JP2004219455A - 表示装置および表示方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】誰でも表示内容を簡易に変更すること。
【解決手段】表示部に情報を表示して公衆に呈示する表示装置において、ユーザからの情報を受け付ける受け付け手段(入力部22)と、受け付け手段(入力部22)によって受け付けられた情報を記憶する記憶手段(HDD14)と、記憶手段(HDD14)に記憶された情報を公衆に呈示する呈示手段(液晶装置6)と、を有する。このため、受け付け手段(入力部22)を介してユーザからの情報を受け付けて記憶手段(HDD14)に記憶し、所定のタイミングで記憶手段(HDD14)に記憶されている情報を呈示手段(液晶装置6)によって呈示することにより、誰でも表示内容を簡易に変更することができる。
【選択図】 図3
【解決手段】表示部に情報を表示して公衆に呈示する表示装置において、ユーザからの情報を受け付ける受け付け手段(入力部22)と、受け付け手段(入力部22)によって受け付けられた情報を記憶する記憶手段(HDD14)と、記憶手段(HDD14)に記憶された情報を公衆に呈示する呈示手段(液晶装置6)と、を有する。このため、受け付け手段(入力部22)を介してユーザからの情報を受け付けて記憶手段(HDD14)に記憶し、所定のタイミングで記憶手段(HDD14)に記憶されている情報を呈示手段(液晶装置6)によって呈示することにより、誰でも表示内容を簡易に変更することができる。
【選択図】 図3
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、表示装置および表示方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
画像や文字等の情報を公衆に呈示する広告媒体としては、例えば、看板や大型表示装置がある。前者の場合、例えば、画像や文字等の情報が印刷された板状材や膜状材を壁面等に貼付することにより、公衆に情報を呈示する。一方、後者の場合、例えば、液晶装置により変調された光を表示面に拡大投射したり(特許文献1参照)、発光ダイオード等の発光素子を点滅させたりすることにより、公衆に情報を呈示する。
【0003】
【特許文献1】
特開平05−088264号公報(要約)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の看板や大型表示装置では、特定の限られた人のみが表示内容を変更でき、誰でもが表示内容を自由に変更できるものとはなっていない。
【0005】
本発明は、上記の事情に基づきなされたもので、その目的とするところは、誰でも表示内容を簡易に変更することができる表示装置および表示方法を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上述の目的を達成するため、本発明は、表示部に情報を表示して公衆に呈示する表示装置において、ユーザからの情報を受け付ける受け付け手段と、受け付け手段によって受け付けられた情報を記憶する記憶手段と、記憶手段に記憶された情報を公衆に呈示する呈示手段と、を有する。
【0007】
このため、誰でも表示内容を簡易に変更することができる。
【0008】
また、本発明は、上述の発明に加えて、受け付け手段は、ユーザからの情報をネットワークを介して受け付けるようにしている。
【0009】
このため、表示装置によって表示しようとする情報を遠隔地からでも設定したり、変更したりすることができる。
【0010】
また、本発明は、上述の発明に加えて、受け付け手段は、ユーザの操作に応じた情報を受け付けるようにしている。
【0011】
このため、表示装置によって表示しようとする情報を表示装置に直接的に入力することが可能になる。
【0012】
また、本発明は、上述の発明に加えて、受け付け手段は、印刷された情報を電子データに変換して受け付けるようにしている。
【0013】
このため、紙等に印刷されている情報を電子データに変換し、表示装置に表示させることが可能になる。
【0014】
また、本発明は、上述の発明に加えて、受け付け手段は、ユーザが有する携帯端末または記憶装置からの情報を受け付けるようにしている。
【0015】
このため、例えば、携帯電話やPDF(Personal Digital Assistant)等に記憶されている情報またはメモリカード等に記録されている情報を表示装置に表示させることが可能になる。
【0016】
また、本発明は、上述の発明に加えて、複数の受け付け手段と、各受け付け手段の混雑状況を検出する検出手段と、検出手段による検出結果に応じて、複数の受け付け手段から、所定の受け付け手段を選択する選択手段と、をさらに有するようにしている。
【0017】
このため、その時点における各受け付け手段の混雑状況に応じて最適な受け付け手段を選択して表示装置に情報を設定することが可能になる。
【0018】
また、本発明は、上述の発明に加えて、呈示手段によって呈示する情報の順序を決定する順序決定手段をさらに有するようにしている。
【0019】
このため、使用状況等に応じて、呈示される情報の順序を入れ替えることが可能になる。
【0020】
また、本発明は、上述の発明に加えて、順序決定手段は、呈示しようとする情報の内容に応じて順序を決定するようにしている。
【0021】
このため、例えば、重要度や緊急性が高い情報については、優先的に表示することが可能になる。
【0022】
また、本発明は、上述の発明に加えて、順序決定手段は、当該情報を供給したユーザの属性に応じて順序を決定するようにしている。
【0023】
このため、例えば、公共機関から表示の要請があった情報については、公共性が高いと考えられるため、優先的に表示することが可能になる。
【0024】
また、本発明は、上述の発明に加えて、呈示手段によって呈示する情報の表示サイズまたは表示位置を決定する決定手段をさらに有するようにしている。
【0025】
このため、情報の表示サイズおよび表示位置を任意に設定することが可能になる。
【0026】
また、本発明は、表示部に情報を表示して公衆に呈示する表示方法において、ユーザからの情報を受け付ける受け付けステップと、受け付けステップによって受け付けられた情報を記憶させる記憶ステップと、記憶ステップによって記憶された情報を公衆に呈示する呈示ステップと、を有するようにしている。
【0027】
このため、誰でも表示内容を簡易に変更することができる。
【0028】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施の形態について、図面を参照して説明する。
【0029】
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る表示装置の外観を示す図である。この図1に示すように、表示装置1は、筐体2の開口部2aにスクリーン3aが係止されて形成された呈示手段となる表示部3を有している。筐体2は、公衆が画像を広く閲覧可能となるように、例えば、ビルの壁面や駅の構内等に取り付けられている。なお、本明細書中において、印刷された内容や電気的な表示手段によって表示される「画像」とは、ディジタルカメラ等によって撮影された自然画像のみならず、線画、テキスト(文字)、および、アニメーション等も含むものとする。
【0030】
図2は、図1に示す表示装置1の内部の構造を示す断面図である。この図2に示すように、筐体2の内部には、光源4、凹面鏡5、液晶装置6、および投射光学系7が配置されている。また、筐体2の外部または内部には、装置を制御するための制御部10が設けられている。
【0031】
光源4は、例えば、ハロゲンランプ等によって構成されており、白色光を液晶装置6に向けて放射する。凹面鏡5は、光源4から放射された白色光を液晶装置6に集光する。
【0032】
液晶装置6は、例えば、アクティブマトリクス型の液晶パネルによって構成されており、光源4からの直接光と凹面鏡5によって集光された反射光を表示しようとする画像に応じて変調して出力する。投射光学系7は、例えば、反射鏡によって構成されており、液晶装置6によって変調された光を反射して、スクリーン3aに投射する。
【0033】
なお、図2には、1枚の液晶装置205のみ図示してあるが、光源203から出射された光を赤(R)、緑(G)、青(B)の各色の光に分離する光分離光学系を配置するとともに、各色の光をそれぞれ変調する3枚の液晶装置205を用い、各液晶装置205から出射された光をプリズムなどによって合成してから表示部3に拡大投射すれば、表示部3においてカラーの画像を表示することができる。
【0034】
図3は、制御部10の構成例を示す図である。この図3に示すように、制御部10は、検出手段、選択手段、および順序決定手段となるCPU(Central Processing Unit)11、ROM(Read Only Memory)12、RAM(Random AccessMemory)13、記憶手段となるHDD(Hard Disk Drive)14、画像処理部15、I/F(Interface)16、およびバス17によって構成されており、外部には液晶装置6、および入力部22が接続されている。
【0035】
ここで、CPU11は、HDD14に格納されているプログラムおよびデータを読み出し、これらに基づいて種々の演算処理を実行するとともに、装置の各部を制御する演算処理部である。
【0036】
ROM12は、CPU11が実行する基本的なプログラムおよびデータを格納しているメモリである。
【0037】
RAM13は、CPU11の実行対象となるプログラムおよび演算対象となるデータを一時的に格納するためのメモリである。
【0038】
HDD14は、CPU11が実行するOS(Operating System)等のプログラムおよび画像を表示するためのデータ等を格納している記憶装置である。
【0039】
画像処理部15は、CPU11から供給された描画命令に従って描画処理を実行し、得られた画像を映像信号に変換して出力する。
【0040】
I/F16は、入力部22との間でデータを授受する際に、信号の表現形式を適宜変換する。
【0041】
バス17は、CPU11、ROM12、RAM13、HDD14、画像処理部15、およびI/F16を相互に電気的に接続し、これらの間で情報の授受を可能とするための信号線群である。
【0042】
入力部22は、表示装置1に表示させるための画像データその他を管理者またはユーザの端末装置等から入力するためのインターフェースである。図4は、入力部22の詳細な構成例を示す図である。この図4に示すように、入力部22は、ルーター22a、スキャナー22b、キーボード22c、I/F22d、アクセスポイント22e、およびモデム22fによって構成されている。
【0043】
ここで、ルーター22aは、表示装置1が含まれるローカルなネットワークと、ユーザまたは管理者の端末装置24を含むグローバルなネットワークであるインターネットとを接続し、端末装置24と表示装置1との間で情報(パケット)の授受を可能にするための装置である。スキャナー22bは、紙に印刷された情報を電子データに変換して入力するためのインターフェースである。なお、OCR(Optical Character Recognition)ソフトウエアを用いて、印刷された文字をテキストコードに変換して読み込むようにしてもよい。キーボード22cは、ユーザの操作に応じたテキストコードを発生して出力する。I/F22dは、例えば、USB(Universal Serial Bus)や、IEEE(Institute of Electrical and Electronic Engineers)1394インターフェースによって構成されており、ユーザの携帯電話25との間で情報を授受する。アクセスポイント22eは、ユーザの携帯電話26との間で無線により情報を授受する。モデム22fは、公衆網27を介してユーザまたは管理者の端末装置28とピアトゥーピアで接続され、これらの間で情報の授受を可能とする。なお、図4に示す全ての入力装置を具備する必要はなく、これらの少なくとも一部を設ければよい。また、これら以外の入力装置、CD(Compact Disk)、FD(Flexible Disk)、リムーバブルHDD、DVD(Digital Versatile Disk)等の各種媒体を受け入れることができる入力装置を付加してもよい。
【0044】
つぎに、第1の実施の形態の動作について説明する。なお、以下では、端末装置24から画像の表示予約を行う場合の動作を例に挙げて説明する。
【0045】
ユーザが端末装置24を操作し、インターネット23を経由して、表示装置1にアクセスすると、端末装置24の表示装置には、図5に示すような画面40が表示される。この表示例では、画面40には、テキストボックス41〜45およびボタン46,47が表示されている。
【0046】
ここで、テキストボックス41には、ユーザを識別するためのユーザIDが入力される。テキストボックス42には、ユーザが正規のユーザであるか否かを認証するためのパスワードが入力される。テキストボックス43には、表示を希望する画像データのファイル名が入力される。テキストボックス44には、画像を表示するトータルの時間(表示時間)が入力される。テキストボックス45には、画像を表示するサイズが入力される。ボタン46は、入力された内容で設定を行う場合に操作される。ボタン47は、入力された内容をキャンセルする際に操作される。図6は、テキストボックス45において入力される表示サイズの一例を示す図である。この例では、最大のサイズである「Size A」、その次に大きいサイズである「Size B」、最小のサイズである「Size C」が示されている。なお、これら以外のサイズを用いることも可能である。
【0047】
このような画面40において所定の項目を入力した後、ボタン46が操作されると、入力された項目に関する情報が、端末装置24からインターネット23およびルーター22aを介してCPU11に供給される。
【0048】
CPU11は、端末装置24から供給された情報を取得し、まず、取得したユーザIDに該当するパスワードをHDD14から検索し、端末装置24から取得したパスワードと照合することにより、これらが一致するか否かを判定する。なお、HDD14には、表示装置1の使用を許可するユーザのユーザIDとパスワードとをユーザ情報として予め登録しておく。
【0049】
パスワードが一致する場合には、CPU11は、要求を行ったユーザが正規のユーザであると判定し、当該予約を受け付け、キュー(Cue)に先着順に格納するとともに、表示すべき画像データおよび表示時間を示す情報をHDD14の所定の領域に格納する。
【0050】
キューに格納されている予約は、格納された順に取り出され、処理が施される。すなわち、CPU11は、キューの先頭に格納されている予約を取り出し、該当する画像データと、表示時間を示す情報と、表示サイズとをHDD14から取得する。そして、CPU11は、取得した画像データに所定の処理(例えば、色空間の変換処理)等を施すとともに、指定された表示サイズとなるように設定した後、画像処理部15に供給する。なお、表示サイズが「Size A」である場合には全画面に表示し、それ以外の場合には画面の一部に表示するように設定する。なお、画面の一部に表示する際には、図5に示す画面において表示位置を選択することが可能となるようにしてもよい。また、同じ時間帯に複数の画像を同時に表示するようにしてもよい。
【0051】
画像処理部15は、CPU11から供給された画像データに基づいて描画処理を施し、得られた画像を映像信号に変換して液晶装置6に供給する。液晶装置6は、光源4から放射され、凹面鏡5によって集光された白色光を、画像処理部15から供給された映像信号に応じて変調して出力する。液晶装置6によって変調された光は、投射光学系7によって反射され、スクリーン3aに投射される。その結果、スクリーン3aには、ユーザから予約がなされた画像データに対応する画像が表示されることになるので、公衆はこの画像を参照することが可能になる。なお、表示サイズとして「Size A」が選択された場合には、全画面に画像が表示され、それ以外の場合には画面の一部に画像が表示され、残りの部分には必要に応じて他の画像が表示されることになる。
【0052】
CPU11は、画像の表示を開始してから、図5において入力された表示時間が経過した場合には、その画像の表示を終了し、キューからつぎに格納されている予約を取り出し、前述の場合と同様の処理を実行する。
【0053】
以上の処理により、予約を受け付けた順番に画像がスクリーン3aに表示されることになる。
【0054】
なお、以上の実施の形態では、予約を受け付けた順に画像を表示するようにしたが、例えば、表示する内容やユーザの属性に応じて優先順位を決定し、優先順位と予約の順番との双方を考慮して表示する順番を決めるようにしてもよい。具体的には、ユーザの属性については、例えば、公共機関からの予約については、情報の公共性が高いことから、優先順位を上げるようにしてもよい。また、企業についても、情報の付加価値が高い場合が多いので、優先順位を上げるようにしてもよい。したがって、ユーザの属性により優先順位を決める場合としては、例えば、(1)公共機関、(2)企業、(3)個人の順とすることが考えられる。また、予約の順番との関係では、例えば、予約の順番と優先順位とを重み値としてそれぞれの予約に重み付けを行い、値が大きい予約から順番に表示するようにすればよい。
【0055】
ここで、ユーザの属性については、HDD14にパスワード等とともにユーザの属性を示す情報(以下、「属性情報」と称する)を予め格納しておき、認証処理が実行される際に、該当する属性情報を取得するようにすればよい。あるいは、ユーザから送信されてくる情報(パケット)のヘッダ等にユーザの属性情報を埋め込んでおき、これを参照することでも可能となる。一方、情報の内容に応じて優先順位を決定する場合には、例えば、「緊急」等の一定の文字列を含む情報については優先順位を高く設定したり、図5に示す画面において優先順位を示す情報を直接入力したりするようにしてもよい。
【0056】
ところで、以上では、端末装置24から予約を行う場合を例に挙げて説明したが、これ以外の入力装置から予約を行うことも可能である。例えば、スキャナー22bとキーボード22cを用いて予約を行う場合には、図5と同様の画面40を図示せぬ小型の表示装置に表示させて、キーボード22cから所定の情報の入力を受けるとともに、表示しようとする画像をスキャナー22bや携帯電話25,26から入力するようにすればよい。また、携帯電話25,26の場合には、これらの表示部に図5に示す画面40を表示させ、所定の項目の入力を受けるとともに、携帯電話25,26に内蔵されたカメラによって撮像された画像や、メモリに格納されている画像データを入力するようにすればよい。さらに、端末装置28から予約を行う場合には、端末装置28からモデム22fに付与された電話番号を発呼することにより、これらの間でピアトゥーピア(Peer to Peer)の通信回線を締結し、予約を行うようにすればよい。また、図示していないが、I/F22dにメモリカード等の記憶装置を直接接続し、メモリカードに格納されている画像データを入力することも可能である。
【0057】
また、以上の実施の形態では、使用する入力装置をユーザが予め決めてから予約を行うようにしたが、入力装置やネットワーク等の混雑度に応じて、使用する入力装置を選択するようにしてもよい。図7は、入力装置を選択することが可能な画面の一例を示す図である。この表示例では、画面50には、ラジオボタン51〜53、グラフ54〜56、およびボタン57,58が表示されている。ここで、ラジオボタン51は、予約情報の送信方法としてインターネット23を経由してFTP(File Transfer Protocol)で行うことを選択する場合にチェックされる。また、ラジオボタン52は、予約情報の送信方法としてインターネット23を経由してメールで行うことを選択する場合にチェックされる。ラジオボタン53は、予約情報の送信方法として、公衆網27を経由してピアトゥーピアで行うことを選択する場合にチェックされる。
【0058】
また、グラフ54〜56は、FTP、メール、およびピアトゥーピアのそれぞれの送信方法の混雑状況を示すグラフである。ボタン57は、選択された方法で予約情報を送信する場合に操作される。また、ボタン58は、選択された方法による送信をキャンセルする場合に操作される。
【0059】
なお、グラフ54〜56は、ハッチングが施されている部分の面積が広いほど、その入力装置が混雑していることを示す。なお、これらのグラフ54〜56は、それぞれの入力装置にその時点においてなされている予約の数、または、直前に他のユーザ等から送信された情報を受信するのに要した時間等を参照して混雑状況を計算し、これに基づいて表示することができる。
【0060】
このような画面50を参照することにより、それぞれの入力装置の混雑状況を知ることができるので、混雑していない入力装置を選択して、迅速に情報を送信することが可能になる。図7の例では、ピアトゥーピアが低い混雑状況にあるので、ラジオボタン53をチェックして送信ボタン57を操作すると、端末装置28はモデム22fに付与されている電話番号に発呼してモデム22fとの間に通信回線を締結した後、情報を送信することになる。
【0061】
なお、電子メールで情報を送信する場合は、表示装置1にメールアドレスを付与しておき、表示しようとする画像データを当該アドレス宛の電子メールに添付して図示せぬSMTP(Simple Mail Transfer Protocol)サーバを介して送信する。表示装置1は、図示せぬPOP(Post Office Protocol)サーバを介して当該メールを受信し、添付されている画像データを取得して、HDD14に他の情報とともに登録するようにすればよい。
【0062】
以上に説明したように、本発明の第1の実施の形態によれば、入力部22を介して一般のユーザからの情報を受け付け、受け付けた情報を拡大投射装置によって表示するようにしたので、表示内容を誰でも簡易に変更することが可能になる。その結果、一般のユーザが公衆に向けて情報を自由に発信することが可能になる。
【0063】
また、第1の実施の形態では、看板等に比べると、表示する内容を誰でも簡単に変更することが可能になるので、内容を変更するために必要な労力とコストを低減することが可能になる。その結果、広告主であるユーザが負担するコストも削減することが可能になる。
【0064】
また、本発明の第1の実施の形態では、インターネット23および公衆網27を介して表示装置1に予約を行うことができるようにしたので、遠隔地からでも表示装置1に表示される内容を設定することが可能になる。
【0065】
また、本発明の第1の実施の形態では、図7に示すように、混雑状況に応じて最適な入力装置を選択するようにしたので、予約を迅速に行うことが可能になる。
【0066】
また、本発明の第1の実施の形態では、情報の内容またはユーザの属性等によって情報の優先順序を決定するようにしたので、情報の軽重等に応じて表示順序を変更することが可能になる。このため、例えば、災害情報等については、最優先に表示させることができる。
【0067】
また、本発明の第1の実施の形態では、複数の入力装置を備えるようにしたので、ユーザの用途に応じた入力装置を選択することが可能になる。
【0068】
つぎに、本発明の第2の実施の形態について説明する。
【0069】
本発明の第2の実施の形態に係る表示装置1Aは、内蔵されている呈示手段としての印刷装置によって画像を印刷用部材に印刷して表示するように構成されている。なお、第2の実施の形態に係る表示装置1Aの外観は、図1の場合と同様であり、公衆が画像を広く閲覧可能となるように、例えば、ビルの壁面等に取り付けられている。
【0070】
図8は、本発明の第2の実施の形態に係る表示装置1Aの内部の構造を示す分解図である。この図8に示すように、筐体2の内部には、画像を印刷する印刷用部材であるロール紙66、画像を印刷するための印刷ヘッド65、ロール紙66の巻き上げおよび繰り出しを行なう一対のローラ61,62、ロール紙66が緊張した状態となるようにするテンションローラ63,64を有する印刷装置60が格納されている。印刷ヘッド65によってロール紙66に印刷された画像A〜Cは、表示部3の透明部材3bを介して外部から視認可能に呈示される。
【0071】
図9は、図8に示す印刷装置60の詳細な構成例を示す図である。この図に示すように、印刷装置60は、ローラ61,62を駆動するためのローラ駆動部67ならびに当該ローラ駆動部67および印刷ヘッド65を制御する制御部10A(第1の実施の形態の制御部10に相当する)を有している。ここで、ローラ駆動部67は、図9の状態でローラ61,62を時計方向(CW)または反時計方向(CCW)に回転させ、ロール紙66の巻き上げおよび繰り出しを行なう。制御部10Aは、ローラ駆動部67を制御し、必要に応じてロール紙66を繰り出したり、巻き上げたりする動作を行う。また、制御部10Aは、図示せぬキャリッジモータを制御し、印刷ヘッド65をロール紙66の短手方向(以下、「主走査方向」と称する)に往復させるとともに、印刷ヘッド65に印刷信号を供給して所定のノズルから所定の色のインクを吐出させ、ロール紙66の所定の位置にドットを形成することにより、画像を印刷させる。
【0072】
なお、この図には示していないが、印刷ヘッド65には、複数の色のインクを供給するためのインクカートリッジが具備されており、このインクカートリッジに貯納されている各色のインクが印刷ヘッド65に供給される構成となっている。なお、インクカートリッジを印刷ヘッド65に直接取り付けるのではなく、例えば、筐体2の底部や天部にインクカートリッジを設置しておき、そこからインクを供給するようにしてもよい。そのような構成によれば、印刷ヘッド65に取り付ける場合に比較して、場所的な制約を受けないため、貯納できるインクの量を増やすことができる。その結果、インクカートリッジの交換の頻度を下げることができる。
【0073】
つぎに、本発明の第2の実施の形態の動作について説明する。なお、第2の実施の形態では、画像を拡大投射装置ではなく表示手段となる印刷装置60によって表示する点が異なっているので、その点を中心に説明する。
【0074】
第1の実施の形態の場合と同様に、入力部22を介してユーザからの予約を受け付けると、CPU11は、キューに格納された順番に予約を処理していく。すなわち、CPU11は、キューの先頭から予約を取り出し、その予約に対応する画像データをHDD14から取得する。そして、CPU11は、ローラ駆動部67を駆動してロール紙66を所定量だけ移動させ、印刷領域の先頭部分が印刷ヘッド65の直下に来るようにする。つぎに、CPU11は、読み出した画像データを印刷ヘッド65に1ライン分だけ供給するとともに、図示せぬキャリッジモータを駆動して印刷ヘッド65を主走査方向に移動(走査)させる。その結果、1ライン分の印刷が完了するので、CPU11は、ローラ駆動部67を駆動してロール紙66を長手方向(以下、「副走査方向」と称する)に所定量だけ移動させ、次のラインの印刷を開始する。以上のような動作を繰り返すことにより、HDD14に格納されている画像データに対応する画像がロール紙66に印刷されることになる。なお、図5に示す画面において、表示サイズとして「Size A」が選択された場合には、全画面に画像が印刷され、それ以外のサイズが選択された場合には画面の一部に画像が印刷されるとともに、画面の残った領域には必要に応じて他の画像が印刷される。
【0075】
画像の印刷が完了すると、CPU11は、ローラ駆動部67を制御してローラ61,62を回転させ、ロール紙66の画像が印刷された領域を、表示部3の位置まで移動させる。その結果、印刷された画像は、筐体2の透明部材3bを介して外部から視認可能となるため、公衆はこの画像を閲覧することができる。
【0076】
このようにして画像の表示が開始されると、CPU11は、図示せぬタイマによって発生される日時情報を所定の時間間隔で参照し、図5において入力された表示時間が経過したか否かを判定する。その結果、表示時間が経過した場合には、CPU11は、ローラ駆動部67を駆動して、表示していた画像を表示部3から移動させて表示を終了する。なお、新たな画像を表示する場合には、前述の場合と同様の処理により当該新たな画像を印刷した後、ローラ駆動部67を駆動してロール紙66を移動させる。その結果、表示が終了した画像については、ローラ62に巻き取られ、新たな画像については表示部3に表示されることになる。
【0077】
なお、画像の印刷には所定の時間を要するので、表示時間が経過する所定時間前につぎの画像の印刷を開始するようにしてもよい。また、所定時間前に印刷を開始するのではなく、既に印刷されている画像が表示部3の位置に移動していく際、すなわち、前画像が表示される際に、つぎに表示される画像を印刷するようにしてもよい。
【0078】
なお、ロール紙66への各画像の記録位置をHDD14に記憶しておくことにより、既に表示が終了した画像を繰り返し表示させることが可能になる。すなわち、ロール紙66の一部に位置検出用の情報をバーコードによって印刷したり、または、エンコーダをロール紙66の駆動系に装着したりすることにより、ロール紙66の位置情報を検出できるようにしておき、画像を印刷する際には位置情報を当該画像の識別記号とともにHDD14に記憶しておく。そして、同一の画像を再度表示させる場合には、再表示する画像の位置情報をHDD14から取得し、印刷ヘッド65を駆動せずにローラ駆動部67のみを逆方向(図9では時計方向)に回転させて位置情報に対応する位置までロール紙66を移動させればよい。このような構成によれば、印刷された画像を有効に利用することが可能になる。
【0079】
以上に説明したように、本発明の第2の実施の形態によれば、第1の実施の形態の場合と同様に、誰でも表示される内容を簡易に変更することが可能になる。
【0080】
また、第2の実施の形態では、画像をロール紙66に印刷して呈示するようにしたので、外光が明るい場合であっても視認性の高い情報を呈示することが可能になる。
【0081】
つぎに、本発明の第3の実施の形態について説明する。
【0082】
本発明の第3の実施の形態に係る表示装置は、印刷装置と拡大投射装置の双方を内蔵しており、時間帯や環境の明るさに応じてこれらを選択して画像を表示する。第3の実施の形態に係る表示装置の外観は、図1の場合と同様であり、公衆が画像を広く閲覧可能となるように、例えば、ビルの壁面等に取り付けられている。
【0083】
図10は、本発明の第3の実施の形態に係る表示装置1Bの内部の構造を示す図である。なお、この図10において、図3に示す第1の実施の形態および図8に示す第2の実施の形態と対応する部分には同一の符号を付してその説明は省略する。第3の実施の形態の表示装置1Bでは、第2の実施の形態の表示装置1Aと比較して呈示手段となる拡大投射装置100が新たに追加されている。このため、第2の実施の形態制御部10Aが第3の実施の形態では制御部10Bとなっている。その他の構成は、第2の実施の形態の場合と同様である。
【0084】
ここで、拡大投射装置100は、図10の詳細な構成やその端面図である図11に示すように、筐体101、開口部102、光源103、凹面鏡104、液晶装置105、および投射光学系106によって構成されている。なお、第1の実施の形態と比較すると、第3の実施の形態では、投射光学系106によって投射された画像がスクリーン3aではなく、ロール紙66の裏面に投影される点が異なっている。
【0085】
なお、第3の実施の形態では、拡大投射装置100によってロール紙66の背面から画像を投射するため、ロール紙66としては、ある程度の透光性を有するペット紙等を用いる。
【0086】
つぎに、本発明の第3の実施の形態の動作について説明する。第3の実施の形態では、第2の実施の形態と比較すると、画像を拡大投射装置100または印刷装置60により択一的に表示する点が異なっているので、当該相違点を中心に説明する。
【0087】
第2の実施の形態の場合と同様にして、入力部22を介してユーザからの予約を受け付けると、CPU11は、キューに格納された順番に予約を処理していく。すなわち、CPU11は、キューの先頭に格納された予約を取り出すとともに、図示せぬタイマからその時点における時刻を取得し、拡大投射装置100または印刷装置60のいずれによって画像を表示するかを決定する。例えば、その時点での時刻が午後6時〜午前6時の時間帯に該当する場合には、拡大投射装置100によって画像を表示することを決定し、また、この時間帯以外に該当する場合には印刷装置60によって画像を表示することを決定する。
【0088】
なお、前述した時間帯は、これ以外の時間帯とすることも可能である。また、季節等に応じて時間帯を適宜変更することも可能である。例えば、夏期には時間帯を短く設定し(例えば、午後8時〜午前4時に設定し)、逆に冬期にはこの時間帯を長く設定する(例えば、午後4時〜午前8時に設定する)ようにしてもよい。そのような構成によれば、季節に応じて最適な時間帯を設定することができる。
【0089】
また、時刻ではなく、設置された環境の明るさを、例えば、フォトセンサ等によって検出し、明るさが所定のレベル未満である場合には拡大投射装置100を選択し、所定のレベル以上である場合には印刷装置60を選択するようにしてもよい。そのような構成によれば、その日の天候や設置環境に応じた最適な表示方法を選択することが可能になる。
【0090】
CPU11は、例えば、現在の時刻が午後2時である場合には、前述した時間帯には該当しないので、印刷装置60によって表示することを決定する。そして、CPU11は、第2の実施の形態で説明したように、登録されている画像データをHDD14から読み出し、所定の変換を施した後、印刷装置60によってロール紙66に印刷する。印刷が終了すると、CPU11は、ローラ駆動部67を駆動し、印刷が完了した画像を表示部3まで移動させて表示する。
【0091】
一方、現在の時刻が、例えば、午後10時である場合には、前述した時間帯に該当するので、拡大投射装置100によって表示することを決定する。そして、CPU11は、ローラ駆動装置67を制御してロール紙66を移動させ、開口部102の前面に画像が印刷されていない部分(空白部分)がくるようにする。
【0092】
つづいて、CPU11は、HDD14に登録されている画像データを読み出し、画像処理部15に供給する。画像処理部15は、CPU11から供給された画像データを映像信号に変換し、拡大投射装置100に出力する。
【0093】
拡大投射装置100では、CPU11から供給された画像データを取得し、液晶装置105に供給して表示するとともに、光源103を点灯させる。その結果、光源103から白色光が放射され、凹面鏡104によって液晶装置105に集光される。液晶装置105は、CPU11から供給された映像信号に応じて白色光を変調し、投射光学系106に入射する。
【0094】
投射光学系106は、液晶装置105から入射された光を反射し、開口部102を通過してロール紙66の裏面に投射する。その結果、ロール紙66には、HDD14に登録されている画像が表示されることになる。なお、拡大投射装置100によって投射された画像は、光源103によって自ら発光しているので、環境が暗い場合であっても表示されている画像の視認性を高めることができる。また、環境が暗いため、表示面の表面に外光が当たって外光の反射によって画像が見えにくくなるという問題点も発生しない。
【0095】
一方、環境が明るい場合には、印刷装置70によって印刷された画像が表示される。印刷された画像は、明るい環境下では視認性が高く、また、拡大投影装置100に比べると、環境が過度に明るい場合でも視認性が低下することはない。
【0096】
以上に説明したように、本発明の第3の実施の形態によれば、環境が明るい場合には印刷装置60により画像を印刷し、環境が暗い場合には拡大投射装置100によって画像を投射することにより、常に、視認性の高い情報を提供することができる。
【0097】
なお、以上の説明では、設置されている環境の明るさまたは時間帯によって表示方法を切り替えるようにしたが、例えば、災害等に関連するメッセージを表示する際には、印刷装置60によって印刷された画像を表示するようにすることも可能である。そのような構成によれば、災害に起因して停電が発生した場合でも、災害等に関連するメッセージを表示し続けることが可能になる。
【0098】
また、切り替えを自動的に行うのではなく、例えば、権限を有する管理者が手動で行うようにしてもよい。そのような構成によれば、必要に応じて印刷装置60拡大投射装置100による表示を切り替えることが可能になる。
【0099】
また、図5に示す設定画面において、いずれの表示方法を選択するかをユーザ自身が設定し、設定された内容に応じて表示方法を選択するようにしてもよい。そのような構成によれば、ユーザのニーズに合致した方法によって情報を呈示することができる。
【0100】
さらに、装置が故障したり、メンテナンスが必要になった場合(例えば、ロール紙66やインクカートリッジ等を交換する必要が生じた場合)には、その旨を示すメッセージを表示または印刷し、ユーザからの要求に基づくサービスを一時的に停止するようにしてもよい。そのような構成によれば、メンテナンスが必要になったことをユーザもしくは管理者に直ちに知らせることが可能になる。
【0101】
以上、本発明の一実施の形態について説明したが、本発明はこれ以外にも種々変形可能である。
【0102】
例えば、第2および第3の実施の形態では、印刷用紙としてロール紙66を用いるようにしたが、カットシートを用いることも可能である。なお、カットシートを用いる場合には、複数のカットシートを格納する格納部、格納部に格納されているカットシートを装置に供給する供給部、印刷が終了したカットシートを表示部3の前面まで搬送する搬送部、および表示が終了したカットシートを廃棄する廃棄部を設ける必要がある。なお、これらの技術は、例えば、プリンタ等に用いられており、すでに周知であるため、その詳細な説明は省略する。
【0103】
また、図5に示す画面において、「Size A」以外の表示サイズが選択された場合には、表示位置を決定するための画面をさらに表示し、表示位置を決定することができるようにしてもよい。その際、他のユーザによって既に予約がなされている場合には、画面の空いている領域から表示位置を選択するようにしてもよい。
【0104】
また、以上の各実施の形態では、ロール紙66の片面のみに画像を印刷するようにしたが、ロール紙66またはカットシートの両面に画像を印刷するようにしてもよい。そのような構成によれば、ランニングコストを低減することができる。例えば、ロール紙20がローラ32側に完全に巻き取られた後、そのローラ32ごとローラ31と入れ替え、印刷された裏面をつぎに利用して印刷するようにすることができる。そのような構成によれば、ランニングコストを低減することができる。
【0105】
また、以上の各実施の形態では、印刷装置60はインクジェット方式により画像を印刷するようにしたが、これ以外の方法(例えば、熱昇華式印刷方法、レーザ式印刷方法等)によって印刷することも可能である。
【0106】
また、第1および第3の実施の形態では、呈示手段として拡大投射表示装置100としてリアプロジェクタを用いるようにしたが、呈示手段としてはこれ以外のプロジェクタ(フロントプロジェクタ)を用いることも可能である。また、プロジェクタではなく、例えば、発光ダイオードや液晶等による表示装置やテレビジョン(プラズマ方式、液晶方式等)を用いることも可能である。
【0107】
また、各表示とともに、音楽を流したり、所定のアナウンスを流したりしてもよい。さらには、筐体2の周辺の一部または全周に、表示部3に表示される内容と同期した動きまたは関連する動きを行う動作体を配置するようにしてもよい。また、その動作体の動きを上述の音楽やアナウンス等と同期させるようにしてもよい。
【0108】
さらに、印刷用部材としては、紙、樹脂、布等から形成されたロール紙スクリーンや多枚数からなるスクリーン等が採用される。また、各実施の形態では、印刷装置4や表示手段を筐体2の内部に配置しているが、例えば、ビルの窓を表示部3の代わりにとすることで、筐体2を特別に設けず、ビルそのものを筐体2の代わりとなるようにしたり、筐体2の外部に制御部36を配置したりするようにしてもよい。
【0109】
【発明の効果】
本発明によれば、誰でも表示内容を簡易に変更することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る表示装置の外観を示す図である。
【図2】図1に示す表示装置の内部構造を説明するための断面図である。
【図3】図2に示す表示装置の制御部の詳細な構成例を示す図である。
【図4】図3に示す制御部が有する入力部の詳細な構成例を示す図である。
【図5】図1に示す表示装置にユーザが端末装置または携帯電話を介してアクセスした場合に、当該端末装置または携帯電話の表示部に表示される画面の一例である。
【図6】図5に示す画面において選択される表示サイズの一例を示す図である。
【図7】図1に示す表示装置に予約情報を送信する方法を選択する際に表示される画面の一例である。
【図8】本発明の第2の実施の形態に係る表示装置の構成例を示す図である。
【図9】図8に示す表示装置の詳細な構成例を示す図である。
【図10】本発明の第3の実施の形態に係る表示装置の構成例を示す図である。
【図11】図10に示す表示装置の詳細な構成例を示す図である。
【符号の説明】
1,1A,1B 表示装置
3 表示部(呈示手段)
11 CPU(検出手段、選択手段、順序決定手段)
14 HDD(記憶手段)
22 入力部(受け付け手段)
【発明の属する技術分野】
本発明は、表示装置および表示方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
画像や文字等の情報を公衆に呈示する広告媒体としては、例えば、看板や大型表示装置がある。前者の場合、例えば、画像や文字等の情報が印刷された板状材や膜状材を壁面等に貼付することにより、公衆に情報を呈示する。一方、後者の場合、例えば、液晶装置により変調された光を表示面に拡大投射したり(特許文献1参照)、発光ダイオード等の発光素子を点滅させたりすることにより、公衆に情報を呈示する。
【0003】
【特許文献1】
特開平05−088264号公報(要約)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の看板や大型表示装置では、特定の限られた人のみが表示内容を変更でき、誰でもが表示内容を自由に変更できるものとはなっていない。
【0005】
本発明は、上記の事情に基づきなされたもので、その目的とするところは、誰でも表示内容を簡易に変更することができる表示装置および表示方法を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上述の目的を達成するため、本発明は、表示部に情報を表示して公衆に呈示する表示装置において、ユーザからの情報を受け付ける受け付け手段と、受け付け手段によって受け付けられた情報を記憶する記憶手段と、記憶手段に記憶された情報を公衆に呈示する呈示手段と、を有する。
【0007】
このため、誰でも表示内容を簡易に変更することができる。
【0008】
また、本発明は、上述の発明に加えて、受け付け手段は、ユーザからの情報をネットワークを介して受け付けるようにしている。
【0009】
このため、表示装置によって表示しようとする情報を遠隔地からでも設定したり、変更したりすることができる。
【0010】
また、本発明は、上述の発明に加えて、受け付け手段は、ユーザの操作に応じた情報を受け付けるようにしている。
【0011】
このため、表示装置によって表示しようとする情報を表示装置に直接的に入力することが可能になる。
【0012】
また、本発明は、上述の発明に加えて、受け付け手段は、印刷された情報を電子データに変換して受け付けるようにしている。
【0013】
このため、紙等に印刷されている情報を電子データに変換し、表示装置に表示させることが可能になる。
【0014】
また、本発明は、上述の発明に加えて、受け付け手段は、ユーザが有する携帯端末または記憶装置からの情報を受け付けるようにしている。
【0015】
このため、例えば、携帯電話やPDF(Personal Digital Assistant)等に記憶されている情報またはメモリカード等に記録されている情報を表示装置に表示させることが可能になる。
【0016】
また、本発明は、上述の発明に加えて、複数の受け付け手段と、各受け付け手段の混雑状況を検出する検出手段と、検出手段による検出結果に応じて、複数の受け付け手段から、所定の受け付け手段を選択する選択手段と、をさらに有するようにしている。
【0017】
このため、その時点における各受け付け手段の混雑状況に応じて最適な受け付け手段を選択して表示装置に情報を設定することが可能になる。
【0018】
また、本発明は、上述の発明に加えて、呈示手段によって呈示する情報の順序を決定する順序決定手段をさらに有するようにしている。
【0019】
このため、使用状況等に応じて、呈示される情報の順序を入れ替えることが可能になる。
【0020】
また、本発明は、上述の発明に加えて、順序決定手段は、呈示しようとする情報の内容に応じて順序を決定するようにしている。
【0021】
このため、例えば、重要度や緊急性が高い情報については、優先的に表示することが可能になる。
【0022】
また、本発明は、上述の発明に加えて、順序決定手段は、当該情報を供給したユーザの属性に応じて順序を決定するようにしている。
【0023】
このため、例えば、公共機関から表示の要請があった情報については、公共性が高いと考えられるため、優先的に表示することが可能になる。
【0024】
また、本発明は、上述の発明に加えて、呈示手段によって呈示する情報の表示サイズまたは表示位置を決定する決定手段をさらに有するようにしている。
【0025】
このため、情報の表示サイズおよび表示位置を任意に設定することが可能になる。
【0026】
また、本発明は、表示部に情報を表示して公衆に呈示する表示方法において、ユーザからの情報を受け付ける受け付けステップと、受け付けステップによって受け付けられた情報を記憶させる記憶ステップと、記憶ステップによって記憶された情報を公衆に呈示する呈示ステップと、を有するようにしている。
【0027】
このため、誰でも表示内容を簡易に変更することができる。
【0028】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施の形態について、図面を参照して説明する。
【0029】
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る表示装置の外観を示す図である。この図1に示すように、表示装置1は、筐体2の開口部2aにスクリーン3aが係止されて形成された呈示手段となる表示部3を有している。筐体2は、公衆が画像を広く閲覧可能となるように、例えば、ビルの壁面や駅の構内等に取り付けられている。なお、本明細書中において、印刷された内容や電気的な表示手段によって表示される「画像」とは、ディジタルカメラ等によって撮影された自然画像のみならず、線画、テキスト(文字)、および、アニメーション等も含むものとする。
【0030】
図2は、図1に示す表示装置1の内部の構造を示す断面図である。この図2に示すように、筐体2の内部には、光源4、凹面鏡5、液晶装置6、および投射光学系7が配置されている。また、筐体2の外部または内部には、装置を制御するための制御部10が設けられている。
【0031】
光源4は、例えば、ハロゲンランプ等によって構成されており、白色光を液晶装置6に向けて放射する。凹面鏡5は、光源4から放射された白色光を液晶装置6に集光する。
【0032】
液晶装置6は、例えば、アクティブマトリクス型の液晶パネルによって構成されており、光源4からの直接光と凹面鏡5によって集光された反射光を表示しようとする画像に応じて変調して出力する。投射光学系7は、例えば、反射鏡によって構成されており、液晶装置6によって変調された光を反射して、スクリーン3aに投射する。
【0033】
なお、図2には、1枚の液晶装置205のみ図示してあるが、光源203から出射された光を赤(R)、緑(G)、青(B)の各色の光に分離する光分離光学系を配置するとともに、各色の光をそれぞれ変調する3枚の液晶装置205を用い、各液晶装置205から出射された光をプリズムなどによって合成してから表示部3に拡大投射すれば、表示部3においてカラーの画像を表示することができる。
【0034】
図3は、制御部10の構成例を示す図である。この図3に示すように、制御部10は、検出手段、選択手段、および順序決定手段となるCPU(Central Processing Unit)11、ROM(Read Only Memory)12、RAM(Random AccessMemory)13、記憶手段となるHDD(Hard Disk Drive)14、画像処理部15、I/F(Interface)16、およびバス17によって構成されており、外部には液晶装置6、および入力部22が接続されている。
【0035】
ここで、CPU11は、HDD14に格納されているプログラムおよびデータを読み出し、これらに基づいて種々の演算処理を実行するとともに、装置の各部を制御する演算処理部である。
【0036】
ROM12は、CPU11が実行する基本的なプログラムおよびデータを格納しているメモリである。
【0037】
RAM13は、CPU11の実行対象となるプログラムおよび演算対象となるデータを一時的に格納するためのメモリである。
【0038】
HDD14は、CPU11が実行するOS(Operating System)等のプログラムおよび画像を表示するためのデータ等を格納している記憶装置である。
【0039】
画像処理部15は、CPU11から供給された描画命令に従って描画処理を実行し、得られた画像を映像信号に変換して出力する。
【0040】
I/F16は、入力部22との間でデータを授受する際に、信号の表現形式を適宜変換する。
【0041】
バス17は、CPU11、ROM12、RAM13、HDD14、画像処理部15、およびI/F16を相互に電気的に接続し、これらの間で情報の授受を可能とするための信号線群である。
【0042】
入力部22は、表示装置1に表示させるための画像データその他を管理者またはユーザの端末装置等から入力するためのインターフェースである。図4は、入力部22の詳細な構成例を示す図である。この図4に示すように、入力部22は、ルーター22a、スキャナー22b、キーボード22c、I/F22d、アクセスポイント22e、およびモデム22fによって構成されている。
【0043】
ここで、ルーター22aは、表示装置1が含まれるローカルなネットワークと、ユーザまたは管理者の端末装置24を含むグローバルなネットワークであるインターネットとを接続し、端末装置24と表示装置1との間で情報(パケット)の授受を可能にするための装置である。スキャナー22bは、紙に印刷された情報を電子データに変換して入力するためのインターフェースである。なお、OCR(Optical Character Recognition)ソフトウエアを用いて、印刷された文字をテキストコードに変換して読み込むようにしてもよい。キーボード22cは、ユーザの操作に応じたテキストコードを発生して出力する。I/F22dは、例えば、USB(Universal Serial Bus)や、IEEE(Institute of Electrical and Electronic Engineers)1394インターフェースによって構成されており、ユーザの携帯電話25との間で情報を授受する。アクセスポイント22eは、ユーザの携帯電話26との間で無線により情報を授受する。モデム22fは、公衆網27を介してユーザまたは管理者の端末装置28とピアトゥーピアで接続され、これらの間で情報の授受を可能とする。なお、図4に示す全ての入力装置を具備する必要はなく、これらの少なくとも一部を設ければよい。また、これら以外の入力装置、CD(Compact Disk)、FD(Flexible Disk)、リムーバブルHDD、DVD(Digital Versatile Disk)等の各種媒体を受け入れることができる入力装置を付加してもよい。
【0044】
つぎに、第1の実施の形態の動作について説明する。なお、以下では、端末装置24から画像の表示予約を行う場合の動作を例に挙げて説明する。
【0045】
ユーザが端末装置24を操作し、インターネット23を経由して、表示装置1にアクセスすると、端末装置24の表示装置には、図5に示すような画面40が表示される。この表示例では、画面40には、テキストボックス41〜45およびボタン46,47が表示されている。
【0046】
ここで、テキストボックス41には、ユーザを識別するためのユーザIDが入力される。テキストボックス42には、ユーザが正規のユーザであるか否かを認証するためのパスワードが入力される。テキストボックス43には、表示を希望する画像データのファイル名が入力される。テキストボックス44には、画像を表示するトータルの時間(表示時間)が入力される。テキストボックス45には、画像を表示するサイズが入力される。ボタン46は、入力された内容で設定を行う場合に操作される。ボタン47は、入力された内容をキャンセルする際に操作される。図6は、テキストボックス45において入力される表示サイズの一例を示す図である。この例では、最大のサイズである「Size A」、その次に大きいサイズである「Size B」、最小のサイズである「Size C」が示されている。なお、これら以外のサイズを用いることも可能である。
【0047】
このような画面40において所定の項目を入力した後、ボタン46が操作されると、入力された項目に関する情報が、端末装置24からインターネット23およびルーター22aを介してCPU11に供給される。
【0048】
CPU11は、端末装置24から供給された情報を取得し、まず、取得したユーザIDに該当するパスワードをHDD14から検索し、端末装置24から取得したパスワードと照合することにより、これらが一致するか否かを判定する。なお、HDD14には、表示装置1の使用を許可するユーザのユーザIDとパスワードとをユーザ情報として予め登録しておく。
【0049】
パスワードが一致する場合には、CPU11は、要求を行ったユーザが正規のユーザであると判定し、当該予約を受け付け、キュー(Cue)に先着順に格納するとともに、表示すべき画像データおよび表示時間を示す情報をHDD14の所定の領域に格納する。
【0050】
キューに格納されている予約は、格納された順に取り出され、処理が施される。すなわち、CPU11は、キューの先頭に格納されている予約を取り出し、該当する画像データと、表示時間を示す情報と、表示サイズとをHDD14から取得する。そして、CPU11は、取得した画像データに所定の処理(例えば、色空間の変換処理)等を施すとともに、指定された表示サイズとなるように設定した後、画像処理部15に供給する。なお、表示サイズが「Size A」である場合には全画面に表示し、それ以外の場合には画面の一部に表示するように設定する。なお、画面の一部に表示する際には、図5に示す画面において表示位置を選択することが可能となるようにしてもよい。また、同じ時間帯に複数の画像を同時に表示するようにしてもよい。
【0051】
画像処理部15は、CPU11から供給された画像データに基づいて描画処理を施し、得られた画像を映像信号に変換して液晶装置6に供給する。液晶装置6は、光源4から放射され、凹面鏡5によって集光された白色光を、画像処理部15から供給された映像信号に応じて変調して出力する。液晶装置6によって変調された光は、投射光学系7によって反射され、スクリーン3aに投射される。その結果、スクリーン3aには、ユーザから予約がなされた画像データに対応する画像が表示されることになるので、公衆はこの画像を参照することが可能になる。なお、表示サイズとして「Size A」が選択された場合には、全画面に画像が表示され、それ以外の場合には画面の一部に画像が表示され、残りの部分には必要に応じて他の画像が表示されることになる。
【0052】
CPU11は、画像の表示を開始してから、図5において入力された表示時間が経過した場合には、その画像の表示を終了し、キューからつぎに格納されている予約を取り出し、前述の場合と同様の処理を実行する。
【0053】
以上の処理により、予約を受け付けた順番に画像がスクリーン3aに表示されることになる。
【0054】
なお、以上の実施の形態では、予約を受け付けた順に画像を表示するようにしたが、例えば、表示する内容やユーザの属性に応じて優先順位を決定し、優先順位と予約の順番との双方を考慮して表示する順番を決めるようにしてもよい。具体的には、ユーザの属性については、例えば、公共機関からの予約については、情報の公共性が高いことから、優先順位を上げるようにしてもよい。また、企業についても、情報の付加価値が高い場合が多いので、優先順位を上げるようにしてもよい。したがって、ユーザの属性により優先順位を決める場合としては、例えば、(1)公共機関、(2)企業、(3)個人の順とすることが考えられる。また、予約の順番との関係では、例えば、予約の順番と優先順位とを重み値としてそれぞれの予約に重み付けを行い、値が大きい予約から順番に表示するようにすればよい。
【0055】
ここで、ユーザの属性については、HDD14にパスワード等とともにユーザの属性を示す情報(以下、「属性情報」と称する)を予め格納しておき、認証処理が実行される際に、該当する属性情報を取得するようにすればよい。あるいは、ユーザから送信されてくる情報(パケット)のヘッダ等にユーザの属性情報を埋め込んでおき、これを参照することでも可能となる。一方、情報の内容に応じて優先順位を決定する場合には、例えば、「緊急」等の一定の文字列を含む情報については優先順位を高く設定したり、図5に示す画面において優先順位を示す情報を直接入力したりするようにしてもよい。
【0056】
ところで、以上では、端末装置24から予約を行う場合を例に挙げて説明したが、これ以外の入力装置から予約を行うことも可能である。例えば、スキャナー22bとキーボード22cを用いて予約を行う場合には、図5と同様の画面40を図示せぬ小型の表示装置に表示させて、キーボード22cから所定の情報の入力を受けるとともに、表示しようとする画像をスキャナー22bや携帯電話25,26から入力するようにすればよい。また、携帯電話25,26の場合には、これらの表示部に図5に示す画面40を表示させ、所定の項目の入力を受けるとともに、携帯電話25,26に内蔵されたカメラによって撮像された画像や、メモリに格納されている画像データを入力するようにすればよい。さらに、端末装置28から予約を行う場合には、端末装置28からモデム22fに付与された電話番号を発呼することにより、これらの間でピアトゥーピア(Peer to Peer)の通信回線を締結し、予約を行うようにすればよい。また、図示していないが、I/F22dにメモリカード等の記憶装置を直接接続し、メモリカードに格納されている画像データを入力することも可能である。
【0057】
また、以上の実施の形態では、使用する入力装置をユーザが予め決めてから予約を行うようにしたが、入力装置やネットワーク等の混雑度に応じて、使用する入力装置を選択するようにしてもよい。図7は、入力装置を選択することが可能な画面の一例を示す図である。この表示例では、画面50には、ラジオボタン51〜53、グラフ54〜56、およびボタン57,58が表示されている。ここで、ラジオボタン51は、予約情報の送信方法としてインターネット23を経由してFTP(File Transfer Protocol)で行うことを選択する場合にチェックされる。また、ラジオボタン52は、予約情報の送信方法としてインターネット23を経由してメールで行うことを選択する場合にチェックされる。ラジオボタン53は、予約情報の送信方法として、公衆網27を経由してピアトゥーピアで行うことを選択する場合にチェックされる。
【0058】
また、グラフ54〜56は、FTP、メール、およびピアトゥーピアのそれぞれの送信方法の混雑状況を示すグラフである。ボタン57は、選択された方法で予約情報を送信する場合に操作される。また、ボタン58は、選択された方法による送信をキャンセルする場合に操作される。
【0059】
なお、グラフ54〜56は、ハッチングが施されている部分の面積が広いほど、その入力装置が混雑していることを示す。なお、これらのグラフ54〜56は、それぞれの入力装置にその時点においてなされている予約の数、または、直前に他のユーザ等から送信された情報を受信するのに要した時間等を参照して混雑状況を計算し、これに基づいて表示することができる。
【0060】
このような画面50を参照することにより、それぞれの入力装置の混雑状況を知ることができるので、混雑していない入力装置を選択して、迅速に情報を送信することが可能になる。図7の例では、ピアトゥーピアが低い混雑状況にあるので、ラジオボタン53をチェックして送信ボタン57を操作すると、端末装置28はモデム22fに付与されている電話番号に発呼してモデム22fとの間に通信回線を締結した後、情報を送信することになる。
【0061】
なお、電子メールで情報を送信する場合は、表示装置1にメールアドレスを付与しておき、表示しようとする画像データを当該アドレス宛の電子メールに添付して図示せぬSMTP(Simple Mail Transfer Protocol)サーバを介して送信する。表示装置1は、図示せぬPOP(Post Office Protocol)サーバを介して当該メールを受信し、添付されている画像データを取得して、HDD14に他の情報とともに登録するようにすればよい。
【0062】
以上に説明したように、本発明の第1の実施の形態によれば、入力部22を介して一般のユーザからの情報を受け付け、受け付けた情報を拡大投射装置によって表示するようにしたので、表示内容を誰でも簡易に変更することが可能になる。その結果、一般のユーザが公衆に向けて情報を自由に発信することが可能になる。
【0063】
また、第1の実施の形態では、看板等に比べると、表示する内容を誰でも簡単に変更することが可能になるので、内容を変更するために必要な労力とコストを低減することが可能になる。その結果、広告主であるユーザが負担するコストも削減することが可能になる。
【0064】
また、本発明の第1の実施の形態では、インターネット23および公衆網27を介して表示装置1に予約を行うことができるようにしたので、遠隔地からでも表示装置1に表示される内容を設定することが可能になる。
【0065】
また、本発明の第1の実施の形態では、図7に示すように、混雑状況に応じて最適な入力装置を選択するようにしたので、予約を迅速に行うことが可能になる。
【0066】
また、本発明の第1の実施の形態では、情報の内容またはユーザの属性等によって情報の優先順序を決定するようにしたので、情報の軽重等に応じて表示順序を変更することが可能になる。このため、例えば、災害情報等については、最優先に表示させることができる。
【0067】
また、本発明の第1の実施の形態では、複数の入力装置を備えるようにしたので、ユーザの用途に応じた入力装置を選択することが可能になる。
【0068】
つぎに、本発明の第2の実施の形態について説明する。
【0069】
本発明の第2の実施の形態に係る表示装置1Aは、内蔵されている呈示手段としての印刷装置によって画像を印刷用部材に印刷して表示するように構成されている。なお、第2の実施の形態に係る表示装置1Aの外観は、図1の場合と同様であり、公衆が画像を広く閲覧可能となるように、例えば、ビルの壁面等に取り付けられている。
【0070】
図8は、本発明の第2の実施の形態に係る表示装置1Aの内部の構造を示す分解図である。この図8に示すように、筐体2の内部には、画像を印刷する印刷用部材であるロール紙66、画像を印刷するための印刷ヘッド65、ロール紙66の巻き上げおよび繰り出しを行なう一対のローラ61,62、ロール紙66が緊張した状態となるようにするテンションローラ63,64を有する印刷装置60が格納されている。印刷ヘッド65によってロール紙66に印刷された画像A〜Cは、表示部3の透明部材3bを介して外部から視認可能に呈示される。
【0071】
図9は、図8に示す印刷装置60の詳細な構成例を示す図である。この図に示すように、印刷装置60は、ローラ61,62を駆動するためのローラ駆動部67ならびに当該ローラ駆動部67および印刷ヘッド65を制御する制御部10A(第1の実施の形態の制御部10に相当する)を有している。ここで、ローラ駆動部67は、図9の状態でローラ61,62を時計方向(CW)または反時計方向(CCW)に回転させ、ロール紙66の巻き上げおよび繰り出しを行なう。制御部10Aは、ローラ駆動部67を制御し、必要に応じてロール紙66を繰り出したり、巻き上げたりする動作を行う。また、制御部10Aは、図示せぬキャリッジモータを制御し、印刷ヘッド65をロール紙66の短手方向(以下、「主走査方向」と称する)に往復させるとともに、印刷ヘッド65に印刷信号を供給して所定のノズルから所定の色のインクを吐出させ、ロール紙66の所定の位置にドットを形成することにより、画像を印刷させる。
【0072】
なお、この図には示していないが、印刷ヘッド65には、複数の色のインクを供給するためのインクカートリッジが具備されており、このインクカートリッジに貯納されている各色のインクが印刷ヘッド65に供給される構成となっている。なお、インクカートリッジを印刷ヘッド65に直接取り付けるのではなく、例えば、筐体2の底部や天部にインクカートリッジを設置しておき、そこからインクを供給するようにしてもよい。そのような構成によれば、印刷ヘッド65に取り付ける場合に比較して、場所的な制約を受けないため、貯納できるインクの量を増やすことができる。その結果、インクカートリッジの交換の頻度を下げることができる。
【0073】
つぎに、本発明の第2の実施の形態の動作について説明する。なお、第2の実施の形態では、画像を拡大投射装置ではなく表示手段となる印刷装置60によって表示する点が異なっているので、その点を中心に説明する。
【0074】
第1の実施の形態の場合と同様に、入力部22を介してユーザからの予約を受け付けると、CPU11は、キューに格納された順番に予約を処理していく。すなわち、CPU11は、キューの先頭から予約を取り出し、その予約に対応する画像データをHDD14から取得する。そして、CPU11は、ローラ駆動部67を駆動してロール紙66を所定量だけ移動させ、印刷領域の先頭部分が印刷ヘッド65の直下に来るようにする。つぎに、CPU11は、読み出した画像データを印刷ヘッド65に1ライン分だけ供給するとともに、図示せぬキャリッジモータを駆動して印刷ヘッド65を主走査方向に移動(走査)させる。その結果、1ライン分の印刷が完了するので、CPU11は、ローラ駆動部67を駆動してロール紙66を長手方向(以下、「副走査方向」と称する)に所定量だけ移動させ、次のラインの印刷を開始する。以上のような動作を繰り返すことにより、HDD14に格納されている画像データに対応する画像がロール紙66に印刷されることになる。なお、図5に示す画面において、表示サイズとして「Size A」が選択された場合には、全画面に画像が印刷され、それ以外のサイズが選択された場合には画面の一部に画像が印刷されるとともに、画面の残った領域には必要に応じて他の画像が印刷される。
【0075】
画像の印刷が完了すると、CPU11は、ローラ駆動部67を制御してローラ61,62を回転させ、ロール紙66の画像が印刷された領域を、表示部3の位置まで移動させる。その結果、印刷された画像は、筐体2の透明部材3bを介して外部から視認可能となるため、公衆はこの画像を閲覧することができる。
【0076】
このようにして画像の表示が開始されると、CPU11は、図示せぬタイマによって発生される日時情報を所定の時間間隔で参照し、図5において入力された表示時間が経過したか否かを判定する。その結果、表示時間が経過した場合には、CPU11は、ローラ駆動部67を駆動して、表示していた画像を表示部3から移動させて表示を終了する。なお、新たな画像を表示する場合には、前述の場合と同様の処理により当該新たな画像を印刷した後、ローラ駆動部67を駆動してロール紙66を移動させる。その結果、表示が終了した画像については、ローラ62に巻き取られ、新たな画像については表示部3に表示されることになる。
【0077】
なお、画像の印刷には所定の時間を要するので、表示時間が経過する所定時間前につぎの画像の印刷を開始するようにしてもよい。また、所定時間前に印刷を開始するのではなく、既に印刷されている画像が表示部3の位置に移動していく際、すなわち、前画像が表示される際に、つぎに表示される画像を印刷するようにしてもよい。
【0078】
なお、ロール紙66への各画像の記録位置をHDD14に記憶しておくことにより、既に表示が終了した画像を繰り返し表示させることが可能になる。すなわち、ロール紙66の一部に位置検出用の情報をバーコードによって印刷したり、または、エンコーダをロール紙66の駆動系に装着したりすることにより、ロール紙66の位置情報を検出できるようにしておき、画像を印刷する際には位置情報を当該画像の識別記号とともにHDD14に記憶しておく。そして、同一の画像を再度表示させる場合には、再表示する画像の位置情報をHDD14から取得し、印刷ヘッド65を駆動せずにローラ駆動部67のみを逆方向(図9では時計方向)に回転させて位置情報に対応する位置までロール紙66を移動させればよい。このような構成によれば、印刷された画像を有効に利用することが可能になる。
【0079】
以上に説明したように、本発明の第2の実施の形態によれば、第1の実施の形態の場合と同様に、誰でも表示される内容を簡易に変更することが可能になる。
【0080】
また、第2の実施の形態では、画像をロール紙66に印刷して呈示するようにしたので、外光が明るい場合であっても視認性の高い情報を呈示することが可能になる。
【0081】
つぎに、本発明の第3の実施の形態について説明する。
【0082】
本発明の第3の実施の形態に係る表示装置は、印刷装置と拡大投射装置の双方を内蔵しており、時間帯や環境の明るさに応じてこれらを選択して画像を表示する。第3の実施の形態に係る表示装置の外観は、図1の場合と同様であり、公衆が画像を広く閲覧可能となるように、例えば、ビルの壁面等に取り付けられている。
【0083】
図10は、本発明の第3の実施の形態に係る表示装置1Bの内部の構造を示す図である。なお、この図10において、図3に示す第1の実施の形態および図8に示す第2の実施の形態と対応する部分には同一の符号を付してその説明は省略する。第3の実施の形態の表示装置1Bでは、第2の実施の形態の表示装置1Aと比較して呈示手段となる拡大投射装置100が新たに追加されている。このため、第2の実施の形態制御部10Aが第3の実施の形態では制御部10Bとなっている。その他の構成は、第2の実施の形態の場合と同様である。
【0084】
ここで、拡大投射装置100は、図10の詳細な構成やその端面図である図11に示すように、筐体101、開口部102、光源103、凹面鏡104、液晶装置105、および投射光学系106によって構成されている。なお、第1の実施の形態と比較すると、第3の実施の形態では、投射光学系106によって投射された画像がスクリーン3aではなく、ロール紙66の裏面に投影される点が異なっている。
【0085】
なお、第3の実施の形態では、拡大投射装置100によってロール紙66の背面から画像を投射するため、ロール紙66としては、ある程度の透光性を有するペット紙等を用いる。
【0086】
つぎに、本発明の第3の実施の形態の動作について説明する。第3の実施の形態では、第2の実施の形態と比較すると、画像を拡大投射装置100または印刷装置60により択一的に表示する点が異なっているので、当該相違点を中心に説明する。
【0087】
第2の実施の形態の場合と同様にして、入力部22を介してユーザからの予約を受け付けると、CPU11は、キューに格納された順番に予約を処理していく。すなわち、CPU11は、キューの先頭に格納された予約を取り出すとともに、図示せぬタイマからその時点における時刻を取得し、拡大投射装置100または印刷装置60のいずれによって画像を表示するかを決定する。例えば、その時点での時刻が午後6時〜午前6時の時間帯に該当する場合には、拡大投射装置100によって画像を表示することを決定し、また、この時間帯以外に該当する場合には印刷装置60によって画像を表示することを決定する。
【0088】
なお、前述した時間帯は、これ以外の時間帯とすることも可能である。また、季節等に応じて時間帯を適宜変更することも可能である。例えば、夏期には時間帯を短く設定し(例えば、午後8時〜午前4時に設定し)、逆に冬期にはこの時間帯を長く設定する(例えば、午後4時〜午前8時に設定する)ようにしてもよい。そのような構成によれば、季節に応じて最適な時間帯を設定することができる。
【0089】
また、時刻ではなく、設置された環境の明るさを、例えば、フォトセンサ等によって検出し、明るさが所定のレベル未満である場合には拡大投射装置100を選択し、所定のレベル以上である場合には印刷装置60を選択するようにしてもよい。そのような構成によれば、その日の天候や設置環境に応じた最適な表示方法を選択することが可能になる。
【0090】
CPU11は、例えば、現在の時刻が午後2時である場合には、前述した時間帯には該当しないので、印刷装置60によって表示することを決定する。そして、CPU11は、第2の実施の形態で説明したように、登録されている画像データをHDD14から読み出し、所定の変換を施した後、印刷装置60によってロール紙66に印刷する。印刷が終了すると、CPU11は、ローラ駆動部67を駆動し、印刷が完了した画像を表示部3まで移動させて表示する。
【0091】
一方、現在の時刻が、例えば、午後10時である場合には、前述した時間帯に該当するので、拡大投射装置100によって表示することを決定する。そして、CPU11は、ローラ駆動装置67を制御してロール紙66を移動させ、開口部102の前面に画像が印刷されていない部分(空白部分)がくるようにする。
【0092】
つづいて、CPU11は、HDD14に登録されている画像データを読み出し、画像処理部15に供給する。画像処理部15は、CPU11から供給された画像データを映像信号に変換し、拡大投射装置100に出力する。
【0093】
拡大投射装置100では、CPU11から供給された画像データを取得し、液晶装置105に供給して表示するとともに、光源103を点灯させる。その結果、光源103から白色光が放射され、凹面鏡104によって液晶装置105に集光される。液晶装置105は、CPU11から供給された映像信号に応じて白色光を変調し、投射光学系106に入射する。
【0094】
投射光学系106は、液晶装置105から入射された光を反射し、開口部102を通過してロール紙66の裏面に投射する。その結果、ロール紙66には、HDD14に登録されている画像が表示されることになる。なお、拡大投射装置100によって投射された画像は、光源103によって自ら発光しているので、環境が暗い場合であっても表示されている画像の視認性を高めることができる。また、環境が暗いため、表示面の表面に外光が当たって外光の反射によって画像が見えにくくなるという問題点も発生しない。
【0095】
一方、環境が明るい場合には、印刷装置70によって印刷された画像が表示される。印刷された画像は、明るい環境下では視認性が高く、また、拡大投影装置100に比べると、環境が過度に明るい場合でも視認性が低下することはない。
【0096】
以上に説明したように、本発明の第3の実施の形態によれば、環境が明るい場合には印刷装置60により画像を印刷し、環境が暗い場合には拡大投射装置100によって画像を投射することにより、常に、視認性の高い情報を提供することができる。
【0097】
なお、以上の説明では、設置されている環境の明るさまたは時間帯によって表示方法を切り替えるようにしたが、例えば、災害等に関連するメッセージを表示する際には、印刷装置60によって印刷された画像を表示するようにすることも可能である。そのような構成によれば、災害に起因して停電が発生した場合でも、災害等に関連するメッセージを表示し続けることが可能になる。
【0098】
また、切り替えを自動的に行うのではなく、例えば、権限を有する管理者が手動で行うようにしてもよい。そのような構成によれば、必要に応じて印刷装置60拡大投射装置100による表示を切り替えることが可能になる。
【0099】
また、図5に示す設定画面において、いずれの表示方法を選択するかをユーザ自身が設定し、設定された内容に応じて表示方法を選択するようにしてもよい。そのような構成によれば、ユーザのニーズに合致した方法によって情報を呈示することができる。
【0100】
さらに、装置が故障したり、メンテナンスが必要になった場合(例えば、ロール紙66やインクカートリッジ等を交換する必要が生じた場合)には、その旨を示すメッセージを表示または印刷し、ユーザからの要求に基づくサービスを一時的に停止するようにしてもよい。そのような構成によれば、メンテナンスが必要になったことをユーザもしくは管理者に直ちに知らせることが可能になる。
【0101】
以上、本発明の一実施の形態について説明したが、本発明はこれ以外にも種々変形可能である。
【0102】
例えば、第2および第3の実施の形態では、印刷用紙としてロール紙66を用いるようにしたが、カットシートを用いることも可能である。なお、カットシートを用いる場合には、複数のカットシートを格納する格納部、格納部に格納されているカットシートを装置に供給する供給部、印刷が終了したカットシートを表示部3の前面まで搬送する搬送部、および表示が終了したカットシートを廃棄する廃棄部を設ける必要がある。なお、これらの技術は、例えば、プリンタ等に用いられており、すでに周知であるため、その詳細な説明は省略する。
【0103】
また、図5に示す画面において、「Size A」以外の表示サイズが選択された場合には、表示位置を決定するための画面をさらに表示し、表示位置を決定することができるようにしてもよい。その際、他のユーザによって既に予約がなされている場合には、画面の空いている領域から表示位置を選択するようにしてもよい。
【0104】
また、以上の各実施の形態では、ロール紙66の片面のみに画像を印刷するようにしたが、ロール紙66またはカットシートの両面に画像を印刷するようにしてもよい。そのような構成によれば、ランニングコストを低減することができる。例えば、ロール紙20がローラ32側に完全に巻き取られた後、そのローラ32ごとローラ31と入れ替え、印刷された裏面をつぎに利用して印刷するようにすることができる。そのような構成によれば、ランニングコストを低減することができる。
【0105】
また、以上の各実施の形態では、印刷装置60はインクジェット方式により画像を印刷するようにしたが、これ以外の方法(例えば、熱昇華式印刷方法、レーザ式印刷方法等)によって印刷することも可能である。
【0106】
また、第1および第3の実施の形態では、呈示手段として拡大投射表示装置100としてリアプロジェクタを用いるようにしたが、呈示手段としてはこれ以外のプロジェクタ(フロントプロジェクタ)を用いることも可能である。また、プロジェクタではなく、例えば、発光ダイオードや液晶等による表示装置やテレビジョン(プラズマ方式、液晶方式等)を用いることも可能である。
【0107】
また、各表示とともに、音楽を流したり、所定のアナウンスを流したりしてもよい。さらには、筐体2の周辺の一部または全周に、表示部3に表示される内容と同期した動きまたは関連する動きを行う動作体を配置するようにしてもよい。また、その動作体の動きを上述の音楽やアナウンス等と同期させるようにしてもよい。
【0108】
さらに、印刷用部材としては、紙、樹脂、布等から形成されたロール紙スクリーンや多枚数からなるスクリーン等が採用される。また、各実施の形態では、印刷装置4や表示手段を筐体2の内部に配置しているが、例えば、ビルの窓を表示部3の代わりにとすることで、筐体2を特別に設けず、ビルそのものを筐体2の代わりとなるようにしたり、筐体2の外部に制御部36を配置したりするようにしてもよい。
【0109】
【発明の効果】
本発明によれば、誰でも表示内容を簡易に変更することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る表示装置の外観を示す図である。
【図2】図1に示す表示装置の内部構造を説明するための断面図である。
【図3】図2に示す表示装置の制御部の詳細な構成例を示す図である。
【図4】図3に示す制御部が有する入力部の詳細な構成例を示す図である。
【図5】図1に示す表示装置にユーザが端末装置または携帯電話を介してアクセスした場合に、当該端末装置または携帯電話の表示部に表示される画面の一例である。
【図6】図5に示す画面において選択される表示サイズの一例を示す図である。
【図7】図1に示す表示装置に予約情報を送信する方法を選択する際に表示される画面の一例である。
【図8】本発明の第2の実施の形態に係る表示装置の構成例を示す図である。
【図9】図8に示す表示装置の詳細な構成例を示す図である。
【図10】本発明の第3の実施の形態に係る表示装置の構成例を示す図である。
【図11】図10に示す表示装置の詳細な構成例を示す図である。
【符号の説明】
1,1A,1B 表示装置
3 表示部(呈示手段)
11 CPU(検出手段、選択手段、順序決定手段)
14 HDD(記憶手段)
22 入力部(受け付け手段)
Claims (11)
- 表示部に情報を表示して公衆に呈示する表示装置において、
ユーザからの情報を受け付ける受け付け手段と、
上記受け付け手段によって受け付けられた情報を記憶する記憶手段と、
上記記憶手段に記憶された情報を公衆に呈示する呈示手段と、
を有することを特徴とする表示装置。 - 前記受け付け手段は、前記ユーザからの情報をネットワークを介して受け付けることを特徴とする請求項1記載の表示装置。
- 前記受け付け手段は、前記ユーザの操作に応じた情報を受け付けることを特徴とする請求項1記載の表示装置。
- 前記受け付け手段は、印刷された情報を電子データに変換して受け付けることを特徴とする請求項1記載の表示装置。
- 前記受け付け手段は、前記ユーザが有する携帯端末または記憶装置からの情報を受け付けることを特徴とする請求項1記載の表示装置。
- 複数の受け付け手段と、
各受け付け手段の混雑状況を検出する検出手段と、
前記検出手段による検出結果に応じて、上記複数の受け付け手段から、所定の受け付け手段を選択する選択手段と、
をさらに有することを特徴とする請求項1記載の表示装置。 - 前記呈示手段によって呈示する情報の順序を決定する順序決定手段をさらに有することを特徴とする請求項1記載の表示装置。
- 前記順序決定手段は、呈示しようとする情報の内容に応じて順序を決定することを特徴とする請求項7記載の表示装置。
- 前記順序決定手段は、当該情報を供給したユーザの属性に応じて順序を決定することを特徴とする請求項7記載の表示装置。
- 前記呈示手段によって呈示する情報の表示サイズまたは表示位置を決定する決定手段をさらに有することを特徴とする請求項1記載の表示装置。
- 表示部に情報を表示して公衆に呈示する表示方法において、
ユーザからの情報を受け付ける受け付けステップと、
上記受け付けステップによって受け付けられた情報を記憶させる記憶ステップと、
上記記憶ステップによって記憶された情報を公衆に呈示する呈示ステップと、
を有することを特徴とする表示方法。
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-
2003
- 2003-01-09 JP JP2003003328A patent/JP2004219455A/ja not_active Withdrawn
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