JP2004222001A - 無線端末設定方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】無線LANにプリンタやデジタルカメラ等の周辺機器を接続する際に必要となるネットワーク設定を簡易にする。
【解決手段】プリンタ105は、予め周辺の無線アクセスポイント102等の識別情報を収集し、その中の任意の識別情報を用いて無線接続を行い、DHCP/DNSサーバ101からIPアドレスを取得する。DHCP/DNSサーバ101は、プリンタ105のネットワークアドレスをプリンタ105のホスト名と関連づけて登録しておく。登録ユーティリティソフトが実行されているコンピュータ103は、DHCP/DNSサーバ101に対しプリンタ105のネットワークアドレスを定期的に問い合わせ、プリンタ105のネットワークアドレスが解決されたら、プリンタ105に対して接続OK通知を送信する。プリンタ105は接続OK通知を受信したことにより無線LANへと接続できる。
【選択図】 図1
【解決手段】プリンタ105は、予め周辺の無線アクセスポイント102等の識別情報を収集し、その中の任意の識別情報を用いて無線接続を行い、DHCP/DNSサーバ101からIPアドレスを取得する。DHCP/DNSサーバ101は、プリンタ105のネットワークアドレスをプリンタ105のホスト名と関連づけて登録しておく。登録ユーティリティソフトが実行されているコンピュータ103は、DHCP/DNSサーバ101に対しプリンタ105のネットワークアドレスを定期的に問い合わせ、プリンタ105のネットワークアドレスが解決されたら、プリンタ105に対して接続OK通知を送信する。プリンタ105は接続OK通知を受信したことにより無線LANへと接続できる。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、一般に、無線機能を備えた周辺機器を無線ネットワークに接続させる技術に係り、とりわけ、ネットワーク設定を実行するためには使い勝手が良いとはいえないような入力手段を備えた周辺機器を無線ネットワークに接続するための技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、プリンタ等の周辺機器には、コンピュータのようなフルキーボードなどは搭載されてはおらず、例えば、電源投入スイッチ、排紙スイッチ、オンライン/オフライン切替スイッチなど数個の入力手段しか搭載されていなかった。
【0003】
そのため、これらの周辺機器を有線ネットワークに接続する場合には、例えば、工場出荷時に暫定的なIPアドレスを割り当ててネットワーク設定をしておき、使用者による設置時にIPアドレスのサブネットマスクを設定するなどして最終的なネットワーク設定を行っていた。
【0004】
一方、これらの周辺機器を、例えば、IEEE802.11で規定されている無線ネットワークに接続する場合には、周辺機器のIPアドレスや、無線アクセスポイント(以下APと称す。)を指定するためのSSID(サービス・セット・アイデンティティ)といわれる識別情報を最低でも設定する必要がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
このように、無線通信機能を備えた周辺機器を使用者のネットワークに参加させるには、周辺機器の設置されるエリアに存在するAPやネットワークの設定に応じて周辺機器側の初期設定を変更する必要があるが、これらの初期設定を変更するためにはコンピュータが必要であった。なぜなら、周辺機器は設定に必要な入力手段を備えていないことが多いため、十分な入力手段を備えたコンピュータの助けが必要だからである。ところが、この周辺機器の工場出荷時の設定に合わせてコンピュータ自体のネットワーク設定も変更しなければ、そもそも周辺機器へと接続できない場合があり、周辺機器を設定するために使用者は煩雑な作業を強いられていた。
【0006】
従って、コンピュータ側のネットワーク設定を変更することなく、周辺機器のネットワーク設定を可能とする方法が必要とされている。
【0007】
ところで、周辺機器の初期設定のうちIPアドレスはDHCPサーバを用いることで自動的に割り振ることも可能である。しかしながら、接続すべきAPのSSIDが周辺機器に正しく設定されていなければ、そもそも無線アクセスポイントにすら接続できないのであるから、その先のDHCPサーバには当然にアクセスできず、IPアドレスを取得することはできない。
【0008】
APを経由して周辺機器をDHCPサーバに接続させる方法として、例えば、予め工場出荷時に、周辺機器のROMなどへ特定のSSIDを記憶させておき、このSSIDと同一のSSIDを使用者のAPに設定する方法が考えられる。
【0009】
しかしながら、この方法では、一時的であれ稼動中のAPの設定を変更することになり、このAP配下の全ての周辺機器が影響を被るため、好ましい方法ではないだろう。
【0010】
従って、APのネットワーク設定を変更することなく、周辺機器のネットワーク設定を可能とする方法が必要とされている。
【0011】
また、例えば、周辺機器にSSIDを収集させ、収集されたSSIDを用いて無線ネットワークへと接続する方法も考えられる。
【0012】
しかしながら、収集されたSSIDが必ずしも使用者が接続させたいと望むAPのSSIDであるとは限らない。なぜなら、周辺機器が設定される環境によっては、複数のSSIDを受信できてしまう場合があるからである。無線LANが今以上に普及すれば、このような自体は頻発しよう。
【0013】
よって、周辺機器を本来接続させようとした無線ネットワークに接続できるかどうか保証できない。
【0014】
このように従来は、周辺機器を無線ネットワークに接続する作業は、ユーザにとって大変面倒な作業であった。
【0015】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記課題を解決すべく、プリンタやデジタルカメラ等の周辺機器は、予め周辺の無線アクセスポイントの識別情報を収集し、その中の任意の識別情報を用いて無線接続を行い、DHCPサーバからネットワークアドレスを取得する。DNSサーバは、ネームサービスを提供するために、周辺機器のネットワークアドレスを登録しておく。登録ユーティリティソフトが実行されているコンピュータは、DNSサーバに周辺機器のネットワークアドレスを定期的に問い合わせ、ネームサービスにより周辺機器のネットワークアドレスが解決されたら、周辺機器に対して接続確認を送信する。周辺機器は接続確認を受信できない場合には他の識別情報に切り替えて再度上記の処理を繰り返す。最終的に、接続確認を受信できれば、周辺機器は無線ネットワークへと正しく接続できたことになる。このような構成により、コンピュータやAPのネットワーク設定を変更することなく、周辺機器のネットワーク設定を行なえるといった効果が得られる。
【0016】
【発明の実施の形態】
本発明によれば、無線アクセスポイント(例:AP102)を介して無線LAN(例:第1のネットワーク104)へと接続する無線端末(例:プリンタ105)であって、無線アクセスポイントから送信される識別情報(例:SSID)を受信する手段(例:CPU401、無線LANIF406)と、受信された識別情報のうち第1の識別情報に基づいて第1の無線アクセスポイント(例:AP102)への接続を試行する手段(例:CPU401、無線LANIF406)と、試行に成功すると無線LAN側(例:DHCP/DNSサーバ101)において決定され、登録され、送信された無線端末のネットワークアドレス(例:IPアドレス)を受信する手段(例:CPU401、無線LANIF406)と、受信されたネットワークアドレスを該無線端末に設定する手段(例:CPU401)と、予め定められた期間内に、無線LANに接続された所定の情報処理装置(例:PC103)から接続確認通知を受信できたかどうかを判定する手段(例:CPU401)とを備え、所定期間内に前記接続確認通知を受信できた場合には、第1の無線アクセスポイントを利用することを特徴とする無線端末が提供される。
【0017】
以下、図面を用いて本発明の好適な実施形態を説明する。なお、無線端末とは、周辺機器に接続あるいは搭載される無線通信機能を有する無線LANカードなどや、当該無線通信機能を備えた周辺機器を意味するものとする。
【0018】
[第1の実施形態]
本実施形態では、無線通信手段としてIEEE802.11を適用する場合について説明する。もちろん、他の無線通信規格が採用されてもよいことは当業者であれば明らかに理解できよう。
【0019】
図1は、本実施形態のシステム構成例を示す図である。同図において、104はIPプロトコルに従ってパケットを転送する第1のネットワークである。101はIPネットワーク104上で動作する第1のDHCP/DNSサーバである。102は第1のネットワーク104に接続する第1の無線LANアクセスポイント(以下AP)である。103は機器登録ユーティリティが実行されるコンピュータである。105は無線LAN機能を搭載したプリンタである。106は無線LAN機能を搭載したデジタルカメラである。109はIPプロトコルに従ってパケットを転送する第2のネットワークである。107は第2のネットワーク109上で動作する第2のDHCP/DNSサーバである。108は第2のネットワーク109に接続する第2の無線LANアクセスポイントである。DHCPとはダイナミック・ホスト・コンフィグレーション・プロトコルの略称である。DNSとは、ドメイン・ネーム・サービスの略称である。なお、本実施形態に係るDHCP/DNSサーバでは、IPアドレスの割り当てとネットワーク設定の通知を行なうDHCP機能を持つサーバと、ネットワーク上でネットワーク名とIPアドレスとの対応を管理するDNSサーバとが、同一装置上で動作し、装置内部でDHCP機能が割り当てたIPアドレスをDNS機能に通知している。もちろん、DHCP機能とDNS機能が別々の装置で動作していてもよい。後者の場合であっても、DHCP機能が割り当てたIPアドレスをDNS機能に通知することには変わりがない。
【0020】
図2は、本実施形態に係るDHCP/DNSサーバ101、107の概略的な構成例を示す図である。CPU201は、ROM202やハードディスクドライブ205等の記憶手段に格納されている制御プログラムに基づいて自己及びネットワークを統括制御する中央演算処理装置である。制御プログラムとしては、ホスト名とそれに対応するIPアドレスを管理しネームサービスを提供するDNSサーバプログラム210、ネットワーク機器に対して動的にIPアドレスを割り当てるDHCPサーバプログラム211などが含まれる。なお、ハードディスクドライブ205にはホスト名とそれに対応するIPアドレスを関連付けるためのホスト名管理情報212も格納されている。ROM202は、BIOSなどの制御プログラムなどを格納している記憶手段であり、EEPROMなどを採用できる。RAM203は、CPU201のワークエリアであり、制御プログラムの実行に伴うデータが一時的に記憶される。有線LANIF204は、DHCP/DNSサーバ101、107をネットワーク104、109等のLANに接続するための通信回路などである。
【0021】
図3は、本実施形態に係る無線アクセスポイント102、108の構成例を示す図である。CPU301は、ROM302等の記憶手段に格納されている制御プログラムに基づいてアクセスポイントを統括制御する中央演算処理装置である。例えば、プリンタ105などの無線端末と無線回線を確立したり、無線ネットワークと有線ネットワーク間におけるデータの転送制御したりする。ROM302は、制御プログラムなどを格納している記憶手段であり、EEPROMなどを採用できる。RAM303は、CPU301のワークエリアであり、制御プログラムの実行に伴うデータが一時的に記憶される。有線LANIF304は、アクセスポイントをネットワーク104、109等のLANに接続するための通信回路などである。無線LANIF306は、プリンタ105等の無線端末と接続するための無線通信回路などである。なお、SSIDなどの識別符号310がROM302に格納されており、無線LANIF306から定期的に識別符号が送信されるようになっている。
【0022】
図4は、本実施形態に係る無線端末の構成例を示す図である。無線端末とはプリンタ105、デジタルカメラ106など、無線LAN機能を搭載したネットワーク周辺機器の総称である。CPU401は、ROM402等の記憶手段に格納されている制御プログラム(例:ファームウエア)に基づいて無線端末を統括制御する中央演算処理装置である。例えば、無線アクセスポイントと無線回線を確立したりする。ROM402は、制御プログラムや製造番号情報411などを格納している記憶手段であり、EEPROMなどからなる。RAM403は、CPU401のワークエリアであり、制御プログラムの実行に伴うデータ(例:受信された識別情報410)が一時的に記憶する。無線LANIF406は、無線アクセスポイントと接続するための無線通信回路(例:無線LANカード)などである。407は、周辺機器の種類に応じて異なる個別機能部である。即ち、プリンタ105であればプリンタエンジンなどであり、デジタルカメラ106であればレンズ、CCD及び画像符号化部などである。本発明では、無線端末の個別の機能に依存することはほとんどないため、個別機能について詳細は省略する。
【0023】
図5は、本実施形態に係るコンピュータ(PC)103の概略的な構成例を示す図である。CPU501は、ROM502やハードディスクドライブ505等の記憶手段に格納されている制御プログラムに基づいてPC103を統括制御する中央演算処理装置である。制御プログラムとしては、本実施形態に係るプリンタ登録ユーティリティ510などが含まれる。なお、ハードディスクドライブ505には、操作部509から入力されたプリンタのホスト名511や第2の実施形態で説明する指定AP情報512なども格納されている。ROM502は、BIOSなどの制御プログラムなどを格納している記憶手段であり、EEPROMなどを採用できる。RAM503は、CPU501のワークエリアであり、制御プログラムの実行に伴うデータが一時的に記憶される。有線LANIF504は、PC103をネットワーク104、109等のLANに接続するための通信回路などである。表示部508は、DHCP/DNSサーバやプリンタ105などからの通知情報を表示したりする表示装置である。操作部509は、キーボードやポインティングデバイスなどのデータ入力機器である。
【0024】
図6は、本実施形態に係る基本的な動作を示したシーケンス図である。ここでは、プリンタ105をネットワーク104に接続させたい場合について説明する。
【0025】
ステップS600において、プリンタ105をネットワークに接続しようと希望する使用者により、プリンタ登録ユーティリティがコンピュータ103上で起動される。
【0026】
ステップS602において、起動されたプリンタ登録ユーティリティ510に従って、CPU501は、使用者に対し、プリンタ情報を入力するよう表示部508に表示させ、操作部509から入力されたプリンタ情報(例:プリンタのホスト名)をHDD505に格納する。これはネットワーク上での名前(ホスト名)を決定するためで、例えば、プリンタの製造番号によって決定する場合には、登録対象となるプリンタ105の製造番号を入力することになる。ここでは、説明のため、プリンタ105のネットワーク上での名前が製造番号の下位4桁によって「PRT****」と決定されるものとする。例えば、ネットワークに接続させようとするプリンタ105の製造番号の下位4桁が1234である場合には、プリンタ105のホスト名は「PRT1234」となる。従って、本ステップでは、プリンタ登録ユーティリティ510は、使用者に対し製造番号の下位4桁を入力することを促すメッセージを表示部508に表示させる。これにより、プリンタ登録ユーティリティ510は、この製造番号を元にプリンタの名前が「PRT1234」であることを認識する。
【0027】
ステップS604において、プリンタ登録ユーティリティ510に従ってCPU501はタイマを起動する。このタイマは、登録を希望するプリンタからの応答が所定時間内に受信できたか否かを判定するための計時手段である。
【0028】
ステップS606において、プリンタ登録ユーティリティ510に従ってCPU501は、定期的にDHCP/DNSサーバ101に対して「PRT1234」のIPアドレスを要求する。
【0029】
ステップS608において、DHCP/DNSサーバ101は、PC103からIP要求を受信し、受信されたIP要求から、ホスト名が「PRT1234」とするネットワーク機器のIPアドレスを解決すべきことを認識し、このホスト名「PRT1234」を検索キーとしてホスト名管理情報212を検索し、対応するIPアドレスを抽出する。
【0030】
このとき、プリンタ105が後述するS610〜S624の処理を終えていなければ、プリンタ105はまだネットワークに参加していないことになり、DHCP/DNSサーバ101上にもプリンタ105のIPアドレスは存在していない。よって、DNSサーバプログラム210に従ってCPU201は、ホスト名「PRT1234」に対応付けられたIPアドレスは存在しない旨を通知する。存在する場合はステップS628へ進む。
【0031】
なお、PC103のCPU501は、ホスト名「PRT1234」に対応付けられたIPアドレスが存在しない旨を受信すると、プリンタ登録ユーティリティ510に従って、プリンタ105をネットワークに接続しようとしている使用者に対し接続失敗を表すメッセージを表示部508に表示させてもよい。
【0032】
ところで、プリンタ105は、これまでの処理と並行して、またはそれ以降に次のステップを実行する。なお、IEEE802.11に準拠したAP102及び108は、CPU301が無線LANIF306を制御し、定期的にビーコンを送信させる。ビーコンには無線ネットワークを識別するためのSSIDという識別情報310が含まれている。
【0033】
ステップS610において、プリンタ105は起動されると、CPU401は、SSIDを収集するための収集プログラムを実行する。具体的は、無線LANIF406が、APから定期的に送信されているビーコンを全周波数チャネルで受信する。これにより、プリンタ105が設置されている場所の周囲で動作しているAPの情報が取得できる。CPU401は、受信した識別情報から識別符号リスト410を作成してRAM403に記憶しておく。
【0034】
ステップS612において、プリンタ105のCPU401は、収集したSSIDの中から任意のSSIDを選択する。選択の方法は、受信時の受信電力の大きさ順であるとか、ランダムであるなどいろいろ考えられるが、本発明は選択法に依存することはないため、種々の選択方法を採用可能である。
【0035】
ステップS614において、CPU401は、選択したSSIDを使用してAPとの接続を試みる。ここでは、選択したSSIDがAP102のSSIDであったものとする。プリンタ105のCPU401は、AP102との間でIEEE802.11により規定されている認証手順を実行する。
【0036】
ステップS616において、さらに、アソシエーション手順を実行する。
【0037】
ステップS618において、無線区間の接続が完了すると、CPU401は、無線LANIF406を介して、DHCP/DNSサーバ101に対しネットワーク設定要求を送信する。DHCP/DNSサーバ101は、ネットワーク104上でIPアドレスの割り当てとネットワーク設定の通知に関する処理を実行しているものとする。
【0038】
このとき、プリンタ105では、ROM202内に自己の製造番号情報411を記憶しており、CPU401は、この製造番号情報411を読み出し、読み出された製造番号の下位4桁を抽出し、「PRT1234」というネットワーク上の名前(ホスト名)を作成する。
【0039】
ステップS618において、CPU401は、無線LANIF406を介して、DHCP/DNSサーバ101に対し、ネットワーク設定要求を送信する。ネットワーク設定要求には、ホスト名としての「PRT1234」が含まれている。
【0040】
ステップS620において、DHCP/DNSサーバ101のCPU201は、ネットワーク設定要求を受信すると、DHCPサーバプログラム211に従って、空いているIPアドレスをプリンタ105に割り当て、ネットワーク設定情報として送信する。なお、ネットワーク設定要求に含まれていたホスト名と、割り当てられたIPアドレスとはDNSプログラム210に渡され、ホスト名管理情報212として記憶される。プリンタ105では、無線LANIF406を介してネットワーク設定情報を受信する。
【0041】
ステップS622において、CPU401は、DHCP/DNSサーバ101に対して、通知されたネットワーク設定の使用許可要求を送信する。
【0042】
ステップS624において、DHCP/DNSサーバ101は、受信した使用許可要求に応じて、使用許可通知をプリンタ105に送信する。プリンタ105のCPU401は使用許可を受信すると、先に通知されたIPアドレスをプリンタ105に設定してネットワーク104に参加する。
【0043】
ステップS626において、プリンタ105のCPU401は、タイマを起動し、コンピュータ103上で動作しているプリンタ登録ユーティリティ510からの接続OK通知を待つ。このタイマは、正しいAPに接続できたかどうかを判定するための基準となる。
【0044】
プリンタ105がS624までの処理を終了していれば、DHCP/DNSサーバ101には、割り当てられたIPアドレスが登録されている。よって、DHCP/DNSサーバ101は、PC103からPRT1234のアドレス解決を再び要求されると(S606’)、ステップS628において、対応するIPアドレスをホスト名管理情報212から読み出して、読み出されたIPアドレスをPC103に通知する。
【0045】
ステップS630において、プリンタ105のIPアドレスを取得したプリンタ登録ユーティリティ510は、取得されたIPアドレスを宛先として接続OK通知を送信する。
【0046】
ステップS632において、プリンタ105は、接続OK通知を受信すると、PC103上で実行されている登録ユーティリティ510に対し、接続OK確認を送信する。接続OK確認を受信すると、プリンタ登録ユーティリティ510は、プリンタ105をネットワークに接続しようとしている使用者に対し正常終了を通知するためのメッセージを表示部508に表示させる。
【0047】
このように、本実施形態によれば、無線端末(例:プリンタ105)のホスト名(例:「PRT1234」)に対応するネットワークアドレスを無線LAN側(例:DHCP/DNSサーバ101)に登録すべく、このホスト名を伴うネットワーク設定要求を無線LAN側に送信する手段(例:CPU401、無線LANIF406)を備える。
【0048】
ここで、所定の情報処理装置(例:PC103)により、無線端末のホスト名に基づいて無線端末のネットワークアドレスの問い合わせが無線LAN側に送信され、無線端末のネットワークアドレスが得られると、接続確認通知(例:接続OK通知(S630))が無線端末へと送信される。
【0049】
また、所定の情報処理装置(例:PC103)において、所定期間内に無線端末のネットワークアドレスが得られなかった場合には、接続失敗を表すメッセージが出力手段(例:表示部508)から出力するようにしてもよい。
【0050】
なお、無線端末(例:プリンタ105)は、無線LANへの設定情報の入力が困難な機器であるか又は該設定情報の入力手段を備えていない機器であれば、本発明の効果はとりわけ大きくなろう。もちろん、十分な入力手段を備えていても本発明を適用してもよいことはいうまでもない。
【0051】
また、無線端末が記憶している製造番号などの固有情報に基づいて無線端末のホスト名を決定する手段(例:CPU401)をさらに備えていてもよい。
【0052】
一方、本実施形態によれば、次のような情報処理装置が提供される。すなわち、無線端末(例:プリンタ105)のホスト名を入力する手段(例:操作部509)と、入力されたホスト名に対応するネットワークアドレスの問い合わせを無線LAN(例:DHCP/DNSサーバ101)に送信する手段(例:CPU501)と、所定の時間内に無線端末のネットワークアドレスを無線LANから取得できたかどうかを判定する手段(例:CPU501)と、無線端末のネットワークアドレスが取得できた場合には該ネットワークアドレスに基づいて該無線端末に対して接続確認通知を送信する手段(例:CPU501)とを備える。
【0053】
なお、無線端末のネットワークアドレスが所定時間内に取得できなかったと判定した場合には、無線端末の接続に失敗した旨のメッセージを出力する手段(例:CPU501、表示部508)をさらに備えてもよい。
【0054】
また、本実施形態によれば、上述の情報処理装置における各手段をコンピュータ上において実現するためのユーティリティプログラム(プリンタ登録ユーティリティ510)が提供される。
【0055】
以上のように本実施形態によれば、プリンタ105とプリンタ登録ユーティリティプログラムとを協動させて、プリンタ105のネットワーク設定を行うことにより、従来よりも簡易な方法でもってプリンタ105を所望のネットワークへと参加させることが可能となる。
【0056】
すなわち、コンピュータやAPのネットワーク設定を変更することなく、周辺機器のネットワーク設定を行なえるといった効果が得られる。
【0057】
[第2の実施形態]
本実施形態では、S626において起動されたタイマがタイムアウトした場合について説明する。すなわち、プリンタ登録ユーティリティ510から接続OK通知を受信できなかった場合の処理である。
【0058】
このような事態は、プリンタ105が、本来接続すべきネットワーク以外のネットワークに接続してしまった場合に発生する。すなわち、複数のIPアドレスを受信できるような環境下では、最初に接続を試行した識別符号が、所望のアクセスポイントの識別符号ではない場合があり得る。そこで、第2の実施形態では、所望のアクセスポイントに接続できるまで(接続OK通知を受信する)、収集した他のSSIDを順じ切り替え、接続試行を繰り返させるものである。なお、第1の実施形態と共通する構成には同一の符号を付すことにより可能な限り説明を省略する。
【0059】
図7は第2の実施形態に係る例示的なシーケンス図である。本実施形態では、プリンタ105がAP102に対して接続することが使用者により希望されているが、最初は、AP108に接続を試行してしまうものとする。すなわち、ステップS712において、AP108の識別情報が選択され、AP108に対して上述のS614〜S626が実行される。なお、AP102に対する処理と区別するため、これらをS714〜S726とする。これらのステップを実行することにより、第2のDHCP/DNSサーバ107において、プリンタ105はIPアドレスやホスト名が登録されることになるが、使用者のPC103は、第2のDHCP/DNSサーバ107のネットワーク109とは異なるネットワーク104に接続されているため、プリンタ105へはアクセスができない。換言すれば、第1のDHCP/DNSサーバ101にはプリンタ105が登録されていないため、所望のネットワーク104にはプリンタ105が接続されていないと判断される。
【0060】
ステップS727において、プリンタ105のCPU401は、起動したタイマが終了したことを検出する。すなわち、所定の時間内に、第1のDHCP/DNSサーバ101からプリンタ105のIPアドレスを受信できなかったことを意味する。
【0061】
ステップS729において、プリンタ105のCPU401は、識別符号リスト410から、接続に失敗した識別符号以外の識別符号を選択する。これにより、接続を試行するための識別符号を変更する。ここでは、AP102の識別符号が選択されたものとする。そこで、CPU401は、AP102に対してS614以降の処理を実行する。今度の場合は、所望のDHCP/DNSサーバ101にプリンタ105が登録されることになるので、S628においてプリンタ105のIPアドレスがPC103に通知される。そして、最終的には、タイマが終了する前に、接続OK通知を受信することで、プリンタ105が所望のネットワーク104に接続されることになる。
【0062】
なお、プリンタ登録ユーティリティ510は、S604において起動されたタイマが所定時間になる前にDHCP/DNSサーバ101からプリンタ105のIPアドレスを受信知されない場合には、使用者に対して接続失敗を通知すべく失敗メッセージを表示部508に表示させる。失敗メッセージを見た使用者は、プリンタ105の設置場所を変更したり、プリンタ105を再起動立したりすることで、接続を試みる。
【0063】
このように本実施形態によれば、予め定められた期間内に接続確認通知を受信できなかった場合には、現在接続中のAPは正しいAPではないと判定して、受信された識別情報のうち第2の識別情報に基づいて第2の無線アクセスポイントへの接続を試行する手段(例:CPU401)を無線端末が備えることにより、当該無線端末を正しいAPへと接続することが可能となる。
【0064】
[第3の実施形態]
本実施形態では、同一のネットワーク104上に2以上の無線アクセスポイントが存在している場合において、使用者が特定の無線アクセスポイント(例:AP110)に特定の無線ネットワーク機器(例:プリンタ105)を接続させたいと希望する場合を説明する。
【0065】
第2の実施形態では、プリンタ105は正しいAPに接続できるまで(プリンタ登録ユーティリティ510から接続OK通知を受信できるまで)、自動的にSSIDを切り替えるものであった。多数のSSIDを受信できる場合には、正しいAPに接続きるまでには長時間を要する場合も間がえられる。
【0066】
そこで、第3の実施形態では、予めプリンタ登録ユーティリティ510から正しいAPのSSIDを指定することで、プリンタ105の接続処理を効率よくすることを目的としている。
【0067】
図8は、本実施形態に係るネットワークの一例を示している。ネットワーク104上には2つの無線アクセスポイントとしてAP102とAP110が存在している。使用者はAP110にプリンタ105を接続させようとしているものとする。なお、プリンタ105は、AP102とAP110の双方から識別符号を受信可能であるものとする。
【0068】
図9は、第3の実施形態に係る例示的な動作のシーケンス図である。他の実施形態において説明した構成と共通の部分は、同一の符号を付すことにより説明を省略する。
【0069】
まず、プリンタ105は、AP102に対して接続を試み、接続に成功する(S600〜S630)。本実施形態では、AP102は希望の無線アクセスポイントではないが、希望のAP110と同一のDHCP/DNSサーバ101により管理されているため、ネットワークへの接続は成功してしまう。
【0070】
ステップS932において、プリンタ105のCPU401は、接続に成功したAP102の識別符号をRAM403から読み出し、読み出された識別符号が搭載した接続OK確認情報を作成し、作成された接続OK確認情報を、無線LANIF506を介してPC103へ送信する。これにより、プリンタ105はAP102に接続したことをプリンタ登録ユーティリティ510に知らせることが出来る。
【0071】
ステップS934において、プリンタ登録ユーティリティ510を実行しているCPU501は、接続OK確認を受信すると、使用者に対し正常接続しているアクセスポイントに関する情報(例:AP102のSSID)を提示すべく、当該情報を表示部508に表示させる。あるいは、予め希望の接続先に関する情報(例:AP110のSSID)を操作部509から入力させ、希望接続先情報としてHDD505に記憶しておき、この希望接続先情報と、プリンタ105から送信されてきた現在の接続先情報とを比較し、一致していれば、接続成功を表すメッセージを表示し、不一致であれば、接続に失敗したとか、異なるAPに接続してしまったなどのメッセージを表示してもよい。
【0072】
使用者が正しいアクセスポイントであることを判定する場合には、操作部509から判定結果を入力する。CPU501が判定する場合は、比較結果がプリンタ登録ユーティリティ510に渡される。もし、接続が成功であれば、ステップS954において、プリンタ登録ユーティリティ510は接続しているアクセスポイントで問題がない旨のメッセージをプリンタ105に通知する。接続判定の結果が、不適切である場合には、ステップS936に進む。
【0073】
ステップS936において、CPU501は、プリンタ登録ユーティリティ510に従って、本来接続すべきSSIDを含んだ接続変更要求を作成し、プリンタ105に通知する。ここでは、AP110のアクセスポイントのSSIDが指定されているものとする。
【0074】
ステップS938において、プリンタ105のCPU401は、受信した接続変更要求に含まれているSSIDを抽出し、抽出されたSSIDを含む指定SSID確認を作成し、PC103に送信する。
【0075】
ステップS940において、CPU401は、プリンタ登録ユーティリティ510により指定されたSSIDに基づいて接続対象となるSSIDを変更する。これにより、AP102のSSIDが接続対象として設定される。このとき、プリンタ登録ユーティリティ510が動作しているPC103のIPアドレスをRAM403に記憶しておく。もちろん、最初にPC103から情報を受信した時(例:S630)にこのIPアドレスを記憶しておいてもよい。
【0076】
ステップS942において、上述の認証処理を実行し、さらに、ステップS944においてアソシエーション処理を実行する。続いて、ステップ946にタイマを起動する。なお、S618〜S624などの処理は省略することが望ましい。なぜなら、ネットワーク104内におけるIPアドレスをすでにプリンタ105は取得しているので、再度、IPアドレスを割り当てなおす必要はないからである。
【0077】
ステップS950において、プリンタ105のCPU401は、接続完了を示す接続OK通知をPC103に送信する。この接続OK通知には、現在接続中のAPのSSIDが搭載されている。
【0078】
ステップS952において、接続先登録ユーティリティ510に従い、CPU501は、接続OK確認からSSIDを取得し、使用者により希望された希望接続先のSSIDと比較する。ここでは、所望のAP110のSSIDが取得されるので、比較結果は一致となる。
【0079】
ステップS954において、CPU501は、上述の比較結果(一致)に基づいて、プリンタ105に対し、接続APが正常である旨を通知する。
【0080】
なお、指定されたSSIDでの接続が設置環境その他の問題で不可能である場合には、プリンタ105は、接続に成功したSSIDで無線接続後、RAM403に記憶しておいたPC103のIPアドレスを読み出し、指定されたSSIDでの接続が不可能であることを通知してもよい。この場合は、プリンタ登録ユーティリティ510は、表示部508に接続不可能を表すメッセージを表示する。
【0081】
あるいは、別のSSIDでの接続を試みるか、現在接続に成功している状態で接続を行なうか判断を促すようにしてもよい。
【0082】
操作部509から、現在の接続でよいことを表す情報が入力されると、CPU501は、プリンタ105に対し、接続APが正常である旨を通知する(S954)。
【0083】
一方、再接続を行なうことを示す情報が操作部509から入力されると、CPU501は、新たなアクセスポイントのSSIDを入力するようメッセージを表示部508に表示させ、操作部509から新たなSSIDが入力されると、入力されたSSIDをプリンタ105に通知する(S936)。
【0084】
本実施形態によれば、受信された接続確認通知により他の識別情報が接続先として指定されていた場合(例:ステップS936)には、この指定された他の識別情報に基づいて対応する無線アクセスポイント(例:AP110)に接続を試行する手段(例:CPU401)をさらに備える無線端末が提供される。
【0085】
なお、プリンタ105のCPU401は、他の識別情報に基づく接続の試行に失敗したことを判定すると、元の識別符号に基づいて元の無線アクセスポイント(例:AP102)に接続してもよい。さらに、他の識別情報での接続に失敗したことを示すメッセージを所定の情報処理装置(例:PC103)に送信する手段(例:CPU401)をさらに備えてもよい。
【0086】
より具体的には、接続確認通知を受信すると(例:ステップS930)、現在接続中の無線アクセスポイント(例:AP102)の識別情報を伴う接続応答(例:ステップS930)を所定の情報処理装置に対して送信する手段を(例:CPU401)さらに備えてもよい。また、所定の情報処理装置(例:PC103)において、接続応答が受信され該識別情報(例:AP102のSSID)が取得され、取得された識別情報に基づき接続変更の必要性が判定され(ステップS934)、接続変更が必要と判定された場合に、他の識別情報(例:AP110のSSID)が無線端末(例:プリンタ105)へと指定されるようにしてもよい。
【0087】
また、本実施形態によれば、無線端末(例:プリンタ105)により送信される接続応答(例:接続OK確認)を受信する手段(例:CPU501、有線LANIF504)と、受信された接続応答から無線端末が現在接続中の無線アクセスポイントの識別情報を取得する手段(例:CPU501)と、取得された識別情報に基づき接続変更の必要性を判定する手段(例:CPU501)と、接続変更が必要と判定されると、接続すべき無線アクセスポイントの識別情報を無線端末に指定する手段(例:CPU501)とをさらに含情報処理装置が提供される。
【0088】
このように、本実施形態によれば、プリンタ登録ユーティリティ510によって、プリンタ105が接続すべきAPの識別符号を指定することにより、より効率よく正しいAPへとプリンタ105を接続させることができる。
【0089】
[他の実施形態]
上述の実施形態では、プリンタを例に説明したが、本発明はこれに限定されることはない。無線LAN機能を備えたネットワーク周辺機器であれば、デジタルカメラ、ビデオカメラ、スキャナ、複合機、ファクシミリ及びその他のネットワーク家電などあっても本発明を適用できる。
【0090】
また、PC103やDHCP/DNSサーバ101等は有線ネットワークに接続されていたが、これらに無線LANIFを備えさせることで無線ネットワークに接続されるようにしてもよい。
【0091】
また、プリンタ105の上述の処理を司るプログラムは更新可能なファームウエアとして提供可能であり、この場合は従前のプリンタ105のファームウエアをアップデートすることで本発明を容易に適用することが可能となる。
【0092】
また、DHCPやDNSを例に説明したが、本発明は、これら以外の同種のプロトコルや同種のサービスであっても適用可能である。
【0093】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、プリンタ105とプリンタ登録ユーティリティプログラムなどの無線端末と情報処理装置の登録ユーティリティプログラムとを協動させて、無線端末のネットワーク設定を行うことにより、コンピュータやAPのネットワーク設定を変更することなく、周辺機器のネットワーク設定を行なえるといった効果が得られる。
【0094】
これは、プリンタやデジタルカメラのような入力キーが少なく、無線ネットワークへの接続に必要なパラメータをキー操作で行なうことが困難な機器において効果が高く、このような機器であっても容易に無線ネットワークへと接続できるようになろう。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、第1の実施形態のシステム構成例を示す図である。
【図2】図2は、第1の実施形態に係るDHCP/DNSサーバ101、107の概略的な構成例を示す図である。
【図3】図3は、第1の実施形態に係る無線アクセスポイントの構成例を示す図である。
【図4】図4は、第1の実施形態に係る無線端末の構成例を示す図である。
【図5】図5は、第1の実施形態に係るコンピュータ(PC)103の概略的な構成例を示す図である。
【図6】図6は、第1の実施形態に係る基本的な動作を示したシーケンス図である。
【図7】図7は、第2の実施形態に係る例示的なシーケンス図である。
【図8】図8は、第3の実施形態に係るネットワークの一例を示した図である。
【図9】図9は、第3の実施形態に係る例示的な動作のシーケンス図である。
【符号の説明】
101…第1のネットワークで動作するDHCP/DNSサーバ
102…第1のネットワークに接続する第1の無線LANアクセスポイント
103…機器登録ユーティリティが動作しているコンピュータ
104…第1のネットワーク
105…無線LAN機能を搭載したプリンタ
106…無線LAN機能を搭載したデジタルカメラ
107…第2のネットワークで動作するDHCP/DNSサーバ
108…第2のネットワークに接続する無線LANアクセスポイント
109…第2のネットワーク
110…第1のネットワーク上に存在する第2の無線LANアクセスポイント
【発明の属する技術分野】
本発明は、一般に、無線機能を備えた周辺機器を無線ネットワークに接続させる技術に係り、とりわけ、ネットワーク設定を実行するためには使い勝手が良いとはいえないような入力手段を備えた周辺機器を無線ネットワークに接続するための技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、プリンタ等の周辺機器には、コンピュータのようなフルキーボードなどは搭載されてはおらず、例えば、電源投入スイッチ、排紙スイッチ、オンライン/オフライン切替スイッチなど数個の入力手段しか搭載されていなかった。
【0003】
そのため、これらの周辺機器を有線ネットワークに接続する場合には、例えば、工場出荷時に暫定的なIPアドレスを割り当ててネットワーク設定をしておき、使用者による設置時にIPアドレスのサブネットマスクを設定するなどして最終的なネットワーク設定を行っていた。
【0004】
一方、これらの周辺機器を、例えば、IEEE802.11で規定されている無線ネットワークに接続する場合には、周辺機器のIPアドレスや、無線アクセスポイント(以下APと称す。)を指定するためのSSID(サービス・セット・アイデンティティ)といわれる識別情報を最低でも設定する必要がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
このように、無線通信機能を備えた周辺機器を使用者のネットワークに参加させるには、周辺機器の設置されるエリアに存在するAPやネットワークの設定に応じて周辺機器側の初期設定を変更する必要があるが、これらの初期設定を変更するためにはコンピュータが必要であった。なぜなら、周辺機器は設定に必要な入力手段を備えていないことが多いため、十分な入力手段を備えたコンピュータの助けが必要だからである。ところが、この周辺機器の工場出荷時の設定に合わせてコンピュータ自体のネットワーク設定も変更しなければ、そもそも周辺機器へと接続できない場合があり、周辺機器を設定するために使用者は煩雑な作業を強いられていた。
【0006】
従って、コンピュータ側のネットワーク設定を変更することなく、周辺機器のネットワーク設定を可能とする方法が必要とされている。
【0007】
ところで、周辺機器の初期設定のうちIPアドレスはDHCPサーバを用いることで自動的に割り振ることも可能である。しかしながら、接続すべきAPのSSIDが周辺機器に正しく設定されていなければ、そもそも無線アクセスポイントにすら接続できないのであるから、その先のDHCPサーバには当然にアクセスできず、IPアドレスを取得することはできない。
【0008】
APを経由して周辺機器をDHCPサーバに接続させる方法として、例えば、予め工場出荷時に、周辺機器のROMなどへ特定のSSIDを記憶させておき、このSSIDと同一のSSIDを使用者のAPに設定する方法が考えられる。
【0009】
しかしながら、この方法では、一時的であれ稼動中のAPの設定を変更することになり、このAP配下の全ての周辺機器が影響を被るため、好ましい方法ではないだろう。
【0010】
従って、APのネットワーク設定を変更することなく、周辺機器のネットワーク設定を可能とする方法が必要とされている。
【0011】
また、例えば、周辺機器にSSIDを収集させ、収集されたSSIDを用いて無線ネットワークへと接続する方法も考えられる。
【0012】
しかしながら、収集されたSSIDが必ずしも使用者が接続させたいと望むAPのSSIDであるとは限らない。なぜなら、周辺機器が設定される環境によっては、複数のSSIDを受信できてしまう場合があるからである。無線LANが今以上に普及すれば、このような自体は頻発しよう。
【0013】
よって、周辺機器を本来接続させようとした無線ネットワークに接続できるかどうか保証できない。
【0014】
このように従来は、周辺機器を無線ネットワークに接続する作業は、ユーザにとって大変面倒な作業であった。
【0015】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記課題を解決すべく、プリンタやデジタルカメラ等の周辺機器は、予め周辺の無線アクセスポイントの識別情報を収集し、その中の任意の識別情報を用いて無線接続を行い、DHCPサーバからネットワークアドレスを取得する。DNSサーバは、ネームサービスを提供するために、周辺機器のネットワークアドレスを登録しておく。登録ユーティリティソフトが実行されているコンピュータは、DNSサーバに周辺機器のネットワークアドレスを定期的に問い合わせ、ネームサービスにより周辺機器のネットワークアドレスが解決されたら、周辺機器に対して接続確認を送信する。周辺機器は接続確認を受信できない場合には他の識別情報に切り替えて再度上記の処理を繰り返す。最終的に、接続確認を受信できれば、周辺機器は無線ネットワークへと正しく接続できたことになる。このような構成により、コンピュータやAPのネットワーク設定を変更することなく、周辺機器のネットワーク設定を行なえるといった効果が得られる。
【0016】
【発明の実施の形態】
本発明によれば、無線アクセスポイント(例:AP102)を介して無線LAN(例:第1のネットワーク104)へと接続する無線端末(例:プリンタ105)であって、無線アクセスポイントから送信される識別情報(例:SSID)を受信する手段(例:CPU401、無線LANIF406)と、受信された識別情報のうち第1の識別情報に基づいて第1の無線アクセスポイント(例:AP102)への接続を試行する手段(例:CPU401、無線LANIF406)と、試行に成功すると無線LAN側(例:DHCP/DNSサーバ101)において決定され、登録され、送信された無線端末のネットワークアドレス(例:IPアドレス)を受信する手段(例:CPU401、無線LANIF406)と、受信されたネットワークアドレスを該無線端末に設定する手段(例:CPU401)と、予め定められた期間内に、無線LANに接続された所定の情報処理装置(例:PC103)から接続確認通知を受信できたかどうかを判定する手段(例:CPU401)とを備え、所定期間内に前記接続確認通知を受信できた場合には、第1の無線アクセスポイントを利用することを特徴とする無線端末が提供される。
【0017】
以下、図面を用いて本発明の好適な実施形態を説明する。なお、無線端末とは、周辺機器に接続あるいは搭載される無線通信機能を有する無線LANカードなどや、当該無線通信機能を備えた周辺機器を意味するものとする。
【0018】
[第1の実施形態]
本実施形態では、無線通信手段としてIEEE802.11を適用する場合について説明する。もちろん、他の無線通信規格が採用されてもよいことは当業者であれば明らかに理解できよう。
【0019】
図1は、本実施形態のシステム構成例を示す図である。同図において、104はIPプロトコルに従ってパケットを転送する第1のネットワークである。101はIPネットワーク104上で動作する第1のDHCP/DNSサーバである。102は第1のネットワーク104に接続する第1の無線LANアクセスポイント(以下AP)である。103は機器登録ユーティリティが実行されるコンピュータである。105は無線LAN機能を搭載したプリンタである。106は無線LAN機能を搭載したデジタルカメラである。109はIPプロトコルに従ってパケットを転送する第2のネットワークである。107は第2のネットワーク109上で動作する第2のDHCP/DNSサーバである。108は第2のネットワーク109に接続する第2の無線LANアクセスポイントである。DHCPとはダイナミック・ホスト・コンフィグレーション・プロトコルの略称である。DNSとは、ドメイン・ネーム・サービスの略称である。なお、本実施形態に係るDHCP/DNSサーバでは、IPアドレスの割り当てとネットワーク設定の通知を行なうDHCP機能を持つサーバと、ネットワーク上でネットワーク名とIPアドレスとの対応を管理するDNSサーバとが、同一装置上で動作し、装置内部でDHCP機能が割り当てたIPアドレスをDNS機能に通知している。もちろん、DHCP機能とDNS機能が別々の装置で動作していてもよい。後者の場合であっても、DHCP機能が割り当てたIPアドレスをDNS機能に通知することには変わりがない。
【0020】
図2は、本実施形態に係るDHCP/DNSサーバ101、107の概略的な構成例を示す図である。CPU201は、ROM202やハードディスクドライブ205等の記憶手段に格納されている制御プログラムに基づいて自己及びネットワークを統括制御する中央演算処理装置である。制御プログラムとしては、ホスト名とそれに対応するIPアドレスを管理しネームサービスを提供するDNSサーバプログラム210、ネットワーク機器に対して動的にIPアドレスを割り当てるDHCPサーバプログラム211などが含まれる。なお、ハードディスクドライブ205にはホスト名とそれに対応するIPアドレスを関連付けるためのホスト名管理情報212も格納されている。ROM202は、BIOSなどの制御プログラムなどを格納している記憶手段であり、EEPROMなどを採用できる。RAM203は、CPU201のワークエリアであり、制御プログラムの実行に伴うデータが一時的に記憶される。有線LANIF204は、DHCP/DNSサーバ101、107をネットワーク104、109等のLANに接続するための通信回路などである。
【0021】
図3は、本実施形態に係る無線アクセスポイント102、108の構成例を示す図である。CPU301は、ROM302等の記憶手段に格納されている制御プログラムに基づいてアクセスポイントを統括制御する中央演算処理装置である。例えば、プリンタ105などの無線端末と無線回線を確立したり、無線ネットワークと有線ネットワーク間におけるデータの転送制御したりする。ROM302は、制御プログラムなどを格納している記憶手段であり、EEPROMなどを採用できる。RAM303は、CPU301のワークエリアであり、制御プログラムの実行に伴うデータが一時的に記憶される。有線LANIF304は、アクセスポイントをネットワーク104、109等のLANに接続するための通信回路などである。無線LANIF306は、プリンタ105等の無線端末と接続するための無線通信回路などである。なお、SSIDなどの識別符号310がROM302に格納されており、無線LANIF306から定期的に識別符号が送信されるようになっている。
【0022】
図4は、本実施形態に係る無線端末の構成例を示す図である。無線端末とはプリンタ105、デジタルカメラ106など、無線LAN機能を搭載したネットワーク周辺機器の総称である。CPU401は、ROM402等の記憶手段に格納されている制御プログラム(例:ファームウエア)に基づいて無線端末を統括制御する中央演算処理装置である。例えば、無線アクセスポイントと無線回線を確立したりする。ROM402は、制御プログラムや製造番号情報411などを格納している記憶手段であり、EEPROMなどからなる。RAM403は、CPU401のワークエリアであり、制御プログラムの実行に伴うデータ(例:受信された識別情報410)が一時的に記憶する。無線LANIF406は、無線アクセスポイントと接続するための無線通信回路(例:無線LANカード)などである。407は、周辺機器の種類に応じて異なる個別機能部である。即ち、プリンタ105であればプリンタエンジンなどであり、デジタルカメラ106であればレンズ、CCD及び画像符号化部などである。本発明では、無線端末の個別の機能に依存することはほとんどないため、個別機能について詳細は省略する。
【0023】
図5は、本実施形態に係るコンピュータ(PC)103の概略的な構成例を示す図である。CPU501は、ROM502やハードディスクドライブ505等の記憶手段に格納されている制御プログラムに基づいてPC103を統括制御する中央演算処理装置である。制御プログラムとしては、本実施形態に係るプリンタ登録ユーティリティ510などが含まれる。なお、ハードディスクドライブ505には、操作部509から入力されたプリンタのホスト名511や第2の実施形態で説明する指定AP情報512なども格納されている。ROM502は、BIOSなどの制御プログラムなどを格納している記憶手段であり、EEPROMなどを採用できる。RAM503は、CPU501のワークエリアであり、制御プログラムの実行に伴うデータが一時的に記憶される。有線LANIF504は、PC103をネットワーク104、109等のLANに接続するための通信回路などである。表示部508は、DHCP/DNSサーバやプリンタ105などからの通知情報を表示したりする表示装置である。操作部509は、キーボードやポインティングデバイスなどのデータ入力機器である。
【0024】
図6は、本実施形態に係る基本的な動作を示したシーケンス図である。ここでは、プリンタ105をネットワーク104に接続させたい場合について説明する。
【0025】
ステップS600において、プリンタ105をネットワークに接続しようと希望する使用者により、プリンタ登録ユーティリティがコンピュータ103上で起動される。
【0026】
ステップS602において、起動されたプリンタ登録ユーティリティ510に従って、CPU501は、使用者に対し、プリンタ情報を入力するよう表示部508に表示させ、操作部509から入力されたプリンタ情報(例:プリンタのホスト名)をHDD505に格納する。これはネットワーク上での名前(ホスト名)を決定するためで、例えば、プリンタの製造番号によって決定する場合には、登録対象となるプリンタ105の製造番号を入力することになる。ここでは、説明のため、プリンタ105のネットワーク上での名前が製造番号の下位4桁によって「PRT****」と決定されるものとする。例えば、ネットワークに接続させようとするプリンタ105の製造番号の下位4桁が1234である場合には、プリンタ105のホスト名は「PRT1234」となる。従って、本ステップでは、プリンタ登録ユーティリティ510は、使用者に対し製造番号の下位4桁を入力することを促すメッセージを表示部508に表示させる。これにより、プリンタ登録ユーティリティ510は、この製造番号を元にプリンタの名前が「PRT1234」であることを認識する。
【0027】
ステップS604において、プリンタ登録ユーティリティ510に従ってCPU501はタイマを起動する。このタイマは、登録を希望するプリンタからの応答が所定時間内に受信できたか否かを判定するための計時手段である。
【0028】
ステップS606において、プリンタ登録ユーティリティ510に従ってCPU501は、定期的にDHCP/DNSサーバ101に対して「PRT1234」のIPアドレスを要求する。
【0029】
ステップS608において、DHCP/DNSサーバ101は、PC103からIP要求を受信し、受信されたIP要求から、ホスト名が「PRT1234」とするネットワーク機器のIPアドレスを解決すべきことを認識し、このホスト名「PRT1234」を検索キーとしてホスト名管理情報212を検索し、対応するIPアドレスを抽出する。
【0030】
このとき、プリンタ105が後述するS610〜S624の処理を終えていなければ、プリンタ105はまだネットワークに参加していないことになり、DHCP/DNSサーバ101上にもプリンタ105のIPアドレスは存在していない。よって、DNSサーバプログラム210に従ってCPU201は、ホスト名「PRT1234」に対応付けられたIPアドレスは存在しない旨を通知する。存在する場合はステップS628へ進む。
【0031】
なお、PC103のCPU501は、ホスト名「PRT1234」に対応付けられたIPアドレスが存在しない旨を受信すると、プリンタ登録ユーティリティ510に従って、プリンタ105をネットワークに接続しようとしている使用者に対し接続失敗を表すメッセージを表示部508に表示させてもよい。
【0032】
ところで、プリンタ105は、これまでの処理と並行して、またはそれ以降に次のステップを実行する。なお、IEEE802.11に準拠したAP102及び108は、CPU301が無線LANIF306を制御し、定期的にビーコンを送信させる。ビーコンには無線ネットワークを識別するためのSSIDという識別情報310が含まれている。
【0033】
ステップS610において、プリンタ105は起動されると、CPU401は、SSIDを収集するための収集プログラムを実行する。具体的は、無線LANIF406が、APから定期的に送信されているビーコンを全周波数チャネルで受信する。これにより、プリンタ105が設置されている場所の周囲で動作しているAPの情報が取得できる。CPU401は、受信した識別情報から識別符号リスト410を作成してRAM403に記憶しておく。
【0034】
ステップS612において、プリンタ105のCPU401は、収集したSSIDの中から任意のSSIDを選択する。選択の方法は、受信時の受信電力の大きさ順であるとか、ランダムであるなどいろいろ考えられるが、本発明は選択法に依存することはないため、種々の選択方法を採用可能である。
【0035】
ステップS614において、CPU401は、選択したSSIDを使用してAPとの接続を試みる。ここでは、選択したSSIDがAP102のSSIDであったものとする。プリンタ105のCPU401は、AP102との間でIEEE802.11により規定されている認証手順を実行する。
【0036】
ステップS616において、さらに、アソシエーション手順を実行する。
【0037】
ステップS618において、無線区間の接続が完了すると、CPU401は、無線LANIF406を介して、DHCP/DNSサーバ101に対しネットワーク設定要求を送信する。DHCP/DNSサーバ101は、ネットワーク104上でIPアドレスの割り当てとネットワーク設定の通知に関する処理を実行しているものとする。
【0038】
このとき、プリンタ105では、ROM202内に自己の製造番号情報411を記憶しており、CPU401は、この製造番号情報411を読み出し、読み出された製造番号の下位4桁を抽出し、「PRT1234」というネットワーク上の名前(ホスト名)を作成する。
【0039】
ステップS618において、CPU401は、無線LANIF406を介して、DHCP/DNSサーバ101に対し、ネットワーク設定要求を送信する。ネットワーク設定要求には、ホスト名としての「PRT1234」が含まれている。
【0040】
ステップS620において、DHCP/DNSサーバ101のCPU201は、ネットワーク設定要求を受信すると、DHCPサーバプログラム211に従って、空いているIPアドレスをプリンタ105に割り当て、ネットワーク設定情報として送信する。なお、ネットワーク設定要求に含まれていたホスト名と、割り当てられたIPアドレスとはDNSプログラム210に渡され、ホスト名管理情報212として記憶される。プリンタ105では、無線LANIF406を介してネットワーク設定情報を受信する。
【0041】
ステップS622において、CPU401は、DHCP/DNSサーバ101に対して、通知されたネットワーク設定の使用許可要求を送信する。
【0042】
ステップS624において、DHCP/DNSサーバ101は、受信した使用許可要求に応じて、使用許可通知をプリンタ105に送信する。プリンタ105のCPU401は使用許可を受信すると、先に通知されたIPアドレスをプリンタ105に設定してネットワーク104に参加する。
【0043】
ステップS626において、プリンタ105のCPU401は、タイマを起動し、コンピュータ103上で動作しているプリンタ登録ユーティリティ510からの接続OK通知を待つ。このタイマは、正しいAPに接続できたかどうかを判定するための基準となる。
【0044】
プリンタ105がS624までの処理を終了していれば、DHCP/DNSサーバ101には、割り当てられたIPアドレスが登録されている。よって、DHCP/DNSサーバ101は、PC103からPRT1234のアドレス解決を再び要求されると(S606’)、ステップS628において、対応するIPアドレスをホスト名管理情報212から読み出して、読み出されたIPアドレスをPC103に通知する。
【0045】
ステップS630において、プリンタ105のIPアドレスを取得したプリンタ登録ユーティリティ510は、取得されたIPアドレスを宛先として接続OK通知を送信する。
【0046】
ステップS632において、プリンタ105は、接続OK通知を受信すると、PC103上で実行されている登録ユーティリティ510に対し、接続OK確認を送信する。接続OK確認を受信すると、プリンタ登録ユーティリティ510は、プリンタ105をネットワークに接続しようとしている使用者に対し正常終了を通知するためのメッセージを表示部508に表示させる。
【0047】
このように、本実施形態によれば、無線端末(例:プリンタ105)のホスト名(例:「PRT1234」)に対応するネットワークアドレスを無線LAN側(例:DHCP/DNSサーバ101)に登録すべく、このホスト名を伴うネットワーク設定要求を無線LAN側に送信する手段(例:CPU401、無線LANIF406)を備える。
【0048】
ここで、所定の情報処理装置(例:PC103)により、無線端末のホスト名に基づいて無線端末のネットワークアドレスの問い合わせが無線LAN側に送信され、無線端末のネットワークアドレスが得られると、接続確認通知(例:接続OK通知(S630))が無線端末へと送信される。
【0049】
また、所定の情報処理装置(例:PC103)において、所定期間内に無線端末のネットワークアドレスが得られなかった場合には、接続失敗を表すメッセージが出力手段(例:表示部508)から出力するようにしてもよい。
【0050】
なお、無線端末(例:プリンタ105)は、無線LANへの設定情報の入力が困難な機器であるか又は該設定情報の入力手段を備えていない機器であれば、本発明の効果はとりわけ大きくなろう。もちろん、十分な入力手段を備えていても本発明を適用してもよいことはいうまでもない。
【0051】
また、無線端末が記憶している製造番号などの固有情報に基づいて無線端末のホスト名を決定する手段(例:CPU401)をさらに備えていてもよい。
【0052】
一方、本実施形態によれば、次のような情報処理装置が提供される。すなわち、無線端末(例:プリンタ105)のホスト名を入力する手段(例:操作部509)と、入力されたホスト名に対応するネットワークアドレスの問い合わせを無線LAN(例:DHCP/DNSサーバ101)に送信する手段(例:CPU501)と、所定の時間内に無線端末のネットワークアドレスを無線LANから取得できたかどうかを判定する手段(例:CPU501)と、無線端末のネットワークアドレスが取得できた場合には該ネットワークアドレスに基づいて該無線端末に対して接続確認通知を送信する手段(例:CPU501)とを備える。
【0053】
なお、無線端末のネットワークアドレスが所定時間内に取得できなかったと判定した場合には、無線端末の接続に失敗した旨のメッセージを出力する手段(例:CPU501、表示部508)をさらに備えてもよい。
【0054】
また、本実施形態によれば、上述の情報処理装置における各手段をコンピュータ上において実現するためのユーティリティプログラム(プリンタ登録ユーティリティ510)が提供される。
【0055】
以上のように本実施形態によれば、プリンタ105とプリンタ登録ユーティリティプログラムとを協動させて、プリンタ105のネットワーク設定を行うことにより、従来よりも簡易な方法でもってプリンタ105を所望のネットワークへと参加させることが可能となる。
【0056】
すなわち、コンピュータやAPのネットワーク設定を変更することなく、周辺機器のネットワーク設定を行なえるといった効果が得られる。
【0057】
[第2の実施形態]
本実施形態では、S626において起動されたタイマがタイムアウトした場合について説明する。すなわち、プリンタ登録ユーティリティ510から接続OK通知を受信できなかった場合の処理である。
【0058】
このような事態は、プリンタ105が、本来接続すべきネットワーク以外のネットワークに接続してしまった場合に発生する。すなわち、複数のIPアドレスを受信できるような環境下では、最初に接続を試行した識別符号が、所望のアクセスポイントの識別符号ではない場合があり得る。そこで、第2の実施形態では、所望のアクセスポイントに接続できるまで(接続OK通知を受信する)、収集した他のSSIDを順じ切り替え、接続試行を繰り返させるものである。なお、第1の実施形態と共通する構成には同一の符号を付すことにより可能な限り説明を省略する。
【0059】
図7は第2の実施形態に係る例示的なシーケンス図である。本実施形態では、プリンタ105がAP102に対して接続することが使用者により希望されているが、最初は、AP108に接続を試行してしまうものとする。すなわち、ステップS712において、AP108の識別情報が選択され、AP108に対して上述のS614〜S626が実行される。なお、AP102に対する処理と区別するため、これらをS714〜S726とする。これらのステップを実行することにより、第2のDHCP/DNSサーバ107において、プリンタ105はIPアドレスやホスト名が登録されることになるが、使用者のPC103は、第2のDHCP/DNSサーバ107のネットワーク109とは異なるネットワーク104に接続されているため、プリンタ105へはアクセスができない。換言すれば、第1のDHCP/DNSサーバ101にはプリンタ105が登録されていないため、所望のネットワーク104にはプリンタ105が接続されていないと判断される。
【0060】
ステップS727において、プリンタ105のCPU401は、起動したタイマが終了したことを検出する。すなわち、所定の時間内に、第1のDHCP/DNSサーバ101からプリンタ105のIPアドレスを受信できなかったことを意味する。
【0061】
ステップS729において、プリンタ105のCPU401は、識別符号リスト410から、接続に失敗した識別符号以外の識別符号を選択する。これにより、接続を試行するための識別符号を変更する。ここでは、AP102の識別符号が選択されたものとする。そこで、CPU401は、AP102に対してS614以降の処理を実行する。今度の場合は、所望のDHCP/DNSサーバ101にプリンタ105が登録されることになるので、S628においてプリンタ105のIPアドレスがPC103に通知される。そして、最終的には、タイマが終了する前に、接続OK通知を受信することで、プリンタ105が所望のネットワーク104に接続されることになる。
【0062】
なお、プリンタ登録ユーティリティ510は、S604において起動されたタイマが所定時間になる前にDHCP/DNSサーバ101からプリンタ105のIPアドレスを受信知されない場合には、使用者に対して接続失敗を通知すべく失敗メッセージを表示部508に表示させる。失敗メッセージを見た使用者は、プリンタ105の設置場所を変更したり、プリンタ105を再起動立したりすることで、接続を試みる。
【0063】
このように本実施形態によれば、予め定められた期間内に接続確認通知を受信できなかった場合には、現在接続中のAPは正しいAPではないと判定して、受信された識別情報のうち第2の識別情報に基づいて第2の無線アクセスポイントへの接続を試行する手段(例:CPU401)を無線端末が備えることにより、当該無線端末を正しいAPへと接続することが可能となる。
【0064】
[第3の実施形態]
本実施形態では、同一のネットワーク104上に2以上の無線アクセスポイントが存在している場合において、使用者が特定の無線アクセスポイント(例:AP110)に特定の無線ネットワーク機器(例:プリンタ105)を接続させたいと希望する場合を説明する。
【0065】
第2の実施形態では、プリンタ105は正しいAPに接続できるまで(プリンタ登録ユーティリティ510から接続OK通知を受信できるまで)、自動的にSSIDを切り替えるものであった。多数のSSIDを受信できる場合には、正しいAPに接続きるまでには長時間を要する場合も間がえられる。
【0066】
そこで、第3の実施形態では、予めプリンタ登録ユーティリティ510から正しいAPのSSIDを指定することで、プリンタ105の接続処理を効率よくすることを目的としている。
【0067】
図8は、本実施形態に係るネットワークの一例を示している。ネットワーク104上には2つの無線アクセスポイントとしてAP102とAP110が存在している。使用者はAP110にプリンタ105を接続させようとしているものとする。なお、プリンタ105は、AP102とAP110の双方から識別符号を受信可能であるものとする。
【0068】
図9は、第3の実施形態に係る例示的な動作のシーケンス図である。他の実施形態において説明した構成と共通の部分は、同一の符号を付すことにより説明を省略する。
【0069】
まず、プリンタ105は、AP102に対して接続を試み、接続に成功する(S600〜S630)。本実施形態では、AP102は希望の無線アクセスポイントではないが、希望のAP110と同一のDHCP/DNSサーバ101により管理されているため、ネットワークへの接続は成功してしまう。
【0070】
ステップS932において、プリンタ105のCPU401は、接続に成功したAP102の識別符号をRAM403から読み出し、読み出された識別符号が搭載した接続OK確認情報を作成し、作成された接続OK確認情報を、無線LANIF506を介してPC103へ送信する。これにより、プリンタ105はAP102に接続したことをプリンタ登録ユーティリティ510に知らせることが出来る。
【0071】
ステップS934において、プリンタ登録ユーティリティ510を実行しているCPU501は、接続OK確認を受信すると、使用者に対し正常接続しているアクセスポイントに関する情報(例:AP102のSSID)を提示すべく、当該情報を表示部508に表示させる。あるいは、予め希望の接続先に関する情報(例:AP110のSSID)を操作部509から入力させ、希望接続先情報としてHDD505に記憶しておき、この希望接続先情報と、プリンタ105から送信されてきた現在の接続先情報とを比較し、一致していれば、接続成功を表すメッセージを表示し、不一致であれば、接続に失敗したとか、異なるAPに接続してしまったなどのメッセージを表示してもよい。
【0072】
使用者が正しいアクセスポイントであることを判定する場合には、操作部509から判定結果を入力する。CPU501が判定する場合は、比較結果がプリンタ登録ユーティリティ510に渡される。もし、接続が成功であれば、ステップS954において、プリンタ登録ユーティリティ510は接続しているアクセスポイントで問題がない旨のメッセージをプリンタ105に通知する。接続判定の結果が、不適切である場合には、ステップS936に進む。
【0073】
ステップS936において、CPU501は、プリンタ登録ユーティリティ510に従って、本来接続すべきSSIDを含んだ接続変更要求を作成し、プリンタ105に通知する。ここでは、AP110のアクセスポイントのSSIDが指定されているものとする。
【0074】
ステップS938において、プリンタ105のCPU401は、受信した接続変更要求に含まれているSSIDを抽出し、抽出されたSSIDを含む指定SSID確認を作成し、PC103に送信する。
【0075】
ステップS940において、CPU401は、プリンタ登録ユーティリティ510により指定されたSSIDに基づいて接続対象となるSSIDを変更する。これにより、AP102のSSIDが接続対象として設定される。このとき、プリンタ登録ユーティリティ510が動作しているPC103のIPアドレスをRAM403に記憶しておく。もちろん、最初にPC103から情報を受信した時(例:S630)にこのIPアドレスを記憶しておいてもよい。
【0076】
ステップS942において、上述の認証処理を実行し、さらに、ステップS944においてアソシエーション処理を実行する。続いて、ステップ946にタイマを起動する。なお、S618〜S624などの処理は省略することが望ましい。なぜなら、ネットワーク104内におけるIPアドレスをすでにプリンタ105は取得しているので、再度、IPアドレスを割り当てなおす必要はないからである。
【0077】
ステップS950において、プリンタ105のCPU401は、接続完了を示す接続OK通知をPC103に送信する。この接続OK通知には、現在接続中のAPのSSIDが搭載されている。
【0078】
ステップS952において、接続先登録ユーティリティ510に従い、CPU501は、接続OK確認からSSIDを取得し、使用者により希望された希望接続先のSSIDと比較する。ここでは、所望のAP110のSSIDが取得されるので、比較結果は一致となる。
【0079】
ステップS954において、CPU501は、上述の比較結果(一致)に基づいて、プリンタ105に対し、接続APが正常である旨を通知する。
【0080】
なお、指定されたSSIDでの接続が設置環境その他の問題で不可能である場合には、プリンタ105は、接続に成功したSSIDで無線接続後、RAM403に記憶しておいたPC103のIPアドレスを読み出し、指定されたSSIDでの接続が不可能であることを通知してもよい。この場合は、プリンタ登録ユーティリティ510は、表示部508に接続不可能を表すメッセージを表示する。
【0081】
あるいは、別のSSIDでの接続を試みるか、現在接続に成功している状態で接続を行なうか判断を促すようにしてもよい。
【0082】
操作部509から、現在の接続でよいことを表す情報が入力されると、CPU501は、プリンタ105に対し、接続APが正常である旨を通知する(S954)。
【0083】
一方、再接続を行なうことを示す情報が操作部509から入力されると、CPU501は、新たなアクセスポイントのSSIDを入力するようメッセージを表示部508に表示させ、操作部509から新たなSSIDが入力されると、入力されたSSIDをプリンタ105に通知する(S936)。
【0084】
本実施形態によれば、受信された接続確認通知により他の識別情報が接続先として指定されていた場合(例:ステップS936)には、この指定された他の識別情報に基づいて対応する無線アクセスポイント(例:AP110)に接続を試行する手段(例:CPU401)をさらに備える無線端末が提供される。
【0085】
なお、プリンタ105のCPU401は、他の識別情報に基づく接続の試行に失敗したことを判定すると、元の識別符号に基づいて元の無線アクセスポイント(例:AP102)に接続してもよい。さらに、他の識別情報での接続に失敗したことを示すメッセージを所定の情報処理装置(例:PC103)に送信する手段(例:CPU401)をさらに備えてもよい。
【0086】
より具体的には、接続確認通知を受信すると(例:ステップS930)、現在接続中の無線アクセスポイント(例:AP102)の識別情報を伴う接続応答(例:ステップS930)を所定の情報処理装置に対して送信する手段を(例:CPU401)さらに備えてもよい。また、所定の情報処理装置(例:PC103)において、接続応答が受信され該識別情報(例:AP102のSSID)が取得され、取得された識別情報に基づき接続変更の必要性が判定され(ステップS934)、接続変更が必要と判定された場合に、他の識別情報(例:AP110のSSID)が無線端末(例:プリンタ105)へと指定されるようにしてもよい。
【0087】
また、本実施形態によれば、無線端末(例:プリンタ105)により送信される接続応答(例:接続OK確認)を受信する手段(例:CPU501、有線LANIF504)と、受信された接続応答から無線端末が現在接続中の無線アクセスポイントの識別情報を取得する手段(例:CPU501)と、取得された識別情報に基づき接続変更の必要性を判定する手段(例:CPU501)と、接続変更が必要と判定されると、接続すべき無線アクセスポイントの識別情報を無線端末に指定する手段(例:CPU501)とをさらに含情報処理装置が提供される。
【0088】
このように、本実施形態によれば、プリンタ登録ユーティリティ510によって、プリンタ105が接続すべきAPの識別符号を指定することにより、より効率よく正しいAPへとプリンタ105を接続させることができる。
【0089】
[他の実施形態]
上述の実施形態では、プリンタを例に説明したが、本発明はこれに限定されることはない。無線LAN機能を備えたネットワーク周辺機器であれば、デジタルカメラ、ビデオカメラ、スキャナ、複合機、ファクシミリ及びその他のネットワーク家電などあっても本発明を適用できる。
【0090】
また、PC103やDHCP/DNSサーバ101等は有線ネットワークに接続されていたが、これらに無線LANIFを備えさせることで無線ネットワークに接続されるようにしてもよい。
【0091】
また、プリンタ105の上述の処理を司るプログラムは更新可能なファームウエアとして提供可能であり、この場合は従前のプリンタ105のファームウエアをアップデートすることで本発明を容易に適用することが可能となる。
【0092】
また、DHCPやDNSを例に説明したが、本発明は、これら以外の同種のプロトコルや同種のサービスであっても適用可能である。
【0093】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、プリンタ105とプリンタ登録ユーティリティプログラムなどの無線端末と情報処理装置の登録ユーティリティプログラムとを協動させて、無線端末のネットワーク設定を行うことにより、コンピュータやAPのネットワーク設定を変更することなく、周辺機器のネットワーク設定を行なえるといった効果が得られる。
【0094】
これは、プリンタやデジタルカメラのような入力キーが少なく、無線ネットワークへの接続に必要なパラメータをキー操作で行なうことが困難な機器において効果が高く、このような機器であっても容易に無線ネットワークへと接続できるようになろう。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、第1の実施形態のシステム構成例を示す図である。
【図2】図2は、第1の実施形態に係るDHCP/DNSサーバ101、107の概略的な構成例を示す図である。
【図3】図3は、第1の実施形態に係る無線アクセスポイントの構成例を示す図である。
【図4】図4は、第1の実施形態に係る無線端末の構成例を示す図である。
【図5】図5は、第1の実施形態に係るコンピュータ(PC)103の概略的な構成例を示す図である。
【図6】図6は、第1の実施形態に係る基本的な動作を示したシーケンス図である。
【図7】図7は、第2の実施形態に係る例示的なシーケンス図である。
【図8】図8は、第3の実施形態に係るネットワークの一例を示した図である。
【図9】図9は、第3の実施形態に係る例示的な動作のシーケンス図である。
【符号の説明】
101…第1のネットワークで動作するDHCP/DNSサーバ
102…第1のネットワークに接続する第1の無線LANアクセスポイント
103…機器登録ユーティリティが動作しているコンピュータ
104…第1のネットワーク
105…無線LAN機能を搭載したプリンタ
106…無線LAN機能を搭載したデジタルカメラ
107…第2のネットワークで動作するDHCP/DNSサーバ
108…第2のネットワークに接続する無線LANアクセスポイント
109…第2のネットワーク
110…第1のネットワーク上に存在する第2の無線LANアクセスポイント
Claims (1)
- 無線アクセスポイントを介して無線LANへと接続する無線端末を設定する無線端末設定方法であって、
前記無線端末において、
前記無線アクセスポイントから送信される識別情報を受信し、
前記受信された識別情報のうち第1の識別情報に基づいて第1の無線アクセスポイントへの接続を試行し、
前記試行に成功すると前記無線LAN側において決定され、登録され、送信された前記無線端末のネットワークアドレスを受信し、
該受信されたネットワークアドレスを該無線端末に設定し、
予め定められた期間内に、前記無線LANに接続された所定の情報処理装置から接続確認通知を受信できた場合には、前記無線端末は前記第1の無線アクセスポイントを利用する
ことを特徴とする無線端末設定方法。
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2003
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