2個の送信アンテナを備え、受信器が1個の受信アンテナを備えるという仮定の下に、前記送信器が変調方式としてBPSK方式を使用するとき、可能なすべてのエラーマトリックスと生成多項式を考慮して下記表1のようなパンクチュアリングパターンを検出する。
Figure 0004046695
前記表1は、階数が1である最小エラーの長さを有するパンクチュアリングパターンを示す。表1において、パンクチュアリングパターン#1は、2個の送信アンテナから出力されるシンボルを周期的に交互にパンクチュアリングするパターンであり、前記パンクチュアリングパターン#2は、2個の送信アンテナから出力されるシンボルのうち任意の1つの送信アンテナから出力されるシンボルのみ、すなわち、1個のシンボルおきに一回ずつ周期的にパンクチュアリングするパターンであり、前記パンクチュアリングパターン#3は、2個の送信アンテナから出力されるシンボルのうち任意の1個の送信アンテナから出力されるシンボルのみ、すなわち、3個のシンボルおきに一回ずつ周期的にパンクチュアリングするパターンである。表1に示すパンクチュアリングパターン#1のように2個の送信アンテナから出力されるシンボルを周期的に交互にパンクチュアリングすることは、階数が1になる最小エラーの長さが13または16のように増加されることをわかる。前記最小エラーの長さが増加されることは、エラーマトリックスでエレメント‘0’が存在する位置をさらに遠く離隔させるので、その階数が減少される場合を防止することができる。特に、前記送信アンテナの単位送信時間であるフレーム(frame)が13シンボルまたは16シンボルで構成される場合、前記パンクチュアリングパターン#1を適用すると、階数が減少される場合を防止することができる。
また、前記拘束長Kが4(拘束長K=4)であり、パンクチュアリングパターンが前記表1のパンクチュアリングパターン#1と同一である場合、最適の生成多項式は下記のようである。ここで、前記“最適の生成多項式”は、ダイバーシティ利得を損失するエラーマトリックスの列の個数のうち最小個数が13である生成多項式を意味する。
最適の生成多項式(拘束長K=4)
131 g1=1+D+D,g2=1+D
133 g1=1+D+D,g2=1+D
159 g1=1+D,g2=1+D+D
189 g1=1+D,g2=1+D+D
前記最適の生成多項式で、159及び189の場合に適用されるパンクチュアリングパターンが前記表1のパンクチュアリングパターン#3である場合にもダイバーシティ利得を損失するエラーマトリックスの最小列の個数は13を保持する。
また、前記拘束長Kが5(拘束長K=5)であり、パンクチュアリングパターンが前記表1のパンクチュアリングパターン#1と同一である場合、最適の生成多項式は下記のようである。ここで、前記“最適の生成多項式”は、ダイバーシティ利得を損失するエラーマトリックスの列の個数のうち最小個数が16である生成多項式を意味する。
最適の生成多項式(拘束長K=5)
581 g1=1+D+D+D,g2=1+D+D
587 g1=1+D+D+D,g2=1+D+D
589 g1=1+D+D+D+D,g2=1+D+D
701 g1=1+D+D,g2=1+D+D+D
707 g1=1+D+D,g2=1+D+D+D
713 g1=1+D+D+D+D,g2=1+D+D+D
767 g2=1+D+D+D,g2=1+D+D
773 g1=1+D+D+D,g2=1+D+D
775 g1=1+D+D+D+D,g2=1+D+D
887 g1=1+D+D,g2=1+D+D+D
893 g1=1+D+D,g2=1+D+D+D
899 g1=1+D+D+D+D,g2=1+D+D+D
949 g1=1+D+D,g2=1+D+D+D+D
953 g1=1+D+D+D,g2=1+D+D+D+D
955 g1=1+D+D,g2=1+D+D+D+D
959 g1=1+D+D+D,g2=1+D+D+D+D
図7は、拘束長Kが4である場合本発明のシミュレーション結果を概略的に示すグラフである。図7を参照すると、送信器の送信アンテナは2個であり、STTCエンコーディングで適用する拘束長Kは4(K=4)であり、変調方式としてBPSK方式を適用し、受信器の受信アンテナは1個であると仮定する。また、前記2個の送信アンテナから伝送された信号が相互に独立的なレーリーフェーディング(rayleigh fading)チャンネルを経るものとし、チャンネル推定の性能が100%であり、生成多項式がg133、すなわち、g1=1+D+D,g2=1+Dを使用し、1個のフレームが12個のシンボルで構成されると仮定する。
図7には、拘束長が4、すなわち、ステート(state)の個数が8個であるBPSK用STTCのフレームエラー率(Frame Error Rate;FER)が示されている。前記パンクチュアリングを2個の送信アンテナのすべてに適用した場合(図7で“1110/1011”に示される。)は、前記パンクチュアリングを2個の送信アンテナのすべてに適用しない場合(図7で“1111/1111”に示される。)に比べてフレームエラー率が0.1である地点及びフレームエラー率が0.01である地点で約1dBの性能低下を示すことをわかる。これは、パンクチュアリングを適用する場合にも同一のフレームエラー率を保持するために、送信器が送信電力を約1dB増加させなければならないことを意味する。すなわち、前記送信器がパンクチュアリングを遂行しない場合に比べてパンクチュアリングを遂行することによってコーディング利得の側面で約1dBの損失があることを示す。しかし、前記2個の送信アンテナのすべてにパンクチュアリングを適用した場合は、前記パンクチュアリングを適用しない場合のそれぞれのフレームエラー率の傾斜と同一であり、これは、前記パンクチュアリングを適用してもダイバーシティ利得をそのままに保持することを示す。
前記2個の送信アンテナのすべてにパンクチュアリングを適用した場合とは異なり、1つの送信アンテナから出力されるシンボルにのみパンクチュアリングを適用する場合(図7で“1111/1010”に示される。)には、前記パンクチュアリングを適用しない場合に比べてフレームエラー率が0.1である地点で約1dBの性能低下を示し、フレームエラー率が0.01である地点で約3dBの性能低下を示すことを分かる。結局、前記2個の送信アンテナのうちいずれか1つの送信アンテナから出力されるシンボルにのみパンクチュアリングを適用する場合のフレームエラー率の傾斜が前記パンクチュアリングを適用しない場合のフレームエラー率の傾斜より低くなり、これは、ダイバーシティ利得の損失を示す。
図8は、拘束長Kが5である場合本発明のシミュレーション結果を概略的に示すグラフである。図8を参照すると、まず、送信器の送信アンテナは2個であり、STTCエンコーディングで適用する拘束長Kは5(K=5)であり、変調方式としてBPSK方式を適用し、受信器の受信アンテナは1個であると仮定する。また、前記2個の送信アンテナから伝送された信号が相互に独立的なレーリーフェーディング(rayleigh fading)チャンネルを経、チャンネル推定の性能が100%であり、生成多項式がg953、すなわち、g1=1+D+D+D,g2=1+D+D+D+Dを使用し、1個のフレームが16個のシンボルで構成されると仮定する。また、前記2個の送信アンテナから伝送される信号が相互に独立的なレーリーフェーディングチャンネルを経、チャンネル推定の性能が100%であると仮定し、また、生成多項式をg953、すなわち、g1=1+D+D+D,g2=1+D+D+D+Dを使用すると仮定し、1つのフレームが16個のシンボルで構成されると仮定する。
図8には、拘束長Kが5、すなわち、ステートの個数が16個であるBPSK用STTCのフレームエラー率が示されている。前記パンクチュアリングを2個の送信アンテナのすべてに適用した場合(図8で“1110/1011”に示される。)は、前記パンクチュアリングを2個の送信アンテナのすべてに適用しない場合(図8で“1111/1111”に示される。)に比べてフレームエラー率が0.1である地点及びフレームエラー率が0.01である地点で約1dBの性能低下を示すことを分かる。これは、パンクチュアリングを適用する場合にも同一のフレームエラー率を保持するために、送信器が送信電力を約1dB増加させるべきことを意味する。すなわち、前記送信器がパンクチュアリングを遂行しない場合に比べてパンクチュアリングを遂行することによりコーディング利得の側面で約1dBの損失があることを示す。しかし、前記2個の送信アンテナのすべてにパンクチュアリングを適用した場合は、前記パンクチュアリングを適用しない場合のそれぞれのフレームエラー率の傾斜と同一であり、これは、前記パンクチュアリングを適用してもダイバーシティ利得をそのままに保持することを示す。
前記2個の送信アンテナのすべてにパンクチュアリングを適用した場合とは異なり、1個の送信アンテナから出力されるシンボルにのみパンクチュアリングを適用する場合(図8で“1111/1010”に示される。)には、前記パンクチュアリングを適用しない場合に比べてフレームエラー率が0.1である地点で約1.5dBの性能低下を示し、フレームエラー率が0.01である地点で約5dBの性能低下を示すことを分かる。結局、前記2個の送信アンテナのうちいずれか1つの送信アンテナから出力されるシンボルにのみパンクチュアリングを適用する場合のフレームエラー率の傾斜が前記パンクチュアリングを適用しない場合のフレームエラー率の傾斜より低くなり、これは、ダイバーシティ利得の損失を示す。
一方、本発明による多重化器511のトレリスターミネーション動作を説明する。
一般的に、“トレリスターミネーション(trellis termination)”とは、送信フレーム単位で該当送信フレームの最後部分に所定のビットだけ、例えば、K個のビットにヌルデータ(null data)、すなわち、‘0’を挿入して伝送する動作を意味する。送信器がトレリスターミネーションを通じて該当送信フレームの伝送が終了されたことを知らせ、その後、受信器は受信フレームの終了を検出することができる。さて、図9を参照して一般的なトレリスターミネーションに基づいた送信フレームフォーマットを説明する。
図9を参照すると、前記送信フレームフォーマットは、トレーニングシーケンス送信区間(Training_Sequence)911と、情報データ送信区間(Data)913と、トレリスターミネーション区間915とから構成される。前記トレーニングシーケンス送信区間911は、前記送信器と受信器との間の初期チャンネル推定のためのトレーニングシーケンスが伝送される時区間であり、前記情報データ送信区間913は実際情報データが伝送される時区間であり、トレリスターミネーション区間915は、トレリスターミネーションのための所定数のヌルデータビット、例えば、K個のヌルデータビットが伝送される区間である。
STTCを使用する送信器において、拘束長Kが4である場合、前記式3、式4、及び式6で説明したようなエラーマトリックスBを適用すると、前記エラーマトリックスBの長さが12である場合まではダイバーシティ利得が保持される。しかし、前記エラーマトリックスBの長さが12を超過する場合ダイバーシティ利得が損失される。すなわち、送信フレーム単位でトレリスターミネーションを遂行すると仮定すれば、前記送信フレームの長さが12を超過する場合ダイバーシティ利得が損失され、このような損失は、パンクチュアリングされたSTTCのフレームエラー率を増加させる主な要因として作用する。結果的に、フレームエラー率が増加されるので、STTCを使用する送信器が伝送することができる送信フレームの長さは制限される。
しかし、本発明では、図5で説明した多重化器511がトレリスターミネーションのためのヌルデータの挿入位置を制御する。すなわち、送信フレームの最後位置にトレリスターミネーションのためのヌルデータを一括的に挿入せず、情報データを伝送する間にトレリスターミネーションのためのヌルデータを挿入する。これは、図10を参照して詳細に説明する。
図10は、本発明の実施形態によるトレリスターミネーションに基づいた送信フレームフォーマットを概略的に示す。図10を参照すると、前記送信フレームフォーマットは、トレーニングシーケンス送信区間(Training_Sequence)1011と、情報データ送信区間(Data)1013、1017、及び1019と、トレリスターミネーション区間1015及び1021とから構成される。前記トレーニングシーケンス送信区間1011は、前記送信器と受信器との間の初期チャンネル推定のためのトレーニングシーケンスが伝送される時区間であり、前記情報データ送信区間1013、1017、及び1019は実際情報データが伝送される時区間であり、トレリスターミネーション区間1015、1021は、トレリスターミネーションのためのヌルデータが伝送される区間である。図10に示すように、本発明は、トレリスターミネーションのためのヌルデータを送信フレームの最後位置に一括的に挿入して伝送することではなく、情報データを伝送する間にトレリスターミネーションのためのヌルデータを挿入する。拘束長kが“K”であると仮定し、前記STTCの特性上、前記エラーマトリックスBの階数を損失し始める時点、すなわち、ダイバーシティ利得を損失し始める時点の列の個数がqであると仮定すると、前記多重化器511は、(q−k)個の情報データビットを伝送する動作を反復して(K−1)個のヌルデータビットを伝送する方法にて多重化を制御する。結果的に、前記多重化器511は、図10に示されている送信フレームフォーマットに相応するように(q−k)個の情報データビットを伝送した後に(K−1)個のヌルデータビットを伝送する動作を反復する方法にて多重化を遂行する。
例えば、本発明でのようにパンクチュアリングした後のコードレートをRであると仮定し、前記トレーニングシーケンスを除外した送信フレームの長さをLであると仮定する。一般的なトレリスターミネーションを適用する場合には、パンクチュアリングした後のコードレートがパンクチュアリングしない場合のコードレートに比べてR倍だけ増加する。しかし、本発明のトレリスターミネーションを適用する場合には、(q−k)個の情報データビットを伝送した後に(K−1)個のヌルデータビットを伝送する。結果的に、本発明は、一般的なトレリスターミネーションを適用する場合より
Figure 0004046695
個のシンボルだけを少なく伝送するようになり、従って、コードレートは
Figure 0004046695
になる。もちろん、コードレートの損失があるが、本発明によるトレリスターミネーションを適用する場合、送信器が伝送する送信フレームの長さLに関係なく、常にダイバーシティ利得を保持することができる。このようにダイバーシティ利得を保持することは、高い信号対雑音比(Signal to Noise Ratio;SNR)を有する場合に特に性能が向上する。また、階数を損失し始めるエラーマトリックスBの列の個数がqになっても、トレリスターミネーションの周期を(q−1)より大きい値に増加させることによってコードレートの損失を防止することができる。
以上、本発明の詳細について具体的な実施形態に基づき説明してきたが、本発明の範囲を逸脱しない限り、各種の変形が可能なのは明らかである。従って、本発明の範囲は、上記実施形態に限るものでなく、特許請求の範囲のみならず、その範囲と均等なものにより定められるべきである。
従来のSTTCを使用する送信器の構造を概略的に示すブロック図である。 図1の第1エンコーダ乃至第Pエンコーダの内部構造を示すブロック図である。 2個のエンコーダ及び3個の送信アンテナを有するSTTC送信器の構造を概略的に示すブロック図である。 図1の送信器の構造に相応する受信器の構造を概略的に示すブロック図である。 本発明の実施例によるSTTCを使用する送信器の構造を概略的に示すブロック図である。 図5の送信器の構造に相応する受信器の構造を概略的に示すブロック図である。 拘束長Kが4である場合本発明のシミュレーション結果を概略的に示すグラフである。 拘束長Kが5である場合本発明のシミュレーション結果を概略的に示すグラフである。 一般的なトレリスターミネーションによる送信フレームのフォーマットを概略的に示す図である。 本発明のトレリスターミネーションによる送信フレームのフォーマットを概略的に示す図である。
符号の説明
511 多重化器(MUX)
513 直列/並列変換器
515−1 第1エンコーダ
515−P 第Pエンコーダ
517−1 第1変調器
517−M 第M変調器
519−1 第1パンクチュア
519−M 第Mパンクチュア
ANT1 第1送信アンテナ
ANTM 第M送信アンテナ

Claims (33)

  1. M個の送信アンテナを備える移動通信システムで最大ダイバーシティ利得を有するデータ送信装置において、
    P個の情報ビット列のそれぞれを受信し、前記受信されたP個の情報ビット列を生成多項式に従って時空間トレリスコードでエンコーディングするP個のエンコーダと、
    前記P個のエンコーダのそれぞれから出力されるP個の情報ビット列を所定の変調方式にて変調してM個の変調シンボル列を出力するM個の変調器と、
    前記M個の送信アンテナのそれぞれに連結され、前記M個の変調器から出力されるM個の変調シンボル列のそれぞれに対して所定の位置でパンクチュアリングして前記M個の送信アンテナを通じて伝送するM個のパンクチュアと、を備え、
    前記M個のパンクチュアは、前記M個の変調器のそれぞれから出力された変調シンボル列のうちの第1及び第2の変調シンボル列を、前記第1及び第2の変調シンボル列のそれぞれについてパンクチュアリングされる位置が前記M個の送信アンテナのうちの第1のアンテナと第2のアンテナとの間で周期的に交互に反復されるようにパンクチュアリングし、パンクチュアリングされた前記第1及び第2の変調シンボル列をそれぞれ前記第1及び第2のアンテナを通じて伝送し、
    前記Mが2であることを特徴とするデータ送信装置。
  2. 前記M個のパンクチュアのそれぞれは、前記M個の変調器のそれぞれから出力された変調シンボル列に対して前記パンクチュアリングされた変調シンボルの個数を同一の個数に設定する請求項1記載のデータ送信装置。
  3. 記変調シンボル列を構成する変調シンボルの個数が4個である場合、下記式のパンクチュアリングマトリックスPに相応するように、前記少なくとも1つの変調シンボルがパンクチュアリングされる位置が決定される請求項1記載のデータ送信装置。
    Figure 0004046695
    ここで、列(column)は送信区間に対応し、行(row)は送信アンテナに対応し、前記少なくとも1つの変調シンボルはエレメント‘0’の位置でパンクチュアリングされる。
  4. 記所定の変調方式がBPSK(Binary Phase Shift Keying)方式である場合、下記式のパンクチュアリングマトリックスPに相応するように前記少なくとも1つの変調シンボルがパンクチュアリングされる位置が決定される請求項1記載のデータ送信装置。
    Figure 0004046695
    ここで、列(column)は送信区間に対応し、行(row)は送信アンテナに対応し、前記少なくとも1つの変調シンボルはエレメント‘0’の位置でパンクチュアリングされる。
  5. 前記生成多項式は、前記M個の送信アンテナを通じて伝送される変調シンボル列が前記最大ダイバーシティ利得を保持するようにする生成多項式であり、前記時空間トレリスコードの拘束長が4である場合、前記P個のエンコーダのそれぞれは、下記生成多項式のうちいずれか1つの生成多項式を前記生成多項式として使用する請求項1記載のデータ送信装置。
    g1=1+D+D,g2=1+D
    g1=1+D+D,g2=1+D
    g1=1+D,g2=1+D+D
    g1=1+D,g2=1+D+D
  6. 前記生成多項式は、前記M個の送信アンテナを通じて伝送される変調シンボル列が前記最大ダイバーシティ利得を保持するようにする生成多項式であり、前記時空間トレリスコードの拘束長が5である場合、前記P個のエンコーダのそれぞれは、下記生成多項式のうちいずれか1つの生成多項式を前記生成多項式として使用する請求項1記載のデータ送信装置。
    g1=1+D+D+D,g2=1+D+D
    g1=1+D+D+D,g2=1+D+D
    g1=1+D+D+D+D,g2=1+D+D
    g1=1+D+D,g2=1+D+D+D
    g1=1+D+D,g2=1+D+D+D
    g1=1+D+D+D+D,g2=1+D+D+D
    g2=1+D+D+D,g2=1+D+D
    g1=1+D+D+D,g2=1+D+D
    g1=1+D+D+D+D,g2=1+D+D
    g1=1+D+D,g2=1+D+D+D
    g1=1+D+D,g2=1+D+D+D
    g1=1+D+D+D+D,g2=1+D+D+D
    g1=1+D+D,g2=1+D+D+D+D
    g1=1+D+D+D,g2=1+D+D+D+D
    g1=1+D+D,g2=1+D+D+D+D
    g1=1+D+D+D,g2=1+D+D+D+D
  7. 前記装置は、前記情報ビット列とトレリス終了のためのヌルデータ列とを多重化する多重化器をさらに備える請求項1記載のデータ送信装置。
  8. 前記多重化器は、前記時空間トレリスコードの拘束長がKであり、前記時空間トレリスコードのダイバーシティ階数(diversity rank)が損失されるエラーマトリックスの列の数がqである場合、1個のフレームの間(q−K)個の情報ビット列を出力した後に(K−1)個のヌルデータ列を反復的に出力する請求項7記載のデータ送信装置。
  9. M個の送信アンテナを備える移動通信システムで最大ダイバーシティ利得を有するデータ送信方法において、
    P個の情報ビット列のそれぞれを受信し、前記受信されたP個の情報ビット列を生成多項式に従って時空間トレリスコードでエンコーディングするステップと、
    前記エンコーディングされたP個の情報ビット列を所定の変調方式にて変調してM個の変調シンボル列を出力するステップと、
    前記M個の変調シンボル列のそれぞれに対して所定の位置でパンクチュアリングして前記M個の送信アンテナを通じて伝送するステップと、を備え、
    前記M個の変調シンボル列は、前記M個の変調シンボル列のうちの第1及び第2の変調シンボル列のそれぞれについてパンクチュアリングされる位置が前記M個の送信アンテナのうちの第1のアンテナと第2のアンテナとの間で周期的に交互に反復されるようにパンクチュアリングされ、パンクチュアリングされた前記第1及び第2の変調シンボル列がそれぞれ前記第1及び第2のアンテナを通じて伝送され
    前記Mが2であることを特徴とするデータ送信方法。
  10. 前記M個の変調シンボル列のそれぞれに対して前記パンクチュアリングされた変調シンボルの個数を同一の個数に設定する請求項9記載のデータ送信方法。
  11. 記変調シンボル列を構成する変調シンボルの個数が4個である場合、下記式のパンクチュアリングマトリックスPに相応するように前記少なくとも1つの変調シンボルがパンクチュアリングされる位置が決定される請求項9記載のデータ送信方法。
    Figure 0004046695
    ここで、列(column)は送信区間に対応し、行(row)は送信アンテナに対応し、前記少なくとも1つの変調シンボルはエレメント‘0’の位置でパンクチュアリングされる。
  12. 記所定の変調方式がBPSK(Binary Phase Shift Keying)方式である場合、下記式のパンクチュアリングマトリックスPに相応するように変調シンボルがパンクチュアリングされる位置が決定される請求項9記載の方法。
    Figure 0004046695
    ここで、列(column)は送信区間に対応し、行(row)は送信アンテナに対応し、前記少なくとも1つの変調シンボルはエレメント‘0’の位置でパンクチュアリングされる。
  13. 前記生成多項式は、前記M個の送信アンテナを通じて伝送される変調シンボル列が前記最大ダイバーシティ利得を保持するようにする生成多項式であり、前記時空間トレリスコードの拘束長が4である場合、下記生成多項式のうちいずれか1つの生成多項式を前記生成多項式として使用する請求項9記載の方法。
    g1=1+D+D,g2=1+D
    g1=1+D+D,g2=1+D
    g1=1+D,g2=1+D+D
    g1=1+D,g2=1+D+D
  14. 前記生成多項式は、前記M個の送信アンテナを通じて伝送される変調シンボル列が前記最大ダイバーシティ利得を保持するようにする生成多項式であり、前記時空間トレリスコードの拘束長が5である場合、下記生成多項式のうちいずれか1つの生成多項式を前記生成多項式として使用する請求項9記載の方法。
    g1=1+D+D+D,g2=1+D+D
    g1=1+D+D+D,g2=1+D+D
    g1=1+D+D+D+D,g2=1+D+D
    g1=1+D+D,g2=1+D+D+D
    g1=1+D+D,g2=1+D+D+D
    g1=1+D+D+D+D,g2=1+D+D+D
    g2=1+D+D+D,g2=1+D+D
    g1=1+D+D+D,g2=1+D+D
    g1=1+D+D+D+D,g2=1+D+D
    g1=1+D+D,g2=1+D+D+D
    g1=1+D+D,g2=1+D+D+D
    g1=1+D+D+D+D,g2=1+D+D+D
    g1=1+D+D,g2=1+D+D+D+D
    g1=1+D+D+D,g2=1+D+D+D+D
    g1=1+D+D,g2=1+D+D+D+D
    g1=1+D+D+D,g2=1+D+D+D+D
  15. 前記方法は、情報ビット列とトレリス終了のためのヌルデータ列を多重化するステップをさらに備える請求項9記載の方法。
  16. 前記多重化するステップは、前記時空間トレリスコードの拘束長がKであり、前記時空間トレリスコードのダイバーシティ階数(diversity rank)が損失されるエラーマトリックスの列の数がqである場合、1個のフレームの間(q−K)個の情報ビット列を出力した後に(K−1)個のヌルデータ列を反復的に出力する請求項15記載の方法。
  17. 送信器からM個の送信アンテナのそれぞれを通じて伝送される送信シンボル列をN個の受信アンテナを通じて受信する移動通信システムで最大ダイバーシティ利得を有するデータ受信装置において、
    前記N個の受信アンテナのそれぞれに連結され、前記N個の受信アンテナから出力される受信シンボル列をチャンネル推定するチャンネル推定器と、
    前記送信器が伝送可能なすべての情報ビット列のそれぞれに対して所定の生成多項式に従って時空間トレリスコードでエンコーディングするP個のエンコーダと、
    前記P個のエンコーダのそれぞれから出力される情報ビット列を所定の変調方式にて変調してM個の変調シンボル列を出力するM個の変調器と、
    前記M個の変調器から出力されるM個の変調シンボル列のそれぞれに対して所定の位置でパンクチュアリングするM個のパンクチュアと、
    前記M個のパンクチュアから出力される変調シンボル列が前記チャンネル推定器が推定したチャンネルと同一のチャンネルを通じて伝送された場合の仮想チャンネル出力と前記受信シンボル列とを利用して前記送信器が伝送した送信シンボル列を検出する送信シンボル列検出器と、を備え、
    前記M個のパンクチュアは、前記M個の変調器のそれぞれから出力されたM個の変調シンボル列のうちの第1及び第2の変調シンボル列を、前記第1及び第2の変調シンボル列のそれぞれについてパンクチュアリングされる位置が前記第1の変調シンボル列と第2の変調シンボル列との間で周期的に交互に反復されるようにパンクチュアリングし、
    前記Mが2であることを特徴とするデータ受信装置。
  18. 前記M個のパンクチュアのそれぞれは、前記M個の変調器のそれぞれから出力された変調シンボル列に対して前記パンクチュアリングされる変調シンボルの個数を同一の個数に設定する請求項17記載のデータ受信装置。
  19. 記変調シンボル列を構成する変調シンボルの個数が4個である場合、下記式のパンクチュアリングマトリックスPに相応するように前記少なくとも1つの変調シンボルがパンクチュアリングされる位置が決定される請求項17記載のデータ受信装置。
    Figure 0004046695
    ここで、列(column)は送信区間に対応し、行(row)は送信アンテナに対応し、前記少なくとも1つの変調シンボルはエレメント‘0’の位置でパンクチュアリングされる。
  20. 記所定の変調方式がBPSK(Binary Phase Shift Keying)方式である場合、下記式のパンクチュアリングマトリックスPに相応するように前記少なくとも1つの変調シンボルがパンクチュアリングされる位置が決定される請求項17記載のデータ受信装置。
    Figure 0004046695
    ここで、列(column)は送信区間に対応し、行(row)は送信アンテナに対応し、前記少なくとも1つの変調シンボルはエレメント‘0’の位置でパンクチュアリングされる。
  21. 前記生成多項式は、前記変調シンボル列が前記最大ダイバーシティ利得を保持するようにする生成多項式であり、前記時空間トレリスコードの拘束長が4である場合、前記P個のエンコーダのそれぞれは、下記生成多項式のうちいずれか1つの生成多項式を前記生成多項式として使用する請求項17記載のデータ受信装置。
    g1=1+D+D,g2=1+D
    g1=1+D+D,g2=1+D
    g1=1+D,g2=1+D+D
    g1=1+D,g2=1+D+D
  22. 前記生成多項式は、前記変調シンボル列が前記最大ダイバーシティ利得を保持するようにする生成多項式であり、前記時空間トレリスコードの拘束長が5である場合、前記P個のエンコーダのそれぞれは、下記生成多項式のうちいずれか1つの生成多項式を前記生成多項式として使用する請求項17記載のデータ受信装置。
    g1=1+D+D+D,g2=1+D+D
    g1=1+D+D+D,g2=1+D+D
    g1=1+D+D+D+D,g2=1+D+D
    g1=1+D+D,g2=1+D+D+D
    g1=1+D+D,g2=1+D+D+D
    g1=1+D+D+D+D,g2=1+D+D+D
    g2=1+D+D+D,g2=1+D+D
    g1=1+D+D+D,g2=1+D+D
    g1=1+D+D+D+D,g2=1+D+D
    g1=1+D+D,g2=1+D+D+D
    g1=1+D+D,g2=1+D+D+D
    g1=1+D+D+D+D,g2=1+D+D+D
    g1=1+D+D,g2=1+D+D+D+D
    g1=1+D+D+D,g2=1+D+D+D+D
    g1=1+D+D,g2=1+D+D+D+D
    g1=1+D+D+D,g2=1+D+D+D+D
  23. 前記送信シンボル列生成器は、
    前記M個のパンクチュアから出力される変調シンボル列が前記チャンネル推定器が推定したチャンネルと同一のチャンネルを通じて伝送された場合の仮想チャンネル出力を生成するハイポセシスと、
    前記仮想チャンネル出力と前記受信シンボル列との間の距離を計算するメトリック計算機と、
    前記仮想チャンネル出力と前記受信シンボル列との間の距離のうち最小距離を有する受信シンボル列を前記送信器が伝送した送信シンボル列として検出する最小距離選択器と、を備える請求項17記載のデータ受信装置。
  24. 前記装置は、前記情報ビット列とトレリス終了のためのヌルデータ列を多重化する多重化器をさらに備える請求項17記載のデータ受信装置。
  25. 前記多重化器は、前記時空間トレリスコードの拘束長がKであり、前記時空間トレリスコードのダイバーシティ階数(diversity rank)が損失されるエラーマトリックスの列の数がqである場合、1個のフレームの間(q−K)個の情報ビット列を出力した後に(K−1)個のヌルデータ列を反復的に出力する請求項24記載のデータ受信装置。
  26. 送信器からM個の送信アンテナのそれぞれを通じて伝送される送信シンボル列を、N個の受信アンテナを通じて受信する移動通信システムで最大ダイバーシティ利得を有するデータ受信方法において、
    前記N個の受信アンテナから出力される受信シンボル列をチャンネル推定するステップと、
    前記送信器が伝送可能なすべての情報ビット列のそれぞれに対して所定の生成多項式に従って時空間トレリスコードでエンコーディングするステップと、
    前記エンコーディングされた情報ビット列を所定の変調方式にて変調してM個の変調シンボル列を出力するステップと、
    前記M個の変調シンボル列のそれぞれに対して所定の位置でパンクチュアリングするステップと、
    前記少なくとも1つのパンクチュアリングされた変調シンボル列が前記チャンネル推定されたチャンネルと同一のチャンネルを通じて伝送された場合の仮想チャンネル出力と前記受信シンボル列とを利用して前記送信器が伝送した送信シンボル列を検出するステップと、を備え
    前記M個の変調シンボル列は、前記M個の変調シンボル列のうちの第1及び第2の変調シンボル列のそれぞれについてパンクチュアリングされる位置が前記第1の変調シンボル列と第2の変調シンボル列との間で周期的に交互に反復されるようにパンクチュアリングされ
    前記Mが2であることを特徴とするデータ受信方法。
  27. 前記変調シンボル列のそれぞれに対して前記パンクチュアリングされた変調シンボルの個数を同一の個数に設定する請求項26記載のデータ受信方法。
  28. 記変調シンボル列を構成する変調シンボルの個数が4個である場合、下記式のパンクチュアリングマトリックスPに相応するように前記少なくとも1つの変調シンボルがパンクチュアリングされる位置が決定される請求項26記載のデータ受信方法。
    Figure 0004046695
    ここで、列(column)は送信区間に対応し、行(row)は送信アンテナに対応し、前記少なくとも1つの変調シンボルはエレメント‘0’の位置でパンクチュアリングされる。
  29. 記所定の変調方式がBPSK(Binary Phase Shift Keying)方式である場合、下記式のパンクチュアリングマトリックスPに相応するように前記少なくとも1つの変調シンボルがパンクチュアリングされる位置が決定される請求項26記載のデータ受信方法。
    Figure 0004046695
    ここで、列(column)は送信区間に対応し、行(row)は送信アンテナに対応し、前記少なくとも1つの変調シンボルはエレメント‘0’の位置でパンクチュアリングされる。
  30. 前記生成多項式は、前記変調シンボル列が前記最大ダイバーシティ利得を保持するようにする生成多項式であり、前記時空間トレリスコードの拘束長が4である場合、下記生成多項式のうちいずれか1つの生成多項式を前記生成多項式として使用する請求項26記載のデータ受信方法。
    g1=1+D+D,g2=1+D
    g1=1+D+D,g2=1+D
    g1=1+D,g2=1+D+D
    g1=1+D,g2=1+D+D
  31. 前記生成多項式は、前記変調シンボル列が前記最大ダイバーシティ利得を保持するようにする生成多項式であり、前記時空間トレリスコードの拘束長が5である場合、下記生成多項式のうちいずれか1つの生成多項式を前記生成多項式として使用する請求項26記載のデータ受信方法。
    g1=1+D+D+D,g2=1+D+D
    g1=1+D+D+D,g2=1+D+D
    g1=1+D+D+D+D,g2=1+D+D
    g1=1+D+D,g2=1+D+D+D
    g1=1+D+D,g2=1+D+D+D
    g1=1+D+D+D+D,g2=1+D+D+D
    g2=1+D+D+D,g2=1+D+D
    g1=1+D+D+D,g2=1+D+D
    g1=1+D+D+D+D,g2=1+D+D
    g1=1+D+D,g2=1+D+D+D
    g1=1+D+D,g2=1+D+D+D
    g1=1+D+D+D+D,g2=1+D+D+D
    g1=1+D+D,g2=1+D+D+D+D
    g1=1+D+D+D,g2=1+D+D+D+D
    g1=1+D+D,g2=1+D+D+D+D
    g1=1+D+D+D,g2=1+D+D+D+D
  32. 前記方法は、情報ビット列とトレリス終了のためのヌルデータ列を多重化するステップをさらに備える請求項26記載のデータ受信方法。
  33. 前記多重化するステップは、前記時空間トレリスコードの拘束長がKであり、前記時空間トレリスコードのダイバーシティ階数(diversity rank)が損失されるエラーマトリックスの列の数がqである場合、1個のフレームの間(q−K)個の情報ビット列を出力した後に(K−1)個のヌルデータ列を反復的に出力する請求項32記載のデータ受信方法。
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