JP2004219567A - 多心光コネクタ - Google Patents

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Abstract

【課題】光ファイバ同士のPC接続が確実に行える多心光コネクタを提供する。
【解決手段】コネクタフェルール2がエポキシ樹脂組成物からなる場合、フェルールバネ力をF、接続端面3の長辺方向(以下、単に長辺方向)における端面角度の設計値に対する端面角度のずれ量をθEL、接続端面3の短辺方向(以下、単に短辺方向)における端面角度の設計値に対する端面角度のずれ量をθES、長辺方向の最外心の光ファイバ7の突き出し長差をA、短辺方向の最外心の光ファイバ7の突き出し長差をA、長辺方向の最外心の光ファイバ7間の距離をB、短辺方向の最外心の光ファイバ7間の距離をBとしたときに、多心光コネクタ1は、θEL≦0.25*(F−0.31*12*2)/F−tan−1(A/B)、θES≦0.17*(F−0.31*12*2)/F−tan−1(A/B)の関係を有する。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、コネクタフェルールのファイバ孔に複数本の光ファイバを挿入して固定することにより形成された多心光コネクタに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
多心光コネクタとしては、例えばフィジカルコンタクト(PC)接続用のMTコネクタやMPOコネクタ等が知られている。このような多心光コネクタの先行出願としては、PC接続を確実に行うべく、光ファイバの先端をコネクタフェルールの接続端面から突出させると共に光ファイバの先端面を球面状に形成したものがある(例えば、特願2001−144683参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
近年では、次世代の高密度光コネクタとして、複数本の光ファイバを2段に配列した、いわゆる2次元多心光コネクタが開発されている。しかし、このような2次元多心光コネクタに関しては、PC接続の検討はほとんど進んでおらず、PC接続に必要な端面パラメータすら不明であった。従って、PC接続できない光ファイバが生じることがあった。
【0004】
本発明の目的は、光ファイバ同士のPC接続を確実に行うことができる多心光コネクタを提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明者らは、鋭意検討を重ねた結果、全ての光ファイバがPC接続するためのコネクタフェルールの接続端面の端面角度の吸収許容量θmaxは、下記式で表わされることを見い出した。
【0006】
θmax=θ*(F−F)/F−θ …(A)
F:コネクタフェルールの結合バネ力
:コネクタフェルールの接続端面と光ファイバの先端同士を結んだ線との角度ズレがゼロの時のPC接続に必要な力
θ:コネクタフェルールをバネ力Fで押した時の変形角度
θ:コネクタフェルールの接続端面と光ファイバの先端同士を結んだ線との角度ズレ
【0007】
そして、更に検討を重ねたところ、角度ズレがゼロの時のPC接続に必要な力Fは、光ファイバ及びコネクタフェルールを変形させて光ファイバの突き出し長のばらつきを吸収するための力と、光ファイバのコアを完全に接触させてコア間の隙間をなくすための力とのうちいずれか大きい方の値として求められ、この数値は、光ファイバの先端面の曲率半径と、接触した光ファイバ同士の端面角度ズレとによって変わることが分かった。現行の光コネクタの製造スペックでは、光ファイバの先端面の曲率半径が10mm程度、接触した光ファイバ同士の端面角度ズレが0.15°程度とされている。本発明は、このような知見に基づいてなされたものである。
【0008】
即ち、本発明は、エポキシ樹脂を含む材質からなり、接続端面から内側に延びるように複数段に配列された複数のファイバ孔を有するコネクタフェルールと、各ファイバ孔に挿入され固定された複数本の光ファイバとを備えた多心光コネクタであって、接続端面の長辺方向における光ファイバの心数をm、接続端面の短辺方向における光ファイバの心数をn、コネクタフェルールの結合バネ力をF、接続端面の長辺方向における端面角度の設計値に対する接続端面の長辺方向における端面角度のずれ量をθEL、接続端面の短辺方向における端面角度の設計値に対する接続端面の短辺方向における端面角度のずれ量をθES、接続端面の長辺方向において最も外側に位置する2本の光ファイバの接続端面からの突き出し長の差をA、接続端面の短辺方向において最も外側に位置する2本の光ファイバの接続端面からの突き出し長の差をA、接続端面の長辺方向において最も外側に位置する2本の光ファイバ間の距離をB、接続端面の短辺方向において最も外側に位置する2本の光ファイバ間の距離をBとしたときに、
θEL≦0.25*(F−0.31*m*n)/F−tan−1(A/B
θES≦0.17*(F−0.31*m*n)/F−tan−1(A/B
であることを特徴とするものである。
【0009】
上記の(A)式において、エポキシ樹脂を含む材質からなるコネクタフェルールをバネ力F(12.4N)で押した時の変形角度θは、接続端面の長辺方向において0.25°であり、接続端面の短辺方向において0.17°である。この数値は、モデル実験等から得られるものである。また、光ファイバの先端面の曲率半径を10mm、接触した光ファイバ同士の端面角度ズレを0.15°とした場合、角度ズレがゼロの時のPC接続に必要な力Fは、理論計算によって、0.31*m*nという値が得られる。さらに、角度ズレθは、最も外側に位置する2本の光ファイバの接続端面からの突き出し長の差と、最も外側に位置する2本の光ファイバ間の距離とから求められる。以上により、PC接続するためのコネクタフェルールの接続端面の端面角度の吸収許容量θmaxは、接続端面の長辺方向において、θmax=0.25*(F−0.31*m*n)/F−tan−1(A/B)、接続端面の短辺方向において、θmax=0.17*(F−0.31*m*n)/F−tan−1(A/B)となる。そして、端面角度の設計値に対する端面角度のずれ量θEL,θESが上記吸収許容量θmax以下であれば、PC接続する確率が高くなる。
【0010】
また、本発明は、ポリフェニレンサルファイド樹脂を含む材質からなり、接続端面から内側に延びるように複数段に配列された複数のファイバ孔を有するコネクタフェルールと、各ファイバ孔に挿入され固定された複数本の光ファイバとを備えた多心光コネクタであって、接続端面の長辺方向における光ファイバの心数をm、接続端面の短辺方向における光ファイバの心数をn、コネクタフェルールの結合バネ力をF、接続端面の長辺方向における端面角度の設計値に対する接続端面の長辺方向における端面角度のずれ量をθEL、接続端面の短辺方向における端面角度の設計値に対する接続端面の短辺方向における端面角度のずれ量をθES、接続端面の長辺方向において最も外側に位置する2本の光ファイバの接続端面からの突き出し長の差をA、接続端面の短辺方向において最も外側に位置する2本の光ファイバの接続端面からの突き出し長の差をA、接続端面の長辺方向において最も外側に位置する2本の光ファイバ間の距離をB、接続端面の短辺方向において最も外側に位置する2本の光ファイバ間の距離をBとしたときに、
θEL≦0.66*(F−0.31*m*n)/F−tan−1(A/B
θES≦0.47*(F−0.31*m*n)/F−tan−1(A/B
であることを特徴とするものである。
【0011】
上記の(A)式において、ポリフェニレンサルファイド樹脂を含む材質からなるコネクタフェルールをバネ力F(12.4N)で押した時の変形角度θは、接続端面の長辺方向において0.66°であり、接続端面の短辺方向において0.47°である。この数値は、モデル実験等から得られるものである。また、光ファイバの先端面の曲率半径を10mm、接触した光ファイバ同士の端面角度ズレを0.15°とした場合、角度ズレがゼロの時のPC接続に必要な力Fは、理論計算によって、0.31*m*nという値が得られる。さらに、角度ズレθは、最も外側に位置する2本の光ファイバの接続端面からの突き出し長の差と、最も外側に位置する2本の光ファイバ間の距離とから求められる。以上により、PC接続するためのコネクタフェルールの接続端面の端面角度の吸収許容量θmaxは、接続端面の長辺方向において、θmax=0.66*(F−0.31*m*n)/F−tan−1(A/B)、接続端面の短辺方向において、θmax=0.47*(F−0.31*m*n)/F−tan−1(A/B)となる。そして、端面角度の設計値に対する端面角度のずれ量θEL,θESが上記吸収許容量θmax以下であれば、PC接続する確率が高くなる。
【0012】
好ましくは、接続端面の長辺方向における端面角度の設計値は、光ファイバの軸心に垂直な面に対して0°であり、接続端面の短辺方向における端面角度の設計値は、光ファイバの軸心に垂直な面に対して8°である。このように接続端面を8°の角度で傾斜させることにより、光コネクタ同士を接続した状態において、反射による戻り光の影響を低減することができる。
【0013】
また、好ましくは、最も外側に位置する2本の光ファイバの接続端面からの突き出し長の差が0〜0.4μmである。これにより、PC接続するためのコネクタフェルールの接続端面の端面角度の吸収許容量θmaxが大きくなるので、その分だけPC接続しやすくなる。
【0014】
この場合、好ましくは、光ファイバの先端面の曲率半径が3〜10mmである。これにより、光ファイバが変形しやすくなるため、PC接続に必要な力が小さくて済み、PC接続しやすくなる。また、光ファイバは、ある程度の曲率半径をもっているため、相手側の光ファイバを傷つけることが防止される。
【0015】
このとき、光ファイバの接続端面からの突き出し長が1〜4μmであることが好ましい。これにより、光ファイバの先端面の曲率半径を3〜10mmに確保することができる。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る多心光コネクタの好適な実施形態について図面を参照して説明する。
【0017】
図1は、本発明に係る多心光コネクタの一実施形態を示す斜視図であり、図2は、その多心光コネクタの側面図である。各図において、本実施形態の多心光コネクタ1は、フィジカルコンタクト(PC)接続用の24心MTコネクタである。
【0018】
多心光コネクタ1は、エポキシ樹脂組成物またはポリフェニレンサルファイド(PPS)樹脂組成物からなるコネクタフェルール2を有している。このコネクタフェルール2は、接続端面(前端面)3から内側に延び、ガイドピン(図示せず)が挿入される1対のガイド孔4と、接続端面3から内側に延びるように各ガイド孔4間に配置された24本のファイバ孔5とを有している。このファイバ孔5は、上下2段に12本ずつ配列されている。
【0019】
各ファイバ孔5には、2枚の12心光ファイバテープ心線6の被覆を除去して露出された各光ファイバ7がコネクタフェルール2の後端側から挿入されている。そして、各光ファイバ7は、接着剤によりコネクタフェルール2に固定されている。コネクタフェルール2の上面部には、接着剤注入用の窓穴8が形成されている。各光ファイバ7は、コネクタフェルール2の接続端面3から僅かに突き出るようにファイバ孔5に挿入され固定されている。
【0020】
接続端面3の長辺方向(図1のX方向)の端面角度は、光ファイバ7(ファイバ孔5)の軸心に垂直な面に対してほぼ0°であり、接続端面3の短辺方向(図1のY方向)の端面角度λは、光ファイバ7(ファイバ孔5)の軸心に垂直な面に対してほぼ8°となっている。このような接続端面3の端面角度は、各光ファイバ7をコネクタフェルール2に組み付けた後に、接続端面3を斜め研磨することで形成される。
【0021】
以上のように構成した多心光コネクタ1をPC接続する場合は、図3に示すように、コネクタフェルール2のガイド孔4にガイドピン(図示せず)を挿入した状態で、多心光コネクタ1の接続端面3と相手側の多心光コネクタ1の接続端面3とを突き合わせる。すると、各光ファイバ7及びコネクタフェルール2が変形して光ファイバ7同士が接触し、更に光ファイバ7の先端が微小変形して光ファイバ7のコア同士が接触するようになる。
【0022】
ところで、コネクタフェルール2の接続端面3の端面角度が設計値に対してずれていたり、接続端面3からの光ファイバ7の突き出し長のバラツキが大きいと、PC接続しない光ファイバ7が出てくることがある。そこで、全ての光ファイバ7がPC接続するためのパラメータ及び条件について、以下に述べる。
【0023】
まず、光ファイバ7及びコネクタフェルール2を変形させて光ファイバ7の突き出し長のばらつきを吸収するための力Pは、(1)式で表わされる。
【式1】
Figure 2004219567
δ:光ファイバの突き出し長のばらつき(μm)
:光ファイバに作用する力(N)
ν(=0.3):光ファイバのポアソン比
ν(=0.3):コネクタフェルールのポアソン比
R:光ファイバの先端面の曲率半径(mm)
(=76GPa):光ファイバのヤング率
(=10.3GPa):コネクタフェルールのヤング率
a(=65μm):光ファイバの半径
【0024】
上記(1)式の右辺の第一項は、ヘルツの接触理論式であり、図4(a)に示すような光ファイバ7の先端面がつぶれることによる変形量を示している。上記(1)式の右辺の第二項は、剛体パンチによる接触の理論式であり、図4(b)に示すような光ファイバ7の突き出し部分におけるコネクタフェルール2の変形量を示している。上記(1)式によって、光ファイバ7の突き出し長のばらつき(光ファイバ移動量)δと光ファイバ7の曲率半径Rと光ファイバ7の突き出し長のばらつきの吸収に必要な力Pとの関係は、図5に示すようになる。
【0025】
次いで、図6に示すように、光ファイバ7のコアを完全に接触させてコア間の隙間をなくすための力Pは、(2)式で表わされる。
【式2】
Figure 2004219567
:光ファイバのコアの接触に必要な力(N)
R:光ファイバの先端面の曲率半径(mm)
(=10μm):光ファイバのコア半径
α:接触した光ファイバ先端間の角度ズレ(°)
E(=76GPa):光ファイバのヤング率
ν(=0.3):光ファイバのポアソン比
【0026】
上記(2)式は光ファイバ1心当たりに必要な力であるため、光ファイバ24心全てに必要な力を換算するには、単純に(2)式で得られたPを24倍すればよい。上記(2)式によって、光ファイバ7の端面角度ズレαと光ファイバ7の曲率半径Rと全ての光ファイバ7のコアが完全に接触するのに必要な力Pとの関係は、図7に示すようになる。
【0027】
ここで、コネクタフェルール2の接続端面3と光ファイバ7の先端の中心同士を結んだ線との角度ズレがゼロと仮定したときに、全ての光ファイバ7をPC接続させるのに必要な力Fは、光ファイバ7の突き出し長のばらつきを吸収するのに必要な力P及び全ての光ファイバ7のコアが完全に接触するのに必要な力Pのうちの大きい方の値として表わされる。
【0028】
実際には、コネクタフェルール2の接続端面3の長辺側、短辺側のいずれにおいても、図8に示すように、光ファイバ7の突き出し長のばらつきによって、コネクタフェルール2の接続端面3と光ファイバ7の先端同士を結んだ線との角度ズレが発生することが多い。実際の光コネクタでPC接続の問題となるのは、光ファイバ7の先端同士を結んだ線がガイドピンに対してどれだけの角度ずれているかであるため、そのような角度ズレを計算に入れる必要がある。
【0029】
コネクタフェルール2の接続端面3の長辺方向における光ファイバ7の突き出し長のばらつきによる角度ズレθは、(3)式で表わされる。
【式3】
Figure 2004219567
:接続端面の長辺方向において最も外側に位置する2本の光ファイバの接続端面からの突き出し長の差
:接続端面の長辺方向において最も外側に位置する2本の光ファイバ間の距離
【0030】
コネクタフェルール2の接続端面3の短辺方向における光ファイバ7の突き出し長のばらつきによる角度ズレθは、(4)式で表わされる。
【式4】
Figure 2004219567
:接続端面の短辺方向において最も外側に位置する2本の光ファイバの接続端面からの突き出し長の差
:接続端面の短辺方向において最も外側に位置する2本の光ファイバ間の距離
【0031】
また、PC接続はコネクタフェルール2の変形のしやすさと関係しており、コネクタフェルール2が変形しやすくなるほど、PC接続にとって有利である。このようなコネクタフェルール2の変形しやすさのパラメータとしては、コネクタフェルール2をバネ力F(12.4N)で押した時の変形角度が用いられる。このコネクタフェルール2の変形角度は、コネクタフェルール2の材質によって異なり、また接続端面3の長辺方向と短辺方向でも異なる。コネクタフェルール2の変形角度は、例えば光ファイバを2つのコネクタフェルールで挟み込むことによって実験的に求められる角度吸収量から得ることができる。
【0032】
コネクタフェルール2の材質がエポキシ樹脂組成物の場合、接続端面3の長辺方向の角度吸収量は0.25°であり、接続端面3の短辺方向の角度吸収量は0.35°である。コネクタフェルール2の材質がPPS樹脂組成物の場合、接続端面3の長辺方向の角度吸収量は0.66°であり、接続端面3の短辺方向の角度吸収量は1.00°である。
【0033】
コネクタフェルール2をバネ力Fで押した時の接続端面3の長辺方向の変形角度θ01は、そのまま角度吸収量として求められる。つまり、エポキシ樹脂組成物からなるコネクタフェルール2では、接続端面3の長辺方向の変形角度θ01は0.25°であり、PPS樹脂組成物からなるコネクタフェルール2では、接続端面3の長辺方向の変形角度θ01は0.66°である。
【0034】
一方、接続端面3の短辺方向における光ファイバ7間ピッチは、接続端面3の長辺方向における光ファイバ7間ピッチよりも狭いため、接続端面3の短辺方向では、コネクタフェルール2を変形させるモーメントが小さくなると推測される。このため、コネクタフェルール2をバネ力Fで押した時の接続端面3の短辺方向の変形角度θ02を求める際には、モデル実験で求めた上記の角度吸収量に、モーメント式から得られる所定の係数(0.742)をかける必要がある。これにより、エポキシ樹脂組成物からなるコネクタフェルール2では、接続端面3の短辺方向の変形角度θ02は0.17°となり、PPS樹脂組成物からなるコネクタフェルール2では、接続端面3の短辺方向の変形角度θ02は0.47°となる。
【0035】
以上により、全ての光ファイバ7がPC接続するための接続端面3の端面角度の吸収許容量は、上記のパラメータを利用した下記式で求めることができる。(5)式は、接続端面3の長辺方向における端面角度の吸収許容量θmax1を示し、(6)式は、接続端面3の短辺方向における端面角度の吸収許容量θmax2を示している。
【式5】
Figure 2004219567
【式6】
Figure 2004219567
【0036】
上記式から、接続端面3の長辺方向における端面角度の設計値(0°)に対する接続端面3の長辺方向における端面角度のずれ量(以下、単に長辺方向角度ずれという)をθEL、接続端面3の短辺方向における端面角度の設計値(8°)に対する接続端面3の短辺方向における端面角度のずれ量(以下、単に短辺方向角度ずれという)をθESとしたときに、長辺方向角度ずれθELが端面角度の吸収許容量θmax1以下であり、短辺方向角度ずれθESが端面角度の吸収許容量θmax2以下であれば、PC接続する確率が高くなると考えられる。
【0037】
ところで、現行における光コネクタの接続端面の研磨条件の実力値としては、光ファイバの突き出し長の最小値が1.0μm、光ファイバの突き出し長のばらつきδが0.3μm、光ファイバの先端面の曲率半径Rが10mm、光ファイバの端面角度ズレαが0.15°とされている。従って、光ファイバ7の先端面の曲率半径Rを10mm、光ファイバの端面角度ズレαを0.15°として、コネクタフェルール2の接続端面3と光ファイバ7の先端同士を結んだ線との角度ズレが0の時に全光ファイバ7をPC接続させるのに必要な力Fを求めると、
=0.31×m*n …(7)
となる。なお、mは接続端面3の長辺方向における光ファイバ7の心数、nは接続端面3の短辺方向における光ファイバ7の心数である。
【0038】
従って、コネクタフェルール2の材料をエポキシ樹脂組成物とした場合に、全での光ファイバ7をPC接続させる条件としては、以下のようになる。
【式7】
Figure 2004219567
【式8】
Figure 2004219567
【0039】
また、コネクタフェルール2の材料をPPS樹脂組成物とした場合に、全での光ファイバ7をPC接続させる条件としては、以下のようになる。
【式9】
Figure 2004219567
【式10】
Figure 2004219567
【0040】
ここで、本実施形態の24心2次元光コネクタについて、上述した現行の研磨条件の実力値を採用すると、全光ファイバ7をPC接続させるのに必要な力Fは7.44Nとなり、光ファイバ7の突き出し長のばらつきによる角度ズレθ,θは、それぞれ0.005°、0.02°となる。これらの数値と上記のコネクタフェルール2の変形角度θ01,θ02の数値と上記のコネクタフェルール2のバネ力Fの数値とを上記(5)、(6)式の右辺に代入することで、接続端面3の端面角度の吸収許容量θmax1,θmax2が算出される。
【0041】
コネクタフェルール2の材料がエポキシ樹脂組成物の場合には、接続端面3の長辺方向における端面角度の吸収許容量θmax1は0.065°、接続端面3の短辺方向における端面角度の吸収許容量θmax1は0.03°となる。従って、長辺方向角度ずれθELが0.065°以下であり、短辺方向角度ずれθESが0.03°以下であれば、ほとんどの光ファイバ7がPC接続すると考えられる。
【0042】
コネクタフェルール2の材料がPPS樹脂組成物の場合には、接続端面3の長辺方向における端面角度の吸収許容量θmax2は0.145°、接続端面3の短辺方向における端面角度の吸収許容量θmax2は0.11°となる。従って、長辺方向角度ずれθELが0.145°以下であり、短辺方向角度ずれθESが0.11°以下であれば、ほとんどの光ファイバ7がPC接続すると考えられる。
【0043】
次に、実際に24心2次元光コネクタを用いてPC接続実験を行った実施例について説明する。本実験では、光コネクタのPC接続部分に光を照射した時の反射減衰量を測定して、PC接続の有無を判断した。なお、PC接続が外れていると判断する基準は20dB以下とした。
【0044】
図9は、コネクタフェルールの材料がエポキシ樹脂組成物である光コネクタを用いて行った実験結果を示したものであり、図10は、コネクタフェルールの材料がPPS樹脂組成物である光コネクタを用いて行った実験結果を示したものである。各図において、丸印は、全心の光ファイバがPC接続したものを示し、×印は、1心でも光ファイバのPC接続が外れたものを示している。
【0045】
図9から分かるように、コネクタフェルールの材料がエポキシ樹脂組成物の場合は、長辺方向角度ずれθELが0.06°以下、短辺方向角度ずれθESが0.05°以下であれば、ほとんどの光ファイバがPC接続するようになり、上記の計算結果(図中の点線参照)と概ね一致している。ただし、角度ずれθEL,θESが小さい時にPC接続しないものが見られるが、この原因としては、エポキシ樹脂はフィラーが出やすいため、大きなフィラーが光ファイバと同程度に突き出てしまい、PC接続を阻害するためであると推測される。
【0046】
図10から分かるように、コネクタフェルールの材料がPPS樹脂組成物の場合は、長辺方向角度ずれθELが0.11°以下、短辺方向角度ずれθESが0.10°以下であれば、ほとんどの光ファイバがPC接続するようになり、上記の計算結果(図中の点線参照)と概ね一致している。また、PPS樹脂組成物の場合は、大きなフィラーがなく、光ファイバの突き出し長が大きいため、角度ずれθEL,θESが小さい時には確実にPC接続している。
【0047】
以上により、上述した(8)〜(11)式を満足するように多心光コネクタ1を構成すれば、ほとんどの光ファイバ7をPC接続させることが可能となる。
【0048】
このとき、コネクタフェルール2の接続端面3において、最も外側に位置する2本の光ファイバ7の接続端面3からの突き出し長の差A,Aは、0〜0.4μmであることが好ましい。この場合には、接続端面3の端面角度の吸収許容量θmax1,θmax2が大きくなるので、その分だけPC接続する確率が高くなる。
【0049】
また、光ファイバ7の先端面の曲率半径Rは、3〜10mmであることが好ましい。これに伴って、コネクタフェルール2の接続端面3からの光ファイバ7の突き出し長は、1〜4μmであることが好ましい。この場合には、ヘルツの接触理論により光ファイバ7が変形しやすくなるため、光ファイバ7のコア同士が接触しやすくなる。このため、PC接続させるために必要な力が小さくて済むので、よりPC接続しやすくなる。また、光ファイバ7は、先端面にある程度の曲率半径を有することになるので、接続先の光ファイバ7を損傷させることを防止できる。
【0050】
以上のような多心光コネクタ1を製造する場合は、まずコネクタフェルール2の各ファイバ孔5に光ファイバ7を挿入して接着剤で固定する。次いで、その多心光コネクタ1を研磨装置にセットし、研磨液を用いて多心光コネクタ1の接続端面3を研磨する。このとき、各光ファイバ7が接続端面3から突き出るように、接続端面3を研磨する。次いで、研磨液もしくは研磨紙を用いて接続端面3を研磨し、多心光コネクタ1が上述した構造をもつようにする。
【0051】
なお、本発明は、上記の実施形態に限定されるものではない。例えば、上記実施形態の多心光コネクタはMTコネクタ(整合剤なしで嵌合)であるが、本発明は、MTコネクタをハウジングに組み込んだMPOコネクタやMPXコネクタにも適用可能である。
【0052】
また、上記実施形態の多心光コネクタは、複数本の光ファイバを上下2段に配列したものであるが、本発明は、複数本の光ファイバを1段または3段以上に配列したものにも適用可能である。
【0053】
【発明の効果】
本発明によれば、光ファイバ同士のPC接続が確実に行えるので、接続損失を低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る多心光コネクタの一実施形態を示す斜視図である。
【図2】図1に示す多心光コネクタの側面図である。
【図3】図1に示す多心光コネクタがPC接続されている状態を示す上面図である。
【図4】PC接続において光ファイバ及びコネクタフェルールが変形する状態を示す模式図である。
【図5】光ファイバの突き出し長のばらつきと光ファイバ端面の曲率半径と光ファイバの突き出し長のばらつきの吸収に必要な力との関係を示す図である。
【図6】PC接続において接触した光ファイバの端面部を示す模式図である。
【図7】光ファイバの端面角度ズレと光ファイバ端面の曲率半径と全ての光ファイバのコアが完全に接触するのに必要な力との関係を示す図である。
【図8】光ファイバの突き出し長のばらつきを示す図である。
【図9】コネクタフェルールの材料がエポキシ樹脂組成物である光コネクタを用いて行ったPC接続実験の結果を示した図である。
【図10】コネクタフェルールの材料がPPS樹脂組成物である光コネクタを用いて行ったPC接続実験の結果を示した図である。
【符号の説明】
1…多心光コネクタ、2…コネクタフェルール、3…接続端面、5…ファイバ孔、7…光ファイバ。

Claims (6)

  1. エポキシ樹脂を含む材質からなり、接続端面から内側に延びるように複数段に配列された複数のファイバ孔を有するコネクタフェルールと、前記各ファイバ孔に挿入され固定された複数本の光ファイバとを備えた多心光コネクタであって、
    前記接続端面の長辺方向における前記光ファイバの心数をm、
    前記接続端面の短辺方向における前記光ファイバの心数をn、
    前記コネクタフェルールの結合バネ力をF、
    前記接続端面の長辺方向における端面角度の設計値に対する前記接続端面の長辺方向における端面角度のずれ量をθEL
    前記接続端面の短辺方向における端面角度の設計値に対する前記接続端面の短辺方向における端面角度のずれ量をθES
    前記接続端面の長辺方向において最も外側に位置する2本の前記光ファイバの前記接続端面からの突き出し長の差をA
    前記接続端面の短辺方向において最も外側に位置する2本の前記光ファイバの前記接続端面からの突き出し長の差をA
    前記接続端面の長辺方向において最も外側に位置する2本の前記光ファイバ間の距離をB
    前記接続端面の短辺方向において最も外側に位置する2本の前記光ファイバ間の距離をBとしたときに、
    θEL≦0.25*(F−0.31*m*n)/F−tan−1(A/B
    θES≦0.17*(F−0.31*m*n)/F−tan−1(A/B
    であることを特徴とする多心光コネクタ。
  2. ポリフェニレンサルファイド樹脂を含む材質からなり、接続端面から内側に延びるように複数段に配列された複数のファイバ孔を有するコネクタフェルールと、前記各ファイバ孔に挿入され固定された複数本の光ファイバとを備えた多心光コネクタであって、
    前記接続端面の長辺方向における前記光ファイバの心数をm、
    前記接続端面の短辺方向における前記光ファイバの心数をn、
    前記コネクタフェルールの結合バネ力をF、
    前記接続端面の長辺方向における端面角度の設計値に対する前記接続端面の長辺方向における端面角度のずれ量をθEL
    前記接続端面の短辺方向における端面角度の設計値に対する前記接続端面の短辺方向における端面角度のずれ量をθES
    前記接続端面の長辺方向において最も外側に位置する2本の前記光ファイバの前記接続端面からの突き出し長の差をA
    前記接続端面の短辺方向において最も外側に位置する2本の前記光ファイバの前記接続端面からの突き出し長の差をA
    前記接続端面の長辺方向において最も外側に位置する2本の前記光ファイバ間の距離をB
    前記接続端面の短辺方向において最も外側に位置する2本の前記光ファイバ間の距離をBとしたときに、
    θEL≦0.66*(F−0.31*m*n)/F−tan−1(A/B
    θES≦0.47*(F−0.31*m*n)/F−tan−1(A/B
    であることを特徴とする多心光コネクタ。
  3. 前記接続端面の長辺方向における端面角度の設計値は、前記光ファイバの軸心に垂直な面に対して0°であり、
    前記接続端面の短辺方向における端面角度の設計値は、前記光ファイバの軸心に垂直な面に対して8°であることを特徴とする請求項1または2記載の多心光コネクタ。
  4. 前記最も外側に位置する2本の光ファイバの前記接続端面からの突き出し長の差が0〜0.4μmであることを特徴とする請求項1または2記載の多心光コネクタ。
  5. 前記光ファイバの先端面の曲率半径が3〜10mmであることを特徴とする請求項4記載の多心光コネクタ。
  6. 前記光ファイバの前記接続端面からの突き出し長が1〜4μmであることを特徴とする請求項5記載の多心光コネクタ。
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