JP2004221685A - 測光装置、電子カメラ - Google Patents
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Abstract
【課題】撮影モードに応じて測光時間を短縮することが可能な測光装置等を提供する。
【解決手段】撮影モードを設定することにより、ISO値と、絞り値と、シャッタ速度と、の少なくとも1つが、設定可能な最大範囲よりも制限を受ける電子カメラに適用され得る測光装置であって、電子カメラに設定されている撮影モードの情報を取得し(S11)、取得した撮影モード情報に基づいて必要な測光範囲を算出し(S12)、算出した測光範囲をカバーするように測光用露光に係る必要最小限の露光回数および各露光の露光条件を算出し(S13)、算出された露光回数および露光条件に基づいて測光用露光を行い(S14)、測光用露光の結果から測光値を算出する(S15)測光装置。
【選択図】 図3
【解決手段】撮影モードを設定することにより、ISO値と、絞り値と、シャッタ速度と、の少なくとも1つが、設定可能な最大範囲よりも制限を受ける電子カメラに適用され得る測光装置であって、電子カメラに設定されている撮影モードの情報を取得し(S11)、取得した撮影モード情報に基づいて必要な測光範囲を算出し(S12)、算出した測光範囲をカバーするように測光用露光に係る必要最小限の露光回数および各露光の露光条件を算出し(S13)、算出された露光回数および露光条件に基づいて測光用露光を行い(S14)、測光用露光の結果から測光値を算出する(S15)測光装置。
【選択図】 図3
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、測光を行う際に撮像素子を用いて1回以上の測光用露光を行う測光装置、電子カメラに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の銀塩カメラは、銀塩フィルムに露光を行うものであったために専用の測光装置を備えていたが、近年、カメラとして大きくシェアを伸ばしつつある電子カメラは、光電変換を行う撮像素子を備えているために、測光を行うのにこの撮像素子の出力を利用するものが製品化されている。
【0003】
撮像素子は、一般的に、電気信号を印加することにより電気的なポテンシャルウェルを形成し、このウェル内に、被写体からの光子により励起された電荷を蓄積するものであるために、入射した光子数が多すぎる場合にはウェルからの電荷のオーバーフローが生じたり、あるいは光子数が少なすぎる場合には熱により励起される電荷による熱雑音の影響を大きく受けたりすることがある。さらに、その後にアナログデータとして得られる映像信号をデジタルデータに変換する際にも、中間レベル以外の信号部分はサンプリング誤差等の影響を大きく受けることになる。従って、撮像素子が光量に応じた良好な電気信号を取得できるのは、所定の有効ダイナミックレンジの範囲内となっている。
【0004】
一方、撮像素子を備えた機器としての電子カメラは、様々な輝度をもった被写体を撮影の対象とするために、必要な測光範囲は広範なものとなっており、撮像素子による1回の露光のみでは、必要な測光範囲の全体をカバーすることは困難である。
【0005】
そこで、測光時に露光条件を異ならせて複数回の露光を行うことにより、必要な測光範囲全体の測光を行うようになされた測光装置を備える電子カメラが提案されている。より詳しくは、このような電子カメラは、必要な測光範囲を複数の領域に分割し、各領域がそれぞれの露光条件における撮像素子の有効ダイナミックレンジに収まるようにしたものとなっており、分割される領域はそれぞれ予め定められたものとなっている。
【0006】
そして、測光用露光は、基本的に、垂直走査期間を単位として行われるようになっており、ある垂直走査期間で電荷を蓄積すると、その次の垂直走査期間で信号の読み出しを行い、その後に、読み出した映像信号に基づいて測光値を算出している。
【0007】
また、一般的な電子カメラでは、電源を投入するだけで、プログラムオートモードといわれるAFおよびAEを自動的に行って撮影するモードが設定されるようになっている。上記に加えて手動撮影モード(マニュアル・モード)も備えられることも少なくない。そして、当該カメラに備えられた全ての撮影モードの内で最も広い測光範囲が必要とされるものに適合し得るように一律に測光範囲が設定されるのが一般的である。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
上述したような従来の電子カメラでは、プログラムオートモード以外の撮影モード、例えば、ポートレートモードやスポーツモード、あるいは絞り値やシャッタ速度などを撮影者が設定するマニュアル撮影モードにおいても、既述のように所要の測光範囲が最も広い撮影モードにおいて必要とされる測光範囲をそのまま測光しているために、絞り値やシャッタ速度などを制限するこれらの撮影モードでは実際には不要な測光範囲まで測光を行っていることがある。上述したように、必要な測光範囲のデータを複数回の測光用露光に分割して取得している場合には、必要以上の回数の測光用露光を行って、無駄に測光時間が長くなることになる。さらに、このような測光装置を備えた電子カメラにおいては、レリーズタイムラグが不要に長くなる要因となっていた。
【0009】
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、撮影モードに応じて測光時間を短縮することが可能な測光装置、電子カメラを提供することを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、第1の発明による測光装置は、撮影モードを設定することによりISO値と絞り値とシャッタ速度との少なくとも1つが設定可能な最大範囲よりも制限を受ける電子カメラに適用され得る測光装置であって、上記撮影モードの情報に基づいて必要な測光範囲を算出し算出した測光範囲をカバーするように測光用露光の露光回数および各露光の露光条件を算出する測光用露光条件算出手段と、撮像素子と、上記測光用露光条件算出手段により算出された露光回数および露光条件に基づいて上記撮像素子を駆動し測光用露光を行わせる撮像素子駆動手段と、上記測光用露光を行った結果上記撮像素子から得られる出力に基づいて測光値を算出する測光値算出手段と、を具備したものである。
【0011】
また、第2の発明による測光装置は、上記第1の発明による測光装置において、上記測光用露光条件算出手段が、露光回数が最小となるように、上記必要な測光範囲をカバーする測光用露光の露光回数および各露光の露光条件を算出するものである。
【0012】
さらに、第3の発明による測光装置は、上記第1の発明による測光装置において、上記測光用露光条件算出手段が、各露光がカバーする測光範囲が上記撮像素子の有効ダイナミックレンジ内に収まるように、上記必要な測光範囲をカバーする測光用露光の露光回数および各露光の露光条件を算出するものである。
【0013】
第4の発明による測光装置は、上記第1の発明による測光装置において、上記測光用露光条件算出手段が、上記必要な測光範囲を、アペックス(APEX:Additive System of Photographic Exposure)方式におけるBv値に対する範囲として算出するものである。
【0014】
第5の発明による測光装置は、上記第1の発明による測光装置において、上記撮影モードが、撮影シーンに適したプログラム線図によって、ISO値と、絞り値と、シャッタ速度と、の少なくとも1つに、設定可能な最大範囲よりも制限を課するシーンプログラム撮影モードである。
【0015】
第6の発明による測光装置は、上記第1の発明による測光装置において、上記撮影モードが、ISO値と、絞り値と、シャッタ速度と、の少なくとも1つの値を規定することにより、設定可能な最大範囲よりも制限を課するマニュアル撮影モードである。
【0016】
第7の発明による測光装置は、上記第1の発明による測光装置において、上記撮影モードとして、発光手段が作動し得る動作モードが選択されているときには、ISO値と、絞り値と、シャッタ速度と、の少なくとも1つの値に対して設定可能な限界値が課されるように構成されたものである。
【0017】
第8の発明による電子カメラは、上記第1の発明による測光装置を具備し、上記撮像素子が、画像の撮像に用いられる撮像素子を兼ねたものである。
【0018】
第9の発明による電子カメラは、上記第8の発明による電子カメラにおいて、上記撮影モードを設定するための操作入力手段をさらに具備したものである。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。
図1から図5は本発明の一実施形態を示したものであり、図1は測光装置を備えた電子カメラの構成を示すブロック図である。
【0020】
この電子カメラは、図1に示すように、被写体像を結像するためのレンズ系1と、このレンズ系1を駆動して合焦やズームを行うためのレンズ駆動機構2と、このレンズ駆動機構2を制御するためのレンズドライバ3と、上記レンズ系1により集光される光束の通過範囲を制御するための絞りなどを含んでなる露出制御機構4と、被写体に照明光を照射するために発光する発光手段たるストロボ5と、後述するシステムコントローラ20からの露出情報に基づいてこのストロボ5と上記露出制御機構4とを制御することにより露出を制御する露出制御ドライバ6と、上記露出制御機構4を通過した光束が後述するCCD8に到達する時間を機械的に制御するためのメカニカルシャッタ7と、このメカニカルシャッタ7を介して結像される光学的な被写体像を光電変換して電気的な映像信号を出力する撮像素子たるCCD8と、このCCD8による撮像動作を制御するための撮像素子駆動手段たるCCDドライバ9と、上記CCD8から出力される映像信号に相関二重サンプリングを行うとともに増幅を行うCDS(Correlated Double Sampling)10と、このCDS10により処理されたアナログの映像信号をデジタルの映像信号に変換するA/D変換器11と、このA/D変換器11から出力されるデジタル映像信号に所定の前処理を行うプリプロセス回路12と、このプリプロセス回路12による処理後の映像信号に色信号生成処理やマトリクス変換処理、強調処理、圧縮伸張処理などの各種のデジタル信号処理を行うデジタルプロセス回路13と、このデジタルプロセス回路13により処理された画像を観察可能に表示するためのカラーLCD等でなるLCD14と、上記デジタルプロセス回路13により圧縮処理等がなされた画像を後述するカードメモリ16に書き込んだりあるいは該カードメモリ16に記録されている圧縮等がなされた画像データを上記デジタルプロセス回路13により伸張するために読み出したりするカードIF15と、撮影者がこの電子カメラに対する操作を行うための操作入力手段たる操作スイッチ部17と、この電子カメラに関して設定されている撮影モードやシャッタ速度、絞り値などの情報を表示するためのものであり上記LCD14とは別体で設けられたモノクロLCD等でなる操作表示部18と、後述するシステムコントローラ20により実行される処理プログラムや撮影モードに係るプログラム線図や各種の初期値やその他のデータ等を保存するEEPROM19と、上述した各要素を含むこの電子カメラ全体を統合的に制御する制御手段であって測光用露光条件算出手段と測光値算出手段を兼ねたシステムコントローラ20と、を有して構成されている。
【0021】
上記A/D変換器11は、上記CDS10を介したCCD8の出力を、10ビット(0〜1023)のデジタルデータに変換するようになっているが、この出力範囲の内で線形性が比較的良いと考えられる40〜640までの4段分の領域が各測光用露光における有効なダイナミックレンジとして用いられるようになっている。
【0022】
また、上記操作スイッチ部17は、電源をオンするための電源スイッチ、撮影を指示入力するための2段スイッチでなる撮影スイッチ、撮影モードを設定するためのモード設定スイッチ、マニュアルモード時の各種の設定を行うためのスイッチなどを含んで構成されている。
【0023】
さらに、この電子カメラには、上記カードIF12を介してメモリカード13が着脱可能に装着されるようになっている。従って、該メモリカード13は、この電子カメラに固有の構成要素とはなっていない。
【0024】
なお、本実施形態における電子カメラは、ISO100〜400、絞り値F2.8〜F11、シャッタ速度1/1000秒〜B(バルブ)までの値を設定することができるように構成されている。
【0025】
ここで、電子カメラの撮影モードについて説明する。
【0026】
この電子カメラにおいて、上記操作スイッチ部17の操作により設定することが可能な撮影モードは、シーンプログラム撮影モードと、オート撮影モードと、マニュアル撮影モードと、に大別される。
【0027】
上記シーンプログラム撮影モードとしては、ポートレートモード、スポーツモード、記念撮影モード、風景撮影モード、夜景撮影モード、セルフポートレートモード、などがあり、それぞれの撮影シーンに適応するようなプログラム線図をもったモードとなっている。そして、測光値が得られると、各プログラム線図に従って絞り値とシャッタ速度とを決定し、撮影を行うようになっている。
【0028】
上記ポートレートモードは、背景等をぼかすために絞り値を開放値になるべく近い値に設定するモードであり、これによって、主として絞り値を制限するモードとなっている。
【0029】
上記スポーツモードは、運動する物体が被写体ぶれすることなく写るように、シャッタ速度をなるべく速い値に設定するモードであり、これによって、主としてシャッタ速度を制限するモードとなっている。このスポーツモードにおいては、シャッタ速度をさらに速くするためにISO値を高感度側に設定することもあり、この場合にはISO値を制限するモードともなる。
【0030】
上記記念撮影モードは、人物、近景、および遠景ができるだけぼけることなく写るように絞りをなるべく絞るモードであり、これによって、主として絞り値を制限するモードとなっている。
【0031】
上記風景撮影モードは、遠景がシャープに写るようにフォーカス位置を無限遠近傍に設定するとともに絞り値をなるべく絞るモードであり、これによって、主として絞り値を制限するモードとなっている。
【0032】
上記夜景撮影モードは、夜景が暗部となることなく写るように、絞りをなるべく開くとともにシャッタ速度を遅くしISO値を高感度側に設定するモードであり、これによって、絞り値、シャッタ速度、およびISO値を制限するモードとなっている。
【0033】
上記セルフポートレートモードは、撮影者が例えば電子カメラを片手で持って自分自身を撮影するのに用いられるモードであり、カメラのホールドが片手となることから手振れし易く、ピントも甘くなりがちであることから、シャッタ速度をある程度以上速い値に設定するとともに、絞りもある程度以上絞るように設定するモードである。これによって、セルフポートレートモードは、絞り値およびシャッタ速度を制限するモードとなっている。
【0034】
なお、上述では、シーンプログラム撮影モードに含まれる各モードにおいて、絞り値、シャッタ速度、ISO値の内の主として制限を受けるものについて述べたが、例えばシャッタ速度はレンズ系1のズーム位置に応じても制限を受けるために、主として述べたもの以外にも制限を受けているのが一般的である。
【0035】
次に、オート撮影モードとしては、フルオートモードと、プログラムオートモードと、がある。
【0036】
上記プログラムオートモードは、フォーカス位置がAFによって自動的に設定されるとともに、各種の撮影シーンになるべく広範に適用可能となるように作成されたプログラム線図に従って、測光値に応じた絞り値とシャッタ速度とを決定し、撮影を行うモードとなっている。このプログラムオートモードにおいては、ISO100〜400、絞り値F2.8〜F11、シャッタ速度1/1000秒〜1秒までの範囲内の値が自動的に設定されるようになっており、ISO値と絞り値については電子カメラにおいて設定可能な最大範囲と同じであるが、シャッタ速度については1秒を最長の上限としている。電子カメラは、電源がオンされると自動的にこのプログラムオートモードに設定されるようになっているために、後述するような撮影モードに応じた測光時間の短縮は、主としてこのプログラムオートモードに比して短縮されることを示している。
【0037】
上記フルオートモードは、上記プログラムオートモードにおけるようなフォーカス位置や露出値の自動設定だけでなく、さらにレンズ系1のズーム位置や撮影解像度(電子ズームや手振れ補正、画像の切り出しなど)を自動的に設定して、撮影される画像の構図なども自動的に決定するモードとなっている。
【0038】
また、上述した種々のオートモードにおいて発光手段(ストロボ5)が発光し得る場合(動作モード)においては、この発光を勘案してシャッタ速度を制御することになる。上述の発光を利用する動作モード(ストロボ・モード)としては、一般に、AUTO(自動発光モード)、AUTO−S(赤目軽減発光モード)、夜景モード、OFF(発光禁止モード)がある。AUTOおよびAUTO−Sのときには手振れ限界となるシャッタ速度を限界値とする制御を行う。一方、夜景とOFFでは、このような限界値はない。
【0039】
そして、上記マニュアル撮影モードとしては、絞り優先モードと、シャッタ優先モードと、フルマニュアルモードと、がある。
【0040】
絞り優先モードは、撮影者が絞り値を操作スイッチ部17から入力して規定すると、その絞り値の制限の下で、測光値に応じたシャッタ速度を自動的に設定して撮影を行うモードとなっている。
【0041】
シャッタ優先モードは、撮影者がシャッタ速度を操作スイッチ部17から入力して規定すると、そのシャッタ速度の制限の下で、測光値に応じた絞り値を自動的に設定して撮影を行うモードとなっている。
【0042】
フルマニュアルモードは、撮影者がシャッタ速度および絞り値を操作スイッチ部17から入力して規定し撮影を行うものとなっている。
【0043】
なお、これらのマニュアル撮影モードにおいては、何れも、露出補正を行うことができるようになっていて、さらに、ISO値を手動で設定することも可能となっている。
【0044】
次に、図2は電子カメラの撮影動作を示すフローチャートである。
【0045】
この電子カメラの電源スイッチがオンされて、各種の初期設定などがなされた後は、上記操作スイッチ部17による操作を待機する状態となる。この状態のときに上記操作スイッチ部17の撮影スイッチが操作されると、撮影動作を開始するようになっている。
【0046】
まず、2段スイッチでなる撮影スイッチの1段目(1stレリーズスイッチ)がオンになっているか否かを判断して(ステップS1)、オフである場合にはこの撮影処理を終了し、一方、オンになっている場合には後述するような測光動作を行う(ステップS2)。この測光動作は、プリプロセス回路12やデジタルプロセス回路13により処理されたCCD8の出力に基づいてシステムコントローラ20が測光演算を行い、その結果に基づきCCDドライバ9を介してCCD8を制御することにより行われる。また、システムコントローラ20は、最終的に得られた測光値に基づいて、露出制御ドライバ6を介して露出制御機構4を制御したり、本露光の際にストロボ5を発光させたりするようになっている。
【0047】
その後、AF動作を行って、システムコントローラ20がレンズドライバ3を介してレンズ駆動機構2を動作させることにより、レンズ系1を合焦位置に移動させる(ステップS3)。
【0048】
そして、撮影スイッチの2段目(2ndレリーズスイッチ)がオンになったか否かを判断して(ステップS4)、オフである場合には上記ステップS1に戻って1段目がオンであるかを再度確認し、また、2段目がオンになっている場合には、CCDドライバ9を介してCCD8により撮影用の露光(本露光)を行う(ステップS5)。
【0049】
その後、上記デジタルプロセス回路13等により信号処理を行った後にLCD14に撮影された画像を表示するとともに(ステップS6)、撮影された画像を該デジタルプロセス回路13により圧縮処理してカードIF15を介してメモリカード16に保存し(ステップS7)、この撮影処理を終了する。
【0050】
図3は電子カメラの測光動作を示すフローチャート、図4はプログラムオートモード時の測光用露光範囲とISO及び絞り値が規定されたときの測光用露光範囲とを示す図、図5はプログラムオートモード時の測光用露光およびデータ読み出しとISO及び絞り値が規定されたときの測光用露光およびデータ読み出しとを示すタイミングチャートである。
【0051】
動作が開始されると、まず、上述したような撮影モードの何れが設定されているかを示す撮影モード情報を取得する(ステップS11)。
【0052】
そして、取得した撮影モード情報に基づいて、必要な測光範囲(被写体輝度に応じて必要とされる測光範囲)を、アペックス(APEX:Additive System ofPhotographic Exposure)方式におけるBv値に対する範囲として算出し(ステップS12)、算出されたBv範囲をカバーすることができるような測光用露光範囲を決定する(ステップS13)。
【0053】
図4(A)は、プログラムオートモード時に必要な露光範囲、つまり、ISO100(Sv5)〜400(Sv7)の範囲、シャッタ速度1/1000秒(Tv10)〜1秒(Tv0)の範囲、絞り値F11(Av11)〜F2.8(Av3)の範囲を測光し得るように設定された測光用露光範囲を示している。このときに必要な測光範囲は、Bv−4(ISO400、シャッタ速度1秒、絞り値F2.8、つまりEv3)〜Bv12(ISO100、シャッタ速度1/1000秒、絞り値F11、つまりEv17)であって全部で16段の範囲となっており、CCD8の有効なダイナミックレンジが4段であるときには、これを露光1(Bv−4〜Bv0)、露光2(Bv0〜Bv4)、露光3(Bv4〜Bv8)、露光4(Bv8〜Bv12)の4つに分けて、測光用露光を行うようになっている。
【0054】
これに対して、図4(B)に示すように、例えば絞り優先モードにおいて、ISO400(Sv7)が指定され、かつ絞り値F5.6(Av5)が指定された場合には、シャッタ速度1秒(Tv0)〜1/1000秒(Tv10)の範囲だけがオートで設定される範囲(Ev5〜Ev15に対応)となるために、Bv−2〜Bv8までの範囲を測光すれば足りることになる。従って、該図4(B)に示すように、露光1(Bv−4〜Bv0)、露光2(Bv0〜Bv4)、露光3(Bv4〜Bv8)のみを行い、露光4(Bv8〜Bv12)は行う必要がなくなる。
【0055】
このようにして決定された露光回数および露光条件に従って、露光1〜露光3の3回の測光用露光を行う(ステップS14)。このときの露光と、その後のデータ読み出しとのタイミングは、図5に示すようになっており、ある垂直走査期間で測光用露光を行うと、次の垂直走査期間で、次の測光用露光を行うとともにデータ読み出しを平行して行うようになっている。図4(A)に示したようなプログラムオートモード時には、図5(A)に示すように、測光用露光を開始してから全てのデータを読み出すまでにを5つの垂直走査期間が必要であるのに対して、図4(B)に示したような絞り優先モード時にISO400が指定されかつ絞り値F5.6が指定された場合には、図5(B)に示すように、4つの垂直走査期間があれば足りることになる。
【0056】
その後、これらの露光結果に基づいて測光値を算出して(ステップS15)、上記図2に示した撮影ルーチンに復帰する。
【0057】
なお、上記図4(B)に示した例においては、Bv−2〜Bv8までの必要な測光範囲をカバーするのに、露光1をBv−4〜Bv0の範囲、露光2をBv0〜Bv4の範囲、露光3をBv4〜Bv8の範囲としたが、これに限らず、例えば、露光1をBv−2〜Bv2の範囲、露光2をBv0〜Bv4の範囲、露光3をBv4〜Bv8の範囲として一部の範囲が重なるようにしても構わないし、あるいは、露光1をBv−3〜Bv1の範囲、露光2をBv1〜Bv5の範囲、露光3をBv5〜Bv9の範囲としてそれぞれシフトさせても良い。このように、撮影モードに応じた必要な測光範囲をカバーするための測光用露光の各範囲(つまり露光条件)は、適応的に変更することが可能である。
【0058】
また、上述では、0〜1023の10ビット出力の内の、40〜640までの4段分を有効なダイナミックレンジとして用いており、上下に多少の余裕がある。従って、必要な測光範囲が、複数の露光の内の上端側の露光または下端側の露光の4段の範囲を少しだけ超える場合には、露光回数を1回増やすのではなく、有効なダイナミックレンジを超えた部分のデータも用いるようにして、露光回数を増やさないようにしても構わない。例えば、必要な露光範囲がBv−1〜Bv8である場合には、露光2の出力からBv−1〜Bv4の範囲を測光し、露光3の出力からBv4〜Bv8の範囲を測光するようにして、2回の露光のみで対応するようにしても構わない。このときには、露光2の0〜1023の出力の内、20〜640までの5段分のデータを用いることになる。
【0059】
さらに、上述では撮影モードの例を幾つか述べたが、これらの例に限定されるものではないことは勿論である。
【0060】
このような実施形態によれば、ISOと、絞り値と、シャッタ速度との少なくとも1つが指定されるか、あるいはプログラム線図を有する撮影モードに応じて何れか1つ以上に制限を課された場合には、必要となる露光範囲がそれだけ狭まるために、必要な範囲だけを露光するように適応的に制御することにより、測光用露光に必要な時間を短縮することが可能となる。
【0061】
また、必要な測光範囲を、Bv値に対する範囲として算出することにより、演算を容易に行うことができる。
【0062】
そして、このような測光装置を電子カメラに適用することにより、レリーズタイムラグをより短縮することが可能となる。
【0063】
なお、本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、発明の主旨を逸脱しない範囲内において種々の変形や応用が可能であることは勿論である。
【0064】
【発明の効果】
以上説明したように本発明の測光装置、電子カメラによれば、撮影モードに応じて測光時間を短縮することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態における測光装置を備えた電子カメラの構成を示すブロック図。
【図2】上記実施形態における電子カメラの撮影動作を示すフローチャート。
【図3】上記実施形態における電子カメラの測光動作を示すフローチャート。
【図4】上記実施形態において、プログラムオートモード時の測光用露光範囲とISO及び絞り値が規定されたときの測光用露光範囲とを示す図。
【図5】上記実施形態において、プログラムオートモード時の測光用露光およびデータ読み出しと、ISO及び絞り値が規定されたときの測光用露光およびデータ読み出しと、を示すタイミングチャート。
【符号の説明】
1…レンズ系
2…レンズ駆動機構
3…レンズドライバ
4…露出制御機構
5…ストロボ(発光手段)
6…露出制御ドライバ
7…メカニカルシャッタ
8…CCD(撮像素子)
9…CCDドライバ(撮像素子駆動手段)
10…CDS
11…A/D変換器
12…プリプロセス回路
13…デジタルプロセス回路
14…LCD
15…カードIF
16…メモリカード
17…操作スイッチ部(操作入力手段)
18…操作表示部
19…EEPROM
20…システムコントローラ(測光用露光条件算出手段、測光値算出手段)
【発明の属する技術分野】
本発明は、測光を行う際に撮像素子を用いて1回以上の測光用露光を行う測光装置、電子カメラに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の銀塩カメラは、銀塩フィルムに露光を行うものであったために専用の測光装置を備えていたが、近年、カメラとして大きくシェアを伸ばしつつある電子カメラは、光電変換を行う撮像素子を備えているために、測光を行うのにこの撮像素子の出力を利用するものが製品化されている。
【0003】
撮像素子は、一般的に、電気信号を印加することにより電気的なポテンシャルウェルを形成し、このウェル内に、被写体からの光子により励起された電荷を蓄積するものであるために、入射した光子数が多すぎる場合にはウェルからの電荷のオーバーフローが生じたり、あるいは光子数が少なすぎる場合には熱により励起される電荷による熱雑音の影響を大きく受けたりすることがある。さらに、その後にアナログデータとして得られる映像信号をデジタルデータに変換する際にも、中間レベル以外の信号部分はサンプリング誤差等の影響を大きく受けることになる。従って、撮像素子が光量に応じた良好な電気信号を取得できるのは、所定の有効ダイナミックレンジの範囲内となっている。
【0004】
一方、撮像素子を備えた機器としての電子カメラは、様々な輝度をもった被写体を撮影の対象とするために、必要な測光範囲は広範なものとなっており、撮像素子による1回の露光のみでは、必要な測光範囲の全体をカバーすることは困難である。
【0005】
そこで、測光時に露光条件を異ならせて複数回の露光を行うことにより、必要な測光範囲全体の測光を行うようになされた測光装置を備える電子カメラが提案されている。より詳しくは、このような電子カメラは、必要な測光範囲を複数の領域に分割し、各領域がそれぞれの露光条件における撮像素子の有効ダイナミックレンジに収まるようにしたものとなっており、分割される領域はそれぞれ予め定められたものとなっている。
【0006】
そして、測光用露光は、基本的に、垂直走査期間を単位として行われるようになっており、ある垂直走査期間で電荷を蓄積すると、その次の垂直走査期間で信号の読み出しを行い、その後に、読み出した映像信号に基づいて測光値を算出している。
【0007】
また、一般的な電子カメラでは、電源を投入するだけで、プログラムオートモードといわれるAFおよびAEを自動的に行って撮影するモードが設定されるようになっている。上記に加えて手動撮影モード(マニュアル・モード)も備えられることも少なくない。そして、当該カメラに備えられた全ての撮影モードの内で最も広い測光範囲が必要とされるものに適合し得るように一律に測光範囲が設定されるのが一般的である。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
上述したような従来の電子カメラでは、プログラムオートモード以外の撮影モード、例えば、ポートレートモードやスポーツモード、あるいは絞り値やシャッタ速度などを撮影者が設定するマニュアル撮影モードにおいても、既述のように所要の測光範囲が最も広い撮影モードにおいて必要とされる測光範囲をそのまま測光しているために、絞り値やシャッタ速度などを制限するこれらの撮影モードでは実際には不要な測光範囲まで測光を行っていることがある。上述したように、必要な測光範囲のデータを複数回の測光用露光に分割して取得している場合には、必要以上の回数の測光用露光を行って、無駄に測光時間が長くなることになる。さらに、このような測光装置を備えた電子カメラにおいては、レリーズタイムラグが不要に長くなる要因となっていた。
【0009】
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、撮影モードに応じて測光時間を短縮することが可能な測光装置、電子カメラを提供することを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、第1の発明による測光装置は、撮影モードを設定することによりISO値と絞り値とシャッタ速度との少なくとも1つが設定可能な最大範囲よりも制限を受ける電子カメラに適用され得る測光装置であって、上記撮影モードの情報に基づいて必要な測光範囲を算出し算出した測光範囲をカバーするように測光用露光の露光回数および各露光の露光条件を算出する測光用露光条件算出手段と、撮像素子と、上記測光用露光条件算出手段により算出された露光回数および露光条件に基づいて上記撮像素子を駆動し測光用露光を行わせる撮像素子駆動手段と、上記測光用露光を行った結果上記撮像素子から得られる出力に基づいて測光値を算出する測光値算出手段と、を具備したものである。
【0011】
また、第2の発明による測光装置は、上記第1の発明による測光装置において、上記測光用露光条件算出手段が、露光回数が最小となるように、上記必要な測光範囲をカバーする測光用露光の露光回数および各露光の露光条件を算出するものである。
【0012】
さらに、第3の発明による測光装置は、上記第1の発明による測光装置において、上記測光用露光条件算出手段が、各露光がカバーする測光範囲が上記撮像素子の有効ダイナミックレンジ内に収まるように、上記必要な測光範囲をカバーする測光用露光の露光回数および各露光の露光条件を算出するものである。
【0013】
第4の発明による測光装置は、上記第1の発明による測光装置において、上記測光用露光条件算出手段が、上記必要な測光範囲を、アペックス(APEX:Additive System of Photographic Exposure)方式におけるBv値に対する範囲として算出するものである。
【0014】
第5の発明による測光装置は、上記第1の発明による測光装置において、上記撮影モードが、撮影シーンに適したプログラム線図によって、ISO値と、絞り値と、シャッタ速度と、の少なくとも1つに、設定可能な最大範囲よりも制限を課するシーンプログラム撮影モードである。
【0015】
第6の発明による測光装置は、上記第1の発明による測光装置において、上記撮影モードが、ISO値と、絞り値と、シャッタ速度と、の少なくとも1つの値を規定することにより、設定可能な最大範囲よりも制限を課するマニュアル撮影モードである。
【0016】
第7の発明による測光装置は、上記第1の発明による測光装置において、上記撮影モードとして、発光手段が作動し得る動作モードが選択されているときには、ISO値と、絞り値と、シャッタ速度と、の少なくとも1つの値に対して設定可能な限界値が課されるように構成されたものである。
【0017】
第8の発明による電子カメラは、上記第1の発明による測光装置を具備し、上記撮像素子が、画像の撮像に用いられる撮像素子を兼ねたものである。
【0018】
第9の発明による電子カメラは、上記第8の発明による電子カメラにおいて、上記撮影モードを設定するための操作入力手段をさらに具備したものである。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。
図1から図5は本発明の一実施形態を示したものであり、図1は測光装置を備えた電子カメラの構成を示すブロック図である。
【0020】
この電子カメラは、図1に示すように、被写体像を結像するためのレンズ系1と、このレンズ系1を駆動して合焦やズームを行うためのレンズ駆動機構2と、このレンズ駆動機構2を制御するためのレンズドライバ3と、上記レンズ系1により集光される光束の通過範囲を制御するための絞りなどを含んでなる露出制御機構4と、被写体に照明光を照射するために発光する発光手段たるストロボ5と、後述するシステムコントローラ20からの露出情報に基づいてこのストロボ5と上記露出制御機構4とを制御することにより露出を制御する露出制御ドライバ6と、上記露出制御機構4を通過した光束が後述するCCD8に到達する時間を機械的に制御するためのメカニカルシャッタ7と、このメカニカルシャッタ7を介して結像される光学的な被写体像を光電変換して電気的な映像信号を出力する撮像素子たるCCD8と、このCCD8による撮像動作を制御するための撮像素子駆動手段たるCCDドライバ9と、上記CCD8から出力される映像信号に相関二重サンプリングを行うとともに増幅を行うCDS(Correlated Double Sampling)10と、このCDS10により処理されたアナログの映像信号をデジタルの映像信号に変換するA/D変換器11と、このA/D変換器11から出力されるデジタル映像信号に所定の前処理を行うプリプロセス回路12と、このプリプロセス回路12による処理後の映像信号に色信号生成処理やマトリクス変換処理、強調処理、圧縮伸張処理などの各種のデジタル信号処理を行うデジタルプロセス回路13と、このデジタルプロセス回路13により処理された画像を観察可能に表示するためのカラーLCD等でなるLCD14と、上記デジタルプロセス回路13により圧縮処理等がなされた画像を後述するカードメモリ16に書き込んだりあるいは該カードメモリ16に記録されている圧縮等がなされた画像データを上記デジタルプロセス回路13により伸張するために読み出したりするカードIF15と、撮影者がこの電子カメラに対する操作を行うための操作入力手段たる操作スイッチ部17と、この電子カメラに関して設定されている撮影モードやシャッタ速度、絞り値などの情報を表示するためのものであり上記LCD14とは別体で設けられたモノクロLCD等でなる操作表示部18と、後述するシステムコントローラ20により実行される処理プログラムや撮影モードに係るプログラム線図や各種の初期値やその他のデータ等を保存するEEPROM19と、上述した各要素を含むこの電子カメラ全体を統合的に制御する制御手段であって測光用露光条件算出手段と測光値算出手段を兼ねたシステムコントローラ20と、を有して構成されている。
【0021】
上記A/D変換器11は、上記CDS10を介したCCD8の出力を、10ビット(0〜1023)のデジタルデータに変換するようになっているが、この出力範囲の内で線形性が比較的良いと考えられる40〜640までの4段分の領域が各測光用露光における有効なダイナミックレンジとして用いられるようになっている。
【0022】
また、上記操作スイッチ部17は、電源をオンするための電源スイッチ、撮影を指示入力するための2段スイッチでなる撮影スイッチ、撮影モードを設定するためのモード設定スイッチ、マニュアルモード時の各種の設定を行うためのスイッチなどを含んで構成されている。
【0023】
さらに、この電子カメラには、上記カードIF12を介してメモリカード13が着脱可能に装着されるようになっている。従って、該メモリカード13は、この電子カメラに固有の構成要素とはなっていない。
【0024】
なお、本実施形態における電子カメラは、ISO100〜400、絞り値F2.8〜F11、シャッタ速度1/1000秒〜B(バルブ)までの値を設定することができるように構成されている。
【0025】
ここで、電子カメラの撮影モードについて説明する。
【0026】
この電子カメラにおいて、上記操作スイッチ部17の操作により設定することが可能な撮影モードは、シーンプログラム撮影モードと、オート撮影モードと、マニュアル撮影モードと、に大別される。
【0027】
上記シーンプログラム撮影モードとしては、ポートレートモード、スポーツモード、記念撮影モード、風景撮影モード、夜景撮影モード、セルフポートレートモード、などがあり、それぞれの撮影シーンに適応するようなプログラム線図をもったモードとなっている。そして、測光値が得られると、各プログラム線図に従って絞り値とシャッタ速度とを決定し、撮影を行うようになっている。
【0028】
上記ポートレートモードは、背景等をぼかすために絞り値を開放値になるべく近い値に設定するモードであり、これによって、主として絞り値を制限するモードとなっている。
【0029】
上記スポーツモードは、運動する物体が被写体ぶれすることなく写るように、シャッタ速度をなるべく速い値に設定するモードであり、これによって、主としてシャッタ速度を制限するモードとなっている。このスポーツモードにおいては、シャッタ速度をさらに速くするためにISO値を高感度側に設定することもあり、この場合にはISO値を制限するモードともなる。
【0030】
上記記念撮影モードは、人物、近景、および遠景ができるだけぼけることなく写るように絞りをなるべく絞るモードであり、これによって、主として絞り値を制限するモードとなっている。
【0031】
上記風景撮影モードは、遠景がシャープに写るようにフォーカス位置を無限遠近傍に設定するとともに絞り値をなるべく絞るモードであり、これによって、主として絞り値を制限するモードとなっている。
【0032】
上記夜景撮影モードは、夜景が暗部となることなく写るように、絞りをなるべく開くとともにシャッタ速度を遅くしISO値を高感度側に設定するモードであり、これによって、絞り値、シャッタ速度、およびISO値を制限するモードとなっている。
【0033】
上記セルフポートレートモードは、撮影者が例えば電子カメラを片手で持って自分自身を撮影するのに用いられるモードであり、カメラのホールドが片手となることから手振れし易く、ピントも甘くなりがちであることから、シャッタ速度をある程度以上速い値に設定するとともに、絞りもある程度以上絞るように設定するモードである。これによって、セルフポートレートモードは、絞り値およびシャッタ速度を制限するモードとなっている。
【0034】
なお、上述では、シーンプログラム撮影モードに含まれる各モードにおいて、絞り値、シャッタ速度、ISO値の内の主として制限を受けるものについて述べたが、例えばシャッタ速度はレンズ系1のズーム位置に応じても制限を受けるために、主として述べたもの以外にも制限を受けているのが一般的である。
【0035】
次に、オート撮影モードとしては、フルオートモードと、プログラムオートモードと、がある。
【0036】
上記プログラムオートモードは、フォーカス位置がAFによって自動的に設定されるとともに、各種の撮影シーンになるべく広範に適用可能となるように作成されたプログラム線図に従って、測光値に応じた絞り値とシャッタ速度とを決定し、撮影を行うモードとなっている。このプログラムオートモードにおいては、ISO100〜400、絞り値F2.8〜F11、シャッタ速度1/1000秒〜1秒までの範囲内の値が自動的に設定されるようになっており、ISO値と絞り値については電子カメラにおいて設定可能な最大範囲と同じであるが、シャッタ速度については1秒を最長の上限としている。電子カメラは、電源がオンされると自動的にこのプログラムオートモードに設定されるようになっているために、後述するような撮影モードに応じた測光時間の短縮は、主としてこのプログラムオートモードに比して短縮されることを示している。
【0037】
上記フルオートモードは、上記プログラムオートモードにおけるようなフォーカス位置や露出値の自動設定だけでなく、さらにレンズ系1のズーム位置や撮影解像度(電子ズームや手振れ補正、画像の切り出しなど)を自動的に設定して、撮影される画像の構図なども自動的に決定するモードとなっている。
【0038】
また、上述した種々のオートモードにおいて発光手段(ストロボ5)が発光し得る場合(動作モード)においては、この発光を勘案してシャッタ速度を制御することになる。上述の発光を利用する動作モード(ストロボ・モード)としては、一般に、AUTO(自動発光モード)、AUTO−S(赤目軽減発光モード)、夜景モード、OFF(発光禁止モード)がある。AUTOおよびAUTO−Sのときには手振れ限界となるシャッタ速度を限界値とする制御を行う。一方、夜景とOFFでは、このような限界値はない。
【0039】
そして、上記マニュアル撮影モードとしては、絞り優先モードと、シャッタ優先モードと、フルマニュアルモードと、がある。
【0040】
絞り優先モードは、撮影者が絞り値を操作スイッチ部17から入力して規定すると、その絞り値の制限の下で、測光値に応じたシャッタ速度を自動的に設定して撮影を行うモードとなっている。
【0041】
シャッタ優先モードは、撮影者がシャッタ速度を操作スイッチ部17から入力して規定すると、そのシャッタ速度の制限の下で、測光値に応じた絞り値を自動的に設定して撮影を行うモードとなっている。
【0042】
フルマニュアルモードは、撮影者がシャッタ速度および絞り値を操作スイッチ部17から入力して規定し撮影を行うものとなっている。
【0043】
なお、これらのマニュアル撮影モードにおいては、何れも、露出補正を行うことができるようになっていて、さらに、ISO値を手動で設定することも可能となっている。
【0044】
次に、図2は電子カメラの撮影動作を示すフローチャートである。
【0045】
この電子カメラの電源スイッチがオンされて、各種の初期設定などがなされた後は、上記操作スイッチ部17による操作を待機する状態となる。この状態のときに上記操作スイッチ部17の撮影スイッチが操作されると、撮影動作を開始するようになっている。
【0046】
まず、2段スイッチでなる撮影スイッチの1段目(1stレリーズスイッチ)がオンになっているか否かを判断して(ステップS1)、オフである場合にはこの撮影処理を終了し、一方、オンになっている場合には後述するような測光動作を行う(ステップS2)。この測光動作は、プリプロセス回路12やデジタルプロセス回路13により処理されたCCD8の出力に基づいてシステムコントローラ20が測光演算を行い、その結果に基づきCCDドライバ9を介してCCD8を制御することにより行われる。また、システムコントローラ20は、最終的に得られた測光値に基づいて、露出制御ドライバ6を介して露出制御機構4を制御したり、本露光の際にストロボ5を発光させたりするようになっている。
【0047】
その後、AF動作を行って、システムコントローラ20がレンズドライバ3を介してレンズ駆動機構2を動作させることにより、レンズ系1を合焦位置に移動させる(ステップS3)。
【0048】
そして、撮影スイッチの2段目(2ndレリーズスイッチ)がオンになったか否かを判断して(ステップS4)、オフである場合には上記ステップS1に戻って1段目がオンであるかを再度確認し、また、2段目がオンになっている場合には、CCDドライバ9を介してCCD8により撮影用の露光(本露光)を行う(ステップS5)。
【0049】
その後、上記デジタルプロセス回路13等により信号処理を行った後にLCD14に撮影された画像を表示するとともに(ステップS6)、撮影された画像を該デジタルプロセス回路13により圧縮処理してカードIF15を介してメモリカード16に保存し(ステップS7)、この撮影処理を終了する。
【0050】
図3は電子カメラの測光動作を示すフローチャート、図4はプログラムオートモード時の測光用露光範囲とISO及び絞り値が規定されたときの測光用露光範囲とを示す図、図5はプログラムオートモード時の測光用露光およびデータ読み出しとISO及び絞り値が規定されたときの測光用露光およびデータ読み出しとを示すタイミングチャートである。
【0051】
動作が開始されると、まず、上述したような撮影モードの何れが設定されているかを示す撮影モード情報を取得する(ステップS11)。
【0052】
そして、取得した撮影モード情報に基づいて、必要な測光範囲(被写体輝度に応じて必要とされる測光範囲)を、アペックス(APEX:Additive System ofPhotographic Exposure)方式におけるBv値に対する範囲として算出し(ステップS12)、算出されたBv範囲をカバーすることができるような測光用露光範囲を決定する(ステップS13)。
【0053】
図4(A)は、プログラムオートモード時に必要な露光範囲、つまり、ISO100(Sv5)〜400(Sv7)の範囲、シャッタ速度1/1000秒(Tv10)〜1秒(Tv0)の範囲、絞り値F11(Av11)〜F2.8(Av3)の範囲を測光し得るように設定された測光用露光範囲を示している。このときに必要な測光範囲は、Bv−4(ISO400、シャッタ速度1秒、絞り値F2.8、つまりEv3)〜Bv12(ISO100、シャッタ速度1/1000秒、絞り値F11、つまりEv17)であって全部で16段の範囲となっており、CCD8の有効なダイナミックレンジが4段であるときには、これを露光1(Bv−4〜Bv0)、露光2(Bv0〜Bv4)、露光3(Bv4〜Bv8)、露光4(Bv8〜Bv12)の4つに分けて、測光用露光を行うようになっている。
【0054】
これに対して、図4(B)に示すように、例えば絞り優先モードにおいて、ISO400(Sv7)が指定され、かつ絞り値F5.6(Av5)が指定された場合には、シャッタ速度1秒(Tv0)〜1/1000秒(Tv10)の範囲だけがオートで設定される範囲(Ev5〜Ev15に対応)となるために、Bv−2〜Bv8までの範囲を測光すれば足りることになる。従って、該図4(B)に示すように、露光1(Bv−4〜Bv0)、露光2(Bv0〜Bv4)、露光3(Bv4〜Bv8)のみを行い、露光4(Bv8〜Bv12)は行う必要がなくなる。
【0055】
このようにして決定された露光回数および露光条件に従って、露光1〜露光3の3回の測光用露光を行う(ステップS14)。このときの露光と、その後のデータ読み出しとのタイミングは、図5に示すようになっており、ある垂直走査期間で測光用露光を行うと、次の垂直走査期間で、次の測光用露光を行うとともにデータ読み出しを平行して行うようになっている。図4(A)に示したようなプログラムオートモード時には、図5(A)に示すように、測光用露光を開始してから全てのデータを読み出すまでにを5つの垂直走査期間が必要であるのに対して、図4(B)に示したような絞り優先モード時にISO400が指定されかつ絞り値F5.6が指定された場合には、図5(B)に示すように、4つの垂直走査期間があれば足りることになる。
【0056】
その後、これらの露光結果に基づいて測光値を算出して(ステップS15)、上記図2に示した撮影ルーチンに復帰する。
【0057】
なお、上記図4(B)に示した例においては、Bv−2〜Bv8までの必要な測光範囲をカバーするのに、露光1をBv−4〜Bv0の範囲、露光2をBv0〜Bv4の範囲、露光3をBv4〜Bv8の範囲としたが、これに限らず、例えば、露光1をBv−2〜Bv2の範囲、露光2をBv0〜Bv4の範囲、露光3をBv4〜Bv8の範囲として一部の範囲が重なるようにしても構わないし、あるいは、露光1をBv−3〜Bv1の範囲、露光2をBv1〜Bv5の範囲、露光3をBv5〜Bv9の範囲としてそれぞれシフトさせても良い。このように、撮影モードに応じた必要な測光範囲をカバーするための測光用露光の各範囲(つまり露光条件)は、適応的に変更することが可能である。
【0058】
また、上述では、0〜1023の10ビット出力の内の、40〜640までの4段分を有効なダイナミックレンジとして用いており、上下に多少の余裕がある。従って、必要な測光範囲が、複数の露光の内の上端側の露光または下端側の露光の4段の範囲を少しだけ超える場合には、露光回数を1回増やすのではなく、有効なダイナミックレンジを超えた部分のデータも用いるようにして、露光回数を増やさないようにしても構わない。例えば、必要な露光範囲がBv−1〜Bv8である場合には、露光2の出力からBv−1〜Bv4の範囲を測光し、露光3の出力からBv4〜Bv8の範囲を測光するようにして、2回の露光のみで対応するようにしても構わない。このときには、露光2の0〜1023の出力の内、20〜640までの5段分のデータを用いることになる。
【0059】
さらに、上述では撮影モードの例を幾つか述べたが、これらの例に限定されるものではないことは勿論である。
【0060】
このような実施形態によれば、ISOと、絞り値と、シャッタ速度との少なくとも1つが指定されるか、あるいはプログラム線図を有する撮影モードに応じて何れか1つ以上に制限を課された場合には、必要となる露光範囲がそれだけ狭まるために、必要な範囲だけを露光するように適応的に制御することにより、測光用露光に必要な時間を短縮することが可能となる。
【0061】
また、必要な測光範囲を、Bv値に対する範囲として算出することにより、演算を容易に行うことができる。
【0062】
そして、このような測光装置を電子カメラに適用することにより、レリーズタイムラグをより短縮することが可能となる。
【0063】
なお、本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、発明の主旨を逸脱しない範囲内において種々の変形や応用が可能であることは勿論である。
【0064】
【発明の効果】
以上説明したように本発明の測光装置、電子カメラによれば、撮影モードに応じて測光時間を短縮することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態における測光装置を備えた電子カメラの構成を示すブロック図。
【図2】上記実施形態における電子カメラの撮影動作を示すフローチャート。
【図3】上記実施形態における電子カメラの測光動作を示すフローチャート。
【図4】上記実施形態において、プログラムオートモード時の測光用露光範囲とISO及び絞り値が規定されたときの測光用露光範囲とを示す図。
【図5】上記実施形態において、プログラムオートモード時の測光用露光およびデータ読み出しと、ISO及び絞り値が規定されたときの測光用露光およびデータ読み出しと、を示すタイミングチャート。
【符号の説明】
1…レンズ系
2…レンズ駆動機構
3…レンズドライバ
4…露出制御機構
5…ストロボ(発光手段)
6…露出制御ドライバ
7…メカニカルシャッタ
8…CCD(撮像素子)
9…CCDドライバ(撮像素子駆動手段)
10…CDS
11…A/D変換器
12…プリプロセス回路
13…デジタルプロセス回路
14…LCD
15…カードIF
16…メモリカード
17…操作スイッチ部(操作入力手段)
18…操作表示部
19…EEPROM
20…システムコントローラ(測光用露光条件算出手段、測光値算出手段)
Claims (9)
- 撮影モードを設定することにより、ISO値と、絞り値と、シャッタ速度と、の少なくとも1つが、設定可能な最大範囲よりも制限を受ける電子カメラに適用され得る測光装置であって、
上記撮影モードの情報に基づいて必要な測光範囲を算出し、算出した測光範囲をカバーするように測光用露光の露光回数および各露光の露光条件を算出する測光用露光条件算出手段と、
撮像素子と、
上記測光用露光条件算出手段により算出された露光回数および露光条件に基づいて、上記撮像素子を駆動し測光用露光を行わせる撮像素子駆動手段と、
上記測光用露光を行った結果上記撮像素子から得られる出力に基づいて測光値を算出する測光値算出手段と、
を具備したことを特徴とする測光装置。 - 上記測光用露光条件算出手段は、露光回数が最小となるように、上記必要な測光範囲をカバーする測光用露光の露光回数および各露光の露光条件を算出するものであることを特徴とする請求項1に記載の測光装置。
- 上記測光用露光条件算出手段は、各露光がカバーする測光範囲が上記撮像素子の有効ダイナミックレンジ内に収まるように、上記必要な測光範囲をカバーする測光用露光の露光回数および各露光の露光条件を算出するものであることを特徴とする請求項1に記載の測光装置。
- 上記測光用露光条件算出手段は、上記必要な測光範囲を、アペックス(APEX:Additive System of Photographic Exposure)方式におけるBv値に対する範囲として算出するものであることを特徴とする請求項1に記載の測光装置。
- 上記撮影モードは、撮影シーンに適したプログラム線図によって、ISO値と、絞り値と、シャッタ速度と、の少なくとも1つに、設定可能な最大範囲よりも制限を課するシーンプログラム撮影モードであることを特徴とする請求項1に記載の測光装置。
- 上記撮影モードは、ISO値と、絞り値と、シャッタ速度と、の少なくとも1つの値を規定することにより、設定可能な最大範囲よりも制限を課するマニュアル撮影モードであることを特徴とする請求項1に記載の測光装置。
- 上記撮影モードとして、発光手段が作動し得る動作モードが選択されているときには、ISO値と、絞り値と、シャッタ速度と、の少なくとも1つの値に対して設定可能な限界値が課されるように構成されたものであることを特徴とする請求項1に記載の測光装置。
- 請求項1に記載の測光装置を具備し、
上記撮像素子は、画像の撮像に用いられる撮像素子を兼ねたものであることを特徴とする電子カメラ。 - 上記撮影モードを設定するための操作入力手段をさらに具備したことを特徴とする請求項8に記載の電子カメラ。
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Cited By (2)
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JP2020085966A (ja) * | 2018-11-16 | 2020-06-04 | キヤノン株式会社 | 測光装置、撮像装置、測光方法、及びプログラム |
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-
2003
- 2003-01-09 JP JP2003003622A patent/JP2004221685A/ja not_active Withdrawn
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