JP2004220077A - シリアルインターフェース回路および半導体集積回路 - Google Patents

シリアルインターフェース回路および半導体集積回路 Download PDF

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Mutsumi Takagi
睦 高木
Koichi Takagi
幸一 高木
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Abstract

【課題】周辺デバイスのデータ伝送方式の変更に柔軟に対応可能なシリアルインターフェース回路を提供する。
【解決手段】互いに異なるシリアルデータ伝送方式を有する複数のインターフェース部11、12、13、14を有するインターフェース回路10を半導体集積回路1に搭載し、外部からの入力データによりインターフェース回路10内のレジスタ15の設定を変更することでレジスタ15から出力する設定信号Sの値を切り換え、複数のインターフェース部11、12、13、14のうち1つのみを有効とすることにより、インターフェース伝送方式を切り換える。
【選択図】 図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、シリアルインターフェース回路に関する。
【0002】
【従来の技術】
複写機、プリンタ、FAXなどの各種電子機器の中にはASIC(Application Specific Integrated Circuit:特定用途向けIC)を備えたものがある。ASIC等のデバイスはインターフェース回路を有し、このインターフェース回路を介して機器内に設けられるCPUや他の周辺デバイスとの間でデータの授受を行う。
【0003】
データ伝送方式の一つとして、1本のデータ信号線を使用してデータを1ビット毎に順次伝送するシリアル伝送方式がある。シリアル伝送方式の中でもデータを伝送する際のビット長や順序等の違いによってさらに幾つかの方式に分類される。データ伝送方式が異なると互いにデータを授受することができなくなるので、ASICに設けられるインターフェース回路の伝送方式はCPUや周辺デバイスとデータ伝送方式に合わせたものが採用される。
【0004】
このようなインターフェース回路として、音声データのような時分割多重型シリアルデータにも対応できるように、1つの入出力回路とセレクタ回路と複数の送受信FIFO(First In First Out)を備え、取り扱うシリアルデータに応じてセレクタ回路を切り換えることにより、1つのシリアル入出力回路に割り与える送受信FIFOの数とその構成を変更できるようにしたシリアルインターフェース回路が知られている(例えば、特許文献1参照)。
【0005】
【特許文献1】
特開2002−91904号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、機器のバージョンアップ等によりCPUや他の周辺デバイスが採用するデータ伝送方式が変更されると、上記従来のシリアルインターフェース回路(特許文献1)もこれに合わせたデータ伝送方式に変更しなければならなかった。ASIC自体の機能変更を要さない場合であっても、データ伝送方式の変更に伴って、ASIC内に搭載するシリアルインターフェース回路を変更する必要が生じ、ASICを再開発しなければならなかった。また、ASIC再開発に伴いASICを搭載する基板についても再設計の必要が生じてしまった。データ伝送方式の変更のためだけにASICやASIC搭載基板などハードウェアの設計変更をしなければならないため、余計な開発費や作業工数が発生してしまった。
【0007】
さらに、上記従来のシリアルインターフェース回路は、取り扱うシリアルデータが時分割多重型シリアルデータであるか否かに応じて、セレクタ回路によりFIFO接続経路を切り換えているが、シリアルデータを伝送するビット長や伝送するデータの順序を異なる方式に切り換えることはできない。このため、機器内に異なるシリアルインターフェース方式のデバイスが複数搭載されている場合、その種類毎にインターフェース回路と信号線を設けなければならず、1本のデータ信号線でデータを伝送できるというシリアルデータ伝送方式の利点を生かすことができなかった。複数の信号線を設けることによる基板面積の増大を防ぐために、1本の信号線を共用すると、複数の異なる伝送方式で送られるシリアルデータが信号線上を頻繁に行き交うことになり、CPUなどのデータ転送元でのデータ送受信管理が複雑化し、データ伝送のパフォーマンス低下が懸念される。
【0008】
本発明の課題は、周辺デバイスのデータ伝送方式の変更に柔軟に対応可能なシリアルインターフェース回路を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、信号線を介して外部とデータの授受を行うシリアルインターフェース回路において、互いに異なるシリアルデータ伝送方式を有する複数のインターフェース部と、外部からの入力データの値により複数の前記インターフェース部のうち1つのインターフェース部のみ有効となるような設定信号を出力するレジスタと、前記レジスタから出力される設定信号に応じて、インターフェース部と前記信号線との接続を切り換える接続切換部とを備えたことを特徴とする。
【0010】
請求項1に記載の発明によれば、周辺デバイスの変更により、変更後のデバイスで採用されているシリアルデータ伝送方式が変更前のデバイスで採用されているシリアルデータ伝送方式と異なる場合でも、シリアルインターフェース回路内部のレジスタへの入力データの値によりデバイス変更後のシリアルデータ伝送方式に設定変更し、有効となるインターフェース部を切り換えることにより、ハードウェアの設計変更を行わなくともソフトウェアでデータ伝送方式を切り換えることができる。
【0011】
また、インターフェース回路内部に搭載している複数のインターフェース部は、全ての信号線を半導体集積回路の入出力端子へ接続するのではなく、インターフェース回路内部のレジスタにて生成される設定信号がインターフェース部や接続切換部へ出力することにより信号線を共通使用することができる回路構成となっているため、半導体集積回路のチップ面積増大や半導体集積回路搭載基板の配線による基板面積増大を抑制することができる。
【0012】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のシリアルインターフェース回路において、予め基準となるデータ伝送方式が定められていることを特徴とする。
【0013】
請求項2に記載の発明によれば、予め基準となるデータ伝送方式が定められているので、電源投入直後等の初期状態では自動的に基準となるシリアルデータ伝送方式でデータ伝送を行うインターフェース部のみが有効になる。初期状態において、データ伝送方式を変更する場合は基準シリアルデータ伝送方式で外部から有効とするインターフェース部を変更するための入力データをシリアルインターフェース回路内部のレジスタに入力してレジスタ設定を変更し、レジスタ設定変更に基づきレジスタから出力される設定信号の値が変更されることで、有効とするインターフェース部を切り換えることができる。
【0014】
請求項3記載の発明の半導体集積回路は、請求項1または2に記載のシリアルインターフェース回路を備えたことを特徴とする。
【0015】
請求項3に記載の発明によれば、半導体集積回路が請求項1または2に記載のシリアルインターフェース回路を備えることにより、周辺デバイスの変更により、変更後のデバイスで採用されているシリアルデータ伝送方式が変更前のデバイスで採用されているシリアルデータ伝送方式と異なる場合でも、シリアルインターフェース回路内部のレジスタへの入力データの値によりデバイス変更後のシリアルデータ伝送方式に設定変更し、有効となるインターフェース部を切り換えることにより、半導体集積回路や半導体集積回路搭載基板などのハードウェアの設計変更を行う必要がなく開発費や作業工数を格段に低減することができる。
【0016】
また、インターフェース回路内部に搭載している複数のインターフェース部は、全ての信号線を半導体集積回路の入出力端子へ接続するのではなく、シリアルインターフェース回路内部のレジスタにて生成される設定信号がインターフェース部や接続切換部へ出力することにより信号線を共通使用することができる回路構成となっているため、半導体集積回路のチップ面積増大や半導体集積回路搭載基板の配線による基板面積増大を抑制することができる。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。
まず、構成を説明する。図1に本実施の形態における半導体集積回路としてのASIC1を示す。ASIC1はデバイス2、3と同一基板上に搭載される場合だけではなく、別基板に搭載されケーブルを介して接続されている場合もある。なお、本実施の形態においては、便宜上、ASIC1、デバイス2、3は同一基板上に搭載されているものとして説明する。
【0018】
ASIC1や他のデバイス2、3は電子機器に設けられるCPUやメモリ等との間でデータを授受するためのシリアルインターフェース回路10、20、30をそれぞれ有している。ASIC1とデバイス2、3は信号線で互いに接続されており、CPU等によりその動作が制御されている。
【0019】
ASIC1および周辺デバイス2、3が共用する信号線としてシリアルデータ伝送用クロック信号ラインL1、データロードラインL2、入力データラインL3がある。
シリアルデータ伝送用クロック信号ラインL1を介して、ASIC1等にシリアルデータ伝送用クロック信号SCLKが入力される。データロードラインL2を介してデータロード信号LOADが入力される。また、入力データラインL3を介して、アドレス信号、書込/読込制御信号、書込データ、または読出データ等を含む入力データDATAINがシリアルデータとしてASIC1等のデバイスに入力される。
【0020】
その他、デバイス毎に設けられる信号線として、ASIC1を有効にするためのイネーブル信号Aenを与えるイネーブルAラインL4、周辺デバイス2、3を有効にするためのイネーブル信号Benを与えるイネーブルBラインL5がある。また、ASIC1、デバイス2、3からの出力データDATAOUT1、2、3がそれぞれ出力される出力データラインデータラインL6、L7、L8が設けられている。
【0021】
ASIC1に備えられるシリアルインターフェース回路10は、本発明に特有のものであり、図2に示すように、データ伝送方式が互いに異なる4つのシリアルインターフェース部11、12、13、14と、レジスタ15と、第一セレクタ16および第二セレクタ17とを備えている。入力データDATAINより入力したデータがレジスタ15にあるシリアルデータ伝送方式設定レジスタ(図示略)の値を設定することで、レジスタ15から出力される設定信号Sにより第一セレクタ16および第二セレクタ17やシリアルインターフェース部が制御され、4つのシリアルインターフェース部11、12、13、14のうち一つのみ有効となるように切り換えている。
【0022】
インターフェース回路10の内部でシリアルデータ伝送用クロック信号ラインL1、データロードラインL2、入力データラインL3は分岐し、各シリアルインターフェース部11、12、13、14と接続されている。出力データラインL6は第二セレクタ17と接続されている。
【0023】
各シリアルインターフェース部11、12、13、14は、入力データラインL3から入力された入力データDATAINから、第1セレクタ16に入力データバスL9、入力アドレスバスL10、Read/Write制御信号ラインL11を介してそれぞれ出力する入力データ、入力アドレス、Read/Write制御信号を生成する。第一セレクタ16に出力された入力データ、入力アドレス、Read/Write制御信号はレジスタ15に反映され、レジスタ15は入力データにより指定された番地の設定値を変更したり、レジスタ15から内部回路や第二セレクタ17へデータを出力する。なお、ASIC1の内部回路は、ユーザの用途によって異なるが、例えば、メモリ等を挙げることができる。
【0024】
内部回路からレジスタ15に出力されたデータは出力データバスL12を介して設定信号Sにより有効となったいずれか一つのシリアルインターフェース部へ出力する。有効にされたシリアルインターフェース部では所定のシリアル伝送方式にデータを変換し、第二セレクタ17を介して出力データラインL6に出力する。
【0025】
次に、各シリアルインターフェース部11、12、13、14が有するシリアルデータ伝送方式について説明する。
【0026】
第一シリアルインターフェース部11は、図3に示すように、17ビット長で、アドレスビットA〔5〕、A〔4〕、Read/Write判別ビットWR、チップセレクトビットCS〔1〕、CS〔0〕、アドレスビットA〔3〕〜A〔0〕、データビットD〔7〕〜D〔0〕の順序で構成されているシリアルデータから、上述の通り、入力データ、入力アドレス、Read/Write制御信号を生成する。シリアルデータ出力DATAOUTは8ビットの出力データがOD〔7〕から順にOD〔0〕まで出力される。以下、第一シリアルインターフェース部11のシリアルデータ伝送方式をA方式とする。ASIC1の基準シリアルデータ伝送方式をA方式と定める。
【0027】
第二シリアルインターフェース部12は、図4に示すように、15ビット長で、チップセレクトビットCS、Read/Write判別ビットWR、アドレスビットA〔0〕〜A〔3〕、データビットD〔0〕〜D〔8〕の順序で構成されているシリアルデータから、入力データ、入力アドレス、Read/Write制御信号を生成する。シリアルデータ出力DATAOUTは9ビットの出力データをOD〔0〕から順にOD〔8〕まで伝送する。以下、第二シリアルインターフェース部12のシリアルデータ伝送方式をB方式とする。
【0028】
第三シリアルインターフェース部13は、図5に示すように、14ビット長で、Read/Write判別ビットWR、チップセレクト信号CS〔0〕、CS〔1〕、アドレスビットA〔0〕〜A〔2〕、データビットD〔0〕からD〔7〕の順序で構成されているシリアルデータから、入力データ、入力アドレス、Read/Write制御信号を生成する。また、シリアルデータ出力DATAOUTは8ビットの出力データをOD〔0〕から順にOD〔7〕まで伝送する。以下、第三シリアルインターフェース部13のシリアルデータ伝送方式をC方式とする。
【0029】
第四シリアルインターフェース部14は、図6に示すように、17ビット長で、チップセレクト信号CS、Read/Write判別ビットWR、アドレスビットA〔4〕〜A〔0〕、データビットD〔9〕〜D〔0〕の順序で構成されているシリアルデータから、入力データ、入力アドレス、Read/Write制御信号を生成する。また、シリアルデータ出力DATAOUTは10ビットの出力データをOD〔9〕から順にOD〔0〕まで伝送する。以下、第四シリアルインターフェース部14のシリアルデータ伝送方式をD方式とする。
【0030】
電源投入直後等の初期状態において、ASIC1は自動的に基準シリアルデータ伝送方式のA方式でデータ伝送を行う第一シリアルインターフェース部11が有効になる。レジスタ15にあるシリアルデータ伝送方式設定レジスタの初期値について第一シリアルインターフェース部11が有効となるようレジスタ回路を設計しているため、電源投入直後等の初期状態では入力データDATAINからデータを入力してシリアルインターフェース回路10の設定をする必要はない。
【0031】
設定信号Sはレジスタ15から各シリアルインターフェース部11、12、13、14、第一セレクタ16および第二セレクタ17へ入力する。
【0032】
設定信号Sは第二セレクタ17のセレクト信号だけでなく、各シリアルインターフェース部11、12、13、14のイネーブル信号と兼ねている。よって、設定信号Sはシリアルインターフェース部の種類と同数のバス幅を持つ信号となる。本実施の形態においては、種類の異なるシリアルインターフェース部が4つ存在するため設定信号Sのバス幅は4bitとなっている。レジスタ15にあるシリアルデータ伝送方式設定レジスタの値により4bit幅の設定信号Sのうち1bitのみアクティブとなるため、シリアルインターフェース部のいずれか1つのみが有効となる。
【0033】
設定信号S〔0〕(bit0)がアクティブの場合、第一シリアルインターフェース部11が有効となり、設定信号S〔1〕(bit1)がアクティブの場合、第二シリアルインターフェース部12が有効となり、設定信号S〔2〕(bit2)がアクティブの場合、第三シリアルインターフェース部13が有効にとなり、設定信号S〔3〕(bit3)がアクティブの場合、第四シリアルインターフェース部14が有効になる。
【0034】
なお、設定信号SはLowアクティブでもHighアクティブでも良い。このように、設定信号Sが各インターフェース部11、12、13、14のイネーブル信号を兼ねることにより、有効にすべきシリアルインターフェース部のみが活性化され、選択されていないシリアルインターフェース部の誤動作を防止し、さらに、必要最小限の回路のみ活性化するため消費電力を抑制することができる。
【0035】
第一セレクタ16は、4つのシリアルインターフェース部11、12、13、14のうち、設定信号Sにより有効となったシリアルインターフェース部から出力された入力データ、入力アドレス、Read/Write制御信号をレジスタ15へ入力し、レジスタ15のデータ書き込み・読み出しを行う。内部回路へのデータ入出力はレジスタ15を介して行う。
【0036】
第二セレクタ17は、4つのシリアルインターフェース部11、12、13、14のうち、設定信号Sにより有効となったシリアルインターフェース部から出力された出力データDATAOUTを出力データラインL6を介してデバイス2、3またはCPU等の他のデバイスに出力する。
【0037】
デバイス2、3のシリアルインターフェース回路20、30のデータ伝送方式は、B方式となっている。電源投入直後等の初期状態においてASIC1は自動的に基準シリアルデータ伝送方式のA方式でデータ伝送を行う第一シリアルインターフェース部11が有効となるため、デバイス2、3とシリアルデータ伝送方式を統一するにはシリアルインターフェース回路10にあるインターフェース部11、12、13、14のうちデータ伝送方式がB方式のインターフェース部12が有効となるように切り換えなければならない。
【0038】
以下に、ASIC1、デバイス2、3が基板にて図1の通り接続している場合において、ASIC1のシリアルインターフェース回路10についてデータ伝送方式を基準シリアルデータ伝送方式のA方式からデバイス2、3と共通のB方式に切り換える動作について説明する。
【0039】
まず、イネーブルAラインL4を介してLow(以下、“L”)レベル(=ON)のイネーブル信号AenをASIC1に入力し、デバイス2、3にイネーブルBラインL5を介してHigh(以下、“H”)レベル(=OFF)のイネーブル信号Benを入力する。これにより、ASIC1は有効になり、デバイス2、3は無効になる。なお、デバイス2、3を無効にすることで、デバイス2、3の誤動作を防止することができる。
【0040】
次に、ASIC1のシリアルインターフェース回路10についてシリアルデータ伝送方式の切り換えを行う。入力データラインL3より基準シリアルデータ伝送方式のA方式でシリアルインターフェース回路10内のレジスタ15にあるシリアルデータ伝送方式設定レジスタの値をB方式に設定するデータを入力する。レジスタ15から出力する設定信号Sは初期状態ではbit0のみアクティブであったが、シリアルデータ伝送方式レジスタ値変更を受け、bit1のみアクティブとなり、シリアルインターフェース部11、12、13、14のうちB方式のシリアルインターフェース部12のみ有効となる。
【0041】
レジスタ15は、同時に、設定信号Sを第一セレクタ16および第二セレクタ17へ入力する。第一セレクタは設定信号Sをセレクト信号とし、シリアルインターフェース部11、12、13、14から第一セレクタへ入力する入力データ、入力アドレス、Read/Write制御信号のうちそれぞれ1種類を選択しレジスタ15へ出力する。シリアルデータ伝送方式がA方式のとき設定信号Sはbit0のみアクティブであり、第一セレクタ16は第一シリアルインターフェース部11から入力する入力データ、入力アドレス、Read/Write制御信号を選択し、レジスタ15へ出力する。レジスタ15にあるシリアルデータ伝送方式設定レジスタの値をB方式に設定すると、設定信号Sはアクティブとなるビットがbit0ではなくbit1に切り換わり、第一セレクタ16が選択する信号も第二シリアルインターフェース部12から入力する入力データ、入力アドレス、Read/Write制御信号となる。
【0042】
第二セレクタ17は第一セレクタ16と同様に設定信号Sをセレクト信号とし、シリアルインターフェース部11、12、13、14から出力する出力データDATAOUTのうち1種類選択して出力ラインL6よりASIC1の出力端子DATAOUTへ出力する。シリアルデータ伝送方式がA方式のとき設定信号Sはbit0のみアクティブであり、第二セレクタ17は第一シリアルインターフェース部11から出力するDATAOUTを選択し出力ラインL6よりASIC出力端子DATAOUTへ出力する。レジスタ15にあるシリアルデータ伝送方式設定レジスタの値をB方式に設定すると、設定信号Sはアクティブとなるビットがbit0ではなくbit1に切り換わり、第二セレクタ17が選択する信号も第二シリアルインターフェース部12から出力する出力データDATAOUTとなる。
【0043】
ASIC1のシリアルインターフェース回路10についてシリアルデータ伝送方式がA方式からB方式に切り換わったことを受け、デバイス2、3に“L”レベル(=ON)のイネーブル信号Benを入力し、デバイス2、3についてもASIC1と同様に有効とする。以降、ASIC1、デバイス2、3ともにシリアルデータ伝送方式B方式でデータ伝送が可能になる。
【0044】
このように、シリアルインターフェース回路10は、A方式〜D方式の互いに異なるデータ伝送方式を有する4つのシリアルインターフェース部11、12、13、14を備えているので、外部から設定信号Sを入力することにより、周辺デバイス2、3が採用するデータ伝送方式に適合したデータ伝送方式に容易に切り換えることができる。これにより、ASICやASIC搭載基板などハードウェアの設計変更を伴わずに、ソフトウェアにてシリアルデータ伝送方式設定レジスタの値を変更するのみで周辺デバイス2、3のデータ伝送方式に合わせることができる。
【0045】
なお、上記においては、シリアルインターフェース回路10のデータ伝送方式をA方式からB方式に切り換えるものとしたが、C方式に切り換えてもよいし、D方式に切り換えてもよいのは勿論であり、使用形態に合わせて、例えばA方式とB方式とを切り換えながら使用してもよい。
【0046】
また、各シリアルインターフェース部11、12、13、14毎にそれぞれのシリアルデータを伝送するための信号線(シリアルデータ伝送用クロック信号ラインL1、データロードラインL2、入力データラインL3、出力データラインL6)をASIC1の入出力端子および基板に設けるのではなく、インターフェース回路10の内部で信号線を分岐し、設定信号Sにより有効となったシリアルインターフェース部と基板に設けられた信号線とを接続して使用するので、ASICのチップ面積増大やASIC搭載基板の配線による基板面積増大を防ぐことができる。
【0047】
また、シリアルインターフェース回路10は、設定を切り換えることにより他の周辺デバイスに合わせたデータ伝送方式でシリアルデータを伝送することができるので、ASIC1を汎用的なデバイスとして幅広く有効活用することができ、ASICの開発コストを低減することができる。
【0048】
さらに、各シリアルインターフェース部11、12、13、14は所定のデータ伝送方式でデータをシリアル伝送するインターフェース回路として独立に使用できるものであるので、各シリアルインターフェース部11、12、13、14、およびその組み合わせによるインターフェース回路10を設計資産(IP:Intellectual Property)として蓄積しておくことにより、他のユーザの他の用途のためにASICを設計する場合に活用することができる。
【0049】
なお、上記実施の形態において、説明の便宜上、ASIC1のシリアルインターフェース回路10は4種類のシリアルデータ伝送方式に対応する4種類のシリアルインターフェース部としたが、対応するデータ伝送方式および搭載インターフェース部の種類とその搭載数についてはこれに限定されるものではない。
【0050】
【発明の効果】
請求項1に記載の発明によれば、シリアルデータ伝送方式でデータの授受を行う周辺デバイスの変更により、変更後のデバイスで採用されているシリアルデータ伝送方式が変更前のデバイスで採用されているシリアルデータ伝送方式と異なる場合でも、シリアルインターフェース回路内部のレジスタへの入力データの値でデバイス変更後のシリアルデータ伝送方式へ設定変更し、有効となるインターフェース部を切り換えることにより、ハードウェアの設計変更を行わなくともソフトウェアでデータ伝送方式を切り換えることができる。
【0051】
また、インターフェース回路内部に搭載している複数のインターフェース部は、全ての信号線を半導体集積回路の入出力端子へ接続するのではなく、インターフェース回路内部のレジスタにて生成される設定信号がインターフェース部や接続切換部へ出力することにより信号線を共通使用することができる回路構成となっているため、半導体集積回路のチップ面積増大や半導体集積回路搭載基板の配線による基板面積増大を抑制することができる。
【0052】
請求項2に記載の発明によれば、予め基準となるデータ伝送方式が定められているので、初期設定時等にはこの基準となるデータ伝送方式により有効にするインターフェース部を設定することができる。
【0053】
請求項3に記載の発明によれば、半導体集積回路が請求項1または2に記載のシリアルインターフェース回路を備えることにより、周辺デバイスの変更が生じ、変更後のデバイスで採用されているシリアルデータ伝送方式が変更前のデバイスで採用されているシリアルデータ伝送方式と異なる場合でも、シリアルインターフェース回路内部のレジスタへの入力データの値でデバイス変更後のシリアルデータ伝送方式に設定変更し、有効となるインターフェース部を切り換えることにより、半導体集積回路や半導体集積回路搭載基板などのハードウェアの設計変更を行う必要がなく開発費や作業工数を格段に低減することができる。
【0054】
また、インターフェース回路内部に搭載している複数のインターフェース部は、全ての信号線を半導体集積回路の入出力端子へ接続するのではなく、インターフェース回路内部のレジスタにて生成される設定信号がインターフェース部や接続切換部へ出力することにより信号線を共通使用することができる回路構成となっているため、半導体集積回路のチップ面積増大や半導体集積回路搭載基板の配線による基板面積増大を抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一例の半導体集積回路を示した図である。
【図2】本発明の一例のシリアルインターフェース回路を示したブロック図である。
【図3】図2に示す第一シリアルインターフェース部11のシリアルデータ伝送方式(A方式)を示した図である。
【図4】図2に示す第二シリアルインターフェース部12のシリアルデータ伝送方式(B方式)を示した図である。
【図5】図2に示す第三シリアルインターフェース部12のシリアルデータ伝送方式(C方式)を示した図である。
【図6】図2に示す第四シリアルインターフェース部12のシリアルデータ伝送方式(D方式)を示した図である。
【符号の説明】
1 ASIC(半導体集積回路)
2 デバイス
3 デバイス
10 シリアルインターフェース回路
11 第一シリアルインターフェース部
12 第二シリアルインターフェース部
13 第三シリアルインターフェース部
14 第四シリアルインターフェース部
15 レジスタ(設定部)
16 第一セレクタ(接続切換部)
17 第二セレクタ(接続切換部)
L1 クロック信号ライン(信号線)
L2 データロードライン(信号線)
L3 入力データライン(信号線)
L6 出力データライン(信号線)

Claims (3)

  1. 信号線を介して外部とデータの授受を行うシリアルインターフェース回路において、
    互いに異なるシリアルデータ伝送方式を有する複数のインターフェース部と、外部からの入力データの値により複数の前記インターフェース部のうち1つのインターフェース部のみ有効となるような設定信号を出力するレジスタと、
    前記レジスタから出力される設定信号に応じて、インターフェース部と前記信号線との接続を切り換える接続切換部とを備えたことを特徴とするシリアルインターフェース回路。
  2. 請求項1に記載のシリアルインターフェース回路において、予め基準となるデータ伝送方式が定められていることを特徴とするシリアルインターフェース回路。
  3. 請求項1または2に記載のシリアルインターフェース回路を備えたことを特徴とする半導体集積回路。
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JP2003003166A Pending JP2004220077A (ja) 2003-01-09 2003-01-09 シリアルインターフェース回路および半導体集積回路

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010528509A (ja) * 2007-05-25 2010-08-19 ローベルト ボッシュ ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング マスタ装置とスレーブ装置との間でのデータ伝送方法

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JP2010528509A (ja) * 2007-05-25 2010-08-19 ローベルト ボッシュ ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング マスタ装置とスレーブ装置との間でのデータ伝送方法

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